27.6.30 (3489)
今年も もう折り返しまで来ましたね。皆さんの協力を得て、いぶきネットの作業は 滞りなくここまで来
ました。 今年は 多くの方から「落書」の話題を提供していただいています。このページも<毎日>と言
えるほど 動いています。 各地の情報を頂けるのも いぶきネットならでは・・・ですね。
読者あってのホームページですので、 皆様 これからも<いぶきネット>を宜しくお願いします。
★伊吹嶺ジュニア俳句の応募受付も 既に始まっています。 伊吹嶺誌には 綴じ込みの応募はがきが付い
ています。 この企画が しっかりと定着するように 選者の国枝部長さんが 頑張っておられます。
伊吹嶺誌には、特選や入選句が載りますが、いぶきネットには ジュニア投句者全員の句を載せられる
予定です。 皆さんの 子供さん! お孫さん!に声掛けを してみて下さい。
<正しい俳句を後世に伝える>・・・その一助となるのでは・・・と思いますが・・・・・・・
★6月のいぶきネット句会の添削例を アップしました。添削担当の8人が 頑張っています。参考に
なれば 嬉しいですが……・ トップページのいぶきネット句会 →添削例 から ご覧ください。
アマリリスの写真は、樹炎さんから いただきました。(孝子)
27.6.28 夜 (3488)
★HP俳句会6月の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句はお2人です。
熱の子は寝返りばかり遠蛙 蝶子さん(福岡)
南風吹く鎧戸錆びし異人館 一橋さん(町田市)
早速 伊吹嶺六月号を送らせていただきます。 おめでとうございました。 (孝子)
いぶきネット句会の皆様 投句・選句締切のお知らせ
「アラ、マア~~ 」今朝、新聞受けのそばに(蝉の抜け殻)発見!!
目を凝らして蝉を探すと、 まだ羽根が短く濡れています。そばの地面に抜け穴
が新しく・・・鳴かないと言う事は 雌蝉でしょうか。 図鑑で調べると「ニイニイ蝉」
のようです。
梅雨の最中ですが、季節の移ろいを なんとなく 肌で感じます。
降り染む庭に(山梔子の花)が咲きはじめ、その白さと香りに癒されます。
散策のダムに、大木の(合歓の花)が雨を弾いて輝いています。
皆さんの辺りはいかがでしょうか。不安定な雨にご注意下さい。
空蝉や爪に力の残りたる 吉田 明美
厨窓花くちなしの匂ひ立つ 榊原 昌子
さて、投句締切 7月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切
選句締切 7月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切
宜しくお願いします。(樹炎)
27.6.28 (3487)
いぶきネット句会の仲間の岡田佳子さん(京都句会)から、写真を添えて
メールが届きました。 京都は歴史のある行事が多くて羨ましいですね。
こんばんは。
今日6月25日は道真公誕生の日にあたり、北野天満宮で大茅
の輪くぐりが行われました。
昨日その大茅の輪奉製の作業を見学してきました。神職総出で
15メートルの青竹の芯に茅を巻きつけ、楼門まで担いで行き
ます。そして楼門に3本のロープを使い吊り上げ、徐々に輪に
作り上げていく作業は 見ごたえのあるものでした。
(佳子)
大茅の輪くぐれば明き星一つ 平松公代
黒揚羽鎌倉道の小暗がり 武藤光晴
開け放つ溽暑の辻のビリヤード 中野一灯
以上三句『俳句』七月号より(孝子)
27.6.25 (3486)
★今日 角川の『俳句』7月号が発売されました。
な・なんと! 結社紹介のカラーページに 「伊吹嶺」が載っています。我々の仲間の
俳句が35句並んでいます。 ご覧になりましたか?
火の山の風が涼しき草千里 栗田やすし
★広島市にお住いの有井真佐子さんから メールが届きました。5月29日には、
「花田植」の話題を送って頂いた 有井さんです。
広島県と鳥取の県境に位置する海抜1268mの道後山で山開きの神事があるという情報を得て行って来た。道後山は花の名山としても知られ、夏にはヤマツツジ・ヤマボウシ・カワラナデシコ・ツリガネニンジンなど可憐に咲く。
山頂辺りは広大な草原地帯でなだらかに起伏していて比較的登りやすい山なので子供連れのハイカーも見かける。下から見る道後山は中国地方随一の秀麗な山容を誇っている。
高校生の時、林間学校でJR「山の家」に宿泊した。平地と違い朝晩の冷え込みの為かダルマストーブが使用されていた記憶がある。山頂で晴れた日には中国地方第一の高峰伯耆大山が見え、運が良いと島根半島まで見渡せるという。
神事が終わると和太鼓、小神楽、餅撒きがあり昼すぎになった。主人はカメラ撮影だけでは納得できず折角来たのだから道後山の山頂まで登るという。(登山の鉄則は、午後からはガスが発生し天気が崩れるので昼までに下山と言われているのに)頂上の三角点に触れて少しの休息をとっていると 下からガスが上がってきて天気が崩れ始め、雨もぱらついてきたのですぐに下山の準備。雨具も使わずに麓に下りて来られたのは山開きでの安全祈願が天に届いたのかな~。(真佐子)
革靴で巡査来ている山開 栗田せつ子
山開幣振るたびに霧動く 長江克江
写真は、奈良の依水園の梔子と池に映った太陽です。(孝子)
27.6.22 (3485)
こんばんわ
静岡の句会報「一番茶」が届きました。
山本法子さんのあとがきに「十薬の花が大好きです。ちょっと臭いますが、干し上がった十薬
は芳しいです。幼いころ湿疹ができやすかった私は、煎じて飲んだものでした。思い出の花で
す。」とあります。
実は私も「十薬」(私はどくだみ、といっています)の匂いが大好きです。アトピー性皮膚炎だ
った我が息子のために、母が畑のドクダミを抜いて、軒下に干してくれていました。花の咲くこ
ろのドクダミが特に皮膚病に効くようです。よく干し上げて麦と一緒に煮出して、冷やせば芳し
い十薬茶の出来上がり。焼酎の中に漬けこめば、かゆみ止めとして、風呂上りにパタパタ患部
をはたいてやるとかゆみが遠のき、昔から我が家の常備薬です。
今月の句会報より、「一番茶のなかま」で、
中村修一郎さんが「朝比奈照子さん」について書いておられます。
平成二十五年八月にご主人を亡くされ、ご自身も健康を害され、欠席投句が続いておいでとか・・・
一日も早く回復され、更なるご活躍を皆さんが祈っておいでです。(内田陽子)
子の夢の宇宙へ凧の糸伸ばす 照子
中腹に雲遊ばせて弥生富士 照子
亡き夫の箪笥の底に白絣 照子
写真は、文章とは関係ありませんが・・・・樹炎さんに送って頂きました。娘さん夫婦が北海道を
旅行中です。その娘さんから届いた 北海道のクロユリと同行の犬5匹です。(孝子)
27.6.21 (3484)
今日の愛知県は 午前中土砂降りで、「男梅雨」 と言うのでしょうか?
又何処かで災害がおきていなければ 良いのですが…・皆さんの辺りは
大丈夫ですか?
父の日に因んで・・・・謎掛けを。 (何処かで読んで・・・受け売りです)
母には2度会い、父には1度も会えないのは何でしょう。
答えは「唇」です。昔(平安時代の頃?)は <はは>の発音は、fa faで、
唇が2度合わさり <ちち>はti ti で 1度も合わないから・・・とか。
男性の皆様! 父親の存在感が何とかとか…いろいろ深読みしないで
ください。昔の話ですから…・・ (孝子)
父の日を過ぎて鰻を食べに出る (昭和59年)
父の日や母とくわりんの花数ふ (昭和60年)
以上2句 栗田やすし句集『遠方』より
安藤 一紀さんから 写真を添えてメールが届きました。
月曜日(6月15日)の早朝2時に自宅を出て、南アルプス北端の
‘鋸岳‘に登ってきました。
高遠から戸台川の熊穴沢登山口に向う途中の河原からの遠望は、…
予測したとおりの梅雨晴れの上天気で、わくわくとした至福の時間
(5時45分頃)でした。
上の写真は、鋸岳 第二高点から第一高点(2685m)を眺めたとこ
ろ、下は、甲斐駒ケ岳とハクサンイチゲです。(一紀)
27.6.20 (3483)
下里編集長から メールが届きました。 紫麦の畑を吹く風の音が 蘇えりました。
あの吟行会の前後にも 伊吹嶺の仲間が藤川宿へ出掛けられました。多くの方に紫麦の
事を知っていただくことが出来て・・・・嬉しい「自然と親しむ吟行会」となりました。感謝!
六月も下旬、今年も半分が過ぎようとしているのに少々季節外れで恐縮ですが、五月に行わ
れた藤川宿吟行会に触れてのお便りをお届けします。第四回「自然と親しむ吟行会」はお天気
にも恵まれて素晴らしい大会だったようですね。「落書」でも何度も取り上げられて、その楽しさ
が目に浮かぶように伝わってきました。
残念ながら私は参加できませんでしたので、日をずらして紫麦を見に行きました。麦畑は丁度見頃でとても美しく波打っ
ていました。その折り10本ほどの紫麦をいただいたので、花瓶に挿して楽しんでいました。数日して水を替えようとして茎
に紫の雫がついていているのに気がつきました。あれっ!と思ったものの、そのままにしていたら心なしか穂の色も薄くな
ってきたのです。その時点になって初めて気がつきました。紫麦の色素は水溶性で、水に溶け出してしまったことを・・・。
ドライフラワーにしておけば今でも美しい紫色を保っていたことでしょうに、後の祭です。悔しい思いの中、小学生の時、鳳
仙花に赤インクを吸わせて赤い茎にして遊んだことを懐かしく思い出したりしました。
季節感にはほど遠いお便りですが、「紫麦余話」といった感じでお読み下されば幸いです。 紫麦は今、備前(もどき)の
瓶でかれきってはいるものの、それなりの風情を醸して、私の目を楽しませてくれています。(下里美恵子)
写真は哲半さんに先日送って頂いた、滋賀県のしじみ蝶です。(孝子)
27.6.19 (3482)
こんばんわ、内田陽子です。 杏ジャムの話題から・・・・
樹炎さんの「杏ジャム」づくり、楽しそうでしたね。
働いていた頃の思い出ですが、職場に大きな杏の木がありましたので、いつも黄熟し
た杏の実を収穫しては、ジャムを作っておりました。
花は梅や桜に似た淡紅色の五弁花で、萼片が紅紫色で反り返っているのが特徴で
すね。「からももの花」ともいわれ中国が原産です。
さて樹炎さんの美味しそうなジャムを拝見したら、楽しい食べ方を思い出しましたのでご披露します。
杏ジャム(アプリコットジャム)は色が透き通るようなオレンジ色で、酸味が効いていてパンにそのまま塗っていただくのが美味しいですね。私のお勧めはドライフルーツの入ったライ麦パン(少し癖のあるパン)などにチーズとかバターを塗って、その上にジャムをのせると、まるでフルーツケーキのようで、おやつにもってこいです。
ジャムを作った夜の定番おやつでした。カロリーを気にしながら、出来立ての熱々ジャムの味と香りを確かめるように試食しておりました。むろん、職場の人たちからも期待されていましたので、出来上がったジャムで皆さんへおやつを出しておりました。樹炎さんちのおやつレパートリーに仲間入りさせていただければ嬉しいです。(陽子)
★ 内田さんの杏の話題に続きます。
子供の頃に見た、熟れて落ちた杏の色を思い出します。 枇杷とも桃とも違う微妙な色で、今でも故郷の景色と共に浮んできます。 雅子様の結婚の時の披露宴のドレスも杏色でしたね。帽子とお揃いで 素敵でした。
室生犀星が青年期まで過ごした金沢の雨宝院で杏の紅葉を見た記憶があります。 犀川に面した小さな庭に 杏の木がありました。 実の熟れた頃に行ってみたいと思いますが・・・・・。
あんずあまさうなひとはねむさうな 室生犀星
写真は 樹炎さんが送って下さいました。(孝子)
27.6.18 (3481)
伊吹嶺会員の皆様 「杏子の実」
友人に杏子の実を(5キロ以上?) 頂きました。
杏子の熟れきった甘酸っぱい香りに、記憶の抽出しが一気に開き故
郷、「満州小学校の道草」 同級生の顔や名前、顔中をしかめて競い
合い食べた思い出が甦りました。(別名、カラモモ。中国北部で形成さ
れた東洋系の品種)
さて、分量の多さに悩み とりあえず(杏子ジャム)にしょうと始めましたが・・・
種を取るのが一苦労? アボガドに似てナイフで切れ込みを入れネジって取れました。
ミキサーに掛け砂糖たっぷり(アバウト)ですが電子レンジで仕上げました。「美味しい!!」
二時間ほど試行錯誤の結果・・・ご覧のようなしだいです。ご笑覧下さい。
熟杏汝と吾との間に落つ 細見 綾子
眠られぬ夜のトタン屋根杏落ち 沢木欣一
八尋 樹炎
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
★6月10日 このページで、国枝さんが宇野美智子さんの句集『ガレの壺』を紹介されています。
その句集の中にも 杏を詠まれた俳句が載っています。(孝子)
ミレー観て熟れし杏の実を拾ふ 宇野美智子
27.6.17 (3480)
京都句会の哲半さんから 写真が届きました。彦根にお住いのお母様を、店の
定休日に 時々訪ねて行かれます。 哲半さんのブログで時々お母様の事が話
題になります。俳句も詠まれますし・・・・どんなお母様か 私の中ではイメージが
出来て来ていますが・・・一言では言えません。
琵琶湖の魞(えり)は案外知らない方も多いだろうと思って撮りましたが、曇り
空でイマイチの写真。 一応見てくださーい。
次が今日の本命です。
今日(6月16日)は、用事があって滋賀県の実家へ行ってきました。途中の近江
八幡で、日本 三大和牛のひとつ「近江牛」が見えたので許可をもらって写してきま
した。ちょうど朝食だったの で、そのまま見ていたのですが、20メートル以上は離
れていたと思いますが、牛がこちらを気にして餌さを食べ ないので、その場から退
くように言われました。確かに、最初から目が合うと思っていましたが、かな りデリ
ケートな印象を受けました。
実家の近くの田んぼの片隅。周辺の人はおそらく知っているはずの古墳なので
すが、札があるでなし、直ぐそばにプレハブの小屋を建ててあるという状態。奇妙
なバランスで保存? されています。(哲半)
さみだれの鳰の浮き巣を見にゆかむ 芭蕉
★6月・HP俳句会の投句を締め切り、アップしていただきました。選句結果は
25日頃になると思います。 楽しみに お待ちください。
HP俳句会では、今年も年間高点句賞を企画しました。 既にカウントをしていますが、
未だ半月ありますので、 是非挑戦をしてください。 毎月2句!何方でも 応募してい
ただけます。 (無料です) (孝子)
27.6.16 (3479)
今月も昨日、今日と2日間に亘っていぶきネット句会の合評会が行われました。両日ともチャットルームへ22、3名が入室され、活発な意見が出ました。時間が足りなくて皆さん言い足りなかったことが多かったと思います。
問題点が出ると、皆さん次々と意見が出て、投句者の参考になったと思います。チャットルームで意見を出すにはあらかじめ発言内容をWordなどに書き込んで、そのコピペで時間短縮出来ると思います。是非皆さんも参考にして下さい。
最近あまり外出していないので季節感を感じることが出来ないのですが、時々妻の恩師からたのしい写真が送られてきます。今日は鮮やかな合歓の花を紹介します。合歓の花は特に夕方が色鮮やかなようです。
なお言うのが遅れましたが、トップページの「季節の俳句」、栗田主宰の今月の俳句(6月号)は綾乃さんに更新して頂いたのを始め、「伊吹山房雑記」「環境と俳句」「いぶきネットたより」「俳SCHOOL」など皆さんのご協力で更新することが出来ました。なおこれまで「いぶきネットの四季」は「伊吹嶺」誌に1ヵ月先だって掲載していましたが、今後は「伊吹嶺」誌とHPの同時掲載となるようにしたいと思い、今月はパスしました。(隆生) (405724)
27.6.13 (3478)
いぶきネット句会の皆様 会評会のお知らせ
九州は二日に梅雨入りして、中部、熊本・長崎に停滞し 大きい被害を出しました。
皆さんの辺りは被害はございませんか。お気を付けください。
早朝、雨の晴れ間にダム湖に(桑の実)を摘みに行きました。(熟れ時の感が当り)
黒々と鈴なりです。悦になって摘みはじめると・・・遠くで(郭公の声)嬉しくなって、夫に
呼びかけると「聞こえない?」と・・・仕方がないのですが淋しさもあります。
急に近くで時鳥・・・「キヨッキヨッ、キヨッ」夫は「時鳥なら鳴いているぞ」・・・
ダム湖の静けさに響く声は清々しいものです。田植えの済んだ畦道に優雅に
(待宵草)が彩を添え、植田に空を映していました。まだ、暫くは梅雨の中です。
皆様 お体にご留意ください。
傘の柄で引きて摘みたり桑苺 山崎 文江
郭公も鳴きしと母の田植文 滝沢 伊代次
ほととぎす耳あたらしくなりにけり 沢木 欣一
さて、合評会はいつものように、15日(月)・16日(火)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
(八尋 樹炎 )
27.6.11 (3477)
毎月 華道の関する話題を 送って頂いている 鈴木英子さん(知立句会)から メールが
届きました。(孝子)
「弥次喜多珍道中、そしてあじさい寺」
今月の8日(月)9日(火)と 横浜へ行ってきました。 目的は華道池坊の全国大会が、
横浜みなとみらいで行われ、それに参加するためです。
8日の朝、友人と待ち合わせて、8時16分発の三河安城発東京行きのこだまで、新横浜駅
に着き、JR横浜線に乗って横浜駅につきました。 さて横浜駅に着いてからが大変です。
ここはJR、私鉄、地下鉄と線路が乗り込んでおり、出口、入り口が非常にわかりにくく、しかも手荷物を預けて、みなとみらい線を探しました。 田舎者にとっては、大変なことで、JR
の駅員さん、店の店員さん、通行人の方々に尋ねに尋ねて、やっと地下のみらい線にたどりつきました。 ホームはわかりにくかったですが、巡り合った横浜の人びとのなんと親切なこと、感動しました。まだまだ弥次喜多道中は続きます。みなとみらいの「パシフィコ横浜国立大ホール」に4000人を集めて行われた池坊全国大会総会に真面目に出席しました。
さて、帰りにコインロッカーの位置が分からなくなり、またまたJRの案内の人に教えてもらい、横浜駅から新横浜へ向かうわけですが、先ほどの駅員さんから、八王子行の電車に乗るんだよと念を押され、やっと新横浜の駅につきました。
ここで日帰りの友人を見送って、私はくたくたになって、駅近くのホテルにつきました。
次の9日はあいにくの雨もよいでしたが、ひとり旅の電車旅で鎌倉に行くことにしました。 昨日学習したので、非常にスムーズに横浜駅から横須賀線に乗り換えて鎌倉へ行きました。
北鎌倉駅では、雨にも関わらず大勢の人が降りてどこかへぞろぞろと向かいます。私は鎌倉駅で降りて案内所でパンフレットをもらって、まず鶴岡八幡宮におまいりしました。 ここは源氏3代の御霊がお祀りしてあるあまりにも有名な神社です。 階段を上ると左手に例の大イチョウの古株が二つあり、その一つからひこばえのいちょうの若芽が勢いよく美しく伸びていました。
社務所で銀杏の形の絵馬を求めて、実朝さんにあやかって、「詩歌上達祈願」と書いて吊るしてきました。少しでも俳句が上手くなりますようにと。
そして、電車で一駅の北鎌倉で降り、あじさいの名所の明月院へ向かいました。雨はパラパラで傘をさすほどではありません。 明月院にたどり着くと、雨もよいの中、あじさいの花が満開でとても美しく息をのみました。ここのあじさいは愛知県のとは少し違って空のような鮮やかなブルーです。山の斜面一面に植えてあるのを見て、ゆっくり散策しました。ほんとにあじさいには雨がよく合います。夢のようでした。
その後、駆け込み寺で有名な東慶寺へいきました。ここもホタルブクロ、あじさい、岩莨、花菖蒲、ナデシコなど静かで落ち着いた風情の尼寺でした。梅の実がたわわに実っていました。 (英子)
足裏まで白き弁天青しぐれ 栗田せつ子
巌頭に磯ひよどりや卯波立つ 栗田やすし
地に響く八幡太鼓楠若葉 沢木 欣一
27.6.10夜 (3476) 宇野美智子さん句集『ガレの壺』
この度、伊吹嶺雪嶺集会員の宇野美智子さんが句集『ガレの壺』を上梓されました。おめでとうございます。
句集の題名は随分とモダンですね。この題名は栗田主宰が「ガレの壺見ては紅葉を眩しめり」から名付けられました。
宇野さんの俳句の特徴を栗田主宰の序文から引用したいと思います。
宇野美智子さんの句は、
ふんばりて乳吸ふ仔牛春の風
コスモスを抜けて牧場の乳買ひに
夫婦して採りし一斗缶の梅漬くる
いが栗の落つる音聞く目覚めかな
など豊かな自然に恵まれた作手村(現新城市)の別宅での暮らしの中から生まれた佳句が多い。
この別宅はご主人のバイオリン製作の工場であると同時にみち子さんの俳句工房であり、二人のお嬢さんの演奏会場でもあった。
筍飯匂ふ山辺のコンサート
新作のヴィオロンの艶秋立てり
バッハ聴く部屋に新樹の匂ひ来る
チェロ弾ける子の後れ毛や秋灯
とあります。序文の冒頭の牛の句を始め、牛を多く詠んでいることに、跋文を書かれた都合ナルミさんは次のように評されています。
美智子さんといえば「牛の句」、「牛の句」と言えば美智子さんです。(以下牛の句を3句紹介されています。)
私は栗田主宰も序文で「気負うことなくやさしく対象と向き合った即物具象の写生句であり、心たのしく選句することが出来た。」とおっしゃっているように、素直な写生句が好きでした。以下、栗田主宰が引用された句以外で、私が共感を得た句を書き出して私の『ガレの壺』上梓お祝いの言葉に代えさせて頂きます。
繭を煮る賤ヶ岳より水引きて
休耕田半ば花野となりゐたり
観音の水汲みに来て冬菜買ふ
ミサ終へて越ゆる峠や初の雪
あめんぼに驚きて散る金魚の子
地獄図の閻魔に止まる名残の蚊
鳥帰る白鳥句碑の真上より
夫癒ゆる兆しと思ふ初音かな
雪掻きしつつ隣家へ御慶かな
朝弥撤の終はるさくらの散る中に
なお句集『ガレの壺』を購入希望の方は次の宇野美智子さんの住所へ直接お申し込み下さい。
〒465-0023 名古屋市名東区石が根町46-1
頒価:1,000円
右の写真は『ガレの壺』の表紙絵です。(隆生)(404932)
27.6.10 (3475)
★毎月 京都句会へ名古屋から参加されている 徒歩さんが、今月も吟行等の様子を
写真を添えて、送って下さいました。
今晩は、今日(5月9日)は京都句会でした。
入梅の雨も京都へ着いた頃には上がり、まずまずの吟行日和となりました。
午前は駅前のキャンパスプラザで通常の句会。
ほぼ全句に河原地副主宰のコメントを頂き、充実した句会でした。
昼食後地下鉄で今出川まで移動して、西陣周辺を吟行しました。
西陣の名は応仁の乱の西の陣に由来していますが、機業と茶道の町です。
京都は何度も訪れていますが、ここは初めてでつくづく京都は奥が深いと
感じました。
今日の吟行句より
突き当り多き西陣花南天 徒歩
青時雨穴ぽつかりと蛾の卵
英武
(松井徒歩)
★いぶきネットの『お問い合わせ』のご縁から、鳴子句会へ参加いただいていました 平山さんが 高齢の為に退会されました。 娘さんから 丁寧な御礼のメールが届きました。
とてもお母様思いの娘さんで、 私は亡き母の事を重ねて・・・・大いに反省しています。(孝子)
実は母はこの2月に脳梗塞で倒れ、以来入院してリハビリに取り組んでおります。幸いにその成果が現れ、只今は 来週はじめに退院できるまでに回復致しました。 歩行が少し不自由になりましたが、自宅でほぼ発病前と変わらず暮らせると思います。
入院中は俳誌「伊吹嶺」と毎日曜日の「中日俳壇」を楽しみにしておりました。 母は俳句の勉強を始めて40数年になると思いますが、色々な趣味の中で一番長く取り組み楽しんでおります。 90歳になりましてもそのように楽しめる事があるというのは、本当に幸せな事だな、と身近にいて感じております。母親が生き生きとしている姿を見るのは娘としても嬉しいかぎりです。
今後も引き続きゆっくりと自分の好きなように楽しんでくれるものと思っております。
伊吹嶺の皆様とは5年間の短い間ではありましたが良いご縁をいただき、お仲間に入れていただきまし
て心より感謝申し上げます。
最後に伊吹嶺の益々のご発展をお祈り申し上げております。
お世話になり有難うございました。
(平山一枝の娘 )
27.6.09 (3474)
★小学生の孫が、学校で聞いてきた話です。
お婆ちゃん! スーパーやコンビニの棚の商品を 奥の方から取って買って
いない? みんながそんなことすると、賞味期限の切れた商品が売れ残って、
捨てないといけないんだって。
最近スーパーでは、棚の奥へ手を伸ばし・・・・・孫の言葉を思い出して、
一番前の商品を 買う事にしています。 環境問題!!ですね。
★5月31日に このページに玉井さんの四十雀の写真が載りました。 その
続編(?)とでも言いましょうか・・・・・ (孝子)
四十雀が孵化しました。
まだ目があいてない赤裸の雛ですので親鳥が雛の上にすっぽり入って温めて
います。親鳥の下にいる雛は苦しくないのでしょうかね?
