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伊吹嶺落書  (11年11月から12月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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23.12.31夜 (2584)
 「伊吹嶺」のHP、この落書を読んだ頂いている皆さん。いよいよあと新年まで4時間を切りました。
 今年1年の伊吹嶺インターネット部は皆さんのご協力により、すべての行事が滞りなく、終わりました。毎月のいぶきネット句会、HP句会の応募、オフ句会、「伊吹嶺」誌のibukinetページなど順調に終えることが出来ました。参加していただける皆さんのおかげでもあります。また今年はネット仲間の高橋幸子さんが新同人に推薦されたこと、ネット仲間の伊吹集の巻頭を得るなど、多くの実りもありました。
 孝子さんがおっしゃっているように、「伊吹嶺」1月号に座談会「「伊吹嶺」のこれからを語る」にありますように、今後さらに「伊吹嶺」におけるインターネット部の比重が高くなります。
 また私自身のインターネット部における来年の抱負は明日1日の落書に書くつもりです。
 ただ今年は東日本大震災に遭い、つらい1年でした。来年は皆さんにとってよい年であることをお祈りします。(隆生)



23.12.31 (2583)

 我が家の干支飾りを変えました。 舅が揃えた瀬戸焼(灰
釉?)の龍です。幅が30センチほどの古いものです。この日は、   
亡き舅を懐かしく思い出す日でもあります。
 入院の姑のところへは、夕方 黒豆や田作りを持参して、
2人で<お年越し>の真似事をしてきました。やっと黒豆の
煮方の合格点が貰えるようになりました。
 いぶきネットは、今年も皆さんと協力し合い、無事に来年が
迎えられそうです。
 伊吹嶺新年号も届きました。 座談会「伊吹嶺のこれからを
語る」のページは、これからのインターネット部の進む方向を
示していただいたようで、興味深く読ませていただきました。
 この後、部長さんが締めの文を(多分?)続けて下さいます。
                                   (孝子)



23.12.28 (2582)
 いぶきネット句会・12月の会報を配信していただきまし
た。 12月のいぶきネットの行事はすべて終わりました。
皆様のご協力に感謝 感謝です。
 いぶきネットの扉は何時でも開いています。 ご質問や
、購読申し込み、「落書」へのお便り等は 何時でも気楽
にメールを下さい。 お待ちしていま~~す。(孝子)

いぶきネットの皆様 投句・選句・のお知らせ
 
 今年もあと何日・・・年末を迎えなにかとお忙
しいことと思います。
 
    「正月の子供に成て見たきかな」  一茶
 
 小雪舞う朝、4時起きで福岡中央卸鮮魚市場に出かけました。(魚屋さんに同行)さすがに、

糶の活気は半端でなく、玄海灘の大鰤(壱岐)に声を張り上げ・・・
目まぐるしく行き交う<バ

タバタ>と言う運搬車を避けながら、
鮮度満点で、格安の御節用品を揃えました。楽しみながら

料理致します。
         「風花や荷台の魚新しき」 今越 みち子
 
   さて、投句締切 1月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
      選句締切 1月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切
 
 
 この場をお借りして年末のご挨拶を
させてください。
今年ほど穏やかな暮らしが、どれほ
ど幸福なのかを災害から学びました。
皆様も どうぞおすこやかに新年を
お迎えになられますようお祈り申し
上げます。 (八尋 樹炎)     
                                                            ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.
.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 樹炎さんは 今年1年間 「落書」用に沢
山の写真を送って下さいました。 樹炎さ~   
ん 感謝 感謝です。 載せさせていただ
いたのは ほんの一部です。左の写真は、
樹炎さんの写真の中から・・・・・・・・・
年間写真大賞」に決定!しました。
 審査員は矢野孝子1人ですが・・・。



23.12.25 夜 (2581)
 石崎さんの句集「徒遍路」を 私も読ませていただきました。 国枝さんと同じく・・・・ 短い期間に沢山の佳句を詠まれた集中力に驚きました。 石崎さ~ん すご~~い!   

 添削コーナーに 12月・いぶきネット句会の添削例をアップしました。 ご覧ください。(孝子)


23.12.25 (2580)  石崎宗敏句集『徒遍路』
 しばらく、私からの発信がありませんでした。その間、孝子さんがせっせせっせと落書をアップして頂きありがとうございます。
 昨日、伊吹嶺編集会議がありました。今は毎月、平成25年1月号の15周年記念号の企画を続けています。出来るだけ多くの方に関わって頂きたいと思っています。そのための記事の企画の工夫を考えている最中です。
 いつものトップページの写真、大変遅れましたが、「伊吹嶺」12月号の表紙裏写真、「枇杷の花」を載せました。これまで光晴さんから季節にあった写真を提供して頂きました。来年の2月号から、企画が変わりまして、欣一・綾子1句鑑賞に変わります。従って表紙裏写真も今月号が最後になりました。長い間、光晴さん、ありがとうございます。また来年は伊吹嶺HPのトップ写真はどうするか考慮中です。
 つい2日まえ、石崎宗敏さんの句集『徒遍路』が上梓されました。石崎さん、おめでとうございます。石崎さんは平成17年に俳句を始められて、わずか7年の俳句キャリアで句集上梓にこぎ着けられています。すごい集中力です。またこの間、「伊吹嶺」だけでなく、あちこちに投句を続けられ、その句も相当数に上っています。『徒遍路』を出来るだけ多くの仲間に読んで貰いたいと思います。以下私の好きな句から数句を紹介します。
  
  書を売りてまた買ひ戻す春の霜
  川底の砂噴き上げて鮎躍る
  寒鯉の沈める底の重さかな
  鉄を着る焔の色や多喜二の忌
  若鮎の光となりて堰を跳ぶ
  田植女の顔に影さすうすみどり
  水底の影より動くみづすまし
  一椀の水をいただく日の盛
  座り込む畦にげんげの花咲きて
  杖をまづ泉に濡らし腰下ろす
  杖二寸減りて結願冬の虹

 この句集の購入希望の方はトップページの句集写真か【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

23.12.24 夜  (2579) 
 続けて「俳句四季」の話題です。
 24年1月号の<心のふるさと>のページで、伊藤範子さん
が、名古屋を紹介しておられます。 範子さんの文章と、仲間
の俳句と、名古屋の名所の写真が載っています。

   ・町涼し戸毎に絞りのれん掛け   伊藤範子

   ・舐めてみる藍の機嫌や十二月   栗田やすし



  写真は、我が家のささやかなクリスマス兼 孫の誕生日   
のケーキです。 この後、ケーキの上の飾りの取り合いで
姉弟喧嘩が始まりました。(孝子)



