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伊吹嶺落書  (25年の最新の落書)
(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)

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 メッセージお待ちしております。

  メッセージお待ちしております
  


25.8.5 (6429)

    岡崎きらり案内!!

  9-3 浄瑠璃姫伝説 光明院


 光明院は、岡崎公園の入口から北東へ100m、市立図書館「りぶら」からは東へ100mの所にあり、別名浄瑠璃寺と呼ばれています。歓喜天を祀り、寺宝として源義経と浄瑠璃姫の画像、浄瑠璃姫の守本尊である尊薬師如来が安置されています。

 源義経は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅をしていて、矢作の里(現岡崎市矢作町)の兼高長者の家に宿をとりました。義経は、そこで長者の娘浄瑠璃姫に出会い恋する2人となりましたが、源氏再興の大望を抱く義経は矢作を去り奥州に旅立ちました。

 後を追いかけた姫でしたが、追いつけずにあきらめて家に帰りました。ところが父親の兼高長者の怒りにふれ、家に入れてもらえませんでした。そこで姫は、現在の岡崎公園(岡崎城)の場所に草庵を結び、侍女とともに暮らし始めました。しかし、姫の義経への思いは募るばかりで、とうとう乙川に身を投げて亡くなってしまいました。

 兼高長者は、姫の菩提を弔うためにその草庵跡に瑠璃光山安西寺という寺を建てました。その後、岡崎城築城の折に安西寺は現在の場所に移転され、名前も光明院と改称されました。そして、安西寺の跡地に建てられた曲輪は浄瑠璃曲輪と呼ばれるようになりました。また、岡崎公園の入口の東隣には、浄瑠璃姫の供養塔が奥州に向けられて建てられています。これは国道1号線の拡張工事の際に見つかったものです。(新井酔雪)

   飴一つ供ふる夏や歓喜天  酔雪



25.7.30 夜 (6428)

カムチャッカ半島での地震から、津波警報があり、心配な一日でした。先ほど注意報に変わったようです。

「セクトポクリット【読者参加型】コンゲツノハイクを読む」に、朝倉淳一さんの句が「蒼海」の弦石マキ氏に鑑賞されました。こちらから入ってご覧ください。

啓蟄や分別かごに貯金箱   朝倉淳一
https://sectpoclit.com/yomu202507/

25.7.29 (6427)

暑いですね! 

「伊吹嶺賞」応募と、「伊吹嶺全国俳句大会」投句締切は、7月31日(木)消印有効です。皆様お忘れの無いようにお願いします。

体温を超える猛烈な暑さで私は夏バテ中です。朝からの蝉が、また暑苦しく、寝不足です。ラジオで、視聴者からの「カレーライス(その人はグリーンカレー)を食べたら元気が出てきた」という投稿を聞いたので、今日はカレーです。

孝子さんから「臭木の花」の写真を送っていただきました。可愛い花ですね。秋に赤紫の実をつけますが、これまた可愛いのですが、誰が名付けたのか名前が可哀相な気もします。



25.7.28 (6426)

   スマホの伊吹嶺HPのトップページの変更

 皆様、暑い日が続きます。熱中症などにかからないようご自愛ください。

 さて、スマホで見る伊吹嶺ホームページについてお知らせがあります。かねてよりスマホで見る伊吹嶺HPの画面が小さく、文字が読みづらいなどのご意見を頂いていました。

 この度、それを改善することができました。デザイン的には大きく変わりませんが、トップページの右側とお知らせコーナーの割愛、各コーナーのボタンが整理されました。これによってスマホの伊吹嶺HPの画面が見やすくなったと思います。

 現在、スマホで見ることのできる伊吹嶺HPのトップページは、季節の俳句、トピックス、そして各コーナーのボタンは、購読案内、伊吹嶺紹介、創刊者・主宰紹介、伊吹嶺落書、お問い合わせの5つに整理されました。

