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第241回(2019年7月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 吸えるまで吸わせ一気に蚊を潰す
2 青臭きトマトの昔むかしかな
3 手ひねりの花瓶のゆがみ梅雨湿り
4 梅雨深し縦糸くぐる杼の重み
5 身になじむ亡き師の衣濃紫陽花
6 万緑や白磁にそそぐカプチーノ
7 梅雨傘や焼板塀の続く道
8 源義の旧居えご散る石畳
9 豆腐屋の泥跳ねて来る夕立晴
10 梅雨空を突く聖堂の避雷針
11 のうぜんの暮れぎわちかく風を呼ぶ
12 門口に紫陽花の咲き神学部
13 イケメンになったつもりのサングラス
14 男持つ日傘の中の女かな
15 袋掛け張り詰めている峡の空
16 激雷に如意輪菩薩膝立てる
17 水着干す習字の筆は吾子が干す
18 揚羽蝶桃源郷の地図ひらく
19 街道や蔵の二階の渋団扇
20 汗滲む青シャツどこか恥ぢてをり
21 花魁草咲きて雀の言祝げり
22 坂道を蟻が蟻曳き転がりぬ 
23 土曜授業重い鞄や夏至の朝
24 花南天傾ぎて蘂の際立ちぬ
25 千年の社に梅雨の重さかな
26 目高抱く太き腕や道の駅
27 翡翠を歩行器の夫追うてゆく
28 包丁の切れぬ音して青メロン
29 吹かれゐてゆたにたゆたに夏柳
30 昔日の運河を今に蘆茂る
31 干草を刻みて入れし飼馬桶
32 暑気中り注意ちゅういや野良仕事
33 祈るごと幹に縋れる蝉の殻
34 現世のカオスを背負う天道虫
35 疾漕の二字迸るTシャツよ
36 大夕立腫瘍の一つ二つなど
37 ネロリの香去つてことなき夜風かな
38 サングラス口で叱つて眼で笑ふ
39 七月や手に手に地図とコンパスと
40 夏陰や牛乳瓶に野辺の花
41 風薫る着信音のボブ・ディラン
42 モネ展を出てすれちがふ白日傘
43 縄文の竪穴住居蚊に刺され
44 夏木立キッチンカーのカレーの香
45 梅雨雲に隠れし富士の裾長し
46 縁台に靴脱ぎ捨てて甲虫
47 炎天や少年ひとり化石の森
48 クロールの息つぎ巧み転校生
49 石庭の池を巡るや梅雨の蝶
50 愛猫の遺品少なし梅雨の空
51 炎帝や思わず唸る物忘れ
52 朝採れの色鮮やかな茄子トマト
53 炎天やニッカポッカの漢の背
54 風死すや真昼の路地のリキュール臭
55 玻璃向かう蛾のぱたぱたもやがて止み
56 雨垂れが帯になりたる夕立かな
57 レール音背中で聞けり夕焼雲
58 半世紀前の初恋桑苺
59 夏草のほころぶ城の武者溜
60 緑陰へ牛の尿の匂ひ来る
61 田水満つ山と雲と映り込む
62 孫の居る梅雨予報聞く婆の耳
63 句碑なぞる青葉の風に囲まれて
64 万緑に朱の一滴や山社
65 夏蝶や山城跡の嶺翔る
66 北方四島の翳りきて驟雨
67 雲の峰振り上ぐ釣りの竿の先
68 顎までも汁滴らせ西瓜の子
69 青芒抜け白砂の夕浜辺
70 道後の湯柱に下がる大団扇
71 婆の経耳だけ動く午睡猫
72 青田風母校の窓にブラスの音
73 片蔭に四肢を納むるあくび猫
74 梅雨明けて青新しき岩木嶺
75 炎天をものともせずに鳶の者
76 傍に来て猫もするなり夕端居
77 過疎の村風吹きわたる青田かな
78 登校の長くつ急ぐ走り梅雨
79 数多ある父の遺品やパナマ帽
80 つやつやの仔牛の鼻やつゆほぐさ
81 蚊帳吊りし鉤痕残る床柱
82 噴水の虹に見とれる車椅子
83 延長のナイター熱くカーラジオ
84 忖度は遠くに置きて夏大根
85 七月のヴィシソワーズののどごしよ
86 パレットに搾り切る青夏惜しむ
87 大波の崩るるやうに暑さ来ぬ
88 竹の皮散る押入れのおもちゃ箱
89 白杖を金剛力に山登る
90 朝顔やはうき目のこる無人駅
91 夏川に忘れさられし分水嶺
92 前略のあと浮かびこぬ雲の峰
93 夕立止んで街喧騒の蘇る
94 車座になつて突つつく鱧おとし
95 にこにこと目覚め良き子や風知草
96 太く濃き夢の字吊るす星祭
97 梅雨明けぬ座布団干して末寺かな
98 炎昼や湖割って船一艘
99 塗り下駄の素足美し藍浴衣
100 駒下駄の快音残し初浴衣
101 朝取りの茄子の刺まで濃紫
102 後れ髪きりり結ひ上げ初浴衣
103 蛍火の一筆書に闇動く
104 夏草や廃棄車両の堆し
105 蝉しぐれ杖を頼みの百の磴
106 追伸の長き一文夏見舞
107 平飼ひの西日塗れの鶏冠かな
108 落し文谷樋ながき手水鉢
109 子鴉や和毛吹かれて屋根に鳴く
110 雷雲を見上ぐ峠の工事番
111 サーカスが来るよもうすぐ夏休み
112 蜜豆や考と銀ブラしたる日よ  考(ちち)亡くなった父のこと
113 白南風や新図書館の煉瓦塀
114 夏空や産土山のすみれ色
115 夏の湖消防員の救命衣
116 読みふける荷風日記や梅雨深し
117 一条の西日とどまる日本海
118 水無月の青きにランナー風をきる
119 万緑に飲み込まれたる廃墟かな
120 あかときの太鼓一打や山笠動く
121 日翳りて母は日傘を杖として
122 睡眠が常備薬かと夏の風邪
123 運動部の掛け声幽か夕薄暑
124 夕立や平台にあるビジネス書
125 へその緒の取れし嬰児や夏座布団
126 おじぎ草葉の戻るまで目凝らせり
127 先生の家は駄菓子屋枇杷熟るる
128 生垣の四角に刈られ涼しかり
129 母のため手向けし一枝濃紫陽花
130 手を腰に牛乳飲めば夏の空
131 白鷺の見つめし水面風渡る
132 採りたての胡瓜の棘に顔しかめ
7月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。