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伊吹嶺落書  (保存用10年1月~6月分)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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(句会に関することは 「ネット句会のお知らせ」 へ移動してあります)
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22.6.30夜(2165)
 大変遅くなりましたが、6月20日の栗田主宰俳人協会賞受賞記念祝賀会模様を【こちら】にアップしました。もっと早くアップすべきが私の怠け癖で遅くなってしまった。祝賀会の文章を書いているうちに当日の喜びに満ちた宴、それまでの準備段階の苦労などが一気に思い出される。いつものことだが、6月は特に仕事が詰まっており、大変だったが、結果的に伊吹嶺会員の皆さんに喜んでいただけたのは本当にうれしい。私の文章よりいずれ「伊吹嶺」誌にもっとスマートな記事を期待していただきたい。(隆生)

22.6.30 (2164)

 サッカー パラグアイ戦  よくやった~! ですね。 夜中の1時半頃 テレビを見ながら・・・ 心臓がドキドキしている自分が 不思議でした。 今朝は 息子の少年野球を思い出して・・・・W戦と重ねて・・・・日本の選手のお母さん達のことを考えています。    息子が初めてレギュラー背番号を貰った時、守備をしている息子のところへボールが飛んでいった時 等々・・・・・・私にとっては W戦と 息子の少年野球が 同じレベルかな? 
 明日から、 いぶきネット句会 ・HP俳句会 の投句が始まります。 どんな素敵な俳句に出会えるでしょうか?  以下 いぶきネット句会の幹事さんからの お知らせメールです。(孝子)

  いぶきネット句会の皆様             投句・選句締切のお知らせ 

 梅雨空のうっとうしさ、せめて気分だけでも明るくしたいものです。 新聞のローカル版に嬉しい書き込みがありました。 釣具店を商う天上に燕が巣を架け、それが年々増えて今では20箇所・・・ある。 お客の助言で、巣の真下にビニール傘を逆さに釣って、糞の被害と子燕の落下防止に成っている由 その写真が奇妙ですが、でも暖かく嬉しく思いました。巣立ちは毎年7月中旬頃で、去り行く寂しさを語っていました。

    「今来たと顔を並べるつばめかな」  一 茶

   「燕来る軒の深さに棲みなれし」   杉田 久女

     さて、投句期間と締切 7月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
        選句期間と締切 7月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切

     投句・選句とも、締切までに 出来るだけ早めにお送りくださるよう お願いします。 (樹炎)




22.6.29 (2163)
  6月26日に この「落書」に 挨拶の一部を 載せさせていただきました上杉さんから、メールをいただきました。 山崎ひさを先生のお人柄は、俳句からも滲み出ていますね。私も、大ファンです。(孝子)

 先日の祝賀会の熱気と感動が一週間たった今も鮮明です。会員皆さんの祝意が溢れて、本当に良い会でしたこと 発起人としても喜んでおります。
 祝賀会翌日、山崎先生のご希望もあり根尾断層と薄墨桜をご案内しました。珍しいものを見せてもらったと大変喜んでおられました。山崎先生の気さくなお人柄と笑顔の素晴らしさに魅了されっぱなしでした。
                                               22.6.29 上杉 和雄


       ・ワイキキや泳ぐに遠きわが齢      ・歓迎のムームーそしてアロハシャツ
                                         以上2句 山崎ひさを句集「龍土町」より


 6月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。 これで6月の行事は、終りました。 添削コーナーもアップしました。 ご覧下さい。  来月から、新しい会員さんが3名 参加して下さいます。 見本誌を申し込んで、後日 いぶきネットに入会して頂いた方や、新聞への投句で、主宰の選に入られて ご縁の出来た方です。 いぶきネット句会で これからどんなご縁になるのかと・・・・ワクワクしています。  
 
 
  最近、購読申し込みを2件受信しましたが、何れも 文字化けになっています。 メールが無理のようでしたら、葉書で 以下の住所の発行所へ お申し込みを、お願いします。

   〒458-0021 愛知県名古屋市緑区滝ノ水3の1905の2  伊吹嶺発行所

 皆さ~~ん  「伊吹嶺」では、俳句の基本である即物具象を学んでいます。「伊吹嶺」誌をお読みになりませんか?  そして 一緒に学びませんか?(孝子)

    

22.6.26夜(2162)
  栗田主宰の俳人協会賞受賞記念祝賀会が成功裡に終わり、実行委員の一人としてほっとしております。孝子さんのように祝賀会の余韻に浸り、随想『木瓜の花』を読んでいらっしゃる方もいますが、私もこの随想から栗田主宰の人柄がしみじみと伝わってくるのを感じており、何度も読み返しております。
 ところで、最近「伊吹嶺」同人の中根多子さんの句集『母の鍬』が伊吹嶺叢書第34篇として上梓されました。【こちらにその紹介をしております。わずか1000円の頒価です。お互い仲間の句集が上梓されることは喜ばしいことですし、伊吹嶺会員の皆さん、是非句会単位でお買い求め、「風」「伊吹嶺」の精神を受け継いだ中根さんの俳句を味わっていただきたいと思います。多数の方の購入をお願い致します。(隆生)

22.6.26 (2161)

  最近は、「落書」の話題をいただく事が多くなってきて、アップする回数や文字数も多く 私のパソコン打ちに、(古い為か反応が遅くて・・です) 時間がかかるようになりました。 その為 「落書」の5月までを、国枝部長さんが 保存ページへ移動させて下さいました。 このように「落書」は見えないところで、皆さんに支えられて、続いています。 部長さ~ん、「落書」の話題をいただく皆さ~~ん、 有難うございます。
 パソコンの立ち上がるのが遅い時は、近くに好きな句集等を置いて・・・読んで・・・時間を有効に使っています。今は、主宰の随想「木瓜の花」を読んで、祝賀会の余韻に浸っています。
 
 祝賀会で 発起人代表の上杉さんのご挨拶も、心に残っています。 主宰の初句集「伊吹嶺」(昭和56年)の中の沢木欣一先生の序文を 紹介してくださいました。 以下 上杉さんのご挨拶の一部です。上杉さ~ん 祝賀会では お世話になりました。 (孝子)

     ・・・・・沢木先生は、その序文の中で 「やすし俳句の特徴は即物具象ということである。
     その態度方法は 終始一貫しており、一口で言えば 書でいう楷書のような謹直な俳句
     である。やすし俳句は 地味で抑制的であるが、その底には向日的な志向と、やさしく明
     るい情感が溢れている。」と のべられ、最後に「栗田やすし氏の成果は、俳壇で正当な
     評価を得ることと 私は信じている。 こういう真面目で底光りする実力者が 将来日本の
     俳句界を支えてゆくことは 間違いないことである」と結んでおられます。
      その言葉どおり 第四句集「海光」で 俳人協会賞という俳壇の最高の栄誉を得られま
     した。・・・・・

                                           (以上 上杉さんの挨拶のメモより)

22.6.25 (2160)
 サッカー 日本 やりましたぁー! 目覚ましを掛けて 起きる事が出来ました。 おかげで、今朝は 頭が重くてボーッ としていますが・・・・・<日本がベスト4進出>と 錯覚しそうな気分です。 
  京都の哲半さんが、 個人メールとして 話題を下さいましたが、1人で楽しんでいるのは、勿体ない内容ですので、紹介します。 米朝さんの落語を聞いている気分です。(孝子)

 南観音山は7月12日に山立てが始まります。朝6時頃、大工方など携わる人々が集まって、蔵から部材を運び出し組み立てがスタート。釘を一本も打ち付けず、部材の組み合わせと縄で縛ることで組み上げられていきます。昼過ぎにはご神木である2本の松を北観音山とくじ引きで決めます。その際は、良い松を選ぶためにそれぞれの代表が、まずはじゃんけんをしてくじ引きの先攻か後攻を決めます。それから、くじを引いて最終決定です。紋付でじゃんけんをされている姿は微笑ましいといいましょうか・・・

 

 研究熱心な私は? 北観音山がくじに勝った時、南観音山の方に聞きました。「今年は、負けはりましたね~」と聞きますと、「今年の松は、あんまりよーないわ。」と言われます。そして、南観音山が勝った年に、知り合いの北観音山の人に同じ質問をすると、「今年は南観が勝たはったけど、もひとつよーないなぁ~」」と同じ様に言われます。     

 そんな、京都人らしい会話を楽しみながら、私はニヤニヤしております。(哲半)
                              
           
         ・身を細うして吹きつづく祭笛    片山由美子     句集「水精」より


22.6.24 (2159)
 この落書のページが重くなりましたので、5月分までは上記の「<<10年保存分の落書へ」に移しました。5月以前はそちらから入って下さい。しばらく留守にしていましたが、この2,3日またいぶきネット句会に2名入会していただきました。「伊吹嶺」を全国に発信しているおかげで入会していただける方が増えるのはありがたいことです。(隆生)


22.6.23 (2158)
 主宰の祝賀会の実行委員長の下里美恵子さんから 昨夜 メールをいただきました。
 
   祝賀会も盛会裡に執り行うことが出来、 参加してくださった方は勿論、参加できなかった方もふくめ、多くの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。 これも先生のお人柄故と、新聞記事を読み返しながら感動を新たにしています。 
  祝賀会の折先生が下さった冊子「木瓜の花」は、 ほのぼのとして素晴らしいですね。 今までの「伊吹山房雑記」 の中から何篇かを 順不同でまとめられたものですが、 読み進んでいくと先生と同じ時代を歩んできたんだな・・・・としみじみ思いました。 そして同じ時代を共有してこられた幸せを 改めて思います。 先生のご指導のもと俳句に関われたことが何より幸せだったと思います。 「木瓜の花」中の一篇、「鶏を飼う」で私の句をとり上げて下さっていて嬉しくなりました。 平成12年4月号の山房雑記ですが、 当時すごく嬉しかったのにすっかり忘れてしまっていました  (^^;)  そして私が小学生の頃「竹薮で兎を放し飼いにするのが夢だ」と言っていた母の言葉を思い出しました。 「どうして?」と聞く私に 母は「竹薮は根がしっかり張っているから、 兎は勝手に穴を掘り、いつの間にか子が増えるから…」と楽しそうに応えたものでした。  きっと母も先生と同じように生命の愛おしさのようなものを感じていたのかも知れません。
    先生の祝賀会の話から大分逸れてしまいましたが、今日は母の満88歳の誕生日ということで、ちょっと個人的なことを綴ってしまいました。(下里美恵子)
                           
                                                    鶏うさぎ睦む分校冬休      
近子
                         
       因みに 「木瓜の花」の中で、主宰が取り上げておられる下里さん句は、 <梅の花縁の下にて鶏飼へり><いつまでも戻らぬ鶏や日脚伸ぶ> です。 そして、分校の句の近子さんは、下里さんのお母様で、「伊吹嶺」同人の関根近子さんです。  近子さん お誕生日(米寿)おめでとうございます。(孝子)




22.6.22夜 (2157)
 毎月第3火曜日に中日俳句教室が行われ、栗田先生の講話があります。遅れましたが、15日の講義録を【こちら】に掲載してあります。またトップページの「中日俳句教室講義録」をクリックしても入ることが出来ます。先月が都合により休会でしたので、久しぶりの講義録かと思います。私も昔誓子の『花蜜柑』という随想を買ったことがありますが、狭い我が家のことですから、段ボールのどこかに仕舞ってあると思います。探し出してもう一度読んでみたいと思っています。(隆生)

22.6.22 (2156)

 18日の哲半さんのお便りの続きです。  哲半さんは、ホームページをお持ちで、トップページ左中程のLINK集→喜の屋(京風お好み焼)で、載っています。 哲半さ~ん 続けて 祇園祭りの話題をくださ~~い。(孝子)  

 ・・・名の知られた鉾は必然的に人気もあり、高齢者も辞められない方が多いので 入会の機会はとても少ないです。笛の資格はありませんが、毎月1回おこなわれているお囃子の練習への参加状況や、年長者との普段からの交流から、 「あいつ、そろそろ笛に上げたったらええのんとちゃうか?」という 自然な雰囲気の流れで、ある時から昇格します。 (鉾によって昇格などはいろいろ違いがあります)  因みに南観では、 鉦方10年→笛方10年→太鼓というのがおよその目安です。笛の種類は能管です。 祇園祭用ということはありません。 材質は花梨です。 和楽器店のお話では、もともと生産量が少ない上に、材料となる木を中国が買い占めていくので、日本にはなかなか無いのだそうです。 煤竹製というのもあるそうですが、比較的よく見つけられるのは樹脂製のもののようです。(哲半)

         
・綱方の汗の万力鉾廻し         ・瑞山を引く雄力の辻廻し

         ・闇ながら赤光を得て鉾頭          
以上3句 田島和生集より 昭和54年の作
   

22.6.21 (2156)
  今朝の中日新聞に、主宰の記事が載っていました。 主宰の笑顔がカラー写真で・・・!  見出しは、俳壇最高の「俳人協会賞」受賞 栗田さんの栄誉を祝う  でした。 以下 記事の一部を紹介します。

     ・・・・・栗田さんは「今回の受賞は全く予想しておらず、運が良かった。半分は妻にもらった
     ようなもの」と、謙虚な姿勢。壇上で栗田さんから記念の花束を手渡された 妻せつ子さんも
     「俳句を作る機会をいただいた皆さんのおかげ」と、夫の栄誉を控えめに喜んだ。


 私も、昨日の祝賀会に参加させていただきました。 国枝部長さんも書いておられますが、 来賓の皆さんの心の籠ったスピーチが、印象深く 今も思い出されます。 会場では、 いぶきネットへ 問い合わせや、購読・見本誌等の申し込みを頂いた方々も参加されていて 声を掛けていただきました。 多くの方とのご縁や、 主宰の下で学ぶ事の出来た(これからも・・・です。)幸せを実感した1日でした。 実行委員の皆様 有り難うございました。(孝子)



22.6.20 (2155)
  今日、待ちに待った栗田主宰の俳人協会賞受賞記念祝賀会が名古屋観光ホテルで行われました。参加者180名で盛大な祝賀会でした。またご来賓の皆様もそれぞれ持ち味を出した心こもったスピーチで感激しました。私自身は実行委員メンバーの1名としてカメラを持って飛び回っていました。これだけ多くの方から喜んで貰えたのは実行委員としてもほっとしていますし、なんと言っても栗田主宰のお人柄が和やかな祝賀会になり、元をただせば栗田主宰のお人柄も相まって俳人協会賞を受賞なさったのだと思います。
 なお詳しい祝賀会模様はもうしばらくお待ち下さい。(隆生)




22.6.18 (2154)
  6月12日の話題の続きです。  哲半さんに息子さんの笛の事をお聞きしましたら、丁寧にメールを下さいました。写真も添えられています。 このお便りを読んでいると、以前に聞いた事がある、「コンコンチキチ」が聞こえてきそうです。  (孝子)
 
 息子がいる鉾は南観音山(みなみかんのんやま)といいますが、正確には鉾ではなく、山鉾の山となります。現在、32基ある山鉾ですが、巡行当日は殿と決まっており、“巡行を一番長く楽しめる山”といえるかもしれません。
 笛の練習は、町会所と呼ばれている所で行われています。南観(通称:みなかん)の場合は、おたべ(つぶあん入りの生八橋)さんの二階です。(新町通錦小路上ル)
 笛の練習への参加は、各山鉾によっていろいろと違いがあるようですが、小3~から始めます。昔、室町や新町界隈の呉服関係が潤っていた頃は、町内のみで構成されていたようですが、景気などの影響によりもう少しエリアを広めて囃し方の人材確保が行われています。 基本的には、鉾町の人などの知り合いを通じて紹介され入会します。息子の場合もそうで、本来、鉾町の人間ではありませんが、鉾町の人に間に入ってもらって入会しました。(哲半)  (続く)

山鉾巡行の笛

同・金擦り



22.6.17 (2153)
旅遊さんから、いつもの お庭の話題をいただきました。 旅遊さん 有難うございました。(孝子)
 
向日葵は一茎一花としたものですが、多花性の向日葵の種子が売りに出されたのは、二十年も前のことです。その種子から苗を育て、一茎から十本以上の花が咲きました。 向日葵が種子を付けるころ、 庭に見慣れぬ鳥がやって来るようになり、 図鑑で調べて、河原鶸であることが分りました。 多いときには 10羽以上もやって来て、朝から夕方まで一日中種子を啄んでいます。 種子が無くなるまで毎日やって来ました。 次の年、こぼれ種子から向日葵が咲き、また河原鶸がやって来ました。 それ以来、夏には 向日葵が庭の主役になりました。 河原鶸の来るのは 向日葵の種子が出来た頃のはずなのですが、ところが、今年はもう四・五羽も来て、矢車草の種子を啄んでいます。 平年より一月以上も早い河原鶸の訪れです。 何時になく早いのは、今年の天候不順で、あちこち花の種子の出来が悪かったせいかもしれません。 我が家の庭では、種子はいろいろな花が付けますので、それを目当てに河原鶸が来るのでしょう。 本命の向日葵はまだ5センチほどの大きさで、花を付けるのはまだ先のことです。(旅遊)

  以下のアドレスから、河原鶸の写真と 鳴き声を! 
      http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta.html


22.6.16夜(2152)
 たった今、いぶきネット句会の合評会が終わったところです。最近新たな入会者が多くなり、しかもその新しい方の発言が多く活発化しております。15日、16日の合評会があっという間に終わりました。意見交換の内容も建設的なものばかりで今後がさらに期待できます。この落書を読んでいる「伊吹嶺」会員以外の方、是非この楽しいチャットが出来る「伊吹嶺」会員になり、いぶきネット句会に入会しませんか。ご希望の方は上の手紙マークをクリックして入会してください。お待ちしております。(隆生)


22.6.16 (2151)

 祝賀会の実行委員長 下里さんから メールをいただきました。 来賓の山崎ひさを先生、宮田正和先生、田島和生先生や、多くの方々にお会い出来るのが 楽しみです。 委員の皆様 宜しくお願いします。(孝子)
 
 主宰の俳人協会賞受賞記念の祝賀会も 迫って参りました。今日(14日)実行委員全員で袋詰めを行いました。みんなの気持ちが一つとなって、順調に作業が進みました。その後 最終打ち合わせを行い、あとは当日を待つのみ…、といった状態です。 参加される方も当初の人数とそれ程変わることなく 安堵しています。これからの数日間、くれぐれも健康に留意なさって 当日に備えてくださいますようお願いいたします。   今回会員の方が多く参加してくださることが 何より嬉しいです。 先生を囲んで楽しい会となりますよう 皆さまどうぞよろしくお願いいたします。(下里美恵子


       ・出迎へに日傘の母の来てをりぬ     ・ラムネ飲む本籍今も六本木

       ・百足の死百の足より力抜け        ・梅雨の海暗しわが骨撒かむには

       ・眠るべくひとりハンモックを揺らす    以上5句  山崎ひさを句集「龍土町」より


22.6.15 (2150)
 サッカー  日本 やりましたね! これで、日本が少しは元気になれるかもしれませんね。
関東支部の一灯さん(支部長)から、メールをいただきました。兜太さんの講演も、主宰の俳句談義も 聞きたかったですねぇ~~。(孝子)

 過日 国際交流俳句協会(有馬朗人会長)の総会に出席しました。関東支部から九人が出席、金子兜太氏の講演「いきものの感覚」を楽しみ、会の後 世界貿易センタービル三十九階のラウンジで 主宰のユーモア溢れる俳句談義に花が咲きました。
 俳句結社「伊吹嶺」を立ち上げた十数年前 既に俳句の国際化とインターネットという新しい媒体に着眼された主宰の先見性に、改めて感服しています。(一灯)

   


22.6.13 (2149)
 いぶきネット句会の幹事さんから、  チャットによる合評会のお知らせを 配信していただきました。 今月も既に 24名の方の互選と、主宰の選の 計25名の選句結果が 配信されています。未だ名前は載っていませんが・・・・主宰の特選は 何方でしょうか??? (孝子)

  「山笠があるけん博多たい」!

