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メッセージお待ちしております。 |
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4.12.28(6324) 【速報】寒月賞の発表 栗田やすし顧問の選による「第2回 寒月賞」は、会員同人合せて51編の応募がありましたが、以下の通り決定しました。 寒月賞 「石蕗の花」 武田稜子 佳 作 「卒寿」 鈴木真理子 「鳶の笛」 角田勝代 「春岬」 下里美恵子 「日溜まり」 荒川英之 皆様、おめでとうございます。 寒月賞の授賞式は令和7年1月18日、「伊吹嶺」愛知支部新年俳句大会で行われます。 伊吹嶺俳句会 4.12.27(6323) 伊吹嶺1月号「山彦集」投句ハガキについて(訂正) 「伊吹嶺」令和7年1月号「山彦集」の投句ハガキの課題(4月号)に誤りがありましたので、以下のように訂正します。 課題 福寿草・湯豆腐・日向ぼこ 締切は1月末日です。よろしくお願いいたします。 編集部 24.12.26 夜(6322) +++冬のいけ花 いぶきネットの皆様知立句会の英子です。暮れも押し迫ってまいりました。今回は、冬を代表する生花(しょうか)水仙、万年青、椿一輪活けについてお話をします。 私の所属する池坊講座では、毎年冬になると、伝書の中の生花七種伝のうち、上記の3つのいけ花を習います。まず、水仙は「陰の花水仙に限る」とあり、(冬の花は水仙が一番だ。)という意味。その凛とした姿を、真(しん)の花器竹筒に青竹の井筒でいけます。地味ですが、洗練された美しさは井筒に組んだ青竹と対比して最高です。 次の万年青は文字通り1年中青々とした葉の美しさとたわわに実る赤い実を子孫繁栄に見たてて慶事の花とされています。 さて、椿一輪活けですが、これは究極の省略美といわれています。江戸時代では、山で沢山の椿を切り大八車に積んできて、その中からかなった枝、葉、花を活けるのです。構成は、葉が3枚半、と花一輪で活けます。この省略された枝と葉、花を沢山の枝から選ぶのは至難の業です。 3枚半というのは、葉が真、副、体の役枝と花一輪だと4つになり昔は縁起を担いで嫌うので、花の上に朽ち葉を入れて合計5つとして帳尻を合わせたそうです。苦肉の策ですね。その昔は一本の枝で挿すのが正道だったのですが、明治の伝書では2本でも可とされます。このように活けられた花は高卓(4本足の付いた高い花台、上に高炉を置きます)に置きます。なかなか格式の高い花となります。 写真は活けた姿と、花器(銅製)高さ17センチと、小さい配りです、小型の箱マッチを添えたので、大きさがお分かりと思います。 椿はこの季節、12月~1月が美しく、やはり祝儀の花とされます。かようにいけ花の世界は奥深く、限りがありません。「日暮れて、道遠し」です。私はまだまだ進みます。(鈴木英子) 英子さん、今年も様々な話題と華道の世界の記事を寄せていただき有難うございました。 画面の都合で水仙は小さくなりましたが、ご容赦のほどを! マッチ箱と比較した花器、小ぶりながら風格がありますね。 寒椿母逝きてはや二十年 鈴木英子 白椿一枝挿して客迎ふ 〃 句集『京泊り』より 「伊吹嶺」の皆様、読者の皆様も、良いお年をお迎えください。 (805210) 24.12.26(6321) 「伊吹嶺」2025年1月号が届きました。編集・校正の皆様、サンジュ堂印刷様には有難うございました。 1月号には特集「伊吹嶺」全国俳句大会の記事があり、大会の様子が伝わってきます。 表紙裏には河原地主宰の染筆色紙がが載っています。 初詣息弾ませて子が待てり 河原地英武 大島篤さんの表紙絵も新作となりました。いくつかの記事は執筆者の交替があります。 『俳句』1月号の記事と入選句を伊藤みつ子さんからお知らせが届きました。 栗田顧問の『萬謝』が紹介されています。 皆さま是非お読みください。 https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm 24.12.24 夜(6320) 寒いクリスマスイブとなりましたね。 