覗いた時には親鳥が留守でしたので雛がしっかり見えましたがカメラを取りに
行った5分ぐらいの間に 親鳥が戻ってきていて残念。
今日はカイコも繭から脱出し成虫になりました。よく見ると愛らしい顔をしてい
ます §^。^§ (玉井美智子)
神棚に護符いく重ね夏蚕飼ふ 皆吉 爽雨
夏蚕飼夜は浪音に籠りけり 大野 林火
27.6.08 (3473)
いぶきネット句会の皆様 選句締切のお知らせ
竹林に霧が立ち、こまかな雨が降りそそぐ風情は、淡墨画の世界です。
梅雨入りの草の匂いや土の匂い、地方によって 雨の呼び名も変わりますね。
雨の日に心なごむ花は、(紫陽花)でしょう。青の底に潜んだ白、その底に沈んで
いる七色・・・雨に映える花ですね。梅雨の晴れ間に(蛍)を見に行きました。
蛙の声と堰を越す水音に(蛍の乱舞)・・・思わず小声で夫に寄り添いました。
梅雨どきを彩る幻想でしょうか・・・皆さんの辺りは如何でしょうか。
水の匂ひ草の匂ひや蛍狩 沢木 欣一
川音の大きくなれり蛍狩 藤田 邦代
七変化白磁に挿して華やげり 江口 たけし
さて、明後日6月10日(水曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)
★いぶきネット句会の仲間の酔雪さんから 写真を添えて地元(三河)の話題を頂きました。(孝子)
今日は、東公園の花菖蒲を見てきました。
名鉄東岡崎駅からバスで20分です。東公園の花菖蒲園は、
広さ約2900㎡の敷地に約120種・1万株の菖蒲が育てられて
います。1番花がちょうど見頃でした。
花菖蒲を見終わり、帰ろうとしたら、花菖蒲園のすぐ隣に
岡田撫琴氏(ぶきん1873〜1873)の句碑を見付けました。
昭和16年10月、撫琴門下有志一同により建立されまし
た。碑には、「年魚いまだ膳に上らずほととぎす」と刻まれ
ています。昭和のはじめか大正の終り頃、友人松井菅甲と豊
川上流(湯谷)へ鮎を求めて出かけたものの、あいにく鮎の
解禁期でなく、目当ての鮎が膳に上らず落胆したところへ、
ホトトギスの声が聞こえてきた。という状況を詠んだものです。
撫琴氏は、岡崎俳壇の重鎮であり、ジャーナリストです。 日刊
「三河」社長、「三河日報」社長を務めていました。本名は太良次
郎で、生まれて直ぐに若宮町の醤油製造業岡田壮太郎の養子となり
ました。連尺町の俳人植田石芝の指導のもとに早くから俳諧に馴染
み、その関係で正岡子規の俳句運動の影響を受け、高浜虚子・河東
碧梧桐・伊藤左千夫ら子規一門の俳人・歌人とも交わりがありまし
た。 ほかに詩歌・小説にも通じ、野口雨情・森田草平・若山牧水・
中山晋平などとも交流をもち、岡崎を代表する文人として知られて
います。
東公園は総合公園で、面積26.91ヘクタール(ナゴヤドーム約5
個分)の広大な敷地を活用した自然と文化の公園です。園内には、
動物園、動物ふれあい広場、動物総合センター、遊具広場、野外ステージと広場、森、大きな池が3つあります。 秋には紅葉もあり、子供から大人まで四季折々に楽しむことのできる公園です。また、岡崎市出身の世界的な地理学者志賀重昮氏(しげたか1863~1927)と、世界的な物理学者で鋼鉄の父と呼ばれる本多光太郎氏(1870~1954)ゆかりの施設や文化財などもあります。 (新井酔雪27.6.6)
27.6.07 (3472)
★ いぶきネット句会は、選句一覧を配信していただきました。 選句は10日が締
め切りですので、今頃 いぶきネット句会の仲間は 真剣に選句をされている頃と
思います。
★HP俳句会の投句は 15日まで受け付けています。 2句投句です。
皆さ~ん ご参加下さ~~い。
★時々 朝日カルチャーの吟行会の様子を 「落書」に送って頂いている 横井さんが
今日は、夏祭の様子を伝えて下さいました。(孝子)
もうすぐ梅雨です。各地で祭礼がおこなわれていますが、今日は名古屋市東区の
徳川園の山車揃えを、見学しました。地域の筒井町、出来町から5両の山車が、天王祭りにあわせ、徳川美術館前に揃
いました。1両ずつ、からくりの上演、山車を持ち上げての回転など、豪華で見事でした。名古屋にもこんなに、情緒
ある風情が残っていたことに感動しました。園内は見物客と祭りの関係者で、すごい賑わいでした。毎年6月の第1週の
日曜日におこなわれます。写真添付します。 (横井一夫)
・地卵を飲んで吹き継ぐ祭り笛 篠田法子 ・夏祭缶に詰めたる小蝋燭 日野圭子
・草鞋紐結び直して山車を曳く 平松公代
以上3句 『風』愛知支部発足25周年記念出版 「新訂 愛知俳句散歩」 筒井町の夏祭の項より
27.6.03 (3471)
いぶきネットの句会皆様 投句締切のお知らせ
緑濃い山々に囲まれて整然と静まった植田の美しさ・・・
早いものでもう 六月に入りました。九州ではもう梅雨入りです。
早速、田水に(蜻蛉)が旋回して尻を浸し、、(紋白蝶)が田水の光を浴びて遊んでいます。
牛舎の枇杷が熟れて牛の目線に下がっています。
溜池の(蟇)は恋の季節・・・夕方から、早朝にかけて大合唱です。
庭の薔薇垣に(紋付揚羽)が羽音を立てて寄り添っています。
皆さんの辺りは如何でしょうか。熱中症にご注意下さい。
山の墓一つに青田五六枚 沢木 欣一
蟇鳴いて池の水面の震へけり 小原 米子
日午後9時投句の締切りです。
早めにお送りくださるようにお願いいたします。 (樹炎)
★ 先月から 「伊吹嶺ジュニア俳句」の募集も 始まっています。
うるさがられないように、頃合いを見計らって・・・お子さんやお孫さんに 投句を勧めて下さい。 是非!是非!(孝子)
27.6.02 (3470)
もう 6月ですね。
HP俳句会や いぶきネット句会の投句を受け付けています。
いぶきネット句会は会員のみですが、HP俳句会は、何方
でも 応募いただけます。 2句投句 無料です。
徒歩さんから、写真を添えてメールが届きました。
いろいろな話題を提供してくださいます。(孝子)
今晩は、今日は旧東海道熱田の「宮の渡し」へ行って来
ました。海?(現在は堀川)からの心地よい風と道向こうの
町家の風鈴の音に身を任せ、しばし江戸時代の宿場に思い
を馳せていました。
この熱田宿から名古屋城へ至る道だったのが本町通です。
昨年の全国大会会場「アイリス愛知」の前の通りですね。
(徒歩)
のぼり潮匂ふ河口や流燈会 篠田法子
パラソルに海の日が濃し渡し跡 掛布光子
烏麦熟れてこぼるる貯木場 平松公代
27.6.01 (3469)
★遅くなりましたが、いぶきネット句会の5月の添削コーナへ 添削例をアップしました。
8人の担当者が頑張りました。「いぶきネット句会 ・ 添削例」から ご覧ください。
★角川の『俳句』6月号の<作品12句>のページに 我等が主宰の作品が 載っています。
「帰郷」と題して 12句です。 皆様ご覧になられましたか?
城山の影うつすらと春の川 栗田やすし
汚れなき空の青さよ梅は実に 〃
★俳人協会の会員向けの新聞『俳句文学館』には、 いぶきネット句会の仲間の高橋幸子さ
んが文章を寄せておられます。「私が俳句を始めた頃の感銘句」のページです。
主宰の<流燈会我も流るゝ舟にゐて>の思い出や、他の栗田主宰の句についての鑑賞をさ
れていて、とても素敵な内容です。
★蒲郡にお住いでいぶきネットの仲間の 内田さんから、写真を添えて メールが届きました。
写真は 内田さんが写されたものです。(孝子)
5月29日から蒲郡博物館において、「三河千号記念俳句作品展」が開催され
ています。「石楠」祖師 臼田亞浪と歴代主宰俳句作品展です。軸物57点、色
紙42点、短冊21点の合わせて 120点が展示されています。
俳誌「三河」の歴史を繙くのに重要な作品展となっています。
時代の趣きと俳句道の籠った作品群のなかから「臼田亞浪」の年譜と作品の
一部をご紹介します。
臼田亞浪は明治12年2月に長野県小諸市に生まれる。同35年ころ、短歌を
与謝野鉄幹に、俳句を高浜虚子に教えを乞う。大正4年ホトトギス子規13回忌
記念号に「俳句に甦りて」を寄稿、同年3月「石楠」創刊(37歳)。「臼田亞浪
全句集」「定本亞浪句集」 昭和26年神奈川県における石楠全国大会の席
上にて、脳出血の発作のため死去
「三河」初代主宰市川丁子は大正6年臼田亞浪師に就き、昭和4年4月俳誌「三河」を発刊し、
以来、現在の神尾朴水主宰は第5代目となる。
作品展の中より祖師臼田亞浪の代表的な句をご紹介させていただきます。
鵯のそれきり鳴かず雪の暮
鵯は人里に群れて鳴き騒ぎ、行動的でかしましい。日本には広く分布する鳥である。
ひと騒ぎの後、「それきり」と静けさがつのる。あとは雪のみとなる夕暮に
時間の停止を思う。
犬つれて元旦の雪野に出づる
元旦のまばゆい雪景色と昴揚した気分が重なり、飼い犬を連れ出した時の様子。
「雪の野」に出る真新しい心に充実した年頭の挑戦が目に浮かぶ。
ついでですが、会場のひと隅を我が家の「コンテルギ」(紫陽花の1種で絶滅が危惧されています)が飾りました。
清楚な花びらのつきかたが好きです。 (陽子)
27.5.31夜の夜 (3468)
今日は伊吹嶺運営委員会が行われました。いつもように多くの議題が出されました。かいつまんで主な議題について皆さんに報告します。
1.伊吹嶺全国俳句大会は研修部の皆さんを中心に順当に準備が進められています。大会案内は既に「伊吹嶺」4月号に掲載されているので、皆さんご存じだと思いますが、11月8日~9日の2日間です。今から予定に入れて置いて下さい。
2.例年行われている「綾子・やすし師弟句碑」吟行会は9月3日(木)に行われることが報告されました。詳しい案内は「伊吹嶺」7月号に掲載される予定です。
3.「伊吹嶺」20周年記念行事の一つとして、栗田主宰の第2句碑建立が予定されていることはご存じだと思いますが、建立準備は順調に進んでいるとの報告を受けました。いずれ詳しいことが分かるまで皆さん楽しみにしてお待ち下さい。
4.あわせて私から先日行いました「自然と親しむ吟行会」の実施報告も行いました。この吟行会では多くの参加者のお陰で無事終えたことをここで改めてお礼を申し上げます。
以上が今日の運営委員会主な議題です。このような活動状況を聞いていますと、「伊吹嶺」自体も順調に発展していることが分かります。
なおまた落書が重くなりましたので、4月分までは倉庫に移しました。この落書を見たい時はこのページの案内に従ってクリックして下さい。(隆生)(403509)
27.5.31 夜 (3467) 万年筆の事が いぶきネットで話題になりました。「男のロマンですね」と言われる 方もありました。 我等が副主宰・河原地さんも万年筆を愛用されていて、時々俳句 にも詠んでおられます。句会の時の投句用の短冊も万年筆を使用されていて、素敵 な筆跡でした。 万年筆初心者の私は、徒歩さんに購入の為のアドバイスを頂きました。(孝子)
私もパイロットのカスタムか セーラーのプロフィットが欲しいのですが、 実用に 徹するのならパイロットのカクノ(税別1000円)で充分ですよ。
でも万年筆は趣味のものですので一本ぐらいは金ペンが欲しいですね。普通の 文章は細字(F)のぺんが良いですが、短冊には中字(M)以上のペンが断然良い
ですね。細字では出ないインクの濃淡も出て味わい深いです。
写真の左がMよりやや太いペン、右がFペンですがこれはあまり変らないですね。にインクはパーカーのブルーブラックです。
ちなみにカスタムもプロフィットもぴんからきりまであって、私が話題にしているのは当然一番安いぺんのことです。エリートはカスタムのようなごついペンではないので女性向なのですが、コンバーターが「CON20」しか使えないのが欠点です。「CON50」より安いのですがゴムの容器で中身が見えなくてインクの残量が確認できないのです。
名古屋での購入は、東急ハンズもよいですが、丸善の方がしっかりと説明をしてもらえると思います。(徒歩)
・純銀のペン軸磨く年用意 ・駿馬てふペンを走らせ年賀状
・暖かや返信毎にペン替へて ・ペン軸の銀の匂ひや若葉冷え
・ペン軸の銀の曇れる薄暑かな 以上5句 河原地秀武
27.5.31 (3466)
最近は・・・・皆さんから「落書」の話題が沢山届いています。私が 真っ先に楽しませて
頂けて、「落書」の担当を有難く思う時でもあります。 感謝 感謝!
いぶきネットの仲間の 玉井さんから 写真を添えてメールが届きました。(孝子)
庭のさくらんぼの木に5年前に巣箱を掛けました。
直径2.8㎝の巣穴なので雀には小さいし四十雀専用みたいなものです。
今年は2組の四十雀に気に入られ利用してもらってます。5月16日に10
羽の雛が巣立ちその2日後には 別の番がやってきて前の巣を少しなお
しただけで卵を産み始めました。
早朝に一個づつ産み今回は9日かけて9個を産みました。産んだ後は
卵が隠れるようにふわっと動物の毛を掛けていきます。最初の卵から9
日間もたち卵の鮮度がおちていそうですが前回は全て孵化したので関
係ないのでしょう。
昨日から親鳥が抱卵を始めたので雛の誕生が楽しみです。四十雀は
連携プレーがうまく とても甲斐甲斐しく雛のお世話をするんですよ。
(玉井美智子)
四十雀のつれ渡りつゝ鳴きにけり 原 石鼎
追ひすがり追ひすがり来て四十雀 石田波郷
連れ鳴きの声こぼしをる四十雀 上村 占魚
27.5.30 (3465)
隔月で吟行会を企画されている 朝日カルチャーの会員の 横井さん
から、写真を添えて メールが届きました。暑さにも負けず 元気な皆
さんです。(孝子)
いつも伊吹嶺落書、楽しんでます。
本日、恒例の朝日カルチャ-センタ-の俳句教室(都合ナルミさん指導)の仲間9人
で吟行にいってきました。
名古屋市の大須観音から寺町を巡りました。今日は暑くて、日傘と夏
帽子が必要でした。七寺(ななつでら)は、かつては七堂伽藍と三重の
塔があったが、昭和20年の戦災でほとんど焼失。いまはひっそりと小さ
な寺に、、境内の露座仏が哀れでした。西本願寺(名古屋別院)を参拝して、中生涯学習センタ-で句会を実施。句会後の昼食はビ-
ルが美味でした。このメンバ-はナルミ先生以下、仲良しで、お酒も強く、楽しい人ばかりです。俳句の縁に感謝しております。
(横井一夫)
27.5.29 (3464)
いぶきネットの仲間の有井さん(広島市)から 美しい写真を添えて
メールが届きました。 ご主人が 写真の趣味をお持ちのようですので、
右の写真は、ご主人の力作(?)と思います。
中部地方では見かけない 珍しいお田植えの催事(神事?)ですね。
(孝子)
我が町の近隣では田植えから植田に移りつつある。
「花田植」は農繁期の労をねぎらう農耕行事などに由来する郷土芸能で
中国地方の各地に伝わっている。
規模の大小はあるが中でも北広島町の「壬生の花田植」は圧巻であ
ろう。(ユネスコの無形文化遺産・国重要無形民俗文化財) 壬生の
花田植にはツアーの観光客がよく来ている。「素朴な雰囲気が崩れる
よ。なにもツアーで来なくても!」と主人はしかめっ面。
(でもねユネスコの無形文化遺産だもの、、、ツアー会社は企画するよ
ねぇー)と私。
私達は小規模な「原東大花田植」に行ってきた。廃校の跡地に牛が
五頭トラックで運ばれて来た。木陰で支度が始まり牛は飾りを付け「飾
り牛」となる。飼い主の話によるとお腹がひときわ大きい牛は身妊って
いるとか、、、頑張ってと声をかけたくなる。
田に入る先頭は青年期の牛。身妊っている牛は三番目だ。花田植え
が終わり身妊っている牛の首を撫でている飼い主の武骨な手に夕日が
優しかった。(有井真佐子)
牛入れて泥がかがやく花田植 林 徹
27.5.28 午後 (3463)
いぶきネットの仲間の哲半さんから写真を添えてメールを頂きました。
遅くなりましたが・・・・・2日前(26日)のメールです。無農薬と聞くと、気になり
ますね。(孝子)
今日は、日中30℃を越えてずいぶんと暑い京都でした。
そんな中、ペットボトルのお茶を飲みながら宇治の茶葉刈りを体験してきました。
写真は、日光をさえぎる幕を張って甘みの濃い茶葉にしてあるものです。
さぞかし美味しいのだろうと感じましたよ~
無農薬で栽培されていましたので、写真には写っていませんが、蜘蛛の巣が
いっぱい張っていました。
茶摘は春の季語ですが、蜘蛛の巣は夏ですよね!
よろしかったら、写真を落書にお使いください。(東口哲半)
ほのぬくし籠に嵩なす一番茶 近藤 文子
茶摘籠腰にくくりて摘み始む 中村 たか
葭簀張る窓より洩る製茶の灯 磯田なつえ
二番茶を摘む聖堂の裏の畑 栗田やすし
以上4句「伊吹嶺 季寄せ」より
27.5.28 (3462)
★ 5月のHP俳句会のの選句結果を アップしていただきました。
今月の高点句は のぶ子さん(北名古屋市)の「育児書に褪せし母の句多佳子の忌 」
です。 のぶ子さんには 早速 賞品の伊吹嶺5月号を送らせていただきます。
おめでとうございました。
★いぶきネット会員の皆様 投句・選句・締切のお知らせ
夜明けは早く、夕暮れは遅く昼間の長い季節です。
沖縄や奄美地方はすでに[梅雨入り] しています。やがて 前線が北上してきて本土も
「梅雨入り」ですね。梅雨は「黴雨」(バイウ)とも言われます。なるほど、高温多湿でカビ
が生えやすいからでしょう。
九州の水郷日田では、「川開き祭」 夏を告げる恒例の「花火大会」。
アユの解禁日に合わせて開催されました。鵜飼も始まるころですね。
紫陽花も淡く色付きはじめました。皆さんの辺りは如何でしょうか。
大花火しだれて海にとどきけり 栗田 やすし
見覚えの舟の屋号や川開き 日守 むめ
さて、投句締切 6月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切
選句締切 6月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切
(八尋 樹炎)
写真は樹炎さんからいただきましいた。花火の写真は 福岡の地方紙に載ったものだそうです。(孝子)
27.5.24 (3461)
★伊吹嶺5月号に綴じ込み葉書が1枚増えました。「伊吹嶺ジュニア俳句」の応募が始
まりました。高校生までの方が対象です。 国枝部長さんが選者ですので、いぶきネット
としても 大いに盛り上げたいと思います。
我が家も近所に住む孫に 薦めているのですが、テレビやゲームに夢中で、なかなか
俳句の話に 耳を傾けてくれません。 話をするタイミングがあるようですので、大人の知
恵で何とか・・・・・・
締切日は5月末ですので、特に 伊吹嶺会員の皆様 お忘れなく!
★3月30日のこのページでお知らせをしました「俳句交流大会 ねんりんピック おいで
ませ 山口!」の 応募締切が、5月31日と迫っています。 主宰が選者ですので、是非
ご参加下さい。 (投句料は無料です。) (孝子)
写真は 樹炎さんから送って頂いた、北海道の続きです。
27.5.23 (3460)
★今日の清水哲男氏のホームページに、沢木欣一先生の「緑陰に赤子一粒おかれたり」が
載っています。 夢の中で 沢木先生にお会いしたような・・・・そんな気持ちになっています。
今井肖子氏が 素敵な鑑賞をされています。 特に<たり>の使い方について・・・・・・・
http://zouhai.com/
★樹炎さんから、メールと 沢山の写真を送って頂きました。(孝子)
北海道の風
キャンピングカーで長旅に出た娘夫婦が今、北海道を巡っています。
毎晩(電話のライン)を使って、位置の報告と、珍しい景を送って来ます。
動物好きな娘は、目前に現れる(キタキツネ)(リス)に興奮しきり、水汲みに行って、鴉に襲われ
傷ついた(蝦夷梟の子)を上着で包み保護。天然記念物なので、保護局の人に届けたことなど・・・
阿寒川や水芭蕉の群生・白樺並木・ライラック・八重桜・芝さくら・など、春爛漫の時期です。
俳人なら喉から手が出そうな情景に、行けなかった私は、溜息を
つくしかありません。
道中キャンピングカーの仲も増え、アマチュア無線で挨拶を交わ
し、お世話に成って居るそうです。
時代は大きく動きます、新しい世界ですね。ウ~~~!!!
(八尋 樹炎 )
27.5.18 (3459)
「自然と親しむ吟行会」の1週間後に、藤川宿では お祭りが行われまし
た。伊吹嶺の吟行会は、参加人数に限りがありましたが、その時参加されな
かった方々も、藤川宿へ足を運ばれたようです。
今回の吟行会では、多くの方に、芭蕉と縁のある<紫麦>を知っていただ
くことが出来ました。今年も良い企画であったのでは(?)と 思います。
トピックスには、沢山の写真が載っていますが、もう少し余韻を楽しんで
下さい。(右に 当日の写真を載せました。)
酔雪さんから メールが届きました。(孝子)
9日(土)の藤川宿・紫麦吟行会の1週間後、開催時間に合わせて「藤川
むらさき麦まつり」に行きました。
資料づくりでお世話になった鈴木さんに会うためです。そうしたら、栗田
せつ子さんの御一行、金山句会の方とお会いました。
見て回る所は同じですので、9日(土)と同じ道順でご案内しました。 行く所、行く所に藤川小の6年生が、クイズとともに見所を案内してくれま
した。祭のメイン会場である本陣跡で、鈴木さんに会いました。鈴木さんに
せつ子さんを紹介し、わたしは鈴木さんの奥様にご挨拶をしました。
紫麦のお握り(無料)は食べましたが、残念ながら、紫麦饂飩と紫麦クッ
キーはなくなっていました。新商品の紫麦ビール(500円)を飲みました。
濃厚な味でわたし向きでした。
最後にもう一度紫麦の大畑を見ました。緑の部分は少しも残っていません
でした。道の駅で食事をし、紫麦饂飩を頂きました。
食後に句会を行いました。わたしにも参加するようにということで、参加
させて頂きました。場所は、駅の北の降りた所の丸くなったベンチです。エ
ゴノキが1本植わっています。12人が輪になって座り、3句投句、5句選
でした。わたしが投句した3句は、9日(土)のときより出来がよい気がし
ます。(酔雪)
・・・・・・・ ☆ ・・・・・・・・・ ☆ ・・・・・・・・・
名古屋北ロータリークラブの写真クラブや、俳句同好会のメンバーを中心
に、今年も「フォト俳句写真展」が開かれます。 名古屋市内の他のロー
タリークラブのメンバーも出品されています。伊吹嶺の仲間も3人参加して
います。近くへお出かけの方は、お寄り下さい。(孝子)
会場は 名古屋・榮のフォトギャラリー<サン・ルゥ>です。
(錦通りを挟んで愛知芸術文化センターの向いになります。ノリタケの並びのアーチ
ビルの2階です)
期間は、5月23日(土)~5月31日(日) 10:00~ 18:00
会期中は無休です
27.5.17 (3458)
芭蕉蛤塚忌(こうちょうき)全国俳句大会のお知らせです。
平成27年10月18日(日)、岐阜県大垣市 奥の細道むすびの地記念館で行われます。
事前投句・当日投句・小澤實先生の記念講演等々 盛り沢山です。
詳しくは 以下のアドレスからご覧ください。
http://www.ginet.or.jp/haiku/
去年は、B作品の部(一編二十句)で、栗田せつ子さん・都合ナルミさん・ 坪野洋子さんが、
好成績でしたね。 覚えておられますか?
