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伊吹嶺落書  (24年の最新の落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)



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 メッセージお待ちしております。

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24.10.20(6299)

 19日に京都で伊吹嶺全国俳句大会が行われました。参加者の集合写真を送ってもらいました。沖縄からのご参加もありました。盛会でしたね!!詳細は後日アップされるのでお待ちください。



 国枝さんから『俳句四季』と『俳壇』11月号の記事を送っていただきました。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

久野和子さん、『俳句四季』四季吟詠、河原地主宰特選おめでとうございます。


24.10.16(6298)

昨夜は雲ばかりの十三夜でしたね。
孝子さんからお月見の設えの写真を送っていただきました。 
お若い頃作った衝立だそうです。素敵ですね。皆様は一句出来ましたか?

湯気のごと豆名月のうへに雲   河原地英武

親も師も遠くなりたり十三夜   栗田やすし  いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より



24.10.15(6297)

   岡崎きらり案内!!

9 浄瑠璃姫伝説

 浄瑠璃姫伝説は、源義経と浄瑠璃姫の美しくも悲しい恋物語。この物語は、300年を経て京の地で広まり、その独特な節回しは、日本の代表的な伝統芸能の一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「浄瑠璃」へと発展していきました。
 承安四年(1174)義経は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅を続けていました。その途中、矢作の里(現岡崎市矢作町)を訪れ、兼高長者の家に宿をとりました。ある日、浄瑠璃姫の琴の音が静かに聞こえてきて、義経は持っていた父の形見の薄墨という笛を吹き合しました。このことから、いつしか2人の間に愛が芽生えました。しかし、源氏再興の大望を抱く義経は、奥州に旅立たねばならず矢作を去りました。姫が義経を想う心は、日毎に募るばかりでした。しかし添うに添われぬ恋。浄瑠璃姫は、ついに乙川に身を投じて短い人生を終えてしまったのです。


-1 浄瑠璃姫伝説 成就院

 名鉄東岡崎駅の北口を出て、そのまま北の方向へ行くとすぐに乙川に出ます。川の手前を右折して堤防道路にそって67分歩くとまもなく吹矢橋が見えてきます。そのたもとにある小さな公園の川岸あたりが、浄瑠璃姫が入水したと言われる浄瑠璃淵です。
 浄瑠璃淵には昔は洞窟があって、姫が入水する前に身支度を整えたと言われています。後に洞窟には観音像が安置され穴観音として知られるようになりました。今は、護岸工事で整備されてありません。現在、近くの公園に「散る花に流れもよどむ姫ケ淵」の句が刻まれた碑が建てられています。
 浄瑠璃淵があった場所の南側にあるお寺が浄瑠璃姫を供養したと言われる成就院(じょうじゅいん)です。その境内には浄瑠璃姫の供養塔があり、その横には穴観音にあった観音像が移されて安置されています。(新井酔雪)

    
秋雨や浄瑠璃姫の墓小さし  酔雪

     
     散る花に流れもよどむ姫ケ淵           浄瑠璃姫の供養塔と穴観音


24.10.11夜(6296)

 ノーベル賞委員会は、平和賞を 「日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)」に授与すると発表しました。 被爆者体験を伝えることによって核兵器廃絶を世界に訴え続け、評価されました。テレビの報道で、受賞の連絡会場に、若い高校生がいたことにも感銘を受けました。素晴らしいニュースでした。思わず目頭が熱くなりました。直ちに戦争は止めて平和的に解決してほしいものです。 


★HP俳句会は投句受付中です。毎月15日 午後9時締切です。ふるってご応募ください。

玉井さんから写真を送っていただきました。

 今月はシモバシラ(霜柱)をご紹介します。シモバシラは、花の感じが霜柱に似ているからついた名前かと思いましたが、そうではなくて冬、枯れ枝(茎)に、霜柱(シモバシラ)が付くことから、名が付いています。
 「シモバシラ」の地上部は冬になると枯れてしまいますが、根は元気で、寒くなると根が吸い上げた水を茎から噴き出し、それが冷たい外気に触れることで氷の華ができます。気温が低い日に出現しますよ。

