TOPページへ戻る 購読について
TOPページへ戻る

 >>

伊吹嶺落書  (17年7月からの最新の落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
<<18年最新版の落書へ(18年1月からの落書は左をクリックして下さい。)
<<17年前半保存分の落書へ(17年1月から6月までの落書は左をクリックして下さい。)
<<16年後半保存分の落書へ(16年7月から12月までの落書は左をクリックして下さい。)
<<16年前半保存分の落書へ(16年1月から6月までの落書は左をクリックして下さい。)
<<15年後半保存分の落書へ(15年7月から12月までの落書は左をクリックして下さい。)
<<15年前半保存分の落書へ(15年1月から6月までの落書は左をクリックして下さい。)
<<14年後半保存分の落書へ(14年7月から12月までの落書は左をクリックして下さい)
<<14年前半保存分の落書へ(14年1月から6月までの落書は左をクリックして下さい。)
メッセージお待ちしております。
メッセージお待ちしております 



 17.12.31 (4290)
大晦日となりました。 今年一年 「伊吹嶺」」ホームページをご覧いただいた皆様、有難うございました。
「伊吹嶺」は創刊当初からホームページを開設し、様々な企画を通して、皆様に俳句をより身近に感じていただけるよう、務めてまいりました。今年も 閲覧していただいた皆さま、HP句会にご投句いただいた皆さま、ジュニア俳句、有料添削にご投句いただいた皆さま、有難うございました。

 さて「伊吹嶺」は創刊二十周年を迎え、以下の行事を行いました。

①栗田主宰の第二句碑建立   「寒月が鵜川の底の石照らす   やすし」   岐阜市伊奈波神社内

②「伊吹嶺」創刊二十周年記念全国国俳句大会および祝賀会

③「伊吹嶺」創刊二十周年記念賞「俳句の部」の募集と顕彰  
      記念賞 久野和子さん
 「伊吹嶺」創刊二十周年記念賞「文章の部」の募集と顕彰  
      記念賞 関根切子さん 矢野孝子さん

④合同句集『伊吹嶺俳句集Ⅱ』の発行

⑤「伊吹嶺」創刊二十周年記念号発行 


 以上ですが ⑤は 一月号が二十周年記念号となります。大幅なページ数の増加と、年末年始の 諸事情により会員の皆様のお手元に届くのは 遅れますのでよろしくお願いいたします。

 これらの大きな事業が順調に行われたことは、は伊吹嶺基金への皆様の貴重なご協力と、記念大会実行委員会委員長の丹羽康碩さんを中心として 係の皆さまが私たちの目に見えない所で 企画検討を重ねていただき実行していただいたおかげと思っています。実行委員会の皆さま有難うございました。

 さて、1月から栗田先生は顧問となり、河原地副主宰が 主宰として、新たなスタートを切ることになりました。インターネット部も異動があり、今までのメンバーと新たなメンバーで、ネット部一同力を寄せ合いながら 邁進していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

  
2017年2月号より
       
  師は遠し白鳥句碑に霜の花    栗田やすし  
(瓢湖二句のうちの一句)

  冬の虹立てり河原の石透かし   河原地英武

 
僭越ながら・・・やすし先生は、第二句碑建立を間近に、沢木先生の白鳥句碑の前で 「伊吹嶺」20周年と、句碑建立などのご報告を
 河原地先生は、 第二句碑建立の地、長良川のある岐阜市にて やすし先生の寒月句碑の句「「鵜川の底の石」への思いを詠まれたのではないでしょうか・・・・
   ★.。.:*・°★.。.:*・°★

では 皆さま どうぞお健やかに良いお年をお迎えください。  (☆NORIKO☆)(532955)


17.12.29 (4289)
 
昨日は一日風の冷たい日でした。

★静岡支部の磯田なつえさんから、今年最後の「一番茶句会報」を届けていただきました。
年末の発行で、11月の大会で新同人になられた花村富美子さんへのお祝いの言葉や ご自身の決意と自選10句など 年の終わりに相応しい 充実した句会報でした。

花村さんの自選句より

    山の辺にふふみて甘し野の苺    花村富美子

    二日はや手習ひの子を励ませり

 書初に奮闘しているお子さんを励ます 優しく凛とした富美子さんが目に浮かぶようです。
これからも書に俳句にますますご活躍ください♪.。.:*・°♪

 なお「一番茶句会報12月号」は次のPDFをクリックして下さい。

   
一番茶句会報12月号

 昨日は いぶきネット句会で長年幹事さんをしていただいていた樹炎さんから、ご挨拶がありました。
樹炎さんの豊かな自然の写真や草花、田園風景の写真と文章に、どれだけ落書に貢献していただいたかと思うと名残惜しいのですが、また伊吹嶺誌で樹炎さんの佳吟を楽しみに拝見します。 時々は顔を出してくださるとのことですので、期待しています。樹炎さ~ん また九州から風を送ってくださいね!!


 各支部の皆さまも 今年一年色々な情報落書にいただき有難うございました。
これからも どうぞよろしくお願いします。(532790)

                    (☆NORIKO☆)

17.12.28 (4288)

<<いぶきネットの皆様         投句・選句締切のお知らせ>>


    
平成30年・投句締切 1月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切
選句締切 1月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。



 
あっという間の歳晩です。一年過ぎる早さを思います。
歳の暮れ、御用納め、年の市 など気忙しい年末です。

我が家の昔、恒例だった餅搗きは、28日と決まっていました。
運動おんちの私ですが、妙に手水の返しは、板につき、鼻白んだことも・・・
「ホイサ ホイサ」掛け声が合図です。遠い思い出になりました。

思い出と言えば、子供の頃は「お正月」を胸躍らせて待ちかねました。
枕元に(晴れ着、足袋、下駄)まで揃え、除夜の鐘を聞いたものです。
家制度を重んじた頃は、伝統行事の祭りごとを生活の一部としていましたね。

昔は、よそ行着 普段着と、はっきりしていて、着替えないと母に厳しく叱られました。
デパートに行くのにお洒落をした時代で、価値観の多様化、
過剰なまでの便利により失う感性は大きいかも知れませんね。

 来春より伊吹嶺の体制が変わります。
お若いお方にバトンタッチです。

           行く年や豪華客船出港す      伊藤 旅遊  

 皆様に投句・選句締切のお知らせを 担当して参りましたが、今日で終了致します。
長い間お付き合い下さいまして感謝申し上げます。ネツト句会が益々飛翔出来る
新年を迎えられますようにお祈りいたします。 有難うございました。     樹炎


                               八尋 樹炎   
 
                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


      
 樹炎さんには、長い間欠かさず折々のご案内をいただきました。
  落書を見ていらした樹炎さんのファンの方も、素敵な写真と文章に、心温まる思いをされたことと思います。
  ありがとうございました。感謝の気持ちを込めて、拍手を送らせていただきます。(☆NORIKO☆)(532658)

  
88888♪.。.:*・°♪88888♪.。.:*・°♪88888♪.。.:*・°♪88888

17.12.27夜 (4287)
 名古屋は朝から雪でしたが、午後からは小雨になったようですね。ここ東員町は朝から雪がちらつき、午後も雪です。こんな時には熱燗が良いのですが、あなたの肝臓と相談しなさいと、妻の声が聞こえそうです。

 ところで昨日、範子さんが中日新聞12月23日付の「平和の千句」の記事紹介をされていました。
 この落書では文字が小さくて読めません。
 私は中日新聞プラスに登録していますから、記事イメージで読むことが出来ます。ただこの記事をそのまま落書に貼り付けることも出来ますが、記事には「
無断転載、複製、頒布は著作権法により禁止されています。」とあります。
 そこで皆さんも見ることが出来るためには、中日新聞購読者なら「中日新聞プラス」の一般会員(無料)に登録すれば、1ヶ月以内の記事検索が出来ます。
 その場合は次の手順で記事検索してみて下さい。
 
 
手順:中日新聞プラスを検索で開いて下さい。→「過去記事」をクリック→過去記事検索サイトへ→キーワードに「平和の千句」と入れて検索→23日の新聞記事を読むことが出来ます。
 なお記事イメージで読みたい方はPDFの「記事イメージを表示」をクリックすれば新聞記事そのものを読めます。
 皆さんも試しに検索してみて下さい。

 ところで中日新聞の「平和の俳句」は
3年前から毎日連載されています。主な選者は金子兜太、いとうせいこうが中心になって続けられてきました。この秋、金子兜太が高齢のため、黒田杏子に交代しています。残念なことにこの企画は今年が最後になりました。私も毎日愛読しておりました。今日の平和の俳句は次のとおりです。

   
「平和の句」廊下の奥にも立ち尽くせ

 というもので、当然「戦争が廊下の奥に立ってゐた 渡辺白泉」を踏まえています。そのパロディというより、当時の戦時意識に思いをはせた句だと思いました。(隆生)
(532585)


17.12.27 (4286)
 

名古屋は朝から雪でしたが、小雨となりました。
日本海側は天候が荒れているようですね。皆さまお気を付け下さい。

  純白の富士が明るし寒波来る   栗田やすし

  寒波去り空の明るき雑木山    小原 米子

  手術後の傷痛む夜や寒波来る   市川 悠遊

  
                  
  (☆NORIKO☆)写真は宿り木です

17.12.26 (4285)
 クリスマス気分も終わり、一気に年用意、新年の準備でお忙しい事と思います。今日はまた格別寒いとのこと、元旦は穏やかな天気になってほしいものですね。

★孝子さんに12月のいぶきネット句会の「添削例」をアップしていただきました。ご参考になれば幸いです。
担当同人が頑張りました。

★先日 徒歩さんから写真を送っていただきました。
12月23日 俳誌「三河」(神尾朴水さんが主宰)の記事が 中日新聞に掲載されていました。皆さんもご覧になったかもしれませんが、違う新聞の方もあると思いますので、紹介させていただきます。記事に依りますと

<「三河」の会員たちが、日中戦争や太平洋戦争の戦地で詠まれた千句以上の俳句を集め、出版する作業を進めている>

 とあります。
「三河」は1929年(昭和4年)豊橋陸軍教導学校の教官だった市川丁子氏が創刊した俳句月刊誌です。
 出版に携わる中根さんは、5年前、過去の原本を収集、戦前の句を見て
 「有名な俳人ではなく、一般兵士の俳句は珍しい」と出版準備を始めたそうです。

 「椰子の月露営のゆめは母の夢」
 「押花の桜の手紙抱いて寝る」
 「死体探しに出て行く寒き月の原」


など、兵士の句が 記事に紹介されていました。来夏ごろの出版を見通し、電子書籍としても出版する予定だそうです。


「三河」は今月1033号とのこと、兵士の俳句、平和を願っての俳句集出版に、大きな拍手を送りたいですね。徒歩さんもお身内の入隊中からの俳句手帳を形見に持っていらっしゃるようです。

        (☆NORIKO☆) (532424)   




17.12.25 (4284)
 
★HP俳句会を年間を通して集計してくださった眞由美さんから早速 今年の受賞者のお知らせがありました。

☆☆☆ 平成29年HP句会年間大賞受賞者 ☆☆☆
     1位  須藤曉風さん  (前橋市)    28点
     2位  康さん   (東京)         26点
     3位  のぶこさん (北名古屋市)   19点
     3位  吉田正克さん (尾張旭市)   19点
     5位  蝶子さん  (福岡県)       18点


8888888888 みなさ~ん おめでとうございます 8888888888

5名の皆さまには副賞の図書カードをお贈りします。
須藤暁風さんは、12月の作品が、2句とも最高点でした。素晴らしいですね。

     <<お知らせ>>
 「伊吹嶺」HP句会では15周年を記念して5年間年間の得点を集計して図書カードをお贈りしていましたが
この副賞は20周年を節目にして終りとさせていただきます。
ご参加いただいた皆さまにはHP句会を盛り上げていただき有難うございました。

 年間大賞は終わりますが、来年からも今まで通り 
毎月の最高点句には伊吹嶺誌をお贈りいたします。
これからも皆様ふるってご投句ください。お待ちしています♪.。.:*・°♪


   (☆NORIKO☆) 
写真は以前行ったブルージュの街角のショーウィンドーです。


17.12.24 (4283)
★HP俳句会の12月の結果が発表されました。今月の最高点は須藤暁風さん(前橋市)でした。
おめでとうございます!「伊吹嶺」12月号をお贈りいたします。

 今年も一年間 多くの方にHP俳句会にご参加いただき有難うございました。
今 係が年間大賞の集計を行っています。近日中に発表できると思います。
楽しみにお待ちください。

 
クリスマスイブですね。

  へろへろとワンタンすするクリスマス   秋元不死男

この句を読んだときには驚きましたが、

  クリスマス地に来ちゝはゝ舟を漕ぐ    秋元不死男

という句も作っています。

  
 
 星々にことごとく名やクリスマス     石田郷子

  犬の尾のふさふさとしてクリスマス    石田郷子


 石田さんの 犬の尾ととクリスマス 良い取り合わせだなあと思いました。(猫派の方すみません、猫も可愛いですよね)

 石田さんの句で 我が家で飼っていた犬を思い出しました。
ゴールデンレトリバーで 生後三ヶ月から大きな犬小屋も買って 冬だったので床下にヒーターも付けていましたが、夜毎 甘え鳴きを聞いているうちに ご近所にも申し訳ない気がして中へ入れました。
生後4か月の年末の時 「伏せ」が出来るようになり、 出来るたびに蜜柑をやると喜んで食べたので 何度も食べさせて 下痢になり部屋中が大変なことになりました。獣医さんからひどく叱られて 注射と病院食(?)缶詰を買って大きな出費となりました。

 シャンシャンほどではありませんが、 むくむく大きくなりました。食卓の上に秋刀魚を焼いて一つ目の皿をを置いたとき あっという間に食べられてしまったのにもビックリ。食いしん坊で トレーナーの先生から体重は27キロが理想と言われつつ32キロくらいありました。
 家庭犬のしつけテストも受けました。犬は1級が一番低い級でした。他の犬が二階級受験したのに  「チョコちゃんは逃げるといけないから1級だけ」と言われました。
しつけ教室に通ったのに 4歳で亡くなってしまい 可哀相でしたが 今生きていたら19歳・・?

皆様はどのようなクリスマスをお過ごしになるのでしょうか?
穏やかで 心あたたかい一日をお過ごしください。

                   (☆NORIKO☆)
 

17.12.23 (4282)
 今日は天皇誕生日です。平成の元号は、あと1年と5カ月となりました。
季語の天皇誕生日は 作られた年によって 昭和天皇か 今上天皇か分かれますが
平成の天皇誕生日の句を調べてみました。

     天皇誕生日その恋もまた語らるる   林  翔

     寒き夜の明けて天皇誕生日      小川軽舟

     書架整理終へて天皇誕生日      川口  洋


 もうすぐクリスマスですね。今年は小さいケーキでささやかに・・・と思っています。
今朝の経済紙で「病院生まれの赤ちゃん」として誕生日はクリスマスが最多とありました。
最も少ない出生日は うるう年の2月29日を除くと 12月31日から1月3日が 少ない方の1~4位だそうです。なるほど・・・
<病院のスタッフが少なくなる年末年始の前に計画出産する妊婦が多いとみられる>
なるほど・・・   (☆NORIKO☆)(532047)


17.12.22 夜(4281)
樹炎さんからお便りをいただきました。有難うございます!!皆さん~柚子湯に入られましたか?

今日は12且22日(冬至)です。パソコンから冬至の由来を検索して見ました。
改めて知らない事が多すぎますね。

「冬至とは」

冬至といえば、かぼちゃと柚子(ゆず)湯! 。
一般的には、風邪をひかないためや語呂合せと言われていますが、
本当にそれだけなの?……いえいえ、ちゃんと理由があるのです。
しかも、冬至はとてもハッピーなイベントなのでした。


「一陽来復って?」

1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということ。
そこで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛
大に行われていました。

中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、みんなが上昇運に転じる
日なのです!
再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日と冬至を境という意の
(一陽来復)です。

「冬至はクリスマスのルーツ!? 」

クリスマスは、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭と
キリストの生誕が結びついたもので
その年の冬至が12月25日だったため
諸説あったキリストの降臨日が12月25日になったといわれています。

             八尋樹炎  ♪.。.:*・°♪

    みづからの光りをたのみ八ツ手咲く    飯田龍太

    柚子浮べ米寿の驕り昼の湯に       植木火雪

    蝋燭で回る人形クリスマス         水野征男


  クリスマスケーキが一番売れる時期にあわせて苺もハウス栽培しているようですね。
温室のイチゴ狩りに行ったときは 寒い時だったことを覚えています。
苺も改良を重ねて進化し続けて甘くて立派な苺を見ますが・・・
といって冬の季語にしては・・・いけませんよね・・・
         (☆NORIKO☆)



17.12.20 (4280)
昨日は「中日ビル」での最後の愛知同人句会でした。ビルの新築工事があるためです。
これまで 山下善久さんのお取り計らいで良い句会場に恵まれましたことを感謝します。栗田主宰、櫻井支部長からも それぞれ、納め句座のご挨拶がありました。
栗田主宰からは、昨日も 「写生は出来ているが説明的になりがちな句を、ここをこうすれば」と丁寧なご指導がありました。
 1月は愛知は新年俳句大会の為、同人句会はお休みで、2月から第三日曜日、名古屋駅西の会場「イオン・コンパス」で行われます。


みなさ~ん『俳句四季』1月号の「四季吟詠」欄をご覧になりましたか?
福田邦子さんが 田島和生先生の特選に、
加藤弘一さんが 加古宗也先生の特選に輝かれました。


     田島和生特選   滝の上大日輪のかがやけり      福田邦子

     加古宗也特選   とりあへず買ふのは二匹初秋刀魚   加藤弘一


   <<田島和生先生さんの評に>>
・・・・大変壮大で詩情豊かな作柄である。 臼田亜浪の
「天ゆ落つ華厳日輪かざしけり」の華厳の滝を詠んだ句に
通じるような趣きもあるが、この句の場合、「天ゆ落つ」「日輪かざし」
といった文学的な形容はせず、平易な表現でさらりと詠み上げて
いる点がいい。

   <<加古宗也先生の評に>>
・・・・この句「とりあへず」が見事な把握だ。庶民の食材と言っても初物は高い。
まずは二匹を買って女房と楽しもう、というのだ。
妻への心遣い、愛情が真直ぐに表現された。

福田さ~ん 加藤さ~ん おめでとうございました!!
他にも大勢の伊吹嶺の仲間が入選しています。

★1月の綴込み投句ハガキは下里美恵子さんの選(1月20日〆切)です。
『俳句四季』購読の皆さまお忘れなく!



 (☆NORIKO☆)(531699)


17.12.19 (4279)
 昨日は名古屋でインターネット部の打合せ会を行いました。
 部員は県外にも何人かおられますが、県内で集まることのできる人で行いました。14人が集まり熱心に意見交換しました。

 主な議題は、平成30年からの新体制にともなう、インターネット部の役割分担でした。一人一人が自分の役割の内容を把握し、それぞれの人がどのように関わっているかを確認しました。そして、ホームページ、いぶきネット句会、HP句会などの運営に関して、より良い方法を話し合いました。皆さんとても熱心に意見を交わし、やる気に満ちた有意義な打合せとなりました。
そしてこれから名古屋以外のネット部の皆さんにもお知らせして来年以降の体制をお知らせして進めていきたいと思います。
 右の写真は打合せに参加された皆さんです。(酔雪)




17.12.17 (4278)
 15日と昨日は今年最後のいぶきネット句会の合評会のチャットでした。来年からネット部の体制が大きく変わります。そういう意味で現体制の最後のチャットでした。最後というと私も今年でネット部を引退することになります。そして進行役は奇数月と偶数月で交代で行っていますが、奇数月担当の一灯さん、孝子さんもチャットに参加していただきました。そのほかの方も多く参加していただき、2日間とも25名を超える大賑わいでした。


 おかげでチャットでは様々な意見が飛び交い、一時に複数の句の感想が出るなど少し輻輳状態でした。それでも発言も非常に多く、最後は盛り上がり、お別れの挨拶も飛び交っていました。

 来年から新しい体制になりますが、新しいメンバーに皆さんご支援をお願い致します。
 
 最近我が家近くの公園を散歩しますと、冬苺、冬蕨などが咲いています。色合いのとぼしい冬でも冬として主張している草花に応援したいものです。下にその冬苺と冬蕨の写真を載せます。(隆生)
 (531368)

   



17.12.16 (4277)
 本格的に寒くなりましたね。

「伊吹嶺」12月号の 編集後記に下里さんが書いておられますが、

来年1月号は<20周年記念号>として、ページ数の多い特別号の発行となります。
年末年始と重なりますので 発送が大幅に遅れることが予想されます。到着が10日~15日くらいになるかもしれません、とのことです。.よろしくお願いいたします。

 

★昨夜はチャット1回目がありました。大勢の参加があったそうです。
今夜が2回目となります。熱いい合評会になることでしょう。

樹炎さんから頂いていたお庭の冬の写真です。

  山鳩の枯葉踏む音近づけり    中山敏彦

  木の葉浮き水面の動き始めたり  中山たか



   (☆NORIKO☆)(531133)


17.12.14 (4276)

<<いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ>>



 
合評会はいつものように、15日(金曜日)・16日(土曜日)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


 
小雪が舞う寒さが続いています。体調管理、風邪にご注意ください。

 寒の日だまりに、凛と一輪(水仙の花)が咲きました。
遣唐使が中国から大事に持ち帰った花だそうです。
雪中花ともいわれ 日本にその香りと共に愛されていますね。

( 煤払い )十三日は江戸時代から伝統がありましたが
今日では生活スタイルも変わり様々ですね。何かと忙しい年末です。

 時代の流れで何時の間にか「クリスマス」も日本に定着しました。
( 山下達郎 )のクリスマス・イブを聞きながら、娘夫婦とケーキのご相伴が
恒例になり、お正月は料亭からの(お節料理)も定番に変わりました。

楽なものですが、日本文化が忘れられて行く寂しさもありますね。

   少し早めの  「 メリークリスマス 」♪~~?
娘達から送って来た(神戸の道の駅)のイルミネションです。綺麗ですね。

    
    水仙を背負ひて海に降りた来る    細見綾子

    白髪また増えて聖夜のケーキ食ぶ   栗田やすし
   
    エレベーター聖樹映して昇りけり    藤田岳人

    煤逃げをとほせし夫の遺影拭く     武山愛子


    

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜

 昨日、犬山城や岐阜城で煤払いの様子を放送していました。13日からの伝統なのですね。
 樹炎さ~ん  神戸のイルミネーション、娘さんも写真のご協力感謝感謝です。
また、樹炎さんの10年にわたるネット句会のお知らせも 今年が最後となります。今まで休むことなく、早めの案内を有難うございました。ネット句会で感謝状を差し上げたい気持ちで一杯です。(☆NORIKO☆)(530917)

17.12.13 夜 (4275)
 
真冬の寒さが続いていますが、今夜0時過ぎ、(日付が変わって14日)は双子座流星群が観察できるそうです。
もしご覧になるなら暖かい服で寒さ対策をしてください☆.。.:*・°☆ (☆NORIKO☆)


17.12.13 (4274)
 今日も寒く 名古屋でも初雪を観測したと報道していました。我が家に積もった形跡はありませんが・・インフルエンザや冬季の胃腸炎にご注意ください。

 最近のJRの車輌の異常、特に新幹線は・・・度々上京するので気になります。調査員の技師の方たちも点検が大変ですが よろしくお願いしますという思いです。

 清水寺で発表された今年の漢字は「北」でした。
先月清水寺を訪ねた時に漢字の「投票箱」があったので「聡」と投票してきましたが、、
ミサイルに木造船の漂着に・・・確かに「北」は新聞にもネットにも一年を通して登場してきました。

 昨日も寒い日でしたが 久しぶりに半田運河近くの「ミツカンミュージアム」へ行ってきました。中埜家は酒造りも行っていて、近くに酒の文化館もあり、碧梧桐の書が飾ってあります。

 「ミツカンミュージアム」は以前は「酢の里」として酢の蔵を活かした造りでしたが、今はモダンに新築して博物館のようでした。見学の最後は子ども達の社会見学にも楽しいように、握り寿司の(柔らかい粘土のようなもの)体験コーナーがありました。ガイドさんの説明によると、今は納豆の生産量のほうが多いとの事で、これにも驚きました。樽や工程の展示、江戸まで運んだ木造船もありましたが、昔の展示館にあった樽のトンネルは、ありませんでした。


     酢の蔵の酢の香をまとひ冬の蝶     山内透青

     漂へる手袋のある運河かな       高野素十

  
   群るるさみしきをまた加へ      大野林火


 半田運河の鴨たちは、写真を撮りに近づくと、すーっと移ってしまいます。鳥の眼でよそ者が見えているのでしょうか。

  椿は「旧中埜半六邸」庭園で写したものです。

               (☆NORIKO☆)(530831)

17.12.12 (4273)        
★いぶきネット句会選句一覧が配信されました。係の皆さま今年も有難うございました。
15.16日は今年最後の合評会です。皆さんどしどし発言してくださいね。

 徒歩さんから、先月奈良の「ナガレ山古墳」を見に行かれた時の写真を送っていただきました。
 「しだみ古墳群」の復元写真の周囲と似ていたそうです。こういう風に権力者の古墳を装飾したのですね。

☆.。.:*・°☆

志段味古墳群の記事、興味深く拝見しました。私も先月奈良のナガレ山古墳を見学する機会がありました。
全長105mの前方後円墳です。
古墳の周りの埴輪列がよく似ていたのでびっくりしました。
この埴輪、飾りで並べてあると思ったのですが、復元なのですね。(徒歩)

☆.。.:*・°☆  

志段味の帆立貝式古墳は 全長52mほどでした。



     霜枯の葉裏明るし古墳山       中川幸子      

     冬耕や古墳を島のごとく置き     新井悠二    

     埋めもどす古墳の上の忘れ霜    酒井美幸     

いずれも大型俳句検索で調べたものです。 中川さ~ん 熱田の白鳥古墳でしょうか?
              (☆NORIKO☆)

17.12.11 (4272)
 おはようございます。
 昨日の落書で国枝さんが書いてくださいましたが、綾乃さん、HPの復旧作業 トップページの更新等有難うございました!