皆様 是非 ご参加を!(孝子)
写真は樹炎さんから送って頂きました。
27.5.15 (3457)
5月のチャットによる合評会 1日目が先ほど終わりました。20名を超す仲間の
参加で 時間に追われますが、いろいろな情報も頂けて、楽しみな句会です。
「花時雨」の季語を教えて頂きました。 <日光椿><藤戸石>等、初耳の言葉
も写真添付で 教えていただきました。 ネット句会ならではです。
★5月のHP俳句会の投句を締め切りました。選句結果は 20日過ぎと思います。
楽しみに お待ち下さい。
写真は、瀬戸川の土手で写しました。「ナワシロイバラ」と名札に書いてありました。(孝子)
27.5.14昼 (3456) おおがき芭蕉交流句会のご案内
先日、愛知同人句会の際、栗田主宰から今年も「おおがき芭蕉交流句会」が行われることをお聞きしました。この交流句会は昨年に引き続き、奥の細道結びの地としての企画で5回に分けて、講師を招待して、交流句会が行われるものです。詳しい内容は別紙案内資料に紹介しますが、主な内容を以下にお知らせします。
1.日時と講師(敬称略)
第1回:7月25日(土) 応募期間:6月15日~6月26日 加古宗也(「若竹」主宰)
第2回:9月6日(日) 応募期間:7月15日~7月29日 片山由美子(「狩」副主宰)
第3回:11月28日(土) 応募期間:10月15日~10月29日 宇多喜代子(「草樹」代表)
第4回:1月17日(日) 応募期間:11月15日~11月27日 櫂未知子(「群青」代表)
第5回:2月5日(日) 応募期間:12月15日~12月28日 星野高士(「玉藻」主宰)
各会とも13:00~16:00の日程となっています。
2.場所 奥の細道むすびの地記念館(大垣市船町2丁目26番地1)
2階 多目的室1 3.参会費 1,000円
4.定員 句会参加20名(応募期間内に応募して下さい。)
・応募期間内に定員を上回った場合は抽選を行う。
・抽選は応募期間以後、文化振興課で行う。 5.投句 事前投句2句 当日席題あり
事前投句は決められた期日までに、大垣市教育委員会 文化振興課 担当まで ※句会への参加が決まった方に、投句用紙を後日、送付します。 6.連絡先 大垣市教育委員会 文化振興課 主幹:高田(雅)、担当:高木 住所:〒503-0888 大垣市丸の内2-55 TEL:0584-47-8067(直通) FAX:0584-81-0715
以上の内容ですが、別紙案内の参加申込書でFAX申込みとなります。
参加されたい方は、次の交流句会案内の中の参加申込書をA4版でプリントアウトして募集期間内にFAXで申し込んで下さい。(隆生)
おおがき芭蕉交流句会案内
27.5.14 (3455)
我等が「伊吹嶺」の編集長! 下里さんから メールが届きました。
いつも落書を楽しく読ませていただいてます。
今日は私のちょっと情けない体験をご報告します。
一昨日私はケータイを知人の家に置き忘れてしまいました。忘れた
・・と思った時とてもショックでしたが、とりあえず電源を切って
おいてもらいました。何だか不安で、何をしても落ち着きませんで
したが、半日ほど過ぎると気分が楽になっていることに気づいたの
です。部屋を移動するにも、ちょっと外出するにもケータイを確認
する必要もありませんし、突然ベルが鳴ることが無いと思うと、と
ても自由なのです。「たまにはこんな生活もいいな」なんて思って
いたら、今朝の東北地震の発生です。宮城に住む娘に連絡をとろう
にも番号は全てケータイの中。よりによってこんな時に・・と思っても為す術がありません。「せめて家族の番号くらい書き出しておかなければ」との反省しきり・・。 ケータイは今日の昼、無事我が手に戻りました。
幸い娘の家は何事もなく一安心。久しぶりに電源を入れたケータイには常にも増して着信履歴がどっさり。文明の利器に振り回されていることに改めて気づかされた二日間でした。
皆さまもくれぐれも気をつけて下さいね。(下里美恵子)
<曾孫の顔ケイタイで見る半夏生 関根近子>
文明の利器である携帯ですが・・・・本当に気を付けないといけないですね。 因みに、関根近子さんは、栃木にお住いで、下里さんのお母様です。 「伊吹嶺」の母娘俳人(同人)です。 写真は、樹炎さんからいただきました。(孝子)
27.5.13 (3454)
いぶきネット句会の皆様 会評会のお知らせ
インターネット部主催の「自然と親しむ吟行会」 「岡崎市藤川宿」にて、 つつ
がなく無事終了され安心いたしました。
担当の皆様、句会にご参加の皆様、お疲れ様でした。
雨後の竹林を通ると伸び盛りの若竹が産毛に包まれて、天辺に竹皮を残して
います。足元の薮に草苺が真っ赤に熟れて・・・ (えごの花)が雨を含んで香っています。小流の白濁に白鷲が動き
ません。早生の田植えも済んで、蛙が賑やかに鳴きはじめました。 温暖化のせいでしょうか、5月には珍しい台風で
した。皆さんの辺りは被害はございませんか。
竹皮を脱ぐや清浄無垢の肌 夏目 隆夫
陽の差さぬ藪に皮脱ぐ今年竹 林 典子
さて、合評会はいつものように、15日(金)・16日(土)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
(八尋 樹炎)
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
27.5.12 (3453)
いぶきネット句会の仲間の有井さん(広島在住)から お便りをいただきました。
有井さ~~ん これからも お便りを お願いしま~~す。
古民家の我家に今年も、燕がやって来ました。
通路の奥まった所に巣を作ります。近頃は材料不足なのか燕は巣作りが大変なよ
うです。(休耕田が増えてきて)
一昨年は成人男子の握りこぶし大の大きさ。 昨年のはセカンドハウスの様な
細長くスマートな巣。 今年の燕は最初、二羽がこの細長い巣の上に向き合って
いて 「えっ!このスマートな巣で卵を産み雛をそだてるの?現代版の燕だ
な」と心配しましたが、この小さい巣に濡れた土が付きだしたので一安心、と思う
や否 二、三日すると大きい方の巣に燕が入っていて こちらにも泥が付き始め
ました。
雛が産まれると何処からか三匹の燕が餌を運んできた事があり、この関係は?
応援?と温かみを感じる成り行きでした。 雛が無事誕生し飛び立つ日を、見守っ
ています。(真佐子)
つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子
巣燕の寝る時は皆寝るらしき 〃
右の写真は、愛知県にお住いの岳人さんが送って下さいました。岳人さんは、伊吹
嶺誌に、ご自分の農作業の様子を「農日記」と題して、文章を寄せておられます。
農業のプロ(?)のようで、忙しくされています。(孝子)
連休にかけて、西瓜・南瓜・ピーマン・茄子・胡瓜・ゴーヤ・黄瓜・トマトなどの野菜の植え付けをしました。そして、このところの好天気で畑の苺と梅の実が急激に色付いたり、大きくなってきました。(岳人)
27.5.11 (3452) 第4回自然と親しむ吟行会模様
5月9日の行われた第4回自然と親しむ吟行会模様について、お待たせしましたが、トピックスのページにアップしました。吟行記は長崎眞由美さんに書いて頂きました。また安藤一紀さん、矢野孝子さんから多くの写真を提供して頂きました。
今回の吟行では酔雪さんに「藤川宿と紫麦」について詳しい資料を作って頂き、当日も的確に、そして時間的にも正確に案内して頂きました。環境グループの野島さんと酔雪さんのお陰で順調に行うことが出来、参加の皆さんからもねぎらいの言葉を多く頂きました。この落書にてお礼を申し上げます。
なお吟行会模様はトップページのトピックス欄の指定個所をクリックして頂くか、【こちら】をクリックして下さい。今回は写真のてんこ盛りで参加された方も当日の思い出がよみがえると思います。
今後とも環境グループを始め、インターネット部へのご支援をよろしくお願いいたします。
写真はトピックス欄にも出てきますが、一面の紫麦畑です。(隆生)
27.5.10夜 (3451)
昨日の「自然と親しむ吟行会」に引き続き、愛知同人句会が行われました。昨日の名残の紫麦の句に佳句が多く見られました。そして今日の最高点は次の句でした。
激戦地あとの赤土藷を挿す 都合ナルミ
沖縄ではどこを掘っても未だに遺骨が出るという。そういう畑に藷を育てることに歴史を感じる。ナルミさん、おめでとうございます。また私は次の句にも惹かれました。
五月来て川の匂ひに鵜が逸る 栗田せつ子
長良川にとって5月には特別な意味を持つし、鵜飼の鵜も特別な気持ちを持っているのだろう。それは「鵜が逸る」にその気持ちが込められている。
写真は栗田主宰の講評。(隆生)(400239)
27.5.10 (3450)
連休中は、自宅で久ぶりに水彩画を描
いてみました。
窯場に居る蝸牛を親子に見立てて、題
名は「気をつけてね・・・」です。
定番の母の日のカーネーションを短く、濡れた綿花で巻き、アルミホ
イル包み処理しています。
フランスパンの真中に切れ込みを入れ挟んでみました。市販のリボン
などで豪華になりますよ。少し暇だと色々遊べますね。
写真添付いたします。宜しければお使い下さい。 何時も有難うございます。 (八尋樹炎)
母の日や埃被りし古ミシン 斉藤陽子
母の日の母田を植うる泥まみれ 栗田やすし
27.5.9 (3449)
皆様のご協力で、インターネ
ット部主催の 「自然と親しむ
吟行会」を無事終える事が出
来ました。
天気にも 吟行会の味方をし
て貰えたようで、日焼けの心配
も無く、傘の心配も無い1日で
した。
参加者67名 紫麦の畑や
宿場を皆さんで歩きました。
詳しくは 後日 トピックスとして、載せていただきますので、楽しみに
お待ちください。(孝子)
主宰特選 麦秋へ閻魔の眼白光る 玉井美智子
副主宰特選 麦の穂のむらさき風に流るるよ 栗田やすし
高点・主宰・副主宰の選にも入られた句
熟麦の禾の先まで濃むらさき 坪野洋子
主宰・副主宰の選に入られた句
みな頭垂れてむらさき麦の秋 熊澤和代
27.5.7 (3448)
「伊吹嶺」同人・会員の皆さん、「自然と親しむ吟行会」がいよいよ近づいてきました。9日の天気予報では曇時々晴れになっています。雨の心配はなさそうです。
ところで当日の集合時間は藤川駅北口10:00に設定していますが、名古屋方面からですと、名鉄名古屋駅9:03発の特急に乗車する方は、東岡崎駅で9:38発の各駅停車に乗り換えて下さい。そうすると9:46に藤川駅に着きます。なお特急駅が止まらない駅から急行を利用される方は(名鉄名古屋駅8:58発です)、その列車は東岡崎駅で急行から各駅停車に変わり9:38に発車しますので、そのまま乗車して置くよう、ご注意下さい。つまりその急行に乗られる方は東岡崎駅で乗り換えなくてもよいと言うことです。
今日、岡崎市在住で今回の吟行会幹事の新井酔雪さんが現地で紫麦の熟れ具合を確認して写真を送って貰いました。それによると一部まだ青麦のところもありますが、東海道の西棒鼻の学習畑は一番紫色になっているようです。その写真を紹介します。参加の皆さん、よい吟行句を期待しています。(隆生)
27.5.6 (3447)
京都句会の様子が届きました。名古屋から参加されている
レギュラーメンバーの徒歩さんが 写真を添えて 送って下さいました。
因みに・・・句の中に出て来ます<乗り尻>は、競べ馬の騎手の事だそ
うです。(孝子)
今晩は、五日子供の日は京都句会でした。
名古屋方面からは河村恵光さん、伊藤範子さん、中斎ゆうこさんがゲスト参
加してくださり賑やかな句会となりました。
京都駅前で通常の句会の後、地下鉄とタクシーで移動して上賀茂神社競
馬の吟行です。
「徒然草」にも記載があり1093年からの歴史があるそうです。神事ですの
で行事はゆっくりと進みます。こちらの予定時間ぎりぎりにやっと本番の競
争が始まりました。 騎手が奇声を発して疾駆する姿はなかなか勇壮なも
のです。 私は見ていませんが落馬もあったようです。
写真は「見返りの桐」です。
看板に、(キリと見返る桐の木)馬上の姿を整えると書かれてあります。
予定時間をオーバーしましたが、社家の道、大田神社の杜若、深泥池と
散策して地下鉄北山駅近くの喫茶店で句会をしました。
競べ馬腰にしようぶの児の進む 恵光
上賀茂の空の深さよ桐の花 範子
鞭上げて拝む乗り尻競馬 秋麦
全身に血管浮けりきそひ馬 ゆうこ
朱の衣なびかせ疾駆賀茂競馬 忽布
杜からの流れに橋の徂春かな 徒歩
神水や社家の小橋の風すずし 佳子
風に乗る泥のにほひや糸とんぼ 万里子
昂りて鼻孔全開競べ馬 英武
(松井徒歩)
t
27.5.5 夜 (3446)
連休も 孫たちが帰れば 今までと同じような静かな日々です。5階の窓から見回しても、屋根より
高~い鯉幟は少なくなりました。 樹炎さんの写真では 座敷に飾られていましたね。
4月29日の新聞の地方版に瀬戸の鯉幟の記事が載っていました。
瀬戸市の旧市街では、以前 鯉幟を揚げると男の子に不吉な事が起こると…・鯉幟を揚げなかったそ
うです。
家督争いで織田信長と弟の信行が 現在の名古屋市西区で戦った稲生合戦(1556年)に由来す
るものとか・・・・・その時 信行方についた松平信定は家臣と瀬戸へ逃げ込んで自決。その家臣の1
人が、逃れようとして、村民に鯉幟の竿で叩き殺されたそうです。以来 その地区では男の子が病
気にかかり 次々亡くなったと言われています。
今では その言い伝えを知る人も少なくなったと思いますが・・・・・・。 (孝子)
鏡戸の木目艶やか武具飾る 佐藤とみお 「伊吹嶺 季寄せ」より
子供の日行く当てもなく靴磨く 栗田やすし 「伊吹嶺」2012年6月号より
27.5.5 (3445)
毎月メールを頂いている 英子さんから 今月も華道の話題が届きました。写真は杜若では
なく、我が家のご近所のあやめ(?)です。(孝子)
かきつばた
伊吹ネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。今日はかきつばたの話です。
かきつばたの美しく咲く時期になりました。私の住んでいる町の近くに、在原
業平の遺跡で有名な無量寿寺があります。丁度今、かきつばたの花が美しく咲き、
見ごろを迎えています。
綾子先生もこの花がとてもお好きであると伺っています。日本の古典文学では
何と言っても「伊勢物語」の東下りの段が有名です。 絵画でも江戸元禄の尾形
光琳の「燕子花図屏風」などにも描かれています。
生け花でも、古来より、花活け人はその花の美しさはもちろんのこと特に葉の魅力にとりつかれて、季節、環境(場所)などによって様々に活けられています。
立花これは、一色(かきつばたのみ、あるいは下の部分、前置きといいますが、ここに河骨をいれることもあります。)で、一株と株分けがあります。
生花(しょうか)については実に様々に活け、季節によって、花の高さ、葉の長さや組み方などの決まりがあります。これはかきつばたをよく観察して、その特性を瓶に映しているのです。一例をあげると
初夏は花の位置を低くし、蕾とし葉は出始めなので柔らかくいける。
盛夏は花の位置は高く、真には開花を、葉はしっかりした勢いのよいのを活ける。
秋は花は高めに葉は葉先の枯れたものを垂れ気味にする。
初冬は花は低く葉は更に枯れたものにする。(冬も花が咲くことがまれにあります。これを珍花といいます。わたしの家で鉢に水を入れてかきつばたを栽培していますが、かつて咲いたことがあります。条件がそろわないとなかなか咲きません。)
真冬と初春は地下で眠っているかまだ芽が小さいので花形はありません。
というように、生け花の世界でもかきつばたはとても格調の高い花として大切に伝統を守って活け続けられています。(英子)
大沼に雉の鋭声やかきつばた 栗田やすし 句集『遠方』より 平成4年作
目つむれば綾子師の声かきつばた 栗田やすし 句集『霜華』より 平成12年作
27.5.3夜 (3444) 東海道藤川宿HPの紹介 及び「伊吹嶺ジュニア俳句」開設について
「自然と親しむ吟行会」がいよいよ間近になってきました。吟行準備はすべて終わり、あとは天候次第です。そろそろ週間天気予報が出る頃になりまいたが、今のところ、9日(土)は晴れ時々曇となっています。この予報がこのまま続いてくれればと思っています。
ところで今日、ひょんな機会から、この落書の上にある「メッセージ欄」からメールが届きました。それは藤川宿の地元の方から、パソコン関係の仕事をなさっていようですが、「東海道藤川宿」というHPも開設なさっている方からでした。そのHPを見たところ、毎日のように紫麦の状況が写真付きで紹介されている日記欄がありました。
それを見たところ、5月1日は次のような記述でした。
五月になりました。前回の写真からは3日しか経っていませんが、穂の根元のむらさきが増してきたようです。
まだまだわずかな色づきなので、分かり難いと思いますが、これから日増しにむらさきに変わっていくのかと思うと嬉しいですね。
私はこれからこの日記を読みながら、9日の熟れ具合を期待したいと思います。
「東海道藤川宿」のHPは次のアドレスです。皆さん、是非ご覧になって、9日をお待ち下さい。
http://fujikawa.okazaki-city.jp/
次の話題ですが、皆さんへは「伊吹嶺」5月号が届いた頃と思います。そこには新たに「伊吹嶺ジュニア俳句」欄を新設することが書いてあると思います。今までは静岡支部のほたる句会、どんぐり句会とネット部の孫に依頼して、細々と「俳SCHOOL」として続けてきましたが、栗田主宰のお考えで、「伊吹嶺ジュニア俳句」に発展させることとなりました。
折り込みのハガキを使用して、伊吹嶺同人・会員のお知り合い、家族などどなたでも結構です。どしどし投句をお誘い下さい。またこれに連動して、伊吹嶺HPにもジュニア俳句応募欄、選句結果欄を新設したいと思っています。HP作成についてはしばらく時間がかかりますので、お待ち下さい。ただ現在は、私(国枝)のメールアドレスかこの落書の上にある「メッセージをお待ちしております」の欄から投句して頂いても結構です。
いずれHP上での投句要領が作成出来次第、改めてお知らせします。(隆生) (399283)
27.5.3 午後 (3443)
いぶきネット句会の仲間の酔雪さんから写真を添えて メールが届き
ました。花の情報は 早く皆さんにお知らせしないと 散ってしまいますね。
そろそろ藤の見頃となっています。愛知県で藤の花といえ
ば、江南市の曼荼羅寺と津島市の天皇川公園がぱっと頭に浮
かびます。規模はかないませんが、岡崎の藤の花もなかなか
のものです。岡崎公園の南側の乙川堤防沿いにあり、「五万
石ふじ」と呼ばれています。春の到来とともに、花房が長く、
見事な紫色の花が広がります。推定樹齢は120年以上で、
花房は1mほどもあり、夜間照明も行われています。藤棚の
広さは、1,300㎡あります。昭和38年に市指定の天然
記念物に、昭和45年に「岡崎市の花」に、平成3年には市
指定のふるさとの名木となっています。(酔雪)
藤浪のゆるる真下のにはたずみ 大島まさ子
家康の城を仰ぎて花団子 森妙子
以上2句 『風』愛知支部発足25周年記念出版 「愛知の俳句散歩」より (孝子)
27.5.3 午後 (3442)
いぶきネット句会の皆様 投句締切のお知らせ
美しい桜の季節が終わると緑一色の夏の到来です。
葉桜の中の無数の空さわぐ 篠原 梵
連休の半ばで今日は「憲法記念日」・・・大潮で海も賑うことでしょう。
博多では、「博多どんたく港まつり」が5月3日と4日に開催されます。
5日は「端午の節句」ですね。 端午は本来女性の節句だったとは・・・
(「菖蒲」の音から「尚武」に通じる縁起に変化して男子の祝いの日ななる)
男子に恵まれなかった我が家では骨董の武者幟を座敷に飾って見ました。
6日はいよいよ「立夏」です。 季節がら、どうぞお体ご自愛下さい。
子の帰国待つ文机に武具飾り 矢野 孝子
解くほどに青く匂へり笹粽 服部 達哉
さて、 明後日5日午後9時投句の締切りです。
早めにお送りくださるようにお願いいたします。
八尋 樹炎
27.5.3 (3441)
清水哲男氏のブログを読んでいて見つけた句
「待ちどほしきことなくなりぬ春の闇 矢島渚男」です。 数か月前までは 見逃していた
と思いますが、何故か??しみじみと共感出来る句になりました。 これが齢を重ね 淡々と
生きる事かなぁ~~とも。
昨日 ・・・堀文子(1918年生まれの日本画家)のエッセイ集「ひとりで生きる」に出会いま
した。以下その中の1部分を紹介します。
・・・・息の絶えるまで感動したい。私は人として、1ミリでも上昇して死にたいと思っています。だから
自分を甘やかすわけには行きません。私のなかに潜む未知の能力が まだ芽吹いていないんじゃな
いかと、あきらめきれないでいるんです。・・・・・・
今、背筋を正して パソコンの前に座っています。 私の中の未知の能力・・・・う~~ん?? 先ずは、この連休を 有意義に過ごしたいものです。(孝子)
27.5.2 夜 (3440)
4月30日に樹炎さんからいただいた話題です。生命の誕生は何であれ感動ですね。
イギリスからも 誕生のニュースが入りましたね。因みに…鶉は 秋の季語です。(孝子)
昨夜は家をゆさぶる轟音で雷が近所におちました。
一軒丸焼け・・・火災をおこして、幸いにお留守のため、大事には至りませんでした。
自然災害の恐ろしさを思います。
話はがらりと変わりますが、娘が面白半分に 孵卵器にウズラの卵を10ヶ温め
そのうちの二羽が命を授かりました。
H14年・10月生れ
H15年・4月22日 初産で卵を産みました。食べる気にはなりません・・・
小さな命ですが、尊いものですね。嬉しく成って写真を添付してみます。(樹炎)
「伊吹嶺季寄せ」 秋の項より
闘牛の散歩の道に鶉の子 栗田せつ子
陶房の屋根の日溜り鶉鳴く 武田稜子
★ 5月の節句を中心にした いろいろな行事や風景の話題を 送って頂けませんか?
「落書」を盛り上げて下さ~~~い! お待ちしています。(孝子)
27.5.2 (3439)
ゴールデンウイークです。 皆様 ご健吟のことと思います。
伊吹嶺の仲間も いろいろなところへ お出かけです。
右の2枚の写真は一紀さんが送ってくださいました。 上は4月の桜の咲く頃に
いただきましたが、鯉幟の染色の糊落をしているところです。写真では不鮮明で
すが、片手に包丁を持っておられます。この写真の鯉も 今頃は空を泳いでいる
事でしょう。 下は5月1日にいただきました。小学校でしょうか?
5月9日の「自然と親しむ吟行会」<藤川宿の紫麦吟行>が近づきました。
インターネット部の環境グループを中心に 準備を進めています。 4月30日に
は、係の方々と中区生涯学習センターに集まって 最終の打ち合わせや、袋詰
めを行いました。
注意事項として・・・・・・
藤川駅は停車しない電車もありますので、乗り越しに注意してください。
駅の前で集合して 当日の行程等を説明していただきます。時間が限られていま
すので、説明に従って、時間を有効にお使い下さい。
後は、雨にならないように、暑くならないように祈るばかりです!そして・・・・・
環境について考えていただき・・・・ 健吟で!ですね。
当日は、藤川駅北口で皆様をお待ちしています。(孝子)
27.4.28 (3438)
いぶきネット句会の皆様 投句・選句・締切のお知らせ
華やかな春がもう終わりかと・・・行く春を惜しむ候ですね。
暫くパソコンをOFにして、桜・藤・躑躅・を見に行きました。
「福岡県・柳川市・中山の大藤」は三尺ばかりの藤が棚いっぱいに咲きほこりその香り
の雅さ・・・又「糸島市の浮嶽の躑躅園」は 鶯の声と川のせせらぎを聞きながら、染み
入る彩の交響曲を楽しみました。
いよいよ明日から土曜日がお休みの方はGWのスタートですね。風光る・風薫る・
「夏隣」です。 又 新緑の美しい頃です。どうぞ皆様 please nice trip !!!
急に気温が上昇して戸惑いますね。お体をおいといください。
藤房の香に安らげり車椅子 牧田 章
緋躑躅の芯の甘さよ母遠し 武藤光晴
さて、投句締切 5月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
選句締切 5月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切
八尋 樹炎
★青葉・若葉の5月!がそこまで来ています。
幹事の樹炎さんは九州にお住まいですので、季節を先取りするような話題を 沢山送ってくださいます。(感謝!)
新しい仲間を迎えて、いぶきネット句会も5月に向けて動いています。 メーリングリストを通して、新しい仲間への歓迎メールが飛び交っている最中です。(孝子)
27.4.27 (3437)
★4月いぶきネット句会の添削例を アップしました。今月は担当の7名で 頑張りました。 ご覧ください。
これで 4月の作業は滞りなく終わりました。 皆さんのご協力に感謝!
5月1日から いぶきネット句会は新しい仲間を迎えて 始まるようで・・・・・・楽しみにしています。 投句受付は5月1日から5日までです。 HP俳句会は 1日から15日までが受け付け期間です。 皆様お忘れなく!(孝子)
27.4.26夜 (3436) 鈴木みすず句集『花の昼』
この度、伊吹嶺同人の鈴木みすずさんが伊吹嶺叢書にて、句集『花の昼』を上梓されました。「伊吹嶺」入会以降の13年間の中に283句が凝縮されています。句集のタイトルの「花の昼」は次の句に依ります。
やはらかき母の髪切る花の昼
この句を代表するように、句集には母上亡きご主人の句が多く詠まれています。
会釈して手を振る母や春近し
夫とまた手をつなぎたし大花野
私とみすずさんとの出会い、交流はネット句会を通してお会いすることが多い。初めてみすずさんにお会いしたのは平成15年8月の金沢・能登へのネット部吟行の時である。その時のみすずさんの句は、
朝顔のつる細やかに加賀格子
ではないかと思っている。今回の句集を上梓されるにあたって、いろいろ進み具合を聞いており、待ち遠しかった句集です。
以下私の好きな句を紹介して、今後ともみすずさんの活躍を期待したい。
紙飛行機舞ふ病室や冬温し
夫の忌やひとりで春の海を見に
花嫁のヴェールに触れししやぼん玉
夫は嘘つけぬ人なり万愚節
苗木鉢提げメーデーの列に入る
サングラス掛けて口紅濃く差せり
コスモスや線路歪みて途絶えたる
白ワイン酌みて二人の良夜かな
遅き歩の母のかたへに雪螢
どぜう屋に小はぜはづす祭あと
被災地に小き図書館小鳥来る
さくら鍋つつく地酒を廻しつつ
語り部の震へる拳広島忌
母送るショパンの音色涼しかり
なお句集『花の昼』を購入希望の方は直接作者の次の鈴木みすずさんにお問い合わせ下さい。
〒356-0041 埼玉県ふじみ野市鶴ケ舞3-4-15-106
右の写真は今年の関東支部新年俳句大会のあとタンゴ喫茶に繰り出した時のもの(中央)です。(隆生)
27.4.26 (3435)
★ 4月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。
会報には2人のエッセイが毎月載っています。こちらを読むのも楽しみです。
今月は、えみさんが、地元(愛媛県)のお遍路さんの 様子や歴史を、荒川さんが、やはり地元(愛
知県半田市)の蔵の街を歩かれた様子を書いてくださいました。
★内田さんからもメールが届きました。 内容は、静岡支部の会報です。
静岡支部「一番茶」句会報554号が届きました。
中身の濃い句会報の中から今月は「自句自解」のコーナーをご紹介させていただきます。
深緑を割つて轟く湯滝かな 前田 一三
入院中に医師の許可を得てのハイキングの際の一句だそうです。
華厳の滝、龍頭の滝、湯滝と見物。中でも湯滝は深緑の中に水量豊富で白い泡の瀑布が轟き、
その美しさに息がとまるほどでした、と書かれています。
数日後に手術、無事快癒の喜びと、下里美恵子さんから「深緑を割って」の表現がすばらしい、との
評価もいただき、二重の喜びであったことも記されています。
一三さん、これからもお元気でたくさんの佳句を発表してください。
来たる「第4回自然と親しむ吟行会」には、静岡から磯田支部長始め8名の方が参加してくださいます。
いつもながら精力的に作句活動に参加されている静岡支部の皆さんには頭が下がります。
遠方からお越しのみなさ~ん、どうぞ体調を整えてお出かけくださいね。
藤川宿でお会いできることを楽しみにしています。
(内田 陽子)
写真は 樹炎さんからいただきました。蝮草です。(孝子)
27.4.25 (3434)
いぶきネットでは、 <俳句と環境の関わりについても考えよう>と、い
ろいろ企画をしています。 5月9日の「藤川宿・紫麦」の吟行会もその一
環として行われます。現在 着々と準備を進めているところです。
参加の皆様 楽しみにお待ちください。
安藤一紀さんから 環境繋がりの話題を頂きました。(孝子)
こんにちわ
ご無沙汰してます。元気にやっております。
今日は雲ひとつない五月晴れで、遠出の方も大勢みえたことでしょ
う。こちらは、名古屋市内…名東区の牧野ヶ池緑地の写真です。
自然環境保全ボランティア『竹伐採十字軍』、に手弁当の参加し
て、良い汗?をかいてきました。
薮が県のものとかで 大村知事から激励と感謝
の言葉をいただき 恐縮。
薮で囲まれた芝生広場の桐の大木からクルクルス
ートン…と紫の落花が次次始まってます。(ikkihai)
27.4.21 (3433)
★4月のHP俳句会の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は ふうはりと乾く産着や蝶の昼 前橋市の雪絵さんの作品でした。
雪絵さ~~ん おめでとうございました。 早速 賞品の伊吹嶺4月号を送らせていただ
きます。
★HP俳句会では、毎月2句(無料)何方でも応募して頂けます。 参加していただく事で、
伊吹嶺の目指す即物具象の俳句を実感していただけると思います。
5月分は5月1日から応募を受け付けます。 是非 ご参加を!(孝子)
27.4.19 (3432) 俳人協会愛知支部総会
今日は俳人協会愛知支部総会が行われました。講演は俳人協会幹事の南うみを氏でした。演題は「高野素十の写生について」です。素十と言えば、昭和初期の4S(秋桜子、素十、誓子、青畝)の一人です。最も虚子に忠実な客観写生の句を多く作りました。私の好きな句も多くあります。南先生は写生の本質は青木亮人の『その眼、俳人につき』を引用して、写生の句は、①ひねらず、②読む速度と想像の速度が同じでぶれがないこと、③一瞬の景として印象明瞭であることなどを上げ、素十の句がこれらの写生の基本に忠実なことを分かり易く説明して頂きました。
俳句大会では今年も「伊吹嶺」の皆さんの活躍に喜びました。「伊吹嶺」の方の受賞は次のとおりです。
大会賞 猿楽のたたら踏む音花の雨 石川紀子
入選賞 山笑ふ一万石の城址抱き 山下智子
〃 和菓子屋に思はぬ長居花の雨 岸本典子
受賞の皆さん、おめでとうございます。写真は大会賞の紀子さんと栗田主宰です。(隆生)(397322)
27.4.17 (3431)
現在東京におられる範子さんから 写真を添えて、メールが届きました。
忙しい時も 時間を作って俳句の勉強を怠らない 範子さんです。(孝子)
今週から娘家族の転勤の手伝いで上京しています。
先日時間があったので 小石川後楽園(水戸藩お屋敷跡)へ行き 午後、
一灯さん指導の欅句会に飛び入り参加させていただきました。
レベルの高い句会で私の声は小さく・・・
写真はまだ咲いていた枝垂桜。
うしろに東京ドームの白い屋根?が見えるかと思いますが・・?
