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伊吹嶺落書  (保存用11年7月から12月まで)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)

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23.12.31夜 (2584)
 「伊吹嶺」のHP、この落書を読んだ頂いている皆さん。いよいよあと新年まで4時間を切りました。
 今年1年の伊吹嶺インターネット部は皆さんのご協力により、すべての行事が滞りなく、終わりました。毎月のいぶきネット句会、HP句会の応募、オフ句会、「伊吹嶺」誌のibukinetページなど順調に終えることが出来ました。参加していただける皆さんのおかげでもあります。また今年はネット仲間の高橋幸子さんが新同人に推薦されたこと、ネット仲間の伊吹集の巻頭を得るなど、多くの実りもありました。
 孝子さんがおっしゃっているように、「伊吹嶺」1月号に座談会「「伊吹嶺」のこれからを語る」にありますように、今後さらに「伊吹嶺」におけるインターネット部の比重が高くなります。
 また私自身のインターネット部における来年の抱負は明日1日の落書に書くつもりです。
 ただ今年は東日本大震災に遭い、つらい1年でした。来年は皆さんにとってよい年であることをお祈りします。(隆生)



23.12.31 (2583)

 我が家の干支飾りを変えました。 舅が揃えた瀬戸焼(灰
釉?)の龍です。幅が30センチほどの古いものです。この日は、   
亡き舅を懐かしく思い出す日でもあります。
 入院の姑のところへは、夕方 黒豆や田作りを持参して、
2人で<お年越し>の真似事をしてきました。やっと黒豆の
煮方の合格点が貰えるようになりました。
 いぶきネットは、今年も皆さんと協力し合い、無事に来年が
迎えられそうです。
 伊吹嶺新年号も届きました。 座談会「伊吹嶺のこれからを
語る」のページは、これからのインターネット部の進む方向を
示していただいたようで、興味深く読ませていただきました。
 この後、部長さんが締めの文を(多分?)続けて下さいます。
                                   (孝子)



23.12.28 (2582)
 いぶきネット句会・12月の会報を配信していただきまし
た。 12月のいぶきネットの行事はすべて終わりました。
皆様のご協力に感謝 感謝です。
 いぶきネットの扉は何時でも開いています。 ご質問や
、購読申し込み、「落書」へのお便り等は 何時でも気楽
にメールを下さい。 お待ちしていま~~す。(孝子)

いぶきネットの皆様 投句・選句・のお知らせ
 
 今年もあと何日・・・年末を迎えなにかとお忙
しいことと思います。
 
    「正月の子供に成て見たきかな」  一茶
 
 小雪舞う朝、4時起きで福岡中央卸鮮魚市場に出かけました。(魚屋さんに同行)さすがに、

糶の活気は半端でなく、玄海灘の大鰤(壱岐)に声を張り上げ・・・目まぐるしく行き交う<バ

タバタ>と言う運搬車を避けながら、鮮度満点で、格安の御節用品を揃えました。楽しみながら

料理致します。
         「風花や荷台の魚新しき」 今越 みち子
 
   さて、投句締切 1月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
      選句締切 1月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切
 
 
 この場をお借りして年末のご挨拶を
させてください。
今年ほど穏やかな暮らしが、どれほ
ど幸福なのかを災害から学びました。
皆様も どうぞおすこやかに新年を
お迎えになられますようお祈り申し
上げます。 (八尋 樹炎)     
                                                            ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.
.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 樹炎さんは 今年1年間 「落書」用に沢
山の写真を送って下さいました。 樹炎さ~   
ん 感謝 感謝です。 載せさせていただ
いたのは ほんの一部です。左の写真は、
樹炎さんの写真の中から・・・・・・・・・
年間写真大賞」に決定!しました。
 審査員は矢野孝子1人ですが・・・。



23.12.25 夜 (2581)
 石崎さんの句集「徒遍路」を 私も読ませていただきました。 国枝さんと同じく・・・・ 短い期間に沢山の佳句を詠まれた集中力に驚きました。 石崎さ~ん すご~~い!   

 添削コーナーに 12月・いぶきネット句会の添削例をアップしました。 ご覧ください。(孝子)


23.12.25 (2580)  石崎宗敏句集『徒遍路』
 しばらく、私からの発信がありませんでした。その間、孝子さんがせっせせっせと落書をアップして頂きありがとうございます。
 昨日、伊吹嶺編集会議がありました。今は毎月、平成25年1月号の15周年記念号の企画を続けています。出来るだけ多くの方に関わって頂きたいと思っています。そのための記事の企画の工夫を考えている最中です。
 いつものトップページの写真、大変遅れましたが、「伊吹嶺」12月号の表紙裏写真、「枇杷の花」を載せました。これまで光晴さんから季節にあった写真を提供して頂きました。来年の2月号から、企画が変わりまして、欣一・綾子1句鑑賞に変わります。従って表紙裏写真も今月号が最後になりました。長い間、光晴さん、ありがとうございます。また来年は伊吹嶺HPのトップ写真はどうするか考慮中です。
 つい2日まえ、石崎宗敏さんの句集『徒遍路』が上梓されました。石崎さん、おめでとうございます。石崎さんは平成17年に俳句を始められて、わずか7年の俳句キャリアで句集上梓にこぎ着けられています。すごい集中力です。またこの間、「伊吹嶺」だけでなく、あちこちに投句を続けられ、その句も相当数に上っています。『徒遍路』を出来るだけ多くの仲間に読んで貰いたいと思います。以下私の好きな句から数句を紹介します。
  
  書を売りてまた買ひ戻す春の霜
  川底の砂噴き上げて鮎躍る
  寒鯉の沈める底の重さかな
  鉄を着る焔の色や多喜二の忌
  若鮎の光となりて堰を跳ぶ
  田植女の顔に影さすうすみどり
  水底の影より動くみづすまし
  一椀の水をいただく日の盛
  座り込む畦にげんげの花咲きて
  杖をまづ泉に濡らし腰下ろす
  杖二寸減りて結願冬の虹

 この句集の購入希望の方はトップページの句集写真か【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

23.12.24 夜  (2579) 
 続けて「俳句四季」の話題です。
 24年1月号の<心のふるさと>のページで、伊藤範子さん
が、名古屋を紹介しておられます。 範子さんの文章と、仲間
の俳句と、名古屋の名所の写真が載っています。

   ・町涼し戸毎に絞りのれん掛け   伊藤範子

   ・舐めてみる藍の機嫌や十二月   栗田やすし



  写真は、我が家のささやかなクリスマス兼 孫の誕生日   
のケーキです。 この後、ケーキの上の飾りの取り合いで
姉弟喧嘩が始まりました。(孝子)



23.12.24 (2578)
「俳句四季」1月号を読んでいます。
 俳句応募のページ<四季吟詠>欄の選者に、下里美恵子さんの
名前が載っています。 下里さんの選は 来年の5月号に載りますが、
その投句締切が1月20日です。 「俳句四季」綴じ込みのはがきで
の応募です。  選者を指定出来ますので、下里さんと指定をす
れば、下里さんの選を受ける事が出来ます。  5月号投句用紙・
1月20日締切
をはがきで確認して応募してみて下さい。
表紙の写真は、毎号 浅井愼平さんの素敵な作品です。

   元日やはや夕べなり猫の髭   浅井愼平 (平成24年1月号)

                
樹炎さんから 以下のメールをいただきました。

 昨日は冬至、一年で一番日の短い日です。年迎のお仕度
で大変な頃でしょうか。雪の予報に、ホワイトクリスマス
になりそうで、楽しみにしています。昔から、柚子湯はよ
く考えられた生活の知恵ですね。ゆっくり楽しみました。
 
新聞斜め読みですが、昔の人の知恵に驚きます。

銭湯浴槽へ入る時の挨拶。
江戸時代の銭湯で、湯ふねに入るとき、回りの人に「冷え者でござい。」「冷え者御免」と挨拶をするのが、マナーであったら。身体が冷たいが ごめんなさいしいの意味とか。時代の移ろいや暮らしの変化でなくなる言葉やマナーですね。つぶやいてみました。(樹炎)

 写真は、名古屋のテレビ塔と噴水とイルミネーションです。(名古屋と言えばテレビ塔だがやぁ~~・・・です。)高級ブランドの店のショーウインドウの飾りを横目に、丸善で手帳を買ってきました。
私の年用意です。(孝子)


23.12.23 (2577
 我らが「伊吹嶺」の編集長・下里美恵子さんから
メールが届きました。 

 我が家の近くの街路樹は南京ハゼです。 何年か前までは
冬の青空にハゼの実が白く光ってとてもきれいでした。 歩道
には沢山の実が散らばって、歩くとぱちぱち音を立てました。そ
の音が聞きたくて折りに触れて歩いたものでした。 ところがこ
の何年か前から 早々と枝打ちするようになり、ハゼの実が全
く見られなくなってしまいました。高齢化が進み、落葉掃きが
大変との苦情が寄せられたからだとか…。
 おまけに上枝打ち
は二度、三度と繰り返されます。 近年の温暖化ですぐに葉
が茂ってしまうからです。 こんな身近なところにも高齢化と温
暖化の影響があるのかと思うと、何だか複雑な気持ちになり
ます
(下里美恵子)
 
 写真は、11月の終りの頃の 南京ハゼです。 岐阜県多治見市の修道院の敷地内の光景です。 丈は10メートル近くある為でしょうか?枝打ちは免れているようです。 青空に映えて見事でした。 (孝子)


23.12.22 (2576)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点は、岩本健雨さん(横浜市)の 「寒鯉の
水の重さに沈みをり
」 と、龍野初心さん(横浜市)の
入院の妻の小さき荷冬紅葉 」でした。 お二人には、   
賞品として 伊吹嶺12月号を送らせていただきます。
併せて、講評もお読み下さい。今月は慢房さんが担当    
でした。

 写真は、いぶきネット句会の幹事・樹炎さんのお宅の
風景です。年用意の1コマでしょうか? 沢山の趣味を
お持ちですが、陶芸もその1つです。(孝子)

   ・貫入の渋染む急須栗きんとん  八尋樹炎

                         伊吹嶺12月号より

23.12.18 (2575)
 今日は、愛知同人句会でした。
 主宰は 今年を振り返り、震災など辛い事のあった1年ではあった
が、 「伊吹嶺」にとっては、順調に会員も増え、句碑開き、岩波文
庫「碧梧桐俳句集」の出版等々嬉しい事もあり、充実した1年であ
ったと 述べられました。
 句会終了後、昼食を兼ねて忘年会が行われ、日頃会う機会の少
ない仲間と、ゆっくり歓談することが出来ました。
 今日は、新同人の<愛知同人会>デビューもありました。愛知の
利行小波さんと、長崎眞由美さんが、檀上で挨拶(抱負?)をされま
した。 長崎さんは、来年からいぶきネットのお手伝いをしていただ
ける事になり・・・・・お若い方(?)ですので心強い限りです。
長崎さ~~ん!  宜しくお願いします。(孝子)

 下の写真は、左から、利行さん・ 
利行さんの句会の指導者の都合
ナルミさん
長崎さん・長崎さんの
句会の指導者の牧野一古さんです。











23.12.15 (2574)
 HP俳句会の投句を締め切りました。選句結果は25日
過ぎにアップしていただけると思います。お楽しみに!

 今夜、チャットによる合評会の1日目でした。 活発に
意見が出て、1時間がとても短く思えました。明日の夜
も続きます。 

 写真は、冬木立へ夕日が沈むところです。最近の夕焼
けは とてもきれいですね。 (孝子)

   ななかまど蝦夷の夕日の飛びつけり

   欣一亡し夕日まみれの師走富士
 
      以上2句栗田やすし 句集「霜華」より


23.12.13 (2573)

いぶきネットの皆様   合評会のお知らせ

  いよいよ 今年最後の合評会になりました。
 
 年の暮・年忘・・・過ぎ行く年ですが、今年
は、想像を絶する自然災害・絶対安全の神話も
崩れ、様々な出来事を体験致しました。
 
 来年に向けて一日も早い復興を願いたいも
のです。 合掌
 
 「一湾の眺めを肴年忘れ」  佐藤 鬼房
 
 友に誘われて近所の港へ焼牡蠣を食べにゆきました。今が旬で、待ち人が出るほど満員です。炭火で焼く磯の香りは格別ですね。次々と入港する牡蠣船、泥まみれの牡蠣打ち女、玄海灘へ深呼吸・・・
 
   「めぐりては水におさまる百合鴎」  石田 郷子
 
   さて、合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
       午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
        伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)
                     
                              
 写真は、樹炎さんが送って下さいました。 ジュウ ジュウ 音が聞こえそうです。 熱々ですね。
 昨日のタケルの話題に続きます。内内神社の近くにお住いの戸田さんから メールをいただき
 ました。
(孝子)
 
 ヤマトタケルのこの後、熱田に帰るそうですが、そのルートが2説あるようです。 旧19号線のルートともうひとつ。現在の愛知県の春日井植物園から玉野の五社神社~名古屋市守山区の水野(江戸時代代官所)の白鳥塚古墳~尾張旭市・渋川神社から南へ下り 旧東海道~熱田だそうです。 あくまで伝承です。(戸田)                    


23.12.12 (2572)
 HP俳句会の投句 10日までを アップしていただきま
した。 投句締切は 15日の夜9時です。どなたでも参
加頂けます。(2句 無料です!)ご参加ください。

 入会申し込みのメールをいただきますが、今は丁度
切りの良い 来年の1月から入会していただけます。
(いつ入会していただいても結構ですが…・)
 俳句を始めよう
かと お迷いの方は、「伊吹嶺」で俳句の基本中
の基本である写生句を一緒に学びませんか?
 
                     歓迎いたします。

 11月15日に続き ヤマトタケルの話題です。
「伊吹嶺」12月号で、田中文雅先生が、「蹴殺す神」と
題して、タケルに付いても書いておられます。
 国道19号線の愛知県と岐阜県の境に内津峠が
あります。 実家へ行くついでに 時々このお宮(写真)に参拝しますが、ここにもヤマトタケルの伝説がありました。
 ヤマトタケルが、熱田の宮(名古屋の熱田神宮)で、尾張の祖と言われている建稲種命(たけいなだね)に会われ副将軍とされた。その妹の宮簀姫と婚約されて東征に出られた。・・・・・・帰りに 甲府、長野、美濃大井、釜戸、池田を通って峠(内津峠)にさしかかった時、建稲種命が駿河で水死されたとの知らせを受けられた。 「ああ・あの元気な稲種が・・・・」と言って絶句され、しばらくして「ああ現哉(うつつかな) 々々」と嘆かれた。 その霊を祀ったのが<内内神社>の始まりである(そうです)。 そして その神社の前の宿場町を<内津>と名付けられた。 <津>とは、舟や人の集まると言う意味があるとか・・・・。
 1キロほど奥まった所に奥ノ院があり、 鉄梯子を登ると大きな洞窟の中に霊が祀られているが、1人で行くにはチョット寂しくて 怖いようなところです。(孝子)

 

23.12.10 (2571)
 今月の『伊吹嶺』の<伊吹嶺山房雑記>のページで
主宰は、市川悠遊さんが、まとめられた「俳句用難読語
表」を紹介されています。 「悠遊さんがこの一冊を独力
で完成されたことに驚嘆する」と、書いておられます。

 この冊子の初めには以下のように書かれています。   

  俳句を始めた当時の私には、漢語、漢語の熟字訓、
  宛字、古語など読み方の難しい語句が多く使われて
  いることが大きな壁となっていました。・・・・・・・句会に   
  複数の辞書を持参して調べる余裕はなく、頼りにす
  電子辞書は、難読語辞典を搭載しているものはほと
  んどありません。そのような経験の中で、読み方を調
  べる労力と時間を減らすために「難読語表」の作成を
  思い立ちました。

 258頁のずしりと重い1冊です。 私は、いつも手の届くところ置いて読んでいます。ずいぶん読めない言葉が多のですが、<読み方>も <説明>も分かり易く書かれていて、読者に親切な冊子と思います。
 ご希望の方は、以下のファックス番号へ 問い合わせてください。(孝子)
                           
                        052-613-8551(悠遊さんのお宅)                         

写真は、岐阜県多治見市の修道院のクリスマスリースです。修道院の庭にある植物で作られていてます。(孝子)
23.12.08 (2570)
 今日は<日米開戦の日> <ジョン・レノンの18回目の命日
そして、お釈迦様が悟りを開いた日 <蠟八会>
です。<針供養>
もありましたね。 我が家には、開戦日の事を聞く家族も・・・・・いま
せん。 ジョン・レノンの曲でも聴こうかと思っています。(孝子) 
   
 
 いぶきネット会員の皆様 選句締切りのお知らせ

  「海に出て木枯帰るところなし」  山口 誓子
 
 今日十二月八日は、開戦日ですが、その日を記憶している
人は少なく成りました。
 
 それに針供養の日でもありますが、最近針を使うことも少
なくなりましたね。
 
 夕べ我が家では摘み忘れていた「冬の椎茸・冬子」の豊作
で、(分厚いどんこ)塩焼き、醤油焼き、などの香りがご馳
走でした。
 
 明日辺りから急に温度がさがります。風邪にご注意下さい。
 

   「たわむれに穿きしもんぺの母の丈」 原田 しずえ

   「冬ざるる朝の都電の揺れはげし」  鷲尾  不郡
 

 さて、明後日12月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 
 
 写真は樹炎さんが送って下さいました。
 今年は素晴らしい香りの椎茸に廻りあいました。 菌種によっての違いでしょうか。つい写真を送りたくなりました。(樹炎)


23.12.06 (2569)
 「伊吹嶺」12月号が届きました。 心待ちにされている皆さ~ん 間もなく届くと思います。

 「千草句会」が発足5周年を記念して合同句集を出版されました。
主宰の序文に続き、15名の会員さんが20句づつ載せておられる
立派な句集です。
 主宰はこの句集の印象を 序文の中で・・・・・
   総じて句が着実で、即物具象に徹した写生句であると言う事で   
  す。これは中山氏の指導が細かく行き届いていることに拠るでし
  ょうし、会員の皆さんが伊吹嶺の目指す俳句を理解し、相互の親
  睦と、作品向上を計って努力されて来られた証であり・・・・
と述べておられます。 中山敏彦さんを指導者に、真摯な姿勢で学
んで来られた賜ですね。  
 千種句会の皆様、おめでとうございます。 (孝子)  

    千草生ふ細き流れの分水嶺   横井正子

    遠雷や母の寝息に耳澄ます   野島秀子

    淡雪につんと立ちたる貝母の芽   中山敏彦



23.12.04  夜 (2568)
 
 2日の主宰出演のテレビの放映をご覧になった「伊吹
嶺」仲間の石崎さん(岐阜市)から、メールをいただきま
した。
 石崎さ~ん 有難うございました。 
 
 栗田主宰のテレビを拝見しました。
NHKの松山支局の企画、製作で簡潔に、的確に、しかも
情感をも籠めて子規、虚子、碧梧桐の関係を伝えていて、
さすが俳句の街だと思いました。
 栗田主宰は長年の真摯な研究成果に立って冷静にかつ
暖かく適切な発言をされて感銘を受けました。 栗田主宰
のご指導を受けて良かったと思う時間でした。
 また革新
者としての碧梧桐の挑戦は結果として稔りませんでしたが
、そのフロンティアスピリットは大いに評価されるべきであ
り、このたびの「碧梧桐句集」はその足がかりとして重要な
資料となると思います。(石崎宗敏
 
 写真は、今日の話題とは関係ありませんが・・・・・11月の下旬に 中央線の定光寺駅付近の廃線を見学(歩く)するイベントがありました。13個の煉瓦造りのトンネルのうち 4個ほどが整備されて 通り抜けが出来ました。 トンネルや軌道敷の残存物が 展示されていて、土瓶や碍子などを懐かしく眺めながら、紅葉の盛りの1日を楽しみました。(孝子)


23.12.04(2567)
 皆さん、定期的に犬山のやすし句碑を訪れている方がいるようですね。今日は市原美幸さんから、最近やすし句碑を訪れて、句碑の根元に冬菫を見つけたとのメッセージが届きました。わずか1輪のようですが、小さな命が宿るのはうれしいことです。写真とメッセージをお送りします。(隆生)