23.12.24 (2578)
「俳句四季」1月号を読んでいます。
 俳句応募のページ<四季吟詠>欄の選者に、下里美恵子さんの
名前が載っています。 下里さんの選は 来年の5月号に載りますが、
その投句締切が1月20日です。 「俳句四季」綴じ込みのはがきで
の応募です。  選者を指定出来ますので、下里さんと指定をす
れば、下里さんの選を受ける事が出来ます。  5月号投句用紙・
1月20日締切
をはがきで確認して応募してみて下さい。
表紙の写真は、毎号 浅井愼平さんの素敵な作品です。

   元日やはや夕べなり猫の髭   浅井愼平 (平成24年1月号)

                
樹炎さんから 以下のメールをいただきました。

 昨日は冬至、一年で一番日の短い日です。年迎のお仕度
で大変な頃でしょうか。
雪の予報に、ホワイトクリスマス
になりそうで、楽しみにしています。
昔から、柚子湯はよ
く考えられた生活の知恵ですね。ゆっくり楽しみました。
 
新聞斜め読みですが、昔の人の知恵に驚きます。

銭湯浴槽へ入る時の挨拶。
江戸時代の銭湯で、湯ふねに入るとき、回りの人に「冷え者でござい。」「冷え者御免」と挨拶をするのが、マナーであったら。身体が冷たいが ごめんなさいしいの意味とか。時代の移ろいや暮らしの変化でなくなる言葉やマナーですね。つぶやいてみました。(樹炎)

 写真は、名古屋のテレビ塔と噴水とイルミネーションです。(名古屋と言えばテレビ塔だがやぁ~~・・・です。)高級ブランドの店のショーウインドウの飾りを横目に、丸善で手帳を買ってきました。
私の年用意です。(孝子)


23.12.23 (2577
 我らが「伊吹嶺」の編集長・下里美恵子さんから
メールが届きました。 

 我が家の近くの街路樹は南京ハゼです。 何年か前までは
冬の青空にハゼの実が白く光ってとても
きれいでした。 歩道
には沢山の実が散らばって、歩くとぱちぱち音を立てました。そ
の音が聞きたくて
折りに触れて歩いたものでした。 ところがこ
の何年か前から 早々と枝打ちするようになり、ハゼの実が

く見られなくなってしまいました。高齢化が進み、落葉掃きが
大変との苦情が寄せられたからだとか…。
 おまけに上枝打ち
は二度、三度と繰り返されます。 近年の温暖化ですぐに葉
が茂ってしまうからです。 
こんな身近なところにも高齢化と温
暖化の影響があるのかと思うと、何だか複雑な気持ちになり
ます
(下里美恵子)
 
 写真は、11月の終りの頃の 南京ハゼです。 岐阜県多治見市の修道院の敷地内の光景です。 丈は10メートル近くある為でしょうか?枝打ちは免れているようです。 青空に映えて見事でした。 (孝子)


23.12.22 (2576)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点は、岩本健雨さん(横浜市)の 「寒鯉の
水の重さに沈みをり
」 と、龍野初心さん(横浜市)の
入院の妻の小さき荷冬紅葉 」でした。 お二人には、   
賞品として 伊吹嶺12月号を送らせていただきます。
併せて、講評もお読み下さい。今月は慢房さんが担当    
でした。

 写真は、いぶきネット句会の幹事・樹炎さんのお宅の
風景です。年用意の1コマでしょうか? 沢山の趣味を
お持ちですが、陶芸もその1つです。(孝子)

   ・貫入の渋染む急須栗きんとん  八尋樹炎

                         伊吹嶺12月号より

23.12.18 (2575)
 今日は、愛知同人句会でした。
 主宰は 今年を振り返り、震災など辛い事のあった1年ではあった
が、 「伊吹嶺」にとっては、順調に会員も増え、句碑開き、岩波文
庫「碧梧桐俳句集」の出版等々嬉しい事もあり、充実した1年であ
ったと 述べられました。
 句会終了後、昼食を兼ねて忘年会が行われ、日頃会う機会の少
ない仲間と、ゆっくり歓談することが出来ました。
 今日は、新同人の<愛知同人会>デビューもありました。愛知の
利行小波さんと、長崎眞由美さんが、檀上で挨拶(抱負?)をされま
した。 長崎さんは、来年からいぶきネットのお手伝いをしていただ
ける事になり・・・・・お若い方(?)ですので心強い限りです。
長崎さ~~ん!  宜しくお願いします。(孝子)

 下の写真は、左から、利行さん・ 
利行さんの句会の指導者の都合
ナルミさん
長崎さん・長崎さんの
句会の指導者の牧野一古さんです。











23.12.15 (2574)
 HP俳句会の投句を締め切りました。選句結果は25日
過ぎにアップしていただけると思います。お楽しみに!

 今夜、チャットによる合評会の1日目でした。 活発に
意見が出て、1時間がとても短く思えました。明日の夜
も続きます。 

 写真は、冬木立へ夕日が沈むところです。最近の夕焼
けは とてもきれいですね。 (孝子)

   ななかまど蝦夷の夕日の飛びつけり

   欣一亡し夕日まみれの師走富士
 
      以上2句栗田やすし 句集「霜華」より


23.12.13 (2573)

いぶきネットの皆様   合評会のお知らせ

  いよいよ 今年最後の合評会になりました。
 
 年の暮・年忘・・・過ぎ行く年ですが、今年
は、想像を絶する
自然災害・絶対安全の神話も
崩れ、様々な出来事を体験致しました。
 
 来年に向けて一日も早い復興を願いたいも
のです。 合掌
 
 「一湾の眺めを肴年忘れ」  佐藤 鬼房
 
 友に誘われて近所の港へ焼牡蠣を食べにゆきました。今が旬で、待ち人が出るほど満員です。炭火で焼く磯の香りは格別ですね。次々と入港する牡蠣船、泥まみれの牡蠣打ち女、玄海灘へ深呼吸・・・
 
   「めぐりては水におさまる百合鴎」  石田 郷子
 
   さて、合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
       午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
        伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)
                     
                              
 写真は、樹炎さんが送って下さいました。 ジュウ ジュウ 音が聞こえそうです。 熱々ですね。
 昨日のタケルの話題に続きます。内内神社の近くにお住いの戸田さんから メールをいただき
 ました。
(孝子)
 
 ヤマトタケルのこの後、熱田に帰るそうですが、そのルートが2説あるようです。 旧19号線のルートともうひとつ。現在の愛知県の春日井植物園から玉野の五社神社~名古屋市守山区の水野(江戸時代代官所)の白鳥塚古墳~尾張旭市・渋川神社から南へ下り 旧東海道~熱田だそうです。 あくまで伝承です。(戸田)                    


23.12.12 (2572)
 HP俳句会の投句 10日までを アップしていただきま
した。 投句締切は 15日の夜9時です。どなたでも参
加頂けます。(2句 無料です!)ご参加ください。

 入会申し込みのメールをいただきますが、今は丁度
切りの良い 来年の1月から入会していただけます。
(いつ入会していただいても結構ですが…・)
 俳句を始めよう
かと お迷いの方は、「伊吹嶺」で俳句の基本中
の基本である写生句を一緒に学びませんか?
 