もうずいぶん前ですが、小石川後楽園は緊張しながら初めて栗田先生と吟行に
参加させていただいた思い出の場所でもあります。
☆NORIKO☆
27.4.16 (3430)
★HP俳句会の投句を締め切りました。選句結果は20日過ぎになると思います。
今年も高点賞(5位まで?)を計画しています。 皆さ~~ん 今からでも まだ賞
の可能性はあると思います。 来月から ご参加くださ~~い!
★『俳句四季』の応募の締め切りが近づいています。4月20日です。 今月担当の
選者は、下里美恵子さんです。 お手元に応募はがきをお持ちの方は お忘れなく!
写真はお花見御膳です。田楽や筍・鰆等 春が盛られていました。(孝子)
27.4.15 (3429)
関東支部の鈴木みすずさんが、俳人協会主催の「花と緑の吟行会」の様子
を書いてくださいました。 写真は一灯さんが送って下さいました。
俳句大会の部では、伊吹嶺の参加者の殆どが良い成績を上げられたようです。
参加の皆様 おめでとうございました。
花と緑の吟行会が、4月8日(水)、新宿御苑界隈を吟行地とし、新宿区民センターで
開かれました。
去年は,良い天気で、300人以上の参加者だったそうですが、今年は霙も混じるよ
うな寒い日で200名弱の参加でした。 御苑の桜はソメイヨシノなどが終わって、八重
桜、山桜などが満開でした。雨の中で滴るような芽吹きの緑が、たとえようもなく美しか
ったです。イチヨウ、ギョイコウ、ウコンなど珍しい桜の名前も知りました。
「伊吹嶺」からは、名古屋から見えた方も含め、総勢13名の参加でした。講演は、栗
田やすし主宰の「自然を見直す」―細見綾子先生に学ぶー という題でした。綾子先生
の句を沢山紹介して頂き、「自然を見直すことは自分の人生を見直すこと」「昨日よりは
今日、今日よりは明日に新鮮さを見出す。そのためにはいつも自分の心が
新鮮でなければならない。」との綾子先生の俳句への姿勢を学びました。
また吟行については、「吟行とは偶然との出会い。感動しなければ句は
出来ない。偶然を摑むには修練がいる。いつも感動の種火を心に持つこ
とが大切」と話されました。
作句のマンネリに陥りがちな私にとっては、とても心に深く残る講演でした。
第二部の俳句大会では、伊吹嶺勢が5人の選者の選に沢山入りました。
伊吹嶺の即物具象の強さを思わされた時でした。これもひとえに、日ごろ
の主宰のご指導のお蔭と感謝しています。
特選のみをご紹介します。
永方裕子 特選
大木戸門くぐる芽吹きの明るさに 倉田信子
みすず記
一番上の写真は、主宰の講演の風景、 その下は、特選の倉田さんが壇上に上がられたところです。(孝子)
27.4.14 (3428)
いぶきネット句会の皆様 会評会のお知らせ
さながらに羽化登仙の山霞 沢木欣一
尾根を、山麓を隠して霞が棚引く朝・・・春ならではの優雅さでしょう。
ぎゅうぎゅう詰めだった温室の花も解放されて、がらんどうに成り、一日かけて温室の
大掃除をしました。プランターに色付き初めた苺が楽しみです。
散策のダム周辺に(草苺の花)や(スカンポ)(マムシ草)(菫草)など眺めて歩きます。
中でも霧雨に濡れて咲く(著莪の花)の風情に引かれます。
皆さんの辺りは如何でしょうか。
ぱらついて雨は霞となつてしまふ 細見綾子
天辺は霞に隠る千枚田 片山浮葉
さて、合評会はいつものように、15日(水)・16日(木)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。 (樹炎)
27.4.12 (3427)
今日は 愛知の同人句会でした。 参加者が58名
で 盛会でした。 主宰が欠席で ご指導がいただけ
なかったのですが・・・・・・副主宰からじっくりご指導
を頂くことが出来ました。
河原地さんからは、副主宰として・・・これからのご
自身の目標(抱負?)等々お聞きすることも出来、
嬉しい日でもありました。
今日は 熊澤さんの以下の句が皆さんから選ばれ
ました。ダントツでした!副主宰の10句選にも入りました。
野に戻る父祖の畑や仏の座 熊澤和代
写真左は、毎月の句会で、受け付けや、句会の進行等々の御世話をしていただいて
いる皆さんです。(感謝!) 写真右は、今日の(最新の)河原地副主宰です。始めの挨拶をさ
れていいるところです。(孝子)
27.4.10 (3426)
★新学期が始まりました。孫たちが、クラス替えや 担任の先生の事を話題にして、嬉しそ
うにしています。この気持ちが1年間続く事を祈っていますが・・・・。
小学6年生の国語の教科書を見せてくれました。 季節ごとに4ヵ所に俳句が載ってい
ます。春は、「春のいぶき」と題して、時候の季語の<立春・清明・雨水・啓蟄・春分・穀
雨>の説明が…・・・・・例句には、以下の2句が載っていました。
立春や月の兎は耳たてて 星野椿
声明や街道の松高く立つ 桂信子
何と! 冬のページには、沢木先生の句が 例句として載っています。
立冬のことに草木のかがやける 沢木欣一
★酔雪さんから 今月も 三河の話題が届きました。酔雪さんは、教師をされていま
すので、文中の<原田先生>は、職員室で机が お隣の先生かもしれませんね。
岡崎には、「岡崎城下東海道二十七曲り」という街道があります。これ
は、岡崎城下にある東海道を27か所折り曲げたものです。東から順に、
若宮町、欠町、両町、伝馬通から籠田町を抜け、連尺通、材木町、田町、
板屋町、八帖町、矢作橋へと続きます。全長約5㎞あります。
何のために27か所も折り曲げたのかといえば、それは外敵を防ぐた
めです。道の折れ曲りが多ければ、一気に岡崎城へ攻め上ることはでき
ません。また、曲り角に兵を隠すこともできます。しかし、ここで一つ
の疑問がわきます。それは、なぜ「岡崎二十七曲り」が、岡崎城の東に
あるかということです。徳川家康公は江戸にいます。岡崎城は家康公が
生まれた城です。一体誰から岡崎城を守ろうとしたのでしょうか。
この疑問はあっさりと解けました。社会科の原田先生が答えてくれまし
た。「岡崎二十七曲り」は、家康公から岡崎城を守るために造られたとの
ことです。家康公は、1590年に豊臣秀吉の命で江戸に入ります。同じ
く1590年に秀吉の家臣田中吉政が、岡崎城主となり城下整備にとりか
かります。菅生川(乙川)の南にあった東海道を城下へ引き入れ、二十七
曲りを作りました。
江戸時代の岡崎は、宿場町であると同時に城下町でありました。岡崎宿は、
矢作川の水運や奥三河からの物資の集散地として繁栄し、東海道のなかでも
3番目に大きいものでした。屈折が多く、その町並みの長さでも有名でした。
戦災復興により一部、道でなくなった箇所はあるものの、現在もほぼ忠実に残
る“まちなかの東海道”です。(酔雪)
3枚の写真も酔雪さんからいただきました。(孝子)
27.4.9 (3425)
8日は 虚子忌・そして花祭り。7日の京都句会も丁度 春爛漫!の吟行会でした。
徒歩さんから 写真を添えてメールが届きました。(孝子)
昨日7日は京都句会でした。
いつもは高速バスで行くのですが、今回は三井寺の吟行ということで、JR在来線
で直接大津駅へ向かいました。
大垣米原間の桜が満開で今日の吟行への期待が高まります。
数日前からの雨の予報も曇りに変り、寒いながらも広い境内の見事な桜と建築物
を堪能しました。 とはいえ言うまでもなく主目的は俳句ですから仲間は句帳の書
き込みに余念がありません。何だかんだと言いながら時間までに3句揃えます。
特に今回は昼食時間に句帳を開いて悩んでいる人はいないようでした。
昼食後浜大津の「大津ふれあいプラザ」で句会。句会後琵琶湖の方へ向かっ
た方も見えましたが私を含めた半数は大津駅の方へと別れました。
今日の吟行句
鐘楼を越えて淡海へ花吹雪 範子
階の花弁を踏んで大師堂 秋麦
鉈彫りの仏の笑みや花曇 万里子
散る桜閼伽井の闇に水の音 佳子
見下ろしの参道花に埋もれけり 哲半
トンネルに消ゆる疏水や花吹雪 徒歩
散りそめし桜艶けし園城寺 忽布
旅疲れ花ひとひらを髪につけ ゆうこ
花の雨孔雀は瑠璃の羽広げ 英武
(松井徒歩)
27.4.8夜 (3424)
毎月、「伊吹嶺」誌が届くと、HPも4月に更新しています。今月もトップページの季節の俳句の3句、伊吹山房雑記、いぶきネットの四季、環境と俳句、いぶきネットたより、同人、会員句、俳SCHOOLなどすべて更新しました。それぞれの更新は皆さんの分担で行っています。今月も協力して頂いた皆さんに感謝します。このHPを是非多くの方に読んで頂きたいと思います。(隆生)(395778)
27.4.8 (3423)
いぶきネット句会の皆様 選句締切のお知らせ
「木の芽雨」「木の芽風」 一雨ごとに庭の木々が梢まですっかり膨らんで、
柔らかな香りがしています。「穀雨」の名に込められた春の雨は作物に
とっても、恵みの雨ですね。
石段に「蝸牛」が角を延し、「青蛙」が雨を楽しんでいます。
いよいよ、新学期が始まりました、あどけない顔に緊張が感じられて
幼き日の「入学式」を思いだしますね。
気温差が大きく変わる春です。皆さんお体にお気を付け下さい。
くれないの楓の芽吹き雨上り 徳田 千代子
草刈の鎌研ぎあげし今日穀雨 幸村志保美
さて、明後日4月10日(金曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
(八尋 樹炎)
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
写真は樹炎さんのお宅の風景です。 巣箱の口には、鳥の咥える来た枯草でしょうか? 垂れています。(孝子)
27.4.6 (3422)
半年ほど前から 「白川文字学」の講義を受けています。(講義と言っても近く
の公民館で気楽に学ぶものです) 先生が 文字の成り立ちを 甲骨文字から順に
分かり易く説明してくださいます。俳句にも役立つ事がありますが、一番嬉し
いのは 眠たくならない楽しい内容だからです。
昨日は、桜の事にも少し触れて話をされました。 <櫻>の旁の<嬰>につ
いて・・・・・女の赤ちゃんが生まれると、魔除けとして子安貝を二つ首に掛けた
とか。本来<嬰>は女の子の事を言い、<児>が男の子の事だそうです。
櫻は梅より歴史が浅いと・・・万葉集や植物に関する事まで話が拡がって・・・
・・・・・櫻は女性をイメージする花と言う事でしょう。
象形文字の一字一字の説明を聞いていると、殆どが 神様や神事に繋がり、
想像を膨らませて行く事が出来ます。(聞き齧りの知識です。すみません。)(孝子)
・うす暗き地下の文庫や花の冷
・釘浮きし舞殿の床や桜舞ふ
・目つむれば母の声する夕ざくら
・丈余なす水兵の碑や桜散る
以上 主宰の4句 平成25年「伊吹嶺」5月号より
下の桜の写真は、樹炎さんが送って下さいました。
27.4.5 (3421)
編集長の下里美恵子さんからメールが届きました。
左の写真は、編集長の最新のショットです。皆さん お見知り置きを!!
名取市に住む娘の家からすぐ近くに日和山という、山と呼ぶにはほど遠い小高い丘が
あります。東北大震災の被害を被った地で、現在頂上には慰霊碑が立てられています。
ところで震災の被害に遭われた仙台市在住の近藤文子さんの句に<ひこばえや津波
の越えし日和山>(「伊吹嶺」24年4月号)があります。私はこの日和山を娘の家の近く
の山とばかり思っていましたが、東北地方沿岸には「日和山「と名の付いた人工の山(丘)が
いくつかあるそうです。昔から度々津波に見舞われた経験から、物見の場所として築かれたそうです。震災から4年を迎え
てマスコミも色々な話題を取り上げて報道していましたが、4月に入ってからまた静けさが戻った気がします。震災当時,避
難してきた娘を名古屋駅で迎えたとき「みんな何でもないように生活してるんだね」と言った言葉が忘れられません。
風化と風評被害・・・現実はなかなか厳しいですね。
因みに近藤さんが詠まれた日和山は大阪の天保山と日本一低い山を争った日和山だと思うのですが?今度近藤さんに
お聞きしようと思っています。(美恵子)
★『俳句四季』への応募の締め切りは 4月20日です。今月の応募句の選者は下里さんです。手元に応募はがきをお持ちの方はお忘れになりませんように。(孝子)
27.4.4 (3420)
いぶきネット句会の皆様 投句締切のお知らせ
「なたね梅雨」が続くとの気象予報に、桜も見納めかと・・・
昨日(唐津の鏡山)に家族と出かけました。気温も高く、海からの
強い風にあおられて、花びらが舞い上がり、頬や手のひらに触
れて・・・唐津湾を一望できる展望台・眼下に広がる「虹の松原」
は残念なことに、「黄砂」にかすみ鮮明では有りませんでしたが、
「花吹雪」の中を幼子が歓声を上げ、繰り返し(草スキー)をして
している様は平和そのものです。
「花吹雪」にまみれて、幸せでした。皆さんのお花見は如何でしようか。
さて、4日は「皆既月食」ですが、生憎の雨続きで、残念ですね。
赤い[満月]と[夜桜]に酔えるところでしたが・・・ 次は17年後だそうです。
谷へちる花のひとひらづつ夕日 細見 綾子
くちびるをかすめてゆきし落花かな 片山 由美子
しあはせに目のあけられず花吹雪 鷹羽 狩行
さて、 明日5日午後9時投句の締切りです。
この佐賀の 「鏡山」(写真下)は歴史の古いところで、「へれふり」「領巾振り」と書き伝説の山です。「松浦佐
用姫」が朝鮮へ遠征する夫との別れを惜しんで(ショール)のようなものを振った(写真中)と言う伝説があります。
昔はきっと、壱岐、対馬まで見通しがよかったのでしょう。(樹炎)
27.4.2 (3419)
外出をして、満開の桜を見て、つくづく桜の木の多い事を実感しました。 瀬戸川の堤は満開
ですが、まだ散る様子はありません。 皆さんの地方はいかがでしょうか?
坪野さんから メールをいただきました。(孝子)
4月1日にお寄せ戴いたの藤田岳人さんの五条川の話題の続きです。
愛知県の岩倉市内を流れる五条川では4月1日~10日まで「岩倉桜祭り」が開かれます。午後
6時から9時までは桜のライトアップもあり、期間中には職人が川に入り、鯉のぼりの絵柄を縁取った糊
を洗い落とす「のんぼり洗い」の実演が行われます。
実演は平日は一日は一回で、午前11時から、4日5日は午前10時半、午後0時半、午後2時半の三回行われます。最寄り駅は名鉄岩倉駅で駅から東へ徒歩5分のところ、また名神高速一宮ICから車で約15分。
お問い合わせは岩倉市建設部商工農政課℡0587-66-1111です。
満開の桜並木と「のんぼり洗い」という格好の吟行地です。どうぞ皆様お出かけください。(坪野洋子)
武者幟晒す水面に春の雪 沢田正子
27.4.1 夜 (3418)
ネットは早いのが命! 桜も新鮮な話題が命!・・・・でしょうか?
今朝 岳人さんから 桜の話題をいただきました。五条川は、彩色を
した鯉幟を晒す事でも有名ですね。
大口町の五条川の桜です。ここ数日の暖かさで一気に咲きました。
この五条川は私が小学生の頃に真っ直ぐな川に改修されて、そのとき
堤防に桜が植えられました。
もう60年以上たち、所々枯れる木が出始めているので、町ではそ
の部分は新しい苗を植えることが検討されています。
写真を添付します。 (岳人)
武者幟晒す川辺に野水仙 福田邦子
初桜流れに晒す武者幟 小谷延子
葉桜や水神祀る染物屋 下里美恵子
朴若葉旗屋の蔵の白障子 栗田やすし
★ 角川の『俳句』4月号を読んでいます。 宇多喜代子氏の文章も毎月楽しみにしています。<俳句と歩く>ですが、毎月<題>が楽しくて、ついつい 入り込んでしまいます。「たらふく孫左衛門に二月八月荒れ右衛門」今月は、その中から。(題の説明は、長くなりますので、『俳句』で調べて下さい。)
宇多さんは、俳句入門の若手で歴史的仮名遣いの苦手な方へのマジナイとして、以下のように・・・・
「氏汝 小路 蛞蝓 鯨 鯵(味) 筋 肘 梶(鍛冶)に錑 紅葉 藤」 これらを平仮名書きにすると「うぢなんぢ こうぢ なめくぢ くぢら あぢ すぢ ひぢ かぢ(に)ねぢ もみぢ ふぢ」 マジナイ!として・・・・・・・・だそうですが、覚えられますか??。(孝子)
27.4.1 (3417) 自然と親しむ吟行会資料「紫麦と藤川宿」(新井酔雪)
4月に入りました。我が家にはまだ「伊吹嶺」4月号が届いていませんが、いずれ届き次第、4月号に合わせて、このHPも4月バージョンに更新します。
また5月9日(土)に岡崎藤川宿で第4回自然と親しむ吟行会を行います。3月に吟行参加の応募を受け付けましたが、早々と1週間程度で募集人員はもちろん、句会場の収容人員をはるかオーバーしました。参加の皆さんには吟行案内の葉書が届いたことと思います。
次はこれからどのように参加者全員で句会を行うか今後の悩みです。4月に現地の吟行地、句会場などの下見を行い、吟行ルート、吟行案内方法、句会場の収容方法、句会に必要な資料のコピーなどを調査する予定です。
吟行地案内として既に「伊吹嶺」誌3月号の「環境と俳句-紫麦と藤川宿」について紹介して頂きました。
さらに第2弾として、吟行会を控えて、藤川宿のことをもっと深く知って頂きたいとの思いで、地元の新井酔雪さんに「紫麦と藤川宿」についての詳細な資料を作成して頂きました。
ここには紫麦について、麦の種類から始まって、一時は幻となってしまった紫麦の復活に向けて「藤川まちづくり」の一環として活動された経緯などについて詳しく書かれています。
そしてここ東海道藤川宿の見所などについても詳しく書かれています。また芭蕉が作ったと言われている「紫麦句碑」もあり、この句が作られた経緯も詳しく書かれています。
実に詳しく調査し、写真の引用も豊富です。自然と親しむ吟行会に参加される方はもちろん、参加されない方も紫麦のことを知って頂き、いつかは藤川宿を吟行して貰いたいものと思っています。
この吟行紹介は「環境と俳句」の4月に掲載しています。その記事へは【こちら】をクリックして下さい。そこから酔雪さんに作成していただいた資料のPDF版の表示をクリックすることにより見ることが出来ます。事前にプリントアウトして勉強して頂きたいと思います。
なおネット環境にない方もいますので、当日の吟行にも配付しますが、コスト面からモノクロです。カラー版はこのHPからプリントして下さい。(隆生)
なおこの落書も4月に入りました。アップするのに重くなりましたので、1月~2月分は【こちら】、あるいはこのページの「<<15年前半保存分の落書へ」をクリックして下さい。(隆生)(394700)
27.3.31 (3416)
★ 以前に お知らせしましたが、4月3日(金)に <内藤丈草を偲ぶ会>が開催されます。 当日は吟行会も行われます。丁度 犬山城の桜も満開の頃と思います。是非 ご参加を!
・当日の投句締切 午後1時
・講演 「耕」主宰 加藤耕子先生 (午後1時~2時)
・式典 表彰 講評の後 午後4時終了
★昨日お知らせをしました<俳句交流大会 ねんりんピック おいでませ!山口 2015>の投句受付も明日から始まります。選者は、主宰の他にも、片山由美子氏・福永法弘氏・稲畑汀子氏他 錚錚たるメンバーです。
★伊吹嶺3月号43ページにお知らせが載っていますが・・・・4月8日(水)には、俳人協会主催の<花と緑の吟行会>が新宿で開催されます。 主宰が「自然を見直す」と題して講演をされます。協会会員以外の方も参加出来ますので是非!!
