(4月号より)
ネット作業に関っている同人や、オフ句会でお馴染みの同人たちの句を紹介させて頂きます
伊藤みつ子
毛糸玉猫を本気にしてしまふ
長谷川妙好
初晴や野良に礼する老農夫
酒井とし子
夜の梅老いたる母のお針箱
松井 徒歩
片恋の長き道のり落葉踏む
奥山ひろ子
電車行く凍てつく湖に灯をこぼし
玉井美智子
湯気模糊と寒天小屋のふきさらし
長崎マユミ
寛解の息子連れ立ち初薬師
関根 切子
言問の橋の普請や春隣
武藤 光晴
歳晩や暮色に灯る官庁街
野島 秀子
冬ぬくし師の自画像の目もと笑む
伊藤 範子
着膨れてどこから見てもくまモンに
渡辺 慢房
白梅や母を訪ひたき夕こころ
新井 酔雪
円墳を覆ふたんぽぽ日差濃し
国枝 隆生
受話器より喃語飛び出す初電話