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伊吹嶺落書  (25年の最新の落書)
(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)

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25.11.6 (6465)

  岡崎きらり案内!!

 
岡崎には松平氏の侵出や防御の拠点となった城が5つあります。その5つの城を順番に紹介していきます。

 
103 岩津城址

 岩津城は、戦国時代の様相を示す優れた縄張(城の配置設計)を持つ城郭で、中世城郭のほぼすべての要素がそろっている重要な遺構です。

 応永28年(1421)、松平3代信光は、岩津(現岡崎市北部の岩津町)にいた中根大膳を攻め滅ぼし、山上に岩津城を築きました。さらにその麓に7つの砦を築き、岩津七城と呼んで一族を配して守りを固めました。

 文明元年(1469)、信光は、現安城市の安祥城を落として拠点を移します。岩津城には親長を置きました。

 永正3年(1506)、今川家当主氏親の叔父である伊勢新九郎(後の北条早雲)は、今川勢を率いて岩津城に攻め入りました。この戦いは永正三河大乱と呼ばれ、岩津の松平一族のほとんどが討ち死にし、岩津城は落城してしまいました。その後、安祥の方は、松平7代清康(家康の祖父)のときに隆盛を迎えます。

 岩津城は、その後、廃城と再建を繰り返していきます。岩津城は要害の地であったため、敵方の拠点になるのを恐れ、家康の人質時代に岡崎城代を務めた今川氏が廃城にします。しかし、永禄3年(1560)の桶狭間の戦い後、家康が岡崎に入ると岩津城は復活します。そして、元亀2年(1571)に武田軍が三河に侵攻したときに再び廃城となります。さらに、武田氏が滅亡すると岩津城は再建され、天正2年(1584)の小牧長久手の合戦の際に家康によって改修されます。(新井酔雪)

   城跡へ石仏のみち冬苺  酔雪


25.11.5 (6464)

第54回関西俳句講座(9月に開催)で 河原地主宰が「物語のある俳句・ない俳句」と題して講演をされました。その要旨が「俳句文学館」に掲載されました。関西支部長の河村恵光さんが執筆されました。<写生を徹底させた句や論理的解釈を拒むような句からは、人生観や寓意を汲み取ることはできないが、不思議な読後感をもたらす>とまとめてあります。



11月5日は沢木欣一先生の忌日です。

泰然と色変へぬ松欣一忌       栗田やすし

新宿に富士くつきりと欣一忌     栗田せつ子     いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より


25.11.2 (6463)

11月になり、冬間近の涼しさ(寒さ?)になりました。
橋本ジュンさんから、関東支部の皆さんの伊良湖吟行の模様を送っていただきました。
充実した一日、良かったですね。

***************************   
関東支部は、全国大会の翌日(10月19日)に
渥美半島先端の伊良湖岬へ吟行に行きました。
楽しい1日を過ごしました。
以下は、自選の一句です。

ぽつねんと蓑虫ひとつ芭蕉句碑    布杏多
伊吹嶺旗掲げ高速船の秋        鉄 弥
草虱つけて万葉歌碑を見に       杉 子
椰子の実碑囲む歌声秋澄めり     ジュン
大あさり食うて飲み干す新走      滋 子
駅降りて秋潮の香や知多半島      幸 子
秋風や恋路ヶ浜に虚貝(うつせがひ)  切 子
鷹を待ち伊良湖岬に佇めり       とみお
潮騒に秋の声聞く伊良湖岬       一 灯
****************************
橋本ジュン

   

   

(834357)

25.10.29 夜 (6462)

加藤剛司さんから、『俳句界』11月号の記事と入選をお知らせいただきました。
特集記事「俳人たちの横顔」で荒川編集長が沢木欣一先生について寄稿されています。また「この本この一句」で、河原地主宰が志賀康さん、馬場吉彦さんの句をの鑑賞をされています。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm



25.10.29 (6461)

国枝さんから『俳句四季』『俳壇』11月号の記事と入選者をお知らせしていただきました。いつも有難うございます。河原地主宰の「季語を詠む-露凝る」、栗田顧問の碧梧桐研究余話も紹介してあります。トピックスにアップしましたのでご覧ください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

