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伊吹嶺落書  (25年の最新の落書)
(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)

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 メッセージお待ちしております。

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25.5. 16 午後 (6392)

6月5日(木)は熱田まつりです。献納俳句の募集があり、田畑龍さんが選者、河村仁誠さんが俳句係を担当されます。皆様ぜひ参拝されまして、ご投句ください。入選句は翌年に書と画で雪洞に飾ってもらえます。

ブラシの木の写真を加藤剛司さんから送っていただきました。ブラシの木は東区建中寺南門前の歩道にあるそうです。建中寺は尾張徳川家の菩提寺として有名です。

その東区では、6月7日・8日筒井町と出来町の天王祭があります。二つの町で5輌の山車が巡行するそうです。
6月8日(日)午前11時~正午まで 徳川園にて神皇車保存会の山車揃えがあります。初夏の吟行にいかがでしょうか。

   名は体を表すブラシの木の花

25.5. 16 (6391)

★いぶきネット句会のチャットによる合評会1日目が終わりました。俳句を始めたいけれど、近くに句会がない方や、お仕事などで昼間の句会に参加できない方、ご一緒にネット句会で俳句を始めませんか。伊吹嶺誌を購読していただける方なら何方でも入会できます。
★HP俳句会の投句一覧が公開されました。今月の高点句はどの句か皆さまも選んでみてはいかがでしょうか。

犬山市の明治村に隣接した入鹿池に、自衛隊機が墜落しました。ボート遊びや釣りもできる穏やかな貯水池です。乗員の方の安否が心配で心が痛みす。危険を察知して市街地に墜落しないように池へ・・とも言われていますが、あまりにも残念です。はやく隊員の方が発見されますように祈っています。

今日はやや蒸し暑く、週末は天気はゆっくり下り坂だそうです。ほどほどの雨であってほしいですね。

25.5. 15 夕 (6390)

+++++かきつばた 

 いぶきネットの皆様知立句会の英子です。現在、燕子花の花盛りです。知立句会では5月9日に知立の無量寿寺へかきつばた吟行に行ってきました。新聞報道などもあって、人出は多かったです。

 この地、三河の国八橋は東海道と鎌倉街道が通っており歴史的にも由緒のある地です。なんといってもこの八つ橋の地を有名にしたのは、平安時代の「伊勢物語」九段東下りの巻ですね。在原業平の「からごろも着つつなれにし・・・」の和歌です。 そして芭蕉も東海道を通る時立ち寄り、燕子花の花を詠んでいます。「かきつばた我に発句の思ひあり ばせを」

 さて、無量寿寺のかきつばたの花は、4~5年前は花の勢いが衰えてしまいましたが、今年は寺の関係者や地元の人々のご努力のおかげで見事にとてもきれいに甦り咲き誇りました。今日はお茶席では煎茶の接待があり、紺色の前掛け姿の和服の方々が凛々しくもてなしてくださいました。我々は煎茶よりコーヒーをということで、満開のかきつばたの花を鑑賞しながら、至福の時を過ごしました。このように、歴史的な由緒のある地で生まれ育った私はしあわせものです。    
                                      鈴木英子 

 かきつばた心はやりて知立まで  細見綾子  平成5年作   【俳句アーカイブより】          

  

25.5. 15 (6389)

+++++四十雀

3月の中旬、庭の巣箱に四十雀が下見に来ました。気に入ってくれたようで早速巣作りが始まりました。
(四十雀はすずめぐらいの大きさで、白いほっぺたに黒いネクタイのかわいい小鳥です。「ツピーツピー」と鳴きます)まず苔をせっせと巣箱の底に敷き詰めそのうえに犬の毛などをふわりとのせて巣の完成です。四月中旬から毎日一個づつ卵を産み10個になったら抱卵にはいりました。孵化後、親鳥はすぐ卵の殻を食べてしまいます。雛は目が見えず羽毛もなく裸状態です。そんな雛に親鳥は大雨の日も5分おきぐらいに餌を運んで大忙しです。餌をもらった雛はすぐさま親鳥のほうにお尻を向け白い糞の袋をさしだしますので、それをくわえて外に出しにいきます。四十雀の巣はいつも清潔です。

    

5月13日 巣立ちました。写真は飛び立とうとしている雛鳥と少し飛んで初めての着地をしたところです。雛鳥が9羽飛び立ったとき、親鳥が羽をひろげて踊りだしました。お祝いの踊りでしょうか?わが家の雛たちは10羽巣立つのに2時間もかかりました。  (玉井美智子)

    

玉井さん、貴重な巣立ちの記録と写真を有難うございました! 本当に可愛いですね~ 

城山の風に乗りたる巣立鳥       梅田 葵
夕風に枝ごと揺るる巣立鳥       小田二三枝  いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

(☆NORIKO☆)

25.5. 12 (6388)

★HP俳句会への投句は毎月15日 午後9時締切りです。皆様ふるってご投句ください。
★ジュニア俳句は締切はありません。 いつでもご投句ください。
★伊吹嶺HPの各項目の見出しをクリックしてください。手分けして最新の情報を更新しています。
【いぶきネットの四季はこちらから】
【環境コーナーはこちらから】
【ジュニア俳句の結果】

★セクトポクリット・コンゲツノハイクが更新されました。他結社の俳句が読めます。

「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】    
<2025年4月号(通巻322号)>
鳥雲に入るや捩れる鉋屑      河原地英武
庭先の凍てし小石につまづけり  栗田やすし
十六のままの遺影やスイートピー 伊藤克江
悉く寒の水なる郡上かな     加藤剛司
背のリュックくるりと胸に初電車 溝口洋子
てのひらはお椀のかたち姫始   本庄鉄弥
嘘を吐く狐の毛皮首に巻き    鈴木貝母


https://sectpoclit.com/mois202505/


25.5. 11 (6387)

