1月17日(土)、平成27年伊吹嶺愛知支部新年俳句大会が中日パレスにて、151名の参加で行われた。
第1部の俳句大会 司会は山本光江さん。
開会の挨拶は愛知支部長の櫻井幹郎氏。精神的ルネッサンスと称し伊吹嶺で俳句に関わり@自分の精神生活を自分で見つめることができる A精神的交流の場面がしばしばある B自分も歴史の流れの中に参加しているという自覚が持てる と言われ俳句仲間を鼓舞して下さった。
主宰挨拶では俳人協会の賀詞交流会に参加した時の「俳句と写真は似ているが大きな違いは俳句は過去を詠む(追想句)ことができる。過去を俳句に纏めよう」との鷹羽会長の言葉や「俳句を世界遺産に登録しよう」との有馬顧問の挨拶を教えて下さった。そして栗田主宰は「皆さんと親しく俳句を作っていくことに喜びを感じて、間もなく迎える伊吹嶺20周年に向かって頑張っていきます」との力強い挨拶をして下さった。
入選句の披講は大島知津さん、荒川英之さん、鈴木英子さんの3人。河原地副主宰の講評では「いい句の条件とは耳で聞いてそれで意味がわかる句なんだなあ」と思われたとのこと。栗田主宰の特選は上村龍子さんの句「一跌をばねとせし子や夜学の灯」、とても心のこもった句だと言われた。また、「大きな夢に向かい、まず手の届く目標を持ってそれに向かって努力する。その達成感を得ることによってさらに新しい夢を抱き羽ばたいて下さい」と出席者にエールを送られた。
第2部の講演会は 名古屋大学名誉教授の田島毓堂先生を講師に迎え演題「暦」について興味深いお話を聞かせて頂いた。田島先生は桂芳院のご住職をされ、相撲、自転車、水泳もされておられるとのことで、そのバイタリティーは熱く伝わった。
第3部は会場も変わり、懇親会は熊澤和代さん、松永敏枝さんの司会で始まった。同人会会長の丹羽さんの挨拶、乾杯の音頭は神尾朴水さん。和やかな会食も進んだところで、新同人の方たちの挨拶、新句会紹介などがあった。
最後に、壇上にたくさんの人が上がり、服部鏡子さんの指揮で「また君に恋してる」「いつでも夢を」の2曲をみんなで熱唱し、愛知副支部長の都合ナルミさんの閉会のことばで会は終了した。
以下は大会模様の写真と栗田主宰選の句です。(長崎眞由美記)