 パスコンの伊吹嶺HPはこれまでどおりで変更はありません。トップページがパソコンとスマホでは違う画面になったということです。

 これまで以上に伊吹嶺HPの閲覧をお願いいたします。(新井酔雪)(827248



25.7.26 (6425)

★HP俳句会7月の結果発表がありました。
今月最高得点句はみのるさんの句でした。おめでとうございます!   
  能面のかそけき笑みや沙羅の花  みのるさん(大阪)

松井徒歩さんの講評も併せてお読みください。

https://ibukinet.jp/hp_senku-kekka.html

★『俳句』8月号の入選を伊藤みつ子さんからお知らせしていただきました。
トピックスNewsからご覧ください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

今日も暑いようですね。皆様水分チャージして涼しいところでお過ごしください。
写真はNHK俳句のゲストが製作した滝の写真です。涼しそうですね。


25.7.23 (6424)

暑い暑い日々に、外出するのに勇気が要りますね。北海道で40度近い気温も異常です。皆様体調にお気を付けください。

さて、『俳壇』『俳句四季』8月号の記事と入選をトピックスNewsにアップしました。いつも国枝さんからお知らせいただいています。特に、「碧梧桐研究余話 第2回」について、国枝さんから概要を伝えていただきました。皆様ぜひお読みください。


+++碧梧桐研究余話より

碧梧桐は『子規の回想』の中で子規の「俳句滅亡論」に準じたことを書いた。その原典となった資料について、栗田顧問は京都大学図書館まで赴き、当時の校友会誌「壬辰会雑誌」に書かれてある「俳句につきて」と題する文章までを探し当て、そのようなことは書いていなかったところまで一つ一つの事実を現物に基づき検証された。説得力のある研究態度を読んで改めて顧問の偉大さを実感した。ますます今後が楽しみである。   (国枝隆生)

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm





25.7.22 (6423)

 +++季節のたより 本証寺寺の蓮

 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。お暑うございます。

 知立句会では、7月の始め、恒例となった安城市の一揆寺の本証寺へ蓮の花を見に出掛けました。ここ、本証寺は、一昨年NHKの大河ドラマ「どうする家康」で取り上げられ、有名になりました。若き家康が、三河一向宗の拠点となったこの寺の門徒たちと一戦を交えた場面が放映されました。

 この寺は、そういう歴史的な事情もあって、三河平野の真ん中にありながら、寺は要塞の名残があり、周りを濠や土塀で囲まれています。そのお堀に蓮が見事に咲いているというわけです。(写真)現在我々が訪れたときは丁度、土塀が崩れていたので、修理をしていました。一揆寺ともいわれています。この暑さにも関わらず、観光客がちらほら、そして本堂では法要も行われておりました。

 この安城市は三河平野の真ん中にあり、日本のデンマークと呼ばれ農業が盛んです。「安城には坂がないよね。」とは、私の娘の友達の弁。    水の張られたお濠には色鮮やかな蓮が咲いており、三河一向一揆で命を落とした武将達の冥福を祈っているようでした。  (鈴木英子)

   

英子さん 本證寺の美しい蓮の花の写真、有難うございました。私も行ってみたいと思いました。

   白連の大揺れしたり一揆寺     中斎ゆうこ
   朝風に光零せり蓮畑        武藤光晴
   蓮咲いて浄土の風の中に村    富田範保
  いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より


25.7.20 (6422)

20日、愛知サマーセミナー、黛まどか氏の特別講座「戦時下の俳句 ウクライナそして日本」を聴講に行きました。伊吹嶺の仲間も多く参加し、椅子を増やして満席の講座でした。 世界の俳句愛好者とのネット句会、ウクライナ人とのネット句会のこと、訳はまず英語にして、黛氏だけでなく大勢の関係者と意見交換して翻訳したお話、ウクライナの人と危険が迫ったら句会は中止の条件で「春を待つ」でネット句会を行った中から二句紹介します。(句会 2023年2月)