 又 のぼせもん(頭に血が昇る)の博多祇園山笠が近づいてきました。 法被に締込み姿の男衆が、街中を歩きはじめ 肩で風切る気迫が伝わります。本番は(7月1日から15日の追い山迄)ですが、 すでに準備に入っていて、海外の観光客は驚き、 「OH!エキサイティング」 女性の甲高い声が聞こえます。皆様お出かけ下さいませんか。

       「せめぎあう博多山笠男の祭」   細田安治

       「流山笠法被若衆の肩光る 」   高瀬哲朗

      さて、合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日
       後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
       伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

            
 なお、6月句会の投句についてご意見・ご質問があれば、限られたチャット
              時間を有効に使うために、事前にMLに書き込んでお送りください。(樹炎)


22.6.12 (2148)
 哲半さんから夕べ、 11日の話題の訂正がありました。 千年以上前と同じ鉦の音を聞いていると思うだけでも、素敵です。 祇園祭が、そのままの姿で伝えられると良いですね。
 以前 16日の宵山に出かけた事があります。 祇園界隈の老舗の料亭数軒で、大寄せの茶会が催されますが、中でも一力茶屋では、舞妓さんが お抹茶を運んで下さいます。 7 8人が並んでお薄を運ばれる光景は見事ですが・・・・・・ただ、お茶券を手に入れるのが大変と、聞いた事があります。 でも、 お勧めです!(孝子)

 今帰ってきた息子が言うには・・・
 鉦擦りの先端に関して、合成樹脂化しようと何年か前に取り組んだものの、やはりすぐ割れるなどの欠点が解消しきれないため、現在も鹿の角(根元部分)を使っているとのことです。 柄の部分も鯨のヒゲで作っているようです。 ただ捕鯨自体が問題視されている昨今、先々に亘っての材料調達の可否は定かではありませんので、代替となる素材を探しているそうです。(哲半)

            ・大車輪ぎくりととまり鉾とまる      山口波津女

            ・鉾の灯の見ゆるあたりや烏丸     中川四明


22.6.11 (2147)
 
いぶきネット会員の哲半さんから 祇園祭の話題をいただきました。今年の1月1日に購読申し込みのメールをいただき、それからのご縁です。 先日のメールの中に、「・・・息子は、祇園祭の笛の練習がはじまり、出かけました・・」とありましたので、早速 祭りの事をお聞きしてみました。(孝子)
 
 京都では、祇園祭のお稚児さんも発表され、暑さと共に夏を迎える実感が増してきます。
 
 因んだ話題を少し・・・「コンコンチキチン」と鳴り響くお囃子に使われている鉦摺りですが、握りの部分は『鯨の髭』が使われていました。お察しのように、近年は材料不足により、現代の素材に変わりつつあります。ベテランの囃子方曰く、微妙に撓り具合が違って音色にも影響するそうです。また、先端部分は鹿の角であったものが、やはり合成樹脂化しております。(哲半)
 
             ・地におろす綱も息づき鉾憩ふ     皆吉爽雨

             ・祇園囃子ゆるやかにまた初めより   辻田克己
   


22.6.09 (2146)
 いぶきネット句会の戸田さんが、古書の話題をくださいました。 以前は、古書店巡りをされていましたが、インターネットのほうが、俳句に関する古書は多いとお聞きしました。有難うございました。(孝子) 
 

 最近、中古本市場でインターネット購入が増加しています。地方の中古書店の中には店売りよりネットの売り上げが多いところもあるようです。私も俳句を始めて中古本をよく買うようになりました。そんなことで中古本の購入について投稿します。
 利用先は全国古書籍商組合連合会の「日本の古本屋」
http://www.kosho.or.jp/servlet/topここにある古書検索という欄に書名、出版社名、著者などを、記入して「GO」をクリックすれば検索できます。
 例えば、朝日文庫の「現代俳の世界」シリーズの 石田波郷集が欲しければ、朝日文庫石田波郷を入れて、クリックすれば4点ぐらい、掲載されます。書店名、金額のほか本の状態が掲載されます。値段を優先するか、状態を優先するか決めて、その本をクリックすれば、詳細のページに移り、さらに「かごにいれる」をクリックすれば、日本の古本屋からメールで受注が知らされ、中古書店からもしらせのメールが入ります。発注の前には会員登録が必要です。決済は各種ありますが、ゆうちょ銀行の口座を利用して振り込むと、送金は無料です。代引きは損です。これまで50冊ぐらい買いましたが、購入上のトラブルはありませんでした。本の状態で美本と書いてある本は未読のものもありました。お勧めは地方の書店の方が、値打ちのものが多いです。 ブックオフには
http://www.ebookoff.co.jp/index.jspと、http://www.bookoffonline.co.jp/top/CSfTop.jsp?cid=boctopghがあります。いづれにしても、送料のことを考えて購入することをお勧めします。半額であったが 送料と代引きで、新本を買ったとほぼ同じ値段だったという失敗もありますよ。(戸田)

          ・梅雨兆す書棚に空の貯金箱

          ・梅雨寒や古書肆に増えし漫画本
                            以上2句 栗田やすし句集「遠方」より


22.6.08 (2145)
  夕べ テレビのBSで、「ココ・シャネル」の映画を観ました。 老いたシャネル役のシャーリー・ マックレーンが、強さと弱さをあわせ持ったシャネル性格を 殆ど顔の表情だけで演じていて素敵でした。 30年ほど前に シャネルと名の付く書物を読み漁った事がありますが・・・・・・・   映画は 洋服の色や形が次々に目に飛び込んで来て、2時間半があっという間でした。   ジャージー(メリヤス)を 女性の服に初めて使用して、 コルセットで締め付けられていた女性の服装を 開放させてくれた  (私は、この時代には生まれていませんが・・・) のは、シャネルです。 男性の為の服から 女性自身の為の服に変えた先駆者です。    シャネルに感謝!
 「伊吹嶺」では、毎号<パリ便り>と題して 小林砂斗美さんが パリから原稿を寄せて下さいます。今のパリの空気を運んでいただいていて、楽しみな1ページです。  以前お会いした時に、 「観光のガイドブックには載っていないような 美術館の事が知りたいです。」と お願いしましたが、 今度は、ファッションに関するパリの風景も書いていただけると 良いのですが・・・・ (孝子)

          ・セーヌ川花火爆づとき瞬けり(パリー祭)

          ・涼しさや石の寺院の懺悔台(ノートルダム寺院)

          ・犬の糞多き丘なり夏の雲(モンマルトルの丘)   
                             以上3句 栗田やすし句集「遠方」より



22.6.05 午後 (2144)
 今日の「俳句王国」に、旅遊さんの俳句が出ていましたね。 旅遊さんおめでとうございます。
 
  本日の俳句王国の放送で、     <逃げきつて逃水失せぬ壇ノ浦>   が 鍵和田秞子さんの特選ということになりました。 鍵和田さんに採ってもらったのは初めてです。 「壇ノ浦」は 平家滅亡の地ですが、あの土地へ行ってからというもの、 平家の滅びたことが なんとか句に詠めないものかと 永年考えていたものです。 それが逃水を季語にして詠むことが出来ました。 選者の鍵和田秞子さんにも、そのことは 確実に読み取っての句評をいただきました。 入選はこれで16回目、特選はそのうちで4回目です。(旅遊)
                       



22.6.05 (2143)
 角川の「俳句」6月号を読まれましたか? 今瀬剛一さん・西山雅子さん・岸本尚毅さんによる 「合評鼎談」に、我等が主宰の作品についての合評が載っています。 以下 今瀬さんの評の一部分です。
  主宰の作品より 今瀬さんは <奥入瀬の滝凍らせて山眠る>  <十和田湖の底の石透く深雪晴>を、先ず選ばれ・・・・・

     この方は 細見綾子さんと 沢木欣一さんの両方につかれました。 綾子さん
    からは 「頑張らなくてもいい」と 言われたそうですが、本当に頑張っていない。
    これは褒めているんですよ(笑)。力を抜いたようなところにとてもいい句が多い。
    ・・・・・・・・この人は 面白いことを言う人で 「俳句は日本の言葉でしか表せな
    い最たるものだ」と言っている・・・・


 いぶきネット句会の幹事さんから お知らせを 配信していただきました。 幹事の樹炎さんは 沢山の趣味をお持ちで、ご自身のホームページに写真を載せておられます。 トップページ →左中程の LINK集 → 樹炎のHPでご覧いただけます。(孝子)
    
 
早いものでもう六月、そして間もなく梅雨入りです。外出が面倒になり気持ちも湿りがちな季節ですね。
「きれいな色合がお似合いですよ」・・・傘屋の誘いに、つい一本。   「傘一つで人の気持ちは変り、気に入った物を持てば心にゆとりが生まれますよ」と・・・その気に成って・・・・さらに昔は「傘の扱い方で人柄が解ってしまいますのでね」と老店主・・・ふと 江戸しぐさの「傘かしげ」を思いだしました。 紫陽花の道を歩きます。
   
         「走り梅雨ゆつくり歩いてみたくなる」   伊藤多恵子

         「さりげなく紫陽花の径ゆづり合ふ」 村田近子 

  さて、 いぶきネット句会の皆様 、 6月5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 



22.6.03 (2142)
 鳩山内閣が退陣しました。 数日前の日本経済新聞の文章を思い出しています。 5月15日に触れました<団塊の世代>とは違って 少し切ない内容です。 
  25年前に斉藤由貴さんが歌ってヒットした曲の一節です。 上京で離れても 電話するよと言って旅立つ少年に、「守れそうにない約束はしないほうがいい」と、少女が凛とたしなめる・・・・・・その作詞は、団塊の世代に属する松本隆さんです。 松本さんは、他にも、都会の華やぎに恋人を忘れる「木綿のハンカチーフ」や、彼女の手を握ろうとしない「赤いスイートピー」を作詞しておられます。  繊細だが内気で やや頼りなく、誠実さが逆に不安を招く・・・・ここに描かれている男性像は、泰平ムードの中で思春期を過ごした 団塊世代の男性そのものである・・・・・と。 貧しいカップルが いたわり合う「神田川」の作詞は、喜多条忠さん。 受け身の青年像を書かれた作家の村上春樹さん。この2人も同世代だそうです。  そして そして、鳩山さんも団塊世代。 この文章は 「守れそうもない約束はしない方がいいです」と、そう助言する人はいなかったのか。 夢とやさしさだけで 権力は扱えない。・・・・・・・ と結ばれていました。   この年代の皆さんは、 一括りにされて 迷惑な時が あるかもかもしれませんが、今 いろいろな意味で 一番注目されている年代と思います。  因みに 私は一番注目されない年代のような気がします。もうすぐ誕生日です。(孝子)

          ・八月や六月生まれも戦中派        河野薫



22.6.01 (2141)
 6月が始まります。いぶきネット句会も 今月から新しい仲間と共に皆さんで スタートします。

 編集長の下里美恵子さんから、メールをいただきました。 待っていましたぁ~! 季語についての格調高い文章です。 下里さん有難うございました。 (孝子)

  HPいつも楽しく読ませていただいてます。今日は季語についてお便りします。  季語が効いているかどうか…、大切なことですよね。 過日先生との会話の中で季語について考えさせられることがありました。    話の流れは忘れましたが、私が沢木先生の句に  <原稿料で靴二足>  と いう句がありますよね と申しましたら、先生は「靴が二足しか買えなかった」 と受けとるか、あるいは「二足も買えた」と受けとるか、どう思う ? とおっしゃいました。靴の値段も様々で、  私は漠然と 原稿料の少なさを思い、一市井人としての沢木先生の飾らない人柄を思っていたのですが、  考えてみれば「二足も買えたんだよ」という喜び、それも飾らない人柄という点では同じなのですが、  気持ちの上で微妙に違いますよね。その時季語が何だったか失念していたのですが、何気ない先生の 一言が心に残りました。今日「風」誌で       <むくげ咲き原稿料で靴二足>    の句をみつけました。  木槿の白い花が咲き、涼しさに誘われて靴を買いに出かけたと考えると、靴を二足買えたという喜びが伝わってきました。 ささやかなことにも喜びを見出されるお人柄が新涼の季節感の中で感じられました。季語の大切さを改めて思いました。
 


22.5.30 (2140)
 もうすぐ6月ですね。 いぶきネット句会の幹事さんが 6月の句会のお知らせを配信してくださいました。 毎朝自宅裏の池の周りをウオーキングされているようですね。 季語に囲まれた生活で・・・・・・・・羨ましいです。(孝子)

いぶきネット句会会員の皆様  投句・選句・締切のお知らせ                              


 雨上りの渓流を歩いてみました。 草木の滴りに朝日が煌いています。
足元に小さな沢蟹が鋏を上げて威嚇しています。 
水音に混じって河鹿笛、 一尺の大ミミズが道の真中に陣取って 思わ後退り・・・ 
えごの花が一面に散っています。 青芒がこぞり立ってきました。
時鳥が滴りを揺さぶるように啼いています。
皆さんの辺りは如何でしょうか。 寒い日が続きます お体ご自愛下さい。(樹炎)         

       「初河鹿遠きはまぎる瀬の音と」 藤田 湘子

       「隆々と阿蘇は霧ぬぐほととぎす」 林 翔 
   
      投句期間と締切 6月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
      選句期間と締切 6月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切




22.5.28(2139)
 5月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。 これで 今月の行事は すべて終りました。 6月から新しく 仲間が加わって下さいます。 パソコンでの入会の作業がスムースに終りましたので、今 歓迎メールが飛び交っています。 素敵なご縁になりそうで・・・・わくわくしています。 6月1日からは、投句が始まりますので、会員の皆様 素敵な俳句をご用意下さい! HP俳句会の投句も始まりま~~す。

          ・六月を奇麗な風の吹くことよ     正岡子規
          

 いぶきネットを支えていただいています 内田陽子さんからメールをいただきました。 お宅が新しくなるのは良いですね。 陽子さ~~ん お疲れになりませんように。(孝子)

 3月末から家の改修工事に入りました。厚い壁土、タイルとセメントで何度も重ね塗りしたお風呂、土間の竈跡・・・解体の作業中の埃と瓦礫は想像を絶する量でした。それと同時に、昔の職人さんの仕事の確かさを身にしみて感じました。
 5月に入り外壁の工事に入り、素人ながら主人が壁板塗りをしています。黄金週間で帰郷していた息子は床板張りに挑戦、私はもっぱら木屑拾いと掃除係りで、家族で少しづつ家作りに参加しています。
 古い柱、梁を何とか生かし、継ぎ接ぎの家になってもいいのかな? なんて思うこの頃です。作業中の主人が見つけた、その存在さえ忘れていた堀コタツも日の目を見られそうです。
 完成も待たれますが、やはり家族参加の家作りの日々は忘れられない思い出となることでしょう。(陽子)


22.5.26夜(2138)
 来る6月20日に栗田主宰の俳人協会賞受賞祝賀会が行われることは既に皆さんご存じのことと思います。現在下里さんを中心に実行委員会で少しずつ祝賀会の準備を進めています。今回の祝賀会は日頃栗田主宰となかなかお話しできない伊吹嶺会員さんを中心にともにお祝いを分かち合えるものとして考えています。
 現時点でお知らせしたいことは、①祝賀会の出席者人数は約180名で特に会員さんの出席が多いことが心強く思います。②来賓の先生は今のところ、「青山」主宰の山崎ひさを先生、「山繭」主宰の宮田正和先生、「雉」主宰の田島和生先生始め7名です。③今回の祝賀会では、2月東京で行われた俳人協会賞授賞式に出席できなかった会員さんのために当日の祝賀会模様の写真を若干展示します。
 以上ですが、このHPを読まれた方はインターネット環境にない同人、会員さんにも準備が順調に進んでいることをお伝え下さい。
 当日栗田主宰を中心に楽しい祝賀会となることを心待ちしています。(隆生)

22.5.26(2137)

 25日にお知らせしましたが・・・・・  HP俳句会で高点句を詠まれました典子さんから、返信メールをいただきました。 「落書」をアップして、1時間ほど後でした。 確実にお一人は「落書」を読んでいただいていたわけで、 少々安心しています。 HP俳句会には、入選結果をアップしていただくと同時(?)に、旅遊さんが 講評を寄せて下さいます。今月も 載っていますので、未だの方は ご覧下さい。  トップページの左上 HP俳句会 →選句結果→講評(下方へスクロール)  です。  旅遊さんの講評は、鋭い内容の時もありますが、直接お会いすると、穏やかで 優しく、何でも誠実に答えて下さいます。 今日も種まきのアドバイスをいただきました。  私の夜顔の種(夕顔ではなく)は、 釘箱ではなく 封筒に入れて、鴨居にピンで止めてありました。(孝子)

          ・釘箱より夕がほの種出してくる     飴山実

  夜顔の種まきはそれほど遅いというものでもありません。 気温の上昇する時期ですので、種まきの多少の遅れはすぐに取り戻せます。 開花時期が少し遅れるのは致し方のないことですが、そんなに遅れることはありません。 少し傷を付けて蒔くのですが、あまり大きな傷はいけません。 ほんの少しペンチで芽の出ない方をつぶしてやるのです。 芽の出ない方というのは、種子を見ればわかります。 丸く輪のあるようなところが芽の出るところです。 傷を付けたら柔らかい土に種子を置くのですが、 種子の二倍ほどの土をかぶせてください。 今なら、三・四日で発芽します。発芽すると、種子の殻をかぶった状態で地表に出てきますが、これは無理に取らないでください。 自然に取れます。 ここらの管理を失敗しますと駄目になりますので注意をしてください。 本葉が三・四枚になったところで、定植します。 かなり蔓は伸びますのでそのつもりで。(旅遊)                             




22.5.25(2136)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 高点は、赤磐市の典子さんでした。 賞品の伊吹嶺誌を送らせていただきますので、、私が送信しましたメールで、住所・氏名をお知らせ(返信)下さい。
 いぶきネット句会の添削例もアップしましたので ご覧下さい。 添削をさせていただく事は何年経っても緊張しますが、皆さんと、沢山の事を学ばせていただいています。 感謝 感謝 です。
 楽しみにしていました 鍛錬会の模様を 国枝部長さんがアップしてくださいました。 長谷寺から眺めた海の色や、江ノ島へ寄せる波の音が 又 甦って来ました。(孝子) 

          ・起ち上る風の百合あり草の中     松本たかし

          ・大仏の御掌緑雨を受け給ふ      新田祐久

          ・若楓墓に刻める虚子とのみ       石塚まさを

 旅遊さんから、お庭の話題をいただきました。旅遊さんから 去年いただきました <夜顔の種> を蒔くのを忘れています。 どこへ仕舞ったのかしら????