昨日は、日米首脳会談、大リーグワールドシリーズ、園遊会、藤井七冠と伊藤叡王との王座戦とニュースに暇ない一日でした。 トランプ大統領と拉致被害者の面会がありました。めぐみさんが行方不明になった新潟の松林近くは、生徒のマラソン大会コースで応援に出かけたり、散策したことがあります。早紀江さんに再会できますよう祈っています。
ワールドシリーズでは延長18回。二試合分で選手もお疲れ様でした。今日も楽しみです。

25.10.28 (6460)

+++季節の便り  芸術の秋+++ 

 いぶきネットの皆様、漸く秋本番になりました。
 今回は、テーマとして、豊田市の美術館を中心に、私が見つけた可愛いいどんぐりのお話です。
 一つめは美術館の敷地内にある茶室で行われた、茶友会主催のお茶会に参加した時です。お手伝いのための茶会に参加の、和服の息子を送つて行った時、美術館への坂道に可愛い青団栗が落ちていました。さらに坂を上ってお庭に出て上を見上げると、白樫の大きな木に団栗が鈴なりです。秋を感じました。
 二つめは、秋の茶会体験です。坂の上に美術館に付属して、茶室が3棟あります。立礼席を付帯した大広間の茶席のある童子苑、そして小間を二つ供えた豊祥庵、城の近くの夕日庵です。その日の午後、豊祥庵小間での濃茶席に弟子たちを連れて客として参加しました。露地、寄り付き、枝折戸、蹲、躙り口のそなわった、本格的なお茶席です。普段のお稽古ではあまり体験できないので、弟子たちは感激したようです。
 三つめは、話変わって、私のいけ花です。2作とも、習作ですが、来年のOB華展に向けての自由花です。自由花には自然体と意匠性(デザイン的)の花型がありますが、一応、意匠性のいけ花を活けようと思っています。「秋」をどのように表現しようかと考えています。写真の作品は「秋の水」をテーマにしました。ステンレスの花器に、池坊特注のスポンジ「うみいろ」を使って水を強調しました。
 以上私の見つけた秋でした。      (鈴木英子)

  

 

英子さん秋の便りを有難うございました。

伊藤みつ子さんから『俳句』11月号の記事と入選をお知らせしていただきました。河原地主宰の新作『色鳥』12句も掲載、俳句手帖に栗田先生、音頭さんの句も掲載されました。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

25.10.26 (6459)

   俳人協会愛知県支部の俳句大会に参加!!

 1026日(日)の今日、「俳人協会愛知県支部 秋季俳句大会 岡崎俳句大会」が岡崎ニューグランドホテルで行われました。吟行地は岡崎城公園、八丁蔵通り、六所神社、大樹寺。あいにくの雨でしたが、傘を差すか差さないか迷うぐらいの小雨で困ることはありませんでした。
 午前9時、名鉄東岡崎の改札口で五条川桜とのんぼり吟行グループの方々を出迎えました。どこを回るか相談し、岡崎城公園の一か所に絞って案内することになりました。
 駅の南口近くの龍海院の本堂は、方形むくり屋根で徳川家康公の祖父清康公が建てた寺です。
 乙川を渡り、岡崎城公園へ行きました。そして、次の個所を見て回りました。近年発見された乱積みの城垣、川の見張り所跡、五万石藤の棚、天井の竜の彫物が素晴らしい龍城神社、竜が棲む井戸、家康公遺言碑、家康公遺訓碑、山岡荘八の小説「徳川家康」の冒頭文の碑、天守閣、家康公の胞衣塚、産屋跡、産湯の井戸。皆さん句帳を手に句材をメモし作句に励んでいました。
 産湯の井戸を見ているとき、上の方から雅楽の音が聞こえてきました。茶の花の咲く坂を上り二の丸跡の野外能楽堂を覗くと、雅楽の稽古をしていました。金魚の品評会、石造りの家康公のしがみ像、青銅の本多忠勝公の像、家康公が能を舞う絡繰時計、最後に芭蕉句碑を見て句会場に向かいました。
 岡崎城公園では2組の伊吹嶺のグループに出会い、句会場でも河原地主宰や他の伊吹嶺の人たちとお会いし挨拶を交しました。多くの伊吹嶺の方に会えてうれしく思いました。
 投句を済ますと、開会のセレモニーがあり、続いて「松の花」主宰の松尾隆信先生の講演。演題は「『秋元不死男の俳句』誓子俳句の影響と違いに触れつつ」でした。秋元不死男の俳句は「近づくものを詠む。近々と感じる。」、山口誓子の俳句は「遠くへ去りゆくものを追いつづける。」と例句を挙げて話されました。
 173名が参加した俳句大会では、河原地主宰が大会賞を受賞されるなどのご活躍で、うれしい大会となりました。伊吹嶺関係の主な結果を紹介します。(新井酔雪)

