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第257回(2020年11月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 唇の寂しくなれば秋の歌
2 日にひとつ真白き秋の卵割る
3 遠く見る雄ライオンや秋あはれ
4 富士はるか四方(よも)連山の秋沸騰
5 小包に里の新聞暮れの秋
6 山鳩のくぐもり鳴けり石露の花
7 枯菊や刈られても尚香を放ち
8 鐘の音の澄みて聞こゆ秋の夕
9 懸命の子らの呼び声赤い羽根
10 告知する医師の笑顔や秋の色
11 冬に入る硝子の中の猫背かな
12 熱燗や酔うて手酌も愉しかり
13 熱燗や爺の手踊り面白き 
14 秋風にビ二一ル袋吹かれ来る
15 帯解や切れ長の目の母に似る
16 せがまれて犬と散歩や草もみぢ
17 裏畑へ葱抜きに出る月明り
18 深爪の指に沁みるや青蜜柑
19 甕ひとつ映りて月の鏡かな
20 仰ぎ見る坂に金箔銀杏落葉
21 若き日の文殻棄つる冬日和
22 天空を遍く統ぶる鷹の舞
23 神々の齢は知らぬ星月夜
24 切株の温みを去らず冬の蝶
25 鍋焼を食ひて老が身温めし
26 北風に肩いからして立ち向かい
27 園児らの膝小僧照る今朝の冬
28 残月に濡るる自転車冬はじめ
29 ころころと鈴懸の実の走り行く
30 唯じっと日の中に居る残る虫 
31 葉の落ちし柿の実美人コンテスト
32 バス停に並ぶシスター柿日和
33 猫じゃらし飾る空き缶拾いけり
34 黒猫や秋の港の煉瓦倉
35 後の月鉄路は濡るゝごと光る
36 三陸の海静まりて月の道
37 安達良の智恵子の空よ濃竜胆
38 腐れ葦水面に映る水仙花
39 星々と交信中かちちろ虫
40 池の亀メタセコイヤの紅葉晴れ
41 ジーンズの裾の花粉やコスモス田
42 人気なき浜の波音冬めける
43 源流の落葉ひとひら旅に出る
44 二輪ほどの茶の花そつと歯科医院
45 笊にあふる黄菊の花をいただきぬ
46 ジーンズに縦横斜めゐのこづち
47 白菜をぎしぎし洗ふ盥桶
48 外椅子に受診待ちゐる小六月
49 しぐれては晴れては嵯峨の石仏
50 添水鳴り一瞬闇が崩れけり
51 城跡の野を分け来れば牛膝
52 飛び込んで潜つてみたき落葉籠
53 縄跳びのひと跳びごとに暮るる空
54 連結器切り離さるる枯野原
55 山火事の空茫然と浮かびけり
56 息抜きの屈伸大事冬籠る
57 空風に干し物吹かれ一軒家
58 青北風に 光る噴水 洗濯物
59 高らかに鼓笛のマーチ冬日和
60 冬晴や仁王の眼威を放つ
61 読み耽る頁にはらり木の葉髪
62 つつぬけの空の碧さや冬雲雀
63 じゃんけんで上る石段小春の日
64 黄落や古書店街の煉瓦道
65 茶の花や母の作りし陶の額
66 秋空へ夫飛び立てり赤子見に
67 銅鐸の絵のマンホール水の秋
68 川と湖あはひは何処鯔跳ぬる
69 コロナ過に見舞い叶わす帰り花
70 お下がりの産着二竿冬びより
71 足竦む戸口陣取る秋の蜂
72 あと五つ山栗剥く手しびれをり
73 初時雨痛みを撮れぬレントゲン
74 心まで染まるひと日や紅葉狩
75 冬薔薇を咲かす園あり立ちどまる
76 湯豆腐やあまた佛に会うてきし
77 寒晴やうだつの上がるなまこ壁
78 裏町に機織りの音冬ぬくし
79 庭の端の落葉に寝入る猫二匹
80 お土産に団栗ひとつ万歩計
81 今わかる母の気持や冬薔薇
82 桜紅葉濃きひとひらを栞にと
83 木の葉雨クルクル回る観覧車
84 飛行機の道ある多摩湖木の葉散る
85 無事祈る妻の手術や神の留守
86 退院の妻に腕貸す冬うらら
87 母の遺影父と並びて小春かな
88 秋深し母の形見のミシン踏む
89 各々の意気込みあふる菊花展
90 朝寒に羽織るいちまい子の古着
91 初登校の銀杏落葉の栞かな
92 帰り花初登校を迎へをり
93 朝食の窓辺緊張小鳥来る
94 人形のごとく立つ菊朝陽浴ぶ
95 吟行の句帳に挿む藍の花
96 背負ひ児の寝顔へ木の葉しぐれかな
97 木曽谷の茎漬談義三姉妹
98 尻立てて潜る水鳥二羽三羽
99 炉話や寝ぼけ顔なる子らのゐて
100 寒鰤の跳ぬる生簀や水しぶく
101 冬の蚊や一日を我と生きてをり
102 帰り花ふと遠きの日の淡き恋
103 こまごまと肴こしらへ今年酒
104 小春日や脚半のしかと老庭師
105 茶の花の盛りを祝ふ虻の音
106 潦落葉もごみも引き受けて
107 日あたりに行かうぢやなゐか冬の蝶
108 冬夕焼け切り絵のやうに鳥の行く
109 木村屋のあんぱん頒つ小春かな
110 蔦枯れて壁にうるさきもの残る
111 紅葉晴白さ際立つ砂防ダム
112 校庭を囲む石垣石蕗の花4
113 白味噌をすこし合はせて今朝の冬
114 短日や墳墓のやうな村となる
115 恙なき約しき暮し根深汁
116 国境へ薄き毛布の夜行バス
117 体操と走るにをはり運動会
118 長き夜や店にぎはしき文字焼
119 膨らめるおでんの鍋を分けにけり
120 居残りのティーバッティング冬に入る
121 叶ふれば親木の真下散紅葉
122 ちぎれ雲一家総出の小春空
123 築四十年籠るに惜しき庭小春
124 侘助を植う正面を決めかねて
125 鈍色の空跳ね返す黄菊かな
126 彩残す落葉の海や涙雨
127 蜜柑剥く喪中葉書を書き終へて
128 日だまりの場所なら冬の蝶に訊け
129 夕すすき一年ぶりに母の施設
130 歯科医院ロゴの変はりて冬うらら
131 残る虫の音円空の木端仏
132 再会の友のおもかげ返り花
11月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。