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メッセージお待ちしております。 |
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20.12.31(5451) いよいよ大晦日ですね。 雪がちらほら降っているようです。大雪の予報も出ています。 落書をご覧の皆様 一年間閲覧頂き有難うございました。 一年を通じて樹炎さん 英子さんには写真や季節の記事を送っていただき またジュンさん他 多くの皆様にもご協力いただき感謝しています。 来る年がコロナに打ち勝つ年となりますように。 皆様 お健やかに新年をお迎えください。 時間はあったはずなのに、まだおせち料理を作っているところです。 写真用に 南天と銀杏を写してみました。 地球儀のほこり払うて掃納 伊藤旅遊 「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩) 20.12.28(5450) 新しい年が近づいてきました。年末年始 大雪情報がありますね。 年用意はお済みですか?今年も残り4日となりました。 コロナの感染が広がってしまいましたが、先日行われた全日本フィギュア選手権で、羽生選手、紀平選手をはじめとして 選手の皆さんの渾身の演技で魅了されました。今回で引退をする選手の紹介を見ましたが、まだまだお若いです。出場選手皆さんが全日本という大舞台に立てることは、それぞれ陰で大変な努力の積み重ねがあってのこと。選手の皆さんに拍手を送りたいと思います。それにしても 今でも私が一番心惹かれるのは、ソチ五輪での浅田選手の「ラフマニノフ2番」のフリーの演技です。世界中の人々の記憶に残る演技でした。判官贔屓でしょうか? スケートの両手ただよひつつ止まる 森賀まり 『角川俳句大歳時記冬』より 写真は以前行ったトロントの街角ですが、その時トロントのどこかで羽生選手が練習しているのだなあと思いました。 (✩NORIKO✩)(678207) 20.12.26 夜(5449) 「伊吹嶺」2021年1月号が届きました。 まだクリスマスが終わったばかりですが、イシグロ印刷様、編集、 校正の皆様有難うございました。 2021年の表紙を飾るのは 会員の仲宗根美智子さんの作品で、沖縄の屋根獅子です。 タイトルは「ヤンバル2015」 逆立ちシーサーだそうです。 弾けるような明るい色彩。沖縄の心意気が伝わってくるようですね。 元気、やる気がわいてきます。 魔除けでもあるシーサーに魔物(コロナ)から守ってほしいなと思いました。 表紙裏には河原地英武主宰染筆による 新年の一句が飾られています。 2020年はコロナにより様々な心配が募った一年でした。 来たる2021年が人間の叡智で困難を乗り越えていける年でありますように。 (✩NORIKO✩) 20.12.26(5448) +++++『師走』 皆様お馴染みの「長谷川町子著」漫画(サザエさん)は戦後疎開していた福岡市の百道浜海岸を歩いている時、 登場人物が浮かび(サザエさん)の誕生でした。 その近くの西新商店街は「リヤカー部隊」で有名な通りで、特に師走は混雑しています。 商店街のど真ん中、道幅6メートルにリヤカーの引き売りが縦一列に入る(公認)で 馴染みのお客に喜ばれています。昨年の師走の写真が出てきました。雰囲気を味わって下さい。 降ってわいたようなウイルスに右往左往、治療さえ試行錯誤の日々です、 見えない物の恐怖が続きます。皆さん頑張っていきましょう。 八尋樹炎+++++ 樹炎さん いつも季節感たっぷりの写真と、ほのぼのと心にしみる文章を送っていただき有難うございます。 年末の青空市の様子、大掃除中のサザエさん、まだ手足が長い初期のサザエさんですね♪ 実家で新聞の切り抜きスクラップに励み(?) 単行本も全部揃っていました。気分転換にサザエさんはぴったりです。 煤逃や納戸で開くサザエさん 範子 (✩NORIKO✩) 20.12.25(5447) クリスマスと言っても平生と変わらない一日を過ごしたので 今日は自分用(落書用でもある)可愛いケーキを買いました。 『俳壇』1月号 俳壇雑詠の入選者をお知らせしていただきました。おめでとうございます。 有馬先生は 先日ご逝去されましたが、直前まで選をなさっていたのですね。 ★有馬朗人選 秀逸 秋風に揺るる秤や閻魔堂 富田範保 佳作 膝に乗る猫は二十歳や敬老日 河村仁誠 ★藤田直子選 秀逸 高札のべしとべからず鵙の贄 富田範保 ★森田純一郎選 佳作 銀閣の鳳凰羽搏ち月を待つ 富田範保 ※記載漏れがありましたらお知らせください。 (✩NORIKO✩)(677967) 20.12.24(5446) クリスマスイブ いかがお過ごしでしたか? 東京も愛知もコロナ感染数更新で、いよいよ自粛の年末年始になりますね。 東京から帰省予定の子が泣く泣く切符のキャンセルをしました。 角川『俳句』1月号に入選の方をご紹介します。 おめでとうございます! ★白石敏秀 選 秀逸 白露の夜和紙人形の髪を結ふ 谷口千賀子 佳作 野にあれば秋風通ふ埴輪の眼 富田範保 佳作 髭に浮く姫の白粉村芝居 佐藤とみお ★星野高士 選 ★朝妻力 選 佳作 その奥に火種のごとき曼珠沙華 伊藤みつ子 ※記載漏れがありましたらお知らせください。 (✩NORIKO✩)(677909) 20.12.23(5445) ★HP俳句会の選句結果と講評がアップされました。今月の最高点句は <乗り降りの無き小春日の縄電車 雪絵さん(前橋市)> <一抜けて塾へ急ぐ子冬夕焼 貝田ひでをさん(熊本県) > です。 おめでとうございます!! 講評欄に 句作のアドバイスが載っています。参考になさってください。 今年もHP俳句会へのご参加有難うございました。 写真は樹炎さんから提供していただきました。燃えるような蔦紅葉ですね。 (✩NORIKO✩) 20.12.22(5444) 鈴木英子さんからお便りをいただきました。写真も有難うございます! +++++冬の花 水仙、 早春の花 椿 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。 年末年始の多忙な中いかがお暮しでしょうか。今年はコロナのせいで静かな年の瀬になりそうです。 さて私は、12月の初旬、池坊学園のゼミに行ってきました。自粛中ではありましたが、どうしても水仙の生花と椿一輪、万年青が活けたくて出かけました。 〇水仙 「陰の花水仙に限る。賞美すべき花なり。」と伝書にあります。(冬の花は水仙が一番だ。賞翫すべき花である。)寒い冬に真っ先に咲き、白く凛とした美しさがあります。水仙の品種の中でも花は白く小さい杯状の和水仙がよく、この花は清浄、真直を象徴するものとして多くの花活け人に好まれます。 池坊では水仙は生花(しょうか)、一色活けの立花、そして立春後には根〆やあしらいに活けます。生花には2本活けと3本活けがあります。 2本活けの場合、真と副(そえ)で一株、体で一株の二株でいけます。花器は竹筒が良く、30センチの高さのもの、花丈はそこから45センチ位にのびます。花止めは井筒配りと言って青竹を割ったものを井筒にします。井戸の清浄な水のイメージを表現します。3本活けは行の花器(縦横同じサイズのもの)が良いとされ、花止めは又木でとめる。いずれも水仙の株には根元に白根と言って白いはかまがついています。活ける時はその白根から葉と花を全部抜いてばらし、また理想的な長さに組み直し、白根に通します。この作業がとても難しく、白根がすぐ破れたりし、至難の業です。何十年も訓練し、ようやくすらすらできるようになりました。 〇椿 生花椿1輪活け 季語は春になりますが、花の咲き始める早春に活けるのが良いとされます。 水仙にしろ、椿にしろ、生花(自然の出生を大切にする)においてこの二つの活け花は究極の省略美だと思います。余分なものをそぎ落とし、真実を残します。俳句の世界に通ずるものがあると思います。 葉は3枚、真、副、体の3枚、花1輪、花のあしらいに破れた葉を一枚つけます。これで、花を入れて5つになります。極限の省略美で花の美の世界を表現します。これを活ける時は枝選びが最も大切で、旧師の話では、明治の初期、大八車にいっぱいの椿の枝を運んできても叶った枝が見つかるかどうかというほど難しいということです。明治から昭和に書かれた伝書では、真と副で一枝、体と花、破れ葉で一枝の2本で活けても良いと書かれています。 生け花の世界はかように奥深く、私は止められません。 鈴木英子+++++ この日に限らず 冬の時期の日本人の知恵として身体によいことが分かっていたのですね。今年は沢山柚子をいただいたので毎日柚子湯に浸かっています。 水仙やカンテラに似て灯はともり 飴山 實 柚子湯かな沈めば頤に柚子の玉 石塚友二 いずれも『角川俳句大歳時記 冬』より (✩NORIKO✩)(677596) 20.12.19(5443) ★オンライン句会の投句は明日20日が締め切りです。ご参加の方はよろしくお願いします。 晴れても風が強いですね。樹炎さんから宇宙の話題を送っていただきました! 風が強いと星がよく見えると思います。 「はやぶさ2」が八つの世界初を達成したそうですね!誇らしいことです。 +++++『木星と土星』 木犀と土星が4世紀ぶりに大接近中です。 三日月も加わって美しい天体ショー・・・ 二つの星が最接近する日が迫っているそうです。 日本で見られる最接近は、12月21日の日没後で、 次回は60年後になるとのこと、 皆様如何でしょうか。晴れていれば良いのですが。 以上新聞斜め読み。 八尋樹炎+++++ 父島をめざす船旅冬銀河 田嶋紅白 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 写真はお店の前に飾ってあったサンタです。 (✩NORIKO✩)(677286) 20.12.18 夕(5442) 『俳句四季』1月号「四季吟詠」の入選(秀逸以上)をご紹介します。 ★加古宗也 選 秀逸 目薬のぬるき一滴震災忌 国枝隆生 ★田島和生 選 秀逸 皮を剝くたびに香れり青りんご 福田邦子 秀逸 大小の柔道着干す豊の秋 奥山ひろ子 ★今瀬剛一 選 秀逸 早稲の香や電車一輌横揺れて 安藤一紀 ★久保 武 選 秀逸 教会の木椅子の心地冷ややかに 石橋忽布 他 佳作に多数の入選がありました。 『俳句α』冬号の入選をご紹介します。 ★井上弘美 選 入選 アクリル板越しの占ひ蚯蚓鳴く 久田くれは ★高野ムツオ 選 佳作 板書するチョークポキリと小鳥来る 久田くれは 皆様おめでとうございます! ※記載漏れがありましたらお知らせください。 写真は 東京の六義園です。 雪吊りの縄が見えますでしょうか。枯れすすきも風情よく存在していますね。 (✩NORIKO✩) 20.12.18(5441) 東京都の感染者数が更新されました。医療のひっ迫が現実味を帯びて心配です。 いっそうの注意をしなくてはと思います。 いぶきネット句会選句一覧(作者入り)が配信されました。 HP俳句会の投句一覧がアップされました。選句までお待ちください。 寒波の襲来で名古屋にも初雪がありました。 日本海側の積雪量が気になります。 今年も残り2週間とは・・・びっくりです。 雪吊の空の青さや絵解寺 奥山ひろ子 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 写真は東京の娘が送ってくれた「六義園」の庭園です。 (✩NORIKO✩)(677135) 20.12.14(5440) 今日は寒い日になりました。赤穂浪士討ち入りの日ですね。 真冬並みの寒波襲来とのことで 名古屋では雪の可能性もあるそうです。 今年の漢字は「密」に決まりました。納得ですね。 コロナが収まって密を気にせず過ごせる日が来ますように。 樹炎さんに「第九」の話題を送っていただきました。 第九の日本での始まりです。知りませんでした。有難うございました♪ +++++ 『年の瀬』 「ダダダダーン!」と言えば世界中の人が解る あのベートーベンの第九ですね。 年の瀬を彩るベートーベンの「歓喜の歌」がアジアで最初に 演奏されて約100年を過ぎました。 第一次大戦中 中国で捕虜になったドイツ人千人が暮らしていた 徳島県鳴門市にあった(板東俘虜収容所)が第九のはじめでした。 四国霊場1番礼所のこの地は、巡礼者をもてなす「お接待」の 習慣が根付いて、住民は「ドイツさん」と呼び親しんだそうです。 「捕虜に甘い」との非難にも「彼らも祖国のために戦ったのだから」 と人道的な収容所運営を貫いたそうです。 第九は、人々が手を取り合って苦しみを乗り越える喜びの歌です。 一日も早くコロナが終息して、「歓喜の歌」を歌いたいものですね。 八尋樹炎+++++ 白極む室生の里の花やつで 鈴木英子 花八手活く煤色の野焼壺 玉井美智子 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 写真は以前樹炎さんから送っていただいた八手の花です。 (✩NORIKO✩)(676716) 20.12.11(5439) 今朝の中日新聞「2020 中日歌壇・俳壇は」の紙面に 選者の方々の言葉があり、栗田やすし先生の感想が掲載されています。今年の投稿ハガキを前にご自宅で見返しておられる写真も載っていました。 長崎マユミさんから送っていただきました。有難うございます! 今年の納め句座ともいえる12月のいぶきネット句会の選句一覧が配信されました。 係の皆さんで編集作業をひと晩で行ってくださいます。 主宰の特選句の作者は何方だろうと想像したり合評会までの時間も楽しみのひとつです。 一紀さんの投句案内 選句案内 マユミさんと徒歩さんからの投句一覧・選句一覧の配信、 酔雪さんと徒歩さんの感想の配信、 15・16日の合評会、 選句一覧作者入りの配信、 切子さんからの「いぶきネット句会報」配信で 一か月の句会が終わります。 読者の皆様も いぶきネット句会で コロナの心配なしで俳句を始めてみませんか? +++++ ネット句会の皆さま おはようございます。 止まらないコロナ感染者数、連日過去最多を更新しています。 年末年始に向けて、また試練の生活になりそうですね。 でも、ネット句会はコロナに影響されることなく、通常通りにやっていけます。ありがたいことだと実感しています。 選句一覧(名前なし)を配信します。合評会に向けて、目を通し 感想・意見などまとめておかれるとよろしいかと思います。 (長崎マユミ)+++++ (✩NORIKO✩)(676410) 20.12.9(5438) 角川「俳句」12月号 小川軽舟「鷹」主宰による連載の<名句水先案内>に、 栗田顧問と河原地主宰の句が掲載されました。 作家紹介と句の鑑賞です。簡潔な文体の中にも深い洞察がうかがえます。 ぜひお読みください。 父眠る軍人墓地や笹子鳴く 栗田やすし 句集『半寿』所収 古書店に主とふたりクリスマス 河原地英武 句集『憂国』所収 (✩NORIKO✩)(676252) 20.12.8 夕(5437) 午後から急に寒くなってきました。 今日は「開戦日」。1941年ハワイ真珠湾攻撃の日から79年が経ちました。 アメリカでは7日の事になります。 そしてジョン・レノンが凶弾に倒れた日です。 レノンは1940年生まれ、40歳で亡くなり40年の歳月が流れました。 生まれ年を調べてみて、開戦日と一年しか違わないので驚きました。 脚寒きホテルの部屋よ開戦日 河原地英武 レノン忌の更けてまたたく枯木星 矢野孝子 いずれも「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(676156) 20.12.6(5436) 「はやぶさ」に携わった方々の記者会見を見てさらに感動しました。 「自己採点一万点」とのこと。新たな100億キロ11年の旅を目指していくことなど、本当に働き者ですね!! 日本の科学技術を象徴する「はやぶさ」の快挙に心から拍手ですね。 一方でコロナ感染の増加が懸念されます。私達は最大限の注意を払って日々過ごしていくしかありません。 人と接するお仕事の人は大変だと思いますが、この冬を乗り切っていきたいものですね。 ★いぶきネット句会投句一覧が配信されました。係の方の工夫で見やすい紙面となりました。 ★HP俳句会の締切は毎月15日午後9時、ジュニア俳句はいつでも投句を受け付けています。 宜しくお願いします! 地球またかく青からむ龍の玉 鷹羽狩行 「俳句検索システム」より 写真は明智光秀ゆかりの西教寺の山門と冬紅葉です。従妹が送ってくれました。山門から琵琶湖が見えます。 (✩NORIKO✩)(676008) 20.12.5(5435) はやぶさ2がオーストラリアの砂漠に帰還しました。 嬉しいニュースですね。頑張りに拍手です。 ライブ配信を見逃しましたが YouTubeで JAXAの 映像が見られます。 【はやぶさ2】地球帰還 樹炎さんからお便りをいただきました。 +++++ 『短日』 冬に入って、夕方日一日と日の短くなる感じですね。 日中に来客があれば、書きかけの賀状を片寄せて、話し込んでいると、 はて、今夜の(おかず)は間に合いそうもなく、店屋物で済ます始末です。 野山の枯れもいちだんと進み、一年の終りを感じます。 田舎の写真です。赤い実は我が家の(山照しの実)綺麗にいろ付きました。 写真1・伊都郡の古墳 2.山照し実 3・在所の神社 八尋樹炎+++++ 霧の古墳山 幽玄ですね。有難うございました! 窯出しの皿の音澄む霜夜かな 八尋樹炎 句集『玄界灘』より (✩NORIKO✩)(675921) 20.12.4夜(5434) 『俳壇』12月号 俳壇雑詠 入選句をお知らせしていただきました。 磯田さん 富田さんおめでとうございます! ★今瀬剛一 選 佳作 涼しかり茶山の裾を歩むとき 磯田なつえ 佳作 爆心地かの日のごとく蟬鳴けり 富田範保 ★山田貴世選 佳作 鵙贄の天へ口開く断末魔 富田範保 ★加藤耕子選 佳作 地芝居の村貧しくもこの衣裳 富田範保 (✩NORIKO✩) 20.12.4(5433) 関東支部欅句会の橋本ジュンさんからテレ吟行句会と近況をお知らせしていただきました。 ******************** 関東支部・欅句会の橋本ジュンです。 コロナ禍で、集まれない・句会が開けない・吟行ができない、という状態で苦し紛れに考えついた 「テレ吟行」なるものを、今年の春から始めて、はや一年近くが経過しようとしています。 それでも、今月の欅句会は、名古屋から伊藤範子さんの参加を得て、盛会となりました。 今日の一句は、テレ吟行を中心とした自選の一句です。 雲映すダム湖の翆返り花 範子 噴煙の島に大根太りけり 眞人 入日いま法然院の冬紅葉 とみお 家籠りの静けき庭や石蕗明り 光晴 散り急ぐ白山茶花や憂国忌 一灯 青淵に沈む落葉と浮く落葉 一成 松手入黒き脚絆の足からめ あきを 羽振つて鴨立ち上がる朝の池 ジュン ******************** 写真は 山岡道の駅のダム湖近くです。 欅句会に特別参加させていただき有難うございました。 映画のエンディングに ときどき「友情出演」などと書いてありますね、そんな気持ちになれて嬉しいです。 コロナの拡大が懸念される中、インターネット部はチャットによる次年度の打合せを行いました。 部長さんの熱意と皆さんのご協力で 来年も頑張りますのでよろしくお願いします。 (✩NORIKO✩)(675690) 20.12.3(5432) 樹炎さんからのお便りです。いつも有り難うございます! +++++『新聞斜め読み』 今年の流行語大賞はやっぱり、「三密」でしたね。 コロナによって大きく変わった今年・・・ もうしばらくは、マスクの呼吸で、三密回避に全集中です。 『藁ゴジラ出現』 福岡県筑前町安の里に、高さ7メートルの稲わらを使って巨大ゴジラが出現 初めての公募で力強さと優しさを兼ねそなえたゴジラに決まったそうです。 展示は、来年1月末迄。 (樹炎)+++++ 高さ7メートル! ゴジラにコロナ退治をしてほしいですね。 (✩NORIKO✩) 20.12.1(5431) 十二月になりました。師走ですね。コロナ対策を怠らないように、元気で年末年始を迎えたいですね。 鈴木英子さんからお便りをいただきました。 +++++ 豊田市の美しい山々 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。 豊田市は合併を重ねて、ずいぶん広くなりました。小原地区は北部山間部に当たり、六所山や高月院、松平東照宮のある松平地区は東部になります。足助の香嵐渓はその中間に位置します。 さて六所山ですが、紹介してくださった、六所神社から上に数キロ登った所に「豊田市総合野外センター」という施設があり、そこに「少年自然の家」と「青少年キャンプ場」とが併設されています。私がかつてひきこもりの若者とその家族を支援するボランティアのN P Oの会の代表をしていた時、総合野外センターでよく、バーベキューや餅つきをやりました。ここは、小学校や中学、子供会で人気があり、会場を予約するにも抽選で大変でした。 蒸籠でもち米を蒸かして石臼と杵で掛け声をかけてつきます。若者たちは喜び、母親たちはいそいそと準備や餅を丸めていきます。私の役割は、臼の中の餅を搗く時の手返しをします。私は昔、実家でやっていたので、お手の物です。 もうじき、餅つきの季節なので懐かしく思いだしました。 さて、余談ですが、私の息子はひきこもりを脱して今は元気に工員として働いています。息子の話ですが、昼の休憩時に同僚と雑談をするそうですが、その時の話です。トヨタ自動車の本社は街の中心部から少し東にあります。海外や全国から本社に出張してきますが、偉い方がたは車での送迎でしょうが、若い研究員や社員は電車で来ることもあり、その時、名鉄三河線を利用します。 話が二転三転しましたが、豊田市は広く、北部、東部には美しい山々があって、良い所です。またまたお国自慢ですみません。 六所神社は私は知りませんでした。 豊田市は合併によって愛知県随一の面積を誇っていますね。 周辺の足助地区その他に様々な伝統文化が根付いています。 先日、剛司さんから送っていただいた、別の写真を添付します。 山茶花は大正村で写したものです。 ★「オンライン句会」選句一覧と、感想をまとめた一覧が配信されました。 ★「いぶきネット句会」の投句期間です。締切は12月5日 午後9時です。 ★HP俳句会の投句期間はは毎月1日~15日です。 ジュニア俳句はいつでも受け付けています。 皆さまふるってご投句ください。 (✩NORIKO✩)(675348) 20.11.30(5430) 寒くなりましたね。 河原地主宰から 沢木先生の代表句が『俳句界』に紹介とのお知らせをいただきました。 皆さま是非お読みください。 +++++ 『俳句界』12月号が「今もひびく昭和の名句(後編)」という特集を組み、 大正・昭和生まれの俳人50 人を取り上げていますが、そのなかで「澤木欣一」の項を 栗田やすし先生が担当・執筆しておられます (68ページ)。 栗田先生が選ぶ沢木先生の代表句10句と、その鑑賞文がたいへん勉強になりますので、 ぜひ手にとって 読んでほしいと思います。 +++++河原地英武 いよいよ11月も終わりとなりました。 「伊吹嶺」12月号が届きました。発行日前月末に届くと嬉しいですね。関係者に感謝します。 寒くなりますがコロナには十分お気を付けください。(✩NORIKO✩)(675257) 20.11.28 夜(5429) 孝子さんからお便りと 大切なお知らせをいただきました。 先日、讀賣新聞の片隅に 綾子先生の俳句を見つけました。 「よみうり寸評」の文の中です。 貴景勝が、人一倍の稽古で大関として初の賜杯を手にしたことや、 「Go To キャンペーン」の政策が後手に回っていることなど。 危機感を覚えつつ歩く道すがらサザンカの赤い花を見つけたこと。 そして・・・以下の句が添えられていました。 <山茶花の一たび凍てて咲きし花 細見綾子> 冬を通して咲きつづける花が終わる頃、光は差しているだろうか。と・・・ 結ばれています。 コロナの影響で、我々は 先の見えない日々を 送っていますが、 我等が「伊吹嶺」は、確実に前に進んでいます。 事務局から、来年の会費や、特別会計の送金等をお願いする時期になりました。 (特別会計の送金は 会費とは別の口座ですので お間違いの無き様に!) 伊吹嶺1月号を配送する都合もありますので、入会・退会等の連絡を 早目にお知らせを頂くと有り難いですね。 問い合わせは、伊吹嶺誌の裏表紙に載っている「事務局」へお願いします。 事務局 矢野孝子 写真は香嵐渓のお寺の御手洗だそうです。珍しいですね。 「伊吹嶺」会費(誌代)は 1月から12月までの年間購読を基本としております。 また途中で新規ご入会の方は半年、または12月までの誌代を納入していただいています。 変更(特に退会)のある方は1月号の誤発送の無いように、事務局の矢野さんや 句会の指導者への連絡を 早めにお願いします。 (✩NORIKO✩)(675135) 20.11.26 夜(5428) +++++ 『隣は何をする人ぞ』 振り返れば、芭蕉の俳句ではないですが、つくづく隣はどんなお方かな〜〜? 集合住宅は表札が無く、名前も解らず、エレベーターの中に乗り合わせても目礼だけ、 コロナ禍も手伝ってか そっけないものです。 うやむやな気持ちになってしまい、人恋しくてなりません。 三連休を利用して我が家に戻ると近所の方の挨拶が嬉しいですね。 当たり前のごく普通のことが・・・ 田舎は、青空と紅葉の盛りを迎え、庭には早くも水仙の花が咲き、鴨の声を 聞きながら、落葉掻きを楽しみました。几帳面な娘の干し柿を横目に・・・ 秋深し隣は何をする人ぞ 芭蕉 芭蕉が旅の途中で詠んだ俳句は現代でも新鮮ですね。 今年の暦も薄く己が暦は・・・コロナ禍で、命の危険をかみしめながら、 限られた時間の一瞬一瞬を愛おしみたいものです。 八尋樹炎 +++++ 山の日のいくたび過ぎん吊し柿 秋篠光広 「角川俳句大歳時記 秋」より 等間隔の吊し柿 楽しみですね。 コロナ禍の今、樹炎さんの言葉に 相槌を打っていました。写真も有難うございました。 (✩NORIKO✩)(674974) 20.11.25(5427) 加藤剛司さんから写真を送っていただきました。有難うございます! +++++ 大正時代に建てられた、豊田市松平の六所社の名所 農村舞台があまりに見事な景でしたので 画像をお送りします。 銀杏が散り、紅葉が色づき、落ち葉は銀杏に紅葉が重なりあっていました。 舞台の背中側にも綺麗な紅葉が映りこみ、まさに絶景…といった感じでした。 今年はコロナの影響で中止されたようですが毎年地芝居がこの農村舞台で行われているようです。 渋滞も混雑もほとんどありません。一度訪問されてはいかがでしょうか。(加藤剛司)+++++ 地名からも 松平氏ゆかりの地なのですね。 空気が綺麗で紅葉の絨毯も見事な雰囲気が伝わりました。 地歌舞伎の二階桟敷の粗筵 牧野一古 神さぶる白狐の舞や里神楽 宇佐美こころ いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(674820) 20.11.24(5426) 穏やかな三連休でした。それにしても新型コロナの感染者数が増えてきましたね。 私達は細心の注意を払っていくしかないのですが・・・もうしばらくの辛抱でしょうか。 HP俳句会の講評がアップされました。来月もご投句どうぞよろしくお願いします。 角川『俳句』12月号の令和俳壇入選句をお知らせしていただきました。 ★井上康明 選 ★星野高士 選 佳作 日盛りや海へ尾を振る風見鶏 富田範保 ★小林貴子 選 秀逸 川下る水の見せ場や滝しぶき 河村仁誠 佳作 バカ殿のごと塗りたくる日焼け止め 加藤剛司 佳作 施餓鬼寺肋浮く釈迦苦行像 谷口千賀子 ★井上康明 選 佳作 噛み砕く金平糖や信長忌 加藤剛司 ★岩岡中正 選 佳作 夜は神の渡る橋なり河鹿鳴く 富田範保 ★五十嵐秀彦 選 佳作 下町を黄の自転車の盆の僧 磯田なつえ ※記載漏れがありましたら お知らせください。 写真は 明智光秀ゆかりの明智町「大正村」で写したものです。 (✩NORIKO✩)(674761) 20.11.21 夜(5425) コロナ感染数が毎日増え続け、医療現場に黄色信号が点ってきたようです。 基本的な予防を徹底していきたいですね。 喉も乾燥しがちですので、寒くなっても水分補給、飴はいつも携帯しています。 ★HP俳句会の選句結果が発表されました。今月の最高点句は <三陸の海静まりて月の道 櫻井 泰さん(千葉県) >です。おめでとうございます! 講評は少しお待ちください。 ★ジュニア俳句はいつでも受け付けています。ふるってご投句ください。 日本シリーズが始まりましたね。コロナで観客の応援も変化があったと思います。 スポーツ観戦クラスターは聞いていないので、応援は大丈夫なのでしょうね。 故郷でミカンの収穫が始まりました。 ミカンは包丁で剥かなくても食べることが出来(葡萄もですが・・) 保存期間も長いので優れた果物だと思っています。ビタミンCの補給に是非! 蜜柑剥く母も母郷もすでに無し 武藤光晴 みかん切る音に背山の暮れ残る 牧野一古 蜜柑山瀬戸の夕波金色に 岡田佳子 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(674444) 20.11.19(5424) 『俳句四季』12月号が届きました。河原地英武主宰の作品16句 「秋日濃し」が掲載されています。 その中の表題になった句をご紹介します。 秋日濃し色打掛の扇子柄 河原地英武 また ステイホーム期間ということで東京都庁展望室からの写真で一句に 下里さんの句が掲載されています。 都庁高階初富士が手に届きさう 下里美恵子 「四季吟詠」秀逸以上の入選を紹介します。 ★柏原眠雨 選 秀逸 自転車の特訓の子へ夕蜻蛉 奥山ひろ子 〃 まだ青き鬼灯供ふ兵の墓 谷口千賀子 他に佳作に多数入選がありました。 ぜひご覧ください。 (✩NORIKO✩)(674189) 20.11.18(5423) 鈴木英子さんから文章を送っていただきました。「徒然草」がすぐ出て来るのが羨ましいです。 学校で勉強したはずのことでも、もうすっかり忘れていますので・・・ +++++冬支度・・・季節の便り いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。 ほぼ毎朝散歩をしていますが、季節の変化は思いのほか速く、今は山茶花の花が満開できれい。田や畔の雑草はほとんど枯れてしまいました。「徒然草」19段に(さて冬枯れの気色こそ秋にはをさをさおとるまじけれ。)とありますが、末枯れの田圃の景色もそれなりに風情があります。 私が観察している田圃たちは、すっかり冬支度です。藁をすき込んできれいに耕されている田、穭草が伸び放題の田、蕎麦が実っている畑など、それらのいずれもが、田の周りは溝が掘られて水はけがよいようにしています。 春から夏にかけて沢山いた蛙は、たぶん、田の底に潜って冬眠に入っているのでしょう。 2,3日前に百舌鳥が小さい蛙を加えて木に止まるのを目撃しました。速贄にするのだと思います。逃げ遅れた蛙が捕まったものと思われます。私の家の庭にも時々、木に蛙の干からびたものが掛けてあります。家の庭にいた蛙たちもこの頃は姿を見かけません。 さて、空を見あげると、快晴の朝、鰯雲が美しい朝、曇りの日など、どの風景も美しいのですが、この間よい体験をしました。それは(鳥雲に入る)ということをこの目で見たことです。私の散歩コースでは、いろいろの鳥が飛んでいます。ある朝、空を見あげると鶫でしょうか、胡麻のように小さい鳥の群れがかたまって飛んでいます。行方を目で追うと高いところにある雲に届くと突然見えなくなってしまいました。雲に消えたのです。そのあと空を探したのですが、鳥の姿は見えませんでした。 角川俳句大歳時記に、「(鳥雲に入る)は具体的な景というよりは(鳥帰る)と同義として使われている入るようだ。」とありますが、それもありで、私のような体験をしている人も多いと思います。ちなみに(鳥雲に入る)(鳥帰る)は春の季語、(鳥渡る)は秋の季語です。 この頃、日の出がだんだん遅くなり散歩の時間も少しずつ遅れます。散歩は季節の移り変わりを実感できて、楽しいものです。 (鈴木英子)+++++ 徒然草19段の文章には細見先生の句が浮かんできました。 枯草のわづかに残る茎の紅 沢木欣一 藪からしも枯れてゆく時みやびやか 細見綾子 写真は樹炎さんから送っていただきました。紅葉は観音寺、錦鯉は大宰府天満宮の鯉です。 ★いぶきネット句会の合評会も終わり、選句一覧がが配信されました。 会員さんがコロナでご自宅の整理をしていたら、明治生まれのお父様の和紙の句集が出てきたそうで、写真や思い出の文章も紹介していただきました。 ★HP俳句会の投句一覧がアップされました。 ★ジュニア俳句はいつでも受け付けています。ふるってご投句ください。 (✩NORIKO✩)(674058) 20.11.17(5422) +++++ 『烏瓜』 この季節 山路を歩くと、烏瓜の実がぶら下がり鮮やかな朱赤・・・ 今まで隠れていたように現れ、目を楽しませてくれます。 夫が元気な頃は少々高みにあっても、上手に蔓引いてくれたものです。 束ねて玄関に飾ると、一層引き立ち秋を楽しみました。 近所の観音寺にでかけました。柿日和、紅葉照、秋惜しむ。沢山の季語の山です。 最近、急に日暮れが早くなりました。新酒の便りも届き、熱燗も良きかな!の冬隣ですね。 八尋樹炎+++++ 異人館跡てふ高さ烏瓜 細見綾子 句集『存問』所収 樹炎さ~ん いつも美しい写真を有難うございます。 細見綾子先生が、「俳句は真でも善でもなく美である」と綴られた一文を読んだ記憶があります。 