 母の日ですね。一年の中で五月は一番好きな季節です。先日ローマ教皇が決まりました。大阪万博では愛子様が夢を「世界平和」と書いたそうです。混沌とした世界で長く続いている戦争、紛争の行方が良い方向へ向かいますように。

 河原地主宰が教鞭をとっておられる京都産業大学では、広報部のサイト「ハテナの探求」があるそうです。大学の広報部では一般の方々に広く視聴していただくべく公開をしているとのことです。ウクライナとロシアについて主宰が解説をしておられます。皆様ぜひご視聴ください。

https://www.youtube.com/watch?v=4NEMcWuo4Mg

知らなかったこと 知りたいこと 歳をとっても「知る」こと「学ぶ」ことに遅いことはないと思います。
 (☆NORIKO☆)

25.5. 10 (6386)

今日は愛知同人句会でした。主宰からは、顔を合わせての吟行や句会の良さについてのお話があり、句会指導者の情報交換の場を支部長の奥山さんを中心として設けるとの紹介がありました。句会は河原地主宰、栗田顧問から丁寧な感想と評を寄せていただきました。さて、色々な俳句大会の募集があります。 皆様ふるってご応募ください。締切順に紹介します。

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第74回熱田まつり献納俳句募集

【第74回熱田まつり献納俳句募集要項】

作品内容 熱田神宮嘱目句(神宮を参拝して目に映ったこと、感じ取ったこと)
締切   令和7年6月6日(金)必着 
     6月5日(木)熱田まつり当日は境内受付へ
応募方法 1人3句以内(神前披講にふさわしい未発表句)
宛先など詳細はリンクをご覧ください。
田畑龍同人が選者、河村仁誠同人が係を担当されます。ふるってご応募ください。

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2025 第39回 村上鬼城顕彰全国俳句大会 作品募集

【第39回村上鬼城顕彰俳句大会】

募集作品 雑詠2句1組(何組にても可。未発表作品に限る)
投句方法 専用投句用紙でご応募ください。上記リンクからダウンロードできます。
投句料 2句1組につき1,000円。郵便振替でお支払いください。振替・00120-7-156822
*振込人名は本名を記載してください。(俳号での振り込みはしないようにお願いします)
*切手による投句料の送金は受け付けできません。普通郵便で現金を郵送することはできません
作品集 郵送ご希望の方は500円を投句料とともにお振込みください。
締切日 2025年6月6日(金)当日消印有効
投句先 村上鬼城顕彰会事務局 (上記リンクをご参照ください)
発表 全国大会当日発表

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令和7年度 第79回芭蕉翁献詠俳句 英語俳句の部 作品募集


【令和7年度 第79回芭蕉翁献詠俳句募集】

応募締切 7月31日(木)必着
投句料   無料
募集作品 ①一般の部 季節は問いません
     ②テーマの部  「百」
応募方法 郵送または直接持参ください
宛先 〒518-0873 伊賀市上野丸之内117-13 公益財団法人芭蕉翁顕彰会宛

詳細は上記リンクをご覧ください。

 英語俳句はEメールでも応募できます。選者は河原地主宰です。

  

(☆NORIKO☆)(815250)

25.5. 8 (6385)

 テレビで、今日は令和7年5月8日、「名古屋の日」と言っていました。
徒歩さん、京都句会の吟行会の記事のアップ有難うございました。

井上千保子さんが 地球ボランティア協会による第29回あなたの一句が地球を救う心のメールキャンペーンにて大賞を得られました。おめでとうございます!
★大賞・三村純也特選・和田華凛特選
 笑みといふ力誰にもチューリップ   井上千保子
https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

追記:井上さんの句は「力誰にも」でした。お詫びして訂正します。

25.5. 7 夜 (6384)

5月6日は京都句会での滋賀県近江商人発祥の地五個荘の吟行でした。
生憎の雨でしたが、風もなく大降りでもなかったのでさほど苦にはなりませんでした。
白壁の堂々とした蔵。そして琵琶湖で使った舟の側板を再利用した板壁には往時の金具がそのまま残っていたりします。
広い敷地の豪勢な屋敷には目を見張りました。
まずは、「中江準五郎邸」。戦前に朝鮮半島・中国大陸を中心に百貨店を経営した、三中井一族の中江準五郎の本宅です。
次は第一回芥川賞候補にもなった外村繁の生家「外村繁邸」。邸宅前には水路があり、その水を引き込み時には鯉が入り込む「川戸」と呼ばれる洗い場があります。ちなみに。第一回芥川賞受賞者は石川達三であります。
句会では、河原地主宰の句集『虫売』出版のお祝いをすることができました。

  木目朽ち舟板塀に初夏の雨   伽葉
  肘伸ばし翳す采配武者飾り   哲半
  内蔵の床軋みたる端午かな   徒歩 
  鯉のぼり泳ぐコインパーキング 悦枝
  井戸蓋の青竹に散る郁子の花  佳子
  豪商の井戸のくるるに郁子の花 秋麦
  槍構へ足踏ん張れる武者人形  英子
  豪商の家並まつすぐ若葉冷   英武




              (松井徒歩)



25.5. 7(6383)

+++お知らせ

第60回 子規顕彰全国俳句大会 作品募集      

令和7年6月30日(月)当日消印有効   雑詠2句1組500円。何組でも応募可。
公式ホームページ内から応募用紙が印刷できます。

【公式ホームページはこちらから】


25.5.6 夕(6382)

***************************
関東支部の4月同人句会は、4月20日にオンラインで開催しました。
やすし先生、せつ子先生は、同日に開催された「俳人協会愛知支部総会」に
ご出席のためオンライン句会は参加されませんでしたが、不在投句・選句をいただきました。
春真っ只中から夏へ向かう元気の出る句が多くありました。
自選の一句です。