 五月の半月分くらいの雨が一日で降ってしまったような感じの雨でした。背の高い庭の草花が倒れて、今朝はそれを元へ戻す作業をしなければなりません。 ただ、植物には雨は必要なもので、この程度の作業はいたしかたのないことです。  春の花は咲き残ったものが咲いているという状態です。次は、この花の種子を採取することになります。なでしこやガザニアは種子を採って、乾燥剤を入れた箱の中で保管をします。勿忘草は、わざわざ種子は採らないでも、こぼれた種子が発芽しますので、これは放置しておいてもよいのです。 一方では、夏用の苗が順調に育っています。  あとしばらくで、庭へ植えることになります。その他に、中国の雲南省産の朝顔の苗を貰いましたので、咲かせてみたいと思うのですが、名古屋の暑さに耐えられるかどうかが心配です。(旅遊)



22.5.24(2135)  「伊吹嶺」俳句鍛錬会模様アップ
 5月18日-19日に行われた「伊吹嶺」俳句鍛錬会模様をようやく立ち上げることが出来ました。アップ作業の中で関東支部の方にまとめていただいた吟行句を読んでいるうちに、当日の雰囲気思い出しました。
 毎年のことですが、鍛錬会の幹事を行うことは大変なことだと思います。関東支部の皆さんには感謝、感謝です。ただ写真が今一で反省している次第です。鍛錬会模様はトップページの写真をクリック、または【こちら】から入って下さい。(隆生)
22.5.23(2134)
 鍛錬会の後、範子さんも、鎌倉文学館に行かれたようですね。 晴れている日の薔薇も良いですが、 雨の薔薇園も素敵と思います。 俳人には、雨の日も<良い天気>かも知れません。 私は、愛知の同人句会は参加できませんでしたので、不在投句で、虚子の帽子の句を投句しました。虚子の写真で見たことのある あの中折れ帽を見て、感動しました。 範子さんは、<薔薇の雨>で 星野立子の遺品を詠まれ、好評だったようです。 
高浜虚子の特別展は、7月4日までですが、<薔薇まつり>は、5月30日で終ります。(薔薇まつりの期間中は、毎日 先着200名に 薔薇の刺繍のあるコースターが1枚いただけます。)(孝子)

 鎌倉・江ノ島鍛錬会終了後、東京に住む娘の家で一泊して、20日、藤沢の友人と鎌倉文学館(旧前田侯爵別邸)を訪れました。由比ガ浜を望み三方を山に囲まれて、薔薇園でも有名なのですが、「特別展 高浜虚子 俳句の日々」展を開催中だったからです。
 虚子の遺品のひとつにフェルトの帽子がありました。帽子は多少セピアがかっていたものの、とても綺麗で、思わず声をあげました。
 海を臨む広い庭園には221種類の雨に濡れた薔薇が、瑞々しく華やかな美しさを放っていました。「エンプレスミチコ」「プリンセスアイコ」「ダイアナ」その他の美しい薔薇に、心が洗われるようなひと時が過せました。
 翌21日の同人句会で虚子の帽子の素敵な句があり、頂いたのですが、鍛錬会で前泊された孝子さんの作品だったのですね♪.:*・'♪
(写真の薔薇は白秋と言う名前です。)範子)

          ・鎌倉を生(いき)て出けむ初鰹     芭蕉

          ・鎌倉の見える山なり蕨とる       一茶

22.5.22(2133)
 
鍛錬会は、友人と前泊をしましたので、帰宅してからの家事が沢山溜まっていました。今日 やっと元の生活に戻った気がします。 お世話をしていただきました関東勢のチームワークと、青葉若葉の鎌倉と、江ノ島の弁天様の白い肌と・・・・・今思い出しても、良い鍛錬会だったと思います。 関東支部の皆様、お世話になりました。
 鎌倉の歴史に裏打ちされた自然の光景は、何処を歩いても素敵でした。 又 訪れたいと思います。
 後日、国枝部長さんが、写真や俳句を添えて、鍛錬会の様子をアップしてくださいます。楽しみです! 部長さ~ん 宜しくお願いします。 (孝子)

          ・卯の花の雨の鎌倉山めぐる     ・実朝の墓で拾ひし竹の皮

                                           
以上2句  細見綾子


22.5.20(2132)
 5月18日ー19日に鎌倉の長谷寺、江の島で「伊吹嶺」俳句鍛錬会が行われました。いずれ他のページに詳しく鍛錬会模様をアップする予定です。数日お待ち下さい。
 今日はとりあえず関東支部の皆さんにお礼述べることと合わせてトップページに全員集合写真を載せました。
 今回の鍛錬会は関東支部の皆さんの手作りで行われ、宿泊の女性センターでも、参加者が自分で布団を敷き、部屋の掃除も行うことで俳句に専念したことがよかったと栗田先生もおっしゃっていました。
私を除いた皆さんも俳句の収穫があったことと思います。私は名乗りは出来ませんでしたので、皆さんの心の籠もった俳句に接することだけで勉強になりました。
 なおこの落書のページが重くなりましたので、4月以前の落書は上記のリンクから入って下さい。(隆生)
22.5.17(2131)
 静岡支部の4月の会報(495号)を送っていただきました。 片隅の、短い文章ですが、見逃せない内容でした。 <一番茶栄えある五百号!!>の見出しです。 以下 その文章の一部を紹介します。 静岡支部の皆さんのエネルギーの伝わってくる会報を読ませていただけることに、感謝 感謝 です。(孝子)

      「一番茶」句会報は九月号で五百号になります。この事は、即ち かたつむり句会の
      回数と同じです。 かたつむり句会の人達の弛まない努力と歩みに皆様が協力して支
      えて来た賜です。一番茶句会では記念吟行計画しています。・・・・・・・ 


 旅遊さんからは、 いつものお庭の話題をいただきました。 有難うございました。(孝子)

  時ならぬ寒気もようやく去って、少し暖かくなって来ました。もうすぐ暑いと感じるようになるのでしょう。春を飛び越して、冬から夏へ直行という気がします。庭の植物は夏へ移り変りつつあります。人の背丈ほどの高さになる宿根サルビアの花芽がずいぶん大きくなり、もうすぐ開きそうです。花をいっぱいに付け、蝶を呼びますので、この花が咲くと、花と蝶を二つながら楽しむことが出来ます。クレマチスの蕾も色付いて来て、開花寸前というところです。今年は、これまでにないほど蕾を付けています。蔓が全体で四メートルほどにも伸びていますので、今から満開の時を楽しみにしています。エキナセアも植えてあるのですが、 薬剤散布が少し遅れたために、茎に卵を産みつける害虫に荒らされて、今年は花は望めないかもしれません。(旅遊)

             ・鉄線の初花雨にあそぶなり       飴山実



22.5.15(2130)
 一週間ほど前の日本経済新聞に、作家の黒川博行さんのエッセイが載っていました。その一部を紹介します。
     ・・・・・メダカの飼育は、おやじバンド、蕎麦打ち、土いじり、俳句の会と並ぶ団塊世代の
     五大趣味なのに(ほんまかいな)・・・・・・ 
    
 「骨董買い」と題した文章の中で、骨董の鑑定家を訪ねたら、庭の丹波の壷や備前の壷が逆さに置かれていたので、理由を聞くと、雨水が溜まって ボウフラ湧くからと言われたそうです。 金魚かメダカを飼う事をアドバイスされたのですが、鑑定家は興味が無さそうであった・・・・と言う経緯があっての話です。 俳句が、五大趣味に入っているなんて、<ほんま>でなくても嬉しいですね。
  団塊世代のみなさ~~ん! 「伊吹嶺」で俳句の基本中の基本である<写生句>を学びませんか?
 メダカを飼いながら・・・・蕎麦を打ちながら・・・それを1句に詠む事も良いかもしれません。(孝子)

          ・菱の中に日向ありけり目高浮く     村上鬼城

          ・緋目高の小さなる程せはしなや     星野立子


22.5.14(2130)
 「伊吹嶺」の俳句鍛錬会が近づきました。 関東支部の皆さんが、お世話をして下さいます。 15日には、最終打ち合わせを兼ねて下見をされるとか・・・・。 以下実行委員長の武藤さんからメールをいただきました。(孝子)

 鍛錬会がいよいよ近づいて参りました。 数名の方々が体調不良や ご家族の事情で参加出来なくなりましたが、それでも主宰以下67名の大所帯での鍛錬会となりました。  以下いくつか気づいたことをお伝えいたします。
 ・集合は鎌倉駅江ノ電口10時集合です。   ・初日のスケジュールは詰まっておりますので、くれぐれも遅れないようにご参集願います。 ・昼食は少々遅めの1時近くになると思いますので、朝食は電車の中で済ませてください。 ・句会場ではペットボトルを用意しますが午前中は各自でお求め願います。・ 荷物をセンターに送る場合は必ず18日午前中と指定して送って下さい。(前日はセンターはお休みです。)  ・極端に歩く事はありませんが、歩きやすい服装で御願いいたします。  ・バスタオルなど洗面用具はご用意ください。(入浴は22時までです。)シーツや枕カバー寝巻はあります。  ・室内は禁煙です。また、室外でも神奈川県は条例が厳しいですから、注意してください。  ・宿泊施設は全館借りていますが、会議室などで余所の方もいる場合があります。貴重品管理はしっかり御願いいたします。(旅行保険は掛けてありますが現金は対象外です。)  ・天候は現在のところ曇りのようです。みなさんのパワーで雨雲を吹き払ってください。 天候不順ではありますが、どうぞ体調管理をして頂き、当日は楽しく俳句と体の鍛錬をいたしましょう。それではお会いできるのを楽しみにしております。
                         第3回鍛錬会実行委員長  光晴



22.5.13(2129)
  今日の午後、車で20分ほど走って、俳句仲間のKさんを訪ねました。 チョッとお洒落な喫茶店で、コーヒーを飲みながら俳句の話をして <俳句の元気>を頂いて帰りました。  時々こんな時間を持つ事の出来る友達は、 私にとっては有り難い存在で、<俳句のご縁に感謝!>です。   その友人に、5月10日の毎日新聞を頂いて来ました。 文芸のページの真ん中に、我らが主宰の作品が、主宰の顔写真と共に「かすりの里」と題して5句載っています。 今、 誇らしい気分になっています。(孝子)

          ・素心花の紅濃き里や絣織る

          ・井戸神の苔むす祠雪加鳴く
                        以上2句「かすりの里」より  栗田やすし


22.5.10(2128)
 
7日の京都吟行は、京都通の旅遊さんから幾つもの候補をいただき、その中で<大統院の幽霊図拝観>に決めました。 旅遊さん有難うございました。 国枝部長さんのホームページには、主宰と哲半さんご夫妻のスリーショットの写真が載っています。 宜しければ トップページのLINK集から入り ご覧ください。
 旅遊さんから、名古屋の美術館の情報も頂きました。(孝子)

 名古屋の地下鉄東山線新栄駅すぐ近くに「ヤマザキマザック美術館」が開館しました。 絵画・硝子・家具の三部門から成るユニークな美術館です。 絵画は、ブーシェ、フラゴナール、ヴィジェー・ルブランなどのフランス・ロココの作家を中心としたもの。 硝子はアールヌーボーのエミール・ガレの作品、家具もガレの作品です。 この美術館の展示作品は、これまで見たことのないものがほとんどで、その点でたいへん嬉しい美術館です。 ロココの作品がこれほど見られるのは他にはないでしょうし、 中でも、名前だけは知っていましたが、見たこともなかったヴィジェー・ルブランの絵を初めて見ました。 女が絵を描くことなどあり得なかった時代の女性画家です。 家具の部門の中心はガレの作品で、これだけ沢山のガレの家具を見たのも初めてです。 ガレの硝子の作品はこれまでもかなりの数を見ていますが、この美術館にあるものはほとんで初見です。 これから何度も行ってみたくなる美術館です。(美術館の音声ガイドの料金も入館料の中に入っているのは好感が持てます。)  (旅遊)



22.5.9(2127)
 遅くなりましたが、5月7日に出かけた京都オフ句会模様を8日付の落書に掲載しました。次はまた皆さん是非京都吟行をお勧めします。(隆生)

  いぶきネット句会の幹事の樹炎さんから、 選句締め切のお知らせに添えて 以下のメールをいただきました。(孝子)  
         「母の日のてのひらの味塩むすび」 鷹羽 狩行

 9日は母の日ですね。「親の心子しらず」自分が親になって、初めてそのことを知るのです。戦後 食の貧しかった頃、身を粉にして買出しに・・・「おかあさん」と云えば、おむすびの事、懐かしさは皆さんも同じでしょうね。娘が子を叱る口調・・・何処かで聞いたような・・・母や私にそっくりです。皆さんも同じ経験がおありでしょうか。(樹炎)

   「母の日に欲しいもの無い母が居て」 新家 月子

   「母の日や母恋ふことに終わりなし」 山崎 泰世


22.5.8(2126)
 昨日は、京都へ吟行に出かけました。  坪野さんと 「哲半さんのお店の九条葱のお好み焼きが食べたいね。」で始まった話が、皆さんから情報をいただいたり、 (思いがけなく!)主宰ご夫妻の参加をいただくことが出来、計8人の本格的な吟行会になりました。  昼食のお好み焼きと、建仁寺(大統院)で公開されている丸山応挙の幽霊図を拝観することをメインに計画しました。 今年から会員になっていただきました、哲半さん(俳号)や岡田さん(京都在住)と初めてお会い出来ました。 共に 思い描いていた以上の素敵な方でした。  後日、国枝部長さんが、当日の様子を、写真と共にアップしてくださいます。 楽しみに! 以下、坪野さんから夕べいただきましたメールです。(孝子)
 
 喜の屋の九条葱のお好みを食べたい一心から始まった 今日の京都吟行会。  雪だるまのように幸運が重なっていって、大変意義のある吟行会になりました。 やすし先生、せつ子先生、哲半さんと奥様、参加の皆様、本当に本当にありがとうございました。この吟行会が いぶきネット句会の大きな輪になる1歩になりますように、 また、楽しい企画を立てれたら良いなぁーと 思っています。(坪野洋子)
 
 本日は、私にとって大変貴重な時間を作っていただきましたこと改めてお礼申し上げます。ネット句会の会員ではありますが、やはり、人との交流が大事だなと感じました。短い時間ではありましたが、いろいろとお話させていただきましたので、自分の句が上達する?ような気がしております。
 店がバタバタしてすみませんでした。 今後ともよろしくお願いいたします。(東口哲半)

 みなさん、昨日は大変お世話になりました。昨日の雨も一日限りで、(日焼けの心配も無く)限定日和だったようですね。
哲半さんちのお好み焼きはほんとうに美味しかったですね。今さらながら、他の種類もいただきたかったです。哲半さんは思い描いていたとおりの男ぶり、奥様は京美人そのものの笑顔の素敵な御夫婦でした。きっとお二人のお人柄にひかれて、お店へいらっしゃるお客様も大勢でしょうね。
 私の俳句といえば、消化不良の駄句ばかりでしたが、主宰、せつ子先生 ( 行きも帰りも新幹線は隣の席でした)と身近にお話が出来、大変幸せな思い出深い吟行となりました。
 皆さんとの出会いを大切に、一層精進せねば・・・・(なかなかですが)と思っております。
これからも宜しくお願いします。(内田陽子)

 3月にいぶきネット句会に入会して、こんなに早く栗田主宰をはじめ皆様にお会いすることができ、とてもうれしく思っております。お会いするまでは緊張していたのですが、皆様とても温かく、気さくに声をかけて下さり和やかにお話しすることができました。栗田主宰もいろいろとやさしくお話してくださり、ほんとうに有意義な時間を過ごすことができました。どうもありがとうございました。
 
食事の後、参加させていただいた句会も「生句会」は、やはり違いますね。流れに乗れずおたおたしたまま終ってしまいましたが、同じ場所を吟行しているのに着眼点、感性、表現・・・の違いがよく判り、とても勉強になりました。いろいろご指導下さりありがとうございました。
 皆様ほんとうにありがとうございました。今後ともよろしくおねがいいたします。
 哲半さん また友達とお好み焼きを食べに行きますね!(岡田佳子)

 京都吟行、主宰ご夫妻とお会い出来感激しました。とてもお優しいお二人です。句会の皆さんとも初対面なのに親しくお話しさせていただき嬉しかったです。
 
雨の吟行もまた良いものと、さすが皆さんは余裕私は何をどうしていいものやら、ただ迷子にならないよう歩きました。吟行は写生の勉強ですよと主宰が言ってくださいました。定められた短い時間の句作、ほんとに難しいです。時間を共有した皆さんの句を聞かせていただく時その写生がとても参考になりなるほどなるほどと感激ばかり。気にとめたものをよく観察する、そしてきちんと写生する事が大事だと今回の吟行句会で改めて肝に命じました。(北村美津子)

 最初はいぶきネット句会の新会員の哲半さんのお好み焼を食べに行こうという発想から早速京都オフ句会の案が出来ました。そのうち栗田主宰ご夫妻も参加していただける話に広がり、楽しい吟行会になりました。目的の第1は建仁寺・大統院の円山応挙の幽霊図を見ること、第2に哲半さんのお店でお好み焼を食べることです。
 当日は雨のスタートでしたが、雨の句もまた一つの体験で今まで体験出来なかったものに出会いました。
 幽霊図は初公開とのこと、今まで公開されなかったことが不思議なくらいです。
 昼食のお好み焼屋では哲半さんと美人の奥さんの温かい歓迎を受けました。
 いぶきネット句会の輪がこのようにして広がることは楽しいことですし、「伊吹嶺」が認められて、インターネット部の活躍が広がっていることは喜ばしいことです。
 今後ともこのようなオフ句会の広がりが「伊吹嶺」の発展につながることを信じて、続けていきたいものです。
 以下は当日句と哲半さんのお店での写真です。(隆生)


当日句
しなやかに路地抜くる風麻暖簾 東口 哲半
白壁の古き鐘楼松の芯 岡田 佳子
幽霊図笑顔とも見ゆ梅雨の寺 北村 美津子
命綱巻きつけ松の芯摘めり 内田 陽子
千条の雨だれ響く若葉寺 坪野 洋子
風神の大きな袋夏兆す 矢野 孝子
石庭の砂目崩さず青葉雨 国枝 隆生
幽霊図見し目にやさし白つつじ 栗田 せつ子
若葉雨お茶屋の前に赤ポスト 栗田 やすし


22.5.6 夜(2125)
 連休が終ってしまいました。 5日の夕方外出から帰りましたら、白の牡丹が散り始めていました。 白の牡丹の方は、休みの間が丁度見ごろで、毎日何度も眺めて、楽しませて貰いました。 夜の闇に浮かぶ白牡丹は、色も香りも最高と思います。
 伊吹嶺編集長の下里さんから、夕べ メールをいただきました。 栃木のご実家に帰られたようです。佐野市の「伊吹嶺」同人の関根近子さんは、下里さんのお母様です。 母と娘で俳句を学べるなんて・・・・・羨ましい限りです。(孝子)

     連休を実家で過ごし中央道経由で帰って参りました。 途中、長野ではまだ桜が楽しめましたし、すももや杏が花盛り、飯田あたりに近づくと 林檎の花が真っ白に咲き揃って とてもきれいでした。 お陰で渋滞の辛さも忘れ、遅い春を満喫する ことが出来ました。   ところが愛知に着いたら一気に夏… !  運転の疲れやら、後片付けやらで、今日一日だらだらと過ごしてしまいました。「伊吹嶺」のHPを開いて、ようやく現実に戻れたような気がしています。 HPはいつも楽しく読ませていただいていますが、  今夜は元気をいただいた嬉しさで、お便りをしたくなりました。     とりとめのない話でごめんなさい。 <(_ _)>(美恵子)

           ・夕風や子と酌み交す菖蒲酒     
関根近子

           ・食卓でもの書く母や茄子の花    
下里美恵子



22.5.6(2124)
 皆さん、「伊吹嶺」5月号が届いたと思います。このHPの各欄は5月号にバージョンアップしています。トップページの佃島は武藤光晴さんから届きました。昨年、佃島吟行を思い出します。

 いつも旅遊さんから庭の話題を頂いていますが、毎年種蒔きから始められていらっしゃるほど広そうな庭でうらやましく思います。我が家は庭というほどのものでなく、雑草園です。雨もよいの今朝、カマキリが続々と生まれてきました。カマキリは普通ぶら下がるようにかたまって生まれてきますが、今日は1匹ずつ卵から出てくるような感じでした。もう最初の孵化を見過ごしたかもしれません。合わせて我が家の雑草園では宝鐸草(狐の提灯)、アマドコロ、ヒメイズイ、立浪草、エビネなどが咲いていました。以下はごく一部を掲載します。(隆生)

   猪垣のほとり狐のちようちん咲く  細見綾子

   蟷螂の斧をねぶりぬ生れてすぐ  山口誓子

   浮世絵の浪と立浪草の波      後藤比奈夫



生まれたばかりのカマキリ(5mm程度)

立浪草

狐の提灯

アマドコロ


22.5.5(2123)
 連休の中の2日間、画家の故北川民次のアトリエが見学出来ました。 1921年にメキシコに渡り、メキシコ絵画に強く影響を受け、働く人々を多く描いています。 瀬戸の陶器工場をアトリエにしておられ、子供たちに絵の指導もされていましたので、とても身近に感じます。 軒の低い古い建物ですが、 後から作られたと思われる2つの天窓が アトリエらしさを保っていました。 イーゼルや、磨り減った絵筆や、旅行用の古くて大きなトランク等を眺めながら、民次の情熱に思いを巡らせることが出来ました。 庭は、満開の郁子の花や 石榴の若葉が美しく、秋の見学の頃には、実を眺める事が出来ると思います。 毎年楽しみにしている瀬戸の行事の1つです。
 旅遊さんから、いつものお庭の話題をいただきました。(孝子)

  今年はいつまでも寒さが続き、春蒔きの草花の播種が遅れてしまい、本日でやっと蒔き終えました。 ここまで遅れたのは 、あまり記憶にありません。 春蒔きの種子は、朝の最低気温が10度を上回らないと、 一斉に発芽しませんので、 その気温を上回るのを待っていたのです。 春は播種が多少遅れても、 これから温度が上る時期ですのでさほど心配する必要はありません。 これが秋ですと、 気温がどんどん下がりますので発芽した苗の生育が遅れますが、春は播種の遅れは取り返すことは出来ます。 いつものように数種類の種子を蒔きました。 一週間から十日ほどで発芽します。 発芽をすればまた管理がたいへんです。しかし、 それが楽しみでもあります。(旅遊)

        
・ものの種にぎればいのちひしめける     日野草城

 4月の添削コーナーに 添削例を2句追加しました。ご覧下さい。(アップする時に見落としていました。)
 


