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伊吹嶺落書  (24年の7月から12月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)


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 メッセージお待ちしております。

  メッセージお待ちしております
  


24.7.29(6271)

危険な暑さの日が続いています。何だかパワーが出てきませんが、熱中症対策として、パンよりご飯との情報を見て(もっとも我が家はご飯派ですが)おむすびを作っています。また胡瓜が身体を冷やすような気がしています。オリンピックで寝不足になりがちです。睡眠もとりたいですね。

東北、北海道では大雨の予報もあるとのこと、秋田、山形では大雨による犠牲者、行方不明の方も。心が痛みます。

津島天王祭は、疫病と洪水除けを願う祭礼で、日本三大川祭の一つとされています。従姉弟と27日に見に行きました。天王川公園一帯は とても大勢の人が集まり賑わっていました。五艘の巻藁船が、川面に映り、美しかったです。帰りがけに見たのですが 翌日の朝祭用の人形が倉庫に飾ってありました。

 舟で来る祭の禰宜や鬼やんま  長江克江

 布鉾の朝日に眩し祭舟      平松公代 いずれも『愛知の俳句散歩』より  

   
 (☆NORIKO☆) (793455)
 

24.7.27(6270)

 蝉の声に目覚めたら、パリ五輪の開会式が始まっていました。五輪への混乱を狙ったと思われる高速鉄道放火事件の影響が心配されましたが、芸術の都パリらしい、素晴らしい開会式でした。セリーヌ・ディオンの愛の讃歌にも、気球のような聖火台にも、想像を超えて素敵でさすがと思うばかりでした。平和の祭典の名の通り、平和裏に進行しますように。戦火の絶えない国々にも平和が戻りますように。日本の選手の皆さん、出場する全てのみなさん、力を出し切ってください!

 

 

24.7.25(6269)

『俳句』8月号からのお知らせです。「俳人スポットライト」に 金原峰子さんの新作「四谷 千枚田」7句の発表 また「令和俳壇」入選、付録の「俳句手帖 秋」掲載句など トピックスの下記リンクからご覧ください。入選の皆様おめでとうございます!伊藤みつ子さんから送っていただきました。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

KADOKAWAグループへ、大規模なサイバー攻撃があり大変な被害に遭ったようでした。犯人はそんな悪事ができる頭脳があるなら、別のことに役立ててほしいです。

秋田県、山形県などで、記録的な大雨の河川の氾濫の報道がありました。毎年のように水害による色々な被害を目にしてきました。皆さん避難してご無事でありますように。むかし、酒田市内に住んだことがあり 最近GoogleMapで写真を見てみましたが、そこは別の家が建っていました。鶴岡へ人面魚を見に出かけたこともあります。パソコンも無くスマホや携帯電話も無い時代のことでした。  園芸は大の苦手ですが、今年も風蘭が咲いてくれました。(793303)


24.7.23(6268)

***************************
関東支部の7月同人句会は、7月21日にリモートで開催しました。  
やすし先生、せつ子先生も参加され、賑やかに行いました。
夏真っ盛りの色とりどりの句が並びました。
推敲の大切さを改めて認識した句会でした。
自選の一句です。

浅間嶺の噴煙淡し胡麻の花      清 明
暗渠抜け隣の池へ軽鳧親子       ジュン
北斎のベロ藍の波涼しかり       滋 子
夏つばめ屋号を刻む軒瓦        あきを
マカロンの甘き香りや巴里祭      一 成
石仏の目鼻さがせり梅雨晴間      幸 子
  すみだ北斎美術館
北斎の浪立ち上がる盛夏かな      切 子
鉾の稚児結界の注連太刀で断つ     とみお
  すみだ北斎美術館
両国に「浪の北斎」見て涼し      光 晴
青梅に紅の兆せり虚子旧居       ひろ子
灼けゐたり油槽列車の長き列      一 灯
吊ればすぐ江戸風鈴のやさしき音    せつ子
友よりの鬼灯ほのと赤らめり      やすし
***************************
橋本ジュン   

 ジュンさんいつも有難うございます! リモート画面でお元気な皆様の様子が伝わってきました。
上の写真は浅草鬼灯市の鉢です。



24.7.22夕(6267)

