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伊吹嶺落書  (12年7月から12月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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メッセージお待ちしております。
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24.12.31夜 (2843)
 皆さん、この1年間伊吹嶺HPを読んで頂きありがとうございます。もう今年は数時間で終わります。
 私は年々、煤逃げが定着しています。ただ今年は28日ですべての仕事は終わりましたので、28日が煤逃げの最後の日でした。今日は形ばかりの洗車、室内の照明の掃除などで終わりました。仕事、俳句の書籍が山積みのゴミ部屋は少しは整理しましたが、帰って部屋がゴミだらけになりました。
 いずれにしても皆さんよいお年をお迎えください。

 22日の本落書で連絡事項として、『伊吹嶺季寄せ』が完売になったと報告しましたが、発行責任者の丹羽康碩さんから追加の連絡事項が入りました。お願いとお知らせ事項は次のとおりです。
1.現在の季寄せで誤字、誤植は当初予定どおり、長江克江さんまで1月15日までご連絡ください。
2.その後、増刷に入りますが、現時点では4月か5月頃に再版になるようです。
3.1月末までの追加注文については、すぐに入手出来ませんが、予定どおり伊吹嶺同人、会員の皆さんには特別頒価の2000円のままです。それ以降は一般頒価の3500円になります。

 以上のお知らせですが、この季寄せは持ち歩きやすく、使いやすいと思います。外出専用に今のうちにもう1冊追加購入なさるのも1つの方法かと思います。(隆生)(268654)

24.12.31 (2842)
 皆さ~ん  もう年用意は完了!でしょうか? 
今日は、広島の真佐子さんと京都の哲半さんが 話題を
送って下さいました。 写真は哲半さんからです。(孝子)

 正月に限ったことではないのですが・・・

我が家で御目出度い事があると、着物の端切れで座布団を
作り、真の神さんに敷き重ねていうという習いがありました。
祖母からは聞きそびれてしまいましたが、この一枚は何だっ
たんだろうと想像するのも楽しいです。
 来る年に向け、一枚増やしたいものだと思っています。
                                  (哲半)

真佐子さんからは、今朝メールが届きました。

 朝起きると雪が降ってて2センチぐらい積もっていました。 今も降っていますよ。
      
  お正月の雑煮の事。広島は丸餅で吸い物風な汁で仕上げます。 海が近いので、(出世魚)ぶり・はまぐり牡蠣が入り、大根、真っ赤な人参、とにぎやかです。

  広島県でも北部、母の里(三次)では海から遠のく山間なので、ぶりは塩ぶり。お正月のために大きな塩ぶり一本を米と交換して買っていたと母から聞いています。出雲街道に通じ、交通機関も発達していない田舎のこと、鮮魚でなく塩蔵して山陰のほうから運んでいたのでしょうね。(真佐子)
                  


24.12.30 夜  (2841)
 樹炎さんに続いて、坪野さんからメールが届きました。 懐かしいお正月
の話題です。「幸福まめ」は初耳です。
 坪野さ~~ん 有難うございました。(孝子)

 迎春準備に追われる昨日今日、子供の頃の故郷の父や母のし
ていた迎春準備やお正月のことなどがしきりに思い出されます。

昔の人の生活に対する心構えや姿勢の真面目さに、改めて感心
し、そして今の自分の不甲斐なさに嫌気もさしています。


 お正月準備は家族総出で、何もかも手作りの昭和30年ころ
の思い出です。
家の大掃除から始まり、父は山に門松を迎えに
行きました。門松は、松と赤い実を付けた冬青(そよご)、そ
して竹、だったように覚えています。
母は飼っていた鶏を一羽
潰して料理したり、豆腐、蒟蒻も手作りでした。28日には
お餅を十臼も搗き八畳間一杯に並べました。


 一日の朝は父が一番に起きて、若水を汲み、お湯を沸かしま
した。朝ごはんの前に家族が揃って「まめでくりくりかきたつ   
うに」と茹大豆に米粉をまぶした「幸福まめ」と栗、干し柿、
たつくりを頂きながら一年の平穏を祈りました。世間にはお年
玉というものがあることなど何も知らない山の子の私でした。
私の故郷は岐阜県中津川市、木曾谷に近いところです。  
                        (坪野洋子)


 写真は 文章とは関係がありませんが・・・・・ 27日の忘年句会の茶菓子です。上の写真は、小豆餡を柚子風味の道明寺粉で包んだ<柚子餅> 下は、白小豆餡に干し柿を練り込み、蕨粉を練って包んだ<枯露柿(ころがき)>です。美味しかったです。



24.12.30 (2840)
 いぶきネットのお仲間に、正月の行事や 各ご家庭の習わしなどを
紹介していただくように お願いしましたら、早速 福岡の樹炎さんから
写真と共にお便りをいただきました。 (孝子)

 
 元旦の日の出は「初日の出」として真に神々しい気分になります。

福岡は今年は残念ながら天候は雪の予報で、ご来光は無理のようです。

私は、暫く活花を生業として来たせいか、この時期「正月花」を活け終わ

らないと年が越せなく成っています。


年改まる感じは、個々に違いますが、掃除の済んだ座敷に飾るお花は

凛として、爽やかです。  どうぞ、 ご笑覧下さい。              


                        (樹炎)


    実南天二段に垂れて真赤かな

                       富安風生



24.12.29 (2839)
 手元に『俳句』と『俳句四季』の1月号が届いています。
どちらの雑誌にも「伊吹嶺」の15周年記念大会の写真が
載っていて・・・来賓の方々と主宰と副主宰の写真です。
改めて、「伊吹嶺」にとって、今年は記念すべき年であった
事を実感しています。 しかし、『俳句四季』の<今月のハイ
ライト>のページには八十周年の「南風」も載っていますの
で、「伊吹嶺」の八十周年を思い描いてみました。最近のイン
ターネットの進歩を思うと、六十五年後は想像出来ませんが、
夢は膨らみます。
 角川の『俳句』には、数名の俳人が<新年に思うこと>と
題して 短文を寄せておられます。その中の池田澄子さんの
言葉に特に共感しましたので、一部分を紹介します。

   新年という言葉には、催眠術のような力がある。これがなかったら、人はどう暮らすのだろう。
  新しい自分になるような錯覚が有り難い。今年はどんな俳句を私は作るのか。・・・・・・・・・


 来年こそは、心して新年を迎えたいと思います。 来年 私はどんな句を詠むことが出来るのかな? 皆さんはいかがでしょうか?(孝子)


 最近、「伊吹嶺」や「いぶきネット」への入会の問い合わせが続き・・・・・今夜は、いぶきネット句会へ入会いただいた方への 歓迎メールが飛び交っています。  来年1月から「伊吹嶺」の俳句を学んでいただくには区切りの良い時期です。 勿論 何時でも入会していただけますが…・
 俳句を始めてみたいと お迷いの方・・・・・・「伊吹嶺」の写生句を 一緒に学びませんか? 写生句は俳句の基本中の基本です。 絵で言えばデッサンです。 東山魁夷の具象画も ピカソのような抽象画も基本のデッサンから始まります。 俳句も同じことが言えますね。

 上の便箋のふわふわしているところから 問い合わせをしてください。 気軽にどうぞ。(矢野孝子)



24.12.28 (2838)  いぶきネット句会ミニ吟行会模様
 去る25日にいぶきネット句会にて、2名の新同人のお祝い、いぶきネット句会が100回目を迎えることのお祝いで京都吟行会を行いました。吟行先は京都の北野天満宮での終い天神、知恩院のお身拭い行事を見に、18名参加によるで吟行会を行いました。速報については既に当日の落書に孝子さんに書いていただきました。そしてその吟行記を内田陽子さんに書いていただきました。私がもたもたしていたため、アップが遅れました。吟行記についてはトップページからトピックスを順にクリックしていただくか、【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

24.12.27 (2837) 
 いぶきネット句会12月の会報を 配信していただきま
した。その中に、仲間のエッセが載っています。
 今年入会された宏子さんの、俳句を詠む愉しさの溢れた
文章はどなたも初学の頃を思い出し共感されたと思います。
 慢房さんの文章は、「旅と旅行は似て非なるもの・・・・」の
書き出しで、慢房さんの豊かな暮らしを垣間見る事の出来る
文章です。 会員の皆さん(私も含めて)は、この会報を毎月
楽しみにしておられると思います。
 毎月会報を配信して下さいました切子さ~ん ご苦労様で
した。 来年も ヨロシク!
 
 12月いぶきネット句会の添削例を 添削コーナーにアップ
しました。 こちらも担当の同人8人が頑張りました。
ご覧ください。 (孝子)

 
いぶきネットの皆様     投句・選句・締切りのお知らせ

  年越しは蕎麦と第九と除夜の鐘・・・いよいよ(数え日)ですね。

久しぶりに、寒空を焦がす夕焼けを見ました。時の過ぎ行く早さを思います。

皆さんにとってどんな一年だったのでしょうか。

今年は、「伊吹嶺15周年記念」「伊吹嶺季寄せ」の上梓、おめでたい年でした。

来春は、いぶきネット句会が早いもので、いよいよ100回目を迎ます。

新同人のお祝(京都吟行会)はお天気を心配していましたが、如何でしたか。

  寒夕焼終れりすべて終りしごと  細見 綾子

  第九聴き凶作の年暮れんとす   栗田やすし


   さて、投句締切 1月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
      選句締切 1月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
 
 この場をお借りして、
皆様健やかに
良いお年をお迎え下さい。来年も宜しくお願い致します。(八尋樹炎)

 いぶきネット句会幹事の樹炎さ~~ん。毎月のお知らせと楽しい文章を 有難うございました。
来年もヨロシク! 

 写真は 樹炎さんが送って下さいました。 福岡の昨日の夕日です。 作家の檀一雄や、歌手の井上陽水の歌で知られている「能古島」が見えています。(孝子)


24.12.25 (2836)
 
今日は、新同人のお祝いと、いぶ
きネットの会報100号を記念して、
京都へ吟行に出かけました。いぶき
ネットにご縁のある方々18名が
京都駅に集合(写真上の右)をしま
した。
 吟行地は、北野天満宮の<終天
神>と、知恩院の法然上人像の
<御身拭い>でした。

 京都のお仲間からは、「お洒落より寒さ対策を!」と事前に知
らせて頂いていましたので、しっかり着込んで出かけました。

 今日の詳しい内容は、後日トピックスに 載せていただきます。
                                  (孝子)

 写真上の左は、 知恩院の和順会館をお借りしての句会風景。
下の写真は、最後に全員で!



24.12.22 (2835)
 今日は今年最後の伊吹嶺編集会議でした。15周年記念号の編集を無事終わり、今日は来年の方向を定める1つの節目というか、今後創刊20周年記念に向けた出発の月でした。
 インターネット部としては、ibukinet記事はこのまま続けますが、新たに「いぶきネットの四季」の記事を「伊吹嶺」誌にも掲載します。この記事は今まで、HPに限って掲載して、既にこのHPを読んで頂いていますが、インターネット環境のない会員も多くいらっしゃいますから、一部を「伊吹嶺」誌にも掲載するものです。HPだけでなく、こちらも是非読んでいただきたいと思います。第1回は伊吹嶺編集の重鎮の方の文章を掲載する予定です。ご期待下さい。
 
 次に連絡事項が2件あります。1件目は1月号の15周年記念号ですが、慎重を期して、今月の25日に最後の校正を行う予定です。従って1月号はイシグロ印刷さんからの発送が正月の松の内過ぎになることがほぼ確実となりました。その後、発送グループの皆さんによる発送作業がありますので、皆さんのお手元には1月10日頃になると思います。毎月、月をまたがるとすぐ発行所にまだ届かないとの電話が殺到します。1月号はこのような事情があることをこのHPを読んでいらっしゃる方はご承知置き下さい。そして皆さんの友人にもお伝え下さい。

 次の連絡事項ですが、丹羽康碩さんを中心になって刊行していただいた『伊吹嶺季寄せ』が既に完売になりました。予想外の好評で遅れて注文なさった方は再版までしばらくお待ち下さい。それに関連してのお願いですが、既に購入された皆さんで誤字、誤植などを発見なさった方は、葉書、手紙で長江克江さんに連絡していただけませんか。この情報を再版に反映して、さらによい季寄せとしたいと思います。長江さんの連絡先は「伊吹嶺」12月号の89ページに掲載しています。長江さんへは1月15日までにご連絡ください。またインターネット環境にない会員の皆さんにもこのことをお伝え下さい。(隆生)


24.12.21 夜 (2834)
 12月・HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 
今月の高点句は同点で お2人でした。

 干菜吊る軒すれすれを路線バス  近藤信男さん(東京)   

 縁とんと踏みつけ畳替へ終る   みつぐさん(北九州市)

 早速 「伊吹嶺」12月号を送らせていただきます。みつぐさま
 フルネームをお知らせください。

 関東支部のとみおさんは、三島由紀夫の話題に・・・・・・以下の
メールをいただきました。 衝撃的な(??)体験をされたようです。

      12/2の落書拝読 怒鳴門鬼韻 の<美しい星>読んでみたかったので
     すが、 関東の田舎では手に入らず残念でした。

     ・・・偶然 所轄警察署真前のお客様を 仕事で訪ねておりました。 野次馬
     の一人として署前で彼の遺体を乗せた車を迎え・・・・合掌したことを思い出
     しました。 (とみお)
 

   写真は、三島由紀夫が最後に立って演説をした あのテラスです。  今は防衛省の敷地内に移築されています。 予約申し込みをすれば見学出来ます。 真っ赤なコートの案内嬢が皆美人で・・・・(孝子)


24.12.21 (2833)  いぶきネットの四季(12月第2弾)
 毎月二つの俳句を鑑賞する「いぶきネットの四季」は12月の第2弾として、沢木欣一先生の「塔二つ鶏頭枯れて立つ如し  欣一」を取り上げました。アップは光晴さんにお願いしました。写真では結構明るく写っていますが、私が當麻寺を訪れた時、創建以来の塔のためでしょうか、三重塔はくすんで黒く見えました。今月の「伊吹嶺」誌の12月号でも清水さんがこの句を鑑賞なさっています。合わせてお読み下さい。なお「いぶきネットの四季」は【こちら】からお入り下さい。
 掲載した塔二つの他、寒牡丹と一緒に撮した塔もありました。これを右に紹介します。

 また沢木先生の同時作の次の句と細見先生の句を紹介すると、思い当たることがあります。

   常闇のすさまじき冷え牡丹寺     欣一
   むらぎもの牡丹を七日見つづけて  綾子


 この句に触発されたのかどうかは分からないが、鈴木みや子さんが次の句を作られています。

   寒牡丹見て来し冷えのむらぎもに   みや子
 
 まさにみや子さんの句はこのお二人の師の句を踏まえて、敬慕の念で作られていることが分かる。このようなみや子さんの句にはとても追いつけない。私が名古屋句会で最初の指導者として、教えていただいたにもかかわらず、期待に添えなかったと今頃気付いている次第です。(隆生)


24.12.20 (2832)
 『俳句四季』の1月号が配達されました。
<今月のハイライト>のページに我らが「伊吹嶺」が取り上げられて   
います。 主宰の写真と俳句、そして主宰が「伊吹嶺十五周年」に寄
せて書かれた文章が載っています。 インターネットの事にも触れ
ておられます。
    ・・・・・・創刊十五周年を機に、若い副主宰(河原地秀武)を
    得て、編集部と共にインターネット部の充実をはかり、俳誌
    とホームページとが車の両輪のごとく機能することを願って
    いる。・・・・・・・

 
 いぶきネットの皆さ~ん これからも頑張らないといけませんね。
その他、「伊吹嶺」の仲間の句も25句並んでいます。
 
        振り向けば一筋の道寒明忌      栗田やすし

 綴じ込み葉書で応募できる「四季吟詠」の今月号の選者の中に 下里さんもおられます。1月20日が締め切りですので、葉書をお持ちの方は 是非 応募を!   (孝子)
      
                     写真は、今日の話題とは関係ありませんが・・・・ベルギー土産のチョコレートです。


24.12.17 (2831) 来月はいぶきネット句会第100回
  15日、16日と今月のいぶきネット句会の合評会が行われました。2日間とも20名近くの参加を得て、活発な意見交換がありました。特に会員の皆さんの発言が私たち同人にとって、勉強になります。これで今年最後の合評会となりましたが、実は今月がいぶきネット句会の99回目でした。と言うことは来月が第100回目のいぶきネット句会となります。計算すると、平成15年の秋からスタートしたことになります。丁度この頃伊吹嶺HPを抜本的に見直した時で、この時、同時にいぶきネット句会が始まったことになります。いぶきネット句会が100回目を迎えたことはこれまでのネット部の先輩、いぶきネット句会の参加の皆さんのおかげです。丁度1月は「伊吹嶺」15周年記念号も発刊される月と重なりました。私たちネット部も100回記念に皆さんと合同で参加出来る企画を考えています。それはこのHPの1月1日に発表したいと思います。それまでネット部関係の皆さん、楽しみにして下さい。(隆生)
24.12.16 (2830)
  昨日と今夜は、今年最後の
チャットによる合評会です。
今頃は、色々な意見が飛び交
っている頃と 思います。
 
 夕べ、樹炎さんの刀の鍔の
句が話題になったようで、樹炎   
さんが写真を送って下さいまし
た。 鍔を文鎮代わりに使って
おられるようで・・・・
 これが樹炎さんのセンスの良さ・・・・・・ですね。


 今日の午後は「伊吹嶺句会」で50名近い方が参加され、主宰から直接指導を受けられました。夕方からは、「カリンカ句会」で、会場はいつものロシア料理のレストラン<ロゴスキー>で行われました。 ワインや、ロシアンティーにほろ酔い・・・・・和やかな句会でした。  帰宅したら、すでに範子さんから 今日の句会報が配信されていました。 範子さ~ん 有難うございました。
 来月の「カリンカ句会」は 新年大会等々行事が続きますので、ネットを使っての句会に変更になります。皆様間違いのないように!

 写真は、今夜の<ロゴスキー>の我々のメニューです。 左から、ピロシキ、きのこのつぼ焼き(ブリバーミ)、ボルシチです。 美味しかったで~~す。(孝子)












24.12.14 (2829)
 国枝部長さんが俳人協会へ論文「環境問題と季語」を応募され
採用されて、『俳句文学館紀要』として、活字になりました。 先日
読ませて頂きました。
 国枝さんのホームページでは 環境問題に取り組んでおられる
様子がよく分かりますが、 この論文は、俳句を例に取り、分かり
易く解説されています。
  最後の部分のみで、十分理解していただけないのが残念です
が・・・一部分を以下に紹介します。

         おわりに
  環境問題には温暖化と生物多様性の二つのカテゴリーがあり、
それぞれについて環境が季語に与える影響を考察した。次に俳人
として環境問題に対峙して行動する必要性を述べてきた。その方法
として「知ること」、「行動すること」の二つを提起した。特に「行動すること」については個のレベル、座としてのグループレベルでの活動の他、今後の課題として、組織として環境を考慮した行動への提起を行った。これらの現実に向き合って、俳人は今こそ行動すべきである。


        ・地球てふ病む星に住み露けしや   鷹羽狩行

        ・ハリヨ棲む水に影濃き石蕗の花   栗田やすし



 環境問題とは関係がありませんが・・・・・写真は、名古屋市の東山動物園の歩道で写したアフリカ象の足型です。12月3日の写真は、アジア象の足型だそうです。(孫に聞きました)  孫は自他共に許す<動物博士>でした。 もうすぐ5歳になりますが、今ではただの動物好きの男の子になってしまいました。 仮面ライダーの方が好きのようで、動物園にお供をする回数も減って がっかりです(孝子)


24.12.13 (2828)

    いぶきネットの皆様   合評会のお知らせ

 底冷えがして雲が垂れ込め、今にも雪が降り出しそうな朝、
友に誘われて近所の「ふいご祭」へ出かけました。
(目隠し女相撲)行司以外は皆女性で、七福神の顔を書いた
頭巾をかぶり、土俵に膝をつき、手探りで相手を探して倒します。
なかなか、相手が見つからず観客から「右! 左!」と指示が出て
どっと、笑いが・・・女力士の化粧回しはお手製、家業の大漁旗・
・・納得です。
冷え切った身体に温かい甘酒と笑、鄙びた村の貴重な祭
りに心の煤を払いました。
歳用意に向かい風邪にご注意下さい。

  大釜に甘酒わかす鞴の日  藤森 もと子

  風に鳴る鋤鍬の絵馬鞴蔡  栗田 せつ子

 さて、合評会はいつものように、
  15日(土)・16日(日)の両日
  午後9時から行います。
  今年最後の合評会です頑張りましょう。    


 写真は「女目隠し相撲」です。 力士の入場、女横綱の土俵入り、
審判は高齢のお婆さん四人
生真面目に行われる奉納相撲に笑い
転げました。
                              (樹炎)




24.12.11 (2827)
 今日は、愛知同人句会でした。 初めて愛知の新同人が全員参加され、参加者は55名でした。主宰は挨拶の中で、「・・各々が句会を持って、伊吹嶺の俳句を仲間と学んでください。そして、 若い仲間を育てていただきたい・・・・」と言われました。 
 来年「伊吹嶺」は16年目に入りますが、同人が100人を超えるそうです。 多くの仲間と 今までと同様に伊吹嶺の俳句を学んで行く事に変わりはありませんが・・・・今日は新同人の皆さんの挨拶などもあり、<身の引き締まる>思いでした。
 忘年句会の終了後、愛知のインターネット部員で、来年の計画や吟行会等々について話し合いをしました。その中で、HP俳句会は、15周年を記念して来年1月から1年間の 年間大賞(仮名)を設ける事が決まりました。詳細は後日発表しますが、賞品の事も話し合われましたので、皆さ~~ん  お楽しみに!