★ 俳人にとっては、すべての季節が良い季節と思いますが、
やはり桜の咲く頃は 特別ですね。
子供の入学式の時の桜の花の枝ぶりが はっきりと浮か
んできます。 桜漬を作る為に母と摘んだ八重桜の少し冷
たい感触も覚えています。
徒歩さんも桜に誘われて・・・・今夜も写真が届きました。
右の写真2枚です。
今晩は。
今日は休日で、午前、昼、夕方と三回に分けて花見に行って
きました。今日の写真は、菜の花ではありませんが「月は東に日は西に」です。
(松井徒歩)
今日は小学生の孫の希望で愛知県図書館へ出かけました。
春休みで、街中は子供達の姿を沢山見かけましたが、図書館は
人も少なく静かでした。
テレビやパソコンの誘惑も無く、子供達が勉強や読書をするに
は良い環境です。2人で好きな本を読んだり、最上階の
<寿がきや>で昼食を取ったりと・・・・久しぶりに子供の
ペースで過ごしました。
帰りに名古屋城の天守閣から桜を眺めて来ました。タイミ
ングよく一気に咲いた桜を満喫しましたが・・・・・・ 何もかも
長い列に並んで待たないといけません。それには閉口しま
した。 並ぶ事を覚悟で行けば、今が見ごろでお勧めです。
図書館は、俳句の本も沢山あって こちらもお勧めです。
徒歩さんが購入された、『京 近江の蕉門たち』もありました。
写真の右は図書館、左の写真は、歩道橋の上から写した名古屋城です。
(孝子)
27.3.30 (3415)
★ 主宰からお知らせが届きました。
「俳句交流大会 ねんりんピック おいでませ!山口 2015」が 10月18日(日)に開催されます。主宰が応募句の選者ですので、皆さま 是非ご参加下さい。 応募受け付け期間は、4月1日(水)~5月31日です。 投句料は無料です。
詳しくは、「俳句交流大会」又は、以下のアドレスで検索してみてください。(孝子)
http://www.okishakyo.or.jp/ikiiki/files/2015/03/931f7bce7e4184259f71ae2bf200e5f0.pdf
★松井徒歩さんから 昨夜 写真を添えてメールが届きました。
桜の話題です。
今晩は。
店が早く終わったので雨上がりの街の夜桜をと散歩してきました。
洋風の居酒屋が若い人で賑わっていました。
ドトールでは読書する人、パソコンを開く人、スマホの人。
私は古書店へぶらっと寄って「京近江の蕉門たち」という本を見つけました。
(松井徒歩)
27.3.29 (3414)
★3月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。毎月仲間の2人のエッセイが載っています。 これを読むのも楽しみの1つです。 今月の行事も 皆さんの協力で滞り無く 終了しました。皆様 ご協力を有難うございました。
4月1日からいぶきネット句会や、HP俳句会の投句を受付けます。俳句をご用意ください。
古~~いお話ですが・・・・私の嫁入りの頃は、花嫁修業の1つにお花のお稽古が入っていました。結婚式では、「新婦は成績優秀で、お茶やお花をたしなみ・・・・」と紹介してもらいました。子供達に話すと笑われましたが、これは定番の祝辞でした。結婚前に 申し訳程度にお花を習いました。その頃の年頃(?)の女性の多くは、こんなふうでした。 今 お花を習ったら、英子さんの様に・・・・・もっと中味の濃いお稽古になると思いますが・・・。
桜には松を
いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。私も桜の話題です。
3月の8日~3日の3日間京都の池坊研修学園で桜の生花を活けてきました。生花とは、池坊では植物の植生をよく観察して、その出生を尊び、草木の命を瓶に活ける活け方です。桜は生花別伝、5か条のうちの一つで伝花と言われるものです。
さて、桜と言っても早咲きからソメイヨシノ、山桜と日本全国様々な桜模様です。生花の桜は・山桜を活ける。・瓶は大ぶりの陶器の瓶か籠に花配りで活ける。・枝を張ってゆったりと華やかに生ける。・下に開きの花を上に蕾を活ける。・体の奥、二分の一のところに松を入れる。(これがミソ)以上、生花の姿は吉野山の風景を写したものと言われます。
教室では花材は花屋さんが一人ずつまとめて調達してくれます。私の分は何と運が良いことに松の枝振りの素晴らしいのが手に入りました。私は苦労をして何とか活けあがり、先生にあれこれこまごまと注意されて手直しがすみました。全て終了して後片付けをしていたら、隣の席で制作していた研修生が、バケツの松を見て「鈴木さんの松は素晴らしいですね。どうされますか。」と言われて「家に持って帰り、活けるつもりですが。」と言うと「よろしかったら、私にいただけませんか。実は、東京に帰ったら、講師をしている学校の卒業式の檀上に花を活けるので、その松が欲しいのです。」と言われました。私は少し惜しい気がしましたが、卒業式の檀上で松が飾られて卒業生や保護者の皆さんを祝福している情景を想像して、思い切って全部差し上げてしまいました。心が豊かになりました。
そして爽やかな気分で、名古屋に帰りました。 (英子)
★朝日カルチャー 俳句教室の横井さんから いつも(隔月)の吟行会の
話題をいただきました。
花見の季節となりました。
3月28日、朝日カルチャセンタ-(都合ナルミさん指導)の仲間で恒例の吟行
にいってきましたので報告いたします。
今日は総勢9名参加。名鉄呼続駅(名古屋市南区)から出発。山崎川は、
河鵜、白鳥、鴨など鳥が一杯いました。川を越ると、藤原師長の謫居
地跡、源頼朝の産湯(亀井水)など史跡が多く残っています。
このあたり戦災にもあわず、道が狭く、古い家ばかりです。その中を
鎌倉街道が通っています。ナルミ先生の発見を参考にしながら歩きました。
桜はまだ三分咲き、我々の句も三分の勉強途上です。
瑞穂生涯学習センタ-で句会を実施。実りある半日でした。
写真(亀井水での記念撮影)添付します。(横井一夫)
27.3.28 (3413)
★3月・HP俳句会の選句結果をアップしていただき
ました。今月の高点句は 同点の2名の方の句です。
北九州市のみつぐさんの
若布干す竿に軍手も長靴も
愛知県尾張旭市の吉田正克さんの
避難所のボール蹴る子等春来る
おめでとうございました。 早速、賞品の伊吹嶺3月号
を送らせていただきます。
★3月・いぶきネット句会の添削例を アップしました。インターネット部の同人
8名が担当しました。 お役に立つと嬉しいですが・・・・。
★桜の話題に私も参加します。写真左は、3月25日・名古屋市栄の信号の脇の夕桜です。ビルに囲まれ車の行き交う脇で、毎年沢山の花を咲かせて頑張っています。 写真右は、その近くの小さな公園の辛夷です。桜はまだ蕾のようでした。 急に夕方寒くなり、ブロンズの女性像が寒そうに腰かけていました。
『綾子俳句歳時記』で、細見先生の桜の句を読み返してみました。「桜・花・彼岸桜・山桜・落花・花吹雪等々」の桜の花に関する句だけでも114句ありました。88歳までの作品です。他にも「梅・牡丹・萩」の句が多く、花のお好きな先生と思いました。(孝子)
以下 細見先生の4句です。
・青空のまま暮れゆけり桜咲き 昭和50年 句集『曼陀羅』より
・今年また花時の過ぎやすかりし 昭和54年 句集『存問』より
・古桜日こぼすところにて休む 昭和56年 句集『存問』より
・遅桜山かけて雨けぶらする 昭和61年 句集『天然の風』より
27.3.27 (3412)
★範子さんは 子供さんの転勤の手伝いで 只今 九州の福岡におられます。
いぶきネットの作業等は、福岡からしっかり管理が出来るようで、 メールで連
絡を取り合っています。 便利な時代になりましたが・・・・・範子さ~ん お疲れ
になられませんように。
携帯に孝子さんのパソコンアドレス登録したので落書の材料にでもしてください。
携帯の写メールなのでボケていたらカットしてくださいね。
手首に長谷寺詣で記念の折の五色のリストバンド(?)を御守り代わりに福岡へ
飛びました。
着いた日の午後は時間があり福岡城公園へ行きましたら、桜まつりの照明の準
備中でした。各所に竹材を細工して夜になれば素敵だろうなあと思いました。隅櫓
での一枚を添付します。 桜はもう少しかな?と思いました。もう一枚は大濠公園で
す。静かな風情ですが、本当はもっと賑やかでした。一昨年樹炎さんと会った事を
懐かしく思い出しています♪(範子)
★これからしばらく 桜の話題が続くと思います。 今日は 福岡の話題が2つに
なりました。皆様! 桜の話題が有りましたら、 是非 送ってください。
いぶきネット句会の皆様 投句・選句・締切のおしらせ
花冷えから いきなりぽかぽか陽気 全国的に高気圧にめぐまれて、
(桜前線)急上昇中です。二日前、気の早い親子が(伊万里の温泉)
へ足腰を延しに行きました。桜も思った程咲いてなく・・・
帰る道すがら桜の開花を(クイズ)にしてみました。「まあ~~~来週かな?」
「いや・・・一夜でぱっと!かもね」、・・・それにしても、(染井吉野)の多い事
昔は「山桜」が多かったようです。先ず、若葉が出そろってから、ゆるりと桜を
楽しめたものです。我が家に残る「山桜」は幻想的で霞んで見えます。
「山桜」が咲く頃、、能面を打って余生を送った父の忌と重なり幽玄の世界に
引き込まれるのです。 「さまざまなこと思い出す桜かな」芭蕉
皆さんの(お花見)は何時頃に成りますか。私の都合で早めのお知らせです。
逝く父の涙ふきやる花の冷 栗田せつ子
能面の裏側にある余寒かな 篠田法子
さて、投句締切 4月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切
選句締切 5月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
八尋 樹炎
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
写真の下2枚は樹炎さんから 頂きました。(孝子)
27.3.25 (3411)
愛知県の三河地方にお住いの酔雪さんから 写真と桜の話題をいただきま
した。 お近くの皆様 お出かけ下さい。(孝子)
岡崎には、桜の見所が結構あります。そして、桜は、種類によって
咲く時期が異なります。以下は、わたしがよく見に行く桜です。
( )は、およその満開の時期です。
・乙川の河津桜(3月15日頃):東明大寺町にある竜美丘会館の
裏の乙川沿い
・吉祥院のしだれ桜(3月25日頃):明大寺町仲ヶ入38‐30、
東岡崎駅から徒歩5分
・古村積山神社のしだれ桜(3月27日頃):細川町字長原111、
細川小学校の北隣・奥山田のしだれ桜(3月29日頃):奥山田
町屋下28、東岡崎駅から名鉄バス北斗台口下車徒歩10分
・乙川の淡墨桜(3月31日頃):真宮遺跡(真宮町から六名 1丁目にかけて所在)の西側の乙川沿い
・岡崎城の桜(4月3日頃):東岡崎駅から徒歩7分
・伊賀川堤桜(4月3日頃):伊賀町の桜は伐採され、稲熊町の桜は現存
・満性寺のしだれ桜(4月7日頃):乙川の北側沿いの寺、菅生町字元菅57番地、東岡崎駅から
徒歩3分
今日は、奥山田のしだれ桜(写真)を見てきました。言い伝えでは、このしだれ桜は、持統天皇のお手植えと言われています。ですから樹齢1300年を越えることになります。しかし、見るかぎり1000年を越しているようには見えません。あくまでも伝説です。
しかし、「続日本紀」や「類聚国史」には、大宝2年(702年)に持統天皇が三河へ行幸されたと記述されています。また、「万葉集」には、この行幸について詠んだ歌として、長忌寸奥磨(ながのいみきおきまろ)と高市連黒人(たけちのむらじくろひと)の歌が載っています。ですから、持統天皇の三河への幸行はあったと思います。その御幸の折、奥山田の山には桜が咲きみだれていました。持統天皇は、その美しさから「花園山」と名付けられたと言われています。地元では、奥山田のあたりを花園と呼んでいます。
(27.3.23 酔雪)
明け渡す家に一礼花の雨 近藤文子
首振つて客待つ輓馬花の下 関根近子
老桜や観能の座の荒筵 栗田やすし
27.3.24 (3410)
今月のいぶきネット句会も終わり、会報の配信を楽しみに待っているところです。
★京都の哲半さんから 写真を添えてメールが届きました。 火曜日が定休日の
ようで 「今週は何処へお出かけかなぁ~~」と思っていました。 な・なんと!信
楽まで自転車で!・・・・・ この続きは、哲半さんのブログを御覧いただくと良い
かと思います。
http://koteppan.seesaa.net/
いつも、楽しく落書を読ませていただいております。
俳句と同じく?
終わらぬ更新。ありがとうございます!
今日は、午前中に自転車で信楽へ行ってきました。
天気予報で寒いのは分かっていましたが、出発の市内は2℃で信楽では雪が
降っていました。
春の句をと出掛けましたが、寒くてそれどころではありませんでした。
写真、よろしかったら落書にお使いください。(哲半)
★樹炎さんから、春の雪の話題をいただいていました。お会いした時は、ご自身の体験を楽しくお話してくださいます。
(孝子)
春に絶する雪降りに、子供の頃 暮らした満州を思い出しました。
日本全土から人の集まった社宅のお国言葉は、子供ながら カルチャーショックで覚えているだけ書いてみます。「雪が降った朝の挨拶」です。
なんも なんも、今日は雪でしばれる、ふんばるよ・・・北海道弁
(どうも、どうも、雪で寒いけど、頑張るよ)
まんず、まんず、あらげね 雪で さんび・・・津軽弁
(先ず 先ず荒い雪降って寒い)
おはようさん、いたってはるがな、からんからんやがな・・・京都弁
(おはようございます、凍ってますね、カチンカチンですがな)
ふてぇがってぇ どうじゃろか、よう雪が降るばい・・・博多弁
(たいそう びっくりしたよ、どうしたことか、よく雪が降るな)
それぞれに、温みのあるお国言葉です。まだ寒さが続きます。お体にお気を付け下さい。(樹炎)
野仏に余呉の雪解の音やまず 栗田 やすし
根こそぎの杉混りたる雪崩かな 山 たけし
さんから 19日に沢山の写真を送って頂きました。
雨雫が見ていただけないのが残念ですが…・
水が輝いて光が眩しく、木々は長い冬の眠りから目覚めて
きました。
庭の(桃の花)(白木蓮)(山茱萸の花)(木瓜の花)など花
木は雨の滴を含み、雅に愛らしく豪快に咲き、春をむかえて
心が弾みます。若葉の前の一時です。
雨の滴る花々は捨てがたく、写真を添付してみます。ご笑
覧下さい。 (樹炎)
★ お知らせが遅くなりました。 3月のHP俳句会 投句一覧をアップいていただき
ました。 選句結果は 少しお待ちください。(孝子)
以下3句細見綾子先生の句です。
ふだん着でふだんの心桃の花 (昭和13年作)
鎌倉の雨や緋桃に殊に降る (昭和42年作)
雨雫ぽとぽと落す桃の花 (昭和63年作)
27.3.22 (3408)
先日 愛知県豊橋市美術博物館で 「ジヨルジュ・ルオー
展」を見て来ました。パナソニック汐留ミュージアム所蔵
のルオーの作品が100点余りが展示されていました。
沢木先生は、句集『綾子の手』で、ルオーの句を数句詠
んでおられます。
六月の壁にルオーのピエロ欲し
この句集には、山梨県清春のルオー礼拝堂の版画「ミゼ
レーレ」を詠まれた句が5句載っています。この礼拝堂の作品
と同じではないかもしれませんが、一連の作品が30点ほど展示されていますので、沢木先
生の俳句をイメージ出来ると思います。 沢木先生の作品を読んでから、この美術展の作品
を観るのも良いのでは(?)とも・・・・・・・思います。
悲しみの聖母の白歯さやけしや
秋暑し身を折る乞食キリストか
3句共 沢木欣一句集『綾子の手』より 平成7年作
「ミゼレーレ」の作品は、黒白の版画ですが、写真右の作品はルオー晩年の作品「マドレーヌ」で色彩豊かな油絵です。ピエロの油絵もありました。(孝子)
27.3.21 (3407)
小牧市にお住いの安藤一紀さんから写真を添えてメールが届きました。
カリンカ句会で好評だった澤田さんの句に魅かれて、瀬戸まで来られたようです。
一紀さ~ん 我が家も 頂いたミモザが今満開です。(孝子)
こんばんわ
何時も落書から貴重な情報をいただいております。
過日の澤田充子さんの句
<花ミモザ一人で守る喫茶店>を詠んで、ミモザの…喫茶店…いったいどんな
人が営んでいるのだろう… ギャラリーということだから、陶芸家の御曹司か?
一人というのだから… 守るのは、寡黙な5~60歳くらいのイケ面の男に
違いない…と。
想像を膨らませていましたところ昨日の孝子の落書でも、このミモザの喫茶店と
思われる記事が載っておりました。そこで是非、「瀬戸に実地踏査して、この守り人に会ってみたい」、と思い立ちギャラリー喫茶「木影」を捜し、訪ねてきました。
ところがどっこい、まったく予測に反し、守り人は女性だったのです。それも、気品に満ちた年齢不詳の短歌をたしなむという才女でびっくりです。手作りケーキを添えて、直挽きの珈琲300円はことのほか美味しくて安い。強請ったものではないのですが、隣家の屋根にかかるので困っているからといって、満開のミモザの2枝を切り落とし、土産に持たせてくれました。早速、殺風景な玄関に満開のミモザを活けることができました。素晴しいお彼岸の一日でした。(一紀)
27.3.17 (3406)
5ヶ月ほど前に、良い喫茶店を見つけました。 お客さんが少なく オーナーが物静かで、
短歌を学んでいるとか。 俳句にも理解があって、棚の短歌の結社誌の横に伊吹嶺誌を
飾って(?)いただいています。 それがご縁ではないと思いますが、俳句に興味のある方
とも 少し繋がりが出来ました。 一人でも寄りたくなる雰囲気です。 今日は、ミモザを沢
山剪っていただいて来ました。
★15日 16日は、いぶきネット句会のチャットによる合評会でした。20人を超す参加者で、
1時間が短く感じられます。 各地の情報を頂けるのもこの句会の楽しみの1つです。今回は、
旅先から参加された方もありました。 これもネット句会の強みです。(孝子)
ミモザ散るダンテが踏みし甃(いしだたみ) 松本澄江
すすり泣くやうな雨降り花ミモザ 後藤比奈夫
27.3.15 (3405)
今月も早月半ばになってしまいました。毎月、「伊吹嶺」誌が届くとネット部の皆さんのご協力でそれぞれのHP記事を更新して頂いております。今月もトップページの「季節の俳句」、栗田主宰の3月号のの作品など縦書き俳句は綾乃さんに更新して頂きました。その他、「伊吹山房雑記」、「いぶきネットの四季」、「環境と俳句」、「いぶきネットたより」ネット同人、会員の俳句などすべて更新して頂きました。今月も皆さんのご協力に感謝して、お礼を申し上げます。このHPを読んでいる方もそのようなご協力で成り立っていることを知って頂くためにも、多くの方のHP訪問をお待ちしております。
また丁度今頃の時間、今月のいぶきネット句会の合評会も行われています。今月は私はお役御免で、他のネット同人による進行役で進められています。(隆生)(391860)
27.3.13 (3404)
いぶきネット句会の皆様 会評会のお知らせ
「シーッ~~」口に指を当て娘が合図します。
悪天候が続いた揚句の日溜りに、山鳩の夫婦が庭の砂利にうずくまっています。
しかも、交互に片方の羽根を目いっぱい広げて、日向ぼこをしているのです。
暫く様子を楽しみ、とても癒されました。
(
白木蓮)が開きはじめました。眩しい光を受けて神々しく思えます。
桃の小さな蕾が、暖かい日差しを待ちかねているようです。
朝の散歩で、ダム道に(菫)を見つけました。まだ肌寒い風に震えています。
ダムの斜面で(蕗の薹)を6個 ガードレールを跨いで摘んできました。
早く暖かくなって 身軽になりたいものです。皆さんの辺りは如何でしょうか。
木蓮のため無傷なる空となる 細見 綾子
蕗の薹むらさきの根を持ちゐたる 沢崎 ゆきえ
濯ぎ場の石垣古りぬ花すみれ 下里 美恵子
さて、合評会はいつものように、15日(日)・16日(月)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)
27.3.12 (3403)
★新人賞・秀句賞が決まりました!
3月11日新人賞・秀句賞の選考委員会が開かれました。皆さんで討議し、
その結果 以下の方々に決定しました。 皆様 おめでとうございました。
新人賞 中斎ゆうこ
秀句賞 切り炭のやうな碧の書椿咲く 北村美津子
紫雲英田の裏返されて土光る 加藤ゆうや
写真はそれぞれの賞の選考結果を主宰に報告しているところです。(孝子)
27.3.9 (3402)
いぶきネット句会の皆様 選句締切の御知らせ
佐保姫のもてなしあつし独り旅 正岡子規
冬枯れの野山が、梅や桜に彩られ、やがて新緑に染まってゆきますね。
昆虫では「春の女神」と呼ばれている黄色と黒の模様の「ギフチョウ」
天気図では日本の南部を通る強い低気圧の「花嵐・春嵐」など
「春の女神」は前後に「あらし」をともないます。月は、(かさ)がかかり
一昨夜は春満月で、朧月でした。・・・春独特の風情ですね。
今朝 散歩で、初燕に出会いました。群れて翻るさまは、飛来した
ばかりなのでしょうか?・・・温度差の激しい頃です。ご体調にご留意ください。
岐阜蝶や円空仏の荒削り 曽根 満
なだらかな砂丘艶めく春の月 大橋 幹教
さて、明後日3月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
27.3.8 夜の夜 (3401) 「自然と親しむ吟行会」の参加申込み終了のお知らせ
今日の愛知同人句会のあと、名古屋近辺のネット部の皆さんに集まって貰い、自然と親しむ吟行会の申込み状況を確認しました。そして驚いたことに今日現在、わずか1週間で参加応募が60名を越えたことに気付きました。明日は月曜日ですから土日分の参加申し込み葉書が届くかと思うと、うれしい悲鳴というか会場の人数制限をオーバーしそうなのが心配です。というより確実にオーバーする予感がします。ということで吟行参加申込みは本日で締切させて頂きます。
ただ既に申込み済の方でまだネット部に届いていない方にはご迷惑をおかけするかもしれません。あらかじめ皆さんにお知らせしている次第です。
このHPの落書を読まれている方はネット環境にある方です。皆さんの友人のうちネット環境のない方で、参加申し込み締切を知らない方がいると思いますので、口コミで皆さんに周知をお願い致します。また明日から吟行会の次のステップに移りたいと思います。(隆生)(390726)
27.3.8 夜 (3400)
愛知の同人句会でした。新しい会場になって2回目です。出席者は今までの最高で
67名・不在投句3名で会場は満席でした。 210句から5句選句するのはエネルギー
の要る作業でした。少々緊張しますが、多くの佳句に出会える有難い3時間でした。
高点句が沢山ありましたが、以下の林さんの句は、主宰の10句選に入られました。
(私も選ぶことが出来ました。)
鞦韆に歩き疲れし足浮かす 林 尉江
右の写真は、今日の句会での主宰です。最新のショットです。 (孝子)
★いぶきネット句会の仲間の 酔雪さんから写真を添えてメールをいただきました。
酔雪さんは、5月に開催予定の「自然と親しむ吟行会」の担当のお1人です。開催地の藤川
が地元と言う事もあり、心強い存在です。(孝子)
もう間もなく梅の見頃となります。岡崎で梅の見所というと南公園と岩津天満宮です。小さいお子様がいるならば南公園がお勧めです。芝生のところに梅の花がいっぱい咲いており、そこでお弁当を食べることができます。観覧車などの乗り物がある遊園地も併設されています。
今日は、岩津天満宮に行ってきました。早咲きの梅は咲いていまし
たが、全体的には来週あたりが見頃かと思います。本殿に向かって右
側(東側)のちょっとした丘に、所狭しといろいろな種類の梅が咲い
ています。(右の写真)
岩津天満宮の南側に信光明寺(国指定重要文化財:観音堂)があり
ますが、この宮と寺は深いつながりがあります。また、信光明寺と松
平氏(徳川家康公の祖先で、家康公は松平9代になる)も深いつなが
りがあります。松平氏は、松平郷(豊田市)を統一して、勢力を広げ
ようと最初に進出してきたのが岩津でした。信光明寺は、その松平3
代信光が創建した寺です。江戸中期(1759)の信光明寺の住職が、
将軍年頭御礼に出たところ、病気になり由井のあたり宿を取りました。
そして、その地の天神様に祈願したところ平癒しました。その天神様
を勧請して岩津天満宮になりました。 (27.3.7 酔雪)
27.3.8 (3399)
英子さんから時々お便りを送って頂くようにお願いをしました。 中馬街道や足助の町並
を、県外の方はご存知ないかもしれませんが、昔 塩や炭を運んだ街道のある宿場です。
句材の多い所ですので、皆さんが吟行をされます。
中馬のお雛さま
いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。3月3日は過ぎてしまいましたが、
お雛様の便りです。
去る2月13日に有志5名で、足助の中馬のお雛様を吟行をかねて見学してきました。当日は春の名残の雪がちらつき寒い日でした。町の交流館に集合し、まず「塩の道づれ家」という蕎麦屋で昼食をいただきました。私は自然薯のかけてあるそばを食べましたが、自然薯の香りがして美味でした。土筆の和え物が添えられてあり、春を楽しみました。そして町中に飾られてあるお雛様を見て散策し、お土産を買ったりしました。お雛餅、蕗の薹などです。そして、町外れ、街道の入り口にある、馬頭観音と芭蕉句碑に着き、石造りの馬桶に山の清水が引き込んであるところで、手を清めました。帰りに、句会をしてその日は解散としました。
後日、私は、3月5日にふらっと足助まで足をのばしました。お雛様は8日まで飾ってあります。今度は、国道沿いの鍛冶屋と酒屋によって、どちらも若主人とお喋りをしました。まず鍛冶屋さんは、足助屋敷に工房を構えていらっしゃるので、ご存じかとおもいますが、そのご主人が昨年の秋に逝去されたので、お悔やみを申し上げました。まだお若いのに残念です。
酒屋さんは店先に魅力的な土雛が無造作にならべてあり、私は丁寧に観賞しました。話が弾み、ここの店に奥三河の関谷酒造の瓶が並べてあったので、「東栄町の森山酒造をご存知ですか。」と聞くと、「大切な取引先です」ということで私は嬉しくなり、さらに話がはずみました。この森山酒造というのは、知る人ぞ知る、東栄町の地酒の製造元です。亡き夫が東栄町でお茶を作っていたとき懇意にしていた蔵元で、家内生産で、蔵の屋根は少し傾いているのですが、「蜂龍杯」というお酒がおいしいです。いつもは新生酒を仕入れるのだが、今年は花祭りの方に皆納めてしまって、ないということです。そこで私は関谷酒造の生酒を量り売りで買って帰路につきました。季節は過ぎてしまいましたが、足助の町のお便りでした。(英子)
桃の日に届けり赤きランドセル 服部 達哉
初雛に供へし貝の潮吹けり 内田 陽子
荒磯の石蓴褥に流し雛 栗田やすし
ネットで「お雛様の仕舞い方」を 検索してみました。 旧暦の3月3日(今年は4月21日)まで、又は3月中は飾っておいても良いそうです。野や畑に桃の花や菜の花が咲く頃が 本当の雛祭の感じがしますね。
写真の中の立ち雛は、樹炎さんの作品です。内裏雛は、大正初期の姑のものです。(孝子)
27.3.7 夜 (3398)
静岡の「一番茶」句会報、552号が届きました。
トップページには1月18日に開催された伊吹嶺静岡支部新年俳句大会の大会記が掲載されていました。
花村すま子さんの要点を得た、分りやすい大会記は、いま静岡支部の皆さんとご一緒しているような臨場感が湧きました。中でも主宰のご講演は参加しなかった私たちにもよくわかる内容でした。ここに一部をご紹介させていただきます。
花村すま子さんの大会記より
栗田主宰の自註句集の中から具体例を挙げ、
①
忌日の句について、忌日の句は難しいといわれるが、自分とのかかわりの中で、その人の思い出に結びつくように詠めばよい。
②
俳句は自分史でもある。まず自分を深くみつめよう。
③
比喩の句。自分が思ったらそのように詠めばよい。言われてみればそうだなあ、と思ってもらえれば成功 である。
④
吟行句では、その土地に対す思いやかかわりで詠む。きれいに景色を詠んでも絵葉書的になってしまう。
⑤
俳句は自画像。自分を句材に写生して詠む。
などの「作句の基本」をわかりやすく説いてくださいました。
支部長の磯田なつえさんの「主宰のご講演をよく聴いて、句作りの火種としてください。皆さんで楽しくよい会にいたしましょう。」といかにも磯田さんらしい、力強くまた優しさ溢れる挨拶が印象的でした。
今後も静岡支部の発展と向上を祈っています。
最後になりましたが、当日の主宰特選は
子の夢の宇宙へ凧の糸伸ばす 朝比奈照子
朝比奈さん、おめでとうございます。 (内田陽子)
写真は一灯さんからいただきました。(孝子)
27.3.7 (3397)
まだまだ風が冷たく寒い日が続きますね。以下に旧暦の話をひとつ。
今年は国府宮の祭事が3月3日(昨年は2月12日)に行われましたが、
これも昨年の旧暦の9月が2回あった(旧9月大と旧閏9月小)ことにより、
3月にずれ込んだものですね。(国府宮は旧歴の正月の13日に実施)
私は4月から地元の神社の総代長をやることになり、従って1年間の神事の
予定表を作る必要があります。例年秋の行事に「お神送り」「お神迎え」を実施
しますので、その日程は「お神送り」が旧暦の9月末(今年は30日)「お神迎え」が旧暦の10
月末(今年は29日)です。これを新暦にすると、「お神送り」が11月11日、「お神迎え」が12
月10日になります。毎年日にちが変わるので確認する必要があります。
旧暦と新暦の対照は神正館版の「高島暦」に載っています。(岳人)
下の写真は拡大しても 文字が判読出来ませんので、興味のある方は、
購入されて読んでみてください。(孝子)
27.3.6 (3396)
伊吹嶺の表紙を描いていただいている 小林章三先生の個展のお知らせです。主宰から以下
のメールをいただきました。 お近くの方・東京へお出かけの予定のある方 是非ご覧ください。
(孝子)
おはようござおます。パリの小林章三氏の個展が今年も新宿の京王百貨店6階京王ギャラリー
で開かれますのでお知らせします。
ヨーロッパの光とロマンを求めて
小林章三油絵展
会期 2015年3月19日(木)ー25日(水)
会場 京王百貨店 新宿店6階 京王ギャラリー
プリミティブで温かみのある色彩によるヨーロッパ風景と静物など作品30余点の展覧。
(ちなみに私は22日の昼頃行く予定です。)
栗田やすし
27.3.3 夜 (3395)
皆さんから 次々に話題が届きます。 感謝 感謝です。
徒歩さんが、メールと写真を送って下さいました。(孝子)
今晩は、今日は京都句会でした。
午前に三十三間堂の春桃会や豊国神社、方広寺、耳塚を吟行しました。
今日は雛祭りということもあって季語には恵まれましたが、吟行句を第三
者に共感してもらえるかどうかに皆腐心したようです。
豊国神社、耳塚の近辺は異様に道路が広いのですが、その昔方広寺大
仏殿があったことに由来するようです。正面通、大和大路通という地名が往
時を偲ばせます。耳塚は、秀吉の朝鮮出兵の折武勲の証として鼻をや耳を
削いで持ち帰ったものを葬った塚です。説明の看板を見た女性陣は「えー!