8月号の『俳句四季』と『俳壇』の入選のお知らせをいただきました。「四季吟詠」河原地主宰の秀逸・佳作に入選、「俳壇雑詠」佳作入選の皆様おめでとうございます!! 詳細は 下記サイトをご覧ください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

※記載漏れがありましたらお知らせください。

国枝様いつも情報を有難うございます。 

先日、祇園祭の宵山を初めて見学しました。写真の「函谷鉾」では、京都産業大学の学生さんが、ボランティアでお手伝いをしていました。 暑い中、関係者、山鉾巡行の皆様お疲れ様ですという気持ちです。 まだ後祭があります。この体温を超える暑さの中、無事に祇園祭が終わり 疫病が退散することを祈っています。 


24.7.22(6267)

蝉がしきりに鳴いています。連日35℃を超える暑さと熱中症危険情報が出ていて、屋外へ出るのも勇気が要りますね!名古屋は今日37℃の予想だそうです。熱中症にご注意ください!!

先日、黒鹿子百合の写真を送ってくださったお宅では、大鉢に蓮の花も育てていらっしゃいます。朝五時に写した朝露を宿した蕾もご覧ください。左右別のお花です。

 
種類は「藤壺蓮」(とうこれん・ふじつぼれん)です。蓮にも色々な名前があるようです。源氏物語を思わせるような名前ですね!

明日咲くか蓮の蕾のふくよかに   横井美音

蓮咲いて浄土の風の中に村     富田範保  いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

(792983)   


24.7.20(6266)

暑中お見舞い申し上げます!

HP俳句会の結果発表がありました。
7月の最高得点句は 次の句です。おめでとうございます!
   日の匂ひ残す子の髪洗ひたり     ようこさん(神奈川県)
     

玉井さんから かわいそうな名前のお花の写真が届きました。
左から、ワルナスビ、ヘクソカズラ、コジキイチゴです。紹介文もお読みください。

  

☆ワルナスビ(悪茄子)は葉や茎に鋭い棘があって一度農地に侵入すると強烈な繁殖力で駆除が厄介だそうです。 何と牧野富太郎の命名だそうです。
☆ヘクソカズラ(灸花)は枝や葉をもむと悪臭があるからこの名前になったそうでヘクソカズラを食べる虫は少しはいますが、 ほとんど寄り付かないそうです。全草根まで薬用になり化粧水にも使ったりするそうです。
☆コジキイチゴ   中が空洞で美味しくないそうです。名前の由来は土器の甑(こしき)からきているそうですが漢字で書くと乞食苺 何と可哀そうな、、、(玉井)
(☆NORIKO☆)(792813)


24.7.15(6265)

+++7月の花は・・・  
  いぶきネットの皆様、知立句会の英子です。梅雨の晴間に連日猛暑が続きます。7月を代表する花は、蓮、そして木槿でしょうか。知立句会では、7月の吟行に、三河の国安城にある本證寺(この地方では一揆寺と称されています。)に蓮を見に行きました。この寺は、現在寺を囲む堀に紅白の蓮が満開です。まるで極楽世界のような美しさです。ただ、とても暑かったです。
 
 蓮については、冬の間は地中で過ごし、春に芽を出しますが、その芽は巻葉と言い、次に撞木葉、これは葉が両側から巻き込んで丁度鐘撞棒のように見えるのでそう呼びます。そして開き葉へと育ちます。6月から7月にかけて美しい花を開きます。蕾と開花です。生け花の生花(しょうか)の活け方では約束があって、各段階の葉から花、花の散った蜂の巣状の茎まで、一瓶に活けます。

 さて、この三河の国安城の地にある本證寺は、歴史が古く、鎌倉時代に創建され、室町から戦国時代にかけて、一向一揆の拠点となり、信仰と力を蓄えていました。平地の寺でありながら、万一に備えて堀と土塁を作り、それらに囲まれています。
 
 この寺も昨年の、NHK の大河ドラマ「どうする家康」に登場しました。若き家康が一向宗の寺と対峙し、一向宗の門徒と武士達対家康軍が戦いました。犠牲者を出しながら和睦に至り、寺と土地は残されました。この地方の一向一揆衆は強かったようですね。現在は貴重な文献が多く残され、土用に虫干しが行われ、多くの信者が訪れます。美しい蓮の花は一揆で散った命を供養しているように咲いています。午後は例によって、しっかり句会をしました。    (鈴木英子)