  
★大会賞    晩秋の城ごと跨ぐ水たまり    河原地英武
  ★入選賞    菰巻いて松伸びやかや産湯井戸  伊藤範子
  ★入選同点句  味噌蔵の小さき天窓秋惜しむ   奥山比呂美 *人数制限があり入選賞にならなかった
  ★河原地英武主宰特選    竹千代の一人遊びや木の実独楽  角田勝代
  ★笹代表  柴田鏡子特選  晩秋の城ごと跨ぐ水たまり    河原地英武
  ★白桃主宰 斎藤朗笛特選  冷やかに等身位牌並びをり    松岡美千代


      


25.10.25 (6458)

+++俳人協会愛知支部 秋季俳句大会 岡崎俳句大会のご案内+++

1.日時   令和7年10月26日(日)

2.場所   岡崎ニューグランドホテル3階飛竜の間
        岡崎市康生町515-33 電話0564‐21‐5111

3.吟行地  岡崎城公園(岡崎城、三河武士のやかた家康館、二の丸能楽堂、巽閣、茶室葵  
       松庵・城南亭、からくり時計、龍城神社他)八丁蔵通り、六所神社、大樹寺他

4.投句受付 午前10時~正午

5.会費   1,000円

6.投句   嘱目 2句

7.講師   松尾隆信講師(俳人協会評議員、「松の花」主宰
       演題 「秋元不死男の俳句」

8.連絡先  俳人協会愛知県支部事務局長 江口和彦
       電話090-5033-5351

主催     俳人協会愛知県支部

栗田やすし先生と河原地英武先生はこの俳句大会の選者です。奮ってご参加ください。当日岡崎城公園を、新井酔雪さんが案内をしてくださいます。午前9時に名鉄東岡崎駅の地下の改札口でお待ちしています。


25.10.21 (6457)

HP俳句会の結果発表がありました。今月の最高得点者は、康さん(東京)、雪絵さん(前橋市)、原 洋一さん(岡山県)でした。最高得点者が3名以上となりましたので、今月の入選賞は該当者なしとなります。3名の句を紹介します。
講評もあわせてお読みください。

 鰯雲園児の競ふ竹とんぼ     康さん(東京)
 穂芒の寄せては返す野の光   雪絵さん(前橋市)
 相槌もいつか寝息の夜長かな  原 洋一さん(岡山県)

25.10.20 (6456)

  岡崎城公園を案内します!!
   (俳人協会愛知支部 秋季俳句大会 岡崎俳句大会)


 10月26日(日)は、俳人協会愛知支部 秋季俳句大会 岡崎俳句大会です。

 メインの吟行地である岡崎城公園を岡崎在住の新井酔雪が案内します。
一緒に岡崎城公園を回りたい方は、当日、午前9時に名鉄東岡崎駅の地下の改札口(降りたプラットホームから階段で下へ)でお待ちしています。

 栗田やすし先生と河原地英武先生は、この俳句大会の選者です。奮ってご参加ください。(新井酔雪)

*岡崎城公園内には食事処や売店はありますが十分とはいえません。お弁当は持参された方が良いと思います。



25.10.19 (6455)

  沖縄の句会の方たちと吟行

 伊吹嶺全国俳句大会の翌日である10月19日(日)の今日、沖縄の方たちとお別れする前に吟行をしました。参加された沖縄の方は、花風句会の上運天洋子さん、喜納茜子さん、大城礼子さん、新垣公子さん、イッぺー句会の國吉綾子さん、玉木園子さんです。吟行場所は東山植物園。

