27.12.31 (3612)
隣の部屋のテレビから紅白の番組が聞こえて来ます。 豪華な画面ですので、やはり見ておかないと。
部屋を言ったり来たり・・・・他の番組も見たりと、忙しくしています。
いぶきネット句会12月の会報を配信していただきました。今年1年の作業は これで終わりました。
「伊吹嶺」のページを開いてくださいました読者の皆さんに感謝 感謝です。 有難うございました。
主宰は伊吹嶺12月号の<伊吹嶺山房記>の中で、以下のように述べておられます。
・・・・来年は「伊吹嶺」創刊十八年目の年であり、二十周年を間近に控えた年となる。
全員初心に返り、地道な努力を重ねて実りある年にしたいものである。
いぶきネットも<初心>を肝に銘じて、国枝部長さんの下で 皆さんと支え合って頑張ります。
来年も宜しくお願いします。(孝子)
目つむれば遠き師の声師走富士 栗田やすし (平成26年「伊吹嶺」2月号)
幼子に切らすトランプ年の暮 河原地英武 (平成27年「伊吹嶺」2月号)
写真は樹炎さんからいただきました。
27.12.30 (3611)
レコード大賞も決まりました。 いよいよ今年も終わりがそこまで来ています。
地球上では悲しい事が 沢山ありましたが、 いぶきネットは今年も 伊吹嶺賞や新
同人等で、お祝いメールが飛び交いました。その中でも何よりも良かった思ったのは、
毎月のいぶきネットの作業が皆さんの力で滞りなく続けて来られた事でしょうか。
皆さんに 感謝!です。
★ 今年初めて柚餅子を作りました。 切っ掛けは 細見先生の俳句を知った事から
です。
大きめの柚子を頂いたのを機会に、ネットで調べて挑戦してみました。 くり抜いた
柚子にを器にして、いろいろな材料を詰めて1時間近く蒸して、1個づつ和紙に包み
寒風の中で2~3ヶ月ほど干します。手順は簡単ですが・・・・・・・・。
5階の我が家では、北側の玄関の脇の柵に1個づつ吊るして干して(写真)あります。 黴が生えたら失敗だそうです。夜中の雨に当ててしまったり、暖かい日は日中だけ冷蔵庫に避難させたりと・・・・・・落ち着かない日々が続いています。
家族や来訪者から、「何なの? おまじない?」と聞かれるのも楽しみの1つです。
10年ほど前に 旅先の能登で求めたことがありますが、高価だった記憶があるので、材料費よりも 固く干し上げるのが難しいのかもしれません。 「柚子」も「柚餅子」も秋の季語ですが、「柚餅子」に限っては、寒風が命ですので、私は冬の季語としても良いのでは?と思っています。
風邪などで食欲の無い時、柚餅子をお粥等に添えると食が進みます。(孝子)
能登柚餅子透くまでうすく切りたるよ 細見綾子 昭和62年作
27.12.28 (3610)
ふらんす堂のホームページを見ました。
<綾子さんと立子さんの余裕>として、以下の句が載っていました。
年の瀬のうららかなれば何もせず 細見綾子
年の瀬を忙しといひつ遊ぶなり 星野立子
私も俳人(格が違いますが)・・・・お2人を 見習ってみようかな?と。(孝子)
いぶきネット句会の皆様 新年の投句・選句・締切のお知らせ
いよいよ 残すところ後何日、「数え日」大晦日を迎えます。
今年は、いぶきネット句会の皆様の大躍進に喝采を送りました。
来年も一段と健康で飛躍の年で有ります様に。
早くも、お正月の帰省ラッシュが始りますね。
大昔、帰省と言えば、茶の間で母が繕い物を、父は柱時計にネジを巻く・・・
故郷を思う時、何故か父母の仕草が浮かんだものです。
柱時計の振り子の音に、満たされる安心感、 重たい布団に潜り込む温もり・・・
全てが便利に成った今から思えば、つまらないかもしれないことが、
宝物の様に思い出されるのは、どうしてでしょうか。
上の2枚の写真は樹炎さんが送って下さいました。
数へ日やゼンマイ時計巻直す 藤田岳人
魚臭き釣銭貰ふ年の市 足立サキ子
境内に火の爆ぜてをり大晦日 奥山ひろ子
さて、投句締切 1月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
選句締切 1月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
この場をお借りて、皆様 お健やかに良いお年をお迎えください。来年も宜しくお願い致します。
八尋樹炎
27.12.27 (3609)
まさに 「数え日」ですね。 大掃除が待っています。
★関東支部長・中野一灯さんの伊吹嶺叢書『夜霧』が刊行されました。
手にも心にもずっしり感が伝わります。
一灯さん おめでとうございました。 詳しくは 部長さんが後日紹介してくださいます。
石畳夜霧に濡れてロマの唄 中野一灯
★HP俳句会 今年最後の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、三重県の暁孝さんの「 残照の漁船に群るる冬かもめ 」です。
早速 賞品の伊吹嶺12月号を送らせていただきます。
★12月いぶきネット句会の添削例をアップしました。担当の8人が頑張りました。
いぶきネット句会<添削例>から、ご覧ください。(孝子)
27.12.25 (3608)
いつも 登山の話題を提供していただいている いぶきネット句会の仲間
安藤一紀さんから、メールと沢山の写真が届きました。
冬至の22日、伊勢音頭に、『お伊勢参らば朝熊かけよ朝熊かけねば片参り』
と歌われている名山、朝熊ヶ岳(あさまがたけ555m)に登ることができた。
今回は、人気コースを選択。近鉄朝熊駅で下車し、道沿いの千躰地蔵を拝し
て約10分で集落抜け、出会い広場から登山口へ。石垣の残る古道(朝熊岳道)
を約1時間登る。この間にケーブルカーの廃線跡がある。やがて朝熊峠に出て、
その後約15分で朝熊ケ岳山頂に着く。経塚群、奥の院、金剛證寺を経て山上公
苑展望台へ。360度の展望を楽しみ、昼食のインスタントラーメンを啜る。
下山で、宇治岳道を約1時間30分辿ると麓の伊勢神宮宇治橋直近に到着。お伊勢さんの
お参りも出来る。山頂直下の金剛證寺は伊勢神宮の鬼門を守る古刹で、4つの参道が通じ
車でも登れ、かってケーブルカーの山頂駅からボンネットバスが参拝客を運んだとか。 山上
公苑からの伊勢湾に浮ぶ答志島、神島、伊良湖岬の眺めはすばらしい。
10日後には、何万もの賑わいとなる神宮界隈の五十鈴川駅周辺まで、真白の道路標示
ペイントや真新しい駐車場看板が設置されるなど、初詣への準備が粛々と進められている。
空席の本店で三個290円の赤福と熱々のお茶を堪能した。(一紀)
年用意靄あたたかき日なりけり 久保田万太郎
山国にがらんと住みて年用意 廣瀬直人
木がくれにうぶすなともる年用意 伊東月章
上の写真は朝熊山の山頂からの眺望。下は 芭蕉句碑「神垣やおもひもかけず涅槃像 はせを」です。(孝子)
27.12.24 (3607)
メリークリスマス
昨夜 家族で近所のクリスマスイルミネーイションを見にゆきました。
住宅地の道を挟んで約70メーターの距離に並ぶ13軒の個人宅が
協力して毎年 各家庭独自に飾りつけた
イルミネーイション
です。
小学生の孫に見せる為に、飾ったのが始まりで「皆さんどうですか」と呼びかけ、
賛同得て続けられているそうです。
乳母車の家族や、小学生・おじいちゃん・おばあちゃんなど、楽しんでいました。
八尋 樹炎
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。.
.。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
エレベーター聖樹映して昇りけり 藤田岳人
行きずりに聖樹の星を裏返す 三好潤子
降誕祭讃へて神を二人称 津田清子
へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元不死男
白髪また増えて聖夜のケーキ食ぶ 栗田やすし
27.12.23 (3606)
アップが遅れてしまいましたが…・ 樹炎さんから メールと写真が届いていました。
冬至の話題です。 皆さんは 冬至の日を どう過ごされていますか?(孝子)
冬至
去年より10日以上も遅れて初雪が降り、今日は「冬至」です。
いよいよ、冬もこれからが本番ですね。
一年で最も昼の長さが短い日・・・この日を境に太陽は力を取り戻「一陽来復」運気、
陰から陽に転じて良いことが起こるとされています。
我が家では、今夜、娘が育てた南瓜をスープにしてくれるそうです。
冬至に南瓜を食べるのは、古くからの風習ですが、流石にスープとは時代ですね。
尚、南瓜にはビ「タミンA」が豊富で風邪の予防に効果があります。
枯れ葉は春に備え、じっくり力を蓄えています。
皆さんも年用意の最中栄養を付け、お試し下さい。
子は遠し妻と二人の冬至粥 栗田 やすし
仏壇に冬至南瓜の湯気ゆるる 菊山 静枝
27.12.21 (3605)
★毎月「落書」へ話題を提供していただいている鈴木英子さんから メール
が届きました。今回は奈良です。
「師走の奈良で」
いぶきネットの皆様、暮も押し迫ってきました。知立句会の
鈴木英子です。
12月17日(木)私は思い立ってふらっと奈良へいきました。
前日に京都に泊まり、近鉄に乗って、興福寺の阿修羅様や、三
月堂の観音様にお会いしようと奈良公園を東に歩いていくと、
頭に平たい笠を載せ,束帯の略した姿の男性の10人ほどの一行
に出会いました。そういえば今日は春日大社の「おん祭り」で
す。この「おん祭り」は中部地方や関東ではあまり有名ではな
いのですが、近畿地方では12月の有名なお祭りのようです。
お祭りは春日大社、若宮大社の行事で、メインは様々な時代の衣装を着けた人々の行列が奈良公園に集まって県庁前から近鉄奈良駅、JR奈良駅を回って猿沢の池を通り、春日大社の参道にしつらえたお旅所に到着しそこで、流鏑馬や、田楽などを奉納するというものです。
実は3年ほど前、私は同じ時期に偶然にこのお祀りに出会い、その時も、行列を見物して、午後、お旅所で、流鏑馬を見て、どうしても田楽という舞を見たかったのですが、会場は人だかりで後ろからは何も見えなくて、とても残念な思いをしました。
今日は朝10時ごろ、先ほどの束帯姿の一人に思い切って声をかけました。「今から行進ですか」「いえ違います。行列は昼からです。私たちは、今から、奈良女子大の隣の(初宮神社)というところで田楽の奉納をします。良かったら付いていらっしゃい。見学していいですよ。」ということ。何とラッキーな。私はその方々の後についていきました。
「初宮神社」はとても小さなお宮さんで境内も狭くそこで、田楽の舞が行われました。田楽は、お能の元祖でとても素朴なものでした。小さい剣、扇などの舞を舞い、後ろでは、横打ち太鼓、鼓、笛などにあわせた謡を謡狭い境内を四角に歩いて舞います。そして二人で万歳の掛け合いもありました。ここからお能や猿楽に発展していくのです。
午後は猿沢の池まで出向いて歩道に座り込んで、行列をしっかり見物しました。ラッキーな旅でした。
★いぶきネット仲間の 玉井さんからメールを頂きました。 「伊吹嶺」の仲間の頑張り!のお知らせです。(孝子)
落書へのお知らせです。
『俳句四季』1月号の「四季吟詠」の加古宗也先生の特選に しゃくやく句会の加藤弘一さんが特選です。
幽霊が腕の蚊を打つお化け小屋 加藤弘一
先月号に続いての特選です。5回目だそうです。おめでとうございました。(玉井美智子)
27.12.18 (3604)
我等が「伊吹嶺」編集長の下里美恵子さんから メールが届きました。
気候の暖かさにうかうかと過ごしていたらいつの間にか12月半ば、
12月9日が漱石忌でした。今日は小説家として名を馳せたばかりでなく、
子規と深く交流し、俳句も多く詠んだ漱石のエピソードをご紹介し
ます。よく膾炙された話なので既にご承知の方もいらっしゃるとは
思いますが・・・。
明治33年、ロンドンに留学した漱石は、二年余の留学生活を「不愉快の二年なり」と言っています。
理由は食生活にあったようで、妻へ「日本に帰りての楽しみは、蕎麦を食ひ日本米を食ひ・・」と書き
送ったそうです。胃弱に悩まされていた漱石らしい話です。
ところが帰国後、それ程楽しみにしていた蕎麦なのにあまり食べず、専ら油っこい洋食を好んだとい
うのです。朝食は耳を落とした食パンを火鉢で焼いてバターを塗って食べたというのですから、ロンド
ンでの苦しみは何だったのか。可笑しいような、気持ちがわかるような、人間らしいエピソードに親し
みが湧きます。
主宰も漱石に親しみをお持ちのようで漱石忌の句を多く詠んでいらっしゃいます。 <髭を剃る鏡く
もれり漱石忌><動かざる牛を見てゐる漱石忌><妻の愚痴聞き流しゐる漱石忌> (下里美恵子)
因みに…・・・・下里さんは『俳句四季』の俳句応募のページ「四季吟詠」の選者です。下里さんの担当号の応募締め切
りは、1月20日です。綴じ込みの応募はがきをお持ちの方は、是非!
