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17年「伊吹嶺」新年俳句大会
平成17年1月29日(土)
17年の新年俳句大会が知立セントピアホテル、リリオコンサートホールに於いて行われました。210名参加の盛会となりました。栗田先生のご講演は「即物具象を考える」という題で、即物具象と写生についてしっかり学ぶことができました。
挨拶される栗田主宰
210名参加の連衆
各県代表者挨拶
文章の部記念賞の河原地英武さん
「青嶺賞」受賞の辻江けいさん
ご講演を熱心に聞く連衆
選評を述べる幸村志保美さん
選評を述べる栗田せつ子さん
懇親会会場へ席を移し
懇親会で挨拶される主宰
記念賞受賞者のツーショット
静岡の新同人中村たかさん
尼崎の新同人小柳津民子さん
東京の新同人水田恵子さん
懇親会風景
受賞者に選者の短冊が渡される
笑顔一杯の選者と受賞者
国枝洋子さんのアトラクション
「北国の春」の熱唱と熱演
菊坂句会を代表して中野一灯さん
男句会鶴羽句会代表上杉和雄さん
終わりを挨拶をする下里編集長
【
17年「伊吹嶺」新年俳句大会作品抄
】
栗田やすし特選
茜さす筑波二峰の瑞気かな
荻野 文子
夏目 隆夫特選
高みつつ光となりて鷹渡る
矢野 孝子
山 たけし特選
初雪の径のひとすぢぶな林
金原 峰子
清水 弓月特選
叩かれてはららごこぼす簗の鮭
都合ナルミ
巽 恵津子特選
校庭の瞳集めて雁の列
畑 ときお
安藤 幸子特選
筆師座す仕事場二畳冬に入る
小田 和子
井沢 陽子特選
白菜を割れば光のあふれをり
矢崎 富子
石原 進子特選
点滴の一滴づつの寒さかな
柴田 孝江
上杉美保子特選
靴よりも下駄が温しと紙漉女
角田 勝代
梅田 葵特選
降る雪に筵吊して窯火守る
武田 稜子
江口ひろし特選
高みつつ光となりて鷹渡る
矢野 孝子
小蜥テ民子特選
あかときの星美しき一葉忌
福永 京子
片山 浮葉特選
猿走る紅葉の中の通学路
中本紀美代
金田 義子特選
冬桜娘の名忘れし母見舞ふ
上杉美保子
河原地英武特選
叡山の風に細りし干大根
坪野 洋子
国枝 隆生特選
冬の日を鋤き込む如く耕せり
渡辺 慢房
国枝 洋子特選
白菜を割れば光のあふれをり
矢崎 富子
倉田 信子特選
波音のいつか風音野水仙
柴田 孝江
栗田せつ子特選
空近き峠の村や柚子熟るる
夏目 悦江
幸村志保美特選
手の皺に乾く釉薬菊日和
武田 稜子
後藤 春子特選
酒下げて不意に子が来る小六月
国枝 隆生
近藤 文子特選
酒下げて不意に子が来る小六月
国枝 隆生
澤田 正子特選
月清か丸太を滑る梯子獅子
新谷 敏江
篠田 法子特選
流鏑馬の的弾け飛ぶ爽気かな
服部 富子
下里美恵子特選
伊豆七島見ゆる日和やみかん切る
藤田 幸子
鈴木真理子特選
風邪ごもる定時電話の母の声
丹羽 康碩
鈴木みや子特選
芯柱腹に突き当て雪吊師
兼松 秀
高橋ミツエ特選
年用意屋根葺き替ふる屋敷神
関根 近子
武田 稜子特選
白菜を割れば光のあふれをり
矢崎 富子
谷口千賀子特選
校庭の瞳集めて雁の列
畑 ときお
田畑 龍特選
高みつつ光となりて鷹渡る
矢野 孝子
角田 勝代特選
白菜を割れば光のあふれをり
矢崎 富子
坪野 洋子特選
紅葉川鳴るや大原御幸みち
中川幸子
都合ナルミ特選
靴よりも下駄が温しと紙漉女
角田 勝代
長江 克江特選
降る雪に筵吊して窯火守る
武田 稜子
中川 幸子特選
轆轤師の壺立ち上がる小春かな
豊田紀久子
中根 多子特選
冬の日を鋤き込む如く耕せり
渡辺 慢房
中村 たか特選
夕暮の綿虫青し陶干場
舟橋 良
中山 敏彦特選
手櫛にて済ませし母の初鏡
木津 和典
夏目 悦江特選
秋潮に海鵜反り身に着水す
山崎 文江
丹羽 康碩特選
焚火守竹爆ぜるたびのけぞれる
竹中 和子
長谷川郁代特選
人妻となりて指輪と皹と
江口ひろし
日野 圭子特選
祇王寺の灯り小さし秋夕べ
江本 晴子
平松 公代特選
靴よりも下駄が温しと紙漉女
角田 勝代
福田 邦子特選
葦の穂をほぐす色無き風の来て
朝比奈照子
福永 京子特選
伊豆七島見ゆる日和やみかん切る
藤田 幸子
二村 美伽特選
波音のいつか風音野水仙
柴田 孝江
牧野 一古特選
大富士や裾野日暮れて雁の列
武藤 光晴
松本 恵子特選
降る雪に筵吊して窯火守る
武田 稜子
森 靖子特選
身籠もりの知らせや富士に初の雪
栗田せつ子
矢野 孝子特選
正座して畳冷たき虚子旧居
栗田せつ子
山下 智子特選
鵯の群一気に呑めり竹林
小原 米子
山本 悦子特選
七つより先は忘れて手毬唄
梅田 葵
若山 智子特選
秋草に触れ窯出しの壺曇る
梅田 葵
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