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伊吹嶺落書  (12年1月から6月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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メッセージお待ちしております。
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24.6.28 (2712)

いぶきネットの皆様    投句・選句締切りのお知らせ

  雨上がりの合歓の花、朝日を浴びて虹色に輝いています。

「ほんと、しろしかですねぇ。~~」出合う人毎に母の方言
を思い出します。これは、梅雨時期の福岡の挨拶言葉で、
「しろしか」を紹介してみます。

 訳は、「ほんとに、うっとおしいですね~」ですが、国語辞典によると、「長靴の中に水が入ったる如し」とあり、いずれも同じ語意でしょが、ニュアンスがもう一つ違います。

連れ合いを亡くした人が「しろしかです」
暮らし向きに困った時「しろしかですばい」・・・

       
方言には含みが多く、暮らしに根付く言葉ですね。
「梅雨は、ほんと、しろしかですねぇ。~~皆さん~~。

皆さんの辺りのお国言葉は如何ですか。

虹飛んで来たるかといふ合歓の花」 細見 綾子


山川の梅雨の濁りが町を貫く」 黒田 桜の園

さて、投句期間
 7月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切

選句締切 
  7月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切

  写真も樹炎さんが送って下さいました。(孝子)


24.6.27 (2711)
 編集長の下里さんが、素敵な文章を送って下さいました。
蝸牛の話題ですので…・・・・・・蝸牛の写真をと思いましたが、
私の近辺では最近見かけませんね。 
 先日も、孫たちが我が家へ来て、ダンゴ虫を探していましたが、
ダンゴ虫も少なくなりました。
 
 お礼の気持ちを込めて・・・・写真は、スペインの思い出のパエ
リアです。 匂いだけでも届けたいですが・・・・・。(孝子)

 庭先で蝸牛を一つ見つけました。しかもかなり大振りな蝸牛です。何
年か前、日間賀島を吟行した時見つけた蝸牛も大振りで、その大きさ
に驚いたものでしたが、今日の蝸牛もそれに負けず劣らずの大きさでした。
子供達が小さい頃、蝸牛はもっと身近な存在だったように思います。 学校の教材に使うからと、20匹ほどの蝸牛を小さなバケツに入れて持って行ったこともありました。  その頃は葉っぱの裏や朽葉の下を探すといくらでも見つかりました。 時には落葉の下で越冬している蝸牛もありました。 雨上がり、縁側には蝸牛の這った跡が幾筋も光っていました。  蝸牛はいつの頃からいなくなってしまったのでしょう。  いなくなったことさえ気づかずに過ぎてしまったように思います。 近年、雀や蜜蜂が少なくなったと報じられています。 今年は燕の数も少ないようです。ゆっくりだけど確実に変わりつつある自然現象 … 。 未来の子供達は 「 でんでんむしむし かたつむり……」 の歌詞を実感として受け止めることが出来るのでしょうか。久しぶりに見つけた、たった一つの蝸牛を見ていたら何だか少しセンチな気分になりました。(下里美恵子)



24.6.26 (2710)
 6月のいぶきネット句会の添削例をアップしました。
トップページの添削コーナーから ご覧ください。


 我が家の梅漬けの水が上がってきました。 今は、紫蘇を入れるタイミング
を 考えています。 梅雨が上がると、干すタイミングを考えないといけませ
ん。 今年は 木に生ったまま黄色く熟した梅をいただきましたので、梅ジャ
ムも作りました。 酢味噌にしたり ゼリーに加えたり・・・焼き魚にも合いま
す。

 写真は、句会でいただきました老舗の和菓子です。 食べるのが勿体ないような <梅の実> の出来栄えでした。(孝子)


      ・青梅の臀うつくしくそろひけり     室生犀星


24.6.25 (2709)
 今日の17時45分に 購読の申し込みをいただきましたが、文字化け
読む事が出来ません。
 トップページの購読申し込みにも お知らせしていますが・・・・・
こちらからは、返事が出来ませんので、以下の住所へ、葉書 または
フアックスで、再度 申込みをお願いします。

 〒458-0021 名古屋市緑区滝の水3-1905-2
           
            伊吹嶺発行所

            FAX 052-896-8689  

 写真は、一灯さんが今夜 ウイーンから送って下さいました。
一灯さ~~ん  楽しい旅を お続け下さい。 気を付けて!(孝子)

 今日はケルムからメルクへ ドナウ川のクルーズを楽しみました。写真は一番気に入ってる中世の美しい町チェコのキスケークルムロフです。 もう一泊したい町でした。ウイーンからの慣れないインターネットでは不安ですが、よろしくお願いします。(一灯拝)


24.6.22 (2708)
 いぶきネット句会の幹事(樹炎さん)から写真とお便り
をいただきました。(孝子) 


 台風五号崩れの大雨・・・皆さんの辺りは被害はござ
いませんか。
       お見舞い申し上げます。
六月二十二日は昼間が最も長い夏至ですね。

季節の中で一番日本らしい季節は梅雨期でしょうか
田水が張られ、青田風、峰々に霧が掛かって墨絵のよう
に美しい景色です。

この独特の風土が、和歌や俳句を生むのでしょうね。
今朝庭に可愛い梅雨茸が立っていました。指で触れるだけで崩れます。
写真を添付いたします。(樹炎)

    ・夏至の空明るし月の昇りゐて  若月瑞峰     ・夏至の夜の港に白き舟数ふ   岡田日郎

    ・大いなる梅雨茸もろし仰向けに  石川通子    ・白塗りののつぺらばうの梅雨茸  藤田湘子



24.6.20 (2707)
  台風の被害を受けられた皆様へ、お見舞いを申し上げ
ます。 我が家は幸いにも 予想が外れて、庭のトマトの
苗が傾いたくらいで、有難い事でした。

 HP俳句会の選句結果をアップしてくださいました。
今月の高点句は、総帆さん(潮来市)の作品です。
   
  満天の星にあずける夜干し梅   総帆

    おめでとうございました。 早速 伊吹嶺6月号を送
  らせて頂きますので、本名をお知らせいただけません
  か?


  右の涼しそうな写真は、樹炎さんが送って下さいました。
渓流の風に揺れている 半白の木天蓼でしょうか?(孝子)


24.6.17 (2706)
 今日は、伊吹嶺句会でした。 参加者は51名で、盛会だったそうです。
主宰は勿論ですが、国際部の部長の河原地さんと、愛知同人会長の桜
井さんからも ご指導が受けられます。 伊吹嶺会員ならどなたでも参加
出来ます。 皆さ~ん 出席されませんか?
 
 夕方からは、カリンカ句会が行われました。句会場は、伊吹嶺句会の会
場から歩いて5分ほどのレストランです。 こちらも 参加してください。
 詳しくは、上の角封筒のふわふわメールでお尋ね下さい。

 『俳句αあるふぁ』の6・7合併号に、我らがネット仲間の関根切子さんの作品が載っています。 皆さ~ん! ご覧になりましたか。 「新世紀の俳人たち」のページに「祭足袋」と題して素敵な作品と写真が載っています。
主宰の推薦文もあります。 以下 その推薦文の一部を紹介します。
 
      ・・・・・・・少し荒削りの面もあるが、若々しく独自の感性もあり、日常身辺の事象に
     細かい観察が行き届いている。句風は都会的センスに溢れ・・・・・・・・・・・・


       ・ゴーヤ咲く佃の路地の行き止まり     ・路地曲る時に乱れて祭足袋

                                      以上二句  関根切子 <祭足袋>より
    
                         写真は、樹炎さんからいただきました。紫陽花と滝です。(孝子)


24.6.16 (2706)
 今月のいぶきネット句会の合評会が終わりました。15日、16日とも約17名が参加して、活発な意見交換がありました。特に会員さんの発言が多く、ありがたいことです。もっとこの合評会を活発化したいと思います。
 今日の合評会でまだホトトギスの声を聞いたことがない方もいて、ホトトギスを聞こえるところの報告があちこちからありました。岡崎市の額田町、紫陽花で有名な本光寺、明日香、山の辺などで聞いた体験が寄せられました。リアルタイムで行うチャットだから、こういう情報交換が出来るのでしょう。我が家では妻は数回聞いたようですが、私は2回ほど聞いただけです。ホトトギスの時期もそろそろ終わりに近づきましたので、今年はもう聞けないかもしれません。どんどん自然が破壊されて、ホトトギスの声まで聞けなくなるのは悲しいことです。せめてホトトギスは絶滅危惧種になってほしくないのが実感です。(隆生)


24.6.15 (2705)
 月2回ペースで「いぶきネットの四季」コーナーで、皆さんから季節感溢れた写真とその俳句の鑑賞やエッセィなどを頂いております。6月の第2弾として、都合ナルミさんから〈青梅の最も青き時の旅 綾子〉にまつわる思い出を綴って頂きました。平成12年に「伊吹嶺」吟行会を伊吹山で行った際、当時「風」同人であった故戸倉良忠さんに準備からずいぶんとお世話になったそうです。その時、綾子先生が作られた梅の木を案内して頂いたそうです。その思い出を懐かしく書いてあります。またその頃、ナルミさんは今は亡き福永京子さんといつもいっしょに行動されており、福永さんのことも思い出しました。現在の「伊吹嶺」会員の中には福永さんのことをご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、福永さんは第1回伊吹嶺賞の受賞者です。
 ナルミさんの「師たちが作品を作ったその時期にその場所に出会うことの大切さを思った。」の言葉に一期一会の大切さに共感しました。なお雨に濡れた梅の写真は妻の恩師である村上先生から頂きました。
 今月の「いぶきネットの四季」に入るには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)

24.6.13 (2704)
 12日は、愛知の同人句会でした。今月の参加者は47名で、いつもの
ように、「伊吹嶺」の俳句をしっかり学びました。
 主宰の挨拶では、10日に行われた「風」の会の様子などもお聞きす
ることが出来ました。
 句会では、佳句は勿論ですが、問題となる句についても 主宰より
丁寧に指導をいただくことが出来、月1回の大切な1日でした。
今月の高点句は、主宰の作品でした。右下の写真は、句会風景です。
 
 以下 幹事さんからの お知らせです。 花菖蒲の写真も送って
下さいました。 (孝子)

 いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ

 
いよいよ梅雨入りですね。気温もぐんと上がって来
ました。
散策の後、渓流の水音を聞きながら飲むサイダーが美
味しいと思いました。
棚田の水が朝日に輝いています。植田を見廻る農夫に
出会いました。
雨の日の紫陽花・花菖蒲・燕子花・・・俳人は大好きですね。
素足で歩く板の間・・・夏が来たな~~と思います。
梅雨どきの長雨も楽しみましょう。皆さんの辺りは如何でしょうか。

  「紫陽花の色さだまりし誕生日」  栗田 やすし

  「花菖蒲畦に食ひ入る渡し板」   近藤 彩江

      さて、合評会はいつものように、15日(金)・16日(土)の両日
         午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
         伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

                             (八尋 樹炎 ) ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜*:



24.6.10 (2703)  第5回「風」の会
 今日、大津プリンスホテルにて第5回「風」の会が行われました。早いもので、沢木先生が亡くなられてから、既に11年目になりました。2年ごとに行われていた「風」の会も第5回になりました。伊吹嶺メンバーはやや少ないものの、4名が参加しました。
 今回の幹事結社の「山繭」の皆さんのご努力により、140名以上の参加を得て盛大に行われました。
 今日の栗田主宰の挨拶の中の1つとして、細見綾子先生の思い出として、有名な青梅の句について、先生の推敲のあとを教えて頂きました。
 昭和45年に岐阜の俳句鍛錬会にて綾子先生は次のような句を作られました。
   青梅の一番青き時の旅   綾子
 この句は同年の「風」7月号に掲載されました。そしてこの句は句集『技藝天』には次のように推敲されて掲載されています。
   青梅の最も青き時の旅  綾子
 「一番青き時」と「最も青き時」でどこが違うかと言われれば、私には回答がありませんが、栗田主宰は綾子先生の句作の現場に立ち会って、その違いについて納得されたものと思います。言葉一つでも大切に推敲する綾子先生の態度が見えたようです。もっと私たちも一語一語を大切に詠むことが重要だと思いました。
 なお今日の「風」の会模様は【こちら】をクリックして入って下さい。(隆生)

24.6.08 (2702)
 今日 いぶきネット句会の投句一覧を配信していただ
ました。いぶきネット句会が始まっています。
 
 
HP俳句会の投句も受け付けています。5日ま
での投句分をアップしていただいています。
締め切りは、15日の20時です。 
皆さまご参加ください。


いぶきネットの皆様   選句締切りのお知らせ


 「もうそろそろ蛍が飛ぶ頃だね」毎年繰り返す

我が家の会話です。漆黒の闇にもつれ合う恋蛍・・・

宙を飛んでツ~~と草むらに、幽かなせせらぎの音。近所に私の取って置きの場所が有ります。

小声に口ずさむ蛍の童謡に彼岸の人々の面影を偲びました。
    
「そろそろ帰ろうか」夫の声、あ~~転ばないように・・・

皆さんの辺りの蛍狩りは如何でしょうか。

   「蛍火の明滅滅の深かりき」   細見 綾子

   「掌をこぼれ蛍火草の露照らす」 栗田 やすし

   さて、明後日6月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)

 一灯さんは東北を旅されたようで、沢山の写真を送ってくださいましたが・・・その中の1枚です。震災から1年余が過ぎた大槌町の役場です。 今は、ボランティアの方の姿も見かけなくなり…・復興はまだまだ<手つかず>のゴーストタウンのような状態とか…・ 我々は 震災を決して忘れてはいけませんね。(孝子)       



24.6.06  (2701)
 範子さんは昨日<熱田さん>へお出かけでした。写真を添えて
お便りをいただきました。(孝子)
 
 6月5日、熱田祭(尚武祭)の「棒の手」を見ました。熱田祭では
県内各地の保存会の皆さんが集まり演武を披露します。様々な
流派があり、時には長刀や鎌を用いたり、迫力がありました。別
の場所で弓道や柔道も紹介されます。熱田祭献納俳句大会の
委員である田畑龍さんが、受付でお手伝いをなさっていました。
伊吹嶺の方も何人か来ておられたようです。田畑さ~んお疲れさ
までした。境内には沢山の雪洞が並んでいて、前年度の俳句、
短歌の作品が俳画を添えて掲げてありました。その中に先輩の
Kさんの作品を見つけました。夜は近くの公園で花火も揚がりま
す。熱田神宮を映像と音で楽しめるサイトを見つけましたので興
味のある方はクリックしてみてください♪ ☆ Noriko ☆


http://www.atsutajingu.or.jp/atsutanomori/

                      ☆.:*・°.。.:*・°☆.。.:*・☆°.。.:*.。☆.:*

 ・緋の透ける黒の直衣や夏祭    山下智子     ・御田祭籠に三株の早苗束     栗田せつ子

 ・神饌の地卵を呑む青大将     福田邦子     ・お田植えや巫女の襷の緋ぢりめん   森靖子

 ・薪能天女の裾へ火の粉飛ぶ   矢野孝子     ・薪能月へ鼓を打ちつづけ     下里美恵子

                             以上6句 『愛知の俳句散歩』 「風」愛知支部編  より


24.6.05  (2700)
 幹事の樹炎さんからのお知らせです。写真も樹炎さんが送って
くださいました。(孝子)

 いぶきネットの皆様   投句締切りのお知らせ

 早いもので、今年も半年が過ぎます。はや、迎梅雨で
しょうか。

朝歩きのダム沿いに大きな桑の木を一本見付けました。

ダムに埋没した村の桑畑・・・養蚕時代の生き証人の
如く・・・

傘のように枝がかぶさり、まだ熟れてはいませんが、実がぎっしり付いています。思えば昔、甘い物が乏しい頃、二人の弟を連れて近所の桑畑に食べた思い出が甦ります。

今、我が家では枇杷が熟れ、茱萸も熟れて食後を楽しんでいます。

   「桑の実の落ちて山の辺道染むる」 土田 春秋

   「母の留守待つ仏壇の枇杷食べて」大西 八洲雄

   さて、 5日午後9時投句の締切りです。( 八尋 樹炎 )


  「いぶきネットの四季」のページに 瀬戸市にお住まいの梅田葵さんの素敵な文章が載りました。 梅田さんは、『風』の時代からの大先輩で、会う度に沢木先生や細見先生の思い出を語ってくださいますので、懐かしく読ませていただきました。 この文章を書くにあたり、 掲句が<幾本も>ではなく<幾本>であったことに気付かれたとか・・・・「沢木先生に申し訳ないような気持ちです」と言われました。 改めて「師」について考えてみました。(孝子)


24.6.02 夜 (2699)
 
俳人協会の会員向けの月刊新聞「俳句文学館」6月号が届きました。
「随想」に我らが編集長の下里美恵子さんが、「俳句の存在意義」と題して
文章を寄せておられます。 

   俳句は季節を詠む文芸。端的に言えば「季節の詩」である。四季
  折々の移ろいを肌で感じ、自然の恩恵を存分に享受出来る事は、俳
  句の醍醐味と言える。そんな幸せを感じつつも、俳句は現実社会の
  中でどのような位置を占めるのか・・・・・ふと考えてみるときがある。


 以上のような書き出して始まる随筆です。

  <越後屋にきぬさく音や更衣> の 其角の句を例に、世相を反映し
た句、時事俳句について述べておられます。全文詠んでいただけないの
が残念ですが・・・・・。

 以下は、昨日 その下里さんが、素敵な文章を 送って下さいました。

 麦秋は私の好きな季語の一つです。麦畑がめっきり少なくなった近年では、麦秋は貴重な風景になりつつあるようですが、私の住む三河地方はまだ比較的多くの所で麦が作られていて、例年今ごろは一面黄金色の秋風景が展開されます。今年は異常気象の所為か麦の色づきが遅く、美しい麦秋は見られないのかと危惧していましたが、五月も終わりに近づくにつれ一気に色づきが深くなりました。何だか待たされた分だけ一層きれいに感じられます。黄金色が波打つ様も黄熟の匂いも大好きです。麦秋は三河地方に夏の訪れを告げる風物詩といっても過言ではないように思います。
 
ところで 麦秋 青嵐 半夏生 …等々、好きな季語は沢山あるのに、句に詠もうとするとなかなか出来ないのは何故でしょうね。(下里恵美子)

 写真上は、徒歩さんさんが、三重県桑名市長島で写された<麦秋>です。 写真下は、一灯さんが、<薫風>の遠野の銀河鉄道(眼鏡橋)を渡るSLを写されました。素敵な写真を有難うございました。(孝子)


24.6.02 (2698)
 毎月、「いぶきネットの四季」コーナーで、季節感溢れた写真とその俳句の鑑賞やエッセィなどを頂いております。6月の第1弾として、梅田葵さんから「幾本の神父の墓の今年竹  欣一」の句にまつわる沢木先生との思い出話を寄せて頂きました。昭和53年に沢木先生が瀬戸を訪れた翌日、「風」の連衆とともに、多治見修道院へ吟行に出かけられた。この今年竹の句はその折の句ですが、葵さんはその吟行会の句会で「刈草にあざみも混るぶだう棚  葵」の句が沢木先生の特選に入った句である。そんな思いでのある沢木先生との吟行会であった。その時の思い出を交えて頂いた「いぶきネットの四季」です。じっくりと読んでみてはいかがですか。
 なお「いぶきネットの四季」へは【こちら】をクリックして入って下さい。(隆生)





24.6.01 (2697)
 『伊吹嶺』6月号が配送されました。 盛りだくさんの内容です。嬉しいですね。
主宰が毎月執筆されています「伊吹山房雑記」では、「ふらんす俳句会」との
交流が載っています。 
 インターネット部担当のページでは、我らがいぶきネット句会の幹事の樹炎さ
んが<身近なことば探し>と題して 興味深い文章を寄せて下さっています。 
 その中の一部を紹介します。

   ・・・・新聞を読んでいると、映画製作者の気になる記事が目
   にとまった。映画の主役とは、一番たくさん画面に登場した
   人であるが、主役とは、映画に映らない時も映画を支配して
   いる人の事である。これは、俳句の季語にも同じことが言え
   ると感じ入った。・・・・・

 国際部の担当のページには、<パリ便り番外編>として、パリ
在住の小林砂斗美さんが、そこにいるだけで幸せな場所として、
一週間滞在されたエーゲ海のサントリー二島の様子を書いてお
られます。 五月号の小林さんの、パリジェンヌのおしゃれにつ
いての文章も、心に残っています。 パリのメトロで杖を手にした
マダムの栗色のコートとスカートのアンサンブルに、ヒールは低い
けれど型崩れのしていないパンプス。 定年間近の税務署のマダムは、
彼女の瞳の色の入ったブルーのスカーフと 同系色のイアリング・・・・・・
パリのマダムの姿を思い描きながら楽しく読ませていただきました。(孝子)

 名古屋ロータリクラブ 第2回フォト俳句展 (写真)
  ロータリークラブの<写真友の会>と <俳句友の会>が合同で展覧会を開いておられます。   
 
   日にち ・ 5月26日から6月12日まで
   場所  ・ フォトサロン  サン・ルゥ
       6月8日 2時から、抹茶茶話会として お抹茶がいただけます。 近くへお出かけの方は、お寄り下さい。 
       私も 出品させていただきました。


24.5.29 (2696)

いぶきネットの皆様  投句・選句締切りのお知らせ

 青鷺のかん高い鳴き声に驚いて目覚めます。
散策の楽しみの一つに珍しい草花に出会えることです。
季節が来れば必ず咲いてくれる渓流沿いの「鳴子百合」
あさぎ色の優雅な風情に引かれます。名の由来は、木

小片を紐で板に結わえ付けた楽器の、鳴子に似ているからとのこと。
見た目の可憐さ、名前の面白さによらず、俳句の歳時記を開いても(鳴子百合)の項はなく俳句

の季語にはならないようです。残念ですね。?  
 