写真は、秋篠寺の庭の菩提子です。葉は散りつくしていました。(孝子)
27.12.17 夜 (3603)
な・なんと 福岡で霰!
いぶきネット句会の幹事・樹炎さんから 写真を添えてメールが届きました。
霰の気配に 即カメラを探されるとは・・・・・さすが樹炎さん! (孝子)
年用意
今朝、 突然の雷鳴と初霰・・・慌てて カメラを探しに走りました。
北の窓をたたく冷たい風、 庭石を弾く霰・ 赤い実を白く埋める霰・
瞬く間に石畳をお洒落に変えて・・・
温暖化で暖かい日が続いたせいか、珍しいものでも見たような気なのです。
我が家は昨日 一日中、庭師四人で、大樹の伐採でした。
ブナ科の木・ コナラ・ カシワ・ クヌギ・椎・など、雑木の庭も長年暮らすと屋根を越え陽射しを遮ります。
チェンソーの唸る響きに、木々が悲鳴を上げているようで・・・
小ざっぱりした庭も悪くは有りませんが、枝間の透いた木々は鳥達に敬遠されるでしょう。
伐採された木々は無駄なく、 来年の椎茸栽培に使いますが・・・
急に雲間から、太陽が覗き眩しい庭に成りました。皆様ご笑覧下さい。(樹炎)
算数を途中でやめて見る霰 佐瀬 元子
どの木にも日がさす枯葉散り尽し 櫻井 幹郎
朴落葉はりつく雨後の石畳 伊藤 範子
27.12.17 (3602)
いぶきネット句会の酔雪さんが 毎月岡崎市の話題を 送ってくださいます。
写真も沢山いただきましたが、 その1部を載せさせて頂きました。
送って頂いたのは 4日ほど前ですので、 もう紅葉は散っているかもしれま
せんね。(孝子)
〈東公園・紅葉・志賀重昂〉
今日は、岡崎市の東公園の紅葉を見てきました。公園には三つの大
きな池があり、自然に富んでいます。園内には1500本のモミジが植栽
されています。池とイロハカエデの紅葉の組み合わせが美しく、とく
に足延池の浮御堂や、ひょうたん池の観月橋周辺が素晴らしいです。
11月中旬から12月上旬にかけてライトアップも行われます。そし
て、岡崎が生んだ世界的な地理学者として知られる志賀重昂(しげ
たか1863~1927)の関連の施設や文化財を見て回りました。
重昂は、政治家・政治評論家・ジャーナリストとしても活躍しまし
た。そして、日本の伝統美 (山水) を自然科学によって解明した
「日本風景論」をはじめ多くの著書を残しました。「世界を旅して
26万マイル」と称えられた重昂は、日本人の景観意識を一変させる
とともに、日本の近代登山の先駆けにもなっています。日本山岳会
は、英国人の宣教師W・ウェストンと重昂らの示唆により、1905年
(明治38)に設立しました。「日本ライン」「恵那峡」などは、重
昂の命名によるものです。
・世尊寺(釈迦堂):重昮氏発願による寺で、重昮氏がタイ、イ
ンド、セイロン、ミャンマーの仏跡を巡拝したときに収集した仏
像、仏画、仏石などがあります。本尊はインド渡来の日本唯一の
金銅釈迦説法立像です。境内には、岡崎市出身の芸術家、思想家、
社会運動である近藤孝太郎氏(1898~1949)の歌碑「こころしつ
かにけふ白梅の淋しさを見ているごとくつねにかもあれ」があり
す。
・南北亭:南北亭は原名を「四松庵」といい、重昂氏が、世界各地で収
集した木、竹、石を用いて、明治44年東京代々木の自邸内に茶室を兼ね
て建てられたものを、昭和4年に移築し改名したものです。
・三河男児の歌碑と銅像:三河男児の歌は、薩長藩閥政治に牛耳られてい
る明治の世相を慨嘆し、三河の風土に育まれた歴史と偉人に心を馳せ、三
河人の士気を鼓舞して、日本の指導者として立つことを願って、志賀重昂
が詠ったものです。(高さ5m×横2.4m重昂氏作の漢詩)
・志賀重昂の墓(純インド様式のスツーパ)
写真は上から 重昂の像・ 南北亭・三河男児の歌碑です。(孝子)
27.12.16 (3601)
昨日、今日と今年最後のいぶきネット句会の合評会が行われました。2日間とも20数名の参加で、活発は意見が出されました。
ただ全句数が110以上となると、2日間で全句にコメントすることは非常に難しいことで、消化不良もありました。出来るだけ多くの句にコメントを出そうと思いましたので、急いだ発言とならざるを得ませんでした。
これは来年への課題となりそうです。それにしても今年もいぶきネット句会が活発化していることは喜ばしいことでした。また来年のいぶきネット句会に期待したいと思います。(隆生)(132439)
27.12.14 (3600)
★嬉しいような・・・寂しいような・・・ニュースです。
伊吹嶺のLINK集の中の「風茶房跡地」で 細見綾子先生の生家が 来年の夏
頃に 改修工事が行われることを知りました。
綾子先生の生家は、「伊吹嶺」の多くの仲間が見学し、多くの俳句が生まれました。
改修された後は、細見先生の展示コーナーが設けられ、そこには 沢木先生の作
品も並ぶようです。
詳しくは「風茶房跡地」を ご覧ください。
友若し橋の冬陽を見に行けり (金子兜太氏一家丹波に来る 昭和29年作)
裏山の雪の菜茹でて貰ひたる (丹波 昭和56年作 )
山茶花の桃色うすく淡かりし (丹波の家の庭 平成4年作)
★正岡子規の絵(2点?)と詩が 愛知県で見ることが出来ます。
愛知県碧南市藤井達吉現代美術館で、12月20日まで「画家の詩、詩人の絵」
と題した 美術展が開かれています。
それぞれの作品には詩が添えてあり、小品ですが沢山の作品と詩に出会うこと
が出来ます。 子規・北原白秋・高村光太郎・宮澤賢治・竹久夢二・青木繁・松本
俊介など60数名の錚錚たるメンバーです。
途中で作品の入れ替えがあった様ですが・・・・・・私は子規の<自画像>や、
歌人の春日井健の<自我像>が印象に残っています。(孝子)
上の銀杏の写真は 樹炎さんからいただきました。13日の鳥居の写真と同じ場所です。
27.12.13 (3599)
★今日は 愛知の同人句会でした。 参加者64名・不在投句3名で、投句数
は201句! 選句は大変でしたが、沢山の佳句に出会う事が出来ました。
主宰・副主宰からも いつもより時間を掛けて、丁寧に指導を頂きました。
新同人の7名も 今月から仲間に入って頂き盛会でした。
右の写真は 最新の主宰と副主宰です。
来年の愛知の同人句会は・・・
1月は休会。2月から始まります。 皆さまお忘れなく。
★いぶきネット句会の皆様 合会評のお知らせ
今年は 紅葉が十日以上も遅れて、不思議な現象です。
強い風雨の後、 あの大銀杏の黄葉は無事だっただろうか。
買い物のついでに回れば、飛びこんできた雨あとの色濃い黄葉・・・よかった~~!
初冬まで、鮮やかに黄葉する銀杏は、黄葉の中でも際だって美しいものです。
巨木は遠目にも眩しく、他の木々を圧倒し、長い秋のフィナーレを飾って
いるように思え、得した感じです。
そろそろ、「大掃除」や「煤払い」の時期ですね。
昔は、畳まで干し、拭き上げていました。冬至までは「日短」ですね。
皆さんの「年用意」は如何でしょうか。風邪にご注意下さい。
畳打つ竹よく撓ふ煤はらひ 高橋ミツエ
煤逃げや古書街裏の喫茶店 武藤光晴
★横井さんから、写真を添えてメールが届きました。朝日カルチャー
俳句教室の 今回の吟行地は四間道(しけみち)です。(孝子)
こんにわ。あっというまの師走です。
昨日(12月12日)午後、朝日カルチャーセンター俳句教室
(都合ナルミさん指導)の仲間で、恒例の吟行に行って
きました。
11名が参加。名古屋市西区の四間道を散策しました。穏や
かな天気で、江戸時代の古地図(享保年間)を見ながら、の
んびり歩きました。生憎、屋根神様は、閉じられていました
が、町屋、土蔵、堀川をゆっくり眺めました。
句会は浄心の西区生涯学習センタ-で実施。「よい句が多いわ」
との、ナルミ先生のお言葉。吟行は時間が短時間であること
から、俳句の勉強には最適です。
句会後、隠れ家の店で、忘年会を実施。俳句談議に盛り上り
ました。(横井一夫)
27.12.11 (3598)
12月と思うだけで 落ち着きませんね。
★今年最後の いぶきネット句会の選句一覧(名前なし)を配信していただき
ました。会員の方々が、今月は113句の中から5句づつ選句をされました。
主宰の選が載っています。(1番楽しみなところでもあります。)特選は何方
でしょうか?