花馬酔木揺るる穴城谷深し    清 明
花万朶をみなのドラムソロ弾け  ジュン
匂鳥山懐に西行庵        滋 子
朧夜や和服姿の二人連れ     あきを
駆くる子に母追ひつかず青き踏む 一 成
眼帯の取れて帰るや桜道     幸 子
飛花落花舵手の声飛ぶ隅田川   切 子    
村中がうす桃色に杏村      とみお
虎杖や赤き芽を吹く田舎駅    光 晴
足太き妊婦の土偶のどかなる   ひろ子
鐘の音や一村隠す春霞      一 灯
自決壕出て青甘蔗の風まぶし   せつ子
靴提げて渡るせせらぎ水温む   やすし
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橋本ジュン

橋本ジュンさんから関東支部同人句会の様子と写真を送っていただきました。 いつも有難うございます。
千鳥ヶ淵の桜、きれいですね。十年以上前の事ですが 靖国神社から、千鳥ヶ淵、戦没者墓苑も訪ねたことがあります。そして南下していくと、とても立派な建物があり、英国大使館でした。国立劇場(現在休館中)、最高裁判所まで歩きました。
(☆NORIKO☆)

25.5.6(6381)

連休の最後は名古屋は雨になりました。昨日は「こどもの日」でしたが、最近、ご近所で鯉幟を見る事はなくなってしまいました。お家の中には兜や五月人形を飾っていらっしゃるかもしれませんが。
孝子さんがお人形の写真と栃の花の写真を送ってくださいました。 お人形素敵に飾ってありますね。 

 

夏来る道の真中に草伸びて  細見綾子  昭和22年作     【俳句アーカイブ】より

HP俳句会の投句期間です。投句締切は毎月15日21時です。
ジュニア俳句はいつでも受け付けています。

伊吹嶺HPは各項目を手分けして更新しています。五月の記事をぜひお読みください。

(☆NORIKO☆)(814973)

25.5.4(6380)

連休後半も半分が過ぎました。「伊吹嶺」5月号は、4月末に届きましたが、河原地主宰の15句の中にも、栗田顧問の8句の中にも、沖縄吟遊の旅の折の俳句が掲載されています。

さて、沖縄の仲宗根美智子さんから、映画の案内をいただきましたので紹介させていただきます。タイトルは「太陽の運命」。沖縄の大田知事、翁長知事、二人の知事の記録を中心にに製作された映画です。

 

上映館  伏見ミリオン座 地下鉄伏見駅1番出口
上映日  5月4日~5月8日
上映時間 9:20  11:50  20:25

6月には沖縄慰霊の日がやってきます。連休のご予定のない方いかがですか。観客の入りによっては上映延長の可能性もあるそうです。

 還らざる子等の魂魄海霞む      河原地英武

 嘉手納基地かすむ彼方に戦闘機   栗田やすし      いずれも「伊吹嶺」5月号より

(☆NORIKO☆)(814900)

25.4.29(6379)

今日は昭和の日です。昭和天皇の「天皇誕生日」でしたが、1989年に昭和天皇が亡くなられたときに「みどりの日」となりました。さらに「昭和」の名前を残そうという考えから、「昭和の日」となり、「みどりの日」は5月4日に移動しました。「憲法記念の日」は日本国憲法が昭和21年11月3日に公布され、、昭和22年5月3日に施行されたことを記念して祝日となりました。11月3日は「文化の日」で明治天皇誕生日ですね。晴天が多い特異日でもあるそうです。1964年10月10日東京オリンピック開会式も、晴天が多いので決まったとう覚えです。全体に天気の良い連休のようです。皆様楽しくお過ごしくださいね。

さて、国枝さんが月刊俳句誌「俳句四季」「俳壇」「俳句界」の記事と入選者を調べてくださいました。「俳句四季」四季吟詠の選者は河原地主宰でした。入選の皆様おめでとうございます。
入選等はトピックスニュースのページにアップしました。記載漏れがありましたらお知らせください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

写真は京都の蹴上浄水場のツツジと京セラ美術館近くの藤棚のの写真です。従妹から届きました。(本当は私も見に行く予定でしたがキャンセルしました・・・)蹴上浄水場は京都大学や南禅寺が見える見晴らしの良いところだったそうです。

  

(☆NORIKO☆)(815468)

25.4.26(6378)

 大型連休が始まりました。良いお天気が続きそうですね。
『俳句』5月号の入選、俳句手帖掲載句をトピックスNewsにアップしました。伊藤みつ子さんいつもお知らせ有難うございます。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

記載漏れがありましたらお知らせください。

 先日の雨で散りかけてしまいました。

今日は家族が東幡豆に潮干狩りに出かけました。以前俳人協会で環境の吟行があったトンボロ干潟です。今は不漁で、昔2キロの袋4つと追加で何キロも購入していたのが夢のようです。当時1キロ800円で、漁協の女性陣が入漁料以上のアサリを取った人をチェックしていました。近年は大好きなアサリも高値で手が出ませんが、今日はとれなくても、市場で高いアサリを買ってくるように頼んであります。アサリがとれなくなったのは、海が綺麗になって餌が少なくなったという話も聞いたことがありますが、アサリも絶滅危惧種になってしまうのでしょうか。

音立てて浅蜊を洗ふ忘れ潮     小田二三枝

のびきつて舌の真白き大浅蜊    市川あづき   いずれも武藤さんのいぶきネット歳時記抄より

(☆NORIKO☆)(814385)

25.4.20 夜(6377)

4月20日、名古屋通信ビルにて俳人協会愛知支部総会、講演会と、懇親俳句会が開催されました。総会の議長は河原地主宰でした。総会の後、俳人協会理事で、「群青」代表の櫂未知子氏による<「老い」のゆたかさ> の演題の講演がありました。近代女流俳人の老いを詠んだ句などのお話もあり、ユーモアを交えて引き込まれる講演だったそうです。資料の中には 細見綾子先生の「老ゆることを牡丹のゆるしくるるなり」も引用されていました。参加者(投句者)は120名で、会場では補助椅子も置くほどの盛況でした。句会では「伊吹嶺」の仲間が多く入賞しました。

