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第311回(2025年11月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 生きている死にあがらって薬漬け
2 セコム掛け夜長に消える職場の灯
3 書肆開く夢どこへやら暮の秋
4 木枯しやティシュを配る赤い爪
5 色鳥や入日さしたる大銀杏
6 椋鳥や仲間追ふてか老い翼
7 セキレイの尾の振るしぐさ指揮者なり
8 蛇腹道紅葉じゅうたんグラデかけ
9 平凡をいただく音の冬林檎
10 重ね着てそれとは見せぬ身のこなし
11 物干しの竿に引つ掛け十三夜
12 河口に雑魚よく跳ねて小六月
13 宵の庭束の間石蕗の花明り
14 コスモスや女駅長縄電車
15 初冬に字面のみ追う読書かな
16 やや寒し後ろ手に引く古襖
17 落葉舞ふ片手拝みの辻稲荷
18 聞く耳を持たぬ同士やおでん酒
19 ミソハギの雫掬びて妣(はは)偲ぶ
20 はらごろを噛めば泪の味のごと
21 呼び鈴の掠れし路地や暮れの秋
22 柿熟れて明るさつくる過疎の村
23 どんぐりを踏んで謝る木陰道
24 満ちてなほ十月桜しのびやか
25 朝寒やちびりちびりと煎じ薬
26 秋空にはるか鼓笛の響きをり
27 真夜中のしゞまに白し秋の薔薇
28 粥煮ゆる厨の窓の花八手
29 小夜時雨笑みのこぼるる古写真
30 旧姓に戻りし里の柿すだれ
31 葡萄一房袋をかけて傘かけて
32 懸命に稲刈る子らや学校田
33 半日を探しものして片しぐれ
34 葬列の尾灯の滲む夕しぐれ
35 朱の鳥居湖に浮き立ち秋日和
36 立冬の夕日捉へて零余子落つ
37 元請に納期迫られ夜業の灯
38 吾も君も非正規雇用夜食取る
39 望楼のガラスに写る鰯雲
40 秋灯や根付けの夜叉の眼に力
41 蟷螂の縋る雨戸の夕陽かな
42 谷川に声消されたり山葡萄
43 陸士長刈り取る城の蔦かづら
44 里神楽お国言葉の混じる神
45 着ぶくれのままで奏づる駅ピアノ
46 冬暖か手垢の残る万華鏡
47 枯園に古地図のごとく雨滲む
48 恙なく生きて勤労感謝の日
49 案の定しぐれてきたりむすびの地
50 しぐれつつ昏るるうだつの町明かり
51 冬晴や影なる我と二人連れ
52 紫に秘めたる殺意鳥兜
53 貼り替へて灯の影の濃き白障子
54 わけ入ればわれも枯野のもののうち
55 蜘蛛の囲に未完の日暮ありにけり
56 立冬や明けの真白きフルムーン
57 満載の園児のカート秋の空
58 身に入むや唯松籟の古戦場
59 夜半の秋声の澄みゆく長電話
60 新婚や研ぐ手の白き今年米
61 仁王立つアーバンベアや冬立ちぬ
62 木枯しや値引き求めてゆくスーパー
63 両親の名も厳かに七五三
64 紅葉狩り紅葉のやうなミモサラダ
65 床磨く今日は勤労感謝の日
66 小春日や畳む衣類に猫寝まる
67 野紺菊束ねし供花の辻仏
68 暗がりの木立抜けだし谷紅葉
69 踏みしめる銀杏落葉や夕日影
70 伸びやかな松の梢や鵙の声
71 腰伸ばす老婆の風情秋茜
72 いたずらっ子しきりにあくび餅雑炊
73 ロシアより来て白鳥の諍へる
74 霞ヶ浦を小さく使ふ鴨の陣
75 青空のゑくぼのやうに返り花
76 石ころを蹴って断ちたる秋思かな
77 雪吊を見やる庭師の手に煙草
78 鷹渡る特攻隊の行きし空
79 銀行の静脈カード冷まじや
80 ゴルフ靴片減り目立つ霜の朝
81 ひそやかに老いは来るもの枯蟷螂
82 古農家の深き軒下吊し柿
83 行く秋やシャッター閉ち”し古き店
84 独り聴くタンゴの調べ秋深し
85 露葎染みて色濃き跣足袋
86 おのおのの頭の揺れや田色づく
87 杖を曳き落ち葉踏む音生きる音
88 欅立ち公園彩る小春日や
89 吹き溜まる落葉のぬくみ日の温み
90 顔見世の親子息合ふ「道成寺」
91 凪の湖面日差し吸い込む照紅葉
92 黄葉のトンネル渡る風優し
93 氏神の柏手打つ背に冬日差
94 山際の入り日輝く秋の暮
11月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。