   地雷撤去春を待ちつつ見渡す野

   塹壕の地帯に長く春を待つ
  

また、日本の戦時下での俳句、原爆投下の折の俳句、シベリア抑留者の俳句も紹介されました。

黛氏はウクライナの現実を詠んだ句に「生の言葉に言葉を失うほどで、慰めることもできないが 明るく乗り越えようとすることを俳句で想像できる」と。そして「文学や芸術を手放さない、諦めないことが大切」「避けがたい運命を迎えた時にあっても、自ら選んで暮らしていく自由は侵されない」と結ばれました。


25.7.18 (6421)

梅雨明けのあと大雨でびっくりしました。関東地方も梅雨明けしましたね。
この蒸し暑さ、皆様どうぞ熱中症にお気を付けください。

HP俳句会の投句一覧が公開されました。結果発表はしばらくお待ちください。

玉井さんから写真を送ってもらいました。うり坊に出合ったそうですよ。

+++
わが家の四十雀は暑さにも負けず三回目の巣作りに励んでいます。
先日、海上の森の手前にある河原にかわいいうり坊を見つけました。
うり坊のシマシマ模様は赤ちゃんイノシシ特有のもので、シマシマ模様は成長にともなって4ヶ月くらいで消えるそうです。
次の写真はツチアケビです。葉がなく葉緑体をもたないので自ら光合成をする能力がなく、
菌類と共生(寄生)することで栄養を得ています。ランの仲間です。
三番目はダイミョウセセリです。この蝶は大名の羽織袴のような模様を持つセセリチョウです。

+++

瓜坊の花野の寝床月のぞく   沢木欣一   句集『往還』より

【俳句アーカイブ】

  

(820284)


25.7.15 (6420)

セクトポクリット・コンゲツノハイク7月分がアップされました。

「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】  
<2025年6月号(通巻324号)>
   なけなしの金で買ふ古書宵の春  河原地英武
   翁しのぶ七里の渡し朧なる    栗田やすし
   自転車で里帰りする春の夢    山本光江
   椅子ひとつ置いて湖北の蜆売   加藤剛司
   口開けの旗担ぎ来る潮干番    市川あづき
   啓蟄や分別かごに貯金箱     朝倉淳一
   公園のパンジーだけの花時計   立川まさ子


他結社の俳句も読めます。

https://sectpoclit.com/mois202507/

雨が降って、米作や野菜の水不足が補えたでしょうか。人間も身体の60~65%が水分とのこと。
熱中症対策は「こまめに水分を!」 因みにビールは美味しいですが熱中症対策にはどうなのでしょうか?

  

従妹から祇園祭の昨日の様子を送ってもらいました。


25.7.13 (6419)

  愛知同人句会の開催予定

 令和7年8月から12月までの同人句会の日程と会場をお知らせします。
・8月9日(土)  愛知芸術文化センター 12階
・9月13日(土) ウイルあいち 特別会議室 2階
・11月8日(土) ウイルあいち セミナールーム5 2階
・12月13日(土) 愛知芸術文化センター 12階

○開催時間 午前の部 9:30~12:30  午後の部 13:30~16:30
○指 導 者 午前の部 河原地主宰・栗田顧問  午後の部 河原地主宰

*9月と11月は愛知芸術文化センターの催事のため、会場はウイルあいちになります。
*10月は伊吹嶺全国俳句大会開催のため愛知同人句会は休会となります。


          


25.7.12 (6418)

今日は、愛知同人句会があり私は午後の部に出席しました。

はじめに同人会長の栗山紘和さんから、第36回愛知サマーセミナーの特別講座

俳人 黛まどか氏による「戦時下の俳句 ウクライナそして日本」の紹介がありました。 

7月20日 (日) 名古屋学院中学・高校校舎の1号館2階、視聴覚教室にて13:10~14:30に開講されます。
下のリンクのの7月20日第3限をご覧ください。 
参加無料 上履き持参です。 

【愛知サマーセミナー】

次に、河原地主宰から、伊吹嶺賞応募の締め切りについて
第24回「伊吹嶺」全国俳句大会について、
応募締切が近づき、ともに7月末日(消印有効)のお話、
また同人会員の区別なく伊吹嶺叢書、自註句集の出版のお勧めがありました。

句会の選評は国枝隆生同人と河原地主宰から丁寧な評をいただき、充実した3時間でした。

   
河原地主宰と栗山同人会長


25.7.11(6417)

   岡崎きらり案内!!