 国枝さんの愛岐トンネルの紅葉の写真も良いですよ。馬頭琴を弾くモンゴルの青年、爽やかな好青年ですね~、来年是非行ってみたいものです。

 10日はノーベル賞の授賞式がありました。核廃絶を訴える<ICAN International Campaign to Abolish Nuclear Weapons >の事務局長のスピーチ、日本人被爆者のサーロー節子氏のスピーチ、共に感動的でした。文学賞のイシグロ氏も7日の記念講演で「文学の力」を述べられました。つまりどんな文学にも 俳句にもそれぞれに人に訴える力があるのですね。

 昨日は 従弟の蜜柑収穫を半日ほど手伝いました。今年は裏作で、不順な雨が作業に影響して、私が知る限り一番見栄えの悪い蜜柑が多く、困っていました。土日祝日しか作業できず 夏場もなかなか先代のように見回れないようです。
 蜜柑の木はカミキリムシが天敵で、この一年で何本も枯れてしまい、見る影もなく びっくりしました。

 索道で蜜柑降ろせり山の晴       中村 たか

 漓江下る船に寄りくる蜜柑売り     栗田せつ子


畑に柿の木も植えてあり、筆柿がたくさん生っていたので、あばたの多い蜜柑と共に貰ってきました。帰りに生家の畑を見てみたいと思ったのですが、道を間違えてしまい、みるみる日が落ちてきたので、すごすご戻ってきました。柿は少し置いて点々が入ると食べられますが・・種を取りだすのが大変です。新潟の柿の種のお菓子は大好きなので、この種があられだったら良いなあと思っているところです。

             (☆NORIKO☆) 



17.12.10 (4271)
 毎月行っているいぶきネット句会も今年最後になりました。今日は丁度選句期間が終わって,選句一覧(名前なし)の配信を待っているところです。そして15日、16日の合評会に向けて、MLで意見交換が行われます。
 ネット部も来年から新しい体制に変わります。私も含めて同人が7~8名引退して、来年から若返ります。また来年もご支援をよろしくお願いいたします。

 今日、トップページの「季節の俳句」主宰紹介の「今月の俳句」などを綾乃さんに更新して頂きました。ここの縦書き俳句のところは私には作成出来ないので、毎月綾乃さんにお願いしております。そして数日前、伊吹嶺HPを閲覧することが出来なくなりましたが、その時も綾乃さんに直して頂きました。改めてここでお礼申し上げます。

 いつも範子さん、孝子さんが落書をアップされるときは時々の写真で和ませて頂いていますが、私はタイムリーな写真は持ち合わせておりません。そこで個人的な写真を下に紹介します。
 先月末に紅葉の愛岐トンネルを歩いてきました。愛岐トンネルは中央線の旧トンネルで、今は線路も外されて春と秋にハイカーに開放されています。片道2km弱の短い区間ですが、歩いた当日は紅葉真っ盛りで、天候にも恵まれました。この期間、篠笛、オカリナ、馬頭琴などの演奏も行われており、散歩がてらに最適です。
 今年の開放は終わりましたが、一度歩いてみたい方はまた来年の春に訪れて下さい。
そのHPは次をクリックして下さい。
  http://aigi-tunnel.org/

私が歩いたときの写真を下に掲載します。(隆生)
 (530594)

 
トンネルを抜けたら紅葉だった

丁度紅葉の真っ盛り 
 
馬頭琴の演奏準備のモンゴル青年



17.12.9 (4270)
 先週のことですが、守山区東谷山の古墳群のいくつかを見学してきました。
東谷山フルーツパークは枝垂れ桜が綺麗で、昔はよく行きましたが、近くに古墳群があることは知りませんでした。東谷山麓に残っているものや、段丘に残っているもの、多くの古墳があり、少しずつ整備されています。
 新たに再建した帆立貝式古墳(複元)も出来ていて平成30年に「歴史の里しだみ古墳群」としてオープン予定です。一日をゆったり過ごせそうな場所で、先週は冬の日が燦々として時間もゆっくり流れているようでした。

JRと愛環鉄道の高蔵寺駅から南へ歩いて15分程度の場所です。バスも運行しています。


 今日は一日寒くどんよりした天気でしたので、先週の青空と 早くも咲いていた水仙の写真を貼ってみます。

    野水仙見にやはらかき土踏んで    横井美音

    鵜の山の畦に水仙走り咲き      川口信子


      (☆NORIKO☆)(530450)



17.12.8 (4269)

<<いぶきネットの皆様       選句締切の知らせ>>

伊吹嶺HPが回復いたしました。皆さんよかったですね。感謝致します。
早速、選句に使えるのでしょうか?

 明後日12月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

 
厚い雲が垂れ込め冷たい風の吹くひです。例年に比べると早い
冬将軍のお出ましです。寒いですね。
  
 炬達には蜜柑がつきものですね。蜜柑と言えば芥川龍之介著の短編「蜜柑」を
思い出します。偶然乗り合わせた田舎少女の粗暴な写生から始まり、見送りの弟達に

汽車の窓から蜜柑を投げるシーンは、流石に夏目漱石の弟子ならではの隙のない
観察と余韻・・・感情の動きがこちらによく伝わってきます。

満州より(引揚げた佐世保)の海岸で初めて目にした蜜柑、髪はDDTの洗礼を受け
汚い少女の私が初めて口にした忘れられない蜜柑・・・

 今が、一ばん日差しの短い頃です。
コガラ・ヒガラ・が群れて来て、甲高く囀って行きます。
庭に拾う柏の落葉の大きさに・・・縦40センチ横25センチ、あまりの大きさに
娘と物差しで測ってみました。朴の葉に似て食べ物を包めそうです。
 

  
    冬の日や影を寄せ合ふ石仏    下里美恵子

    雪の夜やケトル鋭き笛を吹く    中野一灯
  
    蜜柑摘む昨夜の雫を拭ひつつ   伊藤範子

                               八尋 樹炎   
 
                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

  
主に私が HPにアップしているので 昨日、突然閲覧できなくなったときはびっくりしました。直ったようですのでおそるおそるのアップです。
 今日は12月8日。開戦日、ジョン・レノンの忌ですね。
明日は特に寒いようです。皆さまお気をつけてください!!胃腸に来ると辛いですから・・・、今少し調子が悪いです。
あたたかいものをこまめに摂取しています・・・(☆NORIKO☆)


17.12.6 (4268)
 今日も寒いようですね。昨日の天気図も混み合って冬型でした。
 4日、5日とと二日間で行われた将棋の竜王戦で、羽生棋聖が渡辺竜王からタイトルを奪取し、史上初、前人未到の永世七冠となりました。またタイトル獲得はこれで99期だそうです。誰も無しえなかった快挙を成し遂げたのに謙虚で、向上心を秘めた会見に 将棋が好きで好きで将棋の神様に愛された人なんだなあと思いました。今年、将棋界は、藤井四段の29連勝、
菅井新王位、中村新王座誕生をはじめとして、最後に羽生永世七冠という素晴らしい結果で終わりました。
 
 夜8時に家事の合間に、偶然NHKEテレをながら見をしました。
 Eテレでは北大路翼氏と句仲間をドキュメンタリー風に追いかけていました。今年一月の放送のアンコール放送だったことが分かりました。北大路氏は 歌舞伎町俳句一家「屍派」と名付けて活動しています。

 河原地副主宰の著著『平成秀句』の190頁に、北大路翼氏の俳句と評が載っています。北大路氏の句集『天使の涎』は2016年に「田中裕明賞」を受賞しています。以下は放送された北大路氏の俳句から

  ウーロンハイたった一人が愛せない  北大路 翼

  俺のやうだよ雪になりきれない雨は

  太陽にぶんなぐられてあつたけえ


 俳句の持つフィールドの広さとか 自在な発想が感じられた俳句でした。
最後の画面が綺麗だったので写真にとってみました。


 ★愛知支部新年俳句大会の選句は8日(金)に届くようにお願いします。到着に2日かかった地域の方は、今日投函していただけたらと思います。よろしくお願いいたします<m(__)m>。

       (☆NORIKO☆)(530091)

17.12.4 (4267)
今週は寒い一週間になりそうですね。皆さま風邪にご用心ください。
静岡支部長の磯田なつえさんから 「一番茶句会報」11月号を送っていただきました。

★.。.:*・°★.。.:*・°★
 先ずトップページに、中村たかさん執筆による「伊吹嶺20周年記念俳句大会記」がカラー写真入りで掲載されています。

<今年は花村富美子さんの新同人推挙、大石ひさをさんの90歳のお祝いがあるという、嬉しいバスの旅>と、始まり 記念大会の様子、静岡支部の方々の入選句を含めて、2頁近くで構成されています。

 また、「卒寿を迎えて」と題した大石ひさをさんの随想、大石さん所属の「瀬名笹百合句会」の方々から お祝いの句がありました。二句ずつ献上されていますが ここでは一句ずつ紹介させていただきます。

   菊晴や背筋正しき友卒寿    漆畑一枝
   卒寿とは思へぬ句友秋高し   大森弘子
   胸を張り九十回の秋迎ふ    片井克子
   卒寿なる足取り確か紅葉狩   前田一三
   健やかに目指すは白寿紅葉鍋  松本恵子


 続いて10の句会の句会報、

花村すま子さんの「私の一句」     薫風が鷗吹き上ぐ丘の街    
 トルコイスタンブールへ、初めて海外へ旅した折の随筆とともに掲載されていました。

 また、静岡支部の皆様の 県俳句協会でのご活躍も掲載されていたので紹介させていただきます。

🌸・🌸・おめでとう・🌸・🌸

中部吟行俳句大会(県俳句協会)11月12日開催

☆県俳句協会賞・堤信彦特選
   芒長き登呂の掛稲地に触るる    磯田なつえ

☆県文化協会長賞・吉村巴特選・金子徹特選
   稲架掛けて赤米の禾地を擦れり   中村 たか

☆優秀賞・太田依子特選・川崎文代特選
   稲架組んで富士を遠見の登呂田圃  磯田なつえ

☆剱持せつ子特選
   神渡しさやぎどほしの登呂の杜   坂本 操子

「こだま」には 関東支部の三井あきをさんが10月号から選んだ好きな句も掲載され、関東支部との交流が窺えます。
細部にわたって行き届いた会報で 記念大会記も掲載というスピード感があり、静岡支部の皆様の 気配りと団結力を感じました。


 なつえさ~ん 有難うございました♪.。.:*・°♪ 
 なお一番茶句会報11月号を詳しくご覧なりたい方は次の句会報(PDF)をクリックして下さい。
   一番茶句会報 29年11月号

名古屋グランパスJ1に復帰できてよかったです。写真は樹炎さんから送っていただきました。
                             
  (☆NORIKO☆)(529898)


17.12.3 夕 (4266)

 <<いぶきネットの皆様    投句締切のお知らせ>>

  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
早めにお送りくださるようにお願いいたします。


   
  いつの間にか季節も移ろい時雨が夕立のように過ぎてゆきます。

雨上がりの水溜りに木の葉が幾重にも散って、木々は冬支度を始めています。

山は霧がたちこめ、隙間から裾模様のように、里の紅葉が綺麗です。

今日、初の暖炉を焚き、ついでに(焼き藷)をオヤツに致しました。

日短の寒い日は湯豆腐やおでん・鍋物が欲しくなりますね。

塒に急ぐ雀は葦原や笹藪へ、山も枯野になれば静かに「山眠る」です。

皆さんの辺りは如何でしょうか、急な寒さにご注意下さい。


  
赤多き加賀友禅にしぐれ来る     細見綾子

  欣一亡し夕日まみれの師走富士   栗田やすし

  群鴉空へ吐き出し山眠る        坪野洋子

  硝子戸にうつる冬野の歪みたる   千田一路




 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


  暖炉のあるお家、羨ましいですね~  薪を燃やして作りだす「暖」 焼藷もさぞおいしかったことでしょう。

                  (☆NORIKO☆)(529829)



17.12.3 (4265)
 小学生の孫は、明日の名古屋グランパス(サッカー)の試合が気になっ
ているようです。明日の成績によっては<J1に昇格!>のようで・・・・
 ジュニア俳句には、なかなか耳を傾けてくれないのが、寂しいですが・・・ 
皆さ~ん 「伊吹嶺」では、ジュニア俳句を募集しています。担当の国枝
さんが 頑張っておられます。子供さん(お孫さん?)に、声掛けを是非!


★いぶきネット句会の仲間から、『俳句界』に栗田主宰の俳句や写真が
載っている!と、知らせが届きました。近くの書店では 見つけられなかっ
たことを言うと・・・・・ 何と! 12月号を送って下さいました。

 表紙を開くと・・・・・ カラー写真の渋くて素敵な主宰が! そして・・・・「座間味島」と題して
自選30句が載っています。 皆さ~~ん ご覧になりましたか?

                  木下闇弾痕しるき石の壁        

                 仏桑花咲きつぐ集団自決の地     

                 自決せし母子思えば蟬鳴けり

                                         以上3句 栗田やすし「座間味島」より

 ★2日には、句会仲間が企画・出演(写真中央)された、チャリティーコンサートに出掛けました。眼の不自由な少女(写真左)の、透き通るような声と頑張りに感動した 早めの <メリークリスマス!> でした。(孝子)



17.12.2 (4264)
 昨日皇室会議を経て、再来年の5月1日に改元と決まりました。
M T S H 以外のアルファベットは何かな?と考えたりしています。
我が家の朝刊のコラム欄に、

<「初暦知らぬ月日の美しく」師走が訪れるといつも思い出すのは、吉屋信子のこの句である。…(中略)…
「手のつかぬ月日ゆたかや初暦」。吉屋信子はこういう句も残している。…(後略)>


と、俳句を引用し、改元や歴史の節目に関する記事が載っていて、<未来を考える絶好の機会>と綴ってありました。
また、別の記事で<「先送り」から「先取り」へ>という見出しも目に飛び込んできました。

ふっと、「伊吹嶺」の未来を考え創刊20周年を機に主宰交代を決断された栗田先生の先見の明と重ね合わせています。

  人波のここに愉しや日記買ふ    中村汀女  『角川俳句大歳時記 冬』

  子どもらに真白き未来日記買ふ   星野高士       

 ロシアW杯の組み合わせ抽選が日本時間の深夜に行われました。ポット4の日本は最後まで残ってH組でした。
過去W杯優勝国のないグループで、比較的厳しいグループではない(相手国もそう思っている?)ようでした。勝ち残ってほしいですね。

冬紅葉の小枝に雨の雫が見えますか?樹炎さんから送っていただいた写真です。

              (☆NORIKO☆)(529668)


17.12.1 (4263)
 12月になりました。師走です。早いものですね。(と毎年言っているような・・・・)
「伊吹嶺」12月号が届きました。

芭蕉蛤塚忌全国俳句大会で受賞された平松公代さん、櫻井勝子さんの、連作20句が掲載されています。
平松さ~ん、櫻井さ~ん おめでとうございます!
櫻井幹郎さんも 俳句部門で入賞されています。ご夫婦でおめでとうございます!!

先日20周年記念大会で同人に推薦された8名の新同人の皆さんも紹介され、
一年を締めくくるのにふさわしい充実した一冊です。
 編集後記に編集部の皆さんが、創刊20周年記念号(1月号)に向けて
着々と準備を進めていることが分かりました。楽しみですね。

★HPのトピックスニュースに各種大会、月刊誌での入賞が載っています。
見出しの「トピックス」→「NEWS」から入ってご覧ください。


 樹炎さんのお庭の紅葉も終わりになっているそうです。冬らしい紅葉、黄葉素敵です。風情がありますね。

       (☆NORIKO☆)(529555)


17.11.30 (4262)
 おはようございます。
留守をしている間に 家の柊の花が咲いていました。南天や万両の実も赤くなっています。枯れていくものが多い中で、冬になると赤い実に温かみを感じますね。先日は、富有柿の輸出の話を知りました。店頭に蜜柑もならび
近所の農家に委ねた生家の蜜柑畑は 今年の生り具合はどうなのかな・・と思っているところです。

 昨日はミサイルの嫌なニュースが・・・国技の相撲でも不祥事でしたが、今年もあと一か月を残すのみとなりました。小学生の頃だったでしょうか「西向く士・・・二四六九十一」が一か月31日に満たない小の月と覚えたこと、誰から教わったかが記憶が定かではありません・・・。

 さて、愛知支部からのお願いです。今日 新年俳句大会出句一覧の発送作業があります。午後、郵便局に投函します。
ご投句された方は同封のハガキに御選句を締切までに届くようによろしくお願いいたします。

    蔓ひけば光動きぬ冬苺       梅田 葵    句集『月下美人』

    対岸はかなしき国よ霧深む     矢野 孝子   句集『線描』

    柊の花のましろき香と思ふ     片山 由美子   句集『香雨』

               (☆NORIKO☆)(529423)


17.11.28 (4261)

<<いぶきネットの皆様     投句・選句締切のお知らせ>>


 投句締切 12月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
選句締切 12月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。



 安土桃山時代の絵師・「長谷川等伯」の代表作( 松林図屏風)の鑑賞に
二日市の国立九州博物館へ出かけました。

等伯の生まれ育った能登の海浜には、今もこの絵のような松林が広がっており、
彼の脳裏に残った故郷の風景が情感豊かな水墨画の誕生なのでしょうか。

絵から漂ってくるのは、 「静寂」 感。そして、いつまでも鳴り響いている 「余韻」
先ず、余白の美しさ、俳句の切れ字に相当する 奥行の深さに感動致しました。

 雪催の大宰府天満宮の参道は(中国観光客)で埋めつくされ歓声が飛び交い
境内に横たわった牛(臥牛)の像がとても人気で、何度も入れ替わり、立ち代わり
記念写真に列が出来ていました。
梅枝餅の店も長い列が出来て大繁盛、その逞しさに半ば呆れて・・・

その昔、(唐の時代)日本はいろいろなことを中国から学びました。
ポルトガル人が日本に鉄砲を伝えた大航海時代までは・・・

   暗きより牛が貌出す花八手   下里恵美子

   丹精をその名にこめし菊花展   武岡東西

   はやばやとともる街磴冬めける  冨田直治


♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪八尋樹炎


 帰宅しました。樹炎さ~ん、いつもお知らせを有難うございます。孝子さん、落書 写真 沢山アップしていただき感謝!です。

  京都の金福寺の写真を貼ってみます。芭蕉が滞在した簡素な庵を蕪村が整備して芭蕉庵と名付けました。見晴らしの良い高台に蕪村と青木月斗などの墓がありました。

          (☆NORIKO☆)

17.11.27 (4260)
 今日の瀬戸市のお昼は16~18度!です。 まさに「小六月・小春日」でしょうね。
「小六月」は、陰暦10月の異称と辞書にあり、今日は陰暦10月10日です。 

 ★『俳句四季』12月号の<季語を詠む・樹氷>の頁に、選者の皆さんの句が載って
います。我らが「伊吹嶺」編集長の下里美恵子さんの俳句も!!

        青白き月かヽげたり樹氷林   下里美恵子


  『俳句四季』の<四季吟詠>応募用の綴じ込みハガキをお持ちの皆様!下里さんが選を担当される応募月は、来年1月です。 お忘れ無く!!


 ★いぶきネット句会11月の添削例をアップしました。担当の11名が頑張りました。
いぶきネット句会→添削例 から ご覧下さい。


 ★酔雪さんが 三河のお寺を<探訪>されました。
酔雪さ~ん いつも 有り難うございます。

善立寺

先日、「歴史ロマンで岡崎・三河を盛り上げる『岡崎歴史探求班』」
の方たちと善立寺にいってきました。善立寺は大光山と号し日蓮宗です。場所は、
名鉄東岡崎から北へ向かい、国道
1号線を渡ってモダン通りを約100m進んだ
右手にあります。岡崎市祐金町1丁目31番地です。

もとは安城にあり、創建は応仁元年(1467)で、今から550年前(室町時
代)になります。安祥城主であった松平四代親忠が創建し、深く信仰を寄せて
いました。

 その後、大永4年(1524)、松平七代清康(徳川家康の祖父)が安祥城から岡
崎城に移ると、天文元年(1532)に岡崎城内に解体移転しました。松平家は、戦
があるとよくこの善立寺で勝利を祈願したそうです


 松平八代広忠(徳川家康の父)より寺領を寄進されています。後年、家康は菅生
川で川遊びをしたとき、よくこの寺で休んだと伝えられています。寺には家康の弁
当箱が残っています。葵の紋が入った黒漆の円い円筒形でした。境内には、家康手植えの「臥竜梅」という古梅があります。

 三代将軍家光の時代の岡崎城主は水野忠善で、城下改造策により、善立寺は
現在の地に解体移転しました。太平洋戦争の戦火も免れて現在に至ります。
ですから、柱、天井など当時のままです。その戦火について、住職から面白い
話を聞きました。それは住職のお父様の話しでした。「もうだめかと思った。
南は川で、東からも戦火、西からも戦火、北からも戦火が迫ってきた。一心不
乱に御仏に祈ったら、奇跡が起こり戦火は収まった。この辺りの一角だけが焼
け残った。わしの祈りが御仏に通じた。」といつも自慢していたそうです。

しかし、550年も経てば老朽化します。そこで現在の住職が寺を立て直
そうと、安城にある建築会社に依頼しました。そして、その建築会社から調
査員が来て、いろいろ調べて行ったそうです。以下は、その調査員の方から
直接お聞きしたことです。
 「不思議な話ですがね。わたしが務めている建築会社は、善立寺が安城に
あったときのすぐ近所なんですよ。わたしは、歴史が好きで、特に神社仏閣
を専門に調べて発表しています。わたしは、善立寺の堂内の造りを見て、す
ぐに住職に取り壊すのは止めなさいと言いました。

 左脇陣格天井の家紋は、松平四代親忠の重臣たちの家紋です。右脇陣格天
井の幾何学模様は類を見ません。今後の調査が必要です。本堂内陣格天井は
菊のご紋です。明治時代に寺院での使用を禁じられ、潰されたはずなのに残
っているのです。

 梁や斗栱の彩色された模様も珍しいです。柱の本数も多く創建当時を表し
ています。今まで調査が入らなかったのが不思議なぐらいです。」なぜ調査
が行われなかったのかを住職にお聞きすると、「うちの寺は、戦火で焼けた
ことになっていたんです。市史にそう書かれていたんですね。しかし、これ
も仏縁ですね。安城の善立寺跡の近くの建築会社、お寺に詳しい調査員の方、
仏縁です。」とのこと。               (
29.11.23 新井酔雪)

 写真の一番上は 樹炎さんから送られてきた干し大根。  その下は、酔雪さんからで、勅使玄関、岡崎城主しか入れなかった玄関です。  3番目は、山門、岡崎城二の丸の門です。明治政府の廃城令のとき住職が拝領。  4番目は本堂。   5番目は幾何学格天井。   6番目は、本堂内陣格天井、明治時代、寺での菊のご紋の使用は禁じられたとか。   一番下の写真は、松平親忠の重臣たちの家紋です。 (孝子)



17.11.26 (4259)
  細い月が冴え冴えとして・・・本格的な冬になりました。
寒さやインフルエンザに負けないで、皆さん元気に吟行をされて
います。
 横井一夫さんから写真を添えてお便りが届きました。
横井さ~~~ん いつも(隔月)有り難うございます。(孝子)

 朝日カルチャ-センタ-の俳句教室(都合ナルミさん指導)
の有志で
本日、恒例の吟行にいってきました。今回は名古
屋の城下町の丸の内界隈(中区)です。


 タモリのブラタモリ(NHK放送)で話題になりました碁
盤の目の
町並みを歩きました。冬晴れのなか、12人が参加。
 まず横井也有の屋敷跡の句碑を見学。

        闇の香を手折れば白し梅の花

 続いて東照宮、那古野神社を参拝。厄除けの銀杏が美しく色づいていました。本町通りを南へ行き、桜天神(桜通りのいわれ)そして袋町の福生院を参拝。福生院は歓喜天(お聖天)で名高く、メンバ-の紘和さんの計らいで本堂内を参拝することができました。

 
句会は伏見駅近くの短歌会館で実施。おりからほかにも句会がふたつ(天為俳句会など)あり、俳句の人気がうかがえます。句会後、人気の天ぷら料理店(千力)で食事。楽しい吟行となりました。写真添付します。
                                          (横井一夫)



 樹炎さんからもお便りをいただきました。蟹の写真が美味しそうです。

             松葉蟹

  娘夫婦に誘われて、初めてのキャンピングカーの旅にでました。
(ただし私は2泊) 行先は、境港まで(松葉蟹食べ)・・・ひた走ること
8時間 宍道湖の夕日に間にあいました。
 糸島から広島に出て松江道を錦秋の山峡へ、、「童謡の子狐」を口ずさ
みながら(動物に注意)の立て札に心弾ませて・・・

       こぎつねコンコン やまのなか やまのなか
        くさのみつぶして おけしょうしたり
        もみじのかんざし つげのくし

        こぎつねコンコン ふゆのやま ふゆのやま
        かれはのきものじゃ ぬうにもぬえず
        きれいなもようの はなもなし

 いよいよ 暦も残り少なくなりました。今年も大きな水害や異常気象に悩みましたね。皆さんの辺りは如何でしょうか。娘夫婦はまだ旅の途中です・・・

      白樺の冬木となりし白さかな    日下部久仁子

      猪の掘りたる穴へ散黄葉      田村愛子

      大皿を逃げ出しさうなずわい蟹   八尋樹炎

                下の写真三枚は、樹炎さんからいただきました。(孝子)

17.11.24 (4258)
 今日は一段と寒いようです。皆さまお気を付け下さい。

 米国やカナダでは感謝祭があります。
ニュース情報では米国は11月の第4月曜日(カナダは10月の第2月曜日)

 始まりは1620年に渡った清教徒が大勢亡くなったのですが、インディアンに助けられて、翌年秋に多くの収穫を得たことを感謝し、インディアンを招いて会食、その時にインディアンが持ってきたのが七面鳥や南瓜だそうで、料理の定番となりました(『角川俳句大歳時記冬』より引用) 関係者の方々は準備に忙しいでしょうね。   出かける前の落書でした。

  雉子郎の短冊も売り感謝祭    榎本武次郎  『角川大歳時記冬』

  火掻棒まつ赤に焼けて感謝祭   陽美保子        


                    (☆NORIKO☆)



17.11.23 (4257)
 朝晩暖をとっています。すっかり冬ですね。
 

11月11日に「第十三回芭蕉顕彰名古屋俳句祭」が行われ、伊吹嶺の方々がとても良い成績を収められました。
角田さ~ん 大会賞 良かったですね!!おめでとうございます。
蕉風発祥の地の記念碑と 名古屋三俳人句碑の写真を偶然持っていました。名古屋テレビ塔の近くにあります。

≪事前句≫
★小澤實入選 
    
 
虫干や黒くすすけし蓮如の書    鈴木久子

≪当日句≫
★大会賞  

 蕉風碑花押のごとく黄葉置く   角田勝代

★栗田やすし特選

 降りしきる落葉が囃す蕉風碑   加藤ゆうや

★石井いさお特選・栗田やすし入選・齋藤朗笛入選
 
 蕉風碑花押のごとく黄葉置く   角田勝代

★若原康行 入選
 
 ガス燈に鳩来て遊ぶ翁の忌    野瀬 ひろ
 
 

★11月のHP句会の結果が発表されました。今月の最高得点者は、暁孝さん(三重県)でした。おめでとうございます!

