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伊吹嶺落書  (16年10月からの最新の落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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16.12.31(3990)

 
大晦日となりました。今年も伊吹嶺ホームページをご覧いただき有難うございました。

 書き遅れましたが、29日にはいぶきネット句会報が配信され、今メーリングリストで今年1年の係の皆さんへの感謝の言葉が寄せられています。「会員の皆さま こちらこそ有難うございました。」という気持ちで一杯です。

 国枝インターネット部長を中心に、今年の句会、ネット部としての企画や記事も滞りなく終わりました。ご協力、ご参加いただいた皆様に改めて感謝いたします。

 編集部、校正部、石黒印刷さんのご尽力のおかげで 我が家には「伊吹嶺」2017年1月号が届きました。伊吹山房雑記に「歳晩雑感」として栗田主宰が伊吹嶺創刊20年を迎える「歳月の流れの早さ」について、感慨を綴っていらっしゃいます。

 振り返ってみると時の流れが早いと感じるのは年齢を重ねて行くと共通した気持ちで、私もその一人ですが、実は落書の係を承って、まだ7ヶ月しか経っていなかったのだという気持ちがあります。これは今までになかった不思議な気持ちです。どれほどの長い間多くのネット部員の方々が伊吹嶺ホームページを更新し、積み上げて来られたか・・・を実感しています。

 多くの皆様に記事を寄せていただき 心から感謝します。来年もどうぞ歳時の事、俳句の事、身辺や大自然の季節の移り変わり、等々沢山の記事や写真をお待ちしています。来年もネット部一同力を合わせて頑張りますのでよろしくお願いします。

 2013年の伊吹嶺15周年記念号より主宰と副主宰の句を一句ずつ掲げさせていただきました。

  
木洩れ日や芭蕉の道に焚火跡     栗田やすし 

  鳥の群冬青空をゆき交へり      河原地英武  

           (この号より副主宰就任)


 このとき記念事業のひとつとして発刊された『伊吹嶺季寄せ』より

  
ここへきて是も非もあらぬ晦日蕎麦  鈴木みや子

  晦日蕎麦越より届き柔らかし     横森今日子

 今夜は静かに(というより二人とも無口なほうなので)蕎麦を食べながら ゆっくり過ごしたいと思います。

   写真は樹炎さんからいただきました。(☆NORIKO☆)(487861)

16.12.30(3989)

 
2016年はあと二日を残すのみとなりました。
樹炎さんのお宅では あちらこちらにお正月の花が飾られ始めているそうです。写真をいただきました。今日から毎日、日本の華道の美をご覧ください。

 昨日から黒豆を煮ています。昔 実家では石油ストーブの上で、昆布巻きも作っていました。我が家も石油ストーブ時代がありましたが、今では暖房器具の種類が変ってしまい・・・
祖母の家での餅搗きも思い出します。餅つき用のもち米も育てていました。

 季語に餅配があることを知ったのは もちろん俳句を始めてからですが、昨日は墓参りと、実家へ毎年餅を配ってくれていた伯母に仏壇で会ってきました。

 今朝 歳時記のページを繰っていると「衣配」があることを初めて知りました。そういえば母と伯母は家へお嫁さんを迎えた年に、着物を一枚贈っていたことを思い出しました。今では何だか絶滅危惧種の季語のような気がしてきましたが・・・江戸時代以降の俳人で二句載っていました。 着物は足元があたたかいですね。祖母や義母は、真夏以外は着物姿の記憶しかありません。(☆NORIKO☆)(487768)


 衣配り母います時の如くせり   石井露月

 衣配り貧しきながら御旗本    島田五空  (角川俳句大歳時記冬より)

16.12.28(3988)

 
樹炎さんから 一年のご挨拶と、1月のネット句会のお知らせをいただきました。
ネット句会の皆さまには 年末年始のお忙しい時期になりますが、来年も締切までに,
お忘れなきよう、ご協力の程宜しくお願い致します。

<<いぶきネットの皆様  H/29年1月・投句・選句・締切のお知らせ>>

    あっと言う間に一年の終わり「年の暮れ」ですね。

皆さんに取ってどんなお年だったでしょうか。お一人お一人の思いは様々なものでしょう。

先ず、 伊吹嶺が益々大きな飛躍の年に成りました。

来年も一段と大きく開花する年にしたいものです。皆さん頑張りましょうね。!!



 薄いカーテンの向こうに何か動く物・・・ 何だろうと カーテンを引くと

小春日を浴びて、「山鳩の親子」が盛んに何かを啄ばんでいます。

「鳩」は平和の象徴ですが・・・

 今年の天災・人災・難民・テロ・数えきれない災害に

温暖化まで加わり、厳しい一年でした。世界も大きく変わるのでしょうか。


  注連売りに富士の頂昏れ残る  栗田せつ子
  書き込みの文字薄れたり古暦  伊藤 範子

  行く年や豪華客船出航す    伊藤 旅遊

  さて、投句締切2017年 1月1日((日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切

選句締切 1月6日(金曜日)から10日(火曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


この場をお借りして今年最後の「お知らせ」です。

  皆様 健やかな良いお年をお迎えください。(樹炎)

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆



 我が家でも春から夏にかけて山鳩がよく来てくれて 二個の卵を産み一個が孵り巣立って行きました。昨日の雨の朝、お隣の屋根のアンテナでびしょ濡れでも鳴いていた山鳩は その時の家族かな~?と思っていたところです。
樹炎さん拙句の古暦の句を取り上げていただき有難うございました。確か入会一年目の作だったと思います。初心を思い出し 俳句に向き合いたいと思います。(☆NORIKO☆)
(487603)
16.12.27(3987)
 
いよいよ本格的に数え日となりました。新年の年用意が始まっている頃と思います。

今日は朝から雨がよく降っています。昨日の落書で大島知津さんの活躍が掲載されました。おめでとうございます。今日の雨も 今年の地球上の汚れをを綺麗に洗い上げてほしいものですね。

★いぶきネット句会の添削例を孝子さんにアップしていただきました。ご参考になれば幸いです。

追記ですが
孝子さんと同じ瀬戸市在住の最年少プロ棋士藤井聡太君が加藤一二三九段を破ったニュースは記憶に新しいですね。
来年の活躍が楽しみです♪

窯出しのメモ貼り重ね古暦   梅田 葵

陶土染む壁に民次の古暦   舩橋 良


(☆NORIKO☆) 

16.12.26(3986)
 「伊吹嶺」の仲間の皆さんは日頃、外部に向かって様々な大会に俳句を投句されて活躍されています。
 今日はその中のひとり、大島知津さんについて皆さんにお知らせしようと思います。
 今朝の中日新聞を読まれた方はご存じだと思いますが、栗田主宰選者の中日俳壇において今年1年の年間賞が掲載されていました。その中で大島知津さんは年間賞の佳作に選ばれていました。
 また丁度今日届いた角川書店の『俳句』において、石田波郷俳句大会で、徳田千鶴子氏の特選を採られていました。その2句を紹介します。

   地を洗ふ雨や沖縄慰霊の日   大島知津 (中日新聞年間賞の佳作)

   魂に色あらば今日この桜     大島知津 (第8回石田波郷俳句大会 徳田千鶴子特選)

 いずれも心の籠もった句です。特に2句目の「魂」「色あらば」のフレーズに感心しました。いずれも魂の叫び声が聞こえてくるようです。桜を讃える言葉にこれ以上の言葉はないと思いました。「伊吹嶺」の仲間にこんなに力強い句を作ることを目の当たりにして、久しぶりによい句を見せていただきました。(隆生)
(487430)


16.12.25(3985)
  
クリスマスですね。日曜と重なり賑やかにご家族が集まられるお宅もあるかもしれませんし、集まるのはお正月というお宅もあるかと思います。

 今年も天災や事件が駆け巡りました。最近では糸魚川の大火事がありました。
被害に遭われた皆さまが 健康で年を越してくださいますように。
そんなことも胸に収めつつ、幸いなことに災害に遭わなかった私は、今年も俳句と向き合う時間がたくさん出来たことに喜びを感じています。

 我が家の、のびのび山茶花(大きくなりすぎ二度も雀蜂が巣を作りました!)が盛りになりました。柊の花も爽やかな香りを放っています。
 歌を思い出します。「さざんかさざんか咲いた道~~ 焚火だ焚火だ落葉焚き~~」

 昔落ち葉を焚いて焼いもを作ってもらった記憶も遠いものとなりました。そこは裏庭で、生ごみを埋めてエコライフをしていた畑でした。今はオーブンで焼いてますが落葉焚きの焼いもよりも美味しいのです。しかし、昔、焚火を消えないように藷にも気を付けながら、焼いて、なかには黒焦げの焼き藷になってしまっても、美味しい美味しいいしいおやつでした。


あつあつの金時を割る力抜き   川崎 展宏

焼藷の笛鳴る都大路かな     小路智壽子

子規庵の路地に来てをり焼藷屋  武田 稜子


(☆NORIKO☆)
(487249)
16.12.24 (3984)
 おはようございます。樹炎さんの街と、ご自宅のクリスマスの電飾はめくるめく華やかさですね。写真を添えていただきました。お楽しみください。     

       「クリスマスイブ」   

街が電飾の輝きに彩られ華やかな「クリスマスイブ」です。

一昔前に比べると目を見張る豪華さです。ご多分にもれず、我が家の

娘夫婦も、バブル時代に育ったせいか、部屋中を飾る楽しみを持っています。

昨夜入浴しようと、部屋を出てビックリ!!!玄関から天上、吹き抜け一面

赤・緑・の「レーザーイルミネーション」が形を変えて回っています、若さで
す・・・


 思い出す物語に、米作家 オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」が有りますね。

貧しい夫婦がお互いの大切な物を売り、買い求めた品は皮肉なすれ違い・・・

しかし、夫婦はお金では買えない素晴らしい愛を手に入れた・・・

中学時代にアメリカの宣教師からこの話しを聞いた頃、日本は貧しく

感動を持ってアメリカ文化に入って行った素直な自分をを思い出します。

地中海を渡り、危険な旅を強いられている 難民の子供達を思い祈りたいものです。


  刻かけて海を来る闇クリスマス          藤田 湘子

  あれを買ひこれを買ひクリスマスケーキ買ふ  三村 純也

  キャンパスにカリヨン響くクリスマス      荒深 美和子

                                      
       樹炎   ☆.。.:*・°☆  ☆.。.:*・°☆  

                      
「賢者の贈り物」思い出させていただき有難うございます。近所の親戚が一室を日曜学校に開放していた頃、聞いた覚えがあり、その後子どもにも本を贈りました。もう少し大きくなったらちびっこにも贈ることにします。(☆NORIKO☆)(487179)   

16.12.23 (3983)
 冬休みも始まり、お仕事の方は三連休ですね。今日は天皇誕生日でした。朝テレビ番組で今年一年の特集を見て、様々な感慨をいだきました。

 2016年のホームページ句会が終わりました。
ご投句をしていただいた皆さま有難うございました。毎月の入選句の集計をしている長崎さんから今年のHP句会入選句の得点集計が届きました。結果は次のとおりです。特選2点入選1点で集計しています。上位五名の方には副賞としてささやかながら図書カードををお送りさせていただきます。
 ホームページ句会はどなたでもご応募できます。皆さま 来年もどうぞふるってご投句ください。お待ちしています。
(☆NORIKO☆)(487057)

1位:蝶子(福岡県)     33点  
1位:康(横浜市)       33点         
3位:のぶこ(北名古屋市) 30点        
4位:眞人(さいたま市)   23点       
4位:松村洗耳(三重県)  23点  (敬称略)


16.12.22 (3982)
  おはようございます。
樹炎さんから南瓜の話題を送っていただきました。スープも美味しそうです♪
「ボーブラ」は最近耳にしたことがあるのですが どういうことかなと思っていたところです。(☆NORIKO☆)
  

 
「 ボーブラ」

ボーブラ南瓜・・・オランダ語だそうです。

それが長崎の方言とくれば、なお更納得ですね。今まで知らず

冬至南瓜を(ボーブラ)と母から言い伝わった言葉・・・

急に懐かしく近所の菜園店に探しに行きました。「あった~~~」

娘の声・・・昔は、普通の南瓜ではなく、胴の括れた長い南瓜のことです。

流石に冬至! 南瓜の値段も半端では有りません。¥500円を一本買い

早速、「ボーブラ・スープ」にして頂きました。ビタミンAが豊富で免疫力アップ

柚子湯とセットでよく考えられていますね。


冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくるこという意の(一陽来復)

といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。みんなが上昇運に転じる日なのですね。

写真を添付してみます。



  子は遠し妻と二人の冬至粥      栗田やすし

  職退くと決めて柚子湯に身を沈む   国枝隆生

  みどり子に冬至南瓜をつぶしやる   小島千鶴

                                      
    樹炎  ★.。.:*・°★.。.:*・°★

16.12.21 (3981)
 
 福岡の樹炎さんから 楽しい記事を送っていただきました。皆さんはご存知でしたか?