 
9 浄瑠璃姫伝説

 浄瑠璃姫伝説は源義経と浄瑠璃姫の悲しい恋物語。この物語は、その独特な節回しで、伝統芸能「浄瑠璃」へと発展しました。
 承安4年(1174)、義経は奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅を続けていました。その途中、矢作の里(現岡崎市矢作町)を訪れ、兼高長者の家に宿をとりました。そこで義経は、長者の娘浄瑠璃姫と出会い恋する2人となりました。しかし、源氏再興の大望を抱く義経は、奥州に旅立たねばならず矢作を去りました。姫が義経を想う心は、日毎に募りますが、添うに添われぬ恋。浄瑠璃姫は、ついに乙川に身を投じて短い人生を終えてしまいました。


 9-2 安心院


 安心院は名鉄東岡崎駅から東へ400メートルの所にあります。安心院の前身を妙大寺といい、東岡崎駅周辺の地名である明大寺町はここからきています。

 浄瑠璃姫の死後に義経がこの地を訪れたとき、姫の菩提をともらうために義経は、千本塔婆をつくり、さらに七堂伽藍の大寺を建立しました。これが浄瑠璃山妙大寺で、1184年頃のことです。
 その伽藍は度々兵火に遭い一時廃寺になります。そのときの妙大寺の本尊は、名鉄東岡崎駅から西に約700mの所にある無量寺に残されています。
 永享11年(1439)、六名の影山城主成瀬大蔵佐国平が、母の追善のために、龍澤永源禅師を迎えて、妙大寺の跡地に十一面観音菩薩像を安置して安心院を開山しました。それ以降、成瀬氏の菩提寺となり、成瀬氏数代の墓と位牌があります。
 本堂の千体地蔵は、子供の守り本尊で「虫封じ」の秘伝が今も伝えられています。また、境内には1793年に岡崎藩主本多忠顕が人丸神社から取り寄せた松尾芭蕉句碑があります。(新井酔雪)


   夕蟬や新旧並ぶ芭蕉句碑  酔雪



25.7.1(6416)

7月1日は京都句会でした。
吟行地は、滋賀県醒ヶ井。日本武尊が太古より湧き出た清冽な水で体を癒したところ、高熱が冷めたという「居醒(いざめ)の清水」が地名の由来だそうです。
梅雨も明けてとても暑かったのですが、清流の木陰は梅花藻も咲いていて快適でした。
町並みは旧中山道の宿場町。江戸時代は旅籠と畳屋だった「多々美家」で昼食と句会を行いました。

   街道へ迫り出す軒や夏燕      哲半
   丑の日を待たずに鰻掻つ食らふ   伽葉
   心地よき風くる駅舎夏つばめ    範子
   水湧いて宿場涼しき近江かな     徒歩
   梅花藻の揺れたをやかや梅雨晴間  悦枝
   源泉の音清らかに羊歯茂る      佳子
   初夏に保護のハリヨの細さかな    秋麦
   梅花藻や清き流れに浮き沈み    英子


  
 
         (松井徒歩)


25.6.30 (6415)

+++第25回たんば青春俳句祭の日程が公開されました!

