top page
top page HP俳句会 投句フォーム 投句一覧 選句結果
投句一覧
     
第320回(2026年8月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 浅葱色母の匂いの一重帯
2 川沿いの小橋渡りて夏の海
3 黒猫の金の眼や木下闇
4 まだ似合ふ若き日のこの夏帽子
5 鯉はねて山は燃ゆるなり名刹の池
6 河またぐ通学列車篠の雨
7 きゅうり漬け冷たい味や朝の飯
8 藤寝椅子細き老体すくいおり
9 よろづ屋の葭簀の陰にメロンパン
10 三叉路を渡れば母校夏季講座
11 死ぬ死ぬと蝉が鳴くねと吾子の言ふ
12 夏暁や雲ほのぼのと紅染むる
13 打水や下駄の鼻緒の色深し
14 一湾へ胸を開けば遠花火
15 清めらる土俵踏み締む相撲取
16 意固地なる補聴器嫌ひ生身魂
17 炎天や鳶悠々と港町
18 相撲部屋去りし土俵に蝉時雨
19 白髪の深き黙祷原爆忌
20 作業着の汗の重さを脱ぎ捨てる
21 明け易し南国行きの機内食
22 夏休み叔父の車のクラクション
23 ああ阿蘇の釈迦涅槃像や夏の天
24 生ビール涙出る時笑う時
25 噴水のバサッと落ちて正午かな
26 この暑さひと日カラスの声もなく
27 寛解の友の毒舌ビアガーデン
28 裏路地や遊郭跡の夕化粧
29 室外機うなる小路や蟻の塔
30 ゲルニカの消されし拳ひでり星
31 億年の羽ばたき止むる琥珀の蚊
32 トンネルを出でて真白き夏の道
33 湯上がりや白磁の皿の夏料理
34 ひとつ家に寝息の増える帰省かな
35 目で合はす祭囃子の音はじめ
36 夏野原カブスカウトの歌笑う
37 式典に弾除けの玻璃原爆忌
38 クーポンに膨らむ財布螽斯
39 富士の山仰ぐ八月十五日
40 校庭の陽欲しいままに向日葵立つ
41 地蔵盆見知らぬ顔の子もゐたり
42 改札の鳴る電子音駅残暑
43 野分あと反物のごと草うねる
44 蜩や湖畔の宿の露天風呂
45 台風裡考える人身じろがず
46 小学生の歌声しみる原爆忌
47 大花野駆けて来る子の手が翼
48 庭履きの一歩の湿り今朝の秋
49 土用波テトラポットをなほ白く
50 盆用意最年長となりにけり
51 瀧一字流るる軸や夏座敷
52 列なして衣擦れ涼し修道女
53 中元の礼を兼ねるや残暑見舞
54 盆踊り地元議員の行脚の輪
55 涼しさや富士山頂より来るメール
56 このバスに乗れば故郷柿熟るる
57 寝返りに金の産毛や明け易し
58 飲み干して麦茶の硝子置くからり
59 茄子の馬友の御霊も乗りて来よ
60 節々の螺子やや弛む昼寝かな
61 生き急ぐ如く夕べの蟬しぐれ
62 露天湯やほつほつと目に初時雨
63 老二人昼餉は今日も冷さうめん 
64 海の日や夜の浜辺のバーべキュー
65 朝顔や江戸紫に身を染めし
66 お手玉に小豆とこはぜ母歌ふ
67 逝く夏や無言のままの無精髭
68 少女らの出でゆく街の灼けてをり
69 夕焼を払ひて上ぐる暖簾かな
70 とんとんと葦をつつくや赤蜻蛉
71 裏庭を虫に返して夏終る 
72 背の高きオランダ人を打つ驟雨
73 走り抜け渡すバトンや夏の雲
74 広島や夾竹桃の咲き競ふ
75 登山靴汚れに疲れ滲みをり
76 滝しぶき浴び仄暗き札所径
77 鰻重を待つ間の無聊スマホ繰る
78 一病はあれどかくしゃく生身魂
79 夏空へ全てのシーツ預けけり
80 盆過ぎの家具を戻せば吾ひとり
81 白鷺や稲間に伸びる潜望鏡
82 午後七時残る夕焼け飛行機雲
8月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。