   「山に鳥多くなりたる皐月かな」 滝沢 伊予次

   「老鶯に朝霧うすくのぼりけり」  三沢 はる

   さて、投句締切 6月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
      選句締切 6月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切 
                                 (樹炎)

                    写真は、樹炎さんから送っていただいた<鳴子百合>です。(孝子)



24.5.28 夜 (2695)
 添削コーナーへ、5月分の添削例をアップしました。
添削の担当者も、「伊吹嶺」で一生懸命即物具象を学んでい
ます。 私達が学んで来た知識が 皆さんのお役に立てたら
嬉しいです。 
写真は、スペインのグラナダの街
で見かけた<ジャカランダの花>で
す。桐よりも少し濃い紫色で、満開で
した。街の並木道や、王宮の庭でよ
く見かけました。スペインの青空に
見上げるほどの大木に咲いたこの花
がとても似合っていました。
 この花は、九州や沖縄や ニュー
ジーランドでも見る事が出来るとか・・・・
私は初めてでしたので、大いに感激しました。
こんな土産話で、すみません。(孝子)


24.5.28 (2694)
 このページの5月26日の樹炎さんの便りにありまし
た句について、徒歩さんさんから、興味深い話題を
写真と共に 送っていただきました。
 
 以下の徒歩さんの文の中に出てくる内海さんの文
章は、「風」誌に載っていたように かすかに記憶(?
?)しています。 徒歩さんは、何でもよく覚えておら
れますね。有難うございました。(孝子)

 「憂き我をさびしがらせよ閑古鳥」  芭蕉
の元の句は
      「うきわれをさびしがらせよ秋の寺」
だったと思いますが、その句碑のある三重県桑名市
長島の大智院に つい先日行ってきました。
 「奥の細道」の一節「曽良は腹を病みて、伊勢の国長島といふ所に、
ゆかりあれば 先立ちて行くに」の、そのゆかりの場所といわれています。
写真の芭蕉句碑は読み辛いですが、「伊勢の国長島大智院に信宿す。 うきわれをさびしがらせよ秋の寺」と、書かれているようです。

 俳句研究2007年6月号に内海良太氏の以下の記事(抜粋)があります。

 芭蕉は大智院を二度訪れている。初めは「奥の細道」の旅を終えた元禄二年九月、曽良の案内で大垣から揖斐川を下ってこの寺に三泊した。<うき我をさびしがらせよ秋の寺>はこの時の句で真筆懐紙が寺に遺る。
 師細見綾子を大智院に案内する機会が意外に早く訪れた。平成元年十一月、「風」の全国大会が長島温泉で開かれた折り、小出住職に例の芭蕉真筆と松瀬青々の短冊を見せていただいた。綾子は青々の短冊を生きているもののように扱い、芭蕉真筆には座り直して合掌した。住職が小声で「先生のご染筆を」といった。「何を書きましょうか」と綾子、「そうですね時雨の時期ですから」とわたし。<古寺のしぐれや音をなさずして 綾子>と短冊に書いた。(松井徒歩)


24.5.27 夜 (2693)
 今日は、運営委員会に出席しました。 部長さんのピンチヒッ
ターとしてインターネット部の活動内容等を報告しました。委員会
では 11月の「15周年記念俳句大会」を中心に、「綾子忌吟行
会」等の行事や、「季寄せ」について報告や討議がされました。
それぞれ担当の皆さんは、早くから多くの事を準備しておられま
す。 改めて 担当の皆さんに感謝 感謝です!

 角川の『俳句』6月号に主宰の俳句と文章が載っています。
皆さんご覧になられましたか?(孝子)

 右は、運営委員会の写真です。参加者10名が真剣に討議しておられます。


24.5.27 (2692)
 都合ナルミさんが朝日カルチャーセンターでの俳句講座は順調で、受講生の皆さんからも評判がよいようです。受講生の横井一夫さんからメッセージが届きました。昨日(26日)に初めて吟行に出かけたとのことです。吟行先は犬山で、やすし句碑前の写真も添えられています。カルチャー出身の伊吹嶺会員が成長されるのをお聞きするとうれしく思います。(隆生)

5/26(土)、朝日カルチャ-センタ-名古屋教室(都合ナルミ先生指導)のメンバ-で犬山へ吟行にいってきました。今回ナルミ先生の発案で5名(ナルミ、耕太郎、紘和、節子、一夫)の参加でした。吟行は初めての人ばかりでしたが、ナルミ先生の案内でまず内藤丈草別れの岩(護岸のコンクリ-トに埋もれていた)を見学。続いて木曽川沿いに散策。「ほらあそこに子燕が」となごやかに歩く。
 そして目的の名鉄犬山ホテル前の綾子、やすし両先生の句碑を見学。若竹(今年竹)、苔の花、小梅などナルミ先生の視点はどんどん動く。俳材はどこにもあるよ、と教えてくれるようであるが、初心者の私は、句作に悩む。
 名鉄犬山ホテルのレストランで5名で句会。もちろん、ナルミ先生がトップであるが、昼食をとりながらの、俳句談義は楽しい。
 初めての吟行であるが、天気もよく、緊張感のある半日であった。写真(4名しか写ってませんが・・・。)を添付します。(横井一夫)



24.5.26 夜 (2691)

 8日間留守にしました。お忍び旅行のつもりが、近所に
も皆さんにもバレてい
ました。 お土産は買いませんでし
たので・・・・・すみませ~~ん! 土産話なら沢山出来る
と思いますが…・
 その間に日食の話題で盛り上がっていました。いぶきネッ
ト仲間からの、その話題と沢山の写真で様子がよく分かり
ました。 有難い<いぶきネット>の仲間です!

 この「落書」のページも部長さんを始め皆さんで盛り上げ
ていただきました。や
はり「落書」はアップする側より、読
む方が楽しですね。(アップの係も有難いのですが・・・・)

 スペインは今 経済危機とか、デモとかで話題になっていましたので、心配しましたが、現地ガイドさん曰く「スペイン人は誰1人として俯いて歩いている人はいませんでしょ。 彼らは深刻には思っていません。明日はどうにかなると考える国民です。デモなんていつもどこかでやっていますよ。」旅人を安心させる言葉かと思っていましたが、あの青空と、食事の量と、ダイエットに無縁な体格を見ていると、だんだんガイドさんの言葉が納得出来るようになりました。   写真は、王宮広場でトランペットを吹いている黒人です。 他にも街角で、ギターやアコーデオンを弾いている人を見かけました。 物乞いの老人も複数見かけましたが、どの人の前にも小銭が少しだけ入った小箱が置いてありました。 
 明るくて大らかな感じで素敵な国のようですが、私は、真っ白なご飯と梅干のある国が好きですね。(孝子)

       ・晩菊やピカソにありし青の時      林翔

       ・ゲルニカの前立ちつくす冬帽子    中川禮子

 HP俳句会の選句結果をアップしていただいています。 今月の高点句は、さんせんさん(名古屋市)の「幌少し下げて立夏の乳母車」と、 岩本さん(横浜市)の「囀りや耳たぶ厚き仏たち」でした。お二人には、「伊吹嶺」5月号を送らせていただきます。 おめでとうございました。(孝子)                                                 

   

24.5.26 (2690)
 今日は「伊吹嶺」編集会議でした。そろそろ「伊吹嶺」創刊15周年記念号の内容が決まりつつあります。毎月の編集会議の企画とダブって行いますので、15周年記念号は早めの原稿依頼するものもあります。皆さんに原稿依頼が届いた場合はよろしくお願いします。
 いつものようにいぶきネット句会幹事の樹炎さんからお便りを頂きました。写真も樹炎さんから頂きました。
 その他、どなたでも結構です。上の「メッセージをお待ちしております」をクリックして、どしどしお便りを下さい。(隆生)

いぶきネットの皆様

   「憂き我をさびしがらせよ閑古鳥」  芭蕉

 今朝の散策に聞く、遠郭公、しきりに鳴く時鳥・・・湿りの多い渓谷の景です。
 渓流沿いに白煙を流す炭窯、燃やす物は椚や楢、生竹で鼻を突く独特の匂いが谷を下ってきます。昨夜の雨で瀬音が激しく負けずに河鹿が声を張り上げていました。下流は堰を越す水の速さ・・・

 田植え時期を向かえますね。皆さんの辺りは如何でしょうか。(樹炎)

   「ほととぎす啼いて雨滴が粗くなる」  細見 綾子

   「郭公や男手に盛る朝の飯」      斉藤 節


24.5.25 (2689)
 この落書欄が重くなってきましたので、いつものように4月までを保存ページに移しました。4月以前の落書は上記の ”<<12年前半保存の落書へ”をクリックして入って下さい。

 ところで「伊吹嶺」15周年記念行事の一環として、『伊吹嶺季寄せ』を作成中で、いよいよ最後の校正の段階に入りました。現在、出版部を中心として、校正、編集メンバーも加わって、最後の追い込みです。今年の「伊吹嶺」創刊15周年記念俳句大会までにはなんとか間に合わせようと皆さん頑張っています。感謝、感謝です。今日の模様について、校正に参加した範子さんからメッセージを頂きました。(隆生)

「伊吹嶺」創刊十五周年記念の事業の一つ、『伊吹嶺季寄せ』の校正がいよいよ終盤にさしかかりました。今日は栗田主宰をはじめ、季寄せ出版部、校正、編集のメンバー18名が集まり、午前10時から午後4時過ぎまで、索引を中心とする校正をしました。知らなかった副季語にたくさん出合い、日本語の豊かさをあらためて知ることができた一日でした。出版部長の丹羽さんは毎回一番遠方から、ゲラ原稿をキャスター付きのキャリーバッグで運んできてくださいます。今日一寸持たせてもらいましたが、手が痺れそうなくらいとっても重かったです。この重みが『季寄せ』の重みなのだなあと思いました。    Noriko 


24.5.22 (2688)
 毎年、5月第3日曜日が檀一雄の「花逢忌」だそうです。昨日、一雄の亡くなった福岡市の能古島で花逢忌の行事が行われるそうです。いぶきネット句会幹事の樹炎さんの福岡から近いのでしょう。樹炎さんから次のようなメールを頂きました。写真も友人から頂いたそうです。

いぶきネットの皆様

小説「火宅の人」などで知られる作家、檀一雄の 「花逢忌」が毎年5月の第3日曜日に能古島で開催されます。
 檀一雄、没後30周年・生誕100年にあたり、 檀が亡くなるまでの約2年間を過ごした福岡市西区の能古島で 福岡や能古島に縁が深い文学者・檀一雄をしのぶ「花逢忌」が開催されました。 長男太郎さんの息子さん達と長女の檀ふみさんの参列のもと、 記念碑の前で、献花や献酒、合唱で故人を偲ばれたそうです。

 能古島在住の友の通信便りより。写真も拝借いたしました。   樹炎

檀ふみさんも参加

ところで檀一雄の忌日を何故「花逢忌」と呼ぶか知りませんでしたが、最晩年の句で〈モガリ笛いく夜もがらせ花ニ逢わん〉の句があり、能古島に句碑があるそうです。しかし檀一雄が亡くなったのは1月2日ですが、5月第3日曜日に何故花逢忌が行われるかは知りません。どなたかご存じの方はいませんか。(隆生)

   花の昼火宅静まりかへりたり   鈴木みや子


24.5.21夜 (2687)  金環日食
 今日、ネット仲間の皆さんに各地の金環日食の様子をお聞きしたところ、多くの方からメールを頂きました。雨で見えなかったところ、雲の合間に見えたところなど、いろいろな情報を頂きました。「伊吹嶺」のネット機能のおかげでしょうか。たちまち各地の情報が集まりました。情報をお寄せ頂いた皆さん、ありがとうございます。以下ランダムですが日食が早かった西日本からの東日本への情報を掲載します。皆さん、今日の感動の余韻を感じて下さい。(隆生)

 金環日食・・・福岡は小雨がばらついて、とても残念でした。
皆さんの辺りは観測出来ましたでしょうか。夫は大げさに(溶接用手持面)を車に、用意しているのを見て可笑しさが抑えられず大笑いしてしまいました。
 自動点滅の外灯や足元灯が灯って、これが金環日食のあかしとあきらめました。
次回の金環日食は18年後の30年6月1日に北海道地域で見られるとのこと・・・(八尋樹炎)

 広島では金環食は見られないと諦めテレビで見ようと思っていましたが   外に出ると、かすんだ空に陽が射してたのでうずうずしてきて、片鱗でもと、、、時間まで待ちました。専門のメガネも用意してなく、、
 恥ずかしながら急遽、主人はガラスにろうそくの煤をつけ、「わしらー、昔はこうして見よったんでー」「えっと見にゃーこれでもええんじゃけー」←広島弁
 私も、「見たさ」に誘惑され少し覗いてみました。もちろん三日月のままで移動していきました。生の感動に出会うのはかけらでも満足でした。(有井真佐子)

 彦根では、曇りがちの予報でしたが、朝からバッチリ太陽が見えました。
金環食の時間はほんの数秒でしたが、観測可能領域のはずれで見られるという部分的な途切れ(呼び名忘れました)も見られ(たような気がし)ました。
ネットで買った日食眼鏡も充分に働いてくれて満足しました。木洩れ日も美しい三日月型が見られました。(浜野秋麦)

 私は、俺は日食なんぞには興味はない、と非国民的な言葉を口走っていましたが、玄関に出てみたら木漏れ日の日食を見つけ、おお!日食だ日食だ!と騒ぎはじめ、思わず写真を取ってしまいました。(松井徒歩) 右は徒歩さんの写真。

 朝のいつものウォーキングの時間と重なり、東の空を見上げるように海岸沿いを歩きました。まわりは遮光メガネの人たちが同じ方向を見上げています。この風景もなかなかで、ウォーキングの歴史の中で初めての出会いでした。(カメラの持ち合わせもなく残念!)
三河三谷の漁港近くになって、暗い雲間から三日月が見えた!ちょうど一灯さんの写真に近い感じでした。一瞬でしたが、三人のおばさんたちは飛び上がって喜びました。路地から飛び出してきたご夫婦は「見えました?明るくなったから飛び出してきたけど、残念・・・」う~ん、朝のウォーキングの効果、こんなところにもありました。(内田陽子)

 静岡は曇の予報で半ばあきらめておりましたが、今朝目覚めたら青空が半分、雲との合間に太陽がありましたので、早起きして太陽グラスをポケットに近くの土手をウオーキング、時々雲がかかったりもしましたが、黄金のリングをほぼ完璧に眺めることができました。かなり長いあいだで3~4分はリング状だったように思います。冥途のおみやげができたと夫も大感激でした。(磯田なつえ)

 みなさん 世紀の日蝕いかがでした。国立は雲がかかりましたが よく見えました
 遮光板を買いに行った時は3日前 本屋、文房具や売り切れでした!!
 一灯はいつも雪山などで肉眼で太陽を仰ぐこともよくあって雪盲(雪目)にもなりませんでしたので、肉眼で挑戦。
 写真も特別な仕掛けもせずPLフィルターだけで撮ってみたら添付のように映りました
 まあ 記念にはなりますか。
(中野一灯)

 今朝は金環蝕がありました。皆さんのところではご覧になれたでしょうか。私は、近くの川辺で子供達と見ていたのですが、蝕が始まって冷たい風が吹いてくると、鳥が盛んにおかしな飛び方をしていました
 添付の写真は携帯で撮ったもので、あまりきれいではありませんが・・・・。ピンホールカメラの原理で、木漏れ日に映る太陽も見ることができました。
(渡辺慢房)

以下は一灯さんと慢房さんの写真です。

一灯さんの写真

慢房さんの写真

 
 文京区は曇りの予報だったのであきらめていましたが予報に反して雲は少なく、しっかり見ることができました。(日食グラスを買っておいてよかった!)
 金環日食もすばらしかったですが、私は金環木洩れ日に感動しました。
 金環になったときは少し気温が下がった気がします。太陽の力ってすごいですね。(関根切子)

 今朝の北佐久は晴れ渡り、日食観察にもってこいでした。
 運よく手に入った太陽観察グラスで、右上から欠けていく太陽を見始めたのが6時20分、約1時間半ほどの天体ショーを飽かず眺めていました。
 金環になったかどうかの微妙なところでしたが、辺りが不思議な薄暗さになり、森の鳥や鴉の鳴き声がいつもと違うように感じました。(高橋幸子)



 ところで昨日のNHK俳句で徒歩さんの句が入選されましたが、早速徒歩さんから、感想が寄せられました。皆さんの是非外部への投句など挑戦を願っています。ちなみに「お見合いは一回きりの経験。お相手は今の一人目?の妻です。」とのことです。(隆生)

 お褒めの言葉有難うございます。
 NHKから連絡を受けた時は有頂天になって少々はしゃぎすぎましたが、冷静になってみますと写生句ではないし兼題ということもあって確信的な句ではないので戸惑っている部分もあります。
こつこつとやっているとご褒美もあるものだなと素直に喜んでいますが、これも句会の刺激と主宰をはじめ皆様のご指導の賜物だと思います。これからもよろしくお願い致します。(徒歩)


24.5.21朝 (2686)
 今日は世紀の金環日食の日でした。私の三重県では、部分食が始まった時は青空でしたが、金環食に入るにつれ、雲が多くなりました。それでも雲の薄くなる時は、金環食がバッチリと見えました。雲に覆われたり、薄くなったりして、約30分ベランダで見つづけて首が痛くなりました。

 皆さんの地方では日食の状態はいかがでしたか。上にある「メッセージをお待ちしております」をクリックしてご連絡下さい。私はこれから仕事に出かけますので、夜には皆さんの情報を掲載したいと思います。
 お待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。(隆生)

24.5.20 (2685)
 毎週、NHK俳句を見ているのですが、今日はネット仲間の徒歩さんが入選されていました。

  岩岡中正選
 
   お見合の二人つきりの牡丹かな   松井徒歩


 徒歩さん、おめでとうございます。選者は「緊張感と不安感の場面設定がよいですね。牡丹がよい役割を演じていますね。」と評されていました。徒歩さんは昨日のネット仲間のメーリングリストの中でも「学ぶというよりも、俳句の頭から尻尾まで楽しむつもりでやっています。」と俳句を楽しんでいます。

 ネット仲間がこうして外部に対して活躍されるのはうれしいことです。「伊吹嶺」の会員もどしどし外部に挑戦されることを期待しております。

 ところでいよいよ世紀の金環日食が明日に近づいてきました。名古屋周辺は曇の予報ですが、少しでも雲の合間から見たいと期待しております。いぶきネット句会幹事の樹炎さんから、大きなてるてる坊主の写真が届きました。(隆生)

 
 明日はいよいよ待ちに待った、金環日食ですね。
 
「金環食みんなで祈ろうお天気を」・・・・です。
 
 てるてる坊主でも揚げようかと空を見上げたら・・・
なんと熱気球は我が家の裏にポッカリと浮いて近づいてきます。
 例年この時期に、佐賀大学のクラブが練習しています。立派なてるてる坊主です。
 お天気を期待しております~~~。
 
                           樹炎


24.5.19 (2684)
 いつも落書の話題がなくなった頃、いぶきネット句会幹事の樹炎さんからタイミングよく話題を提供して頂きます。以下は樹炎さんからのメッセージと写真です。

いぶきネットの皆様

  「灰皿も硝子にかへて更衣」   吉屋 信子

麦刈りも済み、山里の遅い田植えが始まりました。
蟇蛙のおたけびと春蝉の声、緑雨の頃の風情です。
移り行く季節を感じています。

「梅雨に入る前の緑雨の頃が大好き」・・・私の言葉をさえぎるように、昔、専業農家の友はこの緑雨の時分になると「なんとなく落ち着かないのよ」刷り込まれた田植えが、心を騒がすのだそうです。

お天気を気にしながら、更衣をはじめました今年は節電対策を考えています。皆さんは如何ですか。(樹炎)
 なお写真は樹炎さんの北九州の情景でしょうか。


 吉屋信子というとずいぶん懐かしい名前です。既に樹炎さんから、この落書の5月9日に新聞小説のコピーを送って頂きました。デビューが少女小説でしたので、つい少女小説作家という先入観がありますが、ずいぶんと問題作なども書いていました。
 ただ私はどうしても俳句関係のことを思い出しますが、皆さんは「底のぬけた柄杓~憂愁の俳人達」の短編集をご存じでしょうか。若い頃昭和39年版で読んだもので、今手元にあるものでは、昭和54年版の朝日新聞社文庫に10篇11人の俳人達が書かれています。その執筆対象俳人は薄幸な俳人の生涯を意欲的に掘り起こし、温かい目で描いた短編集です。特に女性俳人に対して特別な思いで書いているのが共感します。タイトルの「底のぬけた柄杓」は尾崎放哉を描いており、先月東京の隅田川を吟行した時に句碑を見た富田木歩も「墨堤に消ゆ」として描かれています。
 ちなみに今検索しますと、朝日新聞社文庫は絶版になっており、現在は講談社文芸文庫として、「鬼火・底のぬけた柄杓」として初版の11名の俳人でなく、わずか3人の俳人のみが掲載されているようです。初版本を読みたいなら、根気よく古書店でネット検索する必要があるようです。一度この機会に吉屋信子の俳人に対する視点を見てみませんか。
 なお吉屋信子は当初「鶴」に投句、その後「ホトトギス」で虚子にも指導を受けていたようで、特に〈初暦知らぬ月日は美しく〉は虚子や汀女から誉められていたようです。私は読んでいませんが、『吉屋信子句集』もあります。(隆生)
  
   恋すれば言葉少しソーダ水       吉屋信子句集より
   羅や花火見に立つ裾さばき
   背なの子をゆすりて母の氷水
   蚊帳釣りて険しき世をばへだてたり
   夏帯にほのかな浮気心かな


