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第319回(2026年7月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 青嵐ちぎれさうなる船の旗
2 六月の湿りたる風夕散歩
3 帰省子やポテサラ作る母のため
4 病床の妻に葉桜桜餅
5 あぜ道を細足走る綺羅の雉
6 丸き実も黄白穂状栗の花
7 あぢさゐや雨の重さをはかりかね
8 雨しづくあぢさゐ青く新しく
9 短夜やヒッチコックのメロドラマ
10 脱藩の峠の茶屋のかき氷
11 前は海うしろは山や夏館
12 招かれて大名気分夏座敷
13 散蓮華揺られあちらに白昼夢
14 夏の風熱気孕みてからみつく
15 香水瓶半分残し夫は逝く
16 黒揚羽水を一拍打って起(た)つ
17 炎天下鳥も声絶つ昼下り
18 百合ひらく手につく花粉もてあまし
19 箸使いきれいな漢や夏座敷
20 なよやかに透くる庵主の薄衣
21 姫うつぎ影ふかぶかと落暉かな
22 園児らの白きあご紐夏帽子
23 ペンギンと同じ高さの夏帽子
24 那須岳の峰に轟く遠花火
25 標準語板につきたる夏休
26 カサンドラ夫は知らずの片蔭り
27 断崖のシナ海望む雲の嶺
28 巣の中は子燕の口犇めけり
29 湧清水崩れてはまた盛りあがる
30 のんびりと紫煙くゆらし夕端居
31 ヘルメット胸に鳶職三尺寝
32 袈裟懸けに切り飛ぶ夏の燕かな
33 石畳水打ちて風生まれけり
34 緑陰を影の出でゆく塩の道
35 過ぎ去りし刻をぽとりと蚊遣香
36 ベーコンはカリカリに焼く桜桃忌
37 波を切る遠泳の子の赤帽子
38 御神木の紙垂ひらひらと山開き
39 蹴り上げるボールの彼方雲の峰
40 蝉時雨やさしき声の聞きとれず
41 片蔭や会へばたがひの犬自慢
42 透明な傘の掛けある白牡丹
43 万葉の人々も観し古代蓮
7月10日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。