右の写真は沢桔梗と白玉星草です。      玉井美智子

 

どちらの写真も鮮明に撮れていますね!有難うございました。


24.10.5(6295)

 第7回自然と親しむ吟行会定員に達しました


 「伊吹嶺」10月号に第7回自然と親しむ吟行会・藤前干潟吟行を募集したところ皆さんのご協力もあり、5日現在定員を大幅にオーバーしてしまいました。掲載早々、定員をオーバーさせてしまい、申し訳ありません。今後の申し込み受付はキャンセル待ちとさせて頂きます。まことに申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。  (環境担当 国枝隆生)

皆様ご応募ありがとうございました。


24.10.4 (6294)

 伊吹嶺の皆様、このホームページを閲覧してくださっている皆様、この度、伊吹嶺俳句会編『実作への手引(合本)―やすし俳句教室』ができました。 栗田先生の『実作への手引』と『一筋の赤い糸』をまとめて再編集した決定版です。
 以前「伊吹嶺中日俳句教室」で栗田先生のミニ講義や沢木欣一先生の即物具象の句の解説や、細見綾子先生の句の紹介、句会の入選句や、俳句実作のポイントを、同人の伊藤旅遊さんが筆録した講義録を編集し、分かりやすく身近なテキストとして発行されました。その二冊をまとめたもので、俳句を学ぶ上でとても役に立つ一冊です。ぜひお持ち頂きたいと思います。

お申込みは、伊吹嶺発行所へ

FAX    050-3737-8623    または

Eメール    efude1005@yahoo.co.jp

にてお願いいたします。1冊1500円(税込、送料別途)です。
振替用紙同封でお送りします。皆様、是非!



24.10.3 (6293)

山田万里子さんから京都句会の句会報をいただきました。

十月一日、三か月ぶりに吟行句会を行ないました。行く先は滋賀県大津京のびわこ大津館です。

旧琵琶湖ホテルの本館が、大津市指定の有形文化財となり、多目的文化ホールとして市民に

利用されている場所です。庭園はイングリッシュガーデン風で、薔薇や芙蓉、カンナなどのほかに

多くのハーブが咲き乱れ秋らしく~ と言いたいのですが、とにかく10月とは思えぬ暑さで、 

ベンチはありますが木陰がなくて座れません。高台なので琵琶湖の景色は最高でした。

 会館でのランチは眺めもよく、近江のマダム達で混んでいました。ベルギー風のコースだとか。

お値段のわりにボリュームもあり美味でした。

 句会は会館の会議室で、いつも通り楽しく賑やかに進行しました。近江京に着くまでに小さな

ハプニングがあったのですが、それを題材にして素敵な吟行句を詠まれた方があり、さすがに

俳人だと感じ入りました。やはり吟行、生の対面句会ならではですね。

 来月もこうして皆さん元気で集まれますように。

 河原地先生、お忙しい所選句、選評有難うございました。       山田万里子

吟行句

 秋光や沖へ艇の帆連なれり   哲半  
 空澄みて湖畔の館鎮座せり   伽葉
 秋澄むや湖に耀ふ波頭     徒歩
 秋天へ鳶一点になるまでを   悦枝
 秋薔薇鉄のベンチに日の温み 万里子
 林立のヨットのマスト秋気満つ 佳子
 秋日差セージの青に照り付ける 秋麦
 乗り越して湖風涼し大津京   英子
 叡山に雲の湧きつぐ小六月   俊雄




           (松井徒歩)

24.10.1 (6292)