    

英子さん有難うございました! 一向一揆の拠点となったお寺とのこと、歴史を知るとそのお寺の蓮の花もいっそう美しく感じます。今日は海の日の祝日ですが、海の日の謂れをご存じですか。明治天皇が船に乗った日が7月20日でした。夫が関係した職場で海の日制定の署名運動がありました。その後山の日も制定されました。連休になるよう休日を移動したとのことですが、成人の日、敬老の日も移動しましたね・・・・
今朝から蝉がしきりに鳴き始めました。梅雨明けでしょうか。熱中症にお気をつけください。(792380)


24.7.14(6264)

13日は愛知同人句会でした。河原地主宰からは、最近刊行された、金原峰子さんの句集『花蜜柑』、関東支部の合同句集『炉火Ⅶ』、来月刊行される栗田顧問の第六句集『萬謝』の紹介がありました。8月12日に行われる栗田先生の祝賀会へ参加の方は、お祝いの一句を当日集め、後日纏めるそうですのでよろしくお願いします。また、10月27日に行われる、愛知支部秋季俳句大会への協力の呼びかけがありました。句会は主宰の選評の時間をたっぷりといただき全ての句にコメントをいただきました。

     

(☆NORIKO☆)(792290)

24.7.12 午後(6263)

     金原峰子さんが第一句集『花蜜柑』を上梓!   

 この度、金原峰子さんが、角川書店より第1句集『花蜜柑』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。峰子さんは遠縁の鈴木みや子さんに誘われて俳句を始め、平成16年「伊吹嶺」に入会、栗田やすし前主宰、河原地英武主宰、鈴木みや子さんに師事されました。句集は令和5年までの作品の中から369句を収めたものです。栗田先生は序文で、「峰子さんの作品は巧く作ろうとかよく見せようというような計らいがなく、やさしい心が息づいている」と述べておられます。句集名は、お住まいの蒲郡市や故郷の袋井市の、薫り高い蜜柑の花を詠まれた作品から採られました。

 厨窓開くれば匂ふ花蜜柑     令和3年    

句集は峰子さんのご家族や、亡き師鈴木みや子さんを詠まれた句に惹かれます。周囲の人への優しくあたたかな眼差しが伝わってきます。ご家族を詠まれた句を挙げてみます。
 
鶲来る遺影の父の見ゆる庭    平成17年  自選句
 嬰の眼に映りてゐたり聖樹の灯  平成25年  自選句
 亡母に似し観音探す小六月    平成30年  自選句


句会の吟行には常に参加され多くの地を訪ねられました。三河地方を詠まれた句を挙げてみます。感覚の効いた写生句を多く詠まれています。
 
潮の香や海中渡御の果てしより  平成18年
 花祭髪の芯まで榾火の香     平成23年
 夏あざみ雲湧き上がる狩場跡   平成24年  自選句  

 
お姑様の代で造り酒屋を閉じたことを詠まれた作品は伊吹嶺賞で高成績を収め、句集に6句選ばれています。そのうちの3句を紹介します。
 
惜別の蔵の白壁秋日濃し     平成21年
 身に入むや両手で撫づる太柱   平成21年
 祓はるる百年の蔵秋深し     平成21年 


三姉妹のお嬢様のうちお一方のご家族がお住まいのフランスへ行かれた折の句です。    
 
旅立つや鎧兜を手土産に     平成26年
 リラ日和マルシェの並ぶ石畳   平成26年  自選句
 青銅の天使の翼風光る      平成26年


峰子さんはあとがきで、句集出版は、ご主人様の喜寿、峰子さんの古稀を迎えて決意されたこと、亡き師鈴木みや子さんや先輩の方々に捧げたいと綴り、また栗田先生の「素直に学ぶ心を失わないように」という教えを心に刻んでいると述べておられます。最後に帯の自選句でまだ紹介していない句を紹介します。
 
蹲踞に水打つ羽音夏きざす    平成18年 
 開かんとして笹百合の紅潮す   平成20年   
 雨漏りの土壁匂ふ太宰の忌    令和2年  
 花束の清しき香り古稀の春    令和5年 
 若竹の天へゆらげり師の忌日   令和5年 (鈴木みや子さん) 