 最近夫が「新嘗祭」のあとに新米を食すものだというので 「新嘗祭」の句があるかなとと思ったところ、私が持っている歳時記に説明は載っていますが 例句がありませんでした。新嘗祭は1948年勤労感謝の日として祝日になりました。そんなこともこの歳になって知って、知ることは嬉しい事でもあります。
 
 我が家は親戚の玄米がまだ残っていると聞いたのでそれを食べています。新米は既に袋詰め出来たようですが、今ある分を食べないと新米は食べられません。特別高級ブランドのお米でなくても 炊きたてのご飯は いつも美味しいなと思います。
 伯母は出産間近でも稲刈をしていたと話してくれたことを思い出しました。

   飯粒の甘し勤労感謝の日    うまきいつこ  『角川俳句大歳時記冬』より

   履歴書を買ひに勤労感謝の日  篠崎 央子
     同上

 明日から留守をしますので、しばらく私の落書はお休みさせていただきます。よろしくお願いします。

        (☆NORIKO☆)

17.11.21 夜 (4256)
 今日は愛知同人句会でした。土曜日に全国大会が終わった直後の句会でしたが、大勢の参加でした。


 句会の前に、栗田主宰からは「来年からは新主宰を盛り上げ各自頑張ってほしい」と挨拶があり、丹羽同人会長から 20周年大会に大勢の来賓と参加の皆さんのおかげで、和やかな良い大会だったことへのお礼の言葉と、これからも影になり日向になり、新しい伊吹嶺を支えていただきたいと挨拶がありました。

 記念事業の幹事藤田岳人さん(所用の為お休み)のお礼の言葉を 武田稜子さんが代読されました。
 20年記念事業は 第二句碑建立、合同句集『伊吹嶺Ⅱ』の発行と、先日の記念俳句大会が主な事業ですが、そのため、基金をいただいた皆様へ、また それぞれの事業にに携わり、ご尽力してくださった皆さまへのお礼の言葉がありました。

 句会では新同人から今日は3名の方が参加され、それぞれ名乗りを上げられて、良いスタートを切られました。

18日の大会では、沖縄のイッペー句会の皆さんから、泡盛の差入れがありました。今日はその泡盛や、記念大会を詠んだ句もありました。

 18日に配布された『合同句集Ⅱ』の写真です。 手ざわりの良い布張りで、布の種類は私は分りませんが、何か芭蕉布の色のように思いました。句集名が金色で 表紙のセンスも良いとっても素敵な一冊です。皆さまの自信作や思い入れのある句が載っていると思います。これからじっくり読んでいくのが楽しみな一冊になりました。   (☆NORIKO☆)(528288)

17.11.20 (4255)
 20周年記念大会の様子を、国枝部長さんや、「落書」担当の範
子さんが、即!アップして下さいました。(感謝!)

 まだ 記念大会の余韻に浸っています。
主宰や河原地さんのご挨拶を、時々うるっ!としながら聞きました。
講師の今瀬先生のお話も、飄飄とした感じの中にも、深い内容で
した。「俳句は直感で詠む! 少々下手な句でも、真実があれば、
よい!」等々・・・・ 心に残るお話しでした。

 範子さんも書いておられますが・・・・何より嬉しかったのは、能村
研三先生に、毎日のように動いている 「伊吹嶺」のホームページを
褒めていただいたことです。

 長野県の立科にお住まいの高橋さんは・・・家に戻られたのが夜中
であった事。 途中の和田峠は雪であった事など・・メールをいただきました。

 次の日、関東のお客様が 瀬戸へ御出下さいましたので、ご案内
させていただきました。皆さん お疲れ(?)のところ、陶土採掘場や
窯場、陶磁器資料館等を 楽しく(?)歩いて下さいました。
 出版社の方々とご一緒する機会!!をいただいて、チョット嬉しい
1日でした。(孝子)

 上の 写真は、左から『俳句』編集長の白井さん、KADOKAWAの石井さん、
『俳句四季』編集長の平井さん、主宰・副主宰です。



17.11.19夜 (4254) 20周年記念俳句大会
 こんばんは。今朝早々と範子さんに伊吹嶺20周年記念俳句大会の速報を出して頂きましたが、深夜になって、大会模様をトピックスにアップしました。大会記は長崎眞由美さんに書いて頂きました。何とも早く書いて貰ったものです。
 詳しい大会模様はトピックスを参照して下さい。
 写真は出来るだけ多く載せました。各テーブルを回って撮った写真がもっとあるのですが、それぞれの写真をトリミングなどの加工するのに時間がかかりました。どうも私が写真を撮る時はカメラを若干傾ける癖があるようで、1枚1枚水平調整を行うにも時間がかかったり、余計な空間を削除するトリミングにも時間がかかりました。果たして満足のいくトピックスになったかどうか。
 大会模様は【こちら】か右の写真をクリックして下さい。またトップページのトピックスのところをクリックして頂いても結構です。これで一段落しました。
 右の写真は大会後のロビーでの一コマ。というのも俳句大会での栗田主宰の特選を範子さんが取られました。しかし大会の写真では範子さんの写真をうまく撮れませんでした。お詫びにここに範子さんの写真を載せます。(隆生) 
(527984)


17.11.19 (4253)
 
おはようございます。待ちに待った伊吹嶺20周年記念俳句大会が 昨日ヒルトンホテルに於いて開催されました。
記念大会は 第一部 総会は内田陽子さんの司会で、大会実行委員長丹羽康碩さんの開会の言葉、栗田主宰の挨拶、各支部長紹介、議題審議に続き 

★二十周年記念賞俳句の部(久野和子さん「冬菜畑」)表彰

★文章の部(矢野孝子さん「『奈良百句』を携えて」、
       関根切子さん「運河の記憶」)の表彰 

★受賞の三名を代表して 矢野孝子さんの挨拶

★新人賞(橋本淳さん)
 秀句賞(十六夜のにはとり丸く眠りけり  遠藤明世さん)の表彰

★新同人の発表 新井酔雪さん 今里健治さん 工藤ナツ子さん 櫻井勝子さん 田嶋紅白さん 西村信子さん 橋本淳さん 花村富美子さん

★伊吹嶺二十周年功労者への花束贈呈

★句集出版(矢野孝子さん、中川幸子さん 岡野敦子さん)のお祝い、卒寿の方のお祝い


そしてそして

★来年1月より栗田主宰は顧問となられ、河原地副主宰が主宰を継がれるとの発表がありました!!

★栗田主宰へも花束贈呈があり、丹羽委員長が 「せつ子さんもご一緒に!」とマイクへ走り寄り、
登壇された主宰の隣にせつ子さんが並ばれて、栗田主宰へ贈られた花束はせつ子さんに手渡され、万雷の拍手が沸き上がりました。


 俳句大会は、大島知津さんの進行により 栗田主宰、河原地副主宰、19名の同人の選句の披講がありました。
 主宰の特選は・・・何と私で (大会での特選は初めてのことでびっくりするほど嬉しく思いました)副主宰の特選は 沢田充子さんでした。

  
栗田主宰特選    千切れ飛ぶ雲の白さよ子規忌来る   伊藤範子

  河原地副主宰特選  晩学の夫に試験や秋暑し       沢田充子

 

★記念講演会は  「対岸」・主宰・俳人協会副会長の 今瀬剛一先生より 「芭蕉と現代俳句」と題してご講演をいただきました。ユーモアを交えたお話の中に、俳句と向き合う姿勢の大切さをあらためて教えて頂いた思いです。

 そして祝賀記念会。司会は 荒川英之さんと 関根切子さん。若くフレッシュなお二人の司会で ご来賓の紹介があり、次に椙山女学園大学の学生さんによる懐かしい日本の歌ライブ演奏があり 私達も一緒に「紅葉」「冬景色」の歌を歌いました。

続いて「主宰挨拶」「次期主宰挨拶」「来賓祝辞Ⅰ」乾杯「来賓祝辞Ⅱ」「祝電披露」祝電はネット句会の樹炎さんからもいただきました。有難うございます!!そして「来賓祝辞Ⅲ」と続き、美味しいお料理をいただきながら、楽しい時間は早く過ぎていきお開きとなりました。


 大会後、ネット部では記念賞の孝子さんネット句会の新同人のみなさん ご参加の方、長年ネット部を支えて下さった方と記念撮影をして 雨の上がった家路につきました。

 朝五時に出発、貸し切りバスで往復の 静岡支部の皆さま 遠路新幹線でお越しの方、中央線で長野からお越しの奥山さん高橋さん、皆さま~~無事に帰宅されましたか?


 来賓祝辞の中で嬉しかった事は、「ホームページのある結社やネット句会を行っている結社はたくさんあるが、伊吹嶺のホームページには手作りのあたたかさが伝わってくる」というお話でした。
これは 20年 ネットに関わって来られた皆さん全てへの お褒めのお言葉とうけとめて、あらためて身の引き締まる思いがいたしました。

 私の写真はカメラと腕前が今一つなので このくらいしか今日はアップできませんが、国枝さん、一紀さんが良い写真を撮ってくださっていますので、後日トピックスを楽しみにお待ちくださいね。

 (☆NORIKO☆)(527822)



17.11.17 (4252)
★15.16日の両日は、チャットによるいぶきネット句会合評会でした。25名以上の参加で会員さんも積極的に発言してくださり、有意義な時間でした。

★いよいよ明日、「伊吹嶺」20周年記念大会です。栗田主宰が20年私たちをけん引し、育てて「伊吹嶺」を大きくしてくださいました。
今年は 第二句碑も建立され 合同句集も発行されます。

委員会が発足してから、係の方々長い時間をかけて準備を有難うございました。

大会でご遠方の皆さまとも 再会できることを楽しみにしています。

(☆NORIKO☆)

17.11.15 (4251)
 ピンチヒッターの矢野です。 
14日には、国枝部長さんが、私の句集を 話題に採り上げて下さいました。写真は
「くれぐれも 小さめに」とお願いしましたが・・・・
いろいろ褒めて書いていただいて、感謝 感謝です。

 最近 気に入っている本があります。短歌を学んでいる友人が愛読していました
ので、早速購入してみました。 今野寿美著『歌ことば100』
(本阿弥書店)です。
 短歌の中で使われて来た言葉について、いろいろな角度から書いておられます。
有名な歌人の歌も載っていて 分かり易い内容です。今では死語に等しいが、歌人
たちが大切に使っておられる言葉。 例えば「あうら」「うから」「くちなは」「はつか」「にはたづみ」等々100語です。 

 俳句でも、気軽に使うことがありますが、その言葉の深い意味を知っていているの
は、思いも違ってくるかもしれません。


  雨そヽぐ桜の陰のにはたづみよどむ花あり流るヽ花あり     正岡子規 
                                             
『竹の里歌』 明治37年

  花冷えのやうな青さのスカートでにはたづみ踏むけふの中庭  澤村斉美 
                                            
 『夏鴉』 平成20年


  ★15日・16日は、いぶきネット句会の合評会です。
  
 夜の9時に チャットルームへ 集まって下さい。 お忘れ無く!!


                
上の写真は、樹炎さんが送って下さいました。 下の写真は、正倉院展の茶席での案内嬢(?)です。(孝子)

17.11.14 (4250)  矢野孝子第2句集『線描』
 この度、ネット仲間の矢野孝子さんの第2句集『線描』が上梓されました。
 孝子さん、おめでとうございます。

 まだこの句集を熟読していませんが、一読しますと、既に出くわした句ばかりなのですが、改めて1冊の句集として読みますと、孝子さんの俳句に対する態度がよく見えてきます。まさに即物具象に忠実と言ってよいのではないでしょうか。
 長年「風」主宰沢木欣一先生に鍛え抜かれた俳句の骨格が第2句集にも息づいています。表現に類型感がなく、深い写生に基づいています。
  
 栗田主宰の序文にも書かれていますが、伊吹嶺賞受賞後には身辺詠が多く見られますが、「心の裡に何らかの変化が生じた。」と述べられていますが、それまで培ってきた写生の独自性に変わりはありませんが、今後も期待したいと思います。

 そして句集表紙にも孝子さんのこだわりが見えます。この表紙の色は何色でしょうか。私は紅花色の上品で、落ち着いた色に惹かれました。孝子さんは角川書店に「
朱でもなく、臙脂でもない、その中間の赤」と依頼されたそうです。
 私の感想はこのくらいにして、【こちら】に句集紹介を行いました。【こちら】あるいは句集表紙絵をクリックして下さい。

 句集紹介に句集申し込みが書いてあります。皆さんのご購入をお待ちしています。(隆生) 
(527255)



17.11.13 (4249)
 樹炎さんから 合評会の案内と、20周年記念大会の盛会祈念のことばをいただきました。有難うございます!

<<いぶきネットの皆様    会評会のお知らせ>>


 合評会はいつものように、15日(水)・16日(木)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


 
15日は「七五三」ですね。男の子は初めて袴を着ける儀式、
女の子も  初めて幅広い帯を締める儀式、・・・ ほほえましく華やぐ光景です。

 ひんやりとした秋の一日、ひとしきり風が吹き渡り やがて時雨・・・
晩秋から初冬にかけて、局地的な通り雨ですね。農家の軒に懸大根が
目立って来ました。山里では「猟解禁」も近づいています。

    いよいよ「伊吹嶺」二十周年記念大会が間近になりました。
次世代へ大きく飛翔する「伊吹嶺」真におめでとうございます。
共に学んだことを誇りに思います。出席出来ず残念でなりません。
素晴らしい大会でありますように、お祈り致します。


    祝着の子と祓はるる七五三    松永敏枝

    しぐるるや紙灯瞬く妻籠宿    石川紀子

    家護るごとく大根干されけり   渡辺慢房

    猟銃音歩む腓に響きたり     山口誓子 



       八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


(☆NORIKO☆)では少し留守をします。よろしく<m(__)m>


17.11.12 (4248)

★昨日いぶきネット句会選句一覧が配信されました。係の皆さま有難うございました!

★20周年記念大会も近づいてきました。急に寒くなりましたので、風邪などひかれませんように!

  八方に水鳴る里や柚子熟るる    巽 恵津子

  路地裏に小さき海見ゆ柚子は黄に   佐々木美代子



鬼柚子を、初めていただきました。とりあえず飾っています。
明日から少し留守をします。必要な事は孝子さんに書いていただきますので、よろしくお願いします。(☆NORIKO☆)


17.11.8 (4247)
 あたたかい好天のあとは雨ですね。これから暖房やコートを出す時期になりました。
各地の紅葉は今年はどうでしょうか。
徒歩さんから京都句会のレポートをいただきました。有り難うございます!


今日は京都句会でした。
京都御苑の京都迎賓館一般公開に合わせ御苑内の拾翠亭で句会を行いました。
迎賓館では贅を尽くした調度や庭に圧倒されました。
拾翠亭は五摂家のひとつ九條家の数寄屋造りの建物であります。
立冬とはいえ、母屋の障子を庭園に向けて開け放し、
亀虫が飛び込んでくるというハプニングもありましたが、贅沢な環境の句会でした。


今日の吟行句

廊橋のかたへ色どる石蕗の花   惠光  
彩鯉にたやすく翳る冬の水    俊雄
立冬の座に池の鯉跳ぬる音    悦枝
わが背にも秋の蝶にも日の温み  英武

         松井徒歩


 私も参加させていただきました。御所内を自転車で通り抜ける人もいて
広くて気持ちのいい場所でした。見どころはたくさんあります。
蛤御門の弾痕跡も見ました。

   (☆NORIKO☆)


17.11.7(4246)

<<いぶきネットの皆様       選句締切のお知らせ>>


 11月10日(金曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 今日から立冬です。(冬来る)(冬に入る)(今朝の冬)など、日差しが弱まり
まだ晩秋を引きずっています。田の畔には早くも麦蒔く準備の肥料が
積み上げられて、農家の木守柿が青空に吸い込まれそうです。

 初冬の花は、山茶花ですね。いつの間に咲き始め、気が付くと咲き
こぼれて、雀が山茶花の茂みにもぐり可愛い顔をのぞかせています。

日曜日、小学校のバザーに出かけました。校門前の並木(栴檀の実)が
青々と実っています。【栴檀は双葉より芳し】ふと、こんな言葉が思い出されました。
古いですね・・・昔は学校によく植えられていました。以下の意味です。

〔栴檀 は発芽したばかりの二葉の頃から早くも香気を放つ意〕
俊才は子供のときからすぐれていることのたとえ。・・・


   師と並び反故焚きし庭冬に入る   栗田やすし

   立冬の薪割る音の響きけり     加藤けい子

   山茶花のこぼれし庭に陶の屑    神谷洋子

   師の逝きし空せんだんの実鳴れり  若山智子

 八尋 樹炎 ♪.。.:*・°♪


(☆NORIKO☆)



17.11.6(4245)

 
ようやく良いお天気が続いているようです。爽やかな秋晴れは嬉しいですね。
樹炎さんから ポップな写真を送っていただきました。


 
「インターナショナルバルーンフェスタ」

  佐賀市嘉瀬川河川敷で11月1日~5日迄行われています。 

佐賀の秋を代表するイベントで、毎年90 万人を超える人が訪れるアジア
最大級の熱気球国際フェスティバル! です。 

娘夫婦が早朝撮った写真が綺麗です。ご笑覧下さい。


    八尋 樹炎 ♪.。.:*・°♪

水面に映った気球 綺麗ですね~♪

  秋高し綱は気球をつなぎとめ     菅裸馬

  地平線見ゆる蘇州や秋高し   武藤光晴

  口漱ぐ氷河の水や天高し    伊藤旅遊


 今年の立冬の日付は 11月7日 明日です。
期間としての「立冬」があるということで 次の24節気「小雪」までの15日間だそうです。

   (☆NORIKO☆)(526309)



17.11.4 (4244)

 磯田なつえさんから 静岡支部の「一番茶句会報」を送っていただきました。
台風続きでしたが 富士山がよく見えているそうです。
 一番茶編集部の手作りになって4回目だそうです。
原稿から全て編集部を通して纏められた充実した句会報です。


  ★.。.:*・°★.。.:*・°★

 
一ページ目に坂本操子さんの「教えて学ぶ」と題した文章がありましたが
とても共感し学ばせていただきました。俳句に限らず何であっても 教えるの立場の人は、まず自分が学ばなくてはなりません。そうして教えたことからまた学び、教える方も学ぶ方も力が身についていく・・・あらゆることに通じますね。

 また、さすが静岡ですので 富士山と俳句の話題も楽しく読ませていただきました。
「富士山を詠み込む」と題したコーナーから

  秋気澄む富士一望のロダン館    新川晴美

 とても行ってみたい!! という気持ちになりました。

 20周年記念大会へ向けて、貸し切りバスの手配や、静岡新年俳句大会の案内も、詳しく載せてあり、皆さんへ間違いのないように行き届いた配慮がなされていました。

 皆さま記念大会では 静岡の新同人花村冨美子さんへも 大きな拍手を送りましょう!!

       
                      (☆NORIKO☆)   ★.。.:*・°★.。.:*・°★

     

  
昨日可愛い風船の写真を写しました。 花村さんおめでとうございますの気持ちです。 
                                                      (526118)


17.11.3 (4243)

<<いぶきネットの皆様      投句締切のお知らせ>>

明後日5日午後9時投句の締切りです。 
早めにお送りくださるようにお願いいたします。


 今日は11月3日文化の日です。
なぜか文化の日は晴れの確率が高いですね。

 晩秋を彩る花といえば、菊の花ですね。菊の香に包まれた
大昔、私の結婚式を思い出しています。もちろん!菊日和でした。


 そろそろ落葉樹が色付きはじめますね。
柿や銀杏の紅葉が身近ですが、寒暖の差が激しい時期になると
野山の(雑木紅葉)が眺められ紅葉狩りが楽しみです。

 庭にコガラ・ヒガラなどが群れて来ます。鵙の高鳴きを聞きながら冬支度の
薪を積み上げています。

  肥前名護屋城跡・ 秀吉の朝鮮出兵港近くの宿に婚60年を祝いました。
折しも玄海に浮かぶ月は「十三夜」宿の大窓に昇る名残の月・・・

    
   草の種つけて文化の日を歩む   土田春秋

   怒涛鳴る崖の上なる薄紅葉     小池萩女

   赤門のうちそと銀杏黄葉散る    上野重喜

   十三夜その名やさしく夜更けたり  細見綾子


       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .


樹炎さま ご結婚60年おめでとうございます!
旅先で美しい月を見上げて感慨も一入と思います。お庭の黄葉も綺麗ですね。
これからも素敵な写真を送ってくださ~い!!

           (☆NORIKO☆)



17.11.1 (4242)
 
いよいよ11月になりましたね。「伊吹嶺」11月号が届きました。イシグロ高速印刷様、編集、校正の皆さま有難うございます!

俳人協会発行の 脚註名句シリーズ『細見綾子集』の予約受付の案内が載っています。みなさんふるってお申込みください。

矢野孝子さんの句集『線描』も近く刊行予定です。楽しみですね♪.。.:*・°♪

「東西南北」では外部の大会での伊吹嶺の皆さんの活躍が満載です。

  我が家の隅に梔子が赤く色づき始めました。年末、きんとんに活躍しそうです。

   梔子の実にうつすらと日暮かな   小川信國


    (☆NORIKO☆)(525795)


17.10.31(4241)
  二十周年記念俳句大会が近づいて来ました。(11月18日) 大会担当の皆さんは
忙しくされています。
 午前中は同人総会、
午後は記念俳句大会・講演会・祝賀会と続きます。 同人総会
と大会は会場(ホテル)も異なり・・・移動があります。ご出席の皆さんお間違いの無い
ように! そして・・・風邪を引かないように! 


★角川『俳句』11月号をご覧になりましたか ?
<俳句12句>のページに、河原地副主宰の作品12句が2ページにわたりが載っています。(孝子)

            手のくぼに蠅虎が死んだふり     河原地英武



17.10.30(4240)
 
 明後日で11月と思うと一年は早いですね。
週末は二週連続で台風の影響で風雨が激しかったですがこれも地球環境の変化から起こるのでしょうか。

★いぶきネット句会報が配信されました。よもやま通信では、宇和島の会員さんから「芭蕉の生母は伊予の生まれ」ということ、広島の山ガールさんからは、「三瓶山と島根の国引き神話の舞台」について文章を寄せていただき 読み応えがありました。

樹炎さんから送っていただいた写真です。 杜鵑草、酔芙蓉、烏瓜です。

 
   杜鵑草その紫の絞りかな      中川幸子

   酔芙蓉酔ひ極まりて落ちにけり   坪野洋子

 
  うどん屋の衝立に吊る烏瓜     田畑 龍  

      (☆NORIKO☆)


  

17.10.29(4239)
 
いぶきネットの皆様       投句・選句・締切のお知らせ

 
投句締切 11月1日(水曜日)から5日日曜日)午後9時締切

選句締切11月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 三日続きの秋晴れです。朝の空気を大きく吸い込んで、洗濯物を干しながら、

揺れる草の間から赤い実を発見!(サンキライの実)や(ガマズミの実)

(野茨の実)・・・秋の野山に散りばめられた宝石のようです。鳥達が啄ばんで

くれるように、ルビーや珊瑚、ガーネット色に装うのでしょうか。

(ガマズミの実)は昔から山村の暮らしと結びついて「スミ」は「すり染め」の

ことで、(実)で着物を染めたり、(茎)は、雪国でお馴染みの(カンジキ)の材料にも使われ

ていたそうです。無駄のない暮らしです。反省したくなりますね。

又台風が接近しています。 マア~~今朝はもう小雨が降り出しました。


   がまずみや血がさらさらになる薬   長沢寛一

   懸命に赤くならむと茨の実       右城暮石

   茨の実まるき石置く海女の墓     綿谷たか

   台風過青き落葉の匂ひけり      桑島正樹


☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜

 写真は上から サンキライの実、ガマズミの実、草苺だそうです。いずれも樹炎さんの
お庭のものです。赤い実をみつけると そろそろ冬なんだなあと思いますね!


 国枝さん 中川幸子さんの句集『星月夜』ご紹介有難うございました。お手伝いの甲斐もあり 素晴らしい句集になり良かったですね。

       (☆NORIKO☆)(525432)



17.10.27 (4238)  中川幸子第2句集『星月夜』
 今月、伊吹嶺同人の中川幸子さんが第2句集『星月夜』を上梓されました。おめでとうございます。
 遅くなりましたが、句集の紹介をしたいと思います。
 中川さんは私たちの大先輩で、既に平成12年に第1句集『五月野』を出されています。ということは17年ぶりに第2句集を出されたということです。
 私も同じ名古屋句会で勉強していたためでしょうか、第2句集を出されるに当たって、句稿起こしからお手伝いをしました。平成12年以降の「風」「伊吹嶺」「雉」に入選された句数はおよそ1200句でした。その句稿起こしから始めて、
栗田主宰の選を経て、500句が句集に収められています。1ページに3句掲載するという充実した句集です。
 以下栗田主宰の序文を中心に句集紹介したいと思います。

 
  母の声聞こゆるごとし星月夜   平成28年

 この句は、本句集の題名となった句である。幸子さんのお母さんが亡くなられたのは平成16年であるから、それから12年後に詠まれた作品である。澄みきった夜空に輝く星を仰いで亡き母を思えば、なつかしい母の声が聞こえるようだという母恋の佳吟である。

 幸子さんにはお母さんを詠んだ句が多い。それは故郷(高岡)への思いへと重なってゆく。

   ふるさとを話す母なり柿日和

   ふるさとの鱈の白子の甘さかな

   ふるさとや身に入む越中おわら節


 本句集の底に流れているのものは、母につながる故郷への強い思いであり、亡き母をはじめ、亡き師を詠んだ句の多いのも、同じ流れに沿ったものといえよう。さらにそれは日常吟であっても同じで、個々の対象へ向けられる目は優しく、自ずと幸子さんの穏やかな人柄の滲む作品となっている。

             (以上栗田主宰・序より抜粋)

 以下は中川さん自選12句のうち、既出の2句を除いたものです。

  
 その上の日輪錆びし芒原

   ひとひらもこぼさずに満ち夕桜

   二人の師偲ぶ篠笛夕しぐれ

   羅を着て端然と刀鍛冶

   いのちあるやうに弾みて春の水

   満月へ近づく宇宙ステーション

   行く水に桜散りつぐ梅若忌

   高遠や遠雪嶺へ桜濃し

   年重ね二人蕗味噌あれば足る

   うす紅のやさしきものに花ゆすら

         (以上帯封自選12句より)

 なお自選句のうち「満月へ近づく宇宙ステーション」は二男さんがJAXAに勤務中宇宙ステーションの地上支援を行っていたそうです。それにちなんだ句です。

 また『星月夜』をご購入希望の方は直接作者へ郵便で申し込んで下さい。

   〒456-0053  名古屋市熱田区一番1-17-5  アーバンドエル白鳥公園106
     中川幸子 宛

 皆さんのお申し込みをお待ちしております。(隆生) 
(525292)


17.10.26 午後 (4237)
★今月のHP俳句会の選句結果を 慢房さんにアップしていただきました。選評もあわせてお読みください。今月の最高得点者は、同点が三名ですので、最多入選賞は残念ですが無しとさせていただきます。また、来月のご投句をお待ちしています。

樹炎さんから、お手製の器に盛ったあけびの実(ときわあけび)の写真も送っていただきました。


 水ひびく丸子の宿の熟れ通草    矢野 愛乃

 顔埋めて大き通草の実を舐むる   栗田やすし




    (☆NORIKO☆)



17.10.26 (4236) 
ひと雨ごとに花水木の紅葉が濃くなってきました。来年の花芽はどのくらいつくかな・・と見上げています。

★孝子さんに いぶきネット句会の「添削例」をアップして頂きました。
12人が頑張りました。ご参考になれば幸いです。

「いぶきネット句会」の見出しをクリックして「添削例」へお入りください。

写真は樹炎さんからいただいたものです。

樹炎さんのお庭のもので 「郁子(むべ)」です。
卵円形で ほとんど、種ばかりですが、ほろ甘い自然の味だそうです。

 郁子の実の夕焼色や掌にぬくし   井沢 陽子

 珈琲の香るアトリエ郁子熟るる   佐々木美代子


    (☆NORIKO☆)(525105)



17.10.25 (4235)
台風は去っても晴れ間は束の間、今日も雨で、今年の秋は不順な天候ですね。
ニュースで見ても台風の被害の大きさがうかがわれます。次の台風も発生しているようで、、、
上陸しないように祈るばかりです。 

 哲半さんから 彦根城の写真を送っていただきました。有難うございます!!