<<伊吹嶺の皆様>>

 「 マンモス わら・ゴジラ出現・・・!!!」

 西日本で、衝撃の写真が関心を集めました。「延べ40社取材」

わらや、竹で作った「ゴジラ」が「福岡県筑前町」の田圃に展示され、インターネッ
トでも反響が広がりました。映画会社から許可を受け、出現した「わら・ゴジラ」何と
高さ7メートル・全長約10メートルです。人口約3万人町に、11万の人が
訪れたそうです。インパクトのある姿に「ヤフー」のトップページに取り上げられました。

9月中旬から作業を始め中学生や高齢者も協力して、五穀豊穣をシンボルとしました。

製作費75万円「ふるさと納税を充てたそうです。写真をご笑覧ください。

写真は地方紙より引用。

                     八尋樹炎☆.。.:*・°☆


 藁のゴジラ上手に造ってありますね。町おこしにもひと役買って明るい話題でした。こういうゴジラならわが町にも回って来てほしいものです。
今日は冬至ですね。うるう年なので21日になりました。

  
潮風に湯気千切れ飛ぶ冬至寺    渡辺かずゑ

  銭湯の窓に落書冬至柚子       奥山ひろ子


(☆NORIKO☆)(486820)


16.12.20夜 (3980)
20日は 今年最後の愛知同人句会でした。出席64名不在投句4名の68名×3句が回ってきます。良い句が多い中での選には頭を悩ませるのですが、選んだあとのスッキリ感は、真剣に一句一句と向き合った句会ならではの時間です。私の予選用紙の少ない余白に、主宰の入選句Kさんの句の評として、「旅の中に生活の現実の匂いを捉えたところがよい」と記してありました。主宰と櫻井支部長からは時間の許す限り評と疑問点を示していただき充実した納め句座でした。

 写真は国枝さんから提供していただきました。(☆NORIKO☆)


16.12.20 (3979)
   寒くてストーブを背中にパソコンへ向かう時間が長いのですが、知立句会の鈴木英子さんはお忙しい中にも好きな人(仏像)に会いにお出かけになっています。

  <<師走の奈良で(28年)>>

 伊吹ネットの皆さま、知立句会の鈴木英子です。

今年も押し迫ってきました。私は奈良の仏像が好きで、よく会いにいきます。

今年は、15日に東大寺、興福寺の国宝館、東金堂、16日に法隆寺へ行ってきました。娘に、修学旅行の定番のコースだと笑われましたが、師走の奈良を堪能しました。

 まず興福寺は、なんといっても阿修羅様、その他の仏様も拝むことができました。しかしです、国宝館は29年の1月1日から12月31日の1年間、耐震工事のため休館だそうです。仏様達はどうなるのと職員のかたにお聞きしたところ、はっきりしないが、他の建物で少しは拝観できるでしょうということ、がっかりです。

 次に、外国の方で賑わう東大寺へ行き、いつも素通りしていた、法華堂(月堂)へ行ったら、ふくよかで美しい日光菩薩、月光菩薩のお姿がない。係の方に伺うと、随分前に東大寺ミュージアムの方へ移られました。拝観料がかかります。とのこと。またまたがっかり。今日は入館をあきらめ、ホテルへ帰りました。

 次の日、木枯しの吹く中、法隆寺へ行きました。ここは交通の便が良くなくて、なかなか行けませんでしたが、念願かなって行きました。今日は学生さんも外国の方もほとんどいなくて、ひっそりしていて、ゆっくりと明日香の仏様にお会いできました。時の鐘を聴き、職員の方に教えてもらって、その鐘をじっくり見てきました。子規の気分を味わいました。(英子)


「今会いに行きたい」ときに会いに行く英子さんの行動力に脱帽します。寺院の事情で会えなかったら、ちょっと残念ですね。皆さまも来年会いに行かれる時のご参考になさってお出かけください。(☆NORIKO☆)(486628)


16.12.19 (3978)
★12月のHP俳句会の結果発表がありました。今月の最高得点者は、蝶子さん(福岡県)、雪絵さん(前橋市)でした。「伊吹嶺」12月号をお贈りいたします。おめでとうございます! 講評も併せてご覧ください。

★18日今年最後の伊吹嶺句会の写真を一紀さんからいただきました。
昨日初参加の方もいらして、全句を特選入選に名乗れたそうです。私達も良い刺激を受けますね。
昨日は、主宰、副主宰、櫻井愛知支部長より、特選の方へそれぞれ副賞(句集)が贈呈されました。 栗田主宰特選に輝いたのは嶋田尚代さん、河原地副主宰、櫻井支部長の特選は大島知津さんでした。 嶋田さん大島さん、おめでとうございます♪.。.:*・°♪


 
★午後4時半からはカリンカ句会がありました。幹事の一紀さんの取り計らいで、副主宰の出版と、荒川さんの伊吹嶺賞のお祝い会となり、大勢の参加となりました。句会は楽しく、句評は厳しい句会の後、お二人へのお祝い句をまとめた小冊子が配布されました。1週間早いクリスマス会のようで楽しい夜となりました。クリスマスツリー以外の写真は全て一紀さんが送って下さいました。
(☆NORIKO☆)(486548)



16.12.17夜 (3977)
 皆さんにお知らせするのが遅れました。今月のibukinetHPも最新版に更新しております。トップページの季節の俳句を始め、伊吹山房雑記、いぶきネットの四季、環境と俳句、ジュニア俳句なども最新版に更新しております。合わせてご確認下さい。また来年もそれぞれのメニューを最新版に維持していきたいと思います。(隆生)


16.12.17 (3976)
   岡崎の史蹟探訪俳人酔雪さんから 卓池句碑について第二号の記事をいただきました。
今日は冬晴れでよかったですね。刷り立てのほかほかの(?)の記事です。有難うございました!!
(☆NORIKO☆)(486325)

法専寺の卓池句碑

江戸時代後期、岡崎の俳人として名をなした鶴田卓池(17681846)の句碑は、市内に3基あります。その句碑は、菅生町の満性寺、稲熊町の法専寺、桑谷町の長善寺にあります。前回は、菅生町の満性寺を紹介しました。今回は、稲熊町の法専寺を紹介します。

法専寺は、真宗大谷派の寺院で大原山法専寺が正式な名称です。わたしの家から歩いて15分ほどの所にあります。岡崎学園高等学校のすぐ近くです。

句碑は、参道の入口の石門の脇にあります。注意していないと見過ごしてしまいます。句碑の文字は,薄れてしまってはっきりと読めませんが、「見あまして過るはかりそ山さくら 卓池」と書いてあります。住職の話では、法専寺で句会が行われていて、それで卓池の句碑があるとのことでした。

卓池は岡崎菅生の紺屋に生まれ、俳諧を名古屋の加藤暁台・井上士朗に師事し、青々処・藍叟などと号しました。79歳で亡くなるまで多数の門人をかかえて、この地方の俳壇の中心的存在として重きをなしました。また、卓池は画を石川貫河堂に学び、独特の俳画の世界を創造し、遺品も数多く残されています。

もっと卓池のことを知りたい方は、岡崎城のすぐ北側にある「図書館交流プラザりぶら」を訪問してください。そこには、鶴田卓池文庫というのがあり、書籍・短冊・軸物・粉本・屏風などが265点収蔵されています。このうち冊子66点、軸65点をデジタルアーカイブで、また複製資料として76点の合計148点の資料を公開しています。 28.12.17 新井酔雪)



16..12.15夜 (3975)
 いよいよ今年も終わりに近づきました。今日はいぶきネット句会の合評会でした。出席率もよく、25名の参加でした。
 いつも思うことですが、いぶきネット句会では特に会員の皆さんの発言が多く、進行役としても大いに助かります。さらに最近は会員の皆さんが採られることが多く、同人としても反省しております。

 今日、孝子さんが書いているように、昨日、東本願寺の月間『同朋』の取材を受けました。そこでは特にいぶきネット句会のしくみ、その活動について話しました。何故「伊吹嶺」の取材かを聞いたところ、ネット検索して活発にHPが動いているのは「伊吹嶺」だったそうで、俳句界でも認められているのかと勝手に思っています。これを盛り上げるのも全てネット会員の皆さんおかげです。
今後ともネット会員の皆さんの力添えをお願いします。(隆生)(486091)


16..12.15 (3974)
★今日のガラス戸越しの日差しは、ほかほかで、お日様の恵みを実感しています。
角川の『俳句』12月号に、我らが副主宰!河原地英武さんの笑顔の写真を見つけま
した。

 
特集「名句は何を省いたか」の中で、<私はこれを省きました・俳句に理屈や説明は
不要>と題して文章を寄せておられます。 
 河原地さんの「俳句入門」直前の俳句と、推敲(添削?)された句が並んで載っていて、
分かり易い内容です。 副主宰にも こんな時代があったのか・・・・・と。


 今年も<ゆべし>を作りました。2度目の挑戦で、手際よく出来ましたが、失敗もあり
ました。写真の柚子釜に味噌を詰める量が多かったのか、強火で蒸しすぎたのか、味噌
が溢れて、美しく蒸し上がりませんでした。 今は、5階の北側の手すりに吊して乾くのを待
っています。
 一昨日は、夜中の雨の気配で・・・冷蔵庫の中に避難させました。ゆべしには、雨の日と
暖かい日は要注意です。  温かいご飯にスライスをしたゆべしを載せて・・・・と、干し揚が
るのを待っています。



★昨日は、なんと! 「伊吹嶺」インターネット部が 取材を受けました。
京都・東本願寺発行の、月刊『同朋』の特集として・・・言葉の力・特にイ
ンターネットでの活動状況等々を 伝えました。部長さんが、パソコン持
参でしっかり説明されました。
 2月号に掲載される予定ですが、 どんな内容になるのでしょうか。
『同朋』は A4サイズで、 カラー写真が美しく・・・・・俳句や短歌の応
募のページもあります。

 写真は、フリーランスライターの林宏樹さんと、インターネット部の部長・
副部長です。(孝子)


16..12.14 (3973)
 樹炎さんから、合評会のお知らせと二宮金次郎の話題を送っていただきました! 

<<いぶきネットの皆様     合評会のお知らせ>>

12月に入って冬至に至るまでの日々は、ことに短日を感じます。

 前々から訪ねたかった、山村の廃校に残る「二宮金次郎像」・・・

知人から聞いて久しいのですが、急に願いが叶い婿殿の運転で出かけました。

 川端康成の書き出しではありませんが、2キロ半のトンネルを抜けると

雲が低く垂れこめ時雨てきました。背景は竹林が多く狐や狸が横切りそうな路地・・・

「あれだ!!」婿殿の歓声、それは、私が想像していたものではなく、瀬戸物の

「二宮金次郎像」です。小学生の頃の記憶では緑青の汗を流した、銅像だったのですが
・・・

( 戦争中は、金属製の像を「供出」させられた)諸説あります。

銅像さえも、時代を潜り抜けて来た戦士なんでしょうか「尊徳様」・・・

「降る雪や 明治は遠くなりにけり」、中村草田男の名句を口ずさみました。


     学舎のあと何もなし時雨来る    栗田やすし

     時雨るるや茅葺き屋根の苔青し  大石ひさを

     米問屋閉ぢる貼紙夕時雨      尾関佳子


 さて、 合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・

二宮金次郎が小学校に立っていたことは覚えています。懐かしいのですが、新しくて綺麗な金次郎さんでびっくりですね。
今年の漢字も「金」で、タイミングの良い記事を有難うございました。(☆NORIKO☆)(485934)


16.12.13 (3972)
 
名古屋の東山公園では屋外飼育の黒鳥が鳥インフルエンザで亡くなり、現在消毒や他の鳥たちの調査などで休園中です。まさか、わが名古屋の動物園にまで・・という気持ちですが、年明けまで開園は難しいようで、冬休み、楽しみにしていた子ども達や家族は残念なことでしょう。一日も早い開園を願っています。   鳥インフルエンザなども環境の変化の一つだと思いますが、未来のある子どもたちのために人類の知恵で地球が良い環境へと、変っていってくれることを願っています。

 12日、国枝インターネット部長を中心に、名古屋近郊在住の、インターネット部と環境グループの12名で、今年の活動報告と感想、来年の企画打合せを行いました。
HPについて、いぶきネット句会について、自然と親しむ吟行会、ibukinet記事、HP句会、オフ句会、ジュニア俳句等々多くの活動の成果と反省、また29年の全体の運営、HPの運営に関する話し合いの時間を持ちました。


  今月のいぶきネット句会の選句一覧(作者名なし)が届きました。15.16日のチャットで意見が交わされます。(☆NORIKO☆)(485685)


16.12.9 (3971)

 今日は、漱石忌です、テレビではアンドロイドの漱石を紹介していました。


   谷底へ落ちゆく夢や漱石忌    岡島溢愛

   鏡どのへ二信三信漱石忌    鈴木みや子

   妻の愚痴聞き流しゐる漱石忌  栗田やすし


  昨日、樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと「竹下しづの女」の話題を送っていただきました。いつも有難うございます!!
<<いぶきネットの皆様       選句締切のお知らせ>>

  昨日7日は「大雪」本格的に冬型となります。
霜が降りはじめ枯れ葉を踏んで歩く、何となく詩人になれそうです。

 昨日「福岡総合図書館」へ「竹下しづの女の生涯を追う」を見にゆきました。
女流俳人の草分け的存「竹下しづの女」大正9年8月にホトトギス排誌の巻頭句 を飾
った

「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎」(短夜や乳ぜり泣く児をすてつちまをか)

当時の俳壇に様々な論議を起こしたそうです。「竹下しづの女」は、先にご紹介いたし
ました「小宮豊隆」と同郷、(行橋市)出身と知り、二人を育てた風土を羨ましく思いました


冊子によると、田園地帯でありながら、文学的に恵まれた庄屋・百姓にいたりまで、
連歌を詠ったそうです。漢詩人・「村上佛山」の私塾「水哉園」が有ったことも影響し
ています。

郷土の女流俳人を詳しく知る機会を得ました。  時節柄 お体おいといください。
                             

    

    師と並び反故焚きし庭冬に入る    栗田やすし           

    朝の日に初霜の畑眩しけり      山本法子


                          
さて、明後日12月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

  

     八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


 「乳ぜり泣く」の句に出合った時は、びっくりしましたが、九州の方だったのですね~~!!
 (☆NORIKO☆)(485223)

16.12.8 (3970)
12月8日 太平洋戦争開戦の日。米国民は「リメンバー・パールハーバー」を奇襲への怒りとして戦意を高揚させたといいます。日付変更線があるので米国にとっては12月7日になるそうです。この日がなければ・・という思いの方々も多くいらっしゃることでしょう。

十二月八日の航の潮つぶて   友岡 子郷

十二月八日ミルクの膜厚き   櫂 未知子

十二月八日米研ぐ水の音    白川 宗道


  先月都庁近くに用があり展望階へ行ってきました。
都庁には色々な美術作品(オブジェ)があり
都庁広場の「アダムとエヴァ」(池田宗弘氏作)を写してきたので貼ってみます。

                    (☆NORIKO☆)

16.12.7夜 (3969)
  松井徒歩さんから 京都句会の記事をいただきました。有難うございます!!

