(2026年6月号より)
「伊吹集」
(会員作品)の巻頭・次席・三席の作者および作品を紹介しています。
志形 雄三(東京)
雛あられ五人囃子にひとつづつ
齋藤 眞人(さいたま)
砂風呂にまどろみてをり涅槃西風
石川 杉子(名古屋)
四姉妹並ぶ砂風呂春の雲
(以下は4句入選者住所順です)
本庄 鉄弥(町田)
風光る子のフィアンセの深き礼
手嶌ひとみ(幸田)
ランナーへ旗を振る手の悴めり
村瀬さち子(名古屋)
マジシャンの杖の一振りしやぼん玉
嶋田 尚代(大府)
朱の椀に蛤三つ喜寿の膳
高岡 佳子(春日井)
川沿ひに一駅歩く花の頃
花田紀美子(犬山)
春愁や仕舞ひしままの旅鞄
割山勢津子(富山)
やはらかき線路の響き春の雪
「山彦集」
(課題句 課題:余寒・薄氷・春めく)
特選の作品を紹介しています。
佐々木千洋子(名古屋)
病棟に夫置き帰る余寒かな
二村満里子(名古屋)
薄氷を踏み砕きゆく登校子
谷口 悦子(長久手)
春めくや散歩の歩幅広ごれり