主宰の句碑除幕式からちょうど半年経った11月22日、句碑を見に行ってきました。(車で5分もあればで行けます。) 
  句碑後方、有楽苑の山茶花の垣根には、紅い花がぽつぽつ咲き始めていて、苑内の紅葉も句碑前のなんじゃもんじゃの黄葉も青空に映えてきれいでした。 
 いつものように句碑の前に屈んでみました。すると、正面中央より少し左に、苔の間 から顔を出すように紫色の小さな花が一輪咲いていました。「冬すみれ」でした。思いがけないことでびっくりしました。よく見ないとわからないくらい小さくて、地味な花ですが力強く凛と咲いていました。句碑建立に当たって土と一緒に運ばれてきた種が、芽を出して、半年経って花を咲かせたのですね。句碑後方と、横側の盛り土には、葉だけの株があって、また驚きました。
  昨日、11月30日に行ってみたら俯いてまだ咲いていました。誰か見に来てくれるのを待っているように見えました。いつまで咲いていてくれるのでしょうか。また、葉だけの二株は花を咲かせてくれるでしょうか。楽しみが増えました。
  「花の芽が出て、花が咲く」ことと、「人の想い」に因果関係があるようには思われませんが、何だか因果があるのではないかと思われてきます。偶然と言ってしまえばそれまでですが、主宰はもとより、伊吹嶺全会員と、句碑建立に当たってご尽力いただいた全ての方々の、句碑に寄せる「尊い想い」が、一粒のすみれの種に「尊い命」をつないでくれたようにも思えてきました。皆様、是非おでかけください。(市原美幸)



23.12.03夜 (2566)
 2日のNHKTVで放映された「独楽のはぢける如くなり」(子規の愛弟子 虚子と碧梧桐)の番組、録画してありましたので、今日見ました。孝子さんの予告と違って、栗田主宰の登場場面は数秒でなく、随所随所に登場されていました。主に碧梧桐の解説のところは栗田主宰、虚子のところは宮坂静生さんが発言されていました。子規が二人を育てた経緯、碧梧桐と虚子のライバルストーリーなど、45分間番組としてコンパクトにまとめられていました。
 丁度現在、岩波文庫から『碧梧桐俳句集』が発刊されたばかりです。よい機会ですから、手元の1冊としてはいかがですか。『碧梧桐俳句集』の案内は【こちら】に紹介しています。(隆生)


23.12.03 (2565)
 11月23日にお知らせしました、主宰のテレビ出演は、  
皆様 ご覧になりましたか? 私は、急用で慌てて外出
してしまい ビデオのセットもしませんでした。数秒のご
出演ではなく、長い時間だったようで・・・しかも素敵に
映っていたようですね。 見逃して 残念!
 ご覧になられた方・・・・・様子を知らせていただけませ
んか?
 写真は樹炎さんが送って下さいました。 樹炎さんのお宅のお庭で
す。本格的な落葉掃きの出来る羨ましい環境ですね。(孝子)
           
 いぶきネットの皆様 
         投句締切りのお知らせ
 

 もう師走ですね。一年を振り返る月でもあります。
冷たい風が北の窓を叩き、南の窓に差し込む光が、部屋の奥まで届くようになりました。
里に下った紅葉は、そそくさと散り始めています。日が短く、十二月は慌しい日々です。気温差にご留意下さい。
 
   「山陰へ帰る夜汽車の冬帽子」 望月  皓二
 
   「佐渡行の船に乗り込む着ぶくれて」 小林 影三
 

     さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 (樹炎)
    
 
 

23.12.02 (2564)
 HP俳句会の講評をアップしていただきました。 LINK集・HP俳句会 → 選句結果 →結果の下方へスクロールしてください。
 今月のHP俳句会は、結果や講評のアップが少し遅れまして…・数名の方から、問い合わせをいただきました。12月は、今まで通りのローテイションで出来ると思いますので、 宜しくお願いします。  
 お問い合わせを下さいましたFさ~ん。 返信が戻って来てしまいますので、 このページで お返事をさせていただきます。 ご指摘を有難うございました。 これからもHP俳句会へのご参加を宜しくお願いします。(孝子)


23.12.01 (2563)
 今年も もう最終月に入りました。 HP俳句会・いぶきネット句会の投句受付をしています。 皆様 お忘れになりませんように! 
 
  「伊吹嶺」仲間のTさんからメールをいただきました。 主宰編の「碧梧桐俳句集」の話題です。朝日新聞の月曜日の俳壇のページには、 高山れおなさんが書いておられましたね。
以下は、読売新聞です。(孝子)
 
 ご覧になられたことと存じますが、 30日の読売新聞・夕刊 『俳句時評 碧梧桐「新傾向」への旅程』西村和子で、主宰の岩波新書が紹介されておりました。 様々なことを思わせる重い一冊である。と結ばれて・・・
 

23.11.30 (2562)
 11月のいぶきネット句会の会報を配信いただきましたの   
で、今月も いぶきネットの行事は無事終わりました。 
毎月 皆様の協力で作り上げて行くホームページです。
これからも、宜しくお願いします。
もう 12月1日からの投句が近づいていますので、お忘れ   
なく! 

 哲半さんから 写真を送っていただきました。(孝子)

 京都・南座で25日、「まねき上げ」がありました。少しづ
つ年末を実感しています。(哲半)

    ・顔見世の楽屋入まで清水に  中村吉衛門

    ・顔見世や中幕すぎの霧月夜   水原秋櫻子


23.11.29 (2561)
  いぶきネットの皆様   
      投句・選句・締切りのお知らせ
 
 色鮮やかな落葉がぬれて降り積もる・・・
                 初冬ですね。

ひんやりとした風に草木の甘い匂いがします。

縫物の手を休め、暮色のせまる雀色時・・・ 
           日暮れの早さに驚きます。
 
 伊吹嶺の『オフ句会静岡』あいにくのお天気で
皆様ご苦労様でございました。静岡支部、関東支部、愛知支部などの参加を得て、最高の「オフ句会」の由。落書にて皆様のお顔が懐かしく、参加出来ずに残念に思っています。

    「桜もみじ掃き寄せし嵩美しき」 南  ひさ子
 
    「峠見ゆ十一月のむなしさに」 細見 綾子           
 
   さて、投句締切 12月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
  
    選句締切 12月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切    (樹炎)
 

 写真は、11月20日に瀬戸市のお寺で行われた 火渡りの準備の風景です。 松などの枯葉を敷いた上に薪を並べて火渡りの道を作っています。 昼間は、秋葉権現さんのお札を受け、夜になると ここに火を付けます。 以前1度だけ渡りました。 火の中を走り抜けるのですが、素早く走り抜けないで、ペタペタ走っていると、足の裏を火傷して、見る見る水膨れが出来てしまいます。 渡る前のあのドキドキ感は、今でも覚えています。(孝子)  


23.11.28 (2561)
 27日、愛知県ロータリークラブの俳句大会が開かれ、「伊吹嶺」
の仲間も参加されました。
 去年、「伊吹嶺」仲間の田嶋さんの発案で始まった俳句大会
ですが、今年は、参加者も増え、充実した会となりました。
 伊藤敬子先生と馬場駿吉先生が講演をされ、伊藤先生からは
「俳句とロマン」と題し、明治から現在に至る俳句の歴史を辿りな
がら、伝統の形を重んじる文芸の重要性や、教養という国語力を
身につける事の大切さなどをお聞きしました。馬場先生は「ものの
光を言いとめること」と題し『三冊子』の中の芭蕉の言葉を引用し
て、俳句への姿勢 作句等を分かり易く説いてくださいました。
 
  ・大会賞(馬場駿吉・矢野孝子特選 )
    
     黄楊櫛に残る母の香一葉忌    尾関佳子

  ・大島宏彦(中日新聞最高顧問)特選

     子規庵のあさがほの青色褪せし   玉井美智子

   入選には、尾関さんや玉井さんの他に 田嶋紅白さんや澤田充子さん等が、名を連ねておられました。

           写真は、左から馬場先生・伊藤敬子先生・大会賞の尾関さんそして矢野です。(孝子)


23.11.27 (2560)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。  今月の高点   
句は、「秋しぐれ能登の瓦の黒光」さいたま市の眞人さんと、三鷹市   
の惠啓さんの「掌の椀の温もり今朝の冬」でした。 おめでとうござ
いました。 早速 賞品の伊吹嶺誌を送らせていただきます。

 右の写真は、11月の中頃に訪れた 滋賀県米原で 出会った柿簾<あまんぼ>で
す。10数年前までは 刈田に 沢山の柿簾が、藁屋根を付けて並んでいたそうですが、
今は、一か所だけです。 伊吹颪で干し上げるそうです。


 静岡支部長の磯田さんから、嬉しいお知らせをいただきました。   
                                   (孝子)
 昨日(26日)第17回「静岡市民俳句大会」がありました。
「伊吹嶺」誌俳スクール欄でお馴染みの子供達の活躍が目立ち
ましたのでお知らせいたします。
 小中学生の部(応募総数5664句)   
  市長賞  
   家のまどヤモリがぼくをのぞいてる  小3 渡辺群
  
  教育長賞 
   のりたいなにゅうどう雲にふわふわと 小3 齊藤光希
  
  ほか選者入選 (小林まさや・中野友梨乃・澤田亜沙美)
 ※もちの実句会が子供達の「どんぐり句会」を開いてちょうど10年、句会報が100号になりまし  た。ごほうび?と受け止めています。

 一般の部(応募総数670句)
   選者入選2点   抛られて流れに乗れり囮鮎   神谷かつ江
      ほか選者入選 (伊坂壽子・漆畑一枝・杉浦ゆき子・夏目悦江・町田真奈美)
 当日句入選  中野友梨乃(中2)
         伊坂壽子・藤田幸子(一般)
                         (静岡支部 磯田なつえ)
  

23.11.26 (2559)
 今日、伊吹嶺運営委員会が行われました。今年の伊吹嶺行事はほぼ滞りなく終わりました。今年は特に栗田主宰句碑の建立という大きな行事があり、全国俳句大会も成功裡に終わりました。
 来年に向けて、「伊吹嶺季寄せ」が順調に進んでおり、既に春の部について校正も終わりました。さらに来年はいよいよ15周年記念俳句大会が予定されています。また来年は15周年行事の1つである俳句及び文章の募集が行われるなど、15周年記念行事が目白押しです。15周年記念号は平成25年1月号に発行されますが、その前触れとして24年1月号には伊吹嶺名誉会員の5名の方で行われた「伊吹嶺」の今後についての座談会記事も掲載する予定です。皆さん、楽しみにして下さい。

なおこの落書コーナーも重くなりましたので、10月以前は上の該当部分をクリックして読んで下さい。
                                                      (隆生)

 添削コーナーへ 11月分の添削例をアップしました。 お役に立ちますでしょうか? ご覧ください。
   HP俳句会のの11月分・選句結果は しばらくお待ちください。  (孝子)


23.11.24 (2558)
 大変遅くなりましたが、18日-19日に行われた伊吹嶺オフ句会模様をアップしました。全くの個人的な忙しさでアップが遅れました。このオフ句会模様の内容は内田陽子さんに書いていただきました。また句会の一句は伊藤範子さんにまとめていただきました。皆さんにご協力に感謝します。
 今回のオフ句会は延べ39名の方に参加して頂き、これまでのオフ句会での最高の参加者になりました。特に地元の静岡の皆さん、大量参加していただいた関東の皆さんに感謝します。
 吟行は1日目は天候に恵まれましたが、2日目は土砂降りの雨の中の吟行になりました。また吟行模様の写真も2日目は皆さんのスナップを撮ることが出来ませんでした。申し訳ありません。なお吟行模様はトップページの写真か【こちら】をクリックして、入って下さい。(隆生)


23.11.23 (2557)
 主宰の姿が 数秒(?)テレビで見ることが出来るようです。 NHK松山のローカル放送が 「坂の上の雲」の前宣伝のために、全国版で放送されます。

        ・12月2日(金) 午後3:15 ~ 3:58 『ローカル直送便』(全国放送)

         『しこく8』 独楽のはぢける如くなり ~子規の愛弟子 虚子と碧梧桐~


  このお知らせを読まれた方は、「伊吹嶺」の仲間に知らせて頂けると 良いですね。  (孝子)



23.11.22 (2556)
 21日に、静岡支部の皆さんは、主宰のふるさとを吟行
されました。 21日の吟行会を控えて、18日 19日とオフ
句会のお付き合いをいただいた・・・と言う事ですね。   
 いぶきネットとしましては、申し訳ないような気持ちと、
虹や時雨に出会われて・・・・羨ましいような気持ちと・・・
です。雨の量で行けば オフ句会の勝ち!ですが・・・・
 以下 静岡支部長の磯田さんが写真を添えて素敵な
句会の様子を知らせて下さいました。(孝子)
 
 オフ句会から1日おいた21日(月)静岡支部の
21名は「小紅の渡し」へ吟行会を行いました。
申し訳ないような快晴の下、おなじみのレジャー
開発のバスで早朝に出発
「鏡島弘法・乙津寺」に
着いた頃には時雨が降り始めたため、バスの中で早めのお弁当を
済ませました。渡舟場を探してバスでうろうろしているうちに、
栗田主宰ご夫妻から連絡をいただき境内で待っていて下さいま
した。 まず主宰のお父様のお墓を参拝させていただき持参の
お茶の花をお供えしました。境内は縁日のテントがにぎにぎし
く、銀杏や紅葉、石蕗も咲いて季語がいっぱい。主宰と一緒に
鵜平句碑を見たり、せつ子先生には名物の鮒味噌の思い出を聞
いたり、「小紅の渡し」を往復する頃には岸辺から二重の虹も
立ち、時雨が通るたびに何度も虹を見ました。 主宰のご案内で
思いがけず鵜匠さんのお宅も見学させていただき、鵜飼を見たこ
とがない仲間たちも
 必死でメモをとりました。主宰には相談も
せずに計画した吟行会でしたが、前日になって主宰から「待って
いるから」と連絡をいただき一日ご案内いただいた上に、ホテル
の珈琲までご馳走いただいて、一同言い尽くせない感謝と感動を
に帰途につきました。
 バスの中では、はじめての吟行句会を行いました。高得点句は
  門閉ざす鵜匠の家や冬に入る 新川晴美さんで、縁日の鮒味噌の賞品を仕留められました。 
 静岡の会員にとってはふだん着の主宰ご夫妻に身近に触れる機会は普段なく、あらためて師の優しさ暖かさを肌に感じた一日でした。(磯田なつえ) 
  写真上・縁日の鮒味噌屋の前で 主宰と。  写真中・鵜平句碑の前。   写真下・小紅の渡しです。            

23.11.21 (2555)

 この度のオフ句会に、安藤一紀さんが参加し
てくださいました。いつも
HP俳句会に参加を
いただいています有難い仲間です。写真を添えて
メールをいただきました。いっきさ~ん
  有難うご
ざいました。  写真は雨の登呂遺跡です。
(孝子)


 
  今晩は、伊吹嶺の『オフ句会静岡』に参加させて
頂きありがとうございました。
 早々の参加者へのご挨拶文と写真を頂き、静岡
駅頭で静岡支部の方々のお出迎へを受け始まった
二日間の吟行を鮮明に思い出しております。
 
 羽織屋の十団子、明治トンネル、吐月峰柴屋寺等の丸子宿、丁子屋のとろろ汁。 2回の句会、そして差し入れの静岡酵母の新酒の美味しかったこと等々。
冬の雨‥とても言い難い土砂降りの久能山、試食できた赤い古代米の甘かったこと、雨宿りの煙くさい草屋の登呂遺跡…そして、3回目の句会、どれもこれも初めての貴重な体験をありがとうございました。
 
それにしても、今回の吟行を献身的に準備し、実施されたスタッフの皆さんや、修一郎さんや磯田支部長さんをはじめ静岡伊吹嶺会員の皆さんから頂いた温かいおもてなしに感動いたしました。謹んで御礼申し上げます。
今回の吟行は、短時間に5句、3句、5句を作句するという小生には大変な難題でして、疲れました。そして、皆さんとの隔たりを痛感させていただくことになりました。
 
同じ時に、同じ場所に、同じ物を見、同じ音を聞き、同じ匂いを嗅ぎ同じ雨を受けたのに…、 感じ方の素直さ、深さ、言葉に映す新鮮で繊細な感覚の違いに驚いております。
井の中の蛙が、置いて行かれないよう、ついて行くだけで精一杯の二日間でした。兎にも角にももっと鍛錬しないとだめだということが…、判りました。(一紀拝復)


23.11.20 (2554)
 オフ句会の余韻に浸っています・・・・・
18日・19日の句会の高点句をご披露します。

  ・谷深く寄り添ふくらし蕪育つ     藤田幸子      

  ・結びたるみくじに冬の雨伝ふ    関根切子


 今朝は 先ず 昨日の雨で
濡れた傘や靴や鞄等を乾かす  ことから始まりました。
  <晴れ男二人も来しに・・・>なんて句も出ましたが、11月に静岡でもこんなに降るのは珍しいとのことでした。
 
 俳句はもとより、いろいろな
事を学ばせていただく事の出
来た有難い吟行会でした。

 右の写真は、鞠子宿の許六
の句碑の前で…・
 
 左の写真は、雨にも負けず・・・・国宝の久能山東照宮へ向かうところです。 大きめの傘を借りて・・・・


ドラゴンズは優勝を逃しました。残念!  ホークスファンの皆様 おめでとうございました。(孝子)


23.11.19 (2553)
 オフ句会が無事に終わりました。 1日目は35名・2日
目は28名の参加をいただきました。 静岡の仲間に支
えていただき、皆さんの協力も得て充実した吟行会でし
た。 1日目の天気はどうにか持ちましたが、今日は 吹
き降りで・・・・・しかし さすが俳人! 全員が久能山や
登呂遺跡を雨に濡れながら歩き、沢山の佳句が生まれ
ました。        
 











  右の写真は、柴屋寺での集合写真。 左は、いぶきネット句会のメンバーです。  せめても・・・・・・と、富士山の写真の前で 写しました。(孝子)    


23.11.17 (2552)
 18日 19日と オフ句会です。 パソコンをオフにして、
皆さんで吟行をします。 明日の12時に静岡駅に集合し、
鞠子宿方面を吟行します。 2日目は 国宝に指定された
久能山東照宮をメインに歩きます。 さてさて・・お天気は??
静岡や関東の皆さんの協力を得て30人以上になる予定です
ので、皆さんのパワーで、雨は降らないのでは???
皆さ~ん 祈ってください。
 いぶきネット句会の添削は、担当者がオフ句会に参加され
ますと、 添削の返信が20日を過ぎる事もあります。お待ち
下さいね。
 写真は、徒歩さんさんが 送って下さいました。(孝子)

 何の用もなく、名古屋大学の構内を 教授のような顔をして
ぶらぶらと散歩してきました。大学で撮影した 冬青(ソヨゴ)の
実です。漢字名がいいですね。(徒歩)




23.11.15 (2551)
 10月22日・25日のヤマトタケル繋がりの話題です。愛知支
部の仲間の 藤田岳人さんが 写真と共に送って下さいました。   
 東山道にある<腰掛け石>は、中央道の恵那山トンネル付
近にあります。 この話題は、東北征伐の頃ですから、タケルの
元気な頃ですね。 岳人さん 有難うございました。

 日本武尊の腰掛け石は、資料によりますと、「日本書紀」に「日
本武尊の峠越え」が 載ったのは飛鳥・古墳時代の西暦500年
代、景行天皇の皇子、日本武尊が 東北征伐の帰りに、神坂峠
にさしかかったときに事件に出会い、この大石に腰を掛けたこと
が記載されています。この石は大きくて、よくこんな石に腰を掛け
れたなあ、と思うほどです。
 その後、大宝701年文武天皇の時に、東山道制が完成されて
います。
  先日の11月8日 東山道へ吟行に行った写真を送ります。
 丁度紅葉が真っ盛りで綺麗でした。(岳人)
  

 ヤマトタケルについては、今年の伊吹嶺で、田中文雅先生が 
『伊吹山麓の口承文芸』と題して連載されています。特に4月
号からは タケルの名前が沢山出て来ます。 タケルは幼時よ
り雄々しい気性で、成長するに及び、父同様一丈を超える長
身で、力持ちであったとか・・・・・・後に、常人を越える気性と
怪力を発揮して活躍して行くことになりますね。(孝子)
 


23.11.14 (2550)
 HP俳句会の10日までの投句を アップしていただいて
いますが、明日15日の夜9時が締切です。皆様 お忘れ
なく!  


