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神代植物園・深大寺吟行模様
 
平成22年2月24日(水)
 
 今年の俳人協会賞に栗田主宰が受賞されたことは既に【こちら】に掲載済みですが、その翌日、2月24日にネット仲間で神代植物園・深大寺吟行を行いました。お忙しいところ、栗田主宰ご夫妻にも参加していただき、晴天に恵まれた春の1日を楽しみました。
 前日の俳人協会賞授賞式の余韻を残して、晴れやかな17名の皆さんに参加して頂きました。吟行コースは神代植物園でガイドさんにお願いしながら、丁度満開の梅、福寿草の群生を見ながらおよそ1時間半で回り、そのまま隣の深大寺を訪れました。深大寺は沢木先生が蕎麦を食べに訪れたところで、栗田主宰もご一緒したことがあるとのことでした。吟行後、中野一灯さんなじみのレストラン「ラ・メール」で食事、句会を行いました。
 栗田主宰は当日所用があるため、選句のみして頂き、あわただしいところ参加していただき、一同感謝、感謝でした。
 以下に参加の皆さんの感想、写真、今日の1句などを掲載します。(隆生)

 
主人の俳人協会賞授賞式ではみなさまに祝っていただきありがとうございました。
翌日の吟行会では、広い植物園で珍しい花に驚き、深大寺では、綾子先生とお蕎麦を食べた日を思い出すなど、晴天にも恵まれ楽しい一日でした。インターネット部のみなさまに大変お世話になりありがとうございました。(栗田せつ子)


主宰以下遠路お出で頂いた方々と楽しい吟行を春の季語溢れる武蔵野にできたことは、主宰の俳人協会賞受賞パーティーとともに大変嬉しいことでした。
さらに主宰選にも名乗りを挙げることが出来、ご機嫌で帰還いたしました。
江の島での鍛錬会も近づいて参りました。またみなさまにお会いできることを楽しみにしております。(武藤光リ)

今回の吟行、錚々たる方々とご一緒なので、同じ景を皆様がどう詠まれるのかを勉教できればと厚かましくも参加させていただきました。残念ながら予想的中、一声もあげることなく終わってしまいました。まあ、私の実力を考えれば、当然の結果でしょう。しかし、勉強という意味では、大いに感じるところがございます。これを糧に次の機会に向けて精進いたしますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。最後に、遠方よりわざわざ参加いただいた皆様に、あらためて厚く感謝申し上げる次第です。(栗生晴夫)

関東の皆様には本当にお世話になり、感激いたしました。栗田先生の受賞を祝うように神代植物園の福寿草が満開で黄金色に輝いていたのが特に心を打ちました。そして「ラ・メール」のステキなお二人の、温かいもてなし、美味しいランチ、美味しいワインと幸せな気持ちで帰途につきました。心よりお礼申し上げます。(牧野一古)

突然、栗田主宰ご夫妻もご参加の深大寺・神代植物園の吟行会に参加させていただくことになりました。神代植物園は今や梅の真っ盛り。梅の種類の多いのに驚きましたが、梅の枝を手に取ったり、匂いの違いを比べてみたり、あんなにもじっくり観察したのは始めてでした。
 関東支部長の一灯さんの迫力ある若々しさ。あの若々しさはどこからくるのだろうと圧倒されていました。そして関東支部の皆さんのほのぼのとした細かな心配り。本当にありがとうございました。この様な機会があれば又参加させていただきたいなあーとつくづく思いました。(河村惠光)

名誉ある俳人協会賞を受賞されました栗田主宰。本当におめでとう御座います。
 23日の朝、東京にむかう新幹線から冠雪の富士山がくっきり見えて、まるで富士山も祝ってくれているかの様に思えました。
  受賞式の前に立ち寄った~田明神では、神事に市川團十郎が参列しており、 その姿を見る事ができたのも幸運でした。
 そして、授賞式では栗田主宰の晴れ姿を見る事が出来、本当に記念すべき 一日となりました。有り難いことです。
 明くる24日は、梅の咲き誇る神代植物公園と深大寺に吟行することが 出来まして、お世話戴きました関東の皆様方に感謝いたします。(藤田岳人)

先日の栗田主宰の御祝い翌日の吟行に参加させて頂き有り難う御座いました。沖縄以来のやすし晴れにピッタリの二日間でした。ボランテイアガイドさんの案内は梅に始まり福寿草、クレマチスと中身の濃いものでとても時間は足りませんでした。石田波郷の墓前に白たま椿のお供えされていることが印象的でした。 
 植物園、深大寺、フランス料理レストランとたくさんの句材に出会いました。ただ悲しいことに私自身成績は芳しくありませんでしたが、素晴らしいみなさまと共有した時間に感謝です。(三井あきを)
  白椿ただひとつあり波郷墓碑   あきを

素晴らしい天気に恵まれ楽しい吟行会でした。主宰はじめ皆様方本当に有難うございました。主宰のお句、主宰の特選句を選ぶことが出来、本当に良い勉強をさせて頂きました。ありがとうございます。(佐藤とみお)

