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2025年1月号 俳日和(84)
 
  沖縄支部の発足

                              河原地英武

 令和6年11月19日、那覇市のなは市民活動支援センター会議室で「伊吹嶺」沖縄支部発足会が開かれた。当日わたしは、勤務先の仕事のために出席できず残念であったが、20名が参加し、「盛会裡に終えることが出来、新しい船出をしました」との心強いご報告を新支部長の上運天洋子さんがしてくださった。まことに喜ばしいニュースで、支部の益々のご発展を心より願っている。以下、上運天さんよりお送りいただいた諸資料を引用する形で、伊吹嶺会員の皆さんと情報共有したい。

 まず驚かされたのは、組織運営上の体制がきわめて堅固につくられていることである。全11条からなる支部会則がきちんと成文化されている。その第2条には「本会は、俳句を通して文学を学び、『伊吹嶺』俳句会の発展に寄与すると共に会員相互の研鑽、親睦を図ることを目的とする」と記されている。支部の皆さんのご期待に沿うべく、わたしも主宰として微力を尽くさねばとの思いを新たにした。

 役員体制もしっかりしている。上運天支部長のほか、大城百合子さんが顧問、平千花子さんが副支部長、砂川紀子さんが事務局長、南風盛惠子さんが副事務局長、國吉綾子さんが会計、仲宗根美智子さんが監査を務められる。そして会員、同人合わせて27名の方々が会員名簿に名を連ねておられる。

 現在沖縄支部にはイッペー、芭蕉布、らんたな、花風の4句会があるが、活動計画を拝見すると、令和7年8月には合同での吟行会も企画されているようだ。日程が合えばわたしも参加したいものだと念願している。そのまえに、令和6年12月6日と7日には栗田やすし顧問ご夫妻を迎えての研修会並びに吟行句会が計画されている。わたしも3月14日から16日に多くの句友と連れ立って「主宰と行く沖縄吟遊の旅」に出かける予定である。1人でも多くの沖縄支部の皆さんにお会いできることを今から心待ちにしている。