10月になりました。秋晴れの良い天気で、少し汗ばみますが、朝晩は秋ですね。

皆様 伊吹嶺創刊25周年記念の『沢木欣一先生の足跡を訪ねて』の本をお申し込みの方はお手元に届いていると思います。私の在籍する句会は申込み時期が遅かったのですが、さっそく本日届きました。沢木先生の句、主宰、顧問の句、応募された会員の皆様の句、と読み進んでいくと、伊吹嶺の即物具象の基本がいっそうよく分かる思いがしました。A5サイズの二段組139ページの、様々に楽しめる 読み易い素敵な一冊です。

三年間、足跡部会の皆様にはお疲れ様でした。

申込締切は9月末日でしたが、まだ本はありますので、どうぞお申込みください。
 
申込方法は 伊吹嶺誌9月号74ページに掲載されています。
服部鏡子さんまで はがきまたはEメールでお願いします。  
服部さん Eメール  sonpeichan@yahoo.co.jo 
題字は河原地主宰です!
 
(☆NORIKO☆)(798617)
 

24.9.25夜 (6291)

『俳句』の記事と入選をトピックスにアップしました。
伊藤みつ子さんいつも有難うございます。記載漏れがありましたらお知らせください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

線状降水帯により能登地方の土砂災害で何人もの方がお亡くなりになりました。元日の地震の復興もまだの中、胸が痛みます。さらなる大雨などないように、復興作業が進みますように願っています。



24.9.20 夜 (6290)

まだまだ暑いですね。 農作物の出来が心配になります。
昨日は自分の身体が火照って、変だなあと思い体温を測ったら、36.9℃もありびっくりしました。(平熱が低めなので)。熱中症になりかけていたかと思ってしまいました。
来週は少しは秋らしくなるでしょうか。

さて、『俳句四季』と『俳壇』の記事と入選者を国枝さんからお知らせいただきました。いつも有難うございます。トピックスにアップしました。 記載漏れがありましたらお知らせください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm


24.9.20(6289)

HP俳句会の結果発表がありました。今月の最高点句は4名でした。同点3名以上は入選賞は該当なしですが、俳句を紹介します。おめでとうございます!

コスモスの群れ咲くところ風生まる  康さん(東京)  
継ぎ接ぎの縄文土器や晩夏光      隆昭さん(北名古屋市)
あきつ飛ぶ小町塚てふ丸き石     みぃすてぃさん(神奈川県)
針山に待ち針戻し夜なべ了ふ     惠啓さん(三鷹市)


講評は後日アップします。 

大谷選手が51-51を達成しました!前人未踏です。
嬉しいニュースもあれば悲しいニュースも・・・中国日本人学校での事件です。いたたまれないことです。

昨日も暑かったですね!写真は先週行った京都で食べたかき氷です。
  (☆NORIKO☆)

24.9.19(6288)

 +++野分のあと・・・

 いぶきネットの皆様、知立句会の英子です。  

八月の中旬に発生した大型台風十号は日本の南西の海上を超ゆっくりと曲がりながら停滞しておりました。日本の気象史に残る台風だと私は思いました。この台風は日本中に大雨をもたらし、日本の輸送の大動脈である東海道新幹線を何日にもわたり不通にし、ずたずたにしたのでした。

 そんな中私はと言えば、831日から92日まで池坊学園の講座に出席しました。前泊しようと830日に出掛けるつもりだったのですが、30日は東海道新幹線が三島から大阪まで運航中止になってしまったので、30日のホテルをキャンセルしました。翌日は三島から大阪までこだまが1時間に2本運行するというので、31日早朝、車で知立まで行き、名古屋からこだまで時間どおりに京都に着き、講座に間に合いました。

 教室に着くと30名のクラスメートの半数が出席でした。講義はいつものように始まりました。そんな中で何といってもつわものは東京から来た人で、東京から上越新幹線と北陸新幹線を乗り継ぎ敦賀からJRの特急で昼過ぎに京都に到着した学友がいました。それから昼食の時に北海道在住の学友が普通に着席しているので、「あなたどうやって北海道から来たの。」と問うと「札幌から関西空港は飛行機が飛んでいますよ。」とすましています。京都の福知山からの3名は翌1日から出席です。水害が出たとのこと。九州の学友は被災されたそうですが大したことはないそうです。私などまだ、恵まれていますね。

