(2026年8
月号より)
「伊吹集」
(会員作品)の巻頭・次席・三席の作者および作品を紹介しています。
余力 悦子(奈良)
廊下まで響く産声春立ちぬ
大須賀 純(豊川)
閉校となり十五年燕来る
長谷川しげ子(名古屋)
囀れる那古野古墳の椎大樹
(以下は4句入選者住所順です)
近藤さよ子(名古屋)
のどけしや呼べば応ふる犀の耳
柴田 洒落(名古屋)
父の日のタンゴ舞ふ背の伸びてをり
杉浦 國子(江南)
記念日の小さな旅の朝寝かな
野津 洋子(瀬戸)
娘よりモーブティアラの薔薇の束
加藤ノブ子(瀬戸)
うりずんや膝まで浸かり網を打つ
齊藤 昌弘(高石)
潜りたる伊勢の鳥居に風薫る
割山勢津子(富山)
子の喉へ深く餌を挿す親雀
「山彦集」
(課題句 課題:五月晴・青田・雨蛙)
特選の作品を紹介しています。
村田和佳美(東海)
五月晴スマホ片手の札所道
手嶌ひとみ(幸田)
自転車のペダル踏み込む青田風
近藤さよ子(名古屋)
雨蛙ホースの水に飛び出せり