 
今日は用事で彦根へ行っていたのですが、向かう湖岸道路では、台風の影響で
松が根こそぎ倒れているものや、幹から折れているものが30本はあったと思います。

 写真は、彦根城近くの佐和山から撮ったものですが、国宝に指定されている櫓の漆喰が大きく剥がれ落ちていました。

 大河ドラマの影響もあり、絶好の撮影ポイントでもあるのですが、
足場を組むのに手間がかかるのと、漆喰を塗り直すには
低温で乾燥する冬は不向きとされ、復旧工事は来春以降になるそうです。
残念ではありますが、漆喰という日本独特の材料に興味を新たにしました。


                    東口哲半 ☆.。.:*・°☆

田ひばりをあげて菓子めく彦根城    森澄雄

外套や見れば小さく彦根城      岸本尚毅


 下の部分のなかほどが剥がれてる部分でしょうか。来春お化粧直しするようです。
新建材が発達する中、漆喰は 残しておきたいものの一つですね。
お直しする前に 皆さんも一度足を運ばれてはいかがですか?

    (☆NORIKO☆)(524828)



17.10.24(4234) 
樹炎さんからお便りと写真をいただきました。台風の後でホッと癒される写真です。

いつも有難うございます!!


 
「 野分 」
 
 台風21号の被害はございませんか 心配しています。

糸島では玄海灘の沖から海鳴りが響いてきました。怖い風です。

大きな災害を引き起こす(野分)不安と恐怖の一夜が明けると

夕べの風が、うそだつたように からりと晴れて、視界が広がり

海の水平線に小舟が点々と見えて居ます。日が落ちるととたんに

肌寒く感じ、夕餉は熱燗と衣被など用意してみました。

日本人独特の味覚でしょうか。里芋のルーツは古く

平安時代から里で良く栽培されていた芋なのですね。

もうすぐそこに、初冬が待ち構えています。俳人はこれも楽しいのです。

     やや寒や木椅子の上の単語帳    奥山ひろ子

     豆腐売り釣瓶落しに声張れり    足立サキ子

     颱風の逸れし日脚や雨戸繰る     坪野洋子

     温め酒父の漢書に筆の跡       井沢陽子

     父は味噌母は生姜の衣被       梅田葵


     ☆.。.:*・°☆ 樹炎 ☆.。.:*・°☆


    
(☆NORIKO☆)(524828)


  

17.10.23 (4233)
 台風の前から金木犀も散っていましたが・・・超大型の台風21号が多くの爪痕と 混乱を残して通過しました。
皆さんのお宅は被害がありませんでしたか?被害に遭われた方お見舞い申し上げます。

 広い範囲で暴風と雨が強い状態が続いています。通過した後も吹き返しの暴風が伴っているので、物が飛んでくるかもしれません。皆さ~ん ご注意を!!

 週末はボクシング、フィギュアスケート、プロ野球クライマックスシリーズ、菊花賞と 大雨の中でも開催されました。
ただ、、名古屋まつり、英傑行列は二日間とも中止になりました・・・・

 衆議院選挙の結果もほぼ出そろいましたが、法案の議決権を託された当選者は国民の声を聞いてしっかり働いてほしいものですね。

  台風にもぎとられても石で継ぐ     沢木 欣一

  一樹にこもる雀台風去りし後      加藤 憲曠 
  

                           (☆NORIKO☆)(524657)


17.10.21 (4232)
樹炎さんからお便りをいただきました。(写真もです)有難うございます!!


 秋の長雨と台風接近で稲刈りが遅くなっています。
近所の朝市にでかけました。
飛びこんで来た真紅の鶏頭花・土手を今や我が物顔のセダカアワダツソウ・・・
季料理には欠かせない、冬瓜の山 あまり好きでは有りませんが、
京都で食した冬瓜の餡かけや、吸い物のお美味しかったこと、この季節ならではで
しょうか?
 肌寒さを感じる季節です、暖かい食べ物が恋しくなりますね。

♪.。.:*・°♪ 樹炎 ♪.。.:*・°♪



 鶏頭を鉢植にして下町に     沢木 欣一

 北京の宿冬瓜汁のうすみどり   細見 綾子

 七草のため背高泡立草を攘つ   川崎 展宏
   


               (☆NORIKO☆)


17.10.20 (4231)

孝子さん、『俳句四季』11月号の紹介有難うございました!!
当月号に掲載してもらえるのは嬉しいですね。

 台風が近づいています。急に朝晩寒くなり、カーディガンやセーターを出しています。
風邪にご用心下さい。

 いぶきネット句会選句一覧名前入りが長崎さんから配信されました。
蒲郡の長崎さんは今週末巡行予定の三谷の「海中渡御」が行われるか
心配していました。
台風が逸れてくれると良いですね。写真は 何年か前のものです。とても勇壮でした。

   秋潮へ曳き入れ渡御の山車傾ぐ   高橋ミツエ


               (☆NORIKO☆)(524181)


17.10.19 (4230)
食欲の秋!芸術の秋!を満喫しています。

皆さんから<おめでとうメール>を沢山頂きました。有り難うございました。(孝子)

 『俳句四季』11月号が届きました。
今月のハイライト>に、創刊二十周年の「伊吹嶺」が2ページにわたって紹介されて
います。主宰の写真も 大きく載っています。
<四季吟詠>では、日野圭子さん(愛知・同人)が 下里美恵子さんの特選です。
 圭子さ~ん  おめでとうございました。

             
夏負けの喉にやさしき芋スープ        日野圭子

  <四季吟詠>の投句締め切り(10月20日が迫っています。今月の応募分は、下里美恵子さんが選者です。お手元に綴じ込みハガキをお持ちの方は お急ぎ下さい。


★毎日新聞の俳句欄に大島津さん(愛知・同人)の名前を見つけました。何と!! 西村和子さんの特選です。
 知津さ~ん
  おめでとうございました。

             秋の朝紅茶のルビー色深し         大島知津


                                      
 写真は、樹炎さんから頂きました。 (孝子)

17.10.18 夜(4229)
 伊吹嶺賞20周年記念賞、文章の部受賞の ネット部の 関根切子さん 矢野孝子さんの笑顔の写真を少しでも長く!!と思ってしばらく更新していませんでしたが、
ネット句会ではメーリングリストで お祝いのおめでとうメールが次々と飛び交っていました。あらためて

★.。.:*・°★.。.:*・°★ 祝 ★.。.:*・°★.。.:*・°★
        おめでとうございます  



★今日は愛知同人句会でした。栗田主宰は、上田日差子氏主宰の「ランブル」記念大会に招かれていて 
句会は欠席予定でしたが、投句と挨拶に間に合うとのことで 挨拶をして行かれました。
選評は 同人会長丹羽さんと、支部長の櫻井さんと 国枝さんに行っていただきました。右の写真は櫻井さんです。

また記念大会担当の藤田岳人さんから 大会の会場と同人総会の会場についての説明もありました。
いよいよあと1ヶ月となりました。
みなさんのお力で着々と準備が進んでいます。


★いぶきネット句会のチャットは15.16日に行われ 今日は長崎眞由美さんから 名前入り一覧が配信されました。いつも温かい言葉を寄せていただいています。(☆NORIKO☆)


17.10.14夜 (4228)
 伊吹嶺20周年記念賞の俳句部門については先月決まりましたが、文章部門について、今日速報が入ってきました。
 選考会議の結果、次の2作品に決まりました。

  ☆☆受賞☆☆  関根切子「運河の記憶」
  
  ☆☆受賞☆☆  矢野孝子「『奈良百句』を携えて」


 選考会議では、どちらも甲乙つけがたい優れた作品で、この2つを同時受賞とすることで選者全員が一致したとのことです。なお作品は後日「伊吹嶺」誌に全文掲載されます。

 切子さん、孝子さん、おめでとうございます。
皆さん、お二人におめでとうメールをお願いします。
 写真は今年の関東新年俳句大会でのお二人です。(隆生)
 (523403)

   



17.10.14(4227)

 
安藤一紀さんから 尾瀬の「初冬」が届きました。

★.。.:*・°★.。.:*・°★

 尾瀬の晩秋を訪ねましたが…
既に先週5日、尾瀬の至仏山(2,228m)に初雪があったとか。
尾瀬では、人影の消えた木道の補修と朝霧の白い虹などが見られ…
 草紅葉は錆色から少し黒く色を変え、水芭蕉の大葉は地べたに廃れ
すっかり冬を迎えていました。
 山小屋は、来週中に従業員を下山させ、22日には戸締りして
4月のゴールデンウイークまでお休みしする、とのこと。
奇しくも山小屋別館に宿泊の今シーズン最後のお客になったようで、
少人数でも熱い風呂を沸かし歓待してくれました。

 尾瀬は、虫の音も絶え鹿の声だけが寂しさを募らせて…いました。
尾瀬の晩秋をと思いましたが…
 既に先週、尾瀬を見下ろす至仏山では初雪があったとか。
尾瀬は、人影の去った木道の補修と朝霧の白い虹などが見られるなど…すっかり冬を迎えていました。

 山小屋の従業員は来週中には皆下山し、22日に戸締りして
4月のゴールデンウイークまでお休みです。
長蔵小屋別館の今シーズン最後のお客さまとして?
熱い風呂を沸かして歓待を受けました。

               「燧ケ岳(ひうちがたけ)山の鼻から遠望」 ⇒ 
★.。.:*・°★.。.:*・°★ 


 
上の3枚は「尾瀬山の鼻の霧襖」「尾瀬白い虹」2枚 真ん中は虹を差している一紀さんの手?
 
尾瀬の白い虹 幻想的ですね。一紀さ~ん 有難うございました。

   伊賀棚田離るる霧の迅さかな    栗田やすし

   闇深しテント触れゆく霧の音    山本悦子

   大阿蘇の霧より現るる牧の馬   谷口千賀子


               
(☆NORIKO☆)(523331)


17.10.13 (4226)


いぶきネットの皆様      会評会のお知らせ

  
さて、合評会はいつものように、15日(日)・16月(日)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。



 移り行く季節を色ずく道端の草花 地味ですが、なんだか気になるものです。

その はかなげな姿 とともに「秋の香」といえば秋草の香のことですね。

しっとりと露に濡れた姿、風に乱れた草花に風情を感じるのも日本人ならでしょうか。


 晴天の日 家族で(糸島平野)をドライブいたしました。

高く青く澄む秋空に玄海の潮の匂い・・・爽快です。いきなり耳をつんざく騒音、

一斉に始まった晩稲の稲刈りです。農家もお天気を見はからっての作業です。

まだ湿る稲藁の牧草ロールを、巻き込んでいる音の凄さ、青臭い稲の匂いが漂っています。

「平原遺跡」の柔らかな風にそよぐコスモスを眺め至福の一時でした。皆様の辺りは如何でしょうか。


   秋草が入日にぬくし大仏殿    中川幸子

   うす紅の仔山羊の肌や草の花   浅見光子

   刈田去る伊吹の夕日眺めつつ   藤田岳人

   藁塚の影の長さよ峡暮るる    関根切子




☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


  藁の中の子供たち楽しそうで良いですね! 遺跡のコスモスへ秋の日があたたかそうですね。   
 (☆NORIKO☆)(523245)


17.10.11(4225)
 そろそろ新米も出回って来ている頃でしょうか。
哲半さんは京都郊外の農家の方と親しくなられ、
稲掛けをお手伝いなさったそうですよ。写真もいただきました。有難うございます!!

♪.。.:*・°♪

 今年をカウントダウンしますと、あと82日ですが、それにしては暑い秋の日差しでした。
そんななか、晩稲の品種の稲掛を手伝ってきました。
コンバインなら瞬く間に終わる作業ですが、
稲架で干したお米は断然おいしいようです。

蝶や蜻蛉がやさしく飛び交っている一方で、
蛙や蝗は逃げるのに忙しそうでした。
なかでも、アカハライモリは断然遅くてユニークな存在でした。
  (哲半)

♪.。.:*・°♪


 私も昔、伯母の家の稲掛けを手伝ったことがあります。(ほぼ戦力外でしたが)
伯母も稲を稲架に干すのと干さないのでは味が違うと言っていました。
稲架襖が出来上がると 確かに稲が乾く音がプツプツと聞こえてきました。
伯父も亡くなり、従弟は会社員なので 田んぼは農業専門の方に任せるようになりました。
全部コンバインで、稲を干すことはなくなりました。哲半さん良いお手伝いが出来て良かったですね!
稲架襖の風景は大好きです。

   棒列ね屋根より高き稲架襖     栗田やすし

   荒縄で稲架しかと結ひ連ねけり   渡辺久美子

   日に乾くかすかな音や稲架襖    伊藤 範子
          (☆NORIKO☆)(522995)


17.10.9 (4224)
  体育の日が10日から第二月曜日に代わって何年経ったでしょうか。
東京オリンピックの開会式の 青空に五つの輪が綺麗に描かれたことを思い出します。

さて、昨日は伊吹嶺句会がありました。51名の参加で いつものように 選句、披講ののち 栗田主宰、河原地副主宰、
櫻井愛知支部長の選評を、そして主宰、副主宰からは 内容や文法上の問題にもご指導をいただきました。♪.。.:*・°♪



  

 ★来月も開催されます。ダイヤビル一号館で、
 11月12日(日)午後一時句会開始です。
 皆さん また集まってくださいね。

 ★「伊吹嶺」愛知支部新年俳句大会の投句受付が始まって います。10月号の綴込みハガキでご投句ください。
 投句締切は11月3日です。
 皆さん お忘れなく!!






★いぶきネット句会投句一覧も配信され、明日の選句締切まで 一覧とにらめっこ(?)です。

    (☆NORIKO☆)




17.10.8 夜(4223)

☆.。.:*・°☆

 いぶきネットの皆様     選句締切のおしらせ

  
 
明後日10月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 早いもので今日は「寒露」ですね。霜降の直前の状態です。  
気温が低くなり、野山の草花におちる露にも寒さを感じるようになることを言います。
すごしやすい季節はあっという間…北から寒さが表れはじめますね。

 我が家の裏沼に気が付けばすでに、4日10羽の鴨が来ています。
いつもの年より二週間早く感じますが、気候の変化でしょうか。

散歩道で、山蒲萄の蔓を引いてきました。少し枯れかかった風情に
美しさを感じます。少しお洒落に秋草模様のコーヒーカップに活けてみました。

栗毛色の貂が蹲に水呑みに来ています。素早い一瞬の走りです。
蜘蛛に囲に絡まった落蝉が女郎蜘蛛の餌食になって・・・

  
  地卵が木箱で届く寒露かな     国枝隆生

  胸と胸ぶつかりあひて鴨啼けり   中藤溢子

  野葡萄のこぼれむばかり曾良の墓  都合ナルミ 


       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


樹炎さんの写した写真と活けたお花(花瓶も)ご覧ください。 
 (☆NORIKO☆)  (522689)





17.10.5 夜 (4222)
 
昨日は美しい月を堪能できましたね。
10月3日は京都句会があり、松井徒歩さんからお便りをいただいていました。有難うございます。

☆.。.:*・°☆
今晩は、
今日は京都句会でした。

河原地副主宰は午後からはお仕事のため、残念ながら吟行会は欠席となりました。
西陣の空海ゆかりの釘抜地蔵(石像寺)~千本釈迦堂(大報恩寺)~北野天満宮と吟行をしました。
地元の人に千本釈迦堂への道を尋ねたら、「突き当りの手前の路地をくちゅくちゅと曲がれば大丈夫」とユニークな返事を頂きました。
千本釈迦堂では快慶作のの立派な仏像を見ることができます。

  秋深し世継地蔵は美男なり  秋麦
  大木の蔭に盗人萩揺れり   万里子
  秋風に欅騒めく御土居かな  佳子

            松井徒歩☆.。.:*・°☆


    句会の短冊を並べた棚へ、秋の日がやわらかく差しこんでいて
ナイスショットですね
   
 (☆NORIKO☆)(522373)




17.10.4 夕  (4221)


樹炎さんから お月見の支度の写真を送っていただきました!!
7時35分頃の月の写真も送っていただきました!!



今日が仲秋の名月    お天気が心配ですが、


半月の兎柄の御皿を作り、お団子を並べてみました。   樹炎☆.。.:*・°☆


        


  
 (☆NORIKO☆)

17.10.4 (4220)

一気に涼しくなりましたね。今夜は十五夜です。多くのところできれいな月が見られそうとのことです。楽しみですね。
歴史探訪俳人新井酔雪さんからお便りをいただきました。古文書にも出てくる古刹だそうです。

真福寺

10月1日(日)、お誘いがあって真福寺(しんぷくじ)に行ってきました。誘っていただいたのは、「歴史ロマンで岡崎・三河を盛り上げる『岡崎歴史探求班』」の代表三田村さんです。三田村さんのお子さんを受け持ったご縁です。岡崎歴史探求班の方以外に、「万葉集に学ぶ日本人の心」講座の方とその講師の方、そして奥山田のしだれ桜保存会の方とご一緒しました。全部で8人でした。

真福寺は、三河で最も古い寺院で岡崎市真福寺町にあります。現在の宗派は天台宗で、詳しくは霊鷲山降劒院真福寺と称します。降劔院の謂れは、昔本当に劔が奥の院に収蔵されていたからです。その後、劔は三河富士として知られる村積山の山頂にある村積神社へ遷されました。現在劔は岡崎市の所蔵となり、どこかで保管をされているそうです。この真福寺は、通称・三河薬師と呼ばれ、竹膳料理で知られています。岡崎観光きらり百選にも選定されています。

 真福寺の起こりは古く、およそ1400年前、推古天皇の時代(白鳳時代)に物部守屋の次男真福(まさち)が霊験を得て、山上に湧き出る泉を発見しました。そして、その泉の中から薬師如来が現れ、この水があらゆる病に効くことを告げました。真福は喜び、これを広く世の中の人々に分け与えようと仏寺建立を思い立ちました。真福は都に上り、時の摂政であった聖徳太子の許しを得て建てたのがこの真福寺です。そして、泉の中から現れた薬師を水体薬師と名付け本尊としました。現在本堂の内陣には八角形のお堂があり、その中に井戸があります。その井戸が、薬師様が現れた泉なのです。現在そのお堂の中に入ることを許されているのは、大阿闍梨だけだそうです。

 真福寺という名前は、古文書「聖徳太子の伝歴備講」に「三州の真福寺」とあります。また、この寺に残されている古文書「捨葉集」によれば、聖徳太子によって建立されたのが推古天皇2年(594)といわれ、奈良の法隆寺、大阪の四天王寺、長野の善光寺とともに、聖徳太子建立の46か寺の1つとして寺名を天下にとどろかせたとあります。「聖徳太子伝古今目録抄」では、物部真福が父物部守屋のために真福寺を建立したとあります。

真福寺には、奈良時代の塑像の頭部が伝来しています。そして、この寺の東谷遺跡の寺院跡は、三河最古の古代寺院跡だということを裏付けています。かつて真福寺は、物部氏の氏寺とされる北野町にある北野廃寺が移転してきたものと考えられていました。しかし、発掘調査により現在では否定されています。そして、古文書を裏付けるように東谷遺跡からは、建物跡や白鳳時代の北野廃寺系の瓦、瓦塔、須恵器、陶器、釘などが見つかっています。このあたりのことを真福寺の副住職にお聞きすると、「当寺に伝わっている話では、その当時、北野廃寺が本殿で、真福寺は奥の院だったということです」と話されました。この話には驚きました。事前に調べていったのですが、このことはどこにも記載されていませんでした。北野町から真福寺町は直線距離にして6kmほどあります。すごい寺領だと改めて驚きました。  (29.10.2 新井酔雪)

 ★.。.:*・°★.。.:*・°★写真は順番に、仁王門、竹林参道、多宝塔、本堂です

  酔雪さ~んいつも有難うございます!!(☆NORIKO☆)(522164)

 
      



17.10.3  夜(4219)


いぶきネットの皆様       投句締切りのお知らせ

明後日5日午後9時投句の締切りです。 
早めにお送りくださるようにお願いいたします。



 
今朝カーテンを開けば秋の雨、小雨が降り続く重たい空です。
春の雨が華やかさを含むのに対しひたすらに、ものさびしさを含んでいますね。


あまり 期待せずに植えた(夕顔)の苗が見事に開花致しました。
紫色の(サルビア)も雨に濡れています。
 渓流の(釣舟草)を摘んできました。自然の花は趣がありますね。

 銀杏の葉が色付きはじめ、沢山の実がこぼれています。
つい、拾いたくなる衝動に駆られますが、どっこい!立札に「拾う可からず」・・・
旬の栗を焼き栗にしてみました、思いのほか甘い~~ですよ。
急に寒さを感じます。皆様風邪にご注意ください。

   銀杏落つ仏足石の指の窪     栗田やすし
   夕顔の地に触れて咲く雨上がり  丹羽康硯
   眠る子の手に焼栗の匂ひかな   河原地英武
   水しぶく釣舟草に来て屈む    八尋樹炎

 

 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。

(☆NORIKO☆)


17.10.3 (4218)
 俳人協会員向けの新聞「俳句文学館」を早速読みました。河原地さ
んは、いろいろな例を挙げながら、俳句は 心にゆとりをもたらす効果
がある事を説いておられます。そう言われてみると・・・・心当たりがあ
ります。
 


 樹炎さんから 写真を添えてメールが届きました。(孝子)

「みあれ祭

 十月一日福岡県宗像市秋の「神宿る島」大祭が有りました。
世界遺産登録後初の「みあれ祭」
みこしを乗せた(御座船)白い幟をなびかせ、玄海灘を航行しました。

ご神体守るため、一斉に大漁旗を掲げた(漁船団)200隻が従い約一時間
かけて・・・
その迫力は海上絵巻の如、見物客から歓声が上がったそうです。
写真が鮮明では有りませんが、雰囲気が伝われば。

                      写真は地方紙引用  八尋樹炎)



17.10.2  夕 (4217)
 
 
 秋の空は変わりやすいですね。ひと雨ごとに秋が深まっていくようです。
伊吹嶺10月号が届きました。また、「俳句文学館」の機関誌が届いていました。
われらが河原地副主宰が「随想」として「心のゆとり」と題して俳句観を述べておられます。
結びの言葉の「俳句が人間の支えになることを証し立てている」と言う部分に大いに共感しました。

   (☆NORIKO☆)

  学帽の父の写真やちちろ鳴く   河原地英武

  抱き起こす母の重たさ黄落期 
  河原地英武






17.10.1 (4216)
  
 
秋晴れの好天の日曜日、蒲郡市民会館において俳人協会愛知県支部秋季俳句大会が開催されました。
第一部は 「いには」主宰の村上喜代子氏の「抒情の本質」と題した講演でした。村上先生は 師大野林火の

   ねむりても旅の花火の胸にひらく

S22年の句で林火の代表句の一つとされていますが
この句について 林火が豊川あたりの宿で泊まったときに 遠くに蒲郡の花火が揚がるのが見えて 
終戦後初めて見た花火だったこと、上五中七まではその夜のうちに出来て下五が翌朝完成した事
幽かに見えた花火に終戦と平和への感慨を詠み 蒲郡とはゆかりがあると紹介されました。
子規、虚子、素十、秋櫻子、風生、波郷、龍太、狩行、爽波、林火の例句を挙げながら
「俳句は感動から発する、俳句は詩である、写生に立脚しつつ抒情を」とご講演されました。

 お待ちかね俳句大会は、伊吹嶺の多くの仲間の名乗りがあり、
伊吹嶺では次の方々が壇上で表彰され副賞をいただきました。












 



大会賞の小田和子さん
                        下里編集長も選者のお一人でした ↑

★大会賞
  秋ともし三河木綿の見本帳   小田和子

★栗田やすし特選
  手紡ぎの糸からみつく暮の秋  奥山比呂美

★下里美恵子特選
  くねり生ふ龍神の松色変へず  稲石治子

★高点賞  高点順
  鱗雲校章光る実習船      中斎ゆうこ
  水引草活けて文学館を守る   角田勝代
  爽やかや声かけて糸紡ぐ人   伊藤克江
  爽籟や島よく見ゆる文士の間  伊藤範子

                                              
現在の手織場は近く古民家に移転するそうです。 手織機だけでなく、糸紡ぎや 藍染め、茜染めも見学できました。                                              

 大会幹事のお一人、『三河』主宰の神尾朴水さん 披講では牧野一古さん 受付では内田陽子さん 長崎眞由美さん他裏方でお手伝いをしてくださいました大勢の皆さん~お世話になり有難うございました!!
  めずらしく私も滑り込みましたが、同点の場合は投句受付の早い順らしいですよ。 
 
(☆NORIKO☆)(521872)




17.9.30 夜 (4215)
 範子さんのピンチヒッターのつもりが、パソコンがフリーズしてしまっ
て、十分お役には 立てませんでした。 「困った時の部長さん!」で、
国枝さんにお願いしました。 国枝さんに感謝!