 写真は、息子が奈良の方に土産にいただいた柿の葉寿
司ですが、あまりにも綺麗だったので送信させていただき
ます。箱の中に市松状で青い葉と詰められていました。
(写真だけですみません・・・)
 息子は、1300年の歴史がある桜が危機的な状況にあ
るということで、大学から吉野へ行って調査をしています。
                           (哲半)

 以上、京都の哲半さんから、写真と共にメールを頂きまし
た。 緑色の柿の葉で包んだお寿司は知っていますが、紅葉した柿の葉が使われているなんて…・・・素敵ですね。 木の箱に入っているようで、上等のようですね。 本当に写真だけで・・・・・残念です。
 今月の「伊吹嶺」の<現代俳句評>で、国枝部長さんが、茨木和生さんの「幹すこやか枝もすこやか桜咲く」の句の評をされていますが、その中で 吉野の山桜が 排気ガスや酸性雨の為に 老化が進んで 枯れて行くことに触れておられます。 11月号の9ページです。(孝子)


23.11.13 夜 (2549)
 今日は俳人協会創立50周年「花と緑の東海俳句
大会」に、参加しました。東海3県の俳句仲間が集まり
盛大な会となりました。
 
 鍵和田秞子
さんに「俳句の未来」と題して、ご講演   
をいただきました。 鍵和田さんの師である草田男の
句「空は太初の青さ妻より林檎を受く」を引用して、
この句は終戦間もない昭和21年に詠まれているが、
明るさがある。困難な時こそ明るく未来のある句を詠
みたいと、述べられました。俳句の未来についても興
味深い話をお聞きすることが出来ました。

 この後の懇親会には、「伊吹嶺」の仲間も多く参加
し、「風」時代の大先輩である棚山波朗さん(俳人協
会の理事長)や他の先輩とも、懐かしくお話をする機会
をいただきました。
 以下 「伊吹嶺」関係の方々の成績です。              写真は、左から鍵和田さん・棚山さん・主宰

《事前募集の部》
大会賞 
    草刈りて草の匂ひに腰下ろす   服部鏡子

秀逸賞 
    敗戦と言はざりし父敗戦忌    国枝隆生
    晴れとのみ母の日記や終戦日   栗田せつ子
    天の川仰ぐ砂漠に寝ころびて   井沢陽子  

《当日の部》
大会賞
    賞品の山羊もてあます秋祭    栗田せつ子         

秀逸賞 
    千枚田腰に砥石の稲刈女     尾関佳子
    新豆腐水の光をこぼし売る    篠田法子
    村歌舞伎一番星へ見得を切る   山本光江
    相馬より避難の馬に冬来たる   林 尉江

  いずれの部も、選者特選や入選等 多数の方がいただかれました。 (孝子)

 下の写真(真ん中)は、我らが国枝部長さんが 秀逸賞をいただかれた皆さんを代表して、賞状を受けられるところです。 部長さ~んおめでとうございました。



23.11.13 (2548)

いぶきネット句会の皆様 合評会のお知らせ
 
「月うすしくもる枯野の朝じめり」 飯尾宗祇
 
 あけがたの月は霧に薄れて、ぼんやりと潤ん
でいます。 
 
 散歩道の売家に散り継ぐ白の山茶花は哀れを
誘います。・・・例年に比べて遅い紅葉ですが、
我が家から約、車で20分程の糸島市「雷山千
如寺の大楓」樹齢約400年の紅葉をを見に行きま
したが、期待外れ、もう一つでした。落書で、昨年の写真をご覧下さい。

   「山茶花の降りしく庭にかち鴉」  稲田 和子
 
    さて、合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日
        午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
         伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
 


23.11.11 (2547)
 いぶきネット句会の徒歩さんからメールと写真をいただきました。   
入会いただいて まだ半年くらいですが、時々 話題を送ってい
ただける 有難い存在です。
 徒歩さ~~ん 有難うございました。(孝子)

   風呂吹に機嫌の箸ののびにけり   石田波郷 
   
   冬来れば大根を煮るたのしさあり   細見 綾子
 
 昨日の昼テレビで練馬大根の特集をやっていましたが、現在流
通している90%が青首大根だそうですね。青首のほうが抜きやす
いとか。掲句の大根はどんな品種なんでしょうか。
 
 写真は丹波の円通寺です。
4年前の写真ですが、既に俳句は始めていたので細見綾子さん
の名前は知っていましたが生家が近くにあることは知りませんで
した。 知っていれば寄ることが出来たと思うと残念です。
 残念といえばまだ俳句をやっていなかった頃、「奥の細道」の象
潟の目と鼻の先を車で通過したことです。痛恨の極みですが知識
も興味もなかったのですからしょうがないですね。
(徒歩)
 



23.11.08 (2546)

いぶきネットの皆様 選句締切りのお知らせ
 
 今日は二十四節気の一つ「立冬」です。冬
の始まりですね。新聞の時事川柳に 節電は
湯たんぽ炬達ドテラ着て」・・・
 急に子供の頃が懐かしく、父母や兄弟が甦り
ました。
 
 買い物のついでに 盛んになった蓮根堀りを
見に行きました。老夫婦が腰まで泥に浸かって
水圧のホースを引き摺る様に・・・「大変です
ね、お疲れでしょう」と声を掛けると「昔、手
掘りの頃より楽なんだよ」との返事、納得は出
来ませんでしたが・・・小舟に積まれた蓮根が
初冬の日差しに輝いていました。

   「湯婆の湯で顔洗ふ兄おとと」  蟹沢 春子
 
   「蓮を掘る足をひきぬき水が湧く」 牧 ひでを
 
   さて、明後日11月10日(木曜日)午後9時選句の締切です
 
      
 写真は、30日の伊賀吟行の時に求めた「くひな笛」です。 夜更けに吹いて家人に叱られました。
旅をする芭蕉さんが頭陀袋に入れて持ち歩いた陶製の笛です。口を当てて軽く吹くと、水鶏(くいな)の鳴き声に似た音色が出るとか・・・・・
 芭蕉さんが一人旅のなぐさみに この笛を吹かれようです。  ある時、これを伊賀上野の門人杉野配力に与え、その後 蕉門の服部土芳に譲られ、さらに川口竹人が秘蔵していたと、その由来を銘記したものがあります。「水鶏笛 銘霊極 陶器也 径り一寸三分 重さ十二匁一分」と書いてあったそうです。明治維新の際に 川口家より旧藩主の藤堂家に献上されましたが、関東大震災の際に所在が分からなくなってしまったとか。 その文献に基づいて作られたのが、この写真の笛です。 こんな小さな芭蕉さんの持ち物が 藩主に献上されたとは・・・・ つくづく芭蕉さんはすごい人と 思います。(孝子)

       ・此宿は水鶏もしらぬ扉(とぼそ)かな   芭蕉

       ・水鶏なくと人のいへばやさや泊り     芭蕉



23.11.06 (2545)
 伊吹嶺同人の兼松秀さんが句集『独酌』を上梓されました。兼松さんは平成19年に伊吹嶺賞を受賞されています。その時の受賞作が「独酌」で、この作品を中心に約10年間の作品を収めたものです。作品には職業である理髪師としての句が多く見られます。また奥さんを亡くされたときの「独酌」には心を打つ作品が多くあります。『独酌』をご購入されたい方はトップページの表紙写真をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)
   病む妻に襟直さるる秋日和   秀
   男手で喪服を畳む秋の夜    〃
   独酌の鮟鱇鍋を噴きこぼす   〃
 
  

23.11.05 (2544)
 「伊吹嶺」15周年記念事業の1つとして、「伊吹嶺季
寄せ」が刊行されます。 全国大会の総会の中で、「季
寄せ」について <季寄せ編集委員会>の丹羽さんが
報告をしてくださいました。 楽しみですね!
以下 丹羽さんの報告を要約しました。 (孝子)

 「伊吹嶺」の季寄せを作ろうという声が出たのは、平
成19年でした。出版部会が担当し、20年4月に初めて
の委員会を開き、方向性がまとまりました。例句の応募・
応募例句のパソコンでの打ち込み作業・選句の整理等
には 皆さんの協力をいただきました。主宰をはじめ、ほ
ぼ全員の会員さんのご協力をいただいたと思います。お
蔭でようやく つい先日、原稿をイシグロ印刷さんへ渡
すことが出来ました。
 内容を少し紹介します。
 書名は『「伊吹嶺季寄せ』とし、吟行に持参するのに適するように考えて、横長A7版とします。収録した季語には すべて例句を載せます。例句数は5000句ほどになると思います。例句と会員名簿の照合を何度もして、なるべく皆さんの俳句を採録するようにしました。
 今後は、校正の作業に入ります。皆さんに助けていただいて、来年の秋の記念大会までに完成させたいと考えています。 (丹羽)


  写真は、イブキトリカブトです。 伊吹山の山頂付近で 見る事が出来ます。 写真の左上の霞んでいるところが琵琶湖です。

         ・笹原に昼間の露や鳥かぶと         細見綾子

         ・蜂のんで日をはじきたる鳥兜        宮岡計次

         ・鳥かぶと信濃は湖も空も紺         池田幸子



23.11.03 夜 (2543)
 
いぶきネット句会の皆様・投句締切りのお知らせ   
 
 今日は「文化の日」、年賀状も発売になり、
十一月に入りましたね。
 
小春日和に誘われ、一山超えて佐賀県の干柿の里
を訪ねました。柿簾で有名な所ですが、少し早か
ったようで、残念!!
  青空に鈴生りの柿・・・柿紅葉の美しさに酔い
句帳に挟んで戻りました。
 
 この月は最も季節の変化の大きい月で、立冬を迎え
紅葉・時雨・冬仕度・木枯し・初霜・など季節の移ろう時ですね。
皆さん体調管理にご留意下さい。

    「地に落ちてなほ輝けり柿もみじ」 山口 秀一
 
    「銀杏の落つるたび空青みたり」 大前 幸子
  
                  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 

  
  写真は、樹炎さんが 去年の今頃写されたようです。樹炎さん有難うございました。(孝子) 


23.11.03 (2542)
 11月が始まりました。 読売ジャイアンツの奇跡は起こりません
でした。(残念!)
 HP俳句会といぶきネット句会の投句が始まっています。
いぶきネット句会は会員のみですが、HP俳句会は何方でも参加
していただけます。2句・無料です。 「伊吹嶺」の即物具象の
俳句を実感していただけます。
 ご参加くださ~い。   
 
 我らが「伊吹嶺」の編集長から、メールが届きました。
下里さん 待ってましたぁ~~。
 
 今日は文の化の日。猫の額ほどの庭に菊の花が咲きはじめました。 
日頃草取りだけはまめ (?) にするものの、その他の手入れはあまりしません。
そんな訳で花の種類が極めて少ない我が家の庭ですが、菊の季節だけは
華やかになります。    近年、葬式花のイメージだけが強くなってしまって少
し可哀想に感じていますが、この季節、庭先や畦道に咲く菊は、日本の
秋を代表するのに相応しい花だとしみじみ思います。愛らしくて親しみやす
い、そして品格がある。やはり菊は秋の花ですね。今日もこれから晴れてき
そうな空模様です。小さな蜂が菊の小花にむらがることでしょう。それにして
も以前より咲き出すのが少しおそいような…?  これも温暖化のせい…? 
温かいのはそれはそれでいいけれど、秋冷の中で咲くほうがいいような…。
                                 (下里美恵子)
 
  写真は、伊吹山のリュウノウギクです。山頂付近では今頃 枯れ色が広がっていると思います。この菊だけが元気に咲き続けているのではないでしょうか? (10月中頃に写しました。)  (孝子)

23.10.31 (2541)
 23年度の「伊吹嶺」全国俳句大会が行われて、もう3日目になりました。やっと大会模様をアップしました。今年も全国から多くの方が集まっていただきました。その中で松葉杖をつきながら参加していただいた新同人の高橋さんも遠く長野県から参加していただきました。さらに遠い仙台から近藤さんも参加されましたし、足を手術して退院間もない谷口さんの元気な笑顔にも接することが出来ました。その他、多くの方にお会いし、年1回の大会は年々活気を帯びています。大会模様はトップページの栗田主宰の写真をクリックするか、【こちら】をクリックして入って下さい。なお今年の大会模様は内田さんに書いていただきました。(隆生)

23.10.30 (2540)
 今日は伊賀上野を吟行しました。
昨日 全国大会に参加された 関東勢の居残り組(?)
と いぶきネットの有志 合計13人名で、芭蕉生家・俳
聖殿・芭蕉記念館・鍵屋の辻を 歩きました。 
 途中から本降りの雨になりましたが・・・さすが俳人!
<初時雨>と言って喜び合いました。

 芭蕉記念館では、Tさんの紹介で・・・・自らも 俳句を学
んでおられる学芸員の方から、芭蕉の歴史や エピソード
等を 丁寧に説明をしていただきました。
 
 下の写真は、鍵屋の辻にある、数馬茶屋の名物女将
です。この茶屋を訪れた 俳人やドナルド・キーンさん
の話を聞かせてくださいました。  句会は、ここのお座敷   
をお借りしました。 暖簾の文字は榊莫山さん直筆とか・・・・

 俳人にとっての聖地である 伊賀での 実りある1日でした。
 
 関東の皆様は、今頃(午後10時)無事に お宅にお帰りに
なられた事と思います。(孝子)







23.10.29 (2539))
 今日の 全国俳句大会は 189名の参加者で盛会でした。
総会に続き各賞(伊吹嶺賞・新人賞・秀句賞)の表彰、新同人
の発表がありました。 いぶきネット仲間からは、新人賞をいただか
れて同人となられた 高橋幸子さん(上の写真の中で1番輝いていて
1番美人の方)が 何度も壇上に上がられました。
高橋さんには、初めて会われた方も多く・・・・皆さんからの祝福を
受けておられました。
 
俳句大会の主宰特選は、
           
   緑陰に先ず置く母の車椅子   小栁津民子
 
でした。 民子さん(写真下)は、瀬戸句会で一緒に学んでいる
仲間です。 民ちゃ~ん おめでとうございました。

講演会は、加藤かな文先生が「綾子の俳句」と題して、独特の
切り口で・・・興味深いお話をしてくださいました。

 懇親会では、いぶきネット仲間の荒川さん(上の写真の男性)
と初めてお会いし、親しくお話をさせていただきました。 30代
の爽やかな青年(?)です

 大会の詳しい内容は、担当の部長さんと内田さんが 紹介して
くださいますので、お待ちください。(孝子)



23.10.28 (2538)
 明日は「伊吹嶺」の全国俳句大会です。初めてお会い出来る方も
あるようで 楽しみです。 新同人が舞台に並ばれます。我らが い
ぶきネットの仲間の高橋さんも立たれます。 大きな拍手でお祝い
したいですね。 (孝子)

   いぶきネット句会の皆様 
          投句・選句・締切りのお知らせ
 
起き抜けに庭に出て深呼吸をすると冷たい空気が心地良い。
日和がつづいて草の実も弾け、秋の匂いがしている。
蹲に被る梅もどき、石蕗の花が眩しい。
目の前の鴨が何事か・・・鳴き声上げて一斉に騒々しく
飛び立つ。
蜘蛛の糸を払って団栗の散らばる玄関に朝刊を取りに行く。
我が家の寸描です。皆さんの辺りは如何でしょうか。
 
インフルエンザの予防接種はお済みでしょうか。(樹炎)
 
      「秋晴の空気を写生せよと言ふ」 沢木 欣一
 
      「どんぐりの青空さやぎ落ちにけり」細見 綾子
 
   さて、投句締切 11月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
      選句締切 11月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切

                                            
  写真は、名古屋市東山動物園のゴリラの1日分の餌です。 皆さ~ん 食欲の秋ですが、<ダイエット>は、大丈夫でしょうか? 


23.10.26 (2537)
 「伊吹嶺」の兼松秀さん(岐阜県)が、伊吹嶺叢書
第三十七篇「独酌」を出版されました。
 家業である理髪店の仕事をつづけながら、ご家族を
多く詠まれています。特に 亡くされた奥様を詠まれた
作品で、第五回伊吹嶺賞を受賞されたことは、記憶に
新しい事と思います。
 後日 部長さんが「独酌」の紹介や購入方法等を 詳
しくしてくださると思いますので、お待ちください。
   
    ・研ぎ細るカット鋏や初仕事

    ・小康の妻が紅引く梅日和

    ・病む妻に襟直さるる秋日和

    ・男手で喪服を畳む秋の夜

    ・独酌の鮟鱇鍋を噴きこぼす

  どの句からも秀さんの思いが伝わって来て、しみじみとした作品です。 秀さ~ん ご出版おめでとうございました。

  写真は、いぶきネット仲間・岡田さん(京都)の作品です。岡田さんは日本画の趣味をお持ちですので、お願いをして、送っていただきました。 この作品の伊吹山は、琵琶湖側からの眺めでしょうか? 今年の冬も 雪景色の伊吹山を見に出掛けたいと思います。 岡田さ~ん 素敵な写真を有難うございました。(孝子)

  岡田さんから メールをいただきました。  この絵は 近江長岡の東の辺りから眺めた伊吹山のようです。(孝子) 
                                       


23.10.25 (2536)
 いぶきネット句会の添削例を アップしました。 
トップページ左上 LINK集 →添削コーナー をご覧ください。

 写真は、昨日の伊吹山繋がりの話題です。 岐阜県海津市の
<杖突坂>です。
 「古事記」によると、日本武尊は、伊吹山で氷雨にあって重病に
なり故郷の大和へ帰る途中、このあたりの急坂を杖にすがって
登ったことから、杖突坂と言うようになったとか。
 伊吹山からの道順は →関ヶ原 → 養老町 → 杖突坂 →
多度町 → 四日市市→亀山市(能褒野)で、この能褒野(のぼの)
でついに命を落とし、白鳥となって 大和に向かって飛び去ったそ
うです。 
 杖突坂と言っても 杖を突いて行くほどは残っていませんが、ヤマ
トタケルが 歩いたと思えば、思いも深まります。(孝子)
 

      父の歳はるかに越えて秋思濃し  栗田やすし

                          栗田やすし句集「海光」より


23.10.24 (2535)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句は、
森垣さん(東京)の  「 コンバインより新米のほとばしる」でした。
森垣さん おめでとうございました。 早速 賞品の伊吹嶺10月号を送らせ
ていただきます。
 今月のHP俳句会の講評は、慢房さんが担当してくださいました。是非ご覧
ください。「伊吹嶺」の目指す俳句について理解していただけると思います。    

トップページ左上 LINK集 → HP俳句会 → 選句結果 と、お入り下さい。

 これからのHP俳句会の講評は、国枝部長さんと、慢房さんが
隔月で担当をしてくださいます。 お楽しみに!
 