以前何度か ホワイトクリスマスの時がありました。 しかし夏は暑く、長く、秋は短く、冬は寒い、そんな環境になってきて急な変化に身体がついていけないことがありますね。インフルエンザも流行っているようです。お気を付けください。 国枝さんが2025年1月号の『俳壇』『俳句四季』『俳句界』の記事と入選句を調べてくださいました。 写真は『俳壇』誌の「編集室の風景」のページです。 『俳句界』には河原地主宰の鑑賞、『俳句四季』には田嶋紅白さんの句集『無番地』も取り上げられています。皆さま是非お読みください。 トピックスNewsはこちらから https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm ※記載漏れがありましたらお知らせください。 24.12.22 夜(6320) HP俳句会 12月の結果発表がありました。 12月の最高点句は次の句です。 おめでとうございます! 寒林を出て断崖の伊豆の海 伊藤順女さん(船橋市) 慢房さんの講評もお読みください。来年も多数のご投句をお待ちしています。 ジュニア俳句のご投句もよろしくお願いします! 日進市で活動が続いている、「日進自然観察会40周年展」(21日~22日開催)の展示を見に行きました。希少な植物や日進で観察した動植物の写真、活動の記録をまとめた冊子、個人で出版された植物図鑑、目を瞠る展示で、とても勉強になりました。立派な嵯峨菊の三色の鉢、生け花の植物名前当てクイズ、畑で見つけたカヤネズミの写真、地獄の釜の蓋の実物など、工夫を凝らしてありました。また都合ナルミさんが自然観察を行いながら始めた「てくてく俳句」(折戸句会)の展示コーナーもありました。都合さんが詠まれた句の色紙や、笑顔の写真、皆さんとの写真や、植物のクーピー画に俳句を染筆した色紙も展示してありました。歩いて、見て、触れて、感じて句を詠む、まさに吟行ですね。 写真OKでしたので、紹介させていただきます。この展示会は、観察会に参加されている野島秀子さんから教えていただきました。展示の説明もしていただきました。有難うございました! 川とんぼ乗せて紅葉の流れけり 都合ナルミ (☆NORIKO☆) 24.12.15夜(6319) 愛知同人句会 午後の部に出席しました。句会の前に、河原地主宰は沖縄支部が発足したことを報告されました。支部発足にあたり栗田やすし先生、せつ子先生ご夫妻で、沖縄へ出向かれたそうです。 また来年3月に行われる「主宰と行く沖縄吟遊の旅」の申し込みに、5名程度余裕があるので、参加したい方は発行所へご連絡ください。 来春犬山市において「内藤丈草を偲ぶ俳句大会」作品募集があります。4月12日には講師に神野紗希氏を迎えて、記念講演もあります。下記の要領をご覧いただき、ぜひご応募ください。作品宛先は、大会事務局 酒井とし子さん宛てです。 投句締切は令和7年2月15日(土)必着です。 【第30回 内藤丈草を偲ぶ俳句大会】 24.12.12(6318) セクトポクリットのホームページが復活しました。各誌の推薦句 季語や俳句鑑賞などが読めます。 「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】 <2024年11月号(通巻317号)> 秋の夜や小筆の竹に節一つ 河原地英武 露天湯の溢るる闇につづれさせ 栗田やすし 無花果の熟れて薄皮弾けをり 菊地富士子 溺れたる夢にうなされ熱帯夜 井上千保子 噴水や別れ話を手短かに 田嶋紅白 指揮棒のごと髭跳ねて大鯰 加藤剛司 舗装路を蚯蚓ぐいんと伸びにけり 本庄鉄弥 下のリンクから入れます。ぜひご覧ください。 https://sectpoclit.com/mois202412/ 虫愛づる姫の玉井さんから写真をいただきました。有難うございます! 写真は ムラサキシキブの枝に付いた「とっくり蜂の巣」です。 とっくり蜂は地面から採取した泥をこね合わせて、器用に泥細工のとっくりをつくります。 