この度は俳人協会賞受賞おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。授賞式の翌日8時半に三鷹駅に集合し、主宰はじめ遠方から上京された同人の方々と神代植物公園、深大寺に吟行する機会に恵まれました。天気もよく暖かい 日差しを浴びて梅、山茱萸、福寿草などが咲き誇るなか沢山の佳句がとびだしました。大変楽しいひとときを過ごすことが出来みなさまに感謝致します。(森垣昭一)

十三日、やすし先生の俳人協会賞授賞式という晴れがましい式に列席させていただいた、その余韻冷めやらぬ十四日、関東の方々のお計らいで、念願の深大寺の吟行に参加させていただきました。
沖縄吟行の時の「やすし晴れ」さながら、その日も晴天に恵まれた吟行日和でした。
 早朝の集合場所、三鷹駅は出勤時間と重なり、その人出の多さに大東京のエネルギーを感じる田舎者の私でありました。
 神代植物園ではとりどりの春の花々に酔い、深大寺では快い梅東風の中、波郷の句碑や墓碑、そして落ち椿の境内を吟行させていただきました。春爛漫の武蔵野の素晴らしさを、句に出来ないもどかしさを残して家路に着きました。ご一緒くださった皆様、そしてお疲れのところご指導くださったやすし先生ありがとうございました。(坪野洋子)

関東支部の皆様のお気遣いで、楽しい2日間を過ごさせていただきました。 
 俳人協会の受賞式は、始めての参加でしたが、「俳句を学ぶ」という目的を同じくする者同士ですので、有意義な時間を共有出来た気分でした。 受賞式では壇上の主宰の姿を眺めながら、私までも誇らしい気分になっていました。懇親会では、憧れの俳人と話が出来たり、写真を一緒に撮らせて頂いたりと、夢のような会でしたので、皆さんに誘っていただき 参加できて本当に良かったと思っています。
 次の日の深大寺の吟行会では、関東支部の行き届いたご案内に、とてもリラックスした吟行をさせていただきました。沢木先生、細見先生と語らう気分で武蔵野を歩きましたが、ほんの一瞬でも両先生に逢えないものかと、願わずにはいられませんでした。 思い出深い2日間を有難うございました。(矢野孝子)

 栗田主宰の授賞式に参加することが出来、感動しました。
 翌日の吟行会は昔懐かしい深大寺で、若くして亡くなった親友と2人で行った場所なので、感慨深いものがありました。 いろいろとお世話くださった一灯さん始め、関東の方々、またご一緒下さった皆様、ありがとうございます。(国枝 洋子)


 俳人協会賞受賞の栗田主宰にご参加いただき梅の香と武蔵野快晴の神代植物園、そして深大寺。栗田主宰の師沢木欣一師、細身綾子師の寓居に近く綾子師の愛した牡丹の芽が赤く膨らむのを感慨深く見入りながらの吟行でした。
 
句会は伊吹嶺を代表する同人たちに秀句賞の恵光さん、など会員を交え笑顔の弾ける吟行と句会、こんなに楽しく有意義な一日は滅多にありません。感謝感謝。
 
企画運営に当った東京勢としても深い達成感に浸り散会したことでした。(中野一灯)

 受賞式での主宰のご挨拶は、力強く、それでいてしみじみと胸を打つご挨拶で、伊吹嶺の一員として参加させていただいている幸せを感じました。参加の皆様と一緒に、力一杯思い切り大きな拍手をさせていただきました。 懇親会では、著名俳人との撮影にお酒の力を借りながら?「私も入れてください」と入れていただき、あこがれのスターに出会えた気分でした。 24日の吟行もお天気にも恵まれ、ふきのとうを見つけたときは、ふきのとうがお好きだった綾子先生に出会えたようでとても嬉しかったです。楽しい二日間でした。吟行を企画していただきました関東の皆様には心より御礼申し上げます。(伊藤範子)



レストラン「ラ・メール」で句会

神代植物園前に集合

梅は満開

白梅も満開

苞を脱いだ猫柳の柔らかさ

ガイドさん(赤い服)に説明してもらう

春なのにクリスマス・ローズ

栗田主宰にも参加していただく

何を見ている?

福寿草は花盛り

深大寺の波郷・麦丘人の師弟句碑

深大寺の境内で

早くも蕗の薹

深大寺には水車も

ラ・メールの前で

今日の1句(順不同)
境内の真昼ひそやかや猫の恋 河村 惠光
梅が香の顔の高さや深大寺 栗生 晴夫
こじゆけいの高枝に隠る深大寺 三井 あきを
下萌や苑のぬくみに土竜塚 森垣 昭一
渾身で鐘撞く僧や風光る 武藤 光リ
おがたまの花の香に酔ふ陽和かな 佐藤 とみお
枝々にこぼるる光梅ひらく 伊藤 範子
男の手枝引き寄せて梅を嗅ぐ 藤田 岳人
梅が香に声の華やぐ深大寺 国枝 洋子
梅真白小指反りたる白鳳仏 鈴木 みすず
ほの湿る風に押されて梅苑へ           坪野 洋子
無患子の幹なでゐれば春きざす 牧野 一古
梅香る光の中や受賞の師 中野 一灯
どの句碑も芽木の影置く深大寺 矢野 孝子
紅濃かり綾子愛せし牡丹の芽 国枝 隆生
武蔵野の空を映せり芹の水 栗田 せつ子
梅の香をかがむと大き鼻よする 栗田 やすし
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