 地下鉄星ヶ丘駅の改札口で待ち合わせをし、一路植物園へ向かいました。ゆるい坂を上り、星ヶ丘門を潜るとそこはもう植物園。今日は名古屋まつりのため、植物園は解放され入場無料でした。心配された天気もほとんど雨が降ることがなく幸運な一日でした。

 星ヶ丘門ではガーデン句会の方たちと挨拶を交し、園内を案内してもらいました。ナンジャモンジャ(ヒトツバタコ)、ハマボウ、ハナイカダ、シラタマホシクサ、シモバシラなどの珍しい植物を紹介されると、沖縄の方たちは熱心にメモを取ったり、質問したりしていました。「これって季語になるのかしら」というつぶやきも聞こえ、さすが俳人と感心しました。

 合掌造りの家では中に入り、家の造りやその生活の話をしてもらいました。そして、也有園、茶室「宗節庵」、武家屋敷門、温室、圭介の庭を回り、道々沖縄や名古屋のあれこれの話に花が咲きました。お弁当は古窯の隣の四阿で。愛知に焼物の町が多い理由や、お弁当に使われている八丁味噌のいわれ、守口漬の大根の話などをしました。

 ガーデン句会の人たちとは植物園でお別れをし、栗山紘和さんと山﨑育子さんと私は、名古屋駅で沖縄の人たちとお別れをしました。沖縄の人たちの本土への思いも知ることができ、とても有意義な一日となりました。

 野島秀子さんをはじめ、ガーデン句会のみなさんには大変お世話になりました。準備から、案内、そして14種類の木の実のセットとチャンチンモドキの実で作ったお守りをお土産に頂きました。(新井酔雪)


   


25.10.18 (6454)

今日はホテルメルパルク名古屋にて、第24回伊吹嶺全国俳句大会が、開催されました。
大会は、総会、俳句大会、講演会、親睦会で、愛知支部、関東支部、関西支部、そして遠く沖縄支部からのご参加も多くあり、楽しく充実した大会でした。
講演は、荒川編集長による「欣一俳句における本歌取りについて-能登塩田・沖縄の句を中心にー」でした。「塩田に百日筋目つけ通し」「真清水に早苗浸してありにけり」の句の「百日」と「真清水」の言葉を取り上げ、資料に基づいたもので、沢木先生の俳句を読み解くうえでも素晴らしい考察でした。
懇親会では、久しぶりにお会いできた方々と旧交を温めました。
詳細は後日トピックスにアップしますので、しばらくお待ちください。

 伊吹嶺賞   廣中みなみさん「うりずんの風」  富田範保さん「御饌の海」  
 新人賞    小川剛史さん
 秀句賞    大城礼子さん「見はるかす藍の海原島つつじ」 

俳句大会 
 河原地主宰特選  戦争を知らずに喜寿や八月来    本多俊枝
 栗田顧問特選   太陽の塔を見上げてかき氷      森垣一成


  河原地主宰、栗田顧問挨拶

  

伊吹嶺賞のお二人と主宰                         沖縄支部の皆様

★詳しい内容は【こちら】をクリックしてください。

(833084)

25.10.17 (6453)

良い天気になりました。鵙が高らかに鳴いて、今日は鵙日和です。
いよいよ明日は「伊吹嶺全国俳句大会」の開催です。ご出席の方々との再会を楽しみにしています。

いぶきネット句会の合評会が終わりました。活発な意見交換により、句作の上で大切なことを皆で学んでいます。
遠方の方、これから俳句を始めたい方、ご一緒にネット句会を楽しみませんか?
「伊吹嶺」を購読していただける方ならどなたでも大歓迎です。

HP俳句会の投句一覧がアップされました。HP俳句会はどなたでも投句できます。
選者の結果発表までしばらくお待ちください。

玉井さんからキノコの話題が届きました。

小雨降る猿投山の散策中に鮮やかな赤色のタマゴタケを沢山見つけました。
土の中から生まれる時に白い卵のような形状から割れて出てくることからタマゴタケと名付けられたそうです。
見た目は毒キノコのようですが、実は食べられる美味しい食用きのこで、野生で採れるキノコには珍しく生食が
可能な事でも知られています。ヨーロッパでは皇帝のキノコとして重宝されているそうです。
                                     玉井美智子

 

卵から生まれたようなキノコですね、名は体を表すようで、生育したキノコは皇帝のように立派です♫
(832985)

25.10.13 (6452)

  岡崎きらり案内!!