 写真左は、今日の句会で挨拶
をされている主宰です。 黒のセ   ーターと上着が似合って、素敵   
でした。
 写真右は、主宰と新同人の皆
さんです。 皆さんの挨拶が新
鮮でした。(孝子)








24.12.10 (2826)
 『俳句四季』12月号のあとがきのページの<表紙のことば>に写
真家の浅井慎平さんが 以下のように書いておられます。 俳句へ
の私の姿勢と重ねて、感慨深く(反省しつつ?)読みました。 その中
の一部ですが紹介します。

    ・・・・時を止める事は出来ない。鴨長明はそれを川の流れに
    たとえた。しかし、現代人はそんな風に月日の事を考えない。
    無常観のようなものはどこかに置き忘れてしまった。振り返る
    彼方というものがなくなった。遠ざかる過去も、やがてやって
    くる未来も心の外にあるらしい。いまという瞬間がただ走って
    いく。そこにあるものは効率だけだ。便利か不便か。早いか     
    遅いか。損か得か。僕は空を見上げて、ため息をつく。・・・・
    ・・・・・・・かつて・・・・・  貧しささえも希望に変える鍵がポケッ
    トにあった。ぼくたちはすがすがしい風に吹かれ、微笑しながら
    生きていくことが出来るだろうか。


  今日も選挙カーが希望に満ちた言葉を連ねながら、窓の外を走って行きます。 この候補者の中から 私は未来の日本 そして地球を考えている人を選ぶ事が出来るのか・・・・迷います。

 写真は、昨日仲間と吟行に出かけた時の一枚です。 外宮の近くに住むMさんは、八年間 我々の句会へ不在投句(欠詠無し)で参加しています。私以外は初対面でしたが、毎月の投句や選句の中でイメージが出来ていてすぐ打ち解けて会話が弾みました。 こんな句会との関わり方もありますね。   
 案内してくれた外宮は 見どころ満載の吟行地でした。写真の大木は <清盛楠>と言い、清盛の烏帽子が枝に触れたので、枝を伐られたと言われている楠です。 <三石>と言うパワースポットもあります。 皆さんが焚火に手をかざしているのかと思ったら、その石からパワーをいただいておられる場所でした。勿論 私たちもパワーを頂いて来ました。 勾玉池の周りには 珍しい植物も多いようです。 <多賀宮>は 外宮でだだ一ヵ所 願い事が聞いていただける所とか…・ 帰り道(愛知県に入って)の雪には驚きました。
                                              (孝子)  


24.12.6 (2825)
 「伊吹嶺」12月号が届きました。
今月は、新同人の皆さんが顔写真入りで紹介されています。お一人お一人
が抱負(決意?)を述べておられて、とても新鮮なページです。
 インターネット部が担当しているページでは、内田陽子さんが、「選句
の基準」と題して文章を寄せてくださいました。 沢木先生の言葉が引用
されていますので、もう1度じっくり読んでみたいと思っています。

 内田さんは、「いぶきネットの四季」にも文章を書いておられます。沢木
先生の<南天の実に惨たりし日を憶ふ>を鑑賞されています。武藤さん
が先月から アップを引き受けて下さいました。武藤さんの南天の写真と
共に御覧ください。 (トップページからお入り下さい。)  (孝子)

  写真は手前に冬のたんぽぽが映っています。最近は冬でも黄色の美しいたんぽぽをよく見
かけるようになりました。 だんだん温かい冬になっているからでしょうか。




24.12.3 (2824)
 今年最終のHP俳句会も いぶきネット句会も 投句を受け付け
ています。 皆様 お忘れなく!

 2 3年前までは、いぶきネット句会とHP俳句会が主流でしたが、
今では色々の窓口が増えて来ています。その分、多くの方々とのご縁
も出来ました。 インターネット部員も増え、会員の皆さんの協力も得て 
今年も 滞ることなく進める事が出来そうです。 主宰はいつも 5年先 
10年先を見据えて・・・と 言われます。 我々いぶきネットは、先ず
来年を頑張らねば・・・・でしょうか?  皆様 ご協力をお願いします。

      いぶきネットの皆様     投句締切りのお知らせ

 最後の一枚となるカレンダーをめくりました。いよいよ師走ですね。


 木葉時雨の庭に暫く竹箒を杖に梢を眺めてみました。楢や橡の黄葉が朝日を受けて黄金に輝いています。

       橡黄葉ひるがへるとき艶めきて    皆川 盤水  
 
       銀杏散る小学校の水飲場     栗田 やすし


 庭先を訪れる野鳥や雀が最近ぐんと減りました。餌籠の蜜柑もあまり減りませんし、もちろん全く見なくなったわけではありませんが・・・
急激に減ったのが不気味です。皆様お風邪にご注意下さい。

        さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 


 
12月2日の「落書」を読んで、徒歩さんからメールを頂きました。

 落書の写真素敵ですね。影がいい雰囲気を出しています。

 三島由紀夫は時折 図書館から「豊饒の海」を借りてきて読んでいますが、第二部の「奔馬」の始めの方で頓挫していています。重くてぶ厚いのが難点ですが、旧仮名遣いで書かれている全集で読んでいます。 美しい文章が旧仮名遣いで何とも言えぬ雰囲気を醸しだしています。新聞を読んでびっくりしましたが手紙まで旧仮名遣いで書いているんですね。 三島由紀夫は「豊饒の海」の脱稿を終えてから自決していますが、第一部「春の雪」も難解ですが それはそれは美しい文章です。俳句を作る上でも参考になる文章です。 是非とも読んでください。(徒歩)

           
上の写真は何のマーク(?)かご存知ですか?(孝子)


24.12.2夜 (2823)
 今日、伊吹嶺運営委員会が行われました。今年最後の運営委員会で、15周年記念行事がほとんど終わり、その報告がありました。まず11月3日の15周年記念俳句大会が無事終わったこと、次に『伊吹嶺季寄せ』の刊行状況が報告されました。当初予定していた部数はほとんど予約で一杯になり、増刷の必要が出たといううれしい悲鳴がありました。でもこれから1月末までは伊吹嶺会員に限り、1部2000円の頒価で購入できますので、今のうちに予約して下さい。
 「伊吹嶺」1月号である「15周年記念号」の編集も順調に進んでおり、12月10日に最後の校正を行う予定です。今年は原稿依頼を早めに行ったため、あとは校正を残すばかりです。ご期待下さい。
 なお1月16日に予定している「自然と親しむ吟行会」はほとんど予定人員に近いのですが、まだ若干の余裕があります。これから参加したいと思われる方は、「伊吹嶺」11月号の案内に掲載されているとおり、武藤光晴さんに早めに申し込んで下さい。
 以上が大体の運営委員会の内容とそれに追加した私からの報告です。(隆生)


24.12.2 (2822)
 毎日 自家用車を動かし始めると、カーナビが「今日は〇〇の日です」と教えてく
れます。 因みに、今日は、「全国防火の日」でした。 ゴロ合わせの日も多くて、笑
えそうな日もありますが、11月22日の「良い夫婦」の日の 樹炎さんの話題(この   ページの11月25日)は、しみじみとした内容でした。 両親のことを 重ねた方も
ありましたが、私は、自分の事を重ねて考えました。  
 薬の日は、ゴロ合わせで9月3日かと思いましたが、5月5日でした。『古事記』
の中で、推古天皇が「薬刈り」をされた日とされていて、それに因んで決められた
とか・・・・・参考までに!  
 
  
 以上のゴロ合わせとは少し違うかもしれませんが…・
 今朝の中日新聞に、ドナルドキーンさんが<美しい星>と題して 三島由紀夫の
事を書いたエッセイが載っていました。
 
以下その一部です。

    ・・・・・三島はある時から手紙に「怒鳴門鬼韻様」と当て字で書いてきた。
    そこで、わたしは仕返しに「魅死魔幽鬼夫様」と書いた。三島は七〇年十
   一月
二十五日に自決した。その直後、ニューヨークで翌十一月二十六日の
   消印が付いた三島からの航空便を受け取った。自決直前に書き、机の上に
   置いてあった封筒を、夫人が投函してくれたのだ。
    そこには「小生たうとう名前どほり魅死魔幽鬼夫になりました。 キーンさん
   の訓読は学問的に正に正確でした」。もちろん冗談だったが、その命名の痛み
   は、いまだに癒えない。

    

 
        三島忌や空のプールに日の差して       片山由美子

         三島忌の男美学の首飾           井沢正江


              写真は、ウオーキングに時々出かける公園の夕方の景色です。(孝子)


24.11.29 (2821)  『碧梧桐百句』発刊『碧梧桐百句』のご案内
 久しぶりにこの落書を書いています。
 栗田主宰は今月、『碧梧桐百句』を発刊されました。平成12年に俳人協会評論賞を受賞された『河東碧梧桐の基礎的研究』以来、碧梧桐研究一筋としてこつこつと書きためられたもので、「伊吹嶺」誌としては「この道一筋」で連載されたものに、書き下ろしを加えた労作です。是非皆さんにご購入いただきたいと思います。『碧梧桐百句』の内容、購入方法は【こちら】に紹介しました。総ページ339ページですから、私もまだ読み切れていません。ここには既に皆さんご存じの句も紹介されています。
 例えば、「闇中に山ぞ峙つ鵜川かな」の句は、明治34年に発表された句ですが、碧梧桐が始めて岐阜を訪れたのは、明治35年の冬であったことや、「から松は淋しき木なり赤蜻蛉」については、北原白秋の有名な詩である「落葉松」は大正10年発表であるに対して、碧梧桐のこの句は明治35年発表で、既に白秋に先だって、「から松は淋しき木なり」と考えて発表されていたことに留意すべきで、碧梧桐の先駆性について、栗田主宰は指摘されています。その他、興味のある句が多く、伊吹嶺会員はもちろん、広く多くの俳人に読んで頂きたいものと思っています。(隆生)


24.11.27 (2820)
 いぶきネット句会の徒歩さんから お知らせをいただきました。

名古屋市民文芸祭の作品集が届きましたが、奥山ひろみさんの
句が市長賞の入選でしたね。
 
   市長賞 「広島の空へ噴水まつすぐに」  奥山ひろみ

   他に佳作入選の会員の方を14名確認しました。(徒歩)

  奥山さ~ん おめでとうございました。(孝子)

 
いぶきネットの皆様 投句・選句締切りのお知らせ

 まもなく師走、仕事を片づけ賀状をしたため、
帰郷の
手配や、お迎えのお仕度、慌ただしい日が続きますが
家族の穏やかな笑顔に囲まれたいものですね。

 この季節、「冬ざれ」「冬めく」「木枯」「落葉」
など、風に鳴る、舞う落葉・・・小鳥の羽風にさえ
散る紅葉です。


明日は、満月です。寒さ ひとしお「月冴ゆる」です
ね。温かくしてご覧下さい。


   師の句碑に十一月の日差かな 栗田やすし

   はやばやとともる街灯冬めける 富田 直冶

   さて、投句締切 12月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切
      選句締切 12月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切
                                                       (樹炎)

 写真上は、哲半さんが送って下さいました。 昨日 恒例の南座のまねきがあげられたそうです。

 写真下は、樹炎さんのお庭です。 小鳥の為の餌籠でしょうか。  

               黄落の南座に灯のともりけり    井沢陽子



24.11.25 (2819)
 添削コーナーに いぶきネット句会11月の添削例をアップしま
した。皆さんの参考にしていただけると良いのですが・・・・・

 連休が終わりました。出かければ、車の渋滞や人の列。ユニク
ロのレジも人が並んでいて、買い物は諦めました。

 樹炎さんから、22日に 写真を添えてお便りをいただいていま
した。少し遅れてしまいましたが、しみじみ良い夫婦の話題です。

   「良い夫婦の日」

 常々、夫と行動を別にして(趣味が違い)10年・・・空気のような暮ら
しでしたが、ふと気が付くと寂しさを隠し切れない老いた夫の姿に愕然としました。


新聞の「良い夫婦の日」の見出しをきっかけに、夫へ照れずに遊びを誘い・・・腰重く、ためらう夫に、すかさず、(空港の送迎デッキが日向ぼこによいのでは?)

飛行機大好きな夫、旧制中学高時代 学徒動員で軍機の部品作り・戦後豊かに成った頃、グライダークラブ、机の抽出しは沢山な飛行機の資料・・・嫌いなはずがありません。・・・二つ返事が返ってきました。

午後4時頃から日没まで デッキで、離着陸の轟音に包まれ、夫の眼に光耀を見つけました。 引っ切り無しの離着陸にまるで、自分が(管制官)のような口の利きよう・・・笑
寂しかったのですか、貴方~~。 (樹炎)                                    


24.11.23 (2818)
 静岡支部長の磯田さんから写真を添えてメールを頂きました。超羨ま
しい話題です。 磯田さん 有難うございました。



 先週、山梨県立文学館で開催中の「没後50年飯田蛇笏展ーくろ
がねの秋の風鈴鳴りにけり」へ行って参りました。常設展示にも
「蛇笏龍太展」はありますが、今回は記念展ということで、大々
的な展示で蛇笏の生涯にわたる俳句活動が余すところなく見られ
ました。同一敷地内に蛇笏の唯一の句碑(没後1周年忌に建立)
「芋の露連山影を正うす」があり、桜紅葉が色を尽していました。
ここからは南アルプスの間の岳、農鳥岳の雪嶺が望め眩しく輝い
ていました。
(特別展は25日までで残りわずかとなってしまいました。)
 ついでに「山廬」(蛇笏居、非公開)にも・・・と連絡をとり
ましたが、1カ月前に申し込みをということで今回は邸内の見学は
できませんでした。門前からならどうぞ!ということで、笛吹市境
川小黒坂を訪ね、蛇笏の主とした作句場所の後山を望み「山廬」の
前に立って、少しはその場に近寄れた感じでした。
私はこのところ廣瀬直人著「作句の現場ー蛇笏に学ぶ作句法」を
読み終えたばかり、紹介者があったので良い機会と思い行って参
りました。計画して桃の花のころ再訪しようと思います。
                                 (なつえ)

    落葉すやしづかに庫裡の甕の水  飯田蛇笏


 22日の文章は 読者からご指摘を頂きましたので、少しカットしました。 (勘違い?のようでした) 昨日読まれた方は もう1度読んで下さい。(孝子)


24.11.22 (2817)
 いぶきネット句会の幹事の樹炎さんから お便りをいただきました。(孝子)

一年を短いと思う感覚は年齢に比例するとか・・・
 日だまりが恋しく、湯気がごちそう、という季節つい美味しそうな話題に触手が動きます。
それに、今日は「良い夫婦の日」ですね。素晴らしい日でありますように。

「新聞斜め読み」で意外な食べ物のルーツが気になりメモしてみました。ご笑覧下さい。

   『意外な食べ物の話
スペインから帰って来た友に招かれて出された料理がスープご飯・「おじや」・・・「これ、おじや」? 「そう。おじやよ」スペイン人も(OLLA)オジヤと言うの・・・深鍋に煮込む料理のこと、日本食だと思っていた オジヤの語源がまさかのスペイン語だったとは・・・いはば パエリアのスープ版。ただし、九州では「雑炊」と呼ぶのが一般的である。へ~~~

「肉じゃが」という料理はどうして生まれたか。旧日本海軍に東郷平八郎元帥を巡る誕生秘話がある。東郷は英国留学中に味わったビーフシチュウーが忘れられず艦上食に取り入れようとした。だが、日本にはワインが無く、料理長はシチューなど知らない。悪戦苦闘の末に、醤油と砂糖で味付けしたのが始まりという。今ではおふくろの味となって親しまれている。ホ~~~

                                                   (八尋 樹炎)
            ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

        
グラタンの熱しと食ぶる冬至かな      青畝


11月のHP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句は、古賀一弘さん(東京)の 「みちのくの闇に濤声牡丹焚く」 でした。おめでとうございました。賞品の伊吹嶺11月号を送らせていただきました。(孝子)


24.11.19 (2816)
 17日のこのページにお知らせがありますが・・・・・
「いぶきネットの四季」のページに、谷口さんが素敵な文
章を寄せて下さいました。 
 今日は、綾子先生の句集『奈良百句』を思い出して、
読んでいます。 奈良へ行きたくなりました~~。

 関東支部の皆さんは、伊吹嶺の15周年記念大会に参加
されたその日に、奈良へ向かわれました。一灯さんが、初
冬の奈良の写真を沢山送って下さいましたので、その一部
を紹介します。

 昨日は、主宰に直接指導がいただける「伊吹嶺句会」で
した。 その流れで夕方の「カリンカ句会」へも参加いただいた
方がありました。 両方の句会共に、「伊吹嶺」の会員の皆さん
何方でも参加出来ます。是非、お出かけ下さい。(孝子)

    
     曼荼羅に残れる金や初しぐれ

     曼荼羅の地獄極楽しぐれたり

     茶粥食べ極楽図見てしぐれたり


                   以上3句『奈良百句』より

                                   写真上は、飛鳥寺の脇の首塚、 下は奈良公園です。


24.11.17 (2815)   いぶきネットの四季(11月第2弾)
 「いぶきネットの四季」、3月からスタートしましたが、今月の第2弾として、谷口千賀子さんに『奈良百句』の中のうち、細見綾子先生の奈良の俳句3句を鑑賞して頂きました。元興寺は極楽坊にも出かけましたし、元興寺跡の方にも出かけました。私の写真には、元興寺門が残っていましたので、その写真を掲載しました。また今月から、光晴さんの応援を得て、このページを作成して頂きました。光晴さん、ありがとうございます。なおいつものように、「いぶきネットの四季」に入るにはトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入る場合は、直接11月の鑑賞文に入ることが出来ます。
   暮るる空底明るきに棗あり     細見綾子
   柿の朱を点じたる空こはれずに     〃
   古寺のしぐれや音をなさずして      〃


 なおまだ計画段階ですが、この「いぶきネットの四季」は好評ですが、パソコンを持っていない方やインターネットは見ない方もいらっしゃいますので、「伊吹嶺」13年2月号より、ibukinetのページにもHPに掲載された鑑賞文の一部を掲載したいと思っています。ご期待下さい。(隆生)

24.11.16 (2814)
 夕べは、チャットによる合評会でした。 文語の「蹴る」の活用を
を 教えていただきました。 いろいろな意見を出し合って、思い込
みをしていたことや、季語が2つ入っている事等 意見を聞きながら
勉強しました。 昨夜は、大急ぎで帰って 途中から参加された方
も複数ありましたが、自宅で句会に参加出来る事は有難いと思って
います。 今夜も9時から 約1時間 投句一覧の後半の俳句につい
て 学びます。 いぶきネット句会の会員の皆様、お忘れになりま
せんように!

 左の写真は、国枝部長さんが出席をされた同窓会のニュース
す。 1959年度卒業の同窓生が 恩師の授業を受けられたとか。
羨ましいような話題です。 県立岐阜高校は名門校と聞いたことが
ありましたが・・・・国枝さんの勉強好きは・・・・・・きっとその頃から
ですね。詳しくは、国枝さんのホームページをお読みください。
 主宰もこの高校を卒業されたのではなかったでしょうか? 


 HP俳句会11月の投句を締め切りました。投句一覧をアップし
ていただきました。選句結果は20日過ぎになると思います。
お楽しみに!                         (孝子)



24.11.13 (2813)
 いぶきネット句会の幹事さん(樹炎さん)から 写真と共にメール
をいただきました。 樹炎さ~ん いつも素敵な話題を有難うござい
ます。

 木々の紅葉も進みました。

ひんやりとした優しい風が草木の甘い匂いを放ち・・・
アッ、「七五三」だ~~


ご家族の和やかな語らいが耳に、遠い昔がよぎります。
ふと、思い立って午後4時、近所の「雷山千如寺」に紅葉
を観にゆきました。「雷山千如寺」は糸島の雷山中腹にあ
り、本尊である鎌倉時代の木造十一面千手千眼観音像は、
高さ4.6m もある巨大な仏像です。西暦725年に天竺の
僧 清賀上人が開創したと伝えられている古刹です。閉門
の迫る人まばらな寺領を回り 夕照りの紅葉に歓声を上げ
ました。(樹炎)


 今日は 愛知の同人句会でした。先日の15周年記念大会で推挙
をされた新同人も参加され、「伊吹嶺」の即物句を学びました。今日の
出席は52名で150句余りの投句数でしたので、新同人のお一人は「疲れ
たぁ~~」と言っておられました。 
 今月の4日に亡くなられた句友を悼む俳句も 多く見せていただくことが出来ました。 私は「風」の時代から一緒に学んで来た仲間ですので、このページを書きながら 一緒に吟行をした事等々思い出しています。 寂しくなりました。

          友逝けり川原に燃ゆる草紅葉    平松公代

         白菊や夫恋ふる句も供へらる    若山智子

                           
                                   以上2句 今日の主宰入選句の中より (孝子)


24.11.11 (2812)
 伊藤範子さんから メールをいただきました。範子さんも複数
の先生の入選をいただかれたようです。
 
11月11日(日)刈谷市で、俳人協会愛知県支部秋季俳句大会
が開催されました。
秋季の大会は、何方でも参加できる大会です。
 大会の前半、「氷室」副主宰で元京大総長、地震学者の尾池
和夫氏により「季語の地球科学」と題する講演がありました。日
本が地球上で中緯度にあって海に囲まれているために、四季の
変化に富んだ「季語を持つ国」であること、地球の現在までの年
齢を一年365日として考えると恐竜の絶滅が12月26日夜にあた
るという驚きのデータ、一日を一秒と換算して、東日本大地震ま
でに起こった地震の群発の様子、ご自身の俳句作品、ジオパーク
を作る活動に携わっておられることなど多岐にわたって有意義なお話を聞くことが出来ました。
 
 第二部は嘱目句による俳句大会です。次々入選句が披講され、「伊吹嶺」からも多くの名乗りがあり、森靖子さんと天野アイ子さんが入賞されました。 森さん 天野さん おめでとうございます。

▽大会賞 杉本ゆうき特選
  送信塔跡地固しと冬田鋤く    森靖子

▽加藤耕子特選
  歯で割りし於大の椎の実の甘し  天野アイ子
 
 刈谷には家康の生母於大の方が逗留した水野家屋敷、第二次大戦で使われた依佐美(よさみ)送信所記念館などがあります。大会会場の刈谷市総合文化センターは、駅前から雨にも濡れずに行けるとても立派な会場でした。(☆ Noriko ☆)     ☆.:*・°.。.:*・°☆.。.:*・☆°.。.:*.。☆.:*

 いぶきネット句会の仲間の松井徒歩さんから お知らせをいただきました。 馬場先生は いろいろな分野の事に精通されていますので、きっと素敵な講演になると思います。


 8日の落書でもお名前の上がっている馬場駿吉氏の講演会が13日火曜日に名古屋市千種区楠元町の愛知学院大学楠本学舎で開催されます。
 題して、
見逃していませんか?日本の美の至宝!」ー海を渡ったまぼろしの国宝を楽しもう
朝7時00分~8時00分ですので、名古屋市在住で地下鉄沿線にお住まいで早起きで元気な方、よろしかったらどうぞ。

交通
  地下鉄東山線本山駅下車1番出口徒歩7分 ・(入場無料)・ 駐車場はありません。松井徒歩

写真は、数日前の(平日)森林公園での1コマです。 周りには子供達は見かけませんでしたが、木の根元にひとかたまりづつ 3か所に置いてありました。 多分幼稚園の遠足と思います。(孝子)


24.11.9 (2811)

 いぶきネットの皆様     選句締切りのお知らせ

 
 立冬を迎え、お日様は温かですが、風は冷たいですね。

居間から双眼鏡で見る鴨の日向ぼこ、(約50羽)対岸に赤い足

を綺麗に揃えて、世間話でも始めたのか、何時までも動こうと

はしません。

布団を叩く音に一斉に飛び立ち、池を旋回して戻ってきます。

蹲に貂がきています。夫は気付かずに、団栗拾いに余念が有り

ません。

暮れなずむ夕日にくっきりと、山脈がことさらに近く見えます。

皆さんの辺りは如何でしょうか。気温差にご注意下さい。

      折鶴に息を吹き込む日向ぼこ  須籐 サダ

      干し布団叩くたび日のうすれけり 宮岡 計次 

    
   さて、明後日11月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)