                     歓迎いたします。

 11月15日に続き ヤマトタケルの話題です。
「伊吹嶺」12月号で、田中文雅先生が、「蹴殺す神」と
題して、タケルに付いても書いておられます。
 国道19号線の愛知県と岐阜県の境に内津峠が
あります。 実家へ行くついでに 時々このお宮(写真)に参拝しますが、ここにもヤマトタケルの伝説がありました。
 ヤマトタケルが、熱田の宮(名古屋の熱田神宮)で、尾張の祖と言われている建稲種命(たけいなだね)に会われ副将軍とされた。その妹の宮簀姫と婚約されて東征に出られた。・・・・・・帰りに 甲府、長野、美濃大井、釜戸、池田を通って峠(内津峠)にさしかかった時、建稲種命が駿河で水死されたとの知らせを受けられた。 「ああ・あの元気な稲種が・・・・」と言って絶句され、しばらくして「ああ現哉(うつつかな) 々々」と嘆かれた。 その霊を祀ったのが<内内神社>の始まりである(そうです)。 そして その神社の前の宿場町を<内津>と名付けられた。 <津>とは、舟や人の集まると言う意味があるとか・・・・。
 1キロほど奥まった所に奥ノ院があり、 鉄梯子を登ると大きな洞窟の中に霊が祀られているが、1人で行くにはチョット寂しくて 怖いようなところです。(孝子)

 

23.12.10 (2571)
 今月の『伊吹嶺』の<伊吹嶺山房雑記>のページで
主宰は、市川悠遊さんが、まとめられた「俳句用難読語
表」を紹介されています。 「悠遊さんがこの一冊を独力
で完成されたことに驚嘆する」と、書いておられます。

 この冊子の初めには以下のように書かれています。   

  俳句を始めた当時の私には、漢語、漢語の熟字訓、
  宛字、古語など読み方の難しい語句が多く使われて
  いることが大きな壁となっていました。・・・・・・・句会に   
  複数の辞書を持参して調べる余裕はなく、頼りにす
  電子辞書は、難読語辞典を搭載しているものはほと
  んどありません。そのような経験の中で、読み方を調
  べる労力と時間を減らすために「難読語表」の作成を
  思い立ちました。

 258頁のずしりと重い1冊です。 私は、いつも手の届くところ置いて読んでいます。ずいぶん読めない言葉が多のですが、<読み方>も <説明>も分かり易く書かれていて、読者に親切な冊子と思います。
 ご希望の方は、以下のファックス番号へ 問い合わせてください。(孝子)
                           
                        052-613-8551(悠遊さんのお宅)                         

写真は、岐阜県多治見市の修道院のクリスマスリースです。修道院の庭にある植物で作られていてます。(孝子)
23.12.08 (2570)
 今日は<日米開戦の日> <ジョン・レノンの18回目の命日
そして、お釈迦様が悟りを開いた日 <蠟八会>
です。<針供養>
もありましたね。 我が家には、開戦日の事を聞く家族も・・・・・いま
せん。 ジョン・レノンの曲でも聴こうかと思っています。(孝子) 
   
 
 いぶきネット会員の皆様 選句締切りのお知らせ

  「海に出て木枯帰るところなし」  山口 誓子
 
 今日十二月八日は、開戦日ですが、その日を記憶している
人は少なく成りました。
 
 それに針供養の日でもありますが、最近針を使うことも少
なくなりましたね。
 
 夕べ我が家では摘み忘れていた「冬の椎茸・冬子」の豊作
で、
(分厚いどんこ)塩焼き、醤油焼き、などの香りがご馳
走でした。
 
 明日辺りから急に温度がさがります。風邪にご注意下さい。
 

   「たわむれに穿きしもんぺの母の丈」 原田 しずえ

   「冬ざるる朝の都電の揺れはげし」  鷲尾  不郡
 

 さて、明後日12月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 
 
 写真は樹炎さんが送って下さいました。
 今年は素晴らしい香りの椎茸に廻りあいました。 菌種によっての違いでしょうか。つい写真を送りたくなりました。(樹炎)


23.12.06 (2569)
 「伊吹嶺」12月号が届きました。 心待ちにされている皆さ~ん 間もなく届くと思います。

 「千草句会」が発足5周年を記念して合同句集を出版されました。
主宰の序文に続き、15名の会員さんが20句づつ載せておられる
立派な句集です。
 主宰はこの句集の印象を 序文の中で・・・・・
   総じて句が着実で、即物具象に徹した写生句であると言う事で   
  す。これは中山氏の指導が細かく行き届いていることに拠るでし
  ょうし、会員の皆さんが伊吹嶺の目指す俳句を理解し、相互の親
  睦と、作品向上を計って努力されて来られた証であり・・・・
と述べておられます。 中山敏彦さんを指導者に、真摯な姿勢で学
んで来られた賜ですね。  
 千種句会の皆様、おめでとうございます。 (孝子)  

    千草生ふ細き流れの分水嶺   横井正子

    遠雷や母の寝息に耳澄ます   野島秀子

    淡雪につんと立ちたる貝母の芽   中山敏彦



23.12.04  夜 (2568)
 
 2日の主宰出演のテレビの放映をご覧になった「伊吹
嶺」仲間の石崎さん(岐阜市)から、メールをいただきま
した。
 石崎さ~ん 有難うございました。 
 
 栗田主宰のテレビを拝見しました。
NHKの松山支局の企画、製作で簡潔に、的確に、しかも
情感をも籠めて
子規、虚子、碧梧桐の関係を伝えていて、
さすが俳句の街だと思いました。
 栗田主宰は長年の真摯な研究成果に立って冷静にかつ
暖かく適切な発言を
されて感銘を受けました。 栗田主宰
のご指導を受けて良かったと思う時間でした。
 また革新
者としての碧梧桐の挑戦は結果として稔りませんでしたが
、その
フロンティアスピリットは大いに評価されるべきであ
り、このたびの
「碧梧桐句集」はその足がかりとして重要な
資料となると思います。(石崎宗敏
 