大会賞  ものゝ芽の風に少年山車磨く     林 尉江
 〃   試歩の父仔猫を抱いて戻りけり    熊澤和代
入選賞  鉄棒はペンキ塗りたて百千鳥     大島知津
 〃   花筏蛇籠に触れて散り散りに     角田勝代
 〃   古墳山桜浄土となりゐたり      平松公代
 〃   穴窯に残るほてりや花の雨      矢野孝子
特選賞 
山本比呂也特選 一升壜抱へ陶工野に遊ぶ    武田稜子
栗田やすし特選 水に身の透くる白さや白魚汲む 富田範保
櫂未知子特選  試歩の父仔猫を抱いて戻りけり 熊澤和代

皆様おめでとうございます!
以上を川島和子さんからお知らせしていただきました。有難うございました。

 

櫂未知子氏の講演の写真は河村仁誠さん、伊吹嶺の仲間の写真は矢野孝子さんから送っていただきました。

(☆NORIKO☆)(814043)

25.4.20(6376)

HP俳句会の結果発表がありました。今月は次の方が最高点でした。 
おめでとうございます!

  水郷を行き交ふ舟や柳絮とぶ   水鏡さん (岐阜市)   

  花の昼牙の欠けたる仁王像    蝶子さん (福岡県)


講評もお読みください。

25.4.13 夕(6375)

酒井とし子さんから 内藤丈草を偲ぶ俳句大会の入賞作品のお知らせをいただきました。皆様おめでとうございます。

+++第三十回内籐丈草を偲ぶ俳句大会

★尾張冨士浅間神社賞
  水しぶき上げて糶待つ寒鮃   久野和子       
★博物館明治村賞
  冬深し渡し小屋よりラジオ鳴る 奥山比呂美
★秀逸賞
  銃眼の向かう犇めく蓮の骨   松岡美千代
 
★伊藤政美 特選
  冬深し渡し小屋よりラジオ鳴る 奥山比呂美
★大野鵠士 特選
  うららかや箱根細工の募金箱  谷口千賀子
★加古宗也 特選
  枇杷咲くや造酒屋の水の音   奥山比呂美
★神野紗希 特選 
  銃眼の向かう犇めく蓮の骨   松岡美千代
★栗田やすし 特選
  水しぶき上げて糶待つ寒鮃   久野和子

玉井さんがギフチョウの写真を送ってくださいました。

春の訪れとともに、森や里山に舞う美しい蝶、ギフチョウ。春の女神と呼ばれ、春の2~3カ月だけ見られる蝶です。飛ぶ時のスピードは早く、目の前をあっという間に通過していきます。ファインダーで捉えるのは容易ではありません。瀬戸には食草のカンアオイが沢山あり生息の調査にいきますが一度も出会ったことがありません。多治見市の「かさはら潮見の森」の展望台付近まで行くとコバノミツバツツジの中をグルグルと飛びながら移動しますので、待っていると、一周して同じ場所に戻ってくることもあります。カンアオイの葉の裏側に1個ずつ産卵した卵や約1週間でふ化した、幼虫も見られるかもしれません。  (玉井美智子)
(813502)

25.4.12(6374)

愛知同人句会が行われました。今日は犬山市で内藤丈草を偲ぶ俳句大会があり、栗田顧問は選者として参加されました。近く伊吹嶺の仲間の入賞のお知らせが出来ると思います。

愛知同人句会で 河原地主宰からは、4月20日(日)名古屋通信ビルにて開催される、俳人協会愛知支部総会と懇親俳句会への参加呼びかけがありました。多数のご参加をお待ちしています。

+++令和7年度 俳人協会愛知支部 通常総会・講演会・懇親俳句会
        
開催日:令和7年4月20日 (日) 
会場:名古屋通信ビル 名古屋市中区千代田2丁目15番18号 
           地下鉄鶴舞線鶴舞駅(1番出口) JR中央線鶴舞駅(公園口)
講師:櫂 未知子氏 俳人協会理事、「群青」代表   演題:老いのゆたかさ
受付:11:00より  投句(当季雑詠1句)
   12:00 投句締切
   13:00 通常総会
   13:45 講演会
   15:00 懇親俳句会


愛知同人句会では 主宰の、ご自身がお忙しい中にあっても、句会の締切がインスピレーションとなって、俳句を作ろうという意思が働き、俳句のゾーンに入って句作をするという言葉が印象深く感じました。 句会は河原地主宰と国枝隆生同人による、丁寧な講評とご指導がありました。

+++伊吹嶺俳句教室のお知らせ+++
指導 栗田やすし顧問
会場 愛知芸術文化センター12階 5月~8月まで 
   アイ・エム・ワイ6階    9月・10月・11月 
日時 5月6日(火) 愛知芸術文化センター
   6月3日(火) 愛知芸術文化センター
   7月2日(水) 愛知芸術文化センター
   8月13日(水)愛知芸術文化センター
   9月3日 (水)アイ・エム・ワイ6階(IMYビル)
   10月1日(水)アイ・エム・ワイ6階(IMYビル)
   11月5日(水)アイ・エム・ワイ6階(IMYビル)

帰宅しましたら、 万博の開会式をテレビで中継していました。愛・地球博から20年経ったと思うと歳月の流れの早さを感じます。万博、もう少し若かったら行きたいと思いましたが、まずは無事に運営され、観覧者が楽しんで帰宅されることを祈っています。

25.4.11 夜(6373)

セクトポクリット コンゲツノハイク4月分がアップされました。

「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】  
<2025年3月号(通巻第321号)>
喰積の平たきものへ箸伸ばす    河原地英武
初夢に母ゐて父は見当たらず     栗田やすし
おでん酒先祖は公家といふ男    加藤剛司
角打ちの机の隅に福達磨      伊藤範子
二人行く影相寄らぬ寒さかな    下里美恵子
聖夜ミサばらばらに来てひと家族  矢野孝子
紫の冬薔薇移す深く掘り      藤井広夢


https://sectpoclit.com/mois202504/


他結社の俳句が読めます。

HP俳句会のご投句をお待ちしています。毎月15日21時投句締切です。ふるってご応募ください。


25.4.11(6372)