<事前投句の部>
★細見綾子賞 (大学生~一般の部) 自由題2句
  選者:辻恵美子 朝妻力 山田佳乃
★各部門 小学生の部 中学生の部 高校生の部
  
★発表・表彰式 令和7年11月16日(日)
詳細は丹波市俳句協会ホームページで確認できます。  
【丹波市俳句協会】

丹波市俳句協会ホームページのチラシのQRコードから
投句が出来ます。 
また投句用紙のPDFをプリントしてご利用になれます。

★応募締切 令和7年9月24日(水)消印有効
 投句料  無料
 投句方法 専用投句用紙、
      応募フォーム(Eメール)
【投句申込フォーム】

当日は俳句ラリーの部もあります。

問合せ先
〒669-4192 兵庫県丹波市春日町黒井496番地2
丹波まちづくり部文化・スポーツ課内
丹波市俳句協会事務局 ℡0795-74-1050


皆様、たんば青春俳句祭は投句料無料です!  ぜひご応募ください。

また 7月13日(日) 丹波市立俳人細見綾子生家の無料開放があるそうです!
詳細はこちらから
【細見綾子生家 無料開放】

梅雨明けが早いですね! 沢木先生は 阿波へもお出かけになっています。
   急ぎ買ふ阿波三盆や梅雨晴間  沢木欣一  昭和41年作

【俳句アーカイブ 梅雨晴間の句】
(819012)


25.6.29 (6414)

令和七年熱田まつり献納俳句表彰式がありました。「伊吹嶺」関係分をご報告します。

★選者献納句
仰ぎ見る雲の動きや夏木立   田畑 龍
★熱田神宮奉賛会文芸部委員献納俳句
千代の杜石橋もまた蟻の径   河村仁誠

★奉賛会会長賞
空砲に杜のとよもす尚武祭   上村龍子
★奉賛会賞
手水飲む宮の鴉や楠若葉    加藤ゆうや
本殿を拝す異人や五月晴    長谷川しげ子

★特選
弓を射る袴の少女若葉風    川北やす子
緑さす勅使の列の沓の音    安藤一紀

★入選
肘高く矢を射る媼風薫る    伊藤範子

ふだんあまりお会い出来ない方にお会い出来ました。
当日の席題「麦茶」の句で選を頂きました。有難うございます。

遠き子の既読確かめ麦茶飲む  伊藤範子


25.6.27夜 (6413)

 鈴木英子さんから涼しく活けた燕子花の写真を送っていただきました。

+++かきつばた その3

 いぶきネットの皆様、知立句会の英子です。梅雨真最中です。いや、まもなく明けるかもしれません。またまた燕子花のお話です。
 私は6月の16日~18日まで京都の池坊の講座に行ってきました。先回にもお話したように、生け花の燕子花は冬を除いて、季節ごとに決まった活け方があります。勿論、燕子花の季語は夏です。
 1日目、生花の真夏の燕子花。3本活け。開花は高く真に活けます。副(そえ)と体は蕾を活けます。(写真1)
 2日目、太藺と燕子花の二株活けの内の「魚道活け」です。まず大きな水盤に雄株として、左の奥に太藺を活ける。前方に雌株として燕子花を活ける。この二株を花器の左側に寄せる。池の広い水面に魚が泳ぐという趣向です。涼しさの演出です。(写真2)
 余談ですが、私が5月に買い求めた燕子花は順調に育ち、花は10日程で散りましたが、半月ほどした先日、蕾を持った茎が一本に花が咲いたのです。ほかの茎はすでに種を蓄えた苞に変わり、順調です。この苞は秋になると爆ぜて朝顔のような種を飛ばします。それが水辺に落ちて、春先に芽を出します。燕子花は主に地下茎で増えますが、種からでも増えます。(写真3) 燕子花は生け花に活けて良し、庭に植えて良しです。(鈴木英子)

  

お庭の燕子花に苞が見えますね。有難うございました。


25.6.25夜 (6412)

『俳句』7月号の記事と入選を、伊藤みつ子さんから知らせていただきました。
「新刊サロン」に河原地主宰の句集『虫売』が紹介されました。
また「令和俳壇」では、伊藤みつ子さんの句が推薦と佳作に、
河村仁誠さんの句が秀逸でした。おめでとうございます。
皆様ぜひお読みください。

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

※記載漏れがありましたらお知らせください。


25.6.24夜 (6411)

 沖縄の仲宗根美智子さんから、写真とお便りをいただきました。有難うございます!