 写真は、今日の話題とは関係ありませんが・・・・・11月の下旬に 中央線の定光寺駅付近の廃線を見学(歩く)するイベントがありました。13個の煉瓦造りのトンネルのうち 4個ほどが整備されて 通り抜けが出来ました。 トンネルや軌道敷の残存物が 展示されていて、土瓶や碍子などを懐かしく眺めながら、紅葉の盛りの1日を楽しみました。(孝子)


23.12.04(2567)
 皆さん、定期的に犬山のやすし句碑を訪れている方がいるようですね。今日は市原美幸さんから、最近やすし句碑を訪れて、句碑の根元に冬菫を見つけたとのメッセージが届きました。わずか1輪のようですが、小さな命が宿るのはうれしいことです。写真とメッセージをお送りします。(隆生)

主宰の句碑除幕式からちょうど半年経った11月22日、句碑を見に行ってきました。(車で5分もあればで行けます。) 
  句碑後方、有楽苑の山茶花の垣根には、紅い花がぽつぽつ咲き始めていて、苑内の紅葉も句碑前のなんじゃもんじゃの黄葉も青空に映えてきれいでした。 
 いつものように句碑の前に屈んでみました。すると、正面中央より少し左に、苔の間 から顔を出すように紫色の小さな花が一輪咲いていました。「冬すみれ」でした。思いがけないことでびっくりしました。よく見ないとわからないくらい小さくて、地味な花ですが力強く凛と咲いていました。句碑建立に当たって土と一緒に運ばれてきた種が、芽を出して、半年経って花を咲かせたのですね。句碑後方と、横側の盛り土には、葉だけの株があって、また驚きました。
  昨日、11月30日に行ってみたら俯いてまだ咲いていました。誰か見に来てくれるのを待っているように見えました。いつまで咲いていてくれるのでしょうか。また、葉だけの二株は花を咲かせてくれるでしょうか。楽しみが増えました。
  「花の芽が出て、花が咲く」ことと、「人の想い」に因果関係があるようには思われませんが、何だか因果があるのではないかと思われてきます。偶然と言ってしまえばそれまでですが、主宰はもとより、伊吹嶺全会員と、句碑建立に当たってご尽力いただいた全ての方々の、句碑に寄せる「尊い想い」が、一粒のすみれの種に「尊い命」をつないでくれたようにも思えてきました。皆様、是非おでかけください。(市原美幸)



23.12.03夜 (2566)
 2日のNHKTVで放映された「独楽のはぢける如くなり」(子規の愛弟子 虚子と碧梧桐)の番組、録画してありましたので、今日見ました。孝子さんの予告と違って、栗田主宰の登場場面は数秒でなく、随所随所に登場されていました。主に碧梧桐の解説のところは栗田主宰、虚子のところは宮坂静生さんが発言されていました。子規が二人を育てた経緯、碧梧桐と虚子のライバルストーリーなど、45分間番組としてコンパクトにまとめられていました。
 丁度現在、岩波文庫から『碧梧桐俳句集』が発刊されたばかりです。よい機会ですから、手元の1冊としてはいかがですか。『碧梧桐俳句集』の案内は【こちら】に紹介しています。(隆生)


23.12.03 (2565)
 11月23日にお知らせしました、主宰のテレビ出演は、  
皆様 ご覧になりましたか? 私は、急用で慌てて外出
してしまい ビデオのセットもしませんでした。数秒のご
出演ではなく、長い時間だったようで・・・しかも素敵に
映っていたようですね。 見逃して 残念!
 ご覧になられた方・・・・・様子を知らせていただけませ
んか?
 写真は樹炎さんが送って下さいました。 樹炎さんのお宅のお庭で
す。本格的な落葉掃きの出来る羨ましい環境ですね。(孝子)
           
 いぶきネットの皆様 
         投句締切りのお知らせ
 

 もう師走ですね。一年を振り返る月でもあります。
冷たい風が北の窓を叩き、南の窓に差し込む光が、部屋の奥まで届くようになりました。
里に下った紅葉は、そそくさと散り始めています。日が短く、十二月は慌しい日々です。気温差にご留意下さい。
 
   「山陰へ帰る夜汽車の冬帽子」 望月  皓二
 
   「佐渡行の船に乗り込む着ぶくれて」 小林 影三
 

     さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 (樹炎)
    
 
 

23.12.02 (2564)
 HP俳句会の講評をアップしていただきました。 LINK集・HP俳句会 → 選句結果 →結果の下方へスクロールしてください。
 今月のHP俳句会は、結果や講評のアップが少し遅れまして…・数名の方から、問い合わせをいただきました。12月は、今まで通りのローテイションで出来ると思いますので、 宜しくお願いします。  
 お問い合わせを下さいましたFさ~ん。 返信が戻って来てしまいますので、 このページで お返事をさせていただきます。 ご指摘を有難うございました。 これからもHP俳句会へのご参加を宜しくお願いします。(孝子)


23.12.01 (2563)
 今年も もう最終月に入りました。 HP俳句会・いぶきネット句会の投句受付をしています。 皆様 お忘れになりませんように! 
 
  「伊吹嶺」仲間のTさんからメールをいただきました。 主宰編の「碧梧桐俳句集」の話題です。朝日新聞の月曜日の俳壇のページには、 高山れおなさんが書いておられましたね。
以下は、読売新聞です。(孝子)
 
 ご覧になられたことと存じますが、 30日の読売新聞・夕刊 『俳句時評 碧梧桐「新傾向」への旅程』西村和子で、主宰の岩波新書が紹介されておりました。 様々なことを思わせる重い一冊である。と結ばれて・・・
 

23.11.30 (2562)
 11月のいぶきネット句会の会報を配信いただきましたの   
で、今月も いぶきネットの行事は無事終わりました。 
毎月 皆様の協力で作り上げて行くホームページです。
これからも、宜しくお願いします。
もう 12月1日からの投句が近づいていますので、お忘れ   
なく! 