 9-4 浄瑠璃姫伝説 誓願寺

 岡崎市矢作町の誓願寺は旧東海道に面していて、名鉄矢作橋駅から400m北東の所にあり、保育園と一体化しています。

 源義経は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅をしていて、矢作の里(現岡崎市矢作町)の兼高長者の家に宿をとりました。義経は、そこで長者の娘浄瑠璃姫に出会い恋する2人となりましたが、源氏再興の大望を抱く義経は矢作を去り奥州に旅立ちました。ところが、姫は義経を慕うあまり、17歳の若さで乙川に身を投げて亡くなってしまいました。そして、姫の遺体はこの誓願寺に埋葬されました。それは寿永3年(1183)のことです。

 誓願寺の南側の門から入って境内のすぐ右手(東側)に浄瑠璃姫の墓と侍女更科と乳母冷泉の墓があります。共に葬られているということは、それだけ絆が深かったのだろうと推察されます。

 長者は十王堂を再建し、義経と浄瑠璃姫の木像、義経が姫に贈った笛「薄墨」と姫の鏡この堂に安置しました。それらは今も誓願寺に伝えられています。十王堂は誓願寺の南側の門の右隣にあります。堂の壁に描かれた地獄絵図は素晴らしく、一見の価値があります。(新井酔雪)

   秋暑し十王堂の地獄絵図  酔雪

     


25.10.9 夜 (6451)

10月7日は京都句会で、東寺を吟行しました。残暑が厳しい一日でした。
私は京都へは高速バスを利用しているため、東寺の南大門の前を通って京都駅に到着します。五重塔と南大門を目にすると、「京都に来た」と改めて実感します。
東寺は真言宗の総本山です。講堂の立体曼荼羅は壮観でした。ただ、室内ということもあり、季語選びに皆が苦労していました。
時間の関係で、吟行句会は、独特の緊張感が薄れてしまうのが残念ではありますが、帰宅してから「夏雲システム」を使い、インターネット上で行いました。
  
  結界の竹に影置く式部の実 哲半
  秋空に五重塔の屹立す   伽葉  
  秋の風南大門に阿吽無く  徒歩
  新涼や帝釈天の半跏趺坐  悦枝
  秋の雲不開門に鳩睦ぶ    佳子
  秋深し増長天の踏む邪鬼  秋麦


 
           (松井徒歩)


25.10.9 (6450)

セクト・ポクリット「コンゲツノハイク」が更新されました。

 「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】  
<2025年10月号(通巻328号)>
取り落す熱き布巾や敗戦忌  河原地英武
片陰を出づれば細き己が影  栗田やすし
玄関に知らぬ白靴雨の音  田中のびる
身の丈は百万センチ入道雲  加藤剛司
擦り足の能楽師めく黒揚羽  野村和甚 
あめんぼの力溜めてはまた進み  伊藤みつ子
婆ちやんと小さき私ところてん  酒井伸代

https://sectpoclit.com/mois201510/

他結社の俳句が読めます。リンクからお入りください。

25.10.8 午後 (6449)

第64回俳人協会俳句大会の入選句が俳句文学館HPに公開されました。

入選の皆様おめでとうございます。

★大串章 選
特選 王妃の名木札に残し薔薇枯るる  富田範保   
★櫂未知子 選
入選 春耕や妻に微かな力こぶ     河村仁誠
〃  児に譲る髪止めひとつ一葉忌   山本光江
★片山由美子 選
入選 表札に残る子らの名つばくらめ  大嶋福代
★加藤かな文 選
入選 春の雲窓辺に吊るすフライパン  吉田春陽
★栗田やすし 選
入選 一病を神に委ねて土筆摘む    国枝洋子
★谷口智行 選
入選 一病を神に委ねて土筆摘む    国枝洋子
★西村和子 選
入選 清明の風を通して畳拭く     林 尉江

