(2026年3月号より)
「伊吹集」
(会員作品)の巻頭・次席・三席の作者および作品を紹介しています。
外宮多恵子(犬山)
板前も陶工も出て落葉掃く
水鳥 悦枝(豊橋)
樹木医と千年の森冬ぬくし
江部 幸夫(名古屋)
身を細め霙に傘を差してゆく
(以下は4句入選者住所順です)
鈴木 六子(東京)
アメ横のだみ声の主新巻屋
池村 明子(静岡)
切り口の年輪しかと冬日濃し
只腰 和子(名古屋)
冬晴の日差し背中に庭仕事
大橋美智子(名古屋)
肩コキと鳴らし冬の日始まれり
山口 里美(日進)
退院を待ち侘ぶる母室の花
アワン きえ(小牧)
冬天ののこんの月や鳰の海
斎藤みどり(多治見)
ルビー婚手袋はづし手をつなぐ
「山彦集」
(課題句 課題:冬晴・風邪・水鳥)
特選の作品を紹介しています。
佐々木千洋子(名古屋)
パルテノン神殿見上ぐ冬の晴
大橋美智子(名古屋)
膝に抱く風邪癒えし子の飽きるまで
川北やす子(名古屋)
水門川潜る水鳥透けて見ゆ