昨日(6日)は京都句会でした。
通常句会後京都駅ビルで河原地副主宰の句集「火酒」出版のお祝い会を開きました。
皆それぞれが句集から五句を選び感想を述べ合い、副主宰も色々と秘話?を披露して下さり楽しいひと時でした。
これで会はお開きということではなく、いつものように吟行であります。
東福寺へ行ってまいりましたが、副主宰はお仕事のため吟行は出席できませんでした。
「通天橋」の紅葉が有名ですが、下流に「臥雲橋」上流に「偃月橋」があります。
写真は重要文化財の偃月(えんげつ)橋です。


散り敷けるもみぢに苔の湿りかな  俊雄
百間の東司の三和土冷え渡る    ゆうこ
冬ざれや丸甕並ぶ東司跡      英子
山門に湯葉売る女着ぶくれて    惠光

                 (松井徒歩)

東福寺、紅葉が良かったことでしょうね!!祝杯の様子も有難うございました。(☆NORIKO☆)(485053)

16.12.7 (3968)
 昨夜、内田さんから今年最後のいぶきネット句会の投句一覧が届きました。編集校正担当者が複数で確認してから配信しています。100句ほどの一覧を6日に届くように努力を重ねていただいています。皆さんの協力で成り立っているネット句会です。

  愛知支部の新年俳句大会の選句締切(12月9日必着)が迫っています。皆さまお忘れのないようにお願いします。

 映画「君の名は。」が大ヒットしています。先日私も子どもにつきあって見に行きました。
アニメに登場する場所には日本の実際の風景があって、(ひとつには新宿のバスタがあります)そこを見に行く聖地巡礼なるものもあるそうで、面白い現象ですね。俳人なら「奥の細道」でしょうが、時代も変わってきました。映画で主人公の女の子が「組紐」で髪を結んでいるので、今、組紐店では組紐のブレスレットが売れ始めているようです。(以上は今朝のニュースからです)

 運転するとき遠出するときはお守り代わりに、小さい数珠と長谷寺の五色の糸の御守りミサンガ(?)をつけています。私のお気に入りです。随分古びてきて変えたいと思っていたところ、 書棚に新品の御守りミサンガを発見。牡丹の季節に御開帳特別拝観記念でいただけたものです。 年を越したら付け替えようと思っているところです。

 毎年蜜柑をたくさん食べているから、インフルエンザには罹らないと信じていましたが、本当は人込みへはあまり出かけないからだったのかしらと思い、十数年ぶりにインフルエンザの予防接種を受けました。昔はワクチンが不足して、申し込んでも時すでに遅しの時もありましたが、月曜日の検査と投薬の通院日に直ぐに打ってもらえました。

 何かと気忙しい季節です。皆さまもインフルエンザなど、十分にお気を付け下さい。


   漓江下る船に寄り来る蜜柑売り    栗田せつ子

   蜜柑山弁当運ぶモノレール      渋谷さと江

   索道で蜜柑降ろせり山の晴     中村 たか


(☆NORIKO☆)(484952)



16.12.3 夜(3967)
 樹炎さんからお便りと写真を送っていただきました。写真もたっぷりとご覧ください。

<<いぶきネットの皆様     投句締切のお知らせ>>

いよいよ師走に入りました。何かと行事の多い月です。

小春日に博多から(特急ソニック)で福岡県京都群 (行橋) まで約1時間半

漱石の弟子「小宮豊隆」に送った漱石自筆の手紙を拝見したく・・・長閑な

田園風景を幾つか抜けて、「小宮豊隆」の故郷を訪ねました。


 夏目漱石の愛弟子で、小説「三四郎」のモデルとなった、後のドイツ文学者

「小宮豊隆」の遺族が、漱石から受け取った手紙や写真など、多くの中から

59点、小宮の故郷、「みやこ町歴史民俗博物館」に寄贈。

幼くして父親を失った小宮は、漱石を父親のように慕い、

身元保証人になった漱石に弟子入りして、小説の校正も手伝ったそうです。

(漱石の没後100年)今年は(小宮没後50年)に当たり、全国から訪ねる人も多いそうです。

皆さんもお出かけに成りませんか。「三四郎」がとても、面白く 新鮮に読めました。


     妻の愚痴聞き流しゐる漱石忌    栗田 やすし

     胃薬の粉にむせをり漱石忌      中野 一灯

     紐付きのニッケル時計漱石忌    八尋  樹炎

さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 


 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜







 書簡の「吾輩は猫である」と読める似顔絵は楽しいですね!!
樹炎さん  よいものをご紹介いただき有難うございました!!

(☆NORIKO☆)(484546)




16.12.3(3966)

 昨日は愛知支部新年俳句大会の作業を終えて帰宅すると、「俳句文学館」が届いていました。
第23回俳人協会の俳句大賞のニュースでした。
その中には伊吹嶺の方々のお名前がありました。おめでとうございます!!

★源 鬼彦特選
 鮎釣りの岸に義民の刑場碑   山本光江
★大串 章選
 幽霊が客にささやく夏芝居   森 靖子
 洗ひたる髪を束ねて授乳せり  中斎ゆうこ
★田島和生選
 あご紐の伸び切つて子の夏帽子 東口哲半

★源 鬼彦選
 一人居のいよいよ無口水中花    鈴木真理子


  内田陽子さんからお知らせをいただきました。

<<<愛知支部新年俳句大会の出句一覧配送の件 >>>

平成29年「伊吹嶺」愛知支部新年俳句大会の準備真っ只中です。 今年は出席者166名、不在投句者41名、合計207名の参加です。 昨日出句一覧とともに選句依頼を発送し終えました。 今日中には皆さんのお手元に届くと思います。    おおよその準備が整い、あとは皆様からの選句が待たれます。 印刷所の年末年始の休みに伴い、選句期間は約一週間としました。 出句一覧がお手元に届きましたら、期限内の選句、ハガキの投函にご協力ください。  校正を重ね、年明けの大会前には当日の印刷物の袋詰め、リハーサルと進みます。 担当者一同、念には念を入れて準備していますが、お気づきの点、お問い合わせは necklace-yoko24@sk.aitai.ne.jp 内田陽子までお知らせください。  (内田陽子)  

28年新年俳句大会における   栗田やすし主宰の特選      小走りにくぐる校門木の実降る     水島 悦枝 



ご投句の皆さまごご選句の件宜しくお願い致します。 (☆NORIKO☆)(484446)


16.12.1 (3965)
 早いもので 12月ですね。冬も深まりお日さまが恋しくなってきました。留守中国枝さん孝子さん皆さまにはお世話になりました!!
  東京から帰省して ほっとした一日を過ごしています。今回は 俳句文学館で歴代会長展を見る機会を得ました。会長展では写真撮影可でした.。私の安物のカメラですので・・・写真は一部ですが何とか雰囲気だけは伝わるでしょうか??

  
                                               落款の左上は綾子先生の印影でした。

『綾子の一句』(岩田由美著)から12月1日の掲載句です。

 冬薔薇日の金色を分ちくるゝ   細見綾子

    (☆NORIKO☆)(484250)

.11.29(3964)
  角川の『俳句』12月号をご覧になりましたか!!

 我らが主宰! 栗田先生の俳句「作品16句・豊の秋」が載っています。

         故郷を素通りの旅豊の秋   栗田やすし


   「俳人スポットライト」では、今年 句集『花梯梧』を出版された、
 都合ナルミさんの俳句<鷹の渡り>7句が載っています。

         鷹渡る岬に白き昼の月     都合ナルミ


  写真: 今日の揚輝荘の紅葉は まだ見頃でした。 池には、隣接する日泰寺の五重塔が映っています。 ここは、名古屋のデパート「松坂屋」
 のお屋敷で、
建物の内部の見学会が、毎週水曜日と土曜日に 行われます。  現在・・・ 建物の1部は工事中でした。 (孝子)
 見学は、電話での申し込みです。
      052ー759-4450



16.11.29(3964)
 11月・いぶきネット句会の会報を配信していただきました。皆さんの協力を得て、11月の作業が すべて終わりました。有り難うございました。
句会の幹事さんからは、今年最後のいぶきネット句会のお知らせをいただきました。(孝子)


いぶきネットの皆様 
      投句・選句・締切のお知らせ


  小夜時雨て、蹲の面を隠すほどの落ち葉です。

網張って飼っている金魚に餌を撒こうと、仕方なく片手で落ち葉を掬いました。

首筋に冷たい雨が一雫・・・一気に冬を感じます。「木の葉雨」・・・

庭の木の葉は殆ど散って「木の葉散る」、雨に濡れた紅葉は哀歓を誘います。

リビングから見える池に今日は、鴨が何時もより多く飛来しています。

 近所の農家から藁を一抱え貰いました。年用意の(注連飾り)を作る予
定です。

皆さんの辺りは如何でしょうか。インフルエンザにご注意下さい。
 
    村ひとつ包める音の時雨かな    山  たけし

    裸木に湖の夕日のとどまれり     平松  公代

    つむじ風落葉巻き上げ路地抜くる  水鳥 悦枝



    さて、投句締切 12月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切

選句締切 12月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切
 
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


                                 八尋 樹炎    
                 

 ・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆          (写真も 樹炎さんから送っていただきました。)



16.11.27(3963)
 11月の いぶきネット句会の作業も
後は、句会の会報を配信していただ
くと 終わります。

 峠見ゆ十一月のむなしさに
              細見綾子

 あたゝかき十一月もすみにけり
              中村草田男


 いぶきネット句会の幹事の樹炎さんから 写真を添えて、お便りをいただきました。(孝子)


    「街騒」

  粋な着流し、びん付け油の匂う九州場所の力士達にすれ違うと、なんだか急に年の瀬を感じてしまいます。
相撲も後三日、終盤を迎えます。
晩秋から初冬にかけて、日もすっかり短く成りました。

 コートに身を包み落葉を踏んで歩く・・・それにしても、十一月に雪が降る・・・東京都心に雪が降る・・・
紅葉の上に積る雪・・・今年は何だか変ですね。

  写真は、在所の観音寺です。(樹炎)



16.11.27(3962)
 しばらく範子さんのピンチヒッターを 努めます。 日頃 アンテナを高くしていませんので、
話題を一生懸命に考えてはいますが・・・・・ 皆さ~ん 是非ご協力を!(孝子)

★いぶきネット句会11月の添削例を アップしました。 添削はインターネット部の11名 
が 担当しました。 <いぶきネット句会・添削例>をご覧ください。


★先日 BSテレビで <パリの女子高校生がパリ市内を吟行>する・・・・そんな番組が
ありました。(再々放送?でしたが) 数班に分かれて、パリの数か所で俳句を詠んで 発表し
合っていました。指導は、小林恭二さんでしたが、パリの女子高生が、既に絵に(句に?)
なっていました。 
 毎月 伊吹嶺誌の<パリ便り>を楽しく読んでいます。パリ在住の小林砂斗美さんが、
市民目線で、パリの風景を伝えてくださいます。この文章とテレビの景色を重ねながら、
番組を楽しみました。

  鉄の貴婦人は空を抱く 天国に軽く触れながら   ガブリエル
                              (鉄の貴婦人は エッフェル塔のこと)

  詩人たちの広場で 鳩は飛び立つ 自由に     タチアナ

  風の波 水に差し込む 秋さわやか    バロンティーヌ      (添削 ・ 爽やかや水に差し込む風の波)



16.11.26(3961)
  哲半さんから京都の風情豊かな写真を送っていただきました。ご覧ください!!

 今日掲げられた、師走の風物詩「まねき看板」の写真を撮ってきました。
今年、南座は耐震工事のために休館中です。人伝に聞いた話では移転開催の
先斗町歌舞練場にも、まねきが上げられるとのことだったのですが、
「吉例顔見世興行」と
書かれたものがあるだけでした。

長い歴史のなかで先斗町での開催は史上初だそうです。

      ☆.。.:*・°☆(東口哲半)

   
史上初の先斗町の興行が楽しみですね。(☆NORIKO☆)

顔見世や巾着売り場賑はへり    神尾 朴水

酒で墨溶く顔見世のまねき書     森 靖子

顔見世や俊寛巌に立ちつくす     谷口千賀子


16.11.25(3960)
  岡崎の俳人ウォーカー新井酔雪さんから 21日、記事と写真を送っていただきました。(アップが遅れてすみませ~ん)
 

満性寺と卓池句碑

名鉄東岡崎駅から北方向へ300m、乙川沿いに満性寺はあります。そして、川沿いの桜並木は岡崎公園に続いています。

1289年、親鸞聖人の孫弟子了専が河内の国から三河に来て寺を建て、田生山満性と号したと伝えられています。その後、足利尊氏の開運祈願を受けたり、松平氏をはじめとする武士層の帰依を受けたりして発展しました。1563年の一向一揆には、松平氏とのゆかりから家康方につきました。

境内の巨大なモミの老木は寺の歴史を感じさせます。本堂をはじめ太子堂、鐘楼門などは、いずれも300年以上の歴史を持つ江戸初期の建造物です。真宗高田派としては妙源寺(大和町)とともに由緒ある寺院です。県や市の文化財に指定された鎌倉末期の太子像や室町時代の仏画などを所蔵し、古文書、古画、宝物類も数多く有し、毎年8月7・8日の両日には宝物展が開催されます。また、境内には、岡崎の生んだ俳人鶴田卓池の句碑「かがやきのますばかりなりけふの月」や墓もあります。

満性寺の北隣は、岡崎信用金庫の本店で国道1号沿いあり、そこに立札が建っています。その立札は、江戸時代後期の俳句界で活躍した鶴田卓池の生家があった地を示すものです。立札には次のように書いてあります。

【俳人 鶴田卓池(つるたたくち)】岡崎信用金庫案内板文

17681846。明和5年8月15日、この地に生まれる。名は光貞(みつさだ)、通称は予三右衛門(よそうえもん)、別に青々処(せいせいしょ)・藍叟(らんそう)という。紺屋(こんや)を業とする。尾張の暁台(きょうだい)に学び、のち同門の士郎(しろう)に従う。すこぶる上達して全国的に三河の卓池(たくち)、岡崎の卓池として親しまれる。晩年京都の蒼(そう)きゅう・梅室(ばいしつ)、江戸の鳳朗(ほうろう)とともに天保四老人と称され、俳壇の権威であった。初め梅園円光地(うめぞのえんこうち)内に燕岡庵(えんこうあん)を結び、後に菅生蟹沢(かにさわ)に庵を移して涼風不断軒(りょうふうふだんけん)という。門人はなはだ多く三河全域より駿遠甲信に及ぶ。弘化3年8月11日、庵中に死去、79歳。菅生満性寺に葬る。同寺、稲熊の法専寺、八橋(やつはし)の無量寿寺に句碑がある。」

鶴田卓池は、「三河の卓池」「岡崎の卓池」と呼ばれ親しまれ、全国から門人が集まりました。酒が好きで、日に7、8人の句友らが訪れ、世話をする女性は休む暇もなかったといいます。「いざさらば迎へ次第に月の宿」の辞世の句を残し、79歳で亡くなり、満性寺に葬られました。 ☆.。.:*・°☆(28.11.21 新井酔雪)