  写真は、22日の続きです。 伊吹山の麓、関ヶ原の石田
三成が陣を張った笹尾山の馬防柵です。柵の切っ先に<あき
あかね>が止まっている光景は、関ヶ原の戦など 忘れてしま
いそうな長閑な光景です。  笹尾山からは激戦地や各々の大
名の陣地が一望出来ます。(孝子)  

   竹春の日ざしあまねし不破の関    横森今日子

   古戦場はさみ鳴き合ふ秋の蝉     くどうひろこ



23.10.22 (2534)
  10日ほど前に、我らが聖地(?)伊吹山へ登り
ました。 朝起きて、あまりにも良い天気でしたので、
急に思い立って出かけました。 登ったと言っても、駐
車場から 頂上まで1キロほど歩いただけですが、琵
琶湖も良く見えて・・・・・寒くもなく良い気候でした。

 写真は、 麓の中学生の年中行事のようでした。 
頂上まで登って来て、ヤマトタケルの像の前で「ふるさと」   
を 合唱していました。 文化祭で発表したばかりとか・・・
声が揃っていて、思わず聞き入ってしまいました。
 ヨモギ等の草はほとんど枯れて、トリカブト、リンドウ
が咲き残り、リュウノウキクだけが花盛りでした。これ
からは、紅葉が美しくなると思います。(孝子) 
 
       ・山霧の頬に冷たしお花畑
  
       ・タケル像まで霧ごめの登山道    
                             以上2句 栗田やすし句集「霜華」より



23.10.18 (2533)
 中日ドラゴンズが リーグ優勝をしました。 国枝部
長さんをはじめ(主宰もかな??)ドラゴンズファンの皆様
おめでとうございました。 私はジャイアンツファンですの
で、クライマックス シリーズでの奇跡を祈るばかりです。

 「伊吹嶺」の豊田紀久子さんが、「芭蕉祭・献詠俳句
で棚山波朗さんの特選をいただかれ、伊賀の俳聖殿で
行われた表彰式に出席されました。 豊田さんは、瀬戸
句会で一緒に学んで来ている仲間ですので、特に嬉し
いです。 紀久子さ~んおめでとうございました。
 
 一筋の蜘蛛の囲光る不破の関   豊田紀久子


 写真は 京都の哲半さんが送って下さいました。保津峡へ出かけられた時、道端で出会われたそうです。
                            
 13日の郁子について・・・いぶきネット仲間の戸田さんが、メールを下さいました。(孝子)
 
 郁子の葉は面白いことに七掌状形ですが、はじめは単葉、やがて三枚葉、次いで5枚葉、最後は七枚葉の厚い小葉からなり、七、五、三の数が目出度いものとして昔から縁起の良い木と重宝がられたそうです。(忠)


23.10.15 (2532)
 
いぶきネット句会の皆様・合評会のおしらせ
 
 だんだん夜明けが遅くなり散歩の時間を遅ら
せました。朝霧に舞う白鷺、青鷺、ダム湖に早
鴨の先陣がいます。
 涼風の中に凛と咲く野辺の
花、風のまま伸びやかに揺れ・・・学校帰りに
道草をした頃を思い出しました。いたずらに摘
んだ後はどうしたのか、なぜか心に残る野辺の
花・・・過ぎてゆく時間のさびしさでしょうか。
 

「雑草の草のよろこび母子の座」  細見 綾子
 
「人が来て石積んでゆく秋思かな」 富田 直治
 

 さて、合評会はいつものように、15日(土)・16日(日)の両日 午後9時から行います。投句 一覧および 選句一覧を用意の上、 伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)

 内田陽子さんから メールをいただきました。楽しい写真が添えてあります。(孝子)

 秋も深まり、祭囃子が聞こえ、いよいよ秋本番ですね。15・16日は我が家の産土神(竹島)の祭です。
15日は宵祭で、わが部落では青年衆が神主姿になり、この一年の間に結婚した新婚さんのいる家庭を廻り、新婚さんを前に、祝辞を読み上げ、盛んに祝い唄をうたい、ご祈祷(夫婦円満、家内安全、商売繁盛)を行なう行事があります。
  わが二番目の息子が3月に結婚し、この珍事の「まな板の鯉」になることになりました。息子は嫌がっておりますが、何も知らない嫁は「楽しそう~~」といって楽しみにしています。嫁には 私の若かりし頃の着物を着せてみようかと思っています。その「黒ごま」(珍事の名称)の順番が、どうやら最終になりそうですので、チャットの時間に間に合わないかもしれません。15日は欠席させていただくかもしれません。16日は参加しますので、宜しくお願いします。
  
「黒ごま」の風景の写真を添付しました。この写真は商売繁盛でしょうか? だんな様がかなりの年配ですね???(内田)
 


23.10.14 (2531)
 昨日の続きです。『碧梧桐俳句集』の紹介のページに広告用に使用された例句5句を追加掲載しました。その1句として次の句があります。
   から松は淋しき木なり赤蜻蛉   碧梧桐
 この句について栗田主宰は『河東碧梧桐の基礎的研究』において、長文の解説を行っています。初出から、初出句形、作句年、所収句集、句意、鑑賞、参考と2段組2ページ以上にまたがって述べられています。また北原白秋の「落葉松」の詩も引用して「淋しき木」と見る詩人の眼に、通い合う味わいがあることも述べています。
 ここでは蝸牛俳句文庫の『河東碧梧桐』の解説を紹介します。

  句集『続春夏秋冬』(秋)所収。秋の日に群れ飛ぶ赤蜻蛉は明るくもはかない。白秋の名作『落葉松』の〈からまつはさびしかりけり〉を思い出す。楸邨は「『赤蜻蛉』と『から松』とのかかわりが俳句的な把握で鋭い」(『日本の詩歌』3)とした。明治35年の作。
   
もう一度、これまでの二冊の本と今回の『碧梧桐俳句集』の文庫本をあわせ読むことをお薦めします。(隆生)

23.10.13夜 (2530)   『碧梧桐俳句集』『碧梧桐俳句集』の案内
 岩波書店より、『碧梧桐俳句集』の文庫本が発売されました。栗田主宰編によるものです。碧梧桐の俳句は何となく難しい印象を受けられると思います。今回の俳句集は初期から晩年までの秀句二千句が収められています。栗田主宰のこれまでの研究のもととなった俳句集です。栗田主宰は、碧梧桐の復権を願う者として少しでも多くの方に読んで貰いたいとおっしゃっていました。お求めやすい価格ですので、この際皆さん、一冊は手元に置いてじっくり読んでみてはいかがですか。『碧梧桐俳句集』の内容は右の写真をクリックして下さい。(隆生)



23.10.13 (2529)

 昨日の中日新聞の文芸のページに、我らが編集長・下里美恵子さんの
自註現代俳句シリーズ「下里美恵子集」が 紹介されていました。評を書い    
ておられるのは、加藤かな文さんです。
  「雨となる空が明るし芽木の山」等 10句と、素敵な評が載って
います。    以下 最後の部分を抜書きしました。

     冬瓜をうす味に煮て事なき日
     山の芋ぽきと折れたり惜しみたり
     茎立や岬の雀よく転ぶ
     鵜が留守の鵜山に鳴けり法師蝉


    ここ10年あまりの作品より。どことなく細見綾子のような
  味わいがある。この世界をありのまま肯定しようとする、強
  さと優しさが似ているかも。


 下里さんの句集をご希望の方は、トップページの右下をご覧
下さい。申し込み方法も 載っています。(孝子)

  写真は、京都の有名旅館「柊屋」の郁子の実です。 屋
根の上の柵に絡んで沢山実を付けていました。道を挟んで
・・・「俵屋」も有名旅館ですね。 残念ながら・・・・私は旅館
の前を行ったり来たりして眺めただけです。泊まってみたい
ですねぇ~ (孝子)

   ・駄馬に会ふことも旧道郁子垂れて       及川貞



23.10.12 (2528)

 最近、個人的なことで忙しくて、トップページの写真の更新を怠けていました。今月のトップページは「伊吹嶺」10月号の表紙裏写真の蔓人参です。蔓人参は蔓性多年草で、薬草にもなります。別名を「爺雀斑(じいそぶ)」とも言います。「そぶ」とはそばかすの意味で、花びらの内側に斑点があり、これがそばかすと見られているのでしょう。また「じいそぶ」より一寸小柄の野草に「ばあそぶ」があります。どちらも蔓人参の仲間で、特に実が紫ががった赤い実をつけます。つい先週、妻は蔓人参の実を見たと言います。長野県の高地ですから、もう山では実をつける時期になったのですね。しばらくはトップページの花の写真で楽しんで下さい。(隆生)


23.10.11 (2527)
 関東支部長の一灯さんから お便りをいただきました。
一灯さんは、いぶきネットも支えていただいています。
日本中 いえ世界中(?)を 歩いておられる一灯さん
ですが、雲の上までも お出かけです。
 
 近況を奥穂高山行の写真でお送りします。梓川を正面
に常念岳を望み遡行し、奥穂高へ。雨、晴れ、吹雪、、と   
神さまの演出は見事。 この一月から後期高齢者入り
(幕の内?)した一灯としては、キツイ登山でコースタイ
ムを2,3割オーバー。
 裾の温泉で登った山々を眺め 酒を飲むだけになるの
も時間の問題でしょう。 妄言多謝  一灯拝

 写真は、初冠雪の奥穂高で。 左が一灯さん。真っ赤な上着は、
岳人さん。 岳人さんは 伊吹嶺誌の「岳人日記」のページでお
なじみですね。(孝子)

        ・色鳥や歩荷にゆづる休み石        ・山の湯の匂ふ布団や小屋泊
                      
                                              以上2句 中野一灯


23.10.10 (2526)
 いぶきネット句会の選句を今夜9時に締め切りま~~す。 皆様お忘れなく。

 今日は 体育の日。 東京オリンピックの頃、皆さんは何をされていましたか? その後 オリンピックは何度も日本で開かれていますが、東京オリンピックは、私たち
の世代にとっては特別のように思います。
 瀬戸市では、この数日 天気に恵まれて、秋祭や
運動会が行われています。 戦国時代に始まったと
言われる 火縄銃を使った警固隊の実演や、<棒の
手>と言う棒を使った武術の奉納が行われました。
この地域は小牧・長久手の戦いの場となったところで   
もあり、歴史があります。 私は、近くの神社の餅投
げに参加(?)し、宙を飛ぶ餅に<豊の秋>を実感
しました。

 写真は、保育園の運動会です。年少組の「だんご虫」のダン
ス(?)ですが、演技の内容より 衣装に力が入っている感じです。
幼子は上手でも下手でも 愛おしくて・・・・・ウルウるしながら見
物しました。<お婆ちゃんの眼>になっていました。(孝子) 

       病む母の運動会を見て飽かず    栗田やすし     句集「遠方」より  平成2年作



23.10.08 (2525)
 いぶきネット句会の幹事さんから 写真を添えてお知らせ
を頂きました。写真の重箱は明治20年頃の物のようです。
昨今のB級グルメやコンビニ弁当を考えると・・・・・・懐かし
いですね。 (孝子)


 いぶきネットの皆様 選句締切りのお知らせ
 
 今日から三連休ですね。絶好のお天気に恵まれて
各地でお祭りが盛んなようです。九州では(長崎く
んち)(唐津くんち)(博多くんち)等イベント
も多い頃です。
 
 納戸の片付けをして居たら大昔の重箱(割子弁当)
が出てきました。相当使い込んだもので、外側が崩れ、帯締めで結んでみました。飾り棚に飾って祭り気分です。明日は十三夜、栗名月ですね。     

     「新酒嗅ぐ鼻のうごめく上戸かな」  石川 錠子
 
  「十三夜その名やさしく夜更けたり」 細見 綾子
 
      さて、明後日10月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 

23.10.05 (2524)
 いぶきネット仲間のから、お知らせをいただきました。10月3日   
NHKテレビの「俳句王国」で、「伊吹嶺」の仲間の古賀一弘さん
(東京)が、大串章さんの10選に入られました。 古賀さんは、
「俳句王国」への入選は これで四回目とか・・・・・
     古賀さ~ん おめでとうございました。

    蝉時雨負けじと赤子泣きにけり   古賀一弘

 もう一つ いぶきネット仲間のTさんから、情報をいただきました。
愛知県春日井市の高蔵寺にニュータウンの中にある 高蔵寺高
校では 校庭を囲む金木犀が今満開です。 私も外出のついでに
見て来ました。 高校の敷地をコの字に囲む形で 並木になって
います。 Tさんが 数えられたそうですが、264本あるそうです。
数えられたTさんも見事ですが、匂いも見事!です。 (孝子)

   木犀の香の仏像の線勁し    細見綾子
                          句集「和語」より 深大寺

   木犀の香にあけたての障子かな   高浜虚子



23.10.04 (2523)
  国枝洋子句集『蕗の薹』
 読書の秋・食欲の秋・芸術の秋ですね。 新米も秋刀魚も秋茄子も・・・何を食べても美味しいですね。 
「伊吹嶺」会員としましては読書の秋でしょうか。 最近出版されました 国枝洋子さんの「蕗の薹」を毎晩読み返しています。 洋子さんは、愛知同人句会でいつもキラリと光る句を詠まれていますので、洋子さんの作品に出会える事も同人句会の楽しみの1つです。 20年ほど前にお会いした頃から、物静かではありましたが 大先輩のような存在感のある方です。「草花の事なら、先ず洋子さんに聞きなさい」と言われているほど 草花の事に精通しておられます。

 『蕗の薹』は、初めから即物具象で、柔らかな感性を感じる作品が並びます。特に草花への優しい眼差しや、お母様を慕う気持ちは 誰もが共感出来ると思います。  平明な詠み方の中から、作者の思いが滲み出て、お手本にしたい1冊です。 

    ・機嫌よき夫の繰り言春立てり
    ・煤逃げの夫パソコンを叩きづめ
    ・蕨採る夫とはぐるる砦跡

 
 以上3句は、我らがいぶきネットの部長さんを詠まれています。  お2人で吟行に出かけられる姿が浮かび・・・・・・・ 素敵な俳句人生を送っておられます。

 私の好きな句を 沢山選びましたが、その中から特に洋子さんらしさを感じる3句を紹介します。
 
     ・楽譜読む一日雪に閉ざされて
     ・ひと言を胸にをさめて心太
     ・洞窟(がま)の闇出ていとほしむ草の花

 
 なお『蕗の薹』の案内と購入されたい方は、トップページの句集の写真をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。(孝子)

23.10.03 (2522)
   いぶきネット句会の皆様   投句締切りのお知らせ
 
 青空に鵙の鋭声・・・秋も深まって参りました。
 
 今月は「神無月」旧暦の十月の呼び名ですが、今日では新暦10月の異称としても用いられています。出雲地方では神「在」月と言い、神在(かみあり)を「じんざい」から「ぜんざい」に(訛って)ぜんざいと言われるようになったそうですね。出雲発祥として出雲大社前に(ぜんざい)の店が多いそうです。美味しそう。!
 
急な温度差にご注意下さい。
  
   「もず啼くや峠の茶屋に馬の鞍」(草枕の野出峠)栗田 やすし
 
   「野を照らす月の若さの神無月」 柏   禎

  さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 

 9月25日に このページでお知らせをしていただきました<つるがの俳句大会>に、伊吹嶺の仲間が20人余り参加され、楽しい吟行会であったそうです。 Kさんが知らせて下さいました。
 その俳句大会で 主宰が「俳句と旅」と題して講演をされました。 敦賀に縁のある 芭蕉の旅に始まり、沢木先生・細見先生の色が浜の旅、昭和44年には主宰が加藤楸邨夫妻と旅をされた事等々・・・・当地で詠まれた俳句も紹介され、とても興味深い内容のようでした。 (孝子)
 
     石田野武男特選

             蟷螂が絵馬にとびつく恋の宮     福田邦子


23.10.02 (2521)
 10月1日 2日と「日本オオサンショウオの会」の全国大会が瀬戸で開かれ
ています。初日、昼間の講演会の後の 夜(8時頃)の蛇ヶ洞川の観察会に参
加しました。 生息の東限とされている瀬戸へ 日本中から多くの方がバス
を連ねて集合され、その方々と観察をしました。サンショウオの生息環境や我
々の自然環境等を考える 良い機会をいただくことが出来ました。
 先日の豪雨で 人工巣穴も被害にあったようですが、その夜は 2匹のサンシ
ョウオが見つかり、初めて川の中の歩いて(泳いで?)いる姿を観る事が出来
ました。しかし・・・・サンショウオは 多くのヘッドランプや懐   
中電灯に照らされて、受難の一夜だったかもしれません。
 巣穴近くのお宅は、先日の豪雨で床上浸水の被害に遭わ
れたほどですから、今年生まれたサンショウオは 流されて
しまったかも しれません。 
 係の方にサンショウオが俳句の季語である事を告げます
と、興味深く聞いてくださいました。 (孝子)
                              
   
   半裂の手触り触れずとも判る      茨木和生

                        句集「山椒魚」より


上の写真は、係の皆さんが、岩の陰などを探しておられるところです。

23.9.30 (2520)
 以前にお知らせしましたが、国枝洋子さんが 句集を出版されました。 坪野さんが その話題を寄せて下さいました。(孝子)

 この度、伊吹嶺叢書第三十六編として、国枝洋子さんが「蕗の薹」を刊行されました。

 皆さんはすでにご存知と思いますが、洋子さんはインターネット部の国枝部長の奥様です。私は、同名と言うこともあって人一倍の親近感があるのですが、尊敬する大先輩でもあります。定評の俳句の巧さは、今年の「伊吹嶺賞次席」であるということが示す通りです。国枝洋子さんの俳句の良さは、すくっと立つ俳句の立ち姿、明解で心のある句意にあると思います。私は、このリズム、調べに触発され、お手本としてきました。どの句も良くて選びがたいので、句の姿は本書で確認してください。読み出したら止まらない句集「蕗の薹」です。ネット句会の皆様や HP俳句会など いぶきネットに関わっておられる皆様にお知らせします。 私が、是非とお薦めしたい句集です。

 ご一緒したときの句の中から、特に共感の強い句を三句選びました。(坪野洋子)

         
・朝掘りの筍の根のさくら色
         ・梅が香に声の華やぐ深大寺
         ・直哉居の畳のへこみ花の冷



23.9.29 (2519)
 いぶきネット句会の幹事さんから、写真とお知らせをいただきました。幹事さんのお宅からの眺めと思います。池の水が抜かれたのでしょう。 池の底に残った流れに魚を求めて鷺が集まっています。


いぶきネットの皆様へ 
        投句・選句締切りのお知らせ

 台風一過、爽やかな日和が続き実りの秋です。   
籾殻焼く煙が低く棚引き、夕日に染まる頃、日短
になったと感じます。
新月の縁側に聞く虫時雨は、田舎住まいの至福で
す。沼の水が干され、
鯉がビシャツト跳ねる音が
しました。金星がひときわ輝いています。
 
 皆さんの辺りは如何でしょうか。

「朴の葉を火種に籾を焼きはじむ」 田端 健童
 
「奥能登に来て星時雨虫時雨」  沢木 欣一

  さて、投句締切 
     10月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切
     選句締切 10月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切
  (樹炎)
 
 いぶきネット句会は、会報を配信していただきましたので、9月の句会は終わりました。 会報には俳句のほかに 毎月2人づつ エッセイが載ります。 これも楽しみの1つです。

 添削コーナーに 9月のいぶきネット句会の添削例をアップしました。今月の添削は7人の仲間で頑張りました。 お役に立つと嬉しいのですが・・・・・ トップページLINK集→添削コーナーから ご覧ください。
                                                      (孝子)

23.9.26 (2518)  「奥の細道」つるが芭蕉紀行全国俳句大会(再案内)
 5月29日のこの落書欄で10月2日に敦賀市で、「奥の細道」つるが芭蕉紀行全国俳句大会が開催され、この大会で、栗田主宰が「俳句と旅」と題して講演なさることをお知らせしましたが、もう来週の日曜日になりましたので、再度お知らせします。詳しい内容は【こちら】のページを確認して下さい。名古屋からですと、日帰りで十分行けます。また吟行会もあり、当日、投句できます。
(隆生)



23.9.25 (2517)

 今日のラジオで、クリスマスまであ3か月と言っていました。言われてみれば… もう今年も終盤に入っています。1年は<震災震災>で終わってしまいそうですが、早く東日本の皆さんが震災の被害から抜けられると良いですね。
 「伊吹嶺」や「いぶきネット」では まだまだ いろいろな行事が続きます。楽しみです。
 いぶきネット句会を支えていただいています内田さんから、メールをいただきました。 姜さんの話題です。姜さんって 素敵ですよね。 (孝子)

 

 先日、政治学者「姜尚中」の講演会に出掛けました。演題は「これからの日本、絆のある社会」で、内容は難しいことはなにもなく、今の日本は「絆」を求めなければならない、そして「食物連鎖」が今の日本には一番大切なことである、とのお話でした。

在日韓国人である 姜先生は、貧しく文盲であったお母さんの安心して食べられる食材を使っての手料理で育ち、家族で育んできた愛情を母の教えとして、今日に至ったとお話され、満場の拍手を受けられました。「福島の人を差別する社会は断じて許さない」と言い切られる先生の言葉一つひとつに愛情がこもり、大変感動した講演会でした。

