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添削コーナー

いぶきネット句会に入会されると、以下のような添削指導を受けることができます。


いぶきネット句会(29 年12月分より)



原句=真ん中にストーブのある山の駅
 「ストーブのある」では、ただストーブが山の駅に置いてあるとの報告にとれませんか?ストーブが赤々と燃えている様子が見えるとそばに寄って温もりたくなりますね。
添削句=真ん中にストーブ燃ゆる山の駅



原句 = 響きくる列車の音や枯野道
 列車の音といえば、「響く」や「聞こえる」という言葉は省けると思います。ここは、「遠くに響いている」とすることで、枯野の広さが見えるようにしてみました。

添削句 =  貨車の音の遠く響ける枯野かな



原句 = 赤もみぢ手に載せ競ぶ母娘かな
 紅葉と言うくらいですから赤紅葉は変ですね .。上六になりますが・・・
添削句=いろは紅葉掌に載せ競ふ母娘かな




原句= 小春日の鴨居の祖父母しばしの座
 <しばしの座>が 分りにくいのですが・・・・
添削句= 小春日の鴨居遺影(写真)の祖父母笑む



俳句1 = 句座終へて目深に被る冬帽子
 句座でも分るかもしれませんが、一般的には句会の席のイメージでしょうか? 普通に・・・
添削句=句会終へ目深に被る冬帽子



原句 = 蜘蛛の囲にかかる木の葉の風見かな

 面白い発見ですね。蜘蛛の囲にかかった木の葉が風見のようだ と。かかるか?かかりし木の葉か?風見だとくるくる回る感じですが・・・・せいぜいひらひらでしょうね
添削句=蜘蛛の囲にかかりし木の葉風を読む



原句 = 古宿の粋な絵ガラス初時雨
 <粋な絵ガラス>を具体的にした方がいいと思います。 実際どんな絵ガラスだったかわかりませんので<粋な>の字分を<猫の>にしてみました。
添削句=古宿の猫の絵ガラス初時雨



原句=小畳を抱へ亥の子の七八人 
 ユーチューブでご当地の亥の子の行事を見てみました。地域の行事が子ども達に受け継がれていることは良いですね。ただもう少し具体的に分かると良いと思いました。
添削句=小畳に子らが石突き亥の子唄



原句 = 黄落に埋もれほほえむ寝釈迦仏

 中七が少し窮屈のようですね。「埋もれ」を簡単に「中に」としてすっきりさせるとよいと思います。

添削句=黄落の中に微笑む寝釈迦仏 




原句 = おしゃれしてスキップする子千歳飴
 七五三で女の子がおしゃれしてうれしいのでしょう。おしゃれは結論ですから、その元の様子を客観的に詠んでみてはいかがですか。
添削例=着飾りてスキップする児千歳飴 



原句=砂を食みじたばたしない海鼠かな
 <じたばたしない>が、面白い表現ですね。<じたばたしない>が口語調なのが、少し気になりました。俳句ては、基本的には、文語調の方がよいでしょうか? また、<砂を食む>と、主語の「海鼠」が離れているので、
添削例 = 砂を食む海鼠じたばたせずにをり



原句=しぐるるや往時をしのぶ野面積
 〈往時をしのぶ〉が曖昧です。読み手にはわかりません。 どんな野面積だったのか、どんな様子を見て往時を偲んだのか分かるといいですね。 たとえばですが・・・
添削句=しぐるるや鑿跡深き野面積



原句=着古しの黒合羽着て蓮掘女

 言わずもがなの「着て」を省略して、着古しの合羽の写生を加えたいです。

添削句=蓮根掘る合羽に泥の乾びたり



原句= 御岳のふところ深く冬野行く

「御嶽の懐深く」は険しい山、そこがが野だというところに違和感がありました。

添削句=御嶽のふところ目指し冬野行く

 




