参加者:栗田主宰、片山浮葉、長谷川郁代、上田博子、林尉江、倉田信子、畑ときお、
塚田佳都子、喜地庸子、横森今日子、鈴木みすず、江口ひろし
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【1月11日】 北上市日本現代詩歌文学館を訪問しました。その後盛岡へ。
盛岡ではわんこ蕎麦に舌鼓。お腹いっぱい食べました。
ホテルで句会後、全員で居酒屋へ繰り出しました。
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日本現代詩歌文学館
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蔵書を見学する連衆
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文学館の庭を望む
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わんこそばの準備万端
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重ねたわんこ蕎麦のお椀を前に
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ホテルのロビーで一日目の句会
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一日目句会抄
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白髪にみちのくの雪触れて消ゆ |
やすし |
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盛岡の夜凍みきたりわんこそば |
浮 葉 |
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みちのくへ賢治に会ひに着ぶくれて |
ひろし |
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みちのくの電車で貰ふ桜餅 |
郁代 |
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雪降るやガリ版刷りの句集読む |
博 子 |
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餅花の下競ひ食ぶわんこそば |
信 子 |
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早立ちの車窓に流るまだら雪 |
ときお |
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車窓より雪平らなる一ノ関 |
佳都子 |
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餅花や老舗蕎麦屋の梁太し |
庸 子 |
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長靴を鞄に詰めて初の旅 |
尉 江 |
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【1月12日】 盛岡市内吟行の予定を変更して、石川啄木の古里渋民村へ。啄木記念館、
啄木の歌碑などを見学後、花巻へ。花巻では宮沢賢治記念館、羅須地人協会
などを見学し、花巻温泉へ。栗田先生は一日、岩手俳人協会の新年大会へ。
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銀河鉄道駅から渋民村へ
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賢治記念館の前で
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啄木が通った尋常小学校
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小学校の障子の窓から入る雪明り
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雪を踏み分けて啄木の歌碑へ
やはらかに柳あをめる北上の
岸辺目に見ゆ泣けとごとくに
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啄木の通った橋から見る北上川
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渋民駅で電車を待つ間も句作
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花巻の宮沢賢治記念館
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羅須地人協会、宮沢賢治旧居
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花巻温泉:旅館で二日目の句会
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二日目句会抄 |
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膝までの雪啄木の下宿見に |
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やすし |
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雪晴れや農学生が太鼓打つ |
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浮 葉 |
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まんまるの馬の草鞋や深雪晴 |
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ひろし |
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霜柱土間に崩れり啄木居 |
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郁 代 |
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大白鳥泥の飛沫を散らし翔つ |
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今日子 |
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雪の朝下の畑に居りますと |
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ときお |
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冬銀河賢治の宇宙広ごりぬ |
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みすず |
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夢多き賢治つぶやく冬の星 |
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佳都子 |
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大曲りして青深む冬の川 |
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信子 |
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北上の瀬に捨て雪の流れ来し |
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博子 |
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啄木の手擦れし辞書の余寒かな |
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尉 江 |
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【1月13日】 平泉中尊寺へ。金色堂、経堂、宝物館などを見学後、毛越寺へ。
あっと言う間に三日間が過ぎる。新幹線の中で三日目の句会を
行うつもりでしたが、混雑していて断念しました。
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中尊寺金色堂(光堂)の前で
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芭蕉句碑の文字を読む
五月雨の降のこしてや光堂
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弁慶立往生の衣川を望む
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毛越寺本堂
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芭蕉句碑:左が真筆の句碑
夏草や兵共がゆめの跡
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浄土庭園(大泉ヶ池)
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←曲水の遣水跡
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参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
三日間とても楽しい吟行会でした。
また、今回は都合がつかなかった皆さん、次の吟行会、オフ句会などでお会いできることを楽しみにしています。
ぜひ、ご参加ください。
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