 その影響か、私も親戚が栽培したもち米や小豆を使い、母の手順でおはぎ作りに挑戦することにしました。安心して食べられる食材で作る喜び、美味しいおはぎを皆で味わう喜びに感謝しつ

つ、飛び散ったごはんとあんこを舐りながら 後片付けをしました。

 ご近所との交流やホームページで掲載の「リンク集」、これも講演会で姜さんが言われた「絆」ですね。改めて地域や、インターネット部の皆さんとの繋がりを身にしみて感じました。




23.9.23 (2516)
 落書が重くなりましたので、8月以前は上記の7月から8月までへ移しました。今日は秋分の日で絶好の吟行日和。しかしこれまでの怠けがたたって、1日中家に閉じ籠もって原稿書きです。いつもこの日は明日香の曼珠沙華、案山子祭を見に行くのですが、今年は昨年の写真を紹介して行ったつもりです。(隆生)



23.9.22 (2515)
 台風の被害が関東や東北地方へ拡大しています。
皆様 被害はありませんでしたか ? 「災害は、もうこ
れで 勘弁してください」と、神様にお願いしたいですね。

 いぶきネット句会のMさんが、写真を送って下さいまし
た。 台風を心配しつつ鎌倉へ旅をされました。
 寿福寺の山門の景色です。この寺には虚子や立子の    お墓があり、俳句とは縁の深いお寺です。 虚子に見守
られての句会とは、贅沢ですね。 
 数年前、伊吹嶺の鍛錬会が鎌倉・江の島で行われま
したが、その時には このお寺にも多くの方が吟行をさ
れました。 寿福寺は今 萩が見ごろのようです。(孝子)

   寿福寺の見えて来にけり鵙高音   高野素十


 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句は みのるさん(大阪)の
   
     「落蝉の風に吹かるる軽さかな」でした。 みのるさん おめでとうございました。
     賞品の 伊吹嶺誌を送らせていただきますので、住所をお知らせください。   (孝子)
 

23.9.21 (2514)
 皆さんにお知らせです。相変わらず栗田主宰はお忙しいようです。既にお知らせしたように、10月2日(日)は敦賀市で「つるが芭蕉紀行全国俳句大会」でご講演が予定されていますが、また次のご講演と展示のお知らせです。内容は「河東碧梧桐 書と俳句」として、徳島市の徳島県立文学書道館にて文学書道特別展が行われます。そして10月23日(日)には栗田主宰による「碧梧桐の俳句」と題して講演会が行われます。
 名古屋からは一寸遠いのですが、興味のある方、お近くの方にお薦めします。講演会の詳しい内容は下の写真に紹介していますが、一寸読みづらいと思いますので、以下に紹介します。
 1.講演会 10月23日(日) 10:00~10:50 「碧梧桐の俳句」 講師:栗田やすし主宰
 2.展示解説 同日 11:00~12:00 講師:島田三光氏(日展会友・読売書法会理事)
 3.場所 徳島県立文学書道館
       徳島市中前川町2-22-1
       TEL:088-625-7485
 4.アクセス JR徳島駅から徒歩約15分  タクシー約5分
 5.観覧料 一般500円
以上です。以下にパンフレットを貼り付けます。
なお鮮明なパンフレットは以下のPDFファイルをダウンロードして印刷してください。(隆生)
     「河東碧梧桐 書と俳句」PDF


23.9.20 夜 (2513)
 皆さんが、愛知の洪水を心配をして連絡をくださいました。 以下は、樹炎さんからのメールです。

 台
風15号 只今五時のニユースで名古屋の緑区・天白区の河川の増水や氾濫(?を知りました。 くれぐれもご注意下さい。  大変心配しています。   (樹炎)

  「伊吹嶺」の発行所は、緑区ですので・・・・・発行所へ電話をしてお聞きしましたら、緑区でも高台の方で、大丈夫のようです。予報では 台風が明日東海地方を通りますが、主宰は、「きっと大丈夫!」と言われました。 瀬戸も、避難勧告が出ていますが、私の住んでいる付近ではありませんので、一先ず安心です。(孝子)

23.9.20 (2512)

 大雨の被害があちこちに出ていますが、皆様 被害がありませんか? 名古屋市では、避難勧告や電車の運転見合わせなどの知らせが テレビで流れています。  午後3時現在 雷が鳴ったり、時々大きな雨音がしています。我が家の付近は、水路から水が溢れるくらいの事ですが…・  みなさまの地方に大きな被害が無い事を祈っています。(孝子)

             ・秋出水つばさ重たき鴉かな      永方裕子

23.9.18 (2511)
 今日は 愛知の同人句会でした。 嬉しいお知らせがありま
したので、皆さんに報告します。
 ★新同人4名の発表がありました。 

      ・高橋幸子さん   ・利行小波さん 

     ・横森今日子さん  ・長崎眞由美さん


 ★伊吹嶺賞
          ・山本光江さん


      次席  ・国枝洋子さん

      佳作  ・内田陽子さん  ・若山智子さん 

          ・長江克江さん  ・市原美幸さん



 ★我らが「伊吹嶺」の編集長・下里美恵子さんが、
   10月から『俳句四季』の選者になられます。

                        以上の皆様 おめでとうございます。(孝子)

          伊藤範子さんが お祝いの花束の写真を送ってくださいましたので、皆様へ贈ります。

23.9.16 (2510)
 昨夜はいぶきネット句会のチャットによる合評会でした。21名の会員が9時になるとチャットルームへ集まります。<〇〇さん入室>と画面に並び始めると ワクワクします。 皆さんの意見に頷いたり 笑ったりして・・・1時間がアッと言う間に過ぎます。時間に限りがあり、十分に意見が出し合えないところが、もどかしいところでもあります。

 現在、オフ句会の参加者を募集しています。いぶきネッ
ト句会の会員さんは勿論ですが、HP俳句会に関わってい
る皆さんの参加も歓迎いたします。 毎年温かい雰囲気の
吟行会ですので、今年も皆さんと 楽しく充実した吟行が出
来ると思いますが。
 今年は静岡支部の方々の協力を得て、紅葉の鞠子宿や
日本平を巡ります。2日間の移動は バスをチャーターしま
すので、体力の心配はご無用です。 国宝に指定されたば
かりの久能山東照宮へは ロープウエィーを使います。
 詳しくはトップページの案内を ご覧ください。
皆さんのご参加を お待ちしています。

 以下・樹炎さんが 写真と共に送って下さいました。 樹炎さ~~ん いつも、有難うございま~~す。

 彼岸が近づいてきました。一斉に傾れるように咲く彼岸花・・・気になって、彼岸花のこと少し調べてみました。

   ○彼岸花は人里の近くにしか咲かない・・・これは人が草を刈ってやらなければ育たな
    い為だそうです。

   ○奈良時代から平安にかけて飢餓の時代の代用食と言う説。

   ○墓地に植えたのは埋葬物を犬が荒すのを防ぎ墓地に彩りを添えるため。

   ○棚田に植えたのは、畦を守るため、球根の傍にはネズミやモグラが寄り付かない
 
     ○彼岸花を研究しているグループが球根をすりおろし、一晩水にさらし、つなぎに小麦粉を混ぜ、油で揚
      げたら、淡白でほとんど味は無かったそうです。 以上です。参考にして下さい。(樹炎
 
 HP俳句会の投句を締め切りました。 選句結果は 20日過ぎと思います。 お待ちください。(孝子)


23.9.15 (2509)
 静岡支部長の磯田さんから、お便りをいただきました。嬉しいお知らせです。

 久しぶりに落書き覗かせていただいて、9月6日の俳人協会全国大会の結果が載っているのを見て、そうそうとようやく思いついた次第です。
実は毎月の俳SCHOOLに載せていただいている「どんぐり句会」の中2 中野友梨乃さんが ジュニアの部で入選しておりました。
    津川絵理子選  
       
部活から句会へいそぐ薄暑かな   中2 中野友梨乃
 
 名月を2日後にして明るさを増した月明りの下、入賞の知らせを届けに行きましたら、ご本人はピアノのお稽古に行っていて留守、忙しい私立中学生で小学2年の頃から毎月句会にきてくれています。(磯田)                                      
 
近くの公民館の、講演会に出席しました。講師は、
「伊吹嶺」会員の市川斐子さんで、「東北に生きた
宮澤賢治の人と作品」と題し、今年の東日本の震災
と重ねたり、ユーモアも交えて・・・・・・・・語って下さ
いました。
 明治29年の賢治の誕生の年と、賢治永眠の昭和8
年に、三陸大津波で多くの死者が出た事から始ま
り、「雨ニモマケズ」が世に知られるようになった経
緯、 多くの童話について・・・等々興味深くお聞きし
ました。 来週は「遠野物語」について講演をいただ
きます。 因みに 斐子さんは、「伊吹嶺」会員の市川
悠遊さんの奥様ですので、<おしどり俳人>と言う事
ですね。(孝子)
                           

23.9.14 (2508)
 皆さんは 今年の十五夜は どんなふうに過ごされまし
たか? 私の1番の贅沢は庭に育てた1株の里芋を お供
えしたことでしょうか?? 花壇の隅に去年埋めた野菜屑
から里芋が1株育ちました。 ほんとうに良いお月様でした。
 九州の樹炎さんが、お月見の写真を送って下さいました。
樹炎さんも贅沢なお月見をされました。(孝子)

 残暑の厳しい内陸・・・ 大分県日田に12日  観月会を
楽しんできました。 筑後川の上流で、三隈川です。
屋形船に名月を愛で鵜篝に酔い・・・初めての経験にうっ
とりでした。(樹炎)


  ・名月に花風(ななふう)といふ踊り見し    

  ・中秋の名月白雲さばき出し

  ・名月や次第に空の青澄みて

  ・十五夜の月ひたすらに待ちゐしが

                     以上4句 細見綾子


23.9.12 (2507)
いぶきネット句会の皆様・合評会のお知らせ

 9月は「中秋」にあたり、一年で最も美しい
(名月)を見られるので、「月見月」とも言い
ます。12日は満月13日は十六夜・・・この日
から月の出が、少しずつ 遅れますね。

 虫の音に仰ぎ見る名月、俳人冥利に尽きますね。
秋草やお団子を供え、衣被で熱燗などは如何でし
ょうか。

月明に小腰かがめし次郎冠者」 栗田やすし   

名月や茶席一礼して座る」   住友勝子

 さて、合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
    午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
     伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)


 HP俳句会の10日までの投句をアップしていただきました。 投句締切は15日の夜9時です。どなたでも 2句無料で投句いただけます。 「伊吹嶺」の即物具象の俳句を実感していただける良い機会です。皆様ご参加下さい。
 写真は、いぶきネット句会の幹事さんが送って下さいました。 陶器は、ご自分の作品のようです。生け花も免許皆伝・・・・・兎に角素敵なお姉さま(?)です。(孝子)

 いぶきネット仲間のTさんが、以下のアドレスを 送って下さいました。 ご覧ください。

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20110908/CK2011090802000140.html



23.9.11 (2506)
 昨日と今日は瀬戸物祭でした。歴史のある瀬戸物廉
売市を中心にしたお祭りで、廉売市は我が家から数分
の所です。  息子たちの小さい頃は、瀬戸物には見向
きもしないで、綿菓子や金魚掬いに夢中でした。今は孫
たちが同じことをして 2日間 何度も通っています。陶芸
家の卵の人達の個性的な作品も店に並びますので そ
れを毎年見て回るのも楽しみの1つです。 昨夜は我が
家の目の前に花火が開き 家の明かりを全部消して眺め
ていました。 写真は我が家の玄関先からお月様を入れ
て写しました。

 このページの9日の平松さんの句を訂正します。
(平松さんから電話をいただき、説明をしていただきました)    
 前年も綾子先生をお迎えして、愛知支部発足20周年記念大会が開かれました。平松さんの余呉人の・・・句は
その大会で細見先生の特選をいただかれた句でした。
 その大会の次の日の吟行会でも、平松さんは、細見先生の特選でした。以下の句です。
        
     湿原の風に逆らふかきつばた 平松公代 

 下の10日の国枝さんの写真は、次の年の吟行会ですね。 皆さん 若かったです。(孝子)


23.9.10 (2505)
 昨日、範子さんが7日の綾子忌吟行会模様の一部を報告していただきました。その中で私の名前が出ていたことを知り、びっくりしています。吟行会当日は高山へ出張のため、残念ながら出席できませんでした。
 綾子先生が小堤西池にいらっしゃったのは2年続きだったと思いましたが、最初の年は私はまだ「風」に再入会していませんでした。ですから孝子さんと一緒に句会の披講を行ったのは、平成5年5月でした。その時、私は恥ずかしくて細見先生にご挨拶もしなかったと思います。また先日実家に帰って母の物を整理していたところ、当時のお宝写真が出てきました。吟行当日に披講しているのをどなたかに撮していただいたようです。なお当日の綾子先生の特選は大島まさ子さんでした。

   
腰すゑて一望にせりかきつばた    大島まさ子
 
 後日、まさ子さんからお聞きしたところ、「全然俳句が出来なくて投句するのをやめようと思っていたところ、鈴木みや子さんからもう一度かきつばたを見に行きなさいと言われて再度戻って出来たのがこの句だった。」と喜びを話されていたのも覚えています。まさ子さんが亡くなられてそろそろ10年近くになるのではないでしょうか。範子さんの落書からひととき思い出に浸ることが出来ました。なお写真はその時、披講している写真です。(隆生)



23.9.09 (2504)
 7日に範子さんがお知らせをくださいました俳人協会の話題の続きです。 そして・・・そして・・・・私の事も話題にしてくださいました。 
 吟行会の日は 大切な友人が病気と聞いていて、綾子忌と 人の命には限りがある事を重ねて、ウルウルしていましたが・・・・・ 綾子先生への思いは 今も褪せる(?)事はありません。 範子さ~ん 有難うございました。


 9月6日の俳人協会俳句大会の入選句の情報を 関東支部のとみおさんにお願いして送っていただきました。当日会場で特選をいただかれた佐藤とみおさんです。 とみおさん 有り難うございました。そしておめでとうごさいました。

 綾子忌吟行会で、主宰や先輩の方々の綾子先生との思い出を聞きました。その中で孝子さんが、知立の「かきつばた吟行会」で、国枝さんと披講を務められたこと、綾子先生の選句を傍らで見ていたこと、選句用紙のきちんとした美しい文字、その選句用紙を大切に持っているというエピソードを披露してくださいました。そして沢木先生、細見先生、栗田先生へとつながり、師を持つということの喜びとともに、先生の思いを忘れないでいたいと語ってくださいました。心温まる素敵なお話でした。 ♪.:*・'♪範子♪.:*・'♪               

 知立の「かきつばた吟行会」での 細見綾子先生の特選は、確か??以下の句と思います。(孝子)

             余呉人のばら蒔きの麦青みたり   平松公代



23.9.08 (2503)

 
いぶきネットの皆様 選句締切りのおしらせ
 

 9月8日は(24節気)のひとつ「白露(はくろ)」ですね。
 
昼間の暑さと夜間の冷えとの温度差からか、道端の草

木は皆露に濡れて少し肌寒く爽やかな朝です。蜘蛛の

囲の美しいこと
水玉が朝陽に輝いて、ちょっと意地悪

したくなりました。
 
つい何日か前まで、真夏のような草いきれでしたが・・・
 
今はつくつく法師が声の限りに啼いています。台風の被害はご座いませんか。

  「野の花を地蔵に供へ白露かな」  三田 登美
 
  「鬼蜘蛛が巣をゆさぶつて雨落す」 栗田 やすし

  さて、明後日9月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 
 写真は、岐阜県多治見市にある修道院の葡萄畑です。 ミサ用に修道士が育てておられます。(孝子) 
 

23.9.07 (2502)
 細見綾子先生の句碑と、先日開かれたばかりの主宰の句碑のある名鉄犬山ホテルで、『綾子忌吟行会』が開かれました。 
 三々五々 句碑の周りや犬山城などを吟行された皆さん63名が、ホテルの会場に集いました。 綾子先生の写真や色紙と共に 秋の花が活けられている会場<彩雲の間>で昼食をいただき、 その後、句会が行われました。 主宰は挨拶の中で、「・・・・細見綾子先生という偉大な女流俳人を、もっともっと知って、先生の事を学んでいただきたい」と述べられ、 続いて 細見先生との思い出として、「風」発行所での事や、先生のお洒落の事等を懐かしそうに語って下さいました。
 全員が2句投句・3句選で句会が始まり、主宰の特選や高点句が発表される度に 拍手で祝いました。最後に細見先生にご縁のあった方々(私もです。)が 思い出やエピソード等を語られ、和やかなうちにお開きとなりました。  主宰の特選を頂かれた かがり火句会の生田さんの、「思いも掛けないことで、未だに信じられません」と、喜びいっぱいの笑顔が印象に残っています。 生田さ~ん そして、高点のナルミさ~ん おめでとうございました。  お世話をしていただきました 研修部のみなさ~ん 有難うございました。  (孝子) 


綾子句碑の前の主宰 句碑へお供え(むかご・木曽川の水・野の花)
句会風景 会場に飾られた綾子先生の写真や色紙
高点(同点)のお二人 主宰の特選をいただかれた生田さん


  主宰の特選     ・伊吹嶺の母なる師の碑秋高し     生田美貴子
               

  高点句        ・今もなほ師の手の温み綾子の忌   栗田やすし

              ・綾子忌に捧げむ今日の空の青     都合ナルミ


 ★もう1つ嬉しい話題です。
 
 伊藤範子さんから、お知らせをいただきました。(孝子) 

 9月6日、東京で俳人協会全国俳句大会が開催されました。事前募集の部、当日募集の部で 次の方々が入選しました。おめでとうございます!! 伊吹嶺の皆さんの活躍、嬉しいですね。(範子)

《事前募集句》
  小川濤美子 特選
  栗田やすし 入選
    介護士へ母の合掌夕涼し      山本 光江  
  
  青柳志解樹 入選
    小面に春愁のかげ美しき      平松 公代
  
  西村和子  入選
    葱の苗提げて見てゐる嵯峨狂言   栗田せつ子
《当日募集句》
  松尾隆信  特選
    水蜜桃熟るるがままと伊達の友   佐藤とみお
  
  片山由美子 入選
    とりどりの葉にそれぞれの露の玉  菊池 佳子


23.9.06 夜 (2501)
 今日は綾子忌です。綾子先生が お元気な頃を思い出していました。
沢木欣一先生の句集に「綾子の手」があった事を思い出し・・・・、綾子先生の亡くなられた頃の句を読み返しています。(孝子)
          
          綾子、重体一ヶ月を経る
             ・緑雨なか見事に生命(いのち)ありにけり
  
             ・役立たぬ夫を許せよ断腸花

          9月6日、綾子逝く   
             ・泥の好きな燕見送る白露かな

             ・秋ゆふやけ一生いのち輝けり

             ・断腸の花のしとねに眠りたり


23.9.06 (2500)
  やっと からりと晴れましたが、今度は 北の方で被害が出てい
るようです。  天地の神様はこれでもか これでもかと・・・・  
 
 桃花句会の安藤さんから メールをいただきました。
安藤さんは 「伊吹嶺」今月号で<冬のドイツでビールを飲もう>
と題して 楽しい文章を寄せておられます。安藤さ~ん お便りを
有難うございました。(孝子)

 最近の山の計画はほとんど雨、雨又は曇りか霧…良いことはあ
りません。
 登山の計画は・・・・3日の土曜日は、出発寸前に(中央高速大月
方面で通行止めが始まっていたこともあり)、Gさんと中止を
決定しました。行き違いを心配して、Nさんに連絡したら、
今回ばかりは一つ返事で「やめましょう」と、中止の投合
ができて 山には入っておりません。 
 その結果、4日の日曜日、Gさんにお願いして犬山を。
先ずやすし句碑から始め、増水した木曽川、舫いで繋
がれ陸に揚げられた鵜飼船、一つに海鵜2羽づつ入れ
た鵜籠、その鵜籠7つを2列に並べ、ベニヤ板にコンクリ
ートブロックの重しをしただけの鵜の住処、鵜匠の作業
小屋…等々『野分後』を楽しみました。
 句碑の周りの紅葉がちらほら色づいていました。増水
で鵜飼は土曜日から中止しており、2日間 鵜匠も鵜も
満水の川を眺めるばかりで上がったりだそうです。
 八ヶ岳登山の代わりに『野分け後の句碑界隈」の
写真をお届けします。(一紀)
 


