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新同人・伊吹嶺賞:瀬戸お祝いオフ句会
 
 
▼ 平成16年11月23日(祝)於霞仙陶苑・権兵衛 ▼
 二村美伽さんの伊吹嶺賞、河原地英武さん・幸村志保美さん・坪野洋子さんの新同人をお祝いする会が瀬戸赤津の窯場で行われました。遠く東京、金沢、奈良、尼崎など全国から22名が参加し、とても楽しいお祝い会となりました。
霞仙陶苑の大先生と愛犬を中心に全員集合
挨拶もほどほどに早速句作
登り窯を見学中、左は渓美さん
旅遊さん、孝子さん、絵美子さん
初参加の絵美子さんと美津子さん
山神の山で、一灯さん、旅遊さん
河原地さん(左)と志保美さん 陶器干し場で
加藤裕重先生の実演:菊練り 轆轤の実演
初参加の範子さんとお馴染み蒼天さん 三重県トリオ、千元さん、洋子さん、隆生さん
笑顔で窯場道を巡る 小春日を浴びながらけいさん(左)、志保美さん
俳人らしい?旅遊さん、武藤さん 絵付け、真剣そのもの
初参加コンビも楽しく 会場となった岩屋堂温泉「権兵衛」
美しい紅葉が迎えてくれました
主役の四人左から美伽、英武、志保美、洋子 お祝いの記念品を
美味しい食事を前に みなさんの挨拶を聞きながら
乾杯の音頭をとる国枝さん 選句は真剣勝負
黙々と進む選句
披講されるけいさん(左)、香さん
【瀬戸お祝いオフ句会入選句】 
点数 俳句
7点  小春の日吸ひて乾けり生地の皿     隆生
 6点  玻璃の泥乾く陶房石蕗日和 渓美
 〃  神の留守竈の盛り塩崩れをり 坪洋子
 陶干場舞ふ綿虫の影もたず ひろし
 4点  晴れきつて炭焼く煙青めけり 坪洋子
 3点   干支の鶏並ぶ陶房野菊ばれ    渓美
 絵付師の筆先おどる小春かな 絵美子
 窯の路地曲りて増ゆる雪蛍 隆生
 角欠けし祠の邪鬼に木の実降る   隆生
 掌に触るる粗き窯肌冬に入る 一灯
 陶工の墓の大樫目白来る 孝子
 小窓洩る冬日ひとすぢ轆轤小屋 美伽
 陶工の土盛る墓や木の実降る 渡洋子
 2点  登り窯眠る里山紅葉燃ゆ 一灯
 絵付けする句友の真顔や冬温し 美伽
 冬晴れや織部の厨子に蛇の神 露草
 轆轤場の昼を灯して冬に入る 美伽
 陶工の墓にあまねき冬日かな 志保美
 白蛇の厨子開け放つ紅葉山 渡洋子
 轆轤挽く十指濡らせり寒の水 範子
 冬晴や形正しき菊びねり 蒼天
 窯場口冬日を返す陶破片 千元
 陶片と木の実を踏んで山神へ 啓子
 枯草に沈む陶片廃れ窯 志保美
 屑茶碗拾ひあつてる冬うらら ひろし
 〃  青空に花柊の香を放つ ひろし
 1点  土滲みの轆轤ざぶとん冬めけり 渡洋子
 散らばりし陶片冬の日を弾く
 返り花土盛るのみの墓の脇 隆生
 小春日や生地碗干せる影の濃し 夕顔
 轆轤師の指の節くれ冬めける 孝子
 石楠花の尖る冬芽や窯場径 けい
 干す皿の影くつきりと紅葉晴れ 坪洋子
 轆轤師の指せり上がり冬温日 光晴
 轆轤師の指の自在や小六月 志保美
 白蛇の祠へ紅葉明かりかな けい
 穴窯を裾に窯神山眠る 孝子
 つややかな木の実拾へり窯場道 露草
 薄ら日の揺るる窯場や蔦紅葉 光晴
 釉薬の名付く小径や冬温し 美伽
 陶工の赤き両手や小六月 露草
 冬の蝶割木の嵩のうしろより 千元
 冬紅葉バケツに挿せり陶工房 夕顔
 陶工の志野の表札冬日向 一灯
 冬鳥が声をこぼせり陶土山 千元
 黄落へ白竜様の厨子開く 坪洋子
 煙突に烏鳴きゐる一葉忌 美伽
 ストーブに土の色なる金盥 範子
 艶深き織部の祠紅葉晴 一灯
集計ミス・記載漏れがあるやもしれません。お許しください。
       【参加者名】  二村美伽、河原地英武、幸村志保美、坪野洋子、大澤渓美、辻江けい、
                 松原 香、中野一灯、藤田岳人、村瀬絵美子、伊藤範子、伊藤旅遊、
                 牧 啓子、渡辺洋子、北村美津子、宇野美智子、内田蒼天、岩元千元、
                 武藤光晴、国枝隆生、矢野孝子、江口ひろし (以上22名)

       【お祝い金参加者】井上 梟、伊藤旅遊、阿部さち、米元ひとみ、松本佑子、児玉れい
                   鈴木みすず、八尋樹炎、武藤光晴、谷口千賀子、横森今日子、
                   渡辺洋子、市川悠遊、池上さとる、喜地庸子、中野一灯、小原米子
                                                  (以上17名)
                  
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