とっくり蜂の巣には、生きたまま毒で動けなくした獲物が数匹と、卵がひとつ入っています。 卵から生まれたとっくり蜂の幼虫は、親が用意しておいた獲物を食べて成長し、 春になると巣を内側から食いちぎり外へと飛びたっていきます。 次の写真は百舌と早贄(バッタ)です。 (玉井美智子) 24.12.11午後(6317) +++お知らせ 12月15日は、愛知同人句会がありますが、名古屋市東区にて自衛隊による不発弾処理作業があるため、交通規制があり、一部地下鉄が運行されない時間帯があります。下記をクリックして該当の地下鉄をご利用の方はお気を付けください。 12.15huhatudan へのリンク 24.12.11(6316) 角川から『俳句年鑑2025年版』が発行されました。【年代別2024年の収穫】として80代後半の部に、栗田やすし先生が紹介されています。その他2024年の俳句界について、また当代一流俳人の渾身の句群など多くのことが学べる一冊と思います。写真は加藤剛司さんが送ってくださいました。 昨夜、ノーベル平和賞の受賞式がありました。受賞の演説を述べた代表委員の田中さんは92歳だそうです。スピーチに拍手が響き感動的でしたが、あとで、代表委員の方は「点数をつけるなら50点、まだ世界に届いていない」と語ったそうです。戦争を続けている国、また核保有国にはこの言葉をよく考えてほしいものですね。 24.12.6(6315) 讀売新聞に、沢木欣一先生の句が掲載されました。 長谷川櫂氏の鑑賞が載っています。 珠洲焼の引き緊りたる黒涼し 沢木欣一 孝子さんから送っていただきました。有難うございます! 「風」の流れをくむ、「風港」が能登半島地震の被災の影響で終刊となり、「伊吹嶺」へ入会された方もいらっしゃいます。作品のなかの「仮設」「支援車輌」などの言葉から、まだまだ復興半ばのご様子が覗えます。今年も残り少なくなり 元日が巡ってきます。石川の皆様も 私達も健康で新しい年を迎えられますように。 24.12.3(6314) 「俳句文学館」に第31回俳人協会俳句大賞、入選作品の紹介がありました。 「伊吹嶺」から栗山紘和さんが入選されました。おめでとうございます! 中西夕紀選 舟の梶足で操り海胆獲れり 栗山紘和 24.11.30(6313) 栗田先生、碧梧桐を解説!! 俳人協会所蔵名品展 -近現代の歩み- 開催中 俳句文学館にて展示企画展を開催中。 虚子と4Sの五大家俳句寄書軸の他、河東碧梧桐、橋本多佳子の軸など俳人協会ならではの名品が楽しめます。 なお、来年1月17日に碧梧桐についてギャラリートーク(栗田先生解説)を予定しています。 年内は12月20日まで。 *名品展は令和7年3月16日(日)まで開催しております。 ギャラリートークのお知らせ ・内容 「河東碧梧桐のこと」(仮) 栗田やすし ・日時 令和7年1月17日(金)午後2時~3時 ・場所 俳句文学館地下ホール ■申込み 当日午後1時より受付。先着順。定員80名。 ■受講料 1000円 ■お問合せ 俳人協会 俳句文学館 (住所 新宿区百人町3-28-10・☎03-3367-6621) 24.11.27(6312) +++旅するジョウモンさん+++ やっと冬になりました。知立句会の鈴木英子です。 豊田市に念願の博物館が新設されました。令和6年4月に豊田市立博物館がオープンしました。30年前に建設された市立美術館に隣設して、開設されました。 ここは、豊田市の中心部からそう遠くなく西部の丘の上、江戸時代の内藤家の居城の七州城の跡地でした。美術館は童子山小学校の跡地に、博物館は挙母女学校、後に愛知県立豊田東高校の跡地に今年オープンしました。 まず、美術館はお城の跡に30年前、谷口吉生氏の設計により完成しました。その自然に調和した佇まいは美しく多くの来訪者があります。 さて、今年の4月にオープンした博物館は坂茂氏が設計され、美術館に隣設、その距離50メートルのところにあり、丘の上から北東にかけて猿投山をはじめ遠山が見渡せます。風光明媚な立地です。 