 名古屋市博物館で「芭蕉展」(写真)が開催されています。 展示品の中に芭蕉の添削(批評)を見つける事も出来ます。芭蕉と縁のある方々の作品も展示されていて、ずいぶん沢山の展示物ですので見応えがあります。 11月11日までです。(孝子)


24.11.8 (2810)
 11月4日に 愛知県の「ロータリー俳句大会」が開かれました。
まだ3年目ですので、出席者は60名ほどでしたが、講演が豪華
でした。 「笹」主宰の伊藤敬子さんと、名古屋ボストン美術館の
館長で俳人でもある馬場駿吉さんのお話を聴く事が出来ました。
特に馬場さんの「凝縮の美学」と題しての話は、絵画好きな私に
は 印象深い内容でした。 桑原武夫(フランス文学者)の「第二
芸術論」に疑問を持たれた馬場さんは、学生の頃 1年間で60冊
余りのフランスの小説を読み・・・・・フランス小説の中にも、微細な
物事の中に雄大な物が凝縮されている場面を いくつも見つけら
れたとか…・・・
 銅版画のような小さな作品と、短詩型文学である俳句を
並べ・・・・・、小さな作品の中にも感動やその表現を凝縮す
ることが出来ると…・
 元々散文と韻文は比較して甲乙を論ずることではないと・・・

 ゴーギャンの作品名「我々はどこから来たのか我々は
何者か我々はどこへ行くのか
」と、芭蕉の句「この道を行
く人なしに秋の暮
」は、同じことを言っているのだけれど、
芭蕉はゴーギャンより200年も前に 既にその事を読んで
いることが素晴らしいと、結ばれました。 
 
 俳句大会では、「伊吹嶺」の仲間も出席されていて、良い成績でした。

 馬場駿吉さん 特選
        父の日や画面はみ出す父の顔    田嶋紅白

 選者の入選
       少女らの合唱清か敬老日       澤田充子
 
       満月や外つ国で待つ深夜便      玉井美智子

     上の写真は、講演をされている馬場さんと選者の方々。(私も選者の仲間に入れていただきました)
      下の写真は、選者と、特選と、入賞の皆さんです。 後の左から2番目が、田嶋さんです。(孝子)



24.11.7 (2809)
 外出のついで(?)に琵琶湖まで出かけて、立冬の
伊吹山を眺めて来ました。
 名神高速道路の羽島付近からは、雲の中に溶け込ん
いるようで、はっきり見えませんでしたが、琵琶湖側の
湖北町(右上の写真)からは 雄大な姿を眺めることが
出来ました。 穭田の彼方の伊吹山です。
 コハクチョウが10月6日頃に飛来したとか・・・・(写真   
右下)伊吹山を望む事の出来るビオトープ(湖北町)には
20数羽の白鳥を見る事が出来ました。まだこれから10
0羽以上 渡って来ると思います。 
 下の小さい写真は、北陸道の長浜から見た夕方の伊
吹山です。 伊吹山の雄姿を満喫した1日でした。

 『俳句四季』11月号を御覧になりましたか?
選者の下里さんの(今月担当)特選は、「伊吹嶺」仲間の   
中斎ゆうこさんの作品
    下駄履いて碁打ち集へり夏の朝    
です。中斉さんは以前 いぶきネットの吟行会に参加してい  
ただきましたので、いぶきネット
の皆さんは ご存知と思
います。
 中斎さ~~ん
おめでとうございました。
         (孝子)





24.11.6 (2808)  伊吹嶺15周年記念俳句大会模様
 11月3日の伊吹嶺15周年記念俳句大会模様をアップしました。今回は坪野洋子さんに書いて頂きました。参加者が260名を超えた大盛況で、写真の整理もまだ十分に終わっていません。HPの速報性としてはやや遅れましたが、大会模様をトップページの一番下の写真をクリックするか、【こちら】から入って下さい。「伊吹嶺」誌では2月号に掲載される予定です。期待してお待ち下さい。それまでには大会当日の写真も整理したいと思います。(隆生)


24.11.5 (2807)
 11月3日の15周年記念大会の余韻に まだ浸っています。   
沖縄や九州のお仲間は、大会前後2泊されたようです。
(遠路 ご苦労様でした。)
 樹炎さんもそのおひとりで、前日は主宰の句碑を訪ねられ
たり、3日目は名古屋城を吟行(見物?)されました。   
 

 博多から、新幹線の車窓に広がる晩秋を楽しみな

がら、(菊香る文化の日)伊吹嶺15周年記念俳句

大会へ参加致しました。

 思えば平成20年「岐阜グランドホテル」の大会以来のご無沙汰です。会場は、多くのご来賓

と、260名もの参加者で賑わい、とても華やかでした。皆さんの活気に満ちた、懐かしいお顔

に、再会でき、手を取り合って、喜びました。


 うららかな小春日和がうれしく、帰途、名古屋城の菊花展・記念樹・「榧の木」の頑張りに、

深々と頭を垂れ、一巡りして(榧の実)の香りを土産に致しました。(樹炎)

 写真は、名古屋城の榧の大樹です。 名古屋の空襲で爆撃を受けたのですが・・・生き残って 枝葉を茂らせています。 幹には 空襲の傷跡(幹が裂けて・・)が残っています。(孝子)


 大会の後、道草をして帰宅しましたので、野球の日本シリーズの試合は終わっていました。 その夜は、夜更けまでテレビのスポーツニュースを楽しみました。 原監督の「勝っても負けても 勝負は前に進むのみ」と・・・・この言葉が 気に入っています。(孝子)
      
   (遅ればせながら・・・)  巨人が優勝しました。 巨人ファンの皆様 かんぱ~~~~~い!  


24.11.4 (2807)  『伊吹嶺季寄せ』発刊
 昨日は、記念すべき伊吹嶺15周年記念俳句大会が行われました。1日中、カメラを持って会場を駆け巡りました。260名もの多くの参加者で最大に行われました。それぞれ皆さんの写真を撮る余裕もなくて申し訳ありませんでした。大会記の速報はもうしばらくお待ち下さい。
 また大会当日、合わせて創刊15周年記念して、『伊吹嶺季寄せ』も発刊されました。既に申し込まれた方へは、随時、出版部から発送されます。詳しい季寄せの案内、今後の注文方法などについてはトップページの季寄せ表紙写真をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。伊吹嶺同人・会員に限り、1月31日までの申込みについての頒価も詳しく書いてあります。5年間にわたった成果が立派な季寄せとして発刊されたことになりました。出版部の皆さん長い間、ご苦労様でした。(隆生)


24.11.3 (2806)
 今日の「伊吹嶺15周年記念俳句大会」は お天気にも恵まれ
260余名の仲間が参加しました。
 祝賀会には、 「青山」主宰 山崎ひさを先生 ・ 「対岸」主宰
今瀬剛一先生 他多くの来賓の方々を お迎えして盛会でした。

 何と言っても 今日のトップニュース(?)は、副主宰の発表で
した。我らがいぶきネットにも ご縁のある河原地英武さんです。 
今日の河原地さんは、 いつもの2倍にも3倍にも立派に見えま
した。


 詳しくは後日 報告していただけますので、お待ち下さい。
 
写真右上は、記念大会で 主宰が挨拶をされているところです。
下の写真は、主宰を真ん中にして、伊吹嶺記念賞(俳句、文章)
秀句賞をいただかれた皆さんです。(孝子)


 記念俳句大会 の主宰の特選

    ソーダ水沫の向こうに海光る     堀 一之




24.11.2 (2805)
 早速 こころさんから、写真を添えて メールをいただきました。こころさんのブ
ログの写真は、携帯で撮られているとか。 いつも鮮明で素敵な写真ですね。
                                            (孝子)   

 毎日この落書を見るのを楽しみにしています。昨日は私の拙いブログを見て頂いて、
お誉めの言葉まで頂戴した下里さんのお便りにビックリし感激いたしました。これからの
ブログの励みになります。ありがとうございました。
 私も「石蕗卑し湯屋の煙の一すぢに 」の句をどう鑑賞したら良いのか迷いました
が同じく沢木先生の句に「石蕗の花炊煙いつもぬかるみへ」があり、こうして二句を
並べてみると同じキーワード「石蕗と煙に」なにか展ける思いもしています。下里さんの
鑑賞の通り 石蕗は路地裏生活の一端を暗示し「卑し」は「貧し」ではなかろうかと思
っています。
 伊吹嶺に入会以来俳句を詠む楽しさに加え、多くの秀句に出会いその鑑賞も楽し
んでおります
全国大会には外せない仕事があり出席できませんが ご盛会をお祈りい
たします。  (宇佐美こころ)


24.11.1 夜 (2804)
 「いぶきネットの四季」のページは いぶきネット仲間の武藤さ
んの素敵な文章と写真がアップされました。金沢は「風」の発祥
の地です。
 「風」の時代は、俳句大会も金沢で行われる事も
多くて・・・よく出かけました。 武藤さんの文章を懐かしく読ませ
ていただきました。

 樹炎さんからは、燃え移りそうな紅葉の写真と、いぶきネット
句会のお知らせをいただきました。
 (孝子)

 
 いぶきネットの皆様    投句締切りのお知らせ

 やがて「立冬」「小雪」今年も残すところ 後二ヶ月ですね。


早々と年賀状の発売や、御節料理の予約注文も始まりました。

暮れ急ぐ釣瓶落し・・・北国から初冠雪の便りも届きます。

木の葉散る 木枯らしの散歩道、裸木も目だってきました。

3日は「伊吹嶺十五周年記念俳句大会」元気にお会い致しましょう。

明日から、急に冷気が下がってきます。皆様温かくしてお出かけ下さい。

    冬になり冬になりきつてしまはずに   細見 綾子


    冬の旅薄き紅茶にレモン浮く  栗太やすし

        さて、  11月日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 


24.11.01 (2803)
 早いもので、もう11月になりました。3日の「伊吹嶺15周年記念俳句大会」まであと2日になりました。日頃お会いしていない全国の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
 「いぶきネットの四季」は順調に進んでいます。11月の第1弾は武藤光晴さんに書いて頂きました。沢木先生の「稲架」の3句です。今回は文章はもちろん写真、ページアップとも光晴さんにお願いしました。私もずいぶんと助かっています。なおこの俳句鑑賞はトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。
「伊吹嶺」の皆さんで沢木先生、細見先生、栗田主宰の俳句鑑賞を書いてみたい方は上の「メッセージをお待ちしております」の欄にメールを下さい。執筆要領などを連絡します。(隆生)

24.10.31 (2802)
 「伊吹嶺15周年記念俳句大会」が近づきました。 係の皆様は 落ち着
かない日々を過ごしておられるのではないでしょうか? 
 私は 皆さんとお会い出来るのを楽しみにして・・・風邪をひかないように
気を付けています。 
 その忙しい中、 下里編集長から お便りをいただきました。メールには
全国大会の当日は、元気でお会いしましょう。」と 言葉が添えてあり
ました。(孝子)

 
 今回も石蕗についてのお便りです。 こころさんの 「こころの毎日が俳句」 に
沢木先生の
 石蕗卑し湯屋の煙の一すぢに の句が取り上げられていました。
この句を私も知っていた筈なのですが、うっかり失念しておりました。 先日の鷹女
の句に向かったときと同じように うーん と 唸ってしまいました。
 この句をどのように
鑑賞したらよいのか ? この湯屋は一葉の路地のようなところにあるのではないか ?    
「どぶ 」 と言った方が相応しいような 「溝」 に湯屋からの排水が流れ出て、そこ
に石蕗が咲いている。そんな景を思い浮かべました。 石蕗は裏路地の生活の一
端を 象徴しているのではないか…。 そこに生活する人々への愛情が根底にある
からこその < 卑し > なのではないだろうか。 はっきりとした答えが浮かばないまま、石蕗の例句を見てみると 明るさばかりでなく 淋しさであったり、蔭であったり…、石蕗の季節感は実に奥深いのですね。
 それにしても こころさんは 実に幅広く綿密に俳句を取り上げていらっしゃいますね。(下里美恵子)

 「こころの毎日が俳句」は、トップページのLINK集から 御覧ください。

 写真は、数年前の奈良の写真です。  春日大社の杜に隣接する 志賀直哉の旧宅の写真の中に<石蕗の花>を見つけました。 今年も 石蕗の花が もう咲いている頃でしょう。


24.10.30 (2801)
 今 夜の9時です。美しい満月が真上より少し東に出ています。 寒くなりまし
たので、外に出てゆっくり眺めている季節ではなくなりましたが、月の銀色が冴
えています。 
 歳時記には、十三夜(今年は10月27日)までは 月に関する季語が並んでいま
すが、今日の満月は特別な名前が載っていません。 これも日本人の持っている   
<風情>の1つで、中秋の名月を境にその後は寂しさを詠み、満月は似つかわ
しくないのでしょう。

  風情と少し離れますが・・・・又 食べ物の話です。
 和菓子には、月にかかわる魅力的な名前が沢山あります。 名月 、月餅(中国?)、 萩の月 、嵯峨野の月、残月、月の雫、 雲がくれ 等々・・・・・ 
 その中で私の一番好きなのは、山梨県の旅の土産にいただく<月の雫>で、名前も味も一番気に入っています。 櫂未知子著『季語の底力』によると、月の雫は 江戸時代から続いているお菓子とか。 

以下も櫂さんの受け売りですが・・・・
 「最中(もなか)」は、中秋の名月を意味する「最中の月」という菓子の名が縮まって出来たもので、最中の原型は、丸い煎餅であったらしいと・・・・。
 
  菓子と直接関係が無いとは思いますが、『拾遺和歌集』より
           池の面に照る月なみをかぞふれば今宵ぞ秋のもなかなりけり

 「雲がくれ」は、四角い形に固められた白色のみぞれを割ると、中に月に見立てた黄味餡が隠れていて・・・・『新古今和歌集』の歌にちなんで付けられた名前とか。

          めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月影    紫式部

                               写真は、隣町の森林公園で見つけた 桜の帰り花です。(孝子)


24.10.28 (2800)
 10月のいぶきネットの行事は、いぶきネット句会の会報を配信していただき   
すべて終わりました。 先月から、会報がPDFで送られて来るようになり、文字
が今まで以上に鮮明になり 見やすくなりました。 いぶきネットは、こうして・・
少しづつ、パソコンの新しいシステムが取り入れられて、便利になって行きます。 
 
 会報には、毎月会員さん二人づつ エッセイを寄せて下さいます。(私は、これも
毎月楽しみです。)
 今月の筆者お二人の年齢差は 何と50歳以上! Aさんは、
初めての吟行の初々しい経験を書いておられます。 Hさんは、句歴30年以上。
83歳でパソコンを始められたとか。どの言葉にも含蓄があります。
 いぶきネット句会のメンバーは、日本各地から集まっていただいていますの
で 話題も豊富ですし、年齢の幅も広いので 話題の内容も多彩です。毎月楽し
みな句会の1つです。

 以下は、京都の哲半さんのブログから、いただきました。京都の和菓屋さん
「末富」さんのお話とか・・・・俳句と共通するところがあります。良いお話です。
                                           (孝子)
 
 たった40~45gの中にひとつの世界を作ります。写実的過ぎるとイメージは
広がりません。見る人によっていかようにもなる「らしさ」が命になります。

「今は見てすぐに何かがわかるものが売れる。でも、それでは広がりがない。イメージを広げてそこで美しい光景を思い描いてこそ楽しいのです。」
 
おおらかな形のお菓子は、それだけではこれが何なのかわかりにくいものです。 そこに「銘」がつくと、とたんに「なるほど」とイメージが広がりだします。「銘」によって、もてなす人が、何を伝えようとしているのかがわかるのです。

                        末富さんのお話


写真は、私が毎月参加させていただいている句会の茶菓子です。 いつも老舗の和菓子が付きます。 銘は上が「竜田川」 下が「深山もみじ」です。 実物は、もっと美味しそうですが、カメラマンの腕の問題でしょうか? 兎に角 美味しかったことは 確かです。
24.10.27 夜 (2799)

伊吹ネット句会の皆様   
       投句・選句・締切りのお知らせ

 よろこべばしきりに落つる木の実かな  富安風生

 庭は、木の実時雨・近所の子供達が楽しそうに拾っ
て行きます。

庭下駄につぶれる団栗に、過ぎ行く秋を惜しみながら・
天高く食欲の秋ですね。店先に並ぶ林檎を眺めている
と、高校生の頃、暗唱した島崎藤村の「初恋」詩恋に
恋して居た頃を思い出します。

 今夜は27日は(十三夜)・そして、満月は30日です。お天気が気になりまが、雲の切れ間に期待しましょう。
「伊吹嶺」の十五周年記念俳句大会は、皆さん温かくしてお出かけ下さい。
十三夜の為、早目のお知らせです。

    秋晴れの空気を写生せよと言ふ  沢木 欣一

    いくたびも秋日のよさを言はれけり 細見 綾子

   さて、投句締切 11月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
      選句締切 11月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切

                                 
  (八尋 樹炎)
 写真は、樹炎さんが送って下さいました。 お庭に砂利が敷いてあるので、木の実は 箒では掃き寄せる事が出来ないそうです。 ご主人が 手で拾い集められたとか…・ (孝子)


24.10.27 (2798)
 樹炎さんが、写真を添えて、エッセイを送って下さいました。
樹炎さん いつも素敵なお便りを 有難うございます。

    『杜鵑草』

渋い花であるが私の大好きな花の一つである。
ビロードのような光沢、薄紫に斑点の模様が 白い腹部に黒い
斑点のある時鳥に似ているのでこの名が付いたとか。お茶花、
掛け花、一輪挿しにしても風情のある花である。我が家の蹲の
周りを占めて今が盛り(杜鵑草)切り花として重宝している。風
にそよいでいる杜鵑を見る度に、昼下がりの縁側で祖母の居
眠りを思い出す。
 (百歳まで天寿を全う出来た 尊敬する夫の祖母である)

                               (樹炎)

 皆さん。角川の『俳句』11月号を お読みになりましたか?
<リレー エッセイ>のページに主宰の文章が載っています。「初学時代の本棚」と題して、 主宰が俳句と出会われた頃からの事、俳句への思い等々が綴られています。  昭和41年発行の 「風」20周年記念号の写真も載っています。 (孝子)


24.10.25 (2797)
 添削コーナーへ 10月いぶきネット句会の添削例をアップしま
した。 添削係も 毎月頑張って勉強させていただいています。
皆さんのお役に立つたら 嬉しいのですが…・


「新聞斜め読み」

 鹿児島の出水平野に待望の(ナベヅル)の第一陣が
23日に3羽飛来しました。
その後次々に降りて計12羽になったようです。
カメラマンは「本当に待ち遠しかった」!!! 昨年
より15日遅れだそうです。理由は(温暖化)の為だと
か、来年の3月末頃まで約1万3千羽が留まるようです。圧巻ですね。

新幹線でお越し下さい。(八尋樹炎)    

             ・鶴の来る前の静けさ出水村      山口絹子

             ・山際に淡き日のこり田鶴渡る     示日止三

                       写真は 樹炎さんが昨日の新聞を切り抜いた形で 送って下さいました。(孝子) 
           

24.10.23 (2796)
 久々に 静岡支部長の磯田さんが、写真を添えて吟行会の
様子を知らせて下さいました。 磯田さん有難うございました。
                                 (孝子)

 長らくご無沙汰いたしました。ときどき「落書」を拝
見しています。
15周年記念大会が近付いて参りましたので、またお目に
かかれますことを楽しみにしております。

 昨日(10/21)「一番茶」俳句会は伊東市方面へ
バスで吟行句会を実施いたしました。
午前中2時間ほど、海岸や干物店、木下杢太郎記念館などを   
吟行し、昼食会場で句会を致しました。1年半ぶりに夏目
悦江さんが小康を得て参加、一緒に隆夫先生も2年ぶりに
参加され
、 会員一同大喜びで楽しい句会となりました。
26名が参加でした。
(磯田なつえ)

 秋晴に富士全容を誇りたる     夏目隆夫
 秋日和干物の乾く浜通り      藤田幸子
 杢太郎自画像の目に秋澄めり    中村たか
 漱石の書簡のしみや末の秋     花村富美子
 漱石の文水茎のあとさやか     夏目悦江
                                     

24.10.22  (2795)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 高点句は、
 康さん(東京)の 月光の砂場シャベルの忘れ物 と、   
 鮟鱇さん(東京) の 秋風や寄木細工のオルゴールでした。    
お二人には、商品の「伊吹嶺」10月号を 送らせていただきます。   康さん・鮟鱇さん 郵送の為の フルネームをお知らせいただけま   
せんか?
   
