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第234回(2018年12月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 仙台の言葉おっとりりんご着く
2 茶柱の白磁にすくと冬の朝
3 枇杷の花近くにあらば軽く噎せ
4 塗装屋の段取り八分冬晴るる
5 入荷本並べ切り傷年の暮
6 手に馴染むこま板手入れ年の暮
7 高木の柿はもげずにカラス餌
8 公園の色衰えて山粧ふ
9 声色を変ふる車掌や渓紅葉
10 母いまだ麻酔の床に小夜時雨
11 飛翔鶴待つカメラマン落葉径
12 素朴さの深む竹筒冬薔薇
13 ぼたん鍋花背鞍馬は雪催
14 熱燗や鬼籍となりし父と母
15 筑波嶺の裾廻の冬田打ち返す
16 冬田道あふぐ筑波の嶺二つ
17 海を向く「はらほげ」地蔵冬夕焼け
18 冬濤や訪ふ人もなき曾良の墓
19 大津絵の鬼踊り出す師走かな
20 たく鉢の僧練り歩く町師走
21 一軒の銭湯灯る霜夜かな
22 ぞろぞろと猫の寝そべる冬うらら
23 連絡船三等室の毛布かな
24 残されし離婚届や木の葉髪
25 調停の帰路の街並み鉢叩
26 叱られて猫そそくさと炬燵入る
27 ここだけのことと夜咄盛り上がり
28 冬ぬくし路面電車のみかん色
29 蹲に落葉ほとびる日暮れかな
30 薄日さす障子赤子の深眠り
31 綿虫や道幅広き屋敷町
32 慣れぬ手へ稚わたしたる柚子湯かな
33 街騒のしづむ一隅聖夜弥撒
34 「株下落」凍雨の電光掲示板
35 行員の俯きがちに冬の雨
36 愉しきを書き置くための日記買ふ
37 大木に雀群れきし時雨かな
38 三つ指の頬を火照らす紅ずわい
39 脱ぎ散らす星の抜け殻下紅葉
40 穢れなき日の香を宿す冬紅葉
41 山あひに唸る試走のラッセル車
42 年の瀬や爆ぜる薬缶の注ぎ口
43 冬波や萩の城下は対岸に
44 介護食薄味にせりおでん鍋
45 着ぶくれて長々待つや受診日
46 秩父夜祭白き腕を見せて曳く
47 その中にギリシャ文字めく枯蓮
48 お向ひは一人住居や枇杷の花
49 工事現場覗く子二人冬夕焼
50 椋の群庁舎の森の闇覚ます
51 磨ぎ汁の鉢をうるほす去年今年
52 また一人逝ってしまった十二月
53 立ちかけて転ぶ牛の仔深雪晴
54 寒月や世には動じぬ盧遮那仏
55 細雪石段に足音ひとつ
56 深閑や巨樹の降り敷く銀杏黄葉
57 ムンク展の余韻や冬の大落暉
58 茶の花や地鳴きの声のちらばりて
59 冬鷺の飛び立つ姿われ忘る
60 ベストセラー棚に師走のキン肉マン
61 一葉忌糠床返す朝厨
62 道端に暗き骸の手袋よ
12月10日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。