15・16日が今年最後の チャットによる合評会!です。
★毎月1回、近所の公民館で「漢字の成り立ち」についての講座が開かれます。
漢字文学者の白川静氏の独自の研究に基づいた内容です。漢字の成り立ちは、
古代中国の宗教的な文化が大きく影響しているとか・・・・・
文字は神との交通の手段として生まれましたが、 今回は「うた」について学
びました。
吼・踊・可・哥・歌・詩・謡・童・嘆・吟・無・舞・詠・倡・ 等々は<うた>を意
味します。
俳人としては、<詩と詠>が気になりました。
篇の「言」は <辛>と<口>に分かれています。辛は、罪人に入れ墨をする時
の針。口は、祝祷を収める器。 嘘(違反)があれば入れ墨の刑罰を受ける事か
ら、神に祈って誓う言葉を表わしています。
「詩」は、旁の<寺>が 定着した場所や持続をあらわすことから、呪能をもつよ
うな儀礼を保ち続ける歌を言うとか・・・。
「詠」は、<永>が水(川)の合流を意味する事から、勢い激しく声をゆるめず長く
伸ばす歌い方です。
文字の語源を知る事は、使う文字をより親しく感じることが出来る事と思いまし
た。俳句を詠む時に 役に立ったら 楽しいのでは・・・・・。(孝子)
27.12.08 (3597)
いぶきネット句会の皆様 選句締切のお知らせ
早朝 見上げる空に、「三日月と金星」が接近して綺麗でした。
12月8日は「開戦記念日」ですね。昭和も遠く成りました。・・・
暦の上では「大雪」ですが、小春日和が続きそうです。
明るい日差しに裏庭に出ると(水仙)や(木瓜の花) が咲いています。
鴨の浮寝 鳰の水輪 朝焼け雲の映る湖面をゆらしています。
蹲を埋める落ち葉、枯れ葉は、何時も吹き溜まりに片寄って・・・
落ち葉は掃かず嵩を楽しんでいます。何かと気忙しい師走ですね。
皆さんの辺りは如何でしょうか。お体ご自愛下さい。
路地奥に生地干す棚や水仙花 中野一灯
休め窯裾に落葉の吹き溜る 伊藤貴美子
さて、明後日12月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
八尋 樹炎
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
27.12.07夜 (3596)
今月も「伊吹嶺」誌12月号が届いてから、ネット部の皆さんのご協力により、HPメニューが更新されました。
まずトップページの3句、主宰の12月の俳句とも綾乃さんに更新して頂きました。その他更新されたメニューは「伊吹山房雑記」「いぶきネットの四季」「環境と俳句」「ジュニア俳句」,他にネット同人、会員俳句(伊吹集の4句、山彦集の特選)などです。なお今月の「いぶきネットたより」はありません。それぞれのページへはリンク接続されている各ページをクリックして下さい。
なお今月の3句の内、栗田主宰の句はスライドショーに合わせて「着脹れて乗るふるさとの渡し舟」です。
今日、御在所岳の俳句ingの秋の句の選のため、御在所岳の麓に出かけました。私の住んでいる町では楓紅葉はもう色褪せたり、散っていますが、ここではまだ鮮やかな冬紅葉が残っていました。運転中でしたので、写真を撮ることは出来ませんでしたが、その代わりの楓紅葉を載せます。御在所岳の麓の楓はまさにこんな感じでした。(隆生) (131154)
27.12.07 (3595)
徒歩さんから、写真を添えて メールを頂きました。
右の写真の著者は、力石を詠んだ俳句を探し出して、場所や謂れ等々から<力石>の事を
研究をされているようです。私の句も 見つけて載せて下さいました。(孝子)
全国の力石の調査研究をされている高島慎助氏から「力石を詠む」という
句集を贈って頂きました。
私のブログの力石の句を見て連絡をいただいたのが縁であります。(徒歩)
木枯や決闘地なる力石 徒歩 (京都市左京区一条下り松町)
秋興や腰かけてみる力石 ゆうこ ( 同上 )
花楠や俵の形の力石 孝子 (桑名市多度町下野代・野志里神社)
四日市大学高島研究室HPより
力石(ちからいし)とは、労働を人力に頼らざるを得なかった時代に、体力を養うのを目的とした
石のことです。力石を用いた「力持ち」は、一人前の男としての通過儀礼、鍛錬および娯楽として
用いられていました。
体育史学・スポーツ人類学の立場から全国の力石を調査研究しています。
27.12.06 (3594)
このページの11月30日に山の話題が載っていますが・・・
いぶきネット仲間の 安藤一紀さんから 今回も写真を添
えて、メールが届きました。 雨の日の登山の様子です。
(孝子)
風越山(かざこしやま 1535m)
飯田市の西に 堂々とした山容で迫り上がる虚空蔵山
(こくぞうやま)と風越山がある。
古くは飯田領主も登った白山社奥宮のある信仰の山。
今は地元民の登山マラソンや健康ハイクの山、伊那谷と
南アルプスの展望台として親しまれている山。
近隣居住の同年輩のいつもの2人を誘って…近場の日帰り登山に出かけた。
12月3日、昨夜からの雨は午前9時過ぎには上がるとの‘読み‘から、遅めに
出発し、雨中の中央道をゆっくり走る。
飯田ICを出て登山口の風越山麓公園に10時に到着したが、予測に反し未だに
降り続いており車中で待機する。
10時20分小降りの中、合羽を着込んで登山開始。濡れた落ち葉の径は、靴
底の荒い登山靴でもよく滑る。冬でも合羽着の登山は暑くて苦痛だ。雨雲が山
全体を覆い期待した景色を隠して…ますます気が重い。
それでも、約一時間で虚空蔵山分岐、11時45分虚空蔵山に到着すると雨がに
わかに止み、その場で急遽昼食とする。
眼下の雲間に、冬の伊那谷の町が静かに見えており、外国映画の彷彿させ
る景色である。
12時45分白山奥宮、13時25分風越山山頂に到着、視界が晴れないため山頂の
三角点を手袋のままで触れ、九十九折の落葉径を引き返し下山、15時20分登山口に到着。
片道合羽を着た往復5時間、今一達成感に欠けた12月の登山でした。(一紀)
降りいでて落葉をさそふ山の雨 西島麦南
27.12.05 (3593)
いぶきネットの皆様 投句・締切のお知らせ
白い月が残るダム湖の空を、切り裂く猟銃音が谺して・・・
何時の間にか師走ですね。温暖化のせいで紅葉が遅れた年です。
庭に笹子が来て気ぜわしく囀り、雀は大樹に羽音を立てて潜ります。
賀状書く用意をしている最中、親友の喪の葉書を受け取りました。
悲しみと絶望感・・・残り少ない暦に、齢を重ねたりしてしまいます。
健康が何よりです。冷たい雨ですね。皆さん風邪にご注意下さい。
笹鳴きに目覚めて白き障子かな 秋永 文子
賀状書く夜更音なき雨となる 神野 喜代子
さて、 5日午後9時投句の締切りです。
早めにお送りくださるようにお願いいたします。
八尋 樹炎
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
27.12.03 (3592)
全国大会が終り・・・荒川さんの「俳人協会新鋭評論賞」に盛り上がり・・・その間にも 着々と各支部の新年大会の準備が進んでいます。 愛知支部・新年俳句大会担当の範子さんから メールが届きました。
★愛知支部新年俳句大会にご投句の皆さまへ
来年1月16日(土)中日パレスにて開催の新年大会には 202名のご投句をいただきました。
有難うございます!!
お手元に出句一覧が届いたころと思います。選句の締切は 12月11日(金)必着です。
一覧製作をお願いしているイシグロ印刷様の、年末年始のお休みの関係もありますので
期日までに届きますように、ご選句いただけましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。(範子)
★12月1日の京都句会の様子を 徒歩さんが 送ってくださいました。
関西支部の皆様 全国大会の吟行会では お世話になりました。
今晩は、今日は京都句会でした。
皆様早めに集合したので会場ロビーで清記と選句用紙にその分の書き
込みを済ませ句会に臨みました。おかげで何時もより余裕を持って感想
や意見の発言が出来たように思います。
今日は残念ながら河原地副主宰不在の吟行となりました。
JRで嵯峨野へ場所を移し「長慶天皇嵯峨東陵」、「安倍晴明墓所」、「鹿
王院」と歩きました。
今日のメインは鹿王院。今日も参加されている中斎ゆうこさんの伊吹嶺
賞応募作品「坊泊り」の体験場所であります。
人気の嵐山、奥嵯峨と違って静かな場所でありました。(徒歩)
鹿王院廻り疲れて日向ぼこ 忽布
鵯の声ふる石畳冬日濃し 惠光
光背のごとき冬日や阿弥陀仏 佳子
写真も 徒歩さんが送って下さいました。(孝子)
27.12.02 (3591)
昨晩遅くに ビッグニュースが飛び込んで来ました。
我等がいぶきネット仲間・荒川英之さんの受賞ニュースです。 その後、ネット仲間か
らのお祝いメールが飛び交っています。 コツコツと積み上げて来られた努力の賜物と、
敬意を表したい気持ちでいっぱいです。新鋭評論賞の「新鋭」が眩しいですね。
昨日のページで国枝さんが授賞式の案内を書いておられます。 その日は 丁度
関東支部の新年大会が夕方から開かれます。 皆さんでこの両方に参加しません
か?
