伊吹嶺創刊25周年記念
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『沢木欣一先生の足跡を訪ねて』
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この度、伊吹嶺俳句会より『沢木欣一先生の足跡を訪ねて』が上梓されました。この本は、沢木先生が訪れた東海4県の各地を我々伊吹嶺の会員が吟行して、その紀行文と吟行句を掲載したものです。
各県の並びは、愛知、岐阜、三重、静岡の順になっています。そして、各県とも地域ごとにまとめられて章立されています。
地名をタイトルとして、沢木先生が来訪された経緯がゴシック体の文字で書かれています。そのとき、沢木先生が句を詠まれたならば、その句も掲載されています。続いては紀行文です。これは明朝体で書かれています。そして、その地域を担当された句会の皆さんの吟行句と、さらに過去に伊吹嶺誌に掲載された句が載っています。そして、巻末には、東海4県の各地を訪れた沢木先生の来歴の年表が付いています。
1つの地域で吟行地がいくつもある場合は、それぞれに紀行文と吟行句を掲載しています。例を挙げますと、愛知の田原市は、伊良湖岬、潮音寺の杜国の墓、田原市博物館の崋山文庫、田原城址と吟行地は4か所ありますが、紀行文を書いたのは2人の方です。そして、吟行句は、紀行文の後ろに4か所とも掲載され、続いて伊吹嶺誌掲載句となっています。
文章は沢木先生の来訪の経緯と紀行文の2段構え、俳句も吟行句と伊吹嶺誌掲載句の2段構えになっていて、面白い仕上がりになっていると思います。章立てされた地域は全部で26か所、吟行参加者は延べ350人、紀行文の執筆者は延べ42人、吟行句は480余句、伊吹嶺誌掲載句は860句になります。
一読して、この本は吟行案内ではないことが分かります。沢木先生の足跡を訪ねて、沢木先生に思いをはせ、そして「風」の理念に立ち戻り、真摯に句作に取り組む気持ちにさせられます。(新井酔雪)
編者:伊吹嶺俳句会
発行者:河原地英武
A5判 140頁
会員特別頒価1000円
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『沢木欣一先生の足跡を訪ねて』
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【申込み方法】
服部鏡子さんまで、葉書またはEメールでお申し込みください。
〒458-0833 名古屋市緑区青山1-46
Eメール:sonpeichan@yahoo.co.jp
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