22.5.4(2122)
 静岡支部の磯田なつえさんから、4月29日にメールを頂いていましたのに、大切に仕舞い込んでしまって・・・・・。(磯田さん ごめんなさい。)  2日の日本経済新聞に<八十八夜>の書き出しで、緑茶の事が書かれていました。最近は、海外の日本食ブームが後押しをして、緑茶の輸出が好調で・・・・・前年を15%上回ったそうです。 今年は、日本のお茶が長崎から オランダ商人の手で初めて欧州に輸出されてから400年で、その頃は 生糸と並んで、外貨獲得の花形商品だったそうで・・・・<緑茶の復権>とありました。  静岡をはじめ茶所の方々が、400年守り続けて来こられた事になります。 有り難いことですね。 以下磯田さんからのメールです。(孝子)

 昨日散歩の途中で「初茶刈り」を見つけました。尾根に近い山の高くで刈り始めたところでした。今年は牧の原など早場では遅霜の被害があり、各地とも低温の影響で摘み取りが遅れているようでしたので、茶刈機のうなりを聞いて”いよいよ”と心が弾みました。 静岡の「一番茶」の仲間では、水見色地区がやはり霜害を受けたとのことで気にかかっています。 茶業に携わる方たちは、 なかなか入荷量が増えなくて心配の声も聞かれておりました。 連休中はお天気もまあまあ、低温の心配もなさそうで、これから一気に摘み取りが進むことを祈るばかりです。(なつえ)

          
茶摘みせし絣もんぺの膝つきて   細見綾子

                     ※綾子先生が水見色で詠まれた一句です。


  22.5.3(2121)
 連休は、なるべく外出しないで・・・・テレビも消して・・・・と思っていましたが 、テレビのスイッチを点ける度に魅力的な特集番組が目に入り ついつい見入ってしまいます。 唐招提寺の解体修理や、好きな歌手のコンサート、韓国の音楽番組も初めて見ましたが素敵でした。  計画していました庭の草取りも、読む予定の本も殆ど手付かずです。
 いぶきネット句会の幹事さんから、お知らせが配信されました。 鯉幟の話題が添えられています。 
 私の住んでいます瀬戸市では、地元に古くから住んでおられる人は、鯉幟を立てないと言われて来ました。 小牧長久手の戦の時の落武者を、鯉幟の棹で叩き殺してしまい、その後不幸なことが続いた為に、 落武者の祟りと言い伝えられて来たからです。 我が家の息子が生まれた時に姑から聞き、鯉幟を立てるのを迷いました。 結局 立てましたが、狭い庭の木綿地の鯉は、雨が降る度に仕舞い、風が吹く度に屋根や樋にに引っかかって、尻尾が破れて哀れな姿だった事を覚えています。   落武者の祟りは あったのかな? 多分?? 無かったと思います。(孝子)

  
  いぶきネット句会の会員の皆様      投句締切のお知らせ

  「柱のきずはおとどしの 五月五日の背くらべ」・・・ この童謡は幼い日が一瞬によみがえり懐かしいですね。 明後日はもう立夏、端午の節句、薫風にカラカラと矢車の音、 色鮮やかな鯉幟が、のびのびと泳いでいる風景は平和ですね。 昭和18年、弟の鯉幟は和紙で出来ていて、急な雨にご近所の人達が 大騒ぎして取り込んでくれた記憶があります。皆さんの思い出は・・・
   「鯉幟立つべき緑ととのひぬ」  後藤比奈夫

   「さうぶ湯やさうぶ寄りくる乳のあたり」 白雄
          
             
さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 


22.4.29(2120)
 今朝 テレビのスイッチを点けましたら、先日亡くなられた 井上ひさしさんがインタビューを受けておられました。(2007年に放映されたものの再放映でした。)     途中からですので、充分理解が出来ていないと思いますが・・・・・  日本語、言葉、パソコン、憲法と戦争 等について、考えを述べておられました。 まづ <ドキッ> としたのは、 昨日のこのページの 「とても心強い存在です。」の <とても> の後には、本来なら 否定的な言葉が続かないといけないそうです・・・・・・・・・・「大いに心強い存在です。」と 訂正します。 この事は 昭和の初め頃までは守られていたそうです。  今、問題になっています <ぜんぜん> も 然り! ですね。  井上さんは、続けて・・・・言葉は、変化していけばよいが、相手に通じるように思いやりを持って伝えなければいけない。 ただ、全員が 変わってしまってはいけない。 基本的なことを学んで、保守的な知識を持った人が いつの時代もいなければいけない・・・・・・・と言われていました。 伝統的な俳句を 後世に伝える「伊吹嶺」の精神(?)は、井上さんの言われている <保守的な・・・>に 同じですね。
 パソコンの事にも触れられていて・・・・パソコンは、便利ではあるが 掘り下げて行くには、まだ、本の方がハードな装置と思っている。 (パソコンは、この番組が収録された2007年より 随分進歩しているとは思いますが・・・) 原稿も、手書きが良いのは、職人が手で覚えているように、手書きは、手が多くのことを記憶しているように思う。・・・・と言われていました。 そして、最後の画面に、井上さん染筆の色紙が大きく映り「暮しは低く 志は高く」 と書いてありました。 先ず 今日は「暮しは低く」を実行しようかと・・・・・(孝子)
 



22.4.28(2119)
 いぶきネット句会の4月の会報を配信していただきました。 関根切子さんが今年から、この会報を作成していてくださいます。 切子さんは、今年の新人賞に決まりましたお若い方ですので、 とても心強い存在です。 切子さ~ん これからも宜しくお願いします。 添削コーナーもアップしましたので、ご覧下さい。 皆さんの お役に立つと嬉しいのですが・・・・(私・・・毎月 同じ事を言っていますね。)  これで、4月のいぶきネットの行事はすべて終りました。5月1日からは、HP俳句会 いぶきネット句会の投句が始まります。 皆様お忘れになりませんように。 5月は、どんな出会いがあるのでしょうか? 楽しみにしています。
  以下 いぶきネット句会の幹事さんからのメールです。(孝子)

   
      いぶきネット句会の会員の皆様  投句・選句・締切のお知らせです。

 新緑のすがすがしい季節、やっと温かく成り 初夏の気配です。 散策の途中, 麦畑に熱気球が揚りかけていました。佐賀大学のクラブだそうです。 ガスバナーを吹かす音、色鮮やかなバルーン3機、青空に浮かんで行きます。ワゴンの人に子供のように手を振って歓声を上げる私、少し照れながら・・・
 皆さんのゴールデン ウィークの計画はお決まりでしょうか。 hava nice trip !

    「葉桜の下帰り来て魚の塩」   細見 綾子

    「掌をひろげ青麦の風受けてゆく」  篠原 凡

      さて、投句期間と締切 5月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切
         選句期間と締切 5月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切



22.4.25(2118)
 4月16日のこの欄で、孝子さんが紹介されていた映画「GAMA-月桃の花」を見に行ってきました。栗田先生の『海光』を読んでから、沖縄のことが無関心ではいられませんでした。
 私個人のHPにも同じ内容を載せましたが、栗田先生の〈海光やこぼれて白き花月桃〉の句にちなんだ映画だということで一度見る必要があると思いました。

 
ストーリーは日本で唯一地上戦が繰り広げられた沖縄戦がテーマで、敵は米軍だけでなかった。兵と避難民が雑居した洞窟(ガマ)で繰り広げられたいまわしい惨劇が描かれている。ガマの中の語るに語れない記憶を呼び起こす映画である。月桃の花は丁度地上戦が行われた6月の花で、地上戦の合間に月桃の花が挿入されており、この花が平和を願う象徴となっている。特に後半にこの主題歌が流され、自決を放棄してガマからはい出てくる最後の画面には涙なしでは見られなかった。結局地上戦で兵と市民合わせて23余万人が亡くなり、ガマからはい出てきた避難民は8万人であった。

 以上の青字部分が私のHPにも載せた内容です。月桃の花を見るととてもそんな哀しい花のように見えませんが、6月頃に咲くこの花は沖縄の方にとっては忘れられない花でしょう。また一度6月23日頃に出かけたいと思う今日この頃です。(隆生)

22.4.24(2117)
 片山由美子さんの講演を聴いてから、「序文」が気になっています。書棚から、古い句集を取り出して、序文を読んでいます。  やはり虚子の序文は、講演を聴いて その頃の背景を少しですが分かって来ましたので、 興味を持って読む事が出来ました。 昭和29年発行の野見山朱鳥の句集「天馬(てんば)」では、題字と序を書いています。題字は朱色のページにシンプルな二文字が見事です。
    『朱鳥君から第二句集「天馬」を出すに就いて、私に選をするように、と言つて来た。私は此頃少し
    多忙の爲にゆつくり選をする暇がない。唯匇卒に目を通して句の上に朱點を打つて、斯ういふやう
    な句が私はいいと思ふ、と言つてやった。・・・・・・・・歌と違つて、俳句は何處迄も客觀描寫を主と
    して具體化が十分であらねばならぬものと思ふ。』

 限りがあって全部は、写せませんが、 文の中で、朱鳥の第一句集は、異常の才能を認めたが、第二句集の「天馬」は、「私から見ると具體化が不充分であるやうな感じがする。」と辛口の言葉が続いています。 虚子の序文は、批評であり、論文であると 改めて思いました。(孝子)

     ・春浅く病癒えずば妻子飢う      ・手鏡の中を妻來る春の雲

                                 
  以上 野見山朱鳥句集「天馬」の最初の2句


22.4.23(2116)
 
毎月、伊藤旅遊さんから中日俳句教室講義録を頂いております。今年からこの講義録を伊吹嶺HPにも掲載しております。旅遊さんから次のメッセージ付きで届きました。中日俳句教室講義録を見るには【こちら】から、またはトップページの「中日俳句教室講義録」をクリックして下さい。4月分の講義録がすぐ出ます。
 またこの落書のページが重くなりましたので、10年3月までの落書は上段の「10年保存分の落書へ」クリックして下さい。(隆生)

 天候不順が続いていますが、お元気でお過ごしのことと存じます。 四月の伊吹嶺中日俳句教室のレポートが出来上がりましたのでお送りします。年度当初の俳句教室ということで、初心者向けの内容になっています。充分ご承知の方も見えますが、復習の意味でご覧いただけばと思います。
  なお、五月は伊吹嶺鍛錬会が行われますので、中日俳句教室がお休みとなります。
レポートの配布はありませんのでご承知おきください。 ( 旅遊)


22.4.21(2115)
 
HP俳句会の入選句をアップしていただきました。118句の投句の中から最高点に選ばれた作品は、前橋市の雪絵さんの 「草萌の光に下ろすベビー靴」 でした。 雪絵さん おめでとうございました。 賞品の「伊吹嶺」4月号を送らせていただきます。 選句結果の発表の下(同じページ)には、旅遊さんが 全体の講評を載せて下さいました。 「伊吹嶺」の写生句を学んでいます私たちには、大いに役立つ内容と思います。 ご覧下さい。
 旅遊さんからは、いつもの植物の話題もいただきました。(孝子)

  公園の近くに住んでいて嬉しいことは、春から夏にかけて数々の花が楽しめるということです。 春は雪柳や連翹に始まり、 辛夷から桜へと移り、今は花水木が咲き始めました。 躑躅も蕾がかなり膨らんできましたので、じきに花を開くことでしょう。 また、数は多くはないのですが、楝、山吹、 薔薇などがこれから順次咲いてゆきます。 新緑の季節になると、なんと言っても樟です。 風に揺れる樟の若葉の美しさは他に比べようがありません。 若楓もひょっとすると秋の紅葉よりも美しいかもしれません。また、楓の花とその実は見ていて楽しくなります。季節が進んで、花の数は少なくなりますが、カンナが大きな花を咲かせ、南国の植物の海紅豆の真っ赤な花を楽しむこともできます。 葉桜のトンネルの下の散歩もなかなか乙なものです。 これからまだまだ沢山の楽しみが待っています。(旅遊)

          
・満開の桜たましひ失せし色        ・青空の隙よりとどめなき落花

          ・出不精のつのる連翹あかりなる     ・葉桜や振りては覗く万華鏡

          ・花は葉に少し傷んで本戻り           
以上5句「片山由美子句集」より


22.4.19(2114)
 昨日の片山由美子さんの講演の余韻に 今も浸っています。 書棚から数冊の句集を出してきて 序文だけ読んでみました。 長谷川かな女の句集「牟良佐伎」では、吉屋信子が序文を書いています。 片山さんの講演でもお聞きした 久女との関わりにも触れてあります。  虚子が、かな女を贔屓にされていることへの僻み(?)を含んだ久女の句「虚子嫌いかな女嫌いの単帯」の攻撃的な句に対して、 かな女は「呪う人は好きな人なり紅芙蓉」と、さらりと受け流した事が書かれています。      誓子の句集「凍港」の序文は 虚子が書いています。「或人が、ホトトギスの作家のうちで、一番早く俳句を見捨てる人は山口誓子であらうといふことを言った。私は肯定も否定もしなかった。ただ微笑をもって答へた。・・・・・・・」で始まる序文は、18日の国枝さんの文章の中にもあります <・・・誓子を制する意味合いが含まれ> に重なる内容です。  まさに序文は、片山さんが言われた <人生のドラマであり、論文である> であります。  これからは、序文をもっと深い所まで 読む事が出来るかもしれません。片山さんのお話は、本当に良い内容でした。(孝子)
 
          夜のテレビに生ける久女や露寒し     長谷川かな女
                              (テレビドラマ化された杉田久女伝を観て)



22.4.18(2114)  俳人協会愛知支部総会
 今日、俳人協会愛知支部の総会が行われました。毎年この時期から愛知支部の行事が始まります。今日の講演は協会理事で「狩」副主宰の片山由美子先生でした。もともと片山先生の句は大好きで、句集『風待月』は全句筆写して何度も読みました。また俳人協会評論賞受賞の『俳句を読むということ』も買って読んでいます。今日の講演演題は「序文を読む」でした。以下メモした中の抜粋です。

 句集の序文を読むことは作者の人となりを知る上で役に立ちます。まず高浜虚子は基本的に俳論単独ではあまり書いていません。しかし弟子の句集序文の中から虚子の俳論的なことを書いていることが分かります。中村汀女の『汀女句集』では虚子は「選は創作なり」の俳論を序文で展開しています。また阿波野青畝の『万両』では青畝からの手紙から客観写生こそ俳句の目指すところであるとの俳論を序文で展開しています。この時既に山口誓子が「ホトトギス」から離れるだろうとの予感を感じており、若干誓子を制する意味合いが含まれています。せつないのは久女句集出版の願いに対して、虚子は一貫して序文を書きませんでした。戦後、娘の石昌子さんの願いによりやっと『杉田久女句集』の序文を書いていますが、素っ気ないものです。
 もう一人山口誓子の序文に触れます。誓子は橋本多佳子句集に『信濃』を除いてすべて序文を書いています。まず『海燕』では「多佳子は男の道を歩くまれな女流作家である」と評していますし、『紅絲』では当時の天狼俳句に対する批評に対する誓子の立場を述べる「批評に耐えることから、批評を乗り越える」ことについて述べています。また『命終』では「多佳子の死を惜しむのは多佳子の詩を受け継ぐ人がいないことを惜しむ」とエッセイ風な序文となっております。
 最後に水原秋桜子の序文に少し触れますが、加藤楸邨の『寒雷』、古賀まり子の『洗礼』、石田あき子の『見舞籠』などいずれも秋桜子は作家そのものを紹介しております。
 このように句集の序文というのは評論を展開したり(虚子)、その時代背景に伴う時代論を展開したり(誓子)、作家論を展開(秋桜子)しているなどいろいろありますが、その序文の位置づけを考えて読むことも意義があります。


と以上を締めくくって講演を終えられた。改めて私自身の勉強になったし、片山先生の論理が整然として分かり易い講演であった。(隆生)

 俳人協会愛知支部の総会に参加しました。  総会の後の講演の内容は 国枝部長さんが 詳しく書いてくださいました。 国枝さんの文章を読んで、素敵な講演の内容を思い出して居ます。  講演の後の俳句大会では、今年も「伊吹嶺」の多くの皆さんが、特選や入選で名乗りを上げられました。 以下  皆さんの成績を 伊藤範子さんが、一生懸命にメモをしてメールをしてくださいました。 範子さ~ん 有難うございました。(孝子)

            大会賞【5点】3名
              涅槃図の一人は遊女号泣す    森 靖子

            【4点】
              湖風に応へて野火の立ち上がる  福田邦子

            【3点】
              木偶芝居覗く土筆の籠提げて   都合ナルミ
              花嫁に土筆野の風やはらかし   角田勝代
              風干しの鯵にはりつく花一片   若山智子

            【片山由美子 特選】
              湖風に応へて野火の立ち上がる  福田邦子

            【加古宗也 特選】
              涅槃図の一人は遊女号泣す    森 靖子

                    ☆.:*・°.。.:*・°☆.。.:*・☆°.。.:*.。☆.:*

 高点の俳句は、勿論ですが、賞品の大きな箱の中身も興味がありました。 高点の方にお聞きしましたら、 愛知の茶所でもある西尾市の特産の上等の玉露ようです。   来年はこそは<がんばるぞ!>と、思っています。(孝子)


22.4.16(2113)
 15日 16日は、チャットによるいぶきネット句会でした。 昨日は、22名 今夜は、21名の皆さんと 94句の俳句に対して意見を出し合いました。 

 「沖縄の映画と講演のつどい」をお知らせします。「伊吹嶺」では、沖縄とのご縁が沢山出来ましたね。 興味をお持ちの方は、お出かけ下さい。 詳しくは、電話でお問い合わせを!(孝子)
  
  時 ・ 4月24日(土)    午前10時  文化行事「エイサー」 映画「GAМAー月桃の花」
                   午後2時   講演「私の戦争体験」比嘉俊太郎
(愛知工業大学客員教授)
                            映画「GAМAー月桃の花」
                   午後6時   文化行事「エイサー」  映画「GAМAー月桃の花」
  
  ところ ・ ウイル・あいちホール 
  
  入場料 ・
(大人一般) 1,000円  (60歳以上・大高生)800円  (障害者・中小生)500円

  主催・ 映画「GAМAー月桃の花」名古屋上映実行委員会 
    問い合わせ・(052)883-6959
 


22.4.14(2112)
 いぶきネットを支えていただいています内田陽子さんから メールをいただきました。  内田さんは、ネット句会の入選句一覧を纏めたり、今年からは添削の係として頑張っておられます。 何をするのも てきぱきしていて、 大いに頼りにしています。 内田さ~~ん  これからも、お世話になりま~~す。(孝子)

 お天気があやしまれる4月11日(日)に蒲郡句会、リラ句会の合同吟行会を計画し、蒲郡の田舎人(初めての上京という方もいて)が颯爽と東京へでかけていきました。
 9名の田舎人は早朝の新幹線に席を取るや否や、幹事さん配布の饅頭をパクパク!余裕というか、おばさんというか、まさにおのぼりさんの一団でした。
 東京では日暮里駅にて 関東同人の一灯さん、光晴さん、とみおさんの温かいお出迎えを受け、内心ほっとしました。谷中界隈散策、憧れの子規庵、食べることには少しうるさい蒲郡連ご所望の「笹の雪」での豆腐料理、ちょうど春祭り最中の根津神社、東大赤門、三四郎池、本郷の樋口一葉旧居跡など、関東お三方のスムーズな案内に東京の下町情緒を充分に堪能できました。
 関東同人の方々の温かいお人柄に触れ、活気溢れる会員の方たちの情熱を身をもって感じることが出来ました。そして関東支部合同句集の最後に一灯さんがお書きになっている「合同句集上梓を機にさらに気を引き締めて次なる一里塚に向かって句作りを楽しく精進していきましょう」のことばに、俳句に真摯に向き合う意気込みと喜びを分けていただいたようです。 
 主宰はじめ諸先輩方のご指導、お励ましに感謝して、「伊吹嶺の会員」と胸を張って言う事の出来る喜びを感じております。
 一日限りの東京吟行でしたが、帰りの新幹線の中での句会も大いに盛り上がり、皆さんの頭の中は次の吟行地(無論東京で)のことで一杯でした。都会の風が大変心地よかった事をご報告して、関東同人の皆さんへ御礼の言葉といたします。   (陽子)                                                                                   
 

22.4.13(2111)
 見本誌や購読の申し込みのメールが 少しづつ増えてきています。私たちの「いぶきネット」を確実に見ていただいている事が実感出来る 嬉しい瞬間です。 今日も 購読申し込みのメールをいただきましたが、文字化けで読み取ることが出来ませんでした。 以下へ 葉書で申し込んでいただけませんか。今後、申し込みの後、2日ほど経っても 返信メールが行かないときは、葉書で申し込んでください。宜しくお願いします。
 〒458-0021 愛知県名古屋市緑区滝ノ水3の1905の2  伊吹嶺発行所

