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令和5年 伊吹嶺愛知支部新年俳句大会
 
令和5年1月21日(土)
 

 
 121日(土)、名古屋駅近くの名鉄グランドホテルにおいて、愛知支部新年俳句大会が開催されました。一堂に会しての大会で、投句数342句、参加者110名と盛大な会となりました。

 第1部の俳句大会の司会は長崎マユミさん。愛知支部長の奧山比呂美さんの開会の言葉に続いて、河原地英武主宰の挨拶があり、俳句大会が始まりました。披講は、廣中みなみさん、桐山久美子さん、服部達哉さん、金原峰子さん。そして、選評を河原地主宰と栗田顧問からいただきました。

 第2部は、河原地主宰の「沢木先生と私たち」と題した講演でした。内容は、沢木先生の時代認識と現代の世界情勢、そして、沢木先生の「今こそ俳句に相応しい時代である」「俳句実作において重視されるべきものは写生である」「俳句は抒情ではなく認識である」という言葉が心に残りました。

 第3部は懇親会で、司会は酒井とし子さんと柳杜士さん。栗田顧問の挨拶、加藤ゆうや同人会長の乾杯発声のあと懇親会となりました。食事会では藤田岳人さんのサックス演奏がありました。その後、3年間の新同人紹介、句集出版、新句会の紹介があり 各テーブルを越えて旧交をあたためた3年ぶりの懇親会となりました。
(新井酔雪)

 
河原地主宰と司会の皆さん

開会の言葉
愛知支部長 奧山比呂美さん

河原地主宰 挨拶

披講 廣中みなみさん

披講 桐山久美子さん

披講 服部達哉さん

披講 金原峰子さん

選評 栗田やすし顧問

主宰特選 桑原玲子さん

講演 河原地主宰
「沢木先生と私たち」


栗田顧問 挨拶

乾杯の発声
同人会長 加藤ゆうやさん


サックス演奏 藤田岳人さん

懇親会

懇親会 


懇親会

閉会の言葉
大会幹事 川島和子さん
 
河原地英武主宰選
特選 初雪を肩に息子の帰郷せり 桑原玲子
折り紙の朱鷺を貰へり佐渡の秋 天野アイ子
ひよんの笛吹けば小さき汽笛めく 小蜥テ民子
窯を継ぐ陶師さやけき美濃ことば 倉田信子
やはらかく水を立たせて紙漉けり 伊藤範子
母の忌や夜雨の残る螢草 玉井美智子
  一杓に松風鎮め風炉名残 足立 満
昇進の辞令を胸に菊薫る 小川剛史
一草忌バスクの里の故郷めく 柳杜士
夫と酌む孫の土産の新走り 林 親子
 
栗田やすし顧問選
特選 新春の空へアンカー胴上げす 金田義子
光ごと父母に供へり花芒 金原峰子
水音に水の被さる崩れ簗 内田陽子
雪晴れの光練り込み轆轤挽く 武田稜子
庭隅をほのと彩る四季桜 青山美佐子
免許証返納済ませ落葉踏む 岸本典子
  背をなでて牛に敷きやる今年藁 倉田 貢
侵攻の記事をまづ読む欣一忌 荒川英之
老教師背筋正せり夜学の灯 荒川英之
庭石になじめり母の茎の石 伊藤克江
 
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