                      伊藤範子記


★詳しい紹介やお申し込みは 【こちら】 をクリックしてください。

24.7.12(6262)

荒梅雨でよく降りました。皆様のお住まいのところは影響はありませんか。このあと猛暑が待っていると思うと、私は雨が好きなのでこのまま続いても良いかなと思ってしまいます。(災害級は困りますが)

+++今年もたんば青春俳句祭が開催されます!   
募集のチラシをいただきました。
投句料無料です。ふるってご投句ください。
応募締切 9月27日(金)消印有効です。

【第24回たんば青春俳句祭】

【投句用紙と応募方法】

Eメール、QRコードからも投句できます。

丹波市に、沢木欣一先生の句碑が建立されたそうです!
丹波新聞6月20日の記事に掲載されました。
【新聞記事】

「丹波市俳人細見綾子生家」のパンフレットもご覧ください。
【細見綾子生家パンフレット】
【細見綾子先生略年譜】

★HP俳句会はどなたでも投句できます。毎月15日午後9時締切りです。ジュニア俳句は締切はありません。いつでもご投句できます。結果発表と評が掲載されています。 皆様ぜひご投句ください。  (☆NORIKO☆)


24.7.8 夕(6261)

暑い日が続きました。皆様お元気でいらっしゃいますか?
梅雨の中休みといっても猛暑続きで息を吸うのに精一杯(?)です。

7月7日の「中日俳壇」に 河村さんが入選されました。
おめでとうございます!

★高田正子 選
      第二席  釣銭と思しき硬貨更衣   河村仁誠

伊藤みつ子さんお知らせありがとうございました。 
 
写真は野島さんの植物園ガイドのお仲間(私と同級生でした!)のお宅に咲いた 「黒鹿の子百合」です。華やかですね。
(☆NORIKO☆)(791854)  


24.7.5(6260)

 山田万里子さんから京都句会の句会報をいただきました。

七月二日、梅雨のど真ん中の一日でしたが、湖東の野洲市にある銅鐸博物館を訪れました。
野洲市はその名を聞いたことがあるくらいで、あまりなじみのない場所です。
意外に立派な駅のロータリーからバスに乗って数分、どんどん緑が濃くなって、博物館のそばに到着。
博物館だけではなく、その周りに弥生の森歴史公園があり、有名な大賀蓮をはじめとして美しい睡蓮や
赤米の水田、竪穴住居や高床倉庫、石室などあって見どころ満載。天気予報から雨を覚悟して
いましたが、ちょうど見学中は程よい曇り空に恵まれました。鯉、蜻蛉、蜥蜴(金蛇というらしい、
勉強になりました)など動物もいろいろ。湿った夏落葉に埋もれたたくさんの梅雨きのこを発見したり
この時期らしい季語に恵まれた楽しい吟行でした。

 いよいよ銅鐸博物館。たくさんの銅鐸がこの地域から発掘されています。入った正面に大きな銅鐸が
飾られていますが、当時の状態を再現しているとかで美しく輝いていました。本物はやはり
東京の国立博物館に収められているそうです。弥生時代の人々の涼しそうな服が吊ってあって、
蒸し暑かったので私は着替えたいくらいでした。近くに食堂がないのでランチは持ち寄りで、広い
立派な会議室で頂きました。

 句会はいつもいらっしゃる俊雄さんの欠席が寂しかったですが、補うように八人で頑張り,
にぎやかな楽しい句会でした。来月は酷暑を予想しての夏雲システム利用なので、しばらくは
お会いできませんね。皆さまどうか九月にそろって集まれますよう、この夏を乗り切りましょう。

                               山田万里子

金蛇や弥生住居をくぐり抜け   哲半
高床のねずみ返しや梅雨湿り   伽葉
赤米の一畝なれども青田風    徒歩
白蓮や軽やかに蝶羽ばたける   悦枝
梅雨菌色あるものは踏まれずに 万里子
緑青の鐸に流水紋すずし     佳子
石室の入り口までも梅雨出水   秋麦
竪穴の朽ちし茅葺梅雨湿り    英子



                            (松井徒歩)


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