投句上のお願い
河原地英武
昨今、速達で投句用紙を送ってくださる方が増えてきた。選者へのお気遣いをありがたく思うものの、諸物価高騰の折から、余分な出費を抑えていただくようお願いしたい。投函から到着までに4、5日かかることは珍しくないが、わたしも時間的な余裕をもって選をしているので、特に問題はない。投句期限に関しては、「伊吹集」は毎月末日消印有効、「風光集」は毎月15日消印有効とさせていただいているが、それぞれ当日のうちに、通常料金の切手を貼って、街の郵便ポストに入れてくだされば大丈夫である。
次に、「伊吹集」投句者の皆さんへのお願いだが、裏面(俳句を書く面)の郵便番号、居住地(「県・市・郡」と記されている箇所)、姓号欄は必ずご記入いただきたい(年齢欄は任意)。投句用紙は郵便番号順に整理し、数の小さい順に掲載されることになる。ここが空欄だとわたしが調べて書き加えねばならず手間がかかる(この点は「風光集」投句者の皆さんに関しても同様)。
居住地と姓号は、皆さんがはがきに書いてくださったとおりに印刷されるので、たとえば愛知県名古屋市在住の方であれば、「県」に〇をし「愛知」と書けば「愛知」、「市」に〇をし「名古屋」と記入すれば「名古屋」と句の掲載欄に印刷される。「姓号」の欄を空白にしている人が散見される。いつも空白にしている方になぜか尋ねたところ、自分は俳号を使っていないので無記入でよいと思っていたとのことであった。その場合は本名がすなわち姓号ということになるので、本名をお書きくだされば結構である。毎回、姓を省き、名前のみを記している方もおられるが、苗字と名前の両方をご記入いただけると助かる(これもわたしが書き加えて印刷所に渡している)。
最後に、伊吹嶺賞の締切が近づいてきた。こちらは7月末日消印のものまで受付ける。ぎりぎりになりそうな方は郵便局の窓口で当日消印を押してもらってほしい。
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