23.9.05 (2499)
 明日は 綾子先生の忌日です。続いて7日の<綾
子忌吟行会>と続きます。
 
 伊吹嶺9月号の「伊吹山房雑記」で主宰は、〈綾子
忌〉について書いておられます。 その中で、綾子先
生に関する参考書を紹介されています。  私も本棚
から取り出して読んでみようかと・・・・堀古蝶著「細
見綾子聞き書き」や、杉橋陽一著「剥落する青空ー
細見綾子論」は、すっかり内容を忘れてしまっていま
す。 本箱には 「桃は八重」「細見綾子全句集」等並
んでいますので、 この秋は、綾子先生を偲んで 全
部読んでみようかと思っていますが・・・・。  サッカー
やプロ野球のテレビ中継も 気になるところです。

 以下、下里美恵子著「綾子先生輝いた日々」の中
の<花野>の最後の部分を抜書きします。(孝子)

           花野見に花野の上の空を見に   平成5年
 
 ・・・・・・ 「風」誌十二月号に掲載された句で、この作品を発表されてから四年後、ちょうど花野の美しい季節に先生は天国へ旅立たれた。好奇心いっぱいだった先生は花野を見るために、さらにその上の空を見るために背伸びをしすぎてしまわれたのか。今頃は空の上の花野でのんびりと手足を休めていらっしゃるのではないだろうか。      こちらも気の早い芒が幼い穂を解き始めました。


                                      写真は 湿原の白玉星草と フジバカマと 蝶です。

23.9.04 (2498)
 やっと雨音が虫の音に変わり、静かな夜です。 伊吹嶺9月号が届き
1日雨や風の音を聞きながら、ゆっくり伊吹嶺誌を読む事が出来ました。
 いぶきネット句会の幹事さんからは、写真を添えて お見舞いメール
をいただきました。 瀬戸市は、大きな被害は無かったようです。(孝子)
 
 今年は兎年ですが、どうしてこんなに天候が荒れるのでしょうか。
雨台風ですね。ご当地の被害はございませんか。    
ニュースの雨量に驚き、暫く言葉もありません。
まるで、東北地方の津波のような、土石流で家ごと流され、 亡くなられた
お方が、気の毒でなりません。今更ながら、災害の恐ろしさを噛み締めて
います。 伊吹嶺のお方は、皆さんご無事でしょうか。 心配しています。
    
写真は庭に咲いた縞芒です。雨後の涼風を期待して・・・  樹炎

     ・台風裡赤シャツを着てかしこまる

     ・台風裡子は沖縄へ飛び立てり    
                
                    以上2句 栗田やすし句集「霜華」より

23.9.03 (2497)
 昨日の 部長さんの紹介にありましたように、私も下里
さんの句集を読ませていただきました。 レベルの高い作
品ですが、分かりやすく 作者の感動がしみじみと伝わっ
てきます。 この句集を参考書に、俳句仲間と勉強させて
いただこうかと考えています。 何方にもにも分かり易く 
<何方にもおすすめの句集>と思います。  

 いぶきネット会員の皆様 
          投句締切りのお知らせ   

 残暑を嘆いていた矢先、大型の台風12号が
列島直撃・・・
 高知県沿岸をゆっくり北上しています。
 まさに、立春から数えて「二百十日」稲の開花
期と台風がぶつかる厄日です。 
 四国・東海・近畿地方に依然として活発な雨雲を伴っていています。            
 
 各地で記録的な大雨、高潮などに厳重にご注意下さい。

      「台風に裂かれし楠の匂ひけり」 井出 和子
 
    「秋出水はじめて父をし背負ひたり」藤江 駿吉

 台風の為早めのお知らせです。5日午後9時投句の締切りです。 
  

 写真は、愛知県美術館の棟方志功展のポスターです。 数日前に出かけました。 大作も数点並び 圧倒されるほどでした。 志功は、ピカソに傾倒していると聞いてはいましたが、「ゲルニカ」と重ねて観る事の出来る 長さ20メートル余 ・ 高さ1.5メートル程の作品には、驚きました。 志功が魂を注いだ そのエネルギーが伝わり、<一見の価値あり>です。 私も 魂を注ぐような俳句を!と思える 至福の時間でした。 愛知での美術展は9月4日で終わってしましますが・・・・。(孝子)


23.9.02 (2497)  『自註句集下里美恵子集』『新訂愛知の俳句散歩』
 うれしいお知らせがあります。「伊吹嶺」編集長の下里美恵子さんが『自註句集下里美恵子集』(俳人協会発行)を発刊されました。自註句集を出すことが出来る方は、既に最低2冊以上の句集を出していることと俳人協会への貢献度の高い人に限られます。下里さんは俳人協会の本部幹事を担当していると共に、俳人協会賞の予選委員も担当なさっています。私は早速この自註句集を読みました。第1印象を私個人のHPの日記に書きました。「初期の句から一環して下里さんの感覚、物の把握に独特のものがあり、それが現在に至るまで変わらずに持ち続けている。これは当初から既に感性が優れていることと初心を忘れない俳句に真面目に取り組んでいることに他ならない。」との印象でしたが、これからじっくりと読みたいと思います。
 なおこの自註句集を購入されたい方はトップページの『下里美恵子集』の表紙をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。是非下里さんの感性に浸って下さい。

 次に栗田主宰から連絡がありましたが、平成9年に「風」愛知県支部25周年記念に『新訂愛知の俳句散歩』が発刊されたことがありました。栗田主宰の倉庫を探していたところ、30部ほど在庫があったそうです。この『新訂愛知の俳句散歩』には当時の「風」の愛知同人、会員の皆さんの句ばかりが掲載されています。例句はすべて沢木先生の選を経た「風」作品、同人作品に掲載されたものばかりです。従って例句は沢木先生の教えに則った骨格の正しい即物具象の俳句ばかりです。新しく「伊吹嶺」に入会された方で、伊吹嶺俳句を勉強されたい方は是非ご購入をお勧めします。ご購入希望の方は、トップページの左側にある『新訂愛知の俳句散歩』の表紙写真をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。(隆生)



23.9.01 (2496)
 本格的な秋に向けて9月が始まります・・・・と思っていましたら、今朝の新聞に 小さく<日本で最も歴史のある『俳句研究』>の休刊の記事が載っていました。 1934年に創刊された<老舗中の老舗>ですね。 現在の編集長の石井さんは、主宰のお祝いの会などで 何度も名古屋へ足を運んでくださいました。 俳人協会の東京での集まりでも、「伊吹嶺」へは、親しく声を掛けていただき 『俳句研究』は 私達に縁の深い俳句誌でした。寂しいですね。 (孝子)

        ・摩文仁まで灼けし慰霊の道つづく    栗田せつ子

        ・誓子亡しいま鵜篝の早瀬過ぐ      栗田やすし

                                     以上2句 『俳句研究』 夏の号より

23.8.31 (2495)
 室伏選手の金メダル獲得と、野田新内閣誕生がこの猛暑の
8月の締めくくりでしょうか? 勝った野田さんから<ノーサイド
>と言われてもねぇ~~と、醒めた気持ちでいましたが、私た
ちが幸せになれるように、期待しないではいられません。 

 1週間ほど前に、蓼科のマリー・ローランサン美術館へ出かけ
ました。思いっきりローランサンの作品を鑑賞するつもりで出か
けましたが、1部屋だけがローランサンの作品で、他の部屋で
は、日本の洋画家の特別展が行われていました。 そして・・・
・・この9月30日をもって、美術館やホテルなど全部の施設が閉
じられてしまうそうです。 500点もの作品の その後の行方を
お聞きしましたら、貸出しなどで 維持されるとか・・・・・あの高
原の爽やかな風の中の美術館では、ローランサンに出会うこと
が出来なくなってしまいました。  がっかりです。
                           写真は、その美術館の入り口です。(孝子)

    ・蓼科は紫苑傾く上に晴れ      木村蕪城

    ・旅立ちの妻ふりむけり白木槿     沢木欣一   句集「遍歴」より 昭和53年作



23.8.29 (2494)
 添削コーナーに、いぶきネット句会の添削例をアップしました。 トップページのLINK集から ご覧ください。いぶきネット句会の8月の会報を配信していただきましたので、8月の作業は終わりました。 9月1日からのHP俳句会やいぶきネット句会の投句が始まります。 9月に入っても まだまだ残暑が続くと思いますが、皆さ~ん 頑張りましょう。 (孝子)



23.8.28 (2493)
 
    いぶきネット会員の皆様 
        投句・選句締切りのお知らせ
 

 雨上がりの秋空に美しい紺色の稜線が広が
っています。
長く賑やかだった夏休みも終盤になりましたね。
 花芒が出揃い コウロギが足元で鳴きはじめ
ました。節電だったクーラが少し黴臭くなる頃、
朝夕は秋のけはいがします。 八月の末から九
月のはじめにかけて、難しい季節ですが、皆さ
んの辺りは如何でしょうか。台風接近にご用心
下さい。(樹炎)

   「すすき新穂つやつやとして及び難き」 細見 綾子
 
   「轆轤場にちちろが黒き顔を出す」 生井 慶子

   さて、投句締切 9月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
       選句締切 9月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切

 昨夜、句会仲間に誘われて「大山椒魚」の観察会に出かけました。 大山椒魚の行動時間は夜の8時頃~12時頃と言う事で、夜の観察会でした。 愛知県で大山椒魚の棲息しているところは、瀬戸市の蛇ヶ洞川(じゃがほらがわ)付近のみのようです。 前以って10個の罠が掛けられていて、その中の1つの籠(罠)に 掛かっていました。 体調75センチ・体重3.4キロ。  なんと! 触れることが出来ました。 私も その場の雰囲気で、触れさせていただきました。 冷たくて ヌルヌルで・・・・不思議な感触でした。  この地域の皆さんがこの清流や、大山椒魚を守っておられると 聞いて 帰る頃には 大山椒魚を可愛く思えてきました。 この川の上流には、瀬戸市の水道の水源地や産廃場があります。 いつまでも きれいな川であることを 願っています。(孝子)


23.8.27 (2492)
 昨日はネット仲間の内田さんのお宅(蒲郡市)に集ま
って、ホームページビルダーの指導を受けました。 指
導者は勿論 国枝部長さんです。いつもは電話でお聞き
していますが、直接説明をしていただくのは、分かり易く
有難い事でした。
 夕方には 一色町の諏訪神社のお祭りを見物に連れ
て行っていただきました。高さが10メートル余の提灯12
基が 境内いっぱいに吊られていて、人出と共に圧倒さ
れました。 日が暮れるころには この提灯に 1メートル
ほどの蝋燭か立てられて灯が入りました。この火は 海魔
退治の篝火が起源のようです。
 部長さんや 内田さんにお世話になり、改めて<いぶきネ
ットのご縁に感謝!>の1日でした。(孝子)



23.8.23 (2491)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月は、福岡の詩音さんの 「掃除機を止めて黙祷広島忌」 でした。 詩音さ~~ん  伊吹嶺8月号を 送りま~~す。(孝子)


23.8.22夜 (2490)  伊吹嶺オフ句会に参加しましょう
 毎年インターネット部中心でオフ句会を行っています。今年も11月18日(金)ー19日(土)に静岡市で行います。このオフ句会は日頃ネット上だけでいぶきネット句会やHP句会でご縁のある方を中心で吟行を行うものです。いぶきネット句会の皆さん、HP句会投句の皆さんはもちろん、これまでインターネットに関係していた方などにも参加を呼びかけています。詳しい案内は【こちら】に書いてあります。1泊2日の吟行ですが、今のところ宿泊は30名予約してあります。一人でも多くの方の参加をお願いします。

 なお8月分の落書が重くなりましたので、7月以前を倉庫に移しました。7月以前は一番上の案内をクリックして下さい。(隆生)


23.8.22 (2489)

 昨日は、愛知の同人句会でした。45人の参加で盛会でした。月に
1回、主宰から直接指導をいただける有難い日でもあります。
 いろいろ報告事項がありましたが、中でも嬉しかったのは、句集の   
出版の話題です。 
 編集長の下里美恵子さんが、9月に俳人協会から「自註現代俳
句シリーズ・下里美恵子集」を出版されます。 購入方法等は、後日
このぺージでお知らせ出来ると思います。お待ちください。

     蚕飼村山より低く星飛べり     下里美恵子

 伊吹嶺叢書としては、 国枝洋子さんの「蕗の薹」が9月に、続い
て 兼松秀さんが「独酌」、 そして石崎宗敏さんと・・・・今年中に
出版が予定されています。     (因みに 国枝洋子さんは、国枝部長
さんの奥様です
。)

 俳句雑誌の「俳句四季」9月号には、我らがいぶきネット仲間で
同人の関根切子さんの作品(若手 精鋭8句)が載っています。
 
    島蔭に消ゆるタンカー花蜜柑    関根切子
 
 伊吹嶺の皆さんの活躍は 嬉しいですね。(孝子)

 角川「俳句」八月号の <口絵俳壇ヘッドライン>の一番始めのページに 句碑開きの折の主宰ご夫妻の写真が載っています。 「日本の伝統詩としての俳句を後世に伝える事こそが、沢木欣一・細見綾子両先生から授かった使命であり、しっかりと受け継いでいきたい」と主宰の言葉が添えられています。

 写真は、隣町の湿地の沢桔梗です。後ろの白い点々は白玉星草です。  一面に白玉星草が咲くこの時期は 甘い香りに包まれながら見学することが出来ます。 (孝子)


23.8.19 (2488)
 昨夜は句会でした。いつも 老舗の和菓子がいただけます。
この店のご主人も俳句をされているようで、写真のお菓子の銘
は、<秋簾>です。言われてみれば・・・・・と感心しながらいた
だきました。   

 今朝 句友からのメールで、以下のアドレスを教えていただきま
した。今年も俳句甲子園が近づきました。 去年の結果も載ってい
ます。(孝子)

  兼題「白」
     陶枕の全き白に小さき罅     開成高校

     白熱のロックのギターの弦灼くる   首里高校

     

23.8.16 (2487)
 昨日と今日、いぶきネット句会の合評会を行いました。2日間とも20名ほどの参加を頂き、活発に意見交換が出来ました。総投句数110句以上ともなると、時間との勝負でチャットを進めることになります。ただ込み入った質問になると、チャットだけに時間では説明し尽くせないので、今後はもっとメーリングリストによる同報メールでコメントをしたいと思います。これで今月の合評会は終わりましたが、これから名前入りの入選句一覧配信、担当同人による添削、最後に各会員2句と2名のよもやま通信の入った句会報を配信してやっと終わります。このように毎月インターネット部の皆さんのご協力でいぶきネット句会は成り立っています。この落書を読まれた方でまだ「伊吹嶺」に入会されていない方は是非入会されることをお待ちしております。入会希望は上の「メッセージお待ちしております」の手紙マークをクリックしてお申し込み下さい。(隆生)


23.8.15 夜 (2486)
 終戦記念日です。  胡瓜を刻んでいるのを中断して黙祷をしました。去年も確か(?)胡瓜を刻んでいました。66年前の正午、亡き母は胡瓜を刻んでいたでしょうか? 何をしていたでしょう。何を考えていたでしょう。今になっては聞くすべもありませんが・・・・・
 句友に貸していただいた 松尾正光著『続・戦後俳句を支えた100俳人』を読み返しています。 「栗田やすし即物具象俳句を担う」と題し載っています。  <戦乱の宿命を背負う>の書き出しで、主宰の戦後(俳句人生)の歴史が書かれていて、「伊吹嶺」の会員にとっては興味深い内容です。(孝子)

     ・父の墓灼けて隊伍の前列に        ・伏字ある父の日記や敗戦日

     ・わが名ある父の遺書読む敗戦忌     ・母の手をひき炎天に立ちどまる

                               以上4句 栗田やすし   『続・戦後俳句を支えた100俳人』より


23.8.15 (2485)
 部長さんのお宅の光ケーブルが回復しました。 
本当に回復して良かったです。  やれやれ。 

 今日は 終戦記念日ですね。 いぶきネットのLINK集の
こころさんのブログには、 主宰の沖縄の句をはじめとして素敵
な俳句が載っています。 添えられている写真のハイビスカス
の赤が 今日は特別目に沁みます。

 写真は、木槿の花です。 十一面観音様の お堂の脇に咲いていました。
 

  国際ロータリー第2760地区の俳句大会のお知らせ

 愛知県内のロータリークラブの会員・その家族・留学生を対象に 第2回俳句大会が 23年11月27日に開かれます。
 現在 投句を受け付けていますので、ご参加ください。 愛知の各事務局には お知らせが届いていると思いますが…・・・・・・・   お知り合いに 愛知のロータリーの会員さんがおられる方は、 是非 お勧め下さい。 当日は、ボストン美術館の館長で俳人の馬場駿吉先生や 伊藤敬子先生の講演も予定されています。 詳しくは、名古屋北ロータリークラブ事務局 (電話・052-262-7580)でお尋ねください。
 一人でも多くの方に参加いただき、俳句をもっと深く理解していただけるようになるとよいですね。(孝子)



23.8.13夜 (2485)
 今日、私の家の光ケーブルの故障で、いきなりIP電話、メール、インターネットなどが一切使えなくなりました。もともと今日はいぶきネット句会投句一覧から気の付いたことのコメントを配信する予定で午後から必死になって書きだしていたところ、いざ配信しようとしたとき故障に気付きました。急遽、孝子さんからとりあえず皆さんに現状を連絡して貰いました。最後の手段としてコンビニからネット仲間にFAX送信してその原稿をPDF配信して貰おうと、丁度コンビニ付いたとき、NTTから連絡があって、いま復旧したという。これで、いぶきネット句会にはML配信を行い、落書もいまこうして書くことが出来ました。皆さんお騒がせしました。
 いざという時はネットカフェなどでメール、インターネットを使えばよいのだが、私の田舎の町では、ネットカフェすらない。また故障にあったら、公衆無線LAN環境を装備する必要があるかもしれませんね。(隆生)


23.8.13 (2484)

 今日 国枝部長さんのお宅の光ケーブルが故障してしまったようです。 いぶきネット句会の講評を先月から 受け持っていただくことになりましたが・・・・・今日は いぶきネット句会の会員への配信が出来ません。多分??15日の合評会(チャット)までには 間に合うと思いますので…・しばらく お待ちください。 
国枝さ~~ん 頼りにしています。  早く元に戻りますように・・・・・祈っています。(孝子)

23.8.12 (2483)
 昨夜は窓からの涼しい風に眠ることが出来ました。 連日
の猛暑で 今年の秋は来ないかと思う時もありましたが、昨
夜はやっと夏の終わりの<夜の秋>を実感しました。
 
 国枝部長さんが 秋の涼しい句を 載せてくださいました。
私も手元の句集を読み返しながら、秋の涼やかな句を探し
てみようかと思います。 皆さん(どなたでも)も、初秋の5句を
このページへ送ってくださいませんか? ご自分の句1句と 
短いコメントを加えていただければ 尚良いですねぇ~~。
 
 いぶきネットでは、8月が元気に始まっています。いぶきネッ
ト句会は昨日 皆さんの選句一覧を配信していただきました。
HP俳句会は、5日までの投句をアップしていただきました。

 
 写真は、いぶきネット句会 幹事の樹炎さんが送って下さいました。 陶芸 書 華道等々趣味をお持ちの樹炎さんですので、ご自分の作品でレイアウトされたお部屋・・・・・・と 思います。(孝子)

        ・栗青しすこし風邪気の少年に     飯田龍太   句集「山の影」より (夏)


23.8.10 (2482)
 立秋過ぎても相変わらず暑いですね。皆さん熱中症にはご注意下さい。私の家でも朝はいつもクマゼミの騒々しい鳴き声に起こされます。せめて俳句の上だけでも秋の涼しさがほしいですね。久しぶりに初秋の句を並べてみました。秋の涼しさには女性の句が似合いますね。と言うことで今日は、女性の秋の句を並べてみました。皆さん、私に続いて秋の涼しげな句をご紹介下さい。

   星ひとつづつふえて故郷の秋夜かな   細見綾子
   みどりごをころがす畳星祭          中山純子
   終戦日黙禱すべく家にあり         鈴木みや子
   天の川いちまいの天真つ二つ       山崎祐子
   追ひあうて一つになりぬ芋の露      岩田由美


 本当は5人だけでなくもっと好きな女性の秋の句は多くあります。最初ですから、遠慮しておきます。(隆生)


23.8.8 (2481)
 今日は 立秋です。 まだまだ 暑さはこれからが本番のように思いますが・・・・・
愛知県の今日の最高気温の予想は 35度になっています。ふぅ~~

 写真は、白山スーパー林道を、谷深く降りたところで出会った 
「姥が滝」です。お婆さんの白髪に似ているとか・・・・ いえいえ 
艶々の真っ白の絹糸の束を流した感じで、落差88メートルを見上
げていると、お婆さんの感じはしません。 思い出しても、涼しくなり
ます。登り下りは大変ですが、<一見の価値あり>の滝です。
涼しさは 皆さんに伝わりましたでしょうか?(孝子)

いぶきネット句会の皆様   句締め切りお知らせ
 
           「言うまいと思えど夏の暑さかな」!
 