原句=蔦紅葉入日に染まる異人館
 美しい御句ですね。チャットで自動詞・他動詞の意見が出され、古語辞典で調べてみました。古語では自動詞も他動詞も終止形は「染む」。自動詞は四段活用で、連体形も「染む」。他動詞は下二段活用で連体形は「染むる」または「染める」です。「染まる」は口語の自動詞です。文語にすると自動詞の連体形は「染む」なので、中七が6文字になってしまいます。そこで「入日」を「落日」として、
添削①=蔦紅葉落日に染む異人館
 また、他動詞の連体形「染むる」を使うなら、<入日が異人館を染める>という意味で、
添削②=蔦紅葉入日の染むる異人館












平成29 年11月分より




原句= 外つ国の人とくぐるや菊の門
「菊の門」とは菊花展での門でしょうか?それとも菊の紋章のある門でしょうか?もし紋章ならば季語にはなりませんよね。季語の菊として詠うと・・。
添削句=外つ国の人と菊花の門潜る



原句= ぐつぐつと煮立つ猪鍋峡の宿
 お酒の進む鍋ですね。「ぐつぐつ」という擬音語は安易な写生かなと少し思いました。
添削句=猪鍋の煮立ちて更くる峡の宿



原句=老優のはりある声や能登の秋
 能登演劇堂に行かれたとのことですが、季語が生きていますか? 「能登」は必要でしょうか?老優のはりのある声に適した季語を考えてください。
添削句=老優のはりある声や秋気澄む



原句=秋霖や動き止めたる風見鶏
 <動き止めたる>が、秋霖だから<動きが止まった>との原因・結果的な説明にも思えるので、
添削句=秋霖や止まつたままの風見鶏



原句= 一陣の風おこる時葛の花

「風おこる」の「おこる」は省略できそうですね。風が起こったときの瞬間をとらえると、一層情景が見えてくると思います。

添削句=一陣の風にあらはや葛の花




原句=母の忌や一日纏へる秋のセル
 「母の忌や」との切れが強いように感じました。また、「一日」と言わなくても「母の忌」で終日だとわかると思います。
添削例=秋のセル纏ひて母の忌を修す





原句=不作法な形のままに熟柿落つ
 よく観察されたと思います。ただ「不作法」は、形容が少し違うかなと思いました。「不細工な」「崩れゆく」などの方が良いと思いました。
添削句=不細工な形のままに熟柿落つ
 


原句 = 手水舎の水澄み指に柔らかし
 添削では季語はかえない方がいいですが<手水舎><水澄む>と水に関係する言葉が重なりましたので季語をかえてみました。
添削句=秋澄むや指に手水の柔らかし



原句 = 栗拾ふ膨れた帽子胸に抱き
 並べ替えてみました
添削句=胸に抱く帽子膨らむ栗拾ひ



原句 = 蜘蛛の巣の棉虫ゆれて煌めきぬ

 蜘蛛の巣(夏の季語) 綿虫冬の季語)の季重なりはいかがか。綿虫が煌めくのですよね 実際に見た景でしょうから・・・蜘蛛の巣が煌めいたとも・・・
添削句=蜘蛛の巣の綿虫絡め煌めきぬ



原句 = 早朝にダッシュ練習運動会
 運動会の前の練習ですから、「早朝に」ということは分かりますので、要らないと思いました。練習を強調して、
添削例=練習はまづダッシュより運動会




原句 = 点滴の腕の痺れや秋寒し

 この句は、「季語を離して使う」ことを意識されると、もっと良くなると思います。「秋寒し」では作者の心情がストレートに出すぎて、底の浅い句となってしまいます。もっと離した季語を持ってくることで、句に余韻や深みが生まれます。
添削句 = 点滴の腕の痺れや青蜜柑












9 年10月分より



原句 = 季寄せ置き姿勢を正す子規忌かな
 子規がいて虚子がいて 歳時記が出来 季寄せが出来たのを思えば感慨深いですね。動詞を一つ減らせるよう工夫してはいかがでしょうか。
添削句=季寄せ手に姿勢正せり獺祭忌



原句=渓流に触るるがごとく鬼やんま
 少し重苦しいですので<ごとく>を省いて<や>の切れを入れてみました。鬼やんまの動きにリズムがうまれたでしょうか?
添削句=渓流に触れんばかりや鬼やんま