 旅遊さんから、いつもの お庭のお便りをいただきました。(孝子)
 

 春本番という感じとなりました。 フリージアは満開の状態です。 草花でいちばん好きなポピーも沢山咲いています。 撫子もほぼ満開です。 これまでに育てたことのない花の種を毎年一つか二つ買うことにしているのですが、今回はティモルフォセカとしました。 それが今を盛りに咲いていますが、これは花壇の花としては出色です。丈は30センチほど、花の直径は4センチほどですが、これが驚くほどたくさんの花を付け、それが長持ちするのです。 鮮やかなオレンジ色で、ほんの数本あれば、庭の彩りになります。 これなら、次の年も作ってみようかという気になります。 春蒔きの種はもう少しあとで、四月下旬ころが播種の適期です。 種の用意だけは出来ています。(旅遊)

          
・フリージア受話器を置きし時匂ふ     西村和子  第一句集「夏帽子」より


22.4.12(2110)
 友人(俳句仲間)のお宅のお茶のお稽古に参加しました。 お手前の覚えが悪くて 良い生徒ではありませんが、快く迎えていただけるのが嬉しくて続けています。  今日のお菓子は、3月7日に この「落書」で話題にしました 虎屋の「夜の梅」でした。 小豆の皮がうっすらと羊羹の中に見えて、 闇の中に咲いている梅のようにも思え、命名者の感性に改めて感心しました。
 最近の いぶきネットの皆さんのメールには、用件のほかに 各地の桜の様子が書き添えてあります。桜は特別な花ですね。 彦根城では、散り始めたようです。 長野県の佐久では、桜はまだ蕾で、梅が満開とか・・・・ こんな話題も いぶきネットならではの楽しみです。(孝子)

      ・図書館の窓かすめ散る夕桜         ・正門の錠前小さし花ぐもり(赤坂離宮)

      ・孫文のくつろぎし宿夕ざくら(箱根三河屋)  ・花の旅箱根湯元で別れけり

      ・ライオンに欠伸移さる花の昼         ・へそ小さき風神雷神桜舞ふ
                                       以上6句 栗田やすし句集「海光」より


22.4.10(2109)
 いぶきネット句会では今夜が互選の締め切りです。今頃 係の方が選句結果の一覧を 纏めていただいている最中と思います。明日には、結果を配信していただけるのではないでしょうか? 主宰の選もありますので、緊張もしますが、楽しみです。その後、15日 16日のチャットが待っています。 これから 月末まで、仲間のメールが飛び交います。 1ヶ月がすぐ過ぎてしまうのは、句会が楽しいからでしょうか。

 第21回(社)俳人協会東北俳句大会・宮城大会のお知らせです。 こちらも、我らが主宰が選者になっておられます。 皆様 ご参加下さい。
 以下 俳人協会のページより一部分を コピーさせていただきました。(孝子)

日 時 8月29日(日)受付11時 開会12時30分
会 場 ホテルメトロポリタン仙台(仙台市青葉区中央1ー1ー1) (電話)022ー268ー2525
投 句 2句1組(雑詠・未発表)(所定用紙または同型コピー可)1人複数組投句可
投句料 1組1000円(現金書留または小為替を利用、投句と同時に送金のこと)
締 切 4月末日(当日消印有効)
投句先 〒981ー0961 仙台市青葉区桜ヶ丘7ー36ー2 
       山本一史方 東北俳句大会・宮城大会事務局     (電話)022ー278ー7078
応募句 〈選者〉 宇都木水晶花・古賀まり子・栗田やすしほか
当 日 会費1000円・1人1句募集(当季雑詠・未発表 締切12時30分)
〈選者〉 高橋 悦男ほか
表 彰 東北俳句大会賞ほか
講 演 「私の季語体験」 片山由美子
懇親会 16時から17時30分。参加希望者は事前投句時に会費7000円を添えて申し込み。

ご注意 類想・類句・二重投句は入選・入賞を取り消すことがあります。
備 考 参加申込・投句用紙の必要な方は切手添付の返信用封筒を同封し事務局まで。


主 催 社団法人 俳人協会
主 管 社団法人 俳人協会宮城県支部
後 援 宮城県・仙台市・宮城県俳句協会・宮城県芸術協会ほか



22.4.9(2108)
 いぶきネット句会で、去年の12月から 一緒に学んでいます戸田忠さんから、メールをいただきました。愛知県に引越しをされて、早速「伊吹嶺」に入会していただきました。 古書店巡りもされておられるようで、私もいろいろ情報を頂いています。 10種類の歳時記を集められたとか・・・・・・きっと 沢山の本をお持ちでしょうね。 戸田さ~ん 本の山に潰されなようにしてください。
 「伊吹嶺」では 15周年を記念して「季寄せ」が出版されます。 清水さん 丹羽さんを中心に、多くの方が頑張って作業をしておられます。係の皆様 宜しくお願いします。(孝子) 


 文藝春秋の増刊「くりま」5月号を買いました。 総特集「俳句のある人生」という俳句の特集号です。 俳句の初心者である小生にはうなずく記事が多く掲載されていす。そのひとつに「歳時記」ミシュランという記事があります。みなさんはどの歳時記を使っておられますか。最近の句会では電子辞書が主流ですが、伊吹嶺の先輩の皆さんは「風歳時記」をご使用される方が多いですね。確かに一冊の歳時記を徹底的に消化した方が早道かもしれませんが、私はこの一年間に「角川俳句大歳時記」「新日本大歳時記」など10種類の歳時記を集めました。
 それでこの記事が目に留りました。ここではホトトギス歳時記など結社色の強い歳時記を除き、入手しやすい11冊の歳時記を比較検討しています。著者の中村裕さんの評価は第一位が角川文庫の「俳句歳時記第四版」が29点(30点満点)、2位が文藝春秋の「最新俳句歳時記」(山本健吾著)28点、3位が平凡社の「新装版 俳句歳記」(飯田蛇笏ら著)、ハルキ文庫の「現代俳句歳時記」が27点の順序であげています。三省堂の「新歳時記贈訂版」(高浜虚子著)は22点で、例句が退屈と決め付けています。 結論的には「新しい本、大型の本がよいのではない。」といっているようです。初心者の私は21点の河出書房「新歳時記」(平井照敏著)の<本位>が分かりやすく参考にしています。(戸田忠)



22.4.8(2107)
 NHK学園生涯学習フェスティバル「和倉温泉俳句大会」の投句募集を お知らせします。 栗田先生も、選者になっておられますので、皆様参加されてはいかがでしょうか?(孝子)

  開催日時 ・ 平成22年7月2日(金) 13:00~16:00

  会場 ・和倉温泉観光会館
  
  投句締切日 ・平成22年4月26日(月)

  投句要領 ・自由題2句(投句料1,600円)又は 自由題2句+題詠1句(2,400円)
               (題詠は必ず「長」の漢字を入れる)
  
  大会当日は、高野ムツオさん同行のミニ吟行もあります。
(申し込み七尾市観光交流課)

  投句や送金の方法等の決まりがありますので、 詳しくは以下の電話番号へ問い合わせてください。
               和倉温泉大会事務局   電話 042-572-3151 



22.4.7(2106)
 23日前の新聞の片隅に、イギリスのモデルのツイッギーの事が載っていました。16歳でデビューして、もう還暦だそうですが、女優や歌手をされていましたね。 テレビで、由美かおるさんの入浴シーン(水戸黄門)が見られなくなるようです。 もう数年で還暦とか・・・・。 宇宙飛行士の山崎直子さんの学生時代の友人は、「天才ではなく、平凡を重ねて来て 非凡を掴んだ人」と 山崎さんを評しておられました。 三人とも長い年月を努力して来られた方ですから、同じ女性として 共感する事が沢山あります。私の俳句も、年月は長くなりました・・・・<非凡を掴む>のは、今更無理のようにも思いますが、自分で納得出来る一句を読みたいと思います。 (孝子)

     ・晩学のペン胼胝ほてる春の宵    栗田せつ子 句集「鵜の川」より

               ・長き夜や辞書引くことの身につきし  下里美恵子 句集「かきつばた」より



22.4.6(2105)
 今年度の「伊吹嶺」句会一覧を最新版に差し替えました。句会のお問い合わせは上の「メッセージお待ちしております」をクリックしてお問い合わせ下さい。(隆生)


22.4.5(2104)
 4月2日の話題の下里美恵子さんから「落書」へ(初)メールをいただきました。下里さんの著書「綾子先生輝いた日々」は、私の愛読書です。。何度読んでも新鮮で・・・細見綾子先生への思いを深くしています。 温かくて厳しい下里編集長さ~~ん。 これからもお世話になります。(孝子)
   
 落書に掲載して下さりありがとうございました。(国枝さんが書いて下さった?)   いつも四苦八苦しながら
  文章を書いていますが、今回ほど緊張したことはありません。 パソコンに向かって半日経っても一行も出て来ませんでした。俳人協会から新聞が届いた今、あの時のことが懐かしく思い出されました。 ありがとうございました。(美恵子)


 
いぶきネット句会の幹事さんから、ほのぼのメールを配信していただきました。 今夜、もうすぐ いぶきネット句会の投句の締め切りです。皆様お忘れになりませんように。(孝子)
 
 白い用紙の真中に一行 「うふ 桜が咲いた。」 友達からの手紙、これに参った・・・と新聞の掲載を見ました。短い手紙が語っていることは、どなたも想像が出来ますね。 命あふれる春、待ちわびた桜、咲き誇るさくら、散るさくら しばし感動を覚えます。皆さんのお花見は如何でしょうか。
   「さくら咲いてまた逢うてゐる」  山頭火 

   「まさをなる空よりしだれざくらかな」  富岡 風生
  
5日午後9時投句の締切りです。早めにお送りくださるようにお願いいたします。(樹炎) 
                            


22.4.3 午後 (2103)
 今日の「俳句王国」の金子兜太の選に 伊藤雄(たけし)さんの句が入選しました。雄さんは、HP俳句会の講評を担当していただいています あの 旅遊さんの事です。 私もウフィッティー美術館で 見ました! 見ました! 一番印象に残っている作品が「ヴィーナスの誕生」です。 貝の上に立っているヴィーナスの 肌の色や 姿や 眼元の美しさに感動しましたが、蜃気楼とは・・・・・・・・・・・・言われてみれば そんな感じがします。 蜃気楼によってヴィーナスがますます美しく浮かびます。 旅遊さ~ん 入選おめでとう御座いました。 (孝子)  

  ヴィーナスの裸像のあなた蜃気楼
 ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」に触発された句でして、ウフィッティー美術館に展示されている絵を思い出して作ってみました。 絵の後方に 小さく何か書込みのようなものがあったような気がして、それを蜃気楼と断定して詠んでみました。 実に荒っぽい断定です。 更には、ヴィーナスそれ自体が蜃気楼のようなものではないかという気もしてこの句となりました。  兜太さんの入選句に入るには、 これくらいの無鉄砲さが必要かもしれません。 しかし、入選するとは思ってもいませんでしたので、松山放送局から 通知の電話があった時には ほんとうにびっくりしました。 なお、放送前に公表するのは、主催者に失礼にあたりますので、 放送は四月三日午前11時からですから、それが終ってから 公表してくださるようお願いします。(旅遊)



22.4.3(2102)
 野島秀子さんから 久々にメールをいただきました。今年から伊吹嶺誌の<季語のある風景>に、隔月で野島さんの素敵な文章が載っています。 名古屋市の東山植物園のボランティアガイドもされていますので、植物に関する事は(も?)よくご存知です。
  <季語のある風景>のもう一人の担当者は、いぶきネットを支えていただいています慢房さんです。 慢房さんは、動物の事を書いておられますが、とても温かい内容です。 
 毎月 お二人の文章が楽しみですね。  以下 野島さんからのメールです。(孝子) 
 
  4月発行の「俳句文学館」を読んで、俳人協会にも環境委員会が設けられていることを知り とても心強く思いました。豊かな自然の中での四季のうつろいがあってこその俳句と考えるからです。
 一部 万博会場にもなった海上の森ではシデコブシが咲き始め、雑木林を明るく彩っています。 名古屋の近郊で、こんな美しい丘陵地があるのは幸せなことです。 しかし、今、そのシデコブシが 準絶滅危惧に指定されているのです。このままでいけば、歳時記の中から自然の幣辛夷は抹消されることになりかねません。 幸いなことに、シデコブシの保全に向けての研究もされ始めたようで、容易なことではありませんが、その成果が待たれます。COP10のとしでもあり、 ささやかでも自分で出来る事をと、「俳句文学館」を読んで考えさせられました。    (野島秀子)
 
          ・ことありて帰るふるさと花辛夷     片山由美子   句集「水精」より

          ・満月に目をみひらいて花こぶし     飯田龍太     句集「百戸の谿」より

          ・花辛夷昼月もまた花のごと      飯田龍太     句集「遅速」より


22.4.2(2101)
 この落書のページが重くなってきましたので、2月分までは上記の「10年保存分の落書へ」に移しました。古い落書を見る場合、そちらをクリックして下さい。なお今までもそうでしたが、この欄は直近1ヵ月ぐらいの分量にしたいと思っています。
 毎月俳人協会から送られてくる新聞「俳句文学館」4月号が届きました。その中で俳人協会賞を受賞された栗田主宰のプロフィール「顔」を「伊吹嶺」編集長の下里美恵子さんが書いていらっしゃいます。簡潔にして心あたたまるプロフィールです。全文掲載するわけにはいきませんので、ところどころ抜き書きしてみます。(隆生)

 ・(栗田主宰)の句風はあくまで饒舌を嫌い、即物具象に徹して潔い。
 ・この度の受賞で、実作と理論の両輪が見事にそろったのである。
 ・手段としてインターネットを活用。「伊吹嶺」誌にいち早くHP欄を開設。創刊13年目を迎えた今、ネットからの入会者は勿論、各地域間の交流も着実に広がっている。
 ・俳句を地球規模で捉える先生は、何事にもとどまるということを知らない。今後どのような世界が展開されるのか、指導を仰ぐ者の一人として、大いに楽しみである。


22.3.31(2100)
 3月29日に 樹炎さんからお知らせをいただきましたブルームーンを眺めました。今夜は特別に 缶チューハイを買って雰囲気を盛り上げています。 ほろ酔いで眺めるブルームーンは格別です。

  角川の「俳句」4月号に、主宰の写真や受賞の事が沢山載っています。 句集「海光」より30句、受賞第一作「雪女郎」と題して12句載っています。伊吹嶺の仲間にとっては、特に嬉しい「角川」4月号です。(孝子)

          ・雪晴れて人のごとくに藁ぼつち     ・頬杖を突きし土偶や底冷ゆる

          ・雪女郎なりしや湯屋に白きかげ          以上3句 「雪女郎」より


22.3.30(2099)
 いぶきネットを支えていただいています坪野さんから、メールを頂きました。 いつ会っても 元気で前向きで・・・・・・・・・・心強い存在です。 私は心の中で<肝っ玉お姉さん>と呼んでいます。  坪野さ~~ん これからも宜しく!(孝子)

 
旅姿の種田山頭火の像が駅頭に立つ、山口に行く機会を得ました。「山頭火」と言うお酒を造っている酒造所で試飲。
酒造所のキャッチフレーズには「故郷を愛し、水を愛し、酒を愛した山頭火。その郷土の偉大な詩人にちなんで銘酒を「山頭火」と名づけました。」とあります。
 この頃、我が家の神前や仏前に供えているお酒を頂くようになり、遅ればせ乍ら日本酒のおいしさに目覚めた私に、この濁り酒は甘さの中にピリッとしたところがあり、とても気に入りました。
 「何故、<山頭火>と命名したのですか?」とお客様から度々きかれます。と前置きがあり その名づけの経緯をオーナーから聞きました。
 「山頭火は酒造所を営んでいましたが経営に行き詰まり夜逃げをしてしまわれたとか、、、、。  同業者でもあり、母方の親戚でもあったので「山頭火」と言う名前を使わせていただいています。始は鳴かず飛ばずだったけど今は全国から注文を頂いています。」とのこと。
思わぬところで思わぬ山頭火の逸話を聞きました。この濁り酒、迷わず買って帰りました。

山頭火代表句
  • 酔うてこほろぎと寝ていたよ
  • 鴉啼いてわたしも一人
  • 鈴をふりふりお四国の土になるべく
  • 霧島は霧にかくれて赤とんぼ
  • まつすぐな道でさみしい
  • また見ることもない山が遠ざかる
  • 分け入つても分け入つても青い山
                      (坪野洋子)

22.3.29(2099)
 いぶきネット句会の幹事さんは、天文にも強い方です。 時々 星や月の情報をいぶきネットの仲間に配信して下さいます。 今日は ブルームーン の話題です。(孝子)

ブルームーンのご案内です。
  30日(火)は、今月 2度目の満月です。
2回目の満月は、「めったにないこと」 として  天文用語ではないのですが ≪ブルームーン≫ と 呼称されています。数年ぶりのブルームーンですが、今年は 2回(1月、3月)です。
        
      〇月出    19:00      ● 月入    06:18(31日) 
    
気温は低いようですが、  満開の桜と満月との饗宴を楽しんで戴けたら、と ご案内です。(樹炎)
 
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 旅遊さんからは、桜の便りを頂きました。(孝子)
 
 名古屋の桜の名所「山崎川」は、我が家から徒歩でほんの数分のところにあります。 地下鉄の駅やスーパーへの買物の行き帰りには必ず桜の咲いている堤を通ります。 今日のところは、五分咲きに近いというところでしょうか。  かなりの大木の染井吉野でして、枝を長々と延ばして、枝垂桜と見紛うほどで、川面すれすれのところにも花をいっぱい付けています。 ここの桜は、目線のかなり下の方でも咲いているのが見どころで、こういう桜を見るのも面白いものです。 桜は見上げて鑑賞するだけのものではないということです。 これから散り尽くすまでは、かなりの人通りで賑わうことでしょう。 賑やかなのも、一年に一回、この時期だけで、桜が終ればもとの静寂が戻ってきます。(旅遊)

                 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆



22.3.28(2098)
 いぶきネット句会の3月の会報を配信していただきました。今月も、皆さんの俳句と共に、お2人の仲間のエッセイが載っています。1人は 1月からいぶきネット句会の仲間になっていただいた方です。 チャットによる合評会へ初めて参加された時の感想を 書いてくださいました。 もう1人は、沖縄の貝塚「仲泊遺跡」を、紹介してくださいました。旅行のガイドブックには載っていないような内容です。   会報はいろいろな話題を提供していただけて、毎月楽しみです。
 添削コーナーもアップしました。添削係が、頑張りましたが・・・・お役に立てたでしょうか??
 HP俳句会の選句結果もアップされています。今月の高点は 練馬区の近藤信男さんです。賞品の「伊吹嶺」3月号を送らせていただきました。 同じページに HP俳句会の講評も載っています。旅遊さんの歯切れの良い講評は、伊吹嶺の写生句を学ぶ者にとって、大いに役立つと思います。
 多くの皆さんと支えあいながら・・・・・今月の行事は終りました。 又、4月1日から いぶきネット句会やHP俳句会の投句の受付が始まります。 皆さん ご参加下さい。 (孝子)
      
               ・病室にちひろの絵本春浅し     近藤信男    
         

22.3.27(2097)
  
沖縄にお住まいの砂川紀子さんかが「沖縄タイムス」の切り抜きを送って下さいました。3月11日に主宰の「海光」受賞の記事が主宰の写真と共に載っています。 いろいろな所で <主宰の受賞>が話題になるのは、嬉しい事ですね。
 記事の内容は、句集の約350句の中の約80句が沖縄を詠んだ作品であること。「伊吹嶺」は即物具象の写実俳句を学んでいること。 1昨年沖縄に「イッぺー句会」が誕生したこと等です。
 砂川さんは、ネットで「伊吹嶺」を探し当てて入会してくださいました。 それから 「いぶきネット」とのご縁が続いています。 砂川さんや 沖縄の会員の方との交流で、沖縄の歴史や自然に興味を持つことが出来たのは 私だけではないと思います。以下砂川さんのお便りの追伸の部分です。ご紹介します。(孝子)

 
 ・・・イッぺー句会の皆も 先生の受賞を心より喜んでいます。3月5日に先生がお見えになった折、ささやかなお祝いの会を持ちました。今年はイッぺーの花が殊の外鮮やかで、黄金色がきれいでした。先生の受賞を祝っているようでした。皆様にお見せしたい程でした。(砂川紀子)