+++平和祈念~灼熱の慰霊の日

三月の沖縄吟行の折、足を痛められた栗田先生がすっかりお元気になり、6月23日の慰霊の日にいらっしゃる事になりました。

灼熱の摩文仁の会場、テレビ中継、沖縄戦没者追悼式慰霊祭は、戦後80年という事もあり、先生ご夫妻と県支部会員が参加して良い体験になりました。式典の前にせつ子先生は叔父様の礎のお名前に献花なさいました。

大変な暑さの1日でしたが、6時からお二人を囲んでの懇親会がありました。特に支部の新崎春海さんの二胡演奏があり、慰霊の日の県民歌のような「月桃」の歌を皆で唱和したのは心温まることでした。

翌日は「月桃歌碑」と「内間御殿」へ吟行。昼食をご一緒してからお疲れも見せず、お元気な栗田先生ご夫妻と再会の約束の握手をしました。「伊吹嶺」沖縄支部にとっても、思い出深い6月になりました。 (仲宗根美智子)

    
 

  

慰霊の日に沖縄を訪問された栗田先生せつ子先生の平和を願うお気持ち、沖縄へ寄せる特別な思い、また沖縄の皆様の温かいおもてなしの真心が伝わってきました。

「細見綾子・沢木欣一俳句アーカイブ」でも沖縄に関する俳句や写真を沢山見る事が出来ます。

魂魄の塔にすがりし忍冬花  沢木欣一  昭和48年作

【魂魄の塔の句】

【俳句アーカイブより摩文仁の丘】

(818628)


25.6.23夜 (6410)

今日は沖縄の慰霊の日でした。沖縄で20万人あまりが犠牲になってから戦後80年、戦争体験のある方々が高齢になり、次世代へ伝えることがますます大切になりました。今年の「平和の詩」は「おばあちゃんの歌」でした。その次に国連事務次長の中満泉氏が来賓の挨拶をしました。中満氏は日本人女性としてはじめて国連事務次長に就任した方だそうです。中満氏の挨拶が探せたので紹介します。

https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/52299/

一匹の蟻地を這へり沖縄忌     栗田やすし

十字描く飛行機雲や慰霊の日    河原地英武
  いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より


25.6.22夜 (6409)

たんぽぽ句会の伊藤克江さんから「虎の巻 その参 初版」が届きました。有難うございます!!
皆様ぜひチャンネル登録して閲覧してください。

【虎の巻 その参 初版】

【虎の巻 その壱 初版】

【虎の巻 その弐 初版】




25.6.21夜 (6408)

『俳壇』と『俳句四季』7月号の記事と入選を国枝さんからお知らせいただきました。
『俳壇』には栗田顧問の「碧梧桐余話」の連載が始まりました。「本の庭」に河原地主宰の句集『虫売』が大高翔氏により紹介されました。
『俳句四季』では金原峰子さんの作品8句「枇杷青し」が掲載されました。そのうちの一句

  駅と駅分かつ里川枇杷青し   金原峰子

入選を含めた内容はこちらから

https://ibukinet.jp/ibukinetopixnews.htm

21日は夏至でしたね。本当に蒸し暑い夜で眠れませんでした。あちこち医者通いしていますが、どの医師からも「睡眠不足がよくない」といわれます。皆様お気を付けください。


25.6.21(6407)

月刊『俳句界』7月号の特集「60代俳人」に、河原地主宰の近作8句とエッセイが発表されました!
8句とエッセイとで2ページにわたっています。質問への回答形式で、①現在の自身の俳句、作句について ②今後目指したいこと、挑戦したいこと ③俳壇の未来について。期待すること を書いておられます。とても読み応えがあります。近作8句のうち1句を紹介します。           