博物館の開館記念展として、縄文土器の展示を行っています。「旅するジョウモンさん」と銘打って、一味違う視点から企画しています。これが子供から大人まで結構楽しめる企画です。 縄文時代の物語もさることながら、展示された縄文土器は数が多く、全国から集められ迫力満点です。国宝も一点素晴らしいものが展示されています。この企画をされた、学芸員の方々、それを支えていらっしゃる関係者の熱意と情熱を感じます。 アクセスについて、車の駐車場はあります。電車は名鉄三河線、豊田新線、環状線いずれも豊田市駅で降りて徒歩で15分ほど、バスもあります。タクシーでもいいと思います。 12月8日(日)まで開催しています。まもなく師走になりますが歴史、縄文土器に興味のおありの方はぜひお出かけください。 (鈴木英子) 豊田市博物館サイトはこちらからどうぞ https://hakubutsukan.city.toyota.aichi.jp/ 英子さん有難うございました。写真も送っていただきました。 テレビのニュースで記憶があります。百聞は一見に如かず、実際に見てこその感動があると思います。皆さまぜひ! 24.11.26(6311) 「寒月賞」の締切が近づいています。 栗田先生は「二十句纏めることの楽しさを味わってほしいと思います」と仰っています。 11月30日消印有効です。ふるってご応募ください。 24.11.25(6310) 伊藤みつ子さんから、『俳句』12月号の記事と入選のお知らせがありました。 国枝さんの特別作品8句「一揆の地」が掲載されています。 味わってお読みください。 加藤剛司さん、小林貴子選「推薦」おめでとうございました。 https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm 11月27日は 愛知県民の日だそうで、孫の高校は今日、休日でした。一人で過ごしていたようですが・・・午後スケート場へ行ってきたようです。小中高校と、各学校によって休みの日が違ったりするようですね。 東京の孫の小学校は、何か月かに一度、土曜日に半日授業参観日としたり、音楽会を開いたりするそうです。そして、何と通学班による集団登校がありません。 びっくりしました。 24.11.23(6309) 第7回自然と親しむ吟行会in藤前干潟 令和6年11月16日(土)、名古屋市港区の藤前干潟で第7回自然と親しむ吟行会が開催されました。コロナ過で延び延びになっていたこの吟行会、河原地英武主宰にも参加していただき、46名による吟行となりました。心配された雨は降ることもなく、1日中曇り。 集合場所はあおなみ線の野跡駅の改札口。出席の確認をするとすぐに移動し、吟行地への途中の広場で、配付した資料、日程、吟行地、句会場などの説明を行いました。 吟行地につくと、干潟に下りる、河口沿いを歩く、周囲を散策する、野鳥観測所に行く、句会場を設営する人たちに別れました。そして、句帳を手にして、移動しながら作句しました。 空は一面雲が広がり鉛色、河口の水も濁って鉛色。そんなモノトーンの世界に浮かぶ鴨の群れ。多くの鴨が渡ってきていると聞いていましたが、そんなに多くはいませんでした。それでも、真鴨、尾長鴨、星羽白、鈴鴨などを見ることができました。また、Ⅴ字になって飛ぶ鴨の群れや、体の小さい鳰が潜っては、遠く離れた所に浮かぶ姿を何度も見ることができました。(新井酔雪) ★詳しい紹介は内容は【こちら】をクリックしてください。 24.11.22夜(6308) HP句会の選句結果と講評がアップされました。 今月の最高点は次の方々です。おめでとうございます! 徒歩さんの講評もお読みください。 我もまた父似の頑固吾亦紅 よりこさん(愛知県) 行く秋や地蔵にもらす独り言 後藤允孝さん(三重県) 来月も多数のご投句お待ちしています(^^♪ ジュニア俳句もどうぞよろしくお願いいたします。 24.11.22(6307) 今日は1122(いいふうふ)の日だそうです。最近「〇〇の日」が増えてきたように思いますが? 大谷選手のMVP良かったですね。おめでとうございます。 