22.3.26(2096)
 いぶきネットで会計を一手に引き受けていただいています範子さんから メールを頂きました。 最近 見本誌やいぶきネット句会への入会の希望の方が多くなって来ていますので、会計の範子さんは大活躍です。 範子さ~~ん 宜しくお願いします。
 宮脇晴氏の絵画は勿論ですが、宮脇綾子さんのアップリケの作品も愛知県美術館(?)の所蔵品の中にあつたように記憶しています。 アップリケではありましたが、大作で・・・・芸術作品と思いました。 知多木綿もアップリケ手芸作家も、私にとっては懐かしい言葉です。(孝子)

 雨の一日でしたが、ドライバーがいたので思い立って知多市へ行きました。以前梅の季節に佐布里池(そうりいけ)へ行ったことがありますが、初めて岡田という古い町並みのある地区と、知多市役所隣の歴史民俗博物館へ行きました。 
 岡田は知多木綿の家内工業が発達していた地区です。 桜がほころび始め、雨に濡れた黒板塀の町並みがしっとりとした風情でした。 高台にはお庭の美しい料理旅館があります。周囲は桜坂になっていて、これからもっと桜が開花した頃に行くと、すばらしい眺めだろうと思いました。 
 市役所と隣接している博物館には、木製の漁船や、養殖海苔の道具、 知多木綿の機織の展示がありました。ほしい人に、綿の花の種も置いてありました。 VTRを見ながら、母方の祖母の家の広縁で祖母が機織で布を織り、伯母が仕立物をしていたことなど、懐かしく思い出しました。  知多地方では、昔は機織が出来ないと嫁の貰い手がない!とのことでした。 祖母は縞模様のデザインと色使いがとても上手で評判だったそうです(叔母の自慢話より) 3月27日から4月18日まで、画家の宮脇晴展があります。観覧料無料です。夫人はアップリケ手芸作家の宮脇綾子さんです。

 帰りは刈谷ハイウェイオアシスに寄って、えびせんべいの試食をたっぷり食べてきました。                                  ★・°.。.:*・☆.。.:*・°:★ 範子

                                ☆.:*・°.。.:*・°☆.。.:*・☆°.。.:*.。☆.:*




22.3.24(2095)
 旅遊さんから、お庭のムスカリの便りをいただきました。 我が家の庭にもムスカリが咲き始めました。 花より団子の精神で、韮を育てていますが、 ムスカリが紛れ込んで生えています。 今 韮と見分けがつかない状態で困っています。(孝子)

               ・霜あれて韮を刈取翁かな        蕪村
              
               ・貧農は弥陀にすがりて韮摘める    飯田蛇笏

               ・柿の木の幹の黒さや韮の雨      原石鼎

 もう十年以上も前のことですが、わずか10球ほど植えたムスカリが、いつの間にか20倍ほどにも増えて、現在満開の状態です。冬の間は各種の房咲き水仙を楽しみましたが、今はムスカリです。一つ一つの花は小さいのですが、密集して咲きますと実に見事です。ムスカリは強健そのものと言っても良い球根です。特に肥料を与えた
という記憶はありません。それに、毎年小さな球根が出来て、それを庭の隅に放置しておきますと、2・3年もたてばその球根が大きくなって花を咲かせるのです。我が家の狭い庭で、紫の絨緞のように今を盛りと咲き誇っています。しばらくはムスカリの小さな花の絨緞を楽しむことが出来ます。(旅遊)



22.3.23(2094)
 春は特に嬉しい行事が多い時ですね。 先日 俳人協会愛知県支部の総会の知らせが届きました。(俳人協会の会員のみの参加です) 4月18日に開催されますが、片山由美子さんが「序文を読む」と題して講演をされます。 私は先日の東京の総会でお会いしました。  シャキッとして お綺麗で・・・・・・好きな俳句と重ね合わせて・・・・思い出して・・・・やはり素敵です。 これも俳句のご縁です。 講演を楽しみにしています。(孝子)

     ・あたたかや布巾にふの字ふつくらと     ・うしろ手に障子閉ざして朧かな

     ・声出して読むひらがなの苗の札       ・すでに名の付きし仔猫をもらひ来し
                                        以上四句 片山由美子句集「天弓」より


22.3.22(2093)
 関東支部の武藤さんから、メールが届きました。 5月の江ノ島での鍛錬会についてのお知らせです。

           伊吹嶺会員のみなさま

 第3回伊吹嶺鍛錬会への沢山の方のご応募、誠に有難うございました。 予定の人数に達しましたので、募集を打ち切らせて頂きます。3月17日以前に申込みを葉書でなされた方は全員ご参加と決定しておりますのでご安心ください。 なお、詳細のご案内は4月第2週にはお手元にお届け出来ると考えています。 よろしく御願いいたします。
         第3回伊吹嶺鍛錬会実行委員長  武藤




22.3.21夜(2092)
 毎月、中日ビルで中日俳句教室が行われ、栗田主宰の約30分の講義とそれに引き続き句会が行われています。この度、栗田主宰のご了解を得てこの講義録を伊吹嶺HPに掲載することになりました。切りのよい2010年からの講義録が掲載されています。皆さん、各句会での勉強会に役立てていただきたいと思います。
 入り方はトップページにある「中日俳句教室講義録」をクリックして下さい。または【こちら】をクリックしても入ることが出来ます。(隆生)

22.3.21(2091)

 昨日の同人総会は盛会でした。 20日の「落書」で国枝部長さんが書いておられますように、総会 句会 懇親会で主宰の受賞が話題になりました。 今まで以上に自信を持って「伊吹嶺」の俳句を学びたいという思いが、皆さんとの会話や挨拶から伝わって 晴れ晴れとした会になりました。 67名の大所帯(?)の句会は、さすが エネルギーを感じました。 会の終了後、ネットの係の皆さんと歓談の時間を持つことが出来ましたが、話題は専ら いぶきネット句会の仲間の増えていく喜びです。 こんな時こそ会員の皆さんと共に気を引き締めてと・・・・そんな思いも語り合いました。

 栗田主宰の受賞記念の祝賀会のお知らせもありました。 実行委員代表の下里さんが「皆さんと、喜び合う良い会にしたい。是非 是非 会員の皆さんをお誘い下さい。」と 熱く語られました。 私も 多くの皆さんと 受賞のお祝いが出来る事を楽しみにしています。(孝子)

     ・伊吹晴れ舟で昼餉の蘆刈夫       ・ほつほつと桜の花芽富士近し
                                       以上2句栗田やすし句集「海光」より
     
   
22.3.20(2090) 栗田主宰・俳人協会賞受賞記念祝賀会のお知らせ
 今日、伊吹嶺同人総会が行われました。今年の同人総会は栗田主宰の俳人協会受賞の記念すべき総会となりました。総会模様は【こちら】をクリックして入って下さい。写真満載です。
 なお同人総会で新しいお知らせがありました。それは栗田主宰の俳人協会賞受賞を同人だけでなく、特に会員の皆さんも含めた祝賀会を行うことの説明がありました。詳しい祝賀会のご案内は「伊吹嶺」4月号に掲載されます。この落書を読まれた同人、会員の皆さんは残らず参加していただきたいと思います。概要は次のとおりです。

 ・日時:平成22年6月20日(日) 午後12時30分より(受付は午前11時30分より)
 ・会場:名古屋観光ホテル 3階 那古の間(地下鉄伏見駅より3分)
 ・会費:13,000円(会費の納入は出来るだけ句会毎にまとめて4月30日(金)までに下記に振込の上、ハガキにて句会名、参加者名を次の住所の上田博子さん宛に郵送して下さい。
 〒456-0054 名古屋市熱田区千年2-39-21 
 ・振込先:郵便振替口座 12190-95399391 伊吹嶺俳句会
 ・詳しいことは私、国枝隆生までお問い合わせ下さい。 TEL:0594-76-1433


 ここで特にお願いしたいことは各句会の指導者は出来る限り早めに句会の皆さんに連絡して、4月の句会には会費を集められるよう、ご手配お願いします。
 また句会に所属していない方もそれぞれ個別に振り込んでいただいても結構です。少しでも多くの会員の皆さんにより、栗田主宰の受賞をお祝いしたいと思います。
 以上よろしくお願いします。(隆生)

22.3.15(2089)
 近頃は、古書市やブックオフに句集が沢山並んでいますので、気軽に 句集を頂いたり、借りたり、買ったりすることが多くなりました。 句会の度に古本の句集等を 交換しあったりしています。  1冊100円位からありますので、手軽に買えて有り難く思っていますが、出版される側はどんな思いでこの現象をみておられるのでしょうか?時には、どうしても手元に置きたい少し高価な句集に出会う時があります。流行のセーターを買うのを止めて、句集にしようかと・・・・主婦としては 悩むところです。
 
 旅遊さんから 久々に お庭の便りを頂きました。(孝子)

  寒い間よく姿を見せていた尉鶲も来なくなり、冬中の庭を賑やかに彩ってくれた日本水仙も終りを迎えました。いまでは、冬の終りから春先にかけての水仙が沢山咲 いています。今年は、純白の房咲き水仙が数多くの花を付け、満開の状態です。これ らの水仙は、すべて冬の季語ですが、春の季語となっている水仙の蕾も大きく膨らんで、もうじき花を見せます。 春の水仙は一茎一花で、冬の季語の水仙とは違って花も大 型で、花色は大体が黄です。ただ、黄にも濃淡があり、ほとんど白と言ってもよいほ どのものもあります。十二月初めから四月の中頃までの、四ケ月以上にわたって咲き ますので、冬と春の両方の季語になっているのですが、句に詠むには多少の注意が必 要となります。(旅遊)

            ・次の間といふうすやみの水仙花
          
            ・喉もとを白湯がとほりて黄水仙   
                           以上2句「鷲谷七菜子句集」より



22.3.11 (2088)
 俳人協会会員向けの新聞「俳句文学館」(3月5日発行)には、受賞の記事が満載です。 選考委員の感想と共に、我らが主宰の<受賞者の言葉>が載っています。 先週は、中日新聞の文化欄にも主宰の写真を見つけました。   主宰の<受賞者の言葉>は、以下の文章で締めておられます。 温かい言葉で 嬉しいですね。(孝子)

  ・・・・・・・・・今回の受賞はこんな私への叱咤激励と思い、選んでくださった選考委員の先生方に心よりお礼を申し上げます。 また、長年一緒に学んで来た先輩や仲間に感謝の意を表したいと思います。  私はこれからも仲間と共に前方を見据えて、地道に歩いて行きたいと願っています。


 各地から雪の便りです。瀬戸市は、雪は降りませんでしたが、昨日今日と寒くて震えています。 しかし・・・ 庭の牡丹の芽はほぐれ、辛夷も開きかけて・・・・・春が始まっています。 九州でも雪のようでしたね。 一昨日に続き 樹炎さんから お便りが届きました。

 起き抜けの雪、与謝蕪村の鳶烏図・・・水墨画の世界です。  風雪を避け楠の葉陰に身を寄せ合う烏の夫婦、思わず蕪村!だ~~~。  咲き初めた桃の花や辛夷にも、牡丹雪が舞い美しい景色です。春の雪は、豊作の予兆 春を呼ぶ雪だそうですが、寒さは応えますね。皆さんの辺りは如何でしょうか。

   「目の高さ以下はゆつくり牡丹雪」  鷹羽 狩行

   「春雪は花のかをりをしてゐたる」  赤沼 文子
                            
                              (八尋 樹炎 )  
                          ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆)



22.3.10 (2087)
 
いぶきネット句会の会員さんへ 幹事の樹炎さんが配信して下さいました 定例のお知らせです。福岡市の郊外にお住まいで、季語に囲まれて生活をされているようですね。
 今月(3月)のいぶきネット句会は、3人の新しい仲間を迎えました。  京都・堺・彦根と、近畿の方ばかりです。いぶきネットの今年の恵方は、近畿でしょうか?(孝子) 

 温かい日や肌寒い日、春一番に菜種梅雨、気紛れな天気で、 ところによっては名残雪など、 猫の目の様に変るお天気ですね。 それでも、辛夷が開きミモザが溢れ、まだ不器用な鶯の声、 朝霧の中に牛の声、整然と耕して行く耕運機・・・ この季節はつくづく生の息吹が伝わって来ます。 皆さんの辺りは如何でしょうか。気温の変化にお気を付け下さい。(樹炎)
   
        「 鶯に終日遠し畑の人」  蕪村

        「辛夷咲き農事いよいよ待つたなし」 塩田章子
              
                さて3月10日(水曜日)午後9時選句の締切です。



22.3.08(2086)

 先日の俳人協会の受賞式で、「俳句研究」の石井編集長とお話をさせていただく機会がありました。 私の一番の興味は<今後 俳句とインターネットはどんな関わりをしながら進んで行くのでしょうか?>2番目は<インターネットと出版界は?>です。 目の前にある「いぶきネット」と 重ね合わせながらお聞きしました。 10年後には、確実に大きく変わっているようです。・・・・・ 私はその変化に付いて行けるか・・・・その日は 少々落ち着きませんでしたが・・・・いぶきネットには、心強い仲間が沢山おられる事に気がつきました。 皆さ~ん 宜しくお願いします。(孝子)

 「俳句研究」からのお知らせ     1年間の定期購読が始まりました。 
        定期購読料 春・夏・秋・冬各1冊 2,400円×4=9,600円
          上記に「年鑑号」を加えると 9,600円+2,500円=12,100円
                              
(送料は、小社が負担)
        
      定期購読を申し込まれた方には、特製「吟行句会手帳」(2010年版)を2冊プレゼント  

 「俳句研究」は、書店では取り扱っておりませんので、 お尋ねは以下へお願いします。      
        電話  03-5860-9875(土・日を除く11時~18時)
        FAX  03-5860-9876


22.3.07(2085)
 3月5日の<梅>繋がりですが、少し俗っぽい話になります。
名古屋のデパートへ出かけますと、たまには奮発して 虎屋の羊羹を1棹買ってきます。 今は黒砂糖入りが気に入っていますが、夜更けて 薄く切った羊羹とお茶を頂くのは、私のコレステロール値を上げているのでしょうが、止められません。 櫂未知子さんの「季語の底力」(日本放送出版協会)に 虎屋の羊羹「夜の梅」に触れた文章が載っていますが、 この命名は、私の想像力を駆使したくらいでは、答に辿り着けませんでした。 虎屋の元禄七(1695)年の文献に初めて記録が載っているそうです。 現在の解説には、羊羹の切り口の小豆が、夜の闇にほの白く咲く梅を思い起こす事による命名とか。 うぅ~~ん なるほど。
 以下 櫂さんの小気味良い文章ですが ・・・・・ほんの一部分です。(孝子)

   ・・・・・・・これは又ひどく洒落た命名だ」と感激します。見てすぐわかる梅の意匠ではなく、その先の想像力を要する点において、この名前は卓抜です。 和菓子は「すぐわかるもの」と「少しだけ考えなければいけないもの」と「アクロバティックな想像力を要するもの」がありますが、「夜の梅」はほどよい謎かけ加減です。 夜の底からふとたちのぼってくる梅の香と姿。 梅は気が付けばそこにいる花です。

           ・白梅のはじきたる日を額にうく     細見綾子


22.3.06(2084)
 今朝4時14分に 「伊吹嶺」同人の河原地さんから メールが届いていました。 なんと、アメリカからです。 河原地さんは、ロシア経済がご専門の大学の先生で 忙しくしておられます。 メールでの交流もなかなか出来ませんのに、久々に頂いたメールがアメリカからとは・・・・・嬉しいです。 アメリカに行かれて 10日ほど過ぎたそうですが・・・・河原地さ~~~ん 健康に気をつけてください。(孝子)

  大学1年生の語学研修の付添教員として、アメリカ北西部の都市ポートランドに来ています。 早咲きの桜が満開で、水仙や椿もあちこちに咲いており、日本から来てもあまり違和感がありません。大学周辺には日本食の店もいくつかあって、その点も気楽です。 ポートランド市があるオレゴン州は日系移民の多かった土地ですので、きっと長年の間に日本的なものが徐々に浸透していったのだろうと思います。 学生はホームステイしていますが、アメリカ人の暮らしが意外に質素なことに驚いています。 実際、服装なども(男女を問わず)日本の学生のほうがずっとお洒落です。 学生には「ホームステイは一方的にアメリカの生活習慣を学ぶことが目的ではないんだ。 受容れ先の家庭も、君たちからたくさん日本のことを教えてほしいはずだから、知っていることをいろいろ話してあげて下さい」と伝えてありますが、こんな小さな交流からも相互の文化の浸透が生じていくのでしょう。 
 今朝、 学生はマイクロバスに乗ってスキーツアーに出かけましたが、 私は市内に残って書店めぐりをしました。詩のコーナーにはHAIKUの本が結構ありました。 大半は禅など精神修養と結びつけたものや、芭蕉や一茶など江戸俳人の作品の翻訳ですが、 それでも俳句が英文学の中の一角を占めていることを実感しました。(河原地英武)
 



22.3.05(2083)
 今年は、関東支部のお仲間と神代植物園と、深大寺の梅を見ることが出来ました。武蔵野は沢木先生 細見先生にご縁のあるところですので、特に嬉しい梅見が出来ました。  帰宅して「細見綾子全句集」を繙き、思い出に浸っています。 以下 細見先生が深大寺で詠まれた御句です。(孝子)

     ・木犀の香の仏像の線勁し     ・深大寺大屋根落葉ささりしまま (以上2句 句集「和語」より)
                                 

     ・早春の寺山吹の茎もつれ     ・泥靴で歩きし一日蕗の薹

     ・白鳳仏の眉目見に来て春の雪  ・梅林の新筵惜しみなく汚す  ( 以上4句 句集「伎藝天」より)                                                        

     ・青竹で屋根押へたる追儺寺    ・豆まきを待つ間見つけし辛夷の芽

     ・梅林の手入れはじまる焚火して  ・着ぶくれて人の墓にも詣でたる ( 以上四句 句集「曼荼羅」より)
                                 



22.3.03(2082)
 「伊吹嶺」3月号が届きました。いぶきネット句会や HP俳句会も動き出しました。 以下 いぶきネット句会幹事の樹炎さんからの 投句締め切りのお知らせです。

もともと春は(張る)から出た言葉とか。
  今年は寒かったせいで、春の日差しが待たれました。 今日は桃の節句、雛祭り、華やぎますね。 桃の花は厄払いの霊力を持った木だそうですね。  それに、雛寿司は欠かせません。買えば何でも揃う世ですが、懐かしい母の味、桃色のお寿司、作りたいと思います。

    「わがために飾る雛となりにけり」  赤須たか子

    「雛の日や遅く暮れたる山の鐘」  飯田蛇笏
  
   さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。  早めにお送りくださるようにお願いいたします。     


 主宰の句集「海光」が増刷されました。希望の方は お近くの書店、角川書店、インターネットのamazonなどからご購入下さい。 トップページ左中ほどに写真が載っています。その写真の上をクリックして頂きますと、詳しいことが分かります。

 「伊吹嶺」の僚誌である「雉」の主宰 田島先生の「自註句集シリーズ田島和生」(1,200円 税込み)が出版されました。 田島先生は、去年の伊吹嶺賞の選者でもあります。  購入希望の方は 以下の住所へ 葉書で申し込んでください。 出来ましたら、纏めて申し込んでいただけると良いと思います。(孝子)
 
    〒529-0226  滋賀県大津市陽明町11-6   田島和生

22.2.28夜(2081)
 
俳人協会授賞式の翌日、ネット仲間で神代植物園・深大寺吟行を吟行しました。栗田主宰にもお忙しいところを参加していただき、一同感謝する次第です。吟行も「やすし晴」で暖かい1日を過ごしました。神代植物園では梅が満開で、福寿草も群生していました。また隣の深大寺にも訪れ、皆さん自由に気ままに歩きました。
 吟行後、フランス料理を楽しみながらの句会でした。栗田主宰は当日も夜、名古屋で所用があり、選のみをしていただきました。吟行模様は【こちら】に掲載しております。(隆生)


22.2.28(2080)
 
いぶきネット句会の会報を、会員さんに配信していただきました。会報は、仲間のエッセイが載っていますので、楽しみにしています。 今月は、千葉と広島の仲間の文章を楽しく読ませていただきましたが、毎月各地の情報を教えていただけるのも、インターネットの句会ならでは・・・・です。  添削コーナーもアップしました。9人の同人が頑張って添削をしましたが、その一部を載せています。 お役に立つと嬉しいのですが・・・・。  これで今月の行事は終りましたが、明日から又 投句が始まります。 来月からは、いぶきネット句会に 新しい仲間が2人参加して下さいますので、又賑やかに、楽しく俳句を学ぶ事が出来ると思います。  このお2人は、以前に見本誌や購読を希望された事がご縁で、仲間になって下さいました。  いぶきネット句会では、いろいろなご縁で仲間になっていただいています。