その言葉を思うと ふっと私達は 文学としての俳句の美を身辺や旅に求めているのかなと思います。 (✩NORIKO✩)(673967) 20.11.15(5421) ★15日、16日は いぶきネット句会の合評会です。午後9時にチャットルームへお集まりください。 ★HP俳句会の投句締切は本日午後9時です。まだの方はまだ間に合いますので是非!! 今日は七五三ですね。各地方では七五三への考え方がいろいろあるようですが 発祥とされる関東地方の考え方として 髪置きの儀(3歳)主に女児、男児も行う例もある 江戸時代3歳までは髪を剃る習慣があったがそれを終了する 袴着の儀(5歳) 男児が袴を着用し始める 帯解きの儀(7歳) 女児が幅の広い大人と同じ帯を結び始める いずれにしても子どもの順調な成長ほど嬉しいものはないですね。 樹炎さんから太宰府天満宮の境内の写真を送っていただきました。 私の記憶では おみくじが季節によって違う色で 春は桜の色だったと思います。 これは紅葉のイメージですね。濃淡もありとても綺麗でした。 太宰府は是非また訪ねたいところのひとつです。 よくころぶ髪置の子をほめにけり 髙浜虚子 よその子の袴着に蹤く老の杖 富安風生 帯解の二人が待てり写真館 井ケ田杞夏 いずれも『角川俳句大歳時記冬』より 自分の子どもの 七五三の頃、無条件に可愛かったころが懐かしいのは 年を取ったからでしょうか。 (✩NORIKO✩)(673635) 20.11.12(5420) ★いぶきネット句会11月の選句一覧が配信されました。 秋は修学旅行シーズンですね。そのため最近は初夏に運動会が行われる学校が多いようです。 でもコロナの影響で学校行事も大幅に変更になりました。そんな中で、蒲郡の中学校のいい話を長崎マユミさんから送っていただきました。 +++++修学旅行生への花火 新聞記事より 蒲郡中学校3年生176人、修学旅行の行き先を生徒たちが考え「県外だとコロナの状況によっては行けなくなる可能性がある。それよりもコロナで影響を受けた地元に貢献しよう」との意見で、宿泊を市内の西浦温泉に決めた。 この9日、400人収容の旅館を全館貸し切りにして実施、夜には地元の花火業者が「せっかく子供たちが地元を選んでくれたので」と西浦海岸で50発の花火を打ち上げてくれ、子どもたちは大喜びした。 ちょっと嬉しいニュースでした。 (マユミ)+++++ 中学生のための打ち上げ花火! 冬の夜空に綺麗に見えたことでしょうね。 新聞の写真もいただきました。定員の半分で貸切、ゆったり出来て良かったですね。 一人泊つ湖畔の宿や冬花火 鈴木石花 「俳誌のサロン歳時記」より クリスマスや年末に花火が打ち上げられることが多くなりました。 「冬花火」も季語として用いられるでしょうね。 (✩NORIKO✩)(673396) 20.11.11(5419) 樹炎さんからお便りをいただきました。 いつも先駆けて話題を送っていただきありがとうございます。一万羽の鶴も見てみたいです。 +++++ 『博多のイルミネーション』 ハロウィンが済んだら、恒例のクリスマスイルミネーション・・・ JR博多駅前に出現して、広場を彩っていさす。 多くの人達が足を止め見入っていました。 コロナ禍の早期収束を願う希望の光が辺りを包み、来年1月6日まで点灯致します。 「出水の鶴」 鶴の飛来が最も多くなる時期は12〜1月頃ですが、もうすでに、11月〜3月にかけて 常時1万羽・5種類は見ることができるそうです。 渡来期間中であれば比較的どの時間帯でも、エサをついばんだり、 羽つくろいやダンスをしたりと思い思いに過ごすツルの様子を見るとのこと。 コロナ禍、で残念ですが、昔の写真で楽しみたいものです。 以上地方紙引用。 八尋樹炎+++++ (✩NORIKO✩)(673277) 20.11.8 夜(5418) 11月8日の朝日俳壇に齊藤眞人さんの句が入選されました! 関東支部の橋本ジュンさんから メールをいただきました。おめでとうございます。 ★高山れおな選 コスモスの揺るるちひろの子のように 齊藤眞人 ★いぶきネット句会の選句締切は11月10日(火)午後9時です。お早めにお願いします。 ★HP俳句会の投句締切は 11月15日です。皆様ふるってご投句ください。 ジュニア俳句はいつでも受け付けています。 七五三は11月15日ですが 今は時期をずらして行われますね。 私が参加した東京の神社では 御祈祷の待ち時間にカメラマンから沢山写真を撮ってもらい あとで30枚に厳選ネット経由で送ってもらうそうです。女児も玩具の刀を持たせてもらい「鬼滅の刃」の大ブームもあって大喜びでした。 また コロナの関係で 予約制で 子ども一人に大人二人まで本殿へあがるという条件で行われました。 その時間 偶然一家族だけで、神主さんから「今日はおめでとうございます。お父さんお母さんお祖父さんお祖母さんに見守ってもらい、すくすく大きくなって良かったですね。今から神様にお伝えしますね」終わってからは「これからもお父さんお母さんのいう事をよく聞いて健康で良い子でいてくださいね」と、とても丁寧な言葉かけをしてもらえたことに ちょっと感動しました。どの子にも優しく語りかけてくださっているのでしょう。 名古屋は熱田神宮へ参る人が多いので、御祈祷はびっくりするほど大人数が参集してそれはそれで厳粛ではありますが、アットホームな感じの神社でした。境内に太田道灌ゆかりの道灌杉がありました。現在は幹の跡が残っています。また、仔犬を抱いた狛犬がありました。 祝着の子と祓はるる七五三 松永敏枝 「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(673060) 20.11.6(5417) 早いもので明日7日は立冬ですね。この一か月で10度以上気温が下がりました。 紅葉は平年並みに色づくのでしょうか。どこへ行くにもマスク必須ですが、気楽に旅が出来る日が来ますように。 樹炎さんは唐津市七山というところへお出かけになりました。 +++++ 「走り蕎麦」 澄み切った秋空に誘われて唐津市七山に家族で蕎麦を味わいに出かけました。 荒瀬に面したテーブルで、青竹に盛られた新蕎麦は最高でした。 唐津市七山は周りを山々に囲まれた自然が 豊かで農業が盛んな農村です。 特産は蜜柑の産地です。ついでに、足を延ばして 標高600m、山間地に位置した樫原湿原までドライブ、初冬の木道を 歩きながら、筆竜胆、アザミ、黄蝶を楽しみました。 ご笑覧下さい。 八尋樹炎+++++ ねぶた絵を飾る山家や走り蕎麦 矢野孝子 走り蕎麦壁に城主の借用書 平松公代 丘の上は郷の境や走り蕎麦 武藤光晴 いずれも「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(672768) 20.11.4(5416) 小田二三枝さん句集『花の宿』を上梓!! この度、小田二三枝さんが伊吹嶺叢書第58篇として句集『花の宿』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。 二三枝さんの俳句との出会いは、自らが勤めていた蒲郡市文化協会が主催した「初心者のための俳句教室」です。その講座の受講者の方に誘われ、平成4年に「三河」に入会しました。その後、平成14年に牧野一古さん、内田陽子さんに誘われ「伊吹嶺」に入会しました。そして、鈴木みや子先生より即物具象の俳句の基本を教わりました。 この句集は平成4年から令和2年の間に詠まれた約1000句の中から336句を精選したものです。 そして、句集名『花の宿』は、 嫁ぐ子の寝息穏やか花の宿 平成20年 から採ったもので、作者が生け花「池坊」の中央研修学院の学生のとき、結婚間近なお嬢さんとともに定宿に泊まったときの句です。 表題句のようにご家族を詠んだ句が多く見られました。どの句も物や季語に思いを託しています。中でもご主人を詠んだ句からは、互いを思いやるご夫婦の姿が浮かびました。 病む母の部屋に豆撒く声ひそめ 平成9年 胎動に添へし手のひら聖五月 平成22年 咳込める背に夫の掌あたたかし 平成27年 この句集には吟行句がたくさんありました。この句集の特色と言えます。中でも行事を詠んだ句は、どの句も迫力というか臨場感があります。 どよめきて竿灯二百立ち上がる 平成4年 灯の入りて万燈武者の眼の涼し 平成16年 鞍の鈴鳴らし駆け出す秋の駒 平成25年 最後に上記の句以外に、わたしが心惹かれた句を紹介します。どの句も即物具象の写生句となっています。(新井酔雪)(672458) 真つ白に鵜綱乾けり今朝の秋 平成14年 稲束を膝に打ちては括りをり 平成18年 赤ん坊の睫毛に消ゆる初の雪 平成24年 紐引けば軋む木偶の手炉火明り 平成27年 胸うすき埴輪色なき風まとふ 平成29年 ★詳しい句集の案内は【こちら】をクリックしてください。(新井酔雪)(672458) 20.10.31(5415) 早いもので今年もあと2カ月を残すのみになりました。新型コロナ感染者が微増しているようです。 お気を付けください。 ★「いぶきネット句会報」が配信され、来月の投句案内がありました。 いぶきネット句会の投句期間 11月1日(日)~11月5日(木)午後9時投句締切です。 この句会は伊吹嶺会員でいぶきネット句会に在籍する方の句会です。 遠方の方も多くいらっしゃいます。俳句を始めてみたい方、ご一緒にネット句会で楽しく学びませんか? 樹炎さんからお便りをいただきました。いつも有り難うございます。 +++++ 『秋惜しむ』 マスクを外して秋の空気を胸いっぱいに吸い込み、 久しぶりに、博多湾を眺めて、渚を歩きました。 引潮で、塩溜まりに海鵜が一羽首だけ出して左見右見・・・ 鳶が砂浜に影つけて飛び回っています。 突堤に釣糸を垂れる家族や犬の散歩、水脈曳く 漁船、 対岸に金印の島(志賀島)と能古島 少し弾んで老舗の寿司をテイクアウト 鳶にさらわれないように頂き美味しかったです。 GOTOトラベルを利用したい気持ちはありますが、つい、足がすくんでしまいます。 色付き始めた並木、気持ちよさそうなコスモスのゆれ。 10月もぼんやり過ぎて、11月8日から冬の季語になりますね。 今夜は十三夜 ベランダに出て眺めることに致します。 八尋樹炎 +++++ 博多湾の「砂浜」、眺望が良いですね。この先に大陸や半島があると思うと歴史とロマンを感じます。 故郷に伊勢湾がありますが、工業地帯になり半島の先へ行かないと綺麗な浜辺はありません。 (✩NORIKO✩)(672097) 20.10.29 夜(5414) 今晩は。今夜は十三夜でした。私のカメラでは月の写真が難しいので、国枝さんが写真を送ってくださいました。 今日も晴れてよかったですね。 +++++ 皆さん
今日29日は十三夜です。全国的によく晴れていますので、皆さんのところでも後の月がよく見えたのではないですか。
東員町での後の月です。月齢は12.3で左下が少し欠けています。そして今日も中秋の名月の時と同じように左側に火星も寄り添っています。
合わせて今日「環境と俳句」と「ジュニア俳句」の11月分をアップしました。それぞれのページを見て下さい。
「環境と俳句」では今回の新型コロナウイルスの中間宿主と言われているセンザンコウと今年4月時点の温暖化効果ガスのCO2 排出量の減少率を掲載しています。いずれも外部資料からの引用です。
またジュニア俳句はいつもは特選句のみの選評を掲載していますが、今月からは秀逸句についても選評を書きました。投句のお子さん向けに書いてあります。今後は参考にして下さい。 (国枝隆生)
バス停に人影ひとつ十三夜 梅田 葵 舟一つ岸を離るる十三夜 山口耕太郎 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(671963) 20.10.28 夜(5413) 「オンライン句会」10月の選句一覧が配信されました。酔雪さんが一手にまとめてくださっています。 このあと評・感想を付した一覧が届くと1か月のサイクルが終わります。佳い句が多いので選に迷います。 俳人協会主催の「第59回全国俳句大会選句集」より、 各選者の本選に入選した方の句を紹介します。 おめでとうございます! ★鷹羽狩行 ★能村研三 ★藤本美和子 選 入選 ひよんの笛吹けば昭和は遠くなり 栗田せつ子 ★片山由美子 ★正木ゆう子 選 入選 流氷と来て流氷と去りし鷲 富田 範保 ★有馬朗人 選 入選 一羽鳴く声に群れ翔つゆりかもめ 山本 光江 ★岡田日郎 選 入選 抱卵の雉子に枯草刈り残す 加藤ゆうや ★栗田やすし 選 入選 海を出て風が痛しと寒みそぎ 富田 範保 ★西嶋あさ子 選 入選 復興の磐城の鉄路春の虹 梶田 遊子 ★野中亮介 選 入選 三鬼の忌暮るる激しき雨降つて 栗田せつ子 〃 顔洗ふ水が冷たし終戦日 栗田せつ子 ※得点順・選者五十音順です。目を凝らして調べましたが、記載洩れがありましたらお知らせください。 予選には多くの方が通過しました。 (✩NORIKO✩) 20.10.28(5412) +++++「ハロウィン」 死者の祭が 現代では、 特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し 子どもたちが魔女やお化けに仮装して、 近くの家々を訪れお菓子をもらったりする風習ですね。 特に1990年代後半より始まった東京ディズニーランドのイベントを筆頭として、 各地でのハロウィンイベントの開催が増えたそうです。 最近は市場に西瓜や柿、まで「ジャック」に化けて、つい、笑ってしまいます。 さて、今年のハロウィンは、コロナ禍・・・フェイスシードルやバーチャル映像 で始まるのかな? 少々心配です。 自粛が続く最近退屈で、お化けに変装したくもありますが、すでに、 白髪のおばあさんですから、コスチュームがあれば、地で(魔女)になれそうです。(笑) 樹炎+++++ ハロウィーンのかぼちや笑へる駅の花舗 中山敏彦 *前書き=新宿駅 ハロウィーン悪魔のしつぽもげてをり 関根切子 いずれも「いぶきネット歳時記抄」より 樹炎さん 写真と文章を有難うございました! 「コスチュームがあれば・・・」の所で口角が上がりましたよ♪ 東京の孫が 友達と集まって商店街で仮装して歩いたという話を去年聞きました。今年はコロナで難しいかもしれません。 (✩NORIKO✩)(671765) 20.10.27(5411) 昨夜、「伊吹嶺」全国俳句大会と拡大運営委員会の様子がアップされました。 各賞の皆様 新同人の皆様 河原地主宰・栗田顧問の特選の皆様おめでとうございます。 新役員の皆様 記念事業へ向けてのかじ取りを宜しくお願いします。 研修部の皆様 運営委員会の皆様 コロナ禍の影響の中 お世話になりました。 +++++ ★HP俳句会の今月の結果が発表されました。 最高点句は <流星の音聞こえさう飛騨の闇 岩田遊泉さん(名古屋市)>でした。おめでとうございます!! 講評も併せてお読みください。 『俳壇』11月号の「俳壇雑詠」入選者のお知らせをいただきました。 ★森田純一郎選 特選 己が顔水に映して金魚糶る 富田範保 佳作 石室の入口蜘蛛の巣を揺らす 富田範保 ★藤田直子選 佳作 よろよろと水の流るる旱川 富田範保 角川の『俳句』11月号で、23日の落書に記載洩れがありましたので、掲載します。 ★白岩敏秀選 佳作 青胡桃石ころ多き馬籠道 野﨑雅子 新型コロナで色々な行事が中止になる中、全国大会に関わった皆さま大変だったことと思います。 流行の収束はいつになるのでしょう。やはり共存していくほかに方法がないのでしょうか。 いずれにしても マスクと手洗い 免疫力アップでコロナに負けないようにしたいですね。 (✩NORIKO✩) 20.10.26 夜(5410) 「伊吹嶺」全国俳句大会(拡大運営委員会) 10月24日(土)13:30より名古屋市今池のガスビル7階で、「伊吹嶺」全国俳句大会が開催されました。といいましても、今年はコロナウイルスの影響のため、一堂に会しての開催ではなく、運営委員会を拡大した形で行いました。 まず、同人会総会では、令和2年度の会計報告、会計監査が行われました。続いて、令和2年度の「伊吹嶺」新人賞と秀句賞の紹介。そして、同人会連絡網、同人会役員の交代について連絡がありました。新会長は加藤ゆうやさん、新副会長は梶田遊子さんと服部鏡子さんです。 全国俳句大会の第1部総会の議題は、規約の改正、年間行事報告と行事計画、特別会計報告でしたが、滞ることなく承認されました。 各賞の発表では、 伊吹嶺賞 河村惠光さん 「奥吉野」 新人賞 加藤剛司さん 秀句賞 朝倉淳一さん 「風光る子の真つ新な定期入れ」 以上3名の方が受賞されました。おめでとうございました。 そして、新同人として 音頭惠子さん(尾西青炎句会) 加藤剛司さん(HAGURUMA句会) 野瀬ひろさん(秋桜句会) 丸山節子さん(折戸句会) 山田万里子さん(京都句会) 5名が紹介され、挨拶をいただきました。今後のご活躍を期待します。 