写真は上が、楼門、下の三枚が 本堂、卓池句碑、卓池の墓です。 新井酔雪

★.。.:*・°★.。.:*・°★

俳人鶴田卓池の墓もあるそうです。恥ずかしながら私は知りませんでしたが、知る楽しみを酔雪さんからいただいています。 皆さまにも吟行地の候補になるのではないでしょうか? (☆NORIKO☆)(483519)



16.11.24 夜の夜 (3959)
 今月のHP句会の選句結果が掲載されました。3名の方が高得点句となり、既定により今月は最高得点句は該当なしとなりました。今月の選句を担当して、最近は「伊吹嶺」の即物具象の句が認識されるようになり、私たちから見れば、レベルが上がったと思っています。特に高得点句は写生に忠実で、物の把握から、作者の思いが伝わってくる句ばかりでした。

 そして同時に講評もアップしました。講評を書いていていつも良い句に出会えると、講評を書くのも楽しみです。また課題が残った句も今月はもう少し工夫すれば入選句となった句が多くありました。全てについては書き切れませんでしたが、少し私の考えを書きました。
 毎月「伊吹嶺」以外の方から多くの投句がありますので、講評を読んでいただければ、私たちの「伊吹嶺」の即物具象の句は何を目指しているか分かると思います。
 また来月も多くの佳句を投句されることを願っています。(隆生) (483477)


16.11.24 夜 (3958)

 ★『俳句四季』を購読されているFさんから 今月も電話をいただきました。
今月号(12月号)で、京都句会の石橋忽布さんが、11月号に続いて特選!!
です。
   山田佳乃さん(「円虹」主宰)    

      ステンドグラス殊にマリアに西日差す     石橋忽布

                    忽布さ~~ん おめでとうございました。

 ★ 写真は、昨日の絵手紙教室の作品です。
 指導者(?)も生徒も瀬戸在住の「伊吹嶺」の仲間です。 俳句の話で盛り上がったり、作品を褒め合ったりしながら、自由に描いています。場所は、ミモザの話題で出てくる喫茶店「木影」です。出入り自由です。 宜しければ、ご参加下さい。
                                                                (孝子)


16.11.24 (3957)
 
雪の降っているテレビの画面を見て、震えています。

 「伊吹嶺」会員の 市川斐子さんから、<お知らせ>をいただきました。市川
さんが関わっておられます、<あいち文学オォーラム>の主催で行われる会
のお知らせです。 


<ミライノコドモ>へ 詩の元気を!

 詩人の 谷川俊太郎さんと、詩人で文芸評論家の北川透さんの対話(対談?)
 が開催されます。

         日時: 2016年12月10日 13時受付 / 13時30分~16時

         会場: イ ーブルなごや ホール 
(℡ 052-331-5288)

         入場料: 2,000円(全自由席) 
          
*当日も受け付けますが席数に限りがありますので、事前に入場券を御求めいただいた方がよいと思います。

              
★お申込み・ 入場料のお求め
            <E-meil> aichibungaku@yahoo.co.jp  または<Fax>052-613-8551(市川)
            
名前・住所・電話番号を記入、申し込みの上、ゆうちょ銀行「振込取扱票」にて、下記口座に
                 お振込みください。受領証をもって入場券とさせていただきます。

                 
振替口座 00890-0-136146    あいち文学フォーラム

              *締め切りは、11月25日ですが、少しは遅れても構いませんので、ぜひお越しください!

                  問い合わせは、℡ 090-5865-0089 (市川)まで


         
 因みに <あいち文学フォーラム>は、地元の文学振興を目的に2015年に発足しました。 (孝子)     






16.11.23 (3956)
 今日は勤労感謝の日でした。
傍題に新嘗祭とあります。お米の収穫も終えて、米作りに関わる人はほっと一息する頃・・・宮中の行事も関係しているのでしょうか。

弟に文書く勤労感謝の日    加藤百世

一升めし炊くや勤労感謝の日  牧 和代

並べ干す鵜籠勤労感謝の日   鈴木 文


♪.。.:*・°♪

名古屋市民文芸祭の作品集が届きました。

★秀逸
凧揚の声走り出す由比ヶ浜        玉井美智子
鬼やんま向き変ふ時に羽根うなる    服部萬代

★佳作
カレンダー繰れば厨の涼新た       奥山比呂美
初蝉や河馬が片耳回しけり         野島秀子
屋根神の路地に水打つ朝かな       野崎雅子
星祭る竹に揺れたり子らの夢       梶田遊子
慰霊碑に読経して果つ夏の旅       伊藤克江
冷房の診察室に咳こめり          玉置武子
オオムラサキ蛹の色も紫に         佐々木千洋子       
メルセデスベンツに轢かれ毛虫かな    佐々木千洋子
真つ直ぐに父を目指せり浮輪の子     伊藤範子


記入洩れがあればお知らせください。写真は昨年写した岩屋堂だったと思います。
京都や香嵐渓などは大混雑でしょうね~(☆NORIKO☆)(483291)


16.11.22夜 (3955)
  今朝の地震は東日本大震災の余震という発表がありました。
警報、注意報は解除されましたが、皆さんが気が気でなかったことでしょう。
地下のマグマやプレートにとっては「年」単位とは小さな小さな単位なのかもしれません。日本はずっと気をつけなくてはいけない・・・宿命を負っているような国なのですね。

  ★.。.:*・°★.。.:*・°★

 昨日、樹炎さんからお便りをいただいていました。今日は良い夫婦の日。
樹炎さんもそのおひとりです♪

「 佐賀県・古川の大楠」

 昨今の陽気に誘われて、グループでぶらり旅を致しました。
目に飛びこんで来た大樹・・・武雄神社の脇から奥に進む、突如現れるその雄大な姿に思わず息を飲みます

 樹齢3000年という、躍動感あふれる迫力満点の大楠です。洞に供仏の今年酒がありました。


  「武雄市図書館」  

 佐賀県にある大注目のスポットなので、一度は行ってみたいと憧れていました。
田舎者にはあんぐり口を開けて驚くばかり・・・貸し出す図書の多さに唸って戻りま
した。

 写真を添付してみます。 ご笑覧下さい。


          ♪.。.:*・°♪ 八尋樹炎


樹齢3000年の楠は、記録にない日本の歴史を風のうわさで知っていたのでしょうか。(☆NORIKO☆)

16.11.22朝 (3954)
  今朝は6時のニュースとともに起きたのですが,福島沖の地震、東北から千葉沿岸の津波警報、注意報に、ただただ画面を見詰めています。原発は大丈夫でしょうか。皆様のご無事を祈る気持ちで見ています。
NHK ニュースの画面には「すぐにげて!」が消えることはありません。
「つなみ!にげて!」「津波!避難!」の真赤なテロップ。
アナウンサーの緊迫した声が続いています。
被害が少ないことを祈るばかりです。 (☆NORIKO☆)


16.11.21 (3953)
  真田丸の猿飛佐助のように(?)安藤一紀さんが、秋の山を登っていらっしゃいます。私なぞは忍者岳の山の名前も
初めて聞きました。以下一紀さんからの18日のメールと写真です。一紀さ~ん有難うございました!!


  只今、滋賀県甲賀町の忍者岳720mから帰って来ました。
  朝7:00に小牧を出て、三重県伊賀町の余野公園から三馬谷へ
 油日岳693m経由、山頂で塩むすびを頬張り午前中に下山。
  良い天気に恵まれた晩秋のハイキングでした。
  明日は雨模様ですから自宅に籠り、明後日大和三山に出かけてきます。



立冬は過ぎたのですが、気分としては「秋の山」ですので秋の山の句を選びました。(☆NORIKO☆)(482826)

二上の雄岳の殊に粧へり      小栁津民子

秋の山吊橋揺るるたび傾ぐ     坪野洋子

照り翳りつつ暮れゆけり秋の山   山鹿 綾子



16.11.20 (3952)
 今朝、俳句番組の後で「三島の源兵衛川」を放映していました。
「自然と親しむ吟行会」で大勢の方々が訪れたところです。思い出が甦ってきましました。水温は常に16度。川沿いに素晴らしい自然が残っていて、テレビ局ならではのカメラ映像ですが 貼り付けてみます。(☆NORIKO☆)(482629)





                    


                                               
 


 写真は、カワセミ、ホトケドジョウ、ゲンジボタルの幼虫がニナに(ニナを餌として) 果敢に挑んでいるところ、
 ハグロトンボのヤゴ  です

16.11.18 (3951)
   15、16日とチャットが終わり、昨夜徒歩さんから選句一覧名前入りが配信されました。チャットは作者が分からないので忌憚なく意見が交わされます。農業をする方の用いるシートの用語とか、必ず文語文法でなければいけないのか、などについてもチャットで話題にのぼり、有意義な二日間でした。一灯さん孝子さんの名リードがあればこそのチャット句会です。

 さて安藤一紀さんのフットワークの良さの証明写真をご覧ください。(☆NORIKO☆)(482420)

写真は  「高畑山へ」   「関宿の西 高畑山から御在所を眺望(鎌が岳)}    「伊勢茶畑」    だそうです





16.11.15夜(3950)
 今日は愛知同人句会でした。64名の参加で、新同人の皆さんも参加してくださり、いつも通り幹事さんの手際よい進行、で句会が進みました。今日は栗田主宰、櫻井愛知支部長の選評をいただきました。

 全国大会で「欣一忌」の句を!」というお話が出たので、欣一忌の句が多く出句されていました。
栗田主宰は、句会での入選はその時々で違ってくるから、先ず物に即して句を作るのが基本と言うお話を、また忌日の句で難しいのは、本人が先に詠まれた句をもとに 近すぎる句材だと即きすぎとなることなど、ご指導をいただきました。
櫻井愛知県支部長からは、「全国大会での山下智子さんの  栗田主宰の『滝凍てて全山音を失へり』のような壮大な句を目指してみえるというお話に、あらためて感動が甦ってきました」等、大会の余韻を感じながらの句会となりました。

 名古屋は雨模様ですが、九州の樹炎さんは スーパームーンを写真に撮ってくださいました。きれいですね!!

  
        (☆NORIKO☆)(482029)


16. 11.15 (3949)
 伊吹嶺山岳部の安藤一紀さんは 14日鈴鹿の愛知川を遡上(?)されたそうです。写真でご堪能ください。凄~い場所を登って行くのですね。(☆NORIKO☆)(481950)

    

16.11.14 (3948)  河原地英武第1句集『火酒』
 この頃は小春日和のとおり暖かくなったりしては、今日は冷たい時雨れば降っています。今日は本当は岐阜に出かける日でしたが、妻に任せて珍しく1日中外出する予定もなく、パソコンに籠もっています。書かなければならない文章が山積していますが、まずはつい最近、河原地副主宰が出版された第1句集『火酒』の紹介文を書きました。
 紹介文は【こちら】あるい右の表紙絵、トップページのトピックスなどをクリックして下さい。

 以下私が読んだ『火酒』の第1印象は先日出版された『平成秀句』とは全く趣を変えた平明な句集です。
 まず真っ先に印象に残った句には、日常吟の多いことです。現役の大学教授で、多忙を極めている氏にとって必然的なことです。序文に栗田先生も書いていらっしゃるように、大学の句、家族の句、両親の句などが大半を占めている。
 そこで栗田先生が序文に書かれていない句を探し、そこから河原地さんの詩の世界を見てみたい。

 まず既視感というか、先人の俳句の趣が感じられる句にも注目した。

  初風呂や吾子の薄れし蒙古斑
 蒙古斑というと櫂未知子の句集の題名にもなった「いとしきは枯野に残る蒙古斑」が連想するが、この句はむしろ我が子を見つめるやさしが西村和子の優しさに通じたものを感じた。

  天守より秋の日傘蝶のやう
 この句は言わずとしれた「摩天楼より新緑がパセリほど 狩行」の視点を感じる。この時私も吟行に同行しており、私はこのような鋭敏な観察は出来なかった。

  枯木道詩篇の言葉読捨てに
 この句は敬虔なクリスチャンである田川飛旅子の「名言に一日鼓舞さる桐の花」を思い出す。名言、詩篇など物として表現されにくい言葉を題材に入れる技は私にはない。

 他にも先人の趣を感じさせる句があったが、あまり落書のスペースを取っても行けないので、河原地さんには生活句だけでなく、写生に徹した句にもよい句が並んでいます。

  金亀子潰れて青く光りをり
  思ひ草摘めばネクタイ地に触れし
  つり銭に鱗貼りつき年の暮
  春水の落ちてゆくときうすみどり
  あめんばう水ごと風に押されけり
  秋の蝶翅を畳みて三角に
  糸蜻蛉風に遅れてゐたりけり

  
 など佳句が多い。これらの句は「風」「伊吹嶺」本流の一物を凝視した即物具象そのものです。
 以上『火酒』の感想を述べましたが、詳しいことは冒頭に案内した句集紹介を参照して、そして出来るだけ多くの方にも購入して、皆さんの勉強の種本としてほしいと思います。(隆生) (481867)


16.11.13 夕 (3947)
 樹炎さんからネット句会のお知らせと見事な写真をいただきました。楓の紅葉は京都がきれいですね~~
今夜の月はおぼろげに暈がかかっています。明日はよく見えると良いなあと思います。(☆NORIKO☆)(481756)

  <<いぶきネットの皆様       合評会のお知らせ>> 

紅葉一枝を箸置きに・・・ 昔 味わった京懐石。

料理茶屋の障子を開け放ち、幾重にも重なる紅葉に感動した嵯峨野・・・

紅葉しながら且つ散っている・・・季節はこのように重なり合いながら移ろうのですね 。

「芭蕉翁」ではありませんが、夢は京都をかけめぐっています。  

楓・もみじ・紅葉・この三っの話しには、しばしば混用がありますね。

それだけ、楓が紅葉する木の代表格でもあるのでしょうか。

紅葉する楓に負けない木々は沢山あります。(ナナカマド)(ウルシ)など 何より見上げた時の葉の澄明感・・・

これこそが楓を王者にするのでしょう。 幸い良いお天気が続いています。皆さんの紅葉狩りは如何でしょうか。

        色付くや豆腐に落ちて薄紅葉   松尾芭蕉     

       旅鞄傷だらけにして紅葉に酔ふ  細見綾子     

       紅葉且つ散る金山の狸穴      近藤文子


さて、合評会はいつものように、15日(火曜日)・16日(水曜日)の両日   午後9時から行います。
投句 一覧および 選句一覧を用意の上   伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。      
    八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・* :.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


16.11.11 (3946)  伊吹嶺全国俳句大会模様をアップしました
 早いもので伊吹嶺全国俳句大会が行われてもう1週間近くなります。遅れましたが、その全国大会模様をアップしました。
 今回は11月7日の落書に範子さんが詳しく書いていただきましたので、この文章をそのまま引用させて頂きました。
 そして今年からの趣向で卒寿記念のお祝いを行うことにしました。今年は初めての試みですから、全部で6名の方が表彰されましたが、残念ながら出席は山下智子さんだけでした。それにしても山下さんの元気にはこちらが勇気づけられます。やがて迎えられる白寿の時には第3句集を出版されるとのことです。その頃の私はもちろん「伊吹嶺」の会員の皆さんには元気かどうか分からないと言ったところ、皆さんの御霊前に句集をお供えしますとの元気さです。山下さんが白寿の頃の私の年齢はと考えると、愕然とします。
 
 また講演の河原地副主宰にはいつも新しい視点でのお話しには感心します。社会性俳句というとそろそろ死語になりかけているのですが、平成にも社会性が求められる時代になりつつあると実感します。講演の中では平成の今は大正時代に似ているとのことでしたが、むしろ今は昭和初期の戦前の時代に突入しているのではないかと思っています。昨年からの一連の国会の動き、そしてトランプ大統領の時代に入ると、何が起こるか分かりません。せめて俳句だけは大正デモクラシーの時代のままでいてほしいと思うこの頃です。

 長々と書きましたが、全国大会模様は【こちら】あるいはトップページのトピックス案内をクリックして下さい。右の写真はカメラマンの特権で受賞者の女性との3ショットです。(隆生) (481538)


16.11.9 (3945)
 樹炎さんから俳句大会受賞の皆さまへお祝いの言葉とネット句会の案内をいただきました。写真も有り難うございます!!