 暦の上で今日は立秋ですが、大楠を油蝉が揺さ振るよう
に鳴いています。それでも青田道には、 えのころ草が風に
なびき、白粉花も満開です。
 水平線に入道雲、 稜線に広がる鱗雲、夏と秋のゆきあい
の空ですね。
  そろそろお盆用意や帰省客のお迎えにお忙しい頃でしょうか。
  皆さんの辺りは如何ですか。熱中症にお気を付けください。
 
   「蝉時雨より蝉ひとつごぼれ落つ」   内籐 恵子
 
   「さざ波のごとく揺れゐてゑのころ草」  中川 幸子
 

    さて、明後日8月10日(水曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 
       

23.8.7 (2480)
 連日沖縄の暴風雨がテレビ画面に映っていましたが、やっと過
ぎたようですね。 沖縄には、いぶきネットにご縁のあった砂川さ
んをはじめ「伊吹嶺」の仲間がおられます。 被害は無かったので
しょうか?
 今夜は、テレビで 仲間由紀恵主演の「テンペスト」を見ました。
画面に映る沖縄の碧い海と空、仲間さんの着ている 男性用の絣
や縞の着物(芭蕉布?)が素敵で、毎週楽しみにしています。 
 主宰の句集「海光」や 「伊吹嶺」の仲間で出かけた吟行会等で
私たちは沖縄をより身近の感じることが出来るようになりました。今
年から「伊吹嶺」誌では、『沖縄歳時記』のページが設けられ、沖縄
の皆さんが、行事や生活に触れた文章を寄せておられます。私に
は 初めて知る事も多く、興味深く読ませていただいています。
 
 数年前の新聞で読んだ記憶ですが・・・・・ 「義理・恥覚えて、生
物と同丈」という沖縄の諺を 思い出しました。人間は、義理や恥を
わきまえて、他の生き物と対等になれるという意味だそうです。 最
近の日本の諸々の姿を見ていると・・・・ この諺をじっくり噛み締め
てみたいと思います。

 
 写真は、いぶきネット句会の仲間へ 伊藤範子さんから配信された暑中見舞いです。涼しそうですね。(孝子)


23.8.5 (2479)
 
伊吹嶺誌の購読申し込み・ 「伊吹嶺」や「いぶきネット句会」への入会の申し込み・問い合わせ等のメー を時々いただきます。
いぶきネットのホームページを読んでいただきまして有難うございます。 いぶきネット句会への入会は、「伊吹嶺」の会員になっていただいて初めて入会いただけます。 送金の窓口も別々になっています。  購読のみの方も、伊吹嶺の会員さんとなっていただいていますので、どうぞ、投句・近くの句会・いぶきネット句会へ ご参加ください。 俳句の基本の写生句を 一緒に学びませんか。 歓迎致します。

 いぶきネット句会の仲間の徒歩さん(名古屋市千種区)
から 写真を添えてお便りをいただきました。(孝子)

 
 8月2日の写真は、藤原前期の観音像ですか、なかな
かのものですね、もう少しはっきりした画像で見たいとこ
ろですが。
 私の自宅の近くにも円空仏の薬師堂があります。本尊
の薬師如来は違いますが、脇士の日光月光両菩薩と十
二神将が円空作です。そこそこ有名な所ですので「伊吹
嶺」の方々も行かれた方が多いのではないでしょうか。
<円空鉈藥師>で検索すれば 詳しいサイトがいくつか
出てきます。鉈薬師は 毎月21日の10時から14時まで
開かれます。(徒歩)
 


.8.4 (2478)
  いぶきネット句会の皆様      投句締切りのお知らせ

  月おくれのお盆の頃になると閑散とした山村にも花火の爆ぜる音が聞こえます。 夏雲が湧き、百日紅が咲くと 大方の人が故郷へ帰る日を何時にしょうかなどと考えはじめますね。
 二重、三重にも被害の大きかった東日本、見えない物への恐怖・・・先日からの大水害と不安なものばかりですが、「きりきりに冷やしたビール」で活を入れましょう!!

      「帰省子に父の着物の短かかり」  荒田  千恵子

      「百日紅ちちははひとつ墓の中」  上野  燎


       明後日5日午後9時投句の締切りです。 
             早めにお送りくださるようにお願いいたします


                               八尋 樹炎



23.8.3 (2477
 京都の哲半さんから写真と共に お便りをいただきました。   
哲半さ~ん  有難うございました。

 こんばんは。小ネタとなりますでしょうか・・・

 写真は鞍馬の火祭り(10月22日)に使う松明です。
(鞍馬駅に展示) 今日、自転車で行ってみますと、お旅所
に乾燥した柴が結わえて置いてありました。聞いたところ、
山の中で『山つつじの柴』を刈り置き、乾燥させたものを
少しづつここへ運んでくるそうです。新しいと爆ぜるので良
くないそうです。結わえているのは『藤の蔓』。これは、地
面を掘って採ったものを使うそうで、地表のものは黒くて見
栄えがよくないから使わないとおっしゃっていました。(哲半)

 俳句を始めたばかりの頃、句会で先輩の <鞍馬火祭>の句に
出会い、鞍馬の火祭は、行ってみたい吟行地の1つになっていますが・・・
祭の当日に来年の予約をする人が多いとか・・・・当日の電車は、積み
残しの出るほど混むと聞いています。 きっとすごい人出でしょうね。
                                     (孝子)
 

     火祭の煙の駅に降りたちぬ     福永京子





23.8.2 夜 (2476)
 静岡の支部長さんから、メールをいただきました。 地震の被害は無かったようで・・・・良かったですね。
                                                              
 ご無沙汰しています。暑さもちょっと小休止でこんな風に8月も・・・と思っていましたら 地震でした。  昨夜は私も旅の調べ物をしていて、いつもよりずっと遅くベッドに入ったところでした。 2階に休んでいますので、かなり大きく長い横揺れでした。が、何も落ちず倒れずで、階下の夫も起きてきました。
東海地震が頭にあるので、避難グッズはいつもベッドの脇においてあり それに現金や通帳を加え、水筒にお湯を満たし、洋服のままラジオをつけて休みました。 富士山のふもと富士宮に住む娘からも異常なしのメールが1時間後に届き、なにやら 眼が冴えて寝付くのが遅く、今朝は7時過ぎまで朝寝坊でした。というわけで周辺もこれといった 被害は無さそうです。それに東海地震とも関連ないとか・・・とりあえず連絡まで    (磯田なつえ)


23.8.2 (2475)
 昨夜 伊豆沖で地震がありました。静岡や関東方面の皆様
被害はありませんでしたか? 瀬戸市でもゆらゆら横揺れがし
ましたので、近くの皆さんは さぞ驚かれたと思います。被害
の無い事を お祈りしています。

 瀬戸の町外れの半田川(はだがわ)地区の観音堂では、毎
月1日に十一面観音と阿弥陀如来の厨子が開かれます。句友
に誘われて 昨日の早朝 お参り(吟行?)に出かけました。
観音様の方は盗難に合いましたが 年を経て戻って来られた
と言う ご縁の深い(?)仏様です。 藤原前期に造られた木
目の美しい立像で、県の文化財に指定されています。 
 近くには、オオサンショウウオの棲息する川があり、地区の
皆さんで守っておられます。サンショウウオは、夜行性なので
見つけることはなかなか出来ませんが、体長が80センチほどと聞くと、出会いたくないような・・・出会いたいような・・・です。 (孝子)

            ・はんざきの朽葉まみれに生捕らる    玉井美智子


 部長さんが この「落書」のページの6月までを 保存ページへ移動させてくださいました。 この「落書」のページも皆さんで支え合って いろいろな話題を 皆さんに読んでいただいています。 皆さ~~ん 小さな話題で結構ですので 送っていただけませんか? 宜しくお願いします。(孝子)


23.8.1 (2474) 
 昨日、お知らせした俳人協会沖縄支部俳句大会の案内ですが、投句用紙(PDF)を鮮明な用紙に差し替えました。この投句用紙をA4版でプリントして投句してください。
 いつも間にか8月になりましたが、今年は梅雨明けの後、台風や集中豪雨のため、何となく夏本番にならないうちに、秋の気配が近づいています。私の三重県では昨日あたりから、夏本番なのか、朝はクマゼミ、夕方はアブラゼミが元気です。またヒグラシも夕方に鳴き出しました。皆さんの地方ではいかがですか。写真は数日前の我が家でのクマゼミの羽化が終わり、羽根を乾かせているところです。(隆生)







23.7.31 (2473)  俳人協会沖縄支部俳句大会のご案内
 皆さん、これまで沖縄へ出かけた方は多くいらっしゃると思います。「主宰と行く沖縄吟遊の旅」なども思い出されます。この度俳人協会沖縄支部からの情報で、「第2回俳人協会沖縄支部俳句大会」が10月2日に那覇市で開催されます。ただ事前投句の締切が8月17日必着となっており、あまり余裕がありません。課題句以外は特に沖縄に限らないようです。この際、沖縄支部俳句大会に投句してみませんか。
 詳しい大会内容、事前投句(雑詠句、課題句)の案内を【こちら】に掲載しました。ただ投句用紙はFAXで受信したため、不鮮明です。郵送され次第、鮮明な投句用紙に差し替えます。

 この落書はほぼ2ヶ月になりましたので、6月までの落書は上記に移転させました。6月以前の落書はそちらをご覧下さい。(隆生)


23.7.30 (2472)
 いぶきネット句会7月の会報を配信していただきました。  これから、8月のHP俳句会や いぶきネット句会の投句の準備に入ります。 幹事の樹炎さんからは 月見草の
写真を添えて お知らせをいただきました。 (孝子)

  会員の皆様    投句・選句・締切りのお知らせ
 

 散策は早朝五時、月見草の雫に触れ、、睡蓮の
池に屈んで青田道を戻ります。
 
 夏休みに入って急に涼しくなったり、ゲリラ豪雨
に戸惑ったり、
 
蝉がやっと鳴き始め、あら・まあ・ほう~と変に
呆れています。
  日本は言うに及ばず、世界では列車事故、大
量殺戮・・・何で・如何して・まさか・と信じが
たい事ばかりですね。
 皆さんの夏休みプランはお決まりでしょうか。ご体調にご留意ください。

  「黄の上に緑の露や月見草」  川端 茅舎
 
  「睡蓮や鬢に手あてヽ水鏡」  杉田 久女

   さて、投句締切 8月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切
      選句締切 8月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切
 
      
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

                                                       (八尋 樹炎)   


23.7.28 (2471)
 名古屋市立東山植物園で ボランティアガイドをされている 野島秀子さんから お便りをいただきました。秀子さんは、伊吹嶺誌の「季節のある風景」に素敵な文章(隔月)を寄せておられます。秀子さ~ん 有難うございました。(孝子)
 
 夏の植物園は木々の茂りが鬱蒼とし、少し蒸し暑く感じられます。
 そんな時は温室前のスイレン池がおすすめです。睡蓮の濁りのな
い花の色が水に浮く宝石のように美しく見飽きません。睡蓮には、
水面すれすれに咲く温帯睡蓮と、花柄が水面より伸びて咲く熱帯
睡蓮があります。モネの睡蓮は温帯睡蓮のように思われますが、熱
帯睡蓮も水面から花柄が見えるせいかより涼しく感じられいいもの
です。 同じ池に、中日友誼蓮という蓮が二株あります。大賀蓮と
中国の古代蓮を交配させて生まれたもので、淡い桃色の品の良い
花を咲かせています。
 また、温室には、世界自然遺産に登録された小笠原の固有種の
植物が4種類、展示されています。 その中のヤシ科のオガサワラビロ
ウは今、艶やかな緑色の実をつけ見応えがあります。  へご科のマ
ルハチやたこのき科のタコノキを見ていると 亜熱帯林の様子が想像
され、世界遺産に選ばれたことを、改めて嬉しく思いました。
 夜間の「NIGHT ZOO&GARDEN」が8月5~7日・12~14日午前9時から午後9時まで開園されます。夜の動植物園もまた、一興で昨年も好評でしたが、駐車場が込み合いますので、公共交通機関を利用されることをおすすめします。(秀子
 
 写真は 白山スーパー林道で見つけた<毒うつぎ>です。2週間ほど前に 自然観察会で 俳句仲間と出かけた時の写真です。 トリカブトと同じ効用(?)とか・・・  葉っぱ1枚噛めば・・・・とか??   いろいろな植物や地層の観察をしましたが、この植物の名前ばかりが 頭の隅に残っています。(孝子)

23.7.27 (2470)
 HP俳句会の選句結果を アップしていただきました。 今月の高点句は、東京都の近藤信男さんの作品で、片蔭に巡礼襟を緩めけりでした。 近藤さん おめでとうございました。 賞品の伊吹嶺誌を26日に送らせていただきました。
 このページの7月22日に部長さんが書いておられますが・・・・・今月からHP俳句会の講評は、旅遊さんから国枝部長さんに バトンタッチされました。 HP俳句会の投句の時の 参考にしていただけると思います。 

 今月のいぶきネット句会の添削例を 添削コーナーにアップしました。 こちらもご覧ください。(孝子)


23.7.26 (2469)
 名古屋市科学館のプラネタリュームが数月前に   
リニューアルオープンしました。 団体予約は数か月
後まで満杯、個人の入館は予約が出来なくて、早朝
から列が出来ています。 そんな状態の中、思いが
けなく 団体のメンバーに加えていただきました。
副館長さんは、世界一と自負されていましたので、多
分相当な規模と思います。 私は他に行ったことがあ
りませんので比較出来ませんが・・・・  ゆったりとし
た椅子席で 夢のような景色や星空を眺める事が
出来、有難い機会をいただきました。 夜空には、沢
山の神話や夢が散らばっています。
 帰りに 隣の名古屋市立美術館で「レンブラント展」   
を観ました。 写真はレンブラントの自画像です。レン
ブラントは生涯70数点の自画像を残していますが、
その中でも 右の写真の作品は 一番出来が良いと
多くの人から称賛されている作品です。(孝子)

          ・レンブラント見たる春昼献血す     染谷佳之子 



23.7.24 夜 (2469)
 さっそく範子さんが調べて下さいました。 関東支部のとみおさんも、同じように知らせてくださいました。とみおさ~ん・範子さ~ん 有難うございました。

 色々楽しい写真が満載ですね。
 碧の句碑と知れば、調べてみたくなりました。これでしょうか、拡大してみたら、何となく、南とか頭とか吹とか見えますね。(範子)
広島県広島市安佐北区可部町南原(なばら)
                       南原峡頭に積む雪の岳は一揺り吹きておろす
参考

http://www.yin.or.jp/user/sakaguch/081.TXT
 いぶきネット句会の仲間の徒歩さんは、圧縮の方法を知らせてくださいました。 徒歩さ~ん 有難うございました。(孝子)

また暑くなってきましたですね。

さて、真佐子さんが落書で、画像の圧縮ができないと嘆いていましたがその方法を紹介します。
「縮専」という無料ソフトをインストールすれば簡単ですが、そういうことが恐い人は以下の操作をします。
画像を右クリックして、<プログラムから開く>から<Microsoft Office Pcture Manager>を選びクリックすれば、編集ができるはずです。画像を編集するともとに戻せないので右クリックしてショートカットを作ってからコピーの方で処理してください。(徒歩)

23.7.24昼 (2468)
 
23日のこの欄で、陽子さんがおっしゃっているように、日本古来のカワラナデシコが本当に少なくなりましたね。今はほとんど園芸種のナデシコが幅を利かせていますね。我が家の庭のナデシコも園芸種のナデシコです。ただカワラナデシコは環境省でも、三重県でも絶滅危惧種に入っていません。私の持っているのは三重県の「レッドデータブック 植物編」にも見あたりません。日本本来の生息地ではまだまだ健在だと思います。都市化され、コンクリートの街にはもうないと言うことでしょうか。先日伊吹山に登ったときはカワラナデシコは健在でした。以下に園芸種のナデシコと伊吹山のカワラナデシコを紹介します。(隆生)


園芸種のナデシコ


伊吹山のカワラナデシコ




23.7.24 (2467)
 「伊吹嶺」の全国大会の投句締切が迫って来ています。7月25日必着ですので、お忘れになりませんように!

 いぶきネット仲間の真佐子さんから、メールが届きました。
 真佐子さ~ん 「落書」デビューですね。これからも話題をく
ださいね。  以下 真佐子さんのメールです。写真が無くても、
感動されている真佐子さんの姿が手に取るように・・・です。
 南原峡の句 どなたかご存知ですか?

