平成22年「伊吹嶺」新年俳句大会が1月16日(土)に中日パレスにて行われました。
年々参加者が増え、今年は最高の230名を超える出席となりました。
開会の挨拶で、栗田主宰は「どこの結社でもそうだが、年々会員の高齢化が進んでいる。現在、伊吹嶺会員の平均年齢も高齢化している。皆さんが俳句を始められたときの年齢を考えて、今後はその年齢の若い方を俳句に誘う努力をしていただきたい。」と発言され、伊吹嶺会員の年齢に触れられたが、古希を越えてますます活動したいとの力強い挨拶を述べられた。
今日の記念講演は南山大学教授の安田文吉先生から、「尾張のお正月」と題して、万歳、お雑煮、お屠蘇、餅つき、凧揚げ、初ゑびす、お年玉と、数多くの尾張地方の正月伝統を分かり易く話された。そこには正統な名古屋弁の現状などにも触れられ、結論として「文化は正確に伝える」ことが大事であると締めくくられた。
私個人的には、数年前に能郷の猿楽の時にいらっしゃったことを思い出し、先生は現地現物で各地方の伝統民俗の継承に実践して活動されていることを思い出した。
第3部の懇親会ではあまりの参加者の多さにカメラマンとしてなかなか各テーブルに回ることが出来なく、失礼した方も多かった。
大会後は、明日の関東の皆さんとの吟行もあることから、インターネット部として今年の進め方などの相談も出来なく解散となった。なお今年の幹事句会である鶴羽句会、千草句会の皆さんのご準備、運営に感謝します。
以下は大会模様の写真及び俳句大会の栗田主宰の入選・特選句を紹介します。(隆生)
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