<<いぶきネットの皆様       選句締切のお知らせ>>


 「第15回伊吹嶺全国大会」が6日華やかに終了致しました。
お天気も上々で 伊吹嶺賞・新人賞・新同人の皆様、真に、おめでとうございます。


 さて、いよいよ「立冬」です。流石に今朝はぐ~~んと冷えて参りましたね。
これからは、紅葉のきれいな季節です。九州では、銀杏の黄葉が始りました。

この二三日、晴天が続き、真っ赤な夕日が玄海灘に沈みます。塒へ急ぐ鴉の群れ・・・
苅田に積まれた藁塚が少し力を失くし肩を落として来ました。

筵に小豆を干す農家、軒端の干し柿が障子に長い影を映しています。
今日は、冬支度 炬達の用意を致しました。皆さんの辺りは如何でしょうか。


       冬来れば母の手織りの紺深し   細見 綾子

       撒餌して雀呼びけり冬立つ日    梅田 葵

       立冬やブーツで歩く石畳       関根切子



さて、11月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
  

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜
 

 樹炎さんのお近くは 沢山の自然が残っていて良いですね♪.。.:*・°♪
                      (☆NORIKO☆)(481131)


16.11.8 (3944)
 樹炎さんから全国大会前に、熱気球の写真を送っていただいてました。佐賀の大会は風物詩になりましたね。
今日は名古屋は午後、雨になりましたが、晴れやかでカラフルな写真をご覧ください♪.。.:*・°♪
(☆NORIKO☆)(481045)

「バルーン世界大会」

   秋晴れの良いお天気が続きます。

 佐賀市では毎年、熱気球の大会が開かれています。

今年は1997年以来、19年ぶりに世界選手権の開催地となりました。

31の国と地域から、105機が参加して、カラフルな熱気球が青空に
舞い上がり圧巻でした。6日まで開催でした。


樹炎  ★.。.:*・°★.。.:*・°★






16.11.7 夜(3943)
  6日の大会で書き忘れたことがありました。
栗田主宰は「昨日(11月5日)は沢木先生の忌日でした。皆さん欣一忌で俳句を作りましたか?作ってなかったら作ってくださいね」と仰いました。

  今日、『風茶房跡地』を拝見しましたら、沢木先生は、お庭の薔薇が大好きだったそうで、5日には薔薇を供花にされたそうです。クリックすると発行所時代のお庭の薔薇も見ることができます。句集『綾子の手』には 沢木先生の描かれた薔薇が載っています。絵もお上手ですね!!

  秋の薔薇小さくなりぬ亡き人に   沢木欣一

  長き夜の夢にマリアや綾子かも     

  初炬燵開く亡き妻在るごとく   
   

                     (☆NORIKO☆)

16.11.7 (3942)
   11月6日、レセプションハウス名古屋逓信会館にて第15回伊吹嶺全国俳句大会が行われました。参加者(投句)は241人、出席168人の大会です。
 開会の言葉は同人会長丹羽康碩さんから主宰の第二句碑開きを来年3月に控えてのお話を交え、栗田主宰のご挨拶では、全体に結社数や俳句人口が減少していくなかで伊吹嶺誌には、毎月のように新会員が入会し、心強いとのお話がありました。続いて各支部長の紹介、そして総会において各種報告、各賞発表と表彰、新同人紹介がありました。

☆伊吹嶺賞  荒川英之さん  西村信子さん
☆新人賞   太田滋子さん
☆秀句賞   上田則子さん 近藤節子さん
☆新同人   太田滋子さん 斉藤陽子さん 武田明子さん 堀一之さん 松岡美千代さん

次に、6人の句集出版者、関東支部合同句集『炉火Ⅲ』、主宰の『碧梧桐研究ノート』、副主宰の評論『平成秀句』を含めた著者の紹介、卒寿を迎えた方の発表とお祝いがあり、いよいよ俳句大会です。
俳句大会で主宰特選の栄誉に輝いたのは、

静岡支部の坂本操子さん「兜太句碑太き碑文字を蟻走る」   でした。操子さんおめでとうございました!!

休憩ののち、河原地副主宰による講演がありました。「現代俳句と社会性」について、<<1古典は常に新しい 2現代俳句の読み方―平成時代の解釈 (震災、原発の問題、憲法の問題などを詠んだ句)3俳句における「社会性」の問題>> の項目別に、例句をあげて様々な観点からお話をしていただきました。

会場を移して、懇親会の乾杯挨拶では 94歳になられた山下智子さんから「白寿に向けて句集を出版する夢をもっています、気宇壮大な俳句を皆さんと作っていきましょう」とご発声がありました。

懇親会では料理とドリンクを味わいながら、遠来の方々と一年ぶりの再会もあり、あちこちのテーブルで旧交を温め 楽しい時間はあっという間に過ぎ、司会の堀一之さんのリードで「バースディ」を歌い、同人副会長の武田稜子さんの閉会の言葉で、お開きとなりました。

大会の詳細や写真は後日国枝さんからトピックスでアップしていただけると思います。今回の写真は私の写した表彰者(少し遠くてすみません)と孝子さんに写していただいたものを貼りました。

閉会後、ネット部で荒川さん 西村さん 太田さんを交えてロビーでお祝いの茶話会をしました。(☆NORIKO☆)(480788)



16.11.6 (3941)  牧野一古句集『三光鳥』出版牧野一古句集『三光鳥』
 この度伊吹嶺同人の牧野一古さんが句集『三光鳥』を上梓されました。おめでとうございます。
 早速二度三度と読みました。この句集のタイトルは栗田主宰が次の句からつけられました。

   雨に舞ふ三光鳥の嘴青し

 以前から句友の中では「野鳥のエキスパートの一古さん」と知られていました。この句集で鳥の句を調べたところ、実に54句も詠まれていました。
 句集は栗田主宰も鳥の句について「何れも一古さんの確かな眼で捉えたもので鳥に関する豊かな知識と確かな観察力から生まれた佳句である。」とおっしゃっています。

 私と一古さんとのつながりは共通の指導者である鈴木みや子さんとの縁です。一古さんが蒲郡句会に入会されてから名古屋句会と合同でよくあちこちと吟行に出かけました。その思い出を書くのはまた別の機会にしたいと思います。
 句集紹介を【こちら】あるいは右の句集表紙をクリックして下さい。
 句集案内、購入申込み方法などを書きました。(隆生) (480651)


16..11.5 (3940)
先日の文化の日は 秋晴れのお天気でした。文化勲章受章者の方々の中に 草間彌生さんが受章され、インタビューに答えていらしたことをご覧になった方も多いと思います。
私が初めて草間さんの作品を見たのは、豊田市美術館で、もう10年以上前のことでしたが、それまで彼女の事をあまり知りませんでした。大胆な作品群に衝撃を受けたことを鮮やかに記憶しています。次に、直接目にしたのは大濠公園近くの福岡県美術館の前に 草間氏のオブジェがあったこと、某テレビ局の番組関係者が着用したTシャツ、そして名古屋である芸術展に際して赤と白でハイブリッドカーを水玉に塗り上げた作品でした。写真はリオ五輪の会場近く、テレビの画面を写したものです。


総じて美術家、音楽家は長生きですね。虚子も長寿でした。

昭和29年  親授式当日、虚子は「十一月三日 宮中参内。文化勲章拝受。」の詞書で次の句を詠みました。

     我のみの菊日和とはゆめ思はじ   高浜虚子

以下 伊予の歴史文化探訪のブログから引用させていただきますが・・・

参りたる墓は黙して語らざる

高浜虚子、昭和29年(1954)10月25日作の句。詞書には「十月二十五日 子規の墓に参る。」とあるだけだが、このときの墓参は、文化勲章を受章することになったということを亡き子規に報告するためのものだった。同年11月3日の文化勲章親授式当日、虚子は同句を引いて受章のよろこびを語っている。

子規の立派な仕事を続けたおかげです。「参りたる墓は黙して語らざる」これは子規の墓にお参りして受章を報告したとき子規はただ黙って聞いてくれたという心境です。(昭和29年11月3日付「朝日新聞」夕刊)

★.。.:*・°★.。.:*・°★

細見綾子先生も 叙勲を受けました。
1981年、勲四等瑞宝章を受章。

明日は 伊吹嶺全国俳句大会です。菊日和となることでしょう。
伊吹嶺賞(荒川英之さん 西村信子さん)の表彰、新同人の方々の紹介があります。
皆でお祝いの大きな拍手を送りたいと思います。 
写真は浅草寺で写した菊花展です。(☆NORIKO☆)(480538)


16.11.3 (3939)
 樹炎さんからネット句会の案内を頂きました。いつもありがとうございます。

<<いぶきネットの皆様      投句締切のお知らせ>>


  北国から早くも雪の便り・・・十一月に入りました。

 全国大会が近づいてきました。素晴らしい大会でありますように・・・

晩秋・初冬・ そろそろ木枯らしの季節ですね。今朝は急に寒くなりました。

「返り咲き」の多い年は大雪になると言う話しを聞いたことがあります。

庭の「通草」が やっと縦に大きく割れてました。

渓流で「野蒲萄」を見付けました。笹藪で烏瓜を引きました。

牛の機嫌を伺いながら、貯めた数珠玉で お手玉6ヶ縫いました。

秋は実物が楽しい時期ですね。田舎暮らしを楽しんでいます。

   顔埋めて大き通草の実を舐める     栗田やすし

   曳き売りの野菜の隅にあけびの実    尾関 佳子

   野蒲萄の実のむらさきを日にかざす   金田 義子


  さて、  5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 



 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


 遠く九州から、歳時や季節の素敵な話題をいただいています樹炎さんは、今日ご結婚60周年だそうです。おめでとうございます!!あやかりたいものですね。これからもお健やかにお過ごしください。(☆NORIKO☆)(480224)




16.11.1 (3938)
 全国大会が近づいてきました。 皆さんにお会い出来るのを楽しみ
にしています。当日は、きっと<伊吹嶺晴れ!>と思います。

★哲半さんから11月の京都句会の話題を頂きました。
哲半さ~ん  有り難うございました。(孝子)


 霜月になりました。今日は第1火曜ということで京都句会がありまし
たが、年 末に向けてのお一日ということもあって、いろいろと都合の
つかない方がおられました。 

 そんな中、島原の角屋へ吟行 し、与謝蕪村生誕 三百年記念 蕪村
と島原俳壇展」を見てきました。 蕪村筆の絵画や書簡の多くを間近にし、
各々の俳句史に新たな風を吹き込まれたことと思います。
 
 新たな風ということでは、不安ながらも席題をしましょうという声も上がり、
蓋 を開ければ吟行より多くの投句? がなされました。

写真は、そんな口火が切られるまえの角屋での一コマです。

                                  (哲半)




16.10.31 (3937)
 「落書」のアップ担当の範子さんのピンチヒッターの矢野です。
昨日の「俳人協会創立55周年東海俳句大会」の余韻に浸っていま
す。片山由美子さんの講演の内容は、新鮮でした。昨日の「落書」を
読まれた方から質問をされましたが、なかなか上手く説明出来ませ
んでしたが・・・・・
 国枝さんのホームページにも 片山さんの「字余り考」の説明が
載っています。 国枝さんのお得意の<国枝さん視点>で書かれ
ています。以下のアドレスから ご覧下さい。
         (右の写真は、講演をされている片山由美子さんです。)

国枝隆生のHPへのリンク



 ★横井一夫さんから 写真を添えて メールが届きました。隔月で吟行を企画されているようです。
横井さ~~ん  いつも有り難うございます。(孝子)

 昨日(10/29)、朝日カルチャ-センタ-俳句教室(都合ナルミさん指導)の
仲間で恒例の吟行(名古屋港)に行ってきましたので、報告いたします。

 今回はナルミさんの句集「花梯梧」刊行記念の吟行とお祝いの食事の
会としました。13時半、地下鉄の名古屋港駅集合。8人が参加。東京か
ら橋本淳さんも駆けつけた。 JETTY広場から港が一望にひらけ、美しさ
に目をみはりました。今日は「天高し」「秋晴れ」「海光」の午後です。

湾岸プロムナ-ド(海岸沿いの散歩道)は、人も少なく、吟行に最適です。
海風と潮照りの道は、どこまでも続いており、一時間かけて歩く。

 ポ-トブリッジを渡り、3時半から、ポ-トハウス(無料休憩所)で句会を開
始。今日も良い句が多いと、ナルミさんの講評。
 金山へ移動し、5時半から、お祝いの食事会を始める。(2名合流)
「花梯梧」から好きな句を、それぞれから発表いただき、楽しく盛り上
がった食事会となった。
                                    (横井一夫)




