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2023年1月号 俳日和(60)
 
  感謝の気持ち

                             河原地英武

 創刊25周年記念号となる本誌は、通常の約2.5倍となる227ページ。このずしりと持ち重りのする「伊吹嶺」誌を無事皆さんの御手許に届けることができ、たいへん嬉しく思っている。

 企画の段階を含めればほぼ1年、原稿依頼から数えても半年以上の月日を費やし、編集部一丸となって本誌の完成のために尽力してきた。まずは原稿をお寄せ下さった多くの方々(ご投句下さったすべての会員も入れてのことである)に深く感謝したい。本誌の重みは、皆さんの伊吹嶺に寄せる思いであると受け止めている。

 わたし自身、編集にかかわる者の一員として、日頃は編集や校正に携わる仲間たちのことを褒めそやすことは控えているが、煩瑣な作業に対する彼らの無償の献身には文字通り頭が下がる思いだ。特に全ページに目を通すだけでなく、自らも対談や講演の録音を文字に起こし、力のこもった論考を執筆されている荒川編集長の超人的な働きには驚くほかない。全体の構成や割付など、本誌の隅々に至るまで荒川さんの心配りがゆきわたっていることを皆さんにお伝えしておきたい。

 ついでながら、編集長に代わって一言。昨今、原稿の依頼をすると、さまざまな理由から執筆を断る会員が増えてきた由。めったに愚痴をこぼさぬ荒川さんがこの点だけは頭を抱えていた。「伊吹嶺」はみなが力を結集して作っている結社誌である。よほどの事情がないかぎり、ぜひお力添えをお願いしたい。

 最後になったが、イシグロ高速印刷さんが本号を最後に、印刷業務そのものから離れることになった。石黒智子社長と中西知枝子さんには言葉に表せないほどの恩義を感じている。ほんとうにありがとうございました。