 HP俳句会の作業を担当していただいています慢房さんから 
写真を添えて お便りを頂きました。 慢房さんは、今月のHP
俳句会の講評も 担当していただいています。 ご覧ください。

こんにちは。慢房です。

 昨日は気持ちの良い秋晴れの日曜日だったので、ひたち海浜公園に出かけて
みました。ちょうどコキアカーニバルの最終日で、入園無料になっていたこともあ
り、とてもたくさんの人でにぎわっていました。

 春にはネモフィラで真っ青に染まる見晴らしの丘が、今は紅葉したコキアで真っ
赤になっています。そのふもとは一面のコスモスが満開でした。持参した缶ビー
ルを飲みながら、ゆっくりと景色を楽しみました。

 広い公園内には赤松の林があちこちにあるので、入ってみるといろいろなキノ
コが生えていました。キノコは、子供のころ父親について歩いて、何種類かは覚
えたのですが、もうすっかり忘れてしまい、今となっては同定できるのはアミタケ
だけです。

 そのアミタケもけっこう生えていましたが、公園内で怪しげなキノコを採ろうという人はいないらしく、全部ひとり占めでレジ袋一杯採れました。さっそく昨夜と今朝、キノコ汁にして戴きましたが、天然もののキノコは独特の香りがあって美味しいですね。今度はキノコ目的で行ってみようかと思っています。

   巨人がリーグ優勝しました。 巨人ファンの皆様 かんぱ~~い!  (孝子)


24.10.20 夜 (2794)
 下里さんが ネットの反応の速さに驚いておられます。
皆さんに いぶきネットを読んでいただいているのですね。 係としては 嬉しいですねぇ~。 (孝子)

 
 先日お送りした石蕗にまつわる話について、お二人の方からご意見が寄せられたこと、本当に嬉しいです。
関東の T さん、鷹女の像が成田山の登山口にあるなんて知りませんでした。そういえば鷹女は成田市生まれですものね。機会があったら訪れたいです。 樹炎さんのお母様にまつわる思い出もしみじみと心に沁みました。何気なくお送りしたメールに対し直ぐにこんなにもあたたかい反応をいただけて感激です。少し前の「コニシキソウ」の時もそうでしたが、ネットのすごさ改めて実感しています。 因みに我が家の石蕗はあれから少し花の数は増えましたが、足踏み状態といったところです。(下里美恵子)

          母に似て細き面輪や秋袷        さしそへて淋しき花の吾亦紅

         初嵐して人の機嫌はとれませぬ

                                    以上3句 三橋鷹女
   

24.10.20  (2793)
 19日の下里さんのエッセイを読まれた 関東のTさんから、早速メ
ールをいただきました。

    「鷹女の像」

 鷹女の像が千葉の成田山参道にございます。たしか等身大としるして
ありましたが、あまりに小柄で華奢、どこに数々の句の迫力を・・・と、思っ
たことを思い出しました。自分で俳句を作ろうなどと夢想だにしなかった
頃の記憶です。

 九州の樹炎さんも 下里さんのエッセイを読んで、石蕗の花の思い
出を綴って下さいました。

   『一銭洋食の思い出』

 幼い頃のつまらない話が、なぜか何時までも記憶に残るものである。 (昭和13年頃)五歳の頃だったろうか、家の二三軒先に、一銭洋食屋が出来、時々母にお使いを頼まれた。一銭洋食屋といえば聞えは良いが、住宅の縁側に差し出した板張りの店。七輪に鉄板を乗せた粗末なもので、白いエプロンを掛けた(おばさん)が薄く溶かした小麦粉を お玉で丸く伸ばし、その上に(モヤシ)(きざみ葱)( 鰹ぶし)など乗せ、焼き上がりにソースを刷毛で塗った簡単な(お好み焼)である。 (ソース)類が日本に 初めて伝わったのは幕末期、製造されたのは明治20年前後とされ、当時はまだ一般的ではなく、日本人の伝統的な調味料といえば、(醤油と味噌)が基準で、(ソース)は新しく、ハイカラで貴重品であったらしい。確かに一銭洋食に申し訳のように薄く塗られていた。母親が「ソースたっぷりね、とお店の人に言うのよ」とお使いに行く私に念を押すのだが 子供に余分な言葉は無理である。転ばないように帰るのが精一杯であった。 包装は新聞紙、焼きたての(一銭洋食)は私の五感に、こびり付いて離れない。お使いの緊張感と、おばさんの仕草、やはり、ソースの香りなのである。今も口を突いて出て来る・・・「ソースたっぷりね。」に苦笑してしまう。
 石蕗の花が咲くと・・・・・母が弟を身篭って居た頃の一齣、周りの景色はぼやけている。早朝、森を小鳥が低く群れて渡るのが見えた。秋は人恋しい頃である。(八尋樹炎)

 写真は 2年ほど前の今頃の伊吹山の風景です。山頂の土産物屋の店先に 干し柿が吊してありました。左の上の方にヤマトタケルの像が見えます。 今朝のラジオのニュースでは、・・・伊吹山の1500メートル以上は 紅葉の風景になったと言っていました。(孝子)


24.10.19  (2792)
 つい最近まで 庭先でうるさいほど鳴いていた虫の声が、ここ数日は、か細
くなりました。 朝夕寒さを感じますね。 今頃になると、蟋蟀も<ちちろ>と呼
ぶより<つづれさせ>が似合います。 祖母や母の針仕事をしている姿を思
い出します。
 我らが編集長の下里さんからメールが届きました。 素敵な文章です。

 今朝庭隅に石蕗が一輪咲いているのを見つけました。 もうそんな季節かと驚きました。十日ほど前確かめてみたとき何の気配もなかったのに、いつの間にか茎が伸びて沢山の蕾がついて、その中の気の早い一輪が咲いたようです。昨今の季節の移ろいは早いのか遅いのか…まごつくことばかりですが、石蕗の花が大好きな私にとっては嬉しい限りです。  つはぶきはだんまりの花嫌ひな花  三橋鷹女   のこの句に出会って驚きました。 花に多少の好き嫌いはあっても、こんなにキッパリと言い切るなんて !  しかも私の好きな石蕗の花が嫌いだなんて !  どうして石蕗が嫌いなのか ? 色々思いを巡らしました。 晩秋の日ざしを浴びて静かに咲いている石蕗は心の中まであたたかくしてくれるような気がします。鷹女はそんな穏やかさをもどかしく思ったのでしょうか。嘘が嫌いで率直な鷹女の性格の一端がこの一句からも窺えます。石蕗を <だんまりの花> と言った点に共感は出来かねますが、何ごとにも一途な生き方には惹かれます。 ともあれこれからしばらくの間明るい石蕗の花と向き合って過ごせることを思うと幸せです。
                                                 (下里美恵子)

  写真は、一灯さんに送っていただいた北海道旅行の写真の中の1枚です。 旭山動物園の・・・・・・? 

 今日、ブルーライト眼鏡を 近所の眼鏡屋さんで購入しました。 私の今までの<度付き眼鏡>に クリップで止める形状のもので 手軽なところが 気に入っています。 眼鏡屋さん曰く! 「あまり期待しないように! 目の為には、目を休める事が一番です。」と言われました。 価格は3千円台でした。
興味のある方(気になっている方?)は、<ブルーライト研究会>を検索してみてください。 (孝子)


24.10.17  (2791)
 「俳句四季」の投句締切日は、10月20日です。
今月は、下里美恵子さんの選を受ける事が出来ますので、綴じ込みの葉書を
お持ちの方は、投句をお忘れなく!

 山彦集の選者は今月から 我らがいぶきネット仲間の坪野洋子さんです。
締切は今月末です。 皆様お忘れになりませんように!(孝子)

    『藪虱』

 雑草ではあるが絵に描いてみても結構面白い。

「ひっつき草」といって実のトゲトゲがすぐ服にくっつく。

子供の頃はよく投げ合って遊んだ。

 暮れ急ぐ道を早道すれば、いつも何処かにくっついて・・・

誰も見向きもしないが、秋の深まりを肌で感じる。(樹炎)

   
草しらみ陶片探す窯跡に   倉持 嘉博


 写真は、一灯さんが送ってくださいました。 北海道の旭岳、十勝岳の裾をトレッキングされたようです。

 
先週北海道旅行で海の幸を満喫 ・ 余市に行ってニッカの醸造所を見学 ・ バーでシングルカスクの25年ものを@900で・・・ 樫の木の樽の香まで味わってきました。 ・ 小樽運河には時ならぬ鮭の遡上 


24.10.16  (2790)  いぶきネットの四季(10月第2弾)いぶきネットの四季の10月に入るにはここをクリックして下さい。
 
今日はいぶきネット句会合評会の2日目でした。今日も多くの方に入室して頂き、活発な意見が交換されました。毎月、遠慮のない意見で皆さん揉まれています。
 「いぶきネットの四季」の10月第2弾を掲載しました。今回は伊藤範子さんに栗田主宰の「鷹渡る」の句を鑑賞して頂きました。範子さんの栗田主宰への思いがよく伝わってきます。「いぶきネットの四季」に入るにはトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。
 またこの落書が重くなりましたので、9月以前は上にある<<12年後半保存分の落書へ をクリックして下さい。(隆生) (256810)

  鷹渡る白灯台を起点とし   栗田やすし

24.10.15  (2789)
 
今日はいぶきネット句会の合評会でした。18名ほどのメンバーが集まり、熱心に発言して頂き、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。顔が見えない者同士、パソコンの言葉が頼りです。でも十分意思疎通が出来ました。また明日、後半があります。
 昨日の孝子さんの眼鏡の件、知らないでつい最近眼鏡を変えたところです。今は2年前と10年前に作った老眼鏡を使っています。この十年ずいぶんが老眼が進み、ドライアイも進んでいるようです。そのため買い替えたところですが、孝子さんの日経新聞の記事を知りませんでした。でも今回はパソコンや液晶TV対策のため、ブルーカットコートの眼鏡を買いました。これにより、パソコンなどのまぶしさを押さえ、コントラストがはっきりとしました。一応この眼鏡で青光カットとUVカット機能が付いています。これは一種のカラーレンズですが、私のはファイングリーンでわずかにグリーンがかっています。濃度は15Fとなっています。この濃度のレベルはよく知りません。普通に使っていて、違和感は全然ありませんし、ぎらぎら感はありません。
 孝子さん、情報をありがとうございます。(隆生)


24.10.14  (2788)
いぶきネットの皆様     合評会のお知らせ

 どこまでも、抜ける青空、投網を打ったような
鱗雲・・・


「火宅の人」檀一雄が晩年を送った(能古島)には
海へなだれ咲く、約50万本の(コスモス)が博多湾
を往来する汽笛に答えています。
初鴨が飛来して、湖が賑やかに成りました。


 伊吹嶺の15周年記念俳句大会が間近ですね。
主宰をはじめ、皆様にお会い出来る日を楽しみにしています。
朝夕のそぞろ寒・・・体調にご留意して下さい。

   大佐渡も小佐渡も晴れて鰯雲  近藤 弘子

   コスモスや雲のひとむれ海へゆく  大西 秋路宇

 さて、合評会はいつものように、
        15日(月)・16日(火)の両日
        午後9時から行います。 投句 一覧および
        選句一覧を用意の上、伊吹嶺フォーラムの
        チャットルームへお集まりください。(樹炎)    

 今朝の日経新聞に、気になる記事が載っていました。もうご存知の方もおられますね。

 パソコンやスマートホンや液晶テレビなどの画面から出る青色の光「ブルーライト」が、健康に影響を及ぼすとか・・・ このブルーライトの健康への影響は、①目が疲れる  ②不眠、寝つきが悪くなる(眠りを促すホルモンのメラトニンの分泌が減る)  ③鬱病(不眠や睡眠の質の低下で誘発されやすい)  ④加齢黄斑変性(青い光が網膜に当ると黄斑が壊れやすい)・・・・だそうです。
 
 以上の対策としては、 ①ブルーライトをカットする眼鏡をかける(最近では、4,000円ほどの格安眼鏡が売り出されたそうです)  ②1時間ごとに15分ほど目を休める  ③寝る前に照明を暗くする  ④食品やサプリでルテインをとる(ブロッコリー、ホウレンソウ、卵、サプリメント)・・・だそうです。 

 目の疲れが気になっているいぶきネットの読者の皆様! いぶきネットの作業を頑張って頂いている皆様!気を付けて下さい。(私も 眼鏡を考えてみようかと・・・)(孝子)


24.10.12  (2787)
 HP俳句会の10日までの投句分をアップしていただきました。 締
め切りは15日です。 何方でも、無料で2句投句していただけます。
 皆さ~~ん ご参加下さい。

 坪野さんから、<命の洗濯場>の話題をいただきました。皆さん
は、命の洗濯場をお持ちですか? 
 坪野さ~~ん 有難うございました。

 何度も「落書」の話題に上げているので ご承知のかたも有ると思いま
が、私の命の洗濯場は、木曾三川の長良川と木曽川の中堤(背割り堤)です。
車が入れないようにゲートに鍵が掛けてあり、浮世から隔離されたような静かな鳥の楽園でもあります。鴨の飛来のシーズンでもあり 峰々も見通せる晴天なので、命の洗濯に そして弱りかけた足の運動にと思い立って出かけました。道端の温度計は23℃を示しており、風も出て体感温度は最高!
 河口堰が近い長良川は流れも無くいつも満水でがっかりですが、木曽川のほうは退ききった潮が上がって来ており、将に生きている川だと実感しました。 お目当ての鴨はぼちぼちでしたが、折からの満ち潮に乗ってきた魚の群れが 汀に背鰭を立てていくつも渦をつくり、飛沫を上げていました。 始めて見るびっくりな光景です。またそれを狙ったみさごと隼が飛来して、何度も急降下を繰り返し 獲物を咥えて飛び去りました。
 川漁師も舟で来て中州の傍に鰻の笯をいくつも投げ入れて帰って行きました。 何時までも残しておきたい自然の宝庫に、しばし命の洗濯を堪能しました。(坪野洋子) 
        

  写真は、上の話題とは関係ありませんが…・以前このページで何方かが話題にされたかもしれません。
 先日・半田市へ出かけた折に 酒蔵を見学しました。 なんと、河東碧梧桐の書が飾ってありました。 「国盛」は、酒の銘柄で この碧梧桐の文字が酒瓶のラベルになっているそうです。 このお酒を飲んだら俳句が上達するかなぁ~~・・・・と 仲間と話しましたが…・俳句の上達法は 精進あるのみ!ですね。(孝子)


24.10.10  (2786)
 
 <ミスター環境>こと 国枝部長さんから、「自然と親しむ吟
行会」の幹事の皆さんに 愛知県豊田市の矢並湿地への見
学のお誘いがありました。 私は今日 出掛けました。
 この湿地は、ラムサール条約湿地に登録をされた場所です
ので、多くの見学者がありました。 面積は5.13ha程で さほ
ど広くはないですが、湿地植物が約300種、昆虫が約500種
確認されているそうです。
 今日は、シラタマホシクサ、ミカワシオガマ、サワキキョウなど
が満開で・・・・昆虫ではヒメタイコウチやコアカネ(トンボ)を見
つける事が出来ました。 この見学会は 10月14日までです。 
    
 インターネット部では、関東支部の皆さんに協力をいただき「自然と親しむ
吟行会」を、来年の1月に東京湾の渡り鳥の飛来地で行う予定です。  
 皆さ~ん ご参加下さい。 (孝子)

        笑ひ声にも飛び立てり草の絮     右城暮石

        露草が咲きひろがりて水と空    細見綾子


            写真下は、 矢並湿地のシラタマホシクサと ミカワシオガマです。



24.10.08  (2785)
 この3連休は 皆さん いろいろの行事に参加されました。まさ
に 豊の秋!ですね。 いぶきネットの仲間数名も 愛知県半田
市の(5年に1度)祭に出掛けられました。(私も出かけていました。)
31基の山車が並び・・・・・まさに 豪華絢爛でした。
 樹炎さんも、リッチな催しに参加されたようです。

 いぶきネットの皆様    選句締切りのお知らせ

10月8日は(寒露)草花に冷たい露が宿る頃ですが、
最近の気象は暦どおりにならず、温度差に ついつい
油断してしまいますね。


 実りの秋と言いますが、伊吹嶺に取っても素晴らしい秋の受賞です。

       皆様、真におめでとうございます。

 昨日、唐津の老舗料亭で、唐津焼 歴代の(中里太
郎衛門)の器ばかりを使った料理のイベントに参加し、
その贅沢なお味とお披露目に、感激して戻りました。
皆さんの三連休は如何でしょうか。


  芋の露風吹くたびに歪みけり  赤堀 陽子

  露寒の義経堂に竹箒    若月瑞峰

さて、明後日10月10日(水曜日)
         午後9時選句の締切です。(
樹炎)

 写真下は、山車の大幕です。半田市出身・新見南吉の童話「ごんぎつね」に因み、錦糸の狐が刺繍がしてありました。(孝子)


24.10.07 夜 (2784)
 「伊吹嶺記念賞」の俳句の部に続き 文章の部が発表されま
した。  入賞 佳作の皆様 おめでとうございました。
 国枝部長さんは、奥様の記念賞の知らせに、今頃はメタボの
心配を忘れて…・乾杯をされておられるのでは???
我等がいぶきネット仲間の範子さんが俳句の部の次点 ・高橋
さんが文章の部の佳作でした。
範子さん・高橋さんも 乾杯をされているのでしょうか。

 岳人さんから、写真を添えて 昨日の打ち合わせの様子を
メールでいただきました。(孝子)

 伊吹嶺15周年記念俳句大会が近づいてきました。
昨日6日に、名古屋観光ホテルにて、当日ロシア歌謡を歌って
戴きます スヴェトラーナ・ヴァシリュークさんと 関係者で打合せ
を行いました。 彼女はとても気さくで、美人で、そして素晴らし
い歌声の持ち主です。
皆さん!是非当日の祝賀会での歌を楽しみにしていて下さい。(岳人)
                                   


24.10.07 (2783)   速報!! 15周年記念賞決定
 今日、伊吹嶺15周年記念賞の文章の選考会がありました。早速、栗田主宰から連絡があり、皆さんに速報です。俳句の部については既に玉井美智子さんの受賞についてはご存じだと思います。
 俳句の部、文章の部の記念賞、次点、佳作等は以下のとおりです。受賞の皆さん、おめでとうございます。

 俳句の部    記念賞  「蛸釣り」     (玉井美智子)
           次点   「夏惜しむ」    (伊藤範子)
           佳作   「母郷崩るる」   (山﨑育子)
                 「鶴」        (平松公代)

 文章の部    記念賞  「追憶の農村風景」  (国枝洋子)
           佳作    「芭蕉に学ぶ」     (高橋幸子)


 
受賞の皆さんはそれぞれ11月3日の「伊吹嶺15周年記念大会」にて表彰されます。(隆生)

24.10.04 (2782)
 いぶきネット仲間の哲半さんから写真を送っていただきました。 京都は良い
ですね。 歴史的な いろいろな行事が沢山ありますね。

 10月2日の定休日は 実家へ帰る予定でしたが、急に変更となって時間が
できました。何かやってないかとネットで探したら北野天満宮のずいき祭を見
つけましたので、行ってきました。(哲半)

http://kitanotenmangu.or.jp/kitano_event/%E3%81%9A%E3%81%84%E3%81%8D%E7%A5%AD/
                        

 伊吹嶺10月号の綴じ込み葉書を御覧になりましたか?
 ★愛知支部の新年大会の投句用紙があります。投句締切は、
  11月9日です。 会員の皆さん  ご参加ください。

 ★兼題句を投句出来る山彦集の選者は 我等がいぶきネットの
 坪野洋子さんです。 
 会員の皆さ~ん! 坪野さんの選が受けられま~す。是非、ご
 参加下さい。(孝子)

     ・年々や芋茎祭も雨つかひ    東 鳥


24.10.02 (2781)
 10月が始まりました。 読書・芸術・食欲…等々 良い季節になりました。
人恋しい季節でもあります。     
 
 「伊吹嶺」10月号が届きました。 
   な・なんと!  速報が載っています。
  15周年記念賞は、いぶきネット仲間の玉井美智子さんで~~す。
               玉井さ~~ん。 おめでとうございました。

 幹事の樹炎さんが、今朝摘んで来られた釣舟草を写真にして送って下さい
ました。以下のお知らせと共に ご覧ください。(孝子)

  
    いぶきネット句会の皆様    投句締切りのお知らせ

     野分より眠りに入りて夢多し  細見 綾子
 大型で強い台風・・・不安と恐怖の一夜でしたね。
眠れない夜を過ごされた事でしょう。お見舞い申し上げます。
        
 柿が枝もたわわに色付いて朝日に輝いています。メジロの集団が山から平地に下りて来て、梅もどきの実を啄ばみはじめました。
 盛りを過ぎた彼岸花と、傾いで疲れた案山子にお疲れ様・・・
散歩する渓に(釣舟草)が咲きはじめ、朝の食卓を飾りました。
一雨毎に秋も深まってゆきますね。皆さんの辺りは如何でしょうか。

        暑に耐へて肩の傾ぎし案山子かな  勝又 水仙

        梅もどき空は青空なるがよき   滝沢 伊代次

            さて、5日午後9時投句の締切りです。(樹炎)
   


24.10.1 (2780)
 昨日は台風17号が日本列島を縦断しましたが、皆さんには、被害はなかったでしょうか。特に昨日は中秋の名月のため、月を見ることが出来なかった方が多かったかと思います。私の住んでいる三重県の奥は相当、雨が強く、風も強く警報も出ました。雨戸を閉め切って、晩酌をしていましたが、風も収まって雨戸を開けたところ、まぶしいくらいの満月を見ることが出来ました。9月30日が中秋の名月はめずらしいと思いましたが、過去の事例を見ますと、旧暦の閏月の場合は10月に入ってからの中秋の名月もありました。
 いつもこの時期になりますと、思い出すのは「門を出て五十歩月に近づけり 綾子」の句です。綾子先生の退院できた喜びと行動範囲が五十歩であることに切なさを感じました。ということで、「いぶきネットの四季」の10月の第1弾として、月をテーマに綾子先生と栗田主宰の句を取り上げました。「いぶきネットの四季」に入るには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして入って下さい。(隆生)

   門を出て五十歩月に近づけり   細見綾子
   無月なり畳にこぼす独り酒     栗田やすし


4.9.30 (2779)
 9月のいぶきネット句会の会報を配信していただき、9月のいぶきネ
ットの作業は終わりました。 もう10月の句会等々の準備に入ってい
ます。  皆さんの協力をいただき、来月も順調に進める事が出来る
と思います。  宜しくお願いします。

 いぶきネットの仲間には、個人のブログをお持ちの方がおられます。
私は、毎日のように覗いて楽しんでいますが、、LINK集に紹介していな
い方のブログも楽しいです。 紹介しますね。 
 徒歩さんの<優柔不断>と、哲半さんの<写生から即物具象を>
です。 みなさ~~ん 探してみて下さ~い。

 「伊吹嶺」会員の横井さんが、写真と共に お便りを下さいま
した。 横井さ~~ん 有難うございました。(孝子)

 都合ナルミ講師の朝日カルチャ-センタ-俳句教室は、15人あまりの
生徒で
 わいわいガヤガヤ仲良く楽しい句会です。
 9/29(土)AM、俳句教室のメンバ-で吟行を実施しました。参加者
は5名 (ナルミ先生、和子、節子、敦、一夫)。 八事山興正寺を
散策しました。 団栗、櫨の実、彼岸花、萩など俳材は、いたるところに
あるが、やはり主役は月見です。
 ちょうど、今日、明日が観月会で、清めの儀式が行われており、運よ
く参加することができました。
 山伏姿の僧が、法螺貝を吹き、経をあ
げ、我々は手に塗香をぬりお参りしました。
 今日明日は、月見には生憎ですが、月がでなくても 月に感謝するのが大事とのこと(興正寺の僧のお話)でした。でも凡人には、月が出た方が華やかでいいですね。

 そのあと食堂で句会を実施。 秋気いっぱいの半日でした。ちなみに、10/19~21日、夕方6時から勇壮な火祭り(千燈供養会)が実施されます。興味のあるかたはどうぞ見学ください。(横井一夫)

 HP俳句会の講評を 選句結果のページに載せていただきました。 今月は、国枝部長さんの担当です。みなさんの作句や応募の参考にしていただけるのではないでしょうか? 御覧ください。 来月の講評の担当は慢房さんです。(孝子)


24.9.29 (2778)
 編集長の下里さんからメールをいただきました。 蛇の話題です。

 またまた草取りに関するお便りです。今年の夏、草取りをしている最中に蛇に四
回もでくわしてしまいました。 四回とも赤茶色をした 「ヤマカガシ」 です。まだ俳
句をしていなかった頃庭先で一、二度蛇を見たことがあります。その時は 「青大
将 」 でした。それから何十年も見ていませんでしたので、今年四回も出会ったと
いうことは椿事と言う他ありません。 これも温暖化現象のひとつなのでしょうか ? 蛇
には蛇の言い分があるのでしょうが、やっぱり恐ろしいし、気持ち悪いし、出来るな
ら出会いたくないです。 彼岸を境にめっきり涼しくなった昨今、私の草取りも幾分
さぼりがちになってきましたが、外気を吸っての作業はやっぱりいいな…と、一人得
心しています。
(下里美恵子)