新聞斜め読み
写真入選 「日本のエース」
ラガーの五郎丸・・・話題のポーズをする案山子ですが、そのまま撮っただけでは面白さは伝わらない。
子供が同じ格好をすることで、ほのぼのとした作品になりました。
以上、地方紙の入選 写真の評価です。
最近、話題を振りまいている、この仕草が大人や子供まで大人気ですね。
皆様ご笑覧ください。 八尋樹炎
写真も樹炎さんが送って下さいました。地方紙からの掲載です。(孝子)
27.12.1夜 (3590) 「伊吹嶺」同人・荒川英之さんが第2回俳人協会新鋭評論賞に決定
今日、落書を書いたあと、ビッグニュースが飛び込んできました。
今日の俳人協会理事会で荒川英之さんの評論が第2回俳人協会新鋭評論賞に決定したとの報告がありました。まさに快挙です。現在「伊吹嶺」にも掲載されていますが、荒川さんはどの評論も丹念に事実の積み重ねから、自身の論旨を明確して書かれています。
授与式は俳人協会「新年の集い」にて、以下の日時、ホテルにて行われます。「伊吹嶺」同人・会員の皆さんの多くの参加をお待ちしております。
・日時:1月12日(火)、午後1時~2時30分
・場所:京王プラザホテル 南館4階「扇の間」 新宿駅西口徒歩5分
・会費:5000円
・ご出席の方は住所、氏名、結社をご記入の上、葉書またはFAXにて
〒169-8521 新宿区百人町3-28-10
俳人協会「新年の集い」係までお申し込み下さい。
TEL:03-3367-6621 FAX:03-3367-6656
以上です。皆さん荒川さんにお祝いのメールをお願いします。(隆生)
27.12.1 (3589) いぶきネット句会の投句、選句の締切厳守のお願い
早いものでいつの間にか師走に入りました。こんなに早く季節が過ぎると、自分の老齢化が加速されていくようです。この冬の長期天気予報が出されていますが、今年のエルニーニョ現象が強く、偏西風を北に押し上げるため、暖冬そして来年夏の冷夏の予想が出されています。冬に暖かいのは助かりますが、やはり自然らしく冬は寒く、夏は暑いのがふさわしいと思います。
ところで27日の落書に樹炎さんからいぶきネット句会の投句案内がありますが、投句される方は是非締切の5日には全員投句をお願いします。これは選句も同様に10日は選句を終えて頂きたいと思います。
いぶきネット句会の投句一覧表、選句一覧表(名前なし、名前あり)、最後の句会報など多くのネット同人の献身的な作業で成り立っています。締切日が過ぎてしまうと担当の方がやきもきしながら、投句、選句されるまで待っている次第です。皆さんとしては投句は4日まで、選句は9日までのつもりで思って頂けると幸いです。受付担当の方に代わってお願いします。
写真の一面の欅落葉は妻の恩師、村上知氏より、近況報告に添えられていた写真です。合わせてトップページの写真もこの写真に変えました。(隆生) (130248)
27.11.30 (3588)
安藤一紀さんから写真を送って頂き
ました。「伊吹嶺」の仲間の中には、若
い時から登山を続けておられる方が多
くおられます。
一紀さんもその1人!で、今月13日
に金ヶ岳方面へ出掛けられました。
写真右は作家・深田久弥終焉の地。
1971年、山梨県の茅が岳山頂近くの
尾根で、脳卒中の為急逝されました。
左の写真は、茅が岳越しの富士山を、
西の連峰金ヶ岳から写されました。
頂の静寂に在り秋天下 深田久弥
★11月・いぶきネット句会の会報を 配信していただきました。明日から12月です。
いぶきネット句会・HP俳句会の投句を受け付けます。 いぶきネット句会は会員のみですが、HP俳句会は何方も参加していただけます。 毎月2句投句・無料です。 ご参加下さ~~い!(孝子)
27.11.29 (3587)
横井一夫さんから、写真を添えてメールが届きました。
いつもは 都合ナルミさん指導の「朝日カルチャー俳句教室」の話題ですが、今回
は 初耳(?)の話題です。 書店のコミックコーナーに立つのは チョット・・・・・でし
たが、是非 読んでみたい本ですね。
ご無沙汰しております。急に寒くなりました。体になれるのに2週間ぐらいは
覚悟してます。
今回は軟らかい話題です。孝子さんは、「あかぼし俳句帖」(コミック)はご存知で
すか。今年の1月から雑誌に連載され、人気の漫画です。俳句がテ-マで、句会、吟
行など主人公らが、悩み、推敲する姿はとても面白く参考になり、またスト-リ-も味
わいがあります。
自動車メ-カに勤める明星啓吾は広報部に左遷され、何か趣味でもと俳句に出合い、
人生が変わり始めます.・・・。シニア社員の人生奮闘記です。 原作者の有間しのぶ
さんは、漫画家であり俳人です。
ちなみに雑誌は「ビッグコミックオリジナル」で、毎月5日、20日の発売。書店ではどこに
もあります。10分ぐらいで立ち読みもできます。単行本は2巻まで発売されてます。
(595円/1巻)興味のあるかたは、いかがですか。(横井一夫)
今日は 名古屋近辺のインターネット部の皆さんで、打ち合わせ会を持ちました。
皆さんの都合の付く日がなかなか決められませんでしたが、12人が集まり、各々が
意見を 出し合いました。
今年の いぶきネットの作業や 「自然と親しむ吟行会」の事等々 細かく話し合いが
出来ました。 来年の計画についても 既に話が盛り上がっていました。
いぶきネットは 連係プレイの様な作業が沢山有りますので、時には皆さんと親交を
深める事が大切な事と思っています。 遠くにお住まいの方とも、時には直接お会い
して話し合いの機会が持てると良いのですが、 そこはインターネット部ですので、メー
ルで密に連絡を取り合って行きたいと思います。(孝子)
27.11.28 (3586)
★11月・いぶきネット句会の添削例を アップしました。添削担当の8人が頑張りました。
参考にしていただけると 嬉しいのですが・・・・・
いぶきネット句会<添削例>から ご覧ください。
★12月号『俳句四季』 <季語を 詠む>のページに 「伊吹嶺」編集長の下里さんの句が載って
います。ご覧になりましたか?
凍鶴のひと声に湖引き締まる 下里美恵子
写真は樹炎さんにいただきました。(孝子)
27.11.27 (3585)
いぶきネット句会の皆様 投句・選句・締切のお知らせ
大寒小寒山から小僧が飛んできた~~~♪
寒く、雪の散らつくような日に、子供の歌う童歌ですが、・・・
急な寒気に驚きましたね。九州の脊振嶺も薄らと雪化粧をしています。
寒さに向かい温まる「湯豆腐」や「おでん鍋」など囲む夕餉が最高です。
庭に、赤い実が(十両)(千両)(万両)綺麗に色付き(山照しの実)(蔓科の男前)
(梅もどき)まで、華やかです。木漏れ日の庭を飛び交う小鳥たちが、はしゃいでいます。
皆様 肺炎や、インフルエンザにご注意下さい。 私の都合により、早めのご案内です
湯豆腐のぐずりと動く手酌かな 中山 敏彦
おでん鍋ワインの栓をポンと抜き 丸山 三依
さて、投句締切 12月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
選句締切 12月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
八尋 樹炎
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27.11.25 (3584)
「伊吹嶺」の仲間の< 頑張り>の続きです。
★『俳句四季』12月号の 山本比呂也先生の特選は我等が「伊吹嶺」の仲間
の加藤弘一さんでした。加藤さんは 三重県在住で<しゃくやく句会>に在籍
されています。加藤さん おめでとうございました。
因みに・・・・山本先生は俳誌「松籟」の主宰です。
宇治橋の前にて外すサングラス 加藤弘一
★名古屋市文芸祭では いぶきネット仲間の範子さんが入賞されました。
名古屋市教育委員会賞
ひと隅は小さな花野母の畑 伊藤範子
範子さん おめでとうございました。 以下のメールも 範子さんが送って下さいました。
2枚の写真も範子さんです。 (孝子)
今年も母の生家のみかん収穫の手伝いに行ってきました。
今年は夜の寒さが足らなかったためか まだ色づきの浅い蜜柑もあるとのことでした。
毎年のことですが、近くの林から 鵯や目白がやってきて、この蜜柑畑は自分たちの
縄張りだとでも言いたそうに鳴いている中での収穫です。昨日も目白が畑の中にあ
る柿の木に集まって、賑やかに啄ばんでいました。毎年、年内に採りきれず残ってし
まうのですが、それらは全部鳥たちのものになります
。
安物のデジカメですので 目白はぼんやりとしか見えないかもしれません。
みかん山四方より目白声こぼす ☆NORIKO☆
27.11.24 (3583)
昨日は、二十四節気の一つ「小雪」 旧暦10月12日・わずかながら雪が降り始める
頃。天明8年「暦便覧」には、<冷えるが故に、雨も雪となりてくだるがゆえなり>と記
されている・・・そうです。
小雪の朱を極めたる実南天 富安風生
★ HP俳句会・今月の高点句は愛知県尾張旭市の吉田正克さんの
「 温め酒師も教え子も老いにけり」でした。 吉田さん おめでとうございました。
賞品の伊吹嶺誌を 送らせていただきます。
写真は「ノリタケの森」です。
「伊吹嶺」の仲間の頑張り!も お知らせします。
★『俳句四季』12月号の<四季吟詠>柏原眠雨先生の特選は 福田邦子さんの句でした。
地獄図の朱色褪せたる寺薄暑 福田邦子
選者の柏原先生(きたごち主宰)は、・・・・・・・・廃れていく人造物と清新を繰り返す天然界との対比の読み取れる句である。と評しておられます。
★今年の「ねんりんピックおいでませ!山口 2015俳句交流会」は、10月18日に 山口県阿武町で開催されました。 「伊吹嶺」からも主宰と 会員の方々が参加されました。
・当日の吟行会の成績です。
選者(宮野しゆん)特選賞・正賞・准賞
舟小屋の船ごと朽ちし石蕗の花 牧野一古
正賞
石仏にとんで馬追みどり増す 栗田せつ子
准賞
紅すすき尼子の墓へなびきけり 下里美恵子
・事前投句分
正賞
仏間の灯消して母の日終りけり 矢野孝子
以上4人! 大きくてずっしりと重いメダルと 楯(私はメダルと賞状)を頂きました。
(当日句も事前投句も)「伊吹嶺」の沢山の仲間が入選に名を連ねておられました。(孝子)
27.11.23 (3582)
華道に精通しておられる 鈴木英子さんからのメールが届きました。
英子さん毎月有難うございます。
「全国大会は御所の隣のホテルで」
いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。今年度の伊吹嶺全国大会は京都の
平安ホテルで多くの会員が参集して盛大に行われました。浅田先生の子規の法隆寺の
句にまつわる講演は改めて目から鱗の感じでした。
また当日と次の日の吟行会の句会も皆さん素晴らしい句が多く、入選された方々の
句はさすがと思いました。
私は、当時、8日の朝早く小雨の御所の庭を散策しました。そして時間があったの
で、蛤門から東へ歩いて廬山寺へいくことにし、寺に抜ける手前の庭に土御門邸跡の