句集出版では、 内田陽子さん 『福寿草』 山本玲子さん 『今日の月』 河原地英武主宰 『憂国』 関東支部 合同句集『炉火Ⅴ』 小田二三枝さん 『花の宿』 4名、1団体が紹介され、出席していた内田さんから言葉をいただきました。とても大きな成果ですね。 卒寿のお祝いは、 梅田 葵さん(瀬戸句会) 山田悦三さん(伊吹嶺句会) 山鹿綾子さん(東風句会) お名前のみ紹介されました。ますますのご健吟をお願いします。 続いて、第2部は俳句大会で、披講は河原地主宰選、栗田顧問選のみでした。 河原地主宰特選 佐藤とみおさん 「炎熱を来て原爆の図に見入る」 栗田顧問特選 加藤百世さん 「縁側に母在すごと遠花火」 参加されていた加藤さんから喜びの言葉をいただきました。 素晴しい句です。 今年は、皆様に参集していただくわけにはいきませんでした。しかし、同人総会、伊吹嶺総会、俳句大会を無事進めることができ安堵いたしました。そして、受賞者、参加者、係34人が集まったわけですが、久しぶりに顔を合わすことができ、嬉しく思いました。(新井酔雪)(671509) ★詳しい内容は、【こちら】をクリックしてください。 20.10.26 (5409) 秋らしい日が続いていますね。 高柳杜士さんから素適な写真を送っていただきました。 東海市の加木屋緑地のアサギマダラと 青空のモズと ジョウビタキです。 マーキングのあるアサギマダラもあります。 杜士さんはカメラの腕前もかなりの実力とお見受けしました。 本当に綺麗な写真です!!杜士さん 有難うございました!! 砕け散る波音近し渡り蝶 金原峰子 渡り蝶低し親王自刃の地 上田博子 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 海光に見失ひたり渡り蝶 倉田信子 『伊吹嶺俳句集 Ⅱ』より (✩NORIKO✩)(671398) 20.10.25 昼 (5408) 今週は、俳句月刊誌の記事がたくさんありました。 栗田顧問、河原地主宰、 ともに 執筆を沢山依頼されてご活躍です。 季節として丁度<今>の時期なので、今日の2回目の落書です。 <愛知池のアサギマダラ> 野島秀子さんが お友達から届いた「アサギマダラ」の写真を送ってくださいました。 藤袴の咲く「バタフライ・ガーデン」は愛知池の散歩コース(北側)にあるそうです。 アサギマダラの個体番号の付いた写真もいただきました。 自然観察会のお仲間からは、個体番号を見て屋久島からネットで連絡があったこともあるそうです。 海を渡り、時には力尽きてしまうものもあることでしょう。アサギマダラには感動しますね。 愛知池 あるくマップは https://aichiike.exblog.jp/25872290/ 名鉄「米野木」で下車して横断歩道を渡ると 愛知池散歩コースへの細道があります。 車の方は米野木駅前のスーパーからも近いかもしれません。 愛知池南側は、漕艇場なので、南側の駐車場では遠回りになりますが、健脚の方なら大丈夫でしょう。 (✩NORIKO✩)(671230) 20.10.25 (5407) +++『俳句界』11月号に栗田先生の文章掲載+++ 『俳句界』11月号が「大特集 今もひびく昭和の名句(前編)」という特集を組んでいますが、そのなかで栗田やすし先生が細見綾子先生の代表句10句を取り上げ、論じておられます(93ページ)。 栗田先生が細見先生のどの10句を取り上げ、その見所をどう述べていらっしゃるか、とても興味深い内容です。ぜひお読み下さい。 +++『俳句』11月号に河原地主宰の書評掲載+++ また、手前味噌ながら、『俳句』11月号で、わたしが伊藤敬子句集『千艸』の書評を書いています(195ページ)。こちらもよろしければご覧下さい。 河原地英武 ※『俳句界』の写真は河原地主宰から送っていただきました。 20.10.24 (5406) 昨日、中部地方の夕方のNHKテレビで、蒲郡の今年の三谷祭を取材した番組が放映されました。 聞き慣れた苗字の方?と思ったら、廣中みなみさんのご主人様が祭のリーダーでした。本来なら10月第三(土)(日)に催される三谷祭ですが、今年はコロナの影響でWEB開催となり 公式サイトで過去の写真5000枚から選んだ、歴史を伝える写真や動画を見ることができます。 テレビでは、廣中みなみさんと仲良しご家族、関係者が楽しそうに映っていました。来年は行えると良いですね。お孫さんたちは、「ジュニア俳句」の常連さんで、活字になるのを楽しみに俳句を作っているそうです♪ WEB開催は【三谷祭公式サイト】で検索 または【こちらから】 秋祭身体廻して晒捲く 廣中みなみ 「伊吹嶺」2011年1月号より もう一つは動画ですが オリオン座流星群です。以前10月下旬に見られると聞いてはいましたが、すっかり忘れ ていました。昨夜、夜更かしをしていたら 【長野木曽観測所から配信 (ライブ中継)】YouTubeに出てきました。 満天の星が木曽の空に! そして時折ひとすじの流星が現れては消え、また現れて・・・ ☆.。.:*・☆.。.:*.。☆ たとえモニター越しで見たとしても 「あぁ地球ってこんなにも沢山ある星の中の一つの星なのだなぁ~」と思いました。 皆さまもご覧になってみては如何でしょうか。 写真の三谷祭海中渡御は2015年に私が写したものです。 (✩NORIKO✩)(670989) 20.10.23 夜(5405) +++『俳壇』11月号に栗田やすし先生の文章掲載+++ 『俳壇』11月号は飯田龍太生誕100年を記念して、 「飯田龍太にまなぶ」という特集を組んでいます。 そのなかで栗田やすし先生が、龍太の <落葉踏む足音いづこにもあらず>を鑑賞されています。 この句は龍太が母を亡くしてまもなくの作だそうですが、 栗田先生が感銘深い文章を寄せておられますので、ぜひお読みください。 河原地英武 +++++ 河原地主宰 お知らせ有難うございました。 各種俳句月刊誌に先生方の文章!燈火親しむ秋ですね!! (✩NORIKO✩) 20.10.23(5405) ★「伊吹嶺愛知支部新年俳句大会」の投句締切は10月29日(木)必着です。 まだの方お忘れの無いようにお願いします。10月号の綴込みハガキでご投句ください。参加料は本誌をよくお読みの上出来るだけ句会ごとに振込みをお願いします。 『俳句』11月号令和俳壇の入選者を教えていただきました。 河村さん「推薦」おめでとうございます! ★櫂未知子 選 推薦 羅に隠しおほせぬ火の気性 河村 仁誠 佳作 ほうたるの光分けゆく手漕舟 富田 範保 ★井上康明 選 佳作 梅雨空に隠るる機影沖縄忌 佐藤とみお ★白岩敏秀 選 佳作 海月浮くクルーズ船の出し埠頭 齊藤 眞人 ※記載漏れがありましたらお知らせください。 写真は樹炎さんから送っていただいた「桜紅葉」です。ご自身で綺麗なのを拾ってきてくださいました。 手づくりの仏さまでしょうか。セーターにも飾ってお洒落ですね♪ (✩NORIKO✩)(670917) 20.10.21(5404) +++『NHK俳句』11月号に河原地主宰の文章掲載+++ 『NHK俳句』11月号の「俳句と暮らす『夜』」のページ(50~51ページ)に わたしの小文と俳句鑑賞が掲載されています。 栗田先生、沢木・細見両先生の俳句の鑑賞も載っておりますので、 ご覧頂けると幸い です。 河原地英武+++++ 主宰からご案内をいただきました。 皆さま~ 是非お読みください!! 以前「NHK俳句王国」という番組が 季節ごとにあり、主宰になられる前に 松山のテレビ局でしたか、河原地先生が出演された事を思い出しています。 栗田先生も、別の時に各地方からLIVE出演で、名古屋城で俳句の選者でいらっしゃいました。懐かしいです。 今回の鑑賞楽しみですね!! (✩NORIKO✩)(670688) 20.10.20(5403) 虫の声も聞こえなくなり、この1か月の気温差に驚きながら、この頃は秋が短くなったと思います。 そろそろ紅葉の季節、街路樹のトウカエデが黄色くなり 梢は赤へ変わりつつあります。 秋晴は今日までとのことです。ひと雨ごとに寒くなるのですね。 蟷螂も枯れ色に変身している頃でしょうか。 蟷螂の句と言えば 一番に山口誓子の句 <かりかりと螳螂蜂の皃を食む 誓子> が浮かびます。「かお」の字がパソコンに無いので ネットからコピーしました。 これでOKでしょうか。 樹炎さんから送っていただいた 蟷螂の写真です。 昔聞いたことで忘れられないのは 「蟷螂や蜘蛛は益虫で 天道虫は可愛いけど害虫なのよ」 ということです。虫を外見で判断するのもいけないのだなぁと思ったことが脳裏をよぎりました。 先日稲刈りをした「自然の会」の方の話では、外来種以外の生物は、たとえ「マムシ」でも捕獲しない主義ということを 聞きました。 ただ溜池にヌートリアがいるのだとか。これは駆除したいので会で田植が終わってから 稲が生育するまで罠を仕掛けるので点検(?)に行くそうです。 (✩NORIKO✩)(670500) 20.10.19(5402) 昨日は午前中、先週紹介した、市境の棚田の稲刈りの手伝いに行きました。 毎年募集している子どもの稲刈り体験が、諸事情で中止になったので、人手が足らないと聞き行ってみました。 土日が稲刈りの日程と決まっていましたが、前日一日雨で稲刈りは出来ず、田圃はぬかるみ状態で、本当は稲刈りには向いていないのですが催行されました。古くから近隣に住んでいて自然保護の活動をしているメンバーに加わらせてもらいました。男女10名ほどで 一枚の棚田を半日以上かかって稲刈りです。男性は稲刈り、稲架組み、女性が稲束を括ることから始めました。刈った稲本来は藁で括るのですが、難しいので麻紐で行いました。私と夫は昼までということで少し作業が残っているところ帰りました。括りながら指が痛くなり、なかなか終わらない作業に疲れました。私は3時間で30束位括れたかどうか・・?といったところでした。まだ棚田が1枚分残っているので後日行うようです。今年は稲穂に重みが無く、採れる量が少ないかもしれないそうです。 16日の記事で、稲架棒が二本だったのは、長く竹竿を渡した時の、中間部分の稲架棒でした。 暮早し谷戸に立ちたる稲架襖 武藤光晴 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(670261) 20.10.18(5401) 15・16日にいぶきネット句会の合評会が終わり、昨日は選句一覧名前入りが配信されました。 いつもドキドキわくわくする瞬間です。 今日の中日俳壇より栗田やすし先生選の一席は いぶきネット句会の雅子さんでした。 ★栗田やすし選 一席 生涯を指輪なき母衣被 野崎雅子 おめでとうございます! 皆さまも色々な入選の情報をお寄せください。 上の、封筒のマークの「メッセージお待ちしております」からどうぞ! 写真は樹炎さんから送っていただきました。オンブバッタです。可愛いですね。 (✩NORIKO✩)(670199) 20.10.17(5400) 秋雨前線でしょうか、今日は急に寒い日となりました。慌ててカーディガンを出しています。 皆さま風邪引かないようにしてくださいね。 ★『俳句四季』11月号から 「季語を詠む―絨毯」に 四季吟詠選者の下里美恵子さんの句が掲載されました。 母恋うる夜は緋の色の絨毯欲し 下里美恵子 四季吟詠 入選者の紹介(多数のため秀逸以上にさせていただきました) 児玉美奈子さん 特選おめでとうございます!! ★下里美恵子 選 特選 笑ふこと覚えし赤子さくらんぼ 児玉美奈子 秀逸 家籠り慣れて夕餉の胡瓜もみ 服部 鏡子 〃 知多木綿運びし古道風薫る 野島 秀子 〃 梅雨雲の隠す稜線入院す 奥山ひろ子 〃 稜線のうす明かりして梅雨の入 梅田 葵 〃 米を研ぐ窓辺に螢明滅す 沢田 充子 〃 食細き母の夕餉に心太 安藤 一紀 〃 伊吹嶺の天辺晴れて合歓の花 平松 公代 〃 蓮の葉の雨こぼれ落つ音一つ 井上千保子 〃 夏蚕飼ふ匂ひの村を通りけり 水谷 仁士 その他佳作にも多数の掲載がありました。 ※記載漏れがありましたらお知らせください。 (19日に追記しました。) 写真は昨日、旧宅に帰宅された樹炎さんから送っていただきました。 (✩NORIKO✩)(670100) 今回 記事掲載数と閲覧数に 00 が揃いました♪ 20.10.16(5399) ★昨夜はいぶきネット句会の合評会1日目でした。事前に感想をメモしてコピー貼付したり、その場に応じて対応したりと1時間が短く感じられることもしばしばあります。充実した1時間です。 ★HP俳句会の投句一覧がアップされました。今月は150句の投句がありました。とても多くて嬉しいです。 多数のご投句有難うございます! 選者の一人としてはじっくり繰返し予選から本選と選んでいっています。 下旬の結果発表をお楽しみに。 ★灯火親しむ秋、「ジュニア俳句」も多数ご応募ください。 秋晴の水曜日、市境の棚田を見に行きました。 市境といっても合併した後のことで、以前は村だった所です。 この棚田の周囲の町も市となり、道路が整備され、宅地開発されました。 溜池や竹林の多い、林の丘を抜けると棚田があります。 ちょうど近くの幼稚園児の稲刈り体験(遠足)をしていました。 雨後の泥の残った田圃に板を敷いて 大人が手で刈り、稲の束を作ってる人もいました。 子ども達はひつじ田の水溜りに生き物を探し、トンボを探し、畦道に寝そべり、皆自然と触れ合い楽しそうでした。 丁度お弁当タイムが始まり、私は棚田をあとにしました。 外での園児はマスクをしていませんでしたが、教室ではマスクをしているのでしょう。 コロナ禍で元通りの生活スタイルは戻るのでしょうか。 国の宝である子ども達が、良い自然環境の中 すくすくと育ってくれるといいな・・と思いながら帰りました。 青空や棚田一枚づつの稲架 小原米子 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(669924) 20.10.15(5398) +++++ 秋点描 金木犀の芳しい香りと共に、秋は雲がきれいな季節です。 空一面に鰯の大群が泳 ぐような鰯雲、羊雲、鯖雲など。 絶景は夕日に染まる茜雲でしょうか。 新聞の挿絵に、つい頬がゆるみました。 空一面にイワシ雲、その下で猫の家族が鰯を眺めている コロナ禍を心豊かにさせて頂きました。ユーモアですね。 カレンダーの10月のページには、小望月から中秋の名月、 十六夜、立待月、居待月、更待月・・・忙しく暮らして 居ると 月を眺めることも少なくなって、・・・ 今朝の散策に眉月を眺めました。 季節と自然を楽しんだ先人のセンスに感心するばかりです。 八尋樹炎 +++++ 秋の雲影落しゆく過疎の村 田畑 龍 『伊吹嶺季寄せ』より 樹炎さん 有難うございました。鰯雲を見ている猫の家族、楽しいですね。大きな金木犀!!雲の色が魅惑的です。 そして風邪が治って良かったですね。 朝晩の涼しさに 一枚羽織るものが欲しくなるこの頃です。 皆様変わりやすい天気にお気を付けください。 (✩NORIKO✩)(669785) 20.10.12(5397) 台風のあとの青空の日曜日、秋晴の一日いかがお過ごしでしたか? 昨日、いぶきネット句会選句一覧と感想が配信されました。 夜明け前から出発した長崎さんは、伊良湖でサシバの渡りを見たそうです。良かったですね! またお天気のいい日には渡りがあることでしょう。 知立句会の鈴木英子さんから 小原と久女について綴っていただきました。 +++++ 「小原紀行」 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。 初秋のある日、私は一人吟行すべく、久しぶりに小原へ行ってきました。ここは以前は西加茂郡小原村と言って、西三河の山深い所でした。現在は平成の大合併によって豊田市に組み入れられました。豊田市の最北部にあり、北隣は岐阜県です。 ここを代表するものは、小原和紙、四季桜、そして杉田久女の暮らした屋敷跡、杉田夫妻のお墓などです。 私は豊田市南部の自宅から国道419を車でひたすら北上すること1時間で、小原の地に着きます。国道沿いに支所(四季桜の名所)、和紙の里、久女の屋敷跡、柴田豆腐店、川見四季桜の里などが続きます。 まず、小原和紙の里へ寄って、見学し、工房兼事務所でご挨拶をして、道の両脇に栽培されている三椏、楮、とろろ葵など見ながら、坂を下ります。 また車で数分北に進み、国道から右へ細い道を進むと久女の屋敷跡につきます。この地は皆様よくご存じの久女旧居跡、というより夫君の宇内さんの屋敷跡です。久女は宇内と結婚してこの屋敷に数年暮らし、長女の昌子さんを生んでいます。 久女については、彼女の湧き出るような俳句や文章の才能を持て余し、教師妻の境遇でままにならない創作のいら立ち、そして虚子との確執で晩年は、気の毒であったようです。特に戦後の、ある作家たちの久女像で、思い込みが敷衍されていたようですが、増田氏や長女の石昌子さんら、また他の研究者たちによって、名誉が挽回されたように聞いています。 