原句=夕映の八ヶ岳山麓や蕎麦の花 
 ネット句会で「八ヶ岳」の短縮読み「やつ」に色々意見が出されましたが、登山言葉では「やつ」で通っているとか。端的な表現で美しい景です。もし「やつがたけ」と読ませるとすれば、
添削句=八ヶ岳裾夕映えて蕎麦の花



原句=天を突く拳と叫び体育祭
 「拳」か「叫び」、どちらかに焦点を絞ってはいかがでしょうか?省略した方は読み手の想像に任せてみましょう。
添削句=青空へ拳突き上ぐ体育祭



原句= 梨を剥く刃先の雫ぽたり落つ
 それぞれの語感の差でしょうが<ぽたり>はやや大きい雫のような気がします。擬音語、擬態語は難しいですね
添削句=梨を剥く刃先の雫滴れり



原句=金木犀香に誘はれて遠回り
 
並べ替えてみました
添削句=回り道木犀の香に誘はれ



原句= 蹲踞に木の葉の沈む野分跡
 歳時記の「野分」の副季語として「野分後」がありますので、こちらでも良いかな?
添削句=蹲踞に木の葉沈めり野分後



原句= 漁火の灯らぬ船瀬秋の声
 このままでも良いかもしれませんが・・・・・<灯らぬ>が やや説明にも取れますので。
添削句=漁火の消えし船瀬や秋の声   



 

原句 = 御結びの栗のご飯や姫街道

 「お結び」と「栗ご飯」同意語が惜しいと思います。どちらかを省き「開く」と動詞を入れると作者の姿も心も見えてくると思いました。

添削句=栗飯の弁当開く姫街道

 



原句 = 毬爆ぜて三粒覗ける栗の艶
 毬が爆ぜた栗を言う、笑栗(えみぐり)という季語があります。原句は、この季語の説明に近いと感じました。例句は、添削の域を超えてしまいますが、一例としてご参考にして戴ければと思います。
添削句 = 笑栗や高く澄みたる空の色



原句= ほほに受く必死の力蚊の名残
 秋の蚊は、素早く来て、あっという間に刺しますね。<必死の力>は、蚊を擬人化した表現だと思います。なるべく写生で表現しましょう
添削例 =
名残蚊の鋭き針をほほに受く




原句= 竜胆に頬寄す写真妻若し
 中7は本来は「寄する」ですね。しかしそうすると中8になってしまします。あと材料が「竜胆」「頬」「写真」「妻」と多いので、どれかに絞って、合わせて中8とならないように考えましょう。
添削例=竜胆に頬を寄せたる妻若し



原句=長良川河畔の宿の鹿威し
「長良川」と「河畔」が重複しています。
「鹿威し」は添水ですね。旅館に添水があるのは珍しくないので、添水をもっと写生したらどうでしょう。たとえばですが・・・。
添削句=長良川宿に旧りたる鹿威し
    長良川宿の添水の水豊か



原句= 捨てかねしカラの犬小屋赤トンボ

 愛犬の死でしょうね。「空の犬小屋」で、捨てかねている様子はわかりますので、省略しました。「赤トンボ」の表記は漢字でしょうね。

添削句=空つぽの犬小屋に来し赤蜻蛉




 



平成29 年9月分より


原句 = 波際にサンダルひとつ夏の果
 絵画のようで、好きな句です。細かい点になりますが、格助詞「に」は、「ある」「いる」「なる」などの動詞を導くため、やや散文的になり易いという傾向があります。添削では、サンダルを修飾する動詞に変えることで、中七の切れをはっきりさせました。
添削句 = 波洗ふサンダルひとつ夏の果



原句=高捲きの難所見下ろすとりかぶと
 「見下ろす」のは作者でしょうが、少し曖昧です。見下ろしたら「とりかぶと」がどうだったかを写生されたらいかがでしょうか?
添削句=高捲きの難所に揺るるとりかぶと



原 句= 夕空を過ぎる白鷺朱を纏ふ
 〈纏ふ〉でもいいのですが、素直に<染まる>とした方が良いかと思います。夕空は夕焼でないこともありますので夕映にしました。
添削句=夕映を過ぎる白鷺朱に染まる