24.5.18 (2683)
 いつもこのページの落書は孝子さんが書いていらっしゃいますが、孝子さんは今日からご主人とスペイン旅行です。目的はピカソのゲルニカを見るためだそうです。いかにも絵画が好きな孝子さんらしいですね。さしずめフルムーン旅行と言うことでしょうか。
 「いぶきネットの四季」については、順調に皆さんから原稿を頂いています。5月の第2弾として、渡辺慢房さんから、〈黄の薔薇を活け病室を明るくす 栗田やすし〉の句の鑑賞を頂き、掲載しました。慢房さんは栗田主宰の句から母上の思い出を書いていらっしゃいます。ずっと花を携えては、病気の母上をお見舞いに行った思い出です。一つの句から自分に引き寄せた思い出はいつまでも残ると思います。ましてや母上のことであれば忘れるわけにはいかないでしょう。じっくりと鑑賞して下さい。慢房さん、ありがとうございました。
 なお「いぶきネットの四季」には【こちら】から入って下さい。(隆生)


24.5.17夜 (2682)  自然と親しむ吟行会
 遅くなりましたが、昨日の自然と親しむ吟行会は盛況に終わり、吟行会模様をアップしました。吟行記は内田陽子さんに書いていただきました。おかげで当初の予定をはるかにオーバーして、90名もの多くの方に参加して頂きました。初めての試みで心配していましたし、天候も気になっていました。栗田主宰からの今回の吟行の意義について紹介して頂きました。また最後の講評の時に、昼食弁当もよかったと予期しないおほめも頂きました。今回の吟行会は俳人協会の環境委員会の動きも考慮して「伊吹嶺」としても環境を考えた何か行動が出来ないかと考えた結果の吟行会でした。皆さんには1日楽しい吟行会となったか気になるところですが、第1弾の行動としては、よかったのではないかと自画自賛しています。
 その上吟行会の準備は13名のご協力を得て、準備期間が足りない中、順調に進めることが出来ました。特に野島さんには同僚、先輩方のボランティアガイドさんにも手配して頂いて、園内案内をして頂き感謝しています。他の幹事メンバーにもそれぞれ自主的に動いて頂き、幹事グループの結束力も発揮できました。最後に当日参加して頂いた伊吹嶺会員の皆さんにお礼の言葉を述べさせて頂きます。
 なお吟行会模様はトップページの写真をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)


24.5.17 (2681)
 昨日の吟行会の公園の 青葉若葉が まだ眼裏に残っています。

 徒歩さんから 写真をいただきました。徒歩さんは火曜日が仕事のお休みの
ようで…・ ご夫婦で出掛けられました。(孝子)

 今日(16日)は吟行会、合評会とご苦労さまでした。
写真は京都大田神社の杜若と葵祭が中止になった御所です。
葵祭が中止になったことは分かっていましたが、四条烏丸から高倉通を歩き、
京都文化博物館の「ろうじ店舗」で喜んでいた妻でしたが、御所に着く頃には
雨もあって歩き疲れてすっかり機嫌が悪くなっていました。この御所の良さが
分からないとは何たることかと思いましたが、俳句どころではなく・・・妻の機嫌を
直すべく急遽水族館へ向かいました。(徒歩)
    うちゑみて葵祭の老勅使    阿波野青畝 
    桐の花葵祭はあすとかや    河東碧梧桐

    大学も葵祭のきのふけふ    田中裕明





24.5.16 (2681)
 今日は、待ちに待った(?)「自然と親しむ吟行会」が行われました。天気にも恵まれ、多くの皆さんの協力もいただき 順調に会を進める事が出来ました。 担当のインターネット部や お手伝いをいただいた皆さんは、今頃疲れが出ている頃ではないでしょうか? 
 吟行会の詳しい様子は、後日 内田さんが 書いてくださいます。お楽しみに!
写真左は、90人参加の会場風景です。右の写真は、今日の主宰の特選をいただかれた、岡野敦子さんです。

    赤松の芯のさみどり風渡る    岡野敦子


 今、チャットによる いぶきネ   
ット句会の 2日目が終わりま
した。今夜は、21名の参加で
活発に意見を出し合いました。       
 滋賀県米原の「鍋まつり」
(季語・夏)を初めて教えてい   
ただきました。 ネット句会で
は、各地の皆さんが参加され
ていますので珍し話題があり
ます。
 
 今日は、俳句三昧の有難い1日でした。(孝子)


24.5.15 (2680)
 今(10時20分)チャット句会の1日目が終わりました。 20名の仲間で、
意見を出し合いました。 新しい仲間の参加もありましたが、そのHさんは 
きっとドキドキしながら、画面とにらめっこをされていたのでは・・・・と思い
ます。Hさ~~ん すぐに馴れますよ。   

 いよいよ 明日は「自然と親しむ吟行会」です。 会場は、愛知県で万博
が開かれた あの公園です。 あの時の喧騒が嘘のような 広々として、静
かで 緑が美しい公園に戻っています。 大いに自然と親しんで来ようと思
います。
 
 徒歩さんが 写真を送って下さいました。 愛知県は、芭蕉の句碑を
思いがけない所で見つける事が出来ますね。 (孝子)

 5月8日に名古屋市西区浅間町の鴫塚を見てきました。「かも塚」だと思っ
ていましたがよく見たら「しぎ塚」なんですね。

     「刈跡や早稲かたかたの鴫の声」 芭蕉

以前話題になった映画「いそしぎ」のイソシギはこのシギの仲間なんです
ね、意外なところで芭蕉とつながりました。(徒歩)


24.5.13 (2679)

 いぶきネットの皆様   合評会のお知らせ

 母が我が家に移植してくれた著莪と蛍袋の花が、
今満開です。

今日は「母の日」ですね。毎年この時期は、しみ
じみ母を恋しく思います。

元気だった母と、鶯の声に新茶を注ぎ、柏餅を頬
張った濡れ縁は、心のふくらむ一時でした。
 皆さんの「母の日」の思い出は如何でしょうか。

裏にある溜池を対岸から写してみました。たたな
ずく新緑の背振山、福岡県と佐賀県との分水嶺です。「落書」でご覧下さい。

  「花アカシア散りこむ水の田へ急ぐ」  荏原 京子

  「庭下駄にえごの花つけ戻り来し」  巽  恵津子 

   さて、合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日
      午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
      伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎

       
 「自然と親しむ吟行会」が近づきました。 係全員、手落ちは無いかとドキドキ・・・・そして 待ち遠しくてワクワク・・・複雑な気持ちでいます。  (孝子)


24.5.09 (2678)
 いぶきネット句会の幹事さんから、珍しい(懐かしい?)写真を送っていただきました。 樹炎さんは 宝箱をお持ちかもしれませんね。 有難うございました。(孝子)

いぶきネットの皆様    選句締切りのおしらせ
  
 関東地方にお住まいの皆さん竜巻の被害は御座いませんか。今までに経験のない不気味な低気圧・日本の気候も変わって来ました。

 一昨日、福岡は久しぶりのお天気に恵まれて、祖母の虫干しをしてみました。古箪笥の底に昭和12~15年の古新聞を見つけました。セピア色で、破れもひどいのですが、懐かしい「吉屋 信子」の連載小説「女の教室」・挿絵がなんと「岩田専太郎」です。つい、時間のたつのを忘れて、しばしのタイム-スリップを楽しみました。写真を「落書」に添付してみます。時代の見える新聞です。

  「時鳥いくども鳴いて雲厚し」  栗田  せつ子

  「浮き易き麦とぎ混ぜて夏に入る」 平野 文子  

     さて、明後日5月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
                                                (八尋 樹炎)

















24.5.08 (2677) 今日は重要なお知らせがあります
 今日は、愛知同人句会でした。皆さん、詩情のあるよい句を発表されていました。それにつけても我が詩情の乏しさを実感させられます。

 ところで来週の5月16日(水)に予定されている「自然と親しむ吟行会」が間近に迫ってきました。今日出席の同人の皆さんには、説明しましたが、出席予定の皆さんにお願い事項などをお知らせします。

1.「伊吹嶺」3、4月号には、地球市民交流センターへの集合を午前10時としていますが、午前10時には、開会したいので、それに少し余裕を持って集合をお願いします。受付時間は9:30~10:00までです。
2.会場の愛・地球博記念公園へのアクセス方法がよく分からないとの質問がありました。
 会場までの地図は次のHPをクリックして下さい。
  http://www.aichi-toshi.or.jp/park/park(HP)/morikoro/accesse/index.html
 
また「愛・地球博記念公園駅」まで、公共機関利用の方については次の時刻表を参考にして下さい。
「愛・地球博記念公園駅」を下車しますと、すぐ目の前が地球市民交流センターです。
 
▽リニモ  平日は約7分おきに運行
藤ヶ丘駅発(6駅 13分間乗車) 愛・地球博記念公園(大人片道 340円)
 845  852  859  906  913  920       

▽リニモ
八草駅発(2駅 3分間乗車) 愛・地球博記念公園(大人片道 160円)
 853  900  907  914  921  928

愛知環状鉄道 新瀬戸駅発
①新瀬戸 845 ~ 八草 854
②新瀬戸 900 ~ 八草 910

愛知環状鉄道 岡崎方面から
  蒲郡~岡崎(JR東海道本線)
 岡崎~八草(愛知環状鉄道)
①蒲郡 741 ~ 岡崎 752
  岡崎 759 ~ 八草 847
②蒲郡 813 ~ 岡崎 823
 岡崎 831 ~ 八草 918

 また車で行く方は、HPのアクセス地図を参照して下さい。北入口の駐車場が地球市民交流センターに一番近い駐車場です。
 あとは当日の天候を祈るばかりです。

次に「伊吹嶺句会」のお知らせです。「伊吹嶺」5月号には、句会日が5月13日(日)となっていますが、正しくはいつもと同じ第3日曜日の5月20日(日)午後1時が正解です。間違いのないようにお願いします。(隆生)


 この「落書」は、国枝部長さんと2人で担当しています。 偶然 同時にアップする事もあります。今日は、タッチの差で、私が遅れを取りましたが、折角苦労(?)して写真まで載せましたので、話題がダブりますが、2段になります。 

 右の写真は、我が家の菩提寺の仏生会です。1か月遅れの5月8日に 本堂の中に飾られています。 右下の写真は、今日の句会の様子です。 左から、下里編集長 ・ 我等が国枝部長 ・桜井愛知同人会長 ・ 主宰です。


 今日の午前中は、5月16日に行われる「自然と親しむ吟行会」の用意の手
伝いで、担当の皆さんで集まりました。 皆さんで知恵を出し合い、準備は順
調に進んでいます。 後は、良い天気になる事を 祈ることでしょうか。 
 午後は、愛知の同人句会でした。 51名の参加で、「伊吹嶺」の写生句を
しっかり 学びました。 以下 心に残っている主宰の言葉の一部を紹介します。
   
    ・・・・・・ある意味で、<俳句は言葉探し>と言える。 皆に共感を得る
   表現でなければいけない。・・・・・・ いくら思いが籠っている句でも、読
   み手が自分の体験として 享受出来る句でなければいけない。・・・・

 今日も、先輩の佳句を沢山読ませていただきました。「何時まで
経っても、大先輩の皆さんには、追いつけないなぁ~~~」と、実
感しました。 とても有難い句会です。
以下 今日の好評句です。(孝子)
  
  ・惜春の夕日ふくらみつつ落つる    梅田葵

  ・

24.5.06 (2676)
 5月のHP俳句会は、5日までの投句を アップしていただきました。 締め切りは、
5月15日の夜 9時です。  「伊吹嶺」の即物具象の俳句を 実感していただけます。
ご参加くださ~い。

 毎週 日曜日の中日新聞には、 ☆歌壇俳壇 のページがあります。俳壇の選者は
我らが主宰 栗田先生も担当されています。 今朝も、「伊吹嶺」の仲間の作品が選に
入っていました。 特選・入選の皆さま おめでとうございます。
 未だ投句された事のない皆さ~ん! 参加されませんか? 栗田先生のの選を受け
る事で、俳句の基本中の基本の写生句を実感出来るのではないでしょうか。上位三席
には、賞が頂けます。  以下、応募の詳細です。(孝子)

 選者を一人選び、毎週 はがき1枚<複数応募と二重投稿不可)に2句まで。 

    右端に選者、左端に名郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記
    送り先 〒460-8511  中日新聞文化部 俳歌壇係へ


24.5.05 (2675)
 「いぶきネットの四季」のページに、私の「牡丹」の文章を載せて頂き
ました。 部長さんが、校正やレイアウトをしてくださっています。感謝 
感謝です。   
 下里さんは、著書『綾子先生輝いた日々』の中の<牡丹の項>で、
子供の頃は、豪華豊麗に満ちた牡丹が子供の心には重すぎたのか、
その美しさを素直には受け入れる事が出来なかった・・・・・と書いて
おられます。
 綾子先生の牡丹の句<107句>は 読み応えがあります。機会が
ありましたら、是非! 

 以下 範子さんから 早速メールをいただきました。

・・・・・若いときは牡丹と芍薬の区別も出来なかったのですが・・
見れば見るほど牡丹は花の女王ですね

 振り返って私は・・
牡丹は家になく芍薬は夫が植えたのですが元気がなく・・
母の名前は百合子でしたが何処からか種がとんで来て1本咲きます・・
父母とのつながる花は何だろう?色々考えましたが出てきません・・
私が古里と繋がるのは蜜柑の花でしょうか・・
実用向きの花ですね☆-(^^)v   (範子)



 今日は子供の日ですね。 写真の上は、岐阜県・重要無形文化財の郡上本染(藍染)の渡辺さんの作品です。私には高価過ぎて・・・・店先で、写させていただきました。 
 下は、鯉の図の藍暖簾です。鯉は勢いのある魚なので、縁起が良いとか・・・・・少し色褪せて良い色合いの暖簾です。(孝子)



24.5.04 (2674)
 
5月に入って、今は牡丹の花盛りです。牡丹と言えば、なんと言っても細見綾子先生の牡丹の句が思い出されます。先生の牡丹の句のあまりの多さに圧倒されます。その中から孝子さんが「いぶきネットの四季」コーナーで、〈白牡丹讃え讃えて母との刻〉の句を鑑賞して頂きました。綾子先生の牡丹の句に触発されて、自ら牡丹を植えていらっしゃるようです。今日、孝子さんから「いぶきネットの四季」の原稿が届きました。これを読むには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。なお右の写真は「いぶきネットの四季〉に掲載した牡丹です。
 ちなみに私は綾子先生の句では、〈むらぎもの牡丹を七日見つづけて〉〈老ゆことを牡丹のゆるしくくるなり〉〈鑑真と母に終りの牡丹かな〉などが好きです。(隆生)


24.5.03 (2673)

いぶきネットの皆様    投句締切りのお知らせ
 
 「柱のきずはおとどしの五月五日の背くらべ」・・・
 
時代は変わっても端午の節句には我が家の子供達は背くらべを
 
してきました。ゆったりと時の流れる時代だったのでしょうか。
 
主宰に男子のお孫さんが誕生されました。おめでとうござい

ます。お名前のように元気なお子でありますように。
 
 伊吹嶺・三月号主宰の掲句に
 
  「春の城姉となる子と手をつなぎ」栗田やすし
 
  「伊集咲くや赤ん坊の名は竜乃介」栗田やすし
 

 大型連休も後半ですね。今日から福岡では「博多どんた
く」で賑わいます。
 
皆さんの辺りは如何でしょうか。交通事故にご注意下さい。
 
さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎)

 写真を添えて、各地の便りをいただきました。

上の写真は 樹炎さんから 玄海島の鯉のぼりです。

真ん中の写真は、徒歩さんからです。4月29日にお知らせ
をした徳源寺へ あの後で行ってこられたようです。

下の写真は、横井さんからの以下のメールに添えられていました。(孝子)

 
 名古屋市熱田区の白鳥公園近くのヒトツバタゴを見学してきました。毎年5月の今頃が見ごろです。道路の両側に1キロも花が続いてます。 雪が降ったようで、新緑に白さが眩しいくらいです。
別名、ナンジャモンジャですが、江戸時代に名古屋の本草学者が犬山近くで発見したのがはじまりです。全国的にも、愛知、岐阜が自生地で有名ですが、歳時記に、あまり見当たらないのはなぜでしょうか。
 
近くの寺(白鳥山法持寺)に芭蕉と山岡荘八の句碑があります。こあたり、歴史と植物散策によいところです。横井)



24.5.01 (2672)
 家に居ながらにして、ゴールデンウイークを、楽しませていただい
ています。 俳句仲間や、友人から、写真が届きます。 友人は、ヨ
ットの上から届きました。慢房さんからは、もう自宅に戻られて・・・
花行脚ですね。   
 慢房さんのメールは、いつも お酒の話題で締められています。
美味しそうですね。 慢房さ~ん 明日はどちらへ?   

 こんにちは。慢房です。

 自宅から車で10分ほどのところにある、茨城県ひた
ちなか市の国営ひたち海浜公園では、見晴らしの
丘の
ネモフィラが見ごろとのことなので、ぶらりと寄ってみま
した。

 視界いっぱいに広がるブルーの丘を見ていると、なん
だか別の世界に来たような感じになります。丘の上まで
登ると、眼下には太平洋が広がり、海と空とネモフィラの
それぞれの青がハーモニーを奏でます。

 秋になると、この丘はコキア(箒草)とコスモスで真っ赤
にそまります。それもまた感動的にきれいなので、
毎年何度もこの丘を訪れます。丘を見上げつつ飲む、一
杯の生ビールがこたえられません。(慢房)

 5月のいぶきネットが 始まります。 皆さんの協力で、滞りなく進んでいます。 いぶきネット句会HP俳句会の投句も始まっています。 皆様 お忘れなく! (孝子)

           ・地酒手に八十八夜よろこべり    木下覚

          ・人訪うて人をつれ来し五月かな   新田祐久



24.4.30 (2672)
 今 桜前線は、<みちのく>を 通過中!
今朝9時に 慢房さんから 写真が届きました。(孝子)


 今、福島県の三春の滝桜を見
に行ってきました。樹齢千年以
上。昨年の地震で枝が折れたりし
たそうですが、今年も見事な花を
咲かせていました。

 朝4時半にいわきの実家を出て、
5時半に到着。まだ渋滞にはなっ
ていませんでしたが、すでに駐車
場は満車に近い状態でした。道
沿いの土産物店もほとんど開店し
ています。

 観桜料は300円ですが、6時前は無料で観桜コースに入れます。もう日は出ていましたが、あいにくの花曇か黄砂のせいで日の影は朧でした。
 三春という地名は、梅・桃・桜が同時に咲くことから来ていると言われています。 梅は見かけませんでしたが、桃、連翹、山吹などもきれいに咲いていました。

 一時間ほど周囲を散策し、8時前には実家に戻りました。 帰ってから花見酒(朝酒)をちょっとだけやってます。GW様々です。(慢房




24.4.29 (2671)
 世間では、連休・連休と言って、観光地が混み合っています
が、家に居るのも良いですね。 近所の会社が休みで、町内が
静かになりました。テレビでは、内容の濃い(?)特集番組に出
会う事もあります。 庭の草抜きにも、ベストシーズンです。まだ
蚊の心配もありませんし、草も強く根を張っていません。
 そして・・・・・多分?急に「今から行くからね」と電話をしてくる孫
達の家族を、心待ちにしている連休になると思います。

 今月「伊吹嶺」に入会された横井さんから、写真と共にメールを
頂きました。紹介の徳源寺は 我が家から車で30分ほどで行け
ます。草抜きは明日にして、出掛けてみようかと???(孝子)

 4月に伊吹嶺に入会しました横井といいます。
いつも季節感ある「落書」を愛読させていただいております。 名古屋市東区の徳源寺の桐の花が満開ときき、今日さっそく行ってきました。10Mほどの高木は2本あり、枝のさきに上向きに花が連なって咲いていました。青空に紫色が溶け込んで、なんともいえない美しさです。
 
 桐の花は、軽く湿気を通さないことから高級木材として家具につかわれますが、私自身、初めてこの花をじっくりみました。丁度、満開で一部花びらが散りはじめましたので、見ごろはあと数日だと思います。
 
  
桐の花竹かごを編む前に落つ  細見綾子
 
                      写真を添付いたします。横井一夫)
 
       
   ・遠ざかるほど花桐の色深し  下里恵美子     ・釈迦の前音立て落つる桐の花   梅田葵

   ・花桐へ雨しきりなり荷風の忌   矢野孝子    ・蟻もぐる散りしばかりの桐の花   山下智子

   ・花桐の透き間の空のやはらかし  福永京子        以上5句「愛知の俳句散歩」  <徳源寺>より     



24.4.27 (2670)

   いぶきネットの皆様    投句・選句・締切りのお知らせ

  雨上り風の匂へる若葉かな・・・ですね。
 
 青嵐も過ぎ田水に映る鯉幟が朝日に輝いて、平和をかんじます。
 近くの鎮守に藤を見に行きました。咲き揃った藤棚がまるで、ずらりと並ぶお地蔵さんの緞帳のようです。躑躅も満開になりました。
 明日から、大型連休が始まりますね。昨年は何となく自粛していたイベントも、海外旅行も盛んのようです。皆さんのスケジュールはお決まりですか。

   「千枚田水満ち足りて藤の花」 前  孝冶
 
   「青空に尾を触れ合へり鯉幟」 加藤 節子
 
   さて、投句締切 5月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
      選句締切 5月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切
 
 投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
                  連休のため、早目のお知らせです。)(八尋 樹炎) 
                                                  
 
 

  右の写真は、樹炎さんが送って下
 さい ました。








  朝日カルチャーセンター・俳句教室の講師 都合ナルミさんから メールが届きました。 (孝子)
 