それはさておき、夫君の宇内さんは、気性の激しく才能を持て余している妻を最後まで見捨てず、大切にし、久女の死後は遺体と彼女の遺品や作品を引き取って、遺骨は自分の墓に納めて、二人で眠っていらっしゃいます。そんな宇内さんの懐の大きさ、人間的なおおらかさに心ひかれます。 旧居跡を訪ねると、草刈はされているものの、壊れそうな長屋門をくぐって広場に出ると大木の枝が覆いかかり昼でも暗くあたりに人はなく怖いようなところです。そこに久女の句碑と観音像と石昌子さんの碑がひっそりと立っています。 私の思いとしては、日本の女流俳人の中で、加賀の千代女と並ぶ名句を詠んだ郷里の偉大な俳人の遺跡としては寂しいということです。 話は変わりますが、名古屋の栄に杉田病院があり、そこの初代院長先生はこの松名の地の出身と伺っています。私の娘が赤ちゃんの時にその院長先生に手術をしていただきました。人格者でいらっしゃいました。 また、私の高校の同級生に杉田君という青年がいて、やはりこの地に住んでいたと聞いています。彼は、長身でハンサムでとても秀才でした。同級会をするといつも在住の岡山から参加してくれます。田舎では一村に同じ姓の人が多いと聞いていますが、今度会ったときにその土地のことを杉田君に聞けたらいいなと思います。 小原の地は、今でも緑豊かでいろいろな鳥が鳴きさざめいています。 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ 久女 足袋つぐやノラともならず教師妻 久女 (鈴木英子)+++++ 英子さん有難うございました! 小原は四季桜が美しいですね。 久女を花にたとえるなら どんな花だろうと思いました。 私は薔薇にたとえてみたいです。 写真は東海市の公園の秋薔薇です。 (✩NORIKO✩)(669481) 20.10.10(5396) 台風14号の進路が心配ですね。お住まいの地域の情報に注意してください。 8日、雨でしたが、伏見方面へ行きました。寺田屋を訪ねるのは初めてでした。 幕末の歴史を感じながら、何かあった時に龍馬は船で逃走できるようにしていたのだと実感しました。 秋霖や龍馬の宿に弾の痕 範子 (✩NORIKO✩)(669175) 20.10.6(5395) 爽やかな気候になりましたが、台風の接近が気になりますね。 いぶきネット句会の投句一覧が今朝配信されました。ネット同人の校正係の皆さんに頑張っていただいています。 選句締切は10日午後9時です。選句もお早めにお願いします。 ★HP俳句会の投句期間は15日(木)午後9時までです。 ★ジュニア俳句は締切はありません。いつでも受け付けています。入選句はHPでも 伊吹嶺誌上でも紹介されます。特選句への国枝さんの鑑賞評もお読みください。 とても参考になります。 皆様のご投句お待ちしています! ★いぶきネット句会へのお問合せがありますが、入会出来る方は要約しますと以下のとおりです。 *インターネットの環境にある方 *「伊吹嶺」に入会していただける方 *「伊吹嶺」の句会がお近くにない方 新型コロナウィルスの影響によって ネット句会の意義が高まっています。 入会を迷っている方がいらっしゃいましたら ぜひ一歩を踏み出してみませんか。 TOPページの「お問合せ」伊吹嶺落書の「メッセージお待ちしております」(封筒の図柄)をクリックしてください。 写真は昨年の故郷の秋祭です。今年は関係者の神事だけで、山車の巡行はありませんでした。 秋祭餅投げの餅見せ合へり 市川美智子 『伊吹嶺季寄せ』より 縁日にポン菓子爆ぜて豊の秋 小田二三枝 句集『花の宿』より 早くお祭りや行事が再開されますように。 私達日本人は真面目にマスク・手洗い・ディスタンスを励行して感染予防に努めています。 コロナが収束するのかどうか未だ分かりませんが、頑張って続けていきましょう。もしも罹っても軽く済むためにも。 (✩NORIKO✩)(668716) 20.10.2 夜(5394) 今日天気予報で 1日は中秋の名月、2日今日が満月 という解説をしていました。 月の軌道などの関係からだそうですが、また、今月は10月31日も満月だそうで、1か月に二度の満月が楽しめそうです。 国枝さんからも 地元で写した月の写真を送っていただきました。驚くほど大きくて綺麗ですね。 環境グループのお仲間の方からの写真もあります。(鉄塔・四日市) 名月をもう一度ご覧ください。 名月を仰ぎ鈴鹿の関越ゆる 栗田やすし 名月とすれ違ひたる翼の灯 国枝 隆生 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩) 20.10.2(5393) 昨日はきれいな月を見ることができました。昨夜のうちに樹炎さんから写真を送っていただきました。 兎のお饅頭も可愛いですね~~ +++++ 10月1日中秋の名月です。暫く雲間を泳いでいましたが、只今美しい満月を見せてくれました。 団子ではありませんが、焼き印の可愛い兎の饅頭を飾ってみました。 俳人には、魅力あふれる十五夜です。 樹炎+++++ あやとりのまた川となる良夜かな 櫻井幹郎 礒よりも沖を照らせり望の月 内田陽子 いずれも 『伊吹嶺季寄せ』より (✩NORIKO✩)(668319) 20.10.1(5392) 爽やかな朝です。今日から10月です。そして今夜は十五夜です。 皆様のお住まいの所ではどんな名月が見られるでしょうか。楽しみですね。 小田二三枝さんが 句集『花の宿』(伊吹嶺叢書第58篇)を上梓されました。 おめでとうございます!詳しくは後日落書でご紹介します。 (✩NORIKO✩)(668231) 20.9.30(5391) 今日で九月が終わります。朝晩涼しくなりましたね。今日は秋晴で半袖の陽気だそうです。 明日10月1日は 名月とのこと。綺麗な月が見えると良いですね。 ★いぶきネット句会報が配信されました。今月のよもやま通信では 「無言館」の敷地内にある「俳句弾圧不忘の碑」「檻の俳句館」について会員さんが綴ってくださいました。 ★毎月1日から、いぶきネット句会、HP句会の投句が始まります。 いぶきネット句会は 10月5日(月) 午後9時締切 (いぶきネット会員のみ) HP俳句会は 10月15日(木) 午後9時締切です。(どなたでも投句できます) ジュニア俳句はいつでも受け付けています。 灯火親しむ秋 みなさ~ん HP俳句会、ジュニア俳句に是非ご投句を!! ★オンライン句会9月の選句一覧が配信されました。近く意見交換の場としての感想の一覧が配信されます。酔雪さんが纏めてくださっています。 半田の彼岸花を見に行きました。いつも臨時の駐車場も増設されるほど人気で、一番近い「新美南吉記念館」駐車場に停めることができてラッキーでした。南吉が遊び南吉が「ごんぎつね」の発想を得た矢勝川や権現山、また稲刈りのコンバイン、刈田に餌を探すシラサギの群れに出会い、300万本の群れ咲く川沿いを気持ちの良い散歩ができました。 山の日や畦伝ひ咲く曼珠沙華 栗田やすし 南吉の里訪ふ曼珠沙華日和 上田 博子 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 私のカメラ(スマホ)では月をうまく撮ることができません。撮れた方はぜひ送ってください。 (✩NORIKO✩)(668142) 20.9.27(5390) 秋晴の清々しい一日になりました。いかがお過ごしですか? 「伊吹嶺」10月号が届きました。今月は40代同人作家特集として、荒川英之さんと関根切子さんの紹介記事があります。若いお2人、今後の活躍がますます楽しみです。 ★各支部の新年俳句大会は、新型コロナウィルス感染予防の観点から、それぞれ紙上句会、 またはメール句会になりました。応募要項をお読みになりご投句ください。 多くの皆様のご投句をお待ちしています。 愛知支部は巻末の綴込みハガキでご投句をお願いします。 同級生から南蛮煙管と利平栗の写真を送ってもらいました。 思草触(さわ)れば横にくび振れり 河原地英武 綾子碑に供ふ艶よき丹波栗 金原 峰子 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(667911) 20.9.26(5389) 樹炎さんから「マスク」への考察?つぶやきを送っていただきました。写真もです。鰯雲の空が秋ですね~~。 外出に「マスク持った?」が合言葉になりましたね。 +++++ 『マスク』 俳句では(マスク)は冬の季語ですが、 最近のコロナ禍ではオールシーズンになりましたね。 冬の歳時記で解説は、冬の乾燥、寒気を防ぎ 唾液の飛沫を抑える エチケットとあり、現在の状態と同様です。 マスクは、表情が隠れて独特の雰囲気が、俳味の種でしょうか。 マスクして念入りにする目の化粧 年森恭子 (ぐろつけ)角川歳時記 くすっと笑えます。・・・ この頃、道に落とし物のマスクが増えてきました。 雨後の歩道に張り付くマスク、風に吹き飛ぶマスク、これは、衛生的に 問題でしょう。新型コロナで、手洗い・マスク・三密をを避ける現状で 如何なものかと考えています。日常に密着してきたマスクの処理を 再考の余地ありです。 ご時世とは云え、新型コロナの感染拡大によって新しいマナーが生まれ、 外出時の素材や色柄、葬儀や法事に失礼に当たらないのは、 「白で問題ない」のでは。 秋冬に向かい、懸念される再感染に備えたいものですね。 宝くじ売場にマスクして並ぶ 栗田やすし マスクしてマスクの人に近づかず 小長哲郎 桃色の大きなマスク遅刻生 河原地英武 いすれも「伊吹嶺」より 八尋樹炎+++++ 青の文字色がうまく乗りませんでした。宜しくお願いします。(✩NORIKO✩)(667795) 20.9.25(5388) 関東地方の皆様台風の影響はありませんでしたか。25日名古屋は80%の雨模様です。 『俳壇』10月号の雑詠入選者を教えていただきました。 おめでとうございます! ★加藤耕子 選 秀逸 腕相撲取りて山車方出を待ちぬ 富田範保 ★今瀬剛一 選 佳作 青薄勘助詩碑は風の中 磯田なつえ ★山田貴世 選 佳作 蚊遣火も道具の一つ老庭師 富田範保 写真は久屋大通公園の「蕉風発祥の地」の碑です。 (✩NORIKO✩)(667645) 20.9.24(5387) 角川『俳句』10月号令和俳壇入選者の紹介です。おめでとうございます! ★山田佳乃 選 佳作 むず痒し数多の毛虫焼き終へて 磯田なつえ 〃 梅雨晴間板撓はせて陶運ぶ 富田範保 ★星野高士 選 佳作 花のごと開く投網に鮎躍る 富田範保 ★朝妻 力 選 佳作 山頂はビルより低し富士詣 佐藤とみお ※記載洩れがありましたらお知らせください。 写真のテレビ塔付近は商業施設が建ち、先日オープンしました。 (✩NORIKO✩) 20.9.23(5386) 昨日に続き樹炎さんから「鯉攻め」の話題を送っていただきました。 +++++「鯉攻め」 今日(鯉攻め)がありました。暫く沼が干しあがり白鷺や川鵜の餌場に なります。鯉攻めで捕獲した鯉や鮒は、昔、農家の貴重な蛋白で 豊作を祝う酒席のご馳走でしたが、今では 離村が多く現代の子供達は 肉食に変わったせいで、行事だけが細々と行われています。 それでも、大鯉を網に掬い上げた瞬間 大声が上がり賑やかです。 八尋樹炎+++++ 鮠の子がおよぐ田水の落し口 兼松 秀 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より こうして、地域の方の知恵と努力の積み重ねでたんぱく源も摂りながら自然を守っているのですね。 貴重な写真を有難うございました。私は「鯉」は生涯に何度いただいたか?という記憶です。 ★HP俳句会に松井徒歩さんはじめ各選者の評がアップされました。参考になさってください。 (✩NORIKO✩)(667450) 20.9.22(5385) 樹炎さんからお便りをいただきました。 溜池の水落としってあるんですね。 溜池にしてはとても大きく立派な池で、鷺も生息して良いなあと思いました。 +++++ 雲一つない秋空です。豊の秋・・・ 我が家の裏の溜池が(鯉攻め)の為に、水を落とし始めました。 早速、白鷺が群れて、ミミズや小魚を啄んでいます。 一斉に鵙の高音が響いています。(沼の鯉攻め)は沼底の消毒と掃除の為に、毎年行う行事です。ご笑覧を 八尋樹炎+++++ 年一回とのこと 鷺たちは驚いでいるのでしょうか、知っているのでしょうか? (✩NORIKO✩)(667385) 20.9.21(5384) ★HP俳句会9月の結果が発表されました。 今月の最高点句は <鰯雲牛舎の屋根に猫眠る 康さん(東京) >です。 おめでとうございます!講評はしばらくお待ちください。 敬老の日ですね。いつからか15日でなくなったのかと思ったら 2003年から第三月曜日になっていました。 敬老の日やネクタイは久し振り 櫻井幹郎 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 写真はミニチュア写真家田中達也氏の作品です。タイトルは忘れましたが 紅葉の京都かなと思います。 (✩NORIKO✩) 20.9.20(5383) 今年は敬老の日が21日になり、秋彼岸を含めて四連休になりました。皆さまいかがお過ごしですか? あんなに暑い暑いとこぼしていたのに、季節はちゃんと秋になり、手足の皮膚感覚の違いに気付きます。 家の中で素足からソックスを履くようになりました。 樹炎さんから彼岸花の写真を送っていただきました。律儀な花で本当に驚かされます。 裏木曾の風にほどくる曼珠沙華 坪野洋子 『伊吹嶺季寄せ』より (✩NORIKO✩)(667104) 20.9.18(5382) 『俳句四季』10月号「四季吟詠」秀逸・佳作をご紹介します。 ★加古宗也 選 秀逸 何処となく痒くなりけり毛虫焼く 加藤弘一 〃 花蜜柑かをる窓辺に産着干す 野島秀子 佳作 外科女医は軽音楽部夕薄暑 長崎マユミ 〃 春の旅ペットのお茶を買つて飲む 岸本典子 〃 緑陰の切株に座す句帳手に 梶田遊子 ★田島和生 選 秀逸 闇深き水田匂へり雨蛙 奥山ひろ子 佳作 真つ白の蛍袋に風かよふ 福田邦子 〃 たんぽぽの開きし前方後円墳 谷口千賀子 ★加藤耕子 選 佳作 大仏の印を覗けり熊ん蜂 中斎ゆうこ ★今瀬剛一 選 佳作 マスクして覗く地獄の釜の蓋 国枝隆生 ★池田琴線女 選 佳作 峡の宿夜の静寂に遠河鹿 石橋忽布 ※記載洩れがありましたらお知らせください。 10月20日締切分(2月号)は 我等が下里美恵子先生が選者です。 「俳句四季」綴込ハガキにてふるってご投句ください。 (✩NORIKO✩)(666923) 20.9.17(5381) ★いぶきネット句会の合評会が終わりました。 今回も活発に意見が交わされましたが特に国語辞典での、同じ読みの言葉の意味と 表記上の問題が提起されて勉強になりました。 樹炎さんから 文章と 秋の味覚のひとつ栗の写真を送っていただきました。 +++++ 「小さい秋見つけた」 やっと秋です。 首筋を爽やかな朝風がなでて行きます。 庭に萩の花がこぼれ、水を落とした沼が底を見せる今、何処かで 鵙の声が響きます。鵙が鳴きだすと我が家では秋になります。 野分後、立木が何本も無残に折れて、・・・ つくつくぼうしが、最後の声を絞っています。 あの暑かった炎天は何だったのか、コロナ禍のマスク、尋常ではありません。 今朝の新聞に、栗拾いを楽しむ人たちの写真を眺め、ほっとする気持ちですね。 (八尋樹炎)+++++ 眠る子の手に焼栗の匂ひかな 河原地英武 『伊吹嶺季寄せ』より (✩NORIKO✩)(666803) 20.9.15(5380) 昨日、河原地主宰から 伊吹嶺賞と新同人の紹介がありました。 皆さまおめでとうございます! 11月号での発表を楽しみにしています。 ★『俳壇』2020年10月号の「俳壇ワイド作品集」(132~133頁)に 国枝隆生さんの作品「明日香野」7句が掲載されました! その中の一句を紹介します。 悠然とやんま明日香の水叩く 国枝隆生 「どの句も風格のあるどっしりした句です」と、河原地主宰からの メールに添えてありました。 三密を避けマイカーで吟行にお出かけになったそうです。 そして次の言葉が印象に残ったので一部紹介します。 「……コロナ禍の時代であっても自然を詠むことが、俳人にとって願望ではなかろうか」 その通りですね。 国枝さんには ジュニア俳句の選句、環境と俳句をはじめとして、今も大きな力添えをいただいています。 (✩NORIKO✩)(666522) 20.9.14昼(5379) 第18回伊吹嶺賞と新同人の紹介!! 詳報は伊吹嶺誌11月号に掲載の予定です。 9.14(5378) 蝉から虫へ 季節は変っていきました。 秋の天気は変わりやすいですが 季節の変わり目、体調に気をつけてください。 ★明日15日から20日午後8時まで、オンライン句会の投句期間です。 酔雪さんの専用アドレスへ投句をお願いします。 大坂なおみ選手が全米オープンで優勝しました。