 私を含めて、荷物は学院に宅急便で送りますが、荷物は全員無事届いていました。日本の宅急便の正確さはすごいですね。これから台風はまだ南の海に控えています。皆様、気をつけましょう。 

 竹の花器の写真は実習の時に活けた生花です。花材はツルウメモドキ、竜胆、小菊です。(鈴木英子) 

                                  
 英子さん台風の中での京都行き大変でしたね。それでも集まった方々のパワーは素晴らしいです。

獺祭忌本売りに出て売らず来し     栗田やすし

子規いつも横顔ばかり子規忌くる    山 たけし

鉛筆を細身に削る獺祭忌        松井徒歩   武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

(☆NORIKO☆)(797741)


24.9.14(6287)

    速報! 伊吹嶺賞決まる!!

 河原地英武主宰より連絡がありました。第22回伊吹嶺賞が決まりましたので、お知らせいたします。

 皆様おめでとうございました。心よりお祝い申し上げます。そして、皆様の今後のますますのご活躍を期待します。おめでとうございました。 

 お名前を敬称略で書かせていただきます。(新井酔雪)

    伊吹嶺賞  長谷川妙好  「生家」      いぶきネット句会
      次席  井上千保子  「漢の汗」    チングルマ句会
      佳作  髙橋幸子    「山峡暮し」   しなの句会

          

24.9.11夜(6286)

 まだまだ残暑厳しいですね。
HP俳句会は、15日午後9時締切です。ふるってご投句ください。
いぶきネット句会は 選句が終わり、15.16日の合評会にむけて準備しているところです。

玉井さんから写真を送っていただきました。フレッシュな写真ですよ♪玉井さんは何でも上手に撮りますね。

  

 最初の写真は生け捕りのオオサンショウウオです。左が交雑個体です。右は在来種です。
鴨川にはチュウゴクサンショウウオが沢山いるそうですがなぜ瀬戸の田舎にもいるのか不思議です。尻尾が太くもようも日本のオオサンショウウオと少し違い色が薄いようです。最近は尾を少し切ってDNA解析をしています。少し切るだけですが、切るときちょっとかわいそう!

 真ん中は小さいお目目のアップです。ホント小さいのです。
夜行性ですしあまり見えないのではと言われています。
口の前に来たものは何でも食べているようです。

 三番目はソウシチョウです。
かわいいのですが特定外来生物に指定されていますので飼うことができません。 (玉井)

はんざきの朽ち葉まみれに生け捕らる      玉井美智子

「小さいお目目」の私は大山椒魚に親近感があり、守宮や蜥蜴も可愛いと思っています。 
その目の調子がドライアイ等で今一つですので、落書更新が空いています。 (☆NORIKO☆)


24.9.4(6285)

迷走台風が過ぎ去り、朝晩は少し涼しく感じます。日の出日の入りも時間が変わってきましたね。
パラリンピックが始まり、日本人選手が活躍しています。嬉しいですね。
 
さて、第24回たんば青春俳句祭の事前投句〆切は9月27日(金)です。
皆様ふるってご投句ください。Eメールやホームページの二次元コードの入力フォーム
またQRからも投句できます。
QRはたんば青春俳句祭案内PDFにあります。


【第24回たんば青春俳句祭  丹波市ホームページ】

【たんば青春俳句祭 案内 PDF】

【投句用紙PDF】


24.9.2 夜(6284)

 新同人発表がありました。皆様おめでとうございます!!