11月11日は何と65個の記念日があるそうですよ。ポッキーの日、ちんあなごの日など楽しいですね。 国枝さんから『俳句四季』と『俳壇』の記事、入選句情報をいただきました。トピックスNewsにアップしました。 記載漏れがありましたらお知らせください。 https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm 東京の子家族の七五三と、11月10日の東京丸の内界隈の写真です。 レトロモダンでおしゃれな骨董市の準備をしていました。三枚目は KITTE から見た東京駅です。 24.11.18(6306) 11月18日の中日新聞夕刊「中部の文芸」に栗田先生の第6句集『萬謝』が掲載されました。米寿の記念に、家族や、師、先輩、友人など支えてくれた人々への感謝を込めた句集と紹介されています。また「心のある俳句が好き。自然との対話を通じて自分を見つめていきたい」と語る。と結んであります。記事で紹介された句です。 欣一忌書棚にナポレオン二本 綾子忌が近しと吾亦紅を活く 夢に押す花見の母の車椅子 秋燕や三河訛りの母なりし 金原さんから夕刊の情報と写真を送っていただきました。我が家は購読新聞が違うので、早速買いに行ってきました。 24.11.12(6305) 今年も残り1か月半ほどとなりました。事務局から会費納入についてのお知らせがありました。 所属句会のある方は、まとめて納入をお願いいたします。 +++++令和7年度会費納入についてのお願い+++++ 会費及び特別年会費を納入していただく時期になりました。 会費(誌代1年分)会員13000円、同人22000円 特別年会費1000円を合わせて伊吹嶺発行所へお送りください。 できるだけ句会ごとに送金をお願いいたします。 また、納入者が分かるように、振込用紙又はハガキにて句会名、氏名(誌代は会員・同人も明記、特別会計○名分と記載)を送金先(伊吹嶺発行所)へお知らせください。 ※1月号発送の手配が、12月中頃ですので、入会、退会の連絡は早目にお願い致します。 ※立替をされるときには連絡を取り合って、入金の重複がないようにお願い致します。 事務局 松岡美千代 思草触(さわ)れば横にくび振れり 河原地英武 万葉の径の静けさ思ひ草 国枝洋子 いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 写真はナンバンギセルです。すすきに寄生しているのをよく見かけます。自らは葉緑素をもたず栄養の すべてを寄生主に依存しています。花の姿が煙管(きせる)に似ていることが名前の由来とされています。 うつむいている様子があたかも物思いにふけっているようにみえることから「思い草」ともよばれています。 真ん中は、エナガです。北海道の雪の妖精 シマエナガもかわいいですが、エナガも負けないくらいかわいいです。 三番目の写真は昆虫大好きなノビタキがトンボをつかまえています。これから食事です。 玉井美智子 玉井さん写真を有難うございました! 24.11.7(6304) 五日火曜日は京都句会。滋賀県の石山寺の吟行でした。 石山寺の前は琵琶湖から流れる瀬田川。 五月雨に隠れぬものや瀬田の橋 芭蕉 瀬田川は宇治川、淀川となって大阪湾に注ぎます。 石山寺は西国三十三所第13番札所。西国三十三所の御詠歌は「紫の君へ」に登場した花山院の作であります。紫式部が石山寺を参拝したという記録は「紫式部日記」にはないそうです。 本堂へは急な石段を登りますので、英子さんは上まで行きましたが、俊雄さんは行くことが出来ず申し訳ないことでした。紅葉にはまだ早く人出も思ったほどではありませんでした。皆三々五々に吟行。さて以下の吟行句は芭蕉に少しでも近付けたでしょうか。 石山の石にたばしる霰かな 芭蕉 燈籠に源氏香の図秋深し 哲半 見上げたる硅灰石に冬日差 伽葉 校倉の錠の錆色雁渡し 徒歩 薄紅葉くぐり石山詣かな 悦枝 秋闌くる源氏画帖の金表紙 万里子 小春日や賢子も在す源氏の間 佳子 観音に祈る妊婦の秋日浴ぶ 秋麦 参道に桜紅葉の二つ三つ 英子 紅葉散る放生池のささ濁り 俊雄 (松井徒歩) 24.11.6(6303) 富士山の初冠雪が確認されたそうです。