1月18日(土)、愛知支部新年俳句大会が、名鉄グランドホテルで開催されました。投句数は361句、出席者は144名、大会の総合司会は山﨑育子さん。そして、大会に先立ちまして、年末と年明けにご逝去された同人の方へ黙祷を捧げました。
大会は、愛知支部長の奥山比呂美さんの挨拶で始まり、続いて河原地主宰の挨拶がありました。「結社できちんと基本を学ぶことが大事で、基礎がおろそかでは建物も立たない。俳句は顔を合わせての手渡しの文芸で、句会を行うことが大事である。伊吹嶺は俳句の王道を歩んでいるので、自信をもって進んでほしい」との言葉に身が引き締まる思いがしました。
続いて第1部の俳句大会。披講は、川島和子さん、梶田遊子さん、酒井とし子さん、横井美音さん。
披講後、河原地主宰と栗田顧問から、両先生が選ばれた句について丁寧な選評をいただきました。そして、両先生から、この冊子に載っている句は、いい句ばかりだとのありがたい言葉をいただきました。主宰と顧問の特選に輝いたのは、音頭惠子さんと、伊藤範子さんです。そして、両先生から特選のお二人へ染筆色紙が贈呈されました。
第2部は、国枝隆生さんの講演でした。「生き物あれこれ」と題し、日本固有の生き物が外来種によって、減少の一途をたどっている。また、温暖化によって生態系に変化が起きている。このままでは、日本固有の生き物が、絶滅してしまう恐れがあるとの問題提起がなされました。そして、それらの原因はすべて人間のせいとの説明がありました。原因が我々人間にあるなら、我々が何とかしなければならないのではないでしょうか。
第3部は懇親会。中斎ゆうこさん、長崎マユミさんの司会、栗田顧問の挨拶で始まりました。乾杯の発声は同人会長小長哲郎さん。藤田岳人さんの習い始めたサキソフォンの演奏も飛び出ました。そして、新同人紹介、句集上梓の作者紹介と続きました。
懇親会では各テーブルを越えてあちこちで旧交をあたため、楽しく和やかなものとなりました。最後に、服部鏡子さんの指揮で「見上げてごらん夜の星を」「いつでも夢を」を合唱してお開きとなりました。(新井酔雪)