有料テレビでしか見られず観戦出来ませんでしたが、素晴らしいですね。 プロテニス選手にはチームがあってトレーニングに関わっているそうですが、 日本人の新しい専属トレーナーが快挙を支えたそうです。 まだ22歳!これからも本当に楽しみですね。 「7枚のマスク」で差別との闘いが議論されるようになりました。 秋晴をテニスの音の打つてをり 蔦 三郎 「大型俳句検索」より (✩NORIKO✩)(666344) 20.9.13(5377) ★いぶきネット選句一覧と、今月の感想が配信されました。ベテランの国枝さんからも感想をいただき、より充実したものになっています。 ★HP俳句会の投句締切は9月15日 午後9時です。ふるってご投句ください。 二百二十日も過ぎましたが、樹炎さんから台風の写真とお便りをいただいていました。有難うございます。 +++++「台風は新語」 与謝野晶子の本を読んでいると、 「台風と云う新語が面白い」のくだりに、え! 台風と云う言葉が新しいとは・・・ 従来の慣用語で云へば(吹き降り)日本では台風を(野分)と呼ぶ。 野分には俳諧や歌の味はあるが、科学の味はない。 雅な響きを清少納言は、萩や女郎花の吹き倒れる様子を傷ましく、ものの哀れを詠んでいる。 パソコンで検索して見ると、 明治時代末に、風速32,7メートル以上の強風を当用漢字が定められ 激しい風の事, 諸説あるが、1946年以降は「台風」となった。 知らなかった、「台風と云う新語が面白い」!なるほどです。 (八尋樹炎)+++++ 台風裡水飲んでまた眠りたる 下里美恵子 『伊吹嶺季寄せ』より 私の記憶では伊勢湾台風が一番恐ろしく、海抜の低い天白川流域では家が流され多数の死者が出ました。 父が役場へ詰めていたため 男手がなく、向かいのお爺さんと母と祖母が 通路の土間の木戸を必死に抑えて飛ばされずに済んだことが思い出されます。東向きの台所の硝子窓は滅茶苦茶に壊れました。床下浸水でした。翌日の青空の眩しさは今でも忘れられません。この秋これから大型台風が襲来しませんように。 (✩NORIKO✩)(666265) 20.9.10(5376) 昨日、9月9日は「重陽」でした。重陽と言う言葉を知ったのも、俳句を始めてからのことだったと思います。 俳句のおかげで知りえたことが沢山あります。年をとってからでも知ることは嬉しいことのひとつです。 鈴木英子さんから季節のお便りをいただきました。 +++++「早稲田刈り干す・・・季節のたより」 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。今年はコロナ禍、大雨、酷暑、台風と災害のオンパレードです。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。 私は自粛生活の間、リハビリを兼ねて早朝散歩をしています。私の住んでいる団地のすぐ上には田んぼが広がっています。農家さんが耕している土地と農業 そのいずれもが、9月初旬には一斉に刈り取りを終えました。昨日今日は、私が散歩をしていると、田んぼに刈り終えたばかりの新藁を刻んだ匂いが心地よく香ります。私が通ると雀が飛び立ちます。台風の前に収穫をしてしまおうということらしいです。その中の一枚の田には「にお」も置いてあります。昨今、稲の収穫はコンバインですぐ籾にして、農協の倉庫に運びます。藁が欲しい時には別の刈り入れをします。農協のグリーンセンターで藁を売っていますが、結構お高いのです。 さて、その田んぼの中で、何枚かの田では稲の直播ということをしています。これは丁度私の住んでいる豊田市南部の田んぼで始まりました。苗作り、田植えを省いてしまおうというやり方です。10年くらい前に新聞やラジオで紹介されました。 今年の出来具合ですが、大雨と酷暑などが重なったのかよくありません。病気も出ていたようです。収穫したコメは多分、家畜の餌か加工品位にしか使用できないと思いました。しかし、別の田の農家さんが端正込めて育てた田んぼの稲の出来はよかったです。 さて昔のお話ですが、私が子供のころ、年の離れた従兄がお米の品質の等級を決める仕事をしておりました。子供心にこんな仕事もあるのかと思いました。「としやん」と言って物静かな青年でしたが、どの省庁に属していたかは今となってはわかりません。 これからも散歩を続け、これらの田、や畑を見守るのが私の楽しみのひとつです。 今日、日進市との境にある名古屋市(昔は猪高村)の小さな棚田に行ってきました。棚田は昔の半分くらいの面積に減ったようです。毎年保存会で田植え稲刈りをしています。蝶や蜻蛉、蛙がいました。 偶然稲穂の間を飛んでた蝶を写してみました。棚田毎にボランティア団体の名札が立っていました。 この学区の小学校の名前もありました。良い体験ができますね。 この稲は、餅つき大会をするので 餅米だそうです。今年の出来はどうでしょうか。 (✩NORIKO✩)(665932) 20.9.9(5375) 台風10号が九州地方に爪痕を残していきました。いぶきネット句会では当該地方の方の安全を確認し合うことができました。 福岡の樹炎さんからは安全だった旨 お知らせもいただきました。 +++++「 台風10号」 これまでに、経験したことのない大型台風特別警報 「最大瞬間風速70メートル」「記録的大雨・高潮」 「家屋倒壊」「トラック横転」「伊勢湾台風並み」・・・ さて、マンションに暮らして初めての台風経験です。 1.床上浸水は無い。 2・風にも強いはず??? 3・停電の用心・冷蔵庫用に、(ペットボトルに水を入れ冷凍庫で6本) 4・懐中電灯・(電池調べ・単1〜2〜4)買い足すラジオの用意・ 5・停電でもそのまま食される食品の買い出し・ (コンビニのレトルト総菜食品パン・水・果物おにぎり、など 6・貴重品・体温計・保健証・腕時計・テッシュなど買い物カートに詰め込むみ 洗面所に(玄関に近く堅牢な囲いなので) 7・早めの入浴と食事、・風呂の湯は抜かない・ 8・懐中電灯を天井に向け、ペットボトルに水を入れ上に乗せると光の屈折で倍の明るさがあります。 9・ガラス戸が割れ、あおられたらもうお仕舞です。(前にイオンの立体駐車場、約400台駐車) 台風の為、特別の計らいだそうです。 10・後は天にお任せです。「ガラスが破れませんように」命も保障の限りではありません。 福岡上陸時間が真夜中だったせいで、疲れ果て爆睡して何時の間にか台風は対馬海峡でした。(笑) 後で解ったことですが、この辺りは電気地下埋設だったそうで、がっかりやら、安心やら 以上、私のお粗末なお話です。今後も繰り返す大型台風に供え、良い勉強になりました。 八尋樹炎+++++ (写真は地方紙から) 凄まじい風雨だったのですね。伊吹嶺の皆様に被害が無かったことは 良かったと思いました。 (✩NORIKO✩)(664753) 20.9.7(5374) 9月6日は細見綾子先生の忌日でした。今日は白露です。 週末から台風10号に厳重警戒の呼び掛けがありましたが、当該地方の皆さま大丈夫でしたか? 鹿児島など多くに避難指示が出たそうですね。 ディスタンスを取っての避難所生活はなかなか大変だろうと思います。 名古屋は風が強かったです。 東京は雨だと娘からメールがありました。 被害の少ないことを願っています。 棗の実雨に色づく綾子の忌 栗田せつ子 『伊吹嶺季寄せ』より 写真は樹炎さんから送っていただきました。鳥の塒はどこでしょう。 巣があってじっと台風が過ぎるのを待っているのでしょうね。 (✩NORIKO✩)(665589) 20.9.5 夜(5373) 危険な台風10号が気がかりです。沖縄・九州地方の皆さま十分にお気を付けください。 名古屋では8日頃にかけ大雨とのこと。もしもの時のために備えをしてください。 ★HP俳句会の投句期間です。皆さま多数ご投句ください。 ★いぶきネット句会の投句一覧は 校正担当の皆さんの複数の目で確認ののち 配信されます。 早めの投句により、一覧配信も早く届くようになりました。 花が少ない今 思い立って薔薇を買ってきました。名前は・・忘れてしまいましたが 小ぶりのオールドローズ系でしょうか。 秋さうび王妃の小さき絹の靴 上杉美保子 『伊吹嶺季寄せ』より (✩NORIKO✩)(665433) 20.9.3(5372) 台風の影響で 名古屋は降ったり止んだりで久しぶりの雨です。これを機に涼しくなると良いのですが。 人間の身体も水分が6割だそうですから 水って大切ですが、時に豪雨で災害をもたらすので、そういう時には恐ろしいものとなるわけで・・・被害が無いようにほどほどな雨が良いですね。 ★先日 主宰から 「第20回たんば青春俳句祭」「細見綾子賞」へ応募の案内がありました。投句料無料です。1日の落書のアドレスをクリックして 応募要領をお読みいただき、是非ご投句してください。句の内容は自由です。 ★ジュニア俳句にご投句をお願いします。 締切はありません。いつでもご投句ください。国枝さんが丁寧な選評もしてくださいます。 トップページ見出しの「ジュニア俳句」からお入りください。 (✩NORIKO✩)(665176) 20.9.1夕(5371) 伊吹嶺の皆さま!! 20.9.1(5370) 9月になりました。今日も暑そうですが、この頃は入り日が早くなり その点だけ秋らしさを感じています。 沖縄地方で台風9号が接近しています。お気を付けください。 1日は大正12年、関東大震災が発生し、昭和35年防災の日に制定されました。 箸置きに箸を揃へて震災忌 小長哲郎 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より ★オンライン句会の選評・感想が配信されました。 沢山コメントをいただけた作者には大きな励みとなることでしょう。 ★いぶきネット句会(投句締切9月5日)が始まりました。お早めにご投句ください。 ★HP俳句会(投句締切9月15日)どなたでも投句できます。是非!! 樹炎さん宅の鹿威しですが、樹炎さんからメールで +++婿さんは手先が器用で、(獅子落とし)上手に出来ていました。家中で感謝しています。但し、つくばいに飼っている、10匹の金魚は音がするたび固まってさぞ、迷惑ではと・・・(笑)と気になりますが。 (樹炎)+++++ 20.8.31(5369) まだまだ残暑厳しいですね。いかがお過ごしですか? ★いぶきネット句会報が配信されました。 ★HP俳句会は1日から15日までが投句期間です。 ★ジュニア俳句はいつでも受け付けています。是非ご投句ください。 樹炎さんからお便りと写真を送っていただきました。 +++++「夏の点描」 暑さの中、家に戻ると(青栗)が 育っています。 (仙人草)が低木を被いはびこって、(毒性あり)凌霄花に繰り返し真っ黒で、 後翅の白い(もんき揚羽蝶)が旋回しています。 沼の枯れ木に川鵜が羽繕い、法師蝉が声を振り絞って鳴いていました。 すずめ蜂は暑さでか、全滅したそうです。南方で台風が迷走しています。 婿さんが鹿威しを蹲に作っていて、その音の響きに、癒されました。コトン・・・ 樹炎+++++ 手作りの鹿威し、良いですね。ゆったりしたリズムが涼しさを運んでくれますね。 肉桂玉舐めて残暑の関越ゆる 国枝洋子 『伊吹嶺季寄せ』より 愛知県は38℃の予想で朝から室内で冷房をつけています。(電気代が心配・・・) 名古屋は今日が形の上で一学期終業式、明日から二学期という区切りのようです。 夏休みが少なく、暑い中登校していました。水筒と帽子は必須、時には日傘も差して・・・ コロナも心配ですが、熱中症に罹らないようお気を付けください。 皆さまにとって今週も良い日になりますように。 (✩NORIKO✩)(664834) 20.8.29 夕(5368) 八月の終りに政界に スポーツ界に大きな動きがありました。 白血病を克服した池江璃花子選手のレース復帰には日本中が拍手を送ったことと思います。 政治ではこれから新しいリーダーが決まります。難題を抱える日本のかじ取りをぶれることなく進めていってほしいと思います。 このところ夏(暑さ)が長く、秋(涼しさ)が短くなっているような気がしています。皆さまもコロナ禍でなかなか外出しづらい暮らしが続いていると思います。 若い人に集団免疫がつけば、年配者が動いても良いようですが、いつのことになるのでしょうか。 ★先日オンライン句会の選句一覧が配信されました。あとは選後評が配信され、今月の句会が終わります。 ]投句一覧 選句一覧 選評一覧は酔雪さんが全て作業してくださっています。有難うございます。 硬骨のステゴザウルス九月来る 河原地英武 『伊吹嶺季寄せ』より 写真はミニチュア写真家・見立て作家のの田中達也氏の作品です。 「ひよっこ」のオープニング映像を制作した方です。 調理用バットをプールに見立ててあります。池江さんを思って選んでみました。作品名は「25cmプール」とのこと。 (✩NORIKO✩)(664740) 20.8.27(5367) 「伊吹嶺」9月号が届きました。 9月号は巻頭に坂口昌弘氏の特別寄稿「蒼穹に身を震はせて―『憂国』感想」、歌人加藤孝男氏著『与謝野晶子をつくった男』への河原地主宰の書評、「晨」代表の中村雅樹氏の「虚子遠望」の連載など 一段と読み応えのある内容です。 その他重要なお知らせも掲載されているのでよくお読みください。 しばらくの間10日発行でしたが 9月号から毎月1日発行に戻りました。 やはり1日発行が良いですね。編集部、校正部の皆さまに感謝です。 写真は昨年竹島水族館で写したものです。 (✩NORIKO✩)(664472) 20.8.25(5366) 『俳壇』9月号「俳壇雑詠」の入選者を教えていただきました。 ★有馬朗人 選 佳作 象潟の島を洗ひぬ青田波 富田範保 また『俳句』9月号入選者の追加もありましたので追記させていただきます。 ★井上康明 選 佳作 穂薄を分けゆく小径神威岬 佐藤とみお ★櫂未知子 選 佳作 前髪を切り揃へたり花衣 加藤剛司 皆さまおめでとうございます! 写真は樹炎さんのご家族が写してくださいました。美味しそうですね♪ (✩NORIKO✩)(664301) 20.8.24(5365) いつの間にか蝉が鳴き止みいなくなったようです。虫の声はまだですが もう聞いた人もいるかもしれません。 まだまだ暑いのですが蝉がいなくなったことに秋の気配をに感じています。 樹炎さんから写真を送っていただきました。 +++++「三日月」 昨夜ベランダから撮った写真です。 月には四季それぞれの趣がありますね。万葉の時代から沢山詠まれてきました。 上弦の宵月・・・ 最近は昔を振り返ることが多くて、遠い日の引揚げ船の甲板や、 まだ明るさの残る玄界灘の波のうねり、潮の香を三日月に乗せて・・・ 八尋樹炎+++++ 三日月が落ちてきさうで走りだす 牧 美里 『角川俳句大歳時記 秋』より (✩NORIKO✩)(664232) 20.8.23(5365) ★HP俳句会の選句結果が発表されました。講評もあわせてお読みください。 今月は 4名が同点(3点)でした。 同点が3名以上の場合は最多入選賞は無しとさせて頂きますが高点句をここにご紹介いたします。(敬称略) 新涼の波打ち寄する舟屋口 吉沢美佐枝(千葉県) 古代蓮甕に咲かせて札所守 康(東京) エプロンを外し合掌原爆忌 町子(北名古屋市) 歩荷の荷晩夏の山に影のばす 暁孝(三重県) 4名同点は私の記憶にもあまりないような気がします。 来月もご投句よろしくお願いします。 写真は 樹炎さんから送っていただきました。 (✩NORIKO✩)(664080) 20.8.22(5364) 午後、夕立が降って少しだけ涼しさを感じました。 涼しいところで過ごし うがい 手洗い 免疫力アップに努めましょう。 先輩から『俳句』9月号の情報をいただきました。皆さまぜひご一読ください。 ★月刊『俳句』9月号 86―87頁にに 河原地主宰の新作12句が掲載されました。 そのうちのタイトルとなった「梅雨湿り」の句を紹介します ネコノヒゲ少し零れて梅雨湿り 河原地英武 ネコノヒゲという花があるそうで 早速画像を見てみました。なるほどと思う花でした。 「令和俳壇」入選者です。河村さん「推薦」おめでとうございます! ★夏井いつき選 秀逸 (題詠の部 「待」「谷」) 地獄谷ゆで玉子食ふアッパッパ 加藤ゆうや ★井上康明選 推薦 ★岩岡中正選 佳作 人連れて蚊柱ふたつすれ違ふ 河村仁誠 ★山田佳乃選 佳作 声高の国会中継豌豆剝く 磯田なつえ ★星野高士選 佳作 夕闇の空掻きならす蚊喰鳥 加藤ゆうや ★朝妻力選 佳作 早苗田の典型として一揆の碑 国枝隆生 ★岩岡中正選 佳作 月山のいまだ白銀峰入す 富田範保 ※記載洩れがありましたらお知らせください。 写真は 俯瞰した百日紅です。樹炎さんから送っていただきました。 真紅の色が濃いですね。 (✩NORIKO✩)(663932) 20.8.20(5363) +++++伊吹嶺句会からのお知らせ+++++ 伊吹嶺句会は9月から12月まで、中止になりました。 