原句 = 茹で立ての唐黍を折る古妻に
 妻に唐黍をあげるなら、「折る」を言わないでも分かります。むしろ折ると言うことは妻に半分あげたのではないですか。
添削例=茹でたての唐黍妻と半分に



原句= 岩燕群れて湖岸を低く飛び
よく観察していると思います。ただ表現的には燕の動作を「群れて」と「低く飛び」の2つがあり、しかも離れています。これを1つにまとめれば分かり易くなります。
添削例=湖を低く飛び交ふ岩燕



 
原句 = 子持鮎喰より先に川遊び
 「喰う」は動詞の時は送り仮名が要り、伊吹嶺では「喰ふ」の旧仮名を用います。情景はよく分かるのですが、鮎を焼いている間遊んでいる少年としてみました。
添削句=鮎焼くる間も少年の水遊び



原句= ムツクリの震える音や秋高し
 「秋高し」ですと 音色的に響きの感じが違う気も致しました。もうすこし哀調を帯びた印象の季語として「秋深し」を用いてはどうでしょうか。
添削句=ムツクリの震へる音や秋深し



原句 = 帰省子のまづは朝寝をむさぼりぬ

 子をねぎらう気持ちの見える佳句ですね。朝寝を事柄と見れば、良いのかもしれませんが、できるなら季重なりは避けたいですね。

添削句=帰省の子ひがな眠りをむさぼれり




原句=熱帯夜途切れし夜の雨の音
 <熱帯夜>と<夜の雨の音>、<夜>が重なっているので、後ろの<夜>は省いたらどうでしょう。この句で言いたいことは、雨が途切れて、ますます暑苦しく感じられることでしょうか。
添削句=雨音の途切れて蒸せる熱帯夜



原句= 吾肩に夫のよりそふ月今宵
 チャットの時に<肩によりそふ>が分りにくいと、意見が出ました。 より具体的に・・・・
添削句=吾が肩に夫が手を置き(く)月今宵



原句= 炒卵ふはりと旨し今朝の秋
 < 旨い >は無くても  旨そうな感じがします。
添削句=炒卵ふはりと出来て今朝の秋



原句=秋澄める味噌蔵裏の二間道
二間道(にけんみち)>はちょっと苦しいか?俳句を始めたころに連れて行ってもらった、岡崎・八丁味噌の蔵の道ですね。
添削句=秋澄める味噌蔵の道幅二間



原句=むずかりて背に寝入る児や海の月
 避暑のことか浜辺に住んでいるのか?多
分、海水浴で民宿で疲れて寝つかれない幼を浜辺に出てあやしてる景でしょう。 出てみると、遅い月が海に登っていて そんな感動を、まだ高くは上がってないから 海の月 とされたのでしょうか?<何々をして何々する>は散文になり易いですね。 富安風生は「にはで遊ぶなのであそべ」と言っています。てはなるべく避けましょう。
添削句=むずかる子背に寝落ちけり海の月



原句= 量り売る新米枡を溢れしむ
 <量り売る><溢れしむ>の主語が、はっきりしません。特に、<しむ>は使役と尊敬の助動詞ですので、この場合は合わないでしょうか。
添削例 = 量り売る新米枡に溢れさせ



原句=大根蒔く乾ききつたる土打ちて
 
〈乾ききつたる〉は〈乾きたる〉で十分だと思います。〈音〉を加えると読み手も想像し易くなるのではないでしょうか?

添削句=乾きたる土打つ音や大根蒔く




原句 = 沢降る風の涼しさ橋の上

 一読、三句切れの感じです。ここは中七を「風の涼しき」として下五へ続けましょう。

添削句=沢降る風の涼しき橋の上









(29 年8月分より)
原句 = 雑草に崩れし土塁夏の月
 「雑草という草は無い」と言ったのは、昭和天皇だったでしょうか? 特に種類を言う必要が無い場合は、「草」で良いと思います。
添削句 = 土塁埋む草の匂ひや夏の月