高札を見つけました。それにはこのあたり藤原道長の屋敷があり、娘の彰子中宮の里
で、ここでよく過ごされ、後一条帝を出産されたところであるということである。
『紫式部日記』にもかかれている。なんと紫式部邸跡の廬山寺はその高札から道を隔
てて数百メートルの地にあった。私にとっては、今まで気づかなかったとは言え、大
きな発見であった。
御所の建物内は三度ほど拝観し、平安文学の『枕草子』や『源氏物語』などの舞台
を実感したが、この土御門邸と廬山寺との距離の近さに身が震えた。ただ、どちらも
史実の真偽は確かでなく、よく調べてみたい。
全国大会の行われた11月8日頃は銀杏紅葉や欅紅葉、楓の薄紅葉がきれいで、紫
式部や彰子中宮、清少納言も愛でたのだろうか。
高校の古文を教えていた現役のころは、書物で得た知識を中心に講義をしていたの
で、この現地での体験を踏まえていたら、もっと臨場感のある講義ができたのにと少
し後悔した。
この「伊吹嶺」全国大会は私にとって大きな収穫であった。 (鈴木英子)
写真は11月8日の京都御所の大銀杏です。(孝子)
27.11.22 (3581)
内田さんからメールを頂きました。 いつも静岡支部の会報の様子を知らせて下さいます。
こんばんは
一番茶句会報10月号(561号)が届きました。
先日の全国俳句大会で磯田支部長とお会いした時、「若い人たちの句会は、子供たち
が小さいうちはみなさんが出席してくれるんだけど、子供さんが大きくなるにつれ、職場復
帰や新たな職業につかれることが多く、退会や休会などされる方が増えて来ています・・・」
と少しさびしげにお話になられ、心配しておりました。
そんな心配をよそに「一番茶10月号」では同人の坂本操子さんが、新しい句会の立ち上
げを紹介されています。他の句会への参加を躊躇していらっしゃる方々のために立ち上が
った「向日葵句会」だそうです。
静岡支部の同人の皆さんのやさしさと温もりを感じさせてくれるビッグニュースですね。
「向日葵句会」№1 の中から好きな句を選ばせていただきます。
操子さんは「他の句会の方々との交流をはかりながら、いつもの句会と違った感性を刺激し
合い、切磋琢磨して俳句向上に繋げてほしい」とのコメントも寄せていらっしゃいます。
「向日葵句会№1」より
爽やかやホルン吹く子のイヤリング 博子
大寺の縁に腰かけ今日の月 美乃里
陶壁の幾何学模様秋気澄む まさ子
行く秋の瀬戸の古窯の土匂ふ 紀子
海光やオリーブの実の鈴生りに 幸子
爽涼や朝日を拝むガードマン 敏子
秋天へ鷹を放てり家康祭 操子
操子さんの「お気軽に!」の言葉も嬉しいですね。 (内田陽子)
写真は 樹炎さんにいただきました。(孝子)
27.11.20 (3580)
玄海の渡り鳥
この季節 干潮を見はからって糸島市にある「今津浜干潟」を訪ねると
越冬や渡りの中継として飛来した水鳥たちの鳴き声・羽音・水飛沫など生命力を
感じます。
海は、時雨でしたが、(捨て舟)や崩れた(牡蠣棚)に相乗りしている鴨・海鵜・
白鷲・などが 一同に東を向いていました。
海鵜は船頭のように見えて、棹させば今にも動き出しそうな姿勢に感動とユーモラ
ス・・・
帰る途中 「九州場所の巡業部屋」を見つけました。流石に日中は、閑散として、
やたらに、華やかな力士幟が目をひきます。「遠藤幟」を車から発見しました。
相撲もそろそろ終盤、冬深むですね。
(八尋樹炎)
亥の子
19日の句会の茶菓子に<亥の子餅>を頂きました。 歳時記の上では知っていましたが、
初めていただきました。
和菓子屋の説明書きによると・・・
・・・・・古くは平安時代に伝えられたもので、五穀豊穣・無病息災・さらに
猪の多産にあやかる願望から、旧暦10月初の亥の日に食したと伝えら
れています。茶道の炉開きにも使われている伝統のあるお菓子です。・・・
写真のうす紅色の餅には餡の中に胡麻と小豆が、白の方は胡麻と栗が入っています。
今では困り者の猪ですが、大切に思われていたのでしょうか。昨日は、旧暦10月8日・
巳亥(つちのとい)でした。(孝子)
ふるさとの亥の子といへば波の音 木村蕪城
山茶花の紅つきまぜよ亥の子餅 杉田久女
玄猪餅(げんちょもち)牛の口へも二つ三つ 西山泊雲
27.11.19 (3579)
あの「花の都・パリ」が、哀しみと恐怖に包まれているようです。今月号の『伊吹嶺』の
<パリ便り>を 読み返しています。エッフエル塔について パリ在住の小林砂斗美さん
がエッセイを寄せておられます。エッフェル塔が 毎晩定時にキラキラと瞬き始めるという
内容です。シャンパンフラッシュと言って、フラッシュライトの点々(写真)が泡の弾けるよ
うにように瞬きます。
去年の今頃 私もクルーズ船から 眺めました。 夜の8時!多くの人を幸せな気持ち
にする瞬間でした。 最近のテレビには、その塔がトリコロールカラーに浮き立って、悲し
そうに見えます。
ヨーロッパに平穏な日が早く戻る事を 祈っています。 (孝子)
エッフェル塔見ゆる卓とる夜涼かな 倉田春名
しやんそんの枯葉の巴里の石畳 文挟夫佐惠
EIFFEL(エッフェル)のつゞりむづかし秋の空 江國滋酔郎
27.11.16 (3578)
今夜も いぶきネット句会のチャットによる合評会でした。26名が集まり、多くの意見を出
し合い「伊吹嶺」の俳句を学びました。各地の様子を 知る事が出来るのは、 インターネット
句会ならではです。
酔雪さんから 写真を添えてメールが届きました。 しっかりと現地へ出かけて 調べて下さ
いました。 感謝 感謝です。
岡崎市鴨田町にある大樹寺は、「だいじゅじ」と読むが正しいのですが、地元
の人はなぜか、「だいじゅうじ」と伸ばして呼んでいます。その大樹寺の南に、
道路を一本隔て大樹寺小学校があります。その学校の名前も「だいじゅうじしょ
うがっこう」と伸ばして呼んでいます。ですから、1年生が入学すると、一番初
めに「だいじゅじしょうがっこう」と正しい呼び方を教えるのだそうです。
大樹寺は、徳川氏(松平氏)の菩提寺で、松平親忠(第4代)が創建しまし
た。そして、この寺には、清康(第7代)が建てた国の重要文化財である多宝
塔があります。この多宝塔は、西日がかかる景色が一番美しいと言われていま
す。その他にも松平八代の墓もあります。
大樹寺には2つの句碑があります。それは、「松蝉の松の下草深き寺 松本
たかし」と「睦みあふごとし雨中の松さくら 能村登四郎」です。松本たか
しの句は、たかしが昭和17年に大樹寺を訪れたときの句です。
大樹寺小の校門は、大樹寺の総門となっています。そして、その総門からは岡崎城が見えます。つまり、岡崎城、総門(大樹寺小校門)、三門、本堂が、南北に一直線につながっているのです。
1560年、桶狭間の戦いで今川軍は織田軍に敗れました。このとき、松平元康(徳川家康:松平9代)は19歳で今川軍側でした。そして、大高城から大樹寺に逃げ帰り、先祖の松平八代の墓前で自害しようとしました。そこへ第13代住職の登誉(とよ)が「厭離穢土(おんりえど) 欣求浄土(ごんぐじょうど):穢れた地を離れ、清らかな地を求める」の言葉でもって諭し、思いとどまらせました。そして、白い布に「厭離穢土 欣求浄土」と書いた旗を掲げ、大樹寺に迫る織田軍と戦いました。そのとき大樹寺の祖洞和尚は、総門の閂で敵を蹴散らしたと言われています。その閂は今も残っているそうです。(酔雪)
家康の墓大寒の風鳴れり
梅田葵
虫干会柱にしばる太子絵図
都合ナルミ
鐘つけば藪の雉子の鳴きやめり
栗田やすし
句碑の写真は、上が松本たかしの句碑、下が能村登四郎の句碑です。下の写真右が三門・総門・その
総門の中に城が見えます。左は松平家八代の墓です。 (孝子)
27.11.15 (3577)
11月のチャットによる合評会の1日目が済みました。参加者29名が意見を出し合いました。1時間
がアッと言う間に過ぎて、脇に置いたお茶は 手を付けないまま冷めていました。 あの意見に答え
たかった・・とか、質問したかった・・・・とか、思いが残りました。
明日も 9時から1時間学びます。いぶきネット句会の皆様 宜しくお願いしま~~す。
世界野球も気になっていましたが、チャットが終わって侍ジャパンの逆転勝利を見ることが出来ま
した。明日は前田健太が 投げるようです。 チャットと両方気になっています。(孝子)
写真は 樹炎さんにいただきました。
27.11.13夜 (3576)
今年の伊吹嶺全国俳句大会はそろそろ1週間近くなりますが、大会模様を長崎眞由美さんに書いて頂きました。ただ雑用が多くアップするのに遅れて申し訳ありません。昨日、今日と出張にも出かけておりました。今夜帰ってから大会模様をアップしました。大会模様はトップページの案内か【こちら】をクリックして下さい。
写真を整理していると、ことのほか浅田先生ご講演及び栗田主宰との2ショットの笑顔がきれいに撮れていました。これを見ても楽しい大会であったと思います。大会の断片的なことは折にふれ孝子さんに書いて頂きましたので、大会ページの写真はその集大成みたいなものです。
写真を撮るにあたっては安藤一紀さんに多大なるご協力を頂きました。一紀さん、ありがとうございます。
なおこの大会記は全国大会のみをアップしましたので、翌日の吟行句会模様についてはアップしてありません。
句会での栗田主宰特選の若山さんの出番がなくて申し訳ありませんでした。せめてこの落書に若山さんの喜びの写真を掲載します。(隆生) (427758)
27.11.13 (3575)
いぶきネット句会の皆様 合評会のお知らせ
「七五三」を祝う行事が近まりました。
着飾った親子の睦まじい姿や、気恥ずかしそうな素振りの子供達を眺めてい
ると、昔、私の「七五三」を思い出します。今とは気候が違い、寒く小雪の混じ
る日でした。履物の(ぽっくり下駄)の窪みに雪が積もり歩けず、おんぶされて
帰った記憶があります。
長い間に「温暖化」して、今では十一月に雪がふることは珍しくなりましたね。
人家の遠近に、一つ 二つ、残された「木守り柿」が青空に映えて綺麗です。
田仕舞の煙に燻されているような掛大根、愛嬌に飾ったままの案山子達・・・
私の家も蜘蛛の糸に絡まる紅葉が風にキリキリ舞をしています。
柿の朱を点じたる空こはれずに 細見 綾子
母病んで掛大根に夕日濃し 栗田 やすし
さて、合評会はいつものように、15日(日曜日)・16日(月曜日)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
(八尋 樹炎)
写真も 樹炎さんが送ってっ下さいました。真ん中の写真の中の立札には、「明日はあめけん
グランドゴルフは いえでかしかあ」と 書いてあります。 分かるような???・・・です。(孝子)
27.11.11 (3574)
全国大会の余韻に浸っています。 講演をいただいた浅田先生の滑らかな関西弁!
雨の御所の静けさ!等々 心に残りました。
★12月愛知同人句会のお知らせです。
日にちは 従来どおりですが、部屋が 2階の222号 会議室に変わります。
出席を予定されている同人の皆様 お忘れなく!!