 やっと凌ぎやすい季節が来ましたね。新米で、栗や零余子ご飯を
炊きました。
 先日、豊田市美術館で 奈良美智の美術展に出掛けましたが・・・
何と!チケットを購入するのに100人以上の列! 並ぶだけの価値
がありました。10月は どの美術館も魅力的な企画!で、わくわくして
います。
 今日は 地元の小学校の運動会でした。藤井4段の出身校です。
騎馬戦は、竜王戦と銘打って・・・・・兜に将棋のマーク(金?)が付いて
いました。来年の運動会も藤井君が話題になるように、頑張っていた
だきたいです。


★横井一夫さんから、写真を添えて、メールが届きました。横井さ~ん いつも(隔月?)有り難うございます。(孝子)

 朝日カルチャ-センタ-俳句教室(都合ナルミさん指導)の有志で、本日、大垣(岐阜県)へ吟行に行ってきました。参加者は10名。
 秋晴れの一日で、水門川沿いの道は秋気に満ちてました。八幡神社の湧水、連理の銀杏、そして芭蕉ゆかりの船町など、みどころ一杯です。句会は大垣城近くの「まちづくり支援センタ-で実施。昼食後、名物の金蝶饅頭を買って帰途につきました。(八幡神社の湧水での写真添付します。)
 
 ちなみに1015日(日)に大垣で芭蕉蛤塚忌俳句大会が実施(1016時、大垣福祉会館)されます。当日投句(無料)、著名な俳人の岸本尚毅さんの講演(選句について)もあります。興味のあるかたは是非おでかけください。横井一夫



17.9.30 (4214)
 昨日に引き続き、今日もピンチヒッターのまたピンチヒッターの国枝が落書をアップします。
 いよいよ明日から10月に入ります。いつものように樹炎さんから10月のいぶきネット句会の投句、選句案内のメールを頂きました。その中には樹炎さんの季節の移ろいを書いたたよりも含まれています。

 
 いぶきネットの皆様   投句・選句・締切のお知らせ

  投句締切 10月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
  選句締切 10月6(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切


 
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

 すすきの穂を揺らす野面の風、すっかり 曼珠沙華も錆びて 秋です・・・

 今朝は庭の立木を打つ雨音に目覚めました。水引草が雫を付け、

 蹲に 山雀の番が忙しそうに水浴びに来ています。
  
 夜は、虫時雨に沈む我が家に木犀の香りが漂いはじめました。

 どこか郷愁を呼ぶ秋を代表する花樹ですね。

      彼岸花さんばら髪の如く果つ    山本法子     

     水引の花に一つづつ雨の玉    武山愛子

     顔剃りて金木犀の風に逢ふ    渡辺慢房

     御岳の風にすすきの輝けり     柴田孝江
    
     一雨の来て虫の野となりにけり   中根多子

      八尋 樹炎      ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。.


 右の写真は樹炎さんからの写真です。山雀と水引の花でしょうか。他に夕焼けの写真は樹炎さんの近くから見た夕焼けでしょうか。(隆生) (521767)



17.9.29 (4213)
 「落書」担当の範子さんが上京中、ピンチヒッターの孝子さんが書いていらっしゃいます。しかしその孝子さんのパソコンがフリーズしたとの連絡を受けました。そこでそのまたピンチヒッターの国枝がアップします。何せ急なことで話題が乏しい中、救いの神が現れました。

 今日、静岡支部の「一番茶句会報」が届きました。通算584号ですごいことです。単純に計算して48年以上です。ということは昭和40年代前半で、富谷春雷さんからスタートしたのでしょうか。何とも懐かしいお名前です。

 そして最近静岡支部の会員数減により、今まで8ページの冊子を印刷屋さんに頼んでいたところ、財政難のため、一時4ページの印刷でしたが、現在は電子データで発行しています。私たちが読むにはこれで十分です。その分毎月8ページと充実した支部会報となっています。

 今月の句会報を見ると、トップに中村たかさんが「俳句の基本に考える」です。この中で沢木先生のことに触れられています。その一部を抜き書きしてみますと、

 先日整理していた本の中に沢木先生の『俳句の基本』が目に入りました。今まで何度も読んで分かっていたつもりでしたが、今回は身に沁みました。・ ・ ・ ・ 
 今さらながら、栗田主宰がこの基本の誠実な実践者であり、後に続く者達に日本の伝統詩としての俳句を正しく伝えようと努力されていることに改めて感動しました。


 もう一度私たちも沢木先生の『俳句の基本』を読み返す必要があると思います。ただこの本は既に絶版になっておりますが、アマゾンで検索すると、中古本で買うことが出来そうです。
 
 ただ中村たかさんもおっしゃっているように、栗田先生のこの実践として、『やすし俳句教室ー実作への手引き』があります。この本はまだ伊吹嶺発行所にありますので、発行所へお申し込み下さい。

 右の写真は「一番茶句会報」と関係ありませんが、今年の蓮の花はもう終わったのでしょうか。私は今月の中旬旧立田村の花蓮がまだ咲いているのを見ました。下に紹介した写真は蓮の花の栄枯盛衰物語でしょうか。(隆生) (521685)

   一つ見え次々に見え蓮の花    沢木欣一

   補陀落渡海の船底板の蓮の花  細見綾子

   



17.9.26 (4212)

 「落書」担当の範子さんが上京されましたので、ピンチヒッターで、矢野がアップ
させていただきます。河原地副主宰から写真を添えてメールが届きました。
 『俳句αあるふぁ』10・11月号に、主宰の俳句作品「甘蔗の花」7句とエッセイが
載っています。 皆さ~ん!! ご覧になりましたか。


 ★9月のいぶきネット句会が終わり、後は会報を配信し
ていただくのを待つばかりです。
 いぶきネット句会の添削例をアップしました。担当の
13名が頑張りました。お役に立つと嬉しいですが・・・。


★『俳句四季』の俳句応募のページ<四季吟詠>10月
20日締め切り分は、我らが編集長・下里美恵子さんの
担当です。 応募ハガキをお持ちの方は お忘れ無く!!
                                (孝子)



17.9.25 (4211)
  
 秋の日差しが穏やかですね。
先日俳人協会俳句大会が東京の朝日ホールで行われ、当日句会もありました。
そこで、関東支部の鈴木みすずさんが特選に 三井あきをさん入選に輝かれました。おめでとうございます!!
よかったですね!!

★大高霧海特選

インパールの褪せし日誌や敗戦日  鈴木みすず


★松尾隆信入選

広島忌路面電車の軋みゆく   三井あきを



 私事ですが明日から留守にしますので、私の落書は5日ほどお休みさせていただきます。
記事がありましたら これまで通り私宛に送ってください。
転送して何方かに記事を載せていただきます。よろしくお願いします。

              (☆NORIKO☆)(521203)


17.9..24 (4210)
 皆さんおはようございます。国枝さん HP句会の講評のアップ有難うございました。
俳句の基本を学ぶ上で大切なことが載っていますのでご熟読ください。

樹炎さんから珍しい話題と お彼岸の話題です。
「鯉攻め」は知りませんでした。

☆.。.:*・°☆

「鯉攻め」

  稲が実って頭を垂れる頃、「落し水」が始ります。
当然 溜池の役目も果たし、この時期に、農業用水の溜池をきれいにするため
秋分の日、いわゆる「鯉攻め」を兼ね ドブさらいが行われました。
年々規模が小さく成りましたが・・・

 早稲・中稲・晩稲・と稲の収穫の順は変わりますが、色を違えて揺れる穂波は、
豊かな気持ちになりますね。  昔、母と落穂拾いをした記憶が甦ります。

☆.。.:*・°☆
 
「秋彼岸の頃」

親友を亡くしてより、彼岸に思いを馳せ、「今どの辺を歩いて
いるの」と つい独り言を呟いています。

寒くはないか、寂しくないか、彼女の携帯登録はまだ消さずに・・・
そっとメールを入れれば届くのでは・・・

花好きの彼女に、白い彼岸花を飾ってみます。声は聞こえませんが、
秋の夜長を訪ねて貰いたいものです。

此岸と彼岸をつなぐ仏道は、南無妙法蓮華経 

                八尋樹炎

      ☆.。.:*・°☆


          陶人形も樹炎さんの作です。  (☆NORIKO☆)


17.9.23夜 (4209)
 9月のHP句会の選も終わり、講評をアップしました。講評を書いていて気付いたことですが、3句切れが多い印象でした。よくあることに、文語での動詞の活用で、連体形にすべきところを終止形にしてしまっている例があります。特に中7に使う時、本来の連体形にすると、中8になってしまうので終止形で代用してしまうことです。伊吹嶺会員の皆さんにも同様の間違いが見られます。心して正しい日本語で書きたいものです。

 ある句友から「
現在は、文語体は俳句を作る時位にしか使いませんので、これからますます文語が苦手な人が増えてくるように思います。私も文語が得意ではありませんが、ぎりぎり文部省唱歌で文語の歌詞を習った世代です。今の若い人にとって、俳句に馴染むのに、文語はかなり敷居が高いのではないでしょうか。これからの、俳句界の課題のように思います。」とのメールを頂きました。
 その通りだと思います。私もよくテレビで童謡を聞く時、いわゆる文部省唱歌は元の文語形で歌われていますが、問題なのは発音は元の文語体ですが、表記は現代かな遣いで書かれています。これも正しい文語で書く妨げになっていると思います。
 HP句会の選句結果は次のページを参照して下さい。
   http://www.ibukinet.jp/hp_senku-kekka.html

 今日の午前の落書は範子さんに書いて頂きました。私は昨日、近くの畦や川沿いを歩きました。今年も彼岸の日を狙って、律儀に曼珠沙華が咲いていました。昨今の温暖化でしょうか。今年はいきなり9月の始めに曼珠沙華が咲いているのを見かけてびっくりしました。曼珠沙華も温暖化に影響されているように思えました。しかし大部分は昨日、今日に咲いているのを見て、少しは安心しました。

 曼珠沙華は範子さんの立派な半田の写真が見どころです。私は白曼珠沙華も見ましたので、これを載せたいと思います。また同時に蕎麦の花も咲いていましたので、こちらも載せます。(隆生)(520998)

  病む我に白曼珠沙華たくましく   欣一

 
白曼珠沙華
 
蕎麦の花


17.9.23 (4208)
 秋のお彼岸ですね。昨日、墓参りの後、足を伸ばして半田の矢勝川へ行ってきました。市民の皆さんのボランティア活動で 300万本の彼岸花が綺麗に咲きそろっていました。

 「ごんぎつね」の古里、権現山にも初めて行ってみて、このあたりで新実南吉も遊んだのかな・・?と思いながら散策しました。川では鰻を自然繁殖(?)している様で「獲らないでください」と看板がかかっていました。

 今日からは自家用車は市民グランドが駐車場になり、、会場へはシャトルバスで行くことになると思います。健脚の人は、名鉄半田口から南吉の生家を見学しながら、矢勝川へウォーキングが良いと思います。

   行く水のまがね光りや曼珠沙華      沢木欣一


   土器ひそむ丘密集の曼珠沙華       沢木欣一

   曼珠沙華消えてすなはち月日減る     沢木欣一

   結界に年越すみどり曼珠沙華        沢木欣一


   夕方は遠くの曼珠沙華が見ゆ        細見綾子


   寂光といふあらば見せよ曼珠沙華     細見綾子

   ふるさとのどの畦行かむ曼珠沙華     細見綾子


   赤に少し離れて白い曼珠沙華        細見綾子

♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪  (☆NORIKO☆)(520865)



      




 17.9.22 (4207)
★今月のHP俳句会の結果がアップされました。今月の最高得点者は、さよこさん(神奈川県)でした。「伊吹嶺」9月号をお贈りいたします。おめでとうございます!

 俳人協会主催による 第56回全国俳句大会選句集が届きました。
次の方々が入選されていました。他に予選にも多数掲載がありました。
おめでとうございます!!

♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪

★福永法弘・村上喜代子選
 風光る単車飛び出す島フェリー  玉井美智子
★小澤 實選
 木曾川で机洗ひて卒業す     豊田喜久子
★鈴木貞雄選
 山笑ふ父の小さき窯抱き     大島知津
★棚山波朗選
 あたたかや一寸ほどの山羊の角  沢田充子
 落蟬の裏返り鳴く爆心地      都合ナルミ
★西村和子選
 廃線のレールに弾む寒雀     梶田遊子 
★三村純也選
 指にまだ残る吸ひ胼胝七五三   山本光江
★山﨑ひさを選
 柔道着洗ひ晒して卒業す     高岡佳子


           記載漏れがありましたらお知らせください。(☆NORIKO☆)(520725)
     


17.9.19 夕 (4206)
 今日は愛知同人句会がありました。

 句会の前に 栗田主宰から 新同人の発表がありました。


 新同人の方は 次の八名の方々です(五十音順)
 

☆.。.:*・°☆ 祝 新同人 ☆.。.:*・°☆

新井酔雪さん 今里健治さん 工藤ナツ子さん 櫻井勝子さん

田嶋紅白さん 西村信子さん 橋本ジュンさん 花村富美子さん




皆さ~ん  おめでとうございます♪ 
11月18日の全国大会の壇上の皆様へ大きな拍手を送りましょう。今後とも皆さんのますますのご活躍を期待しています。

そして句会はいつものように栗田主宰、櫻井支部長の選評と ご指導をいただきました。
今日は子規忌でもありました。子規忌の句や 9月6日の綾子先生の忌日の句 白露の句などの投句もありました。

♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪(☆NORIKO☆)(520358)


17.9.17 (4205)

 いぶきネット句会のチャット二日目も活発な意見が出て終り 9月の選句一覧名前入りが届きました。校正の係の皆さまお世話になりました。

 昨夜の名古屋も雨戸を閉め切って 風の音に驚いていました。今朝は良い天気で、昨日の外出予定が変更になった私は一寸残念な気持ちです。樹炎さんからのお便りと写真です。


  台風18号は急に鹿児島から向きを変え日本列島を斜めに北上中ですが、
皆様には被害は御座いませんか。 心配しています。

 九州では特に大分県に大きな水の被害が出ました。
糸島では、何と、秋雨が降った程度で風のそよぎも有りませんでした。
前の晩から、用心の為、雨戸を下ろしていましたが、・・・
一日中真夜のようで・・・

今朝の散策で、雨滴を付けた彼岸花が朝日に輝いて美しいものです。
庭には、こぼれ萩、雨に洗われ草木が艶めいて見えます。
雲間に鮮やかな青磁色の空が覗いています。秋が深まりますね。

   白露に嵐の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞちりけり   文屋朝康

                                      
         八尋樹炎
  ♪.。.:*・°♪

                   (☆NORIKO☆)(520232)

17.9.16 (4204)
 昨夜はいぶきネット句会のチャットでした。24名の参加がありました。
事前に感想を出し合う方法に皆さん協力的で助かります。

★新井酔雪さんから お便りをいただきました。

朱の鳥居 社殿が映えて綺麗ですね!いつも有難うございます!!

☆.。.:*・°☆


    
<<六所神社>>

 名鉄東岡崎駅の北口を東へ100m行くと、六所神社の朱塗りの大きな鳥居の前に着きます。これより、老松におおわれた参道を南へさらに進むと境内に着きます。その境内の一段と高い石垣の上に、楼門、社殿がどっしりと建っています。お参りするには石段を上るのですが、江戸時代にはこの石段は、五万石以上の大名でなければ上ることを許されていませんでした。現代に生まれてよかったと思います。

 石段を上ると、すぐに極彩色の楼門、その奥に社殿が目に入ります。これらの建物は、いずれも江戸時代のもので、国の重要文化財に指定されています。楼門は入母屋造り、社殿は権現造りで、日光東照宮と同じ手法で建てられています。市内では、伊賀八幡宮、滝山寺東照宮でも同様な建物を見ることができます。


社記によりますと、斉明天皇の代(7世紀中頃)に創立とあります。猿田彦命以下十五柱を祀るとありますが、松平氏の産土神としての崇敬は、松平初代親氏(ちかうじ)の東加茂六所明神が始まりです。その後、松平氏の勢力拡大にともない、当地に移ってきました。その時期は、清康(徳川家康の祖父)が安祥城(現安城城)より岡崎城に入場後の頃と思われます。徳川家康誕生の際には、産土神としての礼拝がありました。

 将軍家のこの神社に寄せる崇敬は厚いものがあります。初代将軍家康、三代将軍家光、四代将軍家綱らが、社殿の改築・修復、社領の寄進を行なっています。

 岡崎市民の崇敬も厚く、神社に行事があればすごく賑わいます。そして、この六所神社は、安産祈願の神社として名高く、市民の多くが、安産祈願や御七夜のお礼参り、初宮詣(お宮参り)、お食い初め参りをこの六所神社でしています。我が家も、我が子と孫がここで、安産祈願や初宮詣を行ないました。       (29.9.16 新井酔雪)☆.。.:*・°☆

            (☆NORIKO☆)(519909)

   



17.9.14 (4203) 
 国枝さん 伊吹嶺賞 次点 佳作の速報を有難うございました!!
久野和子さん おめでとうございました!!
平松公代さん 20句掲載楽しみにしています。
いぶきネット句会で佳作三名が入りましたので おめでとうのメールが飛び交っています。

 
<<いぶきネットの皆様       合評会のお知らせ>>

合評会はいつものように、15日(金曜)16日(土曜)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。



 時に残暑が覗く日や肌寒い朝晩が繰返しながら、秋深くなりますね。
台風も変に曲がって接近しそうです。お気を付け下さい。

 娘達に頼んで、半年前まで夫と散歩していた、ダム湖を一巡りして来ました。

青い小粒の山栗を手折ったり、日差しに輝く芒のそよぎ・・・渓流の音も懐かしく・・・

まあ~(栃の実)がまだ青いのですが、流れの上に枝垂れています。

栃の実に、今まで何年も散歩していて、気が付かなかったのです。(薄暗かったせい?)

畦には彼岸花がこぞり立ち、実りの稲田には、案山子が青空を眺めています。

こんなに静かで爽やかな景色、何時までも大切にしたいものです。

飛行雲が西に尾を引いて・・・

       橡の実の覗ける空の青さかな     井上久枝

       暑に耐へて肩の傾ぎし案山子かな   勝又水仙

       裏木曾の風にほどくる曼珠沙華    坪野洋子

         
       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


写真は樹炎さんが、久しぶりに懐かしく訪ねた お宅から5キロのダム湖周辺で
里山は自然の宝庫だそうです。案山子も風情がありますね!


              (☆NORIKO☆)(519702)


17.9.13夜 (4201)
 今日は伊吹嶺運営委員会が開催されました。20周年記念大会を控えて議題が次々と出されました。
 その中で速報としてお知らせすることがあります。それは今年の伊吹嶺賞、というか伊吹嶺20周年記念賞、俳句部門に久野和子さんに決まりました。また文章部門はまだ選考中で、結果は出ていません。
 受賞者は以下のとおりです。

  
20周年記念賞(俳句部門)  久野和子さん 「冬菜畑」

  次点  平松公代さん  「流刑の島」

  佳作  西村信子さん  「登山」

   同  玉井美智子さん 「蜜柑山」

   同  小島千鶴さん  「菊薫る」

   同  伊藤範子さん  「熱田まつり」


 
受賞の皆さん、おめでとうございます。
 なお今年の新同人は9月19日(火)の愛知同人句会で発表される予定です。
 写真は今日の運営委員会の皆さん。(隆生)
(519561)


17.9.13 (4200)
 
 
先日、秋田湯沢で「ねんりんピック俳句交流大会」がありました。
筆頭選者栗田主宰は、せつ子さんとご参加、また、静岡市選手団として磯田なつえさんも参加されました。
湯沢は遠かったそうですが、せつ子さん なつえさんとも入賞されました!さすがですね。

 募集句の部では 中斎ゆうこさんが入賞されました。
皆さん おめでとうございます。来年は富山県黒部市にて開催だそうですよ。

♪.。.:*・°♪


<当日句の部>

★中村和弘・佐怒賀正美特選賞 山崎雅葉准賞

    沙羅の実の幹がつめたし小町塚   栗田せつ子   

★赤川誓城准賞

    香ぐはしや小町の里は稲穂波    磯田なつえ


<募集句の部>
 
★一般の部 正賞

    大寺に英語の絵馬や花の昼     中斎ゆうこ



☆.。.:*・°☆


           写真は樹炎さん提供です。   (☆NORIKO☆)(519448)


17.9.12 (4199)

 昨日は 小川さんのご結婚のニュース 嬉しい思いで拝見しました。おめでとうございます!良い写真でしたね。

 樹炎さんからのお便りです。いつも有難うございます!

  
今朝の散歩で、南方を通過中の台風の影響でしょうか、

夜明けの雲が恐ろしく黒々として異常でした。南の風が強く、

稲穂が波打っています。昨日まで咲いていなかった「彼岸花」が

一斉に立ち上がり始めました。

竹林に「臭木の花」が満開です。毎日発見が有ります カメラは放せませんね。

    黒揚羽臭木の花を嗅ぎたがる  冨田直治
   
    臭木咲く禅道低き垣構へ    原田しずえ


 
    ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜    八尋 樹炎

 今日は雨です。名古屋は最高気温28度の予想というと高い気がしますが 皮膚感覚では随分涼しくなりました。激しい雨の予報もあります。お気を付け下さい。

★いぶきネット句会選句一覧が配信され、早速投句一覧に感想を書き込んだものも届きました。チャットがスムーズに進行するために、係で工夫を重ねてきました。

              (☆NORIKO☆)(519322)
    

17.9.11 (4198) 

 昨日 カリンカ句会の小川瑞穂さんが結婚
されました。幹事さんが結
婚式の写真を送って下さいました。瑞穂さんは、カリンカ句会の他にも、
朝日カルチャーの都合さんの教室や、HAGURUMA句会でも 学んでお
られます。 瑞穂さ~ん  おめでとうございました。
 昨日の夜は、カリンカ
句会でした。以下その会報に添えられた 幹事
一紀さんの文です。(孝子)
 

       高々と婚のシャンパン秋澄めり   橋本ジユン

今日の句会は、句会仲間の結婚式と重なったこと、本年度の伊吹嶺新人賞 橋本淳さんの出席や、涼しさを感じてはつらつとした面々が
集い、今までになく華やいだ雰囲気した。  中で、五名の選を得た
`
高々と…‘句友の結婚を祝うジユンさんの句等 中身の濃い一時間でした。(一紀)
              


 


17.9.10 (4197)
 毎月の季節の俳句をトップページに載せていますが、昨日、綾乃さんに9月の俳句に更新して頂きました。合わせて主宰俳句も伊吹嶺9月号に更新して頂きました。綾乃さん、いつもの事ながらありがとうございます。

 今日はこれだけでは愛想なしですから、少し環境の話をします。
 先日、ある句会の席題で「秋刀魚」が出されました。
そうするとメンバー十二名のうち、三名が「亡き父が秋刀魚の腸を好む」とか、「腸をそのままに秋刀魚を焼く」とか、「腸がほろ苦し」など腸を好むような句が続きました。こういう俳句が並ぶのは佐藤春夫の「秋刀魚の歌」の影響を受けているのでしょうか。それはそれで俳句に問題があるわけではありません。

 一方、今日話したいのは、最近話題になっている海のマイクロプラスチックです。プラスチックゴミが海に流れ着き、海で細かく砕かれ、マイクロプラスチックとなって、魚の胃袋に入る環境汚染です。このマイクロプラスチックは1mm以下のもので、いわゆる海のプラスチックスープとも言われています。そのマイクロプラスチックを飲み込んでいる魚が、ハラワタまで食べる秋刀魚となればよけい問題です。
 昔は秋刀魚などのハラワタを食べるのは当たり前だと思っていましたが、マイクロプラスチック問題が出てくると、要注意です。例えば、サメのような寿命の長い魚の場合、胃袋を裂くと、明らかにマイクロプラスチックが凝縮されて残っており、時にはプラスチックと判明出来るその物を飲み込んでいると言います。秋刀魚のような1年魚の場合は安全かというとやはり危険だと言います。 

そしてこのマイクロプラスチックは日本沿海周辺だけと思っていましたが、どうもそうでなく、遠洋、深海までマイクロプラスチックが発見されるそうです。そしてマイクロプラスチックはもう除去出来ません。ただ今後はプラスチックゴミを海に流れるのをなくす方法しかないというきわめて深刻な状況です。

以上のマイクロプラスチック問題は、昨日、三重県環境学習情報センターの所長から聞いたものから抜粋したものです。所長はこの9月、宗像市で開催された「宗像国際環境100人会議」で議論されたそうです。宗像市というと今年世界遺産登録された「神宿る島宗像・沖ノ島を擁する市」です。そういう神宿る島にもマイクロプラスチック問題が押し寄せている現状です。さらに宗像市では、特にプラスチックゴミが中国から押し寄せている現状だそうです。

ということで、俳句で詠むように秋刀魚の腸を食べることに躊躇します。私は元々秋刀魚の腸は食べませんが、好きな方はこれを知った上で食べて下さい。

ところで俳句検索すると、結構秋刀魚の腸を食べるという句が多くあります。

はらわたをアテに残して飲む秋刀魚
   はらわたで二合は呑める秋刀魚じゃろ
   ハイヒール脱いで秋刀魚の腸うまし
   はらわたを残して秋刀魚喰う男
   秋刀魚食ぶ苦き腸までも食ぶ

 こんな句ばかりでなく、著名俳人の秋刀魚の俳句も並べてみますが、ちなみにここには秋刀魚の腸を食べるという句はありませんでした。(隆生) (519096)

秋刀魚焼く煙の中の妻を見に    山口誓子
   火だるまの秋刀魚を妻が食はせけり  秋元不死男
   秋刀魚焼かるおのれより垂るあぶらもて  木下夕爾
   秋刀魚焼くレモンのやうな月が出て  西村和子
   別々にもどり秋刀魚の一つ灯に   中山純子
   全長に回りたる火の秋刀魚かな   鷹羽狩行



17.9.9 (4196)
 
☆.。.:*・°☆「お月見」☆.。.:*・°☆
    
    うさぎ うさぎ  なに見て はねる

          十五夜 お月さま見て は~~ねる ♪  

「 十五夜のお月様」を見て跳ねる うさぎの様子が描かれている 童謡ですが、

作詞・作曲者不詳の日本のわらべ歌で、江戸時代から歌い継がれたとのこと!!

