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第255回(2020年9月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 待ちに待つ秋刀魚攻めなどほど遠き
2 久々の深夜放送すがれ虫
3 苦も楽も乗り越えて今敬老日
4 葉に光る白露の花や朝の路
5 露けしや朝刊のやや湿りあり
6 対岸の灯のまたたきや秋の海
7 稲の秋しづかに進む土手ひ
8 カンナ咲く小さき折り目の時刻表
9 西日差すここもあそこも綿埃
10 新さんま我はわれなりいわし買ふ
11 路地裏の行ったり来たり赤とんぼ
12 枯ひまわり落武者のやうにうな垂れて
13 軒低き職人町や秋の蝉
14 ハモニカの旋律初秋の風に乗る
15 群れて咲く距離感どこか曼珠沙華
16 秋の蚊や少し遊ばす細き脛
17 すぢ雲とライトブルーの空は秋
18 真黒の実ひとつぶのこす白粉花
19 空青しもろこしの畝地平まで
20 一鍬に生臭き風落し水
21 灯を落とし虫に渡しぬ庭の闇
22 病む友に逢はぬも情け風は秋
23 重そうに形ととのえ稲穂垂る
24 蟋蟀のりんりん鳴いて若やかに
25 鰯雲牛舎の屋根に猫眠る
26 秋草の道暮れゆきて星一つ
27 流れなき疎水にはまる秋の蝶
28 蚯蚓鳴く小学校の相撲場
29 東京へ新幹線の兜虫
30 星月夜影くろぐろとピラミツド
31 色草や父のバンコに生活あり 
32 忘れたり想ひ出したり萩の雨
33 陸に揚げし舟にはみ出す草の花
34 螽斯の眼で分け入りぬ草の中
35 月中天六三四の塔の芯高し
36 月光の直き平皿とて琵琶湖
37 芒野は昏れ銀色の風の渦 
38 抱くほどの薄を活けて星の真夜
39 これからは過ごし易くに虫の声
40 重陽の長安の民集ふかな
41 野分来ると重たき空の告げており
42 何処にて鳴くや蟋蟀外の闇
43 月光のそそぐ三和土のひとところ
44 六人の孫に囲まれ敬老日
45 釣堀に父子黙して鰯雲
46 新酒酌む人の溢るる立飲屋
47 さやけしや書肆にヘッセの処女詩集
48 農小屋の端(つま)に置き去る夕月夜
49 山奥に夫婦裸の座敷かな
50 鶺鴒と目が合う動悸久しぶり
51 捨てられぬ子らの作品竹の春
52 月天心問はず語りの老ふたり
53 コンサートの余韻更なる星月夜
54 秋耕のふたりの間合い年重ね
55 ランタンを吊るし夜長のはじまりぬ
56 らんちゅうのあとからついてくる尾ひれ
57 秋晴や駒音高く王手飛車
58 突つ掛けの色とりどりや大西瓜
59 カーテンに燃える日のいろ鬼城忌
60 雨に日に蕊にささやく秋の蝶
61 珊瑚礁の海掻きまはす大野分
62 白桃の胸か尻なる産毛撫づ
63 捕虫網出番たつたの一度切り
64 垂直に石積む棚田出穂期
65 Tシャツの際立つ白さ秋の空
66 葡萄干す仕上げ上々さながらに
67 新涼や仔牛の瞳青く澄む
68 遙か来し湖北無月となりにけり
69 茅透きて青空透きてをみなえし
70 すすきすすき空まですすきうしろすすき
71 涼新た施設に母の髪を切る
72 秋出水産湯の一滴廻るやも
73 男にも洒落っ気のあり夏帽子
74 星空の近寄って来るキャンプの夜
75 オカリナや秋三尺の水の音
76 砂浜に寄せては返す秋思かな
77 火取虫闇を背負ひて現れぬ
78 破れ家の歳月眩し灸花
79 吸ひ思案葡萄の皮の捨て所
80 秋朝や挨拶和む遊歩道
81 蟷螂の後手必勝の構へかな
82 事なきや椋の大群逆落とし
83 惜しみなく残照に映へ芒原
84 草蹴って影もろともに競走馬
85 河馬の目の乾いてしまふ猛暑の日
86 空籠を叩けば転げ出る茸
87 落蝉の鳴きおさめたる骸かな
88 古酒に酔うずしりと第九交響曲
89 白透けて呼子の烏賊の一夜干し
90 玄海の潮風甘く烏賊を吊る
91 一木の蝉時雨止み夕支度
92 薄紅葉摩周ブルーの水と空
93 庭げたの微かな湿り朝の露
94 おひねりの飛ぶ村芝居見得を切る
95 秘湯への道は渋滞薄もみぢ
96 彼岸花火の手のやうな山の裾
97 触れ合うてほつえの葉音秋めけり
98 入り組みて隙間だらけの秋の草
99 子規球場九月の風の明らけし
100 小面の切れ長の目に秋思ふと
101 カレー屋のドアノブに居る飛蝗かな
102 小粒なる青無花果や水の音
103 鋸を引く夫の背中に蜆蝶
104 息詰めて番蜻蛉にレンズ寄す
105 登高や母を気遣ふ五年生
106 直筆のバッハの楽譜秋気澄む
107 書肆出でて急ぐ家路の月明かり
108 砂浜に破れしTシャツ秋の声
109 コスモスを縫うて介護の車椅子
110 巣ごもりの一日の仕上げ衣被
111 野紺菊たわわに活くる無人駅
112 首傾げ蟷螂一匹思案中
113 鉄橋の影みだれ無き秋の水
114 並列に並ぶ学食新豆腐
115 雨音にまじる虫の音眠りつく
116 秋の朝自販機前で迷う指
117 新涼やブックカバーのジャワ更紗
118 ジャグリングボール七色天高し
119 銭湯を囲むシートや秋黴雨
120 AIに勝てぬ駒音なき夜長
9月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。