読みたくない」と顔を背けていました。
昼食後京都駅前のキャンパスプラザで3時間の充実した句会を行いました。
写真は三十三間堂と耳塚です。(徒歩)
今日の吟行句
春来る京都市バスの中国語 秋麦
桃の日の結縁願ふ五色綱 ゆうこ
桃の枝奉書包みに献花かな 哲半
み仏も人もすしづめ雛の日 万里子
太閤の大仏跡や犬ふぐり 佳子
花びらのやうな足あと春の猫 英武
耳塚へ太閤の道草青む 範子
耳塚の五つの梵字椿東風 徒歩
27.3.3 (3394)
いぶきネットの皆様 投句締切のお知らせ
今日は嬉しい雛祭りですね。・・・・
お雛様のおだやかな笑顔に癒されるのも郷愁でしょう。
平安時代の「ひひな遊び」が庶民の間にも不浄を祓う儀式、
「上巳の祓い」となって今につながって来ました。日曜日に
「大宰府」では「曲水の宴」が雅に行われたそうです。
雛飾る度に、亡き祖母や母の優しい面影がうかびます。
思いきり甘えた幼い日々が懐かしく、桃色に染まる一日です。
娘と桃色の散らし寿司を作るつもりです。皆さんの雛祭りは如何でしょうか。
居間占めて白秋生家雛飾る 巽 恵津子
毛氈に影やはらかし吊し雛 谷口 千賀子
さて、 明後日5日午後9時投句の締切りです。
先週家族で大分県日田市「天領の雛飾り」を見にゆきました。大店が多く、お雛様も大
型でカメラの枠にはまりませんでした。男雛・女雛・に分けて撮りました。あと(さげもん)と言
って縮緬で出来た可愛い小物を51個吊るすそうです。昔は人生50年でしたので、親心で一
つ足して、51才まで長生きするようにとの願いだそうです。(樹炎)
一番下の写真は、我が家のコンパクトな雛祭です。(孝子)
27.3.2 (3393)
★3月に入りました。 HP俳句会やいぶきネット句会では 3月の投句を受
けています。いぶきネット句会は会員のみで5日が締め切りです。HP俳句
会は何方でも参加していただけます。 15日が締め切りです。2句 無料で
応募していただけます。 年間高点賞も設けています。皆さ~ん ご参加
ください。
★伊吹嶺3月号が届きました。
「伊吹山房雑記」で主宰は<初心>について書いておられます。コレステロ
ール(悪玉)にたとえて、これを流せば、子供のような純真な感受性がよみが
えると。 心身共にコレステロールの心配がありそうで・・・・心当たりがあり
ます。 <初心>を 肝に銘じて・・・・・
主宰は去年の「伊吹山房雑記」5月号で<基本の徹底>と題して、 俳句と剣道を重ね、小手先の剣道では大成しないと、基本の大切な事を述べておられます。 8月号の<言葉に出会う>では、細見先生の言葉から・・・・・・俳句は、森羅万象との存問によって生まれる言葉探しともと。 11月号の<即物具象>では、・・・・・・句会で気の利いた事柄俳句に気を引かれることがあっても、それは決して伊吹嶺の目指す俳句ではない・・・と、結んでおられます。 皆さん 覚えておられますか?
河原地さんの<俳句時評>のページでは、 いぶきネットの仲間の荒川さんが、俳人協会の「新鋭評論賞」にノミネートされた事が書かれています。 惜しくも受賞は逃されたようですが(残念!) 高い評価を受けられたようです。 荒川さ~ん 次回は是非!
写真は、2月26日の伊吹山です。 新幹線から写しました。(孝子)
27.2.28 (3392)
★今日は午後から 「自然と親しむ吟行会」の打ち合わせや、いぶきネットの
企画や作業について話し合いました。 愛知近辺のいぶきネットや環境部門
の担当の皆さんで集まりました。インターネット部ですので、主にメールで意
見を出し合ったり報告をしていますが、今日は直接集まって 話し合いました。
やはり メールでは得られない いろいろな意見が出て、有意義な集まりに
なりました。(孝子)
いぶきネット句会の皆様 投句・選句・締切のお知らせ
今日で 二月尽・・・しだいに日が長くなり、寒さが緩んでくるころですね。
小さな透明の(白魚)が群れて(室見川)を遡上し始めました。水温む頃になると、博多
に春を告げる風物詩です。(4月上旬まで)ジグザグに組まれた簗(上の写真)に鴎が乱
舞し、春光をひるがえっています。・・・
福岡城跡の梅園へ足をのばて来ました。
咲き満ちて零れる梅ばかり(下の写真)でしたが、城址にふさわしい気品と風格があり、
散りつぐ梅の花びらを句帳に挟み、大河ドラマ「黒田官兵衛」のラストシーンを浮かべ
て居ました。
気温差が激しい頃です。体調にご留意ください。
大笊に泡立つ白魚汲みにけり 井出 浩堂
咲き満ちて白梅の影やはらかし 垣内 玲子
投句締切 3月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
選句締切 3月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切 (八尋 樹炎)
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜
27.2.26 (3391)
★2月いぶきネット句会の添削例を アップしました。8名の担当の皆さんで 頑張りました。
ご覧ください。
★内田さんから 2日前にいただいた話題です。 私も国枝慎吾選手の講演を聞いてみたか
ったです。勇気がいただけそうな気がします。(孝子)
先日、蒲郡市制60周年記念行事としての、車椅子テニス世界チャンピオンの国枝慎吾
選手のトークショーを聴きにいく機会がありました。
テニス経験者だけではなく、いろいろな分野で世界のトップを目指す子供たち、テニスに
興味を持つ子供たちとのふれあいのひとときに感動して帰ってきました。
国枝選手のプロフィール
9歳の時に脊髄腫瘍を発症。11歳から母の勧めで車椅子テニスを始め、17歳からは本
格的に海外ツァーを廻り始める。
2009年よりプロへ転向、車椅子テニス世界ランキングシングルス1位、ダブルス2位、
2014年には年間グランドスラム(4回目)、世界マスターズ優勝(3連覇)ほか、国民栄誉賞
にも値するスーパースターだと思います。
この日の彼の言葉をいくつかあげてみます。
・基礎がしっかりしている奴は最後は必ず勝つ。
・強い相手に勝とうと思うことが、良い試合をすることだと思う。
・車椅子生活になって気付いたことは、できないことよりできることの方が圧倒
的に多い。
国枝選手の説得力のある声、子供たちと接する時のやさしい目、そして素晴らしいのはそ
ばにいるすべての人たちを包み込むような大らかな笑顔です。子供たちの緊張をほぐすよ
うに、一人一人に丁寧に答える彼の姿は、今も目に焼き付いています。
「 目標は?」という質問には「2020年の東京オリンピックで優勝します!」と高らかに答
えた彼に、万雷の拍手がおくられたのは想像がつくと思います。
最近出会ったすごい人の一人です。国枝慎吾選手、頑張れ!! これからも「勇気と元気
と夢」を世界中に届けてください。 (内田陽子)
下の写真は市長とのトーク場面です。
27.2.25 (3390)
皆さん、『俳句』3月号を読まれましたか。「伊吹嶺」同人山下智子さんが「年忘れ」と題し、7句発表されています。昨年の12月恒例の冬の京都吟行を詠まれています。この吟行には私は仕事の関係で欠席しましたが、10数人が参加されました。まずいつも小倉山の見えるレストランで食事し、大原付近を吟行され、最後は錦市場で正月用品を買うのを常としています。掲載句はその折の句です。
猛吹雪忽ち消ゆる小倉山 山下智子
尊氏の持仏にとどく雪明り 〃
山下さんとは私が「風」愛知支部に入会して以来、もう20年以上のおつきあいです。卆寿過ぎてもなおかくしゃくとして、毎年、御岳休暇村を起点に周辺の高原を吟行していらっしゃいます。昨年は五竜岳のお花畑をゆっくり歩きました。まだまだ俳句には意欲的で、今年も既に長野県に出かけられる予定を決めていらっしゃるようです。
下の写真は昨年五竜岳を登った時の皆さんと青い罌粟の花です。中央が山下さんで、バックはやや曇っていますが、白馬岳です。(隆生) (389195)
27.2.24 (3389)
いぶきネット句会の仲間の 徒歩さんから 写真を添えて メールが届きました。この写真
では はっきり読めませんが、名古屋・栄の丸栄美術画廊で明日(2月25日)まで 開催され
ているようです。
今日は栄に所用があったので、丸栄百貨店で催されている「ねんげ俳画展」へ寄ってきま
した。 着飾った御婦人の方々のアウェイ感の中、落ち着いて俳句を読むことは叶いません
でしたが俳画と墨字は楽しむことができました。
自身の落款印を注文した直後ということもあって落款を興味深く見させていただきました。
色紙に合わせて大中小の落款を使いこなす方、平仮名一字の方、漢字一字の方と様々
です。
ボストン美術館館長の馬場駿吉氏は「駿」一字でした。(松井徒歩)
馬場駿吉氏 繋がりですが・・・・
馬場さんは2010年に エッセイ集「星形の言葉を求めて」を出版されています。 久しぶりに
本棚から出してみました。
「俳句をやっておいでだそうですね。いい趣味でお楽しみですね。お若いのに」というごあいさつをいただくことが時々ある・・・・の書き出しで、<俳句はいい趣味か>について書いておられます。 興味深く読みましたが・・・・・・・内容は長くなりますので、皆さん想像してください。(孝子)
27.2.23 (3388)
★範子さんから 写真を添えてメールが届きました。
今年の愛知支部の新年大会は、範子さんを長として多くの皆さんが頑張ってく
ださいました。担当をされた皆さ~~~ん その節は、大変お世話になりました。
愛知支部新年大会の係の皆さんと東海市を吟行しました。
東海市は江戸時代の儒学者細井平洲(上杉鷹山の師)の生誕地で、農業で
は洋ラン、玉ネギ、フキの栽培が盛んで、製鉄所もある名古屋のベッドタウン
です。
昨日は、大宮神社、弥勒寺、平洲記念館、平洲が幼少期学んだ寺子屋観音
寺を巡り、大仏がある聚楽園公園へ行き、通称しあわせ村の一室で
食事(純米酒「平洲さん」試飲と「平洲最中」つき)と句会を行いました。
いたって普通な町なのですが、皆さんが故郷を詠んでくださりとて
も嬉しく思いました。
写真は弥勒寺の再建された山門と仁王像です。反射してすみません。
奥に平安時代末の作と言われる像と計4体あります。
☆NORIKO☆
★白鳥の話題を送って頂いた有井さんからメールが届きました。
後日談です。(孝子)
早速、落書きに取り上げてくださり有難うございました。
21日の朝刊の「山陰ねっと」というコーナーに 「コハクチョウ北帰行始め
る」という記事が載っていました。私達が行ったのが15日(日曜)う~ん。残念だったなー。 でも 落書きに取り上げて頂き嬉しいです。俳人のお句も2句載せてあり勉強になりました。
「山陰ねっと」のコーナーの記事より
コハクチョウは別れを惜しむかのように「クォオー、クゥオー」と水面を蹴って、 飛び上がり雪を抱く国立公園・大山を右に見ながら北東方向に飛び去った。 北帰行は3月下旬まで続き繁殖地の北極海沿岸を目指すそうです。(ネイチャーセンター館長さんの話より)(真佐子)
27.2.21 (3387)
いぶきネット仲間の有井さん(広島市)から、写真を添えて メールをいただきまし
た。米子まで車で4時間! とお聞きしました。それだけの価値のありそうな景色で
すね。(孝子)
コハクチョウのシベリアへの北帰行が始まるという情報を得て 鳥取の「米子水鳥公
園」に行ってきました。面積は28ha。西日本有数の水鳥の飛来地です。秋、冬には
最大一万羽。毎年100種類以上の野鳥が確認されます。
北帰行は早朝4時ごろと聞き 車で自宅を24時ごろ出発しました。水鳥公園内には
靴を消毒して入る様になっています。夜があけても飛び立つ気配のないまま鳥が移
動し始めました。 近くに餌を啄む水田があり其処で食事をすませ又水
鳥公園に帰って来るそうです。私達もその水田に行ってみると沢山の
水鳥が餌を啄み鳴き声が漲っていました。本格的にシベリアに帰って
行く時は家族単位で、皆が首をうなずく様に振り飛び立っていくそうで
す。 けなげな仕草に感動しますよね。(真佐子)
鳥帰るいづこの空もさびしからむに 安住 敦
うすうすと白鳥に引く空ありぬ 岸田稚魚
27.2.20 夜 (3386)
『俳句四季』を定期購読されている方は、今日配達されたようです。 <結社の編集長>の
特集に、3月号では下里編集長が載っています。
写真と「あたたかや」と題した作品8句です。 店頭には、もう少し後から並ぶと思いますが・・。
下里さんの世界が描き出されている作品です。機会がありましたら、是非 お読み下さい。
常滑の手びねりの壺あたたかや
陶工の寡黙や桜草咲かせ
以上2句 下里美恵子 「あたたかや」より
写真は、今年の愛知県支部・新年大会の時の下里さんです(孝子)
27.2.20 (3385)
伊吹嶺の皆様 もうすぐ春ですね~~~♪
昨夜(18日)から降り出した雨が朝方雪になり、庭に
薄ら残っています。時にしぐれて、冷たい雨です。
昼食に家族と出かけた帰り道、春を探してみました。
唐津線沿いに一面(菜の花)が眩しく電車が少し速度
を落とした様にみえました。
菜の花を囲む(彼岸桜)が咲き初めています。春泥を気にしながら、歩きました。
菜の花がしあはせそうに黄色して 細見綾子
雨あとの雀はづめり初桜 森田志げを
枝なかに夕べの雀初桜 皆川盤水
(八尋樹炎)
27.2.19 (3384)
今日は<雨水〉です。瀬戸では、昨日までとは違って 日差しにも風にも<春>を感じます。
正月からのテレビ浸けを脱出して、読書の時間を持つようになりました。 「深見けん二・ インタビュー (ふらんす堂)」を 読んでいます。虚子との句会風景等々が載っていて 興味深い内容です。
虚子の句<爛々と昼の星見え菌生え>の誕生の経過が書かれていました。 句会へ松茸を持参した人がいて、それを見た虚子は先ず<松茸の荷がつきし程もらひけり>そしてその時一緒に<昼の星見えしよりこの茸生え>を 詠まれたそうです。その句を推敲されて(飛躍して?)< 爛々と昼の星見え菌生え>となったとか。
深見さんは・・・目の前のもの(嘱目)から発想して作っている。「この茸生え」は、やっぱり写生
ですよね。 そういう風に客観写生と推敲の両方から詰めていくのです・・・・と 虚子の「客観写
生」を説いておられます。
この文章を読みながら、主宰の句< 裸身透く下部(しもべ)の出湯や冬の月>を思い出して
いました。 去年11月、鶴羽句会の甲斐路への吟行会の折に詠まれた句です。 吟行記を読
むと、原句は<下部の湯冬満月に裸身透く>となっています。 推敲のお手本としても興味深
い主宰の作品と思います。
★俳人の堀口星眠さんが2月2日に亡くなられましたね。今朝の新聞に そのニュースが載って
いましたが、ネット検索をしてみますと、既に(2923年3月13日ー2015年2月2日)とありました。
灯を消して観る夜桜の息づかひ 堀口星眠
写真は<思いのまま>と言う梅です。(孝子)
27.2.16 (3383)
★2月のHP俳句会の投句は15日で締め切り、アップしていただきました。
選句結果は、20日過ぎになると思います。 お楽しみに!
★いぶきネット句会の幹事・樹炎さんが写真を添えて春の話題を送って下
さいました。(孝子)
(土手の土 そっとあげ ツクシの坊やが のぞいたら )・・・
北国は吹雪と言うのに(福岡県糸島)では、もう土筆のお出ましです。
昨日 娘が古墳の南斜面で沢山摘んで来ました。
土筆を見ると春が育って行く様子が解ります。
夕方でしたので、急に土筆の袴取が忙しくなり、夕食の箸休めにほろ苦い春の珍味、玉子とじで美味しく頂きました。
写真を添えてみます。ご笑覧下さい。(樹炎)
野仏のごとき土筆よ班鳩野 坪野洋子
膝つけば土の温さよ土筆摘む 笹邊基子
27.2.15夜 (3382)
孝子さん、バレンタイチョコのお裾分けを食べているのですか。私はここ20数年、妻からしか貰っていません。しかもメタボ対策用の小さなチョコです。
今日はいぶきネット句会の合評会でした。新人と日曜日しか空いていない現役メンバーも含めて25名以上が入室しました。いつになく大賑わいでした。発言も次々と飛び交い、進行役の調整が大変でした。でも多くの方が参加される合評会は楽しいですね。明日また多くの方の入室を期待しています。
悲しいお知らせです。名古屋句会の武山愛子さんが2月3日に亡くなられました。長い間、句会幹事をして頂き感謝しております。葬儀は家族のみで行ったそうで、お知らせは年賀状のやり取りしている方だけに届きました。昨日、名古屋句会メンバーでお悔やみに出かけました。
武山さんは栄えある第1回の秀句賞受賞者です。
煤逃げをとほせし夫の遺影拭く 愛子
昨日、おじゃました時、部屋にご主人の遺影がかかっていました。わずか47歳ぐらいでなくなったそうで、3人の子供さんを育てられたのは大変だったと思います。合掌 (隆生)(387728)
27.2.15 (3381)
バレンタインのチョコのおすそ分けを 食べ(過ぎ?)ています。(チョコレートが嫌いな
人はいるのかなあ~~と 考えながら…・・)
今日は 伊吹嶺句会でした。50名と多くの方が出席され、主宰と河原地副主宰の指導
を受けられたようです。 今頃(夜の7時半)は、カリンカ句会も終了して・・・・・ 帰宅の
途中でしょうか? 今夜はいぶきネット句会のチャットが9時から始まります。 今月から
新しい仲間を迎えて 皆さんで「伊吹嶺」の俳句を学びます。
中には、この3つの句会に参加される方もあるかもしれません。充実した1日になりますね。
岳人さんから、昨夜 写真を添えてメールが届きました。 農業と登山とスキーと・・・・
羨ましい生活をされています。写真の右端が岳人さんです。(孝子)
こんばんは。
13日~14日と会社時代の山の仲間13人と下呂温泉に行ってきました。
私たちスキー組み4名は温泉に行く前に、舟山スキー場に行ってきました。
その模様です。写真を添付します。
スキー場に着くと幸運にも晴れていて、新雪がうっすらと積もっている中を
午前中存分に滑ってきました。今年はいつもより雪が多いようです。
いつもなら地元の小学生のスキー教室が行われているのですが、今年は
それもなくて空いていたので快適に滑れました。(岳人)
春スキー眼下炭焼く山見えて 皆川盤水
崖過ぎて温泉(ゆ)の香ただよふ春スキー 大森三保子
27.2.14 (3380)
鈴木英子さんからお便りをいただきました。 華道の話題です。
梅を活ける
伊吹ネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。
梅の季節です。路地ものの早咲きの梅が満開です。梅見にちょうど良い頃で
すね。
私は1月31日と2月1日、地元の華展で梅を活けました。梅は寒さに耐
えていち早く花を咲かせ、昔の冬の生け花では、水仙と並んでとても重宝な
花材でした。また、松竹梅として、おめでたい花でもあります。ただ、松竹梅
のランクでは3番目で、形見が狭いですね。生け花では松竹梅のほかに、生花(しょうか)に活けます。
・梅の木の特性として、力強く直線的に枝をはり、真(しん)には瑞枝(ずばえ)をまっすぐに
立てます。また中心に苔木を入れて重厚感を出します。花器はお玄著というものに、花配りで
活けます。
・立春頃になると、根〆に椿の花を入れることもあります。
今回は、凛として活けられたかなと少し自己満足しています。
3月のなると桃の季節となり、華やかになります。生花では桃は、その枝振り、花の風情を生かして。柔らかく女性的に、華やかに活けます。花屋さんの店先は、桃も桜もたくさん出回っています。日本各地から仕入れて季節の先取りです。流通の進歩や貯蔵技術の進歩で、四季の感覚が少し変です。昔ながらの季節感を大切にしたいと少し思います。(英子)
白梅や釘含み打つ宮大工 栗田やすし
写真は室咲きの河津桜です。(孝子)
27.2.13 夜 (3379)
我等が「伊吹嶺」編集長の下里さんから メールをいただきました。お忙しい方とは思い
つつ、心待ちにしていました。 下里さんが我が家の孫を褒めて下さいました。感謝!