叙情的な調べと歌詞、幼い頃や、現在でも口ずさむ好きなな歌です。

最近の科学の進歩で、あれは、月面のクレーターだと言われても・・・

月面着陸なんて・・・お伽の国はしだいに消えてしまうのでしょうか。

今朝の散歩に西に留まる月の美しさ・・・東から太陽が昇れば、だんだん
白い月に変わっていきます。足もとは「白露」草に雫が輝いていました。


   犬つれて稲見に出れば露の玉      鬼貫


   しなやかに猫が溝飛ぶ良夜かな    下里美恵子

   灯を消して母と見てゐる盆の月    後藤 曉子

   月の夜へ庭の薄を刈り残す      武藤 光晴

   名月を中天に見る夜更けかな     石原 進子


☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜八尋 樹炎



 
樹炎さんの文章 童心が甦ってきてほっこりしますね。
早速 ごんずいの写真も撮りに行っていただき写真が届きました♪

昨夜は満月から少し後退した月でしたが 雲のない夜空に綺麗に浮かんでいました。
10月の中秋の名月がくっきりと見えると良いですね。

              (☆NORIKO☆)(518947)


17.9.8 (4195)

☆.。.:*・°☆  いぶきネットの皆様   選句締切のお知らせ  ☆.。.:*・°☆

 
 9月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。
 締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。



 暑さが去った後、長雨が降り続き、これから「秋湿り」「秋ついり」などが

続きますが、やがて台風の季節ですね。「野分」と言う美しい言葉を持っています。

俳人には嬉しい季語が盛り沢山です。やがて、「時雨」と移ろう過程の雨です。

 急に朝の日の出が遅くなり、夕暮れの早さを感じます。一茶の句に

    吹き消したやうに日暮るる花野かな   一茶

美しい花野が釣瓶落としで急に暗くなった光景ですね。新鮮な感覚です。

庭の「ごんずいの花」が、雨に打たれ艶めいています。白鷲が大樹に雨宿りです。

皆さんの辺りは如何でしょうか。風邪にご注意下さい。


     秋雨の音を遠くに衣ほどく     坪野洋子

     暮れて着くふる里の駅秋の雨    中村美子

     振り返る釣瓶落しの妻の墓     兼松 秀


       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


 写真の花器も樹炎さんが作ったものです。素敵ですね。大樹に鷺がたくさん止まっています。写真で見えますか?
「ごんずいの花」画像検索してみると 可愛い花(実?)が出てきました。
「ごんずい」という名の魚があるようで、初めは魚の画像が出てきてビックリしました。

                (☆NORIKO☆)(518806)



17.9.7 (4194)
 
☆.。.:*・°☆静岡支部の「一番茶句会報」583号☆.。.:*・°☆

 「一番茶句会報」が手作りになり、582号が新しいスタートになったことは 8月5日の落書で内田さんから教えていただきました。句会報はメール添付で送っていただけることを聞き 早速磯田なつえさんから583号をいただきました。
 
 一ページ目に「記録から見えてくるもの」と題して、磯田さんが7年前から引き継いでこられた経緯から、「記録」の有効活用を具体的に述べておられます。

 続いて 歴史の古い句会から順に 新しい句会の「若松句会」「レモン俳句教室」を含めた10句会の句会報と「私の好きな句」のコーナーで5ページ。「レモン俳句教室」では

  夏の空煌めくブルーインパルス      満寿美
  
  蟬時雨子の自転車のおぼつかな     恭子

  買ひ足せりベビードレスの衿レース   真理子  
(レモン俳句教室より)

 と、若々しい句が並んでいます。
 次に「私の一句」として 藤田幸子さんが 

  はじめての青春切符広島忌     幸子

 の作品の背景として、お孫さんが広島を高校の修学旅行で訪問し、大学生の夏休みにも旅行を、現在高校の先生として 修学旅行で広島へ生徒を引率する立場になられたことを、お孫さんを思う温かい文章で綴っておられます。

 「おすすめ吟行」は 10月7日に行われる「三保羽衣薪能」の案内がありました。
雨天の可能性を考え入場券は当日ゲットが良い・・と、親切な内容です。

 他にも 「一番茶作品鑑賞」「『伊吹嶺中日俳句教室講義録』より、俳句の表記(送り仮名)について」
広辞苑では送り仮名がついていても、歳時記ではついていない言葉があること、俳句の約束ごと、が掲載され、
「座談会に参加して」、「俳句大会の案内」等の充実した3ページ。ぴったり8ページに納めてあります。


磯田さんと編集部の6名で、編集会議を経て作成されたもので、 要所要所を 囲ってある枠線も見栄えよく、横書きのテキストボックスも取り入れたレイアウトも読みやすくて素敵です。皆さんが目を配り手をかけて完成した句会報です。


 
磯田さ~ん 有難うございました! また次号を ここへご紹介できることを楽しみにお待ちしています。

★第156回いぶきネット句会の投句一覧が届きました。これから選句に楽しみながら迷う日が始まります。
パソコンの電源をつけなくても読めるように、私は、一度プリントアウトして、持ち歩いています。
 写真は愛知牧場です。
           (☆NORIKO☆)(518661)


17.9.6 (4193)
 今日は綾子忌ですね。昨夜から雨が降り、こうして雨が降るたびに涼しくなっていくのかなと思います。
徒歩さんから昨日の京都句会の吟行の様子をレポートしていただきました。
いつも有難うございます!「河合寛次郎記念館」 だそうです。窯が残っているとはすごいですね。
皆さんの俳句から充実した吟行の様子が伝わって来ますね。

★.。.:*・°★.。.:*・°★

今日は京都句会でした。
五条坂の町家の路地裏にある河合寛次郎記念館でたっぷりと時間を取り、大谷本廟にも足を延ばしました。
私は梶井基次郎と勘違いしていたのですが、河合寛次郎であります。
河合寛次郎は明治生まれの島根県出身。大正九年に現在の地に窯を建てた陶芸家です。
入ってみますと、建物正面からは想像できない充実した記念館です。
今日は暑さも感じられず快適な吟行でした。

  廃れ窯なづれば秋の風の音  惠光
  手に重き茶碗艶めく白露かな 英子
  文机の空の引出し秋の冷え  ゆうこ
  秋澄むや町家造りの美術館  忽布
  秋風や祠めきたる素焼窯   英武


★.。.:*・°★.。.:*・°★          松井徒歩


  (☆NORIKO☆)(518523)

17.9.4 (4192)
 昨日、眞子様と小室さんの爽やかな会見で、「月」にまつわるエピソードを聞いて、ほっこりして、思わず今夜の月は?
と外へ出ました。もうすぐ満月になりそうだと思って、月齢の載った暦を見ますと 9月の満月は、6日です!
9月6日は綾子忌でもあります。綺麗な月が見えると良いですね♪

 いぶきネット句会では 樹炎さんから、月や流星群の情報を よく一斉メールで教えていただいています。昨日も雲の写真をいただきました。天文の事象に造詣が深い樹炎さ~ん また天文情報もお願いしますね。

  月に住むうさぎあたゝか天寿国  沢木 欣一  
句集『遍歴』所収  

  門を出て五十歩月に近づけり   細見 綾子  
句集『牡丹』所収

 私のカメラでは月を上手く写せず、写真は家にあった絵はがきです          (☆NORIKO☆)

17.9.3 (4191)
 樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと写真をいただきました。美しい雲ですね。いつも有難うございます!

<いぶきネットの皆様      投句締切のお知らせ>

明後日5日午後9時投句の締切りです。 
早めにお送りくださるようにお願いいたします。 



  大型で強い台風第15号は北北東の洋上へ逸れました。

手の平を返したように、あの暑い日々は何処へと言いたい程です。

今朝は、玄海灘に夏の入道雲、平野には鱗雲・・・

同じ空に見えるのを「ゆきあいの空」と言うそうです。

美しい言葉ですね。川風が心地よく、時おり首筋をなでて行きます。

萩の花が庭に咲きはじめました。草冠に秋と書いて萩・

萩は文字が示す通り秋の花の代表とされていますね。万葉集で一番 多く詠まれた植物です。

虫の音が響き、急に季節の移ろいを感じますが、一抹の寂しさも・・・


      いくたびも秋日のよさを言はれけり   細見綾子

      暗がりに子規の小机萩咲けり      栗田やすし

      ブーメラン放つ渚や鰯雲        中野一灯



 八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 

           
 次第に穏やかな秋の日に変りつつあるこの頃、今日は、藤井四段が森内九段に勝ち、眞子さまのご婚約会見もあるのに、良いニュースに氷を浴びせられたような北朝鮮の核実験です。何か対策はないものなのでしょうか。
          (☆NORIKO☆)(518217)


17.9.2 (4190)
 昨日、伊吹嶺9月号が届きました。イシグロ高速印刷様、編集・校正の皆さんいつも有難うございます。
今月号から栗田せつ子さん執筆による
「沢木・細見先生の思い出」と題した随筆が始まりました。ほのぼのとしたエピソードの数々は 両先生を知らない私達にとって嬉しい連載になります。今月の文章から、せつ子さんが、以前、春の俳人協会愛知県支部俳句大会で 大会賞に輝かれた

   穴掘つて手紙を燃やす三鬼の忌  栗田せつ子  の作品の背景を彷彿としました。

 「青山」主宰で俳人協会顧問の山崎ひさを先生の寄稿では
「秋元不死男先生のこと」と題して 不死男先生にかかわる思い出を綴っていただきました。貴重な連載で毎回楽しみです。

 空と水が澄んでくる季節になりました。

   水澄んで泥鰌の小さき髭の見ゆ   滝沢伊代次

  写真は愛知池です。。☆.。.:*・°☆

           (☆NORIKO☆)(518079)


17.9.1 (4189)
 立春から数えて二百十日です。稲が結実する大事な時台風が飛来することが多いので厄日ともいわれます。
 大正12年に関東大震災が起きたこともあり、昭和35年 9月1日は防災の日と制定されました。俳句で震災忌といえば 9月1日を指しています。今日は家の周辺や非常袋を点検するのも良いですね。

  遠嶺みな雲にかしづく厄日かな   上田五千石

  万巻の書のひそかなり震災忌    中村草田男  

  黒板のつくづく黒き休暇明     片山由美子


 サッカー日本代表ロシア大会出場を決定です!!若手とベテランが融合して素晴らしい試合をしてくれました♪
私は得点した時ゴール後ろのスタンドの日章旗が一斉に躍動する場面が好きです。
柔道、バドミントン、卓球、新体操でも世界で若い選手が活躍しています。楽しみですね。

           (☆NORIKO☆)(517968)


17.8.31  (4188)
 今日で八月が終わります。子ども達の夏休みも最終日が多いと思います。急に朝晩の風が涼しくなりました。
8月31日は野菜の日だそうですが、このところ野菜の高騰に驚いています。安定した天候になってほしいものですね。
 梨も昔と比べると随分甘い改良種が出回ってきましたね。富山県の呉羽梨という品種をいただいて、切るとしぶきが飛んできて美味しかったです。
 玉蜀黍も甘くて柔らかい品種が多くなりました。子どもの頃よく祖母が焼いてくれた昔の味を忘れてしまいそうです。

   唐黍のひげ揺れてをり歩荷の荷    谷口千賀子

   啄木の像へ唐黍焼く匂ひ        倉田信子

   もろこしの甘き匂ひや母の里      山本光江  
『伊吹嶺季寄せ』より

 樹炎さんから珍しい品種のトウモロコシの写真を送っていただきました。私は初めて見ました!

★餅キビトウモロコシを買いに七山(佐賀県)へ行きましたが、
天候不順で、実入りが良く有りませんでした。(樹炎)☆.。.:*・°☆



                (☆NORIKO☆)(517860)


17.8.29 (4187) 
 今朝は嫌なニュースで目が覚めました。北朝鮮の弾道ミサイルが襟裳岬上空を通過して襟裳岬東方太平洋上に落下しました。言いようのない怒りが胸にこみあげます。

 樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせです。写真も送っていただきました。樹炎さんのコメントに書いてあるような平和な環境が続きますように。

 <いぶきネットの皆様   投句・選句・締切のお知らせ>

 投句締切 9月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
 選句締切 9月6日(水曜日)から10日(日曜日)午後9時締切
 


投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

 エンマ様が地獄の釜の蓋を閉め忘れたかのような暑さが続きます。

散策で、葦の茂る欄干に一休み、触れんばかりの塩辛とんぼ・・・

蜩のカナカナ・・・法師蝉のジー・・・竹林に射す晩夏光、新学期が間近です。

朝日に煌めく露草や、足下に虫の音、朝顔もだんだん小ぶりに・・・
  
町内の祭り、わずかな揚げ花火、線香のような花火にも
  
   一文の花火も玉屋玉屋かな    小林一茶

無邪気に興じる子達の歓声は、平和そのものです。

   ひぐらしや竹串焦げし五平餅    栗田やすし

   綾子句碑つくつく法師鳴きしきる  廣島幸子

   一茶の句碑塩辛とんぼ来てゐたり  佐藤春子

   墨を磨る鈴虫の声聞きながら    山本正枝



 八尋 樹炎 ゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

★孝子さんにいぶきネット句会の今月の添削例をアップしていただきました。
12名が頑張りました。ご参考になれば幸いです。


                            (☆NORIKO☆)(517666)


17.8.28 (4186)
★いよいよ8月も最終週です。「伊吹嶺全国俳句大会」投句に向けて追い込みの人もいらっしゃるかもしれません。
皆さんお忘れなく!

★孝子さん、『俳句』9月号に主宰が大きく掲載されているとのこと、有難うございました!

★今月のいぶきネット句会報が配信されました。参加者の自選句と「よもやま通信」によって構成された4頁の充実した内容です。「よもやま通信」には <俳句のための「定点観察地点」をもつ>  <日本の機どころ「桐生」の歴史や町並み>  <季語の「棉」と「綿」の違いを実際に育てて確かめた経験> と、豊富な内容で読み応えがありました。
 
 今朝は「涼しいね」と会話を交わしました。しばらく蝉の声を聞いていなかった(冷房で部屋を閉めていたので?)気がするのですが 最後の声を振り絞って鳴いています。あちこちに蝉の亡骸が転がってもいます。百日紅も散りつつ実をつけ始めました。

    蜩や佐渡に聚る雲熟るる      沢木 欣一

    秋の蟬伊賀に古りたり翁塚     宮田 正和

    円空の墓法師蟬鳴くばかり     清水 弓月   
いずれも『風俳句歳時記』より


                   (☆NORIKO☆)(517579)


17.8.27 (4185)
 高校野球が終わりました。孫家族の旅行の間 預かっていたカブトムシも帰って行き
ました。プロ野球では・・・明日は明日こそはと応援していた巨人の頑張りも、もう無理
のようです。・・・・地元の中日ドラゴンズもイマイチですね。 夏が終わりますね。


 今日は 嬉しい事もありました。
KADOKAWAの『俳句』9月号を開いたら、主宰のカラー写真が大きく載っていました。
格子組の町並みに主宰の白髪が映えて 素敵です!「季語と俳人・9月」のページです。 
次のページには、曼珠沙華と、秋燕の写真に主宰の二句が添えられています。<季語の情趣と季感>と題して、文章も寄せておられます。皆さん ご覧になりましたか。 (孝子)



       ふるさとの川面かすめて秋燕           栗田やすし
 

17.8.26 (4184)
★今月のHP俳句会の選句結果がアップされました。
今月の最高点句は吉田正克さんの句でした。おめでとうございます!講評もあわせてお読みください。推敲の参考になると思います。

 樹炎さんから送っていただいた大南瓜の収穫の写真です。いったいこの南瓜食べることが出来るのですか?どのように運ぶのでしょうか?先だって寺の本堂の前にも飾ってありました。

   河童南瓜棚にゆらゆらビートルズ   沢木欣一  
句集『綾子の手』
   
河童南瓜とはどういう南瓜でしょうか・・・? 向島百花園五句のうちの1句でした。
ハロウィンの南瓜かもしれませんね。
               (☆NORIKO☆)(517363)

17.8.25 (4183)
 厳しい残暑ですね。まだ河川の氾濫が心配される地方があるようです。お気を付け下さい。
昨日の名古屋は35.5℃でした。今日も東海三県に高温注意情報が出ています。昨日、西瓜を貰いがてら、ついでというと先祖に叱られますが、墓参りに行きました。暑くて誰もいない墓地で、10分でぐったりしました。日頃家で冷房に慣れた体はダメですね。でも家の中でも熱中症になると聞きますと、なかなか冷房を止められません。

 従妹から送ってもらった写真が面白いので見てください。南瓜と冬瓜かな?西瓜かな?です。

   西瓜提灯中から外を向き笑ふ   後藤 立夫 
『俳人協会 俳句カレンダー』

   畑より西瓜貰ふも故郷かな    中田多喜子 
『角川俳句大歳時記 秋』

   
              (☆NORIKO☆)(517205)



17.8.23 (4182)
 皆さん新しいトップページのスライドショーをご覧になりましたか?沢木・細見・栗田 三先生の句にちなんだ素敵な写真です。国枝さん 綾乃さん有難うございました!写真選定にはネット部員も投票して参加させていただきました。
今日は処暑ですがまだまだ暑いです。驟雨もありました。山沿いは雷と大雨の心配はありますので お気を付け下さい。

 高校野球決勝が終わりました。花咲徳栄高校初優勝です。広陵高校の中村選手が大会新記録(本塁打6本)を達成しました。3年前広島土石流の災害時、広陵高校は復旧活動に汗を流したことを思い出しました。
高校野球が終ると、甲子園球場に秋風が吹きます。

★名古屋市民文芸祭の作品募集が始まっています。
毎年多くの伊吹嶺の仲間が入選しています。
募集期間は8月21日(月)から9月20日(水)必着です

総合案内はこちら ↓ 
【名古屋市民芸術祭 2017】
文芸祭のチラシは こちら ↓ 4ページ目を印刷すると 投句用紙になります。
【文芸作品応募用紙】

★毎月新井酔雪さんから 岡崎の歴史と文学散歩の案内をいただいています。いつも有難うございます!!

龍海院(是字寺)

名鉄東岡崎駅南口を100m西に行くと、龍海院の古い山門が目に入る。龍海院は曹洞宗の寺で、別名「是字寺または是之字寺(ぜのじでら)」という。徳川家康公の祖父松平清康公が20歳のとき、左手に「是の字」を握る夢を見た。これを模外(もがい)和尚に占わせたところ、「これは吉兆、『是の字』を握るは天下を取ることなり。「是を分解すると日下人)」と答えた。喜んだ清康公は、模外和尚のためにこの寺を建立した。

しかし、この説に異議を唱える歴史学者がいる。それは、松平家の研究を専門とする平野明夫氏である。以下は平野氏の著書の内容を抜粋して要約したものである。

松平家の歴史の記述は、徳川家康公が天下を取った後、家臣たちによって進められた。それは、松平家に都合の悪いことは、改ざんされるか書かれないことを意味する。当時の大名家は、親子、兄弟といえども信仰する宗派はばらばらであった。しかし、天下を取った松平家がそんなことであってはいけない。徳川家康公は浄土宗を信仰しているので、浄土宗に統一したい。しかし、龍海院が曹洞宗であることは変えることのできない事実である。そこで夢物語が創作されたというのである。この夢物語は実によくできている。夢を見た清康公は天下を取れなかったが、孫の家康公は天下を取った。夢だけに、自分ではなく孫というふうに割り引いた話になっている。しかし、地元ではこの夢話を信じている。

以後、龍海院は、家臣酒井正親家の菩提寺となり寺領も120石となった。その後、徳川家康が豊臣秀吉によって関東に移封されると、本国の留守居を任されていた酒井重忠は武蔵川越に1万石の所領を与えられた。それにともない、龍海院もその地に建てられた。岡崎の龍海院は、新たに三河国岡崎城主となった秀吉の家臣田中吉政(岡崎城下町と二十七曲りを造った)によって破却されたが、慶長6年(1601年)に本多康重が城主となると再建された。そして、戦災のため堂宇は焼失し、現在は鉄筋コンクリートの本堂が建立され、訪れる人々の目をひいている。また、地下には座禅堂があり、寺にお願いすれば、各種団体の利用に開放される。

境内には名士の石碑も多い。また、本堂の右側の庭に入ると、水のない池があり、その袂に「天蓋が揺れ一山の若葉ゆれ 峰澤啓三」という句碑がある。この峰澤という方は、岡崎女子短期大学で教鞭を執っていた方で、龍海院の檀家さん。絵も俳句もやった方で、婆娑羅大王の絵が寺にあるそうだ. ☆.。.:*・°☆(新井酔雪)

    
写真は 山門、本堂、句碑です。家康の祖父が 吉兆を予言した和尚様のために建立したとは、さすが三河武士の心意気でしょうか? 立派なお寺ですね!「是」は分解すると「日の下の人」ですか、良いですね。漢字は一文字で意味を持つところが素晴らしいと思います。
                 (☆NORIKO☆)(516909)♪.。.:*・°♪


17.8.22夜 (4181)
 今年の異常気象は本当におかしいです。東京では昨日まで連続21日間、雨が降ったそうです。今日はどうだったのでしょうか。それ以上の深刻なのは仙台では昨日現在連続31日間、雨が降ったそうです。ますます冷害が心配されます。
 一方東海地方では今日、ゲリラ豪雨とともに雷が多発しました。名古屋市では1日に1000回以上の雷を記録したそうです。
 毎年、異常気象となる度に〇〇年に1回の異常気象だという。これから毎年このような記録が更新されるのでしょうか。本当に地球温暖化の影響だと思います。

 毎年夏に、伊吹嶺HPではトップページに5枚の写真のスライドショーを表示しています。今年もやや遅れましたが、スライドショーを更新しました。いずれも沢木先生、細見先生、栗田主宰の俳句にちなんだ写真ばかりです。
 今年の写真は次のとおりです。

 1.能郷の猿楽
   笛の音の一気に春を呼びにけり   沢木欣一
 2.吉野の桜 
   谷へちる花のひとひらづつ夕日   細見綾子
 3.鵜飼の鵜
   日盛りの鵜が緑眼をかゞやかす    栗田やすし
 4.螢
   螢火の明滅滅の深かりき       細見綾子
 5.寒月句碑
   寒月が鵜川の底の石照らす     栗田やすし


 これで今後1年間トップページを飾ります。
 合わせて今月の季節の俳句も更新しました。これらのトップページの作成には栗田綾乃さんのご協力を得ました。改めてお礼を申し上げます。(隆生)
 (516808)


17.8.22 (4180)

 朝顔も次第に花数が少なくなり、蝉の声もめっきり聞こえなくなりました。虫の音が聞こえています。
今年は雨の多い夏でした。8月20日は 広島市の土石流から3年たったのですね。20日のニュースで思い出しました。ネット会員さんに被災地の近くの方がみえます。ボランティアで協力されたそうです。真夜中の被害だったので77名(うち1名は胎児の赤ちゃん、2名は避難所で)でした。これから台風シーズンですが、日本を逸れてほしいですね。 

 佛壇の母を二階へ秋出水     森 靖子

 秋出水淀みに鯉の犇めけり    兼松 秀


 孝子さんに漢字の成り立ちの勉強会の記事を書いていただきました。有難うございます! 日本には平仮名片仮名もありますが、漢字、(音読みと訓読みがあり)仮名、片仮名もある、なかなか繊細な言語だと思います。雨でも「御降」「春雨」「緑雨」「梅雨」「驟雨」「秋霖」「時雨」など多くの「雨」の種類がありますね。苗字の種類も多く、日本人は細かく分類するのが得意だと聞いたことがあります。分類と言えばすぐに正岡子規を思い出します。

★昨日 孝子さんからお知らせのあった 
たんば青春俳句祭の締切は9月13日です。
【たんば青春俳句祭】 からお入りください。

★日曜日の NHK俳句で 
NHK全国俳句大会の募集を放送していました。
募集要項は【NHK全国俳句大会】 投句用紙はこちら【投句用紙】

クリックすると要項があります。9月30日締切です。こちらもどうぞ。

 日曜日は孫が来たので西瓜を丸ごと一つ買ったのですが そうそう食べられるわけではなく、丸二日かけて今朝ようやく食べ終わりました。孫は皮に近い赤い部分を2㎝も(甘くないので)堂々と残すのには驚きました。

糸瓜は8月2日に子規庵で写しました。8月の雨でもっと成長していると思います。朝顔は樹炎さんから送っていただきました。いつもありがとうございます☆.。.:*・°☆     (☆NORIKO☆)(516675)

17.8.21(4179)
 ゲリラ豪雨は、とうとう東海地方にも来ました。皆さん 大丈夫でしたか?
稲妻を目の当たりにして 光が走る時の音を聞きました。鋼を割くような
ミシミシ?ジリジリ?そんな音でした。 
 先日、 テレビで、「日本は災害大国!今の私達は、この国で災害に負け
ずに生き延びてきたDNAを 受け継いでいる」そうです。言われて見ればそ
うですが・・・・・・ 手放しでは喜べませんね。

 先日、漢字の成り立ち(白川文字学に準拠)の勉強会に出席しました。
本題に入る前に、日本の二十四節気の事を説明して下さいます。

 今月は「立秋」でした。
 <立>の構造は<大>と<一>で、、人間が立っている形の下に横棒
の一があります。この一は 特定の場所や位置を示します。
 <秋>は、
(写真)ノ木偏に、旁の 亀に似た字と その下に れっか を書くのが 元の文字です。ノ木偏は 稲などの穀物一般。旁の方は 蝗などの害虫を表わしています。その下に 火が付いて、 害虫を火で殺す事・・・となります。

 秋とは、農事暦の意味の「みのり・とき」が元となっていて、四季の意味は後からつけられたとか・・・・。


            木曽の秋ガラス瓶より煙草買ふ        栗田やすし

           早起きのわらべ道掃く今朝の秋        沢木欣一



★ 範子さんからのお知らせがありましたが・・・・伊吹嶺全国大会の応募締め切りが 近づいていますね。
 「たんば青春俳句祭」
の応募締め切りも近づいています。9月13日です。皆様 お忘れ無く!!(孝子)



17.8.20(4178)
 一昨日の東海地方の雷雨は 昨日は関東地方へ移動したようで、都内で浸水の被害をニュースで見ました。関東の皆さま心配でしたね。

★伊吹嶺全国俳句大会の〆切は 8月31日です。あと10日ほどになりました。皆さ~んお忘れのないように!

