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第215回(2017年5月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 厨より酢の匂ひ来る遅日かな
2 ぼんやりと春の行くなり老二人
3 牛島の風は紫藤垂るる
4 歓喜沸く躑躅祭の根津の里
5 白昼の飛花赤ちゃんの髪飾り
6 飛花走り回り渦巻き宙に舞う
7 葉桜の径にとまりぬ乳母車
8 片蔭やブラウス白き少女かな
9 舗装路の隅に顔出す黄たんぽぽ
10 田水張る水の地球の片隅に
11 野仏のごとく苔むす古桜
12 春風やえんどうの蔓泳ぎけり
13 薫風や安産の木に乳の垂る
14 見上ぐれば大師の袖へ夏燕
15 心経の余白葉桜ゆれてゐる
16 神宮に紛れてゐたり黒揚羽
17 柵越の馬の鼻先若葉風
18 城壁の復元工事若葉雨
19 雨の夕花粉に塗る百合の花
20 初夏や匂ひ吹き来る湖の風
21 川底のきらめく魚影夏来る
22 日焼けして縄文土器を掘り当てぬ
23 逝く春の城址に五感研ぎ澄ます
24 失言の取り消しつかぬところてん
25 こでまりの花の重さをのせる垣
26 あぎとふの鯉に崩れる花筏
27 藤の花懸かるアーチの門低く
28 藤房の尖こまやかに揺れはじめ
29 板取に名水汲むや青葉風
30 女役賜り口紅聖五月
31 葉桜の風やはらかし師弟句碑
32 うららかや句碑の辺の草引きをりぬ
33 梅雨憎し靴裏赤きハイヒール
34 寝室にガウン吊りつつ四月果つ
35 突き合ふお玉杓子の同じ貌
36 鳩サブレさくり憲法記念の日
37 田水満つ北ア映りて夏近し
38 醍醐桜悠久の時咲き咲きて
39 湖薄暑影なす朝の浮御堂
40 夏めくや太き背文字の広辞苑
41 新樹雨木々の湿りの轍みち
42 無に帰する夢も有りけり花杏 
43 甲板にコンテナヤ−ド霾れり 
44 湿原の水脈あをあをと初つばめ
45 降り残る空の濁りや紫木蓮
46 白銀の岳借景に桃の花
47 葉桜や日の斑を突く鯉の口
48 叱られてすぐに泣く子や若葉風
49 平穏の日々の暮らしや新茶買ふ
50 妙義山岩場を渡る花吹雪
51 想い出のくきやかなりき桜の山
52 鳶の笛背中に聞きて貝拾ふ
53 巣燕に小さき漁港の朝の糶
54 鯉のぼり園に平和な風そよぐ
55 冷麦やあしたと今日を取り違え
56 花菖蒲幼き頃のよだれかけ
57 ほのぼのと用水飾る藤の花
58 極彩の鉄線の綿となりけり
59 深山の白き出で湯や余花の雨
60 天を指すいきおい見せて松の芯
61 また一軒空家の庭の柿若葉
62 鉢に樹に新緑溢る狭庭かな
63 窓開けて家中通す初夏の風
64 夕凪や海に迫り出す駐車場
65 白靴の見えてゐるなり立ち飲み屋
66 ひとけなき七里の渡し風光る
67 ひきもなく卯波寄せ来る伊良湖岬
68 薫風や白き帆長く舟母舟
69 青空に緑重なる若楓
70 水音を聞きゐるごとき躑躅かな
71 池を出て憩ふ家鴨や首は背に
72 海中の壱岐に連なる鯖火かな
73 活け〆の鯖の眼の青さかな
74 大床の馬上豊かな武者人形
75 大鯉に跨がる童子幟立つ
76 静もれり木曽山間の星涼し
77 十年を堪へて初咲き柚子の花
78 予備の鎌腰に棚田の草刈女
79 武具飾るおばんざい屋の蔵座敷
80 藤まつり変面ショーに人だかり
81 顎あげて稚児たんぽぽの絮吹けり
82 エレベーターガール指差す方へ新緑へ
83 待合は女ばかりの金魚かな
84 丹田に響く祭の大太鼓
85 ブラザーの黒より白へ更衣
86 華やぎし神戸南京町薄暑
87 夏つばめ袋小路の空を斬る
88 昭和の日くちびる染めしナポリタン
89 満員の通勤電車諸葛菜
90 給水の水ふんだんに薄暑かな
91 夏服や背中に抜ける風の道
92 涼しき目ぴんぴんころり地蔵尊
93 五月晴球根起こし次の種
94 木曽谷の春は駆け足百花繚乱
95 若葉萌ゆ谷間に響く鳥の声
96 刻々と咲きぬ牡丹の底力
97 若葉風五体駆けぬく無人駅
98 望郷のゴリラの眼差し夏来る
99 石垣に爆撃の跡夏来る
100 夏服や指呼確認の運転士
101 清しさを先取りせむと更衣
102 あかあかと葛城山のつつじかな
103 火襷のはしる古備前はたた神
104 母許へ信号一つ夕薄暑
105 子の頃の誰もが吹きししゃぼん玉
106 検診を済ませて酒と目刺買ふ
107 水郷の船の輿入れ花菖蒲
108 ラテン語の飛び交ふ工事麦の秋
109 樹の下に木の椅子ひとつ風薫る
110 山笑ふ多度養老もつられゐて
111 惜春や四五本残る松並木
112 風光る芝生に乳児置かれをり
113 分校はとんがり屋根や燕来る
114 青垣の映るみずうみ残る鴨
115 吉野より肩のひとひら花の旅
116 爽やかに五月をめくる波頭
117 流れ行く師の忌母の忌沙羅の花
118 青嵐カランと国旗巻き付けり
119 溶けさうで溶けぬ水母の水の色
120 白杖を預けてあがる遍路宿
121 薫風のぶつかり合ひて来たりけり
5月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。