写真は一灯さんが送って下さいました。9日の相国寺(京都)のお庭です。(孝子)
27.11.9夜 (3573)
孝子さんの速報のとおり、8日に伊吹嶺全国俳句大会が行われました。そして今日は伊吹嶺連衆の自由吟行の後、午後から吟行句会が行われました。
俳句大会の主宰特選、吟行俳句会の主宰特選はお知らせしたとおりです。
また全国大会では奈良大学名誉教授の浅田隆先生による「正岡子規-法隆寺の句の背景-」でした。子規が奈良を訪れた時の前後の事情、そして子規が詠んだ「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」のあまりに有名なこの1句について、何故東大寺でなく、法隆寺でなければならないのか、そのあたりの事情について懇切丁寧に話していただきました。今まで漠然と知っていた事情がはっきりと教えていただいたようです。
全国大会模様は近日中に長崎眞由美さんに書いて頂く予定です。 インターネット部に限っての事としては、大変喜ばしいことがありました。それは関根切子さんの伊吹嶺賞受賞、松井徒歩さん、梶田遊子さんの新同人の発表がありました。そして大会後に会場ロビーにおいて、ネット部メンバーにより3名の方にささやかなお祝いの集まりを行いました。
今日はこの2点について報告するとともに、あとは眞由美さんに全国大会模様のアップをお待ち下さい。
下の写真は浅田先生のご講演、ネット部お祝いの3名の写真です。
ところで全国大会に出かけていた間に、綾乃さんに今月の「季節の俳句」(縦書き俳句)及び栗田主宰の11月号の俳句をアップして頂きました。ありがとうございます。(隆生) (427076)
ご講演の浅田先生 |
ネット部お祝いの切子さん、徒歩さん、遊子さん |
27.11.9 (3572)
速報です。
「伊吹嶺」全国大会が8日に開かれ
ました。150名余の会員が全国から
集い、盛会でした。
会場は 京都御所に近く、雨の御所
の散策は格別でした。
「伊吹嶺賞」や「新人賞」「秀句賞」の
表彰や、新同人のお祝い等々盛り沢山
でした。
俳句大会の主宰の特選は 428句の
事前投句の中から 熊澤和代さんの句
軍国の昭和は遠し不死男の忌 が選ばれました。
翌9日の吟行会は、95名の参加者で
した。
主宰の特選は 若山智子さんの句
九条ねぎ青々育つ機屋路地
が選ばれました。
主宰、副主宰には 2日間に亘って、
選評や講話等々ご指導を頂きました。
大変有難く、思い出深い大会となり
ました。
大会担当皆様にも 世話になりました。有難うございました。
詳しくは、 後日 トピックスのページで
お知らせをいたします。 お楽しみに!(孝子)
いぶきネット句会の皆様 選句締切のお知らせ
十一月八日京都平安ホテルに於て「伊吹嶺」の全国俳句大会が開催されます。
「伊吹嶺賞」や「新同人」の皆様方、インターネット部の目覚ましい躍進に乾杯です。
お天気を心配しながら、遠方より応援しています。皆様、真におめでとうございます。
早いもので、もう立冬です。、いよいよ夜明けが遅く、日暮れが早くなって来ます。
庭の(郁子)が熟しました。烏瓜も束ねて飾ってみました。季節が追っかけて来ます。
かって、どの家にも垣根に(山茶花)が咲いて、こぼれていました。
童謡にも歌われた初冬の風物詩ですが、(焚火)まで、禁止になるなんて・・・
山茶花は咲く花よりも散つてゐる 細見 綾子
師の句碑に十一月の日差しかな 栗田 やすし
からす瓜引けば陶土のうすぼこり 井沢 陽子
さて、明後日11月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。
締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
(八尋 樹炎 )
27.11.6 (3571)
我が家では「伊吹嶺」11月号が届くのが遅れました。「伊吹嶺」誌が届いてから
ネット部の皆さんがそれぞれ分担して、更新して頂きました。
主な更新は以下のとおりです。
「伊吹山房雑記」「いぶきネットの四季」「環境と俳句」「いぶきネット句会たより」「伊吹嶺ジュニア俳句」「伊吹嶺ネット同人句」「伊吹嶺」会員の「伊吹集」「山彦集」などです。それぞれのタイトルをクリックして下さい。トップページの「季節の俳句」の更新はもうしばらくお待ち下さい。
この中で私は「伊吹嶺ジュニア俳句」を担当しています。スタートしてから4ヶ月になりますが、いつも子供たちの感性に感心しております。今月の特選句は静岡の原田和君の句で、「田植えあとぼくの両足指がない」です。田植実習したのでしょう。田植えが終わって田んぼから上がった時、泥まみれの自分の足を見たのでしょう。その時、足が泥まみれというような発想でなく、「ぼくの両足指がない」と新鮮な発見です。子供たちの感性には大人の常識にとらわれない自由な感覚を持っています。私はこのような感性を大事にしたいと思います。
皆さんの身近な子供さん、お孫さんに是非声を掛けて俳句作りに挑戦するよう働きかけをお願いします。
写真は私が入っている「環境学習サークルみえ」による人力発電の体験模様です。(隆生) (426628)
27.11.5 夜 (3570)
岐阜県大垣市で毎年開かれている蛤塚忌の俳句大会で、今年も「伊吹嶺」の仲間が
頑張られました。 以下 特選・入賞・入選の皆様です。 おめでとうございました。
芭蕉蛤塚忌全国俳句大会
事前投句、三句一組の部
特選
鵜の潜ぐ水のひかりや結びの地 谷口千賀子
事前投句一編二十句の部
大垣市議会議長賞 「神迎へ」 都合ナルミ
入選 「寒天造る」 坪野洋子
入選 「島の葬」 服部境子
入選 「梅は実に」 平松公代
写真は 樹炎さんからいただきました。(孝子)
27.11.5 (3569)
「伊吹嶺」11月号が 届きました。いつもより少し配達日が遅かったようです。
未だお手元に届かなくて 心配されている方もありますが、愛知県の瀬戸市は
昨日の夕方届きました。 未だの方には、今日明日には 届くのではないでし
ょうか?
★11月号の<俳句時評>で河原地副主宰が「落書」の事を話題にしてください
ました。(感謝!)
8月31日のこのページの内容を より詳しく 分かり易く書いて下さいました。
ご覧ください。
★昨日の 御所の写真の玄関(?)について 徒歩さんから メールを頂きました。
その玄関の説明です。
写真は御車寄(おくるまよせ)といって、昇殿を許された者が参内する時の玄関です。
前を通り過ぎて回り込んだ所に同じような造りの新御車寄(しんみくるまよせ)というのが
あって、こちらは大正4年に建てられたもので、大正以後の天皇皇后両陛下の玄関です。
(徒歩)
今日の話題に関係ありませんが・・・・・写真は 三井寺の芭蕉句碑です。書家の榊莫山さんが
書かれました。 下の写真は、句碑の後ろの池の破蓮です。今年の10月末の景色です。(孝子)
三井寺の門たたかばやけふの月 芭蕉
27.11.4 (3568)
徒歩さんが 3日の京都句会の様子を メールで送ってくださいました。
今晩は、
今日は京都句会でした。 私の個人的な諸所の理由で3ヶ月ぶりの参加です。
午前の定例句会を終え昼食後、秋の特別公開の冷泉家と京都御所へ
移動しました。 冷泉家はウィキペディアをチェックしてみましたが、どう
纏めたらよいのか・・・。代々伝わる歌道の名家であります。
そしてその目の前にある京都御苑。御所は普段は事前申し込みが必
要ですが今日までの5日間は一般公開であります。御所は想像以上の
絢爛豪華な地でありました。(松井徒歩)
御文庫に小さき窓や秋日和 万里子
色変へぬ松影落とす塀重門 惠光
御文庫の真白き蔵や冬隣 英武
写真は 御所の玄関(?)でしょうか?(孝子)
27.11.3 (3567)
いぶきネット句会の皆様 投句締切のお知らせ
[
十一月三日文の日] 透き通る青空、秋深しですね。
佐賀県のインターナショナルバルーンフェスタが10月30日(金)~11月3日迄、
開催されています。佐賀の広大な苅田に、カラフルナ熱気球が青空にとどまる
光景は幻想的で「おとぎの世界」に引き込まれます。
紅葉前線の南下をテレビで眺めながら、遅い九州の紅葉を待ち望んでいます。
北国から初雪の知らせ、金沢では雪吊りの支度と
家庭でも、炬達やストーブなどの暖房器具の用意・・・「冬用意」ですね。
皆さんのお宅は、お済でしょうか。急な寒気にご注意下さい。
黄落の街かつかつと馬車ゆけり 伊藤 旅遊
倶利伽羅の火の付きさうな櫨紅葉 坪野 洋子
さて、 明後日5日午後9時投句の締切りです。
早めにお送りくださるようにお願いいたします。
(八尋 樹炎 )
27.11.2 (3566)
11月に入りました。 俳人協会のカレンダーも2枚となりました・・・・・
その11月には、主宰の句が載っています。
師の句碑に十一月の日差しかな 栗田やすし
全国大会が近付きました。 11月8日には150余名の仲間が集います。皆さんとお会い
出来るのが 楽しみですね。
「伊吹嶺」8月号では、河原地さんお勧めの吟行地案内が載っています。 去年(2014年)
の「伊吹嶺」9月号では、京都句会の岡田佳子さんが<ネット句会の俳句散歩>のページ
に西陣や小川通の事を書いておられます。 9日の吟行会の参考になるのでは?と思い
ますので・・・・・ ご覧ください。
写真は 今日の夕焼けです。我が家のベランダから写しました。(孝子)
27.10.28 (3565)
いぶきネット句会の皆様 投句・選句・締切のお知らせ
木枯らし一号が吹いて急に朝夕肌寒くなりましたね。
今朝は草むらに霜が降って渓流の小石に「黄セキレイ」がお尻ふりふり
甲高く鳴いていました。鴨も溜池にだんだん数を増やして、時には(川鵜)
が寄り道したり、(おしどり)が紛れ込んだりと、季節の変わり目でしょうか。
友達グループで唐津市の北波多に「磨崖仏群」を見に行きました。
こんなに近くに石仏と花の寺が有ったなんて、「10メートルの磨崖涅槃像」・・・
又ゆっくりお参りしたいものです。寒暖の差が大きくなりました。
お体調にご留意ください。
木枯や日暮れてひかる水溜り 秋篠 光広
流れ木に羽根休めたり石たたき 川竹 千代子
さて、投句締切 11月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
選句締切 11月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
(八尋 樹炎)
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
★10月のHP俳句会・選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、新宿区の妙子さんの作品でした。 妙子さん おめでとうございました。
新蕎麦や水車のこぼす水の音 妙子
★10月のいぶきネット句会の会報を 配信していただきました。会員の皆さんの句も並びますが、
毎月 2人づつのエッセイが載っています。 毎月 会員の皆さんで 会報を楽しみに待っています。
いぶきネット句会の添削例もアップしました。 担当者8人が 頑張りました。 ご覧ください。
★テレビ番組「ブラタモリ」が気に入っています。先週のテーマは<なぜ富士山は美しいか>でした。タモリさんが富士山に登ったり山裾を歩いて、その現場から、説明をしてくれました。
富士山は30回程の噴火を繰り返しながら今の形を作り上げたそうです。噴火で出来た2つの山(頂上)の1つが崩れた事。凍て土が崩れたその傷を噴火の度に溶岩が上塗りし、なだらかな山容にして来た事。太平洋のプレートが伊豆半島の方から押している事等々・・・・要因は沢山あるようです。
現代の我々はタイミングよく! 今までで一番美しく化粧をした富士山を見る事が出来ているとか。 しかし 最近の御嶽の噴火などを考えると、富士山の美しい形の中には悲しみも塗り込められているように思います。
富士山のテーマは 今週も続きます。「ブラタモリ」のゆったりとした進行や 空気感が好きです。(孝子)
3枚の写真は 樹炎さんが送ってくださいました。
27.10.26 (3564)
ぶらりドライブ
侠客の元祖 「幡随院長兵衛」の誕生地がまさか、お隣の佐賀県にあったなんて!!!