 9月2日中日新聞夕刊加藤かな文氏執筆の「中部の文芸」に、
金原峰子さんの句集『花蜜柑』が紹介されました。
「肉親を詠み旅を詠む。どの句も緩みがなく手堅い」と評をされています。
皆様ぜひお読みください。
 
 バレエ見る膝にクッキークリスマス  金原峰子    
 花祭髪の芯まで榾火の香  

峰子さん良かったですね。(☆NORIKO☆)

24.9.2(6283)

    速報! 新同人決まる!!

 河原地英武主宰より連絡がありました。今年の新同人が決まりましたので、お知らせいたします。

 新同人の皆様おめでとうございました。心よりお祝い申し上げます。そして、皆様の今後のますますのご活躍を期待します。おめでとうございました。

 お名前をあいうえお順、敬称略で書かせていただきます。(新井酔雪)

   
足立満(アリゼ句会)
   國吉綾子(イッペー句会)
   後藤聖子(ひな句会)
   野村和甚(HAGURUMA句会)
   福谷龍彦(つしま句会)
   宮田宗子(ひな句会)



24.9.1(6282)

 9月1日ですね。台風が大きな爪痕を残して迷走しています。新幹線の運休が二日続いたのは初めてと言ってよいのではないでしょうか。皆様被害や影響はありませんでしたか。
 さて 本日の中日新聞「中日俳壇」の入選です。みつ子さんお知らせ有難うございました。 
★高柳克弘選 
入選 梅雨蝶の淫らな舞や裁判所  富田範保  

★「伊吹嶺」9月号74頁に、伊吹嶺創刊25周年記念『沢木欣一先生の足跡を訪ねて』お申込み方法が掲載されていますが、郵便振替の宛先(加入者名)は「伊吹嶺基金」ですので宜しくお願いいたします。9月30日お申込み締切りです。

 地震・台風・火事・・・とは昔から言われる恐いもの(?)ですが、台風情報にお気を付けください。二百十日は小学生の頃から担任の先生から話を聞いた記憶がありますが、娘に知っているか訊ねたら、知らないというので、私が教えてなかったのかなあ?と反省しました。(☆NORIKO☆)(796143)


24.8.25(6281)

  岡崎きらり案内!!

 久しぶりに書きました。今回は岡崎市の遺跡のその5です。切越の八面石塔を紹介します。
 岡崎市桜井寺町の桜井寺から北へ約3km上った切越町に八面石塔はあります。切越町には家が2軒しかなく、人の往来もほとんどない山間部です。山の斜面の木立の中にひっそりと建つ八面石塔は、神聖な空気に包まれていて、地元ではパワースポットとして知られています。


 8-5 古代の遺跡群 八面石塔


 八面石塔は、切越の部落を見下ろす南面に造られており、その景観は神秘的です。縦長の石4本を柱として、その上に片麻岩の板状の石を載せて高さ1.451.7mに積み上げています。平安時代末期頃に造られたものと考えられています。

 かつて私は、この学区の学校の職員として、八面石塔の祭りに参加したことがあります。9月の下旬のことでした。桜井寺の和尚さんは若い僧侶を2人連れて、献花をし、法螺貝を吹き、般若心経を上げていました。そのとき、礼服を着た数名の方が、そろって石塔の前にぬかずいてお参りを始めました。私は少し驚きました。そして、お参りが終わった後、その方々と少しお話をさせてもらいました。その方たちは、八面石塔を南朝の流れをくむ天皇の墓だと信じている方々でした。

 石塔は何なのか誰かの墓なのか、諸説あります。
①岡崎には平家の隠里があり、その平家の落ち武者の墓
②切越の兵藤家の祖が俵藤太(藤原秀郷)であり、その藤太の墓
③南朝名の塔婆が奉納されており、その南朝関係者の施設
④切越の有力者であった本間家は平氏一門の流れを受け継いでおり、その本間一族の墓
⑤切越一帯は伊勢神領であり、運命星を定める北斗七星の祭祀を行う祭壇跡
説としては④が有力なのですが、本間家の方は否定されています。(新井酔雪)