次回は令和3年1月27日水曜日開催予定です。 お間違えの無いように よろしくお願いします。 幹事の久野和子さんからお知らせがありました。 愛知支部新年俳句大会も紙上句会になりました。 ワクチンが開発され できれば罹患せず過ごしていきたいです。 こう思うのも若くないからかなぁ・・・と思っているこの頃です。 以前 同期会の名札係で名札に添える名言を調べた時 歳だからと思わないように見つけた言葉があります。 未来とは、今である。 - マーガレット・ミード -(米国の文化人類学者 / 1901~1978) (✩NORIKO✩)(663583) 20.8.19夕(5362) 令和3年「伊吹嶺愛知支部新年俳句大会」の開催についてのお知らせ! 20.8.19(5361) 今日は8.19で俳句の日だそうです。1992年に坪内稔典氏が提唱、その後俳句甲子園など色々な動きもあり日本記念日協会に認定されたそうです。 『俳句四季』9月号が届きました。 「四季吟詠」入選のうち 秀逸以上の方をご紹介します。 谷口さ~ん 日野さ~ん 特選おめでとうございました! ★柏原眠雨 選 特選 ひとひらを追ひて崩るる白牡丹 谷口千賀子 秀逸 普請場にジャズの流るる若葉風 奥山ひろ子 ★山本比呂也 選 特選 春小袖すれ違ふとき匂ひけり 日野圭子 ★関森勝夫 選 秀逸 青空が好き風が好き鯉幟 加藤弘一 ★山田佳乃 選 秀逸 村祭子らに伝ふる囃子かな 梶田遊子 ※記載洩れがありましたらお知らせください。 (✩NORIKO✩) 20.8.18(5360) 昨日は浜松で41度超え日本最高記録と同じだったそうです。 危険な暑さの中 皆さま体調には十分気を付けて涼しいところで水分補給しながらお過ごしくださいね。 ★昨夜研修部長の内田陽子さんからメールが届きました。 +++++ パソコンを変えて、今日久しぶりに落書を開きました。 14日には落書での声掛け、ありがとうございました。 先ほど市川あづきさんからのメールで投句者220名を超えました。 明日は石黒印刷所へはがきを持っていき、とりあえずの出句一覧の作成にはいります。 酔雪さん、範子さんらのネット部の方のご声援、本当にうれしかったです。 ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。(内田陽子)+++++ 今年はコロナ対策で、研修部の皆さんも打合せや開催方法の決定など、苦心されたことと思います。 昨年より投句者が増えたことを喜んでおられました。 これから一覧作りのための校正ですね。まだまだお世話になりますがよろしくお願いします。 ★オンライン句会の投句受付期間です。参加者の方はよろしくお願いします。 欠席の場合も酔雪さんのオンライン句会メールアドレスへお知らせください。 写真は伊良湖岬の灯台です。 (✩NORIKO✩)(663337) 20.8.17(5359) 今日もすご~く暑くなるようです。39℃とか40℃とか、心配です。皆さま熱中症にもお気を付けください。 ★いぶきネット句会合評会が終わり、早速朝、係から名前あり選句一覧が届きました。 昨日は 京都での五山の送り火がBSテレビで放送されましたね。 縮小の形だったようですが行われて良かったと思いました。 ふとこの一年に亡くなった著名人の顔が浮かんできました。 街の灯の消えて火の入る大文字 佐藤とみお 武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 写真は実家の迎え火です。ラインで送ってくれました。 知多の方言で「おしょろいさん」を迎えるとか送ると言います。 (精霊の訛ったものだと思います)。 従姉に聞きましたら昨日の写真の提灯まつりは寺の関係者だけで行ったそうです。 (✩NORIKO✩)(663171) 20.8.16(5358) いぶきネット句会合評会1日目が終わりました。 今回 事前感想で話題に上ったことを紹介します。 酔雪さんから配信されたものです。 +++++ 8月のいぶきネット句会では、季語の新字と旧字の表記をどうするかが話題となりました。 河原地主宰と伊吹嶺編集部の見解をお聞きしました。 以下のような回答がありましたのでお知らせします。 ・歳時記に掲載されている季語が旧字の場合は、旧字表記とする。 例:蟬、鶯などは旧字 ・歳時記に掲載されている季語が新字の場合は、新字と旧字、どちらの表記でもよい。 例:蛍と螢、~灯と~燈などどちらでもよい。 +++++ 「伊吹集」「山彦集」へご投句のハガキに記入する時の参考になさってください。 写真は在所の隣町の提灯まつりで以前写したものです。今年は行われたのでしょうか。。 (✩NORIKO✩)(663034) 20.8.15(5357) 終戦の日になりました。 日本が平和な時代に生まれて育ったことを有り難く思います。 樹炎さんから8月15日の記憶を送っていただきました。 +++++「8月15日」 7月の長雨、8月に入ると いきなりの蝉時雨 雲の形も夏のもの、拳をあげた雲の峰 連日の猛暑に 「敗戦日」がよみがえって来ました。 「ただいま」外から帰って来た私は、何時もの両親でない雰囲気に・・・ 父がラジオの前に正座し、昭和天皇による玉音放送を。 母は別の部屋で涙ぐんで・・・私11歳の記憶です。 八尋樹炎+++++ 父の顔思ひだせずに敗戦忌 上杉和雄 『伊吹嶺季寄せ』より 若いころ教科書で学んだ国際連合の理想と実態との乖離に気付き始めたのは歳を重ねてからでした。 敵国条項の削除が決議されながら、いまだに国連憲章に姿を残したままであることも知りました。 何事も まず正しい情報を知ることが大事なのではないかと思うようになりました。 今日は12時の戦没者追悼式と ドラマ「太陽の子」をしっかり見ようと思っています。 (✩NORIKO✩)(662842) 20.8.14(5356) ★「第19回伊吹嶺全国俳句大会」投句締切は 明日15日(土)消印有効です。 皆さまお忘れのないようお願いします。 ★「いぶきネット句会」は普段と変わらす 皆様の早めの投句と選句で、一覧が配信されました。 ★HP俳句会の投句締切は15日(土)午後9時です。多数ご応募ください。 今日も各地で厳しい暑さになりそうです。 東海地方は今年一番の37度とか。明日明後日も危険な暑さが続くようです。 先週墓参りに生家へ行ったのですが、市内ではコロナの影響で棚経はなくなったと聞きました。 東京に住む子も帰省できず 寂しいお盆ですが、ただただ皆が健康でいられますようにと祈る毎日です。 暑すぎて家で過ごすことが多く、ネット会員になっていて無料で見られる映画やドラマを見て過ごしています。今日は大好きな西瓜を買ってきて 誕生日をささやかに自祝しようと思っています。 遠ざかる母との月日走馬燈 伊藤範子 (✩NORIKO✩)(662718) 20.8.12(5355) 連日体温超えの猛暑が続いていますね。愛知では熱中症の警戒アラートも出ました。 皆様お気を付けください。 鈴木英子さんから写真と記事を送っていただきました。 涼しそうに活けられた蓮です。佇まいが素適な立華ですね。 +++++「夏の花 蓮」 いぶきネットの皆様知立句会の鈴木英子です。 立秋が過ぎたというのに、暑いことです。それにコロナが蔓延して、閉塞感漂うこの頃です。そんな中、将棋の藤井棋聖は18歳で、快進撃を続けています。愛知県民として、嬉しいかぎりです。 さて、まだまだ暑くお盆もやってきます。今回は、夏を代表する花の一つ、蓮のお話をします。 まず蓮の花は仏教と縁がとても深い花です。泥の中から生え、この世とも思えぬ美しい花を咲かせます。けがれ無き清浄な花は極楽にいるようです。葉や花 、実の形状によって、現在、過去、未来を表します。生花、立華にも活けます。 開き葉、開いた花は現在を、蕾、地面から出たばかりの巻葉、撞木葉は未来を、朽ち葉や花托(かたく)と言って花びらが散った後のハチの巣状のものを過去になぞらえます。 これらを一甕の中に配します。 お寺の本堂で仏様は蓮の花弁に座っていらっしゃるし、仏像の横には蓮の花の立花(銅製が多い)が飾ってあります。 生け花として活けるとき、蓮は葉も花も葉脈が1ミリぐらいのものが何本も通っているので、あっという間に水を下げてしまいます。そこで技術的に裏技があります。水揚げポンプで薬品を混ぜた液体を茎に注入します。そうすると水持ちが良いのです。葉には水の蒸発を防ぐクリームを裏と表に丹念に塗ります。 それでも池坊の教室で活けて、翌朝までピンとしているものは半数もありません。(教室ではいっせいに活けるので) それでも、蓮の生け花の魅力にとりつかれて年に一度は蓮の生花と立花を活けるのです。 生け花も良いのですが、現実の蓮の花の見物に行きたいと思うのです。が、コロナのせいで、今年の夏はままなりません。 〇蓮の露空を映して揺らぎをり 英子+++++ (✩NORIKO✩)(662517) 20.8.11(5354) 暦の上では立秋ですが、まだまだ暑さが厳しく 大型店で涼みたいところを コロナでなるべく出歩かない暮らしを続けているので、家の冷房がフル回転です。 ★ジュニア俳句の特選者お名前について ジュニア俳句の選者、国枝隆生さんから特選者の名前間違いの連絡がありました。 「伊吹嶺」誌8月号のジュニア俳句の特選者の名前は正しくは山田和輝さんです。 特選句は次のとおりです。 おばあちゃん朝昼夜と新茶のむ 名古屋 小三 山田 和輝 選者の記載間違いでした。お詫びし訂正させていただきます。 なおHPは訂正済みです。よろしくお願い致します。 ジュニアの皆さん 8月もご投句よろしくお願いします!! 写真は樹炎さんから以前送っていただいた甲虫です。 (✩NORIKO✩)(662406) 20.8.10(5353) +++++ 俳人協会創立60周年記念 令和3年版 俳句カレンダー +++++ この秋に俳人協会から出される「令和3年版 俳句カレンダー」は創立60周年を記念する特別版です。沢木欣一先生を始めとする歴代俳人協会会長のほか、著名な俳人の代表句が直筆の墨書で鑑賞できます。わたしも今から刊行を楽しみにしています。皆さんもご自分用に、そして俳句に関心のあるご友人へのプレゼントとして、ぜひ購入をお勧めしたく思います。 河原地英武 ★申し込み方法について 事務局からのお知らせです。 俳人協会編「俳句カレンダー」の注文の時期が来ています。 今年は、協会創立六十周年です。 ご希望の方は、電話かファックス 又は はがきで武田明子さんへ 注文をお願いします。 申込先は 伊吹嶺8月号 75ページに掲載してあります。 (なるべく句会でまとめて お願いします。) 注文締切 9月末日 送金締切 10月末までに、現金書留にて 武田さんまでお願いします。 (コロナの関係で、お会いする機会が無くなりましたので、今年に限り、 現金書留にて、お願いします。) 皆さま是非お申し込みください。 (✩NORIKO✩)(662298) 20.8.9(5352) 樹炎さんから長崎の写真を送っていただきました。 +++++今日は戦後75年の「長崎原爆の日」です。 歴史の陰に隠された犠牲者の御霊に手を合わせたいですね。合掌 コロナの再拡大で、「帰省自粛」のお盆です。日本国民には、重たい月です。 猛暑とあいまって、皆様熱中症にご注意下さい。 +++++八尋樹炎 消えてより蜥蜴の蒼さ長崎忌 鍵和田釉子 「大型俳句検索」より 写真1・浦上天主堂のマリア像 2・長崎原爆像 3・長崎の眼鏡橋 (✩NORIKO✩)(662214) 20.8.7(5351) 昨日は広島忌でした。いつもそうですが、本当に暑い日です。 朝から蝉の大合唱にいっそう暑くなります。 75年の歳月はご遺族の方々も高齢になられました。 唯一の被爆国として核兵器廃絶と平和への希求を発信し続けてほしいと思います。 電柱の影の歪めり原爆忌 都合ナルミ ★8月のいぶきネット句会投句一覧が配信されました。 ★HP俳句会の締切は毎月15日です。 ★ジュニア俳句の投句はいつでも受け付けています。夏休みに是非ご投句ください。 ★全国俳句大会の投句締切は 8月15日(消印有効)です。よろしくお願いします。 花博士?の友人からもうすぐ咲くからと分けてもらった鷺草が咲きました。 名前通りの花だなぁと思っているところです。 (✩NORIKO✩)(661975) 20.8.5 夕(5350) 「伊吹嶺」全国俳句大会への投句案内 20.8.5(5349) 暑中お見舞い申し上げます。 樹炎さんから 夏満月の写真を送っていただきました。 3日から4日の明け方は満月でした。 時間によって色が違って見えたのですね。 その夜は寝る前に窓から見上げたらオレンジ色の月が真南にありました。 最近は英語の呼び名がニュースに出ますね。 「スタージェンムーン」とか。(チョウザメ月)。鮫が海に出没するからでしょうか。 ジャム荷詰むあかがね色の夏の月 夏目悦江 『伊吹嶺季寄せ』より ビルから写したそうです。 写真左・夜8時半頃 右・朝5時頃の月 色合いの違いに驚きました。 樹炎さ~ん有難うございました。 (✩NORIKO✩)(661775) 20.8.2(5348) 全国的に遅い梅雨明けとともに8月になりました。 昨日の予報では猛暑を伝えています。 新型コロナウィルスの感染拡大で、子どもたちの夏休みも短縮、 我が家では恒例だった花火見物や子家族の帰省もなくなり残念です。 ラインの動画画面越しに元気な姿を見るのが楽しみになり、 家族の無事を伝えるやりとりが増えてきました。 何でもない普通の暮らしが平凡でも幸せなのだと思うこの頃です。 ★HP俳句会(締切は15日) ★ジュニア俳句(いつでも受付しています)に TOPページ見出しから入れます。ふるってご参加ください。ご投句お待ちしています。 少年の膝にかさぶた雲の峰 金子敦 句集『猫』より (✩NORIKO✩)(661430) 20.7.31(5347) ★7月のHP俳句会の講評がアップされました。 今月から全体講評の奇数月は松井徒歩さんが担当します。国枝さんはじめ他の選者の評もあわせてお読みください。 ★7月のオンライン句会が滞りなく終わりました。酔雪さん取りまとめのお役目お疲れ様でした。 ★いぶきネット句会報が配信されました。 一紀さんから8月のいぶきネット句会の案内がありました。 投句、選句いずれもお早めによろしくお願いします。 投句期間:8月1日~8月5日(午後9時締切) 選句期間:8月6日~8月10日(午後9時締切) 樹炎さんから写真と文章を送っていただきました。 +++++『朝顔』 梅雨明が遅く、立秋は間近なんて、コロナの影響でめりはりのない暮らしです。 又 異常気象で、この夏の暑さが気にかかりますね。 朝顔と言えば「小学生の植物観察」が定番でしたね。うまくいかずに、枯らしたこともありました。 昔、父が「恐れ入谷の鬼子母神」朝顔の色や数をチェックして楽しんでは口ずさんでいたことが、懐かしく、 いつの間にか私まで・・・ 朝顔は江戸時代にブームがあり、江戸幕府が倒れてより、近くの入谷に住んでいた植木屋が 朝顔を作るようになったとか。沢山の品種改良がすすんだそうです。 ちなみに、花言葉は、「はかない恋」「明日も爽やかに」 綾子忌の雨に色増す牽牛花 武田稜子 朝顔や遠くなりたる母の家 中川幸子 樹炎+++++ 樹炎さ~ん いつも有り難うございます!! (✩NORIKO✩) 20.7.30(5346) 梅雨が明け、蝉もしきりに鳴いています。 新型コロナの第2波が こんなに早く来るとは思っていませんでした。 紫外線に弱いかもしれないとか、暑さ寒さには関連が無かったようです。 少し緩んだ気持ちを今一度引き締めて、初心にかえって気を付けたいですね。 夏休みが来ればワクワクして過ごした、自分の子供時代と比べると、暑くてもマスクをして出かけ、 夏休みも短くなったコロナ真っ只中の子供達が不憫です。(がんばれー!!) 樹炎さんから写真を送っていただきました。鹿の子百合と 蝉 風船蔓をご紹介します。 薬屋の百の抽斗百合の花 太田滋子 「いぶきネット歳時記抄」より 純白の蟬生まれをり寺の宵 山 たけし 『伊吹嶺季寄せ』より (✩NORIKO✩)(661145) 20.7.27(5345) 『俳壇』8月号の入選句を教えていただきました。 磯田さん富田さんおめでとうございます! ★今瀬剛一選 秀逸 春満月ももいろめきて大きかり 磯田なつえ 佳作 仕置場に地蔵のあまた落椿 富田範保 ★加藤耕子選 特選(第1席) 荒海や防人の地の梅匂ふ 富田範保 佳作 塵払ふ詩歌全集啄木忌 磯田なつえ (✩NORIKO✩)(660811) 20.7.26(5344) +++++「福岡・博多・暮らしを支えた命のみず」 歴史を紐解けば福岡・博多には江戸時代、集落に52もの「辻井戸」が普及していましたが、 街の規模が拡大し、大量の水が必要となって、「塩分・鉄分」が多くなり、 明治・大正時代には、福岡の博多区 今の県庁近くの公園に残る「松原水」と言う井戸水が大活躍致しました。 