 < 「伊吹嶺」では、俳句の基本中の基本である写生句を学んでいます。俳句に関わって行こうと思っておられる方には、決して無駄にはなりません。>と 皆さんに「伊吹嶺」への参加をお勧めして来ましたが、 この度 句集「海光」で主宰が俳人協会賞をいただかれましたので、今まで以上に自信をもって、「伊吹嶺」をお勧め出来るようになりました。 皆さん! 「伊吹嶺」の俳句を一緒に学びませんか。(孝子)

      ・特攻の碑裏に小さき母子草        ・かげろへり出撃前夜書きし遺書

      ・強東風や征きて帰らぬ遺影守る     ・春の星潤むあまたの遺影見て
                                   
以上四句「海光」より 津市香良洲の句



22.2.26(2079)

 浅田真央ちゃんの銀メダルのTVを見ながら、23日の俳人協会賞の授賞式模様を作成し、【こちら】に掲載しました。HPを作成しながら、まだ授賞式の余韻に浸っています。ここでも述べましたが、私達「伊吹嶺」の目指す即物具象が間違っていなかったことを確信しました。今回の栗田主宰の受賞に関して、ご意見、メッセージ等がありましたら、上の「メッセージをお待ちしております」からメールをしてください。(隆生)
22.2.24(2078)
 23日の主宰の俳人協会賞の受賞式と、24日の関東勢が計画をしてくださいました深大寺の吟行会に参加して、今夜 帰宅しました。 受賞式や懇親会へは、「伊吹嶺」から40名ほどの仲間が集まり、 賑やかにお祝いが出来ました。  主宰をはじめ受賞者の皆さんのご挨拶は、言葉のひと言ひと言に重みがあり、皆さんの思いが伝わってきました。 出席させていただいて 本当に良かったと思っています。 トップページの写真は、授賞式での花束贈呈の様子です。 主宰が 益々カッコ良く そして、頼もしく思えた受賞式でした。
 受賞式や 吟行会の詳しい様子は、後日 部長さんが、アップしてくださいます。(孝子)


22.2.22(2077)
 部長さんが、「落書」の1月分を移動してくださいましたので、 このホームページビルダーの作業(文字を打ち込むこと)が軽くなり、時間がかからなくなりました。 このような小さなページも 皆さんに助けていただいています。

 静岡支部の磯田さんが、20日の「落書」を読まれ、早速、メールをいただきました。磯田さんは、幼稚園(保育園?)を去年(?)退職されたようでしたね。(孝子)

 久しぶりに「落書」を覗いたら「かんがるー句会」誕生の記事が載っていたのでびっくり! 子供たちのビデオ撮りに熱心な母親たちに、言葉でも子供の成長や母の想いを記録できるよ、と呼びかけてみましたが いざ句会となると、まず集まることから困難であることがわかりました。乳呑児や保育園児、小中学生を抱えて仕事をもって・・・・・・今は集まれる人が半分、あとはメールやFaxでよちよち歩き出したところです。1年半たってようやく「一番茶」の仲間入り、「伊吹嶺」はまだまだ遠く、少しでも近づけるよう皆さんのお力をたよりに 一歩一歩進めていけたらと思います。  よろしくご指導のほどお願いいたします。  (磯田なつえ)


22.2.20夜(2076)
 落書のページが長くなりましたので、1月分は【こちら】へ移しました。
 いよいよ23日の俳人協会賞の授賞式、懇親パーティーの近づきました。いろいろな方から聞くと「伊吹嶺」メンバーが多く参加していただけるようです。昨日も静岡のなつえさんとメール交換していますが、静岡からも9名が参加していただけるようです。当日「伊吹嶺」メンバーで賑わうことが楽しみです。(隆生)

22.2.20(2075)
 静岡支部の1月号の会報「一番茶」を送っていただきました。 静岡支部の新年大会の集合写真が大きく載っていますが、その真ん中には、主宰ご夫婦が花束を膝に 映っています。 支部長の夏目悦江さんは「今日の穏やかな富士晴れの日に 俳人協会賞受賞のお祝いを今年最初の句会『一番茶』で申し上げる事は、この上ない喜びです」と挨拶をされたそうです。 新年に相応しく晴れ晴れとした様子が伝わってくる会報です。新しい句会「かんがるー句会」も誕生しました。 おめでとうございま~~す!  同人の磯田なつえさんを中心に、子育て中の若いお母さんや、その周りのお爺ちゃんやお婆ちゃんが参加された 10数名の句会のようです。子育て中のお母さんをカンガルーに重ねて考えられた句会名でしょうか。 

 19日は、愛知の同人句会でした。参加者50名の句会での名乗り(入選)は、至難の業(?)と言った感じですが、仲間の沢山の佳句に出会うことは<幸せ>と思います。 帰り道に地下街で号外を配っていました。勿論 高橋君の銅メダルのニュースでした。 高橋く~ん良く頑張りましたね!(孝子)

        ・黍畑をまたぎ今日だけの萬國旗吊る(浦和へ聖火)

        ・聖火通るを駈け出しもせず栗垂るる

        ・満つる菊分けて聖火を掲げたり(オリンピック開會)

        ・オリンピック開會一羽の鳩を秋芝に
               以上四句 長谷川かな女句集「牟良佐伎」より 昭和39年の作品


22.2.18(2074)
 今 加藤かな文さんの句集「家」を読んでいます。かな文さんは、今年の俳人協会新人賞を受賞されました。以前 中日新聞では、栗田先生の句集「海光」を紹介していただきました。去年の角川の「俳句」10月号では、「名前のこと 栗田やすし小論」と題して、文章を寄せていただいています。「伊吹嶺」には、ご縁のある方です。 この句集は、一句一句が易しい言葉で詠まれていますので、300句を一気に楽しく読むことが出来ました。 以下、句集「家」より 3句(孝子)    
     
        ・菜の花の前を次々明るい水

        ・枯れたるも青きも雨の二月なり    

        ・こぼすもの多くて鳥の巣は光

   旅遊さんからは、お庭の便り(2月12日)をいただきました。

 二・三日、暖かい日が続きました。植物はいっせいに動き出したようです。植物の主食は日照と降雨の二つです。肥料は、人間で言えば、ビタミン剤のようなものです。これで雨が降れば、開花も早まると思っていましたら、今日はかなりの雨が降っています。植物はこの雨をたっぷりと吸収して開花に備えるのです。黄色と八重の房咲き水仙の花芽が伸びてきていましたが、明日には花を開くことと思います。昨年秋に播種したものでは、ナデシコが真っ先に開花しました。その他に二・三種類の草花の花芽も膨らんでいまして、開花を待っています。苦労の報われる時です。しかし、明日からは寒さが戻って来るという予報です。今の時期の花は、このような戻り寒にも遭遇しますので、一斉に花を開くことはなく、徐々に徐々に咲きます。そのために、長い期間にわたって花が楽しめるというものです。(旅遊)



22.2.17(2073)
 15・16日は、チャットによる合評会でした。今年は3人の新しい仲間も出来、活発に意見が交わされました。以下 いぶきネット句会の幹事さんが2月8日に配信してくださいました ほのぼのメールの一部です。(孝子)

 寒明けを迎えましたが、気温はまだ低く寒さの中での立春です。 お隣から一握りの土筆を頂きました。早速今夜は卵とじです。 福岡で春といえば白魚です。これも卵とじ、春はふわふわと訪れます。      春告げ鳥(鶯)・春告げ草(梅)・春告げ菜(蕗の薹・土筆)など美しい雅な言葉ですね。どことなく春の訪れが感じられます。皆さん温度変化が激しい昨今ですご体調にご留意下さい。(樹炎)
     
       「一握りとはこれほどのつくしんぼ」  清崎 敏郎

       「ふるひ寄せ白魚崩れん許(ばか)りなり」   夏目 漱石

                     


22.2.15(2072)
  関東支部長の中野一灯さんから欅句会の合同句集を頂きました。欅句会の三周年を記念して出版されました句集は、浅葱色の表紙に銀の文字が映えて爽やかな感じの一冊です。 関東支部の他の句会の仲間も加え17名の力作が載っています。 一灯さんは、あとがきの中で以下のように書いておられます。 1部分ですが紹介します。

     ・・・・気心の知れた句友と「奥の細道」を旅する人生は楽しくも豊かなものがあります。
     俳句は継続の文芸と言われその遠い旅路にめげない為にも節目節目の一里塚として
     皆さんの心の記念の欅句会合同句集を上梓できますことは誠に意義深く喜ばしいこと
     であります。・・・・・・


          ・さはやかやボトルシップの真白き帆    一灯

  この句集をご希望の方は、一灯さんへメール ittoh3310@opal.dti.ne.jp で注文をされますと、折り返し振込みの番号を知らせていただけるそうです。1冊送料共で700円です。(孝子)

22.2.13夜(2071)
 
新人賞の選考委員会に参加させていただきました。同人の皆さんの推薦書や、委員会での皆さんの意見を合わせて討議をし、関根切子さんに決まりました。 新人賞としての基本的なの条件を満たしておられる事・・・・・等々で、満場一致での決定でした。 今年からは、インターネットの作業も手伝っていただいていて、心強い存在です。 江戸切子に関わるお仕事をされていることから、俳号を「切子」とされたと お聞きしました。 兎に角・・・・若くて・・・・新人賞に相応しい 素敵な女性です。 切子さ~~ん おめでとうございます。 (孝子)
    
      ・サイダーの弾くる音を飲みほせり       ・寝ころんでしろつめくさの冷たさよ 
                                        以上2句 去年の「伊吹嶺」誌より 関根切子

22.2.13(2070)
 
今日「伊吹嶺」新人賞と秀句賞の選考会に参加しました。私は秀句賞の選考を担当しました。昨年もそうでしたが、1年分の雪嶺集、伊吹集を読み通すことは大変な作業でした。しかし読み進むうちに秀句に出会える楽しみもありました。今日の選考は結構様々な意見が出て、改めて「伊吹嶺」の本道を行く俳句は何かと問われると、その選考にも慎重になります。結果的には授賞作は4句にすることにして、以下の方が授賞されました。
  
新人賞   関根 切子さん
  秀句賞   折紙の文化勲章文化の日      河村 惠光さん
          長老が芽の先舐めて柿芽接ぐ    山田 悦三さん
          初蝶のひかりこぼせり草の上     桜井 節子さん
          背番号つけ鍬形の闘へる       佐々木美代子さん

 なお新人賞の選考経緯については矢野孝子さんに報告していただきます。(隆生)

22.2.10(2069)
 
2月8日の「落書」に 部長さんから 授賞式のお知らせを載せていただきました。 授賞式での栗田先生には、皆さんで拍手を送りたいですね。栗田先生は、以前俳人協会の「評論賞」も受賞されています。「風」誌に その時の写真が載っていたことを思い出して、探してみました。平成13年5月号の表紙の裏に俳人協会賞を受けられた林徹先生との ツーショットの写真を見つけることが出来ました。 授賞式は平成13年2月27日のようでしたが、お2人は 共に「風」で活躍された大先輩ですので、誇らしく思った記憶があります。  平成13年の「風」6月号には、<俳人協会評論賞を受賞して>「碧梧桐に執して40年」と題して、栗田先生の文章が載っており、以下の文章で結んでおられます。
   

  
 ・・・・・・今回『河東碧梧桐の基礎的研究』という形で一冊にまとめ、思いがけず
   評論賞をいただいたが、これは怠りがちな私への励ましと感謝している。今後は碧
   梧桐全集の刊行という大きな夢を抱きつつ、息の続く限りこれまで通りの研究を
   続けていきたいと思っている。


 今年の受賞式での主宰の晴れ姿を、トップページの写真でご覧いただけると思いますので、楽しみにお待ち下さい。(孝子)
 

22.2.08夜(2068)
 俳人協会から今月23日の総会案内が届きました。もちろん私は出席して栗田主宰の俳人協会賞の授賞式に参加したいと思います。ただこの授賞式は俳人協会会員でなくても参加できます。是非「伊吹嶺」会員の方も多く参加していただきたいと思います。俳人協会員以外の方は、授賞式に参加するには次のような手続きが必要です。
  ハガキかFAXで次の事項を書き添えて申し込んで下さい。
1.申込み方法:住所、氏名、結社所属、俳人協会非会員であることを書いて、授賞式・懇親会に参加と申し込んで下さい。
2.総会は午後3時に始まります。これは会員のみです。その後、午後4時より授賞式、午後5時より懇親会ですから、午後4時からの参加となります。
3.会費は10,000円です。
4.申込みでFAXの場合は03-3367-6656です。

  
ハガキの場合で申込みの住所は 〒169-8521 東京都新宿区百人町3-28-10 俳人協会あてです。

以上が申込み要領です。多くの方の参加で多くの方と喜び合いたいと思います。(隆生)

22.2.08(2067)

 先週 日展に出かけました。毎年絵画を観るのが楽しみで、絵を見れば名前も分かるような贔屓の画家も出来ました。 陶芸は地元(瀬戸市)の作家も多く、より親しく鑑賞することが出来ます。 評論家気取りで一点づつ観て歩くのが大好きです。 彫刻家の櫻井真理さんの作品「つばさ」もじっくり鑑賞しました。若い女性が一歩踏み出した姿は、まるで翼が生えているように見えて、清々しい作品でした。 因みに 真理さんは、「伊吹嶺」の表紙を今年から描いていただいています櫻井幹郎さんの息子さんです。 書家の森怜華さんも 見逃せません。怜華さんの力強く独特な書体の作品は、遠くからでも見つけることが出来ます。 怜華さんは「伊吹嶺」の大先輩である鈴木みや子さんの妹さんで、愛知県犬山市にある綾子先生の句碑の文字を書いていただいた方です。 日展は、大作揃いで圧倒されそうですが、エネルギーをいただけるようで、毎年楽しみにしています。 
 国枝部長さんのホームページに、以下の事が書いてありました。 怜華さんの話題の部分だけ 貼り付けさせていただきました。(孝子)

・・・・・・・・丁度書道コーナーに来たところ、森怜華さんが今日の解説当番でバッタリと会う。みや子さんにいつもお世話になっていることのお礼も合わせて言う。怜華さんの書はよく分からないが、昨年癌で大手術されたとか、退院後すぐに書いたというその精神力には敬服する。 書というのはまず自分が書きたい詩のうち、強調したい部分の字を中心に考え、そこから中国の詩を選ぶのが大変だという。(今年の作品の場合、3行で書くことに決め、2行目で視線が一番中心に行くところに、協調したい文字を据えることを主眼に選んだとか) 詩が選定できればあとは一気に書くとのこと。・・・・・・・(国枝)



22.2.05(2066)
 俳句を始めた方から 「旅行に行っても、バスに乗っていても退屈しなくなりました」と お聞きすることが良くあります。  ベテランの坪野さんですが・・・やはり退屈されなかったようです。 坪野さん お便り有難うございました。

 安い宿があるからというお誘いを受けて京都の北山、大原へ吟行に行く機会を得ました。 東山魁夷の絵のような北山杉の山並みに感動。静謐な空気を胸いっぱい吸い込みました。 また、人気の無い大原で立ち寄った草木工房では蓬茶を戴き、お能の演目にもなっている大原御幸の道では大粒な龍の玉を拾いました。実り多かった二日間を楽しみ京都駅に着くと なんと横浜で架線事故があったとかで、新幹線は全面運休中。 駅員さんからの説明を聞き何とか停車中の車両に座ることが出来ました。 何時発つか解らない車両で周りの方たちがぼやく中、句会をしようということになりました。 二日間を振り返り まだ消化されていない句材を並べ、いろいろと考え、句会を楽しんでいるうちにに列車は動き始めました。「アクシデントもまた楽しからずや」です。 そんなこんなで今まで気が付くことの出来なかった俳句の良い所をまた見つけることとなりました。(坪野洋子)
 
  旅遊さんからもお便りを頂きました。 旅遊さんは、庭仕事をしながら俳句を考えておられるのでしょうか?(孝子)
 
  寒い寒いと暖房に籠っているうちに、季節は着実に進んでいるようです。ナデシコやデモルフォセカはすでにたくさんの花芽を付け、莢豌豆も薄紫の花を咲かせ始めました。菊の芽もすこしづつ伸び出しており、今朝は春の鳥の声がかまびすしいくらいでした。瑞穂公園がほんのすぐ近くですので、数多くの鳥が我が家の庭へついでにやって来るようです。春はもうすぐそこまで来ているようです。(旅遊)




22.2.03(2065)
 「伊吹嶺」 関東支部から メールで会報を送っていただきました。 東京支部の会報 第1号は2008年2月で、3つの句会が載っています。1年後に関東支部と名称が変更されて、今年の1月の会報で23号になっています。 今年からは「山ゆり句会」が加わりました。 どの句会にも みなさんが自由に参加されていて、盛会の様子が伝わって来ます。 すべての会報は、メールで配信されているようで、インターネットを 大いに活用されています。 近々 欅句会の合同句集も出来上がるようで、支部長の一灯さんの下で、元気に活動されています。
 
 静岡支部からは、21年12月の会報を送っていただいています。 こちらは、491号で、歴史を感じます。 10句会の俳句のほかに、「自句自解」や「仲間の句の鑑賞」 エッセイ等で、多くの会員さんの参加で出来ている会報です。
 どちらも、毎月の句会の積み重ねによって、このような個性のある支部になって来ていると思いました。

 以下は、いぶきネット句会の幹事さんからの お知らせに添えられていた、懐かしい話題です。(孝子)

 鬼は外~~福は内~~今日は節分、豆撒きですね。
  思い起せば昔、大人数で暮らした頃 座敷の拭き掃除をして、ホウロクで大豆を炒り、娘とクレョンで面作りをしたものです。  灯りを消した座敷の隅々まで豆を撒き、声高な祖父の鬼やらひ、大人は這いずり廻り、子は泣き声で「見えない~見えない~」と大騒ぎして・・・懐かしい思い出です。皆さんのお宅は如何ですか。
   
        「節分や我が家の家風まだ変へず」  佐野 三枝

        「べそをかく子に手渡しの年の豆」  小林 飛雄


 さて、いぶきネット句会の投句は、  明後日5日午後9時投句の締切りです。  早めにお送りくださるようにお願いいたします。(樹炎) 


22.2.01夜(2064)
  いぶきネット句会会員さんにはいろいろな職業の方がいます。最近東口さんが入会されましたが、東口さんは京都でお好み焼き屋を営業されています。伊吹嶺HPのリンク集に掲載しました。一度アクセスしてみてください。ちなみに【こちら】からもは入れます。一度京都に出かける方がいらっしゃたら、訪ねてみてはいかがですか。(隆生)

22.2.01(2063)

  ご自宅の庭の話題を送っていただいています旅遊さんから、1月24日に頂きましたメールです。 地中は地上より温度が安定しているのでしょうか?それとも、鶴ほど温暖化の影響は受けていないのでしょうか?(孝子)

  今年は暖冬の予報で、寒さに弱い者にとっては有難いことと喜んでいました。ところが、一月に入ってからというもの、暖冬予報など嘘であったかと思うほどの寒さが続きます。確かに、つい先日は二日ほど暖かかったのですが、一転また寒くなりました。暖冬であれば、八重の房咲き水仙が咲いてもよいころですが、まだ花芽がしっかりと伸びてきていません。実は、この八重の房咲き水仙は、水仙のうちでも私が一番好きな花なのです。僅かに三十本ほどしか咲きませんが、その姿と香りの素晴らしさで、毎年開花を心待ちにしているのです。しかし、どうも今年は遅くなりそうです。これと同じ頃に咲く黄色の房咲き水仙も、まだ花芽が伸びて来ていません。今年は暖冬であるという予報でしたが・・・・(旅遊)

              ・よその水仙の日向好んで白き犬      長谷川かな女
                                           句集「牟良佐伎」 より 昭和40年作       