  
  平石積む八面塔や木下闇  酔雪


24.8.24(6280)

★『俳句』9月号「令和俳壇」入選をトピックスNewsにアップしました。【トピックスNewsはこちらから】
みつ子さんいつも調べてくださり有難うございます。

夏の高校野球が終わりました。この暑さの中でも選手の皆さんのプレーは素晴らしかったですね。バットの規定が変り、引き締まった試合が多かったように思います。

今日は 大谷選手が劇的サヨナラ満塁ホームランで40-40達成!さっきネットニュースで知りました。
40盗塁、40本塁打、史上最速だったそうです。嬉しいニュースですね。

今はテレビや新聞のニュースを待たずに、ネットニュースで何でも知ることができ、YouTubeなどの動画で、好きな時間に何度も見る事も出来ます。世の中が変わりましたね。最近思うことは、実際に文字を「書く」ことが少なくなり、私自身漢字を忘れて愕然とします。読めても書けないのです。先日帰省した孫はタブレットで問題を解いていました。専用のペンのようなもので字を書いたり印をつけるようで、便利ですが、もっと紙に書くことも大切なのではないかなと思うこの頃です。

 

玉井さんから冬虫夏草とイタチの写真が届きました。以下玉井さんの説明です。
冬虫夏草とは生きた昆虫に寄生する植物の事を言います。昆虫に寄生した冬虫夏草の菌は、昆虫の体内で菌糸を増やし、最終的に虫の部分から殻を破って、「キノコ」が地上へ出てきます。冬虫夏草に寄生された虫は養分を吸われ、体は菌糸にむしばまれて命を奪われるため、「殺人キノコ」と呼ばれるようになりました。寄生先の昆虫は蛾や蛾の幼虫やさなぎ、蝉や蝉の幼虫、蜂、とんぼ、蜘蛛などです。この写真ではカメムシに寄生しています。右は、猿投山住んでいるイタチだそうです。かわいいですね。(795555)


24.8.23(6279)

★栗田先生の句集『萬謝』のお申し込みは、葉書にてお願い致します。
★HP俳句会の8月の結果と講評がアップされました。今月の最高点句は
    淀みなき米屋の水車秋立てり    鷲津誠次さん(岐阜県)  おめでとうございます。
★国枝さんから『俳句四季』と『俳壇』入選者や記事が届きました。いつも有難うございます。記載漏れがありましたらお知らせください。 【トピックスNews はこちらから】
★橋本ジュンさんから、関東支部同人句会の模様と写真が届きました。有難うございます。
***************************   
関東支部の8月同人句会は8月18日にリモートで行いました。やすし先生、せつ子先生も参加され、賑やかに行いました。鵜飼吟行の句、盆の句、終戦の句、ビールの句など8月らしい句が並びました。自選の一句を紹介します。

迎へ火の燃え尽くるまで子等囲む     清 明
屋根神の扉閉ざせし油照         ジュン
丹念に兄と濡らせり父母の墓       滋 子
被爆碑へ日傘差しかけ語りかく     あきを
廃校にひと夜の明かり盆踊        一 成
出揃ひし稲穂に朝の風渡る        幸 子
疲れ鵜の闇に羽ばたく音幽か       切 子
鵜篝を櫂で突きて煽りけり        とみお
峰雲の確と見えたり目癒ゆる       光 晴
残り菜を炒めし夕餉終戦日        ひろ子
銭湯を出でて真昼の缶ビール       一 灯
支笏湖の波の音聞く夏の果        せつ子
赤々と水面焦がして鵜舟過ぐ       やすし
***************************
写真は7月の関東支部小瀬鵜飼の写真です。


24.8.21夜(6278)

