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16年「伊吹嶺」新年俳句大会
平成16年1月25日(日)
16年の新年俳句大会が知立セントピアホテル、リリオコンサートホールに於いて行われました。190名参加の盛会となりました。栗田主宰は冒頭の挨拶で「俳句はがんばってはいけない。志を高く持って毎日楽しく続けていこう」と述べられました。
挨拶される栗田主宰
190名参加の連衆
各県代表者
選後評を述べられる主宰
栗田主宰特選の窪田英子さん
ご講演される加藤孝男先生
懇親会は和やかに
歌や踊りの余興も出て
【
16年「伊吹嶺」新年俳句大会作品抄
】
栗田やすし特選
着ぶくれて円空佛に手を合はす
窪田 英子
水田 悦子特選
納骨に小春のひと日給はりぬ
小長 哲郎
関根 近子特選
繋がれし百の舳先の淑気かな
木津 和典
夏目 隆夫特選
繋がれし百の舳先の淑気かな
木津 和典
夏目 悦江特選
鰡飛んで川の夕日を打ちにけり
石原 筑波
増田 昭子特選
仕舞ひ湯の夫に足し置く柚二つ
岸本 典子
矢野 愛乃特選
初糶や水噴き上ぐる大帆立
森田志げを
清水 弓月特選
冬ざれて水より昏るる金魚村
篠田 法子
丹羽 康碩特選
冬ざれや小窓一つの流刑小屋
幸村志保美
山 たけし特選
山茶花やたたみてぬくき子の肌着
栗田せつ子
巽 恵津子特選
獅子頭脱げば湯気立つ秋祭
渡辺 昌代
石原 進子特選
みの虫の身を乗り出してゐる日和
長江志゛よう
上杉美保子特選
師は遠し鴨啼く夜の浅野川
山下 智子
梅田 葵特選
那智の空祓ひて滝の注連飾る
高平 タミ
江口ひろし特選
結び目に夕日染み込む雪囲
喜地 庸子
片山 浮葉特選
漁師にも定年のあり日向ぼこ
岡部 幸子
金田 義子特選
師は遠し鴨啼く夜の浅野川
山下 智子
国枝 隆生特選
鰡飛んで川の夕日を打ちにけり
石原 筑波
国枝 洋子特選
結び目に夕日染み込む雪囲
喜地 庸子
栗田せつ子特選
初富士へ胸はつて弓ひきしぼる
篠田 法子
後藤 春子特選
美濃尾張分かつ輪中や鳥渡る
上田 則子
近藤 文子特選
雪吊りの百条束ね花結び
金田 義子
澤田 正子特選
島原の若布を添へて初荷酒
下田 静波
篠田 法子特選
赤のまま残し草引く欣一忌
服部 萬代
下里美恵子特選
試験管割れて冬日の散り散りに
江口ひろし
鈴木真理子特選
師は遠し鴨啼く夜の浅野川
山下 智子
鈴木みや子特選
電子音ばかりの暮らし冬ざるる
柴田 孝江
武田 稜子特選
雪吊りの百条束ね花結び
金田 義子
谷口千賀子特選
子規庵に束の間の日や雪螢
尾関 佳子
田端 龍特選
虹立てる鮭産卵の水しぶき
中根 多子
角田 勝代特選
試験管割れて冬日の散り散りに
江口ひろし
都合ナルミ特選
リハビリのむすんでひらいて小鳥来る
市川正一郎
長江 克江特選
試験管割れて冬日の散り散りに
江口ひろし
中川 幸子特選
筆太の白寿の姉の賀状かな
森 妙子
中根 多子特選
山茶花やたたみてぬくき子の肌着
栗田せつ子
長谷川郁代特選
病む母と見つめ合ふのみ花八手
沢田 充子
日野 圭子特選
子規庵に束の間の日や雪螢
尾関 佳子
平松 公代特選
剃髪の剃刀光る堂の冷え
山口登代子
福田 邦子特選
白障子蕎麦打つ母の影動く
山本 光江
福永 京子特選
師は遠し鴨啼く夜の浅野川
山下 智子
二村 美伽特選
試験管割れて冬日の散り散りに
江口ひろし
牧野 一古特選
しぐるるや片虹かかる佐渡の海
鈴木真理子
森 靖子特選
子規庵に束の間の日や雪螢
尾関 佳子
矢野 孝子特選
初富士へ胸はつて弓ひきしぼる
篠田 法子
山下 智子特選
天空で二手に別る鷹柱
山本 悦子
山本 悦子特選
冬ざれて水より昏るる金魚村
篠田 法子
若山 智子特選
繋がれし百の舳先の淑気かな
木津 和典
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