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2020年6月号 俳日和(29)
 
  秋の大会について

                             河原地英武

 4月末から5月初旬にかけてのほぼ1週間、オンライン方式で伊吹嶺運営委員会を行った。こんなに日数を要したのはメールやFAXによる意見交換が思いのほか手間取ったという技術的事情もあるけれど、それ以上に大きな要因は、重大案件を抱えていたことである。すなわち10月24日、静岡での開催が予定されている第19回「伊吹嶺」全国俳句大会・同人総会をどうすべきか決断しなくてはならなかったのだ。

 新型コロナウイルス禍の現況に鑑みて、これが7月か8月の開催であれば中止はやむを得まい。9月でも難しそうだ。だが10月下旬なら、嘘のように感染は収まっているのではないか。今春以来、われわれは通常の句会を開けぬまま鬱々とした気分で過ごしている。秋には皆が元気に参集し、再会を喜び合い、伊吹嶺会員の絆を確認したい。それが運営委員共通の思いであった。それに研修部や静岡支部の皆さんも早くから準備にとりかかり、当日のスケジュール表もあらかた出来上がっている。もう少し様子をみようかと話していた矢先に、政府が緊急事態宣言の延長を正式に発表したのである。これでは今年いっぱい大人数の集会は無理だろう。第2波、第3波の感染拡大も要警戒だ。こういう次第で、静岡での開催は取りやめと決めた。

 しかし、会そのものは行おうということになった。規模を大幅に縮小し、各役員を中心とする代表者が名古屋に集まって総会に代わる会合を開き、できれば各種の表彰式も実施したい。もちろん句会も行う。ただし全員が不在投句という形をとらざるを得ない。投句一覧や選句結果などは冊子を郵送させて頂く。細部については今後さらに詰めてゆかねばならないが、会員の皆さんには、この苦渋の決断を何卒宜しくご了承頂きたい。投句方法等の委細については、本誌7月号に掲載予定である。