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第232回(2018年10月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 謝りのひとこと言へず月仰ぐ
2 路地裏のカレーの匂ひ秋暑し
3 愁思ふと無人ホームに眼鏡拭く
4 結果待つ妻励ますや秋ともし
5 観覧車吸い込まれゆく秋の空
6 野仏の笑顔に出会う秋うらら
7 黄落や無駄な皺などありはせぬ
8 平成の最後の年の木の実落つ
9 履歴書に定年しるす鵙日和
10 禅僧のごと身動がぬ囮かな
11 無花果を好むをみなごおそれけり
12 野路菊を活けて一日の終はりけり
13 夢に顕つ妣は百歳秋彼岸
14 カピバラも埋もれし落葉日の温み
15 旧友の一献腸へと星月夜
16 遠目にも妻と子の丈秋灯
17 秋じめり曲見妖しき薪能
18 ぼつぜんとゴリラめきたる秋思かな
19 選定や高さの揃う秋薔薇
20 遅くするシャッタースピード芒原
21 無月かな抹茶の碗に泡の月
22 いびつなる坊主頭や菊供養
23 異国語の飛び交ふ木曽路色鳥来
24 狭き田の四角き空を蜻蛉群る
25 上弦の月を持ち上げ踊りの手
26 少年のたちしょうべんやねこじゃらし
27 霧雨や傘に滴る粒の艶
28 霧雨や傘に染み入る粒の音
29 太刀魚の背鰭靡かせ釣られけり
30 始発待つ二番ホームや残る月
31 猛々し草伸び切って秋彼岸
32 高速道虫はピロピロ楽しげに
33 残照や荒れたる庭の鶏頭花
34 参道の巨大南瓜の連座かな
35 安達太良山(あだたら)の無垢なる空や鳥渡る
36 うねりくる煌めき風の芒原
37 遮断機に貨車過ぐまでの秋思かな
38 鍵穴に合わぬ合鍵神の留守
39 後の月凛として雲寄せつけず
40 新藁の香の流れ来る風の道
41 四阿に友待ちをれば小鳥来る
42 掌の中の踏張り強きばつたかな
43 色白の叔母の再婚野菊咲く
44 今宵なら雲を掃けぬか芒の穂
45 秋夕焼け「ミ」の音鳴らぬ古風琴
46 夫癒ゆる法被姿の秋祭
47 サバンナの吸いこんでゆく天の川
48 秋深し牛刀研げば底光る
49 あれこれと弱音吐き出す冬用意
50 長き夜や岬に隠れ岩置きて
51 鳥居のみ遺る社や秋の風 
52 今宵泊つ雨のにかほ市温め酒 
53 新酒酌み交してテニス反省会
54 柿剥くやオリンピックの話など
55 夕焼より先に暮るるや草紅葉
56 退院の朝の窓辺や秋日入る
57 十月や暦の残り数へをり
58 サキソフォンの遠慮がちなる小春かな
59 台風の唸り押しやる救急車
60 祝ひ着の袂に遊ぶ秋の風
61 おしろいや疲れ果てたる夫帰宅
62 太刀魚を闇の海より引き抜けり
63 木犀の丸く刈られて丸く咲き
64 曼珠沙華弾けて空の青かりし
65 養老線野菊の花の真つ盛り
66 野菊咲く鯖街道の峠越ゆ
67 パレットに絵筆の運ぶ秋の色
68 短冊の消しゴムの屑獺祭忌
69 細き身に艶めき映えし彼岸花
70 雑草の朝日に光る露の玉
71 尼の切る弾ける柘榴瓶に詰め
72 芭蕉庵小さき池にこぼれ萩
73 運動会赤玉ふあり篭を越ゆ
74 運動会校旗入場胸反りて
75 錆鮎は枯れて明日への命継ぐ
76 新蕎麦やふるさと自慢で締め括る
77 綴れさす糸目揃ひて秋黴雨
78 路いっぱい子等繋がりて秋祭
79 鵙高音一刀彫りの仁王像
80 岬にはかもめ食堂鰯雲
81 秋燕や翔つとき漣ざわめきて
82 新米や喰ぶしあわせよ箸の国
83 散り敷きて木犀の香の下からも
84 薄紅葉映して静かなる湖面
85 大クレーン伸び切る空に鰯雲
86 実の色と同じ色して柿紅葉
87 耳遠の母のおしやべり鉦叩
88 異国語の乱れ飛ぶてふ夜学かな
89 磐梯の山裾白し蕎麦の花
90 東雲のゲイトブリッジ鳥渡る
91 恵那山に筋雲一つ天高し
92 金柑を甘く煮含め熱の子にに
93 爽籟の鼓動を宿す神の杜
94 嫁ぐ日の父は寡黙や蕎麦の花
95 ゴーギャンの写しを残し秋去りぬ
96 ボストン美術館閉じる暮の秋
97 渋柿と教えてもらふ塀の外
98 朴落葉広がつてゆく足の音
99 五重塔仰げば鵙のこゑ一つ
100 根深葱白く洗ひてきざみけり
101 客間にて添水の鳴るを聞きて待つ
102 石塔を据える石工の背にやんま
103 秋晴や熊鈴跳ねるランドセル  
104 枕辺の林檎擂る香や雨の午後
105 朝顔の咲き一日の始まりし
106 秋桜シャッターチャンス狙ひをり
107 髪乱す風を躱して秋桜
108 鵙鳴くや栞がはりの飴袋
109 落ち檸檬懐く地蔵の円き肩
110 禅寺の萩盛り過ぎ人まばら
111 裂け折れの杉の根本の野菊かな
112 残照のくろぐろあかき鰯雲
113 秋灯やゆっくり回る糸車
114 朱き実の木の間隠れや秋深し
115 悲しみを燃やしたやうに曼珠沙華
116 うらぶれた路地のポストや暮の秋
117 胸張つてゴールテープや秋高し
118 天高し湾へせり出す観覧車
119 秋高しマーチ響くや鼓笛隊
120 女人講本堂出づれば後の月
121 世を生きてもだえつむるや鬼やんま
122 軽快にペダルを踏むや鰯雲
123 おはぐろや別の世のごと水の影  
124 秋燕の湖の塒へ幾万羽 
125 レモン採る棘に注意と母の言ふ
126 運動会抜きつ抜かれつリレーの児
127 秋の暮影踏み遊ぶ姿なく
128 鴨来る凪の湖面に描く波紋
129 秋寂ぶや掃除ロボット足元に
130 からくりの人形小筆柿日和
131 口先の黄色よろしき秋刀魚選る
132 朝寒の茶葉沈むまで待ちにけり
133 信号の赤き眼玉や秋深し
134 秋渇道頓堀に立つ走者
135 特大やとどのつまりのとどの臍
136 掻堀の池のヘドロに立つ秋思
10月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。