 朝日カルチャーの俳句教室は、 4月25日 無事、新学期を終えることがが出来ました。前期より続けられる方や新規の仲間と、俳句の基本である 即物句を学んで行こうと・・・・・身の引き締まる思いでいます。「落書」等々で いろいろ助けていただき感謝します。(都合ナルミ)


24.4.26 (2669)
 いぶきネット句会の添削例を 添削コーナーにアップしま
した。参考にしていただけたら、嬉しいです。ご覧ください。     

               
 右の写真を、こころさんが送って下さいました。 皆さん!
あけびの花(写真左)と むべの花(写真右)の違いをご存
知でしたか?
<柊屋>の郁子の実の写真が、23年10月23日のこの
ページ(落書)に載っています。(孝子)

   負ふた子や通草の花に手をのべる   松瀬青々

   異人館郁子の花垣高くして     山田節子



24.4.25 (2668)
 昨日の吟行記を 早速 内田陽子さんが 送ってくださいました。
内田さ~~ん  有難うございました。
 写真は、壬生寺で求めた <焙烙せんべい>の裏表です。壬生狂言は、残念
ながら撮影禁止でしたので、 せめて煎餅でその雰囲気を!
 下の写真は、句会風景です。窓1面に 美しいお庭が望めましたが・・・・投句
締切に追われて、それどころではありませんでした。(孝子)

 昨日までの雨空を振り払うように、今年一番のあたた
かい日和となった4月24日、ネット仲間の京都「壬生
狂言」吟行会が行われました。 日中は汗ばむほどの気
温の上昇のなか、16名の会員の皆さんには新しい感動
と発見を求めて、大いに盛り上がった吟行会となりまし
た。
 京都丹羽口駅での集合の10時、初めてお会いする方
々との出会いは、ネット仲間ならではの醍醐味です。自
己紹介のあと、かつては茶屋町として賑わった島原界隈
を散策しながら、揚屋として現存する角屋(今は角屋も
てなしの文化美術館)の見学。50畳の台所が当時の繁
盛振りを物語っていました。
   
   金継ぎの角屋の絵皿花は葉に      佳子
   艶めきし揚屋の門の八重桜       ゆうこ

 一時間ほどの見学のあと、置屋の輪違屋(見学は出来ません)を過ぎ、大門を抜けて
壬生寺へ。
   
   壬生寺へ辻を数へつ春日傘       未草


 開演一時間前というのに、狂言を観る人の長い列。早速前もって手配された弁当をいただき、壬生狂言の観覧席へ向かいました。壬生狂言は壬生寺で演じられる無言劇で、大念仏狂言の一つです。700年の歴史を持ち、重要無形民族文化財に指定されています。
時間の都合上、「焙烙割」のみの観賞でしたが、演じる地元の方々の熱い思いに感動しました。
  
   固き席ゆづりゆづられ壬生念仏     徒歩
   焙烙割音絶え京の春深む        哲半

 壬生寺をあとに、梅小路公園内の「緑の館」にての句会はあっという間の2時間半でした。
選句あとの選評では皆さんから活発なご意見がでて、今日の吟行が皆さんにとって新たな感動を生んだことを確かめたようで、大変うれしく思いました。 皆さんが外へ目を向けて、体中で感じる感動はきっと上質な感動となることでしょう。皆さんのご健吟をお祈りして今日の報告といたします。              (陽子)  



24.4.24 (2667)
 今日は、いぶきネットにご縁のある方々で、壬生狂言
吟行会を行いました。 16名 皆健脚で… 島原から壬
生寺まで 歩きました。天気も良く、八重桜は、我々の為
に散るのを待っていてくれたような気がしました。
 
 写真は、島原・角屋の「網代の間」です。 有名俳人が   
毎年 蕪村忌に俳句会を開かれて、ここで記念撮影を
されるお座敷です。 皆、有名俳人の気分で!

 参加された皆さ~ん 無事に帰宅されましたかぁ~~。

 今日の詳しい事は、後日このページに載せていただ
きます。(孝子)
 


24.4.22 夜 (2666)
 そろそろ「十五周年記念賞」の事が気になり始めました。
もう 応募を済ませた方もあるようですが、 皆様! 作品(気
持ち)の準備は出来ていますか?
 俳句の部の締め切りは、6月末日 ・ 文章の部は、7月末日   
です。 今年は、例年の「伊吹嶺賞」と違い 記念賞ですので、
今までに「伊吹嶺賞」をいただかれた方も、応募出来るそう
です。 (文章の部も俳句の部も 応募可能です。)
 今年の記念賞は、レベルの高い内容になりそうですね。
皆さん 頑張りましょう! 
  応募の原稿用紙のサイズはA4版に 今年から変わりま
した。
 
  HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、
     詩音さん(福岡)の「苗札の文字のをさなく並びをり
     田村さん(鈴鹿市)の「梁高き島の牛舎やつばくらめ 」 でした。
        おめでとうございました。 賞品の伊吹嶺4月号を送らせていただきます。(孝子)    

  この写真も、千元さんから送っていただいた 横輪桜です。


24.4.22 (2665)
 「俳句四季」5月号が届きました。 今月は、下里さんが
選者です。 「伊吹嶺」の仲間の作品も選に入っています。
 入選・秀逸の皆さ~~ん おめでとうございました。
その 下里さんから、 メールをいただきました。
 
  若葉が美しい季節となりました。つい昨日まで桜の開花を待ち
こがれていたと思っていたのに、季節の移り変わりは早いですね。
   中日新聞の夕刊では「この道」との標題のもとに各界の著名
人がそれぞれの今日までの道程を自由に綴られています。
 昨年末から瀬戸内寂聴さんが担当されていますが、お読みに
なってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。寂聴さんの場合
は自伝ではなく 平塚らいてふの 「青鞜」 に始まる女性史を、ご
自身の綿密な取材をもとに、実に丁寧に興味深く綴られていて
読み応えがあります。 ことに平塚らいてふ、伊藤野枝、大杉栄を軸とした人々の関係は漠然と知ってはいたものの、驚きの連続で夕刊を開くのが楽しみでした。ところが伊藤野枝が恋の勝利者として書かれる頃から、私にとってその内容は些か烈しすぎて、読み継ぐのが少しつらくなってきています。 特に恋愛に関する内容は重すぎます。誰もが真剣に正直に生きたんだなと思うのですが…。 連載はもう少し続くことでしょう。人生勉強のつもりで読んでいこうと思っています。それにしても 寂聴さんの筆の力は凄いです 。( 言わずもがなのことですよね)
    
                                               (下里美恵子)

 写真は、三重県の 岩本千元さんが 送ってくださいました。 隠れ里と言われている 伊勢市横輪町の景色です。 桜は、横輪桜と言い 花弁が重なって重量感のある花だそうです。(孝子)


24.4.21 (2664)
 壬生吟行会が近づきました。今日、係の方々から 案内・名簿・電車
の乗り換えの時刻表・壬生狂言のあらすじ 等々を配信していただきま
した。 16人のメンバーで、楽しく 実りある吟行会になると思います。
 参加を予定されている方で、まだ 以上の案内が届いていない方は、
坪野さんに問い合わせてください。
 

 写真は、19日の続きの徒歩さんの写真です。 碧梧桐の句碑ですが、
両面に 文字が刻まれています。写真の面は、碧梧桐の句で 西方駒
ヶ岳の眺望を詠まれた 「西駒は斑雪して尾を肌脱ぐ雲を」です。 
 裏面は、高遠の商人広瀬省三郎(俳号・奇壁)の句で、仙丈嶽を詠んだ
「斑雪高嶺朝光鶯啼いて居」です。(孝子)



24.4.19 (2663)
 
 最近の いぶきネット仲間のメールは、花見の話題で盛り上がっています。   
各地の桜の情報を居ながらにして知ることが出来ます。
 写真は、長野県飯田市の元善光寺近くの石塚桜だそうです。 徒歩さん
が、16日に行って写して来られました。 高遠は、16日はまだ蕾だったよう
です。


 「俳句四季」の投句締切は4月20日です。 綴じ込みの投句はがきを
お持ちの方は、参加されませんか? 今月の投句分は・・・・我らが「伊吹
嶺」の編集長・下里さんの選を受ける事が出来ます。明日が締め切りです
のでお急ぎください!  (孝子)

 


24.4.16 (2662)
 静岡支部で総会が行われました。 支部長の磯田さんが、
写真と共に、当日の様子を知らせて下さいました。(孝子)

 4月14日(土)番町市民活動センターに於いて第2回総会
と吟行句会を行いました。
総会は型どおりの議事の後、「伊吹嶺」15周年記念事業につ
いての経過や今後の予定など同人総会の報告及び合同句集「一
番茶Ⅴ」の発行計画について審議いたしました。


 総会に先立ち午前中静岡市の中心にある「駿府城公園」周辺
を吟行(雨の予報だったので数日前からそれぞれに吟行された
方も)、総会後句会を行いました。参加総数37名。
 
高得点句  盤石に万朶の桜連隊碑       山田 悦三
      洞深き千年の樟芽吹きをり     漆畑 一枝
      花吹雪浴ぶる下校の一年生     中村修一郎
 
 「駿府城公園」は家康が晩年の九年間を過ごした城の跡で周辺にはゆ
かりの見どころがあり、6~8日まで大御所花見行列や夜桜乱舞など静
岡まつりも行われていました。(写真上)
 
高得点の悦三さんの句は城址に置かれていた静岡三十四連隊の記念碑を
詠んだもの(写真中)
(写真下)は、一枝さんの句の大樟で家康が度々散策の折木陰で憩わ
れたところとされています。           (磯田なつえ
 
 
 HP俳句会の投句を締め切りました。 選句結果は、4月20日頃になると
思います。 お楽しみに!(孝子)


24.4.15 (2661)
 俳人協会愛知支部の総会でした。
今年は、愛知支部の30年周年でもあり、この支部へ
貢献された方々が、 感謝状や功労賞をいただかれ
ました。 主宰も そのお1人でした。右の写真は、主
宰が代表で挨拶をされているところです。

 講演は、藤本安騎生さん(運河・晨 同人)が「深吉
野の風土と俳句」と題してお話をしてくださいました。
 「風土とは、自然と、歴史に培われた時間を言う。
風土に挨拶をして、風土の中で人の温もりが伝わる
句を詠んで行たい」と、述べられました。
 深吉野(東吉野村)は、原石鼎の名句「淋しさに又銅
鑼打つや鹿火屋守」をはじめ、多くの石鼎の作品が誕
生した地である事を始めて知りました。
 
 俳句大会では今年も 多くの「伊吹嶺」の仲間が入選をされました。その一部を紹介します。

  大会賞 ・ 大伊吹晴るる兆しや春田打    福田邦子

  秀逸 ・ 乾くことなき三寸の甘茶仏       田畑龍

  加藤耕子特選   
        一筋の春水千の田をつなぐ      篠田法子

  愛知支部の大会では、5回続けて「伊吹嶺」が大会賞をいた
だいているとか・・・・・  嬉しいですね。

 その後、「伊吹嶺句会」の仲間と 名古屋駅前のロシア料理の
店<ロゴスキー>で合流をして、カリンカ句会が開かれました。
 11名の参加で盛会でした。
 写真は・・・・部屋が狭くて、写真に皆さんがうまく納まりませんでしたが、乾杯の
ワインで皆さんの頬が染まっています。(孝子)




24.4.13 (2660)  いぶきネットの四季(能郷の猿楽)
 毎年、今日は根尾の能郷で猿楽が上演される日です。昨年も訪れましたが、今年も出かけてみました。今年は曇っていましたが、猿楽には丁度よい暖かさでした。能郷白山は例年より残雪が多かったのですが、残念ながら曇っていたため、カメラ写りがよくありませんでした。
 昨年の写真をもとに「いぶきネットの四季」で沢木先生と栗田主宰の俳句を鑑賞し、思い出話などを掲載しました。【こちら】から入って下さい。写真は「いぶきネットの四季」にないキクサキイチゲ、黄華鬘、エンゴサクなどが見られましたが、そのうちキクサキイチゲ、黄華鬘を紹介します。(隆生)


キクサキイチゲ

黄華鬘


24.4.12 (2659)
 60歳を過ぎてから、同級生で集まる機会が増えました。 これは私だけではないようです。 多分、定年が過ぎた事と、思い出話が好きになる年齢に達した(?)からと思います。 昨日は、同級生で奈良に集まり、雨の桜見物をして来ました。 下の写真は、薬師寺です。縞模様の大きな建物は、修理中の東塔で、今度姿を見る事が出来るのは7年後になるとか。 左の大きな桜と 真ん中の小さな桜は、薄墨桜です。 もう散り始めていました。
 歴史を経た黒々とした建物に満開の桜が映えて・・・・古都らしい光景でした。

     ・桜咲きらんまんとしてさびしかる     ・今年また花時の過ぎやすかりし
                                                  以上2句  細見綾子


 HP俳句会の10日までの投句
を アップしていただきました。
投句締切は 15日の夜9時です。
何方でも参加いただけます。
              (孝子)


 



24.4.10 (2658)
 今日は愛知の同人句会でした。主宰は、挨拶の中で、「4月を新学
期と考えて、しっかり伊吹嶺の俳句を学びましょう」と述べられました。   今月は、特に先輩の皆さんの佳句に圧倒された感があり、大いに刺
激をいただくことが出来ました。 先輩の素敵な句に出会えるのは、
同人句会ならではで・・・・・・・・毎月楽しみです。

 今日の高点は、梅田さんの句でした。

  つばくらに広き空あり陶土谷     梅田葵

 
 8日に部長さんが このページに書いておられますが・・・・・・
「いぶきネットの四季」のページに、坪野さんが素敵な文章を寄せておられます。   
ご覧ください。 

   写真は、木瓜の花ですが、 「いぶきネットの四季」の写真と色合いが少し違います。ご近所
  の塀越しに写しました。(孝子)




24.4.08 (2657)
 先月から新企画として、「いぶきネットの四季」により、写真歳時記をスタートさせています。4月に入ってから、坪野さんに「木瓜咲くや怠け教師として終る やすし」を取り上げて、1句鑑賞や坪野さんの思い出も書かれています。坪野さんの木瓜に対する思いを鑑賞して下さい。このコーナーに入るには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。
 今後ともこの企画は続けていきます。皆さんには当季の俳句にふさわしい写真を募集しています。写真は特に植物に限りません。天文、地理の他、祭などの行事の写真などもお寄せ下さい。(隆生)

24.4.07 (2656)
 
いぶきネットの皆様   選句締切りのお知らせ

 まだ寒さの残る四月ですが 桜前線は確実に北上中です。
一斉に開花して散るソメイヨシノの傍らに、
大地に根ざす山桜が美しいですね。
 何年か前、深夜放送で聞いた、俳句が忘れ
られません。
   確か「薄化粧八十八の春なれば」・・
・しぼめる花の色なく匂う・・・
はっとした思いでした。日本の粋でしょうか。   
 
 皆さんご一緒に満月を眺めませんか。
満月の為、 早めのお知らせです。
 
今日から、綺麗な月が昇っています。
(満月は4 月 7 日19 時 31 分 )
 
    「花冷えの書庫へ螺旋の階下る」  栗田 やすし

  山の端をはなるる大き春の月」  滝沢  伊代次
 
 
     さて、4月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 
 瀬戸の陶土を掘っている山ですが、掘り進んで・・・・この光景を、我々俳人(?)は、<陶土谷>と詠んでいます。写真の右上は、採掘場の管理事務所と山桜です。 この桜も 陶土と一緒に掘られてしまうのかもしれません??(孝子)
 


24.4.05 夜 (2655)
 4月3日に お知らせしました、壬生狂言の続きです。 
2月17日にこのページで詳しくお知らせしましたが、改めて・・・・・
皆様 ご参加を お待ちしています。(孝子)

日にち   4月24日(火)

集合場所  JR山陰線(嵯峨野線)丹波口駅改札口 

集合時間  午前10時

参加費   3000円 当日徴収)

申し込み

坪野洋子 Eメール  tuboy@octn.jp
       ℡      0584-56-2338
       携帯電話  090-4165-7781
            
       申し込み締め切り  
4月20日(


    写真は句会の茶菓子です。 銘は、<初さくら>です。この和菓子屋のご主人も俳句を詠まれるとか・・・・  
  毎月変わる お菓子を味わうのも楽しみですが、銘も楽しみにしています。



24.4.05 (2654) 『炉火』出版記念吟行会
 
3月に伊吹嶺関東支部にて合同句集『炉火』が発刊されましたが、その句集出版記念の吟行会が昨日行われました。
関東支部の皆さんの他、愛知からも栗田主宰ご夫妻始め、7名、そして急遽長野から奥山ひろ子さんも参加の24名が集まりました。吟行は前夜の春嵐も過ぎ、抜けるような青空。浅草を起点に隅田川の左岸に沿って、3分咲きの桜を見ながら上流に向かって牛島神社、三囲神社などを歩き、木歩の句碑、勝海舟像など見ながら吟行しました。またすぐそばにあるスカイツリーがどこからもよく見えました。
 句会、昼食はスカイツリーの絶好のビューポイントである上総屋で行い、栗田主宰からは懇切丁寧な講評も頂きました。合同句集は発展しつつある関東支部の力の賜であり、今後、第2,第3の句集が期待されます。
 写真は桜を見下ろしているスカイツリーと上総屋前の全員集合写真です。(隆生)
   スカイツリー江戸の桜を見下ろしに  栗田やすし

桜三分から見たスカイツリー

スカイツリーをバックに全員集合


24.4.04夜 (2653)
 久しぶりに伊吹嶺HPのトップページの写真を春バージョンにしました。この作業はいつも栗田綾乃さんのご協力により更新しています。このトップ写真は根尾の薄墨桜です。今月の俳句の
老い桜枝張つて人寄せつけず  やすし」にちなんだものです。そしてその根尾よりもう少し奥に入ったところが能郷地区で、毎年4月13日に「猿楽」が演じられます。その時の沢木先生の俳句が「笛の音の一気に春を呼びにけり  欣一」です。昭和59年作で、句集『眼前』に収められています。この句の詳しい鑑賞は「伊吹嶺」4月号の表紙裏に清水弓月さんが書いていらっしゃいます。
   雪解風吹きぬく組立能舞台  沢木欣一
 そういえば以前はいつも能舞台は小屋の中に入れておいて、猿楽の時期になると、レール式で回転させる移動式舞台だった時があり、能郷白山に登山した時に見た覚えがあります。今は神社横に新しい舞台が作られていますから、沢木先生のような句は作ることが出来ません。(隆生)



24.4.04 (2652)
 皆様 昨日の嵐は被害はありませんでしたか? 記録破りの事が続きますね。
いぶきネット句会の幹事・樹炎さんからの お知らせです。(孝子)

いぶきネットの皆様   投句締切りのお知らせ
 
   さくら、さくら、やよいのそらは、みわたすかぎり・・・
 
 寒さで梅が咲き遅れた今年は梅と桜の競演です。
春はあけぼの・・・清少納言が空から眺めたらいつもと違う春模様に驚くでしょうね。昔、北海道に出かけた折に体験したような景色です。梅・桜・桃・連翹・雪柳・草花も待ちわびて、まさに、百花繚乱となりました。
  皆さんのお花見は、いつ頃でしょうか短い春を楽しんで下さい。
 
    「枝なかに夕べの雀初桜」  皆川 盤水
 
    「湧水に岸の桜の散りやまず」 栗田 やすし
 
             さて、 5日午後9時投句の締切りです。 
                 早めにお送りくださるようにお願いいたします。 
                                                                   (八尋 樹炎) 

       写真は いぶきネットの仲間の徒歩さんが送ってくださいました。絞り模様の椿です。



24.4.03  (2651)
 2月17日のこのページでお知らせしましたが・・・・・いぶきネット仲間
の呼びかけで 京都の壬生狂言を観る吟行会が行われることになりま
した。坪野さんが中心になって、着々と準備をしていて下さいます。 気
楽に参加させていただけそうなので・・・楽しみにしています。(孝子)
 
 青春18切符を使い、4月の24日にインターネット部で吟行予定の京都の
島原と壬生界隈に行って来ました。

島原西門辺りに紅梅が今を盛りと咲き、早咲きの枝垂紅桜も
二分咲き、いやが上にも京の旅心を掻き立ててくれています。

 先ずはJR丹波口から徒歩十分足らずの、島原の「角屋」
(すみや)からです。
江戸期に栄えた角屋は太夫を抱える唯一
の揚屋でした。
幕末の頃には諸大名をはじめ、西郷隆盛、桂小五郎、坂本竜馬などが利用。新撰組の近藤勇や芹沢鴨なども出入りし、その刀痕が柱に残っているところで、見所満載。

次は壬生狂言のおこなわれる壬生寺まで歩いて15分ほど。この道筋界隈は染物屋さんが多いところです。壬生は新撰組ゆかりの地で壬生塚や壬生屯所の八木邸などこちらも見所満載です。八木邸で通された和室は芹澤鴨の惨殺されたお部屋と聞き、びっくり!。八木邸前の御茶屋さんで壬生菜を練りこんだ屯所餅とお抹茶で一服。快い疲れが解きほぐされるような、おいしいお餅と抹茶でした。

4月24日(火)に見させていただく壬生狂言は ご本尊、延命地蔵菩薩に奉納する勤行とか。幕の内弁当も楽しみなこの吟行句会にご一緒しませんか。只今参加者14名です。HP俳句会やいぶきネット句会にご縁のある皆様 ご参加お待ちしています。