16.10.30 夜(3936)
10月30日、俳人協会創立55周年東海俳句大会が、名鉄ニューグランドホテルにて開催されました。この大会は俳人協会の愛知県、岐阜県、三重県の三支部による五年に一度の大きな記念大会です。

大会は、岐阜県支部長大野鵠士氏、愛知県支部長伊藤敬子氏の挨拶により開会、俳人協会理事片山由美子氏(「狩」副主宰)、能村研三氏(「沖」主宰)の出席をいただき、俳人協会を代表し片山氏は、公益社団法人として多彩な活動をする中、俳句のレベル、水準を維持しつつ運営をし、俳句文芸の普及に努めているているので会員のご理解ご協力をお願いしたいとの挨拶がありました。

続いて片山由美子氏を講師として、『字余り考』と題して、字余りの例句とともに、音楽の拍子、リズムの観点から新しい切り口による考察の講演がありました。日本語の基本の単位を2音と考え 四分の四拍子で、八分音符の連符四つずつ3小節をホワイトボードに示し、芭蕉の句を例にとり

五月雨をあつめて早し最上川  
さみ だれ を・ ・・/あつ めて はや  し・/もが みが わ・ ・・   (・は八分休符)
古池や蛙飛びこむ水の音
ふる いけ や・ ・・/・か わず とび こむ/みず のお と・ ・・ 


と 同じ十七音でも下の句は中七の部分にて、八分休符の取りかたが違う事を示されました。そして字余りの句として

白牡丹といふといへども紅ほのか  高浜虚子 の句については
「白牡丹と」の上六音は六連符として考え
鶫死して翅拡ぐるに任せたり    山口誓子 の句については
「鶫」を三連符として速く読むと 納まりが良いということ、また「声に出して読んだ時に抵抗が無く、定型に収まっているように感じられれば良い」等々、説得力のあるご講演でした。

また片山氏は 「耕」主宰加藤耕子氏に、英語で、「マザーグースの詩」「きらきら星」の詩を、我らが副主宰の河原地英武氏に ロシアの詩人プーシキンの詩と日本語訳を朗読していただくという、粋な計らいをしてくださり、有意義な中にも楽しい講演を聞くことができました。

休憩ののち、いよいよ募集句(2812句)の中からの表彰と、当日句1人1句(414句)の中からの入選句発表です。
今年も伊吹嶺からは どちらの部にも多くの入賞、特選、入選がありました。
募集の部について片山由美子氏のご自身の選句の選評、大会賞秀逸賞については伊藤敬子氏より選評がありました。
以下入賞の皆さんの句です。

募集の部
▽秀逸賞
  荒布屑漉きこむ海女の茄子畑     都合ナルミ
  こいこいと今日の出番の鵜を呼べり  山本光江
▽栗田やすし特選
  沖縄忌星のまたたき見て眠る     山本光江
▽服部鹿頭矢特選
  月山へ雲押し上ぐる朴の花      金田義子
▽若原康行特選
  贄の鯉池にもどして祭果つ      栗田せつ子
▽宮川典夫特選
  中干の水切る棚田半夏生       神尾朴水

★当日句の部
▽秀逸
  三山を見んと高きに登りけり      河村惠光
  声届くかぎり離れて茸狩        下里美恵子
  神の座は茣蓙一枚やどぶろく祭    都合ナルミ 
  学校へ行かず鈴虫育てをり       森 靖子
▽神尾朴水特選 
  神の座は茣蓙一枚やどぶろく祭    都合ナルミ
▽中村雅樹特選
  
鉄筋の束踏み歩く夜業かな       荒川英之


俳句大会終了後、広間を移動し懇親会がありました。私は初めて参加しました。各支部長、片山氏、能村氏の挨拶と、栗田主宰からは「若い人を育てる種をまいてほしい」とのお話がありました。大会賞や入賞者の方々の紹介やコメントもあり、和気藹々とした中、予定の時間も過ぎてお開きとなりました。 (☆NORIKO☆)(479786)

 大会模様の写真の貼り付けが遅れました。特に事前投句の秀逸賞を受けられた都合さん、山本さんの表彰を受ける時のカメラマンの位置が悪く、よい写真が残せませんでしたが、以下に紹介します。(隆生)
 
講演の片山由美子氏
 
事前投句秀逸賞の都合さん
 
事前投句秀逸賞の山本さん
 
プーシキンの詩朗読の河原地副主宰と片山氏


16.10.29(3935)
  樹炎さんから、11月のネット句会の案内をいただきました。太宰府へお出かけになり鳥獣戯画を鑑賞されたそうです。

<<いぶきネットの皆様   投句・選句・締切のお知らせ>>


  太宰府の「九州国立博物館」へ是非観たかった「鳥獣戯画特別展」を観て参りました。
思えば幼い頃、祖父の(羽織の裏地模様)に見た記憶があります。
京都の古刹(とがのう)高山寺創建は、奈良時代に伝わる国宝です。

 カエルとウサギが相撲を取る?子供心に何と不思議な・・・
ウサギを投げ飛ばし、得意げなカエル・・・「どうだ」といわんばかりに
口から煙のようなののを吐いています。擬人化された動物たちの躍動感
怪しげな仏を拜み、多くの供仏ににんまりする僧の姿・・・
当時の世相を皮肉った風刺画なのでしょうか。

  これが、制作されたのは、800年前、長い月日の経過、
漫画の神様(手塚治虫)も驚いた「日本最古の漫画」と
ショックを受けたそうです。人の思いや、能力に時代を超越したタイムスリップ・・・
感激致しました。

    黄落や城ある町の大銀杏   船田 一路

    黄落や大道芸に拍手湧く    西脇 妙子

    谷渡る風にそよげり薄黄葉   鈴木 未草



    さて、投句締切 11月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
選句締切 11月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


 写真はお土産に買ったものを写したそうです。 日本の漫画やアニメが世界中で人気となっている原点が鳥獣戯画なのでしょうね。楽しい話題を有難うございました!! (☆NORIKO☆)(479655)


16.10.28 夜(3934)
 孝子さんの23日の記事の写真、ローゼル茶について 鈴木英子さんからメールをいただきました。有難うございます!生け花の材料でもあるようです。皆さん、新しいお茶をよくご存知で、また愛飲していらっしゃるのですね。
(☆NORIKO☆)

 
<<ローゼルのこと>>
 
伊吹ネットの皆さま、知立句会の鈴木英子です。ご無沙汰しておりました。
10月23日の矢野さんの「ローゼル茶」のお話が載っていました。私達のボランテイアでは、3年程前からこのローゼルを栽培して業者に販売しています。もちろん私達もお茶にして飲んだり、調理したりして食しています。この業者さんは10数年前から、この栽培と販売に力を入れていらっしゃいます。
 ローゼルは紅葵とも言って、はじめはその実が美しいのでいけ花の材料として知りました。この業者さんと朝市で知り合って、協力を申し込まれて栽培しています。
 その効能は、矢野さんがおっしゃっているように、美肌に効果があるようです。他に疲労回復、眼精疲労の予防と回復などの効果があり、ポリフェノールやビタミンC、クエン酸などを含んでいます。これはインターネットの受け売りです。写真にありますように、食すのは、花が散った後の顎の部分です。その顎を湯や水につけると強烈なピンク色になります。
 これらのことは民間に流布していることで、科学的な根拠はわかりません。
しかし私は、毎夜飲んでいますが調子はいいようです。(鈴木英子)

♪.。.:*・°♪


16.10.28(3933)
 日本シリーズが盛り上がっています。ネット句会には広島の方も北海道の方もいらっしゃいます。どちらにも勝ってほしいですが・・・熱戦が続いています。日本シリーズになると試合時間が俄然長くなりますね。
 いぶきネット句会報が切子さんから配信されました。そして11月へ向けて新たな気持ちで
またスタートします。


 東京から帰郷する日、東京駅の近場ということで、子規庵を訪ねました。近頃は子規の地球儀がないなあと思い、受付の人に訊いてみると、劣化が激しいので、展示期間を5月と9月に限定しているそうです。糸瓜は枯れたものもありましたが、まだ堂々と?下がっているものもありました。ホトトギスがひっそりと咲き、早くも茶の花が咲いていました。(☆NORIKO☆)(479501)

   茶の花や雨にぬれたる庭の石    正岡 子規

   茶の花に月より降りし時雨かな    島村 元  

   茶の花に届きてゐたり窯の影     栗田 やすし


16.10.27 (3932)
 京都の東口哲半さんから 珍しい行事の写真を送っていただきました。有難うございました!!
古式ゆかしい抜穂祭だそうです。

こんばんは。昨日は店が休みでしたので、伏見稲荷の抜穂祭(ぬきほさい)に
行ってきました。

神事の一つで、6月の田植祭で植えられた神田の稲を刈り取ります。

本殿祭の 後、神田へ向かい、神楽女が「抜穂舞」を舞う中、襷に菅笠の男女が刈り進めます。

男性は素足で神 田の中へ入って行かれましたが、雨も降っていて肌寒く見学しておりました。

                           (東口哲半)♪.。.:*・°♪

女性は明るく華やかないでたちですね。稲にお辞儀をしているように見えて、神事の緊張感が伝わってきました。こうして新米をいただくわけですね。(☆NORIKO☆)(479385)


16.10.25 (3931)
 今日はこの秋一番の冷え込みでした。
留守中孝子さんには落書のアップ有難うございました。

帰宅しましたら、大垣芭蕉蛤塚忌全国俳句大会の入選句集が届いていて
谷口千賀子さんが 岐阜県教育委員会賞を
また一編二十句の部では
櫻井勝子さんが 大垣市教育委員会賞をいただかれました!!
他にも多くの方が入選していらっしゃいました。
皆様、おめでとうございます☆.。.:*・°☆(☆NORIKO☆)(479187)

▽三句一組の部
★岐阜県教育委員会賞 
★有馬朗人特選
柚子ふたつ浮かべて澄めり宗祇水   谷口 千賀子

▽二十句の部
★大垣市教育委員会賞★三村純也秀逸
『機町』                    櫻井 勝子
★特選★小澤實秀逸★井上康明入選
『熊の棚』                  都合 ナルミ

他にも多くの方が入選 選者入選をいただかれました。
▽三句一組の部
★入選★加古宗也秀逸
故郷の八百津千畝の部屋涼し    河村 仁誠

★宇多喜代子秀逸
獅子舞の真白き足袋や夏祓     谷口 千賀子

★小澤實入選
ざりがにを捕る子に焚けり蚊遣香  森 靖子

★櫂未知子入選
水中花少女のやうな母と居て    大島 知津

★中原道夫入選
火の粉浴ぶ頭巾に見分く鵜匠かな  河村 仁誠

★星野高士入選
畦道の罅に石詰め田草取る     矢野 孝子

▽二十句の部
★小澤實入選
『松代壕』            服部 鏡子




16.10.23 (3930)

 今朝の瀬戸市は 急に寒くなりました。瀬戸弁で姑は「こさむぅ~
(小寒い)」と言い
ます。朝からストーブや布団を出しました。 あの強烈な今年の猛暑の実感が、薄
れている事が不思議です。
 友人のお宅で、ローゼルティーをいただきました。庭のローゼルの実を煮出して、
作って下さいました。 少し酸っぱくて・・・・美肌になるとか・・・・


 ★いぶきネット句会10月の添削例をアップしました。添削担当のメンバー11名が
頑張りました。
添削不要の方も数名おられますので、少な目ですが・・・・ いぶきネ
ット句会の<添削例>をご覧下さい。


 ★いぶきネット句会の幹事さん(樹炎さん)から、写真を添えてお便りを頂きました。(孝子)

      「柿日和」

 柿の木が朝日を浴びて光っています。

色付いた柿は、高い青空が似合いますね。白い三日月が残っています。

朝日を浴びて、銀色の機影がキラリ、! まるで「メダカ」のよに西に向か

っています。


 家の回りを一巡り・・・楠の天辺で鵙が しきりに鳴いています。

裏池に鴨が何時の間にか50羽ぐらい飛来して、盛んに羽づくろい

水飛沫を上げ、濁声で叫んでいます。

 まあ~~「金木犀」が爽やかに香り、「杜鵑」も満開です。

「通草」が ぱっくりと紫色の口を明ける迄、もう少し。

「枇杷の花」が良い匂い・・・産毛を付けて冬支度??

庭隅の「石蕗の花」が光を求め首を伸ばしています。

「躑躅」「山桜」「雪柳」が帰り咲いて・・・オットどっこい 転ばないように、・・・

  婿殿のアマチュア無線のアンテナに、ここぞとばかり、蜘蛛の巣が、

フィルムを張ったように光っています。

「お~いお茶にしようか」 ~~~。

   空き缶に小銭落して柿買へり  佐々木美代子

   顔剃りて金木犀の風に逢ふ   渡辺  慢房

   断崖の下の怒涛や石蕗の花  花村  すま子


                                 (八尋 樹炎 )  

                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


16.10.23 (3930)
 いぶきネット句会の仲間の酔雪さんから 毎月写真を添えて原稿を送っていただ
いています。今月も酔雪さんのお住まいの 岡崎市の話題です。
酔雪さんに感謝!