桜もあと少しで終りでしょうか。路上を花びらが淡く染めています。

第26回NHK全国俳句大会作品集を購入しました。伊吹嶺の皆様の名前を探しました。
各選者の選
★小澤實 選
 佳作 蝲蛄を銜へて鴉もてあます   加藤ゆうや
★神野紗希 選
 佳作 元日のカプセルホテルにて乱歩 久田くれは    
★星野高士 選
 佳作 終電車過ぎし踏切月見草    河村仁誠
入選作品
★入選 見た夢のことは語れず終戦日  河村仁誠
 〃  茶の花の暮れ残りたる藪の中  寺島美子
 〃  天高し馬は胸からゲート出る  久田くれは

おめでとうございます。記載漏れがありましたらお知らせください。
(☆NORIKO☆)(813318)

25.4.6(6371)

この数日間 絶好のお花見日和ですね。皆様お出かけされましたか? ラインで桜の写真が届きました。

  

青空に映える桜は鶴舞公園。夜桜は知恩院です。京都は観光客でにぎわっていることでしょうね。

二人して一つの椅子に花疲れ   河原地英武

寄つてけと呼ばれて坐る花筵   斉藤眞人

寝そべつて土の湿りの花筵    関根切子  いずれも武藤さんのいぶきネット歳時記抄より

(☆NORIKO☆)(812985)

25.4.1(6370)

4月1日(火)は京都句会でした。吟行はこのところ滋賀県が続いていますが、今月も滋賀県の彦根城でした。
やや肌寒い曇り空の彦根城の染井吉野はちらほら。種によっては満開のもあり、俳句的には事欠かない吟行でした。
殆どの人は博物館と玄宮園へ向かいましたが、私は天守閣の方へ。城へ上るのは久しぶりなのですが歳のせいもあって狭い急階段には恐怖を覚えるほどでした。
句会場は駅前の彦根勤労福祉会館。シャンデリア調の照明の部屋での活発な句会でありました。

吟行句

雨染みを裾に茶室の春障子  哲半
花冷や城借景に茶を服す   伽葉
井伊様の馬屋静けき花曇   範子
鐘鳴らし濠に漕ぎ出す花見船 徒歩
天守より眺むる琵琶湖島霞む 悦枝
花待つや濠に水脈引く屋形船 佳子
花の下猿が手を振る猿回し  秋麦


              (松井徒歩)

25.3.30夜(6369)

   主宰と行く沖縄吟遊の旅

 3月14日(金)~16日(日)に「主宰と行く沖縄吟遊の旅」が開催されました。
 那覇空港に着くと、出口で歓迎の幕を持った沖縄支部の人たちの歓待を受けました。貸切バスに乗り、「対馬丸記念館」に行きました。
 「対馬丸記念館」では、語り部から対馬丸の詳しい話を伺いました。沖縄の子供たちが疎開するために貨物船対馬丸に乗ったが、アメリカ軍の魚雷によって沈められてしまった悲劇。展示室では、壁一面に亡くなった子供たちの顔写真、紙のランドセル、ノート、筆箱、通信簿、衣服などの遺品がありました。そして、記念館の周りにある慰霊碑「海鳴りの像」と「小桜の塔」を見て回りました。
 首里城に着き、門の前で記念写真を撮りました。そして、階段を上り首里城の中へ入りました。火災にあった正殿は復元中で、作業は正殿を覆う建物の中で行われ、順調に進んでいました。


 2日目の15日(土)、沖縄支部の人たちと一緒に吟行地を回りました。そして句会をバスの中で行いました。
 辺戸岬にある沢木欣一先生の「みやらび句碑」では、沖縄支部の人たちが、花と泡盛とお茶、サーターアンダギーを句碑に供えてくださいました。そして、その句碑をみんなで囲み、記念写真を撮りました。
 「チビチリガマ」に向かいました。「チビチリガマ」は浅い谷の底にあり、薄暗い階段を降りました。木々が覆いかぶさり、谷を流れる細い川はガマへ流れていました。みんなガマの入口や平和の像に向かって手を合わせ祈りました。
 次の吟行地「座喜味城址(ざきみじょうし)」は、標高120m余の丘陵地に立地していて、読谷村のほぼ全域を眺望することができました。2つの郭で構成される城壁は、石灰岩の布積で重厚で美しい曲線でした。
 夕食は、料亭四つ竹で琉球料理と琉球舞踊を満喫しました。席は、沖縄の人たちと隣り合うように交互に座りました。主宰と顧問の挨拶の後に宴会。沖縄のお酒や料理、踊り、俳句の話で盛り上がり、最後は音楽に合わせてみんなで踊りました。

 3日目の16日(日)、「斎場御嶽(せーふぁうたき)」に向かいました。御嶽の道は石灰岩の石畳。シダ類がよく茂り、沖縄の樹木が御嶽を覆っていました。23か所巨大な岩がむき出しになっている崖があって、その崖が傘のように被さっていました。そこが庫理(ぐーい)と呼ばれる祭壇。
 「ひめゆりの塔」の前では、みんな手を合わせて長いこと祈りました。献花をした人もいて、その積み置かれた献花に音もなく雨は降っていました。「ひめゆり平和祈念資料館」に入りました。学校生活、戦争への動員、証言映像、女生徒たちの名前と顔写真などの膨大な資料。みんな真剣に資料に目を通していて前へ進みませんでした。資料の中で特に印象に残ったのは、学校生活を紹介する写真。写真の中の女生徒はみんな笑顔でした。
 最期の吟行地「平和祈念公園」では、沖縄戦で戦没した愛知県の刻銘碑に行きました。資料館に戻り、悲惨な沖縄戦を、目で見、耳で聞き、文で読みました。言葉もありませんでした。


 「平和祈念公園」を出たところで、沖縄支部の人たちとお別れ。吟行地を丁寧に案内して、沖縄のことをいろいろ教えていただきました。そして、夕食を一緒に過ごし、一緒に踊り、お土産まで頂きました。そのおもてなしに感謝、感謝です。お礼の言葉と握手を交わし、出発時間が迫ってきて、別れを惜しみつつバスに乗りました。(新井酔雪)

 ★詳しい沖縄吟遊記は【こちら】をクリックしてください。

    


25.3.30(6368)

  河原地主宰が第3句集『虫売』を上梓!!

