25年度伊吹嶺全国俳句大会が10月20日(日)午後、静岡グランドホテル中島屋にて盛大に開催されました。160名近くの参加を得て、静岡支部全員の結束力と強い絆で新しい感動を生んだ大会でした。
丹羽同人会長から「20周年に向けて、明日の伊吹嶺がより明るいものとなるよう力を合わせよう」との力強い挨拶があり、続いて主宰からは20周年を目指す会員の努力の積み重ねについての感謝と、「会員一人ひとりが夢を持つこと、目標を持つこと、そしてそのことに努力すること」の決意を促す言葉をいただきました。最後にはご自身の夢は「傘寿に句集出します」との発表に、会場は大いに沸きました。
続いて今年度各賞の発表と表彰が以下のようにありました。
伊吹嶺賞「花は葉に」 矢野孝子さん
新人賞 大島知津さん 渡辺かずゑさん
秀句賞 山田悦三さん 丸山節子さん
代表で挨拶をされた矢野さんの言葉は心に染みるものでした。「皆さんに温かい言葉をいただき、俳句をもっと頑張れるかな、これからも続けられるかなと思いました。そして主宰の『賞は狙うものではなく、いただくものである』の言葉の意味を実感しました。」と矢野さんのお人柄そのものの素直な挨拶に、惜しみない拍手が送られました。
感動の各賞発表の後は句集出版のお祝い、俳句大会と続き、第三部は河原地英武副主宰の「俳句が開く世界(俳句は新しい世界を開く鍵)」と題して講演がありました。レジュメによる順序立てての講演は分りやすく、俳句を学んでいる幸せを感じたのは私だけはないと思います。
第四部の懇親会では皆さんが和気藹々と歓談し、三時間半の充実の大会は無事終了しました。尚本日の主宰の選と写真は以下に掲載します。 (内田陽子)