史上最も遅いとのことですが、これも地球温暖化の影響でしょうか。伊吹嶺ホームページはネット部で手分けして、毎月の記事をアップしています。HP俳句会は何方でもご投句できます。またジュニア俳句は締切はありませんので、いつでもご投句ください。 鈴木英子さんから写真を送っていただきました。芒、桔梗、零余子です。 深秋ですね! 芒挿す備前の壺に耳二つ 矢野孝子 仏壇に供ふ桔梗の二番花 鈴木英子 ほろほろとこぼるる零余子兵舎跡 佐藤とみお いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 24.11.1(6302) 早いもので11月になりました。各地の紅葉の様子はどうでしょうか。 俳人協会愛知県支部秋季俳句大会の記事がアップされました。「伊吹嶺」では大会賞をはじめとして多数の入賞がありましたね。皆さんおめでとうございます。そして運営に携わった皆さまお疲れ様でした。 伊吹嶺11月号が届きました。特集記事の他、「主宰と行く沖縄吟遊の旅」参加者募集があります。先着順だそうですので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。 遅くなりましたが『俳句』11月号の入選をトピックスにアップしました。秋季俳句大会・大会賞の伊藤みつ子さんに調べていただきました。トピックスは下のリンクからもご覧になれます。 https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm 24.10.30(6301) 俳人協会愛知県支部 秋季俳句大会 名古屋俳句大会 10月27日(日)午後1時より、「俳人協会愛知県支部 秋季俳句大会 名古屋俳句大会」が、東区白壁3丁目の中産連ビル本館で開催されました。大会の運営は当番である「伊吹嶺」が行いました。 今年の吟行地は、名古屋城、市政資料館、白壁・文化のみち(二葉館、撞木館他)でした。午前中に吟行し、12時までに2投句。 講演は、「雛(ホトトギス系)」主宰の福神規子氏です。演題「俳句の生まれる瞬間」として、高浜虚子や星野立子のエピソードが印象に残りました。 選者は、講師の福神規子氏を含め愛知県内外の俳句結社から18人。「伊吹嶺」からは栗田やすし顧問と河原地英武主宰が選者として出席していました。 賞は、大会賞3句、入選賞10句、選者特選賞18句です。伊吹嶺会員の選句結果は、大会賞1句、入選賞5句、選者特選賞6句でした。大変な好成績で、伊吹嶺の活躍を内外に示すことができてうれしく思いました。(新井酔雪) 貞奴の銀の耳かき木の実落つ 伊藤みつ子 大会賞 空濠に残る餌場や虫の秋 奥山比呂美 入選賞 懐炉乞ふ貞の手紙やそぞろ寒 奥山比呂美 入選賞 小鳥来る文化のみちの椋大樹 松永 敏枝 入選賞 柿たわわ絵付け長屋の廃れ屋根 伊藤 克江 入選賞 鳥渡る絵付け長屋の残る街 栗田せつ子 入選賞 懐炉乞ふ貞の手紙やそぞろ寒 奥山比呂美 田口風子特選賞 彩ガラス開ければ庭に萩の花 松永 敏枝 若原康行特選賞 秋冷や館の壁に眠る貝 大島 知津 加藤哲也特選賞 貞奴の銀の耳かき木の実落つ 伊藤みつ子 河原地英武特選賞 城垣に刻印探す秋日和 久野 和子 中村龍明特選賞 桃介の書斎は二畳丸火鉢 山﨑 育子 栗田やすし特選賞 24.10.23(6300) 全国俳句大会の模様がアップされました!トップページ、トピックス、またはこちらからご覧になれます。 https://ibukinet.jp/topix/R6zennkoku/R6%20zennkoku.html 10月27日(日)、俳人協会愛知支部秋季俳句大会が、名古屋市東区中産連ビルにて開催されます。 一般の方も何方でも参加できます。嘱目句2句1000円です。 投句受付10時~12時まで。ぜひご参加ください。 10月28日(月)は、愛知支部新年俳句大会の投句締切(必着)です。