 盆踊りは普通盆の前に行われますが、私が住んでいる地区は比較的新しい住宅地なので、帰省が済んだ盆過ぎに行われます。
 浴衣を着せてもらい、子ども同士、仲良し同士で おめかしして出かけていきました。小学校のグランドに櫓を立てますが 踊るよりも夜店の方が楽しそうな少年少女ばかりでした。前夜の大雨で心配されましたが 一日晴れたので グランドもまずまずでした。

  踊り明かす白き印籠腰に差し    栗田やすし 

  汐風を袂に浦の盆踊り       大石 久雄

  下駄の歯のささくれ踊納めかな   角田 勝代


      (☆NORIKO☆)(516380)


17.8.19 (4177)
 おはようございます。昨夜は雷鳴が激しく、家の近くでもピカッと今までに見たことも無い明るい閃光がひろがってびっくりしました。犬山市では短時間記録的大雨情報が出ていました。昨夜中央道に土砂が流入して車が巻き込まれてけが人が出ました。
 このところ激しい雨や雷雨が多いですね。これが地球温暖化による異常気象だとすると、異常が常態となってしまわないようにと願うばかりです。
 
 美味しい秋の果物が出回りはじめましたね。高級品だった巨峰も今では露地ものの前にハウス栽培のものが出回り、長い間店頭に並ぶようになりました。

  小粒ぶだう一粒一粒がたのしいとは   細見綾子  句集『雉子』所収

 岩田由美著『綾子の一句』には 毎日一句ずつ365句が掲載されていて、8月19日は上記の句が取り上げられ鑑賞が書かれています。

                         (☆NORIKO☆)(516244)


17.8.17 (4176)
 毎月、15日、16日はいぶきネット句会の合評会を行っています。昨夜で2日間、総計107句について、それぞれ会員の皆さんとチャットルームで意見を出し合いました。両日とも20数名の参加で、積極的な発言で盛り上がりました。特に会員の皆さんからの発言が頼もしく、2日間の合評会では時間が足りない状況でした。
 これから以下に時間を有効活用していくかが課題かと思います。
 昨夜の合評会のあとは、選句一覧(名前あり)の配信、そして会員の随筆2編を含めていぶきネット句会報の発行と続きます。

 ところで最近、曇りがちですね。東海地方でも雨が多く、時々日差しが覗く程度です。ところが東京では昨日まで8月に入ってから、毎日雨が降っているそうですね。今日の東京も朝方に雨が降ったようです。この真夏の時にいったいいつまで雨が続くのでしょうか。
 原因は現在の気圧配置で、太平洋高気圧が西日本寄りであり、オホーツク高気圧が南下しており、東北から関東まで低温状況が続いています。特に東方地方にはいわゆる山背が吹いており、これが低温をもたらしています。昔江戸時代ではこの山背が大飢饉の原因となっていました。2,3年前にも東北を訪れましたが、山背が吹いている時は、6月でも大変寒かった記憶があります。
 あまり猛暑日が続くのは困りますが、夏は夏らしく、適当に暑くなって欲しいものです。(隆生)
(516105)


17.8.16 夜 (4175)
 今晩は。留守をしていた時に樹炎さんから終戦記念日の日の新聞記事を送っていただいていました。遅くなりましたが、お読みください。写真も送っていただきました。


 
地方紙のコラムに戦後72年の気に成る記事が有りました。  
 
俳壇の重鎮、金子兜太の反戦句の中の非業の死に報いるで、

  水脈の果炎天の墓碑を置きて去る   兜太

兜太さんは、海軍士官として南方のトラック島に赴任、約一年余り捕虜のあげく、

同島から辛うじて最後の引揚げ船に乗ったお方。

その思いが「水脈の」に凝縮されている。終戦72年過去に置いて来た

墓碑に思いをはせ、俳句を楽しめる平和な世の決意を新たにする

と結んでいます。 八尋樹炎☆.。.:*・°☆



 上の写真は対馬のトーチカだそうです。日露戦争の時に築かれて一度も使用されなかったそうです。


      (☆NORIKO☆)(516007)


17.8.15 (4174)

 終戦記念日です。日本はポツダム宣言を無条件に受諾し、ラジオを通じて天皇の終戦の宣言が国民に伝えられました。
 戦後72年経ちました。世界ではいまだに戦争状態の武力衝突があり、ミサイル開発に明け暮れている国もあります。あらためて平和がいかに尊いものかを考えなくてはいけませんね。 武道館ではすべての都道府県の若い人百二十数名が招かれてて参列するそうです。 (☆NORIKO☆)

   終戦日妻子入れんと風呂洗ふ    秋元不死男

   赤き蛾の昼出でて舞ふ敗戦日    藤田 湘子

   長く生き父の墓訪ふ敗戦日     栗田やすし


  
 樹炎さんから送っていただいた 鹿の子百合 南瓜の花 青田の写真です。

17.8.14 (4173)

 暑さの中にも時折涼しさが感じられるようになりました。
樹炎さんから合評会のお知らせと 写真を送っていただいています。樹炎さ~ん いつも有難うございます!!

 
<<いぶきネットの皆様       合評会のお知らせ>>
   

 合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

 草市に出かけると、他県の車が増えています。

今朝、庭苔に(川蜻蛉)が勢ぞろいして、静止していまました。

「盂蘭盆」を迎える盆支度も済ませ、夕闇を待つ門に

故人それぞれの面影が走馬灯のように巡ります。

迎え火を囲めば、思わず近くで蜩の声・・・     

 今年は、親友を失くし初盆を迎えます。淋しいです。空虚です。

母が存命の頃よく淋しがっていたことが、実感となりました。


   ふるさとや墓参の婆と乗り合はす    栗田やすし   

   長生きをせねばと笑ふ生身魂      栗田せつ子

   門火焚く身籠りし子と幼子と       伊藤範子      

   妹川の瀬音に湧けり川とんぼ      坪野洋子  

 八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


 

  写真は福岡城址です。福岡城址は樹炎さんに案内していただき一度、娘家族と一度訪ねました。官庁街と美術館と公園が隣接している博多の中心地でした。

 お知らせに私の句を取り上げていただき有難うございました !(^^)!
いぶきネット句会の投句のの感想も配信され、追加の書き込みも届きました。チャットによる合評会の盛会を祈っています。 
   (☆NORIKO☆)







17.8.13 夜(4172)

今日は伊吹嶺句会でした。お盆の暑い時でしたが 熱心な39名の参加で主宰、副主宰、櫻井愛知支部長の選評と丁寧なご指導をいただきました。季語は広島忌、墓参に関わる句の投句が多かったと思います。その中で主宰と副主宰の特選は、酒井とし子さんの句でした。酒井さんは和服を涼しく着こなしてみえました。おめでとうございます!

主宰・副主宰特選

      乳匂ふ赤子を膝に広島忌   酒井とし子


       
☆.。.:*・°☆

 その後久しぶりにカリンカ句会に参加しました。レストランでの食事と句会で、合評後、副主宰と伊藤旅遊さんから指導をいただけます。句会は楽しい!の実感が得られる句会です。     (☆NORIKO☆)(515610)


17.8.12 (4171)

 昨日の土砂降りの雨にはびっくりしました。落雷もありましたが皆さまのところは大丈夫ですか?


★HP句会の投句を受付中です。締切は15日午後9時です。未だの方、ふるってご投句ください。毎月2句、何方でも無料で投句できる句会です。

★いぶきネット句会の選句一覧が配信されました。まだ作者名は明かされていませんので、受け取るときはドキドキです。6日に配信される投句一覧と、11日に配信される選句一覧をもとに、チャットによる合評会への下準備をします。

 
昨日、伊吹嶺の山ボーイ 安藤一紀さんの山の写真を紹介しましたが、まだまだあります。
雪渓とお花の写真は、「鎚温泉分岐から 大出原へ白馬山チングルマのお花畑」。
次は 「ヒグマの足跡で水芭蕉の花芽を物色した痕跡」、右は「トムラウシ山ロックガーデンのチングルマ」の写真です。

    

 チングルマがこんなにも可愛い花だということは、恥ずかしながら俳句を始めるまで知りませんでした。
伊吹嶺には元祖山ガールで大先輩の山下智子さん指導の句会「チングルマ句会」があります。
智子さんは平成26年に卒寿記念として第二句集『白日傘』を出版されました。
今もお元気に同人句会に出席されています。

   夏霧のかたまりて飛ぶ七合目   山下智子   句集『白日傘』所収

   白日傘摩文仁の丘に立ち尽くす   同

   雲海の波立ち上る富士の胸     同


 
               (☆NORIKO☆)(515468)


17.8.11 (4170)
 
 
梅雨明け後も雨が多く、不安定な天気が続いていますね。昨夜の名古屋は雷鳴が響いていました。
涼しい室内で過ごしていたのですが、この数日間身体がすっきりせず落書も更新できませんでした。

 高校野球が始まりました。世界陸上で18歳のサニブラウン選手が200m七位で活躍しています。若者のパワーは楽しみですね。プロ野球は昔は見ていたのですが、最近は見ないので、落書に反映せずすみません。今年もカープは強いです。
将棋の世界もタイトルをとる事は難しいことを知りました。藤井四段は順位戦という大事な対局で勝ちました。
同じ愛知県人というだけですが、嬉しいです。

 今日は「山の日」です。週末を含めてお盆休みを長く取れる人もいらっしゃると思います。帰省ラッシュが始まったようです。旅行の方、帰省の方を含めて長距離移動のある方は、どうぞ気を付けてお出かけください。

 旧盆が近いですね。昔、盆の最中に墓参りに行きましたら、どこも供花は枯れたり始末してあったりで不思議だなと思ったのですが、本家から、「盆には仏様は家に帰っているからお墓に居ないんだよ」と言われた事を思い出しました。親が生前、お施餓鬼の時墓参していたのに、すっかり忘れていたのでした。

   盆用意女で混める精米所      沢木 欣一 『沖縄吟遊集』所収

   盆道を作る芒を刈り倒し      沢木 欣一    同

   牛飼ひに道よけらるる墓参     細見 綾子 『和語』所収

   ほほづきの赤きを持ちて墓参り   細見 綾子 『天然の風』所収    


       上の句の前書きに「母の忌八月十五日」とありました。お盆の最中だったのですね。

  どこからか鳥が種を運んできた、高砂百合(外来種のようですが)、涼しげなので、抜こうかどうか迷っているところです。
         (☆NORIKO☆)(515336)

-----------------------------------------------

一紀さんから白馬での写真をいただいていました!!山の日に相応しい素敵な写真です♪
  7月27日 「白馬大雪渓から見上げた天狗菱 杓子岳」   7月29日の 「衣笠草」  「日光黄菅」 です。

    

17.8.8 夜 (4169)
 
 
台風5号、豊橋で竜巻を起したり、大雨を伴った姉川の氾濫映像など 、雨風の被害にはびっくりさせられました。

 樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせをいただきました。
長崎の写真も樹炎さんからです。

<<いぶきネットの皆様     選句締切のおしらせ>>

 
明後日8月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

  
 台風5号が居座って、各地に風雨の大きな被害が出て居ます。
皆さんの辺りは如何でしょうか。大変心配しています。 ご用心下さい。

8月6日は(広島原爆忌)・7日は早くも(立秋)・そして、9日は(長崎原爆忌)

(お盆)も近く、帰省客をお待ちのご家族など、8月のなんと忙しいことでしょう。

それに、厄介な異常気象が重なり、流石に各地のお祭も中止が増えました 。

毎日テレビの被害情報に一喜一憂した夏です。熱中症にご用心下さい。
 
   野分雲竹林にはかに波うてり  小木曾フジヱ

   台風一過倒木蟻を噴き出しぬ  鵜飼直子

   台風の真中の闇に父母座る   樟  豊   


八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆



 
昨日が暦の上で立秋でしたね。厳しい暑さの中で 朝夕の風に涼しさを
感じるようになりました。
 (☆NORIKO☆)

17.8.7 (4168)
 
おはようございます。週末に帰宅しました。国枝さん 孝子さん 上京中は落書の更新を有難うございました! 

台風五号の接近に伴い、東海地方にも大雨の予報が出ています。梅雨明けを過ぎても雨が多いですね。各地で土砂災害が出ないことを祈っています。 

 昨日は広島の原爆の日でしたね。72年が経ちました。いつもテレビの前で黙祷するのですが、小学生の「平和への誓い」の言葉には 心を打たれます。原爆の悲惨さ、平和の尊さを次世代と世界へ向けて語り継いでいくことは日本の使命でもありますね。広島に多くの外国人が集って見守っていた映像も心に残りました。

 いぶきネット句会投句一覧が配信されました。毎月のメールに季節の事や俳句に関する温かい文章を添えていただいています。

 東京で子規庵を訪ねました。糸瓜が実り、鶏頭も咲き始めていました。
保存会の方が 苗床から育て、庭へ移植しています。

  鶏頭がまぶし過ぎると病める人  牧野 一古  

  抽んでて鶏頭燃ゆる子規の庭   金田 義子

  鶏頭に雨降る父の七七忌     小島 千鶴

        (☆NORIKO☆)(514917)


17.8.5 (4167)
 私の朝は、NHK連続ドラマ「ひよっこ」の主題歌を聞きながら、始まりま
す。少しレトロで、軽やかなリズムが、穏やかな1日の始まりのようです。   
 歌っている桑田佳祐さんは、30年ほど前から、天才と思っています。
(私の偏った考えですか?)  自然に湧いてきた思いを曲にされているように
思えて、それを聴きながら”なるほど”と思います。

 その繋がりです・・・・
 主宰はいぶきネット句会で選句をしていただいた時・・・・「狙いの見え
てくる句は 選びません」と 述べておられたことがあります。 自然に湧
いてきた思いや感動を素直に一句に!! でしょうか?



  奈良美智の美術展が 愛知県の「豊田市美術館」で開催されています。
以前から 楽しみにしていましたので・・・・涼しくて、あまり混まない日に出掛けようと思いますが、毎日暑くて 迷っています。娘は奈良さんの講演会に応募して、入場券を得ました。
(先を 越された感有り!!) スクリーンを使ったり、雑談のようであったりと・・・・・・良い内容のようでした。   沢山の奈良さんの作品を観る機会は、そうそうありませんので、出掛けるつもりです。この美術展は、9月24日までです。


 ★いぶきネット句会を支えていただいている 内田さんから、メールが届きました。内田さ~ん 有り難うございました。
                                                               (孝子)

 一番茶句会報」(582号)」が届きました。

磯田なつえさんの心のこもった「手作り『一番茶句会報』に向けて」の文章の一部を紹介します。


 「一番茶句会報」は冨谷春雷氏のガリ版刷りの「かたつむり句会報」に始まり、今の「一番茶」が付けられ

たのは
125号からです。

 命名の由来は昭和
49年日本平で開かれた「第一回風俳句鍛錬会」で沢木欣一先生が詠まれた

  一番茶すみしと日焼け女衆     の御句に因るとのこと。

幾人かの発行者を経て平成十三年の500号以降、私が発行責任者として、「一番茶句会報」を引き継いできま

した。
会員数が半分近くになって、予算の大半を占めていた印刷費のコスト削減を余儀なくされ、いよいよ

手作り『一番茶句会報』号」の出航となりました。


 会員の手による会員のための句会報にしていくように、みなさんのご協力をおねがいします。

と結んでおられます。

「一番茶」の歴史とともに歩んできた「一番茶句会報」への熱い思いをひしひしと感じました。

582号の手作り句会報、素晴らしいです。

そしてなつえさんはじめベテランさんも新しいたちも、句会報の発行に参加して、きらきら輝いているようです。

これからの「一番茶句会報」、目が離せませんよ。           (内田陽子記)



17.8.4 (4166) 台風が近づいています。先月の九州の豪雨の片付けも済まないうちに・・・・
今度は、大きな被害が出ませんように! 祈っています。
 樹炎さんが 沢山の写真を送ってくださいました。(孝子)

    いぶきネット句会の皆様      投句締切のお知らせ

       明後日5日午後9時投句の締切りです。 
      早めにお送りくださるようにお願いいたします。


    8月に入りました。日の出の田圃に群れる赤とんぼ・・・

  稲の穂が小首を傾げはじめました。烏の番いは何時もの塒で、

  まるで、私達夫婦に似て、夜明けを静かに眺めています。

  蛙のコーラスを聞きながら、仔牛に話し掛けて「簾を貰って涼しい?」

  竹林に入る辺りは、雀のお宿、こぼれるやうに飛び立つて行きます。

  近所の電線に燕が集まりはじめました。帰燕には、少し早いのでは?

  路地の落書きを跨ぎ、蟬時雨の道を戻ります。今朝の点描です。

  今日も暑くなりそうです。台風5号の動きが心配です。ご用心下さい

        低く飛ぶ秋吉台の帰燕かな    栗田やすし

        合唱にタクトはいらぬ夏蛙     黒滝志麻子

        一茶句碑潮辛とんぼ来てゐたり  佐藤春子

        廃校に残る土俵や蟬時雨    山口登代子


                                      八尋 樹炎
   
            ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*


17.8.3 (4165)

  
「落書」担当の範子さんが 上京中ですので、 その間 ピンチヒッターを務
めます。

 
★「伊吹嶺」八月号が届きました。裏表紙には 大きく! 二十周年記念俳句大
のお知らせが載っています。
 大会応募句の投句締め切りが 8月末日ですので、 俳句を早めに用意しな
いと・・・・    私の経験ですが・・・ ある程度納得した句が出来ると 大会に
参加したくなります。  皆さん 頑張りましょう。

 ★「たんば青春俳句祭」の応募締め切りは、9月13日です。
こちらも 早めに俳句を用意しておかないと・・・・!

 今年から「細見綾子賞」が設けられました。我々にご縁のある
先生の名を冠した賞です。 大いに盛り上げたいですね。


8月1日の「京都句会」の様子を、徒歩さんが 知らせて下さい
ました。徒歩さ~ん 感謝!(孝子)

 
昨日1日は京都句会でした。
地下鉄終点の国際会館駅で集合。タクシーで洛北曼殊院へ行
きました。地元幹事の岡田佳子さんに、普段の観光では歩かな
い小道も案内してもらいました。
 にわか雨に「白雨白雨!」とかしましい仲間にも数分の沈黙が
あり、句帳に向かって集中するのでありました。


         涼しさや篝の絵ある奥座敷      秋麦
         声かけて組みたる足場秋津舞ふ   万里子
         びーどろの杯に気泡や晩夏光    哲半
         銀色の雨に向日葵ぐらぐらす      英武


  通常句会、吟行句会、短時間ながら一句出しの席題もあり、くたくたに疲れました。

 席題「ゼリー」の高得点句

         一匙のゼリーで許す小さき嘘      万里子


 帰りのバスの休憩場甲南PAでは、夕ぐれの蜩の鳴き声に疲れが癒されました。画像はは曼殊院の集合写真と、親鸞が叡山から行き来したと云われる雲母坂への道です。(松井徒歩)



17.7.31 (4164)
 
   <<「たんば青春俳句祭」のお知らせ>>

★沢木・細見両先生とご縁のあるkuuさんのブログに、細見綾子先生の生誕地、丹波市で
「第17回たんば青春俳句祭」が開催されること、また今年から「細見綾子賞」
新設されたことが載っていました!

小学生、中学生、高校生、大学生と一般の部 などの各部門があります。
「細見綾子賞」は 大学生と一般の部より選ばれます。

応募締切は平成29年9月13日(自由題2句まで)、郵便、FAX、メールでの応募が可能です。

      皆さまふるってご応募ください!!    

詳細は こちら⇒たんば青春俳句祭 をクリックしてご確認ください。
(リンク貼り付けが繋がると良いのですが・・)

こちらに投句要領が詳しく書いてあります。ご確認下さい。

投句は、はがき、FAX等でも受け付けています。
  〒669-3692
    兵庫県丹波市氷上町成松字甲賀1番地
    丹波市まちづくり部市民活動課内『たんば青春俳句祭』係

                    電話 0795-82-0409
                    FAX 0795-82-4370

 (なお今日の最初の落書では間違ったリンク貼り付けもありました。現在のリンク先が正しいものです。お詫びして訂正します。)

    
雉子鳴けり少年の朝少女の朝  細見綾子

    でゞ虫が桑で吹かるゝ秋の風  細見綾子


-----------------------------------------------

    

  昨日に続き、一紀さんの涼しく雄大な写真をご堪能ください。

 写真は左から   「白雲岳避難小屋テント場」  「遥かにトムラウシ山」  「忠別沼から忠別岳」 だそうです。

 しばらく家を空けますが、何かありましたら孝子さんにフォローしていただきますので、よろしくお願いします。                         (☆NORIKO☆)(514220)


17.7.30 (4163)
  
 7月のいぶきネット句会報が配信されました。これにて8月の句会に備えることになりますが、おそらく会員さんは すでに次の5句を準備されている頃と思います。

 高校野球の甲子園出場 愛知は中京大中京でした。皆さまのお住まいのところは決まりましたか? 清宮選手のホームランも楽しみですね。

登山家俳人安藤一紀さんから 山の写真を送っていただきました。爽やかで涼しそうですね~~!有難うございます。
一枚目は「白雲岳避難小屋からヒサゴ岳へ」 二枚目は「高根ケ原から旭岳を振り返る」 と解説していただきました。

  早立ちの森に谺す遠郭公     安藤 一紀

     


                     (☆NORIKO☆)(514065)

17.7.29 (4162)
  朝から蝉時雨、蝉時雨、、、です。
少し早めに、樹炎さんから8月のいぶきネット句会案内が届きました。
いつもお知らせをいただくので助かります。

<<いぶきネットの皆様   投句・選句・締切のお知らせ>>

  投句締切 8月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切 
  選句締切 8月6日 (日曜日)から10日(木曜日)午後9時締切

  投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 高温注意報が出て一週間、フライパンの上を歩いているようです。

長旅の娘夫婦が各地のシールを増やし、無事戻りました。

私は、久しぶりに友に誘われ、博多湾クルーズを楽しんで来ました。

地下鉄を上がると、ジャンボ宝くじ売り場に並ぶ人の列、射るような日差し、

蝉時雨、アスファルトの熱気で頭がぼんやり・・・

埠頭に集合した頃は日盛りで、手すりまで火傷しそうな熱さです。

流石に、出航の船の胴震いに、白波の眩しさに、峰雲に、その爽快さに、

高揚して、大声ではしゃいで参りました。皆さんの辺りは如何でしょうか。


   母の手をひき炎天に立ちどまる    栗田やすし

   炎昼や船渠に響く鉄の音       中野 一灯     

   ゴッホ見て一駅歩く日の盛り     熊澤 和代


           八尋 樹炎      ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


 ヤフオクドームが写っていますね♪

名古屋は熱中症の厳重警戒注意報が出ました。
週末お出かけの皆さま お気を付け下さい。

     (☆NORIKO☆)



17.7.28 (4161)
 7月の暦も残り少なくなり、暑さが厳しくなりました。プロ野球もたけなわだと思いますが、ドラゴンズファンはは今年も元気が出ないですね。サッカーのグランパスもJ2に降格してなかなか上位へ入れません。そろそろ甲子園の代表校が決まります。こちらは楽しみですね。

 夏の楽しみといえば 各地の花火大会でしょうか。
樹炎さんから早速博多の花火大会の写真を送っていただきました。
綺麗ですね!!

  <<博多の夏の万華鏡>>
 夏の夜空を彩る大輪の花火大会が、博多湾の百道浜で開催されました。
百道浜エリアでの花火大会は、2000年に行われて以来で、17 年ぶりの開催となります。

本大会名になっている「花火ファンタジア」は、花火専用のコンピュータを駆使し、
花火と音楽をシンクロさせた世界最先端のハイパー花火ショーでした。

残念ながら、私は観に行けませんでしたが、知人から、写真を頂戴致しました。 

     ★.。.:*・°★ 樹炎 ★.。.:*・°★


   花火上るどこか何かに応へゐて     細見 綾子
     
   花火一条水夫(かこ)の電燈みな暗く   沢木 欣一


     (☆NORIKO☆)(513892)

17.7.26 (4160)
 ★孝子さんに いぶきネット句会の今月の添削例をアップしていただきました。
孝子さ~ん 有難うございました!! 

 昨日は土用の丑の日でしたネ。名古屋は午後からスコールのような雨でした。毎年鰻の価格には気をもんでいるのですが、昨年より少しだけ安かったかと思います。それでも何尾買うかは大問題です。迷いつつデパ地下に並びました。

     串うなぎ墓より帰る街に買ひ    沢木 欣一

 転勤していたころ、帰省の度、母が魚屋から仕入れた鰻をガス台でしたが焼いてくれました。甘辛の生家の味を懐かしく思い出しています。


写真は昨年8月、旅の途中、三島の行列のできる店で食べた鰻です。とても暑い日でした。並んだ甲斐あって一層おいしく感じました♪

     (☆NORIKO☆)(513643)



17.7.24 (4159)
 名古屋は曇り空の日が続き、最高気温32度の予想に少しほっとしているところです。夏休みの宿題の経験から、昔は32度くらいが最高気温だったように思いますが・・

 秋田県の雄物川の氾濫の映像に心が痛みます。
九州の被災地となった天領日田で祇園祭があり、主催者は復興を願って巡行を行ったと知りました。

 哲半さんから 昨夜の北観音山の山鉾の写真を送って頂きました。祇園祭はまだまだ続いています。有難うございます!

