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第314回(2026年2月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 ほろ酔いの父が読み手のかるた取り
2 冬空に楓の実殻の揺れやまず
3 隠沼の無明を破る鴨の水脈
4 雪かぶり黙して立てる地蔵かな
5 寒風に吹かれ山茶花いと強し
6 盆梅の老樹いまだに精気あり
7 善哉忌環状線の駅メロディー
8 鬼やらひ神社の下を電車過ぐ
9 焼畑の里の猟夫の清め酒
10 軽便の駅長室の冬帽子
11 唐梅や撫で牛少し微睡みぬ
12 虎落笛今夜は月夜動く影
13 日向ぼこ日本は海に寝ころんで  
14 島国の湖に島あり霞立つ。
15 ささくれの指に残れり寒さかな
16 電車止め飛行機を止め春一番
17 春寒や信号無視の猫過る
18 紅梅のぽつと弾ける日差しかな
19 料峭や風雷神の鋭き眼
20 春兆す鬼怒の瀬音よ風音よ
21 早梅を愛でて里山振り返る
22 脳天を突きて寒水素通りす
23 寒風に哭く千年の大欅
24 春近き部屋パソコンの起動音
25 野焼なる消防団の煤け顔
26 畔を焼く野良着の匂ふ兜太の忌
27 陸海空のダイヤを乱す春一番
28 「よっしゃー」と拳突き上げ合格す
29 寒夕焼指切りをして転校す
30 萌黄さすほつほつふふむ蕗のたう
31 うつすらと海の蒼吐く蜆汁
32 湖畔には万羽の鶴や宙鳴らし
33 上七軒幽けき路地へ牡丹雪
34 冴返る皿取り落としたたく床
35 浮寝鳥時に柵越える夢
36 新調の車椅子にて老いの冬
37 大雪に村埋れんとしていたり
38 野遊びや母置き去りに掛けまはり
39 出航の船に日矢差す菜の花忌
40 春風のやうにタッチの駅ピアノ
41 スマホ消え本の電車に受験生
42 小流れの音より春の立ちにけり
43 華厳寺の戒壇めぐり余寒なほ
44 筆先の割れる写経や余寒なほ
45 湯に放つ若布の緑目に沁むる
46 絵らふそく雪の三寺参りかな
47 新雪にあらたなる雪十日町
48 世の中へ目を剥く仁王冬木立
49 梅が香の伝へておりし風の向
50 春めくや赤フレームの眼鏡買ふ
51 枝垂梅降り注ぐ如いのち咲き
52 まだ白き伊吹の嶺や春寒し
53 老梅や旧家に残るつるべ井戸
54 秒針の音なき校舎浅き春
55 街は今蒼き沈黙冴え返る
56 鳥帰る遅延を告ぐる時刻表
57 みどりごのかそけき寝息冬萌ゆる
58 咳の子に昔話をして共寝(ともね)
59 春だねと犬の呟く散歩かな
60 濁りたるオリーブ油の香冴返る
61 沁み渡る濯ぐ歯磨き余寒なほ
62 遠くまであおぞら薄紅の冬芽  
63 二月や期限切れなる備蓄水
64 息詰めて舞う飛ぶ走る冬五輪
65 サンドウィッチレタスで挟む蕗の味噌
66 突堤に並ぶ釣り人鳥帰る
67 眼と耳の老化の愁ひ蜆汁
68 拝殿の太鼓どどんと春兆す
69 傘に少し入れくれたる春ショール
70 梅まつり所々に投句箱
71 もやもやの心に灯る黄水仙
72 冬ざれや床屋裏口の手拭い
73 左手を離れる兄よその手に弟
74 御手水に小さき青空梅三分
75 淡雪や少年野球の卒部式
76 おぼろ夜や枕元にはランドセル
77 節分を佳き日と嫁ぎはや幾年
78 日向ぼこ夫と二人のティータイム
79 集金の近道険し笹子鳴く
80 生姜湯の碗撫す吾の余生まだ
81 焼き芋を二個ふところに友見舞ふ
82 寒明けを待たずいそいそ鍬手入れ
83 待春の木曽馬砂浴び豪快
84 父の香は上の抽斗室の花
85 凍てし朝いざ出陣と受験生
86 朝焼けや一輪開く梅の花
2月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。