                            tuboy@octn.jp   坪野洋子

             ・ゆるやかに間なくひまなく壬生の鉦      鈴鹿野風呂

             ・席立てば席を盗られて壬生念仏        古屋秀雄


      
 写真は樹炎さんが送ってくださいました。 野のすみれを寄せ植えにされたとか・・・・
 


24.4.02 夜 (2650)
 犬山へ出かけました。成田山で車のお祓いを受ける
為ですが、帰りに主宰の句碑のある犬山ホテルへ寄る
事が出来ました。 細見先生の句碑の紅梅も、主宰の
白梅も、2 3輪の花が残っているのみで、すがれてしま
っていましたが、白梅は散った花びらがまだ瑞々しくて
美しい光景でした。
 句碑の辺りの桜はもう蕾が膨らんで、
2 3日暖かい日が続けば見頃になるでしょう。主宰の句
碑へ伸びた枝に、やっと一輪ほころび始めた桜(写真)を
見つける事が出来ました。

 上の写真は成田山から見た犬山城と伊吹山です。
右隅の白くもやもやしたところが 山頂の雪ですが、鮮
明に写すことが出来ませんでしたので、残雪の伊吹山
の雄姿を想像してみてください。(孝子)


       ・春雪を被し伊吹嶺に夕茜
   
       
・沈丁花伊吹の裾に母ゐます
                            
以上二句 栗田やすし句集「伊吹嶺」より    昭和47年作       


  
部長さんが、いぶきネット(「落書」)のややっこしい作業を いつも引き受けて下さいます。感謝 感謝です(孝子)


24.4.02 (2649)
 この落書のページが重くなりましたので、3月までは倉庫に入れました。3月までは最上段の「12年前半保存分の落書へ」をクリックして入って下さい。
 孝子さん、おいしそうな草餅ですね。私も食べたいのですが、メタボのため、食べるのを控えています。つらいことです。
 また新たにいぶきネット句会の仲間が増えました。どんどんと仲間が増えるのは、楽しい出会いがありそうでうれしいことです。(隆生)


24.4.01 (2648)

 4月に入りました。今日はいぶきネット句会に入会申し込みが
あり、素敵な俳句のご縁が出来そうで・・・・あれ?? 今日はエ
イプリルフール?大丈夫かなぁ~~~。

   薔薇色の塩ひとつまみ暑に耐ふる   大島知津
 
 「伊吹嶺」仲間の大島さんの句を、角川『俳句』4月号の題詠「耐」
のページで見つけました。なんと!石田郷子さんの特選です。 
大島さ~~ん おめでとうございました。

 部長さんから、3月30日に「いぶきネットの四季」のお知らせをしていただきました。文章は、私を始めとして尻込みする方が多いのですが、 勉強をする良い機会を与えていただけたと考えて、皆さんと頑張ります。 これから どんどん素敵な文章が登場すると思いますが、 皆さんのご意見も お聞かせください。
 以下 早速、徒歩さんから メールをいただきました。伊吹嶺4月号や 「落書」を読んでの感想でしたが、その1部分を紹介します。

・・・・・たまたま「俳句研究」の2007年四月号を読んでいたら棚山波朗のこんな記事がありました。
(長い文章なのでかなり端折って)
     「風」編集の仕事が終わるのはちょうど夕食の時刻。それまでに細見綾子が料理を
    作って用意してくださった。ほとんどが手作りのもので、綾子の料理について欣一は
    「料理は決して上手ではない。ただ素材を生かすのが得意だった」と述べている。

  至極の思い出をお持ちなのだなと思いました。(徒歩) 
 

 写真は、草餅です。お彼岸団子の米の粉が残っていたのを思い出して、蓬を摘んで来ました。丸い団子は、醤油を付けて焼き、平たい方は、黒蜜で食べました。かすかな蓬の香を楽しむことが出来ました。(孝子)


24.3.30 (2647) 
 3月より、「いぶきネットの四季」のコーナーをスタートしましたが、第2弾として孝子さんに「蕗の薹」、俳句は綾子先生の超有名な「蕗の薹見つけし今日はこれでよし」です。しかし単なる季語の説明でもないし、俳句鑑賞だけでもありません。旅行の思い出をつづりながら、珠玉の随筆を読んでいるようです。このコーナーに入るためには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。いきなり蕗の薹の項目には入ることが出来ます。(隆生)
24.3.29 (2646) 

 3月のいぶきネット句会報を配信していただきました。3月の行事は
これで終了しました。皆様の協力で、滞りなく終わりました。(孝子)
いぶきネット句会の皆様   選句・投句締切りのお知らせ

   日差しほど風まだ春になりきれずです。
今年の冬は本当に長く感じました。それでも庭に白木蓮と山茱萸が眩し
いばかりです。春は四季を通して
一番 沢山の花に出合えます。まさに
百花繚乱です。
そろそろ、桜の便りも間近です。皆さんの辺りは如何でしょうか。
 

  「みどり子の目に木蓮の空まぶし」  沢木  欣一
 
  「山茱萸の花の明るさ陶干し場」  亀田 英子
 

   さて、投句締切 4月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
      選句締切 4月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切  (樹炎)

      写真は一灯さんが送ってくださいました、菜の花と三椏の花です。
  

24.3.27夜 (2645)櫻井幹郎さんの色紙
 一昨日の同人総会の後日談です。当日の櫻井幹郎さんの挨拶の中で、生徒にユニークな心得を話していたことを紹介しましたが、話されている言葉が覚えきれなくて、お願いしたところ、昨日生徒のために書いた色紙を頂きました。リズムはよいのですが、非常に覚えにくい言葉です。でも何度もお経のように読んでいると、だんだん分かるようになりました。左側にその色紙を紹介します。皆さんもよく読んでそのリズムの良さを実感して下さい。なお右の色紙は小さくて読みにくいと思いますので、色紙をクリックして下さい。大きな色紙が読めます。それにしても櫻井さんは抽象画しか描かないと思っていたのですが、菩薩像のような具象画を見るのは初めてです。

今日の落書の以下に書いてあるように、今日は「自然と親しむ吟行会」の下見に愛・地球博記念公園へ出かけました。今日は幹事グループの12名の方に参加して頂き、下見のあと、吟行会のスケジュールと全員の役割分担を決めました。あとは当日の天候を祈るばかりです。写りの悪いのが私です。今日は花粉症対策モードです。(隆生)



24.3.27 (2644)

 『俳句四季』4月号の、話題です。  
 特集「今、結社に何が大切か」を興味深く読みました。
毎月楽しみの1つは、浅井愼平さんの表紙の写真です。写真を
生かす為に情報文字が少なくされスッキリとして、1枚の写真
として見ても素敵です。 
 もう1つ楽しみなのが・・・・・我々も参加(投句)する事の出来
る「四季吟詠」のページです。 我らが編集長の下里美恵子さ
んが選者です
ので、参加されると良いと思います。 綴じ込みの
はがきに3句投句と選者を指定下さい。 締め切りは 4月20日
ですので お忘れなく!

 国枝部長さんがこのページで何度も知らせて下さいました「自
然に親しむ吟行会」は5月16日に行われます。 今日は係の仲間
で、会場となる愛知万博の跡地<愛・地球博記念公園>へ打ち合わせを兼ねて 下見に出かけました。 皆さんの知恵を出し合って、吟行会の骨格が出来ました。 後は吟行会を成功させる為に 皆さんで頑張ります。写真は、今日の 下見に参加された皆さんです。(孝子) 



24.3.25 (2643)  伊吹嶺同人総会
 今日は同人総会でした。 参加者58名で盛会でした。 最初の栗田主宰の挨拶ではいろいろな提起をなされ、一つ一つが重要な課題と受け取りました。 栗田主宰は「伊吹嶺で各支部体制を作ったのは成功したと思う。②最近関東支部から合同句集を出版されたが、今後とも合同句集の発刊が続いてほしい。③同人は「伊吹嶺」内部だけでなく、俳壇全体の外部に向けた発信をしてほしい。角川賞に挑戦することものその1つだと思います。④伊吹嶺インターネットは創刊15年で確実に発展してきている。今後、5年、10年を見据えた活動をしてほしい。⑤「風」組織が大きくなったときのように、「伊吹嶺」も同人会報を出す時期に来ているのではないか。」などと具体的なお考えを示された。
 第1部の総会では、 規約やその他の議題がいろいろありましたが、やはり1番の話題は、新人賞と秀句賞でした。 以下の3名の方々です。皆様 おめでとうございました。

   新人賞   玉井美智子さん

   秀句賞   市川正一郎さん   集合は駅の海側夏つばめ

           山本玲子さん     蝌蚪一つ黒き紐より泳ぎ出す

 特に市川正一郎さんが秀句賞を受賞されたことは、非常に感銘を受けました。正一郎さんが生きていらっしゃるうちにこの朗報を聞いて頂きたかったと思います。

 第2部は、俳句会でした。 2句投句 5句選で、「伊吹嶺」の即物具象の俳句を学びました。 以下 主宰の入選10句です。(投句番号順
   
  ・砂掻いて軍鶏高鳴けり芽吹晴    中野一灯
  ・うららかや庇を伸ばす仏壇屋     関根切子
  ・児が蒔けり風より軽き花の種     矢野孝子
  ・縁切の絵馬や貴船に残る雪     牧野一古
  ・西行忌雲より淡き昼の月       利行小波
  ・涅槃会のパステル色の餅焙る    長崎眞由美
  ・摩天楼見霽かす土手つくし摘     角田勝代
  ・一輪の梅に連衆賑賑し        小長哲郎
  ・戻り寒母に灯せる絵らふそく     倉田信子
  ・師の句碑へ影ちらつかせ囀れり   武田稜子


 第3部は懇親会でした。 皆さんは、日頃 お会い出来ない仲間と親しく話をすることが出来、和やかな会となりました。 各支部長の挨拶のうち、櫻井さんの挨拶がユニークで感心しました。「やらんならんことをやらんなら・・・・」と結構長いメッセージを頂きましたが、全部を聞き取れなかったので、後日ご本人から色紙あたりを頂きたいと思いました。
 以下は今日の写真です。とにかくインターネット部は早いのが取りえです。(孝子、隆生)


 なお話は変わりますが、今日の同人総会に時間を頂いて、5月16日実施予定の「自然と親しむ吟行会」についてもお知らせをしました。 この落書や「伊吹嶺」3月号でお知らせしましたが、あっという間に定員の60名を超え、70名も超えて、新たにもう1会場を予約して参加可能人員を増やしました。最終的に90名で打ち切りたいと思います。ただ現在もまだ参加希望が届いていますので、今後の参加希望者は キャンセル待ちとしたいと思います。 こんなに大きな反響があるとは思いませんでした。非常に申し訳ないのですが、物理的、時間的に句会を行う限度人員がありますので、ご理解ください。(隆生)
 

同人総会会場

栗田主宰の挨拶

句会模様

会場を変えて懇親会(宗敏さん、孝子さん)

懇親会会場

乾杯の朴水さん

ユニークな挨拶の櫻井愛知支部長

栗田主宰と上杉さん、河原地さん

栗田主宰と丹羽さん

ベテラン(美恵子さん)と新鋭(切子さん)

朝日カルチャー講師となったナルミさん

20年若くなった中山さんの閉会挨拶



24.3.24 夜 (2642)
 朝日カルチャーセンター名古屋の、俳句講座のお知らせです。 
  
 去年 栗田主宰から引き継がれて「伊吹嶺」同人の都合ナルミさんが、
俳句講座の指導をされています。 4月の受講生の募集をされています。
俳句を始めようと迷っておられる方、はじめの1歩を踏み出しませんか? 
              
   ・開講日   第4週(水)    18:30 ~ 20:00

   ・自由題 3句を1週間前までにカルチャーセンターへ提出

   ・申し込み 問い合わせ  名古屋市中区栄3-4-5 スカイル10階
                    ℡ 052-249-5553

 <百里の道も一歩から>です。 俳句の基本を学びませんか。
                                         

   3月のいぶきネット句会の添削例を添削コーナーにアップしましたので、ご覧ください。
  お役に立つと
嬉しいのですが…・(孝子)


24.3.24 (2641)
 3月22日の<百里の道も一歩から>の話題の続きです。

 静岡支部より 毎月会報を送っていただいていますが、今月は
「号外」も一緒に送って下さいました。
 「号外」は、もちの実句会40周年記念号です。 <もちの実句
会のあみ>が、 細かく記されていて、40年の歴史がよく分かりま
す。 句会のメンバーの方々は 思い出等を寄せておられ、富谷春   
雷先生が蒔かれた実が 大きなもちの木となったことの喜びが溢
れている内容です。
 現支部長の磯田さんは、あとがきで、以下のように書いておら
れます。
    ・・・・「もちの実」もいくつかの句会を生んだ。・・・・惜しまれ
    るのは、早くに富谷春雷師を失ったこと。めげずに継続でき
    たのは夏目隆夫氏、増田昭子さんの牽引力に依ると思う。
    早急の課題はやはり若い仲間への継承である。自分たちの
    得た充実感を一代で終わらせたくない。

 静岡支部は、3月で一番茶句会報が517号。 もちの実句会が40年。 地道に歩んで来られた立派な歴史をお持ちです。 静岡支部の皆様、おめでとうございます。(孝子)

  写真は、香嵐渓のかたくりの花です。 香嵐渓は、カタクリの群生地として、愛知県では有名な場所です。 5日ほど前には、ちらほらと咲き始めていました。(孝子)


24.3.23 (2640)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。今月の高点句は、愛知県の
松明さんの 「春光や大河を渡る送電線」でした。松明さ~~ん おめでとうござ
いました。 早速 賞品の「伊吹嶺」3月号を送らせていただきますので、住所をお
知らせください。(孝子)

      写真は、いぶきネット句会の幹事の樹炎さんが送って下さいました椿です。樹炎さんは、華道
    の先生でもあります。



24.3.22 (2639)
 「伊吹嶺」3月号の選後評の最後に 主宰は以下のように書いておられます。     

    新入会員の皆さんが積極的に投句されるのを嬉しく思います。  
   百里の道も一歩からです。夢を大きく持って作句を続けて下さる
   事を期待します。


 関東支部が、合同句集を出版されました。 <百里の道も一歩から>の言葉 
通りに、地道に「伊吹嶺」の俳句を学んで来られた結果です。 主宰の序文に
続き 28名の仲間の俳句が20句づつ載っています。 支部長の一灯さんは、あ
とがきの中で、「・・・・『炉火』発行を機に次なる一里塚に向かって 栗田主宰ご
指導の下、気を引き締めて楽しくさらに精進していきましょう。」と述べておられ、
皆さんのエネルギーが伝わって来ます。関東支部の皆様 ご出版 おめでとう
ございました。


 編集長の下里さんから、20日に続き、お便りをいただきました。 嬉しい話題です。(孝子)
 
   本日 (22日) 付け中日新聞朝刊の 「中日春秋」 に沢木欣一先生の 「山姥の目敏く土筆見つけたり」の句が取り上げられていました。今年の春先の異常気象を綴った内容で、土手を歩きながら土筆を探した筆者は、一本も見つけることが出来なかったとし、先の沢木先生の句を引用されたのです。  「 佃煮やあえ物などにして食べることが目当てだったら、目を皿のようにして探し出したかもしれない…」 と続けられた文章は、いい訳気味ではありますが、それ程に寒さが厳しいということですね。     とにかく沢木先生の句を見つけた嬉しさでまたまたメールをしてしまいました。       因みに私は今年、土筆を沢山見つけ、少しだけ摘みました。(下里美恵子)



24.3.20 (2638)
 今日は お彼岸の中日です。 先日、主人が国旗を買い替えました。国旗を売
っている店を探すのに大変のようでした。 瀬戸の町にも、隣町にも売っていなか
ったようで、名古屋まで出かけて捜したそうです。やっと見つけた1軒(?)のデパ
ートで買ってきました。 売り場は、スポーツ用品売り場の片隅にあったそうです
が、今日はその国旗が 我が家の玄関で陽射しを受けながら1日揺れていました。
日の丸って、つくづく良いデザインと思います。 勿論 日本の国も 良い国と思い
ます。
 「伊吹嶺」の編集長の下里さんから、メールをいただきました。下里さ~~ん 
有難うございました。(孝子)  

   毎朝10分から20分ほど草を引くことが最近の私の日課です。三月に入っても寒い日が続いていますが、庭の草は確実に育っています。暑くなる前に 今から少しずつでもとって後々に備えようという訳です。今朝は雨が降った翌々日、土の湿り具合が程よくて楽でした。からからに乾いた土では引きにくいし、雨の直後では土を払うのが面倒です。草を引きながら自然と無心になっている自分に気がつきます。草引きは案外自分の 性に合っているのかもしれません。
  父が元気な頃、庭の手入れは父が全てやっていました。日がな一日庭に出ている父を、狭い庭なのに随分長い時間をかけてやるな…くらいにしか見ていませんでした。田舎育ちの私は「こんな庭くらい簡単だ」と高を括っていたのです。父亡き後、庭の手入れは必然的に私の仕事となり、大変さを初めて知りました。そういえばこんな風にしていたな…   膝は痛くなかったのだろうか…  等々、父の仕草のひとつひとつが思い出されたのは、今日が彼岸の中日だからでしょうか。失ってみなければ分からない事って多いですね。(下里美恵子)



24.3.18 (2637) 
 今日は伊吹嶺句会でした。私は先月、欠席したのですが、今月はやや少ない参加でしたが、皆さん熱心な方ばかりの参加でした。「伊吹嶺」会員の皆さんにも5月16日の「自然と親しむ吟行会」の参加増募について周知しました。一寸参加人員が多くなり、幹事役としては、句会の進め方が大変だと思っていますが、なんとか成功させたいと思います。今夜の参加状況をお聞きしたところ、もう80名半ばまで届いているそうです。 この落書を読んでいらっしゃる方でまだ参加を決めていない方、個人単位でも結構ですから、矢野孝子さんに、E-mail、FAXなどで申し込んで下さい。
 右の写真は我が家の日向水木です。やっと咲き出した感じで春本番はまだまだですね。
(隆生)
24.3.17昼 (2636)   「いぶきネットの四季」のスタート「いぶきネットの四季」 こちらをクリックして下さい。
 この度、伊吹嶺HPの新しい企画として、「いぶきネットの四季」というタイトルで、楽しい写真歳時記コーナーを新設しました。写真歳時記と言っても単なる季語の解説ではありません。季語の解説は一般の歳時記にまかせ、このコーナーは季節の写真とそれに関する俳句、そしてその俳句鑑賞または思い出、季語にまつわる体験談など自由な発想で随筆風にまとめます。
 執筆者は「伊吹嶺」インターネット部同人、会員、そしてそのネット仲間などが随時交代して書きます。このコーナーに入るためには、トップページの左側にある「いぶきネットの四季」をクリックして入って下さい。また今日は【こちら】から入って頂いても結構です。
 またこの落書を読んでいらっしゃる方からの季節の写真の応募をお待ちしております。「いぶきネットの四季」のページの上段にあるポストマークをクリックして応募して下さい。
 ちなみに第1回の3月の写真は牡丹の芽をこころさんから提供して頂きました。右の写真がそうです。
 皆さんの一人でも多くの方の閲覧をお願いします。(隆生)



24.3.17 (2635)
 HP俳句会の投句をアップしていただきました。選句結果は 20日過ぎと思いま
す。 お待ち下さい。   

 3月のチャットによる合評会が、終わりました。 これから、添削や 会報の作成に
向けて、皆さんで頑張ります。(孝子)
 
   写真は 一灯さんが送って下さいました谷保天満宮の梅です。 白梅には青空が似合いますね。


24.3.16 (2634)
  12日の落書で、愛・地球博記念公園にて、「自然と親しむ吟行会」について、申込みの定員が60名のところ、70名に達しましたので、予約を打ち切らせて頂きますとの発表しましたが、あちこちから申し込みたかったとのご意見が多く、栗田主宰と打ち合わせた結果、70名に限らず、さらにもう1会場(体験学習室)を予約しました。この2つの会場は1つに統合できますので、大会場として利用できます。従って参加人員に十分余裕がありますので、さらに参加受付を行います。参加ご希望の方は矢野孝子さんへ申込みをお願いします。なお3月号の案内では、ハガキまたはE-mailとしていましたが、FAXにても申込み受付します。この件については、25日に行われる同人総会にても説明致します。各句会指導者の皆さん、一人でも多くの参加を呼びかけて下さい。なお吟行会の概要をもう一度、下記に紹介します。

  吟行会名称:自然と親しむ吟行会
  目的:「伊吹嶺」として、環境をテーマとして開催された愛・地球博記念公園にて自然観察会をかねた
      吟行会を行う。
  日程:第2体験学習室に10:00まで集合~自由吟行、句会、披講、講評~16:00解散
  募集人員:90名程度(先着順)
  申込先:矢野孝子さんまでハガキ、FAX、E-mailです。ハガキ、E-mailは3月号を参照して下さい。
       E-mail:takako_yano@ibukinet.jp
       FAX番号:0561-82-2422
  申込み締切:4月15日(募集人に達した時点で締めきります)
  世話役:インターネット部   問合せ先 国枝 隆生


以上です。多くの方の参加をお待ちしております。(隆生)

24.3.12 (2633)
  「伊吹嶺」3月号で会員の皆様に お知らせしましたが・・・・
今年の5月16日(水)に愛知県の 愛・地球博記念公園に於いて『自然と親しむ   
吟行会
』を開催します。 国枝部長さんの発案で、環境問題を考えて自然観察
を兼ねた吟行会です。 申し込みは 出足が早くて、 定員に達しました・・・と
言うより・・・オーバーしましたので締め切らせていただきます。
有難うございました。 係一同 嬉しい悲鳴!です。                                          

 HP俳句会の投句(10日まで)を アップしていただきました。投句締切は15日の夜9時です。
何方でも参加いただけます。 (孝子)