光明院と浄瑠璃姫伝説


源義経は、源氏再興の大望を抱き、豪族藤原秀衡を頼って東北へ向かいま
す。その途中、矢作の里(現岡崎市矢作町)の長者兼高の家に滞在しました。
そして、その兼高の娘の浄瑠璃姫と恋仲になります。将来を約束した2人で
したが、義経は旅立たねばならず、名笛「薄墨」を姫に預け、そのもとを去
っていきました。しかし、姫の義経を想う心は日ごとに募るばかり。後を追
いかけた姫でしたが、女の足では到底追いつけず、あきらめて家に戻りまし
た。しかし、兼高長者は家に戻ることを許さず、しかたなく姫は近くに草庵
を建てて住まうこととなりました。しばらくは侍女と一緒に草庵で暮らして
いた姫でしたが、義経と別れた悲しみは増すばかり。ついに菅生川(乙川)
に身を投げて短い人生を終えました。


浄瑠璃姫の死後、侍女の一人が姫の草庵を寺に造り替え、姫の念持仏であ
る薬師如来像を安置しました。
1455年の岡崎城築上の際に、その寺は東へ移
され、さらに岡崎城拡大にともなって寺は、浄瑠璃曲輪とされる位置に移さ
れました。これらのことは、文献に残っているとのことです。


実際に、岡崎城の本丸の北側の曲輪は、浄瑠璃姫の念持仏を祀った寺の辺りであることから持仏堂曲輪と呼ばれています。さらに、そこから約150m東の所に浄瑠璃姫の供養塔があります。正確な位置は、大手門の約80m東、国道号線沿いの岡崎公園の交番の東側になります。その供養塔は、そこから出土したもので鎌倉時代のものだそうです。昔から浄瑠璃姫に関わりがあるとされ、浄瑠璃姫の供養塔として安置されています。そして、大手門の約100m北に中央図書館(りぶら)があり、。その東にある駐車場の辺りが浄瑠璃曲輪の跡になります。姫の念持仏を祀った寺の移転先です。現在は、光明院といい、通称浄瑠璃寺と呼んでいます。  
                                   (
28.10.13 新井酔雪)




16.10.21 (3929)
 一週間ほど
範子さんのピンチヒッターを務めます。
 鳥取の地震のニュースに驚いています。自然災害が これでもか・これでもかと続きます。各地の皆様に被害の無い事を祈るばかりです。

 
★昨日、句友から電話で『俳句四季』11月号の話題を知らせていただきました。<四季吟詠>のページで、京都句会の石橋忽布さんが、下里美恵子さんの特選を 頂かれました。
 
作者は・・・子供だ・子供だと思っていた子が、ふっと一丁前になったなあと感じた・・・・・と。 
      
      
東京の匂ひ纏へり帰省の子    石橋忽布

 
選者の下里さんは(要約すると?)・・・・東京の匂いは、子供が東京に しっかりと根ざした事に他ならない。・・・・・・安堵感の中に一抹の寂しさが窺えるのは、親としての宿命・・・・・と。
 
 
俳号の忽布の(ホップ)は、ビール会社にお勤めの時に 付けられたようです。一度聞いたら忘れない俳号ですね。 因みに・・・来月号も特選という情報を ご本人からいただきました。 重ね重ねおめでとうございます。 12月号を 楽しみにしています。


 ★この「落書」を打ち込んでいる間に、樹炎さんから 写真を添えてメールが届きました。
樹炎さんは いぶきネット句会の幹事さんですが そのお役目の他に、沢山の話題をこの「落書」に提供して頂いています。樹炎さ~~ん いつも有り難うございます。(孝子)


  伊吹嶺の皆様   

 鳥取県中部を震源とする大きな地震が発生しました。

地図で見る地震の範囲の広さは、ただ事では有りません。

皆さんの近辺は大丈夫でしょうか、心配しています。

余震に脅えた熊本地震から まだ、半年あまり・・・

携帯から「地震予知アラーム」が大音量で鳴って眠れない夜が続きました。

今後も余震が頻繁に来ますので、くれぐれもご注意下さい。
皆様のご無事を願っています。


      「コスモスに寄せて」

 強い日差しがだんだんと柔らかく感じられてくる頃、

コスモスは、涼風の中に可憐に揺れて、戯れ又 風をも染める・・・

  ギリシャ語で、「美しい」の意味を持つ「コスモス」・・・

原産はメキシコだなんて・・・今では「秋桜」と言う文字も頂いて

すっかり日本の秋に定着した花になりました。


     咲きのこる白コスモスに山の風     栗田やすし

     山里の陽のやはらかし秋桜       松平恭代

     隠れ里畑一面に秋桜           山本光江

                                (八尋樹炎)


 ★HP俳句会10月の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、名古屋市の和江さんの

           ポケットに蒼ペンのしみ賢治の忌     でした。和江さんおめでとうございました。

和江さんには 賞品の伊吹嶺10月号を 送らせていただきます。
 
今月の講評は、慢房さんが担当をされています。とても丁寧で、そして温かい講評です。選句結果と併せてご覧下さい。
                                                           (孝子)


16.10.20 (3928)

 金木犀が満開になりました。時々登校の子を見送りますが、家の金木犀を少しとって、見せて匂いをかがせたら「良い匂い」と言いました。そして通学路や街路に金木犀を見つけては、「ここにもある、ここの家にもある!!」と覚えたようです。
 銀木犀もあることも教えたのですが、銀木犀はご近所にもありませんでした。皆さんの周りはいかがですか。(☆NORIKO☆)(478536)

金木犀ほろほろこぼる通学路    遠藤斎子
木犀や僧は縁側より来たり      内田陽子
金木犀かをり溢れてほの暗し    下山幸重
顔剃りて金木犀の風に逢ふ     渡辺慢房


16.10.19(3927)

登山家俳人のおひとり 藤田岳人さんから、山の写真を送っていただきました。有り難うございます!八方池には人の影まで映っていますね!  (☆NORIKO☆)


10月中旬、会社時代の山の仲間(8人)と八方尾根に行ってきました。

 当日は雲一つない快晴に恵まれて、白馬三山(左から白馬鑓ガ岳・杓子岳・白馬岳)の

 勇姿を堪能しました。

 今年の紅葉はいまいちでしたが、八方池に映る白馬三山は素敵でした。

 これだけの快晴は珍しく、こういう機会に恵まれたことに感謝しました。


      ( 岳人 )
    ♪.。.:*・°♪











16.10.18 (3925)

 樹炎さんから 月の写真を送っていただきました! 13日は曇りだったので14日に撮った写真だそうです。見忘れた方、見えなかった方、この写真で雰囲気を満喫してください。カメラも良いのでしょうね。私の携帯や簡単デジカメではとても写せません。
☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆

 今日は愛知同人句会でした。

 句会の始めに、栗田主宰が昭和56年の「風」誌に 名古屋句会10周年記念大会について 故鈴木みや子さんの大会記が掲載されたことをお話しされました。
大会記に、沢木先生のご挨拶のなかに「俳句は即人生」「俳句をしていなかったら自分は無きに等しいと思う」とのお言葉が載っていたことを紹介していただきました。そして「10年後には必ず百花繚乱となることでしょう」と励ましのお言葉をいただいたそうです。当時は愛知で30人の参加者だったことも感慨深くお話をされました。 

 句会は幹事さんや係の皆さまが手際よく段取りしてくださり、61名+不在投句3名の句会でした。2時間半で句会と披講も終わり、残りの30分を栗田主宰と櫻井支部長の選評とご指導をいただきました。 

 10月30日(日)に行われる 俳人協会創立55周年記念東海俳句大会の 当日句俳句大会は、一般のどなたでも参加自由です。当季雑詠1句を 名鉄ニューグランドホテル七階(椿の間)へご持参ください。受付は午前11時から投句締切は12時です。「狩」副主宰 片山由美子氏の「字余り考」の記念講演もあります。
(☆NORIKO☆)(478326)


16.10.16 (3924)
昨日は暑いくらいの秋晴れの一日でした。
夜はチャットの1日目で26名の参加により活発に意見が交わされました。

あとで、昨日は綺麗な月だったことを知りましたが、小さな発表会と小さな運動会と、愛知池へ送りをした私は少し疲れて「夏目漱石の妻」の録画を見て寝てしまいました。夏目家の子孫の方は 夏目鏡子さんを 良いお母さんだったと語ってておられると、どこかで読みました。今年、私は修善寺の漱石大患の部屋を見たので思い入れを抱きながらテレビを見ました。

名月や故郷遠き影法師        夏目漱石   明治28年

月に行く漱石妻を忘れたり      夏目漱石   明治30年

秋暑し癒えなんとして胃の病     夏目漱石   明治32年

名月や杉に更けたる東大寺      夏目漱石    明治37年

秋風や唐紅(からくれなゐ)の咽喉仏 夏目漱石  明治45年

肩に来て人懐かしや赤蜻蛉      夏目漱石   明治45年



夫が録画してくれた孫のメインの演目のVTRを見ますと、トリ?で鉄棒の連続逆上がりを11回回ったちびっこは 拍手をもらっていました。目が回ったかもしれません。
なかには来年の卒園を前に涙ぐんでいるお母さんもいました。
写真は小さな小さな発表会のご褒美(?)のお土産の花のアレンジです。
(☆NORIKO☆)(477983)


16.10.13 (3923)
 樹炎さんからお知らせをいただきました。十三夜は名古屋はあいにく曇りでしたが、樹炎さんの秋草の素晴らしい生け花をご覧ください。日本人ならではの美意識ですね!! (☆NORIKO☆)(477690)

<<いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ>>


  朝晩の風は白く、今夜は十三夜ですね。

中秋の名月は、中国で行われていた行事ですが、こちら「十三夜」の月見は日本独特の風習だそうです。
私達日本人は、なんと風流なのだろう~ つくづく思います。「花鳥風月」自然の美を愛でる習わしがあって・・・


 活花を生業としていた頃は、季節毎に、「料理茶屋」や中洲の「バーのカウンター」に秋は、七草、籠や壺に七草を手早く活け、何軒かを掛持ちでした。忙しい日々でしたが、若さで克服できました。

 酔客が「十三夜」を楽しんで居る頃、私は庭の真ん中で天心の月を仰いだものです。
今夜のお天気が気に成ります。綺麗な十三夜を眺めたいものです。

    十三夜その名やさしく夜更けたり  細見綾子

    雲深くして人恋し十三夜        中村汀女

    灯り消し一人酒酌む十三夜     田野 仁


さて、合評会はいつものように、15日(土曜日)・16日(日曜日)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
       八尋 樹炎   ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


16.10.12 (3922)

昨日は、国枝さんから俳人協会東海俳句大会や、栗田主宰の新刊『碧梧桐研究ノート』の紹介がありました。
落書をご覧の皆様 お申し込み方法等、ご確認の上 どうぞよろしくお願いします。

先週、通院が早く終わったので、帰りに名古屋大学まで散策しました。一度ノーベルロードを見たかったからです。

ノーベル賞受賞者の記念館や 名古屋大学博物館は 無料で入場できました。
ノーベル賞の賞状(多分複製?)も写真を撮って良いとのことでしたので、写してきました。小林先 生は「鷽」ウソ、益川先生はツバメが描かれているのだそうです。下川先生のクラゲの発光体も見ました。


散策の途中、まだ残っていた夾竹桃や 露草など 歩けばいろいろな植物に出合いました。
俳句をさ れるみなさんは花鳥の名前もよく御存じの方が多いのですが、私はからきしダメで、可愛い実を写して、ネット で検索してみると「臭木の実」と分かりました。「臭木の花」(初秋)も「臭木の実」(晩秋)も歳時記の秋の部にありました。枝葉を傷つけると悪臭があるそうですが、花も実も可愛いのに 名前が可哀相だなあと思いま す。でも、草花たちは自分の名前を知らずに楚々と咲いています。別の読み方があり「常山木」も「くさぎ」というのだそうですが、難解ですね。
(☆NORIKO☆)(477543)

花臭木流れの速き柿田川      中村たか

臭木の実手籠に摘める染物師    阿部月山子

16.10.11夜 (3921)  『碧梧桐研究ノート』発刊
 栗田主宰は常に精力的に文章を書き、あちこちに論文発表なさっています。特に碧梧桐研究については、既に60年になったとおっしゃっています。これまで『碧梧桐の基礎的研究』を初め、『碧梧桐百句』など単行本として纏められたもの以外に、今回あちこちに発表なさってきた小論文を集めて、『碧梧桐研究ノート』として1冊に纏められました。皆さんも既に読まれたと思いますが、「伊吹嶺」誌のほか、「紀要」などにも発表なさっています。
 今回この研究ノートを纏めたのはご自身として、傘寿を迎えるにあたっての一区切りしたいとのことです。
 この『碧梧桐研究ノート』の紹介を【こちら】に書きました。この紹介文を参考に、ひとりでも多くの方の購入を期待したいと思います。購入方法などは紹介文に書いてあります。ご確認ください。
(隆生)



16.10.11昼 (3920)  俳人協会東海俳句大会の出席のお願い【緊急】
 10月2日のこの落書に書きましたが、10月30日(日)に俳人協会東海俳句大会が行われることを書きました。ただ現時点でもまだ伊吹嶺からの出席予定者は芳しくないようです。
 1昨日に伊吹嶺句会が行われ、その席上で栗田主宰から重ねて大会出席をお願いされたと聞いております。
 そこで大会まであとわずかですが、まだ間に合いますので、下記の要領で皆さんお誘い合わせの上参加してください。

1.大会概要
 ・日時:10月30日 名鉄ニューグランドホテル7階・椿の間 13:00(受付11:00より)
 ・講演:「狩」副主宰  片山由美子氏  「字余り考」
 ・俳句大会:当日句1句持参(当季雑詠)  投句締切12:00
 ・懇親会:大会終了後、「扇の間」にて 午後6時終了予定
2.大会参加の要領(正式には既に締めきっていますが、今からでも間に合います。)
 ・下記の郵便振替で8000円振込(大会・懇親会費)
  加入者名:俳人協会三重県支部
  口座番号:00810-9-153502
 ・参加は俳人協会会員あるいは一般のどなたでも参加出来ます。
3.大会間際ですので、三重県支部では今週中(10月15日)までに振り込んでくださいとのことです。
 そして振り込みされた方は俳人協会の窓口である下里美恵子さんに参加の旨を電話連絡して下さい。
 (下里美恵子さんの連絡先:090-5005-1071)


 以上です。伊吹嶺の連衆の多くの参加で大会を盛り上げていきたいものです。(隆生)
 (477351)

16.10.11 (3919)
  朝晩、ぐーんと涼しくなりましたね。そんな日は昼は気温が上昇する気がしています。
樹炎さんから流鏑馬の記事と写真をいただきました。有難うございます!!

