栗田主宰俳人協会賞受賞記念祝賀会が6月20日(日)に名古屋観光ホテルにて行われました。
2月23日の俳人協会総会での授賞式以来、出来るだけ多くの方による栗田主宰のお祝い会を行いたいとの意見が持ち上がり、伊吹嶺同人、会員も含めた祝賀会を行うことで実行委委員会を立ち上げた。上杉発起人代表、下里実行委員長をトップに、私もその一員として企画から参加させていただいた。出席者は伊吹嶺会員の方が非常に多く、180名もの参加を得た。
祝賀会当日は「青山」主宰の山崎ひさを先生、「山繭」主宰の宮田正和先生、「雉」主宰の田島和生先生を始め、角川学芸出版俳句短歌編集部長の俵谷晋三様、「俳句研究」編集長の石井隆司様、中日新聞編集局文化部長の田中宏明様、東海学園大学の加藤孝男教授のご来賓を迎えてスタート。
下里実行委員長の開会挨拶、上杉発起人代表の挨拶に続いてご来賓の山崎ひさを先生、宮田正和先生、田島和生先生の祝辞を受ける。早速櫻井愛知支部長の乾杯の音頭で始まる。
3人の俳人らしいそれぞれお人柄を反映したご祝辞、櫻井支部長の学生時代から始まった栗田主宰等同期4名のいきさつなど楽しく聞く。
またご来賓の俵谷様、石井様、田中様の祝辞も心が籠もっており、宴がたけなわになっていく。
カメラマンの私はあちこち飛び回ってせっかくのおいしい料理もどこに入ったか分からない。各テーブルから栗田主宰を囲んだ記念撮影を次々と催促され、どこを回ったか分からなくなる。一緒に栗田先生を振り回して申し訳ないと思う。ただこれだけ会員の皆さんが一緒に喜んでいただけたのは実行委員として本当にうれしかった。
伊吹嶺同人、会員からのお祝いの言葉に続き、恒例の武田稜子さんの「毛糸編む母にまつはりゐたるかな」の句を題材に一人語りの歌が心を打つ。
栗田先生への花束贈呈、記念品の贈呈と進んだが、途中栗田先生の粋な計らいでその花束をせつ子さんに渡されたハプニングがあった。せつ子さんはすっかり感激。
栗田先生の謝辞では句集「伊吹嶺」「遠方」「霜華」の思い出から始まり、今回受賞の「海光」の作品の思いを話された。私は「海光」のテーマである沖縄を詠むことは重く、それをあくまで即物具象により表現されたのはかえって読者の心を打ったのではないかと思う。それでも栗田先生の謝辞はいかにも先生らしく謙虚で飾り気のない話しぶりは、私達が俳句の師として栗田先生に従って勉強したことの喜びを感じた。
宴もようやく終盤になり、まだ栗田先生との写真が残っているテーブルもあり、走り回っているうちに終わってしまった。
今回の祝賀会は準備段階では東京での授賞式模様の写真、それに「海光」の俳句にちなんだ写真に俳句を添えたデジタルフォトフレームの作成など楽しい作業をさせていただいた。最近のデジタル関係の商品はどんどん高度化してきており、これらの技術に追いついていくのは私自身の勉強にもなった。
また祝賀会は特に会員の方に喜んでいただいたのがひしひしと伝わってきており、本当にうれしかった。日頃栗田先生と親しく話す機会のない会員の皆さん喜びに溢れた表情に感激。
いずれ今日の祝賀会模様は「伊吹嶺」誌に掲載されると思うが、このページは申し訳ないが、HP作成担当者として個人的な感想も入ってしまった。
以下は祝賀会模様の写真です。(隆生)
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