原句 = 女坂裾の茶店に氷旗

 作者の見える句 動きのある句にしてみました
添削句=女坂下り茶店のかき氷




原句=昆布採るクルーズ船を目の前に
 クルーズ船を描写しては どうでしょう。<目の前に>は見えているので、冗語でと思います。
添削句=昆布採る沖に真白きクルーズ船




原句=原爆展ただただ暑くなりにけり
 平和記念資料館でしょうか?広島忌、長崎忌は毎年本当に暑くなりますが 〈ただただ暑く〉は主観では?ただただ暑かった様子を写生できるといいですね。
添削句=原爆展出て炎天の空青し    原爆展白き館の灼けゐたり




原句=日曜の天に伸びゆく夏の薔薇
 日曜は礼拝日ということでしょうか。すると、「天」は近すぎるので、「空」の方がいいと思いました。薔薇は夏の季語なので、
添削= 礼拝日空に伸びゆく薔薇のつる・・・・・・ でもよいかと。



原句 = 蝉の殻築地の壁に爪を立て
 この句はこのままで出来ていますね。ただ「築地の壁」は「「築地塀」としてリズムを整えるとともに、切れを下五へもっていってはいかがでしょう。
添削句=蝉殻の爪たててをり築地塀




原句 = 遥かなる童に還る海の家
 海の家へ行ってみると子供時代が甦ってくる、良い感覚をお詠みになられましたね。「遥かなる」は「遠い日」のことを思っての事と思いますので、はっきりさせて「還る」は終止形よりも、この場合連用形にする方が余韻が生まれ俳句らしさが出ると思いました。
添削句=遠き日の童に還り海の家



原句 = 明易や部屋にテレビのフランス語

 ホテルのテレビをつけたらいきなりフランス語、海外へ行けば当たり前とはいえ驚きますね。ここは「明易や」と切るよりも、早々明けるパリの雰囲気として「明易の部屋に・・」とするといいと思いました。
添削句=明易の部屋にテレビのフランス語 




原句= 得意げに幼児見せくる猫じやらし
 どんなところで、<得意げ>を感じられたのでしょう。
添削句=猫じやらし掲げ幼児が駆け来たる



原句= 幼子の背をはみ出す浴衣帯
 子への眼差しが 優しいですね。ただ 背を<はみ出す>が、いろいろ解釈出来ます。ランドセルならはみ出しても良いですが・・・例えば・・・
添削句=幼子の背に揺れをり浴衣帯



原句= 燕の子巣で待ちをりて列車来る
 この句は情景が見えています。あとは燕の子の場所をはっきりさせて、リズム感をどうするかです。
添削例=列車来る駅に餌を待つ燕の子



原句 = 炉の脇に薪を積み上ぐキャンプ村
 中7は本来は「詰み上ぐる」でしょう。そうすると中8になりますので、中7にして、

添削例1=炉の脇に薪積み上ぐるキャンプ場

あと写生を強調するために、

添削例2=キャンプ場まづ炉の脇に薪を積む



原句=髪洗ひ長き一日を終はらせる
 心情がよくわかる良い句だと思います。しかし、<一日を終はらせる>は他動詞ですが<一日の終はりけり>と自動詞にすることで、作者の一日を断ち切る意思が見えてくるように思います。添削句=髪洗ひ長き一日の終はりけり 




原句 = さざれ波木曾の川面や夏の果て
 詩情豊かな句ですが、三句切れが惜しいです。言葉を入れ替えて整えてみました。

添削句=逝く夏や木曽の川面のさざれ波



原句=炎天や廃車山なす線路脇

 炎天でも良いのですがもっと直な季語「灼くる」を使ってみてはどうでしょう。

添削句=山積みの廃車の灼くる線路脇



原句= 老犬の散歩日傘の影に入れ
 愛情のこもった優しい句ですね。このままでも十分伝わりますが、散歩の主語は老犬、日傘に入れるのは作者と 紛らわしいので主語を作者一人にして、
添削例 = 老犬と散歩日傘の影に入れ




原句 = 信貴入らば青葉触れ合ふ音清し
「信貴入らば」に気合を感じましたが、もう少し肩の力を抜いて詠まれても良いですね。

添削句=信貴山の青葉触れ合ふ音清し













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