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伊吹嶺落書  (22年の7月からの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)


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 メッセージお待ちしております。

  メッセージお待ちしております
  

22.12.31(5959)

 令和4年もあとわずか、もうすぐ年が改まります。
今年も伊吹嶺ホームページをご覧いただき有難うございました。 
伊吹嶺インターネット部では 伊吹嶺ホームページのアップのほか
いぶきネット句会その他多岐にわたって皆で手分けして運営しています。
 皆様に閲覧していただくことが励みになっています。
来年も皆様からの俳句に関する情報や記事をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
皆様も良いお年をお迎えください。

歳晩やガラスケースの古書の艶   河原地英武  句集『火酒』所収

(☆NORIKO☆)(755973)

22.12.29(5958)

娘家族が帰省したので、名古屋駅まで迎えに行きました。
いつもこの時期新幹線に一番近い駐車場はとても混み合います。     
先日の雪の寒さと打って変わり暖かかったので、
寄り道して東山動物園へ行きました。
道路を挟んだ少しだけ離れた駐車場に停めることができ、
名古屋駅のデパ地下で買った天むすとカツサンドを食べて
2時間ほど遊んできました。
これは煤逃げなのでしょうか?

交番に迷子のうさぎ冬休  井沢陽子  『伊吹嶺季寄せ』より

(☆NORIKO☆)

22.12.25(5957)

寒い日が続き、大荒れの大雪の地方がありました。皆様お住まいの地方は大丈夫ですか?
名古屋も8㎝の雪が24日の朝積もっていてびっくりしました。
車の運転を禁止されたので公共交通機関を使って所用のあと
名古屋駅のデパ地下を覗いてみました。
ケーキ店にお客が列なして並んでいました。
疲れていたので改札前に出ていて並ばなくても良いお店で
小さくて高いクリスマスケーキを買ってきました。

イブと土曜日が重なり、地下鉄が未だかつてない経験の混雑で、
ケーキの箱を網棚に載せるとき、よろめいてしまいました。
でも落とさずにほっとしました。

若い頃はオーブンでスポンジを焼いて、硬くて、でも味は美味しくて、生クリームは上手くデコレーション出来なくても、楽しく食べたのが懐かしいです。あの頃の手作りの情熱はいずこへ?添加物がないという点では最高のクリスマスケーキだったかもしれません。

エレベーター聖樹映して昇りけり    藤田岳人

白髪また増えて聖夜のケーキ食ぶ    栗田やすし  『伊吹嶺季寄せ』より

録画した「夏目漱石の妻」を見ています。前回は、明治村の我猫庵と同じ間取りの家が出てきました。

(☆NORIKO☆)(755518)

22.12.23(5956)

昨日は冬至でした。皆様柚子風呂に入りましたか?
柚子の香り、身に沁みて身体が温まりますね。

さて、クリスマス寒波到来との事で、今朝は寒かったです。
高知市で記録的大雪。太平洋側も大雪、積雪に注意との事です。  
皆様お気をつけください。

『俳句』1月号の「令和俳壇」に富田さんが秀逸など入選されました。
トピックスNewsにアップしましたので お読みください。

【トピックスNews】

※記載漏れがありましたらお知らせください。

ピンぼけですが、路上に狸を見つけました。すぐに側溝から逃げていきましたが・・・
そういえば狸は冬の季語だなぁと思いつつ

火葬場の山より狸ころげ出る   牧野一古   『伊吹嶺季寄せ』より

(☆NORIKO☆)

22.12.21(5955)

★ホームページ俳句会の選句結果がアップされました。
今月は最高点句5名でした。高点句の皆さまおめでとうございます。
同点3名以上となりましたので副賞はお送りできませんが、高点句を紹介します。(敬称略)
今年もご投句有難うございました!
来年も多数のご投句お待ちしています。

湾岸のコンビナートや冬深し    ようこ(神奈川県)   

日の温み連れて取り込む干し布団  町子(北名古屋市)

海鳴りや刃物の如き冬の月     櫻井 泰(千葉県)

会へばまた昭和の話おでん酒    惠啓(三鷹市)

床店の裸灯に浮く大熊手      美佐枝(千葉県)

★伊吹嶺ジュニア俳句 12月の特選は

背伸びして引けば寄りくる烏瓜  奥 村  爽 さん (岡崎 中二)

おめでとうございます!

HP俳句会、ジュニア俳句ともに選評もぜひご覧ください。

(☆NORIKO☆)


22.12.20(5955)

『俳壇』・『俳句四季』1月号に、「伊吹嶺」創刊25周年記念祝賀会の記事が掲載されました。
『俳壇』195ページ「本の庭」に 青木亮人氏が荒川英之編集長の著書「沢木欣一 十七文字の燃焼」について
書評を寄せておられます。

    

『俳句四季』四季吟詠加藤耕子選に国枝さんが特選を、
また長崎マユミさんが加古宗也選佳作を得られました。

【トピックスNewsはこちら】

写真は 国枝さん 長崎さんから提供していただきました。

(☆NORIKO☆) 

22.12.19(5954)

寒くなりましたね! 大雪の地方もありました。鹿児島でも雪が降ったとか。
暖房はガスを使っていますが、こまめに電源を消したいと思います。
クリスマス年末年始、皆様計画を立てられたでしょうか?
昨日は東海道新幹線がストップして、かなりの混乱があったようです。
年末年始は変わりなく運行してほしいですね。
コロナが感染拡大せず 自由に遠出したいです。

★『俳句四季』12月号に野島秀子さん、長崎マユミさんが
『俳壇』1月号に 富田範保さん 加藤ゆうやさんが入選されました。
おめでとうございます。トピックスNewsにアップしました。
皆様ぜひお読みください。

【トピックスNewsはこちらから】

※国枝さんに入選句を調べていただきました。
記載漏れがありましたらお知らせください。

そろそろ年用意の時期です。

母に買ふ厚き靴下年用意     奥山ひろみ

手に余る薬貰ふも年用意     国枝隆生  いずれも「いぶきネット歳時記抄」より


4年に1度のW杯が終わりました。2-0から2-2 延長戦で3-3 PK戦と
サッカー漫画を見ているようなドラマがありました。メッシ有終の美おめでとう!
W杯観る将歴24年になりました。
子どもの遠征合宿地、静岡への練習試合についていったことも遥か昔のことです。
また4年後に一層強くなった日本の試合を見られるよう元気でいたいなと思います。

(☆NORIKO☆)(754888)

22.12.16(5953)

★今年最後のホームページ俳句会の投句一覧がアップされました。 
今月の最高点句はどの句でしょうか。
結果発表まで暫くお待ちください。

★ホームページトップページの見出しから、「伊吹嶺紹介」
「トピックス」「俳日和」「いぶきネットの四季」
「ジュニア俳句」「環境コーナー」など、ネット部員で手分けして
記事をアップしています。こちらもぜひ閲覧ください。

★いぶきネット句会は新しい会員をお迎えし賑やかになりました。
投句期間:毎月1~5日
選句期間:毎月6~10日
合評会:毎月15・16日のペースで休みなく続けています。  

俳句を始めてみようと思う方、ご遠方の方、
「伊吹嶺」誌を購読していただける方なら
どなたでも参加できます。
ご一緒にいかがですか? お問合せ📩メールからお待ちしています。

写真は某社東富士研究所からの富士です。知人から届きました。

右腕が秋から痛み、通院を続けています。
更新の間隔が空くと思いますがよろしくお願いします。

(☆NORIKO☆)(754583)

22.12.12(5952)

孝子さんから、12月のホテルインディゴ犬山有楽苑と句碑の写真を送っていただきました。
クリスマスツリーも独特で、冬の風景も良いですね。
 
  

俳句総合誌の入選句はトップページ「トピックス」の「News」に掲載しています。

『俳句』12月号「令和俳壇」に伊藤みつ子さん 加藤剛司さんが
また『俳壇』12月号「俳壇雑詠」に、富田範保さん、河村仁誠さんが入選されました。
最新の入選句は下記のリンクよりご覧ください。

【TopixNews】

記載漏れがありましたらお知らせください。
私が購読していない俳句雑誌があります。
月刊誌入選句について、noriko22807@mediacat.ne.jp までお知らせください。
よろしくお願いいたします。
(☆NORIKO☆)

22.12.9(5951)

+++++内藤丈草を偲ぶ俳句大会のお知らせ+++++

令和5年度第28回内藤丈草を偲ぶ俳句大会はコロナ感染状況が見通せない中、来年度も講演・表彰式・当日吟行は中止とし、誌上大会とさせていただきます。昨年同様多くの投句を頂きますようお願い申し上げます。

主催 犬山市文化協会
後援 犬山市・犬山市教育委員会・犬山城白帝文庫・犬山市観光協会 他
選者 伊藤まさ子(游魚)・伊藤政美(菜の花)・大野鵠士(獅子吼)・加古宗也(若竹)・加藤耕子(耕)・加藤哲也(蒼穹)・栗田やすし(伊吹嶺)・坂口緑志(年輪)・草野取介(ひとつばたご)             敬称略・五十音順

 募集要項
◎ 応募方法  規定の用紙(コピー可)前年度の作品集巻末にも添付
または原稿用紙可 原稿用紙の場合は中央より右側に①氏名(ふりがな)②住所 ③電話番号 所属名(結社)を記入    中央より左側に作品をご記入ください 
二句一組 千円(何句でも可)定額小為替または現金書留にて作品を同封の上郵送ください。(未発表の作品に限る 二重投句は不可)
◎ 募集期間   令和5年1月6日(金)~2月15日(水)当日の消印有効
◎  賞 大山市長賞・犬山市議会議長賞・犬山市教育委員会賞・犬山市文化協会賞・犬山城白帝文庫賞・犬山市観光協会賞・尾張冨士碑林の会賞・尾張冨士浅問神社賞・博物館明治村賞・中日新聞社賞(入賞者は4月中旬発送の作品集にて発表)
◎ 送り先 484-0865 犬山市藪畔200-75  内藤丈草を偲ぶ俳句大会・事務局  
         酒井とし子 宛(電話 0568-67-5723

 事務局の酒井とし子さんから案内がありました。
栗田先生も選者のおひとりです。ふるってご応募ください。
投句用紙は下のリンクからプリントしていただけます。 

【募集要項】
 

【投句用紙】

 

昨日は今年最後の満月でした。知人から届いた 今朝の日の出の写真とともにご覧ください。
月は東京、日の出は名古屋(高所から)です。
(☆NORIKO☆)


22.12.8(5950)

12月8日は「開戦日」ですね。アメリカでは時差の関係で12月7日です。

「セクト・ポクリット」の結社推薦句12月分が掲載されました。
このサイトは、前月に刊行された俳句結社誌・同人誌から
7句までが載っています。
今月は30結社の俳句がアップされました。
是非ご覧ください。


【結社推薦句・コンゲツノハイク】

<伊吹嶺2022年11月号(通巻293号)>
柚子坊の玉とはなれず反り返る  河原地英武     
ひたひたと岩打つ波や初秋なる  栗田やすし
今朝秋の風と乗り込む路線バス  関根切子
穏やかな厄日の夕べ菜を茹づる  久野和子
目を瞑る蜥蜴少女に撫でられて  加藤剛司
枝豆を湯掻けば酔うてみたき宵  酒井伸代
老犬の尻尾に寝癖今日の秋    小川ミヅホ

写真は東京ディズニーランドの夜景です。従妹から届きました。
(☆NORIKO☆)


22.12.6(5949)

☆彡☆サムライブルーの選手の皆さん感動をありがとう☆彡☆


優勝候補に逆転勝利して世界中を驚かせました。

胸を張って帰国してください!!

2026年アメリカ・カナダ・メキシコでの大会まで、夢は続きます。

昨日のロッカールームの写真をネットから借りました。

(☆NORIKO☆)

22.12.5 昼(5948)

第29回俳人協会俳句大賞が「俳句文学館」紙上で発表されました。  
選者特選に 大島知津さんが入選されました。

☆辻恵美子 特選

海色のインクにのせて夏見舞   大島知津

知津さ~ん おめでとうございます!! 
俳句文学館トップページに 素敵な選者選評も載っています。

(☆NORIKO☆)

22.12.5(5947) 
 

伊吹嶺俳句教室 今月の予定は 12月7日(水) です。

会場は IMYビル   名古屋市東区葵3-7-14   時間は 13時~16時

栗田先生の丁寧なご指導がいただけます。当日3句を切短冊に書いてご参加ください。

鈴木英子さんからお便りをいただきました。


+++++鳩ぽっぽと私 (その2

 いぶきネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。今年の秋から初冬にかけて、紅葉がとてもきれいです。山々や並木の広葉樹の赤や黄の美しいこと。柿も豊作で、あちこちの民家の庭にカーキ色の柿がたわわに実っています。それに反して、我が家の南天や千両の実は少なく寂しいです。年によって、天候や雨で様々なようです。

 さて、今年の4月に、我が家の軒の白い太陽光のメーターボックスに2月に雉鳩が巣を作り2羽の雛が無事巣立ったことをお伝えしました。その時業者さんの指導で、鳩は毎年同じ所に巣を作るので、撤去しますといわれて片付けました。私は、鳩はもうあきらめて、我が家へは来ないと思っていました。

 ところが、10月の下旬のある日、玄関の掃除をしていたら、細い木くずが2~3本散らばっており上を見ると門の松の枝が重なっているところに鳥の巣らしきものがあります。それは上手に巣組をします。3日ほどすると、やってきました。雉鳩がその巣の上に座っているのです。道路に面した所ですので、私は毎日その巣を観察します。このことは家族にも、誰にも言いません。騒ぐと飛び立っていってしまうからです。

 それから2週間ぐらいは親鳩がじっと座ってこちらを見ておりました。多分雄と交代で卵を温めていたのだと思われます。それから親鳩の脇が膨らみ何やら動いているものが見られます。それから1週間ほどすると、小さい頭が2つ動いています。12度ほど親鳩が口移しで餌を食べさせているのを目撃しました。次の1週間で小鳩は大きくなり頭に毛を残したまま、2羽が巣にいます。決して鳴きません。抱卵から1カ月くらいで、ある日、巣が空っぽになっていました。飛び立ってしまったようです。 それから5日ぐらいでしょうか。立派になった鳩が我が家の隣との境の塀に1羽止まっています。近くの電線に親鳩が止まって鳴いて励ましているようです。あと1羽はどうなってしまったのでしょう。どうか無事でいますように。近くで観察していると、雉鳩の姿は気品があって美しいです。その後、遠く近くでき鳴き声がします。きっと、団地の周りや、隣の村の大きなお寺で餌や土をついばんでいると思います。

「鳩」は無季で、巣組や巣立ち、鳥の巣は春の季語です。雉鳩等の鳩は1年中営巣し雛を育てるそうです。 以上雉鳩の観察日記でした。        (英子)+++++

  

松の木に営巣とは珍しいですね。窓際に止まったのも、鈴木家のお庭の安心感からでしょうか?

(☆NORIKO☆)(753495)


22.12.2 夜(5946)

丹波市ホームページに、第22回丹波青春俳句祭の結果の詳細が発表されました!

【丹波市ホームページ】

細見綾子賞、小中高校生、俳句ラリーの部、選評などホームページ内のPDFを開いて是非閲覧してください。
当日の様子の写真には 細見綾子邸なども掲載されています。

(☆NORIKO☆)

22.12.2(5945)

☆★☆ 祝 日本 ベスト16進出!! ☆★☆

3時半に目覚ましをセットしましたが、不思議なことに、楽しみにはちゃんと早く起きられるものなのですね。逆転勝利!良かったです! ロスタイム7分の長かったこと!次はクロアチア、ベスト8祈っています⚽ 

☆HP俳句会の投句期間です。皆様ふるってご投句ください。

☆ジュニア俳句は締切はありません。いつでも受け付けています。 
クリスマスや、サッカーで、一句作ってみませんか。

ラグビーは間違いなく冬の季語ですが、
サッカーは歳時記に載っていないです。
サッカーもどちらかといえば冬のスポーツです。
毎年初詣を終えてからサッカーの天皇杯を見るのが好きでした。
今回W杯があるため、今年は10月に天皇杯決勝は終わっています。

サッカーのシュート一閃寒の晴   小原米子

VARでインと認定されたシーンに、諦めてはいけない!ということを教えてもらいました。
(☆NORIKO☆)

22.12.1(5944)

+++++第22回たんば青春俳句祭 細見綾子賞+++++

<一般の部> 
伊吹嶺から 次の3名が入賞、入選されました。おめでとうございます!(敬称略)

★選者賞 朝妻力 選   

綾子亡き部屋へ丹波の青田風      武田稜子    

★入選

綾子生家訪ひし彼の日も曼珠沙華    加藤ゆうや

蚕の宮の前に広ごる稲穂波        豊田紀久子

<中学生の部>

★優秀賞 後輩に竹刀を譲る夏の果   荒川惟孝  (荒川編集長の息子さんです!)