         ・秋の蛇人のごとくにわれを見る     山口青邨

         ・穴に入る蛇あかあかとかがやけり     沢木欣一
   

   写真は、伊吹山のまむし草の実です。 去年の10月中旬に頂上付近で写しました。(孝子)


24.9.28 (2777)
 10月のいぶきネット句会のお知らせを、幹事さんが不在の為
に、坪野さんが配信をしてくださいました。

 長かった今年の残暑もようやく衰えを見せ始め、中
秋の趣が日一日と濃くなってまいりました。私の住む
輪中村も早場米の借り入れがほとんど終り、田終いの
煙がそこここに立ち昇るこの頃です。穀倉地帯で伊勢
湾も近いここ海津は鳥の楽園でもあり、刈り入れ時の
この頃は、落穂を拾う鳥が集まってきます。
 昨々日、私が「命の洗濯場」と銘打って親しんでい
る、長良川と木曽川の背割り堤に出かけましたが、初
鴨の数羽が羽を休めておりました。句材豊富なこの季
節は胸の躍る季節でもあります。


 今もなほ師の手の温み綾子の忌   栗田やすし 
   

 鳩が来て欅で鳴けり秋の暮れ    栗田やすし

      
 ネット句会の 投句・選句締切りのお知らせします。

    投句は受付は10月1日(月曜日)~5日(金曜日)午後9時まで
    選句受付は 10月6日(土曜日)~10日〈水曜日)午後9時までです。(坪野)


 写真は、今月13日に「自然と親しむ吟行会」の下見で出かけた 東京湾・ネイチャーセンターの看板です。来年の1月の吟行会には、どんな鳥が来ているのでしょうか? 関東支部の皆さんに、準備を進めて頂いています。(孝子)


24.9.25 (2776)

 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。今月の高点句は
     
  トロッコの木札の切符あかとんぼ  徒歩(名古屋市)でした。

  徒歩さ~~ん おめでとうございました。早速 賞品の伊吹嶺9月号
を送らせて頂きます。    

 10月のHP俳句会の投句(2句)は、10月1日から15日まで募集しま
す。何方でも参加いただけま~す。

  写真は 東京・向島百花園の萩のトンネルです。九月中頃に写しましたが、今頃は満開で
はないでしょうか?(孝子)





24.9.24 (2775)
 添削コーナーに9月のいぶきネット句会の添削例をアップしました。    
皆さんの作句の参考にしていただけると良いですが…・。

 国枝部長さんのホームページに、「目高とカダヤシ」の違いの説明が
載っています。私は、「俳句を詠む時は、ややっこしいから、どちらも
目高として詠めばよいのでは?」とお聞きしましたら、植物に強い(?)
Nさんや、部長さんから、「それはダメ!」と 言われました。目高は絶
滅危惧種であり、カダヤシは、特定外来生物に指定をされているとか。
 インターネット部では、今年「自然と親しむ吟行会」を行いました。続
けて 来年1月に関東の野鳥観察館で吟行会が予定されています。
 自然に親しむ事は嬉しい事ですが、俳句を通して環境の事も学び
たいですね。 
 右の写真は、今年の8月、北沢峠(長野県)で写した ハンゴンソウ
です。葉が幽霊の手のような形で、魂が帰るという意味で<反魂草>
と名付けられたと説明を受けましたが・・・本当かな??。 因みに・・・・・
オオハンゴンソウは、特定外来生物とか。<オオハンゴンソウ>で 検
索してみて下さい。 美しい花です。 (孝子)


24.9.23 (2774)
 『俳句四季』10月号が届きました。 
主宰の作品が「巻頭句」のページに載っています。 お読みになりましたか?
  以下その中の1句です。
                   
        立ち泳ぎして少年が手を振れり    栗田やすし
   
 今月投句分の「四季吟詠」のページでは、我らが編集長の下里美恵子さん
が選者です。 綴じ込みのはがきで10月20日までに応募してください。写真
家の浅井慎平さんも選者ですね。 はがきをお持ちの方は、締め切り日を お
忘れなく!

  写真家繋がり(?)の話題です。
 「伊吹嶺」仲間の高島由也子さんが、海外写俳集『旅情』を出版されま   
した。 「伊吹嶺」9月号の<伊吹山房記>で主宰が『旅情』を紹介されて
いて、
「・・・・・・写真については全くの素人である私にとってはただ感動
するばかりで、・・・・」
と書いておられるように、高島さんの腕も感性もカメ
ラも上等であることが実感出来ます。 デジカメで写した右の写真2枚を、
気後れしながら載せました。 下の写真は、モロッコのサハラ砂漠の朝
の風景です。 以下 このページの作品3句です。

       ・椰子茂るカスバ街道別れ雪   

       ・春昼やサハラ砂漠は砂屏風
    
       ・春宵や映画のバーのカサブランカ

 どの作品も素敵で、写真と併せて読むと景色が更に拡がって 臨場感があります。 映画「カサブランカ」の あのハンフリー・ボガードがイングリット・バーグマンと別れる霧の空港のシーンや、酒場で黒人の弾くピアノの「アズ タイム ゴーズ バイ」が、懐かしく思い出されます。
 由也子さ~ん ご出版!  おめでとうございました。(孝子)


24.9.22夜 (2773)
 今日は伊吹嶺編集会議でした。15周年記念号の編集も順調に進んでいます。今までにない立派な記念号になりそうです。皆さんからの原稿を読んでいるうちに、沢木・細見先生の偉大さを改めて知ったり、栗田主宰の身近な句にも触れることが出来ること請け合いです。いよいよ来月が記念号の編集の山場になりそうです。

 大変遅れましたが、今月の「いぶきネット四季」の便り、今月は恥ずかしながら妻の「花野」について掲載しました。細見・栗田先生のお二人の句を鑑賞しています。「いぶきネットの四季」に入るには、トップページから「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

  花野見に花野の上の空を見に   細見綾子
  師を恋ふや花野浄土の明るさに  栗田やすし


24.9.22 (2772)
 9月19日の話題の続きです。
 右の写真は、三浦加代子さんが出版された 美ら海歳時記シリーズ『なまこ歳
時記』樹手目篇 です。
 各ページには、沖縄の景色や海鼠の写真と三浦さんの俳句が載っていて、美
しい写真集かと思えるほどです。 海鼠の種類もいろいろで、樹手(枝)を拡げて
いるものや、鮮やかなオレンジ色や紫色の塊のようなもの、透き通るほど淡い
色のもの等が載っています。  金海鼠(きんこ)、葉巻海鼠(はまきなまこ)、紫
茱萸擬き(むらさきぐみもどき)等々 不思議な名前が出て来ますが、よく見てみ
ると愛嬌のある表情に見えないこともありません。三浦さんが可愛いと言われ
ていますが、分かるような気がして来ました。  
 三浦さんは、碧梧桐の研究者で、「にいふぁ星図書館所属・河東碧梧桐研究
所」所長であり、結社「人」沖縄支社長でもあります。(孝子)
          
                      『なまこ歳時記』発行は 「にいふぁ星図書館」  定価(1500円+税)


           ・金海鼠(きんこ)訪ふニライカナイの渡海(わたんち)

           ・角は耳角に目のあり海鼠呼ぶ

           ・五億年金海鼠の樹手の透きにけり

           ・水底のざわめく紫茱萸擬き

                                 以上4句 三浦加代子

 
21日の『東海の芭蕉』に付け加えです。 Tさんからメールをいただきました。

 下郷(里)蝶羽は知足の子供、林桐葉の奥さんは大垣の下郷家出身(足知とは従姉弟)だそうです。 P101~102。この本のどこかに、蝶羽の名付け親が芭蕉だと書いてありました。
眠ったのですが・・・・思い出したので…。          

 早速<知足>の項を 読んでみます。 Tさん 有難うございました。 


  ★ 読売ジャイアンツが 優勝しました。 巨人ファンの皆様  
                          
        かんぱ~~~い!
  ★  ★


24.9.21 (2771)
  先日、俳句仲間のTさんが、『東海の芭蕉』という茶色くなった古本を手に
入れたと・・・・見せてくださいました。(右の写真) 東海地方の芭蕉の足跡
が一読 して分かります。 とは言っても、厚い本ですので、私はチョット・・・
・・・ですが・・・・・。
 その中に、主宰や、丹羽康碩さんが 文章を寄せておられます。主宰は、
伊賀で詠まれた芭蕉の10句余りの作品を、丹羽さんは美濃に関わりのある
句について 書いておられます。

             さるみの会編『東海の芭蕉』      発行所  名古屋 泰文堂 

 今朝の中日新聞に、芭蕉が愛用した木製の手箱が写真入りで紹介され
ていました。 芭蕉本人から、名古屋に住む 林桐葉に譲られ、その後、
桐葉の遺言で 名古屋・鳴海の下郷蝶羽(しもさと ちょうう)に渡ったとか。
 この木箱(笈)は、今月29日から名古屋市博物館で始まる「芭蕉」展で公開
されるようです。(孝子)

            ・丈六にかげろふ高し石の上  (笈の小文より)    

           ・このほどを花に礼いふわかれ哉  (真碩詠草より)



24.9.19 (2770)
 少し遡って、8月24日の話題です。
第10回 俳句 in 沖縄 記念大会」で主宰が、「碧梧桐の人と作品」と題し
て講演をされました。 
 この大会は、子供の部・学生の部・一般の部に分かれ、地区の勉強会や、俳
句ボクシング(1対1の勝ち抜き)等の予選を繰り返しながら、当日の大会に臨ま
れるようです。右の写真の冊子を読ませていただいただけでも、地道に子供俳人
を育てようという 熱意の伝わってくる催しです。
 今年は、俳句甲子園で知られている、開成高校や松山東高校のチームの参
加、そして審査員として 主宰や神野紗希さんや多くの俳人が参加されていて、
盛会であったようです。

 大会実行委員長の三浦加代子さんは、碧梧桐の研究者でもあります。 同じく
碧梧桐の研究をされている主宰とは、良いご縁であったのではないでしょうか。
                                           (孝子)

  俳句大賞 一般の部
             最優秀賞   大噴水終りの水の投げ出され     西田鶴子(富山)

  俳句大賞 子供の部
             最優秀賞   一センチ大きめの靴麦青む      下地 荘(八重山商工二年)



24.9.18   (2769)
 今日は愛知の同人句会でした。48名の出席で 主宰に指導   
をいただきました。 いつもの事ですが、先輩の深みのある俳
句には「かなわないなぁ~~」と・・・・・・後輩の新鮮な句に「私
もこんな時があったかなぁ~~」と、憧れや反省の気持ちの交
錯する貴重な1日でした。
 句会終了後は、いぶきネットの仲間で集まり、 次回の「自然
と親しむ吟行会」や オフ句会や、作業の分担の等について話し
合いました。
 隣のテーブルでは、来年の愛知・新年大会の係りの皆さんが、    話し合いをされていました。新年大会も着々と準備が進められて    いるようです。                        (矢野孝子)

       ・忌の近き子規の机に秋海棠   岸本典子

    岸本さんの句は、今日の同人句会で主宰の10句に選ばれました。 皆さんにも好評で、私も頂きました。



24.9.18 (2768)
 慢房さんから、写真を添えてメールをいただきました。 ビールの話
題は、美味しそうで、パソコンを打っている間に 唾が溜って来まし
た。(孝子)

 人に誘われて、栃木県の那須高原に行って来ました。写真は、那須
フラワーワールドの様子です。パッチワークのような、丘一面の花畑越
しに、茶臼岳などの那須連山を望むことができます。まだまだ強い日差
しが照りつけていましたが、木陰に入ると風が涼しく気持ち良く過ごせま
した。

 花を楽しんだ後は、県境を越えて福島県の白河で白河ラーメンを食べ、
高速に乗って郡山の近くにあるアサヒビールの福島工場に向かいました。

 40分ほどの工場見学の後に、お目当ての試飲タイムがあります。20分
の間に、おつまみ付きで出来立ての生ビールをタンブラーで3杯まで。ソ
フトドリンクは飲み放題です。出来立てのビールは、普段飲んでいるもの
とは一味も二味も違い、非常にフレッシュで、ビールが苦手な人でもスル
スルと飲めてしまう感じです。お代わりをすると、一杯ごとに新しいタンブラ
ーに注いで渡してくれます。

 工場内で無料で飲むビールは、酒税や流通コスト、容器代等が掛かっ
ていないので、原価にすると非常にわずか(注)で、説明員の数名の女性
の人件費などの方がはるかに大きいと思いますが、それにしてもタンブラ
ー3杯の試飲というのはとても太っ腹に感じました。リピーターになりそう
です。

 (注) ちょっと調べてみたところ、缶ビール一本の原価(アルミ缶代除く)は、50円弱程度のようです。これに掛かる酒税が約78円。税金を呑んでいるようなものですね。


 

24.9.17 (2767)
 いぶきネットで一緒に学んでいます玉井さんの話題です。

 玉井美智子さんが『俳壇』10月号 「俳壇ワイド作品集 今月の新人
賞作家」に「天草の海」と題した7句を発表(顔写真入)と知りました。 
以下 作品の一部です。(範子)

       ・白南風や干し蛸匂ふ停留所
       
       ・火の国の怒濤めきたる蟬時雨

       ・朝の日を弾き返せり青蜜柑


 玉井さ~~ん。 機会がありましたら、天草の話をしてくださいね。(孝子)

   写真は、お祝いの気持ちを込めて・・・和菓子(写真のみ)を送ります。銘は「萩の露」 透明の露が乗っていますが、見えます
  でしょうか?(孝子)


24.9.16夜 (2766)
 昨日も出かけておりました。13日、14日と孝子さんと一緒に関東支部の皆さんと「自然と親しむ吟行会」の下見、10年後を見据えたインターネット部の抱負・展望などの座談会に東京まで出かけておりました。
 13日は大森海岸の「東京港野鳥公園」に出かけました。今は真夏の暑さのために、あまり渡り鳥は来ていませんでした。それでも既に初の鴨は来ていました。ここの野鳥公園は冬、渡り鳥の中継地となっており、1月頃は非常に多くの鳥がやってきそうです。次の「第2回自然と親しむ吟行会」はここで1月に実施したいと思っています。まだ詰めなくてはならないこともありますが、「伊吹嶺」11月号に吟行会の案内を出したいと思います。皆さん、期待してお待ち下さい。

 次に下見の帰りに、関東支部の皆さん10名ほどのメンバーと、「10年後の伊吹嶺インターネット部の抱負・展望」について2時間ほど座談会を行いました。皆さん活発に意見を出して頂き、大いに参考となるアイデアなどを出していただきました。これを基になんとか10年後を見据えた展望の計画を出したいと思っています。
 14日は丁度菊坂句会が行われましたので、急遽私達も参加させて頂きました。句会では選評後の意見交換では意見、異論続出で関東支部の熱気に圧倒されました。
 これで句会は終わったかと思ったら、次は場所を移して、また句会反省会と称して、アルコール入りの談論風発の反省会。私はしばらくメタボ対策で食事制限をしていたところ、わずか2日間ですっかり元にリバンドしてしまいました。しかし楽しい2日間でした。関東支部長の一灯さんはじめ、多くの方にお世話になりました。お礼を申し上げます。
 以下は13日、14日の写真の一部です。(隆生)


東京野鳥公園の前で

汐入池は川鵜、鷺、鴨など

10年後のインターネット部を大いに語る

句会の前に向島百花園(萩はまだ早かった)

ナンバンギセルはもう終わりの時期

菊坂句会で


24.9.16 (2765)
 範子さんが帰国をされました。 日頃 いぶきネットの会計等々を支えて   
いただいている方なので・・・・・・ 少し心細い気持ちでした。
その間、皆さんで作業等を交代しながら、いぶきネットを進めていただき
ました。

 今朝は 目覚まし時計のベルで起きました。 いぶきネット仲間の徒歩
さんの句が「NHK俳句」で入選された事を聞いていたからです。
 
 以下 範子さんからのメールと 写真(2枚)です。(孝子)

 しばらく留守にしていました。その間、師弟句碑吟行会や、大森干潟の
吟行会下見など、さまざまな行事が進んでいて、少しだけ浦島太郎の思
いです。
 今朝はNHK俳句で松井徒歩さんが入選、また先月も和田郁江さ
んが入選されていましたね。和田さん、松井さん、おめでとうござい
ます!

    8月19日放送 岩岡中正選
          焚き終へし迎火の榾かたと落つ  和田郁江

    9月16日放送 岩岡中正選
          三尺の童なれども月の客   松井徒歩

 夫がドイツ・デュイスブルグでの世界マスターズレガッタに参加する
というので、同行しました。 同窓のOBで平均年齢65歳のオアーズ
マン。 エイト2、フォアー1 の参加です。 自然の地形を活かした素晴らしい環境の大会会場で、練習を含めた3日間をボート会場で過ごしました。 私を含めて7名の女性陣は、さながら女子マネ気分を味わいました。 ドイツといえばビール、様々なビールを昼夜楽しめたことも嬉しいひとときでした。 写真はレース会場です。スタート地点は、艇の先端をそれぞれ係が手でつかんで調整しながらの本格的なレースでした。レース後の艇の通り道、白鳥ものどかに波を掻き分けていました。

                  レガッタの岸辺に咲けり野のホップ  範子

 

24.9.15 (2764)
 茨城県にお住いの慢房さんから 写真(3枚)と共にメールを
いただきました。


 有給休暇の消化のため秋休みを戴き、バイクで福島の実家
に行って来ました。
 写真は、実家近くの小浜漁港の様子です。陸に打ち上げら
れて壊れた船が、今もそのままになっています。
 漁港に隣接した集落は、土台だけが残った跡にたくさんの
向日葵が植えられていましたが、黒く枯れてうなだれていま
した。
 壊れた防波堤の近くで、珍しい白い花のハマナスを見つけました。実は普通
のハマナスと同じく真っ赤です。
 今日は息子を連れて、映画アベンジャーズを見てくる予定です。
ではまた。(慢房)


 愛知県蒲郡の内田さんからも お便りをいただきました。慢房さんも
内田さんもいぶきネットを支えていただいています。(孝子)

9月17日(月)午後7時30分~7時55分にNHK総合テレビ「にっぽ
ん紀行」にて、蒲郡の「海辺の文学館」の“時手紙”が紹介され
ます。
 
〈にっぽん紀行〉
日本列島各地を訪ね、ささやかなしかも本物の「人間ドラマ」を
発見する紀行ドキュメンタリーです。
 「未来へ思い届ける“時手紙”~愛知 蒲郡」と題して、俳優の竹中
直人氏が紹介します。
(内田)


 青い海に島々が浮かぶ美しい光景が広がり、多くの文人に愛されて
きた蒲郡市。海辺の小さな文学館をおとづれた人たちが、家族や恋人
など大切な人や、自分に宛てて書く“手紙”がある。 届くのは1ヶ月
後から最長で10年後。今の思いを「未来」に届ける、その名も“時手
紙”だ。人は「過去」から託された言葉に何を思い、「未来」に届く
手紙にどんな願いを込めるのか。文学館を舞台に、“時手紙”に込め
られた思いを見つめる。


24.9.14 (2763)
 13日 14日と 国枝部
長さんが、東京の方々と 
諸々の打ち合わせや、吟
行地の下見に出掛けられ
るのに、私も同行させてい
ただきました。
 詳しくは、部長さんが、こ
のページに後日 書かれる
と思いますが…・
 関東支部の方々に温かく
迎えていただき、お世話に
なりました。
 写真右は、昨日の東京・大森の干潟で野鳥観察しているところです。
左は、今日の菊坂句会に参加させていただき、 句会場のある小石川後楽園の門前で・・・・
 関東支部の皆様~~~ お世話になりました~~。(孝子)


24.9.14 (2763)

いぶきネットの皆様     合評会のお知らせ

台風の接近で残暑が続きます。名残りを惜しむような
法師蝉の声・・・

溜池の(池干し)の水が落ち始め、鯉攻めの日が近ま
ました。泥にまみれて鯉の掴み取り・・太鼓の音に、
子供達の歓声が青空に響きます。

散歩の帰りに近所の朝市を覗きました。指紋が付きそ
うな冬瓜を自慢げに、おばあちゃん達が賑やかに並べ
ています。(¥500~200円)

私は子供の頃、一番嫌いな食べ物が冬瓜でしたが、・・・歳を重ねて今では、粋な料理だと思うようにとなりました。皆さんは如何でしょうか。急な温度差にご留意下さい。

  
円空の墓法師蝉鳴くばかり  清水 弓月

  おしろいの剥げてとうがん土間にあり 須知 立子

    さて、合評会はいつものように、15日(土)・16日(日)の両日
       午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
       伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


24.9.12 夜 (2762)
HP俳句会の10日までの投句をアップしていただきました。
締め切りは 15日の21時です。 皆様 ご参加ください。(孝子)


24.9.12 (2761)
 昨日は、俳人協会の全国大会が開かれました。 「伊吹嶺」の皆さんの
<頑張り>を、関東支部長の一灯さんが写真と共に知らせて下さいまし
た。  一灯さんや関東の皆さ~~ん そして、愛知から参加の皆さ~~
ん ご苦労様でした。(孝子)

 標記の
伊吹嶺は標記の大会へ栗田主宰以下21名の参加でした。
応募13,000余の事前投句では


森田 峠氏特選
            産見舞金粉入りの鮨提げて    栗田せつ子


有馬朗人氏、鳥谷征良氏選
            朝市のさわらび濡らす涅槃雪   倉田信子


有馬朗人選
            丸善に替芯探す啄木忌      伊藤範子



<当日句(一句投句)>

鈴木貞雄氏・山本洋子氏特選    栗田主宰選
        帰国子の音立て齧る新生姜    鈴木みすず

山本洋子氏特選、栗田主宰選 
        傷ひとつなき空眩しひろしま忌   三井あきを

                         
  
黛 執選
        戸車に油を注すや秋の風     加藤ゆうや

栗田主宰選
        水引や正座して見る子規の庭   鈴木 文

大会は、13:00-16:00まで、その後銀座ライオン>
でお祝いの懇談会で盛り上がって・・・・18:33の東京発
で名古屋方面のみんさんは帰途につかれました。(一灯)



24.9.9 (2760)
 昨日・今日と 瀬戸物祭でした。我が家は廉売市まで歩いて
7・8分の便利な場所です。 昨日も 今日もウオーキングを兼
ねて出掛けました。 瀬戸市の大イベントで、この活気は瀬戸
市民としては嬉しい事です。

 下里さんから、お礼のメールが届きました。ネットの反応の速
さに驚いておられますが、私も 未だに驚く事ばかりです。皆様
ご協力を 有難うございます。(孝子)

