同人会総会が早春の箱根において、33名の参加で行われました。
栗田先生より各同人に「作家としての質の向上が何より大事。自覚して新しい境地を」と励ましのお言葉があり、その後、各議案が次々了承されていきました。
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早雲寺へ向かう一行
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北条五代の墓
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忠臣蔵ゆかりの箱根峠甘酒茶屋
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雪の残る箱根古道
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小涌谷温泉千条(ちすじ)の滝
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三河屋旅館を前に美伽さん、悦子さん
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総会で挨拶される栗田主宰
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真剣な句会の様子
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【同人総会記念句会抄】
栗田先生御句 朝日さす孫文の間に夫婦雛
栗田先生他、オフ句会馴染みの同人の選句のみ掲載。
栗田やすし選 |
春禽や宗祇の墓に道細る |
美伽 |
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早雲寺春泥に敷く荒筵 |
進子 |
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湯の宿の長き廊下や冴返る |
美恵子 |
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初音かな峠の茶屋の力餅 |
ナルミ |
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早雲の墓や春日の逃げやすし |
ひろし |
水田悦子選 |
旅に死す宗祇の墓や春浅し |
美恵子 |
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旅鞄駅に預けて青き踏む |
美恵子 |
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与五郎の餅よくのびる梅日和 |
法子 |
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早春の大富士に旅はじまれり |
千賀子 |
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ものの芽のほぐれ初めたり滝の道 |
昭子 |
谷口千賀子選 |
早雲の墓や薄日に名草の芽 |
葵 |
(碧) |
雪間より引きし野蒜の白さかな |
幸子 |
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雪吊りの荒縄ゆるむ箱根晴れ |
せつ子 |
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名残り雪掬へば草の香のしたり |
葵 |
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風に鳴る宿の玻璃戸や梅三分 |
美伽 |
二村美伽選 |
早雲の墓や薄日に名草の芽 |
葵 |
(若紫) |
雪解晴宗祇の墓の苔匂ふ |
せつ子 |
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連歌師の墓へはりつく杉の花 |
稜子 |
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雪折れの杉が塞げり石畳 |
隆生 |
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春寒し箱根関所のおどし面 |
愛乃 |
江口ひろし選 |
雪折れの匂ふ箱根の石畳 |
春子 |
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峠茶屋雪に白菜並べ干す |
克江 |
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旅鞄駅に預けて青き踏む |
美恵子 |
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芦の湖の水ひたひたと猫柳 |
隆夫 |
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早春の大富士に旅はじまれり |
千賀子 |
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