一般の部入選句が 「細見綾子・沢木欣一俳句アーカイブ」 に掲載されました。

【細見綾子賞一般の部はこちらから】

その他の詳細は後日丹波市ホームページに掲載されます。

伊吹嶺12月号が届きました。『栗田やすし俳句鑑賞』の特集が組んであります。
新同人紹介のページもご覧ください。

(☆NORIKO☆)

22.11.29(5943)

11月も明日で終わります。一年が早いですね。
鈴木英子さんから 南天と石蕗の花が明るい玄関の写真を送っていただきました。
生家も引き戸の玄関です。開きの戸と違い、日本家屋のあたたかな良さが感じられますね。有難うございます。
今日は雨ですね。これからまた寒くなるのでしょう。皆様ご自愛ください。

ガラス戸を時雨打つ音京泊り      鈴木英子

 

右肩から腕にかけて痛むので整形外科へ通院中です。
送っていただいた記事はアップしますが、更新の間が空くかもしれません。よろしくお願いします。

(☆NORIKO☆)

22.11.28(5942)

***************************
関東支部の11月同人句会は、11月20日にリモートで行いました。  
今回も、やすし先生、せつ子先生をお迎えし、盛会でした。
切れ字の使い方は適切か、句の中心となるものが適切な表現で
詠まれているか、といった基本を改めて勉強しました。
ご指導ありがとうございました。
自選の句を紹介します。

落葉踏む神官袴たくしあげ    清 明
寝ころんで仔象泥浴ぶ冬日和   ジュン
小春日や父とほほばる黒たまご  滋 子
新米の湯気ほの甘き朝厨     あきを
炉辺に酌み星と語らふ山の宿   一 成  
浅間晴れ駅舎に並ぶ冬野菜    幸 子
銭湯に落研の寄席冬ぬくし    切 子
七宝の小さき紅板一葉忌     とみお
錆色に蝕まれたり冬の月     光 晴
肩寄せて仰ぐ月蝕冬初め     ひろ子  
三の酉中吉と出て縄のれん    一 灯
落葉踏む日向の匂ひ欣一忌    せつ子
初りんご供ふる母の誕生日    やすし
***************************


  

ジュンさんいつも落書への投稿有難うございます!
下の写真もジュンさんからです。七五三の熱田神宮、山茶花、親子が写っていますね。
(☆NORIKO☆)

22.11.27(5941)

11月23日に愛知県政150年記念ブルーインパルス飛行の紹介をしましたが実演したのは26日(土)でした。見学にお出かけになった方もいるでしょうか?曇り空でしたが、故郷の蜜柑畑から従弟たちが見たとラインがありました。時間は通過予定時刻通り正確に飛んで行ったそうです。

 

 

蜜柑摘む湖の日ざしを背に受けて    鈴木真理子  

蜜柑摘む昨夜の雫を拭ひつつ      伊藤範子  いずれも 『伊吹嶺季寄せ』より

蜜柑は今年は裏作の年で、収穫が少ないようです(従弟の場合)。 昨日は新米(玄米)15キロを取りに故郷へ行き、蜜柑も少しっ貰ってきました。我が家は365日中350日は朝食はご飯とみそ汁です。玄米は従弟の家で米用の冷蔵庫に保管してもらい、1/2袋ずつを取りに行き、精米所のあるJAで精米してきます。

今夜は蜜柑を食べながら、サムライブルーを全力応援です!

(☆NORIKO☆)(752743)

22.11.25(5940)

『俳句四季』12月号「巻頭句」に栗田顧問の三句が掲載されました。そのうちの一句

  青天や紅葉に早き牧の木々    栗田やすし

『俳句』12月号に「伊吹嶺二十五周年記念祝賀会」の様子が掲載されました。
カラー写真に掲載された主宰の句

  雪冠り伊吹白虎の面構へ   河原地英武

また、大特集「見えない骨格 形式・技法論」の記事に、
河原地主宰は「国語教育に囚われない」と題して
俳句文学の特徴を綴っておられます。

193頁に「俳人スポットライト」に、小島千鶴さんの
「後の更衣」と題した新作7句が紹介されました。
そのうちの一句

  香袋入れ替ふ後の更衣   小島千鶴

「新刊サロン」に小島千鶴さんの句集『夏帯』についても紹介がありました。

皆様ぜひお読みください。

その他、入選等につきましては
noriko22807@mediacat.ne.jp伊藤範子までお知らせください。
(☆NORIKO☆)

22.11.24(5939)

日本、ドイツに逆転勝利!!やりましたね!

さて、サムライブルーのユニフォームが折鶴のデザインということは
皆さんご存じだと思いますが、背番号と名前も、鶴の首や嘴の折紙の
デザインだったことを昨夜気がつきました。
次戦は中三日ですが、勝ち点3をゲットしてほしいです! 

脱ぎしシャツ振りサッカーの勝者たり      小澤實

写真はネットから借りました。
(☆NORIKO☆)

22.11.23(5938)

HP俳句会の結果発表がありました。
今月の最高点句は

そばに居るだけの介護や小春の日   町子さん(北名古屋市)   でした。  

おめでとうございます!

冬紅葉が綺麗に色づきました。
写真はガーデン句会野島さんから送っていただきました。
昨日は最高の紅葉日和だったそうです。

東山植物園は 11月23日、25日~27日は夜8時まで開園し 
ライトアップを行います!
【名古屋市植物園もみじ狩り】

その際は暖かくして公共交通機関での来園をおすすめします。
以上野島さんから情報を寄せていただきました。

さて明治5年11月誕生した愛知県は、今年150周年を迎えます。
県政150周年記念 ブルーインパルス展示飛行があります。
お知らせを早くすればよかったと思いますが、YouTube配信もあるそうです。
通過地点のお近くの人は是非ご覧ください。(雨降ってますね)

【愛知県政150年記念 ブルーインパルス飛行】

W杯サウジアラビアが90分間に放った3本のシュートで2―1でアルゼンチンに勝利しました。
日本もアジアの雄としてドイツから勝ち点をもぎ取ってほしいですね!
(☆NORIKO☆) 

22.11.21(5937)

+++++『英訳 栗田やすし百句』 河原地英武訳 刊行!+++++

この度『英訳 栗田やすし百句』(河原地主宰訳)が「豊文選書第Ⅷ篇」として刊行されました。
おめでとうございます!
伊吹嶺誌10月号の「俳日和」にて河原地主宰からの紹介がありました通り、主宰が足かけ11年、毎号4句ずつの英訳句を集めた508句から、栗田先生ご自身が100句を選び、さらに主宰が近作を加えた103句が掲載されています。

句は四季別に分けてあり、何方からも愛誦されている句ばかりです。  
一句を挙げさせていただくと

  瀧凍てて全山音を失へり

  taki itete zenzan oto o ushinaeri

  the falls frozen―
  the whole mountain
  has lost its sound


河原地主宰の訳者後記の言葉を引用させていただくと
「心は深く、言葉は易しく」を心がけて英訳なさっています。
長年続いていた英訳のページのご記憶のある方々も、
近年入会された皆様も 是非 『英訳 栗田やすし百句』をお手元に
取り寄せて英訳俳句をご鑑賞ください。

★ご注文方法

ハガキまたはファックスで、<河原地英武主宰宛>でお願いします。
〒525-0027 滋賀県草津市野村5丁目26-1  河原地英武
FAX  050-3737-8623               

税・送料込み1冊1180円の振込用紙を同封してお送りします。
句会ごとにまとめる必要はありません。各自でお申し込みください。

(☆NORIKO☆)(752107)

22.11.19(5936)

+++++大杉栄と和田久太郎

  皆さん、『俳壇』では今年の1月号から12月号まで河原地主宰が『俳句と随想12か月』として俳句7句と随想を連載されてきました。範子さんが紹介されているようにこの12月号が最終掲載となりました。直近の10月号と12月号に興味ある句がありましたので、紹介します。一寸長いのですが、私の日記から転載させて頂きます。退屈かもしれませんが、読んで頂ければ幸いです。俳句紹介については主宰のご了解を得ています。

『俳壇』12月号が届いた。河原地主宰の「俳句と随想12か月」の連載も今月で終わった。途中随時「現代俳句評」で取り上げさせて頂いたが、もう連載執筆は終わった。そこでその続きという訳ではないが、このHPで書いてみたい。直近の10月号、12月号に着目した。
  獄窓の久太の句稿ちちろ虫      河原地英武(10月号)
  手に馴染むレモン石鹸秋うらら      〃   (12月号)

 10月号の「久太の句稿」は和田久太郎のことで、大杉栄と同時代のアナキスト(無政府主義者)。直接捕えられたのは甘粕事件で大杉栄らが殺害されたのを仇を討とうとして陸軍大佐らを殺害しようと計画して、捕えられたものである。最後は秋田の刑務所で自死した。 久太郎は俳号を久太として俳句を残しており、秋田刑務所でも多く残している。

 例えば主宰の虫にちなんだ句としては
  虫の夜の露店を戀ひし我身かな  久太
があり、当時の芥川龍之介も久太の句を評価していた。

 河原地主宰は、ロシア革命が大正のアナキストへの影響を大学の研究テーマとしていらっしゃる。その一部として彼の俳句も調べられているとお聞きした。それを10月号で「久太の句稿」として詠まれたのである。
 そして12月号の梶井基次郎の『檸檬』にちなんで掲句を詠まれている。ここの随想の中で主宰はおおよそ次のように述べている。

 梶井基次郎は『檸檬』の中で檸檬を爆弾として見立て書いていた。そして梶井基次郎に傾倒していた松本恭子は『二つのレモン』で「ある日には爆弾の耳をして檸檬」などと詠んだ。ここから発展させて、主宰は大正のアナキズム誌では「詩とは爆弾」とあることに言及されている。これで10月号から12月号につながった。

 そんな前提で、10月号、12月号を読めば面白いと思う。
 ちなみに甘粕事件で大杉栄と同時に内縁の妻伊藤野枝、大杉の甥橘宗一(6歳)の3名殺害されているが、この甥の橘宗一の墓が名古屋の日泰寺にあります。興味のある方は一度日泰寺で探して下さい。
 ネットでは次をクリックして下さい。

【日泰寺 橘宗一少年の墓】

                                (国枝隆生)+++++

国枝さん 主宰の句の背景を綴っていただき有難うございました。
知らないことばかりでした。深い鑑賞、教えていただかなければわからなかったです。
主宰の句、久太の句の、土に生まれ草に住む「虫」の季語へのしみじみした気持が深まりました。

    

写真は忍野八海へ出かけた知人からです。富士山、白糸の滝と紅葉、美しいですね。
穏やかに旅が出来る、日本に生まれただけで、もしかしたら幸せなのかもしれないと、この歳になって思います。
日本に生まれてよかったと思えることが、この先、子や孫や、そのまた次の世代にも続いていくことを願ってます。

(☆NORIKO☆)

22.11.17(5935)

HP俳句会の投句一覧がアップされました。
今月の高点句はどの句でしょうか。

「ジュニア俳句」「いぶきネットの四季」「環境コーナー」も毎月更新されています。
ジュニア俳句11月特選は 
  指回しとんぼに接近おじいさん   岡崎 小四 青山絵里香さん

秀逸にも選評が掲載されています。子供たちの作品をぜひご覧ください。

「いぶきネットの四季」では安藤一紀さんの山形紀行が載っています。
佳い句も沢山お出来になったことでしょう。
皆様、伊吹嶺ホームページの見出しをクリックして ご覧ください。

  

写真は孝子さんから送っていただきました。 有難うございます。

(☆NORIKO☆)

22.11.15(5934)

『俳壇』12月号<俳句と随想十二か月>に
「冬初め」と題した河原地主宰の7句と文章が掲載されました。
そのうちの一句

手に馴染むレモン石鹸秋うらら    河原地英武

HP俳句会の投句は本日15日午後9時締切りです。まだの方ご投句ください。

 

先日名古屋港ポートビルへいぶきネット句会の小木曽さんが出品された「第43回帆船模型展」を観に行きました。
趣味の域を超えた「職人の世界」のようで感嘆しました。紀元前のギリシャやローマの船から、メイフラワー号、豪華帆船、新日本丸まで沢山の展示の模型を小木曽さんに説明をしていただきました。

 

(☆NORIKO☆)(751138)

22.11.12 夜(5933)

今日は愛知同人句会でした。午前の部・午後の部と分けて、
コロナ対策を続けながら行っています。 
午前の部は栗田先生のご指導で、選評は栗田先生と国枝さんに
丁寧に行っていただきいました。
質問にも答えていただき充実した句会でした。

今日は新同人の方が初参加されました。
新同人の方も何度も名乗っておられました。

次回愛知同人句会は12月10日、
来年1月は第三週に愛知支部新年俳句大会がありますため同人会は休会です。

伊吹嶺俳句教室から、1月の日程変更のお知らせがありました。

★伊吹嶺俳句教室の今後の予定は 12月7日(水) 来年は1月26日(木)です。
会場は IMYビル   名古屋市東区葵3-7-14   時間は 13時~16時 

多くのご参加をお待ちしています。

★HP俳句会は投句受付中です。毎月15日が締め切りです。
ふるってご投句ください!
ジュニア俳句はいつでも受け付けています。
身近な冬の季語を詠んでご投句ください。

南天の実に惨たりし日を憶ふ    沢木欣一

(☆NORIKO☆)

22.11.9 夜(5932)

茨城を震源として地震がありました。 関東の皆様大丈夫でしたか?
また、ミサイルがEZZ外へ落下した模様とか・・・

+++++「伊吹嶺」事務局から会費納入についてのお願い+++++

会費及び特別年会費を納入していただく時期になりました。
  会費(誌代1年分)は会員13000円、同人22000円を伊吹嶺発行所へ
  特別年会費1000円は伊吹嶺俳句会へ
できるだけ句会ごとに送金をお願いいたします。(会費と特別年会費は別口座ですので、ご注意ください。)
 また、納入者が分かるように、振込用紙又はハガキにて句会名、氏名(誌代は会員・同人も明記)を送金先へお知らせください。
★1月号手配の作業は12月10日頃ですので、入会、退会の連絡は早目にお願い致します。
★立替をされるときには連絡を取り合って、入金の重複がないようにお願い致します。

                              事務局  松岡美千代+++++

 皆様、松岡さんから来年の会費についてのお知らせです。
句会に所属の無い方は、各自でお振込みをお願いいたします。

 

矢野孝子さんから 散歩コースの初冬の一こまを送っていただきました。

祭壇のごとき山嶺月冴ゆる         河原地英武
澄み渡る冬満月や父母遠し         豊田紀久子
冬満月忌を修したる安らぎに        国枝隆生    「いぶきネット歳時記抄」より

(☆NORIKO☆)

22.11.9(5931)

昨夜は皆既月食をはっきり確認することができましたね!
何度も外へ出て月を見ましたが、スマホでは到底写せませんでした。 夜の間に国枝さんから素晴らしい写真を送っていただきました。皆様ご堪能ください。文章は国枝さんのOKを得て、ホームページを引用させていただきました。

 

+++++皆既月食

今夜は皆既月食。夕方は雲が厚かったが、月が出る頃は雲もなく絶好の撮影夜間。

食がまだ少ない時は何とか写っていたが、皆既状態になると私のコンパクトデジカメでは光量が少なく焦点が全然合わず、ピンぼけ。そして真っ黒。それでも何とか写ったものを下に紹介します。それにしても寒かった。

また皆既月食状態は私のデジカメでは暗くてうまく写らなかったがネットで見ると、赤銅色になるという。同時刻、私の環境仲間がLINEで皆既状態を写したものを送って貰ったので、これを紹介します。まさに赤銅色、そして左下に間もなく天王星食が始まる天王星が見える。HPではよく見えないかもしれないが、届いた写真ではくっきりと写っている。これが大体6等星で肉眼でぎりぎり見える状態という。この天王星食は442年ぶりと言うから、信長が見た頃という。

 この赤銅色皆既状態の月をお見せします。      (国枝隆生)+++++


 

信長の時代に昨日と同じ天王星の食もあったそうで、信長もこの月食を見て心が高揚し、
きっと天下布武が叶うと思ったことでしょう!

