今年4月に立ち上がったばかりの京都句会のみなさんと合同で、梅雨最中の7月2日(火)に京都でミニオフ句会が催行されました。
お天気が心配されましたが夏の強い日差しも我々に遠慮したように、梅雨曇りの絶好の吟行日和となりました。河原地副主宰をはじめとする京都のみなさんの笑顔に迎えられ、総勢十九名で充実の一日となりそうな予感がしました。
京都駅より伏見の桜寺「墨染寺」、伏見大仏と深草少将悲恋の寺「欣浄寺」、伊藤若冲ゆかりの「石峰寺」を吟行。どの寺も趣を異として、皆さんの詩心をくすぐるようでした。
裏山の藪蚊の大群におそわれながらも、石峰寺の五百羅漢の前に佇むみなさんの真剣なまなざしに、さぞかし羅漢様もお喜びになられたことと思います。
句会場は梅小路公園内の「緑の館」です。皆さん、ランチを待つ間も句帳や歳時記を取り出して、投句の準備に余念がありません。
昼食後、京都句会の皆さんの素早い準備と進行で、和やかの中にも真摯な句会となりました。披講は秋麦さん、哲半さんの京都句会男性陣でしっかり締めていただきました。最後に副主宰、国枝部長から講評をいただき、ここでも「写生」の大切さを指導していただき、一同今日の収穫を喜び合いました。
京都句会、いぶきネット句会のみなさま、遠方より参加していただきありがとうございました。みなさまの暖かいご声援で、京都吟行会が滞りなく終えられましたこと、感謝いたします。
最後に当日の一句、写真を合わせて掲載させていただきます。 (内田陽子)
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