 この度、栗田やすし先生が小学館スクウェアより第6句集『萬謝』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。
 この句集は、栗田先生が米寿を迎えられた記念として上梓され、平成30年~令和6年までの作品176句を掲載しています。
 句集名『萬謝』の由来は、あとがき「俳句を始めて60余年、私がこのような俳句人生に恵まれたのも、ひとえに年来、親しくしていただいた方々のお陰であり、感謝の意味をこめて、句集名を『萬謝』としました」にあります。

 この句集には、ご両親、恩師、奥様、ご友人を詠んだ句が多く掲載されていました。では、ご両親を詠んだ句を紹介します。

   小夜時雨旅先で見し母の夢    平成30
   ちちははの墓訪ふ坂や日脚伸ぶ  令和2年 自選句
   初夢の母に叱られゐたるかな   令和3年
   対岸は父の故郷風薫る      令和5年


 続いて沢木欣一先生、細見綾子先生を詠んだ句を紹介します。
   初富士を師と眺めゐし夢の中   令和2年 自選句
   師の句碑の辺に佇めば秋の声   令和3年
   灰皿に山栗三つ欣一忌      令和4年 自選句
   去年今年書棚に綾子師の笑顔   令和6年

 奥様のせつ子さんを詠んだ句もたくさんあります。
   ペン皿に妻の指輪と桜貝     平成31
   浴室の守宮を妻と逃がしやる   令和3年
   薄氷に触れんと妻が屈み込む   令和4年
   秋草を活け退院の妻迎ふ     令和5年 自選句

 栗田先生は長年中日俳壇の選者を務めておられました。その関係で、8月15日の中日新聞の「平和の俳句特集」に、栗田先生のお写真と記事が大きく取り上げられました。この句集には、鎮魂と平和への祈りの句が多くみられます。
   洞窟の壁に触れて冷たき自爆痕  令和元年
   本棚に白き折鶴広島忌      令和2年 自選句
   敗戦忌父の遺髪と遺書二通    令和3年
   雨音を独り聞きゐる開戦日    令和3年

★詳しい内容は【こちら】をクリックしてください。(新井酔雪)


24.8.15(6277)

 終戦記念日です。12時には黙祷を捧げたいと思います。
今朝の中日新聞に、「平和の俳句特集」として、栗田やすし先生が紹介されました。栗田先生の戦争への思い、引き上げ時の写真、お父様の騎乗の写真も掲載されています。皆様ぜひお読みください。

  鶴折つて息吹き込めり広島忌   栗田やすし

栗田先生が選んだ15句と評の紹介、総評として、いとうせいこうさんと夏井いつきさんのコメントも寄せられています。


 

24.8.13(6276)

祝賀会の写真を国枝さんから送っていただきました。私が撮れなかった写真が沢山あります。国枝さん有難うございました。

  
 河原地主宰挨拶                    石井隆司様挨拶

  
  栗田先生挨拶                     米寿の皆さんと河原地主宰

  
  丹羽康碩さんを囲んで                 栗田先生と荒川編集長

  
  栗田先生、せつ子先生                8月12日の流燈句碑

★詳しい記事は【こちら】をクリックしてください。


24.8.12(6275)

 8月12日、栗田やすし先生の、米寿・『萬謝』出版記念祝賀会が、ホテルインディゴ犬山有楽苑にて開催されました。 栗田先生、河原地主宰、ご来賓の石井隆司様、勝亦幾代様、丹羽康碩様をふくめ、113名のご出席で、盛大に和気藹々と楽しいひとときを過ごしました。会を実行してくださった、編集部、校正部の皆さんには様々に趣向を凝らしていただきました。河原地主宰挨拶、石井隆司様ご祝辞、下里美恵子さんの祝辞、祝宴では、米寿の方々のお祝いと、花束・記念品贈呈、栗田先生ご挨拶、国枝隆生さんの締めの挨拶と進み、栗田先生の学生時代や風愛知支部時代、伊吹嶺創刊から今日までけん引してくださった皆様から、心に響く良いお話を聞くことが出来ました。美味しいお料理で心温まる祝宴を堪能しました。私のスマホではあまり上手に撮れませんでしたが、写真を少しアップします。