 哲半さんから 写真を送っていただきました。(孝子)

 京都・南座で25日、「まねき上げ」がありました。少しづ
つ年末を実感しています。(哲半)

    ・顔見世の楽屋入まで清水に  中村吉衛門

    ・顔見世や中幕すぎの霧月夜   水原秋櫻子


23.11.29 (2561)
  いぶきネットの皆様   
      投句・選句・締切りのお知らせ
 
 色鮮やかな落葉がぬれて降り積もる・・・
                 初冬ですね。

ひんやりとした風に草木の甘い匂いがします。

縫物の手を休め、暮色のせまる雀色時・・・ 
           日暮れの早さに驚きます。
 
 伊吹嶺の『オフ句会静岡』あいにくのお天気で
皆様ご苦労様でございました。静岡支部、関東支部、愛知支部などの参加を得て、最高の「オフ句会」の由。落書にて皆様のお顔が懐かしく、参加出来ずに残念に思っています。

    「桜もみじ掃き寄せし嵩美しき」 南  ひさ子
 
    「峠見ゆ十一月のむなしさに」 細見 綾子           
 
   さて、投句締切 12月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
  
    選句締切 12月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切    (樹炎)
 

 写真は、11月20日に瀬戸市のお寺で行われた 火渡りの準備の風景です。 松などの枯葉を敷いた上に薪を並べて火渡りの道を作っています。 昼間は、秋葉権現さんのお札を受け、夜になると ここに火を付けます。 以前1度だけ渡りました。 火の中を走り抜けるのですが、素早く走り抜けないで、ペタペタ走っていると、足の裏を火傷して、見る見る水膨れが出来てしまいます。 渡る前のあのドキドキ感は、今でも覚えています。(孝子)  


23.11.28 (2561)
 27日、愛知県ロータリークラブの俳句大会が開かれ、「伊吹嶺」
の仲間も参加されました。
 去年、「伊吹嶺」仲間の田嶋さんの発案で始まった俳句大会
ですが、今年は、参加者も増え、充実した会となりました。
 伊藤敬子先生と馬場駿吉先生が講演をされ、伊藤先生からは
「俳句とロマン」と題し、明治から現在に至る俳句の歴史を辿りな
がら、伝統の形を重んじる文芸の重要性や、教養という国語力を
身につける事の大切さなどをお聞きしました。馬場先生は「ものの
光を言いとめること」と題し『三冊子』の中の芭蕉の言葉を引用し
て、俳句への姿勢 作句等を分かり易く説いてくださいました。
 
  ・大会賞(馬場駿吉・矢野孝子特選 )
    
     黄楊櫛に残る母の香一葉忌    尾関佳子

  ・大島宏彦(中日新聞最高顧問)特選

     子規庵のあさがほの青色褪せし   玉井美智子

   入選には、尾関さんや玉井さんの他に 田嶋紅白さんや澤田充子さん等が、名を連ねておられました。

           写真は、左から馬場先生・伊藤敬子先生・大会賞の尾関さんそして矢野です。(孝子)


23.11.27 (2560)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。  今月の高点   
句は、「秋しぐれ能登の瓦の黒光」さいたま市の眞人さんと、三鷹市   
の惠啓さんの「掌の椀の温もり今朝の冬」でした。 おめでとうござ
いました。 早速 賞品の伊吹嶺誌を送らせていただきます。

 右の写真は、11月の中頃に訪れた 滋賀県米原で 出会った柿簾<あまんぼ>で
す。10数年前までは 刈田に 沢山の柿簾が、藁屋根を付けて並んでいたそうですが、
今は、一か所だけです。 伊吹颪で干し上げるそうです。


 静岡支部長の磯田さんから、嬉しいお知らせをいただきました。   
                                   (孝子)
 昨日(26日)第17回「静岡市民俳句大会」がありました。
「伊吹嶺」誌俳スクール欄でお馴染みの子供達の活躍が目立ち
ましたので
お知らせいたします。
 小中学生の部(応募総数5664句)   
  市長賞  
   家のまどヤモリがぼくをのぞいてる  小3 渡辺群
  
  教育長賞 
   のりたいなにゅうどう雲にふわふわと 小3 齊藤光希
  
  ほか選者入選 (小林まさや・中野友梨乃・澤田亜沙美)
 ※もちの実句会が子供達の「どんぐり句会」を開いてちょうど10年、句会報が100号になりまし  た。ごほうび?と受け止めています。

 一般の部(応募総数670句)
   選者入選2点   抛られて流れに乗れり囮鮎   神谷かつ江
      ほか選者入選 (伊坂壽子・漆畑一枝・杉浦ゆき子・夏目悦江・町田真奈美)
 当日句入選  中野友梨乃(中2)
         伊坂壽子・藤田幸子(一般)
                         (静岡支部 磯田なつえ)
  

23.11.26 (2559)
 今日、伊吹嶺運営委員会が行われました。今年の伊吹嶺行事はほぼ滞りなく終わりました。今年は特に栗田主宰句碑の建立という大きな行事があり、全国俳句大会も成功裡に終わりました。
 来年に向けて、「伊吹嶺季寄せ」が順調に進んでおり、既に春の部について校正も終わりました。さらに来年はいよいよ15周年記念俳句大会が予定されています。また来年は15周年行事の1つである俳句及び文章の募集が行われるなど、15周年記念行事が目白押しです。15周年記念号は平成25年1月号に発行されますが、その前触れとして24年1月号には伊吹嶺名誉会員の5名の方で行われた「伊吹嶺」の今後についての座談会記事も掲載する予定です。皆さん、楽しみにして下さい。

なおこの落書コーナーも重くなりましたので、10月以前は上の該当部分をクリックして読んで下さい。
                                                      (隆生)

 添削コーナーへ 11月分の添削例をアップしました。 お役に立ちますでしょうか? ご覧ください。
   HP俳句会のの11月分・選句結果は しばらくお待ちください。  (孝子)


23.11.24 (2558)
 大変遅くなりましたが、18日-19日に行われた伊吹嶺オフ句会模様をアップしました。全くの個人的な忙しさでアップが遅れました。このオフ句会模様の内容は内田陽子さんに書いていただきました。また句会の一句は伊藤範子さんにまとめていただきました。皆さんにご協力に感謝します。
 今回のオフ句会は延べ39名の方に参加して頂き、これまでのオフ句会での最高の参加者になりました。特に地元の静岡の皆さん、大量参加していただいた関東の皆さんに感謝します。
 吟行は1日目は天候に恵まれましたが、2日目は土砂降りの雨の中の吟行になりました。また吟行模様の写真も2日目は皆さんのスナップを撮ることが出来ませんでした。申し訳ありません。なお吟行模様はトップページの写真か【こちら】をクリックして、入って下さい。(隆生)


23.11.23 (2557)
 主宰の姿が 数秒(?)テレビで見ることが出来るようです。 NHK松山のローカル放送が 「坂の上の雲」の前宣伝のために、全国版で放送されます。

        ・12月2日(金) 午後3:15 ~ 3:58 『ローカル直送便』(全国放送)

         『しこく8』 独楽のはぢける如くなり ~子規の愛弟子 虚子と碧梧桐~


  このお知らせを読まれた方は、「伊吹嶺」の仲間に知らせて頂けると 良いですね。  (孝子)



23.11.22 (2556)
 21日に、静岡支部の皆さんは、主宰のふるさとを吟行
されました。 21日の吟行会を控えて、18日 19日とオフ
句会のお付き合いをいただいた・・・と言う事ですね。   
 いぶきネットとしましては、申し訳ないような気持ちと、
虹や時雨に出会われて・・・・羨ましいような気持ちと・・・
です。雨の量で行けば オフ句会の勝ち!ですが・・・・
 以下 静岡支部長の磯田さんが写真を添えて素敵な
句会の様子を知らせて下さいました。(孝子)
 