愛知支部の皆様お忘れのないように。 HP俳句会の結果がアップされました。最高点句は あつあつに卵ぶつかけ今年米 原洋一さん (岡山県) 新米の粥を病の妻に炊く みのるさん(大阪) おめでとうございます。講評も併せてお読みください。 24.10.20(6299) 19日に京都で伊吹嶺全国俳句大会が行われました。参加者の集合写真を送ってもらいました。沖縄からのご参加もありました。盛会でしたね!!詳細は後日アップされるのでお待ちください。 国枝さんから『俳句四季』と『俳壇』11月号の記事を送っていただきました。 https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm 久野和子さん、『俳句四季』四季吟詠、河原地主宰特選おめでとうございます。 24.10.16(6298) 昨夜は雲ばかりの十三夜でしたね。 孝子さんからお月見の設えの写真を送っていただきました。 お若い頃作った衝立だそうです。素敵ですね。皆様は一句出来ましたか? 湯気のごと豆名月のうへに雲 河原地英武 親も師も遠くなりたり十三夜 栗田やすし いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より 24.10.15(6297) 岡崎きらり案内!! 9 浄瑠璃姫伝説 浄瑠璃姫伝説は、源義経と浄瑠璃姫の美しくも悲しい恋物語。この物語は、300年を経て京の地で広まり、その独特な節回しは、日本の代表的な伝統芸能の一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「浄瑠璃」へと発展していきました。 承安四年(1174)義経は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅を続けていました。その途中、矢作の里(現岡崎市矢作町)を訪れ、兼高長者の家に宿をとりました。ある日、浄瑠璃姫の琴の音が静かに聞こえてきて、義経は持っていた父の形見の薄墨という笛を吹き合しました。このことから、いつしか2人の間に愛が芽生えました。しかし、源氏再興の大望を抱く義経は、奥州に旅立たねばならず矢作を去りました。姫が義経を想う心は、日毎に募るばかりでした。しかし添うに添われぬ恋。浄瑠璃姫は、ついに乙川に身を投じて短い人生を終えてしまったのです。 9-1 浄瑠璃姫伝説 成就院 名鉄東岡崎駅の北口を出て、そのまま北の方向へ行くとすぐに乙川に出ます。川の手前を右折して堤防道路にそって6、7分歩くとまもなく吹矢橋が見えてきます。そのたもとにある小さな公園の川岸あたりが、浄瑠璃姫が入水したと言われる浄瑠璃淵です。 浄瑠璃淵には昔は洞窟があって、姫が入水する前に身支度を整えたと言われています。後に洞窟には観音像が安置され穴観音として知られるようになりました。今は、護岸工事で整備されてありません。現在、近くの公園に「散る花に流れもよどむ姫ケ淵」の句が刻まれた碑が建てられています。 浄瑠璃淵があった場所の南側にあるお寺が浄瑠璃姫を供養したと言われる成就院(じょうじゅいん)です。その境内には浄瑠璃姫の供養塔があり、その横には穴観音にあった観音像が移されて安置されています。(新井酔雪) 秋雨や浄瑠璃姫の墓小さし 酔雪 散る花に流れもよどむ姫ケ淵 浄瑠璃姫の供養塔と穴観音 24.10.11夜(6296) ノーベル賞委員会は、平和賞を 「日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)」に授与すると発表しました。 被爆者体験を伝えることによって核兵器廃絶を世界に訴え続け、評価されました。テレビの報道で、受賞の連絡会場に、若い高校生がいたことにも感銘を受けました。素晴らしいニュースでした。思わず目頭が熱くなりました。直ちに戦争は止めて平和的に解決してほしいものです。