22.1.30 (2061)
 先日、新聞の片隅に、しみじみとした歌を見つけました。「足柄の箱根飛び越え行く鶴(たづ)の羨(とも)しき見れば大和し思ほゆ」は、日本航空の再出発に触れたコラムの中に載っていました。 鶴には迷惑な話ですが、JALマークと重ね合わされたのでしょう。 私たちは、 もう一度あの鶴のマークを憧れをもって眺める時が来るでしょうか。
 「伊吹嶺」誌には、「二十世紀の百人一首」と 「二十世紀の百人一句」が連載されています。 1月号の白秋の一首は、特に興味を惹かれる歌の背景が書かれています。鶴の歌は、妻を恋う歌ですが、白秋のこの一首は、人妻を恋う内容で、加藤孝男先生が解説されています。  俳句は下里美恵子さんが、 荻原井泉水の短律俳句の中の一句について書かれていて、こちらも惹かれる内容です。 先日 下里さんにお聞きしましたら、本当に百回(百句)書いていただけるとか・・・・・毎月一句づつでも・・・・8年ほど続く事になります。 8年後の下里さんを思い浮かべながら「二十世紀の百人一句」を読み返しています。

          ・君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ      北原 白秋

          ・わ ら や ふ る ゆ き つ も る          荻原 井泉水


  加藤孝男先生のホームぺージを、伊吹嶺のホームページから ご覧いただけます。 トップページの LINK集→加藤孝男サイバー備忘録 と お進みください。  加藤先生~~、休肝日を作られて健康に注意してください。 (孝子)


22.1.29 (2060)
   1月のいぶきネット句会の会報を配信していただきましたので、先ずは1月の作業が終りました。皆さんの協力で、今年のいぶきネットも順調に滑り出しました。又2月の諸々の行事が始まります。 いぶきネット句会の幹事さんから、お知らせを頂きました。(孝子)
 
  
会員の皆様      投句・選句締切のお知らせ
            
       栗田主宰句集「海光」の俳人協会賞受賞おめでとうございます。
 
  
 吹く風はまだ冷たいのですが、すぐ其処に春の光を感じますね。 笹鳴きの竹林を抜けると、一面に麦畑が開けトラックターが  ローラーを引いて交差しながら、ゆっくりと麦踏みをして居ます。耕しと感違いした白鷺が後を付いて行きます。最近は昔のような懐かしい麦踏みの景が見られなく成りましたね。皆さんの辺りは如何ですか。
      「麦踏の夫婦は即かず離れずに」  関口 茅花
 
      「幼な顔ときどきに上げ麦踏めり」 後藤 夜半

  さて、投句期間と締切 2月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切 
     選句期間と締切 1月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切
    投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださいますようにお願いします。
                                                    (樹炎)                     


22.1.26 (2059)
 関東支部のメンバーで、新同人の武藤さんが、句会を立ち上げられました。 おめでとうございます。 お近くにお住まいの方は、見学をされては・・・・いかがでしょうか?(孝子)

 この度、伊吹嶺俳句会の南関東の拠点として1月23日に「山ゆり句会」が誕生致しました。
日時  :毎月第4土曜日1時15分句会開始 4時30分終了
場所  :アートフォーラムあざみ野
     (田園都市線・横浜市営地下鉄あざみ野駅下車5分)
会費  :山ゆり句会会費は会員もゲストも1回500円
投句  :当季雑詠5句
 継続的に参加して頂くためには、俳誌「伊吹嶺」の購読が条件となりますが、HP句会などに投句されている方で試験的に参加して見たい方もどうぞお出でください。次回は2月27日となります。
ご連絡はメール   m6towers@a04.itscom.net 武藤まで御願いいたします。


 尚、山ゆりは、神奈川県の県花です。百合は年々鱗茎を太らせすることにより、その花数を増やして開花させます。我等が「山ゆり句会」も伊吹嶺俳句と言う根幹をしっかりと太らせ、年々大輪の花数を増やして行きたいとの思いが込められています。(武藤)



22.1.25 (2058)
 「落書」の係と致しまして 今朝、主宰にインタビューさせていただきました。 電話口から、とても元気で明るい声が飛び込んで来ました。 

 分に過ぎる賞をいただきましたので、これからが大変と思います。 皆さんの力をお借りして、健康に注意しながら、進んで行きたいと思います。 これからも宜しくお願いします。

 主宰は、「皆さんの力をお借りして」と 強調されました。 栗田先生、超お忙しくなられると思いますが、健康にご注意ください。(孝子)



22.1.24 夜 (2057)
 やりましたねぇ~~~! さすが我らが主宰 ! おめでとうございます。
主宰の受賞のニュースは、部長さんが、早朝のメーリングリストで いぶきネット句会のメンバーに 配信してくださいました。 今日は1日中 とても嬉しい気分でした。 静岡支部の磯田さんから、メールを頂きました。静岡支部の皆さんには、とてもラッキーな新年大会になったようですね。 重ね重ねおめでとうございます。 (孝子)

 栗田主宰句集「海光」の俳人協会賞受賞おめでとうございます。 私たち静岡の「一番茶句会」の仲間たちは、昨夜からこのニュースをいち早くキャッチしたく てうずうずしておりました。それは、本日24日「一番茶新年大会」に栗田主宰ご夫妻に ご臨席をお願いしてあったからです。 今朝の新聞ニュースで早速お祝いの準備に取り掛かり、一番に「おめでとうございます」を申し上げられたことは会員一同大変幸せなことでした。 会場は「伊吹嶺」の会員みんなが受賞したようなよろこびがあふれ、大会が盛り上がったことは言うまでもありません。夕方ご夫妻はお祝いの花束をかかえて名古屋へ戻られましたが、あちこちからお祝いメッセージが届く大切な一日を お留守にされて、大変なことになっていらっしゃるだろうと思うと、申し訳ないやら有り難いやら・・・先ずは改めてお祝い申し上げますとともに感謝申し上げます。
                                              静岡 磯田なつえ
 

22.1.24(2056)  栗田主宰が俳人協会賞を受賞
 皆さん、今朝の各新聞をご覧になりましたか。今年の俳人協会賞の受賞者が発表されています。私達の結社の栗田主宰の『海光』がめでたく俳人協会賞を受賞されました。今だから言えることですが、今年は何となく手応えがあり、期待していたところです。元「風」関係では林徹先生以来のことです。また栗田主宰は平成12年の俳人協会評論賞と2つめの受賞になりました。受賞記事は各社に出ていますが、朝日新聞の場合、【こちら】から見て下さい。
 栗田主宰の受賞により、私達がこれまで「伊吹嶺」で勉強してきたことは間違いでなく、栗田主宰の指導は王道を行くものだと思います。これに対して私達も真摯に栗田主宰の指導を受けとめてさらに精進する必要があると思います。何はともあれめでたいことですので、真っ先にこの落書で皆さんにお知らせする次第です。(隆生)

22.1.22(2055)
 1月HP俳句会の選句結果を、アップしていただきました。今月の高点句は、札幌市の今埜さんの 「眉焦がすほどの火花や鍛冶始」 でした。賞品の「伊吹嶺」1月号を送らせていただきます。   HP俳句会の講評は、腱鞘炎が完治しました旅遊さんが復帰してくださいました。 (その間は、国枝部長さんがピンチヒッターを務めてくださいました。)   添削コーナーも、アップしました。 今年から添削の係に 二人の同人が加わってくださいました。 添削は一番緊張しますが、多くのことを学ばせていただいています。 皆さんのお役に立つと、嬉しいのですが・・・・ 
「HP俳句会」 も「添削コーナー」も、トップページの左上 CОNTENTS から お入り下さい。(孝子)


22.1.18(2054)  新年俳句大会のアップ
 ようやく16日の新年俳句大会模様をアップしました。該当のページはトップページの写真、または【こちら】から入って下さい。なるべく多くの方の写真を掲載しようと思いましたが、容量の関係でごくわずかしか掲載していません。また間違い、誤字などがありましたら、上の「メッセージお待ちしております」をクリックしてご連絡下さい。(隆生)

22.1.17夜(2053)
 昨日の新年大会のメッセージを野島さんからいただきました。幹事の千草句会、鶴羽句会の皆さんご苦労様でした。年々、参加者が増えて大会運営大変だったと思います。新年大会模様については伊吹嶺HPにアップする予定ですが、今日は関東の皆さんと出かけたため、アップ作業は明日以降にします。もう少しお待ち下さい。(隆生)
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22.1.17(2052)

 昨日、新年大会に参加させていただきました。 6時間ほどでしたが、多くの方との交流で多くの刺激を頂きました。 もっと言葉を交わしたい方もありましたが、参加者も多く 限られた時間でしたので、叶いませんでした。それが少し残念でしたが・・・   担当の鶴羽句会と千草句会の皆様 大変お世話になりました。(孝子)

 厳しい寒さの中、身の引き締まる思いで新年俳句大会を迎えました。多数のご参加を感謝しております。 受付・会場・宴席共に手狭でしたが、皆様、とても柔軟に対応してくださり さすがに「伊吹嶺」の方はレベルが高いと、少しほっといたしました。 「参加して良かった。次回も参加したい。」と思っていただけるような会になるよう 思いを込めて準備をしてまいりましたが・・・・・・・問題点はしっかりと反省し、次回へ引き継ぎたいと思います。会が終わった後、千草句会一同別れ難くアイスティに喉を潤しながらミニ反省会となりました。 尾張万歳ではありませんが、「祝いました。」です。 句会にとっては、良い体験をさせていただいたと、話し合いながら終回いたしました。    

 余談ですが、講師の安田先生の資料「尾張飲食夜話」にありました、青年の像は名城公園で相変わらず槍を投げています。自分の青春時代とも重なり 少しほろ苦い青年像の余生です。(野島秀子)
 


22.1.15(2051)
 今、いぶきネット句会のチャット(1日目)が終りました。参加者18人で、沢山の意見交換が出来ました。今年から、広島、京都 愛知の3人の仲間が参加して下さいます。  明日も後半のチャットがありますので、新年大会が終りましたら 遅刻しないように急いで帰らないといけません。   皆さんで支えあいながら、いぶきネット句会が充実した1年になる事を願っています。
 新年大会では、事前に投句しました句の入選発表がありますので、あすの夜に、いぶきネット句会関係の方の成績を 会員向けメーリングリストでお知らせします。 楽しみにお待ち下さい。(孝子)


22.1.13(2050)
 今朝の瀬戸市は、丁度出勤の頃に 雪が激しく降りました。車が信号で止まっている間にも ワイパーが重くなるほど激しい雪で 慌てました。 新年大会(1月16日)が近づきましたが、多分「やすし晴れ」で、大丈夫と思います。 今年の担当句会「千草句会」の幹事さんの野島秀子さんから 以下のメールを頂きました。 
 
 新年俳句大会に向けて、今日(12日)、最終の打ち合わせを行いました。出席は232名、不在投句は58名になりました。大勢のご参加を大変感謝しております。 講演を頂きます方は、 南山大学人文学部教授の安田文吉先生で、演題は「尾張のお正月」です。 生粋の名古屋っ子のようで、私は、数回お話を聞いたことがありますが、日本の芸能に造詣が深く洒脱な方で、肩のこらないお話が伺えると思います。 名古屋近隣向けに発行されています 食の「あじくりげ」にエッセイーを連載されています。 
  皆様お風邪を召されませんように。元気でお会いできますよう一同、楽しみにお待ちしております。会場が少し手狭になりますがご容赦ください。
 尚、小さいペットボトルのお茶を各自一本準備いたします。  お天気に恵まれますよう、祈りっています。(野島
 
   因みに「やすし晴れ」の<やすし>は、主宰のお名前です。 主宰と吟行をしました沖縄で、劇的な晴れ方を体験しましが・・・・・・・その時に、会員さんの1句から生まれた言葉です。(孝子)


22.1.10(2049)
 年が改まっても、 政治のニュースには、相変わらず不安感が募るばかりです。 テレビでは どうでも良いような事を話題にして、攻撃的な言葉が飛び交います。 何か良い話題はないのでしょうか?
 
 正月休みは、米朝さんの落語を繰り返し聴きながら、こんなバカバカしい話に笑っていていいのかな???と思ったり・・・・・・・・いえいえ こんな世の中だからこそせめて・・・・・と思ったりしながら過ごしました。  演題の「はてなの茶碗」は、茶屋の安物の湯飲茶碗が とんでもない展開で高値が付くお話です。 「天狗の裁き」は、見てもいない夢の内容を聞かれた男が、夢を見ていないと否定をすればするほど、考えられないような災難に遭う展開で、最後には鞍馬の天狗まで登場します。  こんなバカバカしいストーリーを 大真面目に考えた作者の姿を想像するだけで笑えます。 しかし、後世に伝えられてきた作品ですから、多くの人の心に沁みたのでしょう。 まだ ご存知でない方には、お勧めします。  現代のようにお金や、便利さ故に縛られている時代よりは、あの時代(江戸時代?)は、もっと自由があったのかも知れません。 
 さて、私の今年の計は・・・・・勿論「健康第一」です。    俳句に関しては・・・・・ 「高が俳句、然れど俳句」とよく言われますが、「高が俳句」だからこそ 去年より少し真面目に関わってみようかと・・・・・落語を聴きながら思っているところです。(孝子)

                  ・初芝居見て来て晴著いまだ脱がず     正岡子規

                  ・眉描いてほのぼのなりぬ初芝居      松瀬青々

                  ・明暗の又も一転初芝居            上野泰

 入会や購読の申し込みを下さいましたメールが、時々文字化けになって、読み取ることが出来ない時があります。 夕べいただきましたメールも 文字化けでした。 もし、入会や、購読 見本誌等の申し込みをされまして、こちらからの返信メールが5日ほど経っても無い時には、以下の住所へ、葉書で申し込んでください。(孝子)

     〒458-0021 愛知県名古屋市緑区滝ノ水3の1905の2  伊吹嶺発行所


22.1.09(2048)
 7日にお知らせしました小林章三さんの油絵展に、関東支部のとみおさんが、早速行かれました。 以下とみおさんのメールです。 
 
  とっても明るい色彩の素晴らしい作品の数々でした。  一足早く春を満喫したような、心ぽかぽかで帰ってまいりました。  是非沢山の方々に観て頂きたいと思いました。 有難うございました。(とみお)

 旅遊さんからは、久々に「庭の話題」のお便りを頂きました。 旅遊さんの腱鞘炎は完治したようで、良かったです。(孝子)

 
季節は一年でもっとも寒い時期ですが、庭の草花は はや春の準備をしています。今朝、二十本ほど植えてある撫子の一本が花芽を付けているのに気が付きました。 こうなると、すぐそこにまで春が来ているという思いが強くなります。それはそれで嬉しいことなのですが、その一方で、雑草はたくましく生育しています。いぬふぐりやはこべはすでに本葉2・3枚の状態にまで大きくなっています。 見付けしだい抜くのが仕事です。「いぬふぐり」などと悠長に句に詠むなどと考えたこともありません。抜くだけです。 これからだんだん庭仕事が忙しくなります。(旅遊)


22.1.07(2047)
 発行所より、絵画展のお知らせを頂きました。(孝子)

 1月7日より13日まで、京王百貨店新宿店で、小林章三画伯の油絵展が開催されます。是非ご覧下さい。
小林章三画伯は「パリ便り」をご執筆の小林砂斗美さんのご主人で、毎年日本で個展を開いておられます。「点景」をご執筆中の浜田真理先生とも御昵懇です。 (栗田やすし)


          
ヨーロッパの光とロマンをもとめて
                           小林章三 油絵展

            会期:平成22年1月7日(木)→13日(水)
            会場:京王百貨店新宿店6階 京王ギャラリー(最終日は午後4時閉場)

       パリ在住の洋画家小林章三先生の新作油絵展を開催致します。
       プリミティブで温かみのある色彩によるヨーロッパ風景と静物を中心に 約30点展示
       致します。是非この機会にご高覧賜りますようご案内申し上げます。


22.1.06(2047)
 「伊吹嶺」1月号が届きました。表紙絵は櫻井幹郎さんです。櫻井さんは昔から抽象画を描いており、「伊吹嶺」の表紙絵は創刊以来抽象画です。それを引き継いで描いていただいております。テーマは”もう1つの曼荼羅”だそうです。いつも1月号になると表紙が変わり、新鮮な気持ちになります。
 ところで皆さんは今月の「伊吹嶺山房雑記」を読まれましたか。今月は”俳誌「伊吹嶺」と「伊吹嶺HP」”です。【こちら】にも掲載してあります。その一部分を抜き書きしてみます。
 
 「伊吹嶺」を創刊した平成十年に、「伊吹嶺」は「インターネットホームページ開設誌」としてスタートしました。それを危ぶむ声が多かったのですが、インターネット部の皆さんの熱意で試行錯誤を重ねて今日まで着実に発展してきました。
 月刊誌「伊吹嶺」と「伊吹嶺HP」とは車の両輪であり、お互いの長所を生かし、欠点を補うものとして発展させていくことが理想でしょう。私は十年先か二十年先かは分かりませんが、将来は「伊吹嶺HP」が主流となり、俳誌「伊吹嶺」はその補佐的な役目を担うようになるだろうと思っています。
 

 と私達インターネットを運営しているものにとって心強い発言です。ただこれに甘えるのでなく、本当に10年~20年後は伊吹嶺HPが主流となるように現在のHPを少しずつ充実させることが必要です。現在、HPの運営は多くの縁の下の力持ちの方で支えられています。皆さんボランティアとして協力していただき感謝しています。主宰の山房雑記を機会に皆さんにお礼を申し上げるとともに、今年も一緒に協力していきましょう。
 またこれを読んでいらっしゃる読者の方にもご支援をお願いします。(隆生)

22.1.05(2046)
 国道19号線を走りますと、愛知県と岐阜県の堺の内津峠に 内々(うつつ)神社と 妙見寺があります。私の故郷でもあり、姉達と初詣に出かけました。 商売繁盛や縁結び(私ではなく、娘です)を、お願いしてきました。 裏山には 芭蕉が訪れているわけではないと思いますが、芭蕉の<すみれ草>の古そうな句碑をはじめ 他にも句碑がいくつもあります。 随分歴史のある場所です。
 横井也有は73歳の時 内津の俳人長谷川三止(さんし)に 鹿の鳴き声を聞きにと誘われて、10日間ほど旅をしたそうです。 名古屋の半掃庵から、下街道(善光寺街道)を籠に乗り内津へ向かいました。  その道中記「内津草」が、也有の俳文集「鶉衣(うずらごろも)」に載っているようです。   奥の院は、少しだけ覚悟して登らないといけませんが、大岩を彫った崫で、心が洗われる感じがします。(孝子)
 
                    ・麓からしらむ夜あけや蕎麦畑 (勝川)

                    ・夜と晝の日は色かへて鳥居松 (鳥居松)

                    ・名もにたり蔦の細道うつつ山 (内津)
                                           以上3句  「内津草」より 


22.1.03(2045)
 あけましておめでとうございます。今年も「落書」を担当させていただきます矢野孝子です。宜しくお願いします。

 「伊吹嶺」1月号は、イシグロ印刷さんが頑張って下さいまして、3日に発送が出来るようです。発行所からのお知らせです。

 主人とドライブを兼ねて 初詣に出かけました。 その後 <我らが聖地>である伊吹山の見えるところまで、名神高速道路を西の方へ走りましたが、天気は晴れから雨に・・・・  そして関が原では霙に変わり、山裾は一面雪景色で、伊吹山の上半分ほどは雪雲に隠れていました。 彦根城まで足を伸ばしましたが、やはり頂を見ることは叶いませんでした。 雪雲を乗せた伊吹山の姿も、裾野の雪景色と似合って素敵でした。(孝子)


      あけましておめでとうございます
22.1.1 (2044)
  
 皆さん、あけましておめでとうございます。昨年は伊吹嶺HPを多くの方にアクセスしていただき、、ありがとうございました。
 伊吹嶺では「いぶきネット句会」「HP俳句会」を軸に多くの方に参加していただくなど、このHPは多くの方の協力で作られています。今年もインターネット部スタッフの力でますます充実していきたいと思っています。また皆さんのメッセージもお待ちしております。メッセージはいつもの通り、一番上の「メッセージをお待ちしております」をクリックして、おたよりを下さい。
 栗田主宰は日頃、”月刊誌「伊吹嶺」と「伊吹嶺HP」とは車の両輪であり、お互いの長所を生かし、欠点を補うものとして発展させていくことが理想でしょう。”とおっしゃっています。両輪で動かすとは、伊吹嶺HPが雑誌並みの質を保たなければなりません。言い換えれば、HPにおいても「伊吹嶺」の創刊以来の基本姿勢である「即物具象の俳句を目指すとともに、日本の伝統詩としての俳句を若い世代に正しく伝えることを目指す。」という理念を実践しなければなりません。
 しかしインターネットを介して「伊吹嶺」に入会していただいた方は過去の経緯は分かりません。そういう意味でインターネットを運営していただいている同人の方が率先して「伊吹嶺」の理念を実践していただきたいと思います。今年も皆さんと協力して、このHP作り上げていきたいと思います。(96130)(隆生)


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