 「教えて下さーい」とお願いしたにもかかわらず、二日ほどパソコンを開
きませんでした。 今日久しぶりに「落書」を開いてみて コニシキソウ に
間違いがないことが分かり嬉しくなりました。武藤さん、国枝さん、洋子
さんありがとうございました。 図鑑には 「有毛」 と 記してありましたので違うとばかり思っていました。どこにでも生え、春からずっーとあるのに、私は晩夏の頃になると気になって仕方ありません。何十年来の 気がかりが解消してすっきりしました。綾子先生が詠まれた雑草も コニシキソウ ではないかと勝手に思っていました。 これからも私は コニシキソウ を引くたびに先生の句を口ずさむことでしょう。 名前を知った分だけ草引きに精が出せそうです。
 それにしてもネットの力ってすごいですね (~o~)
   (下里美恵子)

 9月6日の話題の続きの主宰の作品です。以下、昭和62年2月『俳句』「鳥取砂丘」12句より・・・

         ・砂丘への径コスモスの揺れやまず    
         ・砂丘へのリフトを追ひて秋の蝶  
         ・旅鞄砂に置きたり秋の蝶           
         ・大き目を伏せて駱駝の時雨るるよ
         ・砂丘うねりうねりて秋の風わたる      
         ・秋風やしづかに砂の崩るる音
         ・四十代終る秋風の旅鞄
                            

24.9.8 (2759)
いぶきネットの皆様    選句締切りのお知らせ

 すっかり夜明けが遅くなり、朝冷えに光る道端の露・・・

夏の終りを感じます。今日より白露ですね。綾子の忌はお人柄の

ように、つつましい野の花が一面に咲いています。


散策の径に摘むヤマゴボウと水引草を活けて綾子師を偲びました。  

稲の刈り入れが始まりました。おじぎをする稲穂に風が当ると
どこまでも穂波が渡り、豊かな気分になります。空は夏雲と鱗雲が
まだ競い合っています。皆さんの辺りは如何でしょうか。

   紫苑咲き初むと妻言ふ綾子の忌  栗田やすし

   野の花を地蔵に供へ白露かな  三田 登美

         さて、明後日9月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)

   写真も樹炎さんが送って下さいました。(孝子)

     ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 「コニシキソウ」の話題の続きです。国枝部長さんからも メールが届きました。(孝子)

 妻に聞いたら、間違いなくコニシキソウだそうです。
そういえば我が家の駐車場にもはびこっています。コニシキソウは外来生物種で、外来生物法では「被害危惧種」に指定され、特定外来種には入っていません。今はもう外来生物と言うより、もうすっかり帰化植物になっていると考えてよいでしょう。摘んでみると、全体に手がネバネハとしますし、茎を折ってみると、白い粘液が出ます。ちなみにコニシキソウの一例のHPを紹介します。これでよいかどうか確認して下さい。(隆生)


24.9.7 夜 (2758)
 9月のHP俳句会は、5日までの投句をアップしていただきました。   
15日の21時が投句締切です。 何方でも参加(2句投句)いただけ
ます。

 今日の下里さんの疑問に、早速メールをいただきました。

 本日の下里さんの植物は小錦草で間違いないと思います。
それぞれの葉に一般的には赤い斑が入っています。(無い物もあ
る)どんどん伸ばせば立ち上がって来て、背丈2,30センチになり
ます。葉が大きければ、錦草だそうですが見たことはありません。
葉の腋に小さな花をつけます。明治以降の帰化植物とのことですが、
邪魔な雑草の1つですね。(武藤)

 私も <コニシキソウ>で検索してみました。 沢山の種類が、美しい写真付きで乗っていました。

              写真は 細見先生の詠まれた 犬山城です。右下を木曽川が流れています。(孝子)


24.9.7 (2757)
  今日も 綾子先生の話題のような・・・・・?
下里編集長から、メールをいただきました。

 私の庭仕事はただ草をとるだけ。特別新しい花を植えることもなく、
今まで咲いていた花々を枯らさずに咲かせるだけの極めて消極的な
ものです。 毎朝10分程度の草取りですが、それなりに整然 ?! と
した庭を眺めるのは気持ちのいいものです。 ところで夏の終わり頃に
なると毎年特に気になる雑草があります。地にへばりつくように放射
状に伸びた茎に3ミリほどの小さな葉が密生していて、根ごと引き抜く
のは案外面倒です。茎がちぎれると白い汁が出ます。その度に決まっ
て私は 綾子先生の < 雑草が乳の汁もつ晩夏かな > の句を
口ずさみます。 <乳の汁>の比喩に実感があって大好きな句のひと
つです。ところで件の雑草は 何という名前なのか、植物図鑑で見ると「コニシキソウ」にも似てるけど違っているし…・・・・。何とも覚束ない説明で申し訳ありませんが誰かご存知の方、あるいはお心当たりのある方、教えて下さ―い。
                                                   (下里美恵子)

 写真は、5日の吟行会会場に飾られていた沢木・細見両先生の若かりし頃(?)の写真です。主宰が写されたとか…(孝子)

24.9.6 (2756)
 今日は、細見綾子先生の忌日です。

 昨日の続きの主宰のお話です。 細見先生と主宰との思い出話を
お伝えします。

 主宰は 昭和60年 静岡県の三島にお住まいの頃 週1度東京へ出掛け
られ、その度に「風」の発行所を訪問されそうです。その時の沢木・細見両
先生との交流(?)の様子を話してくださいました。
 沢木先生は世相の事を話題にされ、細見先生は世間話で、俳句の話はされ
なかったとか。 主宰は・・・・ 今になってみれば、もっと俳句の事をお聞きして
おけばよかったと残念そうでした。
 細見先生は、料理もお上手で ごちそうになられたようです。 泊めていただ
かれた時の朝食の味噌汁の話等、懐かしそうに話をしてくださいました。

 昭和62年「俳句」より栗田先生に 初めて作品の依頼が来た時には、細見先生に作品を見せて 助言をいただかれたようです。 
 62年「俳句」2月号には、<大砂丘うねりて秋の風わたる>を 細見先生の助言により<砂丘うねりうねりて秋の風わたる  栗田やすし>され、載せておられます。 後に出版された「遠方」にも うねりうねりて・・・の句が載っています。 この1句を見ても、細見先生の魅力的な個性が伝わって来ます。(孝子)

           写真は、主宰の句碑の脇に今月建てられた<副碑>です。


24.9.5 (2756)
綾子・やすし師弟句碑吟行会>に参加しました。名古屋は残暑が厳しい1日でしたが、名鉄犬山ホテルへ80余名の会員が元気に集まりました。
 受付けと 投句(2句)を済ませて 昼食をいただき・・・・ 会場の彩雲の間の中央には、 秋の草花や沢木先生と細見先生の写真や色紙が飾られたテーブルが置かれ、それを囲むように 席に着きました。
 
 主宰の挨拶は、「みなさん 『伊吹嶺』のふるさとへようこそ」と少しお洒落(?)な言葉で始まり、「この機会に『伊吹嶺』の基である『風』を確認していただき、ますます『伊吹嶺』を発展させていただきたい」と、述べられました。 続いて句会に移り、 全員3句づつ選句をしました。 その結果・・・・・・

  主宰の特選     秋草を摘む愉しさよ綾子の忌   上田博子

   最高点句     師弟句碑秋の日ざしを分かち合ふ   下里美恵子 

 そして「・・・・・このような吟行会では、皆さんの思いを代弁するような俳句が良い。 そして、対象と自分がどう関わるかであり、作者の心のある俳句が良い。・・・・・・・」等々 選評を お聞きしました。
 
 続いて、<綾子先生との思い出話>と題して・・・・
昭和60年『俳句』に掲載された細見先生の作品「かきつばた」と、 昭和62年『俳句』に掲載された栗田先生の「鳥取砂丘」の作品を例に、細見先生との思い出を語って下さいました。(眠くなりましたので、詳しくは、後日!)
そして・・・・沢木先生・細見先生は、永遠の父であり母である・・・と結ばれました。

 句会では 皆さんの思いの深い句と出会い、主宰からは、沢木先生・細見先生のしみじみとした思い出話をお聞きして、尊敬する師と出会えた喜びを味わう事の出来た1日でした。(孝子)

 
 孝子さんが書かれた綾子・やすし師弟句碑吟行会の後半をバトンタッチします。 私は名鉄犬山ホテルについて、ずっと師弟句碑の近くの石に座ったまま、皆さんの熱心な句作を見ていました。そこで次々と写真ばかり撮っていました。今日の句会の結果は上記の通りですが、選句結果の集計を行っている間、栗田主宰から細見綾子先生の思い出話をいろいろ伺いました。詳しくは後日と、孝子さんがおっしゃっていると思いますが、1つだけ綾子先生の「かきつばた」の句について、栗田主宰は、「綾子先生の推敲の態度について教えられました。綾子先生の有名な句である〈天然の風吹きゐたりかきつばた 綾子〉は当初、「俳句」の昭和60年8月号では〈天然の風吹き過ぎるかきつばた 綾子〉として掲載されていました。〈風吹き過ぎる〉と〈吹きゐたり〉の違いは何かというと、前者は眼前の写生で、これはこれで写生に忠実な句である。しかし句集『天然の風』に所収した時は綾子先生はこれを過去形に推敲されました。この句を過去の体験とすることにより、眼前の事実から永遠の事実に変わった。」と説明していただいた。まさにこれが綾子先生の俳句の態度であり、1文字もゆるがせにすることなく、推敲をなさっていたことを教えられました。
 以下は今日の主な写真です。(隆生)


流燈句碑の前の栗田主宰

私もめずらしく写真を撮していただいた

80名近くの句会会場(実に壮観)

会場の中央には秋の草花に溢れている

栗田主宰の挨拶

角田勝代さんの進行で句会が進められる

主宰特選の上田博子さん

最高得点賞の下里美恵子さん



24.9.4 (2755)
 新同人の皆さんの名前が2日のこの「落書」のページに載っています。
新同人の皆様 おめでとうございます。 

 今日 伊吹嶺9月号が届きました。 この伊吹嶺誌の表紙絵を描いてい
ただいている櫻井幹郎さんの作品展が 今 「一宮市博物館」で開かれ
ています。 国枝部長さんのホームページに展覧会の様子が載っています
が、表紙絵と同じ<曼陀羅>をテーマにされた作品のようです。 9月17
日までですので、ご都合の付く方は お出かけ下さい。 

 <綾子・やすし師弟句碑吟行会>が近づきました。 今年は90人
近い参加者のようです。 きっと 今年も盛会になると思います。


 写真は、8月29日の話題の続きのような・・・・・
 北沢峠で見かけた<カニコウモリ>キク科コウモリソウ属の高山植物で
す。 名前の由来は、葉の形が蟹の甲羅に似ているからで、コウモリソウは、蝙蝠の翼の形から付けられたとか。 植物の名前は、由来などを考えるだけでも楽しいですね。(孝子)  


24.9.3 (2754) 「名古屋短詩型文学祭」の募集と「いぶきネットの四季」
 今日、「伊吹嶺」9月号が届きました。ネット関係では、坪野洋子さんが「写生の奥義」と題して、鷲谷七奈子の俳句を題材に推敲の推移について詳しく書いてあります。初心者について参考になるでしょう。
 ところで昨日も書きましたが、9月号のP38に「名古屋短詩型文学祭」の募集の案内が掲載されています。投句については主催元の実行委員会に応募用紙を取り寄せる必要はありません。【こちら】に募集案内と「応募用紙」をリンクしてあります。こちらからダウンロードして、応募用紙をA4でプリントして、募集要領どおりに投句をして下さい。締切は9月20日です。これからも十分間に合うと思います。

 「いぶきネットの四季」については順調に皆さんから原稿をいただいています。今月は中川幸子さんが細見綾子先生の〈青空の限り背にあるいのちかな〉について、鑑賞と思い出が書かれています。中川さんは、敗戦時、満州から富山に帰還後、相次いで父上、弟さん、妹さんを亡くされた経験があるため、余計に沢木先生が無事帰還された時の細見先生の心はどんなにかよろこばれたことか推察できます。細見先生の句は極力心情を抑えて詠まれていますが、〈いのちかな〉に細見先生の気持ちが痛いほど伝わってきます。なお句集『冬薔薇』には〈命かな〉と漢字になっていますが、中川さんがいただいた短冊は〈いのちかな〉とひらがなとなっていたそうです。
 また私は同時作の、
   帰り来し命美し秋日の中  綾子
も忘れ難い句です。中川さんの「いぶきネットの四季」の文章は【こちら】をクリックして下さい。(隆生)


24.9.2 (2753) 運営委員会で新同人内定
 今日は伊吹嶺運営委員会が行われました。15周年記念全国俳句大会の最後の詰めが行われました。これまで河原地さんを中心に精力的に準備が行われてきました。あとは実行委員の皆さんの原稿を集め、袋詰めするばかりです。
 出席者は伊吹嶺同人、会員で250名あまりで、さらに来賓を加えると、これまでの一番の賑わいになりそうです。皆さん楽しみにお待ち下さい。
 次に栗田主宰から、今年の新同人の内定について、発表がありました。正式には15周年記念全国俳句大会の総会において、栗田主宰より新同人発表、紹介があります。その新同人内定者は以下の12名の皆さんです。
 森垣昭一、菊池佳子、山本法子、金原峰子、河村惠光、石川紀子、下山幸重、松永敏枝、玉井美智子、河合義和、岡田佳子、平千花子(敬称略)
 
また9月5日の綾子・やすし師弟句碑吟行会が行われることも周知されました。私にとって、昨年は仕事の関係で欠席しましたが、年1回の綾子忌で、綾子先生を偲びたいと思います。
 なおまもなく「伊吹嶺」9月号が届く頃かと思いますが、現在「名古屋短詩型文学祭」の作品応募の記事があります。締切は9月20日まで必着です。今月号の編集後記で、応募用紙をダウンロードできるようにしますと書きましたが、まだやっていませんでした。明日あたり応募用紙をダウンロードできるようにしたいと思います。少しお待ち下さい。(隆生)(249034)
24.9.1 (2752)

いぶきネットの皆様   投句締切りのお知らせ

 つい、二日前まで、信号の影を選んで待つ猛暑でしたが、

九月に入り一転して、涼やかな風も夜は肌寒く感じました。

三日頃まで大潮です。昨夜の満月を、ブルームーンというそう
です。

なぜ秋に月見をするのか、(満月の通り道が低く見上げるのに丁度よい高さ)だそうです。春は黄砂、冬は高い位置のため・・・満月に兎が餅をつくお話も捨てがたい郷愁ですね。高い所の三角星(シリウス)を眺めていたら、虫の音に混じり、博多湾から遠汽笛・・・・・静かな夜の秋です。    (美しい満月の為、早めのお知らせです。)

     みまかりし師と語りゐる良夜かな   栗田 やすし

     明月を望遠鏡でみて寝たる     柏 禎 

       さて、  9月日5日午後9時投句の締切りです。 
     

                                           ( 八尋 樹炎 )
           ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


24.8.29 (2751)
 昨日は、自然観察会に句会仲間数人と参加し、南アルプスの登山口
でもある 北沢峠を歩きました。 この辺りは、中央構造線のエリアです。
日本列島が出来る以前からの地層を調べる事の出来る<地質学的世界   
遺産>と言える場所でした。私は これを簡単にただの断層と思っていて 
地震の事しか考えませんでしたが、他にももっと奥深い事があるようです。 
興味のある方は<中央構造線>で検索してみてください。 そして、お出
掛けになり・・・・ジュラ紀以前の蛇紋岩や、ジュラ紀の石灰岩の山肌、白
亜紀の砂岩のなどを、直接ご覧になってください。
 
 植物も沢山観察しました。写真のシナノコザクラが咲き残っていました。
ヒヨドリバナには蝶が群れ飛んで・・・・思いがけない出会いに感動しまし
た。 アサギマダラや クジャクチョウ(写真上) ヒョウモンチョウ(このページ
の8月18日の写真)
などを追って・・・・・時も 疲れも忘れました。
 
 もう1つ嬉しい出会いがありました。この「春日井自然友の会」の広報担
当(会のブログ担当)のMさんが、何と! 「伊吹嶺」の会員さんでした。今
までは挨拶程度でしたが、お仲間と分かって昨日は 話が弾みました。素
敵な男性でした。 俳句のご縁に感謝 感謝です。


      ・秋蝶の行方おのずと草の径      加藤憲曠

      ・秋の蝶谷深ければ高うとぶ      阿部みどり女



24.8.28 (2750)
 添削コーナーへ、いぶきネット句会の添削例をアップしました。
御覧ください。 お役に立つと嬉しいのですが…・

 いぶきネット句会の幹事の樹炎さんから、9月いぶきネット句会のお知
らせが配信されました。 樹炎さんから 写真も送っていただきました。
牛の名前はナナちゃんだそうです。 小さい方は 未だ名前が付いてい
ないとか・・・・・・  (孝子)

いぶきネットの皆さん  投句・選句締切りのお知らせ

 稜線に虹、芒の穂がキラキラと輝いています。

草むらにコオロギ、足元に散る桜紅葉が美しく、今朝の秋です。郵便を投函して、庚申塚を曲がれば、極早生の苅田の跡に鳩や雀が群がって、むさぼる様に落穂を啄ばんでいました。牛舎を覗くと、なじみの牛が(も~~)と声を掛け優しい眼に癒されなす。

 長かった夏休みも終盤ですね。大型台風は九州を掠める程度でした。日中の暑さは暫く続くとのこと、くれぐれも体調にご留意下さい。

     桃畠に袋が残りつづれさせ    水名 たみ


     新涼の堰より水の溢れ落つ    萩原 十三夜

   さて、投句締切 9月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切
      選句締切 9月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切

          投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)



24.8.27 (2749)
 哲半さんが、写真を送ってくださいました。 このアング
ルは、関係者しか入れない位置だそうです。 火の祭り
はワクワクしますね。 哲半さ~ん 有難うございました。

 京都市左京区の広河原地域で24日に伝統行事「松
上げ」が行われました。
広河原の松上げは若狭街道沿いに伝わる愛宕山信仰
の火祭りで、男衆が「トロギ」と呼ばれる大きな柱の上に
たいまつを繰り返し放り上げ、勇壮に燃やします。(哲半)


<松上げ>で検索してみました。「トロギ」の高さは20メ
ートルあるようです。 (孝子)



24.8.26 (2748)
 皆さ~~ん  角川の『俳句』9月号を お読みになりましたか?
我等が主宰 ・ 栗田先生の作品「丹波路」12句が 載っています。
やっぱり・・・・・嬉しいですね。  以下その作品の中より。

      ・丹波路は綾子師の郷合歓の花

      ・橋立はみどりの帯よ明易し
    
  25日の芸術の秋の続きのような話題です。・・・・・
 5日ほど前に、名古屋ボストン美術館で <ボストン美術館・日
本美術の至宝展>を観ました。
 平治物語絵巻は、テレビの大河ドラマ「平清盛」と重なって 見ていて飽きませんでした。法華堂根本曼荼羅図 は、幻の国宝と言われているとか。 やはり一番人気は 曽我蕭白の雲龍図でしょうか。兎に角 巨大で迫力があります。修復されて初めて日本で公開されたとか…・ それまでは襖から剥がされたままの状態で倉庫の片隅にしまわれていたようです。もし日本に残っていたとしたら、どうなっていたのでしょう。 見向きもされないで、ボロボロの状態だったのかもしれません。 海外へ多くの美術品が持ち出されたのは残念ですが…・・・・ だから我々はこの<龍>に出会えたのかもしれませんね。  前期は9月17日までです。 身体が冷えてしまうほど 冷房が効いていますので、お出掛けの方は気を付けてください。(ストールの貸し出しをしていましたが・・。)(孝子)



24.8.25   (2747)
 今日の午後は、いぶきネットに関わっていただいている方や、
これからいぶきネットを支えていただけそうな(?)若い方に集ま
っていただいて、これからのインターネット部<伊吹嶺のインター
ネット>のあり方や、希望等々の 意見を出し合いました。 30代
40代の方々が積極的に意見を出していただけたことを、心強く思
いました。 詳細は、15周年記念号で、国枝部長さんが文章に纏
められますので、楽しみにしていてください。

 入会間もない方々は、「風」も 沢木先生も 細見先生も 「伊吹
嶺」との繋がりも 詳しくは知らないと言われました。 私は、皆さん
が ご存知であると思い込んで 「落書」を書いていたように思い
ます。 これからは、多くの皆さんに 理解されるように、いぶきネットや
「落書」と関わって行きたいと 思います。  今日は 実りある座談会でした。
出席していただきました皆様(私も)ご苦労様でした。(孝子)


    ・ふるさとや人の背丈の吾亦紅      下里美恵子       「俳句四季」9月号より


24.8.25 (2746)
 8月も終りが迫ってきました。 会員の方の「伊吹嶺」への投句締切、
15周年記念号に向けての原稿の締切日等、皆様お忘れではありま
せんか? 

 いろいろな俳句公募も 締め切りがありますね。皆様 挑戦されてはい
かがでしょうか?
http://haikusyo.koubodatabase.com/

 秋は、「伊吹嶺」でもいろいろな催しが予定されています。
 先ずは、細見綾子先生の忌日が近づきました。忌日の前日の9月5日に
は、細見先生と主宰の句碑の立っている犬山で<綾子忌吟行会>が行
われます。
 11月3日には、<伊吹嶺15周年記念俳句大会>が、名古屋観光ホ
テルで開かれます。各句会でも 吟行会が予定されているのではない
でしょうか?
 
