平成22年俳人協会総会が2月23日(火)に京王プラザホテルにて行われました。
今年は「伊吹嶺」栗田主宰がめでたく俳人協会賞を受賞なさり、「伊吹嶺」連衆が30数名出席し、皆さんと一緒に喜びを分かち合った。
最初の総会での鷹羽会長の挨拶の中で、俳人協会としても環境活動に力を入れていることに言及され、吉野山の桜保存活動など具体的な活動も行っていることの報告に同感した。
続いて授賞式に移り、晴れて栗田主宰が表彰されたことはうれしい限りである。授賞式において選考委員長の鍵和田秞子氏からのお祝いと表彰者の感想として、「『海光』は手堅い写生句であり、特に沖縄の句に大変ひかれた。沖縄の苦難の歴史に触れながら、先師、家族の句にも作者の意志が伝わってきた。」との表彰理由を聞いて、栗田主宰に就いて勉強してきたことは本当によかったと思う。
各受賞者の挨拶の中で、栗田主宰は「10年前に林徹先生が俳人協会賞を受賞されたとき、「風」の即物具象が評価されたことがうれしく思ったが、今回受賞の自分自身の俳句も即物具象を目指したいとの気持とともに、『海光』は沖縄の戦禍と復興を鎮魂の思いでまとめた。」と述べられ、さらに「平和を願い俳句の伝統を次の世代につなげていきたい。」と結ばれたことにより、これからの「伊吹嶺」の会員として即物具象を目指さなければならないことを私の胸にしっかりと刻み込んだ。
懇親会に移ってからは私だけでなく、「伊吹嶺」連衆の誰もが舞い上がるような気持でパーティーを楽しんだ。また「伊吹嶺」の女性パワーに引っ張られて、私もあこがれの俳人の方と一緒に写真を撮らせていただいたことは、よい思い出となった。
その後、一灯さんを始め、関東支部の皆さんのお世話により、同ホテル45Fで2次会が行われ、またまた大いに盛り上がった。特にお忙しいところを「俳句研究」の石井編集長にも参加していただいたことはうれしい限りである。これも栗田主宰の人脈のおかげと思っている。こうして記念すべき俳人協会賞の授賞式の夜は終わった。
本当に栗田先生、おめでとうございます。
以下は授賞式、懇親会などの写真です。(隆生)
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