   写真は庭の手洗鉢です。薄氷に藪椿が閉じ込められています。


24.3.11 (2632)
 今日は頼まれて ある会の集まりに参加しました。 私の気持ちは、主催者の
思いと少し違っていたかもしれませんが、知らない世界のお話は 興味深い部
分もあり 参加して良かったと思いました。 観客席1万人のホールを眺めなが
ら、去年の今頃(3・11)は これ以上の方が亡くなられたと・・・・・今日は(特
に)、何事も震災の事に重ねて考えています。 亡くなられた皆様の ご冥福を
お祈りします。

 静岡支部長の磯田さんから、写真を添えてお便りをいただきました。静岡の皆
さんの<元気!>が伝わって来る内容です。(孝子)
 
もちの実句会は40周年を記念して、3月11日   
静岡支部会員に呼びかけ
記念吟行句会を行いまし
た(30名参加)。会場は当地《新間》で  
  
  ♪みどり吹く風 あたたかく  やなぎ芽をふく 源田川
  さくら花咲く 月ケ谷に   まなびやの窓 懐かしく
  新間よいとこ わが里よ
 
 ♪わらしな川の せせらぎに  うたものどかな 四方の山
  はさみの音も さわやかに  八十八夜の 空はえて
  新間よいとこ わが里よ
 
 と里人の詠んだ自然豊かなところで、中勘助記念文学館や畳敷きの谷津教会も近くにあります。
 午前中 三々五々吟行、大震災の犠牲者、先月急逝された句友白鳥光枝さんの霊に黙祷の後 句会を行いました。
   記念句   顧みる四十年や姫辛夷      矢野愛乃 
   高得点句  ものの芽の力溜めゐる尖りかな  吉田明美
         牛を見て見つめられけり春うらら 西川満寿美
         老桜の蕾かたしや震災日     山田悦三
 
 挨拶で愛乃さんは、こんなに長く続けられたのは、俳句俳句と言わないで、子育てを詠み、
生活の近辺にあるものを買い物の道すがら詠み、紙と鉛筆さえあれば・・・ という信念をもってやってきたからだと言われました。
 なお、もちの実句会40年のあゆみをまとめ「一番茶句会報号外」として発行いたしました。                                    (磯田なつえ)
 


24.3.8 (2631)
 漱石の「草枕」の一節に、菜の花の事が書かれています。 

     ・・・春は眠くなる。猫は鼠を捕らえることを忘れ、人間は
    借金のある事を忘れる。時には自分の魂の居場所さえ忘
    れて正体なくなる。ただ菜の花を遠く望んだときに目が覚
    める・・・・・・
 
 漱石は、菜の花が、好きのようですね。私の街でも咲き始めま
した。 満開になるのももうすぐです。 細見先生の句集「桃は八
重」にも最初の昭和5年から昭和12年まで、菜の花の句がよく出て来ます。 細見先生も菜の花がお好きだったのかもしれません。それとも、療養生活の長かった先生ですので、丹波の村の菜の花を眩しく眺めておられたのでしょうか? 
 写真は、早咲きの満開の菜の花に雀が群れています。雀が乗っても菜の花が傾いたり 茎が撓つていないのに驚きました。雀は案外軽いのでしょう。 風は少し冷たいのですが、長閑な風景でした。 (孝子)

       ・雨上り少しみだれし花菜かな       ・菜の花のおぼろが空につゞくなり

       ・菜の花がしあはせさうに黄色して            以上三句細見綾子句集「桃は八重」より




24.3.8 (2631)

 HP俳句会の5日までの投句をアップしていただきました。 何方でも参加いただけ
ます。締め切りは、15日の夜9時です。

 以下、いぶきネット句会のお知らせを、幹事さんからいただきました。 

 いぶきネット句会の皆様    選句締切りのお知らせ

  啓蟄も過ぎ、春の足音が聞こえて来ました。
近所のお寺の鐘を目覚ましにして散歩に出かけます。待ち侘びた梅の花が満開になり、あの気高い香りが良いですね。田雲雀がさかんに鳴いています。 鶯の声すがすがしく谷に響いて・・・ 
しとしとと、傘が要らない日が少なかった九州は早目の「菜種梅雨」のせいか、藪椿が満開で楽しい散歩になりました。
 
  ●  お天気が良ければ今夜は満月です。ご覧下さい。 

      「板塀や梅の根岸の幾曲り」 正岡 子規 
 
      「蜜欲りて鵯逆さまに花椿」 堀  古蝶
 
  明後日3月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。
 
    
 上の写真は、<アカバナマンサク> です。テレビのニュースで見ましたが、皇后さま
が天皇さまのお見舞いに 御所のお庭の この花を持参されましたね。 写真の花は、
隣町の森林公園で6日に写しました。
 下の写真は、樹炎さんが送って下さいました。
なんと!満開の梅です。  (孝子)




24.3.6 (2630)
 いぶきネット句会3月の投句一覧を配信していただきました。 今頃会員の
皆さんは、選句を始めておられると思います。 今月は、新しい仲間を迎えて
句会が始まります。 

 徒歩さんが 修二会の写真を送ってくださいました。 良い場所から見られま
したね。 (孝子)

 5年前に初めてお水取りの見学をしました。 二月堂の舞台で、さあ何処で見学しようと迷っているうちに、入退場差止めになって閉じ込められてしまい舞台での見学です。
 幾つか句を作ってあちこち投句した記憶があるので調べてみましたら、そんなにまずい句とは思いませんが随分と背伸びして作っているなと感じました。(徒歩)


   ・荒行の息さへ静か修二会僧     山田弘子

   ・つまづきて修二会の闇を手につかむ   橋本多佳子

   ・朝雀修二会の火屑くはへ飛ぶ    栗田せつ子




24.3.3 夜 (2629)
 女性は お雛祭をいつまでも楽しめます。美味しそうな写真を送っ
ていただきましたが、明日では、賞味期限が切れてしまいそうで
すので、今日中にアップさせていただきました。
 上の写真は、お婆ちゃんになりたての範子さんの作品(?)
です。 下の写真は、ベテランお婆ちゃんの樹炎さんのお寿司
と お手製の紙雛です。 皆様のご協力でカラフルなページに
なりました。  感謝 感謝です。(孝子)

http://www.youtube.com/watch?v=YORBK20mX74


いぶきネットの皆様    投句締切りのお知らせ

 春の長雨が続きました。木の芽雨でしょうか。
まだ、舌たらずのウグイスが鳴いて春を教えます。
寒さが厳しかったせいか、暖かい春が待ち遠しく感じます。
 
  今日は、おひな祭りですね。
 
[あかりをつけましょ ぼんぼりにお花をあげましょ
桃の花
五人ばやしの 笛太鼓今日はたのしい ひな祭
り]
 サトウハチローが昭和10年、妻と別居中の娘に
豪華な
雛飾りを贈り喜ぶ娘を見ているうちに歌詞が出
来た由。
我が家は、決して贅沢でなかった母の甘い桃色の寿司
を作って
みました。皆様の近況は如何でしょうか。
  
さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
                    (樹炎) 


24.3.3 (2628)
 お雛様の話題で 今日まで繋げました。皆様 楽しい話題を有難うございました。   
今日は範子さんが <おこしもの>の写真を添えて送って下さいました。 その
下の写真は、玉井さんの娘さんの保育園の時(30年前)の作品です。大切にし
て来られましたね。(孝子)

 雛祭につながる思い出として楽しかったのは、祖母の家で「おこしもの」を作っ
たことです。愛知県の方はご存知だと思いますが、他県の方はいかがでしょう
か。熱湯でこねた米粉を木型で成形して蒸した、餅のようなお菓子です。母の
生家は歩いても五分のところにあったので、母も私もよく手伝いに行っては貰っ
てきました。木枠は、「鯛」「扇面」「松」「米俵」「飛行機」「自動車」「着物を着た
雀」「達磨」「竹の子」「おしどり」「打出の小槌」「巾着袋」があったことを覚えてい
ます。粘土細工をしているようで「おこしもの」作りは大好きでした。出来不出来
があり、鯛の尻尾が切れたり、色付けのセンスが悪かったりすると大笑い
でした。おこしものは軽く焙って砂糖醤油で食べます。 あの木枠、まだ伯
母の家にあるのでしょうか。今度訊いてみようと思います。(範子)

      ・古雛が古き顔して春に逢う    

      ・菱餅の二重ねなる紙包み     

      ・ひし餅のひし形は誰が思ひなる


  以上3句は、細見綾子句集「桃は八重」に載っている雛祭の句です。
3句探すことが出来ました。 1句目は昭和9年作、2句目と3句目は昭和13年作です。この句集は、細見先生の処女句集ですが、先生の代表作と言える多くの句が初めから載っています。
改めて 先生の才能を実感しました。
 今日は雛祭。 「桃は八重」と句集名だけで 雛祭に相応しく・・・手に取ってみました。(孝子)




24.3.2 (2627)
 いぶきネット仲間の有井さんが、 写真と共に お便りを送って
下さいました。 いぶきネットは いろいろな土地の珍しい情報
がいただけます。有井さ~ん 有難うございました。 (孝子)

 形態が対になっているお雛様とは違うかもしれませんが、初
節句の人形として三次人形を紹介します。三次人形は寛永の
(1633年頃)三次藩主、浅野長治が江戸浅草の人形師(森
喜三郎)
をつれ帰り歴史上の勇者や伝説上の人物の土人形を
作らせたのが始まりで家臣が一子もうける度にお祝物として、
この土人形を贈ったと言われています。その伝統は四百年も
の間継承され愛玩されてきました。

 広島の県北地方には旧暦三月三日の初節句に子供の誕生の喜びと健やか
に成長する事を願って男の子・女の子ともに人形を贈る風習が残っています。
種類も
天神さん・馬乗り義経・鯉だき牛若・熊上げ金太・寝牛のり天神・振り娘・桜
持ち・蓬莱
等。大衆の中に溶け込み地元では「でこ人形」と愛称され、かって
節句の時期には「でこ市」が立つたそうです。

 私も幼い時、三次(広島県北部)にある母の里でこれらの人形を見たことがあ
ります。母の家族は男の子三人、女の子四人、両親とで、九人の大所帯。農
家で生計も大変だったでしょうに「でこ市」に連れて行ってもらった話など聞い
ていました。楽しみが少なかっただろう田舎で色も鮮やかなお人形さんに出
会える「でこ市」。さぞ胸をときめかしたことでしょう。

今では病んでいる母、伯母だけになってしまいました。(真佐子)
                   


24.3.1 (2625)
 3月になったと思ったら、名古屋はいきなり今年最高の気温でした。気分的にはまだ冬籠もりですが、そろそろ新しい気分で俳句を作りたいと思っています。
 ところで気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、トップページに「いぶきネットの四季」というリンクボタンを作りました。まだ中味はありません。私は来週中頃まで、超忙しいため、来週後半には新しいページを作りたいと思っています。
 この内容は毎月の季語に関する写真と俳句を掲載し、その季語や句についての思い出話、1句鑑賞などを皆さんに自由に書いて貰おうという企画です。そのためには先ずその月にふさわしい写真を集めることから始めなければなりません。皆さんの手持ちの写真でこれはと思う写真をどしどしインターネット部に送って下さい。送り先はこのページの手紙イラストの「メッセージをお待ちしております」をクリックして送って下さい。皆さん、お待ちしています。そしてご期待下さい。(隆生)
24.2.29 (2624)
 愛知県は、今日は15度くらいになるそうで、薄地のせーターに着
替えましたが、目の前のテレビの画面は東京の雪景色を写してい
て 不思議な感じがします。 関東の皆さ~ん 雪に足を取られない
ようにしてください。 
 2月の会報を配信していただきました。 会報には、毎月2人づつ
会員さんがエッセイ(?)を寄せてくださいます。 皆さんの俳句と共
に この文章も楽しみにしています。1人は、ネット句会入会8カ月
の感想を書いておられました。 初々しい内容で、数年前の私を
思い出しながら・・・・読ませていただきました。  もう1人は、「もち
ろん私の母校ではありませんが・・・」の書き出しで、時々散歩され
ている<東大>の様子を書いてくださいました。 さすが東大! 皆
さんは、それぞれの思い出があるようで、メーリングリストは<東大>の話題で盛り上がっています。これもいぶきネットの特色で、各地の話題や、いろいろな立場の方の様子が配信されます。

 樹炎さんが、写真を送って下さいました。

 何時までも寒さが続きますね。車の便がありましたので、土筆摘みに
行きました。風は冷たいのですが、自然は正直です。 土雛は高さ6センチ・・・可愛らしくて湯布院で求めました。もっぱら、片付け易いもので、誤魔化しています。(樹炎)
 

    ・妻に買ふ美術画廊の立雛   栗田やすし

 上の句は、主宰の句集「海光」の平成19年のページに載っています。 主宰の4冊の句集には、 お雛様の句が8句ありました。2月23日から この「落書」のページへ 年代順に7句載せましたが、もう1句は句集「遠方」にあります。 
 上の句を何度も読んでいると、日頃の奥様への感謝の気持ちではないかと思えて来ます。 しみじみと<夫婦っていいなぁ~~>と 思えて来る1句です。(孝子)
 


24.2.28 (2623)
 
いぶきネットの皆様 投句・選句締切りのお知らせ
 
 三寒四温を繰り返しながら、木々の芽吹きに確かな
春の
訪れを感じますね。(里富士)可也山の梅林を歩
きました。
斜面に土筆を摘みながら梅の香りを楽しみ
ました。
眼下に広がる玄海灘、春光を浴びサーフアー
がアザラシのよう
白波を楽しんでいます。隼が何か
を掴んで目の前を飛び立ちました。
  沢山なモグラの土盛りを踏んでみて、・・・つい笑
みが出ますね
春の息吹きがもうそこまで来ていました。

  
 「ものの芽の匂ひ傾く道しるべ」 高田 し然子

   
「野ねずみを掴みし鷹の頭振る」二宮 一知
 
   さて、投句締切 3月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
      選句締切 3月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切 (樹炎)
 
          写真は、樹炎さんが送って下さいました。  (孝子)                

24.2.27 (2622)
 雛祭の話題が続いていますね。残念ながら私には雛祭りの思い出が全くありません。我が家はとても貧しくて、雛どころか明日の食料品を買う余裕もありませんでした。妹がいましたが、妹にも雛飾は一切ありませんでした。それよりも父はウィークディの毎日の他、日曜日も仕事に出かけ、私が中学生の時は、助手代わりに、私は毎日曜日、仕事を手伝わされました。車で岐阜から名古屋港へ往復する際の助手席が受験勉強の机代わりでした。
 ということで全く雛祭りの思い出がない代わりに、豊田市足助町の雛祭りの写真を提供します。足助町は昔の中馬道の宿場町として栄え、どの町家も雛飾を持っており、毎年この時期になると、玄関に雛飾を展示して頂いています。各町家の雛飾を見てよく吟行しました。以下の写真は豪華な雛飾です。特に右側の御殿作りは絢爛そのものです。(隆生)
   古妻の面はなやぐ雛の酒   沢木欣一

24.2.26 (2621)
 雛祭の話題が続きます。 内田さんが写真を添えて送って下さいました。
皆さ~~ん。 各地の雛祭の様子や、 思い出深いお話、そしてお雛さま
にまつわる俳句の話題等 送って下さい。 何方でも・・・・・歓迎します。
                                       (孝子) 
 22年6月、市内の女性コーラスに席を置く親友Sさんは、3年
ごとに行なわれる発表会の最終リハーサルにのぞんでいました。
「仕事が忙しいけど、今度の日曜日が発表会だから、頑張って
歌ってくるね。」と、チケットを手渡してくれたのが、彼女と
交わした最後の言葉でした。その日の午後のリハーサル中にく
も膜下出血で倒れ、その二日後家族や友人の願いもむなしく帰
らぬ人となりました。彼女との縁は古く、30年ほど前から付き
合いでしたが、手先が器用なSさんは端午の節句、クリスマス、
正月、そしてお雛まつりなどには「お宅に飾ってもらいたくて作ったんだけど・・・」といいながら玄関に飾るお人形や飾り物をくださいました。22年の2月には「今年のお雛様は少し地味目に仕上がりました。」といってパッチワーク調で田舎めいてはいるものの、優しいお顔のお雛様を頂戴しました。今では形見となってしまった季節ごとの飾り物を見るにつけ、一緒に楽しく過ごした彼女との思い出をつのらせています。お互いに励ましあい、うれしいことも苦しいことも分かち合って過ごした年月を忘れることはないでしょう。(陽子)                                     

               ・二年生雛飾らんと爪立ちに    栗田やすし句集「霜華」より  平成13年作




24.2.25 (2620)
 2月のいぶきネット句会の添削例をアップしました。
添削係の皆さんが、今まで「伊吹嶺」で学んで来た即
物具象を基本にして…・・ 知恵の結集(?)です。
お役に立つと嬉しいのです。

 いぶきネット句会の徒歩さんから、写真を
添えてお便りを頂きました。男の子の雛祭
の思い出は、女の子のようにはいきません
ね。 少し 切ない内容です。 (孝子)

 私の雛祭の思い出といえば、小学生の
グループ学習で女の子の家に行った時、
人形の腕をポキッと折ってしまったことでしょうか。
雛祭は最も苦手な季語ですねぇ。
 写真は、先日出かけた宮島です。 高台の誓真大徳碑という所から鳥居の方を写しましたが、鳥居は見えませんね。午後6時少し前の光景です。(徒歩)


              ・燭入れて頬艶めくや土雛
       栗田やすし句集「遠方」より 平成5年作




24.2.24 (2619)
 坪野さんが、早速メールを下さいました。 私も「からすみ」は大好きで
す。   有難うございました。 (孝子)

 昨日の、孝子さんの雛祭の思い出話に触発されて、私も幼い頃の雛祭を
思い出しました。
 私の故郷は木曾谷に近い恵北、(今は中津川市)です。
寒い地方のせいでしょうか。 雛祭は月遅れの四月三日です。陶器の町、
多治見や瑞浪に近い、ここ恵北では、お雛様は土雛が多かったと思います。

 お雛様のお供えは、今では地元のお土産品になっている、私の大好物、
富士山の形をした米粉菓子「からすみ」と菱餅、そして膨らみ始めた桃の花
でした。
 雛祭の夕食には散らし寿司と蜆汁が定番。 この蜆を田んぼの用水へ採りに行くのも子供達の楽しみ、また、菱餅のための蓬摘みも子供達の仕事でした。 忙しい中、こうした思い出を沢山残してくれた亡き母への感謝と、暖かい思い出に誘ってくださった、孝子さんの落書の文章に感謝する昨晩でした。(坪野洋子)


      ・雛の餅よく反りゐたり峡の家        ・一列に雛流れゆく浅間晴れ

                                      以上二句  栗田やすし句集「遠方」より

   写真は、中津川市の近くで 岩村町の土雛です。通りから見えるように、各家にお雛様が飾られていました。


24.2.23 (2618)
 昨日 友人が雛あられを持って訪ねてくれました。 子供の頃の雛祭を思い出して
います。 
 私の故郷では、 雛壇の前に、天井まで届く竹を枝ごと立てて、餅花のように飾り   
ました。笹の葉を1枚づつ全部切り取り、そこに1つづつあられを刺して行きます。そ
のあられは、赤・緑・黄等の色粉を入れて搗いた餅を 母や祖母と切って作りました。
竹の枝は あられの重みで まるで5色のしだれ桜のようで、古い家が急に明るくな
り、我が家の座敷が1年で一番華やかになる日でもありました。今でもその色合を
はっきり思い出すことが出来るのは、よほど嬉しかったからではないでしょうか。その
竹の枝に 糸でせんべいを吊るしますが、 そのせんべいを 村の子供が貰いに来ま
す。 勿論 私も友達と連れ立って 近所へ菓子を貰いに出かけましたが・・・・・。
 今では 餅花飾りも、雛流しも 一緒に雛を飾った祖母や母の思い出も少しづつ薄ら
いで 寂しくなりました。
 そうそう、 雛祭が終わると、竹のあられは1つづつちぎって 炒って おやつになりました。 あられには、竹の枝屑が食い込んでいましたが、それでも 美味しかったように思います。今とは違い 食べ物を大切にした 時代でした。 (孝子)

     
     ・雛見ゆる裏庭に鵜を遊ばする       ・月光に雨戸を閉ざす雛の部屋   

                              以上2句  栗田やすし句集「伊吹嶺」より 昭和47年作



24.2.20 夜 (2617) 
 「俳句四季」3月号に、下里美恵子さんの作品「雪ぼたる」 8句が載っていま
す。吉良公の地を詠まれた素敵な作品ですが、皆さん お読みになりましたか?
 