明日はバレンタイン。マスコミが連呼し、デパートやスーパーにはチョコレート専用のコー
ナーが設けられて、全く無関心の私でも立ち止まって見入ってしまいます。バレンタインが
日本人の生活に根付いてから50年程になるでしょうか。お菓子屋さんの商業作戦が功を
奏した結果と言えるでしょう。 最近はお花屋さんが「男子が女子にお花を贈ろう」とのテーマで「フラワーバレンタイン」
なるものを定着させようとしているようです。そういえば先日の節分の時の「恵方巻き」にも商業ペースの匂いがします。
んっ?と思ったりもしますが、いっそのこと乗せられて楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
過日の落書に孝子さんのお孫さんが瀬戸川の岸辺のブロックをチョコレートと呼んでいる・・とのお便りがありましたね。
沢木先生に次のような句があります。 <バレンタインチョコは煉瓦の石畳 欣一>
お孫さんの感性に拍手喝采です。(下里美恵子)
今日は名古屋のデパートへ出掛け「モナコ ロイヤルウェディング展」を見て来ました。グレース公妃や、現在のシャルレーヌ公妃の結婚に関するものが展示されていました。豪華なのは勿論ですが・・・・モナコは美や夢のようなものに価値を認めて、それを優先している国と 思いました。 展示されているドレスもティアラも、身に着ける人がいて美しさを発揮することも 実感しました。素敵なドレスを纏ったグレース ケリーの姿を想像しながら、豊かな気分になれる展覧会でした。
帰りには、私も<商業作戦>に乗って チョコレート売り場へ寄りましたが、あまりの店の多さに、迷うばかりでした。(孝子)
供華絶えぬ公妃の墓やそぞろ寒 森垣一成
27.2.13 (3378)
いぶきネット句会の皆様 会評会のお知らせ
日の光はまぎれもない早春の豊かさですが、
冷たい北風が吹いています。季語は冬に逆戻りですが、光に誘われて、(福岡箱崎宮)回遊
式日本庭園の(寒牡丹)を訪ねました。
寒牡丹は、本来春に咲くぼたんを、冬に開花させたもの・・・雪囲いされて、凛とした気品と艶
やかさが魅力ですね。静かな園内は人影のまばらで、背筋を伸ばして花を見つめる和服の
ご婦人が(寒牡丹)そのもののようでした。園内の緋毛氈が彩りを添え、しばし雅な時間を楽
しみました。
飛雪来ることのしばしば寒牡丹 細見 綾子
もの焚けば綾子師のこと寒牡丹 栗田やすし
さて、合評会はいつものように、15日(日)・16日(月)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
(八尋 樹炎)
27.2.10 夜 (3377)
徒歩さんから 最新の話題をいただきました。底冷えの京都です(孝子)
今晩は、寒~い!です。
2月10日は京都句会でした。午前は京都駅前キャンパスプラザで句会。
今日の一句
北山の稜線にじむ雪催 万里子
額寄せ隠し絵解けり春灯下 ゆうこ
火酒呷り胸焦したる余寒かな 忽布
日の丸の扇子合図に鬼やらふ 徒歩
霊山の夕映え湖北に雪の雲 秋麦
脱ぎ置きし軍手二重や配達夫 哲半
枯れきつて葦原白くかがやけり 佳子
機関車の模型走らす冬座敷 英武
昼食後、清水から西へ下った鴨川の東、昔は一帯を六波羅と呼ばれた一角にある 六道珍皇寺と六波羅密寺を吟行しました。平清盛が権勢を誇った地域でもあります。六道珍皇寺には小野篁(802年〜852年)という人物が夜な夜な冥府へ通って閻魔大王に仕えたという伝説があります。そういう事もあって今日はこの伝説に因んだ句が幾つか出されました。
春とはいえ現場には春の物の季語が皆無ですので季語には皆苦労しました。(徒歩)
きさらぎや彼岸へ続く深き井戸 万里子
冴返る閻魔の鏡我映し 佳子
春灯下胸板光る薬師像 ゆうこ
腹這へる餓鬼の拳や冴返る 徒歩
春浅し冥府通づる井戸深し 忽布
獄卒像残る寒さに指二本 哲半
黄泉返る井戸新しや春名のみ 秋麦
願掛の銭にたつぷり寒の水 英武
27.2.10 (3376)
★静岡支部長の 磯田さんから 写真を添えてお便りをいただきました。毎月会報
「一番茶」を送って頂いていますが、 皆さんで毎月吟行に出掛けておられ、元気な
様子が載っています。
少し間が空いてしまいましたが、去る2月8日は「針供養」にあたり、静岡の仲間
18名で雨の中を焼津市の「上行寺」まで吟行いたしました。
事前にお願いしておいたので、漁師町の和裁組合のご婦人たち30名ほどの参列に
私たちも加えていただき、法要の一部始終を見ることができました。
住職さんのお話で、神社での行事との違いも解り、一年の区切りとして 日頃使っ
ている道具類の手入れや見直し、また使い古した道具を感謝の気持ちを込めて納
め供養する、お寺の行事としてふさわしいことを知りました。
7日には静岡の浅間神社でも行われたのですが、こちらはこれから和裁師を目指
す学生たちの晴れ着姿でしたが、吟行の「針供養」は和服姿も板につき、いかにも
長年針仕事に馴染んでこられた 雰囲気が感じられ想いのこもった良い行事だった
ように思いました。
近くの文化会館の喫茶で軽食後、和室を借りて句会をいたしました。(なつえ)
海士町の媼ばかりや針供養 坂本 操子
灯明に光りてをりぬ納め針 池村 明子
針納む山なす針に塩かけて 磯田なつえ
★いぶきネット句会の有井さん(広島県)からも 写真を添えてお便りをいただきま
した。有井さんは、土石流で大きな被害のあった町、安佐北区にお住まいですが、
その後、復興は順調に進んでいるのでしょうか?(孝子)
広島に住んでいながら備後路に春を告げる三原の神明市を知らなく
思い立って出かけてみました。
2月の第二日曜を含む金・土・日におこなわれます。 達磨を売る露店
商が並ぶ通称「ダルマ市」は日本一大きい神明ダルマがシンボルです。
(高さ4m直径3m重さ500kg)
私も無病息災の小じんまりした達磨を買って帰りました。
ちなみに三原は蛸が有名で蛸を入れた銘菓「たこもみじ」も売られて
います。 広島では(もみじ饅頭)が有名ですが、、、
広島からも三原限定の(たこもみじ)を買いにこられるとか、、、。
日本一の達磨に興味がありましたが城下町三原をいつかゆっくり
散策してみたいと思います。 (真佐子)
達磨市ふた巡りしてうどん食ぶ 赤田炎樹
声のして達磨の中の達磨売 原 雅子
27.2.9 (3375)
今日は<春の雪>が降ったり止んだりの1日でした。
五階の東の窓からは、美濃と尾張の境(県境)の山並みが見えます。その山並を雲が
隠し始めると 雪の降り始めです。 温かい部屋の窓から眺めているぶんには、美しい
景色と思いますが・・・
片付けを兼ねて、去年の俳句の雑誌を出して来ました。主宰の作品「冬銀河」を見
つけました。 十二句載っています。主宰は母郷である岐阜市の句を沢山詠んでおら
れます。
信長の城を仰げば風花す
人だれも来ぬ渡し場や笹鳴けり
遠伊吹雲に隠るる寒暮かな
以上三句 栗田やすし 「冬銀河」より
今年発表された 俳人協会賞受賞者の若井新一さんの作品「雪晒」も見つけました。
陰寒や濡れ雑巾の棒となり 若井新一
<陰寒>は、立春から雨水の前日までの15日間で、 日陰は寒中以上の寒さ・・・・とか。まさに今日は
そんな日でしたね。 皆さん この言葉ご存知でしたか?
写真2枚は瀬戸川の岸辺です。 孫はここを歩くと、<チョコレート>と言います。 あの板チョコ模様です。
バレンタインデーも近づきましたね。 そろそろデパートへ出掛けようかと・・・・
★昨夜の 部長さんのお知らせのように・・・・毎月 いぶきネットでは いろいろなページに皆さんから文章を寄せていただいています。昨夜 更新していただきましたので 是非お読みください。皆さんに興味を持っていただける内容と思います。
(孝子)
27.2.8夜 (3374)
今日の愛知同人句会で、孝子さんは成績がよくて、落書もなめらかですね。
また東栄町に節分草を見ることが出来るとか。うらやましいです。私の地元の藤原岳でも節分草を見ることが出来ますが、山頂付近でもう少し時期があとです。今は持病を抱えているため、登山が出来なくなりました。麓では見ることが出来ません。ただ3月には雪割草(洲浜草、三角草)を見ることが出来ます。今年も見ることが出来たら、お知らせします。
ところで今日はもう8日。これまでネット部の皆さんのご協力で、「伊吹嶺」3月号に合わせ、各ページのアップをして頂きました。まずトップページの「季節の俳句」「主宰の2月号の俳句」は綾乃さんにアップして頂きました。他に「伊吹山房雑記」「いぶきネットの四季」「環境と俳句」、ネット同人、伊吹集の4句欄、山彦集、「俳SCHOOL」「いぶきネットたより」など多くのアップをして頂きました。それぞれのページ確認して下さい。そのうちリンクできるものは該当文字をクリックして下さい。(隆生)(386688)
27.2.8 (3373)
★今日は、愛知支部の同人句会でした。今年初めての句会です。
会場は、名古屋駅前のダイアビル2号館に移り、曜日も日曜日にり変わり・・・・今年も心新たに 愛知の皆さんで「伊吹嶺」の俳句を学びます。
参加者は59名 不在投句4名と大所帯の句会になりました。 180余句の選句は時間もエネルギーも必要ですが、充実した時間を仲間で共有出来、有難い句会でした。
今日の高点句は、ダントツで 河原地副主宰
の作品でした。
古本に煙草のにほひ寒戻る 英武
来年の愛知支部の新年大会の日程のお知ら
せがありました。
平成28年1月16日です。(孝子)
★内田さんから写真を添えてメールが届きました。昨日の話題です。
今日は友人に誘われて、東栄町へ節分草を観に行きました。
節分草は寒さを乗り越え、節分のころ花が咲くのでこの名があります。
奥三河東栄町の石雲寺の境内では、節分草が梅の木々の陰に、ひそや
かに白い五弁の花を咲かせています。高さ10センチくらいの弱々しい茎
のいただきに、深く裂けた羽根状の葉を、茎と垂直にひろげてつけ、大変
特色のある形をしています。花は梅花によく似ていて、可憐です。
今日は土曜日で、風もなく暖かい日和でしたが、10年位前に出かけた
時のような賑わいはなく、のどかで落ち着いた気持ちで寺の境内を散策
できました。
写真家が鳥の来るのを待っている様子がのんびりしていて、「きっと良い
鳥が来てくれるんだろうな」などと想像していました。
梅はもうひとがんばりですね。犬ふぐりも見つけました。春は確実にやって
来ています。 (内田陽子)
★幹事の樹炎さんからは、句会のお知らせと 鶴の話題です。
いぶきネットの皆様 選句締切のお知らせ
新聞の見出しに、「過去最も早く出水の鶴の北帰行始まる」・・・
新聞斜め読みですが、かいつまんで書いてみます。
玄海に浮かぶ壱岐の島では、この時期 沢山の鶴が舞い降りる。鹿児島の
出水市で越冬して、シベリアに帰る鶴達が長旅の途中壱岐に立ち寄り羽を
休めるとのこと。餌をついばみ、疲れを回復させて再び20~30羽のグルー
プごとに隊列を組み、鳴きながら上空を何度も旋回しながらシベリアへ・・・
・・・読み終えて、思わず事故の無いようにと、見えなくなるまで手を振りたい
気持ちです。
冷たい春ですが、さすがに、光は眩しくなって参りました。
ネット句会に新しく仲間を迎えて、春から弾みがつきますね。
鳥帰る水と空とのけじめ失せ 沢木 欣一
鶴引くや岬の分校チャイム鳴る 都合 ナルミ
さて、 明後日10日午後9時投句の締切りです。
早めにお送りくださるようにお願いいたします。
(八尋 樹炎)
27.2.3 (3372)
今日は 節分!明日から春と言うのに 寒~~い日でした。
娘は、仕事帰りの夕方 豆撒きの豆を買うのに スーパーもコンビニも売り切れで
3軒目のコンビニで買ってきたようです。 勿論 家で炒るのではなく、鬼のお面の
付いた味付きの豆です。
私の子供の頃は、「鰯のかーぶ やーきやき。鬼の目玉も焼きつぶせ」と母が唱
えて、裏と表の戸口に焼いた鰯を添えた柊を挿しました。豆撒きは父や兄の役目
でした。
各地の節分の話題を写真を添えていただきました。 内田さんと、哲半さんと樹
炎さんです。皆さん 有難うございました。 (孝子)
★内田さんは、三河地方の行事でしょうか。(右の3枚の写真)
今日は節分、明日からはいよいよ春ですね。
皆さんのお宅では豆まきをされましたでしょうか?
「福は内」「鬼は外」を連呼しながら、豆をうって鬼を追い払う行事ですが、地方
により「豆まき」のやり方も様々だと思います。
子どもの頃からの記憶をたよりに、主人と続けている我が家の豆まきをご紹
介します。
家族がそろったところで、家中の窓や玄関を開け放ち、主人が「鬼は外、福は内」を
唱えます。こども達が小さいころは飴や菓子なども一緒に撒いて家族で楽しんだもの
です。開け放ちた窓や玄関は鬼が出て行った頃を見計らって、締めに回るのがわた
しの役目でした。今は家族も少なくなり手も足らないので、主人が一人二役で開けた
てをしています。
主人が豆を撒く一方、私は「やいかがし」といってひいらぎにイワシの頭を挿したも
のを家の門口に掲げます。
こどものころに寒い門口で「やいかがし、そうらんか、いやまんだそーらわん、よは
ながながにもうします、はなくそやー ふん」というまじないを唱える父について回っ
ておりました。私の役目はついて回りだけではありません。擂粉木をもって「ごもっと
も、ごもっとも」といっておなじように鬼祓いをするのです。
父が亡くなってからはこの役目は母がうけつぎ、私はやはり同じようにあとをつい
て回っておりました。こどもが生まれてからは、主人は三人の息子を引き連れて豆
まきを、母と私は着ぶくれて家の入口、出口の戸口に立ってまじないを唱えていました。
母も亡くなり、子供たちはそれぞれに独立した今、今年も二人で豆まきをしました。
離れて暮らす息子達家族の無病息災を祈りつつ・・・・ (内田 陽子)
★哲半さんは 京都の様子です。(懐かしい~~俳句が添えられています。)
今日は、い く先々で節分の字を見かけましたが、壬生寺へ行ってまいりました。
参道や境内では引っ切り無しに素焼きの炮烙(ほうらく)を求める人で溢れており、
これには、厄除けを願う人の名前などを墨で記し奉納されていました。
この炮烙、
壬生狂言の「炮烙割」で割られるそうです。
昨日、今日 は壬生狂言の「節分」が一日を通して上演されていましたが、ご存 知の
ように撮影禁止でしたのでその写真はありません。
春の壬生狂 言のときの句ですが、懐かしい~
と思っていただけると思いますので、
以前の句会報を添付させていただきます。(哲半)
ネット仲間の京都「壬生狂言」吟行 句会報
平成二十四年四月二十四日 (火) 参加十六名 ・吟行地 角屋 壬生寺 ・句会場梅小路公園 緑の館
艶めきし揚屋の門の八重桜 ゆうこ
金継ぎの角屋の絵皿花は葉に 佳子
春深し閉ぢて久しき輪違屋 秋麦
壬生寺へ辻を数へつ春日傘 未草
固き席ゆづりゆづられ壬生念仏 徒歩
鉦ひとつ席鎮もれり壬生狂言 悠遊
壬生狂言鉦の乱打に始まれり 洋子
墨染の壬生の鉦番むかう向き 陽子
たたら踏む音の高鳴り壬生狂言 岳人
壬生狂言観るや欠伸を噛みころし 孝子
黙の面語り得たるや壬生狂言 安三
炮烙を割るまで長し壬生狂言 範子
壬生の鉦前を向かずに終りたる 美智子
炮烙割音絶え京の春深む 哲半
薫風に乗せて吹きたり壬生の笛 隆生
ぼつてりと角屋の庭の八重桜 英武
★いぶきネットの皆様 投句締切のお知らせ
1月は「いぬる」 2月は「にげる」 今日は節分、明日は立春ですね。季節の
移ろう速さを思います。
博多山笠でおなじみの福岡市の櫛田神社の楼門には、参詣人がくぐる大きな
(お多福)の面が飾られています。
節分の2月3日が旧暦の12月15日、つまり十五夜に当ります。(立春の満月)も
合わせてお楽しみください。
山辺で暮らしていると、いっそう春が待たれます。今朝は一面の春の霜、幼子の
ように踏んでみました。我が家では、婿殿が鬼面を被りましたが、6匹の犬は何の
反応も見せません、匂いで疑わないのですね。(吠えまくるのかと期待していましたが)・・・
節分の川柳から一句。 「年重ねもう食べられぬ豆の数」
湯葉供へあり節分の鬼子母神 細見綾子
立春の風に竹鳴る清涼寺 岩本 千元
さて、 明後日5日午後9時投句の締切りです。
モノトーンのイラストは、 地方紙掲載から引用しました。(樹炎)
27.2.1 (3371)
今日は伊吹嶺運営委員会が行われました。毎回議題は多く、時間内に終わることはほとんどなく、諸課題について次々と議論されて決められていきます。また毎回支部長代表に出席していただいていますが、今年は中野関東支部長の登板で遠路はるばると出席していただきました。
現在、はや「伊吹嶺」創刊20周年記念事業が始まっています。その中でも栗田主宰の第2句碑建立が一番早く進みそうです。いずれ「伊吹嶺」誌で紹介されると思います。その他は15周年記念事業とほぼ同じですが、15周年記念の時の「季寄せ」が今回は10周年記念の時と同じ『伊吹嶺合同句集(仮題)』の発行に変更されたことぐらいです。また今年の新人賞、秀句賞の選考も現在進行中とのことです。
写真は今日の議題が一段落したあとの雑談風景です。
27.1.31 (3370)
豆撒きや バレンタインが近づいて来ました。 瀬戸の陶器店のウインドには、陶器
のお雛様が飾ってあります。 春がそこまで 来ています。
明日から・・・・・いぶきネット句会とHP俳句会の投句を受け付けます。 いぶきネ
ット句会は会員のみですが、HP俳句会は 何方でも2句投句(無料)していただ
けます。今年も続けて 年間高点賞(5位まで)を予定しています。
是非 ご参加下さい。 そして、「伊吹嶺」の俳句を実感してください。(孝子)
この寒さの中、我が家に(初蝶)?が舞い降りました。
庭の伐採をしたせいでしょうか。日溜まりの砂利の上で動きません。
娘がそっと摘まんで水仙に止まらせましたが、そのままです。
まだ、さなぎで居たかったのではと、心配しています。
(初蝶)?(凍蝶)?教えて下さい。(樹炎)
初蝶来何色と問ふ黄と答ふ 高浜 虚子
27.1.29 (3369)
時々、いぶきネット句会会員の森田もきちさんから「デジカメ俳句メール」を頂いております。今年も新年早々、送って頂きました。自分の俳句を写真にして残すことは何と楽しいことでしょう。もきちさんは千葉県在住のため、まだ一度もお会いしたことがありません。しかしこのようなメールを通して交流することは楽しいことでしょう。メッセエージに「年齢も81歳になりました。元気に続けられることに感謝です。」とあります。元気の素は俳句でしょうか。いつまでもお元気で過ごされることをお祈りします。
「デジカメ俳句メール」は右の写真をクリックして下さい。送られてきた大きなメッセージが読めます。(隆生)
★愛知の同人・大島知津さんから メールが届きました。嬉しい話題です!
中日新聞の俳壇に続く快挙です。知津さ~ん おめでとうございました。
読売新聞の読売俳壇の小澤實氏の年間賞に入りました。
木蓮やガラムマサラの匂ふ夜
自分でも好きな句でしたので、嬉しかったです。これからも挑戦して
いきます (大島 知津)
★いぶきネットの皆様 投句・選句・締切のお知らせ
ようやく暖かくなりかけたところに、寒さがぶり返しますね。真っ先に春の気配を知りたくて、人は空を仰ぎ風の温もりを確
かめたり・・・ 待ちきれず、家族で探梅に出かけましたが、まだ海から吹き上げる風が冷たく少々期待外れでした。低木の
頑固そうな枝先にぽつぽつと蕾を解く白梅、「厳しい寒さに耐えてきたね」と語りかけると柔らかな香りが返ってきました。
豪快に咲く梅も春を待ち詫びています。
皆さんの辺りは如何でしょうか。 気温の変化にご注意下さい。(樹炎)
山の端の影濃き村や春寒し 小田 智子
探梅や古墳縫ひゆく人の影 清水 弓月
さて、投句締切 2月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
選句締切 2月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切
2枚の写真も、 樹炎さんが送って下さいました。(孝子)
27.1.27(3368)
1月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。いぶきネットの1月の行事はすべて終わりましたもうが、すぐに2月のいぶきネット句会や、HP俳句会の投句が始まります。 又 今年も元気にスタートが出来ました。
★1月のいぶきネット句会の添削例を アップしました。 添削担当の8名が頑張りました。 ご覧ください。
★関東支部の武藤さんからメールが届きました。 山ゆり句会の曜日の変更です。(孝子)
山ゆり句会の開催日を2月より第1金曜日に変更することに致しました。
山ゆり句会開催日
毎月第1金曜日午後一時より五時まで。
場所:横浜あざみ野アートフォーラム(現在と変更無し)(犬槇庵 武藤光晴)
27.1.25(3367)
★元日から 「落書」の話題を沢山送って頂いています。感謝 感謝です。
朝日カルチャーセンターのナルミさんの句会は、2か月に1回の吟行を
されています。 毎回 横井さんが 送ってくださいます。
いつも伊吹嶺落書、楽しみにしてます。
恒例の朝日カルチャ-センタ-の俳句教室(都合ナルミさん指導)の仲間で
吟行にいってきましたので、報告いたします。
1月24日(土)PM、ナルミ先生含め8名で、市内の名城公園か
ら浄心まで歩きました。天気がよく春めいてきた半日でした。
そのせいか猫によく会いました。寒鯉、鴨、柳、そして梅
(一輪だけ咲いていた)、など句材は豊富でした。
句会は浄心の西生涯学習センタ-で実施。春隣り、春近しの句
が多くみられました。
この俳句教室のメンバ-からは、伊吹集の巻頭作家がすでに5名
(耕太郎、玲子、和子、淳、陽子)も選ばれ、ナルミ先生の情熱的な指導の結果と思ってます。
5時から隠れ家的な店で新年会を実施。楽しく過ごしました。(写真は名城公園からみた名古屋城です。)横井一夫)
★内田陽子さんは、静岡支部の会報の話題です。
静岡支部の句会報「一番茶」551号
が届きました。
「一番茶」は8ページからなる、大変見ごたえのある句会報です。静岡支部の歴史ともいえる「かたつむり句会」を初め発足一年半の「番町句会」まで11句会の作品集です。
編集部では積極的に吟行の計画がなされ、会員の皆さんの参加を促しています。ちなみに今月の吟行は「新居の関所と牡蠣小屋めぐり」です。昼食は名物「鰻弁当」のようです。うらやましい行程ですね。「*うなぎの食べられない方は連絡を!」と添え書きされ、家族的なぬくもりを感じる吟行案内がうれしいですね。
句会の中でも同人句会は49回を数え、支部長の磯田なつえさんを始め8名の方が学んでいらっしゃいます。今月は「一番茶」を支えていらっしゃる静岡支部同人の方々の作品を掲載させていただきます。今後とも皆さんの協力のもと、「伊吹嶺俳句」が楽しく学べる支部として一層の発展をされますことを願っています。 (内田 陽子)
ならひ吹く里や移動のなんでも屋 法子
富士小春胸に浮雲二つ置き 修一郎
嘴傷の背にある真鯉冬の池 操子
駄菓子屋の硝子の引戸冬ぬくし たか
石蕗の花笑顔の母に会はれしか 恵子
千切れ飛ぶ雲を見てゐる寒さかな 愛乃
遠き日の旅やじぶ煮を食すれば 悦江
防災の放水見つむ懐手 なつえ
写真は1月13日に新幹線から写しました。(孝子)
★主宰は、今年度の新人賞の選考委員でしたが・・・・ 昨日のふらんす堂のホームページに 以下の結果が載っていました。特に俳句は、早く読んでみたいです。 受賞された皆様 おめでとうございました。 (孝子)
第54回俳人協会賞 若井新一句集『雪形(ゆきがた)』 (KADAKAWA)
第38回俳人協会新人賞 井出野浩貴句集『驢馬(ろば)つれて』 (ふらんす堂)
鶴岡加苗句集『青鳥(せいちょう)』 (KADAKAWA)
望月 周句集『白月(はくげつ)』 (文學の森)
第29回俳人協会評論賞 岩淵喜代子著『二冊の「鹿火屋」』(邑書林)
榎本好宏著『懐かしき子供部屋の遊び歳時記』(飯塚書店)
第29回俳人協会評論新人賞 青木亮人著『その眼、俳人につき』(邑書林)
27.1.24(3366)
★『俳壇』2月号に主宰が文章を寄せておられます。
我々は、伊吹嶺誌の<主宰動静>のページで主宰の毎日の様子を知る事が出来ます。 『俳壇』2月号の<俳人たちの日常>では、去年の11月の主宰の動静が載っています。 2ページにわたり詳しく書かれています。
丁度 主宰の結婚記念日(金婚式!)の月でもあり、ご家族に祝って頂かれた事等々・・・・・俳句に関わる事は勿論ですが、他でも忙しい毎日を送っておられる事が分かります。 機会がありましたら、是非 お読みください。
★「第20回内藤丈草を偲ぶ会」のお知らせです。
去年は 主宰が講演をされましたので、「伊吹嶺」からは多くの方が参加されました。 今年は主宰は選者です。皆さ~~ん 今年も是非ご参加下さい。
事前投句応募
期間 ・ 平成27年2月1日~2月20日 (当日消印有効)
宛先 ・ 〒484-0865 犬山市藪畔200-75
酒井とし子方 内藤丈草を偲ぶ会係 TEL・FAx 0568-67-5723
応募形式 ・ 封筒に次の2つを入れて郵送する
*俳句2句1組にして 氏名(俳号) 郵便番号 住所 電話番号を記入
(昨年度の大会冊子巻末に投句用紙あり ・ コピー 又は原稿用紙でも可)
(応募用紙を希望の方は、酒井とし子さんに お尋ねください。)
*会費として 小為替(2句1組で千円、当日吟行投句のみも千円)
賞 ・ 犬山市長賞、犬山市議会議長賞他多くの賞があります。
大会日程
日時 ・ 平成27年4月3日(金)
場所 ・ 犬山市福祉会館(犬山城南)4階ホール
日程 ・ 当日 吟行投句(各自 吟行)
開会 ・ 午後1時(投句締切) 講演・1時~2時 講師 加藤耕子(耕主宰)
式典 ・ 挨拶 表彰 講評 午後4時終了
写真は 今日の話題には関係がありませんが、浅草の橋から、ビルの屋上の看板を写しました。寒晴れの空に堂々として…・(孝子)
27.1.22 (3365)
久しぶりの雨の中、地元の文化協会の広報誌「ひばり」の校正を行っています。もう広報委員を担当して、2年になろうとしています。「伊吹嶺」の編集にはとても追いつける内容ではありません。
ところで今日、HP句会の選句結果とともに、講評もアップしました。HP句会の選句結果のページを見て下さい。最近は伊吹嶺の即物具象が理解されてきたのか、よい句も投句されています。HP句会へ投句される方は大いに歓迎です。お待ちしております。ちなみに今月の高点句は次の句です。
深鍋に滾るボルシチ雪の夜 康
写真は俳句とは関係ありませんが、妻の恩師から定期的に送られてくる写真のうちの臘梅です。もう臘梅が咲いているのですね。まだまだ寒さはピークが続きますが、春が待ち遠しい今日この頃です。(隆生)(384465)
27.1.21(3364)
大寒で・・・・かじけています。 出水平野の鶴はもう旅支度です。 <北帰行>
は<鳥帰る>の副題と書かれています。(歳時記では見つける事が出来ませんでした。)
春の季語でしょうか?