  私は、先ず <芸術の秋>を先取りして・・・・名古屋市美術館で催さ
れている「大エルミタージュ美術館展」へ出掛けました。ルネッサンス美術
から印象派まで、世紀別に掲げられていて、とても見やすい感じがしまし
た。                                       (孝子)


24.8.22 (2745)
 部長さんの パソコンが元通りに作業できるようになり、
一先ず やれやれです。いぶきネットは、皆さんで支え合いな
がら進めている事を しみじみと実感しています。
 「落書」の話題が尽きた頃にタイミングよく話題をいただく樹炎
さんも、有難い存在です。 樹炎さ~~ん 有難うございました。

[五つ木の子守歌」

 高校の頃、コーラス部に所属して、県主催のコンク
ールの練習に励んでいました。音域は(メゾソプラノ)

 戦後、上野音大出の若く張り切った音楽教師は小柄な女性でしたが、熱い授業を受けました。

私の十八番、「五つ木の子守歌」ですが、最近読んだ"(龍秘御天歌)・「田村喜代子著」容は、(苗字帯刀を許された渡来工の大物の死を題材に執筆)された書。秀吉の朝鮮出兵の後、空船に粘土を搭載して喫水を維持する為大名衆は陶土と共に「焼き物職人」を連行して領地に帰還しました。

●おどま かんじん かんじん あんひとたっや よかしゅう・・・


 平仮名明記に、深い考えも無く愛唱していましたが、(熊本弁)熊本県の山奥で、慶長の役に捕らわれた人たちが故郷を偲んだ 韓人陶工の悔やみ歌である事が解りました。

 そう言えば、この歌は日本民謡には珍しい三拍子です。「アリラン」「トラジ」等今も尚、知らない事の多さを痛感しています。   (樹炎

  写真も樹炎さんが送ってくださいました。 江戸後期の骨董の茶碗です。各10枚づつお宅に残っているとか。樹炎さんのお住まいの福岡は、有田や伊万里に近いですね。(孝子)



24.8.20 (2744)
 私のパソコンがフリーズしたり、突然画面が消えたりして、修理に出していました。ところが一度HDD不良のため、取り替えたとのことで戻ってきましたが、また2,3日でフリーズしてしまい、再修理しました。ところがメーカーでは何度も試験したところ、不良個所は見あたらないとのことで、元のまま戻ってきました。
 今のところ不良は発生していませんが、またいつ再発するかもしれません。あわせて無線LANも壊れてしまい、こちら新たに購入して、再設定しました。1台のノートパソコンは無線設定しましたが、もう1台のモバイルノートと無線プリンタはまだ再設定していません。1つ1つやり直しはずいぶんと時間がかかるものです。
 現在この落書を書いている間は正常に動いています。写真も正常にアップ、ダウンロードできます。約1ヶ月間、孝子さんに全部面倒を見て頂きました。感謝、感謝です。(隆生)


24.8.19 (2743)
 「いぶきネットの四季」のコーナーに、中野一灯さんが文章を寄せて下さい
ました。一灯さんは、超・元気な方で、日本中と言わず外国まで飛び回ってお
られます。その旅での出会いである蝶の事を書いておられます。ご覧ください。

 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。今月の高点句は、初心
さん(横浜市)の 「スマッシュの乾きし音や今朝の秋 」でした。 初心さん
おめでとうございます。 早速 賞品の伊吹嶺8月号を送らせていただきます。

 今日は、<伊吹嶺句会>でした。60名の参加者があり 盛会であったそうで
す。この句会は、主宰に直接ご指導がいただける句会で、伊吹嶺会員ならどなたでも参加することが出来ます。

 その後(夜)、近くのロシア料理のレストランで、カリンカ句会が開かれました。 伊吹嶺句会に参加された方も加わっていただいて、10名の出席でした。 私も今日は出席をして・・・・久々に旅遊さんの辛口の選評を聞くことが出来ました。 こちらの句会も 何方でも参加していただけます。(孝子)

                               写真は、一灯さんが送って下さいました。


24.8.17 (2742)
 2か月ほど前の角川の「俳句」のあとがきに 飯田龍太の言葉が載って   
いました。私には、まだまだその域には達しないレベルの内容ではありま
しすが、心に残っている内容でした。

   「その人の心の内から、尊敬する人、あるいは尊敬する作品が消え
  た時、必ずその人は高慢になり堕落する。もとより尊敬する人や作品
  に古今の別はない」。


 私の場合は、偶然の出会いから、公民館の句会に参加をし、その句会
の指導者より 沢木先生や細見先生の俳句を学び、多くの「風」の俳人
の作品に触れ、そして導かれるように栗田主宰の「伊吹嶺」に入会しま
した。その節目節目で、<尊敬をする>思いを感じながら・・・・俳句は良
いご縁をプレゼントしてくれました。

 国枝部長さんのホームページの8月11日には、石田波郷の「江東歳
時記」との出会いや、波郷の作品等が載っています。波郷は、部長さん
の尊敬する俳人の一人ということがよく分かる内容です。

 「伊吹嶺」の仲間には、ご自分のブログを持っている方があります。 未だ入会されて数年の方のブログを見つけ、毎日のように読ませていただいています。最近では、「風」の大先輩の作品を何十句も 打ち込んでおられます。 その方の ある日のブログです。「風」で学んだ私には チョット嬉しい内容です。  

 師系に思う
  今月の「伊吹嶺」に第五回「風」の会大会記が書かれてありました。
 もちろん私にとって「風」は、想像の世界となるのですが、俳句関連の本で「風」の句を見かけると、私のような者でも、懐かしさと言いますか・・・・うーん、何と言いましょうか 心がひかれますね。
 学び始めの頃、本に師系という文字がよく出てくるのを不思議に思っていましたが、例えば、こんな師系の元に学べるとしたら、みなさんはどんな思いを抱かれるでしょうか? (・・?)

   綾子の手  沢木欣一   (読む順は横へ・・・)

 ・いまはまで握力盡きず秋七草     ・断腸の花のしとねに眠りたり

 ・背筋立て歩みてゆけり白露の日     ・長き夜の夢にマリアや綾子かも

 ・出会は箕面の紅葉浄土かな   霧のなか橋のたもとで別れたる

 ・ちりゞに丹波の霧にかくれんぼ     ・せゝらぎの音さわらびの萌えにけり

 ・春の水かがよひいのち生まれたる  春の土にほふ丹波の童女かな

 ・あらたまの春の野に出づ常乙女     ・摘草をして学校に遅れたる

 ・蜷とりし水はいづこぞ世に遠く     ・青々に会ふ兵主社の初紅葉

 ・盆踊り福知山出て長田野へ      ・へつつひをおくどと言へり小豆煮る

 ・露けしや丹波の土間の火吹竹     秋の雨背戸の無花果濡らせるや

 ・時じくの土筆供ふる秋の果      ・柿食つて童女の笑みのいつまでも

                                  写真は 今朝の庭の断腸花です。(孝子) 

  8月分のHP俳句会の投句1覧をアップしていただきました。 選句結果は20日頃と思います。
  お楽しみに!



24.8.15 (2741)
 一休禅師が死に臨んだ歌に
 <死にはせぬ、どこへも行かぬ ここに居る
たずねはするな ものは云はぬぞ>・・・


 新聞斜め読みをして 感動して、認めてみました。

●どこにも行かない。ここにいる。お前のそばにいる。
何も語りかけはしないけれど。・・・

 親を亡くして間もない子供には、父の、あるいは母の、それぞ   
れの声が聞こえる歌かも知れないですね。

今日の盂蘭盆、震災で家族を亡くした人達には、迎火も送火もあ
るまい。


亡き人が何時でもそばに居るような一休禅師の歌に通じる心境でおいでではないだらうか。
只今 終戦日のサイレンが響いています。  (樹炎


     
 都合ナルミさんが指導をされている<折戸句会>が、合同句集『折戸』を伊吹嶺叢書第三十九篇として出版されました。 折戸句会の皆様 ご出版 おめでとうございました。 
 十三名が 各々三十句づつ載せておられて、その俳句から皆さんの姿見えて来そうで…・・ 楽しく読ませていただきました。
 主宰は、序文で以下のように 述べておられます。 一部分ですが、紹介します。(孝子)

    折戸句会は発足以来、都合ナルミさんの強力な指導力と会員の皆さんの弛まぬ努力によって、
   確かな実積をを積み重ねてきた句会であり、伊吹嶺の俳句会の中でも、実力に富んだ句会の
   一つとして挙げることが出来ます。・・・・・・・・・・・・・

           三四郎池のとろりと残暑かな    都合ナルミ



24.8.13 (2740)
 
いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ

  羅をきりりと着て門火を焚きたいと思います。

「お盆の黒蝶に仏様が乗ってくる」・・今日は盂蘭盆ですね。

朝方 庭に摘む盆花、鹿の子百合や、女郎花の雫に新涼を感
じます。

土蜂が急がしそうに働いています。夏の終わりを告げるつくつく法師・・・

我が家の生身玉様に敬意を表して地酒と衣被を用意しました。

   盂蘭盆や拭かれて匂ふ青畳   桜井 初栄
   暮るるまで待てず芋殻焚きにけり    濠野 英子 

   さて、合評会はいつものように、15日(日)・16日(月)の両日
      午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
      伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


   14日未明には金星食・・・月が金星を隠す「金星食」が観測できます。(三日月)が、
東の空にのぼったばかりの金星の前を数十分かけて通過して行きますが
時間は地域によっ
て少しずつ違ます。寝不足ついでに如何でしょうか。      ( 八尋 樹炎
  ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 写真上は、樹炎さんが送ってくださいました、土蜂の巣。写真 中と下は、一灯さんが
 送ってくださいました。 千鳥桔梗と駒草です。燕岳で写されたのでしょうか?(孝子)


24.8.10 (2739)
 オリンピック番組を大いに楽しんでいますが、 最近では火星の鮮明な映像を見
て、感動をしています。子供の頃の宇宙は夢の中で思い描くものと思っていました。
そして・・・・・・・蛸に似た火星人が住んでいると思っていました。
 「俳句四季」8月号のあとがきに、写真家の浅井愼平さんの印象深い言葉が載っ
ていました。 以下 <表紙のことば>の最後の部分を紹介します。(孝子)

  ・・・・・・・の事が書きたかったわけではない。雲を見る事がなによりも好きだとい
うことが伝えたかった。自分は空の何処かからやってきたらしい。そして、またいつ
の日にかそこに戻っていくと思っている。写真を撮り、俳句がまれに生まれるのも雲
のある星に生まれたお蔭だ。


      白髪の母似と言はれ星涼し     栗田やすし

      急ぐ雲急がぬ雲に秋立てり    細見綾子
 

  写真は樹炎さんが送ってくださいました。 まさかご本人の子供の頃ではありませんね。お孫さんでしょうか。

24.8.09 (2738)
 久々に 慢房さんが写真を送って下さいました。 
慢房さんには、HP俳句会の投句受付から選句発表そして 講評まで
一手に引き受けていただいています。 他にも温かさの伝わってくる
添削も 私は楽しみにしています。(孝子)

  こんにちは。慢房です。ご無沙汰しております。

 添付の写真は、茨城県日立市の海沿いの遊歩道(普段はほとんど人
気がありません)沿いにある岩穴の「ヒカリモ」です。

 Wikipediaによると、「ヒカリモ(光藻、学名:Ochromonas vischeri)は、
日本各地の水のきれいな洞窟や、山陰などの池に生息する藻類であ
り、暗所で光を反射させることで黄金色に光って見えることが和名の由
来である。」だそうです。

 これまで何度か立ち寄ってみたのですが、光る時期と光らない時期が
あるらしく、はっきりと光って見えたのは今回が初めてでした。ちょっと神
秘的な感じです。

 もう一枚の写真は、ヒカリモの場所の近くにある海水浴場です。夏休み期間
の土曜日の昼近くだというのに、ほとんど人影がありません。震災や原発事故
の影響が、、まだまだ色濃く残っています。 (慢房)


        ・潮浴びのルージュなき顔かがやかす    上村占魚

        ・晩節やポッと藻の咲く硝子鉢      秋元不死男       



24.8.08 (2737)
 秋と思って庭に立ってみました。何となく今朝の風に秋を感じました。   

 朝刊に載っている今日の運勢には、 (酉年)<自分自身感動をして   
事をなせ。他人これに感動して吉運。> とありました。  俳句入門
書で、読んだような・・・・・・・俳句がなかなか詠めないので、最近焦
っています。オリンピックと暑さの為と、自分自身に言い訳をしていま
すが、投句締切日は待ってはくれません。何でも、俳句に結び付けて
考えてしまいます。

  いぶきネットの皆様   選句締切りのお知らせ

  「風鈴があればかなしき時あらん」  細見 綾子

立秋です。そろそろ帰省客を心待ちに、盂蘭盆のお仕度に

お忙しい頃でしょうか。夕立あとの百日紅や萩の花、ハッ
とする美しさです。


山路に拾う青栗に季節の移ろいを感じます。

大きな災害の痕の魂送り・・・秋はもの悲しい響きがあり
ますね。

  生身魂ならび皺より笑み給ふ 滝沢 伊代次


  ひと雨の過ぎて賑はう草の市 山崎 仲子

               さて 明後日10日午後9時投句の締切りです。 
     
                                                      (八尋 樹炎 )

          写真は、樹炎さん(上) 一灯さん(下)から 送っていただきました。(孝子)


24.8.05 (2736)
 国枝部長さんのパソコンが、又調子が悪いようです。 今までは   
失敗すれば 部長さんがフォローして下さいましたので、安心感が
ありましたが、しばらくは緊張して作業をすることになると思いま
す。部長さんが、古いパソコンを使って 以下のメールを送って下
さいました。

 8月になり、トップページの写真を更新しました。夏の伊吹山です。
伊吹山は栗田主宰の第1句集『伊吹嶺』のメッカの山です。
改めて主宰の『伊吹嶺』を読み直しましたが、いつものように主宰の
原点を見たような気がします。
 またこの写真は5年前の平成19年の「伊吹嶺」10周年記念に作成した「伊吹嶺俳句集」の表紙カバー写真です。当時何度も伊吹山に出かけて撮影に出かけたことを思い出しました。 ところが最近はすぐ近くの伊吹山すら出かけなくなり、自分の余裕のなさを反省しています。しばらくはこの写真で伊吹嶺HPのトップを飾っていくつもりです。(隆生)

 昨夜は、瀬戸市の「オオサンショウウオの観察会」に参加しました。 夜の8時頃~12時頃が行動時間のようで、8時過ぎに発見出来・・・・・生捕られました。 体長41センチ 体重1.1キロ 程の小型でしたが、岸へ上げて 見せていただきました。触れる事も出来ましたので、勇気を出して触れて見ました。 地元の皆さんや、瀬戸市の文化財課の方々が真剣にオオサンショウウオやその生息地の環境を守っておられます。その姿を見たら、<気味悪い>気持ちは消えてしまいました。 ゴマ粒ほどのチップを埋め込まれて、又川に戻されました。(孝子)

 
            ・いつも一匹水槽の山椒魚     ・ゆるぎ出て日輪を見よ山椒魚
                           
                                              以上二句 茨木和生

24.8.04 (2735)
 「伊吹嶺」の仲間の野瀬さん(名古屋市)が、滞在先の御嶽山の麓から、
山野草の写真を沢山送って下さいました。 涼しい高原の風も届いたような
気分です。 有難うございました。
 野瀬さんは、HP俳句会にも毎月参加いただいています。
 
 HP俳句会も8月の投句が始まっています。 HP俳句会の参加者の中
には 目のご不自由な方も 毎月素敵な俳句を投句してくださっています。 
音声で対応出来るとか…・ 私には 今1つ実感がありませんが・・・・・・いろ
いろな立場の方とご縁が出来・・・・・嬉しい限りです。 
 HP俳句会の投句締切は 15日の夜9時です。何方でも参加していただけ
ます。 (孝子)

        朽舟の沖は遠き日忘草      三木綾子

                                写真は、藪萱草 と 野薊 です。


24.8.03 (2734)
いぶきネット句会の皆様    投句締切りのお知らせ
  
 ドンと体に響く揚花火、満月に被さり湖に枝垂れて・・・

なぜか、亡き人の顔が重なってきます。郷愁、哀愁、日本人独特のポ
エムでしょうか。

 寝不足に成る、今たけなわの「オリンピック」つい、奥歯に力が入
ります。

人間の持つ体力の限界・迫力に拍手して世界から、感動を貰いますね。
「頑張れ日本」!!


新聞の川柳に「ひまわりが熱中症と言いたそう」
      「電力にならぬか蝉のエネルギー」

この、二句にそうだな~~と溜息がでました。涼風が
待たれます。熱中症にご留意下さい。


  花火上るどこか何かに応へて  細見 綾子

  浴衣着し子が下駄の音ひびかする 堀野 英子

  さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。
 
    
                         (八尋 樹炎 )
   ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 写真上は、愛知県蒲郡市の花火です。内田さんが送って下さいました。 下は、福岡県から樹炎さんが送って下さいました。 花火の競演(?)ですね。 (孝子)


24.8.02 (2733)
 「伊吹嶺」8月号が届きました。 盛り沢山の内容ですが、 本気で読
めば 1日で読み終わります。 Mさんの伊吹嶺誌は びっしりと書き
込みがしてあると聞いたことがありますから・・・いろいろな活用方法が
あると思います。 何度も読み返せば「伊吹嶺」の教科書であることが実
感出来るのではないでしょうか?
 国際部のページに 私のスペイン旅行記を載せていただきました。
国際部の部長の河原地さんが(苦心して?)レイアウトをしてくださいまし
たので、素敵なページになったと思いますが・・・・このページだけは読み
返す度に 落ち込んでいます。 間違いがありました。
 ゲルニカの作品のサイズが、349メートル×776メートルとなっていますが、
正しくは 3.49メートル×7.76メートルです。 そんなに大きい筈がありませんよね。 お詫びして訂正をいたします。

 一灯さんが写真を送ってくださいました。外国旅行から戻って、次の日から6日間山歩きをされ、燕岳や常念岳に登られたようです。時差ボケも、旅疲れも 一灯さんには無縁のもののようですね。 以下、とても涼しいお便りです。写真は、ライチョウです。(孝子)

 若いころはただひたすら頂上を目指す登山でした。コースタイムより何分早かったかなどの満足感など・・・歳を取るっていいこともありあます。後ろから足音がすれば 小休止とて「お先にどうぞ」とやり過ごす。足元の草花に屈みこんで写真に収める。 鳥の声に耳を預ける。2700mもの尾根を越えてゆく浅葱マダラを見つけては、熊野灘などを越え沖縄にまで遥かなる蝶の旅に思いを馳せて 思わずエールを呟いている。岩ひばりがしきりに鳴きホシガラスがかすめる。早くも赤とんぼが高い尾根筋に飛んでいる。テレビの音、携帯、電子音などなど人口の音は一切しない。谷底から急峻な尾根を吹き上げてくる風に汗が引く。ななかまどの白い花、中にはもう青く小粒の実になっている。
 遥かなる山脈や峰々を目で辿りながら、かって登った時、はて?あの頃どんな仕事してたっけ、子供たちはそれぞれいくつだっただろうと追想してタイムスリップする。 歳を取るっていいなあ・・・・
 と、つくづく喜寿の登山、ガレ場や鎖場のきつささえいとおしくなる。呟く山の歌
は「坊ヶ鶴讃歌」、「雪山讃歌」・・・・・山小屋にたどり着けば、大ジョッキの生
ビールが一杯¥1,000! 暮れゆく山並を眺めながらの一杯は格別です。 
地上?では朝寝坊の一灯が 山では3:30起床、4:00の朝食、4:41の日
の出、5:00には歩きだしています。あるいは5:00には頂上で、又 小屋に
戻って7:30に朝食!! 
 下山しての露天風呂がフィニッシュです(一灯)



24.7.30 (2732)いぶきネットの四季へ
 久しぶりに、この落書を書いています。約半月間、パソコン故障のため、HPのアップが出来ない状況でした。この間、古いノートパソコンを使っていましたが、文字のみのアップロード、ダウンロードが出来ましたが、何故か写真は化けてしまい、HPはこれまですべて孝子さんに全面的に頼り切りとなり、ご迷惑をおかけしました。
 ところが直ったはずが、メーカーがよく見なかったのでしょうか。パソコンに電源を入れて数分すると、フリーズしてしまい、また修理に出さなければならない状況です。時々今日のように機嫌がよいときもあるので、今のうちにこの落書を書いています。
 あと2日、早いのですが、「いぶきネットの四季」の原稿、写真を頂きましたので、これもアップしました。8月は野島秀子さんの向日葵の思い出です。私も映画「原爆の子」を見ましたが、モノクロ映画だったため、よく覚えていませんでした。ソフィア・ローレンの「ひまわり」の映画はよく覚えています。ソフィア・ローレンが夫を捜すとき、一面のヒマワリ畑の照り返しのまぶしさが印象的でした。そしてそのヘンリー・マンシーニの映画音楽もよく覚えています。
 なお「いぶきネットの四季」に入るには、トップページの「いぶきネットの四季」か【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

   向日葵の蕋を見るとき海消えし    芝不器男
   向日葵に天よりも地の夕焼くる   山口誓子



24.7.28 夜  (2731)
 
いぶきネット句会の皆様  投句・選句・締切りのお知らせ

 夏休みに入ってふと、思い出す子供の頃のラジオ体操。


母親のそばで、涼しい内に、ひらがなの練習、丸いちゃぶ台が机代
り、やがて飽いて、落書きが始まる。草いきれも郷愁の一つ・・・


蝉時雨に、うたた寝をして、次は私の最も苦手な算術がはじまる。

三鬼の句に「算術の少年しのび泣けり夏」に触発される。いまだに
計算に弱い。


早朝の簾越しに見る黒揚羽や・おはぐろ蜻蛉・白鷺など

団扇の透かし絵のように眺められるのは、午前九時ぐらいまでで、暑い~~ですネ

オリンピック観戦の寝不足お気を付けください。

  蜂さされが治れば終る夏休み  細見  綾子 

  生れたての蜻蛉揺るる草の先  下里 美恵子

   さて、投句締切 8月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切
      選句締切 8月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9
時締切

    
写真は、徒歩さんが送ってくださいました。<緑雨>の景でしょうか? 今月投句分の「伊吹嶺」山彦集の兼題は、<虹・サングラス・緑雨>です。会員の皆様ご参加ください。 締め切りは、7月末日です。
今月投句分から(隔月)選者は、上杉和雄さんです。


24.7.28 (2730)
 範子さんから メールをいただきました。 

    ~~~暑中お見舞い申し上げます~~~

 我らが編集長下里美恵子さんが選者の俳句四季8月号で、矢野孝子さんが
特選に入られました。
                ☆.:*・'★おめでとうございます☆.:*・'★ 

              <セザンヌの果実転がりさうな春  矢野孝子>

  下里さんの選評も、孝子さんのコメントも、とても素敵です(写真も)。
伊吹嶺の仲間も多数入選があり、いぶきネット句会の会員の有井さん、岡田さんも載っていました。
皆さ~~ん、よかったですね! 私も刺激をいただきました。 先ずは投句!ですね。  
                                                ☆ Noriko ☆


 実は・・・・・私事でもありまして・・・・ 沈黙しておりましたが・・・・・
特選の知らせに 一瞬 頭の中が真っ白になりました。 写真を送るように書いてあって、またまたパニックになりました。 <最近の写真でなくても良いです。>とあったので・・・・・ 5 6年前の写真を送りました。 気が引けて・・・・それも 沈黙の理由です。  時間が経った今では・・・・・下里さんの選評を何度も読み返しています。 この句に目を止めていただいた下里さんに感謝しています。 
 有井さんや岡田さんも素敵なお句です。 (お互いに)本当に良かったですね。(孝子)

                                               写真は、泉州の水茄子です。

24.7.27 (2729)
 日本のサッカーは、男女共に 頑張りましたね。夕べは、暑いのか・・・
応援(テレビ観戦)の興奮の為か・・・・眠れませんでした。

 今日は 土用の丑の日ですが、「食い合わせ」のような話題です。
 野菜つくりが趣味の俳句仲間から、梅も紫蘇も頂きました。今年こそは梅を上 
手に漬けようと思いましたが、皮が破れたり潰れたりして、上手くいきません。
・・・・・難しいですね。
 最近の猛暑は 梅を干すには好条件ですので、昨日から干し始めました。 
差し詰め<干し梅日和>ですね。 懐かしい匂いです。
 
 コンビニへ寄ったら、鰻弁当を勧められました。話のタネにと 昼食用
に1つ購入してみました。中国製の鰻が使用されていましたが、 この
暑さで煮炊きをしないで 頂けるのは、コンビニエンス・・・と言う事でしょ
うか。(孝子)