国枝さんいつも月の写真を有難うございます!大きい3枚が国枝さんのカメラ、赤い月食の月が環境のお仲間からの写真だそうです。

国枝さんのホームページは「独り言日記」「現代俳句評」「水を考える」など充実した記事が満載のホームページです。 先日もアサギマダラの写真を送っていただきました。いつも有難うございます。

【国枝さんのホームページ】

(☆NORIKO☆)

22.11.7(5930)

立冬を迎えました。早いものですね。猛暑だった頃からあっという間に冬はじめの感があります。
立冬の響きが好きで、身の引き締まる思いもいたしますね。

さて、11月8日、皆既月食と天王星食が同時に発生する、数百年に一度の天体ショーが見られるとのことです。
天王星は6等級の青白い星で肉眼ではあまり見えず、望遠鏡を使えば観測できるらしいです。
18時9分から部分食が始まり、皆既月食が19時16分、
食が最大になるのが19時59分とされ、月食の時間は86分間にわたるそうです。好天になりますように。

酔雪さんに 伊吹嶺25周年記念俳句大会の模様を
トピックスにアップしてもらいました。
皆様ぜひご覧ください!
  ↓   ↓   ↓
【25周年記念大会の記事はこちらから】

写真は先月稲扱きをした日の案山子です。
(☆NORIKO☆)(750334)

22.11.5 夕(5929)

皆様へ   全国の主要結社が代表句7句を紹介する企画があり、「伊吹嶺」も今月から参加しています。

セクトポクリットというサイト中の  <【結社推薦句】コンゲツノハイク>  です。

参加各誌の主宰、代表、会員の句が閲覧できます。皆様ぜひお読みください。
↓  ↓  ↓
【結社推薦句 コンゲツノハイク】

「伊吹嶺」2022年10月号から7句が掲載されています。楽しみが増えましたね。

2022年10月号(通巻292号)>
風追つて雷雨走れり京の路地    河原地英武
目瞑れば鐘鳴り止まず長崎忌    栗田やすし   
明易の足のほてりを持て余す    下里美恵子
虹色の光散らしてバタフライ    加藤剛司
冗談に少し毒あり冷し酒      山田万里子
父何も語らず逝けり沖縄忌     國吉綾子
切れかけの尾つぽ引き摺る蜥蜴かな 小川剛史

「伊吹嶺」は11月号で293号、来年300号を迎えます!


(☆NORIKO☆)

22.11.5(5928)

★いぶきネット句会の投句締切は5日(土)午後9時です。まだの方よろしくお願いします。

秋晴れが続いています。
このところニュースで岐阜の信長祭でキムタクが来る話題でもちきりです。
混乱が起きないように祈っています。岐阜市民だったら私も応募していたかも?
往復はがきで申し込みだったそうで、ある郵便局で往復はがきが売り切れという話も聞きました。

さて、芸術の秋で色々な催し物がありますが、名古屋港ポートビル2階会議室で
木製の帆船模型展を開催中です。
いぶきネット句会の小木曽さんも出品しておられます。
11月13日まで開催です。(月曜休み)
皆様お出かけになって 名古屋港で1句、帆船で1句
詠まれてはいかがでしょうか?
小木曽さんは5日と13日に会場係をなさるそうです。
 第43回 帆船模型展はこちらから
  ↓   ↓   ↓
https://www.microcraftworld.com/c-fpage?fp=info

写真は国枝さんから送っていただきました。
(☆NORIKO☆)

22.11.3(5927)

11月2日 伊吹嶺俳句教室が開催されました。
記念大会後も栗田顧問はお元気に句会の指導をされています。写真は加藤剛司さんから送っていただきました。
栗田先生からすべての句にコメントがあったそうで、貴重な学びの機会となったそうです!
皆様12月の句会へどうぞご参加ください。
毎月第1水曜日に開催予定です。冬に向かうので、変らずコロナ対策の予防に務め、元気で句作したいものですね。

  

京都句会も1日に早速義仲寺へ吟行とのこと。俳句モード全開でコロナ禍の分を取り戻す!ですね。
生け花の写真は鈴木英子さんから送っていただきました。

筆立に天眼鏡や文化の日     栗田やすし
折紙の文化勲章文化の日     河村恵光
校長が餅の手返し文化の日    長崎マユミ   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

私はYouTubeで音楽を聴くのが好きですが、最近、合唱曲「落葉松」を聞いていて、昨日はソプラノ森麻季さんの「落葉松」のお薦めが現れ、次に森さんの「坂の上の雲」主題曲を聞き、すると「坂の上の雲」オープニングの朗読(渡辺謙)が現れて、胸アツになりながら懐かしく聞いていました。本当に名文ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sqhCtr15FQE

昨日は落書を下書きしていて「北のミサイルが」・・と書いたのですが、時事問題は、、と思っていったん消しました。
朝Jアラートが。そして今もミサイル発射とか。心配が続きます。
(☆NORIKO☆)

22.11.2(5926)

 昨日一日は滋賀県膳所の義仲寺で京都句会を行いました。
近江は雨のもてなしでしたが、芭蕉の埋葬地であります。
芭蕉の忌日(時雨忌)も近いこともあり、連衆の詩心ははいやがうえにも高まったものと思われます。
木曽義仲の墓のそばに伝「巴塚」があり、義仲の死後の巴御前の生涯が矛盾の無いようにコンパクトな説明がありました。(松井徒歩)(749722)

 
  〈吟行句〉
   開梆の古りたる音やうす紅葉   徒歩
   秋雨に濡れて色増す柿ひとつ   悦枝
   秋雨に震ふ葉蘭や巴塚      哲半
   義仲寺の句碑それぞれに初時雨  秋麦
   雨しとど秋明菊の白極む     万里子
   柿紅葉裾に散り敷く枯野の碑   英子
   木曽塚に雨音の沁む冬隣     俊雄
   しぐるるや小さき門の亀瓦    佳子

  


22.10.30(5925)

10月29日(土)ホテル名古屋ガーデンパレスにて、伊吹嶺25周年記念俳句大会が行われました。
大会は、第一部 総会にて河原地主宰挨拶、栗田顧問挨拶に続き、議題の審議、活動報告等を経て、伊吹嶺25周年記念賞の発表と表彰、新人賞、秀句賞、新同人の紹介、句集出版のお祝い、卒寿のお祝いがありました。
第二部で俳句大会の披講と表彰がありました。

記念講演会は 「澤」主宰の小澤實氏をお迎えして「やすし、英武 近詠の秀句」について味わ深い鑑賞をしていただきました。 俳句界をけん引しご活躍中の小澤先生ですが、親しみやすく温かい語り口で、お人柄も伝わってくるようでした。

そして記念祝賀会では、俳句月刊誌出版社の編集長やイシグロ印刷の石黒智子様をお迎えし、マリンバの演奏、サックスの演奏など、楽しく和やかなひとときを楽しみました。

俳句大会の結果
★河原地英武選
 畝越しに茶摘女声を掛け合へり   松岡美千代         
 炎昼やすぐに引つ込む鳩時計    二村満里子
 八月の空へ赤子の肌着干す     酒井とし子
 来し道の四半世紀や夏の空     中川秀行
 三連の団扇で力士扇らるる     下河辺美乃里
 枝折戸を押せばでで虫転げ落つ   角田勝代
 潮引いて顔出す道も盆の道     河村仁誠
 レース編む真白き雲の湧くやうに  大島知津
 募金して折鶴もらふ夏の果     国枝洋子
 白き鶴折つて机上に広島忌     栗田やすし
特選
 敗戦忌遺影の袖は繕へず      福谷龍彦

★栗田やすし選
 夏椿さらりと余命告げし友     長谷川妙好
 暮れなづむ木曾の山々夕河鹿    河合義和
 白日傘遮断機越しの海眩し     藤田幸子
 洗はれて底ぬけの空蟬しぐれ    加藤ゆうや   
 着陸の機影波うつ甘蔗畑      野村和甚
 飛魚をくるむ戦禍の新聞紙     高岡佳子
 枝折戸を押せばでで虫転げ落つ   角田勝代
 星流る波音低き九十九里      武藤光晴
 老犬の寝息ひそやか螢の夜     橋本ジュン
 荒波に早打つ太鼓浦祭       関根切子
特選
 今も鳴る兄のラジオや敗戦日    山本玲子


今回写真をあまり撮っていないので、すみません、写真は河原地主宰挨拶と、小澤實先生です。

★伊吹嶺25周年記念俳句大会の詳しい様子は【こちら】をクリックしてください。

(☆NORIKO☆)(749263)


22.10.26(5924)

10月29日(土) 開催の 伊吹嶺25周年記念俳句大会が近づいてきました。
大会係の皆様も準備が整って、あとはご出席の皆様を待つばかりとなっていることでしょう。
ご参加の皆様、体調を万全に、「ホテル名古屋ガーデンパレス」でお会いいたしましょう。
もう一度地図を再掲いたします。 地下鉄東山線、1番出口からの地図です。

     

『俳句』11月号付録の「俳句手帖」に栗田顧問の句、季寄せの項目に杜士さんの句が採録されました。

藪巻を終へたる松や富士近し     栗田やすし

凩や富士に動かぬ雲一つ       髙柳杜士

(☆NORIKO☆)

22.10.25(5923)

「俳句四季」11月号より
<季語を詠む「セロリ」>
   若き日の母と食べたきセロリかな   河原地英武    

「四季吟詠」入選
★河原地英武 選
秀逸 東欧の薔薇の刺繡のサンドレス    大島知津
〃  うす青き皿の余白や夏料理      伊藤みつ子
〃  今年また土砂降り樺美智子の忌    国枝隆生
〃  長靴も縛りバイクのソロキャンプ   貫名哲半
〃  樽小屋にラム焼く煙大南風      長崎マユミ
〃  花粉刷毛打つたび散らす桃の花    野島秀子
〃  挨拶を返す鸚鵡や青葉風       岡田佳子
〃  窯垣の蟻が引き出す太みみず      玉井美智子 
佳作 サングラスはづし山門潜りたり    久野和子
〃  子を中に足漕ぎボート風涼      森 靖子
〃  花魁が下駄ひねり行く夏芝居     廣中みなみ
〃  弓矢売る店に女生徒夏来る      鈴木英子
〃  薄衣を干したる庫裏の座敷かな    水谷仁士

『俳壇』11月号 雑詠入選
★能村研三 選
佳作 雷鳴を背にサーファーの波に立つ   富田範保
★森田純一郎 選
佳作 軽鳧親子水尾を一つに川渡る     富田範保

※記載漏れがありましたらお知らせください。(追記しました)

早速長崎マユミさんより情報を寄せていただきました。有難うございました!!
(☆NORIKO☆)

22.10.24 夕(5922)

HP俳句会の結果発表がありました。今月は高点の同点が4名でした。
副賞(見本誌)はなしですがここに紹介いたします。

丘に立つトーテムポール星月夜 康さん(東京)、
止め椀の柚子一片の香りかな  筆致俳句さん(岐阜市)、
斑鳩に渡る晩鐘柿すだれ    惠啓さん(三鷹市)、
鱗雲ベンチにもたれ待つ列車  和田一子さん(長野県)

講評も併せてお読みください。

『俳句』11月号 「令和俳壇」入選の紹介です。おめでとうございます。
★白岩敏秀 選
佳作 妣の部屋の江戸風鈴のよく鳴れり   野崎雅子
佳作 焙烙の焦ぐる匂ひの大暑かな      福谷龍彦
★白濱一遥 選
佳作 郭公や人より猿の多き村       伊藤みつ子
★星野高士 選
佳作 夕空へ光を返す赤蜻蛉        八尋樹炎
★山田佳乃 選
佳作 行者道すこし外れて山清水      河村仁誠

※記載漏れがありましたらお知らせください。(追記しました)

お願いがあります。
『俳句四季』『俳壇』の入選、その他の情報について 皆様のご協力がいただけたら幸いです。
私の手元にありませんので今後はどうぞ宜しくお願いいたします。
伊藤アドレス:noriko22807@mediacat.ne.jpまでお知らせください。

写真は昨日の鶴舞公園。踊り子の像と背景の建物は名古屋大学附属病院です。
昔 母の通院にに付き添って通いました。また私自身も色々な検査に通いました。
今は紹介状がないと診察してもらえませんね。
昨日の大会で、八幡山古墳の句が多くありました。
どうして私は見に行かなかったのか・・・?すぐそばで降ろしてもらったのに・・・
と思っているところです。

(☆NORIKO☆)

22.10.24(5921)

10月23日、俳人協会愛知支部秋季俳句大会が開催されました。

コロナ禍により2年半ぶりの開催で、吟行地は鶴舞公園周辺。昭和区民まつりが行われて賑やかでした。秋晴れの天気に恵まれ、久しぶりの大会ということで241名の参加で盛会した。講演は「かつらぎ」副主宰 平田冬か氏の「森田峠の写生純粋に生きんがために」森田峠が「かつらぎ」の後継者となったいきさつや、代表句を取り上げ、句作の心構えもお話してくださいました。

俳句大会では次の方々が入賞されました。

入選賞(高点句)
貌枯れし蟷螂の脚まだみどり    平松公代
秋天へ打つ庭球の檸檬色      加藤剛司
柳散る一葉に逃ぐる小さき魚    宮川千賀子
公園に移動図書館木の実降る    上田博子

選者特選
山本比呂也選 公園に移動図書館木の実降る    上田博子
田口風子選  挨拶の市長が歌ふ秋まつり     伊藤範子
齋藤朗笛選  高射砲据ゑし古墳や小鳥来る    伊藤克江
藤島咲子選  柳散る一葉に逃ぐる小さき魚    宮川千賀子
田辺満穂選  秋天へ打つ庭球の檸檬色      加藤剛司
加藤ゆうや選 しわしわと黄ばみ敗荷天を突く   林 慰江

 

写真は安藤一紀さんから提供していただきました。

(☆NORIKO☆)(748512)

22.10.19(5920)

***************************
関東支部の10月同人句会は、1016日にリモートで行いました。

今回から、新同人となられた、しなの句会の大久原清明さんも参加しました。写真の上段左から二番目です。

また今回も、やすし先生、せつ子先生をお迎えし、盛会でした。ご指導ありがとうございました。

自選の句を紹介します。

庭先へ名月見むと幾たびも       清 明        
秋深し階段軋む木の校舎        ジュン          
爽やかや手を振つて子は搭乗す       滋 子
夫のこと木椅子に語る十三夜        あきを
首長きビードロの酒器新走           一 成
隣家まで温み届けり栗おこは         幸 子
作業着の胸に社名や夜学生          切 子
温泉の町を沈めしダムの水澄めり      とみお
夕の日に動かぬ陰や鯊の人            光 晴
赤蜻蛉子抱き地蔵へ来てとまる         ひろ子
茅葺の藤村旧居秋寂ぶる                一 灯
母の忌の仏壇閉ぢてより秋思           せつ子
鵜の山の芒隠れに碧の句碑           やすし
***************************

銀杏は熱田神宮の中にある並木で、だんだん色づき、銀杏の実が雨あがりには沢山落ちるようになりました。金木犀は熱田神宮近くで撮影した満開の様子です。  (橋本ジュン)

 

ジュンさん、いつも有難うございます!!   (☆NORIKO☆)

22.10.18(5919)

★「伊吹嶺」愛知支部新年大会の投句締切は 10月24日(月)必着です。土・日を挟むので、月曜に届くには
ポストの場合10月21日(金)の 夕方の収集時間までに投函してください。そうでないと22日(土)朝の受付となるので24日には届きません。宜しくお願いいたします。

22.10.18(5918)

『俳句』10月号219頁 <新刊サロン>に、「岳」主宰の宮坂静生さんが
荒川英之編集長の新著『沢木欣一 十七文字の燃焼』に対する
お心のこもった親身な書評を書いておられます。
サブタイトルは「戦後俳人の良心を探る」です。

ぜひお読みください。
荒川さんの著書のご購入は「伊吹嶺会員」と記し以下のページよりお願いいたします。

【翰林書房 『沢木欣一 十七文字の燃焼』のページ】

写真は鈴木英子さんから送っていただきました。
(☆NORIKO☆)

22.10.17 夕(5917)

『俳壇』11月号  <現代俳句の窓>に 荒川編集長の新作  

タイトル「夜学の灯」6句が紹介されました!