 この度、河原地英武主宰が、燦文舎から第3句集『虫売』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。この句集は、『火酒』『憂国』に続く句集で、2019年から2023年までの句から304句を収めたものです。句集は新たにスタートした「伊吹嶺俳句叢書」第1篇として刊行されました。句集名となった2句です。
   
虫売のピアス三連青光る    2019
   虫売の文士の如き丸眼鏡    2022

 昆虫好きと仰るとおり、虫に関する句が34句あります。虫の他に動物の句、植物の句も数多くあり、一物仕立てでよく観察された作品群が多いことも特徴といえるでしょう。
   
玉虫の翅に灼熱いろの筋    2021
   猫の子の薄くれなゐの鼻に土  2023
   ちぎれたる浦島草の糸の冷え  2023


 主宰は国際政治学者として大学で教鞭をとっておられます。いまだ続く戦争を憂い、世界情勢への危機感がつのる作品を紹介します。
   
難民の子の風船の萎びかけ   2020
   鰻焼くプロパガンダと砲撃と  2022
   風死せり本の表紙の少女兵   2022


 忌日の句は就かず離れず学びとなる作品が多くあります。忌日の句や沢木欣一先生を偲ぶ句を紹介します。
   
底ひまでうねる大河や寒明忌  2021
   誓子忌の海とほくまで火炎いろ 2022
   先師恋ふ加賀の地酒を熱燗に  2023


 勤務地の大学がある京都とお住まいのある滋賀を詠まれた句です。
  
 色変へぬ松より低く京の山   2019
   草青むほどに近江の晴れ渡り  2022
   南座の明りとほくに浮寝鳥   2022


 ご家族を詠まれた句を紹介します。主宰の優しいお人柄が俳句によって伝わってきます。
   
室咲の増えたる二人暮しかな  2019
   満面の笑みや目覚めし生身魂  2022
   春動く父の蔵書に『昆虫記』  2023
    令和7年3月    伊藤範子記

 ★詳しい内容は【こちら】をクリックしてください。

 本当に読み応えのある句集で感銘を受けました。皆様ぜひお求めください。



25.3.28(6367)

+++++片栗の花
 いぶきネットの皆様、知立句会の英子です。3月26日に足助の香嵐渓に行ってきました。丁度、片栗の花の見ごろで、ラッキーでした。実はこの日は、私の予定が入ってなかったので、足助屋敷へ、傘屋さん、桶屋さんや合掌家のおばさんたちに会って、お話をしたいと思い、ふらっとでかけたのです。駐車場に着くと、いつもより混んでいます。飯盛山を見あげると、なんと片栗の花盛りでした。見物の人々も山を登っています。
 そこで私も麓の六地蔵にお参りをしてから、膝に自信がなかったのですが、思い切って指定の通路をゆっくりと登って、片栗の花を見て写真に撮りました。平日だったのですが中高年のカメラマンが多く、賑わっていました。
 下山して、足助屋敷へ行って、牛の「小春ちゃん」と話をし、職人の方がたとお話をしました。合掌家の春囲炉裏に燻っている懐かしい煙の匂いを嗅いで、釜の上に吊るしてある燻製の鮎を眺めて帰りました。

 後の写真は、翌27日の朝の農道の散歩で撮った、土筆、なずな、藪椿です。
やっと、我が町の公園や並木道の桜が咲き始めました。 (英子)

    

足のべて休む片栗の花あれば  細見綾子  昭和41年作  俳句アーカイブより
英子さん 有難うございました。

25.3.25夜(6366)

今日、名古屋市東区で 先日、伊吹嶺新人賞を受賞された、タケ海舟こと小川剛史さんの歴史講演会がありました。今年のNHK大河ドラマの主人公である蔦屋重三郞と田沼意次、徳川御三卿について詳しく学ぶ機会となりました。伊吹嶺からも多くの方が参加されておりました。 (加藤剛司)

 

 

小川剛史さんと、HAGURUMA句会の皆様です。   桜は文化の道の通りの 夕方のオオカンザクラです。

加藤さん 講演会の写真を有難うございました。私も参加させていただきました。
詳しい資料もいただいてとても勉強になりました。
(☆NORIKO☆)(812074)

25.3.25(6365)

 橋本ジュンさんから欅句会報を送っていただきました。ありがとうございます!
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関東支部・欅句会(3月23日)は、オンライン句会のため、遠方の方も参加が容易です。
https://ibukinet.jp/kukai.html (上から3行目)
3月定例句会は3月23日、東京、埼玉、千葉、富山、三重、愛知、と6都県にまたがった句会でした。
関東支部以外のゲストの方も参加されています。
ゲストの方、参加大歓迎です!気軽にご連絡ください。


また、2月から、選の少ない句から順に皆で議論しています。
こうすることで、どうしたらもっと佳い句になるかの討論の時間を長く確保することができました。
以下、自選句です。


踏まれても色濃きままの菫かな    布杏多    
鳥帰ることに立山眩しかり      勢津子
還暦の子へ七色のスイートピー    杉 子
初音背に縄文杉へひた登る      眞 人
菜の花や海光著き九十九里      あきを
啓蟄や杖ついて踏む庭の土      一 成
灯台の回り来る灯や海朧       切 子
出漁を競ふ汽笛や風光る       光 晴
春星の妻と棲む日の遠からず     一 灯
種蒔を終へて野天のホットティー   一 紀
青空を突き破りしか揚雲雀      隆 生
桃色の吊し雛めく枝垂梅       ジュン



関東支部・橋本ジュン birdlandjazz@mac.com
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25.3.24(6364)

令和7年の新人賞が決まりました。小川剛史さん おめでとうございます!