 オフ句会から1日おいた21日(月)静岡支部の
21名は「小紅の渡し」へ吟行会を行いました。
申し訳ないような快晴の下、おなじみのレジャー
開発のバスで早朝に出発
「鏡島弘法・乙津寺」に
着いた頃には時雨が降り始めたため、バスの中で早めのお弁当を
済ませました。渡舟場を探してバスでうろうろしているうちに、
栗田主宰ご夫妻から連絡をいただき境内で待っていて下さいま
した。 まず主宰のお父様のお墓を参拝させていただき持参の
お茶の花をお供えしました。境内は縁日のテントがにぎにぎし
く、銀杏や紅葉、石蕗も咲いて季語がいっぱい。主宰と一緒に
鵜平句碑を見たり、せつ子先生には名物の鮒味噌の思い出を聞
いたり、「小紅の渡し」を往復する頃には岸辺から二重の虹も
立ち、時雨が通るたびに何度も虹を見ました。 主宰のご案内で
思いがけず鵜匠さんのお宅も見学させていただき、鵜飼を見たこ
とがない仲間たちも
 必死でメモをとりました。主宰には相談も
せずに計画した吟行会でしたが、前日になって主宰から「待って
いるから」と連絡をいただき一日ご案内いただいた上に、ホテル
の珈琲までご馳走いただいて、一同言い尽くせない感謝と感動を
に帰途につきました。
 バスの中では、はじめての吟行句会を行いました。高得点句は
  門閉ざす鵜匠の家や冬に入る 新川晴美さんで、縁日の鮒味噌の賞品を仕留められました。 
 静岡の会員にとってはふだん着の主宰ご夫妻に身近に触れる機会は普段なく、あらためて師の優しさ暖かさを肌に感じた一日でした。(磯田なつえ) 
  写真上・縁日の鮒味噌屋の前で 主宰と。  写真中・鵜平句碑の前。   写真下・小紅の渡しです。            

23.11.21 (2555)

 この度のオフ句会に、安藤一紀さんが参加し
てくださいました。いつも
HP俳句会に参加を
いただいています有難い仲間です。写真を添えて
メールをいただきました。いっきさ~ん
  有難うご
ざいました。  写真は雨の登呂遺跡です。
(孝子)


 
  今晩は、伊吹嶺の『オフ句会静岡』に参加させて
頂きありがとうございました。
 早々の参加者へのご挨拶文と写真を頂き、静岡
駅頭で静岡支部の方々のお出迎へを受け始まった
二日間の吟行を鮮明に思い出しております。
 
 羽織屋の十団子、明治トンネル、吐月峰柴屋寺等の丸子宿、丁子屋のとろろ汁。 2回の句会、そして差し入れの静岡酵母の新酒の美味しかったこと等々。
冬の雨‥とても言い難い土砂降りの久能山、試食できた赤い古代米の甘かったこと、雨宿りの煙くさい草屋の登呂遺跡…そして、3回目の句会、どれもこれも初めての貴重な体験をありがとうございました。
 
それにしても、今回の吟行を献身的に準備し、実施されたスタッフの皆さんや、修一郎さんや磯田支部長さんをはじめ静岡伊吹嶺会員の皆さんから頂いた温かいおもてなしに感動いたしました。謹んで御礼申し上げます。
今回の吟行は、短時間に5句、3句、5句を作句するという小生には大変な難題でして、疲れました。そして、皆さんとの隔たりを痛感させていただくことになりました。
 
同じ時に、同じ場所に、同じ物を見、同じ音を聞き、同じ匂いを嗅ぎ同じ雨を受けたのに…、 感じ方の素直さ、深さ、言葉に映す新鮮で繊細な感覚の違いに驚いております。
井の中の蛙が、置いて行かれないよう、ついて行くだけで精一杯の二日間でした。兎にも角にももっと鍛錬しないとだめだということが…、判りました。(一紀拝復)


23.11.20 (2554)
 オフ句会の余韻に浸っています・・・・・
18日・19日の句会の高点句をご披露します。

  ・谷深く寄り添ふくらし蕪育つ     藤田幸子      

  ・結びたるみくじに冬の雨伝ふ    関根切子


 今朝は 先ず 昨日の雨で
濡れた傘や靴や鞄等を乾かす  ことから始まりました。
  <晴れ男二人も来しに・・・>なんて句も出ましたが、11月に静岡でもこんなに降るのは珍しいとのことでした。
 
 俳句はもとより、いろいろな
事を学ばせていただく事の出
来た有難い吟行会でした。

 右の写真は、鞠子宿の許六
の句碑の前で…・
 
 左の写真は、雨にも負けず・・・・国宝の久能山東照宮へ向かうところです。 大きめの傘を借りて・・・・


ドラゴンズは優勝を逃しました。残念!  ホークスファンの皆様 おめでとうございました。(孝子)


23.11.19 (2553)
 オフ句会が無事に終わりました。 1日目は35名・2日
目は28名の参加をいただきました。 静岡の仲間に支
えていただき、皆さんの協力も得て充実した吟行会でし
た。 1日目の天気はどうにか持ちましたが、今日は 吹
き降りで・・・・・しかし さすが俳人! 全員が久能山や
登呂遺跡を雨に濡れながら歩き、沢山の佳句が生まれ
ました。        
 











  右の写真は、柴屋寺での集合写真。 左は、いぶきネット句会のメンバーです。  せめても・・・・・・と、富士山の写真の前で 写しました。(孝子)    


23.11.17 (2552)
 18日 19日と オフ句会です。 パソコンをオフにして、
皆さんで吟行をします。 明日の12時に静岡駅に集合し、
鞠子宿方面を吟行します。 2日目は 国宝に指定された
久能山東照宮をメインに歩きます。 さてさて・・お天気は??
静岡や関東の皆さんの協力を得て30人以上になる予定です
ので、皆さんのパワーで、雨は降らないのでは???
皆さ~ん 祈ってください。
 いぶきネット句会の添削は、担当者がオフ句会に参加され
ますと、 添削の返信が20日を過ぎる事もあります。お待ち
下さいね。
 写真は、徒歩さんさんが 送って下さいました。(孝子)

 何の用もなく、名古屋大学の構内を 教授のような顔をして
ぶらぶらと散歩してきました。大学で撮影した 冬青(ソヨゴ)の
実です。漢字名がいいですね。(徒歩)