 河東碧梧桐の句碑に出逢いました。 広島から車で一時間。そ
こから歩いて30分あまり。南原峡と云う こじんまりした渓谷です。
 こんな片田舎で吟じたとは何も知らない私は驚きました。今日
興奮のあまり孝子さんにたくさん書き 句碑の写真を3枚も添付し
たのですが画素(?)が大きかったと返ってきました。 そういえ
ば「落書きコーナー」での写真は私のよりふた回り位小さいです
ネ。圧縮とか出来たらと思うけど わからな~い。 全国行脚した
時の句かなあ~。句碑の説明に晩年の作とか書いてあった。 
流麗な字で刻まれていて私は鑑賞すらできませんでした。  写真
が添付できないのが残念!句碑が鑑賞出来ないのが残念! 
この情報は広島発信で過去ありましたか? よかったら孝子さん
あてに封書で句碑の写真送りたい気持ちです。 (有井真佐子)
 
 主宰は、以前 『河東碧梧桐の基礎的研究』で、俳人協会論文賞
をいただかれました。碧梧桐には、ご縁がありますよね。

 真佐子さんから、無事に 写真が届きました。 難しくて読めませんが、立派な句碑ですね。(孝子)


23.7.23 (2465)
 右の写真は、何度見ても良いですね。内田さんが以下の話題
と共に送って下さいました。 内田さんは、いぶきネット句会の
投句一覧や選句一覧 、添削等々で 頑張っていただいていま
す。 内田さ~ん  有難うございました。(孝子)

サッカーの女子ワールドカップで、「なでしこJAPAN
が初優勝の快挙を成し遂げた。体格の勝る欧米の選手を
相手に、不屈の精神で戦った姿勢に胸を打たれた。そして
日本国民はもとより、世界中が驚きと祝福の歓声に湧いた。

 

ナデシコ科の花は、夏から秋にかけて日本の山野に自生す
る。4種を「大和撫子」と呼び、中国原産のセキチクを「唐撫子」と呼んだ。 カーネーションも仲間である。花言葉は「純愛」「勇敢」で、女性的でもあり男性的でもある。

 

東海地方でよく見かけたのは川原撫子で、かつては三ヶ根の山路、矢作古川の土手や作手高原、渥美半島の海岸、西浦海岸など、三河湾周辺でもよく見られた。 だが今はほとんど見ることがない、 絶滅が危惧される野草である。

 

古くから薬草として珍重されてきたが、万葉集では、美の対象とされている。なでしこの歌26首の中、いとしい女性の面影を重ねた歌は8首あり、その半数は大伴家持の詠んだものである。見初めた女性にはまず「撫子」の歌を贈り、愛妻が亡くなれば妻の植えたなでしこの花を慈しむ。

 

「秋さらば 見つつ偲へと 妹が植えし 宿のなでしこ 咲きにけるかも」万葉集巻3-464
                                          

「なでしこジャパン」の活躍で、「なでしこ」という言葉ばかりが世の中に広がっていく。しかしながらついこの間まで身近だった、カワラナデシコの咲く自然が破壊されていく現実を、再認識しなければならないことを教えてくれたような気がする。

 

世界の「なでしこ」の活躍が、全国民に勇気と希望を与えてくれよう。(陽子)




23.7.22 (2464)
 遅くなりましたが、今月のHP句会の講評をアップしました。今回初めて国枝が担当しましたが、これまでの様子がよく分からないので、まとまりのない講評になったかもしれません。佳句の選評以外に問題句の方が皆さんに役立つかもしれませんが、私自身の独断も入っているかもしれません。いろいろご意見があれば、上の「メッセージをお待ちしております」をクリックしてご意見をお寄せ下さい。なお講評はトップページ→HP句会→選句結果で見ることが出来ます。あるいは【こちら】をクリックしても見ることが出来ます。(隆生)


23.7.21夜 (2463)
 「伊吹嶺」7月号にも掲載していますが、現在は俳人協会では東日本大震災で被災された方々への支援として、義援金活動を行っていますが、この一環として7月23日(土)~27日(水)の期間、俳句文学館地下ホール/3F会議室において、俳人協会著名俳人の「色紙短冊頒布会」を開催する予定です。「伊吹嶺」栗田主宰も2点出品していただいております。東京近郊の皆さん、震災義援として訪問して、色紙、短冊のご購入をお願いします。詳しくは「伊吹嶺」7月号の89ページをご覧下さい。(隆生)


23.7.21 (2462)

 各地の台風の被害が 報道されていますが、皆様 大丈夫でしたか? いぶきネット句会の幹事の樹炎さんからも、お見舞いのメールが入りました。 (孝子)

            いぶきネットの皆さん台風のお見舞い申しあげます。
 
   被害は御座いませんか。
 
 九州は風向きが変わって難をのがれました。久しぶりに日中23度で一息付いています。
  
 芥川賞作家楊逸さん(ヤンイー)のちょっと面白い話です。
 
 中国人として初めて芥川賞に輝いた作家の話。「足袋をはくのは{脚}ではなく、{足}です。」と 日本編集者の指摘に首をひねったそうです。中国では、足は「足首から下の部分」を指すが、日本では「腰から下の足全体」を脚だと言う。なるほど・・・「美脚って足が長くきれいという意味だったんだ」と其の時初めて思い至ったそうな。日本の「手紙」は中国では「トイレットぺーぱー」  中国で手紙は、、「信」と言う。 彼女がいまだに難しいのが、「を」と「が」はどういう場合に使いわけるのか・・・  例えば「ご飯が食べたい。」「ご飯を食べたい」日々のくらしで、突き当たる疑問だそうだ。  わりとあいまいなところが、興味深いとのこと。俳人としては如何でしょうか。(樹炎) 



23.7.20 (2461)
 
昨日は夕方から カリンカ句会に出席しました。 1時からの中日
句会に出席された方々と合流して、学びました。
 名古屋地方は、時々土砂降りや強風に襲われましたが、6人の会
員が集まり、ロシア料理と句会を楽しみ(?)ました。
 中日句会の講義録を担当していただいていた旅遊さんが目の病
気の為、今月から講義録を纏めてはいただけません。 残念です
ね。 主宰は、「これからは今までの講義を纏めた『実作への手引
き』
を何度も読み返して、学んでください。」と言われたそうです。 
 私は、パソコンとベットの脇に1冊づつ置いてあります。 旅遊さん
に感謝しつつ 何度も読み返してみようと思っています。
 
 いぶきネットでは、旅遊さんにお願いしていました<HP俳句会の
講評>や<いぶきネット句会の選評〉等を、これからは部長さんが担当してくださいます。 「落書」の話題も 旅遊さんからはいただけないのでしょうか? 皆さ~~ん。  「落書」の話題提供! お願いしま~~す。

 
写真は、〈伊勢撫子〉です。 伊勢神宮へ参拝の折に おかげ横丁の花屋さんで 写しました。 写真の花は ほほけているのではなく、瑞々しい花を咲かせています。 LINK集の国枝さんや こころさんのホームページに、素敵な<なでしこ>の写真が載っていますので、私も遅ればせながら……   なでしこジャパン  おめでとう!    (孝子)


23.7.18 (2460)
 なでしこジャパン やりましたね!
私は、内心 2-1で アメリカが優勝と思っていました
が・・・ 絶対に<諦めない>事ですね。

 昨日は、愛知の同人句会でした。いつもは50人ほ
どの参加者すが、今月は 連日の猛暑も影響したの
でしょうか42名でした。 主宰は挨拶の中で、「90歳
を超えるまで元気に俳句を続けます」と 力強く言われ
ました。 私たちも暑さに負けてはおられませんね。
                          (孝子)




23.7.16 (2459)
 この暑さはいつまで続くのでしょうか? ふぅ~

 15・16日と、チャットによる合評会でした。15日の
チャットでは、丁度「始めましょう」と配信しましたら、
「今地震です」 「まだ揺れています」と配信されて、
慌てました。 パソコンのトラブルで、急に参加出来な
い方もあり・・・・・ 進行係としては焦りましたが、皆さ
んに協力をいただき無事に終わりました。地震も被害
が無くて、一安心です。 
 今夜(16日)は、沢山の参加者で、沢山の意見をい
ただくことが出来、多くの事を学びました。
 
 写真は、岐阜県の醒ヶ井です。街道に沿って流れている水は、
伊吹山の伏流水のようです。醒ヶ井は歴史のある宿場町で、梅
花藻と鱒の養殖が有名です。写真の暗い部分は、その梅花藻で、
白い点が花ですが、分かり難いですね。 皆さんに 涼しさは届き
ませんでしょうか?(孝子)
    
         藻の花や仮橋に水満ち流る        右城暮石



23.7.14 (2458)
 
 
いぶきネット会員の皆様 合評会のお知らせ

 添え竹に上る朝顔、金魚ような雲がぽかんと浮
かんで・・・
 長かった梅雨が明けました。蝉の声です。

シオカラ蜻蛉が窓辺に触れんばかりに飛んでい
ます。   
夏の陽射しは、にわかに強烈になりましたね。
 
今年の暑さは事のほか厳しいように感じられます。
 
この場をおかりして、 
        暑中お見舞い申しあげます。
 
      皆様 熱中症にご注意下さい。 樹炎
 
   
      「那智岳に湧く白雲や梅雨明くる」 大川 静江
 
      「夕風がくちなしの香をさそひ来ぬ」 多賀谷 節子
 
     さて、合評会はいつものように、
      15日(金)・16日(土)の両日午後9時から行います。 

       投句 一覧および 選句一覧を用意の上
          伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
 
    尚、投句・選句・自選二句・と各担当の方々に、
         期日に余裕を持って
早めのご協力をお願い致します。(樹炎)
    

 
 なでしこジャパン  頑張りましたね!
     国会や原発の話題・猛暑とやりきれない日々でしたが、久々にさわやかな朝を迎えました。

  写真は、涼しいような、寒疣の出そうな話題ですが…・ 10日の朝  何と! 我が家の狭い中庭にミツバチの分蜂を見つけました。その前の夜に、網戸に虫が集まって、家族で大騒動をしましたが、まさか こんなに近くに分蜂とは・・・・・1泊旅行に出かける朝でしたので、留守番の娘に注意(蜜を奪う熊と間違えられないよう 白い服を ・ 山火事と間違えて蜂が緊張しないように煙を出さない)事項を伝えて、そのままにして出かけました。11日の朝は、下の枝まで膨らんで厚みも倍になっていたとか・・・・   しかし 夕方帰宅しましたら、蜂の骸1つも無く・・・・我が家の一大事は、あっけなく終わっていました。 写真だけは忘れないで撮るところが 我ながら ・・・・???です。 (孝子)


23.7.13 (2457)
 7月3日に部長さんが 「伊吹嶺」の行事のお知らせを載せてくださいまし
たが・・・・    投句はお済みでしょうか? 7月は沢山の締切があります。

 「奥の細道」つるが芭蕉俳句紀行 全国俳句大会の投句締切は7月22日

 「伊吹嶺」全国俳句大会の投句締切は 7月25日

 「伊吹嶺賞」と、「俳人協会俳句大会(こちらは協会員のみ)」は7月31日です。

   皆様 是非ご参加を! 

 我が家では、今日 棚経にお寺さんが来られます。 昨日から盆のお供えグッ
ツの買い物をしたり 盆灯籠を組んだりと 忙しくしています。
 伊藤範子さんから、2枚の写真を添えてお便りをいただきまし
た。 範子さ~~ん 有難うございました。(孝子)
 
 トップページの月桃の花の写真、とても素敵ですね。

 先日、立田村へ行き、何枚か写真を撮ってきました。 10日は
町を挙げての「蓮見の会」開催初日でイベントがありました。 
信長が育った土地とのことで「うつけ踊り」が披露されていまし
た。 俳句のコーナーもあり、前年の蓮の投句の中から入選句
をきれいに墨書した短冊が飾ってありました。 足を伸ばした桑
名では、石取祭の山車が一基、天幕を新調したそうで、お披露
目のため蔵から出ていました。で、パチリ。
祭は平成23年は8月6日(土)~8月7日(日)に行われるそうです。      

      ♪.:*・'♪範子♪.:*・'☆.:*・°.。.:*・°☆.。
                        .:*・☆°.。.:*.。☆.:*


23.7.12 (2456)
 京都の哲半さんから、お便りをいただきました。 京都は どの祭りも
<雅>で、素敵ですね。 哲半さ~ん 有難うございました。(孝子)

 今日12日(火)はメインの鉾が曳き初めです。息子と私は明日13日
の早朝から南観音山の鉾建ての手伝いで、蔵から柱や屋根懸装品を
運び出しま~す。

 お稚児さんの白塗りは、皆さん何となくイメージできるでしょうが、実は、
吉符入り・社参の儀などの行事が進むにつれ、白さと透明感を増して化
粧されます。 社参の日から巡行当日までは最も白いお稚児さん。つま
り神様となっています。

 今年は長刀鉾の鉾頭が新調されました。昨年までスズ箔だったものが、
プラチナ箔になったそうです。 高そうな雰囲気が満々ですね。さて、この
鉾頭に関してですが、四条通に建てられている際、刃の方向が南向きに
据えられています。北は御所のある方向、東は八坂神社のある方向。
共に刃を向けてはならぬ方向となっております。(哲半)


            手擦れせる木槌大事に鉾を組む
     
            山鉾のもう見ゆる頃格子開け    
                                以上2句 西村和子



23.7.10 (2455)
 
今月からトップページの写真を夏バージョンに変更していただきました。「海光やこぼれて白き花月桃  やすし」の月桃の花です。このHPのサーバーを管理していただいている栗田綾乃さんに変更していただきました。また写真の提供は沖縄同人の砂川紀子さんです。まぶしいくらいの夏の色です。お二人に感謝いたします。ほかにいぶきネット句会の運営、HP句会の運営、HPの各ページなど、インターネット部メンバー及びこれにご協力していただいている方など多くの方にから多岐に亘ってご協力していただいています。改めてこのHPの運営していただいている方に感謝いたします。(隆生)


23.7.08 (2454)
 
折角の七夕は、夜中まで雨の音がしていました。 予報では、昨日と今日の温度差が 9度とか・・・・・
また 今日も暑さが戻りそうです。
 涼しい写真を捜しました。 以前に一灯さんに送って頂きました 倉敷の女性の後ろ姿です。(孝子)


  会員の皆様 選句締切りのお知らせ

 梅雨の晴れ間に、落人の里で山桃の鈴生
りを見つけました。

 段滝の轟音、盛り上がる青芒、こぞり立
つ葦。 鬼灯の段畠が広がっていて、山を
背に玄海灘が眼下です。
 山桃は、見上げる大木で、年甲斐もなく
友と黄色い声を張り上げて・・・変に興奮
してしまいました。幼い頃の味覚が嬉しか
ったのです。幸せな午後でした。余りの美
味しさに、写真も撮らず残念でなりません。

梅雨明けも間近ですね。皆さんの辺りは如何でしょうか。

        「風の炎となる飛火野の青芒」  細見 綾子

        「ふふみたる楊桃にある日の匂ひ」 山口 喜代子  

 さて、明後日7月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)
       


23.7.07 (2453)
 いぶきネット句会の選句一覧表を配信していただきました。
今月は114句の中から 参加者全員が 5句選びます。 何といっても 
主宰の選が楽しみです。 新しい仲間にも加わっていただいて、15・16日
のチャットを迎えます。 みなさ~~ん 宜しくお願いします。


 先日  愛知県豊田市の <豊田美術館>へ、フェルメールを観に出か
けました。 自宅から車で30分余りで行く事が出来ますので、時々出かけ
ますが、 やはりフェルメール効果なのでしょうか?混雑していました。
 17世紀のオランダ・フランドル絵画が100点ほど 並んでいます。オラン
ダが経済的に繁栄した時代で、順を追って作品を観ていくと、その頃の市
民の生活や、絵画の変遷が分かります。
 レンブラントや ブリューゲル父子の作品もありましたが、メインのフェルメ   
ールの絵はたった1枚です。その作品「地理学者」は、そんなに大きくない
作品ですが・・・・・別格な感じです。 

 夏は、美術館も涼しくて お勧めの場所です。 

 右上の写真は、下に泳いでいる金魚が映る ガラス(?)の作品です。右下
は、鏡に男女2人が描かれた作品です。 他は、本物の人間が映っています。 
私も映っています。 いづれも 豊田美術館でのショットです。(孝子)

 
   石臼に目高ほどなる金魚飼ふ

             栗田やすし句集「遠方」より




23.7.06 (2452)
 京都の哲半さんから、今年も 祇園祭の話題をいただき
ました。 哲半さんは、今月号で、巻頭をいただかれました
ね。ご本人はプレッシャー(謙遜???)と言っておられま
すが・・・・・いぶきネット句会の仲間として、喜び合いたい
と思っています。
 以下、哲半さんのお便りと、写真です。(孝子)

 
 祇園祭の山鉾巡行(17日)の順番を決める
くじ取り式が2日に行われました。 
先頭の長刀鉾に続く「山一番」は8年ぶりに霰天神(あられ   
てんじん)山。 くじ取り式は先頭争いを避けるため 1500
(明応9)年に始まり、順番が決まっている「くじ取らず」の
8基を除いた24基が くじを引きます。
 そんな争いが 今あるとは思えませんが、町内の家々で
はこのようなもの(写真右下)が表に張られていました。


 そして、今日は、

 祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行(17日)の先頭を行く「長刀
(なぎなた)鉾」の神事「吉符(きっぷ)入り」。(写真右上)
長刀鉾の町会所で巡行時に鉾上で舞う稚児舞が披露されま
した。 裃(かみしも)姿にクジャクの羽があしらわれた「蝶(ち
ょう)蜻蛉(とんぼ)」を頭に飾り、町会所2階の窓から、約200
年ぶりに新調された鞨鼓(かっこ=小ぶりの鼓)を使いながら
、悪疫退散などを祈る「太平の舞」が披露されました。(哲半)

    

23.7.04 (2450)  東日本大震災義援活動のお願い
 昨日の運営委員会の続きです。俳人協会が行っている東日本大震災義援活動にタイアップして、「伊吹嶺」として義援の募金活動を行うこととなりました。お願いの詳しい内容が決まりましたので、具体的な内容を【こちら】に紹介しています。
 ネット仲間としては既に3月にご協力いただいたところですが、今回は伊吹嶺俳句会としての活動です。お願いの内容をお読みになって、是非ご協力をお願いいたします。
(隆生)


23.7.03 (2449)
今日、伊吹嶺運営委員会がありました。15周年記念行事の一環である栗田主宰の句碑除幕式・祝賀会が終わったばかりで、大きな案件はありませんでした。句碑除幕式・祝賀会模様は「伊吹嶺」9月号に掲載する予定です。

 ただこのHPをご覧になっている「伊吹嶺」会員の皆さんにお願いがあります。それは「伊吹嶺」が所属している俳人協会においても東日本大震災の義援活動を始めましたので、「伊吹嶺」としてもご協力をお願いしたいとの発案がありました。俳人協会の募金依頼の記事は「伊吹嶺」6月号(P90)に掲載されていますが、今回はこれを伊吹嶺俳句会としてまとめて義援金を出したいとのことです。また「伊吹嶺」7月号(P89)に掲載されていますが、俳人協会で震災義援として、「色紙短冊頒布会」も行われる予定です。7月23日(土)ー27日(水)に俳句文学館にて行われます。こちらは栗田主宰も出品される予定です。お近くの方の参加、ご購入をお願いする次第です。
 これらの「伊吹嶺」会員への詳しい依頼内容は伊吹嶺総務部から早急に頂ける予定です。依頼内容が届き次第、伊吹嶺HPに再度掲載するよう予定です。各句会では今月の句会から義援金募集にご協力お願いします。
 その他、今日の運営委員会で分かった今後の「伊吹嶺」行事を次にお知らせします。皆さんの予定に入れていただければと思います。
 1.綾子忌吟行会(やすし句碑吟行もかねます):2011.9.7
 2.伊吹嶺全国俳句大会:名鉄犬山ホテル 2011.10.29
 3.伊吹嶺各支部新年俳句大会:愛知支部は2012.1.21(各支部はそれぞれ計画中です)
 4.伊吹嶺同人総会:2012.3.25
 5.「伊吹嶺」創刊15周年記念俳句大会:名古屋観光ホテル 2012.11.3
 なお伊吹嶺インターネット部で平成23年度オフ句会を2011.11.18-19に予定しています。合わせてお知らせします。詳しい日程はもう少しお待ち下さい。
 
 また7月2日の孝子さんの落書にならって、右側は平林寺吟行の際、野火止を渡る橋に映った楓の若葉影の写真をご紹介します。(隆生)


23.7.02 (2448)

  会員の皆様     投句締切りのお知らせ

   山笠があるけん 博多たい!

 又、のぼせもんの祭り、「博多祇園山笠」がやって来
ました。七月一日は「子供山笠」小学生630人が東北
の伊達政宗の人形を山笠に乗せて、東日本震災の被害地
復興を願いました。
 小さなお尻の締め込み姿に、声援が飛び大きな拍手を
受けました。


 
梅雨明けも間近ですが、節電と猛暑で今年
は大変ですね。皆さん体調にはくれぐれもご
留意下さい。

「短か夜や男の雑魚寝凄まじき」 横山芦石

「山笠見るや五寸の隙に身を入れて」小西和子

  さて、明後日5日午後9時投句の締切
りです。早めにお送りくださるようにお願い
いたします 
             


                   (八尋 樹炎)  



23.7.02 (2448)
 わが町瀬戸市は、昨日の午後 大粒な雨が降り急に涼しくなりました。おかげで 夜 熟睡出来、雨に感謝!まさに恵みの雨でした。

 今日は、ヘミングウエィーの忌日。
 高校時代に隣の席の男子に薦められて、数ページ読んで
諦めたのが、「誰が為に鐘はなる」でした。あの時読破してい
たらと・・・・・<青春は悔いる事ばかり>です。
 今、ホームページで「ヘミングウエィー」を検索して、青春時
代を重ねて読んでいます。 今なら、短編くらいは読めるかな
(?)と思います。

 バーティ・ヒギンスの歌う「キーラーゴ」は、ヘミングウエィー
の住んだ フロリダのキーウェストを 歌っています。 素敵な
曲です。機会があったら聞いてみてください。(孝子)
  

 右は、水底に映った羊歯の影に涼しさを見つけて写した写真ですが…・???

  
              ・青胡桃峡の川底透けて見ゆ       栗田やすし



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