晴天続きで、家族とドライブしながら、犬も歩けばなんとやら・・・
「幡随院長兵衛」の生誕地に建てられている、碑石の高さは6.3m、台座2.1m、石垣
を含めると、地上15mの記念碑です。
最寄の駅はJR筑肥線の、「肥前久保駅」無人駅より徒歩約4分くらいでした。
記念碑は昭和5年に完成されたそうで、除幕式は、昭和14年11月、角界史に不朽の
名を残す「大横綱双葉山」がその綱を引いて行われ、久保の刈田のあとで角力興行
が催されたそうです。
江戸時代前期の町人。町奴の頭領で、日本の侠客の元祖ともいわれる。歌舞
伎や講談の題材となった人ですね。
長閑な佐賀平野の秋惜しみつつ・・・ ご笑覧下さい。
(八尋樹炎)
27.10.23 (3563)
季語の「豊の秋」を実感しています。稲穂はまさに黄金色!です。 子供の頃 米1粒で
も1年かからないと収穫できないと、祖母に言われた事を思い出します。
新米も栗も茸も 美味しいですね。・・・・枝豆も!
『俳句四季』11月号<四季吟詠>で下里美恵子さんの特選は、「伊吹嶺」の仲間の
鈴木文さんの作品でした。 文さん おめでとうございました。
牡丹のくづれて青き空残る 鈴木 文
この句に添えられた、選者と作者の文も素敵です。(孝子)
写真は樹炎さんに送って頂きました。
27.10.19 (3562)
チャットが終りました。HP俳句会の投句も締め切り、投句一覧をアップしていただきまし
た。今月のいぶきネットの諸々の作業も 折り返しに入ります。 いぶきネット句会の会報
やHP俳句会の成績が 楽しみです。
毎月一回、漢字の成り立ち(白川文字学)の講座に出席しています。
今月は、「秋」の旁はなぜ「火」か?という内容から始まりました。一番古い「秋」の文字は
禾編に、旁が<いなご>の下に<れっか>を書きます。<いなご>は亀に似た複雑な文
字です。<れっか>は点が四つの火を表す部首です。 現在では、いなごが省略されて
<れっか=火>が残りました。
季語の「虫送り」にも通じる、<禾=稲>の害虫である<いなご=浮塵子>を火で焼き殺して・・・・です。
今夜は、「秋」に感謝をしながら、美味しい新米を頂きました。
漢字の成り立ちには、神と農耕が大きく関わっています。その思いが延々と現在まで続いていると、この講座を受ける度に思います。(孝子)
写真は樹炎さんに送って頂きました。
新米の一粒づつに艶持てり 藤田岳人
蔵の床軋ませて積む今年米 兼松 秀
手に受けて象牙の艶の今年米 栗田やすし
27.10.17 (3561)
今月も15日16日といぶきネット句会の合評会が行われました。会員増に伴い、月々投句数が増えるともに、合評会にも多くの方の参加を得て活発な発言が続いています。今月の参加者は両日とも20数名を超えました。
特に新しい会員さんも含めて、一般会員の皆さんの発言の多さに感謝したいと思います。おかげで投句数が多いにもかかわらず、順調に進みました。ただいつも思うことですが、同人の投句数は2句に限られていますから、つらい限りです。
合評会では「伊吹嶺」の基本である即物具象を知って貰うため、やや問題点を述べることに申し訳ないと思っています。それでも皆さんの佳句に出会えるとうれしい限りです。また来月もよい句に出会えることに期待しています。
写真は今年の御在所岳の山頂一帯にあるアカヤシオの紅葉です。新聞では今が盛りとあり、あわてて出かけましたが、既に紅葉の盛りは過ぎ、少し黒ずんでいました。今はロープウエィの中腹が一番の盛りでした。(隆生)(423729)
27.10.16 (3560)
一昨日の新聞に 芭蕉の新しい俳句の見つかった記事が載っていました。
それも直筆で・・・・そしてアメリカで!
生涯の大半を旅に生きた芭蕉のその作品が、太平洋を越えて旅をしていたとは… 芭蕉さ
んは、今頃喜んでおられるでしょうか。
先日 家族で伊賀へ出かけました。メインは「忍者屋敷」見学でしたが、「芭蕉記念館」にも
寄りました。 記念館では、現在 芭蕉自筆(大書)の「自然」と言う文字(作品)を見ることが
出来ます。 他には、1600年代からの「歳時記」も沢山展示されています。 びっしりと書き
込まれた季語を読んでいると、 季語が現代もそれほど変わっていない事を実感じます。そ
の中に、表紙のデザインに芭蕉の葉が配されている素敵な歳時記(季寄せ?)も見る事が
出来ます。芭蕉さんの存在感を考える事の出来た1日でした。
写真は、「芭蕉記念館」の特別展のポスターです。下の写真は、街角にあったプレートです。
しぐれ忌の更けてささめく雨の音 西村和子 句集「椅子ひとつ」より
★ 有料添削への申し込みが 最近増えています。 いぶきネットのページを見ていただ
いている方が増えているからでしょうか?感謝 感謝です。
添削は1週間以内にはお返ししていますが、何らかの都合で 返送出来ていないことが
有ります。1週間過ぎても返送されない時は、 メールにてお尋ねください。(孝子)
27.10.13 (3559)
いぶきネット句会の皆様 会評会のお知らせ
ローカル紙に、朝日が海から顔を出し「だるま太陽」を紹介しています。
(長崎五島)蜃気楼の一種で、大気の温度が海面より低い時、温度差で
光が屈折して起きるそうです。一度見たいものですね。
今朝は早くも冬の使者 (まな鶴)が一羽 鹿児島の出水に飛来した知らせ・・・
例年より12日早いそうです。来年3月下旬まで、萬羽の鶴が越冬します。
家裏の池にも、鴨が渡りの中継をして飛び立つて行きます。
季節を違えず渡って来る鳥達に乾杯です。皆さんの辺りは如何でしょうか。
庇まで積まれし薪や秋深し 石崎 宗敏
羽搏きし鶴しなやかに羽をたたむ 山下 智子
さて、合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
八尋 樹炎
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写真も樹炎さんが送って下さいました。 上2枚は地元の新聞の写真から。下の写真は 望遠で撮られました。(孝子)
27.10.12 (3558)
三河地方にお住いの酔雪さんから 写真を添えてメールが届きました。
味噌の話題です。 因みに・・私は蒟蒻に八丁味噌のたれを掛けた味噌お
でんが大好物です。(孝子)
テレビで放映していたが、JR名古屋駅構内に「名古屋めし」を楽
しめる店舗を増やすとか。食い意地が張っているわたしには嬉しいニ
ュースである。とは言うものの名古屋に出ることはめったにない。
「伊吹嶺句会」に参加するついでに寄らせてもらおうと考えている。
「名古屋めし」もいろいろあるが、味噌を使った料理というと、味噌
煮込み饂飩と味噌カツがある。我が家でも豚カツといえば味噌カツが
普通である。ところで、この料理は両方とも八丁味噌を使っている。
問題はこの八丁味噌である。
テレビでは名古屋の八丁味噌と紹介している。岡崎市民のわたしと
しては気になるのである。名古屋にも名古屋の人にも恨みはない。テ
レビの影響であろう。そんなことを言えば名古屋生まれ、名古屋育ち
の妻に叱られそうだ。実は、八丁味噌は岡崎で造っているのである。
そこで八丁味噌の蔵元を見学してきた。以下はその触りである。
八丁味噌の蔵元は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にあり、
矢作川と国道1号線が交差した所にある。これが八丁味噌の名前の
由来。そこは、江戸時代には八丁村と呼ばれ、現在では八帖町という
町名である。江戸時代初期より、旧東海道を挟んで向かい合った「カ
クキュー」と「まるや」の二軒の老舗が、伝統製法で造り続けている。
蔵に入ると、所狭しと、六尺の仕込み桶が並んでいた。そして、その
桶には3トンもの角の取れた川石が円錐状に積み上げられていた。石を積むには技があって、専門の職人さんがいるのだそうだ。地震が来てもその石は崩れないとのこと。そして、二夏二冬かけて6トンの味噌を熟成させる。夏場は、発酵が進んで味噌が膨らんで石を持ち上げ、冬場は沈む。
外に出ると、仕込み桶が転げ干してあった。次に使うまで桶は洗わないとのこと。洗って味噌を落とすと桶が痛むのだそうだ。桶は100年以上使うものもあり、桶底に当主の名が書いてあるものもあった。建物の景観もよく、蔵の周りの路地もいい雰囲気を出していた。(酔雪)
仕込み唄響く味噌倉秋深し 酔雪
27.10.11 (3557)
今日は、愛知の同人句会でした。 参加者60名余。投句数
190句ほどで、 主宰・副主宰から丁寧に指導をしていただき
ました。
ただ、選句に時間がかかり過ぎる事への注意がありました。
選句は1句1句を鑑賞するものではないと。 文法についても、
「各句会では 厳しくチェックして頂きたい」と言われました。
俳句に対する姿勢を少し(?)正した日でもありました。
右の写真は、今日の主宰と副主宰です。
主宰が手にされているのは、文法について特集が載っている
『俳句』10月号です。分かり易い内容なので参考にすると良
いと 説明をされています。
下の2枚の写真は、 同人句会に出掛ける前に、我が
家のベランダから写しました。朝から空砲が鳴っています。
この地区は、まだ古い行事が残っていて、祭馬が曳き
出されます。鞍掛けも古くて立派刺繍ががしてあります。
地区を5つほどに分けて、1頭づつが各家を廻り・・・ご祝
儀を出せば 馬の背中に飾ってある幣をいただき、門前
で祭馬と勢子がぐるぐる回ってくれます。
午後からは 神社の境内へ集まって、馬を走らせるの
ですが、若い曳き手が減って 規模が小さくなって来て
います。 これからも 続いて行く事を願っているのです
が・・・・・。(孝子)
羽織着て馬に秣や在祭 今村晩果
27.10.8 (3556)
いぶきネット句会の皆様 選句締切のおしらせ
今日は「寒露」暦どうりに、朝夕はめっきり肌寒くなりました。
早まる日没に追われるように、渓流沿いの田のあちこちで、
「稲刈り」がはじまりました。くたびれた(案山子)が束ねられています。
秋の澄んだ大気や、太陽のまぶしさに、何処かで冬へ向かう
思いもありますね。「石蕗の花」が咲きはじめ、「返り花」を
見つけました。白銀に光る機影が高度を下げています。
皆さんの辺りは如何でしょうか。 急な冷え込みにご注意下さい。
蹲踞の水涸れゐたり石蕗の花 市川 悠遊
芭蕉碑の傍へに木瓜の返り花 岩本 千元
さて、明後日10月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)
27.10.7 (3555)
京都句会の 岡田さんからメールが届きました。 文章は山田万里子さん
写真は岡田さんです。 京都は吟行地の宝庫! 羨ましい限りです。(孝子)
10月6日は京都句会でした。午後からの吟行は洛北鷹ケ峰の光悦寺
です。絶好の行楽日和だったのですが、紅葉にはまだ少し早いせいか、
我がグループがお庭をほとんど独り占めできました。
薄もみじ、芒、萩などはいうまでもなく、茅葺の鐘楼や光悦垣、鷹が峰
鷲が峰 天が峰三峰の眺望など見どころたっぷり。
帰りには近くの老舗醤油店の蔵で、醤油の香に包まれながら、店の人
の楽しいお話を聞けました。
さぞ名句続出・・・と言いたい所ですが・・?