 ある有名俳人が数ヶ月前に ブログを立ち上げられて、ブログに向かう姿勢を箇
条書きにしておられました。もう1度その内容を 確かめようと捜しましたが、その部
分は整理されたのか、消されていました。   確か・・・・  ・家族の事は書かない。  ・思想的な事には触れない等々 書いてありました。 「え~~私 何も書くことが無くなってしまうないわ!」と思って読み進むと、最後に ・明日の予定は書かない・・・・とあり、有名人に限っての事と気付きました。 
 私の立場なら無制限で書けるのですが、なかなか話題が浮かんできません。 皆さ~ん  「落書」のページを盛り上げて下さ~~い! お便りを お待ちしています。
       

  HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点は、宏子さん(瀬戸市)の 「鉛筆を削る匂ひや春立ちぬ」と、さんせんさん(名古屋市)の 「公魚の細身に透ける紅ほのか」 でした。 おめでとうございました。 賞品の伊吹嶺2月号を送らせていただきます。 (孝子) 

           写真は 徳川園の冬牡丹です。 銘は「花王」です。



24.2.20 (2616)
 昨日の「伊吹嶺俳句会」の様子を、伊藤範子さんが 写
真を添えて、知らせて下さいました。 今年から会場や曜
日が変更になりました。範子さ~ん お知らせを有難うご
ざいました。(孝子)


 2月19日(日)午後1時より 名古屋駅前 ダイヤビル
2号館で、第1回「伊吹嶺俳句会」が開催されました。「伊
吹嶺俳句会」は、平日働いている方、遠方の方も参加し
やすいように設立された句会です。「伊吹嶺」の会員であ
れば何方でも主宰のご選句を直接仰げる句会です。 第
1回は67名の参加で、机を幾つも追加するという盛況ぶ
りでした。 佳句を見逃さないようにと3時間が短く感じま
した。 主宰の特選は 梅田葵さんの 横積みの信夫全集木の芽風>
でした。 梅田さんおめでとうございました。
次回は3月18日(日)です。 会員の皆さま、この機会に是非ご参加ください。(範子)

      <伊吹嶺俳句会>
        日時  第3日曜日 午後1時より
        句会場 ダイヤビル2号館 4階
            名古屋市中村区名駅3―15―1
            ℡052-565-5158 
              ※日曜ですので東口よりお入り下さい
              ※ユニモール2番出口を北上が便利です
        投句  3句
        会費  1000円 
        幹事  石崎宗敏さん



24.2.18 (2615)
 水上勉の話題が続きます。 いぶきネット句会の仲間の徒歩さから、美
しい
写真を添えて メールを頂きました。
 
 今晩は。
 
 水上勉は「五番町夕霧楼」しか読んだことはありませんが、三島由紀夫
の「金閣寺」共々詳しい内容は忘れてしまいました。 主人公が丹後半島
の寒村の出身ということと、その海岸の厳しい描写だけは頭に残ってい
て、数年前に丹後半島を一周した時は感慨一入でした。

 写真は丹後半島最先端の経ケ崎です。(徒歩


   北丹後ぴかりぴかりと氷柱に日   
  宇多喜代子




24.2.17 (2614)


 4月の「壬生狂言吟行会」のお誘いを、坪野さんが中心になって 書いてくださいました。  皆さんに いろいろ情報をお聞きしたり、アドバイスをいただいたりして骨子(?)が出来ました。 まだまだ 煮詰めないといけませんので・・・・・皆さんご協力をお願いします。 そして ご参加も 是非お考えください。(孝子)

ネット仲間の京都「壬生狂言」吟行のお誘い

平成24年2月17日

「春寒し」を実感するこの頃ですが、俳人には寒さも種のひとつ、寒さにめげず御健吟のことと思います。私の年頭の願いの一つに「憧れの京都に吟行」があります。嬉しいことに早速に願いが叶い「京都壬生寺、壬生狂言」の吟行が決まりました。恒例のインターネットオフ句会同様、ネット句会関係の皆様、又HP句会に参加くださっている、未会員の皆様とご一緒に吟行を楽しみたいと思っております。 ご参加お待ちしています。(坪野)

日にち   4月24日(火)

集合場所  JR山陰線(嵯峨野線)丹波口駅改札口 

集合時間  午前10時

参加費   3000円 当日徴収)

行程・句会

 島原の「角屋」 徒歩で壬生寺へ)
 壬生狂言 壬生寺界隈(タクシーで句会場へ)
 句会 梅小路公園の緑の館17:00 解散)
              (昼食や句会の詳細は後日お知らせします)

申し込み

坪野洋子 Eメール  tuboy@octn.jp
       ℡      0584-56-2338
       携帯電話  090-4165-7781
            
       申し込み締め切り  
4月20日(

お問合せ先
        携帯番号(連絡先)   坪野洋子   090-4165-7781
                      矢野孝子   090-8551-4830


24.2.16 (2613)
 HP俳句会の投句を締め切りました。 選句結果は
20日過ぎになると思います。お待ちください。

 樹炎さんから、メールと写真をいただきました。 
早朝のウォーキングは いろいろな出会いがありますね。
 早起きは三文の得!・・・・ですね。  (孝子)


 私は、水上勉が大好きで、2月9日の話題は
嬉しいレポートでした。
京都の寺町にある、「ギャラリー・ヒルゲー
ト」や、雁の寺・寺泊・水上文学は女性を惹き
つけるカリスマ性がありますね。

 今朝(13日)の散策で春ならではの、雨に
煙る霧に出会いました感激で、車に有ったカメ
ラをかざし走り回りました。自然の醍醐味です。(樹炎)
   


24.2.14 (2612)

 今日は愛知同人句会でした。今月より、会場と曜日
が変わり、 名古屋市栄・中日ビルの広い会場で第
3火曜日になりました。 今日は50名近くの同人が集
まり「伊吹嶺」の俳句を学びました。
 
 句会の前に2時間ほど インターネット部の仲間で
今年のいぶきネットの体制や 4月の壬生狂言の吟
行会等について、話し合いました。 今年は(も?) い
ぶきネットが益々充実して行くのではないでしょうか?

 
      音もなく流るる大河寒明忌   谷口千賀子

 碧梧桐の忌を詠まれた 谷口さんのこの句は、今日の句会で 主宰の20句にも選ばれ好評でした。 私も1番好きな句です。良い句に出会える事も同人句会の楽しみの1つです。(孝子)

 上は、句会で選句中の写真です。 左から 国枝部長、桜井愛知同人会長、主宰、下里編集長です。皆さん真剣です。勿論 我々も真剣でした。



24.2.13(2611
 樹炎さんから、昨日写真を添えて メールをいただきました。

いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ
 
  久しぶりの雲一つない日本晴れ!!
 
 福岡の春の風物詩・シロウオ(白魚)漁が解禁に
なりました。
 シロウオ漁の「やな」と呼ばれる仕掛けが並ぶと、
「春がきたな~!」と感じます。
久しぶりに、産土の(福岡西部)室見川に「やな」
の様子を見に行きました。

まだ冷たい風が吹いて土手に腰を下ろす気には成り
ませんが、
「やな」に群がる百合鴎の羽ばたきが眩し
く、輝いていました。 
生きたまま、酢醤油で味わう「踊り食い」が、醍醐味で
すが・・・
皆さんお試しになってみませんか。

 「白魚のひんとすねたる姿かな」  正岡 子規
 
 「ふるひ寄せて白魚崩れん許りなり」  夏目 漱石

 さて、合評会はいつものように、
     15日(水)・16日(木)の両日
      午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
       伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
                                           (八尋 樹炎 ) 
                            ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 揖斐川の河口に近い赤須賀漁港(三重県)では、1月の中頃に白魚が大漁で初競が済んだそうです。
揖斐川沿いに 漁港から車で5分くらいの所に芭蕉の あの「白魚句碑」があります。
                             「明ほのやしら魚白き事一寸 芭蕉桃青
 福岡の簗の形は珍しいですね。「踊り食い」は、美味しいのでしょうか????

 HP俳句会の10日までの投句をアップしていただきました。 締め切りは15日の夜9時です。    お忘れなく(孝子)
 
24.2.10 (2610
 我らが編集長の下里美恵子さんから メールをいただきました。 格調
高い文章です。 下里さ~~ん  これからも 素敵な文章をお願いします。  
                                 
  過日は俳句四季の「四季吟詠」五月号投句の件でご協力いただきありがと
うございました。 
またこの度は全国俳句大会募集の件でも御案内下さり、感
謝、感謝です。本当にありがとうございます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致しま
す。 私も何か…と、いつも思っているのですが、なかなか (=_=)
 
  「伊吹嶺」二月号・自註句集の特集に於いて、多くの皆さまからあたたかい
お言葉をお寄せいただき
感謝の気持ちでいっぱいです。二ページに亘ってお書
き下さった岡崎桂子さんとは 俳人協会賞予選委員として
親しくなったのです
が、素晴らしい俳縁をいただいたと思っています。その岡崎さんに次のような句があります。
         含羞の人を師とせり雁渡し        桂子
 岡崎さんの第二句集『応援歌』に収録されているのですが、この句に出会って「我が意を得たり」と思いました。 岡崎さんの師は「伊吹嶺」の十周年記念大会でご講演下さった「対岸」主宰の今瀬剛一先生です。 毅然としていらっしゃるのに どこかはにかみの表情を見せる先生… 、そんな師を持った幸せを雁渡しが吹く中でしみじみと噛みしめていらっしゃる句だと思います。  翻って私たちの主宰もまさに「含羞の人」と常々思っていましたので、共感を深くしたのです。 それぞれ良き師、良き句友に恵まれて本当に幸せだと思います。 これこそまさに俳縁ですね。
                                              (下里美恵子)
 
     写真は 名古屋市の徳川園の冬牡丹です。銘は<八千代椿>です。  えっ? つばき? (孝子) 


24.2.09 (2609

 去年の正月に 家族でドライブをして、余呉湖、木之本観音、コハクチョ
ウの来ている湖北等を巡った。JRの木之本駅近くの古びた(?)喫茶店
に入った時、水上勉の色紙が壁に飾られていて、思いがけない出会いの
ようで感激した事があった。 店の主人の許しを得て右の写真を撮ったり、
水上勉に会われた時の印象をご主人から聞いたりしたことがあった。ふっと   
その色紙の<春浅>の文字を思い出して、写真を探してみた。喫茶店の
窓ガラスが映っていて鮮明ではないが、季を得ていると思う・・・・・??
また余呉へ行ってみたくなったが、今年は 特に雪が多いようだ。
 余呉湖は、水上勉の著書「湖の琴」の悲しい最後のシーンを思い出す。
好き合っていた男女があの湖の底に沈んでいるのは小説の世界である
が、余呉湖を眺めていると 真実のように思えて・・・・・・あの2人は天国で
幸せに過ごしているだろうかと思ってしまう。(孝子)

  
      奥近江明日引く鴨と思ひ見る     栗田やすし

                             句集「遠方」より  平成12年作


  1月29日にお知らせしました「俳句四季」全国俳句大会の投句締切の日が近づいています。 「伊吹嶺」編集長の下里美恵子さんも選者のお1人です。 皆様 ご参加くださ~~~い!



24.2.08 (2608

いぶきネットの皆様   選句締切りのお知らせ

 紅梅の一輪二輪風邪つづく」 中村 汀女
 
 各地で豪雪被害をもたらしている異常寒気は
偏西風の
蛇行が原因で、沖縄を除き九州はほと
んどが氷点下を記録しました。
 
 それでも、窯の辺に蕗の薹二つ見つけて弾ん
だり・・・昨夜は、
声張り上げる恋猫の一途さ
に、何度も窓開けてその狂騒にあきれたりです。
 
 皆さんの辺りの小さな春は見つかりましたか。 
インフルエンザが猛威を振るっています。ご体
調にご留意下さい。
 
   
「きさらぎが眉のあたりに来る如し」細見 綾子
 
  「瀬の音に沿ふ竹藪の寒椿」  栗田 やすし

 さて、明後日2月10日(金曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)

                                       写真は 秋篠寺の紅梅です。(孝子)



24.2.07 (2607
 日展(東海展)に出かけた。 雨にもかかわらず今年も
混んでいて、さすが大作揃いの展覧会である。今年は少
し絵画の鑑賞の仕方を変えて、俳句式に・・・・感動の焦
点は、絞られているか?それはどこに表現されているの
だろうか?と 気に入った絵の前で考えながら、観て歩い
た。 光の表現や人物の表情に惹かれる作品が多かった
が、いつの間にか 良い作品(気に入った作品)の前で
は、理屈抜きにただただ見入ってしまって、う~~んと
唸っている。 結論は <良い物は良い>であった。
 
 「伊吹嶺」の桜井幹郎さんの息子さん(桜井真理さん)
の彫刻も出展されていた。毎年 爽やかな女性像であ
る。作品の写真が、国枝隆生さんのホームページ1月
31日に載っているので、トップページのLINK集から 
どうぞ。(孝子)

 いぶきネット句会
では、選句一覧が配信され、今頃は選句の最中と思います。 選句締め切りは、10日です。皆様 お忘れなく!


24.2.06 (2606

 HP俳句会の5日までの投句分をアップして頂きました。 締め切りは
15日です。 何方でも参加いただけます。 皆様 ご参加ください。   

 名古屋市の<文化の道二葉館>には 城山三郎の書斎が再現されて
います。その作業等を手伝われた市川斐子さん(伊吹嶺の会員)が、パ
ンフレットを送って下さいました。
 3月4日まで「城山三郎文学展~取材の旅、人間を追う旅~」が開かれ
ています。 二葉館所蔵の取材ノートや生原稿などの資料も展示されて
いて、城山さんが生涯問い続けて来られたテーマを辿る事が出来るので
はないでしょうか? 市川さんのお話では、膨大な蔵書の中に俳句に関
係する書物が沢山あったとか。 斐子さんが「俳句をされますか?」と
城山さんに聞かれたら、「ええ、家内が少々」と答えられたとか。後で、
永田耕衣を主人公に「部長の大晩年」の小説を書いておられたことを
知って、「その時は冷や汗がど~っと出ました」・・・・・・と 楽しい(?)
思い出を話してくださいました。
 3月3日には、義弟の林董一さんの講演もありますが、城山さんの俳句
に関わっておられた話も お聞きしたいですね。
      詳しくは、二葉館のホームページをご覧ください。(孝子)

 

24.2.05 (2605)
 先日 愛知のインターーネット部の仲間で「そうだ京都へ
行こう!」と話が盛り上がりました。壬生狂言を吟行! 
と意見が出て、4月24日(火)に吟行を計画しています。
いぶきネットを愛読(?)していただいている皆さんも お
誘いします。 気軽に参加いただけるように計画をします
ので、ご参加下さい。 詳しくは 後日 このページでお知
らせします。 

 写真は、どんどの風景です。 竹竿の先に アルミ箔で包んだ餅を吊るして 焼いています。今年1年風邪をひかないとか・・

 関東支部のTさんから 以下のメールをいただきました。
「落書」を読んでいただいて 感謝 感謝です。 今朝は、「伊吹嶺」会員の
さんから電話で 城山三郎さんの情報をいただきました。 城山さんの著書「部長の大晩年」は俳人の永田耕衣が主人公です。(孝子)


第36回 「兄 城山三郎と私」 -故城山三郎をしのんで-
 
  林 董一 先生の講演、大変興味深く面白く聞かせていただきました。
  「落書」を真面目に読ませていただいていると、 とっても良いことに出会えることを改めて認識出来ました。ありがとうございます。  ご紹介いただきました方へ宜しくお伝えくださいませ。                           


24.2.04  (2604)
 
         立春や赤福茶屋に白湯たぎる     栗田やすし

 ガラス越しの日差しは温かくなりましたが、 外に出ると風の冷たい一日でした。 昨日 友人から伊勢の土産の「赤福餅」をいただき・・・・主宰の立春の句を思い出しています。 4 5年前の句でしょうか?  
 主宰は、毎年 熱田神宮へ初詣に行かれて おみくじを引かれるそうですが、その年のおみくじは、期待通りの内容ではなかったようです。リベンジ(?)のつもりで伊勢神宮へ行かれたのですが、伊勢神宮にはおみくじが無かったとか。 こちらの気持ちを見透かされたようで・・・・・と、こんな内容の文が添えてあったようです。 

 いぶきネット句会の仲間の徒歩さんから、城山三郎の話題をいただきました。(孝子)

 城山三郎の義理の弟さんがうちの店のお客さんということもあってこの番組は見た記憶があります。
その人の、「兄 城山三郎と私」という講演(36回モーニングセミナー)の動画がありますので時間がありましたらどうぞ。
 
 
                                            (徒歩)



24.2.04 (2603)

 3日のテレビで、「城山三郎 ただ一人
 おい と呼べる君へ」を観た。
蓉子夫人との夫婦愛を軸に 城山三郎の生涯が描かれている。小説は   
「男子の本懐」を1冊読んだ記憶があるが、正義感の強そうな一本 
筋の通った作家のイメージが残ってる。  この番組は、以前にも観た
記憶があるので、再放映であったと思うが、今回は<夫婦愛>に惹か
れて見入ってしまった。
 
 今日は 少しばかり私の<夫婦>感が 変わって来たように思う。
どう変わったかは??・・・・ここで文字にして、明日また気が変わって
しまうといけないので 書けない。 ただ・・・少々反省をしている事
だけは確かである。
 ご夫婦共に 俳句をまれていた。そこも惹かれる番組であったの
かもしれない。


     ・立春や裏側リオのカーニバル   杉浦蓉子
 

 写真は城山さんのサインです。城山さんのご親戚からいただきました。 文庫本への
サインは珍しいですね。(孝子)





24.2.03 (2602)

 明日 立春と言うのに 超寒い!ですね。
 
  右の写真は、昨年の蜆漁の風景です。<しぐれ蛤>
で有名な三重県桑名市の漁港で、競りに出す蜆を選っ
ている作業を見学しました。
 採ってきた蜆を舟から下ろし、家族総出で 小石や空
の貝や塵を選り分けています。 寒風の中で、競りの時
間に追われながらの作業は辛そうで、後継者が減って
来ているのも頷けます。 
 競りまでの数時間 港には、日に煌めく漆黒の蜆と、
それを選る(貝の打ち合う)音が満ちて 活気のある光
景が見られます。 蜆は、春の季語ですが、今年のこの
寒さの中では、まだまだ寒蜆でしょう。
 写真左上の 古毛布1枚が風除けです。 (孝子)


24.2.02 (2602)
 2月に入りました。 <2月は逃げる>と言いますが・・・・
家族のインフルエンザに振り回されている間に 2月ももう
2日になってしまいました。
 HP俳句会も、いぶきネット句会の投句も始まっています。
いぶきネット句会は、会員のみ。HP俳句会はどなたで
も参加いただけます。 ご参加下さい。!

 
 今朝は、愛知でも雪が降り 「まだもののかたちに雪の積
もりをり」と、 片山由美子さんの句を思い出しながら、窓越
しに庭の雪を眺めています。 写真は、今朝の庭の椿の初
花です。 
 テレビでは物の形の見分けのつかないような、雪国の光
景が写し出されます。 皆様に被害の無い事を祈るばかり
です。(孝子)

 いぶきネット句会の皆様  投句・締切りのお知らせ

 「蕾より大きなしづく梅二月」  倉田絋文
 
 歳時記では探梅は冬・観梅は春の季題になっており、一輪の梅の花に春を探す頃です。近所の梅林にカメラを持って出かけましたが、春は名のみ・・・
青みががった白梅の蕾が張り詰めて、日差しへ枝を広げています。
二月は光の春と言われています。明日は節分ですね。
寒さ厳しきおりから、お風邪などにご注意下さい。
 
    
  「白梅のかたまるときのうすみどり」  辻  通男
 
  「青天へ梅のつぼみがかけのぼる」 新田 裕久

             さて、2月5日(日曜日)午後9時投句の締切です。
 


24.1.29 (2601)

 28日の「俳句四季」の全国俳句大会の知らせを読まれたNさんから、
締切日の変更について メールをいただきました。(孝子)

 俳句四季の件ですが・・・・締め切りは2月1日から2月10日に延長に
なったとのことでした。冊子についている申し込み用紙には1日となって
いますが、延長になったことが選者の下里さんへ報せがあったようで
す。<愛知新年大会>で司会者から締め切り延長について触れてい
ただきましたが、参加されていない人には分からなかったかもしれませ
ん。よろしくお願いします。


 写真は、初句会の時の茶菓子です。 銘は 「初音」!   愛らしい鶯の形です。

24.1.28 (2600)
 第12回「俳句四季」全国俳句大会  俳句作品募集

 我らが編集長・下里美恵子さんも選者です。2月1日が締め
切りです。 ご応募 お急ぎください。(孝子)

 ・2句1組(雑詠・未発表のもの)何組でも可
 ・俳句四季の綴じ込み用紙 または200字詰原稿用紙
 ・1組につき1,000円(作品同封で 現金書留又は小為替)
 ・送り先
     〒160-0001 東京都新宿区片町1-1-402
       俳句四季出版「全国俳句大会」係


いぶきネット句会の皆様   投句・選句・締切りのお知らせ

 こな雪・つぶ雪・わた雪・みず雪・かた雪・ざらめ雪・こおり雪
皆さんご存知の、太宰治「津軽」の冒頭です。九州に住んでいると、全くその種類の多さにびっくりします。降る雪は幻想的で、肘ついてぼんやり眺めたり・・・ 子供のように、サクサクと踏しめる新雪の感触は快感ですが、日本海側の豪雪は「白魔」と恐れられ、暫くは雪に目が放せません。寒さも本番です。ご体調にご留意下さい。

   「雪晴の自分に向ひ話したき」  細見 綾子
 
   「雪女郎来ると早寝の深庇」  岸川 素粒子
 
   さて、投句締切 2月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切
      選句締切 12月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切
 
  写真は、樹炎さんから送っていただきました。樹炎さんのお宅の庭の風景です。



24.1.26 (2599)
 インフルエンザが流行っています。近くに住む孫も熱や
咳の症状が出て休んでいますので、お守りに駆り出され
ています。学級閉鎖も時間の問題で…   
 皆様! だんだん治り難い年齢(?)になっていますので、
気を付けましょう。 

 添削コーナーに 1月分の添削例をアップしました。参考
にしていただけると 嬉しいのですが・・・・・・。

 連日の寒さに ストーブの前にいる時間が長くなってい
ます。石油ファンヒーターより 反射式のストーブが気に
入って、なかなかその前から 離れられません。柔らかな
熱と、何と言ってもストーブの上で煮ものが出来るところ
が有難いです。 ものの煮える音や、湯の湧く音は、癒さ
れますが、吹き零れたら、情けなくなります。
 ストーブの近くに 市川さんの「俳句用語難読表」を置いて、時々拾い読みをしていますが、知らない言葉の多さに驚いて・・・・楽しんでいます。  「画数で探すのは、分かり易い」と・・・・そんな意見もあります。
 
 このページの12月10日にお知らせをしましたが、市川さんの手元に「難読表」はまだ残っているようです。 ご入用の方は、下のファックス番号へ 注文してください。
                             052-613-8551(悠遊さんのお宅)


 水仙の咲き初めは、暖冬で いつもより1か月近く早かったようで、ニュースになりました。 その後の寒さで長く咲いていてくれますね。 やはり厳しい寒さの中で咲いている水仙は美しいです。 写真は、窯の廃材を使った垣の裾に咲いていました。  廃材といっても、窯の中で製品を守つたり、並べたりする為の <えんごろ> や <つく> や <棚板>で、美しく味わい深いものです。 瀬戸ならではの光景と思います。(孝子)


24.1.24 (2598)
 「伊吹嶺」各支部の新年大会が終わりました。
京都の哲半さんから 写真を添えてお便りをいただきまし
た。 哲半さ~ん有難うございました。京都と言えば、底冷
えでしょうか? (孝子)
 
 こんにちは。 寒い日が続きますが、如何お過ごしで
しょうか。

 ネットには各支部の新年大会の様子がアップされてい   
て、充実されているご様子が手に取るようにわかりま
す。みなさん「風邪などひいてられないわ!」といったと
ころでしょうね。

 さて、落書の足しになりますでしょうか?