そのうちの1句

雨音の近き静けさ夜学の灯    荒川英之

写真が縦長で枠をはみでるかもしれません<m(__)m>


伊賀市主催の「芭蕉翁献詠俳句」に英語の部がありました。

河原地主宰が選者を務めておられます。

今年の結果が発表されました。

【令和4年芭蕉翁献詠俳句のニュース】

英語の俳句に挑戦するのも良いですね。
色々な俳句大会があるのに、締切も忘れて過ぎていってしまう私です(;^_^A

(☆NORIKO☆)

22.10.17(5916)

『俳壇』11月号 <俳句と随想12か月―11月>に河原地主宰の「つづれさせ」と題した7句と随想が掲載されました。そのうちの一句を紹介します。

玄米の粥を一炊き綾子の忌  河原地英武

他に、特集として「今、読み直す耕衣・静塔・綾子・五千石―没後25年」の記事があります。

★いぶきネット句会の合評会が終わりました。毎回皆さんの作品の中に新しい発見や学びがあります。
落書をご覧の皆様ご一緒にネット句会を楽しみませんか?

★HP俳句会の投句一覧がアップされています。今月の高点句は何方でしょうか。
結果発表が待たれます。偶数月は慢房さん 奇数月は徒歩さんが丁寧に講評されます。

★ジュニア俳句はいつでも受け付けています。お孫さんお子さんの代理でネットから投句できます。
選者が酔雪さんに交代しました。選評もアップしてあります。 子どもの新鮮な俳句の目を是非お読みください。

★全国的な俳句大会、俳句月刊誌入選、各種地域の俳句大会入賞など、
このページの上の封筒のマーク「メッセージお待ちしております」から お知らせください。または 
伊藤アドレス noriko22807@mediacat.ne.jp へ
私だけでは網羅できませんので 宜しくお願いいたします。

★テレビでNHK俳句を見ていたら、11月1日受付締切で募集中でした。Web投稿も出来るようですよ。

【NHK全国俳句大会応募要項】

【Web投稿のページ】

国枝さんから「白玉干し草」の花の写真を送っていただきました。
小さい花ですがアップにしても可愛いですね!

 
(☆NORIKO☆)(747433)

22.10.15(5915)

+++++アサギマダラ

今年も我が家に渡り蝶であるアサギマダラがやって来ました。
我が家ではまだ藤袴が2割ぐらい咲いたところですが、けなげにも来てくれました。

近くの空き地にも藤袴を栽培しているところがあり、そこへ行ってみました。
乱舞とは言えませんでしたが、大体ひと目10頭ぐらいでした。

ここ東員町は伊吹山から神島までの飛来の三重県ルートの途中です。
これからしばらくアサギマダラを楽しめそうです。

ところで皆さん、一般に蝶を数える単位はご存じですか。「羽」や「匹」で呼ぶこともありますが、正確には「頭」です。それは英語の「head」から来ており、動物園では種類に関係なく「head」から「頭」と呼ぶそうです。

羽根を広げたところと閉じた写真をお送りします。皆さん、楽しんで下さい。  
                   (国枝隆生)+++++

  

綺麗に撮れていますね! こんなに美しい蝶が海を越えていくとは。
国枝さん ルートもそれぞれあるのですね。数え方も有難うございました。

(☆NORIKO☆)

22.10.13(5914)

名古屋市の東の市境に猪高緑地があり、昔農家の人が棚田を持っていました。
今は名古屋市と名東自然倶楽部が共催して田植えや稲刈りを行っています。
人手が要るそうなので、猫の手にもなりませんが、刈ったり括ったりしてきました。
元々ため池の水が滲んでくる土で 水を落とすこともせずに、あるがまま(時々田草取り)のようです。
括るだけのつもりが手刈りもして 長靴が抜けず靴下でずぶずぶと田に入りました。

 

参加者が来る前に朝8時から準備        今年の稲は小さくて稔りが少ないそうです

稲括る腰に提げたる藁抜いて    範子

これはベテランの方の様子を詠みました。 素人は麻紐を与えられて紐で縛りました。

(☆NORIKO☆)(746955)


22.10.9(5913)

昨日は愛知同人句会でした。 そして十三夜でしたね。    綺麗な月が見えました。
月の出の頃は、明るい星が寄り添うようにしていました。名古屋はやがて雲に覆われてしまいましたが、
十五夜とともに愛でることが出来て良かったです。月の写真は国枝さんから送っていただきました。
素晴らしいですね。

  

10月29日(土)開催の、25周年記念大会まであと20日となりました。 
大会実行委員の方々は着々と準備をすすめていらっしゃいます。

皆様にお会いできることを楽しみにしています。愛知同人句会の後で、
大会会場のホテルの下見に参加しました。
実行委員会の堀一之さん作成の地図を頼りに 地下鉄を出てホテルまでの道案内してもらいました。
初めてこの会場へお越しの方へ、分かりやすい道順を掲載します。
地下鉄東山線(栄駅下車)を使う場合の案内図です。


★地下鉄 栄駅出口は一番西の改札を出て【1番出口】から地上へ。
★地上へ出て後ろを振り向くと、観覧車のあるビル(サンシャインビル)が見えます。
少し戻る形になりますが、錦通り沿いを歩くほうが分かりやすいです。信号は渡らず角を右へ、西へ進みます。
★角を2つ通り過ぎ、3つ目の角を右へ曲がり北へ進みます。
右へ曲がる角には「木曽路」が見えます。この道を北へ歩いていくと2つ目の角にホテルがあります。
ホテル正面玄関の写真も添付します。 正面入口・車寄せは北側にあります。 
★俳句大会会場は 3階です。皆様お誘いあわせの上気をつけてお越しください。

 

同人句会の写真は加藤剛司さんから送っていただきました。 ホテルはハロウィン仕様になっていました♪

(☆NORIKO☆)(746530)

22.10.5(5912)

俳人協会から送られる「俳句文学館」に、荒川英之編集長執筆の文章が掲載されました!
「若き視点から」の記事で顔写真入りです。

タイトルは<高校生の志向―俳句と世の中のつながり―>です。

教師として教壇に立ち、生徒を指導する立場から見た「社会性」俳句について、
またこの夏名古屋での「俳句甲子園地方大会」の審査員の経験から
高校生の生活や世相の捉え方と句作について綴っておられます。

(☆NORIKO☆)

22.10.3(5911)

★先月末に伊吹嶺10月号が届きました。
令和5年の愛知支部・関東支部・関西支部・静岡支部の新年俳句大会案内が掲載されました。
よくお読みになって皆様ぜひご参加ください。
愛知支部は綴込みの投句ハガキでお願いします。10月24日(月)必着です。

★裏表紙に『沢木欣一評論集』(小学館刊)について掲載されています。
予約期間は10月15日まで、ハガキかFAXでお名前と冊数を明記してください。

秋彼岸の頃は暑さも感じましたが、今日は一転、そろそろ長袖や羽織ものの準備もしなくてはと思っています。
オーブンレンジで焼き芋を作ってみたのですが、藷の種類によって、味が違いますね~
調べてみると糖度は1位 紅はるか 2位 安納芋 3位 紅あずま だそうです。

(☆NORIKO☆)(745960)



22.9.28(5910)

 俳人協会愛知県支部秋季俳句大会 名古屋・鶴舞俳句大会(案内)

 
本年は、名古屋市昭和区の鶴舞公園とその周辺の地を吟行先として、秋季俳句大会が開催されます。
交通の便の良い所ですので、お誘いあわせの上ご参加ください。(新井酔雪)(745401)

 選者として栗田やすし先生と加藤ゆうやさん、その他伊吹嶺の仲間が係として参加しています。

◇日 時  令和4年10月23日(日)
◇場 所  
名古屋通信ビル 2階ホール 名古屋市中区千代田2丁目15番地18号
◇交 通  
地下鉄鶴舞線「鶴舞」 1番出口 徒歩3分
      JR中央線「鶴舞」 西へ徒歩5分

◇吟行地  
鶴舞公園一帯(公会堂、奏楽堂、中央図書館、普選記念壇、竜が池、八幡山古墳など)
◇受 付  
午前10時~12時
◇会 費  1000円
◇投 句  
嘱目:2句  締切り:12時
◇開 会  
午後1時
◇講 演  
平田冬か氏(「かつらぎ」副主宰) 演題「森田峠の写生句」―純粋に生きんがために―
◇選 者  
平田冬か・栗田やすし・加藤耕子・加古宗也・山本比呂也・中村雅樹
      田口風子・服部鹿頭矢・齊藤朗笛・若原康行・柴田鏡子・壁谷禮伺
      藤島咲子・田辺満穂・加藤哲也・加藤かな文・祢宜田潤市・加藤ゆうや

◇賞    
大会賞、入選賞、選者特選賞

*問合せ先:「笹」代表 柴田鏡子 電話052-521-0571


22.9.28(5909)

  髙島由也子さん 句集 『秋桜』 を上梓

 この度、古谷句会の髙島由也子さんが米寿を記念して、句集『秋桜』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。句集は平成10年から「伊吹嶺」誌に掲載された中から、平成24年出版の海外写俳集『旅情』の掲載句を除いた337句を河原地主宰に選んでいただいたものです。序文は河原地主宰、跋文は井沢陽子さんが書かれました。
 句集名「秋桜」となった作品を紹介します。

  
吹かれゐる秋桜影を持たざりき  令和3年 

 集中43句の海外詠が掲載されています。傘寿迄に80か国訪ねられました。
  
バイソンの群れを囲めり雲の峰   平成12年  イエローストーン
  初日さす南極海の白光り      平成20年  南極
  うねりゆくオーロラの中星飛べり  平成25年  フィンランド
  八十国を訪ひて傘寿や今日の月   平成26年

  
 国内の吟行句も多くあります。写真の個展を開かれるほど研鑽された技術が
即物具象の写生句に生き生きと反映されています。
  
逆さ富士ゆらし白鳥身を反らす   平成14年
  ねぶた台傾げば迫る眼の光     平成26年
  みはるかす紫陽花越しの由比ヶ浜  平成29年


 由也子さんは がんウィルス学研究者であったご主人様ご逝去後も
医院での診療を続けられました。
二人のお嬢様も眼科医となられましたが、平成27年
ご長女との悲しいお別れもありました。
  
亡き夫の古書の湿りや梅雨最中   平成11年   
  汝が植ゑし薔薇咲く中を棺出づ   平成27年
  娘の好きな赤き薔薇咲く一周忌   平成28年
  六十年の診療終へし秋さやか    令和元年

  
 身近な暮らしの中の作品にも感性の豊かな佳句があります。  
  
薄氷を踏めば朝日の七色に     平成22年
  瑠璃深く風にきらめく犬ふぐり   平成28年
  金色に透けて夕日の猫じやらし   平成31年

                         (伊藤範子記)

★句集の詳細は後日トピックスに掲載します。しばらくお待ちください、


 私は由也子さんの患者で、初学の頃に同じ句会で学びました。
医院の待合室には海外の大自然の写真が飾ってありました。丁寧に診察してくださり、異常が見つかった時にはすぐに検査機器の整った大きい眼科を紹介してくださいました。近年体調を崩されたそうですが、お電話の声は変わらず若々しい張りのあるお声でした。今後ともお身体をお大事にご清吟ください。 (範子)

★詳しい句集の紹介は【こちら】をクリックしてください。

(☆NORIKO☆)(745341)       


22.9.26(5908)

『俳句』10月号に、国枝隆生さんが「御在所岳」と題した8句を発表されました。
そのうちの一句を紹介します。

  蜩の靄の深さに響き合ふ   国枝隆生

皆様ぜひお読みください。

「令和俳壇」入選
★成田一子 選
推薦 黴の靴アフリカ踏みし子の遺品    齊藤眞人
★井上康明 選
秀逸 再読のノルウェーの森ソーダ水    野崎雅子
佳作 郭公の鳴く托卵の淋しさに      富田範保
★櫂未知子 選
佳作 スリッパの音引き連れて夏座敷    加藤剛司   
※記載漏れがありましたらお知らせください。

秋彼岸を過ぎて涼しくなりほっとしたのですが、
今日はまた暑くて、秋バテがぶり返してしまいました。
テレビで半田矢勝川の彼岸花を放送していました。
新見南吉の生誕地近く、「ごんぎつね」のふるさとです。
何年か前の写真ですがご覧ください。
(☆NORIKO☆)(745223)

22.9.24(5907)

雨のお彼岸と三連休ですね。台風15号の心配も出てきました。お気をつけください。
橋本ジュンさんが関東支部同人句会の様子を伝えてくださいました。

***************************
関東支部の9月同人句会は、9月18日にリモートで行いました。
やすし先生、せつ子先生をお迎えし、盛会でした。
ご指導ありがとうございました。
当日は、大型の台風14号の影響があり、関東地区は突然の
豪雨や雷の中の句会でした。
自選の句を紹介します。

お花畑雲走り来て走り去る     ジュン
秋灯下留学の子に料理本      滋 子
棚の本抜きし隙間やちちろ鳴く   あきを
秋深し染工房に草木の香      一 成
鈴虫の籠をかかへて下校の子    幸 子
ちちろ鳴く闇や坩堝の火を落とす  切 子
音たてて秋の水入る百花園     とみお
赤とんぼ浜の夕日に群れ飛べり   光 晴
母洗ふ絵筆の束や秋ともし     ひろ子
明日知れぬ浮浪児たりし遠銀河   一 灯
稔り田の甘き匂ひや関ヶ原     せつ子
駅を出て一筋の道稲の花      やすし
***************************

 

ジュンさんいつも有難うございます。秋らしい佳句が揃っていますね♪

(☆NORIKO☆)

22.9.22(5906)

    小島千鶴さん 第1句集『夏帯』を上梓!!