 
   加藤ゆうやさん乾杯のご発声           栗田先生、せつ子先生のご挨拶

 
   栗田先生と同じ米寿の方々の紹介         記念写真その1

 
   記念写真その2                   記念写真その3       (794445)

★詳しい記事は【こちら】をクリックしてください。


24.8.9(6274)

 広島と長崎の原爆忌の式典が終わりました。原爆の恐ろしさを忘れずに語り継ぐこと、戦火の絶えない国があるなか、私達には何ができるのか。自問自答が続きます。広島の子ども代表の
「願うだけでは、平和はおとずれません。色鮮やかな日常を守り、平和をつくっていくのは私たちです。」
という言葉が心に響きました。

 パリ五輪の活躍も報じられています。そんな中、お盆を前に、宮崎県沖で地震があり、南海トラフ地震の発生可能性が高まっているとして、毎日「注意」のテロップが続いています。皆様 この危険な暑さの中、体調と地震への備えと、十分にお気をつけください。
 
鈴木英子さんから、写真を送っていただきました。

鬼灯や開けつ放しの母の家     林 尉江

洞窟のマリアの裾に蝉の殻     長江克江   いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

★HP俳句会の投句締切は 毎月15日 午後9時です。
★ジュニア俳句はいつでも受け付けています。ふるってご応募ください。

 


24.8.4(6273)

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関東支部で「小瀬鵜飼吟行」を行いました。
7月27日28日、関東支部は栗田やすし先生のご指導を得て、また中部地区からのゲストも得て、合計13名で小瀬鵜飼吟行を行いました。美濃市のうだつの上がる町を経由して、関市の小瀬へ。円空館を覗いた後、鵜の家での鮎づくし料理を堪能。
天候もよく、唯一心配した雷雲の気配は遠ざかり、長良川の清流での鵜飼を楽しみました。
翌日は、関の刃物会館を経由して帰着。猛暑の二日間でしたが、皆元気に吟行ができました。
1日目の夜、深夜に及ぶ句会を行いました。自選の句を紹介します。

通し土間抜くる川風鵜飼宿       あきを
舷を叩き船頭鵜をはやす        和 子   
酒店に和紙の杉玉涼しかり       岳 人
山映す鵜川底まで透けてをり       寛
炎天の鵜が白き喉ふるはせり      切 子
鵜篝の闇てらしてや細き首       佐知子
一羽づつ頸を撫でやる若鵜匠      ジュン
はやる鵜を鵜匠やさしくなだめをり   杉 子
鵜篝の火の粉大きく飛び散れり     千 鶴
篝火の火の粉をあびて鵜の猛る     とし子
駒つなぎ石の鉄の輪灼けゐたり     とみお
漆黒の小瀬の川面や鵜舟待つ      ひろ子
灼けゐたり梲の街の駒つなぎ      やすし
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橋本ジュンさんから、栗田顧問もご参加された、関東支部の小瀬鵜飼吟行会の模様を送っていただきました。皆さんお元気で吟行良かったですね。
(☆NORIKO☆)(793932)


24.8.3(6272)

いぶきネット句会に新会員をお迎えしました。
ご遠方の方、俳句をしたいけれど句会へ行く時間がない方、ご自宅のパソコンから居ながらにして句会に参加できます。俳句を始めたい方、ご一緒にネット句会をしませんか。お問合せお待ちしています。

毎日が危険な暑さと言われています。テレビの気象予報図で、35℃以上の地域が紫色になっているのですが、日本列島半分以上紫色です!水分と栄養と睡眠をとって、この猛暑を乗り切ってください。また折々に記事がある時にアップしますので、落書も少し夏休みにさせていただきます。

 少し前におすそ分けしていただいた岡山の桃です。



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