23.11.15 (2551)
 10月22日・25日のヤマトタケル繋がりの話題です。愛知支
部の仲間の 藤田岳人さんが 写真と共に送って下さいました。   
 東山道にある<腰掛け石>は、中央道の恵那山トンネル付
近にあります。 この話題は、東北征伐の頃ですから、タケルの
元気な頃ですね。 岳人さん 有難うございました。

 日本武尊の腰掛け石は、資料によりますと、「日本書紀」に「日
本武尊の峠越え」が
 載ったのは飛鳥・古墳時代の西暦500年
代、景行天皇の皇子、日本武尊が
 東北征伐の帰りに、神坂峠
にさしかかったときに事件に出会い、この大石に腰を
掛けたこと
が記載されています。この石は大きくて、よくこんな石に腰を掛け
れたなあ、
と思うほどです。
 その後、大宝701年文武天皇の時に、東山道制が完成されて
います。
  先日の11月8日 東山道へ吟行に行った写真を送ります。
 丁度紅葉が真っ盛りで綺麗でした。(岳人)
  

 ヤマトタケルについては、今年の伊吹嶺で、田中文雅先生が 
『伊吹山麓の口承文芸』と題して連載されています。特に4月
号からは タケルの名前が沢山出て来ます。 タケルは幼時よ
り雄々しい気性で、成長するに及び、父同様一丈を超える長
身で、力持ちであったとか・・・・・・後に、常人を越える気性と
怪力を発揮して活躍して行くことになりますね。(孝子)
 


23.11.14 (2550)
 HP俳句会の10日までの投句を アップしていただいて
いますが、明日15日の夜9時が締切です。皆様 お忘れ
なく!  


 写真は、息子が奈良の方に土産にいただいた柿の葉寿
司ですが、あまりにも綺麗だったので送信させていただき
ます。箱の中に市松状で青い葉と詰められていました。
(写真だけですみません・・・)
 息子は、1300年の歴史がある桜が危機的な状況にあ
るということで、大学から吉野へ行って調査をしています。
                           (哲半)

 以上、京都の哲半さんから、写真と共にメールを頂きまし
た。 緑色の柿の葉で包んだお寿司は知っていますが、紅葉した柿の葉が使われているなんて…・・・素敵ですね。 木の箱に入っているようで、上等のようですね。 本当に写真だけで・・・・・残念です。
 今月の「伊吹嶺」の<現代俳句評>で、国枝部長さんが、茨木和生さんの「幹すこやか枝もすこやか桜咲く」の句の評をされていますが、その中で 吉野の山桜が 排気ガスや酸性雨の為に 老化が進んで 枯れて行くことに触れておられます。 11月号の9ページです。(孝子)


23.11.13 夜 (2549)
 今日は俳人協会創立50周年「花と緑の東海俳句
大会」に、参加しました。東海3県の俳句仲間が集まり
盛大な会となりました。
 
 鍵和田秞子
さんに「俳句の未来」と題して、ご講演   
をいただきました。 鍵和田さんの師である草田男の
句「空は太初の青さ妻より林檎を受く」を引用して、
この句は終戦間もない昭和21年に詠まれているが、
明るさがある。困難な時こそ明るく未来のある句を詠
みたいと、述べられました。俳句の未来についても興
味深い話をお聞きすることが出来ました。

 この後の懇親会には、「伊吹嶺」の仲間も多く参加
し、「風」時代の大先輩である棚山波朗さん(俳人協
会の理事長)や他の先輩とも、懐かしくお話をする機会
をいただきました。
 以下 「伊吹嶺」関係の方々の成績です。              写真は、左から鍵和田さん・棚山さん・主宰

《事前募集の部》
大会賞 
    草刈りて草の匂ひに腰下ろす   服部鏡子

秀逸賞 
    敗戦と言はざりし父敗戦忌    国枝隆生
    晴れとのみ母の日記や終戦日   栗田せつ子
    天の川仰ぐ砂漠に寝ころびて   井沢陽子  

《当日の部》
大会賞
    賞品の山羊もてあます秋祭    栗田せつ子         

秀逸賞 
    千枚田腰に砥石の稲刈女     尾関佳子
    新豆腐水の光をこぼし売る    篠田法子
    村歌舞伎一番星へ見得を切る   山本光江
    相馬より避難の馬に冬来たる   林 尉江

  いずれの部も、選者特選や入選等 多数の方がいただかれました。 (孝子)

 下の写真(真ん中)は、我らが国枝部長さんが 秀逸賞をいただかれた皆さんを代表して、賞状を受けられるところです。 部長さ~んおめでとうございました。



23.11.13 (2548)

いぶきネット句会の皆様 合評会のお知らせ
 
「月うすしくもる枯野の朝じめり」 飯尾宗祇
 
 あけがたの月は霧に薄れて、ぼんやりと潤ん
でいます。 
 
 散歩道の売家に散り継ぐ白の山茶花は哀れを
誘います。・・・
例年に比べて遅い紅葉ですが、
我が家から約、車で20分程の
糸島市「雷山千
如寺の大楓」樹齢約400年の紅葉をを見に行きま
したが、
期待外れ、もう一つでした。落書で、昨年の写真をご覧下さい。

   「山茶花の降りしく庭にかち鴉」  稲田 和子
 
    さて、合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日
        午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
         伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
 


23.11.11 (2547)
 いぶきネット句会の徒歩さんからメールと写真をいただきました。   
入会いただいて まだ半年くらいですが、時々 話題を送ってい
ただける 有難い存在です。
 徒歩さ~~ん 有難うございました。(孝子)

   風呂吹に機嫌の箸ののびにけり   石田波郷 
   
   冬来れば大根を煮るたのしさあり   細見 綾子
 
 昨日の昼テレビで練馬大根の特集をやっていましたが、現在流
通している90%が青首大根だそうですね。青首のほうが抜きやす
いとか。掲句の大根はどんな品種なんでしょうか。
 
 写真は丹波の円通寺です。
4年前の写真ですが、既に俳句は始めていたので細見綾子さん
の名前は知っていましたが生家が近くにあることは知りませんで
した。 知っていれば寄ることが出来たと思うと残念です。
 残念といえばまだ俳句をやっていなかった頃、「奥の細道」の象
潟の目と鼻の先を車で通過したことです。痛恨の極みですが知識
も興味もなかったのですからしょうがないですね。
(徒歩)
 



23.11.08 (2546)

いぶきネットの皆様 選句締切りのお知らせ
 
 今日は二十四節気の一つ「立冬」です。冬
の始まりですね。
新聞の時事川柳に 節電は
湯たんぽ炬達ドテラ着て」・・・
 急に子供の頃が懐かしく、父母や兄弟が甦り
ました。
 