 この度、小島千鶴さんが、角川書店より第1句集『夏帯』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。
 この句集は、平成14年から令和3年まで「伊吹嶺」誌に掲載された句の中から345句を栗田顧問に選んでいただいたものです。そして、句集名『夏帯』は、

   夏帯に金魚の根付揺れてをり   平成15年 やすし10選句

から採ったものです。

 表題句もそうですが、この句集には着物に関わる句が多く見られます。と言いますのも千鶴さんは、装道礼法きもの学院名古屋校で助教授を務めているのです。
着物に関わる句が多いことが、この句集の第一の特色と言えるでしょう。
   
手火鉢に翳し色挿す友禅師    平成17
   装束の絹のひも引く音さやか   令和3
   鶏頭の手描き帯締む綾子の忌   令和3年 やすし10選句


 この句集には、身近な人を詠んだ句が多くあります。これが第二の特色だと思います。ご家族を詠んだ句では、特にご両親とお身内のお子様と思われる句が多く見られました。そして、それらの句は日常の素材と結びついて、生き生きとした句になっています。
   父の骨抱きて夏の古都離る    平成19
   ベランダに母咲かせたり桜草   平成20
   離乳食の児に新米の粥少し    令和2


 千鶴さんには、ご家族ではない身近な方がいます。それは千鶴さんが「師」と呼んでいる方です。俳句では栗田やすし・せつ子両先生。もう1人は、千鶴さんの着物の着装や礼法の師匠となる方です。師への思いは、千鶴さんの行為として表現されています。
   添書を幾度も読めり師の賀状   平成17
   師の句碑に置く節分の豆一つ   平成23
   夏帯をきりりと締むる師を祝ぐ日 平成26


 最後に句集の帯に載っている栗田やすし10選句のうちの5句を紹介します。
   本郷の駄菓子屋のぞく秋うらら  平成19
   うららかや島にきものの洗ひ張り 平成20
   春日差す小屋の仔牛の長まつげ  平成23
   石一つ選び来て母門火焚く    平成26
   背に名札つけ入園の一歳児    令和3
          (新井酔雪)(744824)

 ★句集の詳しい紹介や購入申込先は【こちら】をクリックしてください。

                  


22.9.21 夕(5905)

+++++名古屋花展のこと

 いぶきネットの皆さま、知立句会の鈴木英子です。
台風14号はとても強大で被害に遭われた皆様お見舞い申し上げます。ヘクトパスカルが観測史上4番目だとか、
「伊勢湾台風」を経験している我ら世代はその猛烈さ、怖さはお察しできます。

 さて、そのさなか池坊名古屋展が開催されました。914日(水)~19日(月)までです。台風は19日から20日まで吹きました。ちなみに私の出瓶は中期の16日、17日でしたので、台風には遭わずに無事終えました。この名古屋展は家元直轄で、かなり大きな花展です。かつては中部地方全体から出瓶者がありましたが、今回は、東海3県からの出瓶です。

 私はほぼ毎年出しています。花型は、立花、生花、自由花といろいろですが、今年は、自由花でテーマが「自由花・バラ科の仲間たち」というものです。写真のような花を活けました。自由題より制約はありますが、想像は膨らみます。

 バラを主に少しだけ使ってもOKですが、私はせっかくのお題なので、豪華にストレートにしました。スチールの方形の花器に、バラを並べ、赤の補助色(引き立つ色・お互いが目立つ色)はグリーンなので、手毬草のきれいな緑色のものを下に並べました。緑の細い線はスチールグラスと言って自由花では重宝する花材です。2つの花器を繋ぎ変化をつけます。

 初日、3日目、5日目は家元の方が巡視にいらっしゃり、講評をいただきます。私の時は、家元の次女の方が丁寧にご覧になり、私の意図をよく理解して下さり、褒めて下さったので、嬉しくなりました。

 花展はこのように構想から準備、花材の購入と何かと大変ですが、すこしの達成感はあります。

                                
(英子)+++++


   斜めからの写真もイメージが違って良いですね。

秋さうび王妃の小さき絹の靴   上杉美保子    『伊吹嶺季寄せ』より

(☆NORIKO☆)


22.9.20(5904)

9月のHP俳句会の選句結果が発表されました。

  虫の音の間を置く闇の深さかな   後藤允孝さん (三重県) 

  夕焼や路地より甘き醤油の香    石塚彩楓さん (埼玉県)

おめでとうございます! 
講評は少しお待ちください。

皆様台風の被害はありませんでしたか? 残念ながら亡くなった方、行方不明の方がおられるようです。
風雨の影響は続いているようです。

昨夜はエリザベス女王の国葬が放送されました。
荘厳かつ壮大で、70年もの間、国民にも世界の人々にも敬愛された女王に相応しい国葬でした。
市民も参列できる機会があり、愛犬コーギー二匹も見送ったことも心温まることでした。

写真の石榴は8月に写してもらったもので、今頃は弾けているかと思います。
(☆NORIKO☆)

22.9.19(5903)

早朝は雨戸を打つ風の音で目が覚めました。
最大級の台風が沖縄、九州へ上陸し、中国地方へいくようです。
土砂災害が懸念されます。台風が過ぎてからも増水した水が河川を下って行きます。
皆様に被害がありませんように、祈っています。

(☆NORIKO☆)(744378)

22.9.17 夕(5902)

加藤剛司さんから 市政資料館の彼岸花の写真を送っていただきました。
花芽から 花の咲く順番が分かります。まだまだ暑いですが、律儀に咲きますね。

裏木曾の風にほどくる曼殊沙華   坪野洋子   『伊吹嶺季寄せ』より

  

(☆NORIKO☆)

22.9.17(5901)

『俳句四季』10月号から「四季吟詠」入選句を紹介します。
★田島和生 選
特選 リュック背に靖国詣で椎の花    奥山ひろ子  

★加古宗也 選
特選 弟の唄ふイマジン簾越し      長崎マユミ
秀逸 高きまで鳶麦秋の風に乗る     国枝隆生
佳作 ざりがに釣る父と子同じ顔をして  野島秀子

★今瀬剛一 選
秀逸 椰子の実の流れ着く浜夕焼けて   安藤一紀

★石田琴線女 選
佳作 遠雷にピクと動きし犬の耳     石橋忽布

※記載漏れがありましたらお知らせください


奥山ひろ子さん 長崎マユミさん 写真もコメントもとても良かったですよ~おめでとうございます!
ひろ子さん マユミさんには いぶきネット句会の投句一覧 選句一覧、(名前なし)(名前入り)を配信していただいています。15-16日とチャットによる合評会が終わりました。

野球を最近見なくなった私も 昨日は村上選手56号ホームランが出るか気にしていました。
村上選手は188㎝97キロだそうですが? パワーありそうですね。
昨夜は中日が大勝 根尾選手は投手として活躍してほしいと応援しています。

写真は孝子さんから送っていただきました。朝の散歩道の岸辺の葛の花です。有難うございます。

(☆NORIKO☆)


22.9.16(5900)

第61回俳人協会全国俳句大会に 
富田さんが秀逸賞に入賞、選者特選でした。おめでとうございます!  

★秀逸賞    ★野中亮介 特選
持ち出せし物みな雪を積む火事場   富田範保



他に、入選の方がみえますが、俳人協会ホームページで確認できる賞に限らせていただきました。
よろしくお願いします。

(☆NORIKO☆)

22.9.15(5899)

皆様、8月19日は「俳句の日」 と聞いたことはあると思いますが
<歯の俳句>コンテストがあることをご存じですか?
瀬戸市の辻美春さん(ブルーム句会)が 2022年度一般部門で最優秀賞を受賞されました。
おめでとうございます!!素晴らしいですね。

<2022年度最優秀賞>
梅雨晴や歯科検診へ古稀二人   辻 美春      
 「はいく」 はリンクフリーです。こちらからお入りください。【はいく】
歯の学びにもつながります。

皆様へ 俳句雑誌以外にも色々な俳句大会やコンクールがあると思います。
落書でご紹介をしたいと思いますので、封筒のマークの「メッセージ」
または noriko22807@mediacat.ne.jp 伊藤宛 お知らせください。お待ちしています。

★HP俳句会は 9月の投句締切は 本日15日午後9時です。
まだ間に合いますので未だの皆様どうぞご投句ください!!

(☆NORIKO☆)

22.9.14(5898)

  速報  「伊吹嶺」25周年記念賞(俳句の部)決定!!

応募総数56編の中から、下記のとおり決まりましたのでお知らせいたします。

受賞  酒井とし子さん     「朝の弥撒」

次席  中斎ゆうこさん     「茄子の馬」

佳作  山﨑育子さん      「吉野凍つる」

            「伊吹嶺」主宰 河原地英武
☆:*・。.+・。.*☆:*・。.+・。.*☆

皆様おめでとうございます! 
記念号で作品を拝見できることを楽しみにしています。
(☆NORIKO☆)(743634)


22.9.13(5897)

『俳壇』10月号が発売されました。
<俳句と随想十二か月> に河原地主宰の「秋うらら」と題した七句と文章が掲載されました。
その中の一句

原爆の日の通り雨傘ささず   河原地英武

「俳壇雑詠」入選
★山田貴世 選
佳作 サーファーの手のひらひらと波に立つ  富田範保      
佳作 日本が息呑む真夏日の凶弾       加藤ゆうや
★加藤耕子 選
佳作 灯蛾舞ふや帳場算盤五つ珠       富田範保


※記載漏れがありましたらお知らせください。

写真はオクラの花です。

(☆NORIKO☆)

22.9.11(5896)

昨夜は中秋の名月でした。
名古屋でははじめは雲で見えませんでしたが 
次第に晴れて綺麗な綺麗な満月を見ることが出来ました。     
その後また外へ行ったのですが、また雲でかくれました。

昨夜は折しもいぶきネット句会の選句一覧が配信され、
国枝さんから素晴らしい写真を送っていただきました。

昨日見えなかった方も見えた方もぜひご堪能ください。

皆様一句詠めたでしょうか?

そして昨日は愛知同人句会が「ウィルあいち」で開催されました。
名古屋市政資料館の南側です。
午前の部は栗田顧問 午後の部は河原地主宰のご指導で、一句一句選評をいただきました。

  名古屋市政資料館(明治時代の裁判所)

愛知芸術文化センターが改装される期間の、来月まで ウィルあいちで開催されます。

(☆NORIKO☆)(743176)

22.9.10(5895)

新同人の皆様 25周年記念賞文章の部の入賞の皆様 おめでとうございます!
ますますのご活躍を! 記念大会でお会いできることを楽しみにしています。

今日は中秋の名月。昨日は小望月でしたが雨模様でした。今日は名月が見えるでしょうか。

エリザベス女王がお亡くなりになりました。
6日に新首相を静養先のお城で任命した時のにこやかな写真を見ましたが…。
まさに天寿を全うされました。報道にぽっかりと心に穴が開いたような気持になり、思わず涙が浮かびました。
国歌も「God Save the Queen 」から「King」に代わったそうです。

  
2022年6月の女王の写真と 崩御の前に架かった虹。二重だったそうです。

(☆NORIKO☆)

22.9.8(5894)

  速報第2弾! 25周年記念賞の文章部門が決定!!

 本日(98日)、25周年記念賞(文章)の選考会があり、選考委員4名による真摯な協議の結果、以下の通り決まりましたので、ご報告いたします。

   受賞:奥山ひろ子さん「『伊吹嶺』にたどる河原地主宰の四年半」
   佳作:関根切子さん「榛の木のある家」
   佳作:山本光江さん「やすし師の『沖縄戦跡詠』に導かれて」


  詳しい選評は「伊吹嶺」20231月号に掲載いたします。
なお、応募作は全13編、いずれも力作ぞろいだったことを申し添えさせていただきます。
                          「伊吹嶺」主宰 河原地英武
 


22.9.7(5893)

  速報! 今年度の新同人が決定!!

 伊吹嶺会員の皆様、今年度の新同人8名が決まりました。ここに紹介します。

    
伊藤みつ子さん   チングルマ句会   名古屋市
    小川ミヅホさん   伊吹嶺句会     岩倉市
    井上千保子さん   チングルマ句会   名古屋市
    長谷川妙好さん   いぶきネット句会  名古屋市
    仲宗根美智子さん  イッペー句会    那覇市
    倉 田  貢さん   こま草句会     名古屋市
    大工原清明さん   しなの句会     佐久市
    河村 仁誠さん   つしま句会     愛西市


 新同人の皆様、おめでとうございます。今後のますますのご活躍を期待します。(新井酔雪)(742611)


22.9.6(5892)

+++++伊吹嶺俳句教室 10/5(水)開催に変更のお知らせ+++++

コロナの感染状況が下降していることを考え、10月5日の伊吹嶺俳句教室を開催いたします。
会場は IMYビル   名古屋市東区葵3-7-14   時間は 13時~16時

皆様ふるってご参加ください。 

今日は9月6日 綾子先生の忌日、 今年の白露は9月8日です。

吾亦紅活けて綾子の忌に集ふ          栗田やすし
綾子忌や句碑の温みを手の内に         河原地英武


   

一枚目は「たてはな」という花型で、昔活けられたのをここ数年復活した初期の立てはなです。桔梗を中心に活けました。
2枚目は「新風体立花」です。ウクライナに思いをはせてひまわりを主に活けてみました。(鈴木英子)


鈴木英子さんから 生け花の写真をおくっていただきました。  
さわやかな秋風が吹いてきそうな雰囲気ですね。
ウクライナに平和が戻りますように。
 
(☆NORIKO☆)

22.9.4 夜(5891)

+++++綾子忌25周年記念「犬山吟行句会」が開催されました!


投句参加者は104名 投句総数208句 出席者は74名と とても多くの参加がありました。
句会場は犬山市民交流センターでした。
河原地主宰挨拶、 句会(選句 披講 講評) 
講演「綾子先生あれこれ」(栗田やすし先生) 
そして表彰が行われました。
久しぶりに皆さんとお会いし、3時間があっという間の楽しい会でした。
今日は吟行会での主な結果をお知らせします。

★河原地英武主宰 特選
師弟句碑つなぐ小径や風涼し    川島和子     
★栗田やすし顧問 特選
初秋や呼び合ふてをり師弟句碑   加藤百世

★最高点句(10点句)
師弟句碑つなぐ小径や風涼し    川島和子
師の句碑に屈めば虫の声かすか   栗田せつ子
あきつ舞ふひかりの中に師弟句碑  栗田せつ子


特選者と10点句から4点句までげんこつ飴の副賞をいただきました。
詳細は後日トピックスにアップします。
担当の皆様方、吟行句会開催に向けて 企画実行をしていただき有難うございました。

 
   栗田先生の流燈句碑               綾子先生の木曽川句碑

 
  河原地主宰と川島和子さん             栗田顧問と加藤百世さん

 
高得点の栗田せつ子さんと 川島和子さん      綾子先生の色紙や写真の数々

★詳しくは【こちら】をクリックしてください。
(☆NORIKO☆)
(742085)

22.9.1 夜(5890)

9月になりました。伊吹嶺9月号も届きました。
「伊吹嶺」創刊25周年記念出版 『沢木欣一評論集』 のご案内があります。
皆様どうぞお申込みください。 裏表紙に掲載されています♪

橋本ジュンさんから句会便りをいただきました。

*******************
関東支部・欅句会8月定例句会は、8月28日にリモートで行いました。
国枝隆生様、伊藤範子様、いつも遠方からのご参加ありがとうございます。
テレ吟行のテーマは「秋の果物」でしたが、みなさん今回は苦労されたようです。 
皆様の自選句を紹介します。

短夜や逝きし娘へ片メール      杉 子
母植ゑし杉の秀なみや盆の月     眞 人
青畳匂へり処暑の坐禅会       ジュン     
木守柿屋根に貝置く島の路地     あきを
大漁旗掲げ漁村の運動会       一 成
両肩に担ぐ西瓜やちやんこ番     切 子
渦なせる灰美しき蚊遣香       とみお
柘榴爆ず心騒ぎし日の遠く      光 晴
雲の影たゆたふ花野遠穂高      一 灯
手花火の子へ風向きのすぐ変り    範 子
ファスナーのよく噛むバッグ秋暑し  隆 生

9月もリモート句会の予定です。
参加希望の方は、気軽に橋本ジュンまでご連絡ください。
依然としてコロナ禍ではありますが、平和な日本で、
俳句を仲間と勉強できることに感謝しつつ。
橋本ジュン
birdlandjazz@mac.com
**********************


  

キバナコスモスは、句会当日の朝、名古屋のウォーキングコースの白川公園での撮影だそうです。
ジュンさんは 名古屋の赴任先と東京のご自宅と 毎回違う場所からでも司会・進行してくださいます。
リモートで毎月お会いしています♪ 皆様いつも笑顔でお元気でいらっしゃいます。
参加させていただき有難うございました。

(☆NORIKO☆)

22.8.31 夜(5889)

+++++愛知支部同人句会9月 開催のお知らせ+++++

愛知同人の皆様、9月10日(土)愛知同人句会は開催いたします。 

会場:ウィル愛知 2階セミナー6
      名古屋市東区上堅杉町1番地
   最寄りの駅は 地下鉄「市役所駅」 
   または 名鉄瀬戸線 「東大手駅」

午前の部 午後9時30分~12時30分
午後の部 午後1時30分~4時30分

グループ分けは 
午前の部は タ行以降の方  午後の部は ア行~サ行の方  
 (ご都合のある方は 午前でも午後でも結構です)

よろしくお願いいたします。

(☆NORIKO☆)

22.8.30(5888)

台風が近づいてきました。
ひと雨ごとに涼しくなっていきますね。

鈴木英子さんからススキの写真を送っていただきました。  
「斑入り」できれいな姿のススキです。 
華道教室で用いるため育てておられるのでしょう。
今年の中秋の名月は9月10日(土)です。

新涼や猫の横顔学者めく    鈴木英子  句集『京泊り』より

一昨日のテレビの番組で 俳句甲子園の話題が出ていました。
開成高校が三連覇という内容でした。
ディベートのような論戦も面白いですし、彼らの中から俳人が誕生するのも楽しみです。

再放送があるかは分かりませんでしたが PDFで優秀句など探せました。
優秀句はPDFの一番下の方に掲載されています。
【2022俳句甲子園PDF】

(☆NORIKO☆)

22.8.29(5887)

おはようございます。 今朝は涼しい!と感じました。昼間は暑くても朝晩秋が深まっていくのですね。

★<綾子忌二十五周年記念「犬山吟行会」>の投句締切は、八月末日です。
ふるってご投句ください。 涼しくなりました。 
ホテルインディゴ犬山有楽苑の庭園の師弟句碑に会いに行かれてはいかがでしょう。

★たんば青春俳句祭の投句締切は  9月16日(金)です。投句受付中です。QRコードからも応募できます!
ぜひご投句ください。以下 募集要項を再掲します。

+++++第22回たんば青春俳句祭作品募集+++++

皆様、今年も細見綾子先生の生誕地 丹波市で俳句祭があります。
FAX、郵送、メール、応募フォーム(QRコード)からも
投句できます。 投句料は無料です。
以下詳細のリンクです。 ぜひぜひご応募ください!