   <<流鏑馬>>

 10月9日素晴らしい秋空に恵まれ、薄とコスモスの揺らぐ道を
福岡の西部飯盛山神社に「流鏑馬」を観に出かけました。

 五穀豊穣・武運長久・無病息災を祈って行われてきた伝統行事ですが、
長年 福岡に住んで、縁が無く 初めて「流鏑馬」を観る機会を得ました。


 「流鏑馬」馬上豊かな男の装束は眩しいばかりです。



参道の両側に綱が張られ、(埒)ラチを埋める人垣、
疾風の如く駆けて行く馬上より矢が放たれ、的に当たれば切幣が散る、馬の息づかい・蹄の音・狩衣の似合う美少年
気分爽快な一日でした。

     写真をご笑覧下さい。

     八尋樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜




馬肥ゆる阿蘇の流鏑馬神事かな   松田弘子

流鏑馬の杭打ちつぐや萩の雨    永井龍男


九州は先日の阿蘇の噴火が気になりますね。終息を祈っています。
名古屋では 名古屋城の耐震性がもろいという結果が出たようです。木造再建の話もあるようですが、さてどのようになるのでしょうか。
DeNAがクライマックスシリーズへ初めて挑戦します。横浜ファンの皆様楽しみですね。ドラゴンズは来年の奮起を!!
サッカーは今夜は運命のオーストラリア戦、日本代表は厳しい戦いが続きます。(☆NORIKO☆)(477307)

16.10.10 (3918)
 1964年10月10日は東京オリンピック開会の日でした。この日を記念して「体育の日」が祝日となりました。平成になってから、成人式や敬老の日、体育の日は、その後連休となるように月曜日に変更されていきました。今日は休日が10日となりました!!
 10月10日は気象的に晴天の確率が多い「特異日」で、それで東京オリンピックが10月10日開催となったとの覚えがあります。確か他にも11月3日なども晴天が多いと思いましたが・・?  
 2020年のオリンピックはは8月開催でしたか、真夏で選手が大変でしょうね・・・

 10月になり街や店頭には「ハローウィーン」の飾り付けでいっぱいです。歳時記によっては「ハローウィーン」も掲載されるようになりましたね。

 連休、運動会の方 秋祭礼の地区もあるかと思います。行事に参加する方、ご旅行を楽しむ方、連休の最後の一日を楽しんでください。

  
体育の日を耳立てて兎たち   辻田克己

  体育の日の町ジーンズの闊歩  岩崎照子


「ジーンズ」・・・私は「ジーパン」は「ナイター」のような和製英語ではないかと思っていて、もしも自分が俳句を詠むなら「ジーンズ」がカッコイイかな??と思う派です。(☆NORIKO☆)(477198)

16. 10. 08 (3917)
 樹炎さんから ネット句会の案内と、散策の写真を送っていただきました♪いつも有難うございます!(☆NORIKO☆)(476958)

<<いぶきネットの皆様      選句締切のおしらせ>>


 今朝は比較的暖かいせいか、玄関を出ると霧が出ていました。
夫と竹の杖を鳴らして、散歩に出ましたが視界は約1キロ位・・・
ムッとする生暖かい湿気が身にまといます。
何時もの景色が一変、山も森も消えてまるで、お伽の世界です。
遠くの信号機は、乳白色の中に溶け込んで赤は、兎の目・青は猫の目に見えます。
霧に 魂が宿り、私に何かを語りかけてくるようでした。足もで鳴くコオロギ・露草や
野菊・芒が濡れています。牛舎を曲がる辺りで霧も薄れて来ました。

一時、お婆の語る幻想の世界でした。皆さんの辺りは如何でしょうか。


  朝霧や影絵めきたる蜆舟        栗田やすし        

  霧籠めの谷よりひびく小屋の鐘     中野一灯

  霧深し影絵のごとく川鵜飛ぶ      清水弓月


 さて、10月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
        


八尋 樹炎   ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

16.10.07 (3916)
 段々日没が早くなりましたね。孝子さんから記事をいただきました。

<<夜長妻>>
 
 栗は皮のままなら 冷蔵庫で年内は持つと聞き、今年は多めに購入しました。
毎日のように、オーブントースターで焼き栗にしたり、レンジで蒸し栗(切れ目を入れる事 !)にして楽しんでいます。
 今朝は 主人が外出して1人の食事でした。窓辺に椅子を移して、蒸し栗を1品添えました。栗の皮が 朝日に当たって艶々で、革靴の先のようです。 
 特別誂えの紐で締める靴! ツイードのスカートが似合いそう・・・・上着は・・・・ とイメージが膨らみます。
そして・・・・沢木先生の俳句思い出しました。 
  
  夜長妻栗色の靴買へと言ふ   沢木欣一   句集『二上挽歌』  養生 昭和47年より
                           

 妻の綾子先生は、栗を剥きながら「お父さん、ほら この栗の艶良いねえ。この色の靴 買つたらいかがです?あの背広に合うのでは?」なんて、机に向かっておられる沢木先生の背中に、語りかけて おられたかもしれません。

 やっと秋らしく 凌ぎやすくなりました。秋の夜長は 読書も・栗を剥くのも似合いま
す。シャンソンの「枯葉」を聴く季節にもなりました。 私の時代の「枯葉」はイブ・モンタン!ですが、 最近、寺 尾聰が、ギタリストのエリック・クラプトンの「枯葉」を薦めていました。 今!この曲を聴きながら、パソコン作業をしています。(孝子)

   https://www.youtube.com/watch?v=UQlFOX0YKlQ


上記のアドレスクリックしてをお聴きください<m(__)m>
写真は棗の実だそうです。有り難うございました!!

枯葉を聞きながら・・・良い夜長をお過ごしですね!!(☆NORIKO☆)(476836)


16.10.05 (3915)
松井徒歩さんから京都句会のおたよりを送っていただきました。
大津市石山の幻住庵の吟行だったそうです。良かったですね。徒歩さん有難うございました!!(☆NORIKO☆)

昨日4日は京都句会でした。
京都キャンパスプラザでの通常句会後、大津市石山へ移動して、幻住庵での吟行でした

芭蕉の「石山の奥、岩間のうしろにやまあり、国府山といふ。」で始まる『幻住庵記』
の幻住庵です。
現在の庵は平成3年に再建されたものであります。
この庵で芭蕉が数か月過ごした往時に思いをはせ各自句作に励みました。
葭葺の苔あをあをと露雫     佳子
音かすか幻住庵のばつたんこ  惠光  
昼ちちろ屈みてくぐる庵門    ゆうこ
地に還るものに最も露深し    俊雄
切株の苔さみどりや素十の忌  英武

             松井徒歩  ♪.。.:*・°♪

16.10..03.夜(3914)
皆さま今晩は!今日はノーベル医学・生理学賞に、今年も嬉しいニュースがありました。 
いぶきネット句会では、伊吹嶺賞受賞のお二人へのお祝いメールが飛び交ってます。
昨夜は国枝さんから 運営委員会からのお知らせをアップしていただきました。落書をご覧の皆さま どうぞよろしく!!
樹炎さんからネット句会の案内をいただきました。いつも有難うございます!!
沖縄本島地方では、気象庁から特別警報が発表されました。沖縄の皆さまお気を付け下さい!!


<<いぶきネットの皆様    投句締切のお知らせ>>


「 伊吹嶺賞 」 荒川英之さん 西村信子さん 真におめでとうございます。

       「いぶきネット句会」のホープです。頼もしい限りです嬉しいですね。


   萩を零して、よく雨が降ります。「バケツをひっくり返したような雨」・・・
「18号台風接近」に緊張しています。皆様もご注意下さい。

  「四季ごとの更衣」は、平安時代の宮中行事から始まったと言われていますが、
女性にとって季毎、 これほど厄介なものはありませね。「秋の更衣」
衣を 広げ見て、先ず 試案が始り、まだ、着るつもりで、再び仕舞う・・・
昔から変わらない暮らしの一齣です。「断捨離」を気にしていても・・・

       漱石の「野分」より引用致しました。  
  「女は装飾をもって生れ、 装飾をもって死ぬ。

多数の女はわが運命を支配する 恋さえも装飾視してはばからぬ」

   
  女の持つ属性を見抜いている「漱石」に、 けだし名言ですね。
お天気になれば、早速「更衣と冬支度」です。皆さんの辺りは如何でしょうか。

 さて、  5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆ 八尋 樹炎


今テレビで「夏目漱石の妻」が放映されていますが、名士の家柄だった奥さんも大変だったようですね。猫を飼うようになって幸運が来たようです。(☆NORIKO☆)(476317)

16.10.02夜 (3913) 
 今日、伊吹嶺運営委員会が行われました。ここでは特に「伊吹嶺」の同人・会員の皆さんへのお知らせ事項を紹介します。
 1.栗田主宰第2句碑開きの概要が決まりました。 
 栗田主宰句碑建立のことは、既にこの落書の7月14日に速報でお知らせしましたが、今日は句碑除幕式・同祝賀会のお知らせとお願い事項です。
 句碑除幕式は平成29年3月26日(日)午前11時より、岐阜市伊奈波神社にて行われます。そこで祝賀会会場の関係もありますので、句碑建立部会ではなるべく早く参加される方のおおよその参加者数を把握したいとの意向です。
 まもなく支部単位で各句会に祝賀会参加の予備調査の依頼が行きます。主宰句碑の建立はめったにあることではありませんので、出来るだけ多くの参加者を願っています。
 そして予備調査は皆さんの句会日程上タイトなのですが、今月中におおよその参加者を把握をしたいと思っています。具体的に支部単位での予備調査の確認が行く前に、この落書を読まれている句会責任者は明日から早速参加希望者を把握して下さい。
 参加意向は支部長あるいは支部責任者から調査が行きますので、その方にすぐ連絡出来るようにあらかじめ、ご準備しておくと無難です。

 2.俳人協会創立55周年東海俳句大会  
 俳人協会55周年行事として東海3県の合同の東海俳句大会が10月30日(日)に 名鉄ニューグランドホテル7階・椿の間にて行われます。
 私達「伊吹嶺」は愛知県下としても有数の結社となっています。それに値するような参加者をお待ちしております。既に大会の事前投句は終わっていますが、当日投句もありますし、俳人協会会員以外の参加も歓迎しております。
 当日の講演は「狩」副主宰の片山由美子氏による「字余り考」です。
 是非多くの伊吹嶺同人・会員の参加をお待ちしております。
 なおこの大会案内は次のHPに掲載されております。
   http://www.haijinkyokai.jp/event/55_6.html

 3.来年の伊吹嶺創刊20周年記念全国俳句大会
 来年の伊吹嶺創刊20周年記念全国俳句大会の日程が決まりました。速報としてお知らせします。
 ・日程:平成29年11月18日(土)
 ・場所:ホテルヒルトン名古屋(名古屋市、地下鉄伏見駅3分)
 いずれ詳細は「伊吹嶺」誌に掲載されると思います。今から日程だけを空けておいて下さい。

 写真は今日の運営委員会模様です。

 先週、私の所属している元山女(昔は山ガールと言っていませんでした)の句会で栂池自然園界隈を散策しました。
 今はもう山に登ることは出来ません。山の麓をうろうろとしているだけです。それでもこの日は前後が雨の日で、丁度この日だけ天候に恵まれました。
 写真は自然園からの白馬三山で、右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓岳です。山の紅葉(主に黄葉)はまだ一寸早かったようです。

 昔、50歳代には大雪渓から、白馬、杓子、白馬鑓と縦走しました。またその後は逆ルートの唐松岳から3大キレットの不帰の劔を通過して、白馬鑓、杓子そして白馬岳までを縦走したこともありました。
 まさに「若者は未来を語る。年寄りは昔を語る。」です。(隆生)
 (476200)


16.10.02 (3912)

今年度の伊吹嶺賞が決定しました!!伊吹嶺10月号に速報が載りました。


★.。.:*・°★.。.:*・°★ 祝 ★.。.:*・°★.。.:*・★

伊吹嶺賞   荒川英之さん

伊吹嶺賞   西村信子さん

佳 作      牧野一古さん

今年は何と伊吹嶺賞二名でした!初めてのことです。
伊吹嶺賞のお二人は ともにいぶきネット句会で学ぶ仲間です。
荒川さんは論文を執筆しながら
西村さんは いぶきネット句会の会員さんです。
牧野さんは 句集の上梓を進められながら、のご多忙の中で。
皆さま おめでとうございます。

全国大会でのお二人の表彰を楽しみにしています。(☆NORIKO☆)(476065)♪.。.:*・°♪


16.10.02 (3911)
  孝子さんから 『俳句四季』を中心に、記事を送っていただきました。いつも有難うございます!! 

10月ですね。
9月のいぶきネットの諸々の作業も 皆さんのご協力で滞り無く終わりました。
皆様 ご苦労様でした。

 範子さんは運動会を フェンスの外からご覧になったとか・・・・・
先週、私はテントの下の敬老席で孫達の運動会を応援しました。
小学校の生徒の頑張っている姿に、時々うるうるして景色が曇りました。
運動会のお弁当は 何時の時代も特別美味しいですね。メニューは、
定番の唐揚げやウインナーやハンバーグですが・・・・・・

★ 『俳句四季』十月号をご覧になりましたか?
「十月の季語」の頁で、我らが主宰の俳句と・文章と・美しい写真・が2頁にわたり載っ
ています。
季語の<鷹渡る・棗・紅葉・秋の暮・秋風・今年米・すさまじ>の句は、
主宰の代表句です。
「伊吹嶺」の皆さんなら、一句一句を思い出すことが出来るのでは?

 鷹渡る白・・・・・・・・・・
 古書売つて・・・・・・・・
 秋風や石あれば・・・・・・・・・・


特に、秋の夜長に読む主宰の文章は、しみじみとものがありました。

★ <四季吟詠>は、皆さんの応募の頁です。
今月投句分は、下里美恵子さんが選を担当されます。締め切りは10月20日ですので、
綴じ込みのはがきをお持ちの方は、お忘れ無く!!
               ♪.。.:*・°♪      (孝子)


 一昨日の中学校の運動会は、身内は出なかったので、通りすがりで見ました。
次の運動会、今度は私も敬老席のテント内に坐ってみたいと思います!! (でも良いショットを撮りたいのでじっとしていられないかも・・・)   (☆NORIKO☆)

16.10.01 (3910)
 
早いもので10月になりました。秋の衣替えを考えていらっしゃる頃ではないでしょうか。

昨日は学区の中学校の運動会がありました。所用途中に運転席から眺めただけですが、グランドは、よくあるワイヤーのフェンスで囲ってあり、中がよく見えるので校庭へ入らなくても見学できます。フェンスの外から見る親御さんが意外と多かったので驚きました。写真は去年の青空です。

★どなたでも投句していただけるHP句会も受付が始まっています。15日午後九時までです。このHPをご覧の皆さま、いかがですか?ご投句お待ちしています。(☆NORIKO☆)   (475947)

  
十月や振子電車の一人旅     丸山節子

  十月の峠越え来て阿蘇仰ぐ    谷口千賀子

  ゴール過ぎまだ走る子や運動会  岩田啓子

  病む母の運動会を見て飽かず   栗田やすし


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