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2022年4月号 俳日和(51)
 
  記念事業に向けて

                             河原地英武

 ここ最近、句会の皆さんから沢木先生の足跡を辿る吟行会に出かけてきますとか、数名で下見に行ってきましたという話を聞くようになり、たいへん頼もしく感じている。コロナ禍以前には、このような行動力やフットワークの軽さが伊吹嶺の身上だったが、それがまた戻ってきたようでうれしい。句会ごとに行き先の割り当てがあるものの、これを義務的に受け止めると楽しさも減じてしまう。句会の仲間との親交を深め、自然を満喫するためのよい機会だというくらいの気持ちで企画していただけたら幸いである。わたしも時間が許すかぎり、飛び入り参加したいと考えている。

 本誌の裏表紙に掲載されている記念事業への果敢な参加も期待している。今回は「伊吹嶺」創刊25周年という節目にあたるので、「俳句」と「文章」の2本立てで、目下多くの皆さんの投稿を募っている最中である。締切まで、まだ3ヶ月の余裕がある。全会員が応募できる。長年伊吹嶺で学んでいる人はもちろんのこと、つい先日入会したばかりの方も大歓迎である。俳句の部について少々説明すれば、四季折々の吟行をとりまとめたものもいいし、懐かしい出来事の回想や、思い出深い1日のことを集中的に詠んだものも結構である。気負わず、伸び伸びとした心でご投句いただきたい。

 文章の部についていえば、本格的な俳句論や評論ばかりでなく、ご自身の回想記やゆったりとしたエッセイも対象としている。内容に関しても、俳句そのものを話題にしなくてはならないということではない。文章に俳諧味があれば、立派な応募作たり得る。すなわち俳文もお待ちしている。一度は文章に残しておきたいという事柄があれば、これを機にぜひまとめられてはいかがだろうか。「賞」ということにとらわれず、自分自身の楽しみとして、気軽に参加してくださることを切望している。