 伝書鳩放つ五月の蒼穹へ   河原地英武

また、加藤剛司さんの「百万センチ」と題した作品6句も発表されました。 そのちの1句

 ジェラートや風が頁をめくりける  加藤剛司

皆様ぜひお読みください。




25.6.17(6406)

たんぽぽ句会の伊藤克江さんから、古典文法「虎の巻 その弐」が届きました。歴史的仮名遣い、文語文法の句作の参考になります!皆様ぜひご視聴ください。

【虎の巻 その弐 初版】

その壱はこちらから

【虎の巻 その壱 初版】

暑いですね! 大谷選手の二刀流が復活しました。強靭な身体と運動能力+蔭ながらの努力も半端ではなかったことでしょう。身体を壊さず記録をのばしてほしいですね。




25.6.16(6405)

梅雨に入りましたが、今日は特別蒸し暑くなるとのこと、皆様水分をとって涼しいところでお過ごしください。

HP俳句会の投句一覧がアップされました。

いぶきネット句会の合評会が終わりました。一句一句に真剣にチャットで意見を交換しています。
俳句を始めたいけれど句会への出席が難しい方、ぜひご一緒に俳句を楽しみませんか。

+++++

玉井さんから写真を送っていただきました。

わが家の四十雀ですが、巣立ったと思ったらすぐ別の四十雀が巣作り。また十羽の雛が誕生しました。
雨にも負けず親鳥は忙しく餌を運んでいます。写真はサンコウチョウと小綬鶏です。サンコウチョウは5月ごろ渡来して日本で繁殖。海上の森では高い木の枝で子育て中でした。春に渡ってきたとき、すでにオスの尾は長いのですが、秋に南方へ渡るときには長い尾は無くなっているそうです。「ツキ(月)ヒ(日ホシ(星)ホイホイホイ」と鳴くことから、三光鳥の名がつきました。ジュビロ磐田のエンブレムにも描かれていますよ。次の写真は小綬鶏です。「ちょっとこい」と呼びながらなかなか姿は見せませんね。  玉井美智子

   雨に舞ふ三光鳥の嘴青し  牧野一古 句集『三光鳥』より

 

(☆NORIKO☆)(818037)


25.6.12 夜(6404)

束の間の梅雨晴間でしょうか。蒸し暑くなる季節です。お身体にお気を付けください。

以前、伊藤克江さん指導の「たんぽぽ句会」が「古典文法虎の巻」の小冊子を製作し、落書でも紹介しました。
さらに松原和嗣さんが 初心者にも分かりやすくYouTubeで視聴できるように、工夫してくださいました。解説はなんとAIの音声だそうです。今回は「虎の巻 その壱 初版」です。皆様ぜひご視聴ください。

【虎の巻 その壱 初版】




25.6.8(6403)

加藤さんから愛知同人句会の写真を送っていただきました。私は午後の部で不在投句を預けました。
7月から午前の部、午後の部の入れ替えがあります。10月は全国俳句大会がありますので休会です。

愛知同人句会の予定(7月から12月まで)

 7月12日(土) 芸文センター12階
 8月9日(土)  芸文センター12階
 9月13日(土) ウィルあいち 2階 特別会議室
 11月8日(土) ウィルあいち 2階 セミナールーム
 12月13日(土)芸文センター12階

※9月11月は芸文センターの催事があり、会場はウィルあいちです。

  

花菖蒲は一昨日東山植物園で撮りました。


25.6.6 夕 (6402)

セクトポクリット「コンゲツノハヒク」が更新されました。6月から新しく「麒麟」「noi」が参加しています。
他結社の俳句が読めます。下のリンクをクリックしてください。