☆.。.:*・°☆

 こんばんは。明日は、祇園祭の後祭の巡行です。今晩、23日の夜に鉾町へ見に
行ってきました。写真は、夜のライトに浮かびあがる北観音山です。
昼とはひと味違った雰囲気を醸し出しています。


 博多祇園山笠をはじめとして、全国には祇園と名の付くお祭りがありますね。
みな八坂神社が総本山で都の祇園祭が各地に波及したのだとか。なるほどと思っています。

   黒雲は雨を洩さず鉾すすむ    巽 恵津子

   手をたたく方へ鉾よりちまき降る 西尾 眞佐子


                          (☆NORIKO☆)


17.7.23 夕 (4158)
 今日は大暑でした。大暑の前に随分暑かったので 曇りがちで少し涼しく感じた一日でした。
突然の驟雨があり、あわてて洗濯物を取り込みました。

 静岡支部から内田陽子さんへ届いた 「一番茶」句会報の トピックスを送っていただきました。581号の素晴らしい歴史です。磯田なつえさん 大石ひさをさん 俳句大会入賞おめでとうございます!!
 宇津ノ谷は 平成23年のオフ句会で 静岡の皆さんに大変お世話になりました。懐かしいです。あの時買った十団子、、、掛けかえてないのですが、札納所へ納めても良いものでしょうか?  
    ★.。.:*・°★.。.:*・°★

静岡支部の句会報「一番茶(581)」が届きました。

 安部川の水が干上がるほどの旱続きのあと、やっと降った雨が大雨となり
電車も止まり、避難勧告が出たとの報。
異常気象にめげず句作に励んでおられる、静岡支部の皆さんの元気なご様子に安堵して
います。

 まずはお祝いのニュースから
第31回(平成二十九年度)静岡県俳句大会においての入賞の報が入りました
 
 静岡県俳句協会賞
    草笛やたちまち子らの真ん中に       磯田なつえ

 入選
    寒明けのデパート猫の写真展        大石ひさを


 保育士として永年お勤めされていたなつえさん、子供たちの明るく無邪気な様子が目
に見えてくるような佳句です。

 また「身近な吟行地」として紹介されている宇津ノ谷の「慶龍寺」、「お羽黒屋」、
「明治のトンネル」などは関東、
東海からもたくさんの方がおみえの人気の吟行地です。
なかでも「慶龍寺」の地蔵盆(8月23~24日)では名物の「十団子」も売り出され、大
変な賑わいだそうです。

 十団子も小粒になりぬ秋の風      許六    境内には許六の句碑がありま
す。

 ぜひみなさんでお出かけください。                      
   (内田陽子記)★.。.:*・°★.。.:*・°★


 白粉花、南瓜の花、ねこじゃらしの写真は 樹炎さんから送っていただきました♪     (☆NORIKO☆) (513344)



17.7.22 (4157)
 大雨が北海道や東北を襲い記録的な数値となったようです。まだまだ油断できません。
少し動くと顔から汗が噴き出してきます。九州北部へ入ったボランティアの方は、長そで長靴、マスクでの活動です。どうぞお身体に気を付けて・・・

 昨日は白鵬が通算勝ち星歴代一位になりました。名古屋場所は記録と記憶に残る場所になっていますね。

 昨夜豊橋の吉田神社で手筒花火奉納があったそうです。今日は花火大会とか。また昨日と今日は豊浜の鯛祭りでした。地元の方と観光客の他に 俳人とカメラマンが大勢集まったかもしれませんね。


 樹炎さんから写真をいただいています。いつも有難うございます♪

   川とんぼ山の日ざしに羽根たたむ 栗田せつ子

   川蜻蛉瑠璃の尾が打つ山の水   中根 多子 

   姉川の瀬音に湧けり川とんぼ   坪野 洋子


        (☆NORIKO☆)(513206)



17.7.20 夕(4156)
 今日も暑い一日でした。厳しい暑さに寝苦しい毎日ですが、各地の被災者の方々の事を思うと
、溜息つくのも申し訳ない気持ちです。
 
 明日から学校は夏休みです。昔は長い休みが嬉しかったものですが、今は、時間が 過ぎるのが早いです。
歳をとった証拠でしょうか。
 
 樹炎さんから 写真とお便りをいただきました。変化する自然の中にあっても
生き物たちは精一杯生きていますね。


 今日、九州では遅い梅雨明けとなりました。

梅雨末期の大雨、なんて言われない程、豪雨と災害、各地の異常気象に成すすべもありません。

天と地がひっくり返ったような、気象でした。

各地からの、ボランティアの皆様の汗に深い感謝の念を禁じ得ません。

徐々に回復しつつあるライフラインですが、お家族や友人を亡くされた方々に

心の傷を残しました。

 散策の道や我が家の庭も、晩夏の香りがしてきました。

玄関に拾った、落し文、油蝉の脱皮中、通り雨を除けて居た赤蜻蛉など、

季節は追っかけてきます。

 皆様くれぐれも、熱中症にご注意ください。   ♪.。.:*・°♪  八尋樹炎



   落し文手に登りたる城の坂    長崎眞由美

   仔狸が畑に顔出す梅雨あがり   右高 芳江

   空蟬や爪に力の残りたる      吉田 明美

   


                        (☆NORIKO☆)(512968)


17.7.1 9 (4155)
 集中豪雨は新潟県でも猛威をふるいました。東京では雹が降ったとか。異常とも思える地球の天候の変化に、暮らしの環境がついていけてない状況にあるような気がします。

 昨日は愛知支部同人会でした。
句会に先立ち支部長の櫻井さんから、「今日の出席者はみな栗田先生の指導で育てていただいた。ここへ参加できる幸せをかみしめている。頑張っている人は夢がある。」と、
栗田主宰からは「一人ひとりの作家が俳壇へ向けて挑戦をしてほしい、20周年記念賞の文章の部へも応募を」と、ご挨拶がありました。句会は65名×3句の中から5句選、主宰は15句選です。
 講評は栗田主宰、櫻井支部長、同人会副会長の武田さんからいただきました。充実した3時間があっという間に過ぎて行ったようでした。
     
 写真は恵那市の阿木川ダムです。(☆NORIKO☆)(512762)


17.7.1 8 (4154)
 暑い日が続いています。孝子さ~ん、『俳句四季』の記事を有難うございました!!
私も8月号を探しに行きます。

 今月のいぶきネット句会選句一覧(名前入り)が配信されました。係の皆さんが校正もしています。

 岡崎の歴史散策俳人 新井酔雪さんからレポートをいただきました!!
家康公の出生地岡崎には歴史と文化がぎっしり詰まっていますね。(☆NORIKO☆)(512655)

      <<浄光寺と三太楼>>

浄光寺(浄土真宗)は、岡崎市中島町、県道岡崎・西尾線(43号線)の中島交差点から南に200mほど進んだ右側にあります。山門をくぐると本堂が鎮座しています。三河一向一揆(1563年)のときに消失して、その後、永らく再建が認められませんでした。家康公が1600年の関ヶ原の戦いで天下を統一したのちに、ようやく一揆の罪が許されて、1601年に家康公や板倉家から寄進された現在地に再建されました。

その復活には、板倉勝重公の母妙円尼が、浄光寺の檀家として、家康に頼み込んだという経緯があります。板倉勝重公は、家康に文官として仕え、江戸町奉行や京都所司代として才能を発揮し、家康から厚い信任を得ていました。その母の願いも家康にとっては重いものに思えたのだろうと推察します。

本堂脇には樹齢500年の大銀杏があり、樹高は20メートルを超える風格のある銘木となっていて、市の天然記念物にも指定されています。思えば、三河一向一揆の戦いや浄光寺再建の顛末は、この5世紀を生き抜いた大銀杏がすべて克明に記憶していることになります。

浄光寺には、句碑日盛りの一客伊澤三太楼 高野素十」と句碑「俳僧のいつもの紺衣着ぶくれて 松本たかし」を求めてやってきました。

本堂の右手にハマボウ(浜朴・黄槿)が、今を盛りに咲いていました。ハマボウは、5mぐらいの高さになるアオイ科の落葉低木で、花の姿も大きさも、一日花であるところもムクゲに似ています。ハマボウは、南の方の植物で、岡崎では大変珍しいです。これも市の天然記念物にも指定されています。

このハマボウの花の下に、素十とたかしの句碑がありました。4面に削った1つの花崗岩の石柱に、2人の句が書いてありました。俳句は読めるのですが、他の2面は楷書で書いてないので、わたしには読めません。

境内には、もう1つ句碑がありました。作者名を見ると「三太楼」とあります。しかし、この句碑も楷書で書いてないので、わたしには読めません。分かるのは「○の○○遠き日の○○かな」だけです。

素十の句にも「三太楼」の名があり、気になり三太楼について調べました。以下は、インターネットで調べたことの抜粋です。

伊澤三太楼は、岡崎市の南隣の額田郡幸田町出身の俳人でした。おそらく全国的な知名度はゼロだと思います。日盛りの一客伊澤三太楼 高野素十」と「俳僧のいつもの紺衣着ぶくれて 松本たかし」は、「三太楼句集」の冒頭に序文代わりに置かれた2句でした。三太楼が2人に会ったときにいただいた句だそうです。

三太楼は明治30年、愛知県額田郡幸田町の農家の次男として生まれました。24歳のときに、ある農家へ婿養子に入りますが、この結婚が三太楼のその後の人生を大きく変えてしまいます。三太楼は結婚相手がもっていた性病に感染し、それが原因で左腕の関節が不自由になってしまいます。長い間、通院、湯治を続けるも結局、左肘は生涯曲がらないままになりました。そして、当然のように離婚、その後は実家へは戻らず、愛知県岡崎市中島町の浄光寺に身を寄せることになりました。

「女は怖い」とは三太楼の口癖だったようで、ユーモアを備えた、純朴で飾り気のない人柄は、「今良寛」として周りの人たちから慕われていたそうです。彼は句会となればどんなに悪天候でも、どんなに遠くへでも自転車で出掛けて行ったそうです。その不自由な左腕ゆえのぎこちない自転車の乗り方と、ろくに洗濯もしなかったという僧衣を何枚も重ねて着ぶくれた姿は、彼のトレードマークだったようです。  (29.7.17 新井酔雪)

 

写真を順番に紹介します。「本堂、大銀杏、ハマボウ、素十句碑、たかし句碑、三太楼句碑」です。

  


  


17.7.17 夜 (4153)
 新聞もテレビも つまらないニュースに時間を費やしていますね。 豪雨の被害を受けられた
皆さんのことを思うと切ないです。
 
 範子さんも このページに書いていますが、15日・16日のチャットは 本当に暑く!熱かっ
た!です。 前もって意見を出し合ったり、質問をしたりして、皆さんの協力を得ながら・・・・
チャットの時間を有効に使う工夫をしています。 有り難い句会です。


 今日、年間購読をされている俳句仲間から『俳句四季』情報を頂きました。(店頭発売は
25日頃からでしょうか?)  

 ★八月号の「今月の華」のページに、我らが 伊吹嶺副主宰 が載っているそうです。
1ページを使った 大きな写真と、河原地さんの文章です。いぶきネットから入会された
経緯等々・・・ <私の愛蔵品>として、万年筆の写真も!

          金亀虫潰れて青く光りけり    河原地英武



 ★<四季吟詠>のページでは・・・・・・・
しゃくやく句会の加藤弘一さんが、下里美恵子さんに特選!を頂かれたとか。加藤さ~ん おめでとうございました。
                                                               

           あたたかや絵解きの僧の伊勢訛    加藤弘一

  <四季吟詠>の投句締め切りは 7月20日です。綴じ込みハガキをお持ちの方は お急ぎ下さい。(孝子)


17.7.17 (4152)
 昨日もあちこちで気温が沸騰するかのように 35度越えでした。九州の被災地へボランティアの方々も入っています。中には日本在住の外国人もいらして、、暑い中お身体に気を付けてください。

 部屋の中でも冷房をつけないと暑さでぐったりですが、昨夜は雨で今朝はほんの少し涼を感じました。それでも今日の名古屋は昨日より1度低い予想でも34度だそうです。

 いぶきネット句会の合評会も熱かったです。両日とも24-25名の参加で、新しい会員さんも意見を出してくださり、知らない言葉を知ったりと有意義な二日間でした。

今日は祇園祭の山鉾巡行の日です。また海の日でもあります。

 七月第三月曜日、海洋、貿易に関する知識の啓発普及のための記念日。
 明治9年、明治天皇が東北巡幸の帰途、当時の明治丸に乗って横浜に帰られた日を記念して昭和16年に「海の記念日」を制定、のちに平成8年から国民の祝日となりました。私はさっき調べるまでいきさつを知りませんでしたが、家族に聞いてみると、海の日を祝日にする運動にかかわっていたようで、明治天皇乗船記念の件を知っておりました。

 海の日も干して炊ぎて漁師妻     福永鳴風

 海の日や海を埋めゆくブルドーザー  佐藤信子
  『角川俳句大歳時記 夏』より

 絵画も活け花も樹炎さんの作品です。爽やかなアートですね~~ 

下は、愛知県の佐久島の防波堤で、他にもいろいろなアートが島めぐりのあちこちに点在しています。
     ♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪
                (☆NORIKO☆)(512523)


17.7.15 (4151)
 昨日、猛烈な大雨が愛知県北部と岐阜県南部で猛威をふるいました。木曾川は濁流となり、犬山市の隣の大口町は五条川が氾濫して道路や田畑が冠水しました。全国ニュースで映像が流れたと思います。いぶきネットでは早速お見舞いのメールがありました。交通の通行止めがあるものの、人的被害は無かったようです。伊吹嶺同人や会員さんには 該当地域にお住まいの方も多くあります。皆さ~ん 大丈夫ですか??

 京都では祇園祭山鉾巡行へ向けて着々と進行していますね。
哲半さんから 祇園祭のトピックをいただきました。
有り難うございました!!

<<祇園祭こぼれ話 手洗の水(ちょうずのみず)>>

 ここは、烏丸通の蛸薬師下ル東。周囲はビルに囲まれていますが、
祇園祭の期間だけ開けられていて水を飲むことができます。

 立て札には、『手洗水町名由来』とあり、
信長上洛の際に格別の井水であるから、
普段は施錠して祇園会の時のみ開けるようにさせたそうで、その後、秀吉の頃に町民の申し出で町名になった・・・ とありました。

聞くところ、手洗の水を使ったあんころ餅を食べると病気しないとか。

 最初の画像は、『都名所図会』からのものですが、よく見ると、「手水」とあって、
井戸らしきものがあります。(著作権は大丈夫と思うのですが・・・)

 現在もその井戸が大切に残されています。 (哲半)

♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪

  地下鉄を出て宵山の人となり   小栁津民子

  注連縄へ稚児の一太刀夏兆す  東口 哲半



 京都には古い町の名がそのまま残っていますよね。
歴史が地名にも籠められていて・・・
 東西の通り名(丸太町から十条)の唄があるそうですが、錦通りまでを


まるたけえびすに おしおいけ  あねさんろっかく たこにしき
丸竹夷二 押御池  姉三六角 蛸錦


で、蛸薬師は錦通りの北ということですね。
 祇園祭にお出かけの方は、足を運ばれてはいかがでしょうか?

          (☆NORIKO☆)(512246)
   
  

17.7.14 (4150)
 樹炎さんから合評会のお知らせと写真をいただきました。いつも有難うございます!

<<いぶきネットの皆様 合評会のおしらせ>>

合評会はいつものように、15日(土曜日)・16日(日曜日)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。



裏の池で「牛蛙」が、低温で鳴き続けています。
繁殖期で、二三ヶ所から掛け合いで、ハモる声に生命力
の神秘を感じますが、少々うるさく思う事も有ります。

紫陽花の活花に付いていた蝶の蛹が羽化するのを初めて
観察しました。何時頃から羽化が始ったかは、解りませんが
濡れて縮んだ羽根を、膨らませてる間がかなり長く、目前で
綺麗な羽根を披露されました。なんと美しい、「黄揚羽蝶」です。
そっと、摘まんで外へ放ちました。羽化のドラマです。

散歩の帰りに笹藪に入る「青大将」と出会いました。
2メートル巾の道を横切るところです。先ず目が合い、暫く
動かない態は、野生本能でしょうか。夫とぞーっとしながら、眺めて
いると、音なく藪に滑り込みました。その姿はミステリーです。

梅雨明け前の蜘蛛の糸は、雨に煌めきながら、陣取りをして
います。今朝初蝉の声を聞きました。此れからが夏本番ですね。

この場をお借りして、皆さん 暑中見舞い申し上げます。

   牛蛙ぐわぐわ鳴くよぐわぐわ 金子兜太

   鬼蜘蛛が巣をゆさぶつて雨落す 栗田やすし

   舞ひ上がるとき夏蝶の天女かな 杓谷多見夫

   

八尋 樹炎


☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。

樹炎さんのお宅や散歩道の生き物たちです。宿題の観察日記を思い出しますネ。
青大将にはビックリです。
しかし、蝶も蛇も生きられなくなったら 人間も生きてはいけないことでしょう。

      (☆NORIKO☆)(512125)


17.7.13 (4149)
 昨夜から名古屋も大雨です。昨夜のニュースで落雷が、国宝犬山城のしゃちほこに落ちて欠損があったようです。犬山市の道路も土砂と倒木で通行止め・・・名古屋市内の病院にも水害があり対応に追われています。

 それにしても福岡・大分の被災者の方々、まだ行方が分からない方・・一週間が経ちましたが・・・
いつも思うのが、報道関係からの取材にも 被災者の方々が悲しく辛い中でも冷静で落ち着いた態度で、立派だなと思います。

 いぶきネット句会選句一覧(名前なし)が配信されました。主宰の選や仲間の選と重なる時は嬉しい気持ちになります。これからチャットによる合評会へ向けて準備をしていきます。

 将棋で対局の後に感想戦をするという事を知りました。チャットは将棋で言う感想戦かもしれません。

 昨日は名古屋場所に藤井四段が師匠の杉本七段と2人で観戦に来たとのこと。藤井四段のお祖父様が相撲ファンだったそうで、師匠も連勝のご褒美に連れてきてくれたのでしょうか。良い師匠ですね。 
 お近くに相撲部屋の宿舎のある方も多いと思います。そうでない方は
下のリンクをご覧ください

http://www.chunichi.co.jp/event/sumo/about-lodgings.html へのリンク

   梅雨明けて鬢付け匂ふ名古屋場所  小原 米子

   呼出しの藍色深き単足袋        同


写真の扇は「達心志」 と藤井四段が揮毫したものだそうです。
                (☆NORIKO☆)(512021)


17.7.11 (4148)
 九州豪雨の災害は時間が経つにつれ、大変な状況が次々と分かってきました。言葉がありません・・・
厳しい暑さになります。皆さんの体調が心配されます。
 
さて、、九州のことといえば、この方 樹炎さんから、沖ノ島についてメールと写真をいただきました。有難うございます。

     「沖ノ島全て世界遺産に」

 玄海灘に浮かぶ「宗像沖ノ島」が世界文化遺産に登録されました。
海の正倉院と呼ばれ、、時が止まった「神宿る島」です。

弥生時代から玄海の荒波を越え、壱岐・対馬を伝って朝鮮半島との間を
往復して来ました。海原にそびえる山のような島影が灯台の役割を果たし
漁師の信仰を集めていました。


 後に古代国家を確立した大和政権は対外交易に力を入れました。
唐に遣わされる使いを、「遣唐使」新羅に遣わされる使いを「遣新羅使」
として、頻繁に使いが出されていました。

  神さぶる荒津の先に寄する波間なくや妹に恋渡りなむ   万葉集

  天地の神も助けよ草枕旅行く君が家に至るまで   作者未詳


 大和の人々は玄海の難所を切り抜ける為、九州の豪族「宗像氏」を頼って、
四世紀後半から、遣唐使が絶える九世紀末にかけて頻繁に交流しています。
島にささげた宝物は鏡や、指輪他、(朝鮮半島)や(中国)遠くは(イラン)からの
物が有ります。
まさに、「海の正倉院」と呼ばれる沖ノ島は、多文化が交わる「絶海の十字路」でし
た。

 故に、航海安全や交易成就を祈る国家祭典が行われて来ました。
世界遺産の目的は、人類共通の遺産の保護やしきたりです。快挙でした。

☆.。.:*・°☆八尋樹炎☆.。.:*・°☆


 「海の正倉院」「絶海の十字路」ですか、万葉集にも歌が残っていて。古代からの交易の歴史と信仰が現在まで絶えることなく続いていたのですね。 (☆NORIKO☆)(511851)

17.7.10 (4147)

 今日も暑いです。孝子さん、昨日は九州豪雨お見舞いの言葉と、伊吹嶺句会の記事を有難うございました。
九州北部は今日も雨を警戒しなくてはならないようです。お気を付けください。

 世界文化遺産に、福岡県の沖ノ島や宗像神社の8つすべての登録が決定しました。関係者の努力が実ってよかったですね。

2013年のことですが、宗像神社に行きました。近くの海もエメラルドブルーでとてもきれいでした。


   夏潮に足浸けしのみ離島去る  栗田やすし

   夏の潮白装束の裾濡らす    小田二三枝


  海辺だけの写真があったのですが、保存方法を失敗して これしか残っていませんでした。
   顔は見えないのでアップしました。

                    (☆NORIKO☆)(511762)


17.7.9 (4146)

 
この度の「九州豪雨」では 多くの方が
被害を受けられました。 心よりお見舞
い申しあげます。 不自由な暮らしに 
猛暑まで加わりました。 
 これ以上被害が広がらない事を 祈る
ばかりです。

 今日は「伊吹嶺句会」でした。 参加者
53名は今までで最高の人数で盛会でした。

 
主宰は 挨拶の中で、「・・・今日は、何か
一つ しっかりと掴んで帰って下さい」と言われました。 
主宰・副主宰・櫻井さんに、しっかりご指導をいただく事が出来、充実した3時間でした。

 私は 初参加でしたので、会場に迷い焦りました。これから参加される皆さんは、会場をしっかり確認してお出かけ下さい。
ダイアビルの1号館です。

 今日の主宰の特選句は・・・・
                祓はるる力士涼しき白羽織     林尉江


 
   副主宰の特選               
               ランナーへ鐘打ち鳴らす炎暑かな  荒川英之


    櫻井愛知支部長特選
               滝仰ぐひんやり揺るるペンダント   岸本典子



 
 ★『俳句四季』の俳句応募のページ<四季吟詠>の締め切りは、7月20日です。7月投句分の選者は、我らが「伊吹嶺」編集長・下里美恵子さんです。 綴じ込みハガキをお持ちの方は お忘れ無く! 

  
写真は、最新の主宰と副主宰です。 (孝子)


17.7.7 (4145)

 今日は七夕ですが、この数日の大雨がもたらした被災地の様子に胸が痛みます。
樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと写真をいただきました。


   <<いぶきネットの皆様  選句締切のお知らせ>>

  
7月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
    
 今回、九州の記録的な豪雨・土砂災害は 八百万神が堪忍袋の緒が切れて、

人間の愚かさを嗜められたような気持ちです。龍神が流木の牙を剥き

何もかも押し流して行きました。自然の驚異に手も足も出ません。

災害に合われた人々の唖然とした姿に言葉もありません。

お見舞いを申し上げます。お疲れのありませんように。合掌。


 旧暦7月7日は「七夕祭り」秋へ向かう前に天への願いごとを書きましょう。

梅雨明けが待たれる頃で、暑さが厳しく成ります。夏休みも目前です。

庭に露草が茂り、朝顔が開きました。午後から熱帯魚の水槽の大掃除です。

皆さんの辺りは如何でしょうか。熱中症にご用心下さい。

    
       出水より片手をあげて沈下橋    鷹羽狩行
       
       梅雨出水岸に捜索犬待機      金森恭子

       露草が咲きひろがりて水と空    細見綾子
      

  八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・


    (☆NORIKO☆)(511456)



17.7.6 (4144)
 昨日は福岡県、大分県で大雨特別警報が出され、今日もその警報が継続されているようです。大雨特別警報は50年に一度の命に関わる警報だと報道されていますが、本当に50年一度でしょうか。今年は50年に一度でしょうが、来年もまた発令されると、これも50年に一度でしょうか。温暖化の影響によって、異常気象が当たり前になり、地球が凶暴化し、日本は熱帯性気候に近づきつつあります。
 被災地の皆さんには本当に気の毒だと思います。一方、今日の名古屋は最高気温34℃が予想され、こちらは猛暑日ぎりぎりです。
 
 せめて伊吹嶺落書だけは涼しくありたいと壁紙は風鈴にしました。右の写真は我が家の風鈴です。随分前に買った南部風鈴で、暑苦しそうです。皆さんのところで涼しそうな風鈴の写真があればお寄せ下さい。
 合わせて6月以前の落書は倉庫に移しました。このページの上段の案内に従って、6月以前の落書に戻って下さい。
 そして(隆生)(511373)

   風鈴があればかなしき時あらん   細見綾子

   湖に沿ひきらきらと来る風鈴売   中山純子

   風鈴にとりとめもなき思ひかな    西村和子



17.7.5 夕(4143)
 台風三号が上陸、スピードの速い台風でした。
今朝は大雨特別警報が島根県に出され、夕方は福岡県~大分県に警報が出て、アナウンサーが「命を守る行動をとってください」と放送していました。樹炎さんのお宅は高台と聞いていますが大丈夫ですか?

 写真は樹炎さんからいただきました。




    夕虹やまだ濡れてゐる母の墓    金子 敦   句集『乗船券』所収

    はんざきの小さき眼その宇宙    矢島 渚男  
句集『百済野』所収

   (☆NORIKO☆)(511283)

 

17.7.4(4142)
 昨日、伊吹嶺7月号が届きました。「青山」主宰の山崎ひさを先生からの寄稿で、俳人協会草創期からのできごとを中心に「思い出すままに」と題した連載が始まりました。
 また、新人賞(橋本淳さん)、秀句賞(遠藤明世さん)の発表と選考経過が掲載されています。橋本さん、遠藤さん あらためて、おめでとうございます。藤前干潟で行われた自然と親しむ吟行会記も掲載されています。

 樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと写真を送っていただきました♪
台風が九州へ上陸しました。お気を付けください。
 
  <<いぶきネットの皆様      投句締切のお知らせ>>

  明後日5日(水曜日)午後9時投句の締切りです。 
早めにお送りくださるようにお願いいたします。


 梅雨入りから夏至を過ぎ暑さも本格的になってきました。
各地で夏の無病息災を祈る名越の祓、田植えを終えた農事の節目です。

 博多祇園山笠が日本を代表する祭りとして、「ユネスコの文化遺産」
に登録されました。博多の男衆はその瞬間、武者震したそうです。

7月1日~15日迄半月に及ぶ祭典・・・飾り山笠は、人形師の
腕の見せ処で、「山笠があるけん博多たい!」暫くは
のぼせもんが肩で風切る迫力と熱気の街に変わります。

 合歓の花が咲きました。待ち宵草が濡れています。
農道に萱草の花、姫百合の花が陽を探して背伸びしています。
 皆さん熱中症にご注意下さい。

    銀漢やどこか濡れたる合歓の花  加藤楸邨

    畑の妻大待宵の咲くを待つ     市村見究一郎

    萱草や浅間をかくすちぎれ雲    寺田寅彦



   八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


           (☆NORIKO☆)(511086)


17.7.3(4141)
 おはようございます。昨夜は都議選の速報と将棋の対局のニュースが駆け巡りました。藤井四段の連勝記録は止まりましたが、タイトルに向けて今後も引き続き期待し応援したいですね!!
 
 昨日は半夏生でした。「この日に雨だと大雨となる伝えがあり、農家では恐れる。(風俳句歳時記)」とありました。
スーパーの店頭に「半夏生に蛸!」と売り出していました。
 植物の片白草は傍題に半夏生とありますが、その葉はおしろいを塗ったようで涼しげです。二句ずつの例句です。

  引出しの薄荷匂へり半夏雨   宮崎 美智

  赤松の赤に見惚るる半夏生   沢木 欣一  以上「風俳句歳時記」

  木のゆれが魚に移れり半夏生  大木あまり

  一樹下にしののめ明り半夏生  西坂三穂子  以上「角川俳句大歳時記 夏」

 
 昨日も蒸し暑かったですが、今日もまた昨日以上とのことで、水分をこまめにとり、冷房を利用するなど熱中症対策に気を付けたいですね。
      (☆NORIKO☆)(510990)

17.7.1(4140)
 早いもので7月になりました。沖縄・奄美地方は梅雨明けのようです。
今前線付近は大気が不安定とのこと、引き続き大雨の土砂災害にお気を付け下さい。

 いぶきネット句会の投句受付が始まりました。お早目にご投句下さい。


   七月の青嶺まぢかく溶鉱炉   山口 誓子

   七月や雨脚を見て門司にあり  藤田 湘子

   七月も十日過ぎたる雨の音   宇多喜代子


     写真は樹炎さんに送って頂きました。 (☆NORIKO☆)(510815)


<< TOPページへ戻る
 
copyright(c)2003-2007 IBUKINE All Right Reserved.