『俳句』4月号の入選を伊藤みつ子さんからお知らせいただきました。
加藤剛司さん 伊藤みつ子さん 秀逸 また佳作の皆様おめでとうございます。

トピックスNewsはこちらから

※記載漏れがありましたらお知らせください。

25.3.22(6363)

   速報!!新人賞が決まる!!

 本日22日(土)午前9時より、地下鉄東別院駅近くのイーブルなごや(女性会館)の会議室で新人賞選考会が行われました。選考委員長、委員の7名が参集して、1時間半ほどの時間をかけて慎重に審議を重ねました。

 新人賞候補者は4名で、78名の同人からの推薦を受けたHAGURUMA句会の小川剛史さんが受賞されました。

 小川剛史さん、受賞おめでとうございます。今後のますますのご活躍を期待しています。



25.3.21(6362)

令和7年の 秀句賞が決まりました。大城礼子さんおめでとうございます!
沖縄の海と島つつじ 豊かな自然とその色彩の美しさが目に浮かぶようです。

『俳壇』『俳句四季』『俳句界』4月号の記事と入選を国枝さんからいただきました。『俳句四季』では奥山ひろ子さんが田島和生先生特選でした。おめでとうございます。記載漏れがありましたらお知らせください。トピックスNewsは下記サイトからも入れます。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm 

25.3.20夜(6361)

   速報!!秀句賞が決まる!!

 本日20日(木)午後1時半より、今池ガスビルの会議室で秀句賞選考会が行われました。
委員長は服部鏡子さん、記録係は井上千保子さん、そして6人の選者が3時間ほどの時間をかけて慎重に審議を重ねました。そして、令和6年に伊吹嶺誌に掲載された句の秀句賞の結果は、次のように決まりました。

 大城礼子さん、おめでとうございます。大城礼子さんは沖縄の風花句会の方です。今後のますますのご活躍を期待しています。

   
見はるかす藍の海原島つつじ 大城礼子


25.3.20(6360)

今日は暖かくなりました。早咲きの河津桜が見ごろのようですね。
3月のHP俳句会の結果が発表されました。
今月の最高得点句は

  パンジーを指して正午の花時計      康さん (東京)

おめでとうございます!「伊吹嶺」3月号をお贈りします。

今日は春分の日 お彼岸の中日ですね。春分の日は3月20日だったり21日だったりします。天文観測による春分日が選定されて休日となるとのこと。

ドジャースvsカブス開幕戦2試合が終わりました。東京を観光した選手や家族は、電車の発着時間の正確さや、きれいな街に感動したようですね。今季も日本人選手の活躍を楽しみにしています。今夜は久しぶりに地上波でサッカーW杯最終予選が放送されます。

3月20日は、30年前に地下鉄サリン事件がありました。あの時も本当に衝撃でした。通勤時間だったので30年前は春分の日の祝日ではなかったということですね。大きな災害や、事件が歳月の経過で風化されてしまわないようにと思います。

 

(☆NORIKO☆)(811647)

25.3.14(6359)

今日から「主宰・顧問と行く沖縄吟遊の旅」にご参加の皆様、沖縄の皆様との交流をはじめとして実り多い吟行になることでしょう。お土産の吟行句を楽しみに待っています。

HP俳句会は15日午後9時まで受付です。皆様ふるってご投句ください。

玉井さんが写真を送ってくださいました。有難うございます!
   
**ジャコウアゲハの幼虫は毒性のあるウマノスズクサを食草としています。幼虫時代にその葉を食べることによって、体内に毒を蓄えます。この毒は成虫になっても残り続けますので、鳥などの捕食者から身を守っています。ウマノスズクサの葉はミッキーマウスのような形でしょう?

**この蛹は涼しくなる10月以降に蛹になったのでしょう。寒い間は、何も食べないで成虫になる時期を待つ・・すごい生命力ですね。ジャコウアゲハの蛹は、怪談『番町皿屋敷』のお菊さんが後ろ手に縛られている姿に似ていることから「お菊虫」とも呼ばれています。

**成虫の雌の翅色は明るい褐色ですが、雄は光沢のある黒色です。和名は雄の成虫が腹端から麝香(ジャコウ)のような匂いをさせることに由来しています。わが家の門扉にもキアゲハの越冬蛹がいます。無事に羽化する日を楽しみにしています。  玉井美智子+++

ジャコウアゲハは雌雄で翅の色が違うのですね。
揚羽蝶は夏の季語ですが、秋蝶、冬の蝶、凍蝶など四季にわたって季語がありますね。以前の沖縄吟行の旅で出会った、アサギマダラは渡り蝶で、御嶽(うたき)の森で群舞していた光景には圧倒されました。

芥焼く煙のなかの冬の蝶   沢木欣一 昭和29年作  【俳句アーカイブ】より

(☆NORIKO☆)                                               

25.3.12(6358)

東北大震災から14年が経ちました。その時私はパソコンの前に座り、揺れを感じたので眩暈に陥ったのかと思いました。その後テレビから流れる津波の映像に、ただ胸が塞がれる思いで見ていたことを忘れられません。悲しみを胸に再生への道を進んで来られたご遺族の皆様のご健康を祈り合掌しました。

 

+++++

伊吹嶺ホームページは随時更新されています。ぜひご覧ください。

【いぶきネットの四季】はこちらから

【環境コーナー】はこちらから

【ジュニア俳句】結果

(☆NORIKO☆)

25.3.10(6357)

HP俳句会は投句期間です。締め切りは3月15日午後9時です。ふるってご投句ください。
ジュニア俳句はいつでも募集しています。 皆様のご投句が励みになります。よろしくお願いします!

