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金沢オフ句会
 
平成15年8月24日(日)・25日(月)
 
「風」発祥の地、金沢で念願のオフ句会を開くことができました。
 一日目は、武家屋敷、尾山神社、四高跡、兼六園、茶屋街など市内を巡りました。
 二日目はマイクロバスで能登まで足を伸ばし塩田、千枚田を見てきました。
 沢木先生の塩田句碑、細見先生の鶏頭句碑にもまみえることができ充実したオフ句会でした。

【参加者】 山たけし(金沢)、中野一灯(国立)、幸村かさね(日進)、井上梟(広島)、
        宇野夕顔(愛知)、坪野桜子(南濃)、牧啓子(名古屋)、鈴木みすず(川越)、
        喜地ヒロ(東京)、河原地露草(草津)、内田蒼天(奈良)、木津和典(福井)、
        小原甘楢(尾張旭)、小池田星女(金沢)、高田栗主(金沢)、高橋加寿子(金沢)、
        松原香(金沢)、辻江けい(金沢)、国枝隆生(三重)、伊藤旅遊(名古屋)、
        藤田岳人(愛知)、二村美伽(各務原)、江口ひろし(瀬戸)
9:30金沢駅集合、香さん、けいさんより連絡
まずは武家屋敷跡を散策
四高跡を吟行
百万石通りで一息
兼六園、唐崎の松の前にて
句会を前にあいさつされる山たけしさん
早速句会開始5句投句です
広島から初参加の井上梟さん
初参加、地元金沢の高田栗主さん
茶屋の二階で二回目の句会
  【二日目のようすへ

タイトルに下線が引いてある写真はクリックすると大きな写真に変わります。
24日三回目の句会、アパホテルにて
第一回句会作品抄
コスモスや師の青春の赤レンガ   
一 灯
加賀人の語尾やはらかし萩の風
美 伽
用水を庭に引き込み涼新た
隆 生
処暑の日をはね返したる石畳
甘 楢
四高の赤き煉瓦や夏木立
蒼 天
足軽の木端葺屋根や烏瓜
文学館真上に仰ぐいわし雲
旅 遊
四高の出口捜せる晩夏かな
露 草
用水を走る百萬石の涼
和 典
橡の実の歩道に落ちる音すめり
こば板に石置く屋根や萩こぼる
夕 顔
長町に走り水鳴る秋涼し
かさね
橡の実の音立てて落つ四高跡
啓 子
昼秋灯なげしの槍の黒き柄に
たけし
砂浴びの雀が沈む残暑かな
ヒ ロ
綾子句碑石洗はれて涼しかり
みすず
新涼の句碑に手向けの花を買ふ
け い
空蝉の眼に空映る四高跡
桜 子
すうつと来て太藺に止るあきつかな
加寿子
土塀に縦の筋目や秋の風
岳 人
馬小屋を覗く残暑の顔そろへ
ひろし
第二回句会作品抄 茶屋街を遊びつくして大西日      蒼 天
新涼やみがきぬかれし加賀格子 啓 子
秋めくや格子の奥の加賀のれん かさね
東(ひんがし)の廓に処暑の翳りあり 和 典
木虫籠の茶房に畳む秋日傘 美 伽
処暑の風吹く色町の裏小路 栗 主
朝顔のつる細やかに加賀格子 みすず
木虫籠に秋草ふるる程活けて け い
四つ折の地図を団扇に橋場町 露 草
秋暑し袋小路をさまよひて 旅 遊
新涼の風の抜け道東茶屋
茶屋街の陶の風鈴鳴らず揺る たけし
風生れし茶屋町にゐる愁思かな 隆 生
茶屋町の丈そろひたる秋簾 ヒ ロ
茶屋町のべんがら格子秋の風 桜 子
西日濃き格子欠けたる廓跡 甘 楢
部屋涼し郭に残る塗階段 加寿子
朝顔や千本格子登りつめ
茶屋町の紅殻格子に秋すだれ 夕 顔
昼灯す鏡花の曲輪秋の風 一 灯
鼻先に蜘蛛の巣架かる鏡花像 岳 人
男川女川見て加賀涼し ひろし
第三回句会作品抄 保育所の低き水場や小鳥来る    ヒ ロ
小鳥来て欅にこぼる朝かな たけし
友禅の小物商ふ路地の秋 け い
新涼や川面に揺るる廓の灯 みすず
萩こぼる煉瓦造りの理髪館 露 草
独房のやうなホテルや星流る かさね
小鳥来て猫目覚めたる朝かな 岳 人
藁屋根の古りし玻璃戸に萩と空
厄除けのもろこし吊れり廓あと 桜 子
あえかなる遊女の裔か紅芙蓉 一 灯
明日行く能登塩田や大入日
楠大樹残暑の風を放ちをり 甘 楢
地下鉄に走り込みたり盆の僧  旅 遊
加賀料理たらふく食ふて暑気払ひ 美 伽
今朝生れし仔牛跳ねたり秋の風 夕 顔
卯辰山真向かふ崖に萩の風 隆 生
地蔵盆卯辰の山に幟立つ 啓 子
濡れ縁に猫の座布団萩咲けり ひろし
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