近くに源光庵、常照寺などもありますが、またのお楽しみに残して、帰宅
の途につきました。(万里子)
27.10.6 (3554)
ノーベル賞の話題で 持ち切りですね。「人の為に! 真似をしない!」 聞き慣れた言葉が
昨日からは、とても新鮮に感じます。
大村さんに続いて 今夜は 梶田隆章さんの受賞のニュースが入りました。この調子で・・・・
日本が元気になれたら良いですね。
★『俳句四季』の投句締切が 近づきました。10月20日です。 今月投句分は、下里美恵子
さんが選を担当されます。 綴じ込み葉書をお持ちの方は、お忘れなく!
その選者の下里さんから、メールが届きました。
過ごしやすい毎日です。暑さに閉口していたのはつい最近のことなのに、季節は違わずに移ろっていくんですね。 今朝のラジオに各地の方から様々なお便りが寄せられていました。花便り、食べ物のこと、家族のこと、どの内容も秋満載で素敵だなーと聞き入っていると、便りを読み終えたアナウンサーが「皆さんそれぞれの秋をお持ちなんですね・・」としみじみ感想を述べたのです。「それぞれの秋」とは何と素敵な言葉でしょう。今日一日私の心の中を「それぞれの秋」が離れませんでした。
<日常茶飯或日ぬかごの飯たきし 綾子> 秋のひととき 家族のために料理に勤しむ綾子先生。多忙を極められた綾子先生でしたが、お料理もお得意でした。ぬかご飯を炊くのは日常のこと。台所に立ちながら季節のものを饗する喜びを感じておられたのではないでしょうか。
さて秋の夜長、私は何を・・? テレビを見るもよし、作句もよし(このごろ怠けがちだしなぁ)
皆さまもそれぞれの秋を心ゆくまで楽しまれますように。(下里美恵子)
27.10.5 (3553)
昨日の俳人協会の八事(名古屋)の吟行会は、お天気に恵まれて、正に吟行日和
でした。入賞の方の他にも、「伊吹嶺」の多くの仲間が名乗りをしました。
「伊吹嶺」からは4人がお手伝いをさせて頂きました。 時間が勝負(?)の吟行会は、
裏方の皆さんの頑張りに支えられている事も 実感出来ました。担当の皆さんに感謝!
写真は、戸恒先生の講演の様子。 後ろの白髪が栗田主宰です。
★蒲郡の「リラ句会」の 長崎さんから写真を添えてメールが頂きました。
長崎さんは、いぶきネットにも参加していただいていて、いろいろな作業を
支えていただいています。 今回は リラ句会100回記念吟行!
リラ句会の皆様 おめでとうございました。(孝子)
リラ句会の100回記念で、指導者の牧野一古さん始め6人
で諏訪大社四社巡りをしてきました。
爆弾低気圧で日本列島が大荒れの翌日、特急しなのの車窓か
らは 急濁流の天竜川が見え、心配しましたが、諏訪湖の向こ
うには富士山がくっきりと見えて上天気になりました。
一日目は下諏訪の諏訪大社下社春宮、秋宮を回りました。御
朱印帳を初めて買った二人の句友も大はしゃぎでした。万治の
石仏を「よろず治まりますように」と唱えながら3回廻って
手を合せた時には、万治の石仏さんが微笑んでくれたように感
じたと皆で言い合い単純に喜びました。
二日目は上諏訪の諏訪大社上社の本宮、前宮。鎌倉道には釣舟草や
秋明菊が咲き乱れていました。前宮の「水眼(すいが)の清流」は
道に溢れるほどの水量で清々しかったです。
(長崎眞由美)
27.10.4 (3552)
今日は俳人協会愛知支部の吟行会でした。多くの伊吹嶺の皆さんも参加しました。
大会のご講演は俳人協会理事長の戸恒東人氏で、演題は「伊勢時代の山口誓子と『激浪』」でした。
戦中、戦後時代、三重県で療養していた誓子の病魔と俳句の苦しみを丹念に資料で追究した重いテーマを分かり易く説明して頂きました。
以前私は戸恒氏の『誓子ーわが心の帆』を読んだことがあり、読んだ当時は随分と思い切ったことを書いていると思いましたが、今日改めて戸恒氏の講演を聞くと、常に原典をたどった立証主義で書かれていることがよく分かり、この根気のいる検証から展開した誓子の句業と葛藤の様子がよく分かった。今日は10ページに亘る詳しいレジメを頂いたが、さらによく知るにはこの戸恒氏の本をもう一度読み返してみたい。
講演後、いよいよ俳句大会には行って披講を聞いているうちに「伊吹嶺」の皆さんの好成績に、特選句、高点句など必死に書き写しました。皆さんの成績は以下のとおりですが、特に林尉江さんの成績はすさまじく、3名の選者から特選を頂いていました。入選賞(高点句)、特選賞(各選者の特選)は次のとおりです。
入選賞
女人門跡盗人萩のとびつけり 角田 勝代
露座仏へ色鳥こゑを捧げたり 福田 邦子
特選賞
明王の螺髪に弾む木の実かな 林 尉江(2名特選)
露けしや片眼罅入る忿怒仏 林 尉江
秋思の歩義足にもある土踏まず 櫻井 幹郎
女人門跡盗人萩のとびつけり 角田 勝代
観音の鐘撞き秋を惜しみけり 上杉美保子
大寺へ化粧の媼更衣 西尾スミ子
入選賞、特選賞の皆さん、おめでとうございます。なお写真は特に活躍の尉江さんの受賞の写真と戸恒氏の講演写真です。(隆生)(421765)
戸恒氏の講演 |
尉江さんの特選受賞 |
27.10.3 (3551)
明日は俳人協会愛知支部の吟行会です。 吟行地は八事の興正寺、会場は中京
大学です。俳人協会員に限らず 皆さん参加出来るようです。 天気も良さそう
ですので、愛知の俳人の皆様ご参加下さい。
詳しくは、 「伊吹嶺」9月号 30ページを ご覧ください。(孝子)
いぶきネット句会の皆様 投句締切のお知らせ
仲秋の名月「スーパームーン」九州では、あいにく羊雲の中を泳いでいました。
急速に発達した低気圧が各地に影響を残して、秋が急に深まった感です。
十月は、俳人の心をくすぐる「紅葉」が楽しみですね。鎌倉や京都へ思いを馳せて・・・
庭に小鳥が急に増えて、楠の大樹を巣箱のように飛び交います。
箒の手を休め(啄木鳥)の音を聞き、目をやると (銀杏)を干す吊し籠に(かまき
り)が優雅に日向ぼこをして、近寄っても逃げません。 小鳥は動きが早いので、
シャッターチャンスを見逃します。今庭に、「権萃の花」が咲いてお洒落です。
皆さんの辺りは如何でしょうか。急な冷え込みにご注意下さい。
耳澄まし聞く裏山のけらつつき 栗田 やすし
銀杏の落つるたび空青みたり 大前 幸子
さて、 明後日5日午後9時投句の締切りです。(八尋 樹炎)
27.10.2 (3550)
10月(神無月)が 始まりました。 いぶきネット句会・
HP俳句会の 投句受付が始まっています。
皆さん 投句を忘れないように お願いします。
いぶきネットの仲間の岡田佳子さん(京都句会)から、
写真を添えて お便りが届きました。
鉄橋の上の駅! 行ってみたいで~す。
各地の皆さんが話題を 送って下さいます。だんだん
その数が増えて・・・・・・有難い事です。 (孝子)
京の奥座敷水尾の里の「フジバカマ鑑賞会」に行って
きました。JR保津峡駅から自治会バスに乗り15分程で、
柚子の里として知られている静かな山里の水尾に着きま
した。
その一画にフジバカマの畑があり、渡りの蝶の「アサ
ギマダラ」が飛来していました。
鑑賞会開催中は畑の中に入ってもよく、やさしい香りの
中で、「アサギマダラ」を間近に観察でき、とても幸せな
ひとときでした。
ところで、JR保津峡駅は保津川に架かる鉄橋の上が駅
(ホーム)ってご存知ですか?
トンネルとトンネルの間の橋が駅のホームです。ホームの
下を保津川下りの船が通過して行きました。
JR嵯峨嵐山の次の駅ですので、ちょっと足を伸ばして
みてはいかがでしょうか。自然を満喫できる駅です。(佳子)
藤袴白したそがれ野を出づる 三橋 鷹女
やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ 紀貫之 (古今和歌集より)
27.10.1 (3549)
29日の夜 哲半さんから 写真を添えて メールが届きました。
哲半さんのブログを読まれている方は、<宇治>と言えば お分かりと思います。
俳句工房のような・・・ 親戚のような・・・ 良いご縁が出来たのは、哲半さんの
お人柄と思います。(孝子)
こんばんは。今日は宇治の稲刈りのお手伝いをしてきました。
さすがに手では刈られていませんが、しっかりと稲架を組んで天日干しです。
コンバインで同時に脱穀までというスタイルが多いと思いますが、程よく乾
燥させたり、お米となる実の部分に栄養を送り込んで美味しくなるそうです。
少し遅めの収穫だったせいか、周りの田は終わっていて雀の群れがすごかったです。
作品ではありませんが、我ながら、なかなかの稲架でしょ? よろしければ、写真を落書にお使いください。(哲半)
鉄橋下闇うごかして稲を刈る 野崎ゆり香
稲刈女水飲む咽を見せにけり 山たけし
水漬く稲陰(ほと)まで浸し農婦刈る 沢木欣一
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