記載漏れがありましたらお知らせください。

【第64回俳人協会俳句大会入選集】

予選通過作品も読めます。

10月6日の仲秋の名月、名古屋ははじめは綺麗な満月が見えましたが、夜遅く小雨が降ってきてしまいました。

今年もノーベル賞の発表の時期になりました。生理・医学賞を坂口志文大阪大学特任教授が受賞されました。
奥様と二人三脚だったとのこと、奥様にも差し上げたいですね。
また化学賞に北川進京都大学特別教授が、先ほど受賞が決まりました。
素晴らしいですね。

大リーグ、ショパンコンクール予選など、一流の選手や演奏家をテレビやモニター越しではありますが、スポーツの秋、芸術の秋を感じています。

白玉星草の写真は野島さんから送っていただきました。

酔雪さんのパソコンが修復できてよかったです。
私もようやくWindows11を入れて、私はデータが多いそうで、ローカルディスクを1テラに変えてもらいました。

25.10.8 (6448)

    伊吹嶺ホームページの更新について
 
 いつも伊吹嶺HPの閲覧をありがとうございます。
8月下旬に私のパソコンが壊れ、トップページの日付と俳日和、いぶきネットの四季のコーナーが更新できずにいました。
 パソコンが直って戻ってきました。本日、上のコーナーを更新しました。大変ご迷惑をお掛けしました。
 今後も伊吹嶺HPの閲覧をよろしくお願いします。(新井酔雪)


25.9.30 (6447)

+++ オフ句会 水の都大垣の吟行   ご案内 +++

1 目 的  吟行をとおして、俳聖松尾芭蕉の「奥の細道」について理解を深め、参加者の各々が俳句の力量を
        高めるとともに相互の親睦を深める。
2 実施日  令和7年11月16日(日) *雨天決行
3 吟行地  水の都大垣(奥の細道むすびの地)
4 集 合  JR大垣駅南口 9時20分
5 行 程  《ミニ奥の細道周遊(芭蕉句碑巡り):水門川遊歩道「四季の道」》
        JR大垣駅南口0m → 愛宕神社(岐阜町道標)→ 栗屋公園(湧水)
        → 休憩10:00:貴船神社(水門、火の見櫓)600m
        → 休憩10:30:八幡神社(湧水)1300m → 圓通寺(藩主戸田氏の菩提寺)
        → 休憩11:00:大垣城1800m → 休憩11:30:四季の広場2700m
        → 句会場(総合福祉会館)→ 船町川湊(芭蕉像、蛤塚、住吉燈台)
        → 休憩:奥の細道むすびの地記念館・無何有荘大醒榭(城代鉄心の別荘)3100m
        → 13:00句会場(総合福祉会館)3250m
6 句 会  13:00 総合福祉会館 3階 会議室
7 交通案内  JR金山駅8:42発(JR東海道本線 新快速 大垣行き)→
          →JR名古屋駅8:47発 →JR大垣駅9:18着
8 参加費  1000円
9 申込み  先着20名   申込先  新井酔雪 suisetsu2136@yahoo.co.jp
        参加ご希望の方は、メールで酔雪さんへお申し込みください。
10 その他 
 ・昼食は各自持参するか奥の細道むすびの地記念館近くの食事処を利用。*芭蕉庵(記念館の中)、
  船町ベースカフェ(記念館のすぐ北)、インド・ネパール料理 マサラマスター(記念館の南側の裏)
 ・お茶は各自で持参ください。
 ・投句用紙、清記用紙、選句予選用紙、選句用紙は新井が用意します。
 ・吟行資料の「城下町大垣観光マップ」は、大垣駅の改札口を出て、真っすぐ進むと西美濃観光案内所があり、
  そこの窓口でもらえます。
 ・緊急連絡先:新井酔雪090-9184-7372 

  河原地主宰も参加されます! ふるってご参加ください。

(☆NORIKO☆)(831725)

25.9.26 (6446)

HP俳句会の結果がアップされました。
今月は同点が5名でしたので副賞はなしとさせていただきます。   
徒歩さんの講評もお読みください。

https://ibukinet.jp/hp_senku-kekka.html

ジュニア俳句もご投句お待ちしています。

https://ibukinet.jp/junior/senkukekka.html

25.9.25 (6445)