24.10.5(6295) 第7回自然と親しむ吟行会定員に達しました 「伊吹嶺」10月号に第7回自然と親しむ吟行会・藤前干潟吟行を募集したところ皆さんのご協力もあり、5日現在定員を大幅にオーバーしてしまいました。掲載早々、定員をオーバーさせてしまい、申し訳ありません。今後の申し込み受付はキャンセル待ちとさせて頂きます。まことに申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。 (環境担当 国枝隆生) 皆様ご応募ありがとうございました。 24.10.4 (6294) 伊吹嶺の皆様、このホームページを閲覧してくださっている皆様、この度、伊吹嶺俳句会編『実作への手引(合本)―やすし俳句教室』ができました。 栗田先生の『実作への手引』と『一筋の赤い糸』をまとめて再編集した決定版です。 以前「伊吹嶺中日俳句教室」で栗田先生のミニ講義や沢木欣一先生の即物具象の句の解説や、細見綾子先生の句の紹介、句会の入選句や、俳句実作のポイントを、同人の伊藤旅遊さんが筆録した講義録を編集し、分かりやすく身近なテキストとして発行されました。その二冊をまとめたもので、俳句を学ぶ上でとても役に立つ一冊です。ぜひお持ち頂きたいと思います。 お申込みは、伊吹嶺発行所へ FAX 050-3737-8623 または Eメール efude1005@yahoo.co.jp にてお願いいたします。1冊1500円(税込、送料別途)です。 振替用紙同封でお送りします。皆様、是非! 24.10.3 (6293) 山田万里子さんから京都句会の句会報をいただきました。 十月一日、三か月ぶりに吟行句会を行ないました。行く先は滋賀県大津京のびわこ大津館です。 旧琵琶湖ホテルの本館が、大津市指定の有形文化財となり、多目的文化ホールとして市民に 利用されている場所です。庭園はイングリッシュガーデン風で、薔薇や芙蓉、カンナなどのほかに 多くのハーブが咲き乱れ秋らしく~ と言いたいのですが、とにかく10月とは思えぬ暑さで、 ベンチはありますが木陰がなくて座れません。高台なので琵琶湖の景色は最高でした。 会館でのランチは眺めもよく、近江のマダム達で混んでいました。ベルギー風のコースだとか。 お値段のわりにボリュームもあり美味でした。 句会は会館の会議室で、いつも通り楽しく賑やかに進行しました。近江京に着くまでに小さな ハプニングがあったのですが、それを題材にして素敵な吟行句を詠まれた方があり、さすがに 俳人だと感じ入りました。やはり吟行、生の対面句会ならではですね。 来月もこうして皆さん元気で集まれますように。 河原地先生、お忙しい所選句、選評有難うございました。 山田万里子 吟行句 秋光や沖へ艇の帆連なれり 哲半 空澄みて湖畔の館鎮座せり 伽葉 秋澄むや湖に耀ふ波頭 徒歩 秋天へ鳶一点になるまでを 悦枝 秋薔薇鉄のベンチに日の温み 万里子 林立のヨットのマスト秋気満つ 佳子 秋日差セージの青に照り付ける 秋麦 乗り越して湖風涼し大津京 英子 叡山に雲の湧きつぐ小六月 俊雄 (松井徒歩) 24.10.1 (6292) 10月になりました。秋晴れの良い天気で、少し汗ばみますが、朝晩は秋ですね。 皆様 伊吹嶺創刊25周年記念の『沢木欣一先生の足跡を訪ねて』の本をお申し込みの方はお手元に届いていると思います。私の在籍する句会は申込み時期が遅かったのですが、さっそく本日届きました。沢木先生の句、主宰、顧問の句、応募された会員の皆様の句、と読み進んでいくと、伊吹嶺の即物具象の基本がいっそうよく分かる思いがしました。A5サイズの二段組139ページの、様々に楽しめる 読み易い素敵な一冊です。 三年間、足跡部会の皆様にはお疲れ様でした。 申込締切は9月末日でしたが、まだ本はありますので、どうぞお申込みください。 申込方法は 伊吹嶺誌9月号74ページに掲載されています。 服部鏡子さんまで はがきまたはEメールでお願いします。 服部さん Eメール sonpeichan@yahoo.co.jo 題字は河原地主宰です! (☆NORIKO☆)(798617)
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