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第221回(2017年11月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 身に沁むや瀬音ばかりの馬瀬の里
2 秋灯や「砂の器」の佳境なる
3 なにげなき暮らしの会話小鳥来る
4 日向ぼこ媼の白きまつ毛かな
5 飛ぶ雲の 龍にも見ゆる 晩秋の空
6 満月と魔女のまつ毛の曼珠沙華
7 茜空ひとりじめなり女郎蜘蛛
8 初霜や畑を横切る通学路
9 山茶花の生垣ながき檀家寺
10 シャンゼリゼ風の輪描き枯れ葉舞ふ
11 秋の灯や放置自転車集積場
12 糸の音に老の小唄や深む秋
13 本を閉じ焼おむすびの夜食かな
14 1.朱菊植え 愛でた母国の 母や如何に
15 2.ブロンテ姉妹 30年の時 色褪せぬ秋
16 友泊めて新酒を交わす深夜まで
17 腹の虫ぐうぐう鳴りし運動会
18 明日の色蕾に隠す草の花
19 茶の花や門前町の径狭き
20 秋寂や見遣りし先に海が墓
21 秋日傘重たし温し砂むし温泉
22 ステンドグラスの聖母よ冬館
23 色褪せてなおも誘うねこじゃらし
24 鴨渡り二つの群れの相容れず
25 長き夜やルーペでたどる古代絵図
26 母の背にたまる温さや小春の日
27 癖字にて帰郷の知らせ冬ぬくし
28 伸び切つて蛇の流るる野分川
29 狛犬の大きな欠伸神の留守
30 駄菓子屋の裸電球一葉忌
31 石垣にみせばや咲かせ郷土館
32 トロッコ車野山の錦満喫す
33 晴れ晴れと結納交はす菊日和
34 入相の鐘突く古寺や星月夜
35 秋薔薇に触れて語らん古き恋
36 湖の照り浴びて色づく花梨の実
37 花梨熟れ湖畔に色を添へてをり
38 夕闇に明るさ残す花芒
39 萩の紅抱きて落つる雨しづく
40 スニーカー履いて晴れ着の千歳飴
41 真青なる空に弾ける蔓もどき
42 屑ばかりなれど新海苔なりしかな
43 新海苔やささら片手に岩を這ふ
44 邪魔だとは言へぬ子の引く大根かな
45 軽トラの傾ぐほど引く大根かな
46 夢多き強い奴から黄葉す 
47 今朝の冬一番線に比丘尼かな
48 北風強く将棋倒しの駐輪場
49 青空へ呑み込まれさう冬さくら
50 栗を剥く妻の手の甲老いにけり
51 上下巻まとめて買うて冬ぬくし
52 野良猫の足に擦り寄る秋の暮
53 秋暑し預かりし子の浅眠り
54 刃研ぐ音の整ふ今朝の冬
55 冬の日の曳かれる馬の伏し目がち
56 黒猫の野良に眠るや蒼き月
57 月光の猫の心を照らしけり
58 隙間風忍び入りたる箱枕
59 冬木立固まつている筆の先
60 ひと匙の附子飲みこみぬ除夜の鐘
61 ビル上のクレーン車急く冬空へ
62 新米の薫る湯宿の朝餉膳
63 閉店のコンビニの跡枯芒
64 浮き寝鳥三筋の水脈の波枕
65 櫨の実やバロック風の屋根に降る
66 寒き夜や背中の並ぶ屋台村
67 中山道信濃追分片時雨
68 室咲の花の白さや地の塩か
69 漣をすべるはやさの霧月夜
70 立冬や日時計長き影を曳く
71 還暦にシャネルのルージュ吾亦紅
72 風呂吹や西国一の大伽藍
73 煉炭や林の奥の檀那寺
74 サドンデスも決めれぬ釣瓶落としかな
75 サツカーの子釣瓶落としにノツポ影
76 短日を杖つく人の影淡く
77 地下駅を出でて迷ひて日短し
78 収穫の菜よりはらりと冬の蝶
79 抱え持つ兄の遺影や初時雨
80 秋雨の止みてより切る月桂樹
81 月桂樹拭き陰干しに秋の暮
82 詠むことは一日一句日記買ふ
83 水涸れてなほ長きこと鷺の脚
84 亡母の声消えし留守電しぐれ来る
85 静かてふ音の充ちてし風邪の部屋
86 白桔梗祝座の卓にきわだてり
87 野葡萄やその色の無き我の絵具
88 書店つぶれマツモトキヨシとなる初冬
89 編み見本を座布団にして雪の駅
90 行合の宮に団栗転び落つ
91 うみ柿と色をひとつに茜雲
92 鳥渡る中には羽根を休むるも
93 橋の名のバス停続く冬日燦
94 抱く子の柔き喃語や冬ぬくし
95 温もりの床を蹴り出づ今朝の冬
96 草紅葉訪問客の置き土産
97 朝上がり紅葉の傘や光立て 
98 山茶花のいのちはらはら散り敷ける
99 湾を割く光の帯や冬らっき
100 ふかし藷喰うて戦後を思ひをり
101 時雨来る運慶展へ長き列
102 研ぎ水の鮮やかな白今年米
103 ダンボールの柩の小さき毛布かな
104 熱戦の土俵を正す箒かな
105 銀杏黄葉校舎に当たる日の光
106 前を行く我が影長し秋うらら
107 鈴虫の声細りつつひたむきに
108 独り身に夜のしじまや秋深し
109 蝦夷富士を目指す一群鶴来る
110 陽をこぼし朱に紅に紅葉の緋
111 降り積もる落ち葉に埋もれぬ猿投窯
112 掘炬燵囲ふ傘寿の同期会
113 農作業終へし一村冬来る
114 神無月鴉の潜る朱の鳥居
115 出来秋や錠新しき賽銭箱
116 竿先に魚ひるがへる池小春
117 霧を裂き列車一閃放ち来る
118 被災地の土砂堆し秋あはれ
119 学校は城跡の中照紅葉
120 長足の影の追いくる冬の朝
121 朝夕の日の映え競うむら紅葉
122 秋蝶の誘ふ小径や隠れ庵
123 茶の花の垣間に光る湖の青
124 紅葉かつ散る水口の鯉の口
125 やまつみに踏む音かわく朴落葉
126 冬鵙や万古ふるわせ拡げける
127 雪吊や風の模様をきざむ池
128 妻籠宿黒き格子の吊し柿
129 木遣り歌ひのきの里の天高し
130 主菓子にひとひら添へし柿落葉
131 帆を孕め白き帆船神の旅
132 コーヒーと歳時記の窓黄落す
133 カリヨンの鐘鳴る小春花片舞ふ
134 表札の人もう居ない虎落笛
135 奥津城へ一山越ゆる冬日かな
11月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。