 この季節の鴨川にはユリカモメが飛来します。朝方に琵琶湖から来て日中を過ごし、夕方になると鳥柱と呼ばれる群れとなって琵琶湖へ再び戻るとされていたのですが・・・
今年は、琵琶湖へ帰らずに、そのまま鴨川をねぐらに過ごす群れが確認されて話題となっております。

 原因として、▽餌を得る条件が悪くなり、琵琶湖に戻る時間を餌探しに割いている。 ▽中州があり、外敵から襲われる心配がないと気付いた。 といったことなどが予想されておりますが、都鳥というからには、彼方へ飛び立ってくれないと絵になりませんね。

鴨川らしさは感じてはもらえませんが、写真も添付させていただきます。   では      (哲半)


         ・ももいろの雲あれば染み都鳥     山口青邨

         ・頭上過ぐ嘴脚紅き都鳥         松本たかし


24.1.22 夜  (2597)
  速報です! 静岡支部の新年大会の写真を
磯田支部長さんから、送っていただきました。

 静岡支部の新年大会は22日(土)午後1時よ
り栗田主宰をお迎えして、クーポール会館で行
われました。参加者45名。
 句会に先立ち午前中にお見えくださった栗田
主宰を囲んで、有志12名が登呂遺跡へ吟行いた
しました。
 昨夜までぐずついたお天気も、今日は回復
(やすし晴れ)、登呂博物館の屋上からは、東
にまっ白に雪をいただいた富士山がくっきり、
北は静岡市街から南アルプスの雪嶺を遠望、南
は駿河湾と、昨秋のオフ句会で(雨の為)見ていただけな
かった景色を堪能していただきました。
 登呂の田には昨日までの雨で水たまりができ、沢山
の鴨があそんでおりました。
復元家屋では、土器で炊
いた赤米も試食、主宰はお焦げの香ばしさを喜ばれま
した。
 大会は型通りの挨拶を省き、「句会の効用を考える」
と題して主宰に講演していただきました。
静岡では主
宰のお話をゆっくり伺うことが少ないので、貴重な勉
強の機会となりました。
 その後の句会は会員選2句、同人選6句、主宰には21
句と特選2句を選んでいただきました。
 
 主宰特選は  鎮もれる鵜匠の家並しぐれけり     漆畑 一枝
        着ぶくれて帰る赤子に頬擦りす     望月 立美
 主宰の御句は 鷹わたる杜国の空のうす曇り      栗田やすし  でした。

 各同人の特選句選評の後、主宰の選についてはたっぷりと句のポイント、季語の斡旋、作者の心情などに触れて話していただきました。
 
 続く懇親会でも、主宰は各テーブルを丁寧に巡られ、会員一人一人にお声をかけて下さり会員一同主宰のかざらない謙虚なお人柄に直に触れることができました。従来の宴会形式を改め、各句会の現状やメンバーの紹介が行われました。会の運営は当番のしづはた句会が少ない人数であたりましたが、大変スムースに進められ定刻午後5時に閉会となりました。(磯田なつえ)                   

                              
 下の写真は 特選をいただかれた望月さんです。 漆畑さんは、後ろ姿しか写せなかったそうで…・残念!
 盛会! おめでとうございました。(孝子)



24.1.22 (2597)   愛知支部新年俳句大会
 昨日、孝子さんが速報でお知らせしましたように、愛知支部新年俳句大会が中日パレスで行われました。
 栗田主宰の「碧梧桐雑感」で碧梧桐研究にのめり込んでいったきっかけなど楽しくまた優しく講演していただきました。大会特選は梅田葵さんでした。別ページのには大会模様を内田陽子さんに書いていただきました。合わせて大会模様の写真、栗田主宰選の句なども掲載しました。大会模様はトップページの栗田主宰写真か【こちら】から入って下さい。(隆生)

24.1.21 (2596)
 今日、愛知支部の新年大会が開かれ、参加者は159名と盛会でした。
主宰は、挨拶の中で 「自分の年齢より20歳引いて、若々しい気持ちで
夢に向かって進んで下さい。」と 力強く(心強い??)述べられました。

 俳句大会では、出席同人5句、主宰10句の選が発表され、熱気に満ちた句会でした。

主宰の特選は、梅田葵さんの、「大鷹の眼鋭く冬に入る
でした。 梅田さんおめでとうご
ざいました。


俳句大会に続き、主宰の講演
「碧梧桐雑感」をお聞きしました。
 主宰が碧梧桐を研究される切っ掛けから、碧梧桐と虚子が本格的に俳句の世界に進んでいく過程をエピソードを交えての・・・楽しい内容でした。 
大会の詳しい様子は、
後日トピックスにアップしていただきます。 (孝子)

                    写真左は会場の風景、右の写真は、特選をいただかれました、梅田さんと主宰です。


 都合ナルミさん指導の朝日カルチャー俳句教室(名古屋)が1月から始まっています。
   
 初心者向けで、3年ほど前から始まっていますが、今月から 都合さんが 指導のバトンを受け継がれました。俳句の基本中の基本である即物具象の句を 初歩から学ぶ事が出来ます。参加されませんか?

 ・講座名  都合ナルミ俳句講座  または 俳句講座の夜の部
 ・連絡先  ℡ 0120-786ー1550      052ー249ー5553 
 ・「都合ナルミの紹介」と書く(言う)とカルチャー入会金が免除になるそうです。
 ・1月25日(水)午後6:30~8:00から毎月1回の講座
 ・場所 丸栄スカイル10階
 ・投句3句

 

24.1.20 (2595)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 1月の高点   
句は、詩音さん(福岡)の「 幼子の纏いてきたる柚子湯の香 」で
した。 詩音さ~~ん 「伊吹嶺」1月号を 送らせていただきますね。
おめでとうございました。

 「俳句四季」2月号が配達されました。 <四季吟詠>のページに   
下里美恵子さんの選が載っています。 特選句は、「伊吹嶺」の山
本悦子の作品「軒に干す尼の白足袋秋海棠」でした。
 下里さんは、選評で以下のように評をしておられます。 一部抜書
きをします。

    秋海棠は仲秋に淡紅色の愛らしく優雅な花を咲かせる。
   紅色が透きとおって見える様は、少しなまめかしくもある。・・
   ・・・・・・・・・・・    ・・足袋の白さに焦点を当てながら尼寺
   の普段暮らし振りが淡々と詠まれていて、好もしい。季語が
   清潔な色香も感じさせて効果的。


 悦子さ~ん  おめでとうございました。  
秀逸欄や、入選欄にも「伊吹嶺」の仲間の作品が沢山載っていま
す。(詳しくは)機会がありましたら、皆さん ご覧ください。

 明日は、愛知支部の新年大会です。 皆さんにお会い出来るのが 楽しみです。 皆さん 風邪をひかれませんように! (孝子)

 写真は、瀬戸の氏神様である深川神社の、その参道で見つけました。 この神社は、重要文化財に指定されている狛犬が有名ですが・・・・・・・・写真の狛犬は 何だか<上から目線>ですね。 



24.1.19 (2594)
 訂正のメールが来ました。 17日の岐阜支部 新年大会の主宰の特選は 作者は同じ岳人さんですが、俳句が違っていました。  差し替えてあります。  (孝子)


24.1.17 (2593)
 神戸の震災から17年が経ちました。あの日の朝の
爆発かと思うような揺れと、その後の悲劇を思い出して
います。 今年は(これから永遠に)穏やかな世であっ
て欲しいものです。

 各支部の新年大会が続いています。 岐阜支部の
幹事の坪野さんから写真を添えてメールを送っていた
だきました。坪野さ~ん 有難うございました。(孝子)

  女正月の一月十五日、伊吹嶺岐阜支部の新年大
会が栗田やすし主宰を迎えて岐阜市の和風料亭「うお
いち」で行われました。
参加者は十九名。

 いつも参加してくださるネット句会の国枝部長は、関西
支部の新年大会の講師として宝塚のほうへ行かれた由、参加していていただけなくて残念でしたが、関東支部長の中野一灯さんが遠いところ駆けつけてくださり、盛り上げてくださいました。

 
 主宰の特選は藤田岳人さんの「角減りし子規の文机冬日濃し」でした。愛妻家の主宰の句は「松過ぎの包丁研げり妻の留守」 私、坪野洋子は「電線に音符めきたる初雀」を出しましたが、、、、今ひとつでした。

結果はどうあれ楽しい一日で、伊吹嶺十五周年に当る今年の幕開けの初句会でした。大いに意義のある主宰の講義を受けることができ、幸せな一時を過しました。

お店の名前「うおいち」に嘘の無いおいしいお魚を沢山いただけたのも嬉しい副産物でした。

主宰からは「伊吹嶺岐阜支部は密度の高い支部、そのエネルギーを発展させるという形で、これから爆発させて欲しい」と大きな期待を寄せられ、精進を誓う一日でもありました。(坪野洋子記)    


24.1.16夜 (2592)
HP俳句会の投句を締切ました。選句結果は、25日頃
と思います。 お待ちください。

 伊藤範子さんが写真を添えて メールを下さいました。
範子さんが主役の写真を 足助屋敷のHPに見つけまし
た。 範子さ~ん 有難うございました。(孝子)

 15日、豊田市の足助屋敷で「成木責」がありました。
足助屋敷では「伊吹嶺」の仲間のHさんにお会いしまし
た。「成るか成らぬか成らねば伐り倒すぞ」と樹木を威嚇
し幹を少し傷つけます。「成ります成ります」と木霊に代っ
て誓いの言葉を言い、Hさんも私も幹の傷に小豆粥を塗
らせてもらいました。その後見学者へ小豆粥がふるまわ
れました。小豆の甘みだけで身体に優しそうで、昔なが
らのこういう食生活なら痩せるかなと思いました。足助地
区では2月11日から3月11日まで「中馬のおひなさん」も
ありますし、四季それぞれに趣のある催し物がありよいとこ
ろです。16日の今日、足助屋敷のHPで私が写っていたのを発見。わかりますか?
http://www.hyakunensou.co.jp/yashikiblog/                 ☆.:*・'★範子☆.:*・'★


        ・越中に父幼なくて成木責め         沢木欣一

        ・成木責め終(つい)の一打ち峯打ちに     小島火山



24.1.16 (2591)   関西支部新年俳句大会
 14日に、関西支部の新年俳句大会が宝塚で行われました。名古屋勢の参加も含めて、ささやかですが、13名の大会でした。最初に私隆生が「綾子と牡丹」の雑談に近い話を1時間ほど行いました。その後句会、懇親会が続き、私もずいぶんと飲んだようです。
 翌日の15日は「名塩紙」の紙漉吟行が行われました。名塩紙の紙漉技術は材料は雁皮、さらに地元特産の岩石の微粉を混ぜた泥入りの間似合紙が作られるもので、日本ではここと越前しかないそうです。そしてこの伝統を守っていただいている方は人間国宝となっている谷野さんでした。貴重な紙漉を見せていただいて感激して帰ってきました。なお以下は大会模様と紙漉の写真です。
 なおトップページの素心臘梅はこころさんから頂きました。素心臘梅は花の芯まで黄色のままに咲きます。宝塚でも咲いていました。そろそろ春の便りが楽しみですね。(隆生)

大会のメンバー

谷野さんの名塩紙漉き

24.1.14 (2590)
 HP俳句会の10日までの投句をアップしていただ
きました。 締め切りは15日 夜9時です。
ご参加下さ~い!


 いぶきネット句会の皆様    合評会のお知らせ

 松も過ぎ女正月、早いものですね。
 
「土筆の頭が覗いてるよ」友からの知らせ、厳寒のはず
ですが・・・
 
玄海灘を背に里富士(可也山)の南斜面は日溜りで確かに
北風が
吹かないのですが。それにしても、早すぎです。
 
古い話で恐縮ですが、国民学校の国語で習った歌を口ずさ
んでみました。
 
つくし だれの子 すぎなの子土手の土 そっと上
げて 
つくしのぼうやが のぞいたら外は そよそよ   
春の風~~
   
 
まだ 寒の内です皆様ご体調にご留意下さい。 

 さて、合評会はいつものように、15日(日)・16日(月)の両日
    午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
     伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
(樹炎)
                        
 明日は、いぶきネット初句会です。今年も 各地の皆さんの楽しい話題が 楽しみです!

 今日は、私が学んでいます織部句会の初句会でした。
 
今年に入って、大切な句友を失いました。空いてしまった席にも お菓子やお茶を並べて、思い出の俳句等々を語り合い 友を偲びました。 寂しい新年句会で今年が始まりましたが、改めて俳句を学ぶ事の出来る幸せを感じています。(孝子)   
  
                          
 写真は、瀬戸の町で見つけた冬蕨(花蕨)です。 この場所は時々通っていましたが、目立たない花なので 今年になって初めて見つけました。
24.1.11 (2589)
 関東支部の新年大会が行われ、支部長の一灯さん   
が、様子を知らせてくださいました。
 主宰をお迎えし、愛知からも3人の仲間が参加され
盛会であったようです。
 当日は、根岸の子規庵へ吟行をされ、俳句会、新年
会と続き・・・充実した1日の様子が、写真からも窺えま
す。上の写真は、新年会の会場で・・・・左下は、子規
も通った 豆腐料理で有名な「笹の雪」の前で、その右
は根岸の「三平記念館」の前で。 

 以下 3句正岡子規の俳句です。

  ・ 蕣に朝商ひす笹の雪      (明治30年)

  ・水無月や根岸涼しき笹の雪   (明治26年)

 叔父の欧羅巴へ赴かるゝに笹の雪を贈り
  
  ・春惜む宿や日本の豆腐汁
                 (明治35年)

 これから 各支部の新年大会が続き
ます。 係の皆様 ご苦労様です。(孝子)



24.1.8 (2588)

 いぶきネットの皆様    選句締切りのお知らせ

   「ちさい子の走りてあがる凧」  
碧悟桐
 
お正月気分も薄れたころでしょうか。明日は成人の日・
 
十日戎・鏡開き・と おめでたい行事が続きます。
 
光の強まりに、春を予感する月ですね。幾度も(寒の戻り)
 
を繰り返して立春です。今朝の散策で梟のくぐもる声を聞きました。
 
頭上に冬の星々が煌いています。皆さんの辺りは如何でしょうか。
 

   「春寒き宵の焚火にあたりけり」 碧悟桐
 
  さて、明後日10月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
 
  「伊吹嶺」への入会(購読)申し込みを このページからいただきます。 多くの方とのご縁が出来ることは嬉しい事で・・・・・・・・大いに歓迎いたします。
直接いぶきネット句会への申し込みも いただく事がありますが・・・・・・  先ず 「伊吹嶺」の会員さんになっていただいてから、いぶきネット句会へ参加いただくことになります。  いつからでもご参加いただけます。(孝子)                                                  
   写真は、樹炎さんから 送っていただきました。


24.1.6 (2587)
 HP俳句会の5日までの投句分をアップしていただきました。
締め切りは15日です。今年も 皆さんに参加をいただき、HP
俳句会が盛り上がりますよ~~うに! 

 正月気分は抜けて来て、いつもの静かな大人だけの家族
に戻りました。 歳末の店の雰囲気に呑まれて買い込んだ食
材だけが残りました。夕食は野菜を足して鍋物にしています・・
・・・・と、・・・・・鍋物の話題に 繋げます。
 写真は、高嶺秀子と松山善三 共著のエッセイ集です。
2人の自筆のサインが<なかなか>なもんです。 
 松山さんの鍋物の文を思い出して…以下、文中より・・・

 漢の思想家 淮南子(えなんじ)の書にこんなことが書いてある。
「火の敵は水である。水の敵は火だ。二つはお互いに敵対しているけれど、その間に、鍋を置くと、鍋の中に美味を生ずる。私は鍋のような人間になりたい」と。   
 僕はこの言葉が好きだ。鍋のように生きることは出来ないけれど、心がけだけは、僕も鍋でありたいと願っている。と言うものの、実は、人様の・・・・・

 この後が、松山さんらしい楽しい文章に入って行くのですが・・・・・・。 
私も常々(特に震災後)、人様のお役に立ちたいとは思っているのですが、思うだけで実行出来ないところが情けない所です。(孝子)                                                         

     ・鍋の中にやはらかきもの寒に入る   桂信子

     ・鍋ぶたのブクブク浮いて寒満月    高橋千代子



24.1.4 (2586)
 今年 初めての「落書」です。 いぶきネット(特に
「落書」)のお手伝いをさせていただきます矢野孝子
です。 今年も宜しくお願いします。 愛知県瀬戸市か
ら 皆さんの「落書」への話題を心待ちにしています。

「伊吹嶺」の会員に限らず、多くの皆さのんからのお
便りを お待ちしています。

 写真は、昨日の湖北町から眺めた伊吹山です。 午後 雲が薄
れてきて、てっぺんに 少し白雲が残っていました。
 山の色は写真
よりもっと透明感のある青色で、雪と雲とのコントラストが素敵でした。

車を走らせて、三方から眺めて来ました。今年も又 この山を何度も
眺めることと思います。(孝子)


いぶきネットの皆様 投句締切りのお知らせ
 
   明けましておめでとうございます。
 
 おだやかな初春をご家族でお迎えのことと思います。
 
 十二支に当てられた動物のなかで唯一、想像上の年が巡ってきました。青竜の季節は春とされているので、昇り竜となり高みからきっと、幸運を運んでくれると信じています。「伊吹嶺」の十五周年記念。 記念すべき年です。心を引き締めてゆきましょう。
 
     「初空に龍神講の大幟」   栗田 やすし
 
     「初暦居間に綾子のお針箱」 栗田 せつ子

     さて、  明日5日午後9時投句の締切りです。 (樹炎)
 

24.1.1 (2585)

皆さん本年もよろしくお願いします

 「伊吹嶺」のHP、この落書を読んだ頂いている皆さん本年もよろしくお願いします。
 私個人にとって、今年の新年は「おめでとう」と言いにくい気持ちです。というのも昨年の東日本大震災に被災された皆さんのことを思いやりますと、とてもその気持ちになれません。昨年末、私は被災地と言ってもそんなにひどい被害を受けたところではありませんが、妻と私の共通の地である仙台に出かけました。しかしその仙台すら、被災の跡がまだ生々しく残っていました。今年はその哀しみを乗り越えて、希望の持てる年になってほしいという気持ちです。
 さて昨年は「伊吹嶺」インターネット部にとって順調な1年を終えることが出来たと思います。
 まず3月11日の東日本大震災が起きた直後から、自然発生的に「伊吹嶺」のネット仲間から義援金の提起があり、あっという間に3月中に40数万円の義援金をお寄せ頂きました。これは俳人協会、各結社の動きより最も早い行動だと思います。これはまさにネットを活かした即時性とネット仲間の皆さんの一体となった気持ちから生まれたことだと思います。改めて皆様にお礼を申し上げます。
 次にインターネット部として、昨年はいぶきネット句会、HP句会、オフ句会、「伊吹嶺」誌のibukinet記事など順調に終えることが出来ました。またネットを通して新たな会員も入会して頂きました。
 今年は私自身の抱負と言うより、ネット仲間の皆さんが存分に活躍できる裏方に徹したいと思います。幸いこのHPは落書の孝子さんをはじめ、多くの仲間のおかげで運営が出来ています。この1年は「伊吹嶺」15周年の年ですから、さらにインターネット部としても「伊吹嶺」の発展となることに力を注いでいきたいと思います。
 「伊吹嶺」誌1月号に座談会「「伊吹嶺」のこれからを語る」が掲載されています。そこには皆さんインターネットに期待されていることがひしひしと感じます。
 私としては10年後のあるべき俳句を見据えて、この5年間をどう行動するか、さらにこの1年をどう行動していくかが問われています。これから皆さんにいろいろなご意見を聞きながら「伊吹嶺」の発展に力を注ぎ、皆さんのご協力をお願いしたいところです。
 さらにインターネットと一見関係ないようですが、俳句特に季語は今後環境問題にさらされると思います。これはインターネット部としても考えなければならない問題です。
 以上とりとめのないことを書きましたが、ちなみに今日のアクセスカウンタを見ますと、213238となっています。と言うことはこの1年間約59000件のアクセスがあったことになります。さらに多くの方が訪問されるように、インターネット部全員でよいHP作りをしたいと思っています。
 今年の「伊吹嶺」15周年を盛り上げるように皆さんの力を結集しましょう。
なお右の写真は、早々に樹炎さんから新年の生け花の写真を送って頂きました。(隆生)
(213266)


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