「セクト・ポクリット」 コンゲツノハイク3月分がアップされました。

「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】    
<2025年2月号(通巻320号)>
筆先の曲がりて乾く小春かな   河原地英武
音冴ゆる小さき土鈴の薬売り   栗田やすし
あやされて赤子泣きだす報恩講  野島秀子
十三夜椅子に人形座らせて    加藤剛司
羊羹の厚き一切れ冬に入る    野津洋子
北行きのバス待つ列や吾亦紅   本庄鉄弥
イーゼルを立てて落葉の中にゐる 柴田洒落

他結社の俳句や鑑賞が読めます。下記リンクからお入りください。

https://sectpoclit.com/mois202503/

(☆NORIKO☆)(810820)

25.3.8(6356)

今日は愛知支部同人句会がありました。私は午前の部に参加しました。
句会の前に、河原地主宰の第3句集『虫売』の紹介がありました。この句集は、「伊吹嶺俳句叢書第一篇」として「燦文舎」から刊行されます。句集製作について、主宰は「皆さんが俳句を学び俳句へエネルギーを注ぐその力で、自句集を作ることを目指してほしい。個性ある句集を出しましょう」と仰いました。
『虫売』は税込1,100円です。皆様ぜひお求めください。



+++新刊句集『虫売』   河原地主宰第三句集  

 代表句三句
  玉虫の翅に灼熱いろの筋
  虫売のピアス三連青光る
  虫売の文士の如き丸眼鏡

お申し込みは著者まで
〒525-0027 滋賀県草津市野村5丁目26ー1
FAX 050ー3737ー8623
メール efude1005@yahoo.co.jp

※句集の詳細については後日紹介します。

+++令和7年度 俳人協会愛知支部
         通常総会・講演会・懇親俳句会

開催日:令和7年4月20日 (日) 
会場:名古屋通信ビル
講師:櫂 未知子氏 (俳人協会理事、「群青」代表)

詳細が分かりましたら後日お知らせします。伊吹嶺もお手伝いに参加します。
4月20日、皆様スケジュール帳の予定に記してご参加ください。

 

今日の句会も丁寧に講評とご感想をいただきました。
(☆NORIKO☆)

25.3.6(6355)

3月4日は京都句会。比叡山東山麓の西教寺での吟行でした。すぐ南の坂本城落城の明智一族の墓碑があります。
本堂には供養の済んだ大量の雛人形が集められていました。

以下は藤枝伽葉さんの文です。

雛の間にお雛様の先生なる女性から教わった話。
ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、もし初耳でしたら沢山の方に広めてください。
雛壇の下方にお重箱がありましたが、供養に出された殆どのお重箱が、新品のままだった と嘆いておられました。
何故? と問うたら、
「あのお重箱は、子供達の情操教育をする為の物なんです。五人の子供が遊んだ場合、四段の重箱にお菓子をどの様に分けるか。または、四段別々に違うお菓子を入れるなら、どの順番でいれるか」等等、子供達に考えさせる道具であったとか。
知らなんだ。
私は「触っちゃダメ〜」って言ってました。
早くに知っていたら、良かったのになぁ。
ま、良いお話を聞けて得した気持ちになりました。   

吟行句

弓失せし手は開くまま供養雛  哲半
雛膳の右へ左へ迷ひ箸     伽葉
鳥帰る湖国は雲の垂れ込めて  徒歩
白酒を薄桃色に雛の宴     悦枝
観音の裾一面に雛並べ     佳子
不断念仏の僧ストーブを傍らに 秋麦
太鼓橋渡れば奥は雛の家    英子
冴え返る明智が妻の墓どころ  俊雄
雨だれの数のひひなや御焚上  英武

 

徒歩さん 伽葉さん 有難うございました。お重箱のお話知りませんでした!
(☆NORIKO☆)(810560)

25.3.2(6354)

3月になり、週末から暖かくてほっとしています。草花が一気に咲き出しそうですね。
鈴木英子さんから写真を送っていただきました。

+++++早春の花
 いぶきネットの皆様、知立句会の英子です。寒暖の差が激しい今日この頃です。今回は我が家の早春の花を紹介します。
 まずは、福寿草です。3月1日に見事に咲きました。1月に園芸屋で買い求めました。咲くのを心待ちにしていましたが、このところの寒波でなかなか咲いてくれませんでしたが、やっと咲きました。
 次は花ではなく、満天星の冬芽です。今朝、3月2日に写真を撮りましたが、まだまだ固い冬芽です。
 次は藪椿、日当たりが悪いのでご覧のように堅莟です。春を待ちましょう。
次は、私が大切にしている極楽鳥花。又の名をストレリチアと言います。これは、南アフリカ原産の南洋の植物です。普通、この地方では、地植えや鉢植えでは咲きません。5年前の猛暑に鉢植えで一度咲きました。また、昨年の酷暑で、蕾をもって、やっと咲いてくれました。こんなところにも地球温暖化の影響があるのですね。
これから、梅、桃、桜と春の花が一斉に咲き、たのしみです。(英子)

    


大欅空近きより芽吹き初む     栗田やすし

芽ぐむ幹撫でてわが身を励ませり  鈴木真理子  いずれも武藤さんのいぶきネット歳時記抄より

お庭の早春の様子を有難うございました。ストレリチアは花屋や生け花展でしか見たことがなく、鉢植えでも咲いたのですね。復活してよかったですね。 
明日は桃の節句。今夜は雛の宵でお祝いをされるお家もあることでしょう。
過ごしやすい日で良かったですね。

3月のHP俳句会、ジュニア俳句のご投句をお待ちしています。(☆NORIKO☆)(810259)



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