樹炎さんが地元の新聞の写真を 送って下さいました。(孝子)
鹿児島の出水平野で越冬した鶴が繁殖地のシベリア方面に戻る北帰行が
20日、始まりました。観測記録最も早く、昨年よりも16日早いそうです。
保護会によると午前10時45分ごろ、北西の空へ飛び立ち始めたそうです。
写真は朝刊より。 編隊を組んで北帰行を始めた鶴の群れです。(樹炎)
脱落の三羽後追う北帰行 公文弘子
越の香を抱き白鳥の北帰行 佐伯ちか
27.1.20 (3363)
★『俳句四季』2月号が配達されたようです。 句友から嬉しい電話をいただきました。
<俳のある風景>のページに 栗田せつ子さんの俳句「大根干す」と文章と写真が
載っているそうです。馬籠宿の風景写真と共に 素敵な5句です。
御嶽の噴煙はるか大根干す 栗田せつ子
★<四季吟詠>で、選者・下里美恵子さんの特選は、「伊吹嶺」の仲間の川島和子さん
の作品でした。 川島さ~ん おめでとうございました。
声上げて木の実時雨を浴びにけり 川島和子 写真は関東の新年大会で挨拶をされ
ているせつ子さんです。
「伊吹嶺」の仲間が、いろいろなところで活躍されています。
皆さ~~ん! 嬉しい話題が有りましたら、このページへ 是非 お知らせください。 このページの上の角封筒のふわふわしている所から お願いします。(孝子)
27.1.18夜の夜 (3362) 愛知支部新年俳句大会模様のアップと岐阜支部新年俳句大会
孝子さんがもう静岡支部の新年俳句大会模様をアップされました。前後しますが、昨日の愛知支部新年俳句大会模様をアップしました。今年も写真のてんこ盛りです。いつものようにカメラマンは飛び回って食事の内容はさっぱり覚えていません。
大会模様は長崎眞由美さんに書いて頂きました。その詳細は【こちら】をクリックして下さい。
大会終了後、名古屋周辺のインターネット部メンバーが集まって、今年の「自然と親しむ吟行会」の企画について確認と今後の進め方について打合せを行いました。詳しい吟行案内は「伊吹嶺」誌3月号に掲載する予定です。今年も多くの方の参加があればと思っています。しばらくお待ち下さい。
今日は岐阜支部も新年俳句大会が行われました。こちらは河原地副主宰をお招きして、犬山市の臨江館でささやかに24名の参加による大会でした。坪野さんから大会模様のうち、河原地副主宰の挨拶にふれて書いて頂きましたので、それを紹介します。
筒抜けの青空の広がる一月十八日(日)伊吹嶺岐阜支部の新年俳句大会が副主宰河原地秀武副主宰をお迎えして、犬山の「臨江館」に於いて二十四名参加して行われました。冒頭副主宰は「毎日五句作る」「エンジンが温まっていれば名句も生まれ易い」「沢山作りどんどん捨てて自分の殻を破り新しい作品の世界を作りたい」など作句の指針となるお話をしてくださいました。(坪野洋子)
懇親会のあとの句会では櫻井ご夫妻がダントツの成績で沸きました。(隆生)(383791)
河原地副主宰特選 初御空日の丸になき裏おもて 櫻井勝子
高点句 独楽放つ一瞬紐が棒となり 櫻井幹郎
副主宰特選の櫻井勝子さん |
会場玄関で全員集合 |
27.1.18 夜 (3361)
静岡支部長の 磯田なつえさんが、今日の新年大会の様子を、早々に
送ってくださいました。 1月は各支部の新年大会が続きます。
磯田さ~~ん 有難うございました。(孝子)
静岡支部の新年俳句大会は例年通り、栗田主宰のご臨席を仰いで
1月18日(日)クーポール会館にて開催いたしました(参加55名、出
席者42名)。
一部は栗田主宰に講演をお願いしました。先生は、ご自身の自註
句集の句を具体例に
・忌日の句は距離感が難しいが自分とのかかわりで詠むとよいこと、
・自分史として自分を詠んだ句、
・自画像としての自分を詠んだ句、
・吟行句はただ景色を写すのでなく、自分とその地とのかかわりで詠んだ句
などにつき、たっぷりと解りやすく話していただきました。
まだ先生の句集を手にされていない方にと句集までいただきました。
二部は句会で事前投句の披講が行われました。
主宰の入選は15句、一句一句について選評をいただきました。
新しい会員の入選が目立ち嬉しいことでした。
特選句は 子の夢の宇宙へ凧の糸伸ばす 朝比奈照子
主宰より記念の色紙が贈られました。
本句は同人の特選二人、会員選も6票でした。
三部の懇親会では、談笑の時間をたっぷりとり、主宰と膝つき合わせて話したり
新しい句会員の紹介など、会員相互の親交を深めました。
静岡句会の生みの親の冨谷春雷先生や「風」の細見綾子先生の愛された
「早春賦」をみんなで歌い閉会しました。
※追伸で写真を送ります。山本法子さんの撮られたものです。 うまくいくといいですが・・・
27.1.18 (3360)
★昨日の愛知支部新年大会の余韻に浸っています。 多くの佳句の背景等を思い
描きながら、その作者のエネルギーを感じています。
主宰の昨日の挨拶の中で・・・・
「外部のいろいろな賞へ挑戦して、俳壇へ羽ばたいて下さい。賞は狙うものでは
なく、目指すものです。夢を持ち、それを目標にしてください。」と言われました。
主宰は、今年の<俳人協会・新人賞>の選考委員です。若い俳人の夢やエネル
ギーを感じておられるでしょうか。
愛知の仲間のTさんは、昨日、ロータリークラブの奨学金を支給する海外からの留
学生の選考に加わっておられたようです。 以下のメールが届きました。
新年大会に参加出来なくて、残念でしたが・・・・・・・アメリカ人の環境問題
の研究者、ドイツ人の宇宙物理学者、スリランカの電力の省エネの研究者
など30人(100人中)を合格としました。大変でしたが、楽しい一日でした。
この感動を句にすることにチャレンジしてみます。・・・・・
羽ばたくことの出来ない若者達の事件もありますが、自分の夢に向かって 地道に努力をしている人も沢山おられます。私達も夢に向かって・・・・ですね。
★『俳句四季』の<四季吟詠>の応募の締め切り(1月20日)が近づきました。今月応募分の選者は我等が編集長・下里美恵子さんです。応募はがきをお持ちの方は、お急ぎください!
★写真は、新年の季語でもある<切山椒>です。山椒の粉や上新粉、砂糖を混ぜて練って蒸したものです。 食感は羽二重餅のようで、食後 口の中に山椒の香りが残ります。甘過ぎず・・・・美味しかったです。 関東支部の浅草吟行で お店に案内していただきました。 皆さんご存知でしたか? 私は山椒の佃煮の様なものかと、ずーっと思っていました。 (孝子)
切山椒買うて仲見世書肆に寄る 石原八束
茶の間にて用済む仲や切山椒 大久保橙青
もも色の袋に入りて切山椒 下田実花
27.1.17 (3359)
今日は愛知支部の新年大会でした。参加者は151名!
10時から4時30分まで 俳句大会・講演会・懇親会と続き
盛会でした。
主宰の特選は・・・
一跌をばねとせし子や夜学の灯 上村龍子
上村さ~~ん おめでとうございました。
大会の詳しい様子は 長崎さんが、トピックスに書いてくださいます。
お待ちください。
写真上は、挨拶をされる主宰。 写真下は、今回の新年大会を担当して頂いた スタッ
フの皆さんと主宰と副主宰です。担当の皆さ~ん お世話になりました。(孝子)
★岳人さんから、メールが届きました。岳人さんは、伊吹嶺誌で、「岳人
農日記」を執筆されています。岳人さんお便りを有難うございました。(383592)
「昨日(1/16)に地元のさわやかクラブ(老人会系)の1月度の定例
会があり、新年ということで近辺の踊りの師匠級を招き踊っていただき
ました。 新年早々で華やかな雰囲気になりました。
そのあと、私が時間をいただき「俳句の話」をしました。 俳句の出来たいきさ
つ(長歌、短歌、連歌、俳句)や川柳(サラ川の
紹介)との違い、一茶や芭蕉の句、季節の区切、
西瓜、南瓜の字の意味、スイカ、カボチャは な
ぜそう呼ばれるのか、また、いもの違い(芋、薯、
藷)、そして現在自分たちが作っている句の紹介
などをしました。皆さん目を輝かせて聞いてくださ
いました。 40分がすぐに過ぎました。(岳人) この上の2枚の写真は、岳人さんが送って下さいました。
27.1.16 (3359)
みすずさんからの、正月の3日の話題です。
沢山のメール(有難いことですが・・・・)の中に紛れて
しまっていました。 みすずさんすみませんでした。
ビルの写真には鷹匠も鷹も映っていますが・・・・心眼
でご覧ください。
今年は多くの方から 「落書」の話題が届き…・
「落書」が大いに盛り上がる予感がします。
皆様 楽しい話題がありましたら、送ってくださ~~い。宜しくお願いします。
(孝子)
1月3日、浜離宮庭園に放鷹術(ほうようじゅつ)のイベントを見に行きました。
昔、将軍家の鷹狩の場とされていた所です。男性2人若い女性4人の鷹匠が技を披露しました。最後に近くにの電通ビルの屋上か
ら鷹を放ち、急降下して 鷹匠の手に停まるはずでしたが、生エサの匂いに上空に集まっていた烏の群れに追われて、近くの雑木
林に鷹が逃げ込んでしまうというハプニングがありました。ビルの屋上に鷹匠が、左上部に鷹が小さく見えます。
お天気も良く、風もない日で、句友三人に出会いました。(みすず)
27.1.15 (3358)
いぶきネット句会の皆様 会評会のおしらせ
どんど焼・、成人式も済み、新年の行事が足早に過ぎてゆきます。
思い起こせば昭和29年、私の成人式でした。振り袖など夢の又夢・・・
祖父の(セルの着物)をスーツに仕立て直したもので、純毛を着ているという晴れがまし
気持ちでした。中にはすでに、身重の人も居たりして、早婚・・・時代を物語るものです。
「少年よ大志を抱け」の前途激励の名言も青春は苦い思い出ばかりです。人生の黄昏
に掴んだ俳句の世界、愉しく老いることに心がけたいものです。 つい、うかうかと我を
語りました。お許しを・・・
「伊吹嶺」愛知支部新年俳句大会 が(1月17日)ですね。沢山の秀句が選ばれる事でしょう。
期待しています。空気が乾燥しています。 皆様風邪にご注意下さい。
竹爆ずる度に飛び散るどんど灰 藤田 岳人
着せかけて抜く躾糸成人日 鈴木みや子
さて、合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日 午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
写真の晴着は娘の成人式に私の母親が送ってくれたものです。(樹炎)
★去年の6月から5回にわたり「おおがき芭蕉交流会」が、<奥の細道 結びの地記念館>で、開かれました。第5回(1月11日)の講師は 栗田主宰でした。
国枝部長さんが参加され・・・・・・事前投句と当日の席題詠で、主宰の特選をいただかれました。(以下・2句)
国枝さ~ん おめでとうございました。
遠伊吹白く浮き立つ淑気かな
くくり女のことに丸き背冬日差す(席題・冬日)
★昨日の関東支部新年大会の続きです。
13日の大会の前に 国枝ご夫妻と私は、沢木先生のお墓にお参りをしました。場所は
全句集にも書かれていますが・・・・多摩霊園の近くの誓願寺です。 両先生の俳句に
因んで、レモンと柚子をお供えしました。(多分?鴉は突かないので お墓は汚れないと思いますが?・・・)
一灯さんが全員に写真を
配信して下さいました。
関東支部の元気!が伝わ
ると思います。
切子さんからは、
今朝(早~~い!)会報が
届きました。
皆様 有難うございました。
写真は 浅草(左)と、東京駅(右)です。(孝子)
27.1.14 (3357)
13日は 関東支部の新年大会でした。愛知からも主宰を含めて9名
参加させていただきました。 恒例になりましたが、大会の前に支部
長の一灯さんが俳句の詠めそうな所を案内してくださいました。今年
は夕方の大会までまで、湯島天神やニコライ堂等を歩くコースでした。
新年大会の主宰特選は・・・・・
岩礁へ波立ち上がる初明かり 中野一灯
14日は浅草を案内していただきました。 2日間関東の皆様にお世
話になり・・・・・皆さんのエネルギーに大いに刺激を頂きました。
2日間で約2万5千歩! よく歩きました。
今夜帰りましたので・・・・・ 取り急ぎ 報告を! (孝子)
27.1.12 (3356)
今日は鏡開きとか・・・
鏡餅にレモンを据ゑて中年なり 沢木欣一句集 「地聲」より
餅のかびけづりをり大切な時間 細見綾子句集 「和語」より
正月気分も抜けました。今日は 久しぶりに 沢木・細見両先生の全句集を開きました。
開いてみると、付箋があつたり、鉛筆で書き込みがしてあったりしていますので、 何度
も開いていたのでしょう。特に印象深いページは、沢木くみ子さんの<あとがきに代えて
>です。読んでいる間に、肉声を聞いているような感じがして来ます。
先日 名古屋ボストン美術館の「ジャポニズム展」に出かけましたが、 そこでモネの作品<ラ・ジャポネーズ>の修復の様子を映像で流していました。 1年以上かけて、剥離の恐れのある部分を安定させたり、古いニスやワックスを取り除くという、気の遠くなるような修復作業をされたようです。多くの人が大切と思うものは、多くの人の力で いつまでも大切に守られて行くのだと・・・・・・その時、何故か両先生の2冊の全句集がその映像に重なりました。 沢木・細見両先生の作品も多くの人達に守られながら残っていくのかと思ったら・・・・ジーンとして来ました。 (孝子)
27.1.11 (3355)
昨日は「瀬戸句会」でした。初句会は 恒例の<花びら餅>とお抹茶と仲間の
笛の演奏があります。笛は、今年は能管で「舞働き」と言うテンポの早い曲でし
た。 毎年1年の始まりを実感出来る日でもあります。
いぶきネット句会は元旦から投句が始まっていて、今は 選句結果と、チャット
を待っているところです。
やはり楽しみ(気になる?)は 主宰の選です。 栗田先生 今年も宜しく
お願いします。
8日に 幹事さんから 以下のお知らせが写真と共に配信されました。(アップが
遅くなりましたが…)(孝子)
いぶきネット句会の皆様 選句締切のおしらせ
庭先を訪れる野鳥に(南天)(千両)(万両)などことごとく啄ばまれています。
(啄木鳥)や(笹子)(キジバト)中でも(ツグミ)の声が美しいです。
気が付けば辛夷の蕾が寄り添って寒に耐えています。
蹲に木瓜の蕾が枝挿して来ました。水仙が優しく香っています。
在所の神社に遅い三社詣をしました。
住吉神社・細石神社・瑞梅寺神社・・・
過疎化した里の神社は竹が犇めき被さるように暗く凄さを感じました。
ビニール袋に入った鏡餅の下にお賽銭を置いて戻りました。
七草も過ぎ、そろそろお正月気分も薄れる頃でしょうか。
鶫飛び木の葉のやうにさびしきか 細見 綾子
黒つぐみ桃の枝よりとび翔ちし 皆川盤水
さて、明後日1月10日(土)午後9時選句の締切です。(樹炎)
27.1.7 夜 (3354)
★いぶきネット仲間の徒歩さんが、「京都句会」の様子を 写真を添えて
知らせて下さいました。 徒歩さんも、「落書」へ話題をいただくようにお
願いしましたので、毎月 京都句会等のニュースが届くと思います。
徒歩さ~ん 宜しくお願いします。
今晩は
6日(火)は京都句会の初句会でした。
午後からの句会に先立ち雨の中平等院の吟行です。
修復の成った鳳凰堂は、酸化鉄の粉末と黄土を混ぜた丹土色という渋い
朱色です。
皆さん思い思いの句を作りましたが、雨の予報は前から分かっていました
ので季語の斡旋で慌てるようなことはなかったようです。
鳳凰の滴も金に寒の雨 秋麦
底冷の柱に薄る菩薩像 徒歩
枝先の雨粒光る寒の入 忽布
お迎へに上下あるらし耳寒し 万里子
寒の雨平等院の赤立てり 佳子
神殿へ渡る朱の橋寒の雨 ゆうこ
円窓にみ仏浮かべ冬の雨 哲半
冬灯乳ふつくらと如来像 英武
昼食会場では連衆から伊吹嶺賞のお祝い句を頂き大感激でした。
何かに悩んだときなどこの句を読んで自身を元気付けたいです。
句会では河原地副主宰が秋麦さんの、<伊吹嶺の真白となりて年暮るる>を取り上げ、このよ
うな受け狙いではない無欲で頭を空っぽにして出来るような句を作ってみたいと、今年の抱負を
語られました。 どうでしょうか?(松井徒歩)
★樹炎さんからも 写真を添えてメールが届きました。 樹炎さんには、今年もいぶきネット句会
の幹事さんをお願いしています。
何時もタイミングよく(話題が無いかなぁ~~と悩んでいると) 写真やメールが届きます。
樹炎さ~ん 今年も お世話になります。(孝子)
午前6時半 月光の道に霜が一面・・・
久しぶりの散策で、(どんと焼)に出合いました。
ダム湖上流の過疎の村、高齢化で竹の高さは有りませんが、流石に山峡だけあ
って竹の弾ける音が山を背に谺して響き、火の粉の乱舞にみとれました。
清々しい気分になりました。邪気払いのようで、つい、合掌していました。
名残のように毎年(どんと焼)を続ける老人に御礼を言って下りました。
(樹炎)
27.1.7(3353)
鈴木英子さんから お便りが届きました。 英子さんは、以前にも「落書」へ話題を提供していただいていましたが、今年は 今まで以上に!・・・とお願いを しました。 英子さ~~ん 宜しくお願いします。
如庵の初釜
いぶきネットの皆様、明けましておめでとうございます。知立句会の鈴木英子です。
1月3日に私は、息子を誘って犬山の如庵の初釜へ行ってきました。表千家の愛知支部では毎年1月元旦から6日まで、国宝の如庵で新年の初釜を催しています。私はかつて師匠が当番の時、手伝いに行きました。最近はご無沙汰しており、久しぶりに客として参加しました。
ここ如庵は織田信長の実弟の有楽斉(戦国大名であったが、時代の波に翻弄されて、
結局茶人として生きた)が京都に建てた茶室をこれまた、明治以後、変遷を経て、こ
の犬山の地に移築され国宝として、大切に保存されています。
さて、この歴史的に由緒ある如庵のほとりに、伊吹嶺の主宰栗田先生とその師の綾子
先生の句碑が立っているのです。とても誇らしいことだと思います。 当日、まず句碑
を訪れると、元日、2日と降った雪が句碑の上に綿帽子のように残っていました。そし
て、どなたかが、碑の横に若松を立てておいてくださり、新年の思いが伝わりました。
私は息子に説明をしました。 そして、ホテルでお雑煮とおせち、如庵に隣接している
重要文化財の書院で薄茶をいただき、帰路につきました。(英子)
6日は、正月気分の少し抜けて来た頃で、新年の季語として<六日・馬日・六日年>があ
ります。昨日は、雨を見ていると落ち着きました。
美術館も雨で人が少なく落ち着いて鑑賞出来るのではと、1月2日から始まったジャポニズ
ム展に出掛けました。 「ボストン美術館 華麗なる ジャポニズム展 ・印象派を魅了した日
本の美」が 名古屋ボストン美術館で開催されています。 19世紀の後半から20世紀の初
頭にフランスを中心に興った<ジャポニズム>がテーマでした。浮世絵とゴッホや モネ・ム
ンクの絵がそれぞれ並べて掛けてあり、構図や色彩の類似点がよく分かりました。浮世絵
や日本の工芸が印象派を始めとして西洋の画家に大きな影響を与えている事が実感出来、
浮世絵の素晴らしさを再認識出来る美術展でした。
広重の緞帳上り初講座 大屋加葉
ゴヤ展の杜を見下ろす冬鴉 角田独峰
雪を来て雪より白き乳房の絵 山﨑靖子
写真上は、展覧会の入り口の顔出し撮影用の<ラ・ジャポネーズ>。 下の写真はこの展覧会用に縫われた着物です。(孝子)
27.1.5(3352)
今日はもう5日で仕事始めの日ですね。サラリーマン時代は今日から満員の電車に乗って出勤したことが思い出されます。今はどこまでが正月でどこからが普通の日か分からなくなりました。
しかしネット部の皆さんの仕事始めおかげで今年の伊吹嶺HPも新しく更新して頂きました。まずトップページの縦書き俳句と「伊吹嶺」1月号の主宰俳句は綾乃さんに更新して頂きました。他に「伊吹山房雑記」、「いぶきネットの四季」「環境と俳句」「ネット仲間の俳句散歩」「ネット同人の俳句」「会員俳句」「いぶきネットたより」など多くのページをネット部の皆さんに更新して頂きました。
今年もこうして皆さんのご協力を得てこのHPを充実したものにしていきたいと思います。
また上の「メッセージお待ちしております」からお便りや季節の写真をお送り下さい。
右の写真は「いぶきネットの四季」に掲載した「なずな粥」のつもりです。2日間早い「七日粥」をお楽しみ下さい。(隆生) (381919)
27.1.4(3351)
3日は大垣方面へ車で出掛けました。 稲荷さんで商売繁盛の祈願です。
その後 湖北からの<初伊吹>と予定を立てていましたが、関ヶ原に近づ
くと 急に雪景色になりました。関ヶ原を抜けてもだんだん雪が激しくなり、
高速道路も渋滞気味で、米原インターでUターンして帰りました。 結局伊
吹山の姿は雪雲に隠れて 観る事が出来ませんでした。 この雲の奥の
雄姿を想像するのも良いかなと・・・・・ そう言いながら帰りましたが・・・・。
天気予報で、雪と分かってはいましたが、<雪>を 甘くみていました。
★俳句月刊誌『俳句四季』の<四季吟詠>の応募締め切りは、1月20日
です。応募はがきをお持ちの方は、お忘れなく! 今月応募分の選者は、
下里美恵子さんです。 そろそろ 俳句をご用意ください。(孝子)
梟のあれから帰らず月の森 浅井慎平
梟とならば夜つぴゐてみたし 茨木和生
梟が鳴くよと辞書を繕へり 下里美恵子
27.1.1(3350)
いぶきネット句会の皆様 投句締切のお知らせ
あけましておめでとうございます。
福岡は、風花の舞う冷たいお正月でした。
平成27年(羊年)新しい年が始まります。今年も宜しくお願いします。
干支の(羊)は群れをなして行動するため、家族の安泰や平和をもたらすとされて
います。伊吹嶺にとっても、新同人をお迎えして、益々の発展を切に望みます。
今年は(戦後70年)遠い昔のノスタルジーでは無く現実ですね。昭和21年博多
に引き揚げ、灰燼の街を歩きながら子供心に涙したものです。
心豊かに四季を愛で俳句の世界にめぐりあえた幸をかみ締めています。
これから、(小寒)・(大寒)と寒さの峠に入ります。体調にご留意ください。
大いなる鯛釣り上げし初の夢 栗田 やすし
初句会風呂敷抱へ講師来る 栗田せつ子
さて、 5日午後9時投句の締切りです。
早めにお送りくださるようにお願いいたします。
尚、暮れには、体調を崩して坪野様にお助けを頂きました。感謝しています。(樹炎)
写真も樹炎さんから送って頂きました。 本物のお正月!を 感じますね。 今年もまた 沢山の話題をいただけると思います。
樹炎さ~~ん 宜しくお願いします。(孝子)
27.1.1(3349)
昨日の夜11時50分頃、年末のご挨拶をしましたが(14年後半保存分に入
りました)、また 気持ちを新たに ご挨拶です。 国枝部長の下、皆さんで
より充実したいぶきネットの為に努力します。本年も宜しくお願いします。
★今朝の7時頃 主宰より皆さんへのメールが届いていました。 初詣に
出かけていたり、国枝部長さん側のフォルダーからのダウンロードに手間取
って・・・・遅くなりました。
以下 栗田主宰よりの メールです。
いぶきネットの皆さん
明けましておめでとうございます
昨年はいぶきネットの皆さんのすばらしい活躍の年でした。今年も国枝部長を中心に俳句を愛する仲間の輪を広げ一層活躍して下さることを期待しています。
栗田やすし
写真は、初詣の氏神様(深川神社)の隣の剣道場の様子です。まさに初稽古ですね。 シャッターのタイミングで、先生の方が新年のご挨拶をされているようですが、その前に少女剣士が深々と辞儀をしていました。 雪が窓から舞い込む中でしたが、空気の引き締まった 素敵な光景に出会いました。(孝子)
27.1.1 (3348)
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新年の生け花
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このHPを読んで頂いている皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
また伊吹嶺会員の皆さん、いぶきネット句会の皆さん、HP句会に投句して頂いている皆さん、それぞれ今年もご支援をよろしくお願いいたします。今日のアクセスカウンタを見たところ、381206となっており、この1年間、1日あたり約150件となっており、多くの方に訪問して頂いております。
「伊吹嶺」は俳誌とこのHPの両輪で運営されており、このHPは多くの方のご協力で順調に進んでいます。今年もスタッフ一同、でますます充実させていきたいと思います。
昨年は「伊吹嶺」が15周年記念以降、HPを大きく変更した後の年として、これまでのHPを継承した年でした。引き続き、、今年は以下のことを続けていきたいと思います。合わせて新しいメニューもスタートさせました。具体的には環境コーナー、有料添削を新設しました。
引き続き「いぶきネットの四季」に沢木先生、細見先生、栗田主宰の俳句をテーマに気楽に書いて頂きましたし、HP句会の入選者のうち、高点句者に俳句大賞で表彰することにし、昨年12月に初めての表彰者が出ました。
また今年は、現時点の希望も含めて以下の企画を実践していきたいと思っています。
1.自然と親しむ吟行会
昨年に引き続き、第4回自然と親しむ吟行会として今のところ確定ではありませんが、岡崎市藤川宿で「紫麦吟行」を5月に予定しています。この紫麦は一度すっかり廃れたところ、地元の皆さんの熱意によって昔のままの紫麦を復活させたところです。環境を考えた自然と親しむ吟行会にふさわしい吟行ではないかと思っています。詳しいことが固まり次第、このHP、「伊吹嶺」誌に掲載する予定です。
今年もインターネット部として環境問題に取り組んでいく姿勢を持ちたいと思っています。
2.トップページのスライドショー
一昨年からHPのトップページに4枚の写真によるスライドショーを始めました。これが好評で昨年は2回目のスライドショーを掲載しました。今年も6,7月頃、新しい写真に切り替えたいと思っています。
3.その他
その他昨年からの企画を継続していきたいと思っているものとして、①HP句会の高点句者に俳句大賞として表彰すること、②「いぶきネットの四季」は引き続き、沢木先生、細見先生、栗田主宰の俳句をテーマに随筆風な俳句鑑賞、思い出など気楽に書いて頂きます。③オフ句会は現時点未定ですが、確定次第皆さんに連絡します。④環境コーナーでは引き続き、「環境と俳句」について皆さんの思いを書いて頂くこと、などを進めていきたいと思います。
今年も新しい試みを継続していきたいと思います。
今年も皆さんのご支援をお願いするとともに、インターネット部スタッフ一同努力したいと思います。
なお今日の写真は樹炎さんから頂いた新年の生け花の写真です。最近の新年のテーマも随分とモダンになりましたね。(隆生)(381246)
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