「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】  
<2025年5月号(通巻323号)>
  押し合ひて少しかたむく供養雛  河原地英武
  ゆつたりと櫓を漕ぐ音や水温む  栗田やすし
  ウイルスのスコンと抜けて風光る   菊地富士子
  白魚を箸に摘まむや震ひける    加藤剛司
  豆の葉の雫舐めをり恋の猫     武田稜子
  家中を灯して雨の雛まつり    下里美恵子
  押入れの奥より雛の息づかひ   アワンきえ


https://sectpoclit.com/mois202506/

東山植物園に行きました。 植物会館で「富貴蘭」ほか古典園庭植物の展示がありました。
紫陽花、花菖蒲も綺麗でした。


25.6.6 (6401)

HP俳句会は 投句期間です。締切は15日午後9時です。皆様ふるってご投句ください。
ジュニア俳句はいつでも受け付けています。

6月4日、5日、戦後80年の節目ということで、天皇皇后両陛下と愛子様が沖縄を訪問されました。伊吹嶺の3月の沖縄吟行の企画にあった、小桜の塔、対馬丸記念館も訪問先でした。戦争の悲惨さや戦争を知らない世代が増えてきました。教科書で知ることだけでなく、現地へ行って、見て、実際に見聞を広げること、若い世代へ伝えることが大切ですね。

熱田まつりは好天に恵まれ、大勢の人が参拝していました。私は午前中に出かけましたが、信長塀のあるあたりから雪洞に伊吹嶺の仲間の俳句が沢山掲げてありました。



写真の俳句は

棒の手の槍夏の日をはね返す  若山智子

西行を唄ふ甚句や橋涼し    富田範保
 


25.6.4 夜 (6400)

やや強い雨が降る6月3日、京都句会でしたが、欠席者が多かったため、通常句会はオンラインに切り替え、有志4名で京都国立博物館、方広寺、耳塚を吟行しました。あいにくの天気にもかかわらず、館内は大変な賑わいで、外国人観光客はもちろん、日本の人々の知的好奇心とエネルギーにはただ感心するばかりでした。
 
  梅雨に入る車の跳ねに傘の盾 哲半
  耳塚の供花新しき芒種かな  徒歩 
  黒雲に乗りし風神迎へ梅雨  佳子 
  玉垣に役者の名前さつき咲く 英子


時間が余ったので、席題を「神」「蛇苺」「牛蛙」の3つで、それぞれ7分制限の一句を詠むことにしました。中でも哲半さんが断然好調で、その中の一句です。

  裏庭に錆しスコップ蛇苺  哲半 



       (松井徒歩)


25.6.4 (6399)

明日は熱田まつりです。田畑さん、河村さんが献納俳句のお手伝いをされます。暑い日になる予報ですが熱田神宮は木陰がたくさんあります。また週末の7日8日には東区筒井町、8日は徳川園に山車揃えがあります。皆様おでかけください。

長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。天覧試合の記憶も引退セレモニーの記憶もあります。天性の運動神経と明るさとサービス精神を持った方と思っていましたが、ホテルの室内で素振りをしたり、山籠もりをしてトレーニングを積んだというエピソードを知り、努力なくしては記録も記憶も残らなかったのですね。

六月の礎(いしじ)に影やももたまな   砂川紀子
     
六月の竹美しや石の門          中川幸子
  いぶきネット歳時記抄より

 2022年の熱田まつりで写しました。


25.6.2 夕 (6398)

先月末、「伊吹嶺」6月号が届きましたね。「新人賞・秀句賞発表」「若手作家特集作品評」等の記事をぜひお読みください。

加藤剛司さんが 吟行の様子を送ってくださいました。

五月晴れとなった昨日、栗田やすし顧問ご夫妻をお迎えしHAGURUMA句会で新城へ吟行へ行って参りました。田植えの終わった四谷千枚田、馬頭観音群、鮎滝を見学しました。タイミングよく解禁日と重なり、伝統漁法の長尺のたも網で滝を登る鮎を次々と掬う様子を見ることができました。    (加藤剛司)

  

鮎喰へば山間の町日暮れたる    沢木欣一   昭和56年作 【俳句アーカイブより】

ふるさとに来て妻と食ぶ鮎なます  栗田やすし  武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

(☆NORIKO☆)(817056)


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