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15年度全国俳句大会
平成15年10月11日(土)・12日(日)
今年の全国大会は鷹の渡りで有名な伊良湖岬で行われました。全国から130余名が参加して盛会でした。庶務報告、会計報告、規約改正など提案通りに承認され、6名の新同人が紹介されました。
また、俳句大会では特選句が発表されるたびに大きな拍手が起こり、熱気のある大会となりました。
7:00からの懇親会では遠方からの参加者の挨拶、新句会の紹介のほか、カラオケも飛び出し和やかな内に一日目を終了しました。
【
2日目へ
】
まず渡辺崋山幽居跡へ
潮音寺の誓子句碑
芭蕉ゆかりの潮音寺にて
芭蕉の愛弟子杜国の墓
開式の辞を述べる片山浮葉同人会長
挨拶される栗田やすし主宰
全国大会に参集した連衆
第一回伊吹嶺賞の福永京子さん(左)と
特別賞の矢野孝子さん(中)・中川幸子さん
紹介される新同人6名
懇親会で挨拶される栗田主宰
乾杯の音頭は夏目隆夫静岡支部長
和やかな懇親会風景
大会のあとも各部屋で懇親
懇親会がやがて深夜の句会に
【
全国俳句大会入選句抄
】
栗田やすし主宰選
特選
泳ぎ来し少年の胸紅潮す
江口ひろし
桜の実戦人塚に転がれり
山崎 文江
葉桜や母の形見の竹行李
朝比奈照子
乙女の句碑へ涼しき波の音
幸村志保美
金魚草活けガラス器の透きとほる
服部 萬代
母いつも人待つ暮らし白桔梗
鈴木真理子
鵜匠の子神事の列に畏まる
服部 萬代
柿の花赤子にきざす土踏まず
矢野 孝子
透きとほる綾子の里のかたつむり
下里美恵子
青伊吹雲の切れ間の時鳥
長江 克江
林 徹特選
銀杏が養蜂箱に跳ねて落つ
徳田 順子
梅田 葵特選
抱へ来し青草身ごと投出せり
河原地英武
江口ひろし特選
稲刈つて波音近し千枚田
栗田やすし
小笠原里子特選
ハリヨ棲む川に麦茶の大やかん
国枝 隆生
片山 浮葉特選
初産に島を離るる鮑海女
上杉美保子
栗田せつ子特選
透きとほる綾子の里のかたつむり
下里美恵子
後藤 春子特選
はまなすや北緯四十五度の宿
漆畑 一枝
近藤 文子特選
老猫の腹で息する日の盛り
若山 智子
篠田 法子特選
泳ぎ来し少年の胸紅潮す
江口ひろし
清水 弓月特選
でで虫の句碑に涼しき桑の影
都合ナルミ
下里美恵子特選
はまなすや北緯四十五度の宿
漆畑 一枝
鈴木みや子特選
はまなすや北緯四十五度の宿
漆畑 一枝
関根 近子特選
括り女の腕に筋立つ大暑かな
山本 光江
武田 稜子特選
乙女の句碑へ涼しき波の音
幸村志保美
巽 恵津子特選
梅花藻の川音聞きて仏彫る
蛭川 晶代
田端 龍特選
四万十の水の青さや時鳥
磯田なつえ
都合ナルミ特選
車椅子押す青年の目の涼し
上杉美保子
中川 幸子特選
ひめゆりの塔へ草笛吹き鳴らす
牧田 章
夏目 隆夫特選
轆轤ひく一人にひとつ蚊遣香
栗田せつ子
夏目 悦江特選
泳ぎ来し少年の胸紅潮す
江口ひろし
長江 克江特選
みちのくの雲の白さよ花林檎
柴田 孝江
平松 公代特選
汐汲むや真金光りの力瘤
梅田 葵
牧田 章特選
えごの実や三つ並びし道祖神
高橋 悦子
増田 昭子特選
御岳の雪襞細る厩出し
山下 智子
水田 悦子特選
蚕豆の青きを散らし離乳食
磯田なつえ
矢野 愛乃特選
藍を着て少年剣士の眉涼し
篠田 法子
矢野 孝子特選
汐汲むや真金光りの力瘤
梅田 葵
山 たけし特選
塩田夫一本だけの歯で笑ふ
山下 欽子
若山 智子特選
泳ぎ来し少年の胸紅潮す
江口ひろし
【
2日目の様子へ
>>
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