     ・干梅のやはらかさ指触れねども     山口誓子

     ・土用鰻息子を呼んで食はせけり     草間時彦


24.7.25 (2728)

 暑中お見舞い申し上げます

 年ごとに、我が家に居て 蝉の鳴き声を聞く回数が減って来ています。 
今までは、狭い中庭にも蝉の穴を見つける事が出来ましたが、今年は
蝉穴もですが、鳴き声すら聞けません。 元気の良いのは、足長蜂と、
1坪畑の青紫蘇と韮と胡瓜と雑草です。

 15周年俳句大会の俳句の投句締切が 今日25日です。 お忘れでは
ありませんか? 25日消印有効です! 是非 ご参加下さい。


 添削コーナーに、7月いぶきネット句会の投句分より、添削例をアップし
ました。 添削の必要のない方々がおられますので、今月の添削例はい
つもより少なくなっています。皆さんのお役に立つと嬉しいのですが・・・・・
トップページより お入りください。

 写真は、先日の句会でいただいた和菓子です。上は、金玉羹製で、銘は「山清水」です。
中には求肥と小豆が入っていました。下は、ういろう製で、銘は「夏の朝」 朝顔でしょうか?
白餡が入っていました。 美味しかったです。(孝子)


         鉢に敷く笹葉透かして金玉羹     長谷川かな女

         取箸の先のそろはず葛桜      西嶋あさ子


24.7.23 (2727)
 樹炎さんから、写真とお便りをいただきました。 樹炎さんのお宅は、宝箱のように いろいろ出て来ますね。樹炎さ~~ん 珍しい話題を 有難うございました。(孝子)

 ぶきネットの皆様     暑中お見舞い申し上げます

 九州はやっと梅雨明け致しました。一斉に蝉時雨と草いきれ・・・
蜻蛉が宙に浮き、急に暑さが堪えます。我が家は、虫干しの途中ですが、

慶応三年生まれの祖父の(和楽路屋の日本地図)がぼろぼろですが出てきました。一部5銭で観音開きの和箱に52枚有り、¥2円704銭です。

祖母のお茶箱から、ひなびた飴色の飯行李が見つかりました。およそ、100年は経過しています。テレビの(座頭市)を観ていたら同じ弁当籠から、おむすびを食べるシーンがありましたので、早速、真似てみました。シンプルさが、美味しい~~ですね。

むさ苦しいものばかりですが、ご笑覧ください。  (樹炎













24.7.19 (2726)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高
点句は、兵さん(滋賀)の
 朝刊にほてりありけり原爆忌 です。 おめでとうございました。
早速 「伊吹嶺」7月号を送らせていただきますので、住所・氏名
をお知らせください。

 修理に出した 国枝部長さんのパソコンは、未だ戻って来ない
ようです、国枝さんからのメールを私がピンチヒッターで貼り付け
ます。 <環境問題の隆生さん>ですので、哲半さんの鹿の話
題には、黙ってはおられないようです。
以下、国枝さんからのメールです。(孝子)

 昨日、哲半さんが鹿の食害により、祇園祭の粽笹の笹が若布のうちに鹿に食われてしまい、困っているという落書がありましたが、今、全国的に鹿の食害は深刻です。三重県もそうですが、度々長野県の高原などのハイキングに出かけているのですが、いつも親しくしている自然観察パトロール員などを担当しているSさんによると、長野県の食害も相当深刻なようです。木の幹を次々と食べ尽くし、山が枯れつつあります。ある高原に行ったとき、随分と見晴らしがよいと思っていたところ、鹿の食害により、山がすべて裸になり、残ったのは毒草の鳥兜だけだったとか、昨年はNHKTVの朝ドラの「おひさま」の舞台となった菜の花畑が全滅したとの報道もありました。
 それでは鹿の食害対策では、どんな方法が採られているかというと、三重県では、①ポリエチレンテープを幹にラセンに巻く、②金網を幹に巻く、③枝打ちした枝を幹に巻く、④竹を幹に巻く、⑤植樹用ケースを幹に巻く、⑥海苔網で林の周囲を囲む、⑦金網で植栽木を囲むなどの対策がされてきましたが、現在、クリーンヒットとなる食害対策がない状態だそうです。

 鹿の食害について何らかの情報となればと思い、書いてみました。(隆生)

 写真は、いぶきネットの仲間の徒歩さんが送ってくださいました。 淡路島の「あわじ花さじき」と言う クレオメの花壇です。 白いパラソル(奥様?)と、海の青さと、白い雲と 花畑と・・・・・16日に旅をされたそうです。(孝子)

24.7.18 (2725)
 15日と16日のいぶきネットのチャットによる合評会が終わりました。 
早速 作者の名前の載っている選句一覧表を配信していただきました。
今月の主宰の選は 若い方の新鮮な句が並んでいます。 皆さん 暑さ
に負けないで、ご健吟です。

 京都の哲半さんから 写真とお便りをいただきました。(孝子)

 山鉾巡行も終わり一段落の祇園祭ですが、最近ではこんな話題もありま
す。祇園祭の厄除け粽に必要な粽笹ですが、原材料である笹は京都市北
部の花背周辺で採取され、その良好な品質から、京都の和菓子などにも
使用されています。 
 笹は数十年に一度、一斉に花を咲かせ枯れるそうですが、その生えてく
る若芽を野生の鹿が食べつくしてしまい、いまだ復活していないという状況
だそうです。
 環境問題も意識する伊吹嶺としてこんな話題は如何でしょうか?

                                  (哲半)




24.7.16 (2724)
 毎月2回の間隔で、「いぶきネットの四季」の鑑賞などをお願いしています。
今回は樹炎さんにお願いしました。本文にあるように、樹炎さんは綾子先生に
一度もお会いしたことがないようですが、合歓の花の句の感動を鑑賞なさって
います。 この「いぶきネットの四季」に入るには、トップページの「いぶきネットの
四季」をクリックして下さい。(隆生)

 蒸し暑い日です。6月28日の「落書」の話題の・・・福岡の方言<しろし
か>と言うのでしょうか? この蒸し暑さが、美味しいお米になると思っ
て、我慢・我慢です。
 「いぶきネットの四季」の合歓の文章は、樹炎さんの爽やかな内容で
す。写真と共に是非 ご覧ください。

  写真は、夏野菜の盛り合わせです。勿論 我が家の食卓ではこんなに美しくは出来ません。 採りたてを食塩でいただきました。 暑気払いです(孝子)


24.7.15  (2723)
 HP俳句会の選句一覧をアップしていただきました。選句結果は20日過
ぎと思います。 お楽しみに。

 今夜は、チャットによる合評会の1日目でした。投句の半分の50数句
について、意見を出し合いました。 時間に制限がありますので、全部の
句について細かく意見を出し合う事が出来ないのですが、皆さんの意
見を聞く事は、いろいろな面で役に立つと思っています。 有難いチャッ
トです。  

 今日の夕方は、送り火を焚きました。 そして魂送りをするのですが、
私の町内は、橋のたもとに塵芥車が待機していて、その前のプラスチッ
クの籠へ 施餓鬼棚に飾った花や 蓮の葉 、お供え物等を入れて来る
のみで、味気なくなりました。 この3日間 家にご先祖様が帰って来ら
れていると思うと、落ち着かなかったのですが、やっと送る事が出来ま
した。 お盆は 秋の季語ですが、瀬戸の町は7月にお盆の行事をしま
す。送り火を焚いている軒では孵ったばかりの燕(二番子)が、騒いでい
ます。 お盆らしくないですね。 (孝子)

        ・苧殻火を掻き立て雨の魂送り    荏原京子

        ・香煙のなぎさ流るる魂送      沢木欣一

  写真は、鵜飼見物の渡船場のある、岐阜市川原町の岐阜提灯です。 この町は家ごとに七夕の笹と提灯が飾られていました。 水団扇の店や鮎料理の店が並んでいます。


24.7.12 夜 (2722)
 熊本の皆さんの水害のニュースに 胸が痛みます。 もうこれ以上雨が
降らないように祈るばかりです。(孝子)

いぶきネットの皆様   合評会のお知らせ 

             
 大きな爪あとを残した九州の記録的な雨、戻り梅雨などと片
付けられません。


最近の気象は魔物です。皆さん、雨の被害は御座いませんか。

 朝庭に(鍬形)が樫の洞から出てくるところを見つけました。


夕方、ニイニイ蝉の初鳴き・・・木立ちの根方に空蝉が数多です。

蟻の列が続き、鬼やんまが風を切って肩を掠めました。

に打たれた檜扇水仙(ひおうぎすいせん)が広がって梅雨明け
の暑さを思います。


今夜から明日にかけて福岡が大雨に成りそうです。早目のお知
らせです。


   出水村二階住ひも二日過ぎ 山崎 とし子

   立掛けの鍬の柄に付く蝉の殻 上田 まゆみ

        さて、合評会はいつものように、15日(日)・16日(月)の両日
           午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
           伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)



24.7.12 (2721)
 昨日は、長良川球場(岐阜市)の 巨人 対 広島 戦に出か
けました。8回の巨人の攻撃で雨の為1時間ほど試合が中断し
・・・・・結局 巨人が負けてしまい、さんざんでした。
 ドームと違い、久々に自然の風や木々の匂いを感じながらの観
戦で、おまけに岐阜城を仰ぐ事も出来、季語の<ナイター>に相
応しい環境でしたが・・・・
 中断の間 雨に打たれながら 巨人ファンは、コールドゲームに
させないように、必死の応援をしてアピールしました。その間が一
番疲れました。 写真は、グラウンドの溜り水を雑巾で吸い取って
いるところです。その後、砂を撒いてから 試合が又始まりました。
テレビでは味わえない臨場感はありましたが・・・・
九州の水害に遭われた方の事を思ったら…・申し訳ないような、
雨の出来事でした。 (孝子)
 
          ・ナイターの灯の圏外に車群る   桂信子
   
          ・ナイターの灯を横に見て出勤す    山口耕堂

          ・ナイターの投手最も照らさるる   榎本冬一郎



24.7.11 (2720)
 いぶきネット仲間(関東支部長)の一灯さんが欧州旅行から 無
事に帰られました。随分長い間の一人旅(?)だったようですが、
多分時差ボケ無しで 元気に いぶきネットへ復帰と思います。
                                  

 一日クリムドナウからメルクへドナウ川をクルーズした時ドュルン
シュタインという小さな町に上陸しました。(写真2枚)
 この町の峻険な岩山を登り山上の砦跡から眼下に蛇行すドナ
ウの流れを望む。 今は廃墟となっていますが中世にドナウを上り
下りする船の通行税を取って栄えたところです。十字軍で遠征の
リチャード獅子王が帰途1192年から1194年にモスリムへの残虐
の罪で幽閉された砦です。 日本ではこの1192年は頼朝が幕府
を樹立した年です。 この町では急峻な南面にブドウ畑が張付き
さわやかな白ワインの産地でもあり次の船を待つ間土産物として
農家のおばさんが売っているワイン専門店で各種ワインを試飲。
ワイングラスで€5.00から7.00と日本では考えられない安さ。い
いワインは なだらかに酔いなだらかに覚める。 そしてまた船
上の人なりデッキでビールだワインだと両岸の古城、修道院な
どメルクに下る。 メルクから汽車でウイーンへ。(一灯)
 
   ・夕月も空の碧さも夏時間     草間時彦 (ウイーンいて)    

   ・密談や葡萄畑に風が鳴り    鍵和田秞子 (ウイーンにて)

 国枝部長さんのパソコンがとうとう修理に出されました。 メカに弱い私にとっては、毎日心細い思いをしています。 皆さ~~ん! ご協力をお願いします。 先ずは、 「落書」の話題を お願いしま~~~す。
                                                  (孝子)


24.7.10 (2719)
 今日は愛知の同人句会で、出席者は50名と盛会でした。
報告事項も沢山あり、それぞれ係の方から 以下の説明をいた
だきました。
 ・「綾子・やすし子弟句碑」吟行会の申し込み等
 ・15周年記念俳句大会の投句 申し込み等
 ・俳句カレンダーの申し込み
 ・「季寄せ」の経過報告等

 句会では、いつものように、「伊吹嶺」の俳句をしっかり学びまし
たが・・・・・ な・なんと! いぶきネット仲間の内田陽子さんの
2句が、大好評でした。 主宰は勿論、多くの方の選に入られました。
以下 今日の 内田さんの2句です。
                
  ・桟橋に恋の落書南風吹く    
  
  ・均されて土俵四隅に蚊遣香

写真上は、今日の主宰です。

下の右側は、今日の句会風景。


下左側は、インターネット部と「自
然と親しむ吟行会」の会議(?)



 同人句会の始まる前に、インターネット部のメンバー(愛知の同人)と、「自然と親しむ吟行会」の幹事で、話し合いの場を持ちました。 内容はこれからの行事やネット部の諸々の事です。 いつもはパソコンを通しての相談ですが、今日は直接話し合が出来ました。 時には直接会って話し合う事が必要であると、実感しました。(孝子)



24.7.8 (2718)
いぶきネットの皆さん    選句締切りのお知らせ

  夏祭り、博多祇園山笠の季節がやって来ました。


 雨の中、男衆の熱気は凄まじく「のぼせもん」は(頭
に血が昇る)の祭りです。


それを支える「ごりょんさん」(奥さん)は、振るまい膳
の用意に追われます。

鎌倉時代の1241年夏、博多で疫病が蔓延し施餓鬼棚が発展して 山笠の形となったとも言われていますが、諸説有りです。

7月15日の追い山まで博多は尋常では有りません。昨日は子供山笠(のぼせもんの予備軍)が、勢い水を掛けられて、可愛い声を上げていました。皆さんの辺りの祭りは如何ですか。


    入港の汽笛のひびく飾り山笠(ヤマ)  長崎 島星
               
    山笠舁けば
(ヤマヒケバ)男の匂ひ少年に   石田 哲朗
    
 さて、明後日7月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。 
      締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)    


 そろそろ梅雨も明けるころでしょうか、節電をつい、気遣いします。
 昨日、子供山笠を見にゆきました。博多の者は(のぼせもん)が多く、祖父の肩には深い曳山の跡形が残っていました。何だか、博多は昔から芸人が多いです。 子供山笠の写真を添付してみます。(樹炎)


24.7.7 (2717)
 昨夜は よく降りました。 被害が出ていないと良いのですが…皆様 大丈夫でしたか?
下里編集長から メールが届きました。 下里さ~~ん 有難うございました。
 
 数日前の中日新聞夕刊の「紙つぶて」で作家の山崎ナオコーラさんが画家・熊谷守一のことに触れていました。 守一については伊吹嶺の中でもファンの方が多いようで 時々句に詠まれています。 私も詳しいことは余り知りませんが、単純化された作品が大好きです。 ナオコーラさんは今 守一に惹かれているようで、仙人と呼ばれた画家のエピソードの一つを紹介されていました。 熊谷は晩年、家から一歩も出ずに庭ばかり眺めて三十年過ごし、「 蟻は左の二番目の足から歩き出す 」と気づいた。 文化勲章を「 これ以上人が来てくれては困る 」と断った。 と綴り、芸術は作品のみを愛すべきで、エピソードを求めるのは違うはずだが、つい書籍等からその人物像を得ようとしてしまう…・・とのジレンマを述べられています。 私は今日まで 二度も芥川賞候補になった山崎ナオコーラという作家を知らずに過ぎてしまいました。 彼女はこれからの「紙つぶて」で好きな人の事を書いていくとのこと、どんな人が登場するのか楽しみです。
さて「俳句四季」の締切が7月20日と迫りました。皆さまのご投稿心よりお待ちしています。(下里美恵子)

 下里編集長は、「俳句四季」の読者応募ページ<四季吟詠>の選者です。7月号では、<作句のポイント>のページも担当しておられます。原句・添削句の実例を挙げながら、分かり易く解説をされています。 
 「俳句四季」の今月の締め切りは 7月20日です。 今月投句分は下里さんの選が受けられます。綴じ込みのはがきに選者名を書き込んで投句をしてください。 お忘れになりませんように。(孝子)

      ・守一の蟻出てあそぶ画布の外     塘柊風

      ・守一の絵の具乾らびぬ柿日和     加藤耕子



24.7.6 (2716)
 『伊吹嶺』7月号を読み返しています。
「伊吹山房雑記」で主宰は、物のみへたる光、いまだ心にきへ
ざる中にいひとむべし
(三冊子)を引用して、<詩的感動>につ
いて述べておられます。  
 私は、・・・やっと、写生句が出来た~~!と 思ったら、詩的な
感動が読み手に伝わらなかったりして、迷う事がよくあります。
 同じような思いをされている方は、いらっしゃいませんか?
主宰の文章を何度も読めば、即物具象の作品の深みを少しは理
解出来るのではないでしょうか?

 手前味噌かもしれませんが・・・・
インターネット部と、国際部の黄色のページも良いですね。

「俳句を考える」では、範子さんの文章「仮名遣い」は、分かり易い内容です。 

坪野さんの「ミニオフ句会吟行記」では、楽しかった壬生狂言を 懐かしく思い出しています。  

小林砂斗実さんの「パリ便り」<マチスはやっぱり素敵!>は、羨ましくて… もう3回読み返しました。 
   ・・・・マチスの作品は、あまり緊張した感じのものはありません。どれもゆったりとして力が抜けて
   いる・・でも色彩は生き生きとしています。そのバランスにひきつけられるのかもしれません。カンバ
   スの端のほうは色が塗っていなかったりするのですが、その脱力感が魅力なのです。・・・・・・

                今からでも、ポンピドーセンターのマチスの展覧会に行きたいです~~~。

牧はる子さんが送って下さいます「ふらんす俳句会」の会報は、故郷への想いを詠まれている作品が多くみられます。
旅遊さんの「ポルトガル旅行記」は、ワインとフラミンゴの話題です。

まだ、まだ 盛り沢山の内容ですが・・・・・・・・。

  写真は、玉井さんが お庭の蝸牛を集めて写されました。 フランスでエスカルゴは食材ですが…・・・・・やはり俳人は、 紫陽花と蝸牛と梅雨と・・・・ですね。(孝子)


24.7.3 (2715)

いぶきネットの皆さん   投句締切りのお知らせ

 軒下に風鈴を吊してみました。出石(豊岡市)で買ったトンボの

模様・
清んだ音色に癒されます。近所の朝市に行ってみました。

田舎に住んでいる唯一の得点は、朝摘みの雫滴るパリパリの野菜

が買えることです。最近、流行の地産地消でしょうか、

食事処もありヘルシーな おばあちゃん料理が


¥500円で味わえます。

孝子さんの家庭菜園の安心、安全、採り立ての野菜を

味わう事がどんなに贅沢な事かと・・・全く同感ですね。

  風鈴を去年の釘につるしけり   吉沢 玲子

  仏間より細き雨見ゆ茄子の花  鈴木 妙子

 さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
         早めにお送りくださるようにお願いいたします。(樹炎)

       
  九州では、雨が降り続いていますが、心配ですね。 これ以上被害が出ないことを祈っています。
樹炎さんのお宅の裏のため池は、標高63メートルの所にあるそうで、満杯になると自動的に放水されるようで、溢れ出る事は無いそうです。 少し安心しましたが・・・・・

 「いぶきネットの四季」のコーナーには、ナルミさん(6月)の「青梅」と、牧野さん(7月)の「洞窟」が掲載されています。 名句の生まれた現場の話題です。 私も懐かしく読ませていただきました。 お2人にお会いした時には、もっと詳しくお話を聞こうかと・・・・・ナルミさん 牧野さん 宜しくお願いします。(孝子)
 

24.7.2 (2714)  「いぶきネットの四季」のアップ
 この落書も今年の後半になりました。例によって、この落書が重くなりましたので、6月分までは上記の<<12年前半保存分の落書へ をクリックして入って下さい。この欄は7月以降としますが、少し6月分も入れてあります。いずれ全面的に、7月分以降とします。引き続き落書をよろしくお願いします。

 また「いぶきネットの四季」のコーナーは皆さんのご協力で順調に進んでいます。今日、7月の第1弾を掲載しました。牧野一古さんが栗田主宰らと、平成20年6月の沖縄慰霊の日に合わせて、沖縄を旅行したときの思い出を綴っていらっしゃいます。丁度ここを訪問した時、、沖縄戦でこのガマで奇跡的に生還した日比野勝廣さんが車椅子でいらっしゃっていたのを目撃しました。翌々日の慰霊の日に出席するためにこのガマにもひと目見に来られたのでしょう。忘れられない出会いでした。また栗田主宰はこの時に作られた一連の沖縄の句が評価されて、俳人協会賞を受賞されたインパクトになったと思います。是非皆さん、一古さんの思いのこもった鑑賞文をお読み下さい。いぶきネットの四季に入るには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。

 余談ですが、私のパソコンが以前から少しずつ調子が悪くなり、とうとう2,3日前にはパソコンの電源オンした後、1,2分でフリーズしてしまいます。今日はたまたま今のところご機嫌はよいのですが、いずれ修理に出します。その間、ノートパソコンでこのHPのアップを試みましたが、うまく行きませんでした。しばらくは皆さんとこのHPでのお話しは出来ないかもしれません。メール、インターネット閲覧などはノートパソコンで可能です。(隆生)


24.7.1 (2713)
 今日から今年の折り返しになりました。 皆さんの協力で、順調にいぶき
ネットの作業は 進めて来る事が出来ました。 また これから 皆さまと
協力をし合いながら、いぶきネットを盛り上げて行けたら良いと思います。
宜しくお願いします。


 我が家は、中庭のような風通しの悪い所に野菜を植えています。 畳2
枚ほどの土地ですが、夏は日光が真上から差す為、収穫出来るほどに
成長します。 最近では、朝起きると 朝食用に胡瓜やブロッコリーやパセ
リ・青紫蘇を摘み取り、楽しんでいます。 トマトの枝に触れると、子供の頃に畑で捥ぎたてを食べた あのトマトの匂いを思い出します。 嗅覚に限らず我々の五感は、意外と昔の事を覚えているものですね。 
 スーパーへ食品を買いに行く時、いつも疑いながら食品を選ぶようになったのは何時頃からでしょう。 昔(?)は、籠いっぱいの買い物は贅沢な気分で出来たように思います。 今は・・・・・産地や賞味期限等々を疑いながら選んでいます。 「食べ物は残さず、自然の恵みに感謝」と教えられたのが、昔話になってしまいそうです。 
 今では、無農薬や、採り立ての野菜を味わう事がどんなに贅沢な事かと… 改めて天地に感謝しています。
 6月26日の国枝部長さんのホームページに、東電が「ブラックプラネット賞」を受賞したニュースが載っていましたが、ブラックユーモアーでは 片付けられない内容です。 環境問題も、明るい話題に繋がるようなニュースが欲しいですね。 今朝の胡瓜1本から いろいろな事を考えさせられました。(孝子)

                                      写真は、我が家の胡瓜の先端です。


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