お彼岸も過ぎ涼しくなりましたね。

関東支部長の橋本ジュンさんから入選のお知らせがありました。

9月7日の朝日俳壇に、関東支部・欅句会の齋藤眞人さんが入選されました。
「朝日俳壇」9月7日

小林貴子 選 6席入選     落下傘の布夏服にせし戦後  齋藤眞人

令和7年度伊賀市芭蕉翁献詠俳句 関東支部・欅句会の「岡本布杏多(ふぁんた)さん」(三重県名張市在住)が入選されました。
小澤 實 選     遠ざかる雷鳴洛中洛外図  岡本布杏多
★長谷川櫂 選      黙祷のまなうら赤し終戦日 岡本布杏多

 ほかにも様々な俳句大会で入選の方がいらっしゃいましたらお知らせください。
PCが届き、無事、HPビルダーも入れてもらいました。 noriko22807mediacat.ne.jp   へお願いします。

追記:国枝さんから、『俳句四季』と『俳壇』10月号の記事と入選をお知らせいただきました。
ありがとうございます。 『俳壇』には栗田先生の「碧梧桐俳句の初出」についての要約を記していただきました。
ぜひご覧ください。また、伊藤みつ子さんから『俳句』の下里美恵子さんの作品7句の記事と入選をお知らせいただきました。
皆様おめでとうございます!

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

(831493)


25.9.15 (6444)

敬老の日です。9月半ばというのに愛知は熱中症警報がでました。まだエアコンをつけて世界陸上を見ています。

★HP俳句会の投句期間は今日(21時)までです。まだの方ご投句お願いします。
いぶきネット句会は新会員をお迎えし、今日と明日、合評会があります。ご遠方の方、俳句を始めたい方、いぶきネット句会でネット俳句を楽しみませんか。

+++玉井さんから虫のお便りです。

今月は「歩く宝石」と称される美しい昆虫、ハンミョウとタマムシそしてハッチョウトンボを紹介します。
・ハンミョウ(斑猫)は歩いて近付くと、ふわっと一瞬飛んで数メートル先に着地します。"道案内"をしているかのような行動をすることから「道おしえ」とも呼ばれます。彩りが華やかで艶があり美しい昆虫ですが、肉食性昆虫。大きな顎を持ちアリやコオロギなど生き物を捕えて食べるハンターです。

・タマムシ(玉虫)は日本の甲虫の中で最も美しいといわれ、緑色の金属光沢があり背中に虹のような赤と緑の縦じまが入ります。天敵である鳥は、「色が変わるもの」を怖がる性質があるため、この虫が持つ金属光沢は鳥を寄せつけないようです。成虫はエノキやケヤキの葉っぱを食べます。

・ハッチョウトンボ (八丁蜻蛉) オスとメス
オスは成熟すると真っ赤になります。メスは黄色と褐色の縞模様です。
大きさは、16~21mm。日本一小さなトンボとして知られています。     (玉井美智子)

  玉虫の翅に灼熱いろの筋      河原地英武  句集 『虫売』より

   

玉井さんいつも有難うございます。八丁蜻蛉、オスの方が華やかですねぇ。 鳥類もオスの方が綺麗なような。ライオンも鬣で強さ倍増に見えます。

さて17日にパソコンを業者に渡すため、個人メールや落書の更新がしばらくの間出来ません。Windows11に変えるのですが、どうも私の諸々のデータはすごーく沢山あるので、自分では出来なくて全部お任せしています。一番大切な伊吹嶺ホームページ関係も入れることが出来ますように。では宜しくお願いします。(☆NORIKO☆)(830815)


25.9.14 (6443)

昨日はうぃるあいちで愛知同人句会がありました。

愛知同人句会は10月はお休みで第2回指導者交流会が10月11日(土)開催されます。
伊吹嶺全国俳句大会は10月18日です。
俳人協会愛知支部秋季俳句大会が10月26日岡崎で開催されます。皆様ご予定に入れてください。
【俳人協会愛知支部 岡崎秋季俳句大会】


 

写真は午後の部の模様です。加藤剛司さんから送っていただきました。句会風景と愛知支部長奥山比呂美さんです。

25.9.10 (6442)