大八車をガラガラ引いて歩く(水売り達)が博多の街に根付いて人々の暮らしを支えたそうです。 価格は1901年には、(180ℓ)が10銭~13銭とか。・・・ 私の祖父母もこんな暮らしに馴染んでいたのかもしれません。 何時の時代も一極集中の都市化には、なんらかの問題を抱えますね。 以上地方紙ななめ読み。 ご笑覧下さい。 八尋樹炎++++++ 松原という地名は海岸線にに多くあると思うのですが、博多も松の林が多くあったのでしょうね。 当時の様子に想像が膨らみました。人間の身体も水分が62%とか。まさに命の水ですね。 ★「伊吹嶺賞」の応募は七月末日(消印有効)です。 よろしくお願いします。 (✩NORIKO✩)(660751) 20.7.23(5343) ★『俳句』8月号 48ページに 栗田やすし顧問の新作「金魚の水」8句が掲載されています。 ぜひお読みください。そのうち題名となった一句を紹介します。 なすことも無くて金魚の水替ふる 栗田やすし (✩NORIKO✩)(660368) 20.7.22(5342) +++重要なお知らせ+++ 8月の伊吹嶺俳句会は中止です 8月5日(水)に開催予定だった伊吹嶺俳句会は 新型コロナウィルスの感染予防のため 休会となりました。 幹事さんから連絡がありました。お間違えの無いようお願いします。 句友の皆さまへも連絡を取り合っていただければと思います。 写真は樹炎さんから送っていただいた杜鵑草です。(✩NORIKO✩) 20.7.21夜(5341) 梅雨明けが遅いようですが、明ければ猛暑でしょうか。コロナも第2波のようで心配です。 皆様熱中症にもご注意ください。 角川『俳句』8月号の令和俳壇(秀逸・佳作)の方を教えていただきました。 おめでとうございます! ★夏井いつき選 題詠「時」「石」を詠み込む 秀逸 里は佳し柱時計も巣燕も 加藤ゆうや ★井上康明選 秀逸 封筒に入れる小為替鳥雲に 河村仁誠 ★井上康明選・朝妻力選 佳作 啓蟄や指入れて割くコッペパン 加藤剛司 ★岩岡中正線 佳作 書面にて済ます総会弥生尽 磯田なつえ ★山田佳乃・白岩敏秀選 佳作 風の来て太る川瀬の花筏 磯田なつえ ★櫂未知子選 佳作 ふらここを漕ぐや山なみ濃く淡く 磯田なつえ ★朝妻 力選 佳作 春風や火の鳥といふ電車過ぐ 伊藤みつ子 〃 山吹や木札に揺るる也有の句 野崎雅子 ※佳作以上で記載洩れがありましたらお知らせください。 加筆訂正しました。 写真は樹炎さんから送っていただきました。お庭のヒオウギスイセンだそうです。可愛らしいですね。 (✩NORIKO✩)(660158) 20.7.20(5340) ★7月のHP俳句会の結果発表がありました。 今月の最高点句は <蜩や次のバスまで一時間 伊藤順女(船橋市) さん> です。 おめでとうございます。 樹炎さんから ご自宅のお庭での写真を送っていただきました。 もう蜻蛉が生まれたそうです。コシアキトンボ(手にひと休み)と糸蜻蛉です。 (✩NORIKO✩) (659907) 20.7.19(5339) 『俳句四季』8月号から <季語を詠む―ギヤマン>より ギヤマンの蒼き翳りをいとほしむ 下里美恵子 「四季吟詠」入選句(秀逸以上) 特選 森靖子さんおめでとうございます! ★下里美恵子選 特選 花供御てふあられ売りけり涅槃寺 森 靖子 秀逸 枝先に絡む和毛や芽木の風 服部鏡子 〃 廃れ田の凹みに光る蝌蚪の紐 谷口千賀子 〃 花冷やマスクに覗く目の尖り 国枝隆生 〃 段畑に畝立つ日和山笑ふ 安藤一紀 〃 眼帯のとれて弥生の空まぶし 足立サキ子 〃 花がらを摘むが日課よ春籠り 若山智子 〃 休校の朝の校庭囀れり 大島知津 〃 石段の百を一気に花の宮 梅田 葵 〃 吊橋に子ら数珠つなぎ風光る 中斎ゆうこ 佳作には多数の伊吹嶺会員の方が入選しました。 ★尾池和夫選 秀逸 建て替への駅の庇や初つばめ 梶田遊子 ※秀逸以上で記載洩れがあればお知らせください。 ★オンライン句会の投句締切は 20日午後8時です。まだの方はオンライン句会専用アドレスに ご投句よろしくお願いします。 (✩NORIKO✩)(659836) 20.7.17(5338) 樹炎さんから鳥の写真を送っていただきました。きれいに撮れていますね。 自由に好きな所へ飛んでいけたらいいなー コロナ禍で移動が制限される状態の中 飛んでいきたい、会いに行きたい人やところは沢山あります。 +++++ 「藤井七段最年少タイトル保持者」素晴らしいですね。 コロナで不安な日々、洪水で悲惨な気持ちの中に、新鮮な風を頂きました。 若い力でこれからも、大きく羽ばたいて頂きたいですね。 裏の溜池に3年前台風で倒れた大樹が池に傾き、最近は格好の鳥の遊び場になりました。 昼間は・川鵜・白鷺・青鷺などが間隔を置き羽根繕いをしています。 夜は主に白鷺が、塒に戻って来ます。まるで白い花が咲いたようです。 樹炎 +++++ 青鷺の立つや一点見据ゑつつ 小原米子 青鷺のつがひ湖中の杭に立つ 堀 一之 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より (✩NORIKO✩)(659624) 20.7.16夕(5337) 事務局の矢野孝子です。 20.7.16昼(5336) 速報 下里美恵子さんの句が『俳壇』に掲載!! 20.7.16(5335) 樹炎さんからお便りをいただきました。 +++++『博多祇園山笠』 「山笠があるけん博多たい!」 博多の初夏の風物として親しまれた山笠が例年なら、 7月15日の夜明けに勇ましい怒号が博多の街に響くはずでしたが、 新型コロナの影響で来年に延期されました。 山笠の中断は昭和20年(1945年)の戦況悪化による 中止から戦後はじめての延期となりました。 法被に締め込み姿の勇壮な男衆が、街中を肩で風切る気迫が ないと街の雰囲気が一変して寂しいものです。 山笠は、櫛田神社の奉納神事、疫病の退散を祈願して始まったはずが、 来年に期待するしかありません。 去年の写真をご笑覧下さい。 樹炎 +++++ ★一度見に行ったのですが 勇壮さ、力強さ、心意気、熱気と迫力に鳥肌が立ちました。 来年こそは全国のお祭りが催行されますように! ★HP俳句会の投句一覧がアップされました。今月も多くのご参加有難うございました。 結果はしばらくお待ちください。 ★いぶきネット句会1日目の合評会が終わりました。 HP俳句会の選者と講評担当の国枝さんが 7月からの係の交代に伴って、 いぶきネット句会に復帰していただき きめ細かいご意見をいただいています。 (✩NORIKO✩)(659446) 20.7.14(5334) 雨が降り続いています。早く梅雨明けしてほしいものです。 ★いぶきネット句会は、伊吹嶺会員の方(伊吹嶺誌を購読していただける方)が ネットを介して投句、選句、合評ができる句会です。 「伊吹嶺」の目指す俳句の基本を学びたい方は、ぜひ伊吹嶺にご入会ください。 ★いぶきネット句会の選句と感想が配信されました。合評会は 15日・16日午後9時からです。 ★HP俳句会は、伊吹嶺会員の方もそうでない方もどなたでも参加できます。 投句締切は毎月15日 午後9時です。ご投句をお待ちしています。 腱鞘炎のため 落書の更新ができませんが よろしくお願いします。 (✩NORIKO✩) 20.7.9(5333) よく降りますね。被災地の復旧が気がかりです。12日まで降り続く予報ですが・・・ 伊吹嶺7月号が届きました。 河原地主宰の第二句集『憂国』の特集、「晨」代表の中村雅樹先生執筆による「虚子遠望」、 新同人競詠評と充実した内容です。 ★第19回伊吹嶺全国俳句大会は 新型コロナウィルス禍の影響で紙上大会になりました。 綴込みの葉書でご投句をお願いします。8月15日(土)消印有効です。 ★「伊吹嶺」25周年記念事業計画が発表されました。 よくお読みになり皆様のご賛同とご協力をお願いします。 ★愛知同人句会の日程が 第二土曜日に変更になります。9月12日(土)に句会を再開の予定です。 8月まではメール等による投句のみです。 ★令和元年度 犬山観光俳句の年間優秀賞のお知らせをいただきました。 いずれも伊吹嶺会員の方です。おめでとうございます!! ◎犬山市文化協会賞 髭撫でる巡査一人や目借時 久保田 誠 ◎秀逸賞 篝火を川にこぼして鵜舟くる 外宮 多恵子 (✩NORIKO✩)(658685) 20.7.8(5332) 昨日7月7日は5ヶ月振りの京都句会でした。 吟行無し、食事なしの午後からの3時間弱の句会でしたが実りある句会でした。 仲間と顔を合わせることができたのが嬉しかったです。 当日の自選一句 街道に杉切る匂ひ梅雨晴間 哲半 一切をこぼさぬ形や蓮の花 徒歩 頑として巣立たぬ一羽燕の子 悦枝 衣擦れの音が露台へチエホフ忌 万里子 籠り居にグラジオラスの赤強し 秋麦 ほつれ毛を指梳く癖や夏の月 忽布 師の句碑へ山時鳥こだませり 恵光 渓流に糸流しては鮎を釣る 英子 万緑の山を背負へる摩崖仏 俊雄 回覧板形代あまた挟まれて 佳子 梅雨深し献灯灯すアーケード 英武 ちなみに帰りの高速バスの乗車客は私一人でした。 (松井徒歩) 20.7.8(5331) 朝から岐阜県飛騨川の氾濫状況を見て驚いています。岐阜や長野にお住いの皆さま大丈夫ですか。 雨がやんでもお気を付けください。樹炎さんからもメールをいただきました。 +++++ 岐阜や長野に大雨警戒警報がでました。とても心配です。 伊吹嶺のお方は大丈夫でしょうか。何日も続く大雨・・・山地の多い日本ならではの現象ともいえます。 七夕も過ぎましたが、短冊に「もう降らないで」と書き足しました。 写真は自宅に戻った時のものです。生き物は粛々と子孫繁栄に努力を惜しみませんね。 自然の力に敬服しています。油蝉がはや、これから暑くなるよと、「じ----」鳴いていました。 (樹炎)+++++ 写真1・雨後の雲 2・甲虫 3・蝉の殻 です。 (✩NORIKO✩)(658534) 20.7.7(5330) 七夕ですが 記録的な大雨で熊本では多数の犠牲者がでました。 全国的に大雨は停滞し、長く続く予想です。各地で避難指示も出ています。 河川近くの皆さまどうぞ十分にお気を付けください。 これ以上被害が広がらないように祈っています。 写真は30年ほど前、人吉を通ったときに 買ったものです。 小さなきじ馬と小皿を買いました。 緑豊かで空気のきれいな所だなあと思いました。 人吉の雨にわびしき衾かな 阿波野青畝 本丸に立てば二の丸花の中 上村占魚 (人吉城址にて) 句集『球磨』 (ともにネット調べ) (✩NORIKO✩)(658399) 20.7.6(5329) この度の水害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。 昨日の樹炎さんのメッセージが心に沁みます。 俳人協会発行の「俳句文学館」が届きました。 伊吹嶺同人の小島千鶴さんの「きもののこころ」と題した随想が掲載されています。 簡単に紹介しますと <「畳む文化」からの「折り目正しくする習慣」「礼儀正しさ」など日本人の知恵や美意識、自然との関わり方が込められている>ことが綴られて、細見綾子先生の句が紹介してありました。 冬来れば母の手織の紺深し 細見綾子 ふだん着でふだんの心桃の花 細見綾子 着付けの指導をされ、素敵に着物の着こなしをされる小島さんならではの随想でした。 そういえば 先日、藤井七段のタイトル戦で 二度目の和服姿を見ました。 爽やかな色合いで、涼しげで、夏物の仕様でした。今日も対局があるそうで、日本一忙しい高校生ですね。 (✩NORIKO✩)(658288) 20.7.5(5328) 昨日からニュースの映像を見る度に、数十年に一度の大雨とは、数年に一度になっているのでは、と 心痛めています。樹炎さんからお便りをいただきました。 +++++ [熊本球磨川の洪水」 「もう この辺でいいでしょう」 三戸のご老公の言葉を引用するのも不謹慎ですが、 毎年のように、続く梅雨末期の豪雨に呆れ返るばかりです。 停滞する梅雨前線で多くの人の命を失いました。 (合掌) 停電、電話の不通も災害を大きくしてしまいました。 中でも両側から迫る山間部は住居地を大河に変えて暴れました。 日本三大急流の一つ球磨川・・・コロナ感染とあいまって、 避難の躊躇もあったのかもしれません。 今後も続く災害やコロナ禍は五里霧中ですね。 八尋樹炎+++++ 写真は地方紙引用だそうです。 東京と近隣の感染者も増え 地方にもクラスターとか。まだまだ注意を怠ってはいけませんね。 (✩NORIKO✩)(658199) 20.7.4(5327) 球磨川が氾濫したようです。心配ですね。集中豪雨の地方の皆さまお気を付けください。 樹炎さんから 合歓の花の写真を送っていただきました。 街なかではなかなか見られません。郷愁を誘われますね。 虹飛んで来たるかといふ合歓の花 細見綾子 「私は女であるためか、合歓を見ても美人などは連想しない。夢とか、虹とか、そんなものを思い浮かべる。 合歓は明るくて、暗い雨の日でも灯るように咲く。合歓が咲くと、その場所が好きになるのだった」 細見綾子 『武蔵野歳時記』(1996)より ★いぶきネット句会の締切は 明日7月5日 午後9時です。 今日も皆さまにとって良い日になりますように。(✩NORIKO✩)(658080) 20.7.2(5326) 梅雨晴間です。鈴木英子さんから 桔梗と古典の話題を送っていただきました。 いぶきネットの皆様 知立句会の鈴木英子です。夏至になりましたが、まだまだ梅雨が続き、コロナも一進一退で不安な日々です。 桔梗は秋の七草の一つで「秋」のイメージですが、花は夏から秋のはじめに咲きます。「萬葉集」巻八、1537番と1538番に山上憶良の歌でよく知られている歌があります。 1357番 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花 1358番 萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花また藤袴 朝顔の花 ここで、「朝顔の花」と言うのは諸説ありますが、「桔梗」のことだといわれています。 「蘆山寺」は京都御所の東、寺町通りに接してあります。円浄宗の本山で938年開創だそうで、種々事情があって天正年間(1573~1592)現在の地に移ったそうです。 ここが、桔梗寺といわれ、紫式部の屋敷跡といわれるのはなぜか。 さて、5~6年前のこと、「伊吹嶺」の全国大会が、京都御所の隣の京都平安ホテルで開催された時に、暇を見つけて、御所を横切り、蘆山寺へ行きました。その途中に御所内の清和院御門へ行く道沿いに「土御門東洞院跡」という小さな木の立て札がひっそりと立っているのを見ました。私は、かなり感動して、立ちつくしていました。ここから、蘆山寺までは300メートルぐらいしか離れていません。 御所は、初めはここから2キロ東にあったそうですが、その後火災などの災害で、移転や再建を繰り返して、いまの地にありますが、この地は里内裏としてあったのを元弘(1331)元年からこの地に移し、いまの御所として続いています。 紫式部の時代はこの地が藤原道長すなわち、式部が仕えた、彰子中宮の父の屋敷で中宮の里であったわけです。式部の屋敷はすぐ近くということになります。「紫式部日記」の冒頭の部分に、彰子中宮のお産の場面がありますが、ここがその地でしょうか。 以上は私の歴史と文学の妄想であります。これが妄想かどうか、もっと調べてみたいと思います。 1357番の歌は 指(および)折り と読むことを知りました。 写真も送っていただきました。 濃紫のような、紺の色合いが深いですね。 (✩NORIKO✩)(657841) 20.7.1(5325) 7月になりました。各地での大雨が心配ですね。お気を付けください。 ★6月のオンライン句会が終わりました。先輩の「取り合わせ」についての解説もあり、充実した句会でした。 ご参加の皆さま有難うございました。 ★いぶきネット句会が始まりました。。 ◆いぶきネット7月句会の投句、選句のご案内◆ 投句期間 7月1日(水)から5日(日)午後9時締切 選句期間 7月6日(月)から10日(金)午後9時締切 投句、選句は、出来るだけお早目にお送り下さるようにお願いします。 名古屋地方では、今日午後から雨が止み只今は「梅雨の晴れ」蒸しております。 庭に作ったゴーヤの簾、いまいち枝、葉の伸びが悪く日陰が出来ずヤキモキしています… 句会の仲間から貰った‘白ゴーヤの種、3本目も何とか枯れずに葉が4枚のまま持ちこたえています。 梅雨明けには‘簾になって窓に日陰を‘と見守っています。 (安藤 一紀) +++++ ★HP俳句会、ジュニア俳句の募集をしています。 各見出しから入ってふるってご投句ください。 写真は一紀さんのお宅のゴーヤ棚です。楽しみですね。 (✩NORIKO✩)(657744)
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