 買い物のついでに 盛んになった蓮根堀りを
見に行きました。
老夫婦が腰まで泥に浸かって
水圧のホースを引き摺る様に・・・
「大変です
ね、お疲れでしょう」と声を掛けると「昔、手
掘りの頃
より楽なんだよ」との返事、納得は出
来ませんでしたが・・・
小舟に積まれた蓮根が
初冬の日差しに輝いていました。

   「湯婆の湯で顔洗ふ兄おとと」  蟹沢 春子
 
   「蓮を掘る足をひきぬき水が湧く」 牧 ひでを
 
   さて、明後日11月10日(木曜日)午後9時選句の締切です
 
      
 写真は、30日の伊賀吟行の時に求めた「くひな笛」です。 夜更けに吹いて家人に叱られました。
旅をする芭蕉さんが頭陀袋に入れて持ち歩いた陶製の笛です。口を当てて軽く吹くと、水鶏(くいな)の鳴き声に似た音色が出るとか・・・・・
 芭蕉さんが一人旅のなぐさみに この笛を吹かれようです。  ある時、これを伊賀上野の門人杉野配力に与え、その後 蕉門の服部土芳に譲られ、さらに川口竹人が秘蔵していたと、その由来を銘記したものがあります。「水鶏笛 銘霊極 陶器也 径り一寸三分 重さ十二匁一分」と書いてあったそうです。明治維新の際に 川口家より旧藩主の藤堂家に献上されましたが、関東大震災の際に所在が分からなくなってしまったとか。 その文献に基づいて作られたのが、この写真の笛です。 こんな小さな芭蕉さんの持ち物が 藩主に献上されたとは・・・・ つくづく芭蕉さんはすごい人と 思います。(孝子)

       ・此宿は水鶏もしらぬ扉(とぼそ)かな   芭蕉

       ・水鶏なくと人のいへばやさや泊り     芭蕉



23.11.06 (2545)
 伊吹嶺同人の兼松秀さんが句集『独酌』を上梓されました。兼松さんは平成19年に伊吹嶺賞を受賞されています。その時の受賞作が「独酌」で、この作品を中心に約10年間の作品を収めたものです。作品には職業である理髪師としての句が多く見られます。また奥さんを亡くされたときの「独酌」には心を打つ作品が多くあります。『独酌』をご購入されたい方はトップページの表紙写真をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)
   病む妻に襟直さるる秋日和   秀
   男手で喪服を畳む秋の夜    〃
   独酌の鮟鱇鍋を噴きこぼす   〃
 
  

23.11.05 (2544)
 「伊吹嶺」15周年記念事業の1つとして、「伊吹嶺季
寄せ」が刊行されます。 全国大会の総会の中で、「季
寄せ」について <季寄せ編集委員会>の丹羽さんが
報告をしてくださいました。 楽しみですね!
以下 丹羽さんの報告を要約しました。 (孝子)

 「伊吹嶺」の季寄せを作ろうという声が出たのは、平
成19年でした。出版部会が担当し、20年4月に初めて
の委員会を開き、方向性がまとまりました。例句の応募・
応募例句のパソコンでの打ち込み作業・選句の整理等
には 皆さんの協力をいただきました。主宰をはじめ、ほ
ぼ全員の会員さんのご協力をいただいたと思います。お
蔭でようやく つい先日、原稿をイシグロ印刷さんへ渡
すことが出来ました。
 内容を少し紹介します。
 書名は『「伊吹嶺季寄せ』とし、吟行に持参するのに適するように考えて、横長A7版とします。収録した季語には すべて例句を載せます。例句数は5000句ほどになると思います。例句と会員名簿の照合を何度もして、なるべく皆さんの俳句を採録するようにしました。
 今後は、校正の作業に入ります。皆さんに助けていただいて、来年の秋の記念大会までに完成させたいと考えています。 (丹羽)


  写真は、イブキトリカブトです。 伊吹山の山頂付近で 見る事が出来ます。 写真の左上の霞んでいるところが琵琶湖です。

         ・笹原に昼間の露や鳥かぶと         細見綾子

         ・蜂のんで日をはじきたる鳥兜        宮岡計次

         ・鳥かぶと信濃は湖も空も紺         池田幸子



23.11.03 夜 (2543)
 
いぶきネット句会の皆様・投句締切りのお知らせ   
 
 今日は「文化の日」、年賀状も発売になり、
十一月に入りましたね。
 
小春日和に誘われ、一山超えて佐賀県の干柿の里
を訪ねました。
柿簾で有名な所ですが、少し早か
ったようで、残念!!
  青空に鈴生りの柿・・・柿紅葉の美しさに酔い
句帳に挟んで戻りました。
 
 この月は最も季節の変化の大きい月で、立冬を迎え
紅葉・時雨・冬仕度・木枯し・初霜・など季節の移ろう時ですね。
皆さん体調管理にご留意下さい。

    「地に落ちてなほ輝けり柿もみじ」 山口 秀一
 
    「銀杏の落つるたび空青みたり」 大前 幸子
  
                  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 

  
  写真は、樹炎さんが 去年の今頃写されたようです。樹炎さん有難うございました。(孝子) 


23.11.03 (2542)
 11月が始まりました。 読売ジャイアンツの奇跡は起こりません
でした。(残念!)
 HP俳句会といぶきネット句会の投句が始まっています。
いぶきネット句会は会員のみですが、HP俳句会は何方でも参加
していただけます。2句・無料です。 「伊吹嶺」の即物具象の
俳句を実感していただけます。
 ご参加くださ~い。   
 
 我らが「伊吹嶺」の編集長から、メールが届きました。
下里さん 待ってましたぁ~~。
 
 今日は文の化の日。猫の額ほどの庭に菊の花が咲きはじめました。 
日頃草取りだけはまめ (?) にするものの、
その他の手入れはあまりしません。
そんな訳で花の種類が極めて少ない我が家の庭ですが、菊の季節だけは
華やかになります。    近年、葬式花のイメージだけが強くなってしまって少
し可哀想に感じていますが、
この季節、庭先や畦道に咲く菊は、日本の
秋を代表するのに相応しい花だとしみじみ思います。
愛らしくて親しみやす
い、そして品格がある。やはり菊は秋の花ですね。
今日もこれから晴れてき
そうな空模様です。小さな蜂が菊の小花にむらがることでしょう。
それにして
も以前より咲き出すのが少しおそいような…?  これも温暖化のせい…? 
温かいのはそれはそれでいいけれど、秋冷の中で咲くほうがいいような…。
                                 (下里美恵子)
 
  写真は、伊吹山のリュウノウギクです。山頂付近では今頃 枯れ色が広がっていると思います。この菊だけが元気に咲き続けているのではないでしょうか? (10月中頃に写しました。)  (孝子)


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