「セクト・ポクリット」コンゲツノハイク が更新されました。
他結社の俳句や色々な俳句、鑑賞が読めます。下のリンクからどうぞ。  

「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】
<2025年9月号(通巻327号)>
また一つ入道雲に腕が生え  河原地英武
平和宣言かき消す大型扇風機  栗田やすし
短夜やドライマティーニあと一杯  菊地富士子
天窓を鳩覗きゐる聖五月  加藤剛司
小満や酔へば会ひたき人ばかり  柴田洒落
注射待つ犬にバナナの皮を剥く  神保亜弥美
夏きざす吊広告の槍ヶ岳   松本和子


https://sectpoclit.com/mois202509/

昨日は重陽でした。8日未明には皆既月食がありましたが、私は寝てしまいました。
次に日本で皆既月食が見られるのは、2026年3月3日だそうです。

25.9.9 夕 (6441)

+++第二回 指導者交流会 開催につきまして+++

 日時 10月11日(土) 午後1時開始
 会場 鶴舞図書館第1集会室
 参加者 河原地主宰、句会指導者、係

※案内文に日曜日と記入してしまいましたが、正しくは土曜日です。
     愛知支部長 奥山比呂美


 奥山さんからお知らせがありました。よろしくお願いします。


25.9.9 (6440)

+++季節の便り 梶の葉のこと

 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。秋だというのに、まだ暑いですね。今回は、七夕の梶の葉のお話です。七夕は秋の季語です。今から15~16年くらい前のことです。私が池坊学院の中級クラスにいたころ、学院の帰りに烏丸通りを歩いていたら、教授と一緒になり、「鈴木さん、あの中央分離帯に生えている八つ手のような葉を知っていますか。」私「全くわかりません。」教授曰く「あれは梶の葉と言って、七夕の時に文字を書いて星に届けるのだよ。」と教えてくださいました。それからは、ずっと気にかかっていました。

 昨年のことです。京都の句友のKさんが茶道の「梶の葉蓋の点前」の句を詠んで句会に出されました。京都では、茶道の点前に当たり前のようにあるのだと悟りました。三河地方の茶道の師匠に聞いても知らないということでした。私の浅学を恥じ入るばかりです。

 さて、今年の9月3日知立句会で、安城市の石川丈山を記念して建てた丈山苑へ吟行に行った時、お庭の池のほとりに、「かじのき」と名札のある5メートルほどの木を見つけました。繋がりました。(写真)この葉は触ってみると葉の表面に短い毛が生えており文字が書きやすいようになっています。辞書やパソコンでは八つ手のようにくびれていますが、木の上の方の葉はくびれがあります。

 ちなみに石川丈山は安城市の偉人で、徳川家康の家来でしたが、引退して漢学者になった人です。京都の詩仙堂はその居宅だそうです。

 亡き夫へ梶の葉に書く皆無事と   英子

写真はゆうこさんが撮影してくださいました。梶の木の下の部分です。秋蝶がきれいですね。(英子)

 

英子さん、有難うございました。梶の葉のご主人さまへの句、しみじみしました。(☆NORIKO☆)


25.9.7 夜 (6439)

+++ 速報! 伊吹嶺賞決まる! +++

第23回 伊吹嶺賞の速報です。
今回は同点で受賞が2名となりました。
伊吹嶺賞のお名前の順番は、作品到着順です。                              
   伊吹嶺賞  廣中みなみ  「うりずんの風」
   伊吹嶺賞  富田範保    「御饌の海」
   準賞    井上千保子  「一夜の艶」
   佳作    朝倉淳一    「四分音符」    (敬称略)


河原地主宰からお知らせがありました。

廣中みなみさん 富田範保さん 伊吹嶺賞おめでとうございます!
皆様の作品の本誌での発表が楽しみです。今後ともますますご活躍ください。  (☆NORIKO☆)(830345)


25.9.3 (6438)

9月になり、まだまだ残暑真っ只中と思っていましたら、台風接近、本州縦断の予報が出ました。
皆様急な天気の変化にお気をつけください。

「伊吹嶺」9月号が届きました。河原地主宰の第三句集『虫売』特集が組んであります。
また、「寒月賞」作品募集が始まりました。各支部新年俳句大会の予定も掲載されています。
皆様ご予定に入れてご参加ください。

ホームページ俳句会の投句受付も始まりました。締切は毎月15日21時です。

【お知らせ】
トップページの日付ですが、担当の酔雪さんのパソコンの不具合があり、しばらく日付が更新できません。
よろしくお願いします。



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