【丹波市ホームページ 第22回たんば青春俳句祭】

【第22回たんば青春俳句祭チラシ表面】
https://www.city.tamba.lg.jp/uploaded/attachment/66184.pdf

【第22回たんば青春俳句祭チラシ裏面 投句用紙】
https://www.city.tamba.lg.jp/uploaded/attachment/66224.pdf


   QRコードです♪


愛知県出身の偉大なイチロー氏がアメリカの野球殿堂入り、
英語の挨拶をした報道はご覧になりましたか?
ウィットの効いたスピーチでした。
髪の色以外全く変わらない姿に どれほどの努力の積み重ねをしたのか伝わってきましたね。

先日、実家のホテイアオイが咲いたと写真が届きました。

滝裏に小さき観音布袋草     尾関佳子     『伊吹嶺季寄せ』より

(追記)『俳壇』9月号 俳壇雑詠入選の記載の追加です。
★森田純一郎 選
佳作 一番茶摘み終ふ安堵夜の雨   富田範保

(☆NORIKO☆)

22.8.28(5886)

***************************
関東支部の8月同人句会は、8月21日にリモートで行いました。
やすし先生、せつ子先生をお迎えし、盛会でした。
ご指導ありがとうございました。
自選の句を紹介します。

盆座敷嬰の顔ぢゆう離乳食    ジュン
秋暑し縫ひ間違ひの糸ほどく   滋 子
夜半の秋猫の向き合ふ初版本   あきを
オカリナの音透き通る今朝の秋  一 成
穏やかに田を渡る風稲の花    幸 子
今朝秋の風と乗り込む路線バス  切 子
愛犬を供出の手記敗戦忌     とみお
蟹の子の走るホームや始発駅   光 晴
露天湯に一人となれり虫の声   ひろ子
秋雨の合羽打つ音尾根を急く   一 灯
釜蓋の開く日小豆を甘く煮る   せつ子
目瞑れば鐘鳴り止まず長崎忌   やすし
***************************


  

ジュンさん いつも有難うございます!!
関東支部はZoomを活用してコロナ自粛期間も休まず句会を続けていらっしゃいます。
鴨の子に寄り添う親鴨の愛情と 子鴨の安心した表情が見えるようですね♪

(☆NORIKO☆)(741323)

22.8.26(5885)

『俳句』9月号より「令和俳壇」入選句をご紹介します。

★五十嵐秀彦 選
佳作 息絶えてながき昼寝と言はれたし  河村仁誠      
★小林貴子 選
佳作 艶めきて青大将は子鳩呑む     加藤剛司
★山田佳乃 選
佳作 鳳梨の畑土赤く島暮るる      髙柳杜士
〃  天明の石文模糊と苔の花      大島嘉秋
★井上康明 選
佳作 蘭の香に遠き記憶を呼び覚ます   河村仁誠

※記載漏れがありましたらお知らせください


写真はミソハギです。義妹が他のお宅の写真を送ってくれました。
ミソハギを調べると漢字では禊萩/溝萩/千屈菜 と。 溝はミゾの濁音が消えた当て字でしょうか。
学名には禊萩が出ています。あらためて 調べてみると三種類もあり、日本語は面白いですね。

(☆NORIKO☆)

22.8.24(5884)

+++++伊吹嶺俳句教室 9/7(水)10/5(水)中止のお知らせ+++++

コロナの感染拡大のため、9月、10月の伊吹嶺俳句教室を中止といたします。

参加予定だった皆様お間違えの無いようお願いします。幹事さんから連絡がありました。 


気象庁は9月からの3か月予報を発表しました。
9月10月も平均気温は例年より高く、残暑が厳しいようです。
また台風や秋雨前線に伴う大雨にも警戒が必要で、11月は急に冷え込む日が出てくるそうです。
暑さとコロナで籠りがちになりますが、先ずは健康第一で気を付けて過ごしましょう。

娘から古希の祝いとして冷凍の鰻蒲焼きが届きました。早速一切れ湯せんして昼御飯にしました。



左の写真は チラシです<m(__)m>

(☆NORIKO☆)

22.8.22(5883)

高校野球が終わる頃、蝉は終わり虫の音が聞こえるようになります。
優勝校監督インタビューでの「青春は密」の言葉や、コロナの影響のなか、全国の高校生の頑張りを称えてほしいと挨拶され、心に残りました。全国の高校生の皆さん、次の目標に向かって頑張ってください。

ひと雨ごとに秋が来るのだとは思いますが、世界では40℃超えの異常気象、ウクライナへの攻撃、
何も悪くない市民の犠牲・・・もうすぐ半年になります。どうか平穏が戻りますように。

どうにも身体がだるくて火照るので家族に話したら「経口補水液」を飲むように勧められて飲んでみると、やや楽になり 効果があったのかなと思いました。体に必要なミネラルが入っているそうです。緑茶や麦茶ばかりを飲んでいました。


まだまだ蒸し暑い日もあると思います。お気を付けください。

暑気中り終日家に隠りけり   下山幸重    

     武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

★ジュニア俳句を募集しています。夏休みも終盤ですが、
たくさんの句材があると思います。ご投句宜しくお願いします。

(☆NORIKO☆)

22.8.21(5882)

HP俳句会の結果がアップされました。今月の最高得点者は、6名でした。
同点が3名以上ですので、今月の最多入選賞は該当者無しとなります。同点の高点句をご紹介します。


離れ住む子へ絵手紙や百日草    蒼鳩 薫さん(尾張旭市)    

蝉の殻指にとまらせ帰宅の子   節彩さん(東京)

蜩や手拭い解く老剣士       神長誉夫さん(神奈川県)

知らぬ子と野鳥談義や夏休み    星女さん(東京)

時々は遺影をあふぐ団扇かな    小川めぐるさん(大阪)

夏見舞君には空の写真集      幹弘さん(東京)

6名が最高点同点は過去にあったかどうでしょうか・・・?大接戦でしたね。
講評も併せてお読みください。
また来月のご投句お待ちしています!

(☆NORIKO☆)(740690)


22.8.19(5881)

『俳句四季』9月号に 河原地主宰の「その時、俳句手帳」が掲載されました。
文章は 俳句工房、筆記用具、パソコンの活用について綴っておられ、
「伊吹嶺」の理念である即物具象の句をめざし、
作風としては「素直でのびのびとした作品を作りたいと望んでいる」
と述べておられます。ぜひお読みください。

「四季吟詠」入選
★関森勝夫 選
秀逸 薫風や父に抱かれてすべり台   国枝隆生
★山本比呂也 選
佳作 馬防柵に弾のごと過ぐ熊ん蜂   長崎マユミ
〃  農薬は撒かぬと決めて初燕    河村仁誠

※記載漏れがありましたらお知らせください。


(☆NORIKO☆)

22.8.18(5880)

おはようございます。
帰省の子家族と過ごしていたため(本日帰京)落書が滞っていましたが 元気にしています。

先日来の大雨により、被害に遭われた地域の皆様に心よりのお見舞いと
皆様の安全と一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

名古屋は今 雷と雨が降り続いています。皆様お住まいの地域はいかがですか?
これ以上の被災がありませんように。

先日 荒川英之さんの著書『沢木欣一 十七文字の燃焼』を 翰林書房HPサイトの
「お問い合せ」からメールをして購入しました。著者紹介の特典があります!

8月4日の落書のとおり メールに先ず「伊吹嶺会員です」と記し、
氏名と住所も記しました。
休日を挟んだため月曜日、翰林書房から返信があり
レターパック(送料負担なし)にて送付されました。


荒川さんが「伊吹嶺」編集長を担われ、教師としてお勤めの傍ら コツコツと調査と研究を続けて来られた重みをずしりと感じました。まだほんの一部分を読んでいるだけですが、沢木先生の俳句人生を、出典に基づき丁寧に丁寧に 深く読み解いてあります。素晴らしい一冊です。(こんな風にしか表現できない私の語彙力の少なさのがもどかしいのですが、、、)


沢木先生の句帖より 綾子先生との出会いについて記した一部を紹介します。

<人生をいかに美はしく消耗するかを常に考へて居る人は美はしい>

素晴らしい出会いだったことをあらためて感じています。
皆様ぜひお求めください。

【翰林書房 『沢木欣一 十七文字の燃焼』 のページ】

桔梗の写真は英子さんから送っていただきました。

(☆NORIKO☆)(740320)

22.8.13(5879)

台風8号が速度を上げて本州へ(東海・関東甲信越を直撃)の予報が出ています。
この時期本来なら九州方面、次第に本州、と気象図で見た記憶ですが、天気にも変化が始っているのでしょうか。東北地方の大雨災害も大変な映像でした。 皆様十分お気をつけください。

『俳壇』9月号 <俳句と随想十二か月>  に

河原地主宰の「休む蟻」と題した7句と文章が掲載されました。ぜひお読みください。

乾びたる蚯蚓曳く蟻休む蟻    河原地英武

「俳壇雑詠」入選
★能村研三 選
佳作 筏師の丸太自在に廻す夏     富田範保    
★藤田直子 選
佳作 うろうろと歩くばかりや怠け蟻  加藤ゆうや
〃  山を縫ふ降嫁の道や朴の花    富田範保
〃  花南瓜隣家に咲くを連れ戻す   富田範保
★森田純一郎 選
佳作 一番茶摘み終ふ安堵夜の雨    富田範保

※記載漏れがありましたらお知らせください。

(☆NORIKO☆)

22.8.12(5878)

おはようございます。昨夜雨が降り、今朝は少し涼しさが感じられます。  
ただ湿度は屋内でも51% 噎せ返るのでエアコンをつけようかなと・・・

ふらんす堂ホームページ   田島健一さんの連載「平成の一句」に
8月11日 栗田やすし先生の俳句が紹介されました!
加藤剛司さんから教えていただきました。有難うございます!

隠岐はるか砂丘を秋の風わたる    栗田やすし

ホームページは現在8月12日の句になっているので、以下のリンクから閲覧してください。

【平成の一句  栗田先生の句】

写真は樹炎さんからいただきました。
(☆NORIKO☆)

22.8.11(5877)

厳しい暑さが続いていますね。
豪雨で濁流と化した地方もありました。お見舞い申し上げます。

HP俳句会の投句受付は毎月15日午後9時までです。
多数のご参加お待ちしています。
選句が済んで最高得点句の作者へ 副賞をお送りしますが 
係から<ご住所と 郵便が届くお名前>の確認メールを出しております。
受信体制に制限をかけている方は、係からのメールが受信できるように設定してください。

今日は山の日。旧盆の帰省客も多いと思います。
生家の盆のお寺の施餓鬼や棚経も、コロナ対策で昔と変化してきました。

娘家族が婿さんの実家へ先に行きました。
東京暮らしで、よく感染しなかったと思いますが、
峠を過ぎたのか これからも増えていくのか 再感染率はどうなのか 
ワクチン接種の効果は? と 気になります。
今朝の富山の新聞に、昨日着いた娘家族の写真が掲載されたそうです。
「用心しつつ再会に笑顔」  の見出し。 良い記念になりました。

古里の涼しき土間に迎へらる    伊藤範子

(☆NORIKO☆)

22.8.8(5876)

早いもので昨日は立秋でした。
確実に日の出日の入りの時刻は変化していますが、地表にたまった地熱で猛暑が続いています。

さて、25周年記念俳句大会へのご投句はお済みですか?
以下、ご投句方法を再掲します。未だの方どうぞご投句をお願いします。

+++++伊吹嶺25周年記念俳句大会への投句案内+++++

 伊吹嶺会員の皆様、大会への投句の締め切りが近付いています。  
投句締め切りは、8月10日(水)で消印有効です。
「伊吹嶺」7月号の綴じ込み葉書にてご応募ください。

 普通の葉書で投句する場合は、次のようにお願いします。
・宛先:443-0021 蒲郡市三谷町東5-189
・宛名:廣中みなみ
・投句数:2句
・投句者の姓号と所属句会名の明記


ホテルは感染対策のために円卓の人数は5-6名にするなど 配慮しています。
どうぞよろしくお願いいたします。

写真は樹炎さんから送っていただきました。 (サーファーが波を待っていますね)

サーファーの波の底より立ちあがる      曽根澄子    第19回俳句大賞入選

(☆NORIKO☆)

22.8.7(5875)

+++++ 以前 落書を担当させていただいた 矢野孝子です。

 樹炎さん  長い間、落書への話題(写真)提供を 有難うございました。

落書の記事が枯渇状態になると、必ず樹炎さんから、メールが届きました。

内容は、エッセイであったり、特派員のようであったりと。

写真も 載せきれないほどいただきました。

多分その何倍も写真を撮っていただいていたと思いますが・・・

落書に載せた写真から、年間ベストワン!

を選んだこともありました。

博多山笠の締め込み姿の男児!のお尻はキュートでした。 

又、翡翠が ご自宅の窓にぶつかって気を失っている写真も、可哀相でしたが、羽根の色が見事でした。

 福岡県は少し離れていますので、興味深い記事ばかりでした。有難うございました。

又、お会いする日が来ますように、お互いに健康で・・・そして、ご健吟を。

                             (孝子)+++++

来客を待てり二度目の水を打ち    八尋樹炎

引く波にガラスのかけら終戦日      〃    いずれも 『伊吹嶺俳句集 Ⅱ』より

白樺の写真も孝子さんから送っていただきました。 有難うございました!

(☆NORIKO☆)(739249)


22.8.6昼(5874)

   男組吟行in御在所岳

 アツイ!あつい!暑い!!暑さを逃れて、御在所岳にやって来た。御在所岳は、鈴鹿山脈の主峰をなす山で標高1212mである。8月3日(水)、地上は38℃、御在所岳山頂は25℃。山で詠むのは初めて、しかも涼しい、期待は膨らむ。
 メンバーは、国枝隆生さん、安藤一紀さん、松原和嗣さん、新井酔雪の4人。

 ロープウエイに乗り、約12分間の空中散歩を楽しむ。周りは切り立った青嶺で、この御在所岳に集ってきているかのようだ。ゴンドラは、その青嶺の谷に小さく影を落としていた。山肌は花崗岩で、所々に奇岩があり目を楽しませてくれる。こんな岩ばかりの山にどうしてこんなにも樹木が覆い茂っているかと驚きである。御在所岳は、江戸時代は菰野山と呼ばれ、植物の豊富なことで知られていた。山麓には、日本各地の多種多様な植物が観察される珍しい自然環境にある。

 山頂に着く。期待通りに涼しい。山頂は、広々とした公園になっていて、家族連れが多く、子供たちは捕虫網を持っていた。
 まず、東側の朝陽台広場に向かう。途中に3つの岩があり石仏が1体ずつ。手を合わせて通り過ぎる。朝陽台広場から伊勢湾・知多半島が見えるというが、晴れていたにもかかわらず霞んで見えなかった。
 今度は、西側の御在所岳頂上を目指す。朝陽台広場からは、下ってまた上る感じである。
 下りきった所にございしょ自然学校があった。入り口に長机と赤マジックが用意されていて、1人の女性が捕虫網を持って案内に立っていた。何をしているのかと聞くと、「御在所岳の赤蜻蛉を捕まえて、翅にGと書いて放してもらう。そして、麓で赤蜻蛉を捕まえて、翅のマーキングを見て、連絡してもらう」とのこと。国枝さんの説明によると、赤蜻蛉は平地で生まれ、暑い夏は山で過ごし、秋になって戻ってくるとのこと。それで子供たちが捕虫網を持っているわけだ。
 御在所岳頂上に着く。山頂には、標高1,212mを表す標と三重県と滋賀県の県境を表す標、そして三角測量の際の基準となった一等三角点を表す標石が設置されている。ここで、記念写真と作句と昼食。
 頂上の近くにある山口誓子句碑を見に行く。大きな句碑で子供3人が上っていた。

   雪嶺の大三角を鎌と呼ぶ  誓子

振り返ると三角に尖った鎌ヶ岳があった。

 さらに西へ2分ほど行くと、琵琶湖が見えるという望湖台につく。残念ながら琵琶湖は霞んで見えなかった。
 南に下って長者池に行く。清水が湧いており水は澄んでいる。真っ黒なお玉杓子がたくさんいた。そして、井守を2匹見つけた。池には八大龍王を祀った祠があった。そして、銅鑼を代わる代わるに打った。

 帰途につく。ロープウエイで下りていくと、暑さが戻ってくる。そして、湯の山温泉に入り、桑名の駅前の居酒屋で句会。楽しい1日を過ごすことができた。
                      
(新井酔雪)(739156)


   夏惜しむ代わる代わるに銅鑼を打ち  隆生
   山頂に蜩の声透きとほる       一紀
   県境跨ぎて写真夏の山        和嗣
   ゴンドラの影は青嶺の谷の底     酔雪


       


22.8.6(5873)

広島に原爆が投下され77年です。そして3日後には長崎に。
毎年テレビの前で黙祷し、平和式典を見ます。

小学生による平和の言葉に心打たれます。

「戦争は昔のことではないのです」
「未来を創ることはできるのです」

未来を担う子供たちのために 戦争はNOと、核兵器使用もNOと
訴え続け、そんなことは二度と起こらないように
世界の為政者は心して取り組んでいってほしいと思います。

妻と来て赤き鶴折る広島忌   栗田やすし

(☆NORIKO☆)


22.8.4 夜(5872)

+++++『沢木欣一 十七文字の燃焼』刊行+++++


翰林書房より、荒川英之編集長が、沢木先生の研究書を出版されました!
素晴らしいことですね。

「伊吹嶺」8月号77頁に紹介があります!
四/六判上製 317頁の大変立派な一冊です。
内容は以下の章に分かれています

第1章 俳句の文芸性
第2章 欣一の初学時代・「寒雷」時代
第3章 欣一の社会性俳句時代
第4章 欣一の俳句鑑賞(付解題)
沢木欣一年譜

皆様ぜひ この機会にお求めください。

★ご注文の際に、翰林書房様へ「伊吹嶺」会員であることを伝えると、
スムーズに対応していただけると思います。 
どうぞよろしくお願いいたします。

お申込み先:翰林書房 
http://kanrin.co.jp/
〒151-0071 東京都渋谷区本町1-4-16 初台ガイアビル4F 
TEL 03-6276-0633
FAX 03-6276-0634

クリックすると 翰林書房の『沢木欣一 十七文字の燃焼』の詳細ページへ移動します。
 ↓  ↓
http://kanrin.co.jp/book/04_202205_sawaki.php


(☆NORIKO☆)

22.8.3(5871)

+++++第22回たんば青春俳句祭作品募集+++++

皆様、今年も細見綾子先生の生誕地 丹波市で俳句祭があります。
FAX、郵送、メール、応募フォーム(QRコード)からも
投句できます。 投句料は無料です。
以下詳細のリンクです。 ぜひぜひご応募ください!


【丹波市ホームページ 第22回たんば青春俳句祭】

【第22回たんば青春俳句祭チラシ表面】
https://www.city.tamba.lg.jp/uploaded/attachment/66184.pdf

【第22回たんば青春俳句祭チラシ裏面 投句用紙】
https://www.city.tamba.lg.jp/uploaded/attachment/66224.pdf


事前投句の部の締切は  令和4年9月16日(金) 
 ★細見綾子賞(大学生/一般の部)   
 ★各部門 小学生の部 中学生の部 高校生の部

◆自由題2句まで(未発表の作品に限る)
1、細見綾子賞・・・大学生・一般の部(年齢制限なし) 
  大賞(細見綾子賞)1句 【賞状・丹波布短冊掛・選者直筆短冊・細見綾子句集】
  選者賞3句       【賞状・丹波布製品・選者直筆色紙】
  入選多少名       【賞状】
2、各部門賞・・・高校生の部/中学生の部/小学生の部
  大賞各1句  【賞状・図書カード5,000円】
  優秀賞各5句 【賞状・図書カード3,000円】
  入選各14句  【賞状】

◆投句料:無料

◆応募方法
 郵送・Fax・メール・応募フォーム (※郵送の場合は、当日消印有効)
 応募フォームはホームページのQRコードからも応募できます。

◆応募先
 〒669-3692
 兵庫県丹波市氷上町成松字甲賀1番地
 丹波市まちづくり部市民活動課内 「たんば青春俳句祭」係
 Fax:0795-82-4370
 e-mail:shiminkatsudou@city.tamba.lg.jp

◆細見綾子賞 選者(順不同・敬称略)  
 朝妻 力(「雲の峰」主宰)
 辻 恵美子(「栴檀」主宰)   
 宇多喜代子(現代俳句協会特別顧問)

★俳句ラリーも行われます。
 令和4年11月5日(日) 青垣住民センターにて 参加費1000円  
 当日は 公開選句会、表彰式もあります。

初めてQRコードを貼ってみましたが読み取れますでしょうか?
私はチラシPDFのQRコードから投句のページへ入れました。便利ですね♪

蛇の子が遊びてゐたり蔵の前  細見綾子 S52年作 細見綾子・沢木欣一俳句アーカイブより

(☆NORIKO☆)

22.8.2(5870)

暑いですね!!

+++++8月13日の愛知同人句会中止のお知らせ+++++

コロナ感染予防と熱中症対策の観点から、8月の愛知同人句会は中止となりました。
支部長の奥山さんから連絡がありました。
よろしくお願いいたします。次回は9月10日の予定です。
コロナも猛暑も収まってくれるといいのですが?

今日は全国的に熱中症アラートが出ているようです。
名古屋は40℃? 皆さま水分と栄養と休息をとって涼しいところで過ごしてくださいね。

三伏や目鼻潰えし石地蔵   武藤光晴

(☆NORIKO☆)

22.8.1(5859)

昨日落書にアップしましたが、25周年記念俳句大会へのご投句宜しくお願いします。
8月10日(水)消印有効です。

お知らせがあります。

+++++樹炎さま ありがとうございました+++++

長きにわたり「伊吹嶺落書」へ、季節の写真と心温まる文章を寄せてくださいました樹炎さんから、ご年齢のこと、外出の機会が減ったことなどの理由で、落書への投稿を一区切りして退かれる旨 お電話をいただきました。

落書への投稿は勇退されますが、伊吹嶺誌では今後も樹炎さまの俳句を通して九州の風景を拝見させていただきますね。本当にありがとうございました。ご健康第一でご清吟ください。

これまで、孝子さんが落書をアップされていた頃から、樹炎さまには どれほど助けていただいたことかと思うと感慨深く感謝の気持ちでいっぱいです。ひたすら伊吹嶺の発展のためにご協力をいただきました。 

懐かしい昭和のお話や戦時中のお話、 少女時代のお話もほほえましく、
天災、被災への復興の祈りのお気持ち、時流の話題も打てば響くように直ぐに記事を送ってくださいました。

博多祇園山笠へのお祭り愛、また華道や絵画の卓越したセンスあふれる写真、手入れの行き届いたお庭の花々、
お婿様が作られた巣箱、ひな鳥の写真、旅先での美味しいもの、等々 本当に伊吹嶺ホームページために尽くしていただきました。心から感謝いたします。

 

落書をご覧の皆様へお願いがあります。
四季の写真、花鳥の写真など、皆様のアルバムにありましたら 是非送っていただけませんか?
伊藤範子アドレスは noriko22807☆mediacat.ne.jp
☆のところはアットマークです。

(☆NORIKO☆)


22.7.31昼(5858)

   
伊吹嶺25周年記念俳句大会への投句案内

 伊吹嶺会員の皆様、大会への投句の締め切りが近付いています。
投句締め切りは、8月10日(水)で消印有効です。
「伊吹嶺」7月号の綴じ込み葉書にてご応募ください。

 普通の葉書で投句する場合は、次のようにお願いします。
・宛先:443-0021 蒲郡市三谷町東5-189
・宛名:廣中みなみ
・投句数:2句
・投句者の姓号と所属句会名の明記

★皆様、奮って投句してしていただきますようお願い申し上げます。 (大会運営委員)(738439)


22.7.31(5857)

いよいよ7月も終わりになりました。早いものですね。蝉が朝からせわしなく鳴いています。

★8月の伊吹嶺俳句教室はお休みです。お間違えの無いようにお願いいたします。
★伊吹嶺ホームページは手分して記事をアップしています。
「いぶきネットの四季」「環境コーナー」は写真も美しく、環境問題は、まず現状を「知ること」そして「考えて行動する」ことを心掛けたいですね。
「ジュニア俳句」もぜひご覧ください。
特選  ペダル踏む春一番と体当たり   中一  安田 陽郁さん

おめでとうございます。秀逸句 入選句や選評も参考になります。

欅句会の橋本ジュンさんから リモート句会の記事と写真を送っていただきました。

*******************
関東支部・欅句会7月定例句会は、7月24日にリモートで行いました。     
国枝隆生様、伊藤範子様、いつも遠方からのご参加ありがとうございます。
テレ吟行のテーマは「夏の虫」でした。みなさん、苦労されたようで。。。
皆様の自選句を紹介します。

さみどりや生まれしばかりの子蟷螂    杉 子
仲見世を歩く婦人の白日傘        泰 二
巴里祭たたみ鰯に赤ワイン        眞 人
子の掌より蟬ジグザグに飛び失せり    ジュン    
みんみんや廃校跡に尊徳像        あきを
測量の杭打つ音や草いきれ        一 成
バス停に列折り返す大暑かな       切 子
昼の蚊や投込寺の供養塔         とみお    
打水や祇園小路の夕灯し         光 晴
雲海を裂き屹立の剣岳          一 灯
指ほどに葉陰に太る夜盗虫        範 子
半夏雨鞄に匂ふ正露丸          隆 生

8月もリモート句会の予定です。
参加希望の方は、気軽に橋本ジュンまでご連絡ください。
依然としてコロナ禍ではありますが、平和な日本で、人生を
豊かにしてくれる俳句を、仲間と勉強できることに感謝しつつ。
橋本ジュン
birdlandjazz@mac.com
**********************
 
 
参加させていただき有難うございました。
甲虫の抜け殻と蜥蜴の写真も送っていただきました♪
(☆NORIKO☆)(738386)

22.7.30(5856)

+++++8月3日伊吹嶺俳句教室中止のお知らせ+++++


コロナの感染数が増えています。8月3日の俳句教室は中止となりました。

幹事の久野さんから連絡がありました。

皆様 暑い中熱中症にもどうぞ気を付けてお過ごしください。

写真は琵琶湖バレーのゴンドラロープウェイ駅から写しました。
(☆NORIKO☆)

22.7.27(5855)

『俳句』8月号の付録「俳句手帖」に栗田先生の句が手帳のページに、   
また巻末の季寄せページに伊吹嶺の皆さんの句が採録されました。

<手帖の部>
投網打つ男秋日に身を反らし   栗田やすし   

<季寄せの部>
秋うらら賽銭挟む大草鞋     伊藤範子
濁流の囲む輪中や銀河澄む    髙柳杜士
鯊を釣る旅客機の腹見上げては  齊藤眞人   掲載ページ順

写真は守山市の「近江妙連の蓮」です。慈覚大師が中国から持ち帰ったとされる、
滋賀県の天然記念物です。

(☆NORIKO☆)

22.7.26(5854)

『俳句』8月号 令和俳壇の入選をご紹介します。

★櫂未知子 選
佳作 記念日に欲しき八重山上布かな  伊藤みつ子 
★白岩敏秀 選
佳作 山雀に山の辺の道はじまれり   谷口千賀子 

みつ子さん 千賀子さん おめでとうございます!

※記載漏れがありましたらお知らせください。

先日フロントガラスに、子どものカマキリが乗っていました。
運転を始めてから気づいたので、近くのコンビニで止めて逃がしてやりました。
カマキリは空も飛べるはず。。。

(☆NORIKO☆)

22.7.25(5853)

『俳句』8月号 <クローズアップ>  に 
下里美恵子さんの「八橋」7句が掲載されました。是非お読みください。     

そのうちの一句

かきつばた見んと小流れひと跨ぎ   下里美恵子

暑いですね! 
子どもが「蝉がうるさくて寝ていられない」と言うのです。
「蝉は7日間の命なので、我慢してね」と言いました。

バイデン大統領も感染したオミクロン株。
変異か置き換わりか、亜種か新種か 専門的には分かりませんが、
最新は BA2.75ケンタウルス 何と強そうな名前でしょうか?
ほどほどに収まってほしいものですね。

海外ではテレビを見るかぎり、世界陸上や大リーグでマスクの観客はいませんが、日本人は真面目です。
健康に対する考え方の違いでしょうか。 コロナに関する不思議なことのひとつです。
その陰で、まだまだ続きそうなロシアのウクライナ侵略・・・こちらこそ早く収束してほしいことです。

(☆NORIKO☆)

22.7.23(5852)

橋本ジュンさんから 関東支部の吟行の写真と同人句会の様子をお知らせしていただきました。
鬼灯市、開催されて良かったですね。


***************************
関東支部の7月同人句会は、7月17日にリモートで行いました。
やすし先生、せつ子先生をお迎えし、賑やかに行いました。
ご指導ありがとうございました。
その前の週に関東支部で吟行した浅草の「鬼灯市」の話題で持ちきりでした。
鬼灯市は実に3年ぶりの開催でした。
また、吟行の重要性を再確認した句会でした。
自選の句を紹介します。

初蟬やいよよ熱田の杜深く    ジュン
蓮の葉に触るれば踊る雨の粒   滋 子
野馬追や鉢巻飛ばし神旗追ふ   あきを
法螺の音に法螺応へをり山開   一 成
姥百合の蕾の先に力満ち     幸 子
野良猫と雨宿りする夕立かな   切 子
鬼灯市青き匂に噎せ返る     とみお
仲見世や葭簀正して店開く    光 晴
風穴の霧の幽けき青葉闇     ひろ子
稜線の風に流るる星鴉      一 灯
風鈴が届くや江戸の風連れて   せつ子
白扇に「風」の一字や師は遠し  やすし

***************************

  

 ジュンさんいつも有難うございます!

(☆NORIKO☆)(737718)

22.7.21 夜 (5851)

子どもたちは夏休みになりましたね。
コロナBA.5が席巻しているようで、いつか私も罹ってしまうのか、不安な気持ちになります。
置き換わりがどんどん進むので、研究や治験が追いつかないのでしょうか。
これからが最大のピークのようですね。今までの対策を続けるしかできませんが、皆様気を付けましょう。

★HP俳句会の選句結果が発表されました。
今月の最高点句は

  虹の根をつかまへてゐる伊吹山    (米原市)和久さん   

選者全員の入選でした。おめでとうございます!

徒歩さんの講評も併せてお読みください。
来月も多くのご参加をお待ちしています。

ジュニア俳句はいつでも受け付けています。

夏休みの自由研究に 俳句を詠んで色紙や短冊に書いてみるのも良いのではないでしょうか?
絵を添えて描いても良いと思います♪

桃は秋の季語ですが、お店に出回るのは早いですよね。
先日 ちょっと贅沢して喫茶店で季節限定のパフェを食べてきました。

(☆NORIKO☆)

22.7.19 午後(5850)

『俳句四季』8月号<季語を詠む>
「乞巧奠」(きこうでん)に、河原地主宰の句が掲載されました。

 西陣に臥す母の居り乞巧奠   河原地英武

「四季吟詠」入選
★谷口智行 選
佳作 音もなく去来の墓に花の雨    石橋忽布   
★河原地英武 選
秀逸 走り根の上を走り根あたたかし  森 靖子
〃  一輪の紅梅へ児を抱き上ぐる   服部鏡子
〃  花疲れ停留場の固き椅子     岡田佳子
〃  恋の猫御所の築地に通ひ路に   貫名哲半
〃  連獅子の毛振り乱るる春の暮   廣中みなみ
〃  通し土間抜けて光の土筆原    奥山ひろ子
佳作 石二つ積みし田の神春の蝶    溝口洋子 
〃  声残し殉教の島鶴引けり     玉井美智子
〃  風の鳴る鳴海城址や竹の秋    大島知津
〃  ひかりつつ古墳に舞へり竹落葉  久野和子
〃  声残し田へつしぐら落雲雀    国枝隆生
〃  初つばめ刃金光りのむくり屋根  安藤一紀
〃  一湾に光るさざなみ桜まじ    山田万里子
〃  水馬の影のぶつかる汀かな    荻野恵子
〃  幾千の名もなき墓に春の風    鈴木英子
〃  つばくらの風に乗り来る四脚門  長崎マユミ

※記載漏れがありましたらお知らせください。

(☆NORIKO☆)

22.7.19(5849)

   25周年記念号企画につきまして

 再度の連絡です。

   6月号の綴じ込みハガキ
  25周年記念号企画 「伊吹嶺」が選ぶ英武・やすしの十句
  7月20日〆切


 となっております。


 両先生の句集の中から、皆様の愛誦する2句を選んでいただき、ご投函ください。

 同人の方々におかれましてはなるべくご参加いただきますようお願い申し上げます。
句会の方々にもぜひお声かけください。何卒よろしくお願いいたします。  「伊吹嶺」編集部


22.7.19 朝(5848)

 朝から大雨です。梅雨明けしたのではなかったのかと問いかける日々、蒸し暑く堪えますね。各地の線状降水帯に警戒が強まっています。被害がありませんようにと思います。暗いニュースが多かった中、藤井五冠の棋聖防衛、世界陸上での日本人選手の活躍、大谷選手の活躍に嬉しい気持ちになりました。

いぶきネット句会の合評も終わり、HP俳句会の一覧がアップされました。
結果をお楽しみに。

★伊吹嶺25周年記念賞「俳句の部」「文章の部」へご応募ください。
★沢木先生の足跡をたどる俳句のご投句もよろしくお願いします。

右肩周囲の炎症で、注射を打ちました。キーボードを打つのを控えめにしたいです。
落書の更新が進まないと思いますが ご了承ください。

(☆NORIKO☆)

22.7.15(5847)

伊吹嶺ホームページは ネット部員により様々な項目や記事を手分けしてアップしています。

「ジュニア俳句」 「いぶきネットの四季」 「環境と俳句」など7月号の記事もアップされています。 皆さまトップページのそれぞれの見出しをクリックしてください。

★ジュニア俳句の特選は

ペダル踏む春一番と体当たり    中一  安田陽郁さん

おめでとうございます!

今年は「伊吹嶺」25周年記念俳句大会(投句締切8月10日)
が開催されます。

また綾子忌25周年記念「犬山吟行句会」が開催されます。

7月号巻末の投句用紙にて ふるってご投句・参加ください。犬山吟行会は8月末日締切です。

(☆NORIKO☆)

22.7.14(5846)

昨夜は月は見えませんでしたが皆様の地域はいかがでしたか。
今朝セミが鳴き始めました。雨まじりの曇り空で 今日は暑くないので 鳴き声もさほどうるさく感じませんでしたが、今年の夏はどんな天気になるのでしょうか。想定外の豪雨や高温にはなってほしくないですね。

『俳壇』8月号「俳句と随想十二か月」40-41頁に河原地主宰の作品7句と、
沢木欣一先生と伊吹嶺25周年の取り組みについての文章が載っています。

俳句7句のうちの1句を紹介します。

子を泣かせおき打水をとほくまで    河原地英武      

「俳壇雑詠」入選
★加藤耕子 選
佳作 峰入の六根清浄声連ね      富田範保
〃  浜大根咲く埋立てを止めし浜   加藤ゆうや

※記載漏れがありましたらお知らせください。

向日葵の花の表紙がウクライナを思わせるようで、表紙の写真を撮りました。

(☆NORIKO☆)

22.7.13 夕(5845)

今日は月が最も地球に近づく満月だそうです。
14日未明とのこと。
真夜中でもお元気な方は「スーパームーン」をご覧ください。

★10日にいぶきネット句会の選句一覧が配信されました。
15-16日、合評会が行われます。
★HP俳句会は毎月15日午後9時投句〆切です。
多数ご参加お待ちしています。
ジュニア俳句の〆切はありません。いつでもご投句ください。

大雨で、名鉄の知多地方の線路が水浸しになり一時運休になりました。
利用者は大変だったことと思います。皆様お住まいの地域はいかがでしたか。
梅雨の戻りなのか別の現象なのか、最近は「雨」に気を付けなくてはいけませんね。

ワクチン4回目を接種してきました。
厚労省のホームページを見て、効果があるとの結果を詳しく知りたいと思い、リンクを閲覧しようとすると英語なので 翻訳してほしいなと思いつつページを閉じました。少し腕が痛みます。

(☆NORIKO☆)

22.7.12(5844)

   戻り梅雨の多治見吟行

 HAGURUMA句会の有志で時々吟行に出かけます。今回は、暑い街として全国的に有名な多治見吟行を計画。参加者は、矢野孝子さん、田嶋紅白さん、朝倉淳一さん、野村和甚さん、大島嘉秋さん、足立 満さん、加藤剛司です。

 オリベストリートは、古い焼物屋の街並みが残り、その他雑貨を売るお洒落な店、カフェが並んでいます。当日、各建物の軒には美濃焼の風鈴が吊るされ、地元の小学生が願い事を書いた短冊が飾られていました。また、「吊るし西瓜」が、各戸に西瓜の鉢が置かれ、小さな実をつけていました。

 昼食は多治見名物の鰻。明治創業の名店「老鰻亭 魚関」でいただきました。櫃まぶし、長焼、白焼と皆さん、注文がわかれましたが、櫃まぶしは出汁でなく番茶でいただくスタイル。これは後味さっぱりで珍しい。白焼はポン酢であっさり。全員がとても美味しくいただきました。

 下街道のレトロな商店街には、河童伝説の残る多治見のキャラクターである大きな美濃焼の河童が飾られています。他には古いパチンコ屋、骨董屋、学生服の店、うどん屋などなど。
 そして下街道のメインは「ヒラク本屋」。古い時計店の建物はそのままに、一部リノベ―ションして、お洒落な本屋とカフェに生まれ変わりました。インスタ映えするということで全国的に有名なお店です。

   時計屋の世界時計の狂ふ首夏    剛司

 沢木欣一先生の吟行地である多治見修道院は、多治見の中心街から山側に直ぐの場所にあります。昭和初期に建てられた中世ヨーロッパ建築を思わせる外観、ステンドガラスや壁画、天井画が美しい大聖堂。緑あふれる庭園。宣教師たちの眠る墓地…句材の宝庫です。
 また、敷地の中にはワインの原料を栽培するための葡萄園があります。こちらも「修道院ワイン」として全国的に有名です。青青とした葡萄園にはまだ小さいながらしっかりと青葡萄が育っておりました。
 そして、吟行の締めとして、こちらの修道院の会議室をお借りし、句会を行いました。指導者の矢野孝子さん、田嶋紅白さんからわかりやすい講評をいただきました。

   青蔦の張り出す路地やそぼろ雨   和甚 *矢野孝子特選
   濁流の飛沫を縫ひて夏燕      満
   梅雨晴間カフェの書棚にカフカの書 嘉秋
   瀬戸黒の茶碗のうねり夏座敷    淳一
   荒梅雨を来て三叉路の標石     剛司
   青胡桃唐三彩のカッパ像      紅白
   欠け甕に蓮を咲かせて骨董屋    孝子  
(吟行日 令和4.7.10 加藤剛司記)


 22.7.9(5843)

昨日はニュースの速報やその後の映像に、一日胸を痛めた日でした。
何か書くべきか迷っていて一日過ぎましたら、樹炎さんから言葉をいただきました。有難うございます。

+++++「安倍氏銃撃」

 日本でこんなことがあってよいものか?
法治国家で起きた暴挙です。悔やまれてなりません。
手作り銃に人の命が一瞬に奪われるなんて・・・

一日中、むくむくと膨らむ怒りと絶望感にさいなまれました。   
安倍元首相ありがとうございました。安らかにお眠り下さい。

    合掌2022年7月8日    八尋樹炎 

                  ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

(☆NORIKO☆)

22.7.7(5842)

25周年記念号に、<「伊吹嶺」が選ぶ英武・やすしの十句>の企画があります。
6月号綴じ込みハガキに、両先生の愛誦句を2句ずつ選んでいただきご投函ください。
5句も10句も選びたいところですが、そこを絞って先日投函しました。結果が楽しみです。

★25周年記念俳句大会の投句用紙は7月号に綴じ込みハガキがあります。みなさまご投句を!!



七夕ですね。そして小暑でもあります。

短冊に母恋ひのうた星まつり  国枝洋子

子と飾る七夕妻に姉妹なし   栗田やすし 『伊吹嶺季寄せ』より

横須賀市に住んでいた頃(およそ40数年前ですが)平塚の七夕を見に行ったことがありました。
商店街のアーケードに豪華な飾りが並んでいて、それは壮観でした。確か仙台でも大きな七夕祭りがありますが、こちらは8月7日の旧暦だったと思います。コロナのこの二年は開催されたのでしょうか。愛知県では一宮市が織物の町ですので盛大に行われていました。岐阜も織物業が盛んでしたが、海外製に押されて今はシャッター街になり、さびしいことです。

将棋の里見香奈女流四冠が、プロ編入試験に挑戦することになりました。私の記憶では、何年か前に年齢制限で奨励会三段止まりで退会した折田翔吾さんが、のちに、プロ四段だった5名と対局して、勝ち越して合格しました。こうした男性棋士は数名いるようですが、女流で挑戦する人は初めてのようです。全力を出して歴史を塗り替えて欲しいなあと思います。

(☆NORIKO☆)

22.7.5夕(5841)
   25周年記念号企画につきまして!!

 暑中お見舞い申し上げます。
日頃は「伊吹嶺」誌の編集にご理解、ご協力いただきましてありがとうございます。

 さて、『伊吹嶺』6月号には、「25周年記念号企画『伊吹嶺』が選ぶ英武・やすしの十句」という葉書が綴じ込みになっています。その葉書の締め切りは、7月20日〆切となっております。

 両先生の句集の中から、皆様の愛誦する2句を選んでいただき、ご投函ください。
句会の方々にもぜひお声かけいただけると幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。  「伊吹嶺」編集部

 

22.7.5(5840)

 
日曜日から雨が降り、元気がなかった朝顔が、瑞々しさを取り戻しました。
しかし一部の地方で豪雨の被害もあったようですね。熱海の土石流による甚大な被害から1年が経ちました。
大雨の恐ろしさも感じています。今回、台風との影響もあったようですね。動きの遅い台風は大雨を伴うことがあり、気を付けたいものです。

 近くの溜池は去年11月に池干しがありました。水位がなかなか上がりませんでしたが、やっと水嵩も増えてきました。池の周囲が整備された25年ほど前は、葦も今ほど多くはなく、鴨が泳いでいて散歩にも良いコースでした。しかし今は葦が増えて増えて、自然俱楽部による保全も大変です。昨日はザリガニ獲りがありました。二人一組で仕掛けた罠に入ったザリガニを容器に入れて何匹(尾?)獲れたか調査して冷凍処分します。
 昔は葦も鬱蒼としていなかったので、休日にザリガニ釣りの子どもが集まっていましたが、今の池の状況では、危険なのでなかなか出来ません。

 ウシガエルが鳴いていました。倶楽部の会員が池に入って行ったら、ウシガエルの声は聞こえなくなりました。
ウシガエルも捕獲したかったのですが、ザリガニの罠には入っていなかったということです。

 

 
  20分ほどの間に獲れたザリガニ           ガマズミの実

仕掛けは20個ほど。二人で140数匹駆除したそうです。

ザリガニを盥に放ち夏季保育      玉井美智子
水口に退く蜊蛄の泥けむり       松永敏枝
蜊蛄の墓は小石よ梅雨じめり      谷口千賀子  いずれも武藤さんの「いぶきネット歳時記抄」より

(☆NORIKO☆)

22.7.3(5839)

この一週間、本当に暑くて暑くて大変でした。毎日「危険な暑さ」「熱中症対策」の報道が多かったですね。
昨日はやや温度が下がり、昨夜はひと雨降ったのでホッとひと息の日曜日になると良いなと思います。
半夏生の前に猛暑が来て、日本の夏だけが異常になったのか、どうなのでしょう。

暑さと参議院選挙の報道が多くなりました。 
ウクライナの大統領は年内は戦争が続くと言っていました。 重い気持ちになります。 

★いぶきネット句会、HP俳句会の投句期間が始まりました。
いぶきネット句会は毎月5日、ホームページ句会は毎月15日、ともに午後9時〆切です。
ジュニア俳句はいつでも受け付けています。ふるってご投句ください。

 焼土にずりこむ杖や富士詣    赤木格堂

7月1日は富士の山開き と歳時記カレンダーに記してありました。

名古屋は蝉の声はまだ聞こえませんが 樹炎さんから写真を送っていただきました。




では今週も体調にお気をつけて お元気でお過ごしください。

(☆NORIKO☆)(735676)

22.7.1(5838)

+++++「梅雨明け」    

暑中お見舞い申し上げます。    何と早い梅雨明けでしょう! 

 雨量もそこそこで、福岡市は、あわや渇水かと思われます。
空から降って来る星、新月だった6月29日深夜から30日未明にかけて、
闇夜に輝く満天の星の中に天の川が見られました。  

  蝉の大合唱が聞こえない?小雨が羽化に影響して 、
タイミングをはかりかねていないか。
人にも熱中症警戒アラートが出され、猛暑日が続きます。

九州地方の梅雨明けは、平年は、7月19日で、蝉の活動はその時期でした。
戻り梅雨に期待しています。 くれぐれも熱中症にご用心下さい。

         八尋樹炎 +++++

銀漢や終の住処へ波の音    武藤光晴

樹炎さんから 暑中お見舞いと写真を送っていただきました。
まず天の川の写真をご紹介します。
天の川は久しく見ていないです。きれいに写っていますね。 有難うございます!

(☆NORIKO☆)


 


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