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平成30年伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会
 
平成30年11月10日(土)〜12(月)
 


 11月10日から12日まで「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」に参加しました。飛行機利用組と新幹線利用組が福岡空港に集合をして、チャーターしたバスで、大分県日田市へ向かいました。大分は、丁度紅葉の一番美しい時期で、柿畑の紅葉や点々と続く銀杏黄葉を満喫出来ました。

 1日目は、日田市の豆田町を吟行。私塾を開いた学者 廣瀬淡窓に関わる史跡を巡り歩きに歩きました。
 丁度〈日田天領祭〉開催中!!酒蔵が開放されたり、日田の郡代行列があったり、屋台が出たりと、街中が賑わっていました。

 2日目は、「水の森全国俳句大会」に参加。栗田先生が「碧梧桐俳句のいろいろ」と題して講演をされました。碧梧桐の俳句は、難解な句ばかりではないことを、年代順に作品を挙げて説明をして下さいました。その後表彰式がありました。

 3日目は、小鹿田焼の窯場を吟行ました。道中・・まだ今年の水害の爪痕の残る光景を至る所で見掛けました。山間の村では、沢水を利用した唐臼〈水杵〉で陶土を搗く音が響いていました。
  締めは!! 福岡空港の貸し会議室を利用しての句会でした。23名が5句投句をして、主宰と栗田先生から指導をいただきました。3日間の感動をしっかり心に(俳句に??)刻んでの解散となりました。(矢野孝子記)

   特選・入選句

  ★当日投句の部
  阪本茂木特選  冬ぬくし塾主の居間に膝正し     河原地英武
  岩岡中正特選  天領の小春の空へ毛槍振る      林  尉 江

  
★事前投句の部
  秋篠光弘特選  マネキンの手足伸びやか水着買ふ  小原 米子
  大久保白村特選 原発をでて薫風に息づけり     野島 秀子
  中村和弘特選  初夏や火色輝く攻めの窯      武田 稜子

  
★当日投句の部・入選
          町どこも水が流れて日田小春    下里美恵子
          子と拾ふ掌ほどの柿紅葉      熊澤 和代
          復旧のかがよふ鉄路秋日濃し    梶田 遊子
          天領の丘まで登り秋惜しむ     安藤 一紀
          蔀戸を開けて小春の風通す     国枝 洋子
          奴さん草鞋の足袋の薄汚れ     小原 米子
          万燈の燭またたけり天領地     横井 美音
          小春日や手に履かせ選る日田の下駄 山本 悦子

 ★事前投句の部の入選欄にも 伊吹嶺の仲間の名前が沢山並んでいました。(矢野孝子)


1日目 昼食後 サッポロビールの庭園

天領まつり 郡大行列

天領まつり 奴行列

千年あかり 竹灯籠 

千年あかり 準備

2日目 水の森全国俳句大会の来賓

水の森全国俳句大会 講演 栗田先生

三隅川散策

3日目 小鹿田焼の里(皿山)

小鹿田焼の唐臼